JP2007199838A - 電気電子部品付タグインレットロールおよびその製造方法 - Google Patents

電気電子部品付タグインレットロールおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】細長い電気電子部品(例えば温度ヒューズ)を搭載したタグインレットをロール状に巻回しても、曲げや引張りなどの外力により電気電子部品が故障・破損しにくい電気電子部品付タグインレットロール及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】電気絶縁材料からなるロールシート11上には、電気電子部品12を具備したインレット10が、ロールシート11の長手方向に沿って所定間隔で多数形成され、電気電子部品付きタグインレットロール1が構成されている。電気電子部品12は、その長手方向がロールシートの幅方向となるようにして、配設されている。これによって、電気電子部品付きタグインレットロール1を巻き取った際に電気電子部品12が曲がったり引っ張られたりして故障・破損が生じることがないように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、温度ヒューズや湿度ヒューズなどの細長い電気電子部品を備えたタグインレットを、電気絶縁材料からなるロールシートに、所定の間隔で複数組形成してなる電気電子部品付タグインレットロールおよびその製造方法に関する。
従来、物品の製造工程や輸送・保管・販売の状況管理等をするために、物品個々に装着されるタグが知られている。このような用途で使用されるタグには、ICチップを備えたもの/ICチップの無いもの、駆動電力を外部から供給するもの/電池等の駆動電力を内蔵するもの、外部と通信するアンテナの有るもの/無いもの、外装形状がラベル型のもの/カード型のもの/ボタン型のもの等、種々のものがある。これらのタグは、大量生産を容易にするため、電気絶縁材料からなる可撓性を有する絶縁基材(通常はロール状に巻回されているのでロールシートとも称する)に所定間隔で複数形成されてロール状に巻回されてタグインレットロールとして生産される。タグインレットロールは、そのまま保管・流通されることもあるが、最終的には、個々のタグインレット(単にインレットとも称する)に切断され、このインレットの片面若しくは両面に、樹脂フィルムをラミネートする等して保護層を形成し、必要に応じて樹脂フィルムの表裏面に印刷等を施して、物品に装着できる状態のタグの完成品とされる。
一方、近年、物品の輸送・保管中の温度、湿度等の環境変化や衝撃の有無等を輸送・保管後に検知する目的で、それぞれの目的に応じた温度ヒューズ、温度センサ、衝撃検知センサ等の電気電子部品を付加した電気電子部品付タグが提案されている(例えば特許文献1、特許文献2等)。
こうした電気電子部品付タグも、大量生産を容易にするため、ロール状に生産することが好ましい。しかし、タグインレットロールのロール長は例えば50〜500mと長く、ロールの内径は例えば5〜15cm程度と小さく、内側に行くほど曲率が大きくなり、巻き締まりの圧力もかかるという性質を有している。一方、タグインレットに搭載される電気電子部品は、温度ヒューズ等の2端子部品であることが多く、2端子部品は一般に細長く、長さ/幅比がたとえば1.5より大きくなっており、その長さも例えば2cm以上と、ロールの内径に比べて無視できない長さとなっている。このような細長い形状の電気電子部品は、その長さ方向の曲げや引っ張りの圧力に弱いという問題を抱えている。
特開2002−150248号公報 特開2005−135132号公報
すなわち、細長く曲がりやすい電気電子部品を備えたタグインレットロールを、その搭載の向きを意識せずに搭載してロール状に巻き取ると、搭載された部品の向きによっては、その部品が折れ曲がり、故障や破損が生じやすいという問題がある。この問題について、本発明者が検討したところ、図12に示すように、例えば温度ヒューズがその長手方向がロールシートの長手方向になるようにして搭載されていた場合には、温度ヒューズ付きタグインレットロールを巻き取ると、温度ヒューズが曲がり、故障や破損が生じやすいという知見を得た。
これは、ロール状に巻き取られたタグインレットロールは、ロールシートの長手方向に曲げや引っ張りの圧力がかかること、および、このような細長い電気電子部品は、外力による長手方向の曲げや引っ張り等で破壊され易いことに起因するものと考えられる。
