JP2007193214A - 複数の撮像手段を有するカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 取得する像データの精度を向上させる光学系が配置された電子カメラを提供すること。
【解決手段】 撮影レンズを通過した光束から像データを取得する第1撮像手段と、第1撮像手段の撮像光路上に配置された光路分割手段と、一次結像面形成手段と複数の反射部材とを有し光路分割手段により分割された光路上に配置されているファインダ光学系と、一次結像面に形成された像データを取得する第2撮像手段と、一次結像面に形成された像を第2撮像手段上に再結像させる再結像光学系と、一次結像面に形成された像の明るさを検出する測光手段と、一次結像面に形成された像から発した光束を測光手段へ導く測光光学系と、第1撮像手段及び第2撮像手段で取得された像データを表示する像データ表示手段とを備え、 0.5 ≦ EPFM/EPAE ≦1.7 ・・・(1)を満足するように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入射した被写体光束を分割又は屈曲し、複数の撮像手段へ導く光学系を備えた電子スチルカメラに関する。
従来、クイックリターンミラー、ハーフミラー、プリズム等の光学系を用いて、撮影レンズ系から入射した被写体光束を分割又は屈曲し、複数の撮像手段に導く電子スチルカメラ(以下、電子カメラという)が知られている。
このような電子カメラの先行例として、特許文献1に記載されている電子カメラのように、撮影レンズ(撮影光学系81)から入射した被写体光束が、クイックリターンミラー(第1ミラー16)により切り換えられ、静止画像撮影用の撮像手段(第1の撮像手段30)と動画撮影用の撮像手段(第2撮像手段55)の何れか一方に選択的に導かれるように構成されたものがある。
また、特許文献2に記載されている電子カメラのように、不図示の撮影レンズから入射した被写体光束が、ハーフミラー(半透鏡11等)により分割され、静止画撮影専用の撮像手段(フィルムF)と静止画及び動画撮影用の撮像手段(撮像面27を有する撮像素子)とに同時に導かれるように構成されたものがある。
特開平9−5866号公報 特開2000−165730号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載された電子カメラは、撮影レンズ系から入射した被写体光束が、二つの撮像手段のうち、特に被写体光束の光路上において撮影レンズからより離れている方の撮像手段へ導かれるまでに光線のケラレが生じやすくなるなど、取得する被写体像データの精度が下がってしまうという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、撮影レンズからより離れている方の撮像手段における被写体像データの精度を向上させる光学系が配置された電子カメラを提供することである。
上記の目的を達成するために、本願の第1の発明による電子カメラは、撮影レンズを通過した被写体光束から被写体像データを取得する第1撮像手段と、前記第1撮像手段の撮像光路上に配置され前記被写体光束の光路を変更し得る光路分割手段と、被写体像の一次結像面形成手段と複数の反射部材とを有し前記光路分割手段により変更された光路上に配置されているファインダ光学系と、前記一次結像面に形成された被写体像データを取得する第2撮像手段と、前記一次結像面に形成された被写体像を前記第2撮像手段上に再結像させる再結像光学系と、前記一次結像面に形成された被写体像の明るさを検出する測光手段と、前記一次結像面に形成された被写体像から発した光束を前記測光手段へ導く測光光学系と、前記第1撮像手段及び前記第2撮像手段の少なくとも一方で取得された被写体像データを表示可能な像データ表示手段と、を備え、以下の条件式(1)を満足するように構成する。
0.5 ≦ EPFM/EPAE ≦1.7 ・・・(1)
ただし、
EPFM:一次結像面から再結像光学系の入射瞳までの距離
EPAE:一次結像面から測光光学系の入射瞳までの距離
である。
また、上記の目的を達成するために、本願の第2の発明による電子カメラは、撮影レンズを通過した被写体光束から被写体像データを取得する第1撮像手段と、前記第1撮像手段の撮像光路上に配置され前記被写体光束の光路を変更し得る光路分割手段と、被写体像の一次結像面形成手段と複数の反射部材とを有し前記光路分割手段により変更された光路上に配置されているファインダ光学系と、前記一次結像面に形成された被写体像データを取得する第2撮像手段と、前記一次結像面に形成された被写体像を前記第2撮像手段上に再結像させる再結像光学系と、前記一次結像面に形成された被写体像の明るさを検出する測光手段と、前記一次結像面に形成された被写体像から発した光束を前記測光手段へ導く測光光学系と、前記第1撮像手段及び前記第2撮像手段の少なくとも一方で取得された被写体像データを表示可能な像データ表示手段と、を備え、前記測光手段を前記ファインダ光学系の光路上で前記一次結像面から近軸距離で最も遠い反射部材の近傍に配置し、以下の条件式(2)を満足するように構成する。
|EPAE−MSL| ≦ 20 ・・・(2)
ただし、
EPAE:一次結像面から測光光学系の入射瞳までの距離
MSL :一次結像面から近軸距離で最も遠い反射部材の反射面までの距離
である。
なお、このとき以下の条件式(1)を満足するとより好ましい。
0.5 ≦ EPFM/EPAE ≦1.7 ・・・(1)
ただし、
EPFM:一次結像面から再結像光学系の入射瞳までの距離
である。
本願の第1の発明によれば、電子カメラは条件式(1)を満足する構成となっているため、ファインダ光学系から分光又は屈曲された被写体光束のケラレが生じにくい。また、被写体光束から第2撮像手段により取得された被写体像データや測光手段により取得された測光データにおいて、画面周辺部が暗くなる、測光データの精度が落ちるといった問題も生じにくい。
