JP2007192133A - 内燃機関の点火プラグ取付装置 - Google Patents

内燃機関の点火プラグ取付装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シリンダヘッドに螺合して取り付けられる点火プラグにおいて、当該点火プラグの側極の位置を確実に適切な位置に配置することができ、安定した着火性を確保することができ且つ耐デポジット性を向上させることができる内燃機関の点火プラグ取付装置を提供すること。
【解決手段】側極(46c)の位置に対して点火プラグ(40)の軸周り方向に180°の角度をなす位置に形成されている鍔部(50)の貫通孔(52)と、シリンダヘッド(4)のプラグ収容孔(32)の底面(32a)において燃料噴射弁(28)が設けられている方向に位置して形成されている小孔(36)とを合わせ、当該貫通穴から小孔にかけてピン部材(54)を挿入する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関のシリンダヘッドに設けられる点火プラグの取付装置に関する。
一般のガソリンエンジンでは、点火プラグの側極の位置関係等は特に考慮されずに取り付けられている。しかし、ガソリンエンジンの燃焼形態によっては着火性や点火プラグの耐デポジット性等の観点から燃料噴霧と点火プラグの側極との対向位置関係が重要となる。
例えば、点火プラグの側極が吸気弁側や燃料噴射弁側に位置していると、当該側極が燃料噴霧を遮り火花が燃料噴霧に届き難くなるため、着火性が悪化したり、プラグのくすぶり等の問題が生じる。
そこで、点火プラグに位置設定部を形成し、当該位置設定部と対応した回転規制部が形成されているシリンダヘッドのプラグホールに当該点火プラグを圧入して取り付け、当該点火プラグをシリンダヘッドに組み付けられるカバーと一体に形成されたプラグホールパイプ部により押圧し固定する構成が開示されている。
特開2002−193950号公報
しかしながら、点火プラグは高圧となる燃焼室に臨んで設けられるため確実にシールされていなければならないが、上記特許文献1に開示された技術のように、点火プラグを圧入して取り付ける場合、シール性を確保するために点火プラグを強く圧入すると、点火プラグの取り外しが困難となるおそれがある。
また、一般的な点火プラグとしては、ねじ部を有しシリンダヘッドに螺合して取り付けられる構成が多くあり、このような構成の点火プラグには上記特許文献1に開示された技術を適用することはできない。
ねじ部を有する点火プラグは、点火プラグ毎に螺合開始位置が異なり、当該点火プラグの締め付け時に側極の位置を正確に把握することは困難である。
そこで、適切な位置に側極を配置させる方法として、予め、点火プラグを螺合開始位置と側極の位置から例えば4種類ほどに分類して用意し、各種類の点火プラグをシリンダヘッドに取り付け、最も適した位置に側極が位置する種類の点火プラグを選択するという方法がある。しかし、このように、点火プラグを分類し各気筒毎に最適な点火プラグを探し出すには、多大な労力を必要とするため好ましくない。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、シリンダヘッドに螺合して取り付けられる点火プラグにおいて、当該点火プラグの側極の位置を確実に適切な位置に配置することができ、安定した着火性を確保することができ且つ耐デポジット性を向上させることができる内燃機関の点火プラグ取付装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1の内燃機関の点火プラグ取付装置では、燃焼室に向け貫通して内周に螺刻された点火プラグ取付孔を有するシリンダヘッドと、該点火プラグ取付孔に螺合するねじ部並びに前記燃焼室に臨む中心電極及び側極を有する点火プラグと、該点火プラグに形成され、該側極の位置に対して該点火プラグの軸回り方向に所定の角度をなす側極位置特定部と、該側極位置特定部を該シリンダヘッドの所定の位置に位置決めした後、前記点火プラグの前記シリンダヘッドに対する軸回り方向の回動を規制する回り止め手段とを備えることを特徴としている。
つまり、シリンダヘッドの点火プラグ取付孔にねじ部が螺合して取り付けられる点火プラグにおいて、側極と点火プラグの軸回り方向に所定の角度を有した側極位置特定部が形成され、当該側極位置特定部をシリンダヘッドに対し所定の位置に位置決めすることにより側極を燃焼室の所定の位置に位置決めし、当該位置決め後に回り止め手段により当該点火プラグの軸回り方向の回動を規制する。
請求項2の内燃機関の点火プラグ取付装置では、請求項1において、前記側極位置特定部は、前記点火プラグの前記ねじ部より上部に該点火プラグの軸直方向に延出して形成された突出部であり、前記回り止め手段は、前記突出部の前記点火プラグの軸回り方向の回動を規制するものであることを特徴としている。
