JP2007192867A - 液晶表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバ用ICの境界部でも表示上の問題が生じることなく黒挿入が行われ、表示を擬似的にインパルス化できる液晶表示装置およびその駆動方法を提供する。
【解決手段】1水平走査期間毎に所定期間だけ隣接ソースラインを短絡させるように構成されたドット反転駆動方式の液晶表示装置において、ゲートドライバは、画素形成部に画素データを書き込むための画素データ書込パルスと黒電圧を書き込むための黒電圧印加パルスPbとを含む走査信号を各ゲートラインに印加する。このような走査信号を生成するために、表示制御回路は、各ゲートドライバ用ICチップにつきシフトレジスタの初段から出力される出力信号Q1の黒挿入のための立ち上がり時から当該シフトレジスタの最終段から出力される出力信号Q270の黒挿入を終了するための立ち下がり時までの期間には黒挿入用波形となるゲートドライバ出力制御信号GOEを出力する。
【選択図】図6

Description

本発明は、表示を擬似的にインパルス化する液晶表示装置ならびにその駆動方法に関する。
CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)のようなインパルス型の表示装置においては、個々の画素に着目すると、画像が表示される点灯期間と画像が表示されない消灯期間とが交互に繰り返される。例えば動画の表示が行われた場合にも、1画面分の画像の書き換えが行われる際に消灯期間が挿入されるため、人間の視覚に動いている物体の残像が生じることがない。このため、背景と物体とが明瞭に見分けられ、違和感なく動画が視認される。
これに対し、TFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を使用した液晶表示装置のようなホールド型の表示装置では、個々の画素の輝度は各画素容量に保持される電圧によって決まり、画素容量における保持電圧は、一旦書き換えられると1フレーム期間維持される。このようにしてホールド型の表示装置では、画素データとして画素容量に保持すべき電圧は、一旦書き込まれると次に書き換えられるまで保持され、その結果、各フレームの画像は、その1フレーム前の画像と時間的に近接することになる。これにより、動画が表示される場合に、人間の視覚には動いている物体の残像が生じる。例えば図12に示すように、動いている物体を表す画像OIが尾を引くように残像AIが生じる(以下、この残像を「尾引残像」という)。
アクティブマトリクス型の液晶表示装置等のようなホールド型の表示装置では、動画表示の際にこのような尾引残像が生じるので、主として動画表示が行われるテレビ等のディスプレイには従来よりインパルス型の表示装置が採用されるのが一般的である。ところが、近年、テレビ等のディスプレイについて軽量化や薄型化が強く要求されており、そのようなディスプレイについて軽量化や薄型化が容易な液晶表示装置のようなホールド型の表示装置の採用が急速に進んでいる。
また、近年の表示装置では、一般的にゲートドライバおよびソースドライバはそれぞれ複数個の駆動用IC(Integrated Circuit)から構成されている。このような表示装置においては、各駆動用ICに対応する表示領域の境界部で表示上の問題が生じることが多い。そのような表示上の問題を解決する技術として、例えば、ゲートドライバ用ICの境界部における輝度差をなくすために映像信号の垂直同期信号の位相をずらす技術(特許文献1)や分割ブロックの境界部に生じる縞を軽減するために第1(上側)の信号線駆動回路と第2(下側)の信号線駆動回路とを異なる分割ブロック数にする技術(特許文献2)が知られている。
特開平11−102172号公報 特開2003−99012号公報 特開2003−66918号公報
アクティブマトリクス型の液晶表示装置等のようなホールド型の表示装置において上記の尾引残像を改善する方法として、1フレーム期間中に黒表示を行う期間を挿入する(以下「黒挿入」という)等により液晶表示装置における表示を(擬似的に)インパルス化するという方法が知られている(例えば特許文献3)。
しかし、ホールド型表示装置としてのアクティブマトリクス型液晶表示装置において、従来の方法によってインパルス化を実現しようとすると、黒挿入のために駆動回路等が複雑化すると共に、駆動回路の動作周波数も増大し、画素容量の充電のために確保できる時間も短くなる。また、駆動用ICの境界部において表示上の問題が生じることのないように黒挿入を行う必要がある。
そこで本発明は、駆動回路等の複雑化や動作周波数の増大を抑えつつ、駆動用ICの境界部でも表示上の問題が生じることなく黒挿入が行われ、表示を擬似的にインパルス化できるアクティブマトリクス型の液晶表示装置およびその駆動方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、複数のデータ信号線と、前記複数のデータ信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数のデータ信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部と、前記複数の画素形成部に共通的に設けられた共通電極とを備え、各画素形成部は対応する交差点を通過する走査信号線が選択されているときに対応する交差点を通過するデータ信号線の電圧を画素値として取り込むアクティブマトリクス型の液晶表示装置であって、
表示すべき画像を表す複数のデータ信号を前記複数のデータ信号線にそれぞれ印加し、かつ前記複数のデータ信号の極性を各フレーム期間内で所定期間毎に反転させるデータ信号線駆動回路と、
前記データ信号線駆動回路の内部または外部に設けられ、前記複数のデータ信号の極性が反転する時に所定の黒信号挿入期間だけ各データ信号線の電圧を黒表示に相当する電圧とする黒信号挿入回路と、
有効走査期間において前記複数のデータ信号線の電圧が画素値として取り込まれるように所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる通常用波形と前記複数のデータ信号線の電圧が黒表示に相当する電圧になっている期間のうちの所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる黒挿入用波形とが繰り返される複数の出力制御信号を出力する表示制御回路と、
前記表示制御回路から出力された複数の出力制御信号をそれぞれ受け取る複数個の部分回路からなり、前記複数の走査信号線に走査信号を印加する走査信号線駆動回路とを備え、
前記表示制御回路は、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間には、当該部分回路が受け取る出力制御信号の波形を前記黒挿入用波形とし、
各部分回路は、当該部分回路に接続された走査信号線のそれぞれが各フレーム期間において少なくとも1回は前記黒信号挿入期間以外の期間である有効走査期間に選択状態となり、当該選択状態となった走査信号線は非選択状態に変化した時点から所定の画素値保持期間が経過した後であって次のフレーム期間における前記有効走査期間に選択状態となる前に少なくとも1回は前記黒信号挿入期間に選択状態となるように、前記出力制御信号に基づいて当該部分回路に接続された走査信号線に走査信号を印加することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記表示制御回路は、
各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間となる前に、当該部分回路が受け取る出力制御信号の波形を前記通常用波形から前記黒挿入用波形に切り換え、
各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間よりも後に、当該部分回路が受け取る出力制御信号の波形を前記黒挿入用波形から前記通常用波形に切り換えることを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
各部分回路は、
当該部分回路に接続された走査信号線に印加すべき走査信号を制御するための内部信号であって、各走査信号線が選択状態とされる期間を含む所定期間に第1の論理レベルとなり、該所定期間以外の期間には第2の論理レベルとなる、当該部分回路に接続された複数の走査信号線にそれぞれ対応する複数の内部信号を生成し、
各走査信号線に対応する内部信号が第1の論理レベルであって当該部分回路が受け取った出力制御信号が第2の論理レベルである時に当該走査信号線が選択状態となるように当該部分回路に接続された複数の走査信号線に走査信号を印加することを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、
各部分回路は、
入力端および出力端を有し、当該入力端に与えられるパルスを順次出力端に向かって転送するシフトレジスタと、
前記シフトレジスタに供給すべきクロック信号のためのクロック用入力端子と、
当該部分回路に与えられる出力制御信号のための出力制御用入力端子と、
前記シフトレジスタの各段の出力信号である前記内部信号と、前記クロック用入力端子に与えられるクロック信号と、前記出力制御用入力端子に与えられる出力制御信号とに基づき、当該部分回路から出力すべき走査信号に対応するパルス信号を生成する組合せ論理回路と
を含み、
前記複数個の部分回路は、異なる部分回路におけるシフトレジスタの入力端とシフトレジスタの出力端とを繋ぐことによって縦続接続されており、
前記表示制御回路は、前記複数個の部分回路のクロック用入力端子には共通に所定のクロック信号を与えることを特徴とする。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明において、
前記データ信号線駆動回路は、互いに隣接するデータ信号線にそれぞれ印加されるべきデータ信号の極性が互いに異なるように前記複数のデータ信号を生成し、
前記黒信号挿入回路は、前記黒信号挿入期間において各データ信号線をそれに隣接するデータ信号線に短絡させることを特徴とする。
第6の発明は、第1から第4までのいずれかの発明において、
前記黒信号挿入回路は、前記黒信号挿入期間において各データ信号線を前記共通電極に短絡させることを特徴とする。
第7の発明は、複数のデータ信号線と、前記複数のデータ信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数のデータ信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部と、前記複数の画素形成部に共通的に設けられた共通電極とを備え、各画素形成部は対応する交差点を通過する走査信号線が選択されているときに対応する交差点を通過するデータ信号線の電圧を画素値として取り込むアクティブマトリクス型の液晶表示装置であって、
表示すべき画像を表す複数のデータ信号を前記複数のデータ信号線にそれぞれ印加し、かつ前記複数のデータ信号の極性を各フレーム期間内で所定期間毎に反転させるデータ信号線駆動回路と、
前記データ信号線駆動回路の内部または外部に設けられ、前記複数のデータ信号の極性が反転する時に所定の黒信号挿入期間だけ各データ信号線の電圧を黒表示に相当する電圧とする黒信号挿入回路と、
有効走査期間において前記複数のデータ信号線の電圧が画素値として取り込まれるように所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる第1の出力制御信号と前記複数のデータ信号線の電圧が黒表示に相当する電圧になっている期間のうちの所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる第2の出力制御信号とを出力する表示制御回路と、
