JP2007191471A - ウレア誘導体を含有する医薬 - Google Patents

ウレア誘導体を含有する医薬 Download PDF

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等司 蔵田
Yoshiichi Uto
芳一 宇都
Yuko Fujibayashi
悠子 藤林
Takafumi Furuhama
孝文 古濱
Tatsuo Tanimoto
達夫 谷本
Hiroshi Karasawa
博史 唐澤
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Abstract

【課題】優れたDGAT阻害作用を有するウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供する。
【解決手段】一般式(I)

[式中、 Rは、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基等;Rは、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基等;Eは、式(II)又は式(III)を有する基等;Aは、式−NH−C(=O)−で表わされる基等]を有するウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
【選択図】なし

Description

本発明は、優れたアシルコエンザイムA:ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(Acyl-CoA:diacylglycerol acyltransferase、以下、DGATともいう)阻害作用を有する特定の化学構造を有するウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬に関する。
肥満は、消費エネルギーに比較して摂取エネルギーが過剰な状態が持続することにより、脂肪細胞において中性脂肪(トリアシルグリセロールまたはトリグリセリド、以下、TGという)が蓄積し、その結果として体重が標準体重に比較して著しく増加した状態である(板垣英二、「STEP代謝・内分泌」、海馬書房、第1版、1998年、p.105)。肥満は、高脂血症、高TG血症、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症などの生活習慣病、脳血管障害、冠動脈疾患、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風、胆石症などをもたらし、肥満のうちこれらの合併症を有するもの、あるいは将来これらの合併症を生じる可能性があるものは、肥満症と定義され、一つの疾患として扱われている。
また、近年、肥満は、メタボリックシンドロームと呼ばれる生活習慣病の主要な要因のひとつであることが明らかにされている(Zimmet, P. et al., Nature, 2001年,第414巻,p.782-787)。肥満個体では、蓄積された内臓脂肪から脂肪酸、TNF-αなどの因子が放出され、これらが骨格筋、肝臓および脂肪組織におけるインスリン抵抗性を惹起するとともに、肝臓における中性脂肪の合成を促進し、高脂血症をもたらすことが報告されている。さらに、インスリン抵抗性によって引き起こされる血中インスリン濃度の上昇は、耐糖能異常および糖尿病を引き起こし、また、腎臓におけるNaイオンの再吸収亢進および交感神経の活性化を介して末梢血管抵抗を上昇させ、高血圧症を引き起こす。また、肥満に起因する高脂血症、糖尿病および高血圧症は、動脈硬化症に基づく脳血管障害、冠動脈疾患などの血管障害を惹起し、生命に関わる重篤な病態を生じるものと考えられている。
現在、使用されている抗肥満薬として、マジンドール(Engstrom, R. G. et al., (1975) Arch. Intern. Pharmacodyn., 1975年,第214巻, p.308-321)、シブトラミン(Bray, G. A. et al., Obes. Res., 1996年,第4巻, p.263-270)などの中枢性食欲抑制剤、および、オルリスタットなどの膵リパーゼ阻害剤が知られている。しかしながら、中枢性食欲抑制剤では、口渇、便秘、胃不快感、時には幻聴、幻視などの副作用が、オルリスタット(Davidson, M. H. et al., The Journal of the American Medical Association, 1999年,第281巻, p.235-242)では、下痢、失禁、脂肪便、放屁などの消化管における副作用が現れることがあり、副作用のより少ない有効な薬剤の開発が望まれている。
動物および植物は、脂質を不溶性のTGとして蓄え、必要に応じて、TGを分解してエネルギーを産生する。食事により摂取されたTGは、小腸内腔で胆汁酸および膵リパーゼの作用により、遊離脂肪酸およびモノアシルグリセロールに分解される。遊離脂肪酸、モノアシルグリセロールおよび胆汁酸からなるミセルは、小腸上皮細胞に吸収され、小胞体でアシルコエンザイムA合成酵素(以下、ACSという)、アシルコエンザイムA:モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼおよびDGATの作用により、新たにTGが合成される。TGは、リン脂質、コレステロールおよびアポリポタンパクと組み合わされて、キロミクロンとして胃腸のリンパ管に分泌される。さらに、TGは、リンパ主管を経て血中に分泌され、末梢に運ばれて利用される。一方、脂肪組織においても、グリセロール3−リン酸および遊離脂肪酸からACS、グリセロール3−リン酸アシルトランスフェラーゼ、リゾホスファチジン酸アシルトランスフェラーゼおよびDGATの作用により、TGが合成される(Coleman, R., Bell, R., J. Biol. Chem., 1976年,第251巻, p.4537-4543)。このように過剰に摂取されたTGは、脂肪組織に蓄積され、その結果として肥満が生じる。
