JP2007195708A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】横方向の振動を敏感に検出できる簡易構造で廉価な振動検出器を用いて、外部から加えられた縦方向の振動を的確に検出できる遊技機を提供する。
【解決手段】振動検出器を内包する振動検出器保持体12を前面枠3の裏面下方部に設け、機枠2の左縦板材2aの内面側に当接部材13を設け、前面枠3が閉止されたとき振動検出器保持体12の当接面122bが当接部材13の被当接面131に当接し、振動検出器保持体12の当接面122bに設けた各受振突部125が当接部材13の振動変換部131における凹部(上下に隣接する2つの微小突起部131aの境界部位)にちょうど嵌入した状態で安定するが、機枠2に対して前面枠3が縦方向に振動すると、振動検出器保持体12の受振突部125が当接部材13の振動変換部131の凹凸に沿って横移動しつつ上下動するので、振動検出器には横方向の振動が与えられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、島設備に取り付けられる機枠と、該機枠に開閉可能に設けられ、遊技盤を着脱可能に取り付ける前面枠と、該前面枠に設けられて横方向の振動を敏感に検出できる振動検出器と、を備えた遊技機に関する。
従来、遊技球を用いた弾発遊技を行える遊技機(例えば、パチンコ遊技機、雀球遊技機、アレンジボール遊技機、パチスロ遊技機など)においては、弾発した遊技球が遊技領域に到達して下方へ流下して行く過程で、種々設けられた入賞領域の何れかに入賞すると入賞領域に対応して定めらた賞が遊技者に付与され、何れの入賞領域にも入賞せずに回収されると遊技者に賞が付与されないのが基本的な遊技内容である。
このため、特別な賞が付与される大当たりを発生させようと、心無い遊技者がパチンコ機を叩いたり揺すったりして、不正に大当たりを発生させる不正行為が行われることがあり、このような不正行為を検出して種々の対処を行えるように、機械式振動センサ構造の振動検出器を遊技機に設けた遊技機が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開昭62−221380号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された遊技機においては、物理的衝撃による球体の変位から振動を検出する機械式振動センサを用いることから、横方向の振動は敏感に検出できるものの、上下方向の振動に対する感度が悪く、パチンコ機に対する不正をを必ずしも的確に検出できているとは言えなかった。
すなわち、近来の遊技機では、遊技盤に設けられる遊技装置の内部構造が複雑化しており、左右方向や前後方向に振動を与えるだけでなく、上下方向にも振動を与える不正(例えば、浅い窪み状の球受け穴が外周に複数設けられた回転体の外れ穴に入った遊技球を上下方向への振動により穴から排出させ、当たり穴に入賞させるような不正)が行われているが、このような不正に与えられた振動を従来の振動検出器では的確に検出できず、不正行為が看過されていたのである。
なお、振動センサとしては振動方向に依存しない高感度の製品も市場にあるが、大量の遊技球等が還流し大勢の遊技客で賑わう遊技店においては、様々な振動が常時発生しており、特定の遊技機に対して意図的に加えられた振動か否かを振動センサのセンサ出力から判定するには、判定条件の設定が難しく、誤判定によって多くの遊技客に不快な思いをさせてしまう可能性もある。また、高感度のセンサを遊技機に搭載すると、過剰なコストアップになってしまうという点も問題である。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、横方向の振動を敏感に検出できる簡易構造で廉価な振動検出器を用いて、外部から加えられた縦方向の振動を的確に検出できる遊技機の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、島設備に取り付けられる機枠と、該機枠に開閉可能に設けられ、遊技盤を着脱可能に取り付ける前面枠と、該前面枠に設けられて横方向の振動を敏感に検出できる振動検出器と、を備えた遊技機において、前記機枠と相対的に前面枠に生じた縦方向の振動を横方向の振動に変換して前記振動検出器に作用させる振動変換手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の遊技機において、前記振動変換手段は、前記前面枠に設けられ、前記振動検出器を左右方向へ移動可能に保持する振動検出器保持体と、前記機枠に設けられ、前記振動検出器保持体の当接面が当接する被当接面を備えた当接部材と、からなり、前記当接部材の被当接面には、左右方向の突出量が一定間隔で変化する凹凸部を上下方向へ連続的に形成した振動変換部を設け、一方、前記振動検出器保持体の当接面には、振動変換部の凹部に嵌入し得る突起状の受振突部を設け、前記機枠に対して前面枠が縦方向に振動して振動検出器保持体と当接部材とに相対的な縦移動が生じ、振動検出器保持体の当接