本発明は、かかる事情に対処するためになされたもので、このような、長手方向の曲げや引張りに弱い電気電子部品を搭載したタグインレットをロール状に巻回しても、従来に比べて電気電子部品が故障・破損しにくい電気電子部品付タグインレットロール及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電気電子部品付タグインレットロールは、長さ/幅比が1.5より大きい、特に2より大きい電気電子部品を含むタグインレットを、電気絶縁材料からなるロールシート上に、所定の間隔で複数組形成してなるタグインレットロールにおいて、前記電気電子部品を、その長手方向が前記ロールシートの幅方向となるようにして、前記ロールシート上に配設したことを特徴とする。
また、本発明の電気電子部品付タグインレットロールの製造方法は、長さ/幅比が1.5より大きい電気電子部品を含むタグインレットを、電気絶縁材料からなるロールシート上に、所定の間隔で複数組形成してなるタグインレットロールの製造方法において、電気絶縁材料からなるロールシートの一方の面に、前記電気電子部品が接続される接続端子部を含む導体パターンを、前記電気電子部品を搭載する領域の長手方向が前記ロールシートの幅方向となるようにして形成する工程と、前記ロールシートの一方の面に形成された接続端子部に、前記電気電子部品の接続端子を接触させて、前記電気電子部品を搭載する工程と、を有することを特徴とする。
ここで、本明細書における「電気電子部品」には、電気回路を構成する電気部品も電子回路を構成する電子部品も含まれ得るが、印刷やエッチング等により形成されるアンテナや容量部(キャパシタ)等の「導体パターン」は含まれないものとする。本発明の対象となる電気電子部品としては、その長手方向の両端部にそれぞれ端子を有する2端子部品が挙げられる。特に、その長さが20mm以上で、タグインレットの回路内にまっすぐ搭載できる範囲で、細長い形状の電気電子部品が含まれる。その具体例としては、例えば、所定条件においてその一部分が切断される不可逆性の温度ヒューズや湿度ヒューズが挙げられる。
本発明によれば、温度ヒューズ等の電気電子部品を搭載したタグインレットをロールシート上に形成して巻き取っても、曲げや引張りなどの外力による電気電子部品の故障・破損の発生を抑えることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
(温度ヒューズ付きタグインレットロールの構成例)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る温度ヒューズ付きタグインレットロール1の要部構成を模式的に示すものである。図1に示すように、ロールシート11上には、その長手方向に沿って所定の間隔で多数(例えば5000個)のタグインレット10が構成されており、各タグインレット10には、温度ヒューズ12が、その長手方向をロールシート11の幅方向となるようにして、配設されている。なお、温度ヒューズ12は、長さ/幅比が1.5より大きい電気電子部品の一例として示したものである。後述するが、この例の温度ヒューズ12は、長さ/幅比が1.5より大きく、長さが20mm以上で、タグインレット10の回路内に搭載できる形状となっている。
ロールシート11は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の電気絶縁材料からなるロール状の可撓性フィルムであり、その長さ(長辺の長さ)が50〜500m程度、幅(短辺の長さ)が5〜50cm程度、厚さが30〜40μm程度のものである。ロールシート11の幅や長さは、形成するタグインレット10の幅、長さ、ロールシート内でのタグインレットの面付け構成により、いろいろに選択することが可能である。図1に示した例では、タグインレット10の長手方向をロールシート11の幅方向として、ロールシート11の幅方向にタグインレット10を2列に面付けしているので、ロールシート11の幅は、タグインレット10の長さの2倍以上とされる。例えば、1つのタグインレット10の幅を45mm、長さを76mmとした場合、ロールシート11の幅は152mm以上とされる。
