JP2007192534A - 二重壁、放出式熱交換器 - Google Patents

二重壁、放出式熱交換器 Download PDF

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Abstract

【課題】ロウ付けプレート熱交換器が、二重壁構成で構築される場合に、安全要件を満足するための特有の機能および属性をもたせる。
【解決手段】プレート熱交換器10は、2種類の流体に対する流路を提供する、複数のプレート対を含む。このプレート熱交換器は、2種類の流体のそれぞれに対する入口18および出口20を備え、複数のプレート対の2つの隣接プレート対は、第1流体F1のための流路を画定する。2つの隣接プレート対の一方の反対向表面と、複数のプレート対からの別の隣接プレート対の対面表面とは、第2流体F2のための流路を提供する。それぞれの流路に沿って流れる、第1流体および第2流体は、互いに熱伝達関係に維持される。所定の放出経路が、各流体を熱交換器の外部に放出することのできる、各プレート対の対面表面の少なくとも一方に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレート熱交換器に関し、より詳細には、プレート熱交換器の外部に沿った所定の領域へ、プレート熱交換機内部で発生する漏出によって生じる流体を、所定の漏出経路に沿って放出する、二重壁の放出構造を有するプレート熱交換器に関する。
従来より、熱交換器は、非飲用流体を用いて飲用流体または処理臨界流体(process critical fluids)を加熱または冷却し、それと同時にそれぞれの流体流間の接触を防止するための物理的、機械的境界を設けるのに使用されている。すべての機械装置と同様に、熱交換器は、それぞれの固有の有限動作期限を有し、この動作期限の終わりには、これらの装置は、1つまたは複数の理由で故障する。熱交換器の典型的な故障モードは境界侵入(boundary breach)であり、これは、1種または複数種の流体が、(1)外部環境または雰囲気に脱出すること(外部漏出)、または(2)外部環境に脱出することなく互いに混合すること(内部漏出)を可能にする。熱交換器を飲用、衛生、または臨界流体の用途に使用する場合には、2種類の流体が混合することを可能にする内部漏出は、破局的結果をもたらす可能性があり、それは例えば、飲用および衛生用途の場合には疾病または被毒、臨界流体処理用途の場合には、化学火災または爆発である。内部漏出は、一般に、直ちに気づかれることはないが、これに対して外部漏出は通常、視覚的に明白である。
このように見えない(内部)漏出が生ずるという起こり得る状況を避けるために、熱交換器が作動を続ける間に、熱交換器の内部でそれぞれの流体を混合させる代わりに、漏出流体を外部環境または雰囲気に放出する、完全放出式の二重壁を設けるのが望ましい。二重壁構造を有する熱交換器を製造するのに必要となる製造工程はより集約的であり、したがって二重壁熱交換器は一般に、従来型単壁式熱交換器よりもより高価である。その結果として、規制のない競争市場においては、適正な安全レベルを得るためには完全放出式の二重壁構造を実際には必要とする用途において、多数の単壁熱交換器が使用されている。公衆安全を向上させる努力において、様々な団体や行政機関が、飲用流体用途に対して、「二重壁」熱交換器または「二重壁、放出式」熱交換器の使用を要求する構造規制を実施している。
例えば、両方ともイリノイ州シカゴのアンダーライターズ研究所(Underwriters Laboratories,Inc.of Chicago,Illinois)の登録商標である、UNDERWRITERS LABORATORIES INC.(登録商標)またはUL(登録商標)は、飲用水熱交換器へのすべての冷媒に対して、二重壁放出式構造を含める認可要件を設定した。例としては、冷水器/水飲み器および冷媒過熱低減器(desuperheater)がある。また、カナダのオンタリオ州の国際配管・機械役員協会(International Association of Plumbing and Mechanical Officials of Ontario,Canada)の登録商標であるIAPMO(登録商標)は、飲用水加熱に対して二重壁熱交換器、または最低限として、二重分離または2台の熱交換器を含める配管規制認可要件を設定している。二重分離熱交換器の例としては、家庭用温水を加熱するのに使用される、家庭用循環水式ボイラまたは蒸気ボイラがある。さらに、米国の異なる州や自治体、ならびにその他の国が、飲用水用途において使用される場合に、それぞれの流体の二重壁分離または二重分離を要件としている。
二重壁熱交換器は、2種類の流体を分離する熱伝達表面が、1つではなく2つの別個の表面層で構成されている熱交換器である。すなわち、第1の表面層が流体密の防壁とならない場合には、第2の層はそのままの状態となり、故障した表面層と接触するある量の流体が、好ましくは、漏出流体が熱交換器の外部から検出できる位置まで、表面層間を流れ、それによって熱交換器の使用を中止できるようにすることができる。二重壁構造は、流体の相互汚染を防止するための、安全機能を意図するものである。
この漏出検出過程のさらに詳細な定義は、2つの表面層間の「漏出経路」である。この漏出経路は、2つの層の金属・金属表面(metal−to−metal surface)間の固有間隔によるか、または2つの層間に意図的に形成された間隔、または2つの層間の十分な多孔性のいずれかによるものである。いずれの場合にも、故障した表面層からの流体は「漏出経路」に追従して、漏出流体の検出のための外部位置に至る。
これらの動作特徴を組み込んだ、最初の市販の二重壁熱交換器は、管状設計であった。例えば、Doucetteらに対して公布された米国特許第4210199号は、2つの管を使用し1つの管は他の管の内側に配置されている、二重壁管に関する。外管の直径は、断続的に縮小されるか、または内管上にスエージ加工され、それによって二重壁構造を生成し、熱伝達のための壁間の接触と、流体間の放出経路とが設けられている。その他の同様の管状設計も使用されている。これらの方法からは、比較的正確に制御された放出経路および接触区域寸法を有する製品が得られる。