面が当接部材の被当接面に当接しつつ上下動すると、振動検出器保持体の受振突部が当接部材の振動変換部の凹凸に沿って左右方向へ移動しつつ上下動することにより、振動検出器保持体に保持された振動検出器に横方向の振動を与えるようにしたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記請求項2に記載の遊技機において、前記前面枠は、少なくとも、遊技盤が取り付けられる前面枠本体と、前記前面枠本体の前面側に開閉可能に設けられ、遊技に供する遊技球を貯留する球貯留皿を備えた開閉部材と、を備え、前記開閉部材の軸着側裏面に前記振動検出器保持体を設け、前記前面枠本体に設けた振動検出器保持体導入開口を介して前記振動検出器保持体を裏面側に臨ませ、機枠に設けた当接部材の被当接面に振動検出器保持体の当接面を当接させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記請求項2又は請求項3に記載の遊技機において、前記振動検出器保持体は、前記前面枠の軸着側に設け、且つ、機枠に設けた当接部材の被当接面に当接面が当接するように押圧する当接補助手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、前記請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の遊技機において、前記振動検出器保持体は、前記前面枠に固定保持される取付ベース部材と、前記振動検出器を固定保持し、前記当接面を一側に設けた振動検出器取付部材と、前記取付ベース部材に固定保持され、前記振動検出器取付部材の当接面が臨む受振開口部を備え、該受振開口部から当接面が外側に突出する突出量を変更可能な左右方向へ移動可能に振動検出器取付部材を収納するカバー部材と、前記カバー部材内に収納された振動検出器取付部材を、当接面が受振開口部から突出する向きに押圧し、当接部材の振動変換部における凹部に当接面の受振突部が嵌合するよう付勢する復元付勢手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に係る遊技機によれば、前記機枠と相対的に前面枠に生じた縦方向の振動を横方向の振動に変換して前記振動検出器に作用させる振動変換手段を設けので、外部から加えられた縦方向の振動を横方向の振動として振動検出器に与え、振動検出器はこれを感度の良い横方向の振動として検出することができる。よって、横方向の振動を敏感に検出できる簡易構造で廉価な振動検出器を用いて、外部から加えられた縦方向の振動を的確に検出することが可能となる。
また、請求項2に係る遊技機によれば、前記振動変換手段は、前記前面枠に設けられ、前記振動検出器を左右方向へ移動可能に保持する振動検出器保持体と、前記機枠に設けられ、前記振動検出器保持体の当接面が当接する被当接面を備えた当接部材と、からなり、前記当接部材の被当接面には、左右方向の突出量が一定間隔で変化する凹凸部を上下方向へ連続的に形成した振動変換部を設け、一方、前記振動検出器保持体の当接面には、振動変換部の凹部に嵌入し得る突起状の受振突部を設け、前記機枠に対して前面枠が縦方向に振動して振動検出器保持体と当接部材とに相対的な縦移動が生じ、振動検出器保持体の当接面が当接部材の被当接面に当接しつつ上下動すると、振動検出器保持体の受振突部が当接部材の振動変換部の凹凸に沿って左右方向へ移動しつつ上下動することにより、振動検出器保持体に保持された振動検出器に横方向の振動を与えるようにしたので、簡易な構造で廉価に振動変換手段を構成することができる。
また、請求項3に係る遊技機によれば、前記前面枠は、少なくとも、遊技盤が取り付けられる前面枠本体と、前記前面枠本体の前面側に開閉可能に設けられ、遊技に供する遊技球を貯留する球貯留皿を備えた開閉部材と、を備え、前記開閉部材の軸着側裏面に前記振動検出器保持体を設け、前記前面枠本体に設けた振動検出器保持体導入開口を介して前記振動検出器保持体を裏面側に臨ませ、機枠に設けた当接部材の被当接面に振動検出器保持体の当接面を当接させるようにしたので、遊技者が衝撃を与える可能性の高い開閉部材に振動検出器保持体を設けることで、与えられた振動を振動検出器保持体が直に受けることとなり、また、開閉部材を開閉するために前面枠本体に設ける遊び(寸法上の余裕)と、前面枠を開閉するために機枠に設ける遊びがあるため、当接部材を設けた機枠に対して、振動検出器保持体を設けた開閉部材の移動量が相対的に大きくなり、開閉部材に与えられた縦方向の振動に対する振動検出器の感度を一層高めることができる。
また、請求項4に係る遊技機によれば、前記振動検出器保持体は、前記前面枠の軸着側に設け、且つ、機枠に設けた当接部材の被当接面に当接面が当接するように押圧する当接補助手段を設けたので、前面枠が開放された状態では、振動検出器保持体の当接面と当接部材の被当接面が当接せず、振動変換手段として機能しないが、前面枠を機枠に閉止した状態では、振動検出器保持体の当接面と当接部材の被当接面が確実に当接し、振動変換手段として機能させることができる。