つまり、点火プラグのねじ部より上部であって軸直方向に延びた突出部が形成されており、当該突出部の位置決めを行うことで側極の位置決めを行い、当該突出部の点火プラグの軸回り方向の回動を規制することで点火プラグの回り止めを行う。
請求項3の内燃機関の点火プラグ取付装置では、請求項2において、前記回り止め手段は、内周に前記突出部に合わせて切り欠かれた切欠部を該突出部に合わせて前記点火プラグの軸回りに外嵌するプラグ保持部材を備え、該プラグ保持部材の前記点火プラグの軸回り方向の回動を規制するものであることを特徴としている。
つまり、当該突出部の位置決めを行うことで側極の位置決めを行い、当該突出部に合わせて切り欠かれた切欠部を有するプラグ保持部材を点火プラグに外嵌させ、当該プラグ保持部材の点火プラグの軸回り方向の回動を規制することで点火プラグの回り止めを行う。
請求項4の内燃機関の点火プラグの取付装置では、請求項1において、前記側極位置特定部は、前記点火プラグのねじ部よりも上部に施された目印部であり、前記回り止め手段は、前記目印部を前記シリンダヘッドの所定の位置に位置決めした後、前記点火プラグと当接して前記シリンダヘッドに取り付けられる板部材であることを特徴としている。
つまり、点火プラグに目印部を施し、シリンダヘッドの所定の位置に当該目印部を合わせることで側極の位置決めを行い、シリンダヘッドに取り付けられる板部材により当該点火プラグの回り止めを行う。
請求項5の内燃機関の点火プラグの取付装置では、請求項4において、前記板部材は、前記点火プラグに形成されるナット部に当接することを特徴としている。
つまり、板部材がナット部に当接して点火プラグの回り止めを行う。
上記手段を用いる本発明の請求項1の内燃機関の点火プラグ取付装置によれば、シリンダヘッドの点火プラグ取付孔にねじ部が螺合して取り付けられる点火プラグにおいて、側極に対し点火プラグの軸周り方向に所定の角度をなす側極位置特定部を形成し、側極位置特定部をシリンダヘッドの所定位置に位置決めさせることで、側極を適切な位置に配置することができる。そして、回り止め手段により点火プラグの軸回り方向の回動を規制することで当該側極の位置を固定することができる。
これにより、シリンダヘッドに螺合して取り付けられる点火プラグにおいて、側極を適切な位置に固定することができ、安定した着火性を確保することができ且つ耐デポジット性を向上させることができる。
請求項2の内燃機関の点火プラグ取付装置によれば、点火プラグに突出部を形成させた簡単な構成で、側極の位置を適切な位置に配置することができる。
請求項3の内燃機関の点火プラグ取付装置によれば、プラグ保持部材により回り止めを行う簡単な構成で、側極の位置を適切な位置により確実に配置することができる。
請求項4の内燃機関の点火プラグ取付装置によれば、一般的な点火プラグを特に加工することなく側極の位置を適切な位置に配置することができる。
請求項5の内燃機関の点火プラグ取付装置によれば、板部材をナット部に当接させることで側極の位置を適切な位置により確実に配置することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
まず、第1実施例について説明する。
図1乃至3を参照すると、図1には本発明の第1実施例に係る点火プラグ取付装置を備えた内燃機関の断面図が示され、図2には本発明の第1実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の分解図が示され、図3には図1の矢視A方向から見たプラグホール及び点火プラグの上面視図が示されている。
図1に示すように、エンジン(内燃機関)1は、シリンダブロック2にシリンダヘッド4が載置されて構成されている。
当該シリンダブロック2にはシリンダ10が形成されており、当該シリンダ10内にはピストン12が摺動可能に設けられている。
また、当該シリンダ10と対応してシリンダヘッド4の下面には、所謂ペントルーフ型に成形された一対の傾斜面14、16が形成されている。
当該傾斜面14、16とシリンダ10及びピストン12により囲まれて燃焼室18が形成されている。
また、一方の傾斜面14には一対の吸気ポート20、他方の傾斜面16には一対の排気ポート22がそれぞれ燃焼室18と連通するように形成されている。
当該吸気ポート20及び排気ポート22にはそれぞれ、シリンダヘッド4の上面に配設された図示しないカムシャフトにより駆動され燃焼室18との連通と遮断を行う吸気弁24及び排気弁26が設けられている。
また、一対の吸気ポート20の間の下方部分に位置して、燃焼室18内の中心側に向けて直接燃料を噴射可能な燃料噴射弁28が設けられている。
また、シリンダヘッド4には、シリンダヘッド4上面から燃焼室18の両傾斜面14、16が交わる稜線の中心部まで貫通するプラグホール30が穿設されている。