本願の第2の発明によれば、測光手段をファインダ光学系の光路上において一次結像面から近軸距離で最も遠い反射部材の近傍に配置しているため、つまり、測光光学系の瞳の位置を一次結像面から遠ざけて配置しているため、測光手段が取得する測光データの画面周辺部に光線ケラレを生じにくい。また、測光手段を反射部材の近傍であって、反射部材やファインダ光学系や再結像光学系を通過する被写体光束に干渉しない位置に配置しているため、測光手段へ被写体光束を分光又は屈曲させるためのハーフミラー等の半透過部材を配置する必要がなく、ファインダ光学系や第2撮像手段においても十分な明るさを得やすい。さらに、条件式(2)を満足する構成となっているため、画面周辺部における被写体光束のケラレが生じにくく、また、光学系全体をコンパクトにまとめることができる。
なお、本願の第2の発明であっても、条件式(1)を満足する構成とすることにより、ファインダ光学系から分光又は屈曲された被写体光束のケラレが生じにくくなり、また、被写体光束から第2撮像手段により取得された被写体像データや測光手段により取得された測光データにおいて、画面周辺部が暗くなる、測光データの精度が落ちるといった問題も生じにくくなって、より好ましいものとすることが可能になる。
本発明の実施の形態を、図示した各実施例によって説明する。
図1は、本実施例に係る電子カメラの光学部材の配置構成を示す概略構成図である。図2は、本実施例に係る接眼レンズ系の構成を示す光軸に沿う断面図である。図3は、本実施例に係る第2撮像手段用の再結像光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。図4は、本実施例に係る測光光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
本実施例の電子カメラは、図1に示すように、撮影レンズ系1、ハーフミラー2、第1撮像手段3、一次結像面形成手段であるスクリーンマット4、第1反射部材であるミラー51、第2反射部材であるミラー52、第3反射部材であるハーフミラー53、接眼レンズ系6、再結像光学系7、第2撮像手段8、測光光学系9、測光手段10、像データ表示手段(不図示)で構成されており、ファインダ光学系はそれらのうちのスクリーンマット4、ミラー51、52、ハーフミラー53、接眼レンズ系6で構成されている。なお、Eは観察者の眼球位置(アイポイント)を示している。
本実施例では、撮影レンズ系1から入射した被写体光束Lは、光路分割手段であるハーフミラー2を透過してCCD等の撮像素子又は銀塩フィルム等の感光記録媒体からなる第1撮像手段3へ導かれる。そして、被写体光束Lがハーフミラー2を透過する際、被写体光束Lから被写体光束L’が分光されファインダ光学系へ導かれる。
本実施例のファインダ光学系では、スクリーンマット4に形成される一次結像面における有効光線高OBJHと、一次結像面からファインダ光学系の入射瞳までの距離EPFLが、以下の条件式(3)を満足するように構成されている。
|tan-1(OBJH/EPAE)−tan-1(OBJH/EPFL)| ≦ 20
・・・(3)
ここで、ファインダ光学系の入射瞳は、アイポイントEから求められたものである。ただし、アイポイントEはファインダ光学系の最終面から観察者側に0〜50mmの範囲で任意の値とする。
このため、本実施例のファインダ光学系により分光又は屈曲される被写体光束にはケラレが生じにくい。
また、本実施例のファインダ光学系では、図1に示すように、スクリーンマット4の像側に、一次結像面側から順に、表示用手段111、合焦用表示用手段112が近接して配置されている。
ここで、表示用手段111とは、シャッタースピードやFナンバー、撮影可能残枚数等の情報を使用者の観察する被写体像の端や外部に表示する機能を有するものである。また、合焦表示用手段112とは、複数の合焦設定点(多点測距)の内、ピントを合わせようとする位置やピントの合っている位置を表示するものであり、その機能上、使用者の観察する被写体像に重なった状態のマーク等を表示する機能を有するものである。本実施例の電子カメラは、これらを備えているため、使用者が、スクリーンマット4上に形成された被写体像と同時に、表示用手段111により表示される光学情報及び合焦表示用手段112により表示される合焦箇所を、接眼レンズ系6から直接、又は第2撮像手段8を介して表示される液晶表示装置等の像データ表示手段から確認することができる。
また、本実施例のファインダ光学系は、図1に示すように、表示用手段111の像側に、一次結像面側から順に、第1反射部材であるミラー51、第2反射部材であるミラー52、透光特性を有する第3反射部材であるハーフミラー53といった複数の反射部材を備えている。
これらの反射部材は、撮影レンズ系1によって反転されている被写体像をハーフミラー2と共に正立像となるようにしている。また、反射部材のうち、第3反射部材を透光特性を有するハーフミラー53としたため、ファインダ光学系と第2撮像手段との配置構成をコンパクトにまとめることができる。
本実施例では、第2撮像手段8はCCD等の撮像素子からなり、被写体光束Lから分光された被写体光束L’が、ハーフミラー53と複数のレンズからなる再結像光学系7とを透過して導かれるようになっている。そして、本実施例の電子カメラの場合には、第2撮像手段8を介して得られた被写体像データは、上記の不図示の像データ表示用手段によって観察することが可能になっている。なお、ハーフミラー53で分光され反射された被写体光束L”は接眼レンズ系へ導かれる。
また、本実施例では、第2撮像手段8に、第1撮像手段3に用いる撮像素子の有効範囲よりも、有効範囲が小さい撮像素子が用いられている。
このため、被写体像データの取得に必要とされる光束を小さくすることができ、カメラの小型化を可能にしている。また、小型の撮像素子を用いれば電力消費を抑えることもでき有利である。さらに、再結像光学系7の倍率を等倍未満に設定することも可能となるため、レンズの主点を第2撮像手段8に近づけることができ、ファインダ光学系や測光光学系9以外の独立した光学素子を配置しやすい構成になっている。なお、有効範囲を小さくするために、撮像素子を高密度化したり、低解像度の撮像素子を用いるようにしても良い。