また、請求項5に係る遊技機によれば、前記振動検出器保持体は、前記前面枠に固定保持される取付ベース部材と、前記振動検出器を固定保持し、前記当接面を一側に設けた振動検出器取付部材と、前記取付ベース部材に固定保持され、前記振動検出器取付部材の当接面が臨む受振開口部を備え、該受振開口部から当接面が外側に突出する突出量を変更可能な左右方向へ移動可能に振動検出器取付部材を収納するカバー部材と、前記カバー部材内に収納された振動検出器取付部材を、当接面が受振開口部から突出する向きに押圧し、当接部材の振動変換部における凹部に当接面の受振突部が嵌合するよう付勢する復元付勢手段と、を備えるので、外部から与えられた縦方向の振動は、カバー部材の内部で振動検出器取付部材が左右方向にのみ移動させる直線振動に変換されるので、振動検出器による検出感度を一層高めることができる。
次に、本発明に係る遊技機の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1に示すのは、弾球遊技を行える遊技機1の正面図で、遊技店の島設備に取り付けられる額縁状の機枠2に対して、前面側に各種の遊技機能部が設けられた前面枠3を開閉可能に設け、該前面枠3は前面枠本体の前面側に透明部材保持枠4と開閉パネル5を各々開閉可能に設けたものである。なお、図1は、前面枠本体から透明部材保持枠4を開放した状態を示し、透明部材保持枠4が保持する透明部材4a(透明なガラスや硬質合成樹脂等よりなる板材)を通して前面枠本体に保持された遊技盤6が正面に見える。また、前面枠3としては、透明部材保持枠4の機能を一体に備える開閉部材5を前面枠本体に対して開閉可能な構成としても良い。
前記遊技盤6の遊技領域6aは、区画部材7によって区画された略円形状の領域で、前記開閉部材5の前面側に設けられた球貯留皿5aに貯留された遊技球が1個宛て供給される発射装置(図示省略)にて弾発された遊技球が発射球導入路6bを介して到達する領域である。この遊技領域6aには、遊技球の流下状態に変化を与える遊技釘や風車などの流下状態変化付与部材が複数設けられると共に、入賞領域が設けられた種々の入賞具や遊技装置が適宜に配置され、何れの入賞領域にも入賞しなかった遊技球は、アウト口6cから回収される。
上述した遊技盤6の遊技領域6aの略中央部には、複数種類の遊技機能を一体的に設けた大型の中央遊技装置8を配設し、この中央遊技装置8の下方中央部には始動入賞口91を、この始動入賞口91の左右両側には各々第1一般入賞口92および第2一般入賞口93を配置し、更に、始動入賞口91の下方でアウト口6cの上方には第2変動入賞装置10を設けた。この第2変動入賞装置は、特別入賞口を開閉板にて閉止して入賞球を受け入れない第1状態と、開閉板の下縁を回動軸として前傾させ上方から流下する遊技球を受け止めて特別入賞口内へ招じ入れる第2状態とに変換可能な入賞装置である。
前記中央遊技装置8は、例えば、第1変動入賞装置81と変動表示装置82と振分装置83を一体的に備える。第1変動入賞装置81は、左右一対の可動部材が起立して遊技球を入賞させ難い第1状態と、可動部材が左右に傾動して遊技球を入賞させ易い第2状態とに変換可能な入賞装置である。変動表示装置82は、上記第1変動入賞装置81に入賞した遊技球が招じ入れられる入賞室の奥側に設けられ、複数の識別図柄や種々の演出動画像を表示可能な表示装置で、変動表示ゲーム(例えば、横並びの3桁の表示列の夫々において、複数の図柄を変換表示させた後に停止表示させ、各桁に停止表示された図柄の配列が特別態様に該当する場合に当たりとなるゲーム)を実行可能である。
また、振分装置83は、上記第1変動入賞装置81に入賞した遊技球が招じ入れられる入賞室の底部に設けられ、浅い窪み状の球受け穴が外周に複数設けられた回転体を回転させ、遊技球が入った球受け穴の種別に応じて、特別入賞球又は一般入賞球に振り分けるものである。よって、かかる構成の振分装置83を備える遊技機1おいては、遊技中に振動を与えることで、振分装置83の回転体における一般球受け穴に入りそうになった入賞球を、隣の特別球受け穴へ誘導するような不正行為が行われる可能性がある。
ここで、本実施形態に示す遊技機1における遊技の流れを簡単に説明する。遊技者が操作ハンドル11を操作することで打球発射装置により発射された遊技球が発射球導入路6bを経て遊技領域6aに到達すると、その発射勢に応じて遊技領域6aを下方へ流下して行き、入賞口91〜93に入賞するか、アウト口6cから回収される。
ここで、始動入賞口91へ遊技球が入賞すると、変動表示装置82による変動表示ゲームが開始され、変動表示ゲームの停止結果態様が予め定めた第1特別停止態様(例えば、停止図柄が「333」又は「555」)の場合に第1変動入賞装置81を用いた補助遊技を行い、変動表示ゲームの停止結果態様が予め定めた第2特別停止態様(例えば、停止図柄が「777」)の場合に第2変動入賞装置10を用いた第2特別遊技を行う。第2特別遊技は、例えば、第2変動入賞装置10の特別入賞口を30秒間開放する第1条件もしくは特別入賞口に10個の遊技球が入賞する第2条件(第2変動入賞装置10内に設けたカウントセンサにて計数する。)の何れかが達成されるまでを1ラウンドとし、これを16ラウンドまで継続する。