当該プラグホール30は、詳しくは、上面視円形状に開口しシリンダヘッド4の上面から下方に延び、シリンダヘッド4の上下方向中央部に底面32aが形成されているプラグ収容孔32と、当該プラグ収容孔32の底面32aの中心部から、当該プラグ収容孔32よりも小径であって、燃焼室18の両斜面14、16が交わる稜線の中心部まで貫通しているプラグ取付孔34とから構成されている。
また、当該プラグ収容孔32の底面32aであって、プラグ取付孔34の中心から燃料噴射弁28に向かう方向上には、小孔36が穿設されている。
また、プラグ取付孔34の内周は螺刻されており、当該プラグ取付孔34には、燃焼室18内に先端が臨むようにして点火プラグ40が螺合されている。
当該点火プラグ40は、詳しくは図2、3に示すように、主として電極42、碍子44、ハウジング46から構成されている。
電極42は点火プラグ40の中心を上下方向に貫通しており、先端部には中心電極部42aが形成されている。
碍子44は、電極42の外周を覆っており、ハウジング46により支持されている。また、当該碍子44は絶縁体であり、電極42とハウジング46とを絶縁するよう機能を有している。
ハウジング46は点火プラグ40の外郭をなしており、上部にはプラグレンチが嵌合可能な横断面六角形状のナット部46aが形成され、下部には上記プラグ取付孔34と螺合するねじ部46bが形成され、下端には中心電極部42a側へとL字状に屈曲した側極46cが形成されている。
また、ハウジング46には、ねじ部46bの上端外周部分にガスケット48が設けられており、当該ガスケット48は弾性部材であり点火プラグ40の螺合時にハウジング46とプラグ収容孔32の底面32aとを密着させる機能を有している。
さらに、ハウジング46には、ナット部46aとねじ部46bとの間の中央部46dに、点火プラグ40の軸直方向に延びた上面視矩形の鍔部50(側極位置特定部)が設けられている。当該鍔部50は、側極46cの位置に対して点火プラグ40の軸周り方向において180°の角度をなす位置に形成されている。
また、当該鍔部50には、点火プラグ40の軸方向に貫通した貫通孔52が穿設されている。
そして、当該貫通孔52と対応して上記小孔36は開口しており、当該貫通孔52から小孔36にかけてピン部材54(回り止め手段)が挿入されている。
また、点火プラグ40のねじ部46bにはグリス56が塗布されている。当該グリス56は耐熱性を有しており点火プラグ40とプラグ取付孔34との間をシールする機能を有している。
以下、このように構成された本発明の第1実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の取り付け方法について説明する。
まず、先端が六角形状に開口した筒形状であるプラグレンチを点火プラグ40のナット部46aに嵌合する。また、点火プラグ40のねじ部46bの外周表面にグリス56を塗布する。
当該点火プラグ40をプラグレンチとともにプラグホール30内へ挿入し、当該点火プラグ40のねじ部46bをプラグ取付孔34へ螺合させるようプラグレンチにより当該点火プラグ40を締め付ける。
そして、当該点火プラグ40のガスケット48がプラグ収容孔32の底面32aと当接する程度まで締め付けられた後、当該点火プラグ40の鍔部50の貫通孔52をプラグ収容孔32の底面32aの小孔36に合うよう点火プラグ40を軸回り方向に回動させて調整する。
当該貫通孔52と小孔36とを合わせた後、ピン部材54を貫通孔52から小孔36にかけて挿入する。
このようにして、側極46cの位置に対して点火プラグ40の軸周り方向に180°の角度をなす位置に形成されている鍔部50の貫通孔52と、シリンダヘッド4のプラグ収容孔32の底面32aにおいて燃料噴射弁28が設けられている方向に位置して形成されている小孔36とを合わせることで、側極46cを必ず燃料噴射弁28と対向する排気弁26側に配置させることができる。つまり、側極46cは燃料噴射弁28から噴射される燃料噴霧を遮ることのない着火性に優れた適切な位置に配置させることができる。
また、当該貫通穴52から小孔36にかけてピン部材54が挿入されていることで、例えば貫通孔52と小孔36とを合わせるために当該点火プラグ40が固く締め付けられていないような場合であっても、当該点火プラグ40の軸回り方向の回動は規制され、側極46cの位置を固定させることができる。
また、点火プラグ40はプラグ取付孔34に螺合して取り付けられる上、ガスケット48がプラグ収容孔32の底面32aと接触し、且つねじ部46bにグリス56が塗布されていることで、高圧となる燃焼室18からプラグホール30への燃焼ガスの流入等を確実にシールすることができる。
以上のことから、シリンダヘッド4のプラグ取付孔34に螺合して取り付けられる点火プラグ40において、側極46cの位置を適切な位置に配置することができ、安定した着火性を確保することができ且つ耐デポジット性を向上させることができる。