上述の二重壁管が熱交換器中に挿入される場合には、「二重管板(double tube sheet)」方法が使用され、この方法では、外管および内管が、それぞれ隣接する管板を通過して挿入される。管板は、管状熱交換器の代表的な構成要素であり、これを通過して、管が挿入されて、その後に機械式圧延、水圧拡張、または溶接/ロウ付けによってシールされる。この方法によれば、内管と外管の間に二重シールおよび管接合部に対する漏出経路が得られ、それによって完全放出式二重壁熱交換器となる。これらの管状設計には、少なくとも2つの重要な欠点:1)高い製造コスト、および2)従来型、単壁設計に対して大きな物理的寸法、がある。
二重壁プレート型熱交換器は、より新しく開発されたものである。二重壁プレート型熱交換器は、同一の工作機械において2枚の薄肉帯板材料を同時に成形し、それによって両方の帯板が一緒に、実質的に同一に成形されて、二重層の役割を果たす一対の熱交換器プレートが得られるようにすることによって製造される。次いで、二重層プレート対または組は、積み重ねられてプレート対間に流体流路を形成し、プレート対の周辺に沿って配置されるエラストマーガスケットを介して、他方のプレートと互いに分離される。次いで組立体全体が圧縮されて、熱交換器周辺に沿って位置する長いねじ付きボルトを介して一緒に保持される。
この構造の第1の制約は、2枚の成形プレートと、放出経路(すなわち、漏出経路)内の流れ区域との間の接触面積は、それぞれのプレート対のプレートの引張り特性によって、成形工程の後に発生する「スプリングバック」効果が生ずるので、制御するのが困難である。このスプリングバック効果は、帯板が互いに完全に入れ子状態になること、または帯板同士が実質的に共形接触(conformal contact)を形成することを妨げる。放出経路が実質的に共形の隣接プレートの間に接触している場所に隣接しているときには、放出経路流れ区域が非常に小さくなる可能性があり、その結果として漏出流体の流れを放出経路流れ区域を通過させるのに、流体圧力のレベルを上げることが必要となる可能性がある。このような隣接プレート間の共形表面接触位置は、通常、比較的高い熱伝達係数を有する。共形表面接触していない隣接プレート間のその他の位置は、プレート表面間の間隔によって生じる追加の熱抵抗のために、通常、低い熱伝達係数を有する。これらの場所に隣接する漏出経路流れ面積は、通常、比較的大きく、それによって漏出流体に対して比較的低い流れ抵抗をもたらす。プレート間の流体流れを強制するのに必要な流体圧力の量を最小化するために、設計放出経路間隙を増大させる場合には、二重壁プレートに対する熱伝達係数は大幅に低下する。このような熱伝達係数の減少は、プレート間の間隔の増大に伴う熱抵抗の増大によるものであり、低下した熱伝達係数と増大したプレート間の間隔との間の関係は、実質的に線形関係である。流体漏出圧力の低減に対する、プレート間隔の増大から生ずる熱伝達係数の低下は、二重壁用途におけるプレート熱交換器の第1のジレンマである。
二重壁プレート熱交換器の設計におけるさらなる重要な考察は、2種類の流体がポートシール(port seal)によって分離されるポート区域の周辺の領域に関する。二重壁構造を要求する前述の組立規制の意図を完全に満足するためには、ポート区域は、二重ポートシールシステムを介して外部環境に対して完全放出式にしなくてはならない。ガスケット型プレート熱交換器においては、第1のポートシールが故障した場合には、熱交換器の外部に漏出が露見することを可能にする二重ポートシール構造を生成するために、様々なガスケッチング方法が使用される。ダールグレン(Dahlgren)に対して公布された米国特許第4976313号は、この技術の例を示している。しかしながら、ガスケット型プレート熱交換器設計には、3つの主要な欠点があり、それは、1)高い製造コスト、2)全金属構造型よりも短いガスケット寿命、および3)管状型交換器よりも低い耐圧能力、である。
ロウ付けプレート(brazed−plate)熱交換器は、二重壁熱交換器市場に最も新しく参入したものである。ロウ付けプレート型熱交換器は、それらが同一の工作機械で2枚の薄肉帯板材料を同時に成形して、それによって両方が、実質的に同一の二重層として一緒に形成されるようにして製造されるプレートを使用して構築される点において、ガスケット型プレート熱交換器と類似している。次いで、これらの二重プレート対または組を、積み重ねて流体通路が形成される。しかしながら、ガスケットおよび長ボルト式締結具を使用してシール機構を得る代わりに、ロウ付けプレート熱交換器は、ロウ付け材料の薄いシートを使用して、プレート対をロウ付け炉またはその他の加熱装置内で互いにロウ付けさせる。ブロムグレン(Blomgrn)らに対して公布された米国特許第5291945号は、二重壁ロウ付けプレート熱交換器に関するものである。
二重壁ロウ付けプレート熱交換器の製造における、非常に重要な製造問題は、ロウ付け材料が、毛細管作用を介して隣接プレート間の放出経路中に流れ込み、それによって漏出流体が熱交換器から脱出するための流路を阻止することを防止することである。前述の米国特許第5291945号は、プレート対の周辺においてのみ、この問題に対処している。この特許の熱交換器構築によって得られる解決策は、二重プレート対の周縁間に十分に大きな間隔を設け、それによって毛細管力および重力の両方が、ロウ付け金属がそれぞれの二重プレート組の間の小さな中間空隙に吸い上げられるのを防止するようにすることであり、熱交換プレートは重力を利用するために特定の方向にロウ付けされている。
米国特許第5291945号の熱交換器構造の別の欠点は、耐圧能力に欠けることである。この耐圧能力の欠如は、それぞれの二重プレート対の周辺がロウ付けされずに、プレート対を一緒に保持するためのロウ付け材料の使用が、ポート区域だけに限定されていることの結果である。ユニットの耐圧能力を、比較的低圧のシステムの要求に耐えることができるように増大するために、ねじ付き棒、2つのワッシャー、および2つのナットからなる機械式強化システムが各ポート構造に追加される。