DGATは、細胞内の小胞体に存在する酵素であり、TG合成経路の最も重要な最終ステップの反応、すなわちアシルコエンザイムAのアシル基を1,2−ジアシルグリセロールの3位へ転移する反応を触媒する酵素である(Coleman, R., Methods in Enzymology,1992年,第209巻, p.98-104;Lehner, R., Kuksis, A., Prog. Lipid Res., 1996年,第35巻, p.169-201;R. Bell., Ann. Rev. Biochem., 1980年,第49巻, p.459-487)。DGATには、2種類のアイソザイムDGAT1(Cases, S. et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA., 1998年,第95巻, p.13018-13023)およびDGAT2(Cases, S. et al., J. Biol. Chem., 2001年,第276巻, p.38870-38876)が存在することが報告されている。DGAT1は小腸および脂肪組織に、DGAT2は肝臓および脂肪組織にそれぞれ高発現していることから、DGAT1は主として小腸からの脂肪吸収および脂肪組織での脂肪蓄積に、DGAT2は肝臓でのTG合成もしくはVLDL(very low density lipoproteins)分泌、および脂肪組織での脂肪蓄積に関与していると考えられている。DGAT1およびDGAT2の役割の違いはまだ詳細には明らかにされていないが、DGATと肥満、脂質代謝、糖代謝などとの関連性が示唆されている(非特許文献1)。DGATは、消化管上皮細胞および脂肪組織におけるTG合成の鍵酵素であり、DGATを阻害する薬剤は、TG合成を抑制することにより、消化管における脂肪吸収および脂肪組織における脂肪蓄積を抑制し、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、糖尿病、または、肥満に起因する高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、脳血管障害、もしくは、冠動脈疾患などの治療剤もしくは予防剤として有用であると期待される(Smith, S. J. et al., Nat. Genet., 2000年,第25巻, p.87-90;Chen, H. C., J. Clin. Invest., 2002年,第109巻, p.1049-1055;Buhman, K. K., J. Biol. Chem., 2002年,第277巻, p.25474-25479;Gaziano, J., et al., Circulation, 1997年,第96巻,p.2520-2525)。
これまで、DGAT阻害作用を有するいくつかの化合物が知られているが、いずれも本発明の化合物とは構造が異なる(例えば、特許文献1又は非特許文献2乃至5参照)。
また、本発明の化合物に類似する構造を有する化合物が知られているが、それらがDGAT阻害作用を示すことは知られていない(例えば、特許文献2参照)。
さらに、DGATのうち主としてDGAT1を阻害することにより小腸からの脂肪吸収を阻害する作用を有する化合物は従来知られていない。
特開2002−306199号公報 国際公開第03/045926号パンフレット Coleman, R.A., Lee, D.P., Progress in Lipid Research, 2004年,第43巻,p.134-176 Tomoda, H. et al., J. Antibiot. (Tokyo), 1995年,第48巻,p.937-941 Yang, D. J. et al., J. Antibiot. (Tokyo), 1996年,第49巻, p.223-229 Tomoda, H. et al., J. Antibiot. (Tokyo), 1999年,第52巻, p.689-694 Tabata, N. et al., Phytochemistry, 1997年,第46巻, p.683-687
発明者らは、DGAT阻害作用を有する化合物について鋭意研究を行った結果、特定の化学構造を有するウレア化合物が、優れたDGAT阻害作用を有しており、特にDGAT1に対して高い阻害作用を有することを見出した。また、本発明者らは、このウレア化合物が、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、及び糖尿病性動脈硬化症からなる群から選ばれる疾患の予防及び/又は治療のための医薬の有効成分として、又は肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風、及び胆石症からなる群から選ばれる疾患の治療及び/又は予防のための医薬の有効成分として有用であることを見出した。本発明は上記の知見を基にして完成された。
本発明は、(1)一般式(I)
[式中、
1は、C−C10アルキル基、C−Cシクロアルキル基、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基又は置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい複素環基を示し、
は、水素原子、C−Cアルキル基、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい複素環基、置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいC−C16アラルキル基、C−Cアルキル基で1個置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、C−C10ビシクロアルキル基又はテトラリル基を示し、
Eは、式(II)、式(III)、式(XXXIX)又は式(XL)を有する基
(式中、Rは、水素原子、C−Cアルキル基、ハロゲン原子又はシアノ基を示し、Rは、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、Rは、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、X及びUは、同一又は異なって、式CHで表わされる基又は窒素原子を示し、m及びnは、同一又は異なって、1又は2の整数を示す。ただし、式(II)を有する基のX側並びに式(III)、式(XXXIX)及び式(XL)を有する基の窒素原子側は、一般式(I)で表される化合物のAと結合し、式(II)、式(III)、式(XXXIX)及び式(XL)を有する基の芳香環の炭素原子側は一般式(I)で表される化合物の窒素原子と結合する。RとRは、異なる炭素原子に結合していてもよく又は同一の炭素原子に結合していてもよい。)を示し、
Aは、単結合、式−O−C(=O)−で表わされる基、式−O−C(=S)−で表わされる基、式−NH−C(=O)−で表わされる基、式−NH−C(=S)−で表わされる基、カルボニル基、チオカルボニル基又は式−CH(OH)−C(=O)−で表わされる基を示し(ただし、酸素原子側、窒素原子側及び式CH(OH)で表わされる基側は、一般式(I)で表される化合物のRと結合し、カルボニル基側及びチオカルボニル基側は、一般式(I)で表される化合物のEと結合する。)、
ただし、Rが水素原子を示し、かつAが単結合を示す場合は除き、