前記表示制御回路から出力された第1および第2の出力制御信号をそれぞれ受け取り、該受け取った第1および第2の出力制御信号のうちのいずれかを選択する切換スイッチを有する複数個の部分回路からなる、前記複数の走査信号線に走査信号を印加する走査信号線駆動回路とを備え、
前記表示制御回路は、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間には、当該部分回路の切換スイッチによって前記第2の出力制御信号が選択されるように、各部分回路の切換スイッチを制御する複数の切換制御信号を出力し、
各部分回路は、当該部分回路に接続された走査信号線のそれぞれが各フレーム期間において少なくとも1回は前記黒信号挿入期間以外の期間である有効走査期間に選択状態となり、当該選択状態となった走査信号線は非選択状態に変化した時点から所定の画素値保持期間が経過した後であって次のフレーム期間における前記有効走査期間に選択状態となる前に少なくとも1回は前記黒信号挿入期間に選択状態となるように、前記切換スイッチによって選択された第1または第2の出力制御信号に基づいて、当該部分回路に接続された走査信号線に走査信号を印加することを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明において、
前記表示制御回路は、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間となる前に当該部分回路の切換スイッチによって前記第2の出力制御信号が選択され、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間よりも後に当該部分回路の切換スイッチによって前記第1の出力制御信号が選択されるように、前記複数の切換制御信号を出力することを特徴とする。
第9の発明は、第7または第8の発明において、
各部分回路は、
当該部分回路に接続された走査信号線に印加すべき走査信号を制御するための内部信号であって、各走査信号線が選択状態とされる期間を含む所定期間に第1の論理レベルとなり、該所定期間以外の期間には第2の論理レベルとなる、当該部分回路に接続された複数の走査信号線にそれぞれ対応する複数の内部信号を生成し、
各走査信号線に対応する内部信号が第1の論理レベルであって当該部分回路の切換スイッチによって選択された前記第1または第2の出力制御信号が第2の論理レベルである時に当該走査信号線が選択状態となるように当該部分回路に接続された複数の走査信号線に走査信号を印加することを特徴とする。
第10の発明は、第9の発明において、
各部分回路は、
入力端および出力端を有し、当該入力端に与えられるパルスを順次出力端に向かって転送するシフトレジスタと、
前記シフトレジスタに供給すべきクロック信号のためのクロック用入力端子と、
当該部分回路に与えられる前記第1および第2の出力制御信号のための第1および第2の出力制御用入力端子と、
前記シフトレジスタの各段の出力信号と、前記クロック用入力端子に与えられるクロック信号と、前記切換スイッチによって選択された第1または第2の出力制御信号とに基づき、当該部分回路から出力すべき走査信号に対応するパルス信号を生成する組合せ論理回路と
を含み、
前記複数個の部分回路は、異なる部分回路におけるシフトレジスタの入力端とシフトレジスタの出力端とを繋ぐことによって縦続接続されており、
前記表示制御回路は、
前記複数個の部分回路のクロック用入力端子には共通に所定のクロック信号を与え、
前記複数個の部分回路の第1の出力制御用入力端子には共通に前記第1の出力制御信号を与えると共に、前記複数個の部分回路の第2の出力制御用入力端子には共通に前記第2の出力制御信号を与えることを特徴とする。
第11の発明は、第7から第10までのいずれかの発明において、
前記データ信号線駆動回路は、互いに隣接するデータ信号線にそれぞれ印加されるべきデータ信号の極性が互いに異なるように前記複数のデータ信号を生成し、
前記黒信号挿入回路は、前記黒信号挿入期間において各データ信号線をそれに隣接するデータ信号線に短絡させることを特徴とする。
第12の発明は、第7から第11までのいずれかの発明において、
前記黒信号挿入回路は、前記黒信号挿入期間において各データ信号線を前記共通電極に短絡させることを特徴とする。
第13の発明は、複数のデータ信号線と、前記複数のデータ信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数のデータ信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部と、前記複数の走査信号線に走査信号を印加するための複数個の部分回路からなる走査信号線駆動回路と、前記複数の画素形成部に共通的に設けられた共通電極とを備え、各画素形成部は対応する交差点を通過する走査信号線が選択されているときに対応する交差点を通過するデータ信号線の電圧を画素値として取り込むアクティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動方法であって、
表示すべき画像を表す複数のデータ信号を前記複数のデータ信号線にそれぞれ印加し、かつ前記複数のデータ信号の極性を各フレーム期間内で所定期間毎に反転させるデータ信号線駆動ステップと、
前記複数のデータ信号の極性が反転する時に所定の黒信号挿入期間だけ各データ信号線の電圧を黒表示に相当する電圧とする黒信号挿入ステップと、
有効走査期間において前記複数のデータ信号線の電圧が画素値として取り込まれるように所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる通常用波形と前記複数のデータ信号線の電圧が黒表示に相当する電圧になっている期間のうちの所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる黒挿入用波形とが繰り返される複数の出力制御信号を出力する表示制御ステップと、
前記複数の走査信号線に走査信号を印加する走査信号線駆動ステップとを備え
前記表示制御ステップでは、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間には、当該部分回路の受け取る出力制御信号の波形が前記黒挿入用波形とされ、
前記走査信号線駆動ステップでは、各部分回路に接続された走査信号線のそれぞれが各フレーム期間において少なくとも1回は前記黒信号挿入期間以外の期間である有効走査期間に選択状態とされ、当該選択状態となった走査信号線は非選択状態に変化した時点から所定の画素値保持期間が経過した後であって次のフレーム期間における前記有効走査期間に選択状態となる前に少なくとも1回は前記黒信号挿入期間に選択状態とされるように、前記出力制御信号に基づいて当該部分回路に接続された走査信号線に走査信号が印加されることを特徴とする。
第14の発明は、第13の発明において、
前記表示制御ステップでは、
各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間となる前に、当該各部分回路が受け取る前記出力制御信号の波形が前記通常用波形から前記黒挿入用波形に切り換えられ、
各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間よりも後に、当該各部分回路が受け取る前記出力制御信号の波形が前記黒挿入用波形から前記通常用波形に切り換えられることを特徴とする。
第15の発明は、複数のデータ信号線と、前記複数のデータ信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数のデータ信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部と、前記複数の走査信号線に走査信号を印加するための複数個の部分回路からなる走査信号線駆動回路と、前記複数の画素形成部に共通的に設けられた共通電極とを備え、各画素形成部は対応する交差点を通過する走査信号線が選択されているときに対応する交差点を通過するデータ信号線の電圧を画素値として取り込むアクティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動方法であって、
表示すべき画像を表す複数のデータ信号を前記複数のデータ信号線にそれぞれ印加し、かつ前記複数のデータ信号の極性を各フレーム期間内で所定期間毎に反転させるデータ信号線駆動ステップと、
前記複数のデータ信号の極性が反転する時に所定の黒信号挿入期間だけ各データ信号線の電圧を黒表示に相当する電圧とする黒信号挿入ステップと、
有効走査期間において前記複数のデータ信号線の電圧が画素値として取り込まれるように所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる第1の出力制御信号と前記複数のデータ信号線の電圧が黒表示に相当する電圧になっている期間のうちの所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる第2の出力制御信号とを出力して前記複数個の部分回路に与える表示制御ステップと、
前記複数の走査信号線に走査信号を印加する走査信号線駆動ステップと、
各部分回路において、前記第1および第2の出力制御信号のうちのいずれかを選択する切換ステップとを備え、
前記表示制御ステップでは、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間には前記切換ステップにおいて当該部分回路で前記第2の出力制御信号が選択されるように、各部分回路に与えるべき切換制御信号が出力され、
前記走査信号線駆動ステップでは、各部分回路に接続された走査信号線のそれぞれが各フレーム期間において少なくとも1回は前記黒信号挿入期間以外の期間である有効走査期間に選択状態とされ、当該選択状態となった走査信号線は非選択状態に変化した時点から所定の画素値保持期間が経過した後であって次のフレーム期間における前記有効走査期間に選択状態となる前に少なくとも1回は前記黒信号挿入期間に選択状態とされるように、前記第1の出力制御信号と前記第2の出力制御信号と前記切換制御信号とに基づいて当該部分回路に接続された走査信号線に走査信号が印加されることを特徴とする。
第16の発明は、第15の発明において、
前記表示制御ステップでは、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間となる前に前記切換ステップにおいて前記第2の出力制御信号が選択され、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間よりも後に前記切換ステップにおいて前記第1の出力制御信号が選択されるように、前記複数の切換制御信号が出力されることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、データ信号の極性反転時の黒信号挿入期間には各データ信号線の電圧は黒表示に相当する値となっており、各走査信号線は、画素値書込のために有効走査期間で選択されてから所定の画素値保持期間が経過した後に少なくとも1回は黒信号挿入期間で選択状態となる。これにより、次に画素値書込のために有効走査期間で選択状態となるまでは黒表示の期間となる。また、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間には当該部分回路に入力される出力制御信号の波形は黒挿入用波形となり、各部分回路ではその出力制御信号に基づいて走査信号が出力される。このため、全ての表示ラインにつき同じように黒電圧の印加が行われ、かつ、同じ期間だけ黒表示が維持される。したがって、画素値書込のための画素容量での充電期間を短縮することなく、十分な黒挿入期間の確保によるインパルス化によって動画像の表示品質を改善することができる。