要約すると、米国特許第5291945号設計には、次のものを含むいくつかの欠点がある。
1)組立規制要件を満足するのに必要な放出式二重シールを備えないポート穴、
2)構造強化を必要とするポート区域、
3)プレートと同時に打ち抜きされないロウ付け材料箔、
4)ロウ付け材料が放出経路中に吸い上げられるのを防止または促進する対策がないこと、
5)外部漏出を発生するための所定位置がないこと、および
6)低い設計作動圧力。
その他、スウェーデンのSWEP International ABやドイツのWTT(Wilchwitz Thermo−Technik)なども、二重壁放出式ロウ付けプレート熱交換器を製造している。これらの会社はそれぞれ、成形工程の後に二重プレート対を離隔して、ロウ付け材料の毛細管流を寄せつけない、酸化物などの被覆をプレート表面の周辺の一部分に被着させ、次いで、ロウ付けのために熱交換器を組み立てる前に、二重プレート対を再構築する。このステップによって、プレートの周辺全体がロウ付け材料で充填されて、それによって環境へ放出する漏出経路が完全に閉止されるのを防止するとともに、熱交換器に対してある量の構造的強化をもたらす。
しかしながら、既知の二重壁ロウ付けプレート熱交換器構造には、どの構造も、ポートの周りの二重シールまたはポートの周りの別個の放出経路を備えないという、共通の欠点がある。ロウ付けプレート熱交換器のすべての既知の構造の背後にある本質的な仮説は、ポート接合が故障すると(例えば、ロウ付け材料がエッチング除去される)、放出区域が開口して、漏出物をプレート間に放出させることが可能になるということである。このようなポート区域における漏出物の仮定された放出を保証することはできず、したがって、二重壁分離を要求する組立および配管規制および要件の意図を満足する上での重大な障害となる。
要約すると、ロウ付けプレート熱交換器は次の欠点を有する。すなわち、高い放出経路圧力低下、外部環境に放出するためのプレート漏出のための特定の放出経路がないこと、およびポートの周りに二重シールおよび放出経路がないことである。さらに、放出経路は十分にチャネル化されていないので、漏出検出を達成し難い。最新の構築方法と組み合わせると、設計上の低い熱伝達効率とともに、低い作動圧力収容が問題である。
米国特許第4210199号 米国特許第4976313号 米国特許第5291945号 米国特許第5462113号、1995年10月31日公布 米国特許出願第10/643689号、「PLATE HEAT EXCHANGER WITH ENHANCED SURFACE FEATURES」、2003年8月19日付出願
したがって、ロウ付けプレート熱交換器は、二重壁構成で構築される場合には、安全要件を満足するための特有の機能および属性、ならびに従来技術に対する大幅な改良が必要である。
本発明は、複数の入れ子式プレート対を含み、該複数のプレート対の各プレートは反対向表面(opposed surfaces)と周囲フランジとを有するとともに、実質的に同様の表面断面形状(surface profiles)を有する、プレート熱交換器に関する。各プレート対は、互いに押圧されると接触表面間で実質的に共形嵌合(conformal fit)を形成し、各プレート対の反対向表面が、少なくとも2種類の流体のそれぞれに対する少なくとも1つの流路の一部分を提供する。前記複数のプレート対の隣接プレート対の対面表面(facing surfaces)および周囲フランジは、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界を提供する。前記隣接プレート対の各対の少なくとも1つのプレート対の反対向表面は、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界を提供する。この少なくとも1つのプレート対は、高い熱伝導度を有し、少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界の一部分を提供し、それによって、プレートの反対向表面上の2種類の流体間での熱伝達をもたらす。少なくとも2種類の流体の各流体に対する入口および出口が設けられ、各流体に対する入口および出口は、前記流体に対する各流路と流体連通している。各流体を周囲フランジの外部に放出することのできる各プレート対の対面表面の少なくとも1つにおいて、所定の放出経路が形成される。
本発明はさらに、プレート熱交換器用のプレートを製造する方法であって、複数の入れ子式プレート対を準備するステップであって、前記複数のプレート対の各プレートは、反対向表面と周囲フランジとを有するとともに、実質的に同様の表面断面形状を有するステップを含む、方法に関する。各プレート対は、互いに押圧されると接触表面間で実質的に共形嵌合を形成し、各プレート対の反対向表面が、少なくとも2種類の流体のそれぞれに対する少なくとも1つの流路の一部分を提供する。複数のプレート対の隣接プレート対の対面表面および周囲フランジは、少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界を提供する。前記隣接プレート対の各対の少なくとも1つのプレート対の反対向表面は、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界を提供し、この少なくとも1つのプレート対は、高い熱伝導度を有して、少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界の一部分をもたらし、それによって、プレートの反対向表面上の2種類の流体間で熱伝達をもたらす。複数のプレートの各プレートは、プレート内に複数の開口を形成するステップを含み、該開口の少なくとも2つは、該開口の周辺の型押し領域を有し、各型押し領域は、入れ子式プレート対の間を複数の開口の整列された開口に沿って漏出する少なくとも2種類の流体の、流体を放出するための経路を画定する。この方法はさらに、プレート内に少なくとも1つの1次放出経路を形成するステップであって、この少なくとも1つの1次放出経路は、少なくとも2種類の流体を周囲フランジの外部に放出するために、少なくとも2つの型押し領域と流体連通しているステップを含む。この方法はさらに、少なくとも1つのプレートの少なくとも1つの表面と周囲フランジに表面処理を選択的に施すステップであって、前記少なくとも1つの表面はプレート対の接触表面に対応する、ステップを含む。