次に第2実施例について説明する。
図4乃至6を参照すると、図4には本発明の第2実施例に係る点火プラグ取付装置を備えた内燃機関の断面図が示され、図5には本発明の第2実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の分解図が示され、図6には図4の矢視B方向から見たプラグホール及び点火プラグの上面視図が示されている。なお、当該第2実施例において、上記第1実施例と同様の構成については詳しい説明を省略する。
図4乃至6に示すように、点火プラグ140のハウジング146の中央部146dにおいて、側極146cの位置に対して点火プラグ140の軸周り方向に180°の角度をなした位置に、点火プラグ140の軸直方向に僅かに突出した突出部160(側極位置特定部)が形成されている。
また、略環形状をなし、内周に突出部160の形状に合わせて切り欠かれた切欠部162を有するプラグホルダ164(プラグ保持部材)が、当該突出部160を含み点火プラグ140の中央部146dの外周に外嵌されている。
また、当該プラグホルダ164には、切欠部162が形成されている位置の外周部分に、外方に延びた延出部166が形成されている。当該延出部166にはプラグ収容孔132の底面132aの小孔136と対応する位置に、点火プラグ140の軸方向に貫通した貫通孔168が穿設されている。そして、当該貫通孔168から小孔136にかけてピン部材170が挿入されている。
また、プラグ収容孔132は上面視がプラグホルダ164の外周形状に合わせ燃料噴射弁128側が凹形状に形成されて開口している。
以下、このように構成された本発明の第2実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の取り付け方法について説明する。
まず、上記第1実施例と同様にプラグレンチを点火プラグ140のナット部146aに嵌合させ、ねじ部146bにグリス156を塗布してから、当該点火プラグ140をプラグ取付孔134に締め付ける。
当該点火プラグ140のガスケット148がプラグ収容孔132の底面132aと当接する程度まで締め付けた後、点火プラグ140の突出部160の方向がプラグ収容孔132の小孔136が設けられている方向に位置するよう調整する。この時点で、点火プラグ140の側極146cは燃焼室118の排気弁126側に配置されることとなる。
そして、当該突出部160を小孔136の方向に位置させた後、プラグ収容孔132の開口形状に合わせてプラグホルダ164を挿入し、当該プラグホルダ164の切欠部162を突出部160の位置に合わせながら点火プラグ140の中央部146bへと外嵌する。
ここで当該プラグホルダ164は、切欠部162と点火プラグ140の突出部160とを合わせることで、当該プラグホルダ164の延出部166の貫通孔168の位置とプラグ収容孔132の小孔136の位置はほぼ一致することとなる。
そして、当該貫通孔168から小孔136にピン部材170を挿入し、当該点火プラグ140の回り止めを行う。
このように、第2実施例では、側極146cの位置に対して点火プラグ140の軸周り方向に180°の角度をなす位置に形成されている突出部160を、シリンダヘッド104のプラグ収容孔底面132aにおいて燃料噴射弁128が設けられている方向に位置して形成されている小孔136の方向に位置させることで、側極146cを必ず排気弁126側に配置させることができる。
そして、当該突出部160に合わせてプラグホルダ164を点火プラグ140に外嵌させ、当該プラグホルダ164の延出部166の貫通孔168からプラグ収容孔132の小孔136にかけてピン部材170を挿入することで、点火プラグ140の軸回り方向の回動を規制することができ、側極146cの位置を固定させることができる。
以上のように、当該第2実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置においても上記第1実施例と同様の効果を奏することができる。
また、当該第2実施例では、点火プラグ140に形成されている突出部160が上記第1実施例の点火プラグ140に形成されている鍔部50よりも軸直方向への突出度合いが少ないため、プラグ収容孔132の径を第1実施例よりも小さいものとすることができ、シリンダヘッド104内のレイアウトの自由度を向上させることができる。
次に第3実施例について説明する。
図7乃至9を参照すると、図7には本発明の第3実施例に係る点火プラグ取付装置を備えた内燃機関の断面図が示され、図8には本発明の第3実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の分解図が示され、図9には図7の矢視C方向から見たプラグホール及び点火プラグの上面視図が示されている。なお、当該第3実施例において、上記第1実施例及び第2実施例と同様の構成については詳しい説明を省略する。