上記第2の発明によれば、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間の前後に出力制御信号についての黒挿入用波形と通常用波形との切換が行われる。このため、各走査信号線について確実に黒挿入が行われ、例えば部分回路の境界部において黒挿入が不十分になることが抑止される。
上記第3の発明によれば、例えば、第1の論理レベルとしてハイレベルの内部信号が生成され第2の論理レベルとしてローレベルの内部信号が生成されるように表示制御回路から各部分回路に出力制御信号を与えることにより、上記第1または第2の発明と同様、画素値書込のための画素容量での充電期間を短縮することなく、また、部分回路の境界部等において黒挿入が不十分なものとなることなく、十分な黒挿入期間の確保によるインパルス化によって動画像の表示品質を改善することができる。
上記第4の発明によれば、既存のゲートドライバ用ICチップを部分回路として複数個使用し、画素値書込と黒電圧印加に応じたスタートパルス信号を適切に入力し、かつ、各部分回路毎に出力制御信号を適切に入力することで、黒挿入可能な走査信号線駆動回路を実現することができる。したがって、ゲートドライバ用ICチップを新たに用意することなく、簡易にインパルス駆動を行うことができる。
上記第5の発明によれば、各データ信号線は黒信号挿入期間においてそれに隣接するデータ信号線に短絡することによって黒表示に相当する電圧となり、この電圧に基づいて黒挿入が行われる。したがって、消費電力低減のためにデータ信号の極性反転時に隣接データ信号線を短絡させるドット反転駆動方式の液晶表示装置において、簡易にインパルス化を実現することができる。また、黒挿入のためにデータ信号線駆動回路等の動作速度を上げる必要もない。
上記第6の発明によれば、各データ信号線は黒信号挿入期間において共通電極に短絡することによって黒表示に相当する電圧となり、この電圧に基づいて黒挿入が行われる。したがって、消費電力低減のためにデータ信号の極性反転時に各データ信号を共通電極に短絡させる方式の液晶表示装置において、簡易にインパルス化を実現することができる。
上記第7の発明によれば、上記第1の発明と同様、画素値書込のための画素容量での充電期間を短縮することなく、十分な黒挿入期間の確保によるインパルス化によって動画像の表示品質を改善することができる。
上記第8の発明によれば、上記第2の発明と同様、各走査信号線について確実に黒挿入が行われ、例えば部分回路の境界部において黒挿入が不十分になることが抑止される。
上記第9の発明によれば、上記第3の発明と同様、画素値書込のための画素容量での充電期間を短縮することなく、また、部分回路の境界部等において黒挿入が不十分なものとなることなく、十分な黒挿入期間の確保によるインパルス化によって動画像の表示品質を改善することができる。
上記第10の発明によれば、2系統の出力制御信号の切り換えを行う切換スイッチを含むゲートドライバ用ICチップを部分回路として複数個使用し、画素値書込と黒電圧印加に応じたスタートパルス信号を適切に入力し、2系統の出力制御信号を各部分回路に共通に入力し、かつ切換スイッチを部分回路毎に個別に制御することで、黒挿入可能な走査信号線駆動回路を実現することができる。したがって、新たな回路を僅かに追加するのみで、簡易にインパルス駆動を行うことができる。
上記第11の発明によれば、上記第5の発明と同様、消費電力低減のためにデータ信号の極性反転時に隣接データ信号線を短絡させるドット反転駆動方式の液晶表示装置において、簡易にインパルス化を実現することができる。
上記第12の発明によれば、上記第6の発明と同様、消費電力低減のためにデータ信号の極性反転時に各データ信号を共通電極に短絡させる方式の液晶表示装置において、簡易にインパルス化を実現することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<1.全体の構成および動作>
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置の構成をその表示部の等価回路と共に示すブロック図である。この液晶表示装置は、データ信号線駆動回路としてのソースドライバ300と、走査信号線駆動回路としての第1のゲートドライバ401および第2のゲートドライバ402と、アクティブマトリクス形の表示部100と、ソースドライバ300および第1、第2のゲートドライバ401、402を制御するための表示制御回路200とを備えている。なお、本実施形態においては、ソースドライバ300は10個のソースドライバ用ICチップからなり、第1のゲートドライバ401および第2のゲートドライバ402はそれぞれ4個のゲートドライバ用ICチップからなるものとして説明する。
本実施形態における表示部100は、1080本の走査信号線としてのゲートラインGL1〜GL1080と、それらのゲートラインGL1〜GL1080のそれぞれと交差する1920本のデータ信号線としてのソースラインSL1〜SL1920と、それらのゲートラインGL1〜GL1080とソースラインSL1〜SL1920との交差点にそれぞれ対応して設けられた複数個(1080×1920個)の画素形成部とを含む。これらの画素形成部はマトリクス状に配置されて画素アレイを構成し、各画素形成部は、対応する交差点を通過するゲートラインGLjにゲート端子が接続される共に当該交差点を通過するソースラインSLiにソース端子が接続されたスイッチング素子であるTFT10と、そのTFT10のドレイン端子に接続された画素電極と、上記複数の画素形成部に共通的に設けられた対向電極である共通電極Ecと、上記複数の画素形成部に共通的に設けられ画素電極と共通電極Ecとの間に挟持された液晶層とからなる。そして、画素電極と共通電極Ecとにより形成される液晶容量により、画素容量Cpが構成される。なお通常、画素容量に確実に電圧を保持すべく、液晶容量に並列に補助容量が設けられるが、補助容量は本発明には直接に関係しないのでその説明および図示を省略する。
各画素形成部における画素電極には、後述のように動作するソースドライバ300および第1、第2のゲートドライバ401、402により、表示すべき画像に応じた電位が与えられ、共通電極Ecには、図示しない電源回路から所定電位(「共通電極電位」と呼ぶ)Vcomが与えられる。これにより、画素電極と共通電極Ecとの間の電位差に応じた電圧が液晶に印加され、この電圧印加によって液晶層に対する光の透過量が制御されることで画像表示が行われる。ただし、液晶層への電圧印加によって光の透過量を制御するためには偏光板が使用され、本実施形態では、ノーマリブラックとなるように偏光板が配置されているものとする。
表示制御回路200は、外部の信号源から、表示すべき画像を表すデジタルビデオ信号Dvと、当該デジタルビデオ信号Dvに対応する水平同期信号HSYおよび垂直同期信号VSYと、表示動作を制御するための制御信号Dcとを受け取り、それらの信号Dv,HSY,VSY,Dcに基づき、そのデジタルビデオ信号Dvの表す画像を表示部100に表示させるための信号として、データスタートパルス信号SSPと、データクロック信号SCKと、短絡制御信号Cshと、表示すべき画像を表すデジタル画像信号DA(ビデオ信号Dvに相当する信号)と、ゲートスタートパルス信号GSPと、ゲートクロック信号GCKと、ゲートドライバ出力制御信号GOEとを生成し出力する。より詳しくは、ビデオ信号Dvを内部メモリで必要に応じてタイミング調整等を行った後に、デジタル画像信号DAとして表示制御回路200から出力し、そのデジタル画像信号DAの表す画像の各画素に対応するパルスからなる信号としてデータクロック信号SCKを生成し、水平同期信号HSYに基づき1水平走査期間毎に所定期間だけハイレベル(Hレベル)となる信号としてデータスタートパルス信号SSPを生成し、垂直同期信号VSYに基づき1フレーム期間(1垂直走査期間)のうち第1の所定期間および第2の所定期間にHレベルとなる信号としてゲートスタートパルス信号GSPを生成し、水平同期信号HSYに基づきゲートクロック信号GCKを生成し、水平同期信号HSYおよび制御信号Dcに基づき短絡制御信号Cshおよびゲートドライバ出力制御信号GOE(GOE1〜GOE4)を生成する。
上記のようにして表示制御回路200において生成された信号のうち、デジタル画像信号DAと短絡制御信号Cshとソースドライバ用のスタートパルス信号SSPおよびクロック信号SCKとは、ソースドライバ300に入力され、ゲートドライバ用のスタートパルス信号GSPおよびクロック信号GCKとゲートドライバ出力制御信号GOEとは、第1および第2のゲートドライバ401、402に入力される。
ソースドライバ300は、デジタル画像信号DAとソースドライバ用のスタートパルス信号SSPおよびクロック信号SCKとに基づき、デジタル画像信号DAの表す画像の各水平走査線における画素値に相当するアナログ電圧としてデータ信号S(1)〜S(1920)を1水平走査期間毎に順次生成し、これらのデータ信号S(1)〜S(1920)をソースラインSL1〜SL1920にそれぞれ印加する。本実施形態におけるソースドライバ300は、液晶層への印加電圧の極性が1フレーム期間毎に反転されると共に各フレーム内において1ゲートライン毎かつ1ソースライン毎にも反転されるようにデータ信号S(1)〜S(1920)が出力される駆動方式すなわちドット反転駆動方式が採用されている。したがって、ソースドライバ300は、ソースラインSL1〜SL1920への印加電圧の極性をソースライン毎に反転させ、かつ、各ソースラインSLiに印加されるデータ信号S(i)の電圧極性を1水平走査期間毎に反転させる。ここで、ソースラインへの印加電圧の極性反転の基準となる電位は、データ信号S(1)〜S(1920)の直流レベル(直流成分に相当する電位)であり、この直流レベルは、一般的には共通電極Ecの直流レベルとは一致せず、各画素形成部におけるTFTのゲート・ドレイン間の寄生容量Cgdによるレベルシフト(フィールドスルー電圧)ΔVdだけ共通電極Ecの直流レベルと異なる。ただし、寄生容量CgdによるレベルシフトΔVdが液晶の光学的しきい値電圧Vthに対して十分に小さい場合には、データ信号S(1)〜S(1920)の直流レベルは共通電極Ecの直流レベルに等しいとみなせるので、データ信号S(1)〜S(1920)の極性すなわちソースラインへの印加電圧の極性は共通電極Ecの電位を基準として1水平走査期間毎に反転すると考えてもよい。