本発明はさらに、複数の入れ子式プレート対であって、複数のプレート対の各プレートは反対向表面と周囲フランジとを備えるとともに、実質的に同様の表面断面形状を有する。各プレート対は、互いに押圧されると接触表面間で実質的に共形嵌合を形成し、各プレート対の反対向表面は、少なくとも2種類の流体のそれぞれに対する少なくとも1つの流路の一部分を提供する。複数のプレート対の隣接プレート対の対面表面および周囲フランジは、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界を提供する。隣接プレート対の各対は、少なくとも1つのプレート対の反対向表面は、少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界を提供する。この少なくとも1つのプレート対は、高い熱伝導度を有して、少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界の一部分を提供し、それによって、プレートの反対向表面上の2種類の流体間で熱伝達をもたらす。少なくとも2種類の流体の各流体に対する入口および出口が設けられ、各流体に対する入口および出口は、前記流体に対する各流路と流体連通している。所定の放出経路が、各流体を周囲フランジの外部に放出することのできる、各プレート対の対面表面の少なくとも一方に形成される。
本発明の利点は、漏出流体の外部環境への流れを可能にする、各プレート対間の所定の流路である。
本発明の別の利点は、外部環境への漏出流体の流れは、所定の1つまたは複数の位置で発生することである。
本発明の別の利点は、放出経路は各ポートの周りに形成されて、ポートシールの周りの流体漏出が外部環境に流れることを確実にすることである。
本発明の別の利点は、各ポートの周りに二重シールがあることである。
本発明の別の利点は、放出経路は、隣接プレート対の接触表面間のノード接続と一致しないことである。
本発明の別の利点は、漏出流体が所定の持続時間内に外部環境に流れるのに必要な流体圧力のレベルを低下させるように、放出経路を構成することができることである。
本発明の別の利点は、二重壁式組立規制の意図を真に満足することができることである。
本発明のその他の特徴と利点は、以下に示す好ましい実施形態のより詳細な説明を、本発明の原理を例として図解する添付の図面と合わせ読めば、明白となるであろう。
本発明は、図1〜8に示す、二重壁プレート熱交換器10に関する。そのような熱交換器は、参照によりその両方を本明細書に組み入れてある、1995年10月31日に公布された米国特許第5462113号、および「PLATE HEAT EXCHANGER WITH ENHANCED SURFACE FEATURES」という名称の2003年8月19日付出願の米国特許出願第10/643689号に記載された、単壁熱交換器と動作原理において類似している。熱交換器10は、銅などの高い熱伝導度材料を含む複数の成形プレート群12を含み、この成形プレートは、上端プレート14と下端プレート16との間に配置されて第1流体F1および第2流体F2のための別個の流路を提供し、同時に第1流体F1と第2流体F2の間の熱伝達をもたらす。熱交換器10のプレート群12の向きを判断するのを助けるために、図1および図2には「上端(TOP)」と「下端(BOTTOM)」のラベルを含め、図2には上端プレート14および下端プレート16は示していない。熱交換器は、垂直、水平、およびその間の任意の位置を含む、様々な物理的方位に配置してもよいことを理解すべきである。通常ではないが、第1流体F1および第2流体F2は同一の組成である場合がある。通常、対角方向に対向する入口ポート18および出口ポート20が上端プレート14内に形成されて第1流体F1がプレート群12に入ることを可能にし、同様に、対角方向に対向する入口ポート22および出口ポート24が上端プレート14内に形成されて第2流体F2もプレート12内に入ることを可能にしている。代替的に、入口/出口ポート対の一方の向きを反転させて、流体入口/出口の第1の対および第2の対が熱交換器10の反対縁端に位置するようにするのが有利となる場合がある。
図1および図2を参照すると、成形プレート群12は、交互に配置されたプレート対26、28を含む。各プレート対26、28は、互いに入れ子にされて、それぞれのプレート34、36が対向縁端30、32を有する、同様に配置されたプレート34、36を含む。すなわち、プレート34、36の熱伝達表面は実質的に同様であり、その結果、プレート34、36が互いに押圧されると、その表面が互いに入れ子となり、その間に実質的に共形接触を形成し、これによって組み合わされたプレートの厚さを通過する高い熱伝達係数が得られる。通常、プレート対26とプレート対28の間の唯一の差異は、縁端30、32が反転していること、言い換えるとプレート対26は、上端プレート14の表面に対して直角の軸38(図1を参照)の周りに180度回転していることである。各プレート34は、複数の開口A、Bを有し、これらの開口は、プレート34が熱交換器10に取り付けられるときに、それぞれの入口/出口ポートに位置合わせされる。同様に、各プレート36は、複数の開口A、Bを含み、これらの開口は、プレート36が熱交換器10に取り付けられるときに、それぞれの入口/出口ポートに位置合わせされる。入口/出口ポート18、20、22、24を含む配設に示すように、3種以上の熱交換流体を使用する場合などに、追加の入口/出口ポートを含めることができることが理解される。プレート34、36の表面には、波形(corrugation)とも呼ばれる、複数のVリッジ(V−ridge)40が形成されて、通常、ヘリンボン(herringbone)構成に配置されて、上記の米国特許第5462113および米国特許出願第10/643689号で考察したように、隣接プレート対26、28に配設されるときに、方向および断面の変化する蛇行性流路を提供し、流体F1、F2間の熱伝達を促進する。プレート34、36は、プレート縁端に形成されたフランジ42に向かって外向きに延びており、このフランジ42はプレート34、36の周囲を画定している。積み重ねられたプレート34、36のフランジ42は、互いに物理的に接触して、熱交換器10を形成する流体流に対する防壁を形成する。