また、本実施例では、第2撮像手段8の撮像素子が、その有効範囲よりも狭い範囲で被写体像データを取得し、その後、像データ表示手段がその撮像素子によって取得された被写体像データを切り出して表示するように構成している。
このように、本実施例の電子カメラでは、一次結像面に形成された被写体像データを第2撮像手段の撮像素子の有効範囲よりも狭い範囲で取得し、さらに、その被写体像データから切り出しを行って像データ表示手段に表示するように構成しているため、レンズ倍率、光軸ズレ、第2撮像手段の取付精度などの許容量が従来のものよりも大きくなっている。
また、本実施例では、第2撮像手段8の撮像素子の有効範囲を、一次結像面に形成された被写体像が第2撮像手段8の撮像素子へ投影される範囲よりも広く構成している。
このように、第2撮像手段8の撮像素子の有効範囲を広く構成することにより、本実施例の電子カメラは、レンズ倍率、光軸ズレ、第2撮像手段の取付精度などの許容量が従来のものよりも大きくなっている。なお、具体的には、第2撮像手段の撮像素子の有効範囲が、一次結像面に形成された被写体像が第2撮像手段8の撮像素子へ投影される範囲と比較して、長辺方向及び短辺方向において、それぞれ1.1倍から2.5倍程度であることが望ましい。
また、本実施例では、前記第2撮像手段が被写体像データを取得した後、その被写体像データのうちの所定の数の複数の画素データを加算して1つの画素データとする処理を行う。
ハーフミラーを透過する等の理由から被写体光束の光量が落ちる場合シャッターを長時間開いていないと、十分な電荷を得ることができないが、このように、複数の画素の電荷を加算して1つの画素の電荷とみなす処理を行えば、被写体像データ全体の画素数は減少するが、明るいデータとして取得することができる。
また、本実施例では、第2撮像手段8を、一次結像面から近軸距離において最も遠い反射部材であるハーフミラー53を透過した被写体光束L’の光路上に配置している。
第2撮像手段8をこのような位置に配置することにより、瞳の距離を前記一次結像面からより遠ざけることができ、さらに、一次結像面に形成された被写体像から測光光学系9の入射瞳までの距離EPAEと第2撮像手段8の撮像素子までの距離をほぼ等しくすることができる。このため、画面周辺部に光線のケラレが生じにくくなり、また更にコンパクトに配置することが可能となる。
ファインダ光学系に備えられている反射部材のうち、一次結像面から近軸距離で最も遠い反射部材をハーフミラー等の透光特性を有する部材とした事により、複雑な機構等がなくても、ファインダ光学系から第2撮像素子8に導かれるように被写体光束を分離することが可能となっている。また、被写体光束Lは撮影レンズ系1により反転しているが、光路分割手段2の反射面とファインダ光学系の有する3つの反射部材の反射面、つまり4つの反射面を介することにより、正立像とすることができる。なお、第2撮像手段8へ導かれる被写体光束L’は、光路分割手段2の反射面とファインダ光学系の有する反射部材のうちの2つ反射部材の反射面、つまり3つの反射面を介するのみであるため、反転した状態のままであるが、第2撮像手段8からの出力情報を像データ表示手段に表示する際に、他の画像処理とともに反転させ正立像としている。
本実施例では、測光手段10はCCD等の撮像素子からなり、スクリーンマット4により被写体光束L’から分光された被写体光束L”’が、複数の反射部材により屈曲され、複数のレンズからなる測光光学系9を透過して導かれるようになっている。
次に、本実施例に係る各光学系を構成するレンズの構成及び数値データを示す。
なお、以下のレンズの数値データにおいては、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズの肉厚または間隔、Ndは各レンズのd線における屈折率、Vdは各レンズのd線におけるアッベ数、kは円錐係数、A4,A6,A8,A10は非球面係数をそれぞれ示している。
また、各非球面形状は、各実施例における各非球面係数を用いて以下の式で表される。但し、光軸方向の座標をZ、光軸と垂直な方向の座標をYとする。
Z=(Y2/r)/[1+{1−(1+k)・(Y/r)21/2
+A44+A66+A88+A1010
まず、ファインダ光学系に備えられている接眼レンズ系6について説明する。本実施例では、接眼レンズ系6を、図2に示すように、一次結像面側から順に、一次結像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズ61、一次結像面側の面が非球面である両凸正レンズ62、両凹負レンズ63により構成している。また、FLLcはファインダ光学系の光軸、FCはカバーガラスとして機能する平行平板、IM1はスクリーンマット4上の一次結像面、Eはアイポイントである。なお、両凸正レンズ62は、視度調整のために光軸FLLc上を所定量移動可能な構成としている。
次に、接眼レンズ系6を構成するレンズの数値データを示す。
本実施例の接眼レンズ系において、焦点距離f=54.61mm、Fナンバー=3.94である。なお、視度調整範囲は、+1.5ディオプタ〜−3.5ディオプタである。
面 r d Nd Vd
0 (一次結像面) ∞ 80.35
1 19.333 7.10 1.51633 64.14
2 71.354 D1
3 (非球面) 18.149 5.61 1.52542 55.78
4 -264.728 D2
5 -88.178 1.80 1.58423 30.49
6 12.438 4.41
7 ∞ 1.20 1.51633 64.14
8 ∞ 16.67
9 (アイポイント) ∞
非球面係数
面 r k
3 18.1494 0.0000
2 4 6 8
0.0000×100 -2.1895×10-5 -6.7082×10-8 -4.9542×10-10
10
0.0000×100
視度調整量
視度(1/m) 1.5 -1 -3.5
D1 3.83 4.72 5.81
D2 3.11 2.23 1.13