また、このソースドライバ300では、消費電力を低減するためにデータ信号S(1)〜S(1920)の極性反転時に隣接ソースライン間が短絡されるチャージシェアリング方式が採用されている。このため、ソースドライバ300においてデータ信号S(1)〜S(1920)を出力する部分である出力部は、図2に示すように構成されている。すなわち、この出力部は、デジタル画像信号DAに基づき生成されたアナログ電圧信号d(1)〜d(1920)を受け取り、これらのアナログ電圧信号d(1)〜d(1920)をインピーダンス変換することによって、ソースラインSL1〜SL1920で伝達すべき映像信号としてデータ信号S(1)〜S(1920)を生成するものであり、このインピーダンス変換のための電圧ホロワとして1920個のバッファ31を有している。各バッファ31の出力端子にはスイッチング素子としての第1のMOSトランジスタSWaが接続され、各バッファ31からのデータ信号S(i)は第1のMOSトランジスタSWaを介してソースドライバ300の出力端子から出力される(i=1,2,…,1920)。また、ソースドライバ300の隣接する出力端子間は、スイッチング素子としての第2のMOSトランジスタSWbによって接続されている。そして、これらの出力端子間の第2のMOSトランジスタSWbのゲート端子には、短絡制御信号Cshが与えられ、各バッファ31の出力端子に接続された第1のMOSトランジスタSWaのゲート端子には、インバータ33の出力信号すなわち短絡制御信号Cshの論理反転信号が与えられる。したがって、短絡制御信号Cshが非アクティブ(ローレベル)のときには、第1のMOSトランジスタSWaがオンし、第2のMOSトランジスタSWbがオフするので、各バッファ31からのデータ信号は、第1のMOSトランジスタSWaを介してソースドライバ300から出力される。一方、短絡制御信号Cshがアクティブ(ハイレベル)のときには、第1のMOSトランジスタSWaがオフし、第2のMOSトランジスタSWbがオンするので、各バッファ31からのデータ信号は出力されず、表示部100における隣接ソースラインが、第2のMOSトランジスタSWbを介して短絡される。
本実施形態におけるソースドライバ300では、図3(a)に示すように、1水平走査期間(1H)毎に極性の反転する映像信号としてアナログ電圧信号d(i)が生成され、表示制御回路200では、図3(b)に示すように、各アナログ電圧信号d(i)の極性の反転時に所定期間(1水平ブランキング期間程度の短い期間)Tshだけハイレベル(Hレベル)となる短絡制御信号Cshが生成される(以下、短絡制御信号CshがHレベルとなる期間を「短絡期間」という)。上記のように、短絡制御信号Cshがローレベル(Lレベル)のときには各アナログ電圧信号d(i)がデータ信号S(i)として出力され、短絡制御信号CshがHレベルのときには隣接ソースラインが互いに短絡される。そして本実施形態では、ドット反転駆動が採用されていることから隣接ソースラインの電圧は互いに逆極性であって、しかも、その絶対値はほぼ等しい。したがって、各データ信号S(i)の値すなわち各ソースラインSLiの電圧は、短絡期間Tshにおいて、黒表示に相当する電圧(以下、単に「黒電圧」ともいう)となる。本実施形態では、各データ信号S(i)は、データ信号S(i)の直流レベルVSdcを基準として極性が反転するので、図3(c)に示すように短絡期間Tshにおいてデータ信号S(i)の直流レベルVSdcにほぼ等しくなる。なお、このようにデータ信号の極性反転時に隣接ソースラインを短絡することで各ソースラインの電圧を黒電圧(データ信号S(i)の直流レベルVSdcまたは共通電極電位Vcom)にほぼ等しくするという構成は、消費電力を低減するための手段として従来より提案されており、図2に示した構成に限定されるものではない。
第1のゲートドライバ401は、ゲートドライバ用のスタートパルス信号GSPおよびクロック信号GCKと、ゲートドライバ出力制御信号GOEr(r=1〜4)とに基づき、各データ信号S(1)〜S(1920)を各画素形成部(の画素容量)に書き込むために、デジタル画像信号DAの各フレーム期間(各垂直走査期間)においてゲートラインGL1〜GL1080をほぼ1水平走査期間ずつ順次選択すると共に、後述の黒挿入のために、データ信号S(i)(i=1〜1920)の極性反転時に所定期間だけゲートラインGLj(j=1〜1080)を選択する。すなわち、ゲートドライバ400は、図3(d)(e)に示すような画素データ書込パルスPwと黒電圧印加パルスPbとを含む走査信号G(1)〜G(1080)をゲートラインGL1〜GL1080にそれぞれ印加し、これらのパルスPw,Pbが印加されているゲートラインGLjは選択状態となり、選択状態のゲートラインGLjに接続されたTFT10がオン状態となる(非選択状態のゲートラインに接続されたTFT10はオフ状態となる)。ここで、画素データ書込パルスPwは水平走査期間(1H)のうち表示期間に相当する有効走査期間でHレベルとなるのに対し、黒電圧印加パルスPbは水平走査期間(1H)のうちブランキング期間に相当する短絡期間Tsh内でHレベルとなる。本実施形態では図3(d)(e)に示すように、各走査信号G(j)において、画素データ書込パルスPwと当該画素データ書込パルスPwの後に最初に現れる黒電圧印加パルスPbとの間は2/3フレーム期間であり、黒電圧印加パルスPbは、1フレーム期間(1V)において1水平走査期間(1H)の間隔で続いて3個現れる。第2のゲートドライバ402の動作については、第1のゲートドライバ401と同様であるので、説明を省略する。なお、以下においても、第1のゲートドライバ401についてのみ説明をし、第2のゲートドライバ402については説明を省略する。
次に図3を参照しつつ、上記のソースドライバ300および第1、第2のゲートドライバ401、402による表示部100(図1参照)の駆動について説明する。表示部100における各画素形成部では、それに含まれるTFT10のゲート端子に接続されるゲートラインGLjに画素データ書込パルスPwが印加されることにより、当該TFT10がオンし、当該TFT10のソース端子に接続されるソースラインSLiの電圧がデータ信号S(i)の値として当該画素形成部に書き込まれる。すなわちソースラインSLiの電圧が画素容量Cpに保持される。その後、当該ゲートラインGLjは黒電圧印加パルスPbが現れるまでの期間Thdは非選択状態となるので、当該画素形成部に書き込まれた電圧がそのまま保持される。黒電圧印加パルスPbは、その非選択状態の期間(以下「画素データ保持期間」という)Thdの後の短絡期間TshにゲートラインGLjに印加される。既述のように短絡期間Tshでは、各データ信号S(i)の値すなわち各ソースラインSLiの電圧は、データ信号S(i)の直流レベルにほぼ等しくなる(すなわち黒電圧となる)。したがって、当該ゲートラインGLjへの黒電圧印加パルスPbの印加により、当該画素形成部の画素容量Cpに保持される電圧は黒電圧に向かって変化する。しかし、黒電圧印加パルスPbのパルス幅は短いので、画素容量Cpにおける保持電圧を確実に黒電圧にするために、図3(d)(e)に示すように、各フレーム期間において1水平走査期間(1H)間隔で3個の黒電圧印加パルスPbが続けて当該ゲートラインGLjに印加される。これにより、当該ゲートラインGLjに接続される画素形成部によって形成される画素の輝度(画素容量での保持電圧によって決まる透過光量)L(j,i)は、図3(f)に示すように変化する。したがって、各ゲートラインGLjに接続される画素形成部に対応する1表示ラインにおいて、画素データ保持期間Thdではデジタル画像信号DAに基づく表示が行われ、その後に上記3個の黒電圧印加パルスPbが印加されてから次に当該ゲートラインGLjに画素データ書込パルスPwが印加される時点までの期間Tbkでは黒表示が行われる。このようにして、黒表示の行われる期間(以下「黒表示期間」という)Tbkが各フレーム期間に挿入されることにより、液晶表示装置による表示のインパルス化が行われる。
図3(d)(e)からもわかるように、画素データ書込パルスPwの現れる時点は走査信号G(j)毎に1水平走査期間(1H)ずつずれているので、黒電圧印加パルスPbの現れる時点も走査信号G(j)毎に1水平走査期間(1H)ずつずれている。したがって、黒表示期間Tbkも1表示ライン毎に1水平走査期間(1H)ずつずれて、全ての表示ラインにつき同じ長さの黒挿入が行われる。このようにして、画素データ書込のための画素容量Cpでの充電期間を短縮することなく、十分な黒挿入期間が確保される。また、黒挿入のためにソースドライバ300等の動作速度を上げる必要もない。
<2.ゲートドライバの構成>
<2.1 第1の構成例>
図4(a)(b)は、図3(d)(e)に示すように動作する第1のゲートドライバ401の第1の構成例を示すブロック図である。この構成例による第1のゲートドライバ401は、シフトレジスタを含む複数個(4個)の部分回路としてのゲートドライバ用ICチップ411〜414からなる。
各ゲートドライバ用ICチップは、図4(b)に示すように、シフトレジスタ40と、当該シフトレジスタ40の各段に対応して設けられた第1および第2のANDゲート41,43と、第2のANDゲート43の出力信号g1〜g270に基づき走査信号G1〜G270を出力する出力部45とを備え、外部からスタートパルス信号SPi、クロック信号CKおよび出力制御信号OEを受け取る。スタートパルス信号SPiはシフトレジスタ40の入力端に与えられ、シフトレジスタ40の出力端からは、後続のゲートドライバ用ICチップに入力されるべきスタートパルス信号SPoを出力する。また、第1のANDゲート41のそれぞれにはクロック信号CKの論理反転信号が入力され、第2のANDゲート43のそれぞれには出力制御信号OEの論理反転信号が入力される。そして、各ゲートドライバ用ICチップの内部信号としてシフトレジスタ40の各段から出力信号Qk(k=1〜270)が出力され、当該出力信号Qkは当該段に対応する第1のANDゲート41に入力され、当該第1のANDゲート41の出力信号は当該段に対応する第2のANDゲート43に入力される。
本構成例による第1のゲートドライバ401は、図4(a)に示すように、上記構成の4個のゲートドライバ用ICチップ411〜414が縦続接続されることによって実現される。すなわち、ゲートドライバ用ICチップ411〜414内のシフトレジスタ40が1つのシフトレジスタを形成するように(以下、このように縦続接続によって形成されるシフトレジスタを「結合シフトレジスタ」という)、各ゲートドライバ用ICチップ内のシフトレジスタの出力端(スタートパルス信号SPoの出力端子)が次のゲートドライバ用ICチップ内のシフトレジスタの入力端(スタートパルス信号SPiの入力端子)に接続される。ただし、先頭のゲートドライバ用ICチップ411内のシフトレジスタの入力端には、表示制御回路200からゲートスタートパルス信号GSPが入力され、最後尾のゲートドライバ用ICチップ414内のシフトレジスタの出力端は外部と未接続となっている。また、表示制御回路200からのゲートクロック信号GCKは、各ゲートドライバ用ICチップ411〜414にクロック信号CKとして共通に入力される。一方、表示制御回路200において生成されるゲートドライバ出力制御信号GOEは第1〜第4のゲートドライバ出力制御信号GOE1〜GOE4からなり、これらのゲートドライバ出力制御信号GOE1〜GOE4は、ゲートドライバ用ICチップ411〜414に出力制御信号OEとしてそれぞれ個別に入力される。