本発明のプレート熱交換器10はロウ付け構造のものが好ましいが、一実施形態においては、熱交換器表面全体ではなくポートだけに、ポートに沿った流体密のシールを設けるための動作リングまたは特殊リングを必要とする。図2には示していないが、好ましくは、ロウ付け可能な材料からなる少なくとも1枚の箔プレートを、隣接プレート対26、28の間に挿入する。箔プレートを挿入して、プレートを互いに十分に押圧すると、プレート34、36の溶融点よりは低いが、挿入する箔プレートの溶融点よりは高い所定の温度まで、熱交換器10を十分な時間、加熱して、箔プレートを溶融させる。毛細管作用によって、溶融金属、好ましくは銅が、プレート対26、28の反対向きのVリッジ40の頂部の交差点であるノード44(図8を参照)や周囲フランジ42などの、互いに接触する隣接プレート対26、28の間の領域に吸い上げられる。通常は銅で構成される、箔プレートは、これらの領域またはノードに沿って、(すなわち、周囲フランジに沿って)流体密である金属接合を形成して、通常、破裂圧(burst pressure)で表わされ、20684kPa(3000psi)に達する可能性があり、流体F1、F2からの圧力に耐えるのに十分であるとともに、安全規制要件を満足する、大幅に向上した構造支持をもたらす。
しかしながら、ロウ付け工程中には、溶融ロウ付け材料が、隣接プレート対26、28の接触表面間だけでなく、その他の接触表面間を流れることになる。言い換えると、周囲フランジ42を含む、プレート対26、28のプレート34、36間で共形接触する表面は、少なくとも一方のプレート表面に表面処理が施されていない限り、互いにロウ付けすることができる。例えば、図6を参照すると、プレート34、36に対して、熱伝達表面46全体は、通常、ポート開口(A、B、A、B)の周りの領域52、ならびに周囲フランジ42に沿った(1つまたは複数の)領域48を除いて、処理される。接触する熱伝達表面46をロウ付けしないことによって、プレート対26、28のプレートの一方において侵入が発生する場合に、流体は、侵入部を通過して、共形接触表面の間を、放出経路54(図3)へと流れることが可能となり、この放出経路54は、熱交換器を交換するための警告として、漏出流体の外部環境への流れを可能にする。ポート領域52(図6)は、ポート開口の周囲に沿って二重シールが形成されるのが望ましいので、ポート開口(A、B、A、B)周りでの表面処理材料の付着を防止するために、マスキングされている。
ここで注目すべきことは、領域(1つまたは複数)48を除いて、表面処理はフランジ42には施されず、これによって、接触フランジ42表面の大部分にロウ付け接合部を形成することが可能になることである。領域(1つまたは複数)48をマスキングする理由は、フランジ42に沿って漏出経路を設けて、漏出流体が外部環境に確実に脱出できるようにすることだけでなく、周囲フランジに沿ったその他のすべての通路を阻止することによって集中的な漏出経路を設けることにある。好ましくは、型押し区域50などの集中的検査区域を、非処理領域50内部に形成して、外部流体漏出がある場合には、その予期される場所を外部観察者に対して正確に指示する。図6に示すように、一対の対向領域と、対応する型押し領域50とをフランジ42の反対側部分に設けてある。型押し領域50はまた、図7に組み立てた熱交換器10にも示してある。代替的に、領域50に型押しする代わりに、マーキングなどのフランジ表面42を損傷しない、流体漏出の場所を示すその他の証印(indicia)を利用することもできる。そのような集中的漏出経路を設けないと、流体漏出はフランジ42の周囲に沿った任意の1つまたは複数の部分で発生するか、または予想される漏出領域をフランジの広い区域にわたって広げてしまう可能性があるので、漏出検出はより困難になる。
次に、本発明の新規な所定放出経路について考察する。分かりやすくするために、図3および図4は両方で、図2に示すように縁端32を上方縁端として配向したときに、プレート36(図4)の上にプレート34(図3)を積み重ねた状態のプレート対28を表わしている。しかしながら、図2に示すように縁端30が上方縁端として配向されると、図3および図4は、プレート36(図4)の上にプレート34(図3)を積み重ねた状態の、他方のプレート対26を表わす。図3にさらに示すように、放出経路54がプレート34内に形成され、好ましくは、直線で縁端30から縁端32まで延びて、プレート34、36の共形接触表面間を、外部環境に向かって漏出する流体のための所定経路を提供する。ここで理解すべきことは、放出経路54は、代替的または追加的に、プレート36内に形成するか、または複数放出経路54を各プレート34、36内に形成することもできることである。しかし、それぞれの放出経路54は、プレート対の厚みを通過する熱伝達係数の低い、狭い領域をもたらし、そのために単一放出経路が好ましい場合がある。また、放出通路54が縁端30から縁端32まで直線経路で連続しないようにすることも可能であり、また1つまたは複数の「枝」が、縁端30、32に対して直角である、プレート34、36の1つまたは複数の対向縁端に延びているので、放出経路が、縁端30から縁端32までの連続する経路を提供する必要もない。当業者であれば、放出経路54の数を増加させると、漏出流体を流すのに必要な流体圧力および予想される漏出場所から最短距離の放出経路までの長さを低減することができるが、低い熱伝達係数を有する区域の量が増大することを理解することができる。放出経路54の実施可能な経路設定に対する唯一の制限は、この放出経路がどのノード44(図8)とも交叉しないことである。放出経路に対して直角である横断面によって画定される放出経路の断面形状は、漏出流体が、プレート対26、28の間の共形接触表面の他の領域と比較して十分に低い抵抗で、放出経路54に沿って流れて、周囲フランジ42に向かって最終的にはそれを越えて外部環境へと流れることができる限り、傾斜屋根(angled rooftop)、曲線形状またはその他任意の閉じた幾何学的形状に似たものとすることができる。