次に、再結像光学系7について説明する。本実施例では、再結像光学系7を、図3に示すように、一次結像面側から順に、両凸正レンズ71と第2撮像手段8側に凸面を向けた負メニスカスレンズ72との接合レンズ、絞りS、一次結像面側に凸面を向けており第2撮像手段8側の面が非球面である負メニスカスレンズ73、一次結像面側に凸面を向けており一次結像面側の面が非球面である正メニスカスレンズ74により構成している。なお、FMLcは再結像光学系の光軸、IFは赤外カットフィルタ、CGはカバーガラス、IM1はスクリーンマット4上の一次結像面、IM2は第2撮像手段8の撮像素子の撮像面である。
次に、再結像光学系7を構成するレンズの数値データを示す。
本実施例の再結像光学系7において、焦点距離f=10.58mm、Fナンバー=2.77である。
面 r d Nd Vd
0 (一次結像面) ∞ 67.00
1 7.801 3.18 1.51633 64.14
2 -3.320 0.70 1.54814 45.79
3 -28.993 0.03
4 (絞り) ∞ 5.47
5 3.4874 1.00 1.58423 30.49
6 (非球面) 2.3412 1.16
7 (非球面) 2.8290 1.68 1.52542 55.78
8 4.6362 1.78
9 ∞ 0.75 1.51633 64.14
10 ∞ 0.50
11 ∞ 0.50 1.51633 64.14
12 ∞ 0.37
13 (結像面) ∞
非球面係数
面 r k
6 2.3412 -0.5159
2 4 6 8
0.0000×100 -4.0713×10-4 1.3256×10-3 -4.2298×10-4
10
7.4181×10-5
面 r k
7 2.8290 -0.7874
2 4 6 8
0.0000×100 -8.2674×10-4 4.5775×10-4 -4.6031×10-5
10
4.3502×10-6
次に、測光光学系9について説明する。本実施例では、測光光学系9を、図4に示すように、一次結像面側から順に、絞りS、両面が非球面である両凸正レンズ91により構成している。なお、IM1cは一次結像面中心に垂直な軸、Scは絞り中心に垂直な軸、Lcはレンズr2の頂点とr3の頂点を結んだ軸、IM3cは撮像面中心に垂直な軸、IFは赤外カットフィルタ、CGはカバーガラス、IM1はスクリーンマット4上の一次結像面、IM3は測光手段10の撮像素子の撮像面である。
次に、測光光学系9を構成するレンズの数値データを示す。
本実施例の測光光学系9において、焦点距離f=7.96mm、Fナンバー=0.88である。
面 r d Nd Vd
0 (一次結像面) ∞ 59.90
1 (絞り・軸シフト) ∞ 0
2 (非球面・軸シフト) 6.1936 6.50 1.58423 30.49
3 (非球面) -11.4581 4.34
4 (軸シフト) ∞ 0.40 1.54000 55.00
5 ∞ 1.13
6 ∞ 0.57 1.52000 55.00
7 ∞ 0.00
8 (結像面) ∞
非球面係数
面 r k
2 6.1936 -0.2847
2 4 6 8
0.0000×100 -3.3463×10-4 -9.3880×10-6 2.0654×10-7
10
-1.2826×10-8
面 r k
3 -11.4581 -92.5760
2 4 6 8
0.0000×100 -2.9196×10-3 2.6092×10-4 -1.2751×10-5
10
2.3198×10-7
軸シフト(mm)
面 (DECY)
1 5.736
2 0.200
4 0.887
次に、本実施例の電子カメラにおける上記各条件式に係るデータを示す。なお、アイポイントEはファインダ光学系の最終面から観察者側に22.3mmの位置としている。
視度 : +1.5 -1.0 -3.5
EPFM : 70.11 70.11 70.11
EPAE : 59.66 59.66 59.66
MSL : 61.83 61.83 61.83
OBJH : 12.26 12.26 12.26
EPFL :5645.38 714.28 385.86
tan-1(OBJH/EPAE) : 11.61 11.61 11.61
tan-1(OBJH/EPFL) : 0.12 0.98 1.82
条件式(1): EPFM/EPAE : 1.175 1.175 1.175
条件式(2): |EPAE−MSL| : 2.17 2.17 2.17
条件式(3): |tan-1(OBJH/EPAE)-tan-1(OBJH/EPFL)|: 11.484 10.625 9.789
本実施例は、実施例1における再結像光学系7の具体的なレンズ構成のみが異なっており、各部材の配置等は実施例1と同様の構成となっている。そこで、それらの同様の構成については説明を省略し、図5を用いて再結像光学系の具体的な構成についてのみ説明する。
本実施例では、再結像光学系7’を、図5に示すように、一次結像面側から順に、一次結像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズ71’、正メニスカスレンズ71’の像側の面に一体的に形成されている絞りS、両凹負レンズ72’、両凸正レンズ73’により構成している。なお、FMLcは再結像光学系の光軸、IFは赤外カットフィルタ、CGはカバーガラス、IM1はスクリーンマット4上の一次結像面、IM2は第2撮像手段8の撮像素子の撮像面である。
次に、再結像光学系7’を構成するレンズの数値データを示す。
本実施例の再結像光学系7’において、焦点距離f=10.42mm、Fナンバー=2.85である。
面 r d Nd Vd
0 (一次結像面) ∞ 63.00
1 6.1409 2.00 1.72916 54.68
2 (絞り) 139.8827 0.54
3 -17.8971 1.80 1.59270 35.31
4 4.2153 0.50
5 6.9968 5.88 1.72916 54.68
6 -10.8500 5.00
7 ∞ 0.75 1.51633 64.14
8 ∞ 0.50
9 ∞ 0.50 1.51633 64.14
10 ∞ 0.74
11 (結像面) ∞
次に、本実施例の電子カメラにおける上記各条件式に係るデータを示す。なお、アイポイントEはファインダ光学系の最終面から観察者側に22.3mmの位置としている。