また、第1変動入賞装置81を比較的短時間(例えば0.5秒間)だけ第2状態に変換する補助遊技において、振分装置83により特別入賞に振り分けられた入賞球が検出されると、第1変動入賞装置81を用いた第1特別遊技が開始される。この第1特別遊技は、例えば、第1変動入賞装置81の開閉部材を18回間歇的に0.8秒間づつ開放する第1条件もしくは10個の遊技球が入賞する第2条件(第1変動入賞装置81に入って下方部の入賞室へ導入される導入路で遊技球を検出するカウントセンサにて計数する。)の何れかが達成されるまでを1ラウンドとし、これを15ラウンドまで継続する。
しかして、本実施形態に係る遊技機1は、機枠2と相対的に前面枠3に生じた縦方向の振動を横方向の振動に変換して振動検出器に作用させる振動変換手段として、振動検出器保持体12と当接部材13を備えるものとした(図2を参照)。すなわち、上述した補助遊技で振分装置83における振分状態を大当たりへ誘導するような不正目的で外部から与えられた縦方向の振動を横方向の振動に変えることで、横方向の振動を敏感に検出できる簡易構造で廉価な振動検出器を用いても、外部から加えられた縦方向の振動を的確に検出することが可能となる。
上記振動検出器保持体12は、前面枠本体の裏面側(遊技盤6の後方)に配置される裏機構枠31(賞球もしくは貸球として用いるための遊技球を貯留しておく貯留タンクやこの貯留タンクから遊技球を排出する球排出機構のほか、遊技機制御部を構成する各種制御装置が取り付けられる枠体)の一側(例えば、軸着側)下方部に設ける。当接部材13は、機枠2の一側(前面枠3を軸着する側)である左縦板材2aの内面側であって、前面枠3が閉止されたときの振動検出器保持体12に当接し得る位置に設ける。
図3及び図4に示すように、振動検出器保持体12は、振動検出器14を左右方向へ移動可能に保持するために、前面枠3に固定保持される取付ベース部材121と、振動検出器14を収容する振動検出器収容空部122aを備える振動検出器取付部材122と、振動検出器取付部材122を左右方向へ移動可能に収納するカバー部材123と、取付ベース121と振動検出器取付部材122との間に介挿するコイルスプリング等の弾性部材124とからなる。
ここで、振動検出器14の構造を図5に基づき説明する。振動検出器14は、ケーシング141の底に設けた定置板142の定置凹部142aに非導電性の球体143が嵌まり込む常態においては、球体143の上方に配置された導電性の第1接片144aと第2接片144bとが接触することはないが、ケーシング141に外力が作用して、球体143が定置凹部142aから抜け出す際には、球体143が第1接片144aを上方へ押し上げるために、第1接片144aと第2接片144bとが接触し、第1端子部145aと第2端子部145bとが導通するので、第1,第2端子部145a,145b間の導通/非導通で振動センサのON/OFFを出力できるのである。
なお、本構成例の振動検出器14には、例えば、第2接片144bの上方から先端部146aが当接するようにケーシング141の上壁から螺着したネジ等の感度調整部材146を設けた。この感度調整部材146の先端部146aが第2接片144bを下方へ押圧する距離を変えることで、常態(非検出時)における第1接片144aと第2接片144bとの離隔距離を調整し、振動検出器14を検出状態に変化(第1接片144aと第2接片144bとを導通)させるために必要な外部振動の強弱を調節するのである。
上記のように構成した振動検出器14は、取付基板14aを介して振動検出器取付部材122の前面側から振動検出器収容空部122a内に収容固定され、振動検出器取付部材122と一体的に移動することとなる。この振動検出器取付部材122の振動検出器収容空部122aは前後方向に貫通する空部で、遊技機1における一側(前面枠3の軸着側)である左側壁部1221の外面(左側面)には当接面122bを設け、遊技機1の他側(前面枠3の反軸着側)である右側壁部1222の対面(右側面)には弾性部材124により押圧される受圧面とする。
また、振動検出器取付部材122の左側壁部1221の上部と右側壁部1222の上部とを連結する上壁部1223には下方に窪む突出位置規制段部122cを、同じく、左側壁部1221の下部と右側壁部1222の下部とを連結する下壁部1224には上方に窪む突出位置規制段部122dを各々形成した。これにより、振動検出器取付部材122をカバー部材123の取付部材収納空部123a内に収納した際には、カバー部材123の一側(前面枠3の軸着側)に開設した受振開口部123bの上方および下方に位置する上部規制部1231と下部規制部1232が各々突出位置規制段部122c,122dに内側から突き当たることで、振動検出器取付部材122の左側壁部1221がカバー部材123の受振開口部123bより突出可能な最大の突出量が制限される。