次に、図5を参照しつつ上記第1の構成例による第1のゲートドライバ401の動作について説明する。表示制御回路200は、図5(a)に示すように、画素データ書込パルスPwに対応する期間Tspwと3個の黒電圧印加パルスPbに対応する期間TspbwだけHレベル(アクティブ)となる信号をゲートスタートパルス信号GSPとして生成するとともに、図5(b)に示すように、1水平走査期間(1H)毎に所定期間だけHレベルとなるゲートクロック信号GCKを生成する。このようなゲートスタートパルス信号GSPおよびゲートクロック信号GCKが第1のゲートドライバ401に入力されると、先頭のゲートドライバ用ICチップ411のシフトレジスタ40の初段の出力信号Q1として、図5(c)に示すような信号が出力される。この出力信号Q1は、各フレーム期間において、画素データ書込パルスPwに対応する1個のパルス(以下、「画素データ用パルス」という。)Pqwと、3個の黒電圧印加パルスPbに対応する1個のパルス(以下、「黒電圧用パルス」という。)Pqbwとを含み、これらの2個のパルスPqwとPqbwとの間はほぼ画素データ保持期間Thdだけ離れている。このような2個のパルスPqwおよびPqbwがゲートクロック信号GCKに従って第1のゲートドライバ401内の結合シフトレジスタを順次転送されていく。それに応じて結合シフトレジスタの各段から、図5(c)に示すような波形の信号が1水平走査期間(1H)ずつ順次ずれて出力される。また、表示制御回路200は、図5(d)に示すような波形のゲートドライバ出力制御信号GOE1を生成する。そして、そのゲートドライバ出力制御信号GOE1は先頭のゲートドライバ用ICチップ411に与えられる。これにより、画素データ書込パルスPwと3個の黒電圧印加パルスPbとを含む図5(e)に示すような波形の走査信号G(1)が先頭のゲートドライバ用ICチップ411から出力される。上記出力信号と同様に走査信号G(1)〜G(1080)についても、図5(e)に示すような波形の信号が、第1のゲートドライバ401から1水平走査期間(1H)ずつ順次ずれて出力される。
次に、図6を参照しつつ、本実施形態におけるゲートドライバ出力制御信号GOEの波形について詳しく説明する。図6は、n個目および(n+1)個目のゲートドライバ用ICチップ(n=1〜3)に着目したときの第1のゲートドライバ401の動作を説明するための信号波形図である。表示制御回路200は、既述のように、第1のゲートドライバ401を構成するゲートドライバ用ICチップ411〜414に与えるべきゲートドライバ出力制御信号GOE1〜GOE4を生成する。ここで、n個目のゲートドライバ用ICチップに与えるべきゲートドライバ出力制御信号GOE(n)は、n個目のゲートドライバ用ICチップのシフトレジスタ40の初段から出力される出力信号Q1(n)の黒電圧用パルスPqbwの立ち上がり時(時点t11)から当該シフトレジスタ40の最終段から出力される出力信号Q270(n)の黒電圧用パルスPqbwの立ち下がり時(時点t14)までの期間では、ゲートクロック信号GCKがHレベルからLレベルに変化した直後の所定期間Toe(この所定期間Toeは短絡期間Tshに含まれるように設定される)だけLレベルとなることを除きHレベルとなり、それ以外の期間では、図5に示す画素データ書込パルスPwの調整のためにゲートクロック信号GCKのパルス近傍の所定期間でHレベルとなることを除きLレベルとなる。すなわち、n個目のゲートドライバ用ICチップには、図6(e)に示すようなゲートドライバ出力制御信号GOE(n)が与えられる。なお、ゲートドライバ出力制御信号GOE(n)の波形について、ゲートクロック信号GCKがHレベルからLレベルに変化した直後の所定期間ToeだけLレベルとなることを除きHレベルとなるような波形のことを便宜上「黒挿入用波形」という。一方、ゲートクロック信号GCKのパルス近傍の所定期間でHレベルとなることを除きLレベルとなるような波形のことを「通常用波形」という。
なお、上述した画素データ書込パルスPwの調整のためにゲートドライバ出力制御信号GOE1〜GOE4に含まれるパルス(これは上記所定期間でHレベルとなることに相当し、以下「書込期間調整パルス」という)は、必要な画素データ書込パルスPwに応じて、ゲートクロック信号GCKの立ち上がりよりも早く立ち上がったり、ゲートクロック信号GCKの立ち下がりよりも遅く立ち下がったりする。また、このような書込期間調整パルスを使用せずに、ゲートクロック信号GCKのパルスだけで画素データ書込パルスPwを調整するようにしてもよい。
各ゲートドライバ用ICチップ41r(r=1〜4)では、上記のようなシフトレジスタ40各段の出力信号Qk(k=1〜270)、ゲートクロック信号GCKおよびゲートドライバ出力制御信号GOEr(r=1〜4)に基づき、第1および第2のANDゲート41,43により、内部走査信号g1〜g270が生成され、それらの内部走査信号g1〜g270が出力部45でレベル変換されて、ゲートラインに印加すべき走査信号G1〜G270が出力される。ここで、出力信号QkがHレベルであってゲートドライバ出力制御信号GOEがLレベルである期間には走査信号GkはHレベルとなるが、それ以外の期間には走査信号GkはLレベルとなる。従って、n個目のゲートドライバ用ICチップにおいては、図6(g)(h)に示すように、出力信号Q1(n)の立ち上がり時(時点t11)から3水平走査期間内に3個の黒電圧印加パルスPbを出力する走査信号G1(n)が出力され、出力信号Q270(n)の立ち上がり時(時点t12)から3水平走査期間内に3個の黒電圧印加パルスPbを出力する走査信号G270(n)が出力される。また、(n+1)個目のゲートドライバ用ICチップにおいては、図6(i)に示すように、出力信号Q1(n+1)の立ち上がり時(時点t13)から3水平走査期間内に3個の黒電圧印加パルスPbを出力する走査信号G1(n+1)が出力される。
ここで、ゲートドライバ出力制御信号GOE(n)について、黒挿入用波形から通常用波形への切り換えが出力信号Q270(n)の黒電圧用パルスPqbwの立ち下がり時に行われている理由について説明する。例えば、出力信号Q1(n+1)の立ち上がり時にゲートドライバ出力制御信号GOE(n)の黒挿入用波形から通常用波形への切り換えが行われる場合、図5に示すゲートスタートパルス信号GSPのHレベルの期間Tspbwが1個の黒電圧印加パルスPbに対応するように設定されると、図6に示した各信号の波形は図7に示すようなものとなる。一方、同様の構成で、ゲートスタートパルス信号GSPのHレベルの期間Tspbwが3個の黒電圧印加パルスPbに対応するように設定されると、図6に示した各信号の波形は図8に示すようなものとなる。ここで、図7(h)および図8(h)に示す走査信号G270(n)の波形に着目する。1フレーム期間内に1個の黒電圧印加パルスPbが出力されるように設定した場合には、図7(c)(h)に示すように、出力信号Q270(n)がHレベルになっている期間(時点t22から時点t23まで)に走査信号G270(n)は1個の黒電圧印加パルスPbを出力している。この場合、黒電圧印加パルスPbが出力されている時には、ソースドライバ300から出力されているデータ信号Sの電圧は図7(j)に示すように黒電圧となっている。従って、黒電圧の書き込みが正常に行われ、表示上の問題は生じない。ところが、1フレーム期間内に3個の黒電圧印加パルスPbが出力されるように設定した場合には、図8(c)(h)に示すように、出力信号Q270(n)がHレベルになっている期間(時点t32から時点t34まで)において、走査信号G270(n)については、1個の黒電圧印加パルスPbが出力された後、時点t33以降にはゲートクロック信号GCKのパルス近傍の所定期間でLレベルとなることを除きHレベルとなる。また、時点t33から時点t34までの期間において走査信号G270(n)がHレベルとなっている時に、ソースドライバ300から出力されているデータ信号Sの電圧は図8(j)に示すように画素データを書き込むための電圧となる。このため、本来黒電圧が印加されるべき期間中に画素データを書き込むための電圧が印加される。これにより、n個目のゲートドライバ用ICチップのシフトレジスタ40の最終段と接続されたゲートラインが通る部分については、液晶層に黒電圧が印加されるべき期間中に、十分に黒電圧が印加されないのみならず画素データを書き込むための電圧が印加される。その結果、ゲートドライバ用ICチップの境界部において、明るい線が視認されることとなる。このようなゲートドライバ用ICチップの境界部における明るい線の発生を防ぐためには、時点t33から時点t34までの期間中、ゲートドライバ出力制御信号GOE(n)の波形は黒挿入用波形でなければならない。以上より、ゲートドライバ出力制御信号GOE(n)の黒挿入用波形から通常用波形への切り換えは、出力信号Q270(n)の黒電圧用パルスPqbwの立ち下がり時に行うものとする。
以上のようにして、図4(a)(b)に示した構成のゲートドライバ400により、ゲートドライバ用ICチップの境界部における明るい線の発生を抑止しつつ、液晶表示装置において図3(c)〜(f)に示したようなインパルス化駆動を実現することができる。なお、本実施形態においては、図6に示す時点t11に通常用波形から黒挿入用波形への切り換えが行われ、時点t14に黒挿入用波形から通常用波形への切り換えが行われているが、時点t11より前に通常用波形から黒挿入用波形への切り換えが行われ、時点t14よりも後に黒挿入用波形から通常用波形への切り換えが行われてもよい。
<2.2 第2の構成例>
図9(a)(b)は、図3(d)(e)に示すように動作する第1のゲートドライバ401の第2の構成例を示すブロック図である。この構成例による第1のゲートドライバ401も、シフトレジスタを含む4個の部分回路としてのゲートドライバ用ICチップ421〜424からなる。
各ゲートドライバ用ICチップは、図9(b)に示すように構成されている。本構成例では、1つの出力制御信号OEを外部から受け取る第1の構成例とは異なり、第1の出力制御信号OEaと第2の出力制御信号OEbとからなる2系統の出力制御信号を外部から受け取る。本構成例によるゲートドライバ用ICチップは切換スイッチ47を備えており、第1および第2の出力制御信号OEa,OEbは切換スイッチ47に入力される。この切換スイッチ47は、所定の切換制御信号COEに基づき、当該ゲートドライバ用ICチップについて予め決められた第1および第2の期間に第1および第2の出力制御信号OEa,OEbをそれぞれ選択して出力制御信号OEとして出力し、その出力制御信号OEの論理反転信号が第1の構成例と同様に第2のANDゲート43のそれぞれに入力される。切換制御信号COEは、各ゲートドライバ用ICチップ42r(r=1〜4)内で他の内部信号に基づき生成されるか、または、表示制御回路200においてゲートドライバ用ICチップ42r(r=1〜4)毎の制御信号として生成され、その具体的な信号波形については後述する。本構成例によるゲートドライバ用ICチップにおける他の構成については、図4(b)に示した第1の構成例によるゲートドライバ用ICチップと同様であるので、同一の部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
本構成例による第1のゲートドライバ401も、図9(a)に示すように、上記構成の4個のゲートドライバ用ICチップ421〜424が縦続接続されることによって実現されており、ゲートドライバ用ICチップ421〜424内のシフトレジスタは縦続接続されて1つのシフトレジスタ(以下、第1の構成例の場合と同様「結合シフトレジスタ」という)を形成する。また、本構成例では、表示制御回路200からのゲートクロック信号GCKは各ゲートドライバ用ICチップ421〜424にクロック信号CKとして共通に入力される。しかし、本構成例の場合、第1の構成例の場合とは異なり、表示制御回路200ではゲートドライバ出力制御信号GOEとして、図10(e)に示すような第1のゲートドライバ出力制御信号GOEaと図10(f)に示すような第2のゲートドライバ出力制御信号GOEbとが表示制御回路200で生成され、これら2系統のゲートドライバ出力制御信号GOEa,GOEbが各ゲートドライバ用ICチップ421〜424に出力制御信号OEa,OEbとして共通に入力される。本構成例による第1のゲートドライバ401の他の構成については、第1の構成例と同様であるので詳しい説明を省略する。