視度 : +1.5 -1.0 -3.5
EPFM : 64.34 64.34 64.34
EPAE : 59.66 59.66 59.66
MSL : 61.83 61.83 61.83
OBJH : 12.26 12.26 12.26
EPFL :5645.38 714.28 385.86
tan-1(OBJH/EPAE) : 11.61 11.61 11.61
tan-1(OBJH/EPFL) : 0.12 0.98 1.82
条件式(1): EPFM/EPAE : 1.078 1.078 1.078
条件式(2): |EPAE−MSL| : 2.17 2.17 2.17
条件式(3): |tan-1(OBJH/EPAE)-tan-1(OBJH/EPFL)|: 11.484 10.625 9.789
本実施例は、実施例1、2における再結像光学系7の具体的なレンズ構成のみが異なっており、各部材の配置等は実施例1、2と同様の構成となっている。そこで、それらの同様の構成については説明を省略し、図6を用いて再結像光学系の具体的な構成についてのみ説明する。
本実施例では、再結像光学系7”を、図6に示すように、一次結像面側から順に、絞りS、一次結像面側に凸面を向けており一次結像面側の面が非球面である正メニスカスレンズ71”、一次結像面側に凸面を向けており両面が非球面である正メニスカスレンズ72”により構成している。なお、FMLcは再結像光学系の光軸、IFは赤外カットフィルタ、CGはカバーガラス、IM1はスクリーンマット4上の一次結像面、IM2は第2撮像手段8の撮像素子の撮像面である。
次に、再結像光学系7”を構成するレンズの数値データを示す。
本実施例の再結像光学系7”において、焦点距離f=9.96mm、Fナンバー=2.80である。
面 r d Nd Vd
0 (一次結像面) ∞ 64.00
1 (絞り) ∞ 0.50
2 (非球面) 4.082 6.00 1.52542 55.78
3 2.927 1.00
4 (非球面) 3.137 1.20 1.52542 55.78
5 (非球面) 12.169 3.40
6 ∞ 0.75 1.51633 64.14
7 ∞ 0.50
8 ∞ 0.50 1.51633 64.14
9 ∞ 0.71
10 (結像面) ∞
非球面係数
面 r k
2 4.0815 -0.3784
2 4 6 8
0.0000×100 0.0000×100 0.0000×100 0.0000×100
10
0.0000×100
面 r k
4 3.1372 -0.7595
2 4 6 8
0.0000×100 0.0000×100 0.0000×100 0.0000×100
10
0.0000×100
面 r k
5 12.169 8.7922
2 4 6 8
0.0000×100 0.0000×100 0.0000×100 0.0000×100
10
0.0000×100
次に、本実施例の電子カメラにおける上記各条件式に係るデータを示す。なお、アイポイントEはファインダ光学系の最終面から観察者側に22.3mmの位置としている。
視度 : +1.5 -1.0 -3.5
EPFM : 64.00 64.00 64.00
EPAE : 59.66 59.66 59.66
MSL : 61.83 61.83 61.83
OBJH : 12.26 12.26 12.26
EPFL :5645.38 714.28 385.86
tan-1(OBJH/EPAE) : 11.61 11.61 11.61
tan-1(OBJH/EPFL) : 0.12 0.98 1.82
条件式(1): EPFM/EPAE : 1.073 1.073 1.073
条件式(2): |EPAE−MSL| : 2.17 2.17 2.17
条件式(3): |tan-1(OBJH/EPAE)-tan-1(OBJH/EPFL)|: 11.484 10.625 9.789
なお、本発明の電子カメラは、上記各実施例のような図1に示した構成の他に、以下のように構成しても良い。
図7及び図8は、本発明の電子カメラの第2の構成例を示したものであって、図7は被写体観察時における光学部材の配置構成を示した概略構成図であり、図8は被写体撮影時における光学部材の配置構成を示した概略構成図である。
この第2の構成例における各光学部材の配置構成は、上記の図1に示された各光学部材の配置構成と多くの点で共通している。そこで以下においては相違する部分のみを詳細に説明する。
この第2の構成例では、クイックリターンミラー2’を光路変更手段としており、撮影レンズ系1から入射した被写体光束Lの光路上に軸2’aによって回動可能な状態で配置している。被写体観察時においては、このクリックリターンミラー2’によって、被写体光束Lは光路が変更されファインダ光学系へ導かれる。そして、この状態で第2撮像手段を用いた撮影も可能となっている。一方、第1撮像手段を用いた撮影時においては、クイックリターンミラー2’は、不図示の駆動機構により軸2’aを軸として図8に示す位置まで回動し被写体光束Lの光路上から退避し、被写体光束LはCCD等の撮像素子又は銀塩フィルム等の感光記録媒体からなる第1撮像手段3へ導かれる。
また、この第2の構成例では、ファインダ光学系は一次結像面側から順に、第1反射部材であるハーフミラー51’と、第2反射部材であるミラー52と、第3反射部材ハーフミラー53の3つの反射部材により構成されている。また、表示用手段111’と合焦表示用手段112’は第1反射部材であるハーフミラー51’の反射面とは反対側であって第1反射部材ハーフミラー51’により反射された被写体光束Lの光路の延長線上に配置されている。
このように、ファインダ光学系の有する反射部材のうち2つの部材に透光特性を有する部材を用いることにより、第2撮像手段8、測光手段10、表示用手段111’、合焦表示用手段112’をコンパクトに配置することが可能となる。