置換基群aは、ハロゲン原子、C−C10アルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、−P(=O)(O−C−Cアルキル)で1置換されたC−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、C−C10アルコキシ基、C−Cハロゲン化アルコキシ基、ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基、C−Cシクロアルキル基で1個置換されているC−Cアルコキシ基、C−Cアルケニルオキシ基、C−Cアルキニルオキシ基、(C−Cアルコキシ)−(C−Cアルキル)基、C−Cアルキルチオ基、カルボキシル基、C−Cアルコキシカルボニル基、アミノ基、モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基、モノ−C−Cアルキルスルホニルアミノ基、モノ−C−Cアルキルアミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、N−(C−Cアルキル)−N−(C−Cヒドロキシアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cヒドロキシアルキル)アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基で1個置換されていてもよい含窒素複素環基、置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいC−C10アリールオキシ基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基で2個置換されているC−Cアルキル基、−P(=O)(OH)(O−C−Cアルキル)で1置換されたC−Cアルキル基、カルボキシル基で1置換されたC−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル基で1置換されたC−Cアルキル基及び2,2−ジメチル−1,3−ジオキサ−4−シクロペンチル基からなる群を示し、
置換基群bは、ハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cハロゲン化アルキル基からなる群を示す。]
を有するウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬に関する。
本発明において、好適には、
(2) (1)において、
1がハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cアルコキシ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されているフェニル基、C−Cアルキル基で独立に1又は2個置換されているチアゾリル基又はC−Cアルコキシ基で独立に1又は2個置換されているピリジル基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(3) (1)において、
1が2−フルオロフェニル基、2−メトキシフェニル基、5−クロロ−2−エトキシフェニル基、2−メトキシ−5−メチルフェニル基、2,3−ジメトキシフェニル基、4,5−ジメチル−2−チアゾリル基又は2−メトキシ−3−ピリジル基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(4) (1)において、
1が2−フルオロフェニル基、2−エトキシフェニル基、3−エトキシフェニル基、5−フルオロ−2−メトキシフェニル基、2−エトキシ−5−フルオロフェニル基、5−クロロ−2−メトキシフェニル基、5−クロロ−2−エトキシフェニル基、2−メトキシ−5−メチルフェニル基又は3,5−ジメトキシメチルフェニル基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(5) (1)乃至(4)から選択されるいずれか一項において、
がハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cアルコキシ基、ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基、アミノ基及びシアノ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基若しくはピリジル基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(6) (1)乃至(4)から選択されるいずれか一項において、
が2−クロロ−6−メチルフェニル基、2−クロロ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル基、2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル基、4−アミノ−2−クロロフェニル基、4−ヒドロキシメチル−2−メチルフェニル基、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基又は4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(7) (1)乃至(4)から選択されるいずれか一項において、
が2−クロロ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル基、2−クロロ−5−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル基、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基、2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル基、4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基、2−クロロ−5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル基又は3−メチル−2−ピリジル基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(8) (1)乃至(7)から選択されるいずれか一項において、
Eが上記式(II)を有する基であり、Rが水素原子又は塩素原子であり、Rが水素原子であり、Rが水素原子であり、Xが窒素原子であり、m及びnが1であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(9) (1)乃至(7)から選択されるいずれか一項において、
Eが上記式(II)を有する基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(10) (1)乃至(7)及び(9)から選択されるいずれか一項において、
が水素原子であり、Rが水素原子であり、Rが水素原子であり、Xが窒素原子であり、m及びnが1であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(11) (1)乃至(10)から選択されるいずれか一項において、