次に、図10を参照しつつ上記第2の構成例によるゲートドライバ400の動作について説明する。本構成例においても、第1の構成例と同様、ゲートスタートパルス信号GSPおよび図10(a)に示すようなゲートクロック信号GCKが第1のゲートドライバ401に与えられ、各ゲートドライバ用ICチップ42r(r=1〜4)内のシフトレジスタ40の縦続接続によって形成される結合シフトレジスタの各段の出力信号も第1の構成例の場合と同様となる。例えば、n個目のゲートドライバ用ICチップのシフトレジスタ40の初段の出力信号Q1(n)は図10(b)に示すような信号となり、n個目のゲートドライバ用ICチップのシフトレジスタ40の最終段の出力信号Q270(n)は図10(c)に示すような信号となる。
ここで、第1のゲートドライバ出力制御信号GOEaは、画素データ書込パルスPwの調整のためにゲートクロック信号GCKのパルス近傍の所定期間でHレベルとなり、他の期間ではLレベルとなる信号である。これに対し、第2のゲートドライバ出力制御信号GOEbは、ゲートクロック信号GCKがHレベルからLレベルに変化した直後の所定期間Toe(この所定期間Toeは短絡期間Tshに含まれるように設定される)だけLレベルとなり、その他の期間ではHレベルとなる信号である。したがって、各ゲートドライバ用ICチップ42r(r=1〜4)の切換スイッチ47で第1のゲートドライバ出力制御信号GOEaが内部の出力制御信号OEとして選択される場合には、図9(b)に示す構成より、シフトレジスタ40の各段の出力信号Q1〜Q270のうちHレベルとなる出力信号Qkに対応する走査信号Gkとして、ほぼ1水平走査期間(1H)に等しい幅のパルスである画素データ書込パルスが生成される。一方、第2のゲートドライバ出力制御信号GOEbが内部の出力制御信号OEとして選択される場合には、シフトレジスタ40の各段の出力信号Q1〜Q270のうちHレベルとなる出力信号Qkに対応する走査信号Gkとして、上記所定期間Toeに等しい幅のパルスである黒電圧印加パルスPbが生成される。なお、画素データ書込パルスの調整のために第1のゲートドライバ出力制御信号GOEaに含まれるパルス(これは上記所定期間でHレベルとなることに相当し、以下「書込期間調整パルス」という)は、必要な画素データ書込パルスに応じて、ゲートクロック信号GCKの立ち上がりよりも早く立ち上がったり、ゲートクロック信号GCKの立ち下がりよりも遅く立ち下がったりする。また、このような書込期間調整パルスを使用せずに第1のゲートドライバ出力制御信号GOEaをLレベルに固定し、ゲートクロック信号GCKのパルスだけで画素データ書込パルスを調整するようにしてもよい。
各ゲートドライバ用ICチップ42r(r=1〜4)の切換スイッチ47は、切換制御信号COEがLレベルのときには第1のゲートドライバ出力制御信号GOEaを選択して出力し、切換制御信号COEがHレベルのときには第2のゲートドライバ出力制御信号GOEbを選択して出力する。そして、n個目のゲートドライバ用ICチップの切換スイッチ47に与えられる切換制御信号COE(n)は、出力信号Q1(n)の黒挿入のための立ち上がり時(時点t41)から出力信号Q270(n)の黒挿入を終了するための立ち下がり時(時点t44)までの期間ではHレベルとなり、それ以外の期間ではLレベルとなる。したがって、切換制御信号COEの波形はゲートドライバ用ICチップ毎に異なり、例えば、n個目のゲートドライバ用ICチップの切換スイッチ47に与えられる切換制御信号COE(n)は図10(g)に示すような信号となり、(n+1)個目のゲートドライバ用ICチップの切換スイッチ47に与えられる切換制御信号COE(n+1)は図10(h)に示すような信号となる。
各ゲートドライバ用ICチップ42r(r=1〜4)では、上記のようなシフトレジスタ40各段の出力信号Qk(k=1〜270)、ゲートクロック信号GCK、および切換スイッチ47によって選択された出力制御信号OEに基づき、第1および第2のANDゲート41,43により、内部走査信号g1〜g270が生成され、それらの内部走査信号g1〜g270が出力部45でレベル変換されて、ゲートラインに印加すべき走査信号G1〜G270が出力される。ここで、出力信号QkがHレベルであってゲートドライバ出力制御信号OEがLレベルである期間には走査信号GkはHレベルとなるが、それ以外の期間には走査信号GkはLレベルとなる。従って、n個目のゲートドライバ用ICチップにおいては、図10(k)(l)に示すように、出力信号Q1(n)の立ち上がり時(時点t41)から3水平走査期間内に3個の黒電圧印加パルスPbを出力する走査信号G1(n)が出力され、出力信号Q270(n)の立ち上がり時(時点t42)から3水平走査期間内に3個の黒電圧印加パルスPbを出力する走査信号G270(n)が出力される。また、(n+1)個目のゲートドライバ用ICチップにおいては、図10(m)に示すように、出力信号Q1(n+1)の立ち上がり時(時点t43)から3水平走査期間内に3個の黒電圧印加パルスPbを出力する走査信号G1(n+1)が出力される。以上のようにして、第1の構成例と同様、ゲートラインGL1〜GL1080には、順次画素データ書込パルスが印加されると共に、各ゲートラインGLj(j=1〜1080)では、3個の黒電圧印加パルスPbが印加される。
上記のようにして、図9(a)(b)に示した構成のゲートドライバ400によっても、ゲートドライバ用ICチップの境界部における明るい線の発生を抑止しつつ、液晶表示装置において図3(c)〜(f)に示したようなインパルス化駆動を実現することができる。
<3.効果>
以上のように本実施形態によれば、データ信号S(i)の極性反転時の各短絡期間Tshには各ソースラインSLiの電圧は黒表示に相当する値となっており(図3(c))、各ゲートラインGLjには、画素データ書込パルスPwが印加されてから2/3フレーム期間の長さの画素データ保持期間Thdが経過した後に、1水平走査期間間隔で3個の黒電圧印加パルスPbがそれぞれ短絡期間Tsh内に印加される(図3(d)(e))。これにより、次に画素データ書込パルスPwが印加されるまでは黒表示の期間Tbkとなるので、各フレームにつき、ほぼ1/3フレーム期間程度の黒挿入が行われる。すなわち、インパルス化駆動のための黒表示期間Tbkが1表示ライン毎に1水平走査期間(1H)ずつずれて、全ての表示ラインにつき同じ長さの黒挿入が行われる(図3(d)(e))。これにより、画素データ書込のための画素容量Cpでの充電期間を短縮することなく、十分な黒挿入期間が確保され、しかも、黒挿入のためにソースドライバ300等の動作速度を上げる必要もない。
また、上記第1の構成例における各ゲートドライバ用ICチップに与えられるゲートドライバ出力制御信号GOE1〜GOE4および上記第2の構成例における切換スイッチ47によって選択された出力制御信号OEは、それぞれのシフトレジスタ40から出力される出力信号Q1の黒挿入のための立ち上がり時から出力信号Q270の黒挿入を終了するための立ち下がり時までは黒挿入用波形となり、それ以外の期間には通常用波形となる。黒挿入用波形とはゲートクロック信号GCKがHレベルからLレベルに変化した直後の所定期間ToeだけLレベルとなる波形のことであり、そのLレベルとなっている期間にはデータ信号の電圧は黒電圧となっている。また、各ゲートドライバ用ICチップから出力される走査信号は、出力信号QkがHレベルであってゲートドライバ出力制御信号GOE(あるいは出力制御信号OE)がLレベルである期間にHレベルとなる。以上より、各ゲートラインへの走査信号の印加の結果、ゲートドライバ用ICチップの境界部で明るい線が生じることがなく、黒電圧印加パルスPbの印加が効果良く行われる。
上記実施形態では、各ゲートラインGLjには1フレーム期間毎に3個の黒電圧印加パルスPbが印加されるが、1フレーム期間における黒電圧印加パルスPbの個数は3個に限定されるものではなく、表示を黒レベルとすることができるような個数であればよい。また、図3(f)からわかるように、1フレーム期間における黒電圧印加パルスPbの個数を変えることにより黒表示期間Tbkにおける黒レベル(表示輝度)を所望の値に設定することができる。なお、1フレーム期間における黒電圧印加パルスPbの個数は、ゲートスタートパルス信号GSPにおける期間Tspbwの設定を変えることにより容易に調整することができる。
上記実施形態では、各ゲートラインGLjに対し、画素データ書込パルスPwが印加されてから2/3フレーム期間の長さの画素データ保持期間Thdが経過した時点で黒電圧印加パルスPbが印加され(図3(d)(e))、各フレームにつき、ほぼ1/3フレーム期間程度の黒挿入が行われるが、黒表示期間Tbkは1/3フレーム期間に限定されるものではない。黒表示期間Tbkを長くすればインパルス化の効果が大きくなり動画の表示品質の改善(尾引残像の抑制等)には有効であるが、表示輝度が低下することになるので、インパルス化の効果と表示輝度とを勘案して適切な黒表示期間Tbkが設定されることになる。ただし、インパルス化の効果を十分に得るためには1フレーム期間の50%〜20%を黒挿入の期間とするのが好ましい。上記実施形態によれば、ゲートスタートパルス信号GSPの設定によって画素データ保持期間Thdを変えることで、黒電圧印加パルスの現れるタイミングを変化させることにより、黒表示期間Tbkを容易に調整することができる。
上記実施形態において第1の構成例によるゲートドライバ400を採用する場合には、図4(a)からわかるように、既存のゲートドライバ用ICチップを複数個用い、各ゲートドライバ用ICチップに入力すべきゲートドライバ出力制御信号GOE1〜GOE4を適切に設定するだけで、インパルス化駆動を実現することができる。また、第2の構成例によるゲートドライバ400を採用する場合には、図9(a)(b)からわかるように、既存のゲートドライバ用ICチップを複数個用い、2系統のゲートドライバ出力制御信号GOEa,GOEbを用意すると共に各ゲートドライバ用ICチップに切換スイッチ47等の少量の回路を追加するのみで、インパルス化駆動を実現することができる。
<4.変形例>
上記実施形態では、データ信号S(1)〜S(1920)の極性反転時に隣接ソースラインを短絡させることにより各ソースラインSLi(i=1〜1920)が黒表示に相当する電圧となるように構成されている。しかし、これに代えて、データ信号S(1)〜S(1920)の極性反転時に各ソースラインSLiを共通電極Ecに短絡させる構成であってもよい(例えば特許文献3参照)。すなわち、図2に示した構成において隣接ソースライン間を接続する第2のMOSトランジスタSWbに代えて、図11に示すように、ソースドライバ300において各ソースラインに接続される出力端子と共通電極Ecとの間を接続するスイッチング素子として第3のMOSトランジスタSWcを設け、それら第3のMOSトランジスタSWcのゲート端子に短絡制御信号Cshを与える構成としてもよい。
各ソースラインSLiの電位は、当該ソースラインSLiを共通電極Ecに短絡させると、共通電極電位Vcomとなり、オン状態のTFT10を介して画素電極に与えられる。その後、当該TFT10がオフ状態に変化すると、その画素電極の電位は、当該TFT10の寄生容量Cgdに起因して共通電極電位Vcomからフィールドスルー電圧ΔVdだけ変化する(画素電極電位にレベルシフトΔVdが生じる)。しかし、寄生容量CgdによるレベルシフトΔVdが液晶の光学的しきい値電圧Vthに対して十分に小さい場合には、次に当該TFT10がオン状態になるまでは黒表示が行われることになる。よって、この場合、出力部が図11に示すように構成されたソースドライバ300を備える液晶表示装置において、ゲートドライバを図4(a)(b)または図9(a)(b)に示すような構成とし、図5および図6または図10に示すように動作させることにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