温度ヒューズ付きタグインレットロール1としては、図1に示す状態で完成品である。タグインレットロール1は、図1に示すように必要に応じてその一部分または全部が展開される場合もあるが、保管時や流通時には、取り扱いやすいように、ロールシート11の長手方向に沿って巻回されるのが通例である。本明細書においては、ロールシート11の長手方向に巻き取った状態のものも一部又は全部を展開した状態のものも総称してタグインレットロールと称する。そして、タグインレット10の片面若しくは両面に、樹脂フィルムをラミネートする等して保護層を形成し、必要に応じて樹脂フィルムの表裏面に印刷等を施し、切断して、温度ヒューズ付きタグの完成品とされる。なお、巻回されたときのタグインレットロール1の最内径の数値の一例を挙げると、たとえば5〜15cm程度となる。
上記のように、長さの長いタグインレットロール1をその長手方向に沿って巻き取ってロール状にして保管等する際、本実施形態では、温度ヒューズ12を、その長手方向をロールシート11の幅方向になるようにして配設したので、温度ヒューズ12が長手方向に曲がったり引っ張られたりしない。このため、温度ヒューズ12が曲がったり引っ張られたりして、故障・破損が生じることを防止することができる。また、温度ヒューズ12の長手方向をロールシート11の幅方向になるようにして温度ヒューズ12を配設したので、ロールシート11の長手方向に巻き取っても、温度ヒューズ12どうしが重なることが少なくなるから、温度ヒューズ12の部分に巻き締まりの力が直接かかることによる温度ヒューズ12の破損を防止することができる。
次に、図1に示した温度ヒューズ付きタグインレットロール1に形成された1つの温度ヒューズ付きタグインレット10の構成の一例を、図2〜4を用いて説明する。
図2は、温度ヒューズ付きタグインレット10の構成の一例を、温度ヒューズ12が搭載された面から透視的に示した概略的な平面図である。図2において、左下がりの平行斜線を付した領域は、表(おもて)面に形成された導体パターン10aを示しており、右下がりの平行斜線を付した領域は、裏面に形成された導体パターン10bを示している。図3は、図2のタグインレット10のおもて面(温度ヒューズ12を搭載する面)に形成された導体パターン10aを黒塗りの領域で示した図であり、図4は、図2のタグインレット10を構成する導体回路の電気的な機能構成を示す図である。
図2および図3に示すように、温度ヒューズ付きタグインレット10は、ロールシート11でもある絶縁性基材P1の片面に搭載された温度ヒューズ12と、それと同一面にコイル状の導体パターンとして形成されたアンテナコイル13と、このアンテナコイル13に電気的に接続されたICチップ14と、誘電体でもある絶縁性基材P1を挟んで両面に形成された導体パターンからなる調整可能容量部(容量調整可能キャパシタ)15および16と、表裏両面の導体パターンを電気的に接続する接続部17および18とから構成されている。調整可能容量部15および16は、その一部を切り落とすことでその容量を調整することができるようになっている。なお、接続部17および18は、両面から押しつぶして電気的に接続したカシメ接続部で構成することができるが、周知のスルーホールで構成してもよい。また、容量部は予め計算や実験等により設定された容量の固定容量部でもよい。
このタグインレット10は、例えば、共振周波数13.56MHzの無線ICタグ(RFIDタグ、非接触データキャリアとも称する)用に構成されたもので、幅(短辺の長さ)45mm、長さ76mm程度の大きさである。
この温度ヒューズ12の外形は、図2に示すような四隅が丸くなった略長方形であり、その幅は5〜10mm程度、長さは20〜35mm程度、厚さは20〜100μm程度である。この温度ヒューズ12は、一方の面に露出した導電性の端子121および122と、これらの端子を電気的に接続する連結部123を含む構成となっており、表面が絶縁性のフィルムで覆われている。端子121および122は、少なくとも裏面が露出されており、図3に示す導体パターンの一部として形成された端子部121aおよび121bに熱圧着等の公知の手段によりそれぞれ電気的に接続されるように構成されている。この温度ヒューズ12は、初期状態では図2に示すように連結部123が端子121と122を接続しているが、所定温度(たとえば50℃)に達して所定時間(たとえば10分)経過すると、連結部123の一部が溶断されることにより、端子121と122との間の導通が切断され、元には戻らないように構成されている。
この温度ヒューズ12は、より具体的には、次のような構成とすることができる。たとえば、この温度ヒューズの利用目的に合わせた所定の温度で収縮する樹脂からなる所定の長さの収縮チューブ中に、流動性を有する導電性ペーストを充填して、連結部123とし、その両端に電気的に接続されるように導電性の接続端子121および122を設け、表面を図2で示すように絶縁性フィルムで覆う構成とすることができる。