Uが式CHで表わされる基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(12) (1)乃至(7)から選択されるいずれか一項において、
Eが上記式(III)を有する基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(13) (1)乃至(7)から選択されるいずれか一項において、
Eが上記式(XL)を有する基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(14) (1)乃至(13)から選択されるいずれか一項において、
Aが単結合、式−O−C(=O)−で表わされる基、式−NH−C(=O)−で表わされる基、カルボニル基又は式−CH(OH)−C(=O)−で表わされる基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(15) (1)乃至(14)から選択されるいずれか一項において、
Aが式−NH−C(=O)−で表わされる基又は式−CH(OH)−C(=O)−で表わされる基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(16) (1)乃至(14)から選択されるいずれか一項において、
Aが式−NH−C(=O)−で表わされる基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(17) (1)において、
1がハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cアルコキシ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されているフェニル基、C−Cアルキル基で独立に1又は2個置換されているチアゾリル基又はC−Cアルコキシ基で独立に1又は2個置換されているピリジル基であり、Rがハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cアルコキシ基、ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基、アミノ基及びシアノ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基若しくはピリジル基であり、Eが式(IV)を有する基
であり、Uが式CHで表わされる基又は窒素原子であり、Aが式−NH−C(=O)−で表わされる基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(18) (1)において、
1が2−フルオロフェニル基、2−メトキシフェニル基、5−クロロ−2−エトキシフェニル基、2−メトキシ−5−メチルフェニル基、2,3−ジメトキシフェニル基、4,5−ジメチル−2−チアゾリル基又は2−メトキシ−3−ピリジル基であり、Rが2−クロロ−6−メチルフェニル基、2−クロロ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル基、2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル基、4−アミノ−2−クロロフェニル基、4−ヒドロキシメチル−2−メチルフェニル基、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基又は4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基であり、Eが式(IV)を有する基であり、Uが式CHで表わされる基であり、Aが式−NH−C(=O)−で表わされる基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(19) (1)において、
1がハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cアルコキシ基、カルボキシル基、アミノ基、モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、シアノ基及びニトロ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されているフェニル基又はC−Cアルキル基で独立に1又は2個置換されていてもよいチアゾリル基であり、Rがハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cアルコキシ基、ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基、カルボキシル基、アミノ基、モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基で1置換されたC−Cアルキル基及びC−Cアルコキシカルボニル基で1置換されたC−Cアルキル基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基若しくはピリジル基であり、Eが式(IV)を有する基又は式(XL)を有する基であり、Uが式CHで表わされる基又は窒素原子であり、Aが式−O−C(=O)−で表わされる基、式−NH−C(=O)−で表わされる基又は式−CH(OH)−C(=O)−で表わされる基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(20) (1)において、
1がハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cアルコキシ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されているフェニル基又はC−Cアルキル基で独立に1又は2個置換されているチアゾリル基であり、Rがハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基及びシアノ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基若しくはピリジル基であり、Eが式(IV)を有する基であり、Uが式CHで表わされる基又は窒素原子であり、Aが式−NH−C(=O)−で表わされる基又は式−CH(OH)−C(=O)−で表わされる基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(21) (1)において、