より一般的には、本発明は、データ信号S(1)〜S(1920)の極性反転時に各ソースラインSLiが黒表示に相当する電圧になるようにソースドライバ300等が構成されていれば適用可能である。すなわち、水平表示ラインの切り替わり時に上記短絡期間Tsh相当の期間だけデータ信号S(1)〜S(1920)に黒信号(黒表示に相当する信号)が挿入される構成であれば、本発明の適用が可能である。
なお上記実施形態では、第1および第2のMOSトランジスタSWa,SWbとインバータ33とによって、黒信号挿入期間としての短絡期間Tshに各ソースラインSLi(i=1〜1920)を黒電圧(黒表示に相当する電圧)とする回路、すなわち黒信号挿入回路が実現され、上記変形例では、第1および第3のMOSトランジスタSWa,SWcとインバータ33とによって、黒信号挿入期間としての短絡期間Tshに各ソースラインSLi(i=1〜1920)を黒電圧とする黒信号挿入回路が実現される。上記実施形態および変形例では、このような黒信号挿入回路がソースドライバ300内に設けられているが、このような黒信号挿入回路をソースドライバ300の外部、例えばTFTを用いて表示部100内に画素アレイと一体化して設ける構成としてもよい。
また、上記実施形態では、1080本のゲートラインと1920本のソースラインを備えた液晶表示装置を例に挙げて説明したが、ゲートラインの本数およびソースラインの本数についてはこれに限定されない。また、第1、第2のゲートドライバ401、402については、それぞれ4個のゲートドライバ用ICチップを備える構成としているが、本発明はこれに限定されない。
本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の構成をその表示部の等価回路と共に示すブロック図である。 上記実施形態におけるソースドライバの出力部の一構成例を示す回路図である。 上記実施形態に係る液晶表示装置の動作を説明するための信号波形図である。 上記実施形態における第1のゲートドライバの第1の構成例を示すブロックである。 上記第1の構成例による第1のゲートドライバの動作を説明するための信号波形図である。 上記第1の構成例による第1のゲートドライバの動作を説明するための信号波形図である。 上記第1の構成例において、ゲートドライバ出力制御信号の生成について説明するための信号波形図である。 上記第1の構成例において、ゲートドライバ出力制御信号の生成について説明するための信号波形図である。 上記実施形態における第1のゲートドライバの第2の構成例を示すブロックである。 上記第2の構成例による第1のゲートドライバの動作を説明するための信号波形図である。 上記実施形態におけるソースドライバの出力部の他の構成例を示す回路図である。 ホールド型表示装置での動画表示における課題を説明するための図である。
符号の説明
10 …TFT(スイッチング素子)
31 …バッファ(電圧ホロワ)
40 …シフトレジスタ
41,43 …ANDゲート
45 …出力部
47 …切換スイッチ
100 …表示部
200 …表示制御回路
300 …ソースドライバ(データ信号線駆動回路)
400 …ゲートドライバ(走査信号線駆動回路)
411〜414 …ゲートドライバ用ICチップ
421〜424 …ゲートドライバ用ICチップ
Cp …画素容量
Ec …共通電極
SWa …第1のMOSトランジスタ(スイッチング素子)
SWb …第2のMOSトランジスタ(スイッチング素子)
SLi …ソースライン(データ信号線)(i=1,2,…,1920)
GLj …ゲートライン(走査信号線)(j=1,2,…,1080)
DA …デジタル画像信号
SSP …データスタートパルス信号
SCK …データクロック信号
GSP …ゲートスタートパルス信号
GCK …ゲートクロック信号
Csh …短絡制御信号
COE …切換制御信号
GOE …ゲートドライバ出力制御信号
GOE1〜GOE4…ゲートドライバ出力制御信号
GOEa,GOEb…ゲートドライバ出力制御信号
S(i) …データ信号(i=1,2,…,1920)
G(j) …走査信号(j=1,2,…,1080)
Pw …画素データ書込パルス
Pb …黒電圧印加パルス
Thd …画素データ保持期間(画素値保持期間)
Tbk …黒表示期間
Tsh …短絡期間(黒信号挿入期間)

Claims (16)

  1. 複数のデータ信号線と、前記複数のデータ信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数のデータ信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部と、前記複数の画素形成部に共通的に設けられた共通電極とを備え、各画素形成部は対応する交差点を通過する走査信号線が選択されているときに対応する交差点を通過するデータ信号線の電圧を画素値として取り込むアクティブマトリクス型の液晶表示装置であって、
    表示すべき画像を表す複数のデータ信号を前記複数のデータ信号線にそれぞれ印加し、かつ前記複数のデータ信号の極性を各フレーム期間内で所定期間毎に反転させるデータ信号線駆動回路と、
    前記データ信号線駆動回路の内部または外部に設けられ、前記複数のデータ信号の極性が反転する時に所定の黒信号挿入期間だけ各データ信号線の電圧を黒表示に相当する電圧とする黒信号挿入回路と、
    有効走査期間において前記複数のデータ信号線の電圧が画素値として取り込まれるように所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる通常用波形と前記複数のデータ信号線の電圧が黒表示に相当する電圧になっている期間のうちの所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる黒挿入用波形とが繰り返される複数の出力制御信号を出力する表示制御回路と、
    前記表示制御回路から出力された複数の出力制御信号をそれぞれ受け取る複数個の部分回路からなり、前記複数の走査信号線に走査信号を印加する走査信号線駆動回路とを備え、
    前記表示制御回路は、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間には、当該部分回路が受け取る出力制御信号の波形を前記黒挿入用波形とし、
    各部分回路は、当該部分回路に接続された走査信号線のそれぞれが各フレーム期間において少なくとも1回は前記黒信号挿入期間以外の期間である有効走査期間に選択状態となり、当該選択状態となった走査信号線は非選択状態に変化した時点から所定の画素値保持期間が経過した後であって次のフレーム期間における前記有効走査期間に選択状態となる前に少なくとも1回は前記黒信号挿入期間に選択状態となるように、前記出力制御信号に基づいて当該部分回路に接続された走査信号線に走査信号を印加することを特徴とする、液晶表示装置。
  2. 前記表示制御回路は、
    各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間となる前に、当該部分回路が受け取る出力制御信号の波形を前記通常用波形から前記黒挿入用波形に切り換え、
    各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間よりも後に、当該部分回路が受け取る出力制御信号の波形を前記黒挿入用波形から前記通常用波形に切り換えることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 各部分回路は、
    当該部分回路に接続された走査信号線に印加すべき走査信号を制御するための内部信号であって、各走査信号線が選択状態とされる期間を含む所定期間に第1の論理レベルとなり、該所定期間以外の期間には第2の論理レベルとなる、当該部分回路に接続された複数の走査信号線にそれぞれ対応する複数の内部信号を生成し、
    各走査信号線に対応する内部信号が第1の論理レベルであって当該部分回路が受け取った出力制御信号が第2の論理レベルである時に当該走査信号線が選択状態となるように当該部分回路に接続された複数の走査信号線に走査信号を印加することを特徴とする、請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 各部分回路は、
    入力端および出力端を有し、当該入力端に与えられるパルスを順次出力端に向かって転送するシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタに供給すべきクロック信号のためのクロック用入力端子と、
    当該部分回路に与えられる出力制御信号のための出力制御用入力端子と、
    前記シフトレジスタの各段の出力信号である前記内部信号と、前記クロック用入力端子に与えられるクロック信号と、前記出力制御用入力端子に与えられる出力制御信号とに基づき、当該部分回路から出力すべき走査信号に対応するパルス信号を生成する組合せ論理回路と
    を含み、
    前記複数個の部分回路は、異なる部分回路におけるシフトレジスタの入力端とシフトレジスタの出力端とを繋ぐことによって縦続接続されており、
    前記表示制御回路は、前記複数個の部分回路のクロック用入力端子には共通に所定のクロック信号を与えることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記データ信号線駆動回路は、互いに隣接するデータ信号線にそれぞれ印加されるべきデータ信号の極性が互いに異なるように前記複数のデータ信号を生成し、
    前記黒信号挿入回路は、前記黒信号挿入期間において各データ信号線をそれに隣接するデータ信号線に短絡させることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  6. 前記黒信号挿入回路は、前記黒信号挿入期間において各データ信号線を前記共通電極に短絡させることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  7. 複数のデータ信号線と、前記複数のデータ信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数のデータ信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部と、前記複数の画素形成部に共通的に設けられた共通電極とを備え、各画素形成部は対応する交差点を通過する走査信号線が選択されているときに対応する交差点を通過するデータ信号線の電圧を画素値として取り込むアクティブマトリクス型の液晶表示装置であって、
    表示すべき画像を表す複数のデータ信号を前記複数のデータ信号線にそれぞれ印加し、かつ前記複数のデータ信号の極性を各フレーム期間内で所定期間毎に反転させるデータ信号線駆動回路と、
    前記データ信号線駆動回路の内部または外部に設けられ、前記複数のデータ信号の極性が反転する時に所定の黒信号挿入期間だけ各データ信号線の電圧を黒表示に相当する電圧とする黒信号挿入回路と、
    有効走査期間において前記複数のデータ信号線の電圧が画素値として取り込まれるように所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる第1の出力制御信号と前記複数のデータ信号線の電圧が黒表示に相当する電圧になっている期間のうちの所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる第2の出力制御信号とを出力する表示制御回路と、