なお、カバー部材123の取付部材収納空部123aは、振動検出器14を取り付けた振動検出器取付部材122の前後幅と概ね等しいサイズとすることにより、振動検出器取付部材122は、取付部材収納空部123a内で左右方向へだけスライド移動することとなり、前後方向にガタ付いて円滑な側方移動が妨げられることの無いようにしてある。また、振動検出器14からの検出信号を取り出すための信号線14bは、振動検出器取付部材122の側方移動を妨げることがないように、カバー部材123に設けた配線挿通孔1233を介して引き出すようにした。
取付部材収納空部123a内に振動検出器取付部材122を収納したカバー部材123の他側方(前面枠3の反軸着側)である右側開口を取付ベース部材121に取り付け固定すると、取付ベース部材121の一側面(前面枠3の軸着側の面)である左側面1211の略中央上下2箇所に設けた弾性部材保持突部121a,121aに各々保持された弾性部材124,124が振動検出器取付部材122の右側壁部1222の右側面を左側へ押圧する。すなわち、この弾性部材124を取付ベース部材121と振動検出器取付部材122との間に介挿しておくことによって、振動検出器取付部材122の左側壁部1221がカバー部材123の受振開口部123bより最も突出した状態となる。
上記のようにカバー部材123および取付ベース121内に収納された振動検出器取付部材122が取付部材収納空部123a内で左右方向へスライド移動する際に生ずる摺動抵抗が小さくなるような素材を採用したり、接触抵抗を低減できるスライドガイド構造を採用したりしておくと共に、弾性部材124の弾発力を適宜に設定しておくことで、振動検出器取付部材122の当接面122bを比較的弱い力で押しても振動検出器取付部材122を右側へ押し込むことができ、押圧を止めると弾発部材124,124の復元力により速やかに振動検出器取付部材122を元の状態(例えば、振動検出器取付部材122の当接面122bがカバー部材123の受振開口部123bより最も突出した状態)に復帰させることができる。
一方、振動検出器保持体12の当接面122bが当接する当接部材13は、図2および図3に示すように、略薄板状の外観を呈し、振動検出器保持体12に臨む被当接面13aに左右方向(被当接面13aに直交する方向)の突出量が一定間隔で変化する凹凸部を上下方向へ連続的に形成した振動変換部131を設けてある。本構成例においては、左右方向の断面が三角形状で前後方向の突出量が均一となる微小突起部131aを上下方向に連続的に配置することで、各微小突起部131a…の最大突出部である尾根状の凸部と、上下に隣接する微小突起部131aの境界部位である溝状の凹部とが交互に上下方向に連続形成されるものとした。
そして、上記のように構成した当接部材13の被当接面13aに当接する振動検出器保持体12の当接面122bには、振動変換部131の凹部(上下に隣接する微小突起部131aとの境界部位)に嵌入し得る突起状の受振突部125を設けてある。本構成例においては、断面が三角形状で前後方向の突出量が均一な受振突起部125を適宜間隔を空けて上下2箇所に設けたが、これに限らず、受振突起部125は1箇所でも良いし、3箇所以上設けても良い。但し、当接部材13の振動変換部131における微小突起部131aの形成間隔を考慮して、当接面122bに設けた全ての受振突起部125が同時に振動変換部131の凹部に嵌入し得る配置間隔で設ける必要がある。
斯く構成した振動検出器保持体12および当接部材13からなる振動変換手段を備える遊技機1において、機枠2に対して前面枠3を閉止する際には、前面枠3を閉止方向へ回動させてゆくと、機枠2の左側(軸着側)に設けた振動検出器保持体12の当接面122bが前面枠3の左側(軸着側)に設けた当接部材13の被当接面13aへ右側から近づいてゆき、閉止時には振動検出器保持体12の当接面122bと当接部材13の被当接面13aとが完全に当接する。
このとき、振動検出器保持体12内部の弾性部材124によって振動検出器保持部材122が右方向(前面枠3の軸着側)へ押圧されているので、振動検出器保持体12の当接面122bに設けた各受振突部125は、当接部材13の振動変換部131における凹部(上下に隣接する2つの微小突起部131aの境界部位)にちょうど嵌入した状態で安定する(図6(a)を参照)。なお、本構成例においては、振動検出器保持体12の弾性部材124を「機枠に設けた当接部材の被当接面に当接面が当接するように押圧する当接補助手段」として機能させるものとしたが、当接補助手段は別途設けても良い。
上記のようにして、振動変換手段による振動変換機能が有効となった後、機枠2に対して前面枠3が縦方向に振動して振動検出器保持体12と当接部材13とに相対的な縦移動が生じ、振動検出器保持体12の当接面122bが当接部材13の被当接面13aに当接しつつ上下動すると、振動検出器保持体12の受振突部125が当接部材13の振動変換部131の凹凸に沿って左右方向へ移動しつつ上下動することにより、振動検出器保持体12に保持された振動検出器14に横方向の振動が与えられることとなる。