ここで理解すべきことは、放出経路54の断面形状(1つまたは複数)および経路(1つまたは複数)に加えて、放出経路の寸法決めが考慮すべき別の要因となり得ることである。例えば、両方ともイリノイ州シカゴのアンダーライタ研究所(Underwriters Laboratories,Inc.of Chicago,Illinois)の登録商標である、UNDERWRITERS LABORATORIES INC.(登録商標)またはUL(登録商標)、あるいはカナダのオンタリオ州の国際配管・機械役員協会(International Association of Plumbing and Mechanical Officials of Ontario,Canada)の登録商標である、IAPMO(登録商標)によって公布されているものなどの、いくつかの安全規制は、熱交換器を所定の流体圧力、例えば82.7kPa(12psi)で作動させている間、所定の持続時間、例えば30分内に、漏出が視覚的に明らかにならなくてはならないことを規定している。寸法、放出経路設定および放出経路断面形状を、これらの規制を満足するように設定することができる。すなわち、これらのパラメータを、より高い流体圧力が必要となるように互いに構成して、熱伝達係数を向上させ、例えば流体圧力が約2758kPa(400psi)以上まで、この範囲内で6.9kPa(1psi)レベルの増分を含み、約6.9kPa(1psi)まで上がる、代替構造が得られるようにすることもできる。
やはり理解すべきことは、プレート34、36内に複数放出経路54が形成される場合には、表面処理のための対応する領域48、型押し領域50または視覚的に明白な証印を、プレートフランジ42に追加することもできる。
所定の放出経路54を設けることに加えて、本発明の熱交換器10は、流体F1、F2の偶発的な混合に対する保護を向上させる、二重シールを有する流体ポートを含む。さらに、熱交換器における二重シールに侵入する、任意のポートの任意の部分に沿って漏出する流体を、外部環境へ放出するために、放出経路は各流体ポート開口を包囲している。ポートという用語は、組み立てられたプレートの整列された孔(opening)を指して使用するものであり、それに対して開口(aperture)という用語は、個々のプレートにおける孔を指すものであるが、孔、開口およびポートの用語は同義で使用してもよい。理解を容易にするとともに、プレートの向きを決めるために、図2に示すように縁端32が上方の縁端として配向されたときに、図3、4は両方で、プレート36(図4)の上にプレート34(図3)を積み重ねた状態のプレート対28を表わす。しかしながら、図2に示すように縁端30が上方の縁端として配向されるときには、図3および図4は、プレート36(図4)の上にプレート34(図3)を積み重ねた状態のプレート対26を表わす。
好ましくは、プレート34内に、開口A、Bの2つの実質的に同一の対を形成する。好ましくは、プレート36内に、開口A、Bの2つの実質的に同一の対を形成する。添え字「U」は、関連する開口(A、B)がプレート対26、28における上方プレート内に形成される開口に対応することを示す。同様に、添え字「L」は、関連する開口(A、B)がプレート対26、28における下方プレート内に形成される開口に対応することを示す。好ましくは、開口Aは、開口A、B、A、Bの最大の直径を有し、周辺型押しを含まないのに対して、開口Bは、開口の最小の直径を有するが、周辺型押し領域56を含む。好ましくは、開口Aの直径は、開口Bの直径よりも大きいが、Bの直径よりは小さく、さらに周辺型押し領域58を含む。開口Bの直径は、Aの直径よりも大きいが、Aの直径よりも小さく、周辺型押しを含まない。言い換えると、好ましい構造において、これらの直径は、したがってA>B>A>Bとなるように寸法決めされる。
上記の規則を守って、例えば、プレート34の開口Bが開口Bの上に積み重ねられて、かつそれと入れ子にされるときに、プレート対28が形成され、この積層をB−Bと表わす。同様に、プレート対28が入れ子にされたプレート対26の上に積み重ねられるときに、プレート対28の上端プレートからプレート対26の下端プレートまでの積層配設が図5に示すように形成され、図5は図8の線5−5に沿って見たものであり、B−B−A−Aと表わす。組立およびロウ付け作業が完了した後に、図5は、ポート中心線66で明示されるように、プレート対26、28の隣接する組の流体ポートの部分横断面を示している。シールされた領域60は、ポートを通過して流れる流体が、隣接プレート対26、28の任意のプレート間を流れるのを防止する、二重シールを提供する。第1または1次のポートシールは、プレート対28のプレート34と、プレート対26のプレート36の間で形成される。しかしながら、十分なロウ付け材料がエッチングで除去されて、その結果、プレート対28のプレート34とプレート対26のプレート36の間を流体が流れることができることを仮定して、2次シールは、実際には2つの個別シールである。2つの2次シールの第1のものは、プレート対28のプレート34とプレート36の間に配置され、これは、プレート34の型押し領域56から形成される周辺放出経路62中に流体が流れ込むのを防止する。2つの2次シールの第2のものは、プレート対28のプレート36とプレート対26のプレート36の間に配置され、これは、プレート36の型押し領域58から形成される周辺放出経路64中に流体が流れるのを防止する。
ここで理解すべきことは、溶融ロウ付け材料は、ポートに流れ込んでそれに対する二重シールを形成するが、型押し領域56、58は、プレート対28の隣接プレート36の反対側に接触する型押し領域56、58の間の領域60内の接合部において十分な毛細管力がないように、構成されているので、ロウ付け材料は、放出経路62、64には流れ込まないことである。ここで注意すべきことは、直径Aは十分に大きく、その結果としてプレート対26のプレート34が型押し領域58とプレート対28のプレート36の間の接合部内に延びることがなく、これによって、型押し領域58とプレート対28のプレート36の間の角度空隙が増大して、より効率的な2次ポートシールが得られることである。