図7乃至9に示すように、点火プラグ240は上記第2実施例と同様に中央部246dに突出部260が形成されている。
そして、点火プラグ240には、突出部260に合わせた切欠部262を有するプラグホルダ264が外嵌されている。当該プラグホルダ264は略環状をなしており、切欠部262が形成されている方向と同方向の外周部分には、外方に延びた延出部266が形成されている。
当該延出部266の先端縁はプラグ収容孔232の周縁に沿う形状をなしている。
また、当該延出部266の先端下面には下方に突出した係止部268(回り止め手段)が形成されている。
また、当該第3実施例のプラグ収容孔232は上面視円形状に開口している。
さらに、プラグ収容孔232の底面232aの周縁部分であって、プラグ取付孔234中心から燃料噴射弁228に向かう方向上には、プラグホルダ264の係止部268が係合可能に開口した小孔236が穿設されている。
このように構成された本発明の第3実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の取り付け方法は、上記第2実施例のように、点火プラグ240をプラグ取付孔234に螺合させ、突出部260を小孔236の方向に調整した後、当該突出部260に切欠部262を合わせてプラグホルダ264を点火プラグ240の中央部246d外周に外嵌させる。
また、当該プラグホルダ264を点火プラグ240の中央部246d外周に外嵌させると同時に、当該プラグホルダ264の係止部268を小孔236に係合させる。
このように、第3実施例では、側極246cの位置に対して点火プラグ240の軸周り方向に180°の角度をなす位置に形成されている突出部260を、シリンダヘッド204のプラグ収容孔232の底面232aにおいて燃料噴射弁228が設けられている方向に位置して形成されている小孔236の方向に位置させることで、側極246cを必ず排気弁226側に配置させることができる。
そして、当該突出部260に合わせてプラグホルダ264を点火プラグ240に外嵌させ、当該プラグホルダ264の延出部266の係止部268をプラグ収容孔232の小孔236に係合させることで、点火プラグ240の軸回り方向の回動を規制することができ、側極246cの位置を固定させることができる。
以上のように、当該第3実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置においても上記第1実施例及び第2実施例と同様の効果を奏することができる。
また、第3実施例では、上記第1実施例及び第2実施例のようにピン部材54、170を必要とせず、プラグホルダ264の係止部268を小孔236に係合させるだけの構成とし、延出部266の先端部分をプラグ収容孔232の周縁に沿う形状としているため、プラグホルダ264をコンパクト化することができる。これによりプラグ収容孔232の径をさらに小さくすることができ、一層シリンダヘッド204内のレイアウトの自由度をより向上させることができる。
次に、第4実施例について説明する。
図10乃至12を参照すると、図10には本発明の第4実施例に係る点火プラグ取付装置を備えた内燃機関の断面図が示され、図11には本発明の第4実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の分解図が示され、図12には図10の矢視D方向から見たプラグホール及び点火プラグの上面視図が示されている。なお、当該第4実施例において、上記第1実施例乃至第3実施例と同様の構成については詳しい説明を省略する。
図10乃至12に示すように、第4実施例における点火プラグ340はナット部346aが上面視において最も外周側をなすように構成されている。
当該点火プラグ340のナット部346aにおいて、六面のうち側極346cに対して点火プラグ340の軸回り方向に180°の角度をなす部分が含まれている一面の上方部分に、刻印370(目印部)が施されている。
また、シリンダヘッド304のプラグ収容孔332の底面332aには、プラグ取付孔334の中心から燃料噴射弁328に向かう方向上に刻印372が施されている。なお、当該刻印372及び点火プラグ340の刻印370はプラグホール330の上方から作業者が確認可能に施されている。
さらに、シリンダヘッド304のプラグ収容孔332の底面332aには、刻印372より内側に、プラグ取付孔334の接線方向に延びた上面視矩形状の矩形孔336が穿設されている。
そして、当該矩形孔336には板部材374(回り止め手段)が挿入されている。当該板部材374は、一面が点火プラグ340のナット部346aの刻印370が施されている側の一面と当接し、点火プラグ340の軸回り方向の回動を規制する機能を有している。