また、表示用手段111’と合焦表示用手段112’を、第1反射部材であるハーフミラー51’の反射面とは反対側であって、ハーフミラー51’により反射される光束Lの光路の延長線上に配置しているため、ファインダ光学系において一次結像面に形成された被写体像データからアイポイントE又は第2撮像手段8までの距離と、表示用手段111’、合焦表示用手段112’からアイポイントE又は第2撮像手段8までの距離をほぼ等しくなるため、その両方に同時にピントをあわせることができる。また、ハーフミラー51’の反射面の反対側に存在するスペースを有効に利用することでき、カメラの小型化が可能となる。また、このとき、第1反射部材であるハーフミラー51’の反射面の光量配分において反射率が以下の条件式(4)を満足するとさらに好ましい。
60% ≦ 第1反射部材の反射面 ≦90% ・・・(4)
また、この第2の構成例では、被写体観察時において、一次結像面形成手段であるスクリーンマット4を透過する際被写体光束Lから、被写体光束L’が分光される。これらの光束は、それぞれハーフミラー53を透過し、被写体光束Lはさらに再結像光学系7を透過し第2撮像素子へ導かれ、被写体光束L’は測光光学系9を透過して測光手段10へ導かれる。なお、ハーフミラー53で分光され反射された被写体光束L”は接眼レンズ系6へ導かれる。
第2撮像手段8と測光手段10は、入射瞳の位置がほぼ同位置であることから、この第2の構成例のように、一方の近傍にもう一方を配置することが好ましい。また、このような配置にすれば、第2撮像手段8と測光手段10をコンパクトに配置することができる。さらにこのとき、第3反射部材であるハーフミラー53の反射面の光量配分において以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
40% ≦ 第3反射部材の反射面 ≦70% ・・・(5)
なお、このとき第1反射部材であるハーフミラー51’の反射面と第3反射部材であるハーフミラー53の反射面の光量配分において反射率が以下の条件式(4’)、(5’)を満足するとさらに好ましい。
80% ≦ 第1反射部材の反射面 ≦90% ・・・(4’)
40% ≦ 第3反射部材の反射面 ≦60% ・・・(5’)
また、第1反射部材であるハーフミラー51’の反射面と第3反射部材であるハーフミラー53の反射面の光量配分における反射率をそれぞれ上記条件式(4’)、(5’)の範囲内とすることにより、ファインダ光学系、第2撮像手段、測光手段、表示用手段、合焦表示用手段の光量バランスを適正に保つことができる。
なお、第2の構成例においては、再結像光学系7と第2撮像手段8との間にミラー12を配置している。
このように配置することにより、コンパクトな配置が可能となる。また、撮像手段2がカメラの不図示のボディー枠に近くなるため、ボディー枠をはずすことによって撮像素子2の調整を容易に行うことが可能となっている。
図9及び図10は、本発明の電子カメラの第3の構成例を示したものであって、図9は被写体観察時における光学部材の配置構成を示した概略構成図であり、図10は被写体撮影時における光学部材の配置構成を示した概略構成図である。
この第3の構成例における各光学部材の配置構成も、上記の図1に示された各光学部材の配置構成と多くの点で共通している。そこで以下においては相違する部分のみを詳細に説明する。
この第3の構成例では、ファインダ光学系の第3反射部材を、クイックリターンミラー53’により構成しており、光路分割手段であるハーフミラー2により被写体光束Lから分光された被写体光束L’の光路上に軸53’aによって回動可能な状態で配置している。被写体観察時においては、このクイックリターンミラー53’は被写体光束L’を接眼レンズ系へ導いている。一方、被写体撮影時又は像データ表示手段を介した被写体観察時においては、クイックリターンミラー53’は不図示の駆動機構により軸53’aを軸として図10に示す位置まで回動し、被写体光束L’の光路上から退避するため、被写体光束L’はCCD等の撮像素子からなる第2撮像手段8へ導かれる。
このような構成とすることにより、ファインダ光学系及び第2撮像素子8において光量低下が生じず、観察に十分な明るさを容易に確保することが可能である。また、被写体光束Lは撮影レンズ系1により反転しているが、ハーフミラー2の反射面とファインダ光学系の有する3つの反射部材の反射面、つまり4つの反射面を介することにより、正立像とすることができる。なお、第2撮像手段8へ導かれる被写体光束L’は、ハーフミラー2の反射面とファインダ光学系の有する反射部材のうちの2つ反射部材の反射面、つまり3つの反射面を介するのみであるため、反転した状態のままであるが、第2撮像手段8からの出力情報を像データ表示手段に表示する際に、他の画像処理とともに反転させ正立像としている。
なお、この第3の実施例において、被写体撮影時又は像データ表示手段を介した被写体観察時は、表示用手段及び合焦表示用手段がOFFとなるような構成としても良い。
また、上記した3つの構成の電子カメラにおいては、一次結像面形成手段であるスクリーンマット4に拡散機能を与えても良いし、素通し板(例えば、拡散性が無い、または少ない)を用いて透過機能を持たせても良い。
このように、一次結像面形成手段であるスクリーンマット4に拡散機能を与えることにより、撮影レンズのNAや射出瞳位置の許容量を従来よりも大きくすることができ、望ましい。
また、上記した3つの構成の電子カメラにおいて、さらに一次結像面形成手段であるスクリーンマット4の近傍に集光作用を持つ面又はマット面の少なくとも一方を、一次結像面と平行となるように配置しても良い。
集光作用を持つ面(例えばフレネルレンズ面など)を一次結像面形成手段の近傍に一次結像面と平行に配置した場合、被写体光束の収差変動を最小限に抑えることができる。また、被写体光束をコンデンサレンズによりファインダ光学系及び再結像光学系の各入射瞳に向かうよう屈折させ、ファインダ及び第2撮像手段で取得される像データの画面周辺部に光線のケラレや顕著な周辺光量低下が生じないようにすることができる。
マット面を一次結像面形成手段の近傍に一次結像面と平行に配置した場合、被写体光束の拡散による被写体増の劣化を最小限に抑えることができる。また、被写体光束をマット面の拡散によりファインダ光学系及び再結像光学系の各入射瞳に向かうよう屈折させ、ファインダおよび第2撮像手段で取得される像データの画面周辺部に光線のケラレや顕著な周辺光量低下が生じないようにすることができる。なお、マット面を配置する場合は、被写体から見て第1撮像手段の撮像面と光学的に等価な位置であることが望ましい。