1がフッ素原子、塩素原子、メチル基、メトキシ基及びエトキシ基からなる群から選択される基で2位若しくは3位が置換されているフェニル基;フッ素原子、塩素原子、メチル基、メトキシ基及びエトキシ基からなる群から選択される基で独立に2位、3位若しくは5位が2個置換されているフェニル基;又は5−メチル−2−チアゾリル基であり、Rがフッ素原子、塩素原子、メチル基及びトリフルオロメチル基からなる群から選択される基で2位が置換されていて、更に、2−ヒドロキシエトキシ基及び2,3−ジヒドロキシプロポキシ基からなる群から選択される基で4位若しくは5位が置換されているフェニル基;3−メチル−2−ピリジル基;3−シアノ−2−ピリジル基;又は3,5−ジフルオロ−2−ピリジル基であり、Eが式(IV)を有する基であり、Uが式CHで表わされる基又は窒素原子であり、Aが式−NH−C(=O)−で表わされる基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(22) (1)において、
1が2−フルオロフェニル基、2−エトキシフェニル基、3−エトキシフェニル基、5−フルオロ−2−メトキシフェニル基、2−エトキシ−5−フルオロフェニル基、5−クロロ−2−メトキシフェニル基、5−クロロ−2−エトキシフェニル基、2−メトキシ−5−メチルフェニル基又は3,5−ジメトキシメチルフェニル基であり、Rが2−クロロ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル基、2−クロロ−5−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル基、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基、2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル基、4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基、2−クロロ−5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル基又は3−メチル−2−ピリジル基であり、Eが式(IV)を有する基であり、Uが式CHで表わされる基又は窒素原子であり、Aが式−NH−C(=O)−で表わされる基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(23) 一般式(I)を有する化合物が、
4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド、
4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド、
4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド、
4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド、
4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−メトキシ−6−メチル−フェニル)−アミド、
4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−メチル−フェニル)−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{5−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド、
4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ヒドロキシメチル−2−メチル−フェニル)−アミド、
4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{2−クロロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、又は
6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
である(1)に記載のウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(24) 一般式(I)を有する化合物が、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ヒドロキシメチル−2−メチル−フェニル)−アミド、
4−{4−[3−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、又は
4−{2−クロロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
である(1)に記載のウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(25) 一般式(I)を有する化合物が、
4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{5−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{5−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(5−メチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−メチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{2−クロロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、又は
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド
である(1)に記載のウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(26) 一般式(I)を有する化合物が、
4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{5−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド、
4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド、
4−{2−クロロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、又は
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
である(1)に記載のウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(27) (1)乃至(26)から選択されるいずれか一項に記載されたウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有するアシルコエンザイムA:ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ阻害剤。