また、プラグ収容孔332は上面視円形状に開口している。
このように構成された本発明の第4実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の取り付け方法は、点火プラグ340をプラグ取付孔334に螺合させ、当該点火プラグ340の刻印370を、プラグ収容孔332の底面332aの刻印372の方向に調整した後、矩形孔336に板部材374を挿入し、当該板部材374の一面とナット部346aの一面とを当接させる。
このように、第4実施例では、点火プラグ340のナット部346aのうち、側極346cの位置に対して点火プラグ340の軸周り方向に180°の角度をなす部分が含まれる一面側に形成されている刻印370を、シリンダヘッド304のプラグ収容孔底面332aにおいて燃料噴射弁328が設けられている方向に位置して形成されている刻印372の方向に位置させることで、側極346cを必ず排気弁326側に配置させることができる。
そして、プラグ収納孔332の底面332aの矩形孔336に板部材374を挿入し、当該板部材374の一面が点火プラグ340のナット部346a一面と当接することで、点火プラグ340の軸回り方向の回動を規制することができる。
以上のように、当該第4実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置においても上記第1実施例乃至第3実施例と同様の効果を奏することができる。
また、第4実施例では、上記第1実施例及び第2実施例のようにピン部材54、170を必要とせず、点火プラグ340に上記第1実施例乃至第3実施例のような鍔部50や突出部160、260を形成することなく、点火プラグ340及びプラグ収容孔332に刻印370、372を施すのみの簡単な構成で、側極346cを適切な位置に配置することができるため、一般の点火プラグであっても刻印370を施すのみで使用することが可能である。
また、当該第4実施例における点火プラグ340の回り止め手段は、ナット部346aの一面に当接するよう板部材374を矩形孔336に挿入するだけの簡単な構成であるため、プラグ収容孔332をさらにコンパクト化することができ、上記第1実施例乃至第3実施例以上にシリンダヘッド304内のレイアウトの自由度を向上させることができる。
以上で本発明に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、側極の位置を燃焼室の排気弁側とするように側極位置特定部を設定しているが、内燃機関の構造によりそれぞれ適した位置に配置されるよう設定可能である。
つまり、上記実施形態では、側極位置特定部である鍔部50、突出部160、260、刻印372は点火プラグの側極の位置に対して点火プラグの軸回り方向に180°の角度をなして形成されているが、これ以外の角度としても構わない。
また、上記実施形態では、プラグ収容孔の底面に小孔36、136、236または矩形孔336を穿設し、当該小孔または矩形孔に、ピン部材54、170、係止部268、板部材374を挿入することで点火プラグの回り止めを行っているが、回り止め手段はこのような構成に限られるものではない。例えば、上記第1実施例において鍔部材の両側に位置する小孔を穿設し、下向きに開放したコの字状の部材を鍔部材を跨いで小孔に挿入する構成としても構わない。また、上記第2実施例におけるプラグホルダ164の鍔部の幅を拡大、またはプラグ収容孔132の凹形状部分の幅を縮小させ、プラグホルダ164の鍔部166の両側面がプラグ収容孔132の凹形状部分内周に当接するような構成とすることで、当該プラグホルダ164を点火プラグ140に取り付けると同時にプラグホルダ164の点火プラグ140の軸回り方向の回動が規制され、これにより点火プラグ140の軸回り方向の回り止めを行うようにしても構わない。
本発明の第1実施例に係る点火プラグ取付装置を備えた内燃機関の断面図である。 本発明の第1実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の分解図である。 図1の矢視A方向から見たプラグホール及び点火プラグの上面視図である。 本発明の第2実施例に係る点火プラグ取付装置を備えた内燃機関の断面図である。 本発明の第2実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の分解図である。 図4の矢視B方向から見たプラグホール及び点火プラグの上面視図である。 本発明の第3実施例に係る点火プラグ取付装置を備えた内燃機関の断面図である。 本発明の第3実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の分解図である。 図7の矢視C方向から見たプラグホール及び点火プラグの上面視図である。 本発明の第4実施例に係る点火プラグ取付装置を備えた内燃機関の断面図である。 本発明の第4実施例に係る内燃機関の点火プラグ取付装置の分解図である。 図10の矢視D方向から見たプラグホール及び点火プラグの上面視図である。