図3において符号12aで示したものは、温度ヒューズ12が搭載される領域である。121aは、温度ヒューズ12の接続端子121が接続される端子部、122aは温度ヒューズ12の接続端子122が接続される端子部である。15aは、調整可能容量部15の一方の面を構成する導体パターンであり、16aは、調整可能容量部16の一方の面を構成する導体パターンである。図3に示すように、121aと16a、122aと15aは、それぞれ連続した導体パターンとなっているので、それぞれ電気的に接続されているが、121aと122aは離間しているので電気的に切断されている。このように構成された導体パターン10aの121aと122a間に温度ヒューズ12を介装して電気的に接続すると、図4に電気的構成を示す導体回路が構成される。
図2〜図4に示すように、アンテナコイル13と容量部15および/または16とで共振回路が構成される。アンテナコイル13と容量部15と容量部16とは並列に接続され、温度ヒューズ12が切断されると容量部16との導通が切断されるようになっている。すなわち、温度ヒューズ12が切断されると、容量部16の容量分減少するので、共振周波数が上がるように構成されている。すなわち、アンテナコイル13のインダクタンスをL、容量部15の容量をC1、容量部16の容量をC2とすると、温度ヒューズ導通時の共振周波数f1は、1/(2π(L(C1))1/2)で表され、温度ヒューズ切断時の共振周波数f2は、1/(2π(L(C1+C2))1/2)で表された周波数となるから、温度ヒューズ12が切断されると共振周波数が上がる。したがって、このように構成されたタグを物品に装着して輸送・保管等した後、タグの共振周波数が元のままか上がったか否かを調べることで、温度ヒューズが切断されたかどうかがわかり、結果として、輸送・保管中に、所定の温度に達して所定時間経過したか否かがわかる。温度ヒューズ12は、切断されると元には戻らない付加逆性の電気電子部品なので、メモリをリセットするなどの不正手段を防ぐことができるという点で、物品の輸送・保管等の状況管理には向いている。
上記のように、温度ヒューズ12は、タグに搭載できる程度に薄いものとなっており、その長さは20〜35mm程度、幅は5〜10mm程度であって、長さ/幅比は1.5より大きく、平均的には長さ/幅比は2より大きいものとなっている。したがって、温度ヒューズ12は、その長手方向の曲げや引っ張りに弱い形状となっている。また、所定の温度で収縮する収縮チューブに導電性ペーストを充填した構成でもある。このような形状、構成であるから、この温度ヒューズ12は、長手方向の曲げや引っ張りに対する耐性は高くはない。温度ヒューズ12は、このように、外力により壊れやすく、また、一度切断されると元には元らない性質を有する電気電子部品なので、出荷前に破損することがないよう、温度ヒューズ付きタグインレットロールの製造段階において、曲げ等の外力による温度ヒューズの切断を防ぐことが特に求められている。
なお、ICチップ14には、電源バックアップ不要でかつ書き換え可能な不揮発メモリや無線交信のためのRF (Radio Frequency) 回路が搭載されている。ICチップ14としては、フィリップス社の I-CODE SLIチップや、インフィニオンテクノロジーズ社のmy-dチップ等、ICタグ用のチップとして市場で入手可能なものを、用途に合わせて適宜用いることができる。
(温度ヒューズ付きタグインレットロールの製造方法の例)
次に、このように構成された温度ヒューズ付きタグインレット10を複数含むタグインレットロール1の製造方法について、図5〜9に基づいて説明する。必要に応じて、すでに説明した図2〜3も参照する。
図5に示すように、例えば30〜40μm程度の厚さのPET製の基材フィルムP1がロール状に巻回されたPETロールR1から巻き出しローラ21を通じて基材フィルムP1の連続的な送り出しを開始する。この送り出された基材フィルムP1の両側面に対し貼付ローラ22a、22bを用い、それぞれロール23a、23b、24a、24bより引き出された銅やアルミなどの導電性金属層K1、K2を接着層S1、S2を介して張り付ける。基材フィルムP1の両面にそれぞれ貼り付けられた導電性金属層K1、K2上の所定位置にローラ31a、31bを用いてレジストTを選択的に印刷する。