(28) (1)乃至(26)から選択されるいずれか一項に記載されたウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(29) 医薬が、アシルコエンザイムA:ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ阻害作用を有する(28)に記載の医薬。
(30) 医薬が、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症又は糖尿病性動脈硬化症の治療及び/又は予防のための(29)に記載の医薬。
(31) 医薬が、肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風又は胆石症の治療及び/又は予防のための(29)に記載の医薬。
(32) 医薬が、肥満、肥満症又は肥満に起因する高脂血症、高TG血症、糖尿病、高血圧症若しくは動脈硬化症の治療及び/又は予防のための(29)に記載の医薬。
(33) 医薬が、肥満又は肥満症の治療及び/又は予防のための(29)に記載の医薬。
(34) 医薬が、小腸からの脂肪吸収を抑制するための(29)に記載の医薬
を挙げることができる。
本発明において、「C−C10アルキル基」は、炭素数1乃至10個の直鎖又は分枝鎖アルキル基である。例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、ヘプチル、オクチル、ノニル又はデシル基であり、好適には、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C−Cアルキル基)であり、Rにおいては、より好適には、ヘキシル基であり、置換基群aにおいては、より好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C−Cアルキル基)であり、更により好適には、メチル基又はエチル基(C−Cアルキル基)であり、特に好適には、メチル基である。
本発明において、「C−Cシクロアルキル基」は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル基であり、好適には、シクロヘキシル基である。
本発明において、「C−Cアルキル基」は、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基である。例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル又はヘキシル基であり、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C−Cアルキル基)であり、Rにおいては、より好適には、t−ブチル基であり、R、R、R又は置換基群bにおいては、より好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C−Cアルキル基)であり、更により好適には、メチル基又はエチル基(C−Cアルキル基)であり、特に好適には、メチル基である。
本発明において、「C−Cアルキル基で1個置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基」は、1個の前記「C−Cアルキル基」で置換されていてもよい前記「C−Cシクロアルキル基」である。例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロプロピル、2−メチルシクロブチル、2−メチルシクロペンチル、2−メチルシクロヘキシル又は4−メチルシクロヘキシル基であり、好適には、2−メチルシクロヘキシル基である。
本発明において、「C−C10ビシクロアルキル基」は、炭素数7乃至10個の2個以上の原子を共有している2個の環のみからできているアルキル基である。例えば、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル又はビシクロ[3.3.2]デシル基であり、好適には、2−ビシクロ[2.2.1]ヘプチル基である。
本発明において、「テトラリル基」は、5,6,7,8−テトラヒドロナフチル基である。好適には、5−テトラリル基である。
本発明において、「ハロゲン原子」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子である。好適には、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子であり、より好適には、フッ素原子又は塩素原子である。
本発明において、「C−Cハロゲン化アルキル基」は、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基である。例えばトリフルオロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、フルオロメチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、2-ブロモエチル、2-クロロエチル又は2-フルオロエチル基であり、好適には、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基(C−Cハロゲン化アルキル基)であり、より好適には、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基(C−Cハロゲン化アルキル基)であり、更により好適には、トリフルオロメチル基である。
本発明において、「C−Cヒドロキシアルキル基」は、1個の水酸基が前記「C−Cアルキル基」に結合した基である。例えば、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピル基であり、好適には、1個の水酸基が炭素数1乃至3個の直鎖又は分枝鎖アルキル基に結合した基(C−Cヒドロキシアルキル基)であり、より好適には、ヒドロキシメチル又は2−ヒドロキシエチル基である。
本発明において、「−P(=O)(O−C−Cアルキル)」は、1個の前記「C−Cアルキル基」が結合した酸素原子2個がホスホリル基に結合した基である。好適には、ホスホン酸ジエチルエステル又はホスホン酸ジメチルエステルであり、より好適には、ホスホン酸ジエチルエステルである。
本発明において、「−P(=O)(O−C−Cアルキル)で1置換されたC−Cアルキル基」は、1個の前記「−P(=O)(O−C−Cアルキル)」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基である。好適には、ホスホン酸ジエチルエステルメチル又はホスホン酸ジエチルエステルエチルであり、より好適には、ホスホン酸ジエチルエステルメチルである。