また、上記した3つの構成の電子カメラにおいて、第2撮像手段8にローパスフィルタを用いなくても良い。
ローパスフィルタを用いないことにより、配置関係に余裕ができ、さらにはコスト削減も可能となる。このとき、必要なローパス効果は、一次結像面に拡散機能を与え共役位置からずらす、一次結像面の拡散機能にローパス効果を与える、再結像光学系の結像性能によりローパス効果を得るといった方法で得ると良い。なお、再結像光学系の結像性能によりローパス効果を得る場合、一次結像面には拡散機能を与えなくても良い。
また、上記した3つの構成の電子カメラにおいて、第2撮像手段の撮像素子8を測光手段10の撮像素子と兼ねさせても良い。
また、上記した3つの構成の電子カメラにおいて、反射部材にはプリズムを用いても良い。
第2撮像手段に測光手段も兼ねさせることにより、被写体像そのもののデータと明るさ等の像の状態を表すデータを同時に取得することができる。
以上の本発明の電子カメラは、特許請求の範囲の記載の他に、例えば次のように構成することができる。
(1) 以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカメラ。
|tan-1(OBJH/EPAE)−tan-1(OBJH/EPFL)| ≦ 20
・・・(3)
ただし、
OBJH:一次結像面における有効光線高
EPFL:一次結像面からファインダ光学系の入射瞳までの距離
(2) 前記第2撮像手段に用いる撮像素子が、前記第1撮像手段に用いる撮像素子よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3又は(1)のいずれか1項に記載のカメラ。
(3) 表示用手段と合焦表示用手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至3、(1)又は(2)のいずれか1項に記載のカメラ。
(4) 前記複数の反射部材のうち、少なくとも1つは透光特性を有していることを特徴とする請求項1乃至3、又は(1)乃至(3)のいずれか1項に記載のカメラ。
(5) 前記ファインダ光学系は、前記一次結像面形成手段の像側に、前記一次結像面側から順に、少なくとも第1反射部材と、第2反射部材と、第3反射部材とを備え、
少なくとも前記第1反射部材と前記第3反射部材が透光特性を有していることを特徴とする(4)に記載のカメラ。
(6) 前記ファインダ光学系は、前記一次結像面形成手段の像側に、前記一次結像面側から順に、少なくとも第1反射部材と、第2反射部材と、第3反射部材とを備え、
少なくとも前記第1反射部材が透光特性を有していて、
前記第1反射部材の反射面とは反対側であって、前記第1反射部材により反射された光束の光路の延長線上に表示用手段と合焦表示用手段とが配置されていることを特徴とする(4)に記載のカメラ。
(7) 前記ファインダ光学系は、前記一次結像面形成手段の像側に、前記一次結像面側から順に、少なくとも第1反射部材と、第2反射部材と、第3反射部材とを備え、
少なくとも前記第3反射部材が透光特性を有していて、
前記第3反射部材を透過した光束の光路上に前記第2撮像手段と前記測光手段とが配置されていることを特徴とする(4)に記載のカメラ。
(8) 前記ファインダ光学系は、前記一次結像面形成手段の像側に、前記一次結像面側から順に、少なくとも第1反射部材と、第2反射部材と、第3反射部材とを備え、
少なくとも前記第1反射部材と前記第3反射部材とが透光特性を有していて、
前記第1反射部材の反射面とは反対側であって、前記第1反射部材により反射された光束の光路の延長線上に表示用手段と合焦表示用手段とが配置され、
前記第3反射部材を透過した光束の光路上に前記第2撮像手段と前記測光手段とが配置され、
第1反射部材の反射面と第3反射部材の反射面の光量配分において反射率が以下の条件式(4’)、(5’)を満足することを特徴とする(4)に記載のカメラ。
80% ≦ 第1反射部材の反射面 ≦90% ・・・(4’)
40% ≦ 第3反射部材の反射面 ≦60% ・・・(5’)
(9) 前記一次結像面形成手段の近傍に集光作用を持つ面又はマット面の少なくとも一方を、前記1次結像面と平行となるように配置したことを特徴とする請求項1乃至3又(1)乃至(8)のいずれか1項に記載のカメラ。
(10) 前記第2撮像手段は、撮像素子の有効範囲よりも狭い範囲で被写体像データを取得し、
前記像データ表示手段は、該被写体像データよりもさらに狭い範囲のデータを切り出して表示することを特徴とする請求項1乃至3又(1)乃至(9)のいずれか1項に記載のカメラ。
(11) 前記第2撮像手段の撮像素子の有効範囲は、前記一次結像面に形成された被写体像が前記第2撮像手段の撮像素子へ投影される範囲よりも広いことを特徴とする請求項1乃至3又(1)乃至(9)のいずれか1項に記載のカメラ。
(12) 前記第2撮像手段は、被写体像データを取得し、該被写体像データの複数の画素データを加算して1つの画素データとする処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3又(1)乃至(11)のいずれか1項に記載のカメラ。
(13) 前記第2撮像手段にローパスフィルタを用いないことを特徴とする請求項1乃至3又(1)乃至(12)のいずれか1項に記載のカメラ。
(14) 前記第2撮像手段の撮像素子が測光手段の撮像素子も兼ねることを特徴とする請求項1乃至3又(1)乃至(13)のいずれか1項に記載のカメラ。
(15) 前記一次結像面から近軸距離において最も遠い前記反射部材の反射面の反対側に、前記第2撮像手段を配置したことを特徴とする請求項1乃至3又(1)乃至(14)のいずれか1項に記載のカメラ。
(16) 前記一次結像面から近軸距離において最も遠い前記反射部材が透光特性を有しており、
該反射部材を透過した光束の光路上に前記第2撮像手段が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3又(1)乃至(15)のいずれか1項に記載のカメラ。