例えば、図6(b)に示すように、当接部材13に対して、振動検出器保持体12が相対的に上方へ移動する場合、振動検出器保持体12の受振突部125が上方へ移動する際に、微小突起部131aの膨出形状に応じて右方向へ移動せざるを得ないため、振動検出器取付部材122は弾性部材124の付勢に抗して取付部材収納空部123a内へ押し込まれてゆき、振動検出器保持体12の受振突部125が微小突起部131aの最大膨出部を越えて更に上方移動すると、圧縮された弾性部材124の復元力により押圧された振動検出器取付部材122は微小突起部131aの膨出形状に応じて左方向へ移動し、上下に隣接する2つの微小突起部131aの境界部位である凹部に振動検出器保持体12の受振突部125がちょうど嵌まり込んだ状態(図6(a)と同じ状態)となる。
なお、本構成例においては、取付ベース部材121と振動検出器取付部材122との間に介在させた弾性部材124を「カバー部材内に収納された振動検出器取付部材を、当接面が受振開口部から突出する向きに押圧し、当接部材の振動変換部における凹部に当接面の受振突部が嵌合するよう付勢する復元付勢手段」として機能させるものとしたが、これに限らず、公知既存の常態復帰手法を如何様に用いても構わない。
このように、振動検出保持体12が上方へ移動する場合には、当接部材13における振動変換部131の凹凸に沿って振動検出器保持体12の振動検出器取付部材122が左右方向へ移動しつつ上方へ移動する。また、当接部材13に対して、振動検出器保持体12が相対的に下方へ移動する場合も同様で、振動検出器取付部材122が左右方向へ移動することとなる。したがって、機枠2に対して前面枠3が上下方向に振動を与えられた場合でも、振動検出器保持体12内の振動検出器14には、振動検出器取付部材122の左右方向の揺れに変換された振動が伝わるため、上下方向に対する振動感度が鈍い機械式の振動検出器14を用いても、遊技機1に対して加えられた縦方向の振動を良好に検出することが可能となる。
また、機枠2に対して前面枠3に横方向の振動(上下方向の振動を伴わない水平方向の振動)が加えられたとき、これを振動検出器14は感度の良い横方向の振動として検出できる。特に、振動検出器保持体12の当接面122bと当接部材13の被当接面13aとは、前後方向の相対的移動を妨げない構造(本構成例においては、前後方向の突出量が均一な受振突起部125を、前後方向の突出量が均一となる微小突起部131aを上下方向に連続的に配置して生ずる溝状の凹部に嵌入させることで、受振突起部125が凹部内で自由に前後動できるようにした構造)を採用することで、心無い遊技者が球貯留皿5aを掴んで開閉部材5を前後方向にガタガタ揺するような振動を与えても、振動検出器14によって的確に検出できるのである。
なお、微小突起部131aの縦方向のサイズ(縦幅)としては、不正目的で遊技機1に縦方向の振動が与えられたときに、機枠2に対して前面枠3が相対的に上下動する平均的な移動量よりも小さく設定しておく必要がある。但し、微小突起部131aの縦幅を小さくし過ぎると、微小突起部131aにおける左右方向の突出量も抑制しなければならなくなるため、振動検出器取付部材122の左右方向の移動量が減ぜられて、結果的に振動検出器14の検出感度に満たない可能性もあるので、これを考慮して適当な微小突起部131aの縦幅を設定することが望ましい。また、微小突起部131aは三角形状に限らず、例えば、半円弧状として、波形の凹凸が生ずる振動変換部131としても良い。
上記のように構成した振動変換手段を介して縦方向の振動を良好に検出できるようにした振動検出器14からの検出信号は遊技機制御部にて種々の制御に利用できる。以下、本実施形態に係る遊技機1が備える遊技機制御部を説明する。
遊技機制御部は、主として遊技盤6に設けられた各種遊技装置(中央遊技装置8や第2変動入賞装置10等)の制御を行う遊技制御装置として機能するメイン制御装置21,排出発射制御装置として機能する第1サブ制御装置22(発射装置22bに対する動作制御を発射停止スイッチ22cやタッチセンサ22dからの入力に応じて行うと共に、排出装置22aの動作制御を行う装置),演出制御装置として機能する第2サブ制御装置23(各所に設けた装飾用のランプやLED等からなる装飾ランプ23aの点灯制御、スピーカ23bからの演出音出力制御、中央遊技装置48に設けた変動表示装置82への表示制御などを行う装置)からなる。
上記メイン制御装置21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有する遊技用マイクロコンピュータ21a、入出力インターフェース21b、動作用クロック信号を生成して遊技用マイクロコンピュータ21aに供給する発振器21c、などを備えている。また、このメイン制御装置21には、バックアップ電源24aを備える電源供給装置24から停電時等にも電源供給され、RAMの記憶内容を保持できるようになっている。