ここで、導体パターン10aを形成するためのレジストTを選択的に印刷する際、図6に示すように、温度ヒューズ12が搭載される領域12aを、その長手方向が基材フィルムP1の幅方向になるようにレイアウトすることが必要である。そうすることで、結果的に、温度ヒューズ12を、その長手方向をロール状の基材フィルムP1の幅方向になるようにして搭載することが可能となり、温度ヒューズ12が外力によって曲がって故障・破損するのを防ぐことができる。
この後、図5の中央に示すように、導電性金属層K1、K2上のレジストTが印刷された基材フィルムP1にエッチング槽32を通じてエッチングを施し、さらに、図5の右寄りに示すように、レジスト洗浄・乾燥室33で、レジストTを洗浄して除去する。これにより、図2、図3、図6で示すように、一方の面に、温度ヒューズ12が搭載される領域12a、端子部121a、122a、アンテナコイル13などを含む導体パターン10aが形成され、かつ、他方の面にも導体パターン10bが形成される。
これらが形成された基材フィルムP1に対し、カシメ機34を用いて、図2における接続部17、18に相当する部分を、両方の面からつぶして、両面の導体パターン10a、10bの必要箇所を電気的に接続する。
このようにして、必要な導体パターンが形成され、必要箇所が電気的に接続された基材フィルムP1を、巻き取りローラ35を通じて巻き取り、アンテナロールR2を形成する。図6は、この状態のアンテナロールR2を展開して、温度ヒューズが搭載される領域12aが形成された面側から見た様子を示している。
さらに、この後、図7に示すように、アンテナロールR2から巻き出しローラ36を通じて、この基材フィルムP1の連続的な送り出しを開始し、この送り出された基材フィルムP1上の導体パターン10aの形成面側に温度ヒューズ12およびICチップ14を実装装置37及び圧着装置38を用いて搭載(実装)する。温度ヒューズ12とICチップ14は、ロール状に巻き取る前に、実装装置37の支持部371および吸引部372により、順番に所定位置に所定の向きで配設される。
このようにして温度ヒューズ12およびICチップ14の搭載された基材フィルムP1を、巻き取りローラ39を通じて巻き取り、温度ヒューズ付きタグインレットロールR3(1)を形成する。なお、巻き取りローラ39の外径、すなわち、ロールR3の内径は、たとえば5〜15cm程度である。
温度ヒューズ付きタグインレットロールR3(1)はこれで完成である。図8は、こうして製造された温度ヒューズ付きタグインレットロールR3(1)を部分的に展開して上から見た様子を示している。図8に示すように、温度ヒューズ付きタグインレットロール1には、その幅方向に2列に所定間隔で並べて複数個の温度ヒューズ付きタグインレット10が、インレット10の長さ方向をロールシートの幅方向として形成されている。同図に示すように、温度ヒューズ12は、その長手方向をロールシートの幅方向となるように配置されている。
この後、必要に応じて、図9に示すように、温度ヒューズ付きタグインレットロールR3(1)を巻き出しローラ41を通じて、温度ヒューズ付きタグインレット10が複数縦横に並べられた状態のシートの連続的な送り出しを開始する。この送り出されたシートは、裁断装置42により、所定の位置を基準として所定サイズに裁断され、温度ヒューズ付きタグインレット10が作製される。なお、裁断装置42のこのシートと対向する面には、タグインレット10の外形に合わせた所定位置に、それぞれ、裁断用の刃421が設けられており、これらの刃421により、このシートは、タグインレット10の外形に合わせた所定位置で切断される。温度ヒューズ付きタグインレット10の打ち抜かれたシートは、回収ローラ43を通じて巻き取られ、回収ロールR4となる。
なお、基材フィルムP1を構成するための絶縁樹脂材料としては、PETの他、例えば、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンスルフィド、PBT、ポリアリレート、シリコン樹脂、ジアリルフタレート、ポリイミドなどを適用することもできる。また、上記製造方法では、基材フィルムP1に接着層S1、S2を介して導電性金属層K1、K2を貼り付けることにより、基材フィルムP1の両面に導電性金属層K1、K2を積層したが、接着層S1、S2を介さず、基材フィルムP1に金属粉を蒸着させることにより導電性金属層K1、K2を積層してもよい。また、基材フィルムP1の両面に予め導電性金属層K1、K2が積層された両面金属層付きフィルムを用いてもよい。基材フィルムP1に接着層S1、S2を介して導電性金属層K1、K2を貼り付けた場合には、蒸着したものに比べて、積層されたロールシートの強度が向上するという長所がある。基材フィルムP1の両面に導電性金属層K1、K2が積層された両面金属層付きフィルムを基材として用いる場合には、製造工程が簡略化されるという長所がある。