符号の説明
1、101、201、301 エンジン
4、104、204、304 シリンダヘッド
18、118、218、318 燃焼室
28、128、228、328 燃料噴射弁
30、130、230、330 プラグホール
32、132、232、332 プラグ収容孔
32a、132a、232a、332a 底面
34、134、234、334 プラグ取付孔
36、136、236 小孔
336 矩形孔
40、140、240、340 点火プラグ
42a、142a、242a、342a 中心電極部
46、146、246、346 ハウジング
46a、146a、246a、346a ナット部
46b、146b、246b、346b ねじ部
46c、146c、246c、346c 側極
46d、146d、246d、346d 中央部
50 鍔部(側極位置特定部)
166、266 延出部
52、168 貫通孔
54、170 ピン部材(回り止め手段)
56、156、256、356 グリス
160、260 突出部(側極位置特定部)
164、264 プラグホルダ(プラグ保持部材)
268 係止部(回り止め手段)
374 板部材(回り止め手段)
370、372 刻印(目印部)

Claims (5)

  1. 燃焼室に向け貫通して内周に螺刻された点火プラグ取付孔を有するシリンダヘッドと、
    該点火プラグ取付孔に螺合するねじ部並びに前記燃焼室に臨む中心電極及び側極を有する点火プラグと、
    該点火プラグに形成され、該側極の位置に対して該点火プラグの軸回り方向に所定の角度をなす側極位置特定部と、
    該側極位置特定部を該シリンダヘッドの所定の位置に位置決めした後、前記点火プラグの前記シリンダヘッドに対する軸回り方向の回動を規制する回り止め手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の点火プラグ取付装置。
  2. 前記側極位置特定部は、前記点火プラグの前記ねじ部より上部に該点火プラグの軸直方向に延出して形成された突出部であり、
    前記回り止め手段は、前記突出部の前記点火プラグの軸回り方向の回動を規制するものであることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の点火プラグ取付装置。
  3. 前記回り止め手段は、内周に前記突出部に合わせて切り欠かれた切欠部を該突出部に合わせて前記点火プラグの軸回りに外嵌するプラグ保持部材を備え、該プラグ保持部材の前記点火プラグの軸回り方向の回動を規制するものであることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の点火プラグ取付装置。
  4. 前記側極位置特定部は、前記点火プラグのねじ部よりも上部に施された目印部であり、
    前記回り止め手段は、前記目印部を前記シリンダヘッドの所定の位置に位置決めした後、前記点火プラグと当接して前記シリンダヘッドに取り付けられる板部材であることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の点火プラグ取付装置。
  5. 前記板部材は、前記点火プラグに形成されるナット部に当接することを特徴とする請求項4記載の内燃機関の点火プラグ取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009070580A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグの取り付け構造及びスパークプラグ
US9556820B2 (en) 2011-05-27 2017-01-31 Volkswagen Aktiengesellschaft Cylinder of a combustion engine for a vehicle and corresponding manufacturing method, means for manufacturing the cylinder, spark plug, combustion engine and vehicle
JP2017068924A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 富士重工業株式会社 点火プラグ
JP2018145839A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 トヨタ自動車株式会社 エンジンの製造方法

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