また、上記メイン制御装置21は、始動入賞口91に設けた始動センサ91aからの検出信号、第1,第2一般入賞口92,93に設けた第1,第2入賞口センサ92a,93aからの検出信号、第1変動入賞装置81に設けた第1カウントセンサ81aからの検出信号、振分装置93に設けた特別入賞センサ83aおよび残存球排出センサ83bからの検出信号、第2変動入賞装置10に設けた第2カウントセンサ10aからの検出信号が入出力インターフェース21bを介して入力されると、これらの検出信号に基づいて遊技用マイクロコンピュータ21aが入出力インターフェース21bを介して、第1変動入賞装置81の第1開閉ソレノイド81aや振分装置83の振分モータ83cや第2変動入賞装置10の第2開閉ソレノイド10bへの駆動制御を行うことで、種々の条件に応じた遊技が行われる。また、遊技機1において遊技者に払い出した賞球数や遊技結果(補助遊技や第1,第2特別遊技の発生)等の情報は、外部出力端子25から遊技機外へ出力され、当該遊技店の管理コンピュータ等で収集・管理される。
さらに、メイン制御装置21と第2サブ制御装置23には、前面枠3が機枠2に対して開放されたことを検出する枠開放検出センサ26の検出信号と、上述した振動センサ14の検出信号が入力される。枠開放検出センサ26からの検出信号を受けた第2サブ制御装置23は、前面枠3が閉止されていない旨を装飾ランプ23aや変動表示装置82によって視覚的に報知したり、スピーカ23bによって聴覚的に報知したりする。
また、振動検出器14からの検出信号を受けた第2サブ制御装置23は、遊技機1に振動を与えた事に対する警告を装飾ランプ23aや変動表示装置82によって視覚的に報知したり、スピーカ23bによって聴覚的に報知したりする。なお、球詰まり等の不具合を解消するために遊技店員が前面枠3を開放する場合もあるので、枠開放検出センサ26が前面枠3の開放状態を検出しているときには、振動検出器14の振動検出による報知動作を無効としても構わない。
更に、振動検出器14による振動の検出に対しては、悪質な振動不正が行われた可能性もあるので、これを考慮して、警告に止まらないペナルティを遊技者に課するような制御を行うこともできる。例えば、第1変動入賞装置81が第1状態から第2状態に変換して補助遊技が行われ、第1カウントセンサ81aが検出されてから、この球が全て振分装置83で特別入賞または一般入賞に振り分けられた後に残存球排出センサ83bで検出されるまでの間、振動検出器14による振動検出を有効とし、この間に振動検出器14がONとなった場合には、振分装置83による入賞球の振分に対して振動不正を行った蓋然性が高いので、その旨を報知(装飾ランプ23aや変動表示装置82やスピーカ23bによる報知、或いは外部出力端子25を介して遊技店の管理装置へ不正検出情報の出力)したり、この振動検出の後に第1特別遊技移行条件(振分装置3による特別入賞球の振分)が成立しても、これを無効として、第1特別遊技を行わせないようにしても良い。
上述した第1実施形態に係る遊技機1においては、機枠2に設けた当接部材13と前面枠3の裏機構枠31に設けた振動検出器保持体12とで振動変換手段を構成するものとしたが、これに限定されるものではなく、振動不正によって相対的に縦方向に振動する2つの部位に振動検出器保持体12と当接部材13とを設けることができれば、縦方向の振動を横方向の振動(左右方向に限らず、水平面内での直線振動)に変換して振動検出器14を振動させることが可能である。但し、振動検出器保持体12と当接部材13との相対的な移動量を大きくできる方が、振動検出器14による検出感度を向上させるのには有効である。そこで、図8および図9に基づいて、振動検出器保持体12と当接部材13との相対的な移動量を大きくできる振動変換手段を備える第2実施形態の遊技機1′を説明する。
遊技機1′においては、遊技に供する遊技球を貯留する球貯留皿5aを備えた開閉部材5′の軸着側裏面に振動検出器保持体取付部材15を設け、この振動検出器保持体取付部材15の左側面である取付面15aに振動検出器保持体12の取付ベース部材121を取り付け、この振動検出器保持体12が取り付けられた部位に対応する遊技盤本体の適所(例えば、前面枠3に遊技盤6を取り付ける際に遊技盤6の下面が載置される遊技盤支持部材32の軸着側)には振動検出器保持体導入開口32aを開設し、開閉部材5を閉止した前面枠3を機枠2に閉止すると、遊技盤支持部材32に設けた振動検出器保持体導入開口32aを介して振動検出器保持体12が前面枠3の裏面側に臨む。そして、機枠2の左縦板材2aの内面(右側面)に設けた当接部材13の被当接面13aに振動検出器保持体12の当接面122bを当接させるようにしておくのである。
本実施形態の遊技機1′の如く振動変換手段を構成すると、遊技者が衝撃を与える可能性の高い開閉部材5に振動検出器保持体12を設けることで、開閉部材5に与えられた振動が振動検出器保持体取付部材15を介して振動検出器保持体12へ効率良く伝達され、振動検出器保持体12の当接面122bと当接部材13の当接面13aとの相対的な移動量を大きく取りやすいという利点がある。