以上のようにして、作製された温度ヒューズ付きタグインレットロール1は、温度ヒューズ12を、その長手方向を基材フィルムP1の幅方向になるようにして配設したので、基材フィルムP1の長手方向に沿ってロール状に巻き取ったまま保管しても、温度ヒューズ12が曲がりにくい。このため、温度ヒューズ12が曲がって、故障・破損が生じることを防止することができる。また、温度ヒューズ12の長手方向を基材フィルムP1の幅方向になるようにして温度ヒューズ12を配設したので、基材フィルムP1の長手方向に沿ってロール状に巻き取っても、温度ヒューズ12どうしが重なることが少なくなるから、温度ヒューズ12の部分に巻き締まりの力が直接かかることによる温度ヒューズ12の破損を防止することができる。
[第2の実施形態]
図10は、本発明の第2の実施形態の例を概略的に示す図である。同図に示すように、個々のタグインレットの形状は、略正方形であってもよい。この場合でも、電気電子部品12を、その長手方向がロールシート11の幅方向となるように配置する。すなわち、個々のインレットの内部構成の詳細を省略するが、この場合においても、電気電子部品12を搭載する領域の長手方向がロールシート11の幅方向となるように面付けして、電気電子部品12が接続される端子部を含む導体パターンを、ロールシート11上に形成する。そうすることで、電気電子部品12を搭載して、電気電子部品付きタグインレットロール1を製造し、ロール状に巻き取った際、曲げ圧力等により電気電子部品に故障・破損が生じることを防止することができる。
[第3の実施形態]
図11は、本発明の第3の実施形態の例を概略的に示す図である。この例の場合、個々のタグインレット10の形状は、第1の実施形態と同じ長方形であるが、個々のタグインレット10内における電気電子部品12の配置は、第1の実施形態と異なり、電気電子部品12の長手方向が個々のタグインレット10の幅方向となっている。
この場合でも、図11に示すように、電気電子部品12を、その長手方向がロールシート11の幅方向となるように配置する。したがって、図11に示すように、個々のタグインレット10の幅方向とタグインレットロール1の幅方向とが一致する面付け構成となる。
この場合も、個々のインレットの内部構成の詳細を省略するが、電気電子部品12を搭載する領域の長手方向がロールシート11の幅方向となるように面付けして、電気電子部品12が接続される端子部を含む導体パターンを、ロールシート11上に形成する。そうすることで、電気電子部品12を搭載して、電気電子部品付きタグインレットロール1を製造し、ロール状に巻き取った際、曲げ圧力等により電気電子部品に故障・破損が生じることを防止することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でいろいろと変形することができる。本発明を実施するには、温度ヒューズ等の電気電子部品が曲げや引っ張り等により故障・破損しないように、電気電子部品の長手方向をロールシートの幅方向になるようにしてタグインレットロールを構成できればよい。したがって、タグインレット自体の機能構成はいろいろに変形することができる。
たとえば、上記第1の実施形態では、ICチップを有する温度ヒューズ付きタグインレットを例に説明したが、ICチップのない温度ヒューズ付きタグインレットとしてもよい。その場合、タグにデータを読み書きさせることはできないが、所定の温度変化があれば温度ヒューズが切断されるという意味で、温度ヒューズ自体が所定の温度変化があったことを記憶する機能を備えているので、所定の温度変化の有無を後から検知することは可能である。
また、上記第1の実施形態では、アンテナコイルとキャパシタからなる共振回路の一部に温度ヒューズを介装する例で説明したが、温度ヒューズを介装する導体回路は共振回路でなくてもよい。また、本発明において、13.54MHz帯で通信するタグインレットである必要はないから、外部と通信するためのアンテナの形状は、コイル状でなくてもよい。たとえば棒状又は矩形の形状のアンテナでもよい。アンテナは上記のようにエッチングなどのフォトリソグラフィによる導体パターンで構成することもできるが、その他の公知の方法により形成することもできる。