しかしながら、ポートを囲む1次シールおよび2次シールの両方が、侵入またはエッチング除去される場合には、放出経路62、64は、漏出流体が外部環境へと流れるための所定の経路を有することを確実にする。図3〜5に戻って参照すると、放出経路62に到達する漏出流体は、次いで、放出経路62と放出経路64とを橋渡しする、プレート36内に形成される放出経路68を通過して流れる。同様に、放出経路64に到達する漏出流体は、次いで、放出経路64と放出経路54とを橋渡しする、プレート36内に形成される放出経路70を通過して流れる。先に考察したように、放出経路68、70は、それぞれの放出経路62、64から外向きに任意の方向に延びることが可能であり、複数の経路を含み、放出経路がノード44のノード接続と一致しない限り、プレート34、36の片方または両方の共形表面内に形成することができる。
ここで理解すべきことは、ロウ付け接合部の形成を防止する表面処理は、二重壁プレート26、28を通過する全体熱伝導が計測可能に強化されるように、好ましい熱伝導特性を発揮することができることである。例えば、酸化物の特殊な配合を使用する表面処理は、空気よりも約250倍高く、かつ例示プレート材料、ステンレス鋼の熱伝導の約半分である、熱伝導度を生成することができる。試験から、この表面処理材料は、本質的にプレートのスプリングバックによるものである、接触するプレート対の熱伝達表面間の空隙を低減し、これによってプレート対を通過する全体熱伝導を向上させることがわかった。
本発明を好ましい実施形態を参照して説明したが、当業者には理解されるように、本発明の範囲から逸脱することなく、その要素に対して様々な変更を加えたり、均等物で置換したりすることができる。さらに、特定の状況または材料を、本発明の教示に適合させるために、本発明の本質的な趣旨から逸脱することなく、多数の修正を行うことができる。したがって、本発明は、本発明を実行するのに最適の態様として開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲に含まれるすべての実施形態を本発明に含めることを意図するものである。
本発明のプレート熱交換器の斜視図である。 本発明のプレート熱交換器のプレート配設の概略分解平面図である。 本発明のプレート熱交換器のプレート対の一方のプレートの平面図である。 本発明のプレート熱交換器のプレート対の他方のプレートの平面図である。 本発明のプレート熱交換器の、2つの隣接する入れ子式プレート対のポートの一部分の断面図である。 本発明のプレート熱交換器の表面処理を施された、プレートの平面図である。 本発明のプレート熱交換器の、プレート内に形成される2次型押しの斜視図である。 本発明のプレート熱交換器の、積み重ねたプレート対の平面図である。
符号の説明
10 熱交換器
12 プレート群
14 上端プレート
16 下端プレート
18 入口ポート
20 出口ポート
22 入口ポート
24 出口ポート
F1 第1流体
F2 第2流体
26 プレート対
28 プレート対
30 縁端
32 縁端
開口
開口
開口
開口
34 プレート
36 プレート
38 軸
40 Vリッジ
42 フランジ
44 ノード
46 熱伝達表面
48 領域
50 型押し領域
52 ポート領域
56 型押し領域
58 型押し領域
60 領域
62 放出経路
64 放出経路
66 ポート中心線
68 放出経路
70 放出経路

Claims (20)

  1. 複数の入れ子式プレート対であって、該複数のプレート対の各プレートは反対向表面と周囲フランジとを備えるとともに、実質的に同様の表面断面形状を有し、各プレート対は、互いに押圧されると接触表面間で実質的に共形嵌合を形成し、各プレート対の反対向表面は、少なくとも2種類の流体のそれぞれに対する少なくとも1つの流路の一部分を提供し、前記複数のプレート対の隣接プレート対の対面表面および周囲フランジは、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界を提供するとともに、隣接プレート対の各対の少なくとも1つのプレート対の反対向表面は、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界を提供し、前記少なくとも1つのプレート対は、高い熱伝導を有して、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界の一部分を提供し、それによって前記プレートの反対向表面上で、前記2種類の流体間の熱伝達をもたらす、複数の入れ子式プレート対と、
    前記流体の各流路と流体連通する、前記少なくとも2種類の流体の各流体に対する入口および出口とを含み、
    所定の放出経路が、各流体を前記周囲フランジの外部に放出することのできる、各プレート対の対面表面の少なくとも一方に形成される、
    プレート熱交換器。
  2. 前記熱交換器が所定の持続時間の間、約2758kPa(400psi)未満に加圧されるときに、隣接プレート対間、または隣接プレート対の隣接プレート間の流体の内部漏出が、放出経路に沿って流れて、前記周囲フランジの外部で視覚的に明白となる、請求項1に記載のプレート熱交換器。
  3. 前記熱交換器は、約345kPa(50psi)未満まで加圧される、請求項2に記載のプレート熱交換器。
  4. 前記熱交換器は、約6.9kPa(1psi)まで加圧される、請求項3に記載のプレート熱交換器。
  5. 各プレート対の接触表面の1つの少なくとも一部分が、表面処理を含む、請求項1に記載のプレート熱交換器。
  6. 前記放出経路は、隣接プレート対の反対向表面間のノード接触点と一致しない、請求項1に記載のプレート熱交換器。
  7. 前記放出経路は、周囲フランジに向かって実質的に直線経路で延びる、請求項6に記載のプレート熱交換器。
  8. 前記直線経路は、周囲フランジに向かって曲線経路で延びる、請求項6に記載のプレート熱交換器。