    前記表示制御回路から出力された第1および第2の出力制御信号をそれぞれ受け取り、該受け取った第1および第2の出力制御信号のうちのいずれかを選択する切換スイッチを有する複数個の部分回路からなる、前記複数の走査信号線に走査信号を印加する走査信号線駆動回路とを備え、
    前記表示制御回路は、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間には、当該部分回路の切換スイッチによって前記第2の出力制御信号が選択されるように、各部分回路の切換スイッチを制御する複数の切換制御信号を出力し、
    各部分回路は、当該部分回路に接続された走査信号線のそれぞれが各フレーム期間において少なくとも1回は前記黒信号挿入期間以外の期間である有効走査期間に選択状態となり、当該選択状態となった走査信号線は非選択状態に変化した時点から所定の画素値保持期間が経過した後であって次のフレーム期間における前記有効走査期間に選択状態となる前に少なくとも1回は前記黒信号挿入期間に選択状態となるように、前記切換スイッチによって選択された第1または第2の出力制御信号に基づいて、当該部分回路に接続された走査信号線に走査信号を印加することを特徴とする、液晶表示装置。
  8. 前記表示制御回路は、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間となる前に当該部分回路の切換スイッチによって前記第2の出力制御信号が選択され、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間よりも後に当該部分回路の切換スイッチによって前記第1の出力制御信号が選択されるように、前記複数の切換制御信号を出力することを特徴とする、請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 各部分回路は、
    当該部分回路に接続された走査信号線に印加すべき走査信号を制御するための内部信号であって、各走査信号線が選択状態とされる期間を含む所定期間に第1の論理レベルとなり、該所定期間以外の期間には第2の論理レベルとなる、当該部分回路に接続された複数の走査信号線にそれぞれ対応する複数の内部信号を生成し、
    各走査信号線に対応する内部信号が第1の論理レベルであって当該部分回路の切換スイッチによって選択された前記第1または第2の出力制御信号が第2の論理レベルである時に当該走査信号線が選択状態となるように当該部分回路に接続された複数の走査信号線に走査信号を印加することを特徴とする、請求項7または8に記載の液晶表示装置。
  10. 各部分回路は、
    入力端および出力端を有し、当該入力端に与えられるパルスを順次出力端に向かって転送するシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタに供給すべきクロック信号のためのクロック用入力端子と、
    当該部分回路に与えられる前記第1および第2の出力制御信号のための第1および第2の出力制御用入力端子と、
    前記シフトレジスタの各段の出力信号と、前記クロック用入力端子に与えられるクロック信号と、前記切換スイッチによって選択された第1または第2の出力制御信号とに基づき、当該部分回路から出力すべき走査信号に対応するパルス信号を生成する組合せ論理回路と
    を含み、
    前記複数個の部分回路は、異なる部分回路におけるシフトレジスタの入力端とシフトレジスタの出力端とを繋ぐことによって縦続接続されており、
    前記表示制御回路は、
    前記複数個の部分回路のクロック用入力端子には共通に所定のクロック信号を与え、
    前記複数個の部分回路の第1の出力制御用入力端子には共通に前記第1の出力制御信号を与えると共に、前記複数個の部分回路の第2の出力制御用入力端子には共通に前記第2の出力制御信号を与えることを特徴とする、請求項9に記載の液晶表示装置。
  11. 前記データ信号線駆動回路は、互いに隣接するデータ信号線にそれぞれ印加されるべきデータ信号の極性が互いに異なるように前記複数のデータ信号を生成し、
    前記黒信号挿入回路は、前記黒信号挿入期間において各データ信号線をそれに隣接するデータ信号線に短絡させることを特徴とする、請求項7から10までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  12. 前記黒信号挿入回路は、前記黒信号挿入期間において各データ信号線を前記共通電極に短絡させることを特徴とする、請求項7から11までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  13. 複数のデータ信号線と、前記複数のデータ信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数のデータ信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部と、前記複数の走査信号線に走査信号を印加するための複数個の部分回路からなる走査信号線駆動回路と、前記複数の画素形成部に共通的に設けられた共通電極とを備え、各画素形成部は対応する交差点を通過する走査信号線が選択されているときに対応する交差点を通過するデータ信号線の電圧を画素値として取り込むアクティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動方法であって、
    表示すべき画像を表す複数のデータ信号を前記複数のデータ信号線にそれぞれ印加し、かつ前記複数のデータ信号の極性を各フレーム期間内で所定期間毎に反転させるデータ信号線駆動ステップと、
    前記複数のデータ信号の極性が反転する時に所定の黒信号挿入期間だけ各データ信号線の電圧を黒表示に相当する電圧とする黒信号挿入ステップと、
    有効走査期間において前記複数のデータ信号線の電圧が画素値として取り込まれるように所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる通常用波形と前記複数のデータ信号線の電圧が黒表示に相当する電圧になっている期間のうちの所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる黒挿入用波形とが繰り返される複数の出力制御信号を出力する表示制御ステップと、
    前記複数の走査信号線に走査信号を印加する走査信号線駆動ステップとを備え
    前記表示制御ステップでは、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間には、当該部分回路の受け取る出力制御信号の波形が前記黒挿入用波形とされ、
    前記走査信号線駆動ステップでは、各部分回路に接続された走査信号線のそれぞれが各フレーム期間において少なくとも1回は前記黒信号挿入期間以外の期間である有効走査期間に選択状態とされ、当該選択状態となった走査信号線は非選択状態に変化した時点から所定の画素値保持期間が経過した後であって次のフレーム期間における前記有効走査期間に選択状態となる前に少なくとも1回は前記黒信号挿入期間に選択状態とされるように、前記出力制御信号に基づいて当該部分回路に接続された走査信号線に走査信号が印加されることを特徴とする、駆動方法。
  14. 前記表示制御ステップでは、
    各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間となる前に、当該各部分回路が受け取る前記出力制御信号の波形が前記通常用波形から前記黒挿入用波形に切り換えられ、
    各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間よりも後に、当該各部分回路が受け取る前記出力制御信号の波形が前記黒挿入用波形から前記通常用波形に切り換えられることを特徴とする、請求項13に記載の駆動方法。
  15. 複数のデータ信号線と、前記複数のデータ信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数のデータ信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部と、前記複数の走査信号線に走査信号を印加するための複数個の部分回路からなる走査信号線駆動回路と、前記複数の画素形成部に共通的に設けられた共通電極とを備え、各画素形成部は対応する交差点を通過する走査信号線が選択されているときに対応する交差点を通過するデータ信号線の電圧を画素値として取り込むアクティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動方法であって、
    表示すべき画像を表す複数のデータ信号を前記複数のデータ信号線にそれぞれ印加し、かつ前記複数のデータ信号の極性を各フレーム期間内で所定期間毎に反転させるデータ信号線駆動ステップと、
    前記複数のデータ信号の極性が反転する時に所定の黒信号挿入期間だけ各データ信号線の電圧を黒表示に相当する電圧とする黒信号挿入ステップと、
    有効走査期間において前記複数のデータ信号線の電圧が画素値として取り込まれるように所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる第1の出力制御信号と前記複数のデータ信号線の電圧が黒表示に相当する電圧になっている期間のうちの所定期間だけ第2の論理レベルとなり該所定期間以外の期間には第1の論理レベルとなる第2の出力制御信号とを出力して前記複数個の部分回路に与える表示制御ステップと、
    前記複数の走査信号線に走査信号を印加する走査信号線駆動ステップと、
    各部分回路において、前記第1および第2の出力制御信号のうちのいずれかを選択する切換ステップとを備え、
    前記表示制御ステップでは、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間には前記切換ステップにおいて当該部分回路で前記第2の出力制御信号が選択されるように、各部分回路に与えるべき切換制御信号が出力され、
    前記走査信号線駆動ステップでは、各部分回路に接続された走査信号線のそれぞれが各フレーム期間において少なくとも1回は前記黒信号挿入期間以外の期間である有効走査期間に選択状態とされ、当該選択状態となった走査信号線は非選択状態に変化した時点から所定の画素値保持期間が経過した後であって次のフレーム期間における前記有効走査期間に選択状態となる前に少なくとも1回は前記黒信号挿入期間に選択状態とされるように、前記第1の出力制御信号と前記第2の出力制御信号と前記切換制御信号とに基づいて当該部分回路に接続された走査信号線に走査信号が印加されることを特徴とする、駆動方法。
  16. 前記表示制御ステップでは、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間となる前に前記切換ステップにおいて前記第2の出力制御信号が選択され、各部分回路に接続された走査信号線のいずれかが黒表示のために選択状態とされるべき期間よりも後に前記切換ステップにおいて前記第1の出力制御信号が選択されるように、前記複数の切換制御信号が出力されることを特徴とする、請求項15に記載の駆動方法。
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