上記第1の実施形態では、タグインレットロールの幅方向にタグインレットを2列配置する例を示したが、2列に限られず、1列であってもよく、図10に示すように3列であってもよく、それ以上であってもよいことはもちろんである。
また、個々のタグインレットの形状は、長方形に限られることはなく、図10に示すように正方形であっても良い。個々のタグインレットは、円形や楕円形など他の形状であっても良いが、矩形形状のほうが、ロール状に巻回されるロールシートに所定間隔で複数形成したとき無駄が生じない点で、好ましい。
また、電気電子部品は、上記構成の温度ヒューズでなくても良い。上記構成の温度ヒューズでなくても、特に複数端子部品で一般的な、長さ/幅比が1.5より大きく、特に2より大きいものであれば、本発明による効果はあるものと考える。また、ロール状に巻回するときの内径にもよるが、例えば、その長さが20mm以上と細長い電気電子部品の場合には、長手方向の曲げや引っ張りに弱いと考えられるので、本発明による効果はあるものと考える。
本発明の第1の実施形態に係る温度ヒューズ付きタグインレットロールの要部構成を示す図。 1つの温度ヒューズ付きタグインレットの構成の一例を示す図。 図2のタグインレットの温度ヒューズ搭載面に形成された導体パターン示す図。 図2の温度ヒューズ付きタグインレットの電気的構成の一例を示す図。 温度ヒューズを搭載する前までの製造工程を示す概略図。 図5の工程終了後の平面図。 温度ヒューズを搭載する工程を示す概略図。 図7の工程終了後の平面図。 個々のインレットに裁断する工程を示す概略図。 第2の実施形態の電気電子部品付きタグインレットロールの構成例を示す図。 第3の実施形態の電気電子部品付きタグインレットロールの構成例を示す図。 従来の温度ヒューズ付きタグインレットロールにおける問題点を説明するための図。
符号の説明
1…温度ヒューズ付きタグインレットロール、10…温度ヒューズ付きタグインレット、11…ロールシート(可撓性フィルム)、12…温度ヒューズ、13…アンテナコイル、14…ICチップ。

Claims (6)

  1. 長さ/幅比が1.5より大きい電気電子部品を含むタグインレットを、電気絶縁材料からなるロールシート上に、所定の間隔で複数組形成してなるタグインレットロールにおいて、
    前記電気電子部品を、その長手方向が前記ロールシートの幅方向となるようにして、前記ロールシート上に配設したことを特徴とする電気電子部品付タグインレットロール。
  2. 前記タグインレットが、コイル状のアンテナ、前記電気電子部品及びこれらを電気的に接続してタグインレットを構成する導体回路を具備することを特徴とする請求項1に記載の電気電子部品付タグインレットロール。
  3. 前記電気電子部品を電気的に接続するための端子部と前記コイル状のアンテナとは、同時に形成された導体パターンからなることを特徴とする請求項2に記載の電気電子部品付タグインレットロール。
  4. 前記電気電子部品が、その長手方向の両端部にそれぞれ端子を有する2端子部品であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電気電子部品付タグインレットロール。
  5. 前記電気電子部品が、所定条件においてその一部分が切断される不可逆性のヒューズであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気電子部品付タグインレットロール。
  6. 長さ/幅比が1.5より大きい電気電子部品を含むタグインレットを、電気絶縁材料からなるロールシート上に、所定の間隔で複数組形成してなるタグインレットロールの製造方法において、
    電気絶縁材料からなるロールシートの一方の面に、前記電気電子部品が接続される接続端子部を含む導体パターンを、前記電気電子部品を搭載する領域の長手方向が前記ロールシートの幅方向となるようにして形成する工程と、
    前記ロールシートの一方の面に形成された接続端子部に、前記電気電子部品の接続端子を電気的に接続させて、前記電気電子部品を搭載する工程と、
    を有することを特徴とする電気電子部品付タグインレットロールの製造方法。
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