(17) 前記一次結像面から近軸距離において最も遠い前記反射部材が、前記ファインダ光学系の光路に対して進退可能な可動ミラーであり、
該可動ミラーの退避時に、前記一次結像面に形成された被写体像が前記第2撮像手段に導かれることを特徴とする請求項1乃至3、(1)乃至(4)、(6)、(9)乃至(15)のいずれか1項に記載のカメラ。
本発明の実施例1に係る電子カメラの光学部材の配置構成を示す概略構成図である。 本発明の実施例1に係る電子カメラの接眼レンズ系の構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例1に係る電子カメラの再結像光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例1に係る電子カメラの測光光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例2に係る電子カメラの再結像光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例3に係る電子カメラの再結像光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の第2の構成例に係る電子カメラの被写体観察時における光学部材の配置構成を示す概略構成図である。 本発明の第2の構成例に係る電子カメラの被写体撮影時における光学部材の配置構成を示す概略構成図である。 本発明の第3の構成例に係る電子カメラの被写体観察時における光学部材の配置構成を示す概略構成図である。 本発明の第3の構成例に係る電子カメラの被写体撮影時における光学部材の配置構成を示す概略構成図である。
符号の説明
1 撮影レンズ系
2 ハーフミラー
2’ クイックリターンミラー
2’a 軸
3 第1撮像手段
4 スクリーンマット
1、52 ミラー
1’ ハーフミラー
3 ハーフミラー
3’ クイックリターンミラー
3’a 軸
6 接眼レンズ系
1 正メニスカスレンズ
2 両凸正レンズ
7 再結像光学系
1 両凸正レンズ
2、73 負メニスカスレンズ
4 正メニスカスレンズ
1’ 正メニスカスレンズ
2’ 両凹負レンズ
3’ 両凸正レンズ
1” 正メニスカスレンズ
2” 正メニスカスレンズ
8 第2撮像手段
9 測光光学系
1 両凸正レンズ
10 測光手段
111、111 表示用手段
112、112 合焦表示用手段
12 ミラー
CG カバーガラス
E アイポイント
IF 赤外カットフィルタ
IM1 一次結像面
IM1c 一次結像面中心に垂直な軸
IM2 第2撮像手段の撮像素子の撮像面
IM3 測光手段の撮像素子の撮像面
IM3c 撮像面中心に垂直な軸
FC 平行平板
L、L’、L”、L”’ 被写体光束
Lc レンズr2の頂点とr3の頂点を結んだ軸
FLLc ファインダ光学系の光軸
FMLc 再結像光学系の光軸
S 絞り
Sc 絞り中心に垂直な軸

Claims (3)

  1. 撮影レンズを通過した被写体光束から被写体像データを取得する第1撮像手段と、
    前記第1撮像手段の撮像光路上に配置され前記被写体光束の光路を分割し得る光路分割手段と、
    被写体像の一次結像面形成手段と複数の反射部材とを有し前記光路分割手段により分割された光路上に配置されているファインダ光学系と、
    前記一次結像面に形成された被写体像データを取得する第2撮像手段と、
    前記一次結像面に形成された被写体像を前記第2撮像手段上に再結像させる再結像光学系と、
    前記一次結像面に形成された被写体像の明るさを検出する測光手段と、
    前記一次結像面に形成された被写体像から発した光束を前記測光手段へ導く測光光学系と、
    前記第1撮像手段及び前記第2撮像手段の少なくとも一方で取得された被写体像データを表示可能な像データ表示手段と、
    を備え、
    以下の条件式(1)を満足することを特徴とするカメラ。
    0.5 ≦ EPFM/EPAE ≦1.7 ・・・(1)
    ただし、
    EPFM:一次結像面から再結像光学系の入射瞳までの距離
    EPAE:一次結像面から測光光学系の入射瞳までの距離
    である。
  2. 撮影レンズを通過した被写体光束から被写体像データを取得する第1撮像手段と、
    前記第1撮像手段の撮像光路上に配置され前記被写体光束の光路を分割し得る光路分割手段と、
    被写体像の一次結像面形成手段と複数の反射部材とを有し前記光路分割手段により分割された光路上に配置されているファインダ光学系と、
    前記一次結像面に形成された被写体像データを取得する第2撮像手段と、
    前記一次結像面に形成された被写体像を前記第2撮像手段上に再結像させる再結像光学系と、
    前記一次結像面に形成された被写体像の明るさを検出する測光手段と、
    前記一次結像面に形成された被写体像から発した光束を前記測光手段へ導く測光光学系と、
    前記第1撮像手段及び前記第2撮像手段の少なくとも一方で取得された被写体像データを表示可能な像データ表示手段と、
    を備え、
    前記測光手段を前記ファインダ光学系の光路上で前記一次結像面から近軸距離で最も遠い反射部材の近傍に配置し、
    以下の条件式(2)を満足することを特徴とするカメラ。
    |EPAE−MSL| ≦ 20 ・・・(2)
    ただし、
    EPAE:一次結像面から測光光学系の入射瞳までの距離
    MSL :一次結像面から近軸距離で最も遠い反射部材の反射面までの距離
    である。
  3. 以下の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
    0.5 ≦ EPFM/EPAE ≦1.7 ・・・(1)
    ただし、
    EPFM:一次結像面から再結像光学系の入射瞳までの距離
    である。
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