しかも、開閉部材5を開閉する蝶番機構のためにヒンジ軸がヒンジ孔に対して上下動できるよう前面枠本体には遊び(寸法上の余裕)が設けられ、同じく、前面枠3を開閉する蝶番機構ためにヒンジ軸がヒンジ孔に対して上下動できるよう機枠2にも遊びが設けられているため、機枠2に対して前面枠3が上下動できることに加えて前面枠本体に対して開閉部材5が上下動できる。例えば、開閉部材5の球貯留皿5aを上へ押し上げるような振動を加えられた場合、遊びの分だけ開閉部材5が前面枠本体に対して上方移動すると共に、遊びの分だけ前面枠3自体も機枠2に対して上方移動する可能性があるので、当接部材13を設けた機枠2に対して、振動検出器保持体12を設けた開閉部材5の移動量が相対的に大きくなので、開閉部材5に与えられた縦方向の振動に対する振動検出器14の感度を一層高めることができる。
以上本発明をいくつかの実施形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態は全て例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、上記の各実施形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものではなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内での全ての変更が含まれる。
第1実施形態に係る遊技機(透明部材保持枠を開いた状態)の正面図である。 振動変換手段の取付状態を示す遊技機裏面の斜視図である。 振動検出器保持体と当接部材の斜視図である。 振動検出器保持体の分解斜視図である。 振動検出器の原理説明図である。 振動変換手段の原理説明図である。 遊技機制御部のブロック図である。 第2実施形態に係る遊技機(遊技盤を外して透明部材保持枠と開閉部材を開いた状態)の前面側斜視図である。 開閉部材の裏面側斜視図である。
符号の説明
1 遊技機
2 機枠
3 前面枠
6 遊技盤
12 振動検出器保持体
13 当接部
14 振動検出器

Claims (5)

  1. 島設備に取り付けられる機枠と、該機枠に開閉可能に設けられ、遊技盤を着脱可能に取り付ける前面枠と、該前面枠に設けられて横方向の振動を敏感に検出できる振動検出器と、を備えた遊技機において、
    前記機枠と相対的に前面枠に生じた縦方向の振動を横方向の振動に変換して前記振動検出器に作用させる振動変換手段を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記振動変換手段は、
    前記前面枠に設けられ、前記振動検出器を左右方向へ移動可能に保持する振動検出器保持体と、
    前記機枠に設けられ、前記振動検出器保持体の当接面が当接する被当接面を備えた当接部材と、
    からなり、
    前記当接部材の被当接面には、左右方向の突出量が一定間隔で変化する凹凸部を上下方向へ連続的に形成した振動変換部を設け、一方、前記振動検出器保持体の当接面には、振動変換部の凹部に嵌入し得る突起状の受振突部を設け、
    前記機枠に対して前面枠が縦方向に振動して振動検出器保持体と当接部材とに相対的な縦移動が生じ、振動検出器保持体の当接面が当接部材の被当接面に当接しつつ上下動すると、振動検出器保持体の受振突部が当接部材の振動変換部の凹凸で左右方向へ移動しつつ上下動することにより、振動検出器保持体に保持された振動検出器に横方向の振動を与えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記前面枠は、少なくとも、
    遊技盤が取り付けられる前面枠本体と、
    前記前面枠本体の前面側に開閉可能に設けられ、遊技に供する遊技球を貯留する球貯留皿を備えた開閉部材と、
    を備え、
    前記開閉部材の軸着側裏面に前記振動検出器保持体を設け、
    前記前面枠本体に設けた振動検出器保持体導入開口を介して前記振動検出器保持体を裏面側に臨ませ、機枠に設けた当接部材の被当接面に振動検出器保持体の当接面を当接させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記振動検出器保持体は、前記前面枠の軸着側に設け、且つ、機枠に設けた当接部材の被当接面に当接面が当接するように押圧する当接補助手段を設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記振動検出器保持体は、
    前記前面枠に固定保持される取付ベース部材と、
    前記振動検出器を固定保持し、前記当接面を一側に設けた振動検出器取付部材と、
    前記取付ベース部材に固定保持され、前記振動検出器取付部材の当接面が臨む受振開口部を備え、該受振開口部から当接面が外側に突出する突出量を変更可能な左右方向へ移動可能に振動検出器取付部材を収納するカバー部材と、
    前記カバー部材内に収納された振動検出器取付部材を、当接面が受振開口部から突出する向きに押圧し、当接部材の振動変換部における凹部に当接面の受振突部が嵌合するよう付勢する復元付勢手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の遊技機。
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