  9. 前記放出経路は、周囲フランジに向かう複数の経路を含む、請求項6に記載のプレート熱交換器。
  10. プレート対の各隣接対は、該プレート対の隣接対を通過する少なくとも1種の流体のための流れチャネルを提供する、複数のポートを含み、該複数のポートの各ポートは二重シールを備える、請求項1に記載のプレート熱交換器。
  11. 各ポートが、前記放出経路と流体連通する前記隣接プレート対の最外側の対向プレート内に形成された、少なくとも2つの周辺型押し領域を有する、請求項10に記載のプレート熱交換器。
  12. 前記プレート熱交換器は、前記複数のプレート対の隣接プレート対間に少なくとも1枚の箔プレートを挿入することを含む、ロウ付け構造のものであり、前記プレート熱交換器が、前記複数のプレートの前記隣接プレート対の溶融点よりも低いが、前記少なくとも1枚の箔プレートの溶融温度よりは高い、所定の温度まで加熱されるときに、前記少なくとも1枚の箔プレートは溶融状態となり、前記複数のプレートの隣接プレート間を流れて、前記複数のプレート対の前記隣接プレート対の対面表面間でロウ付けノード接点を形成する、請求項1に記載のプレート熱交換器。
  13. プレート表面の所定の領域が、該所定の領域におけるロウ付け接点を防止するために選択的に処理されている、請求項12に記載のプレート熱交換器。
  14. 前記プレート対間の接触表面の少なくとも1つの周囲フランジの少なくとも1つの表面の少なくとも一部分が、ロウ付け接点の形成を防止するために選択的に処理されている、請求項13に記載のプレート熱交換器。
  15. 集中的検査区域が、前記少なくとも1つの処理部分と実質的に一致する、請求項14に記載のプレート熱交換器。
  16. 前記集中的検査区域は、前記少なくとも1つの周囲フランジに形成された型押し領域である、請求項15に記載のプレート熱交換器。
  17. 複数の入れ子式プレート対を準備するステップであって、該複数のプレート対の各プレートは反対向表面と周囲フランジとを備えるとともに、実質的に同様の表面断面形状を有し、各プレート対は、互いに押圧されると接触表面間で実質的に共形嵌合を形成し、各プレート対の反対向表面は、少なくとも2種類の流体のそれぞれに対する少なくとも1つの流路の一部分を提供し、前記複数のプレート対の隣接プレート対の対面表面および周囲フランジは、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界を提供するとともに、隣接プレート対の各対の少なくとも1つのプレート対の反対向表面は、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界を提供し、前記少なくとも1つのプレート対は、高い熱伝導を有して、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界の一部分をもたらし、それによって前記プレートの反対向表面上の前記2種類の流体間で熱伝達をもたらす、前記準備するステップと、
    前記プレート内に複数の開口を形成するステップであって、前記開口の少なくとも2つは、前記開口の周辺の型押し領域を有し、各型押し領域は、入れ子式プレート対の間を、前記複数の開口の整列された開口に沿って漏出する少なくとも2種類の流体の、流体を放出するための経路を画定する、前記形成するステップと、
    前記プレート内に少なくとも1つの1次放出経路を形成するステップであって、前記少なくとも1つの1次放出経路は、前記少なくとも2種類の流体を前記周囲フランジの外部に放出するために、前記2つの型押し領域と流体連通するステップと、
    少なくとも1つのプレートの少なくとも1つの表面と周囲フランジに表面処理を選択的に施すステップであって、前記少なくとも1つの表面はプレート対の接触表面に対応するステップと、
    を含む、プレート熱交換器用のプレートの製造方法。
  18. 前記少なくとも1つの1次放出経路は、前記複数のプレート対の隣接プレート対の対面表面間に画定される接点接続と一致しない、請求項17に記載の方法。
  19. 複数の入れ子式プレート対であって、該複数のプレート対の各プレートは反対向表面と周囲フランジとを備えるとともに、実質的に同様の表面断面形状を有し、各プレート対は、互いに押圧されると接触表面間で実質的に共形嵌合を形成し、各プレート対の反対向表面は、少なくとも2種類の流体のそれぞれに対する少なくとも1つの流路の一部分を提供し、前記複数のプレート対の隣接プレート対の対面表面および周囲フランジは、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界を提供するとともに、隣接プレート対の各対の少なくとも1つのプレート対の反対向表面は、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界を提供し、前記少なくとも1つのプレート対は、高い熱伝導を有して、前記少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体に対する流路境界の一部分を提供し、それによって前記プレートの反対向表面上で、前記2種類の流体間の熱伝達をもたらす、複数の入れ子式プレート対と、
    前記流体の各流路と流体連通する、前記少なくとも2種類の流体の各流体に対する入口および出口とを含み、
    所定の放出経路が、各流体を前記周囲フランジの外部に放出することのできる、各プレート対の対面表面の少なくとも一方に形成される、
    プレート熱交換器。
  20. プレート対の各隣接対は、該プレート対の隣接対を通過する少なくとも1種の流体のための流れチャネルを提供する、複数のポートを含み、該複数のポートの各ポートは二重シールを備え、各ポートは、各隣接プレート対のプレート間をポートに沿って漏出する少なくとも2種類の流体の内の2種類の流体を前記放出経路に放出するために、前記隣接プレート対の最外側の対向プレート内に形成された、少なくとも2つの周辺型押し領域を有する、請求項19に記載のプレート熱交換器。
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