本発明において、「C−C10アルコキシ基」は、前記「C−C10アルキル基」が酸素原子に結合した基であり、炭素数1乃至10個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基である。例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、ペントキシ、2−メチルブトキシ、2−エチルプロポキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、ノニルオキシ又はデシルオキシ基であり、好適には、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基(C−Cアルコキシ基)であり、より好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基(C−Cアルコキシ基)であり、更により好適には、メトキシ基又はエトキシ基(C−Cアルコキシ基)であり、特に好適には、メトキシ基である。
本発明において、「C−Cハロゲン化アルコキシ基」は、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C−Cアルコキシ基」に結合した基である。例えばトリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、ジフルオロメトキシ、ジクロロメトキシ、ジブロモメトキシ又はフルオロメトキシ基であり、好適には、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C−Cアルコキシ基」に結合した基(C−Cハロゲン化アルコキシ基)であり、より好適には、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C−Cアルコキシ基」に結合した基(C−Cハロゲン化アルコキシ基)であり、更により好適には、トリフルオロメトキシ基である。
本発明において、「ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基」は、1又は2個のヒドロキシ基が前記「C−Cアルコキシ基」に結合した基である。例えば、ヒドロキシエトキシ、ヒドロキシプロポキシ、ジヒドロキシプロポキシ、ヒドロキシブトキシ又はジヒドロキシブトキシ基であり、好適には、1又は2個の水酸基が炭素数2乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基に結合した基(ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基)であり、より好適には、2−ヒドロキシエトキシ又は2,3−ジヒドロキシプロポキシ基である。
本発明において、「C−Cシクロアルキル基で1個置換されているC−Cアルコキシ基」は、1個の前記「C−Cシクロアルキル基」が前記「C−Cアルコキシ基」に結合した基である。例えば、シクロプロピルメチルオキシ、シクロブチルメチルオキシ、シクロペンチルメチルオキシ、シクロヘキシルメチルオキシ、2−シクロプロピルエトキシ、2−シクロブチルエトキシ又は1−シクロプロピルエトキシ基であり、好適には、1個の前記「C−Cシクロアルキル基」が前記「C−Cアルコキシ基」に結合した基であり、より好適には、1個の前記「C−Cシクロアルキル基」が前記「C−Cアルコキシ基」に結合した基であり、更により好適には、シクロプロピルメチルオキシ基である。
本発明において、「C−Cアルケニルオキシ基」は、前記「C−Cアルコキシ基」のうち、炭素数2乃至6個のものであって、1個の二重結合を有する基である。例えば、1−エテニルオキシ、2−プロペニルオキシ、1−プロペニルオキシ、3−ブテニルオキシ又は2−ブテニルオキシ基であり、好適には、C−Cアルケニルオキシ基であり、より好適には、2−プロペニルオキシ基である。
本発明において、「C−Cアルキニルオキシ基」は、前記「C−Cアルコキシ基」のうち、炭素数2乃至6個のものであって、1個の三重結合を有する基である。例えば、1−エチニルオキシ、2−プロピニルオキシ、1−プロピニルオキシ、3−ブチニルオキシ又は2−ブチニルオキシ基であり、好適には、C−Cアルキニルオキシ基であり、より好適には、2−プロピニルオキシ基である。
本発明において、「(C−Cアルコキシ)−(C−Cアルキル)基」は、1個の前記「C−Cアルコキシ基」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基である。例えば、メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、イソブトキシメチル、s−ブトキシメチル、t−ブトキシメチル、2−メトキシエチル又は2−エトキシエチル基であり、好適には、1個の前記「C−Cアルコキシ基」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基((C1−C4アルコキシ)−(C1−Cアルキル)基)であり、より好適には、1個の前記「C−Cアルコキシ基」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基((C1−C2アルコキシ)−(C1−C2アルキル)基)であり、更により好適には、メトキシメチル基である。
本発明において、「C−Cアルキルチオ基」は、1個の前記「C−Cアルキル基」が硫黄原子に結合した基であり、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキルチオ基である。例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ、s−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、2−メチルブチルチオ又はネオペンチルチオ基であり、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキルチオ基(C1−Cアルキルチオ基)であり、より好適には、メチルチオ基又はエチルチオ基(C1−Cアルキルチオ基)であり、更により好適には、メチルチオ基である。
本発明において、「C−Cアルコキシカルボニル基」は、前記「C−Cアルコキシ基」がカルボニル基に結合した基である。例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、s−ブトキシカルボニル又はt−ブトキシカルボニル基であり、好適には、前記「C1−Cアルコキシ基」がカルボニル基に結合した基(C−Cアルコキシカルボニル基)であり、より好適には、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニル基(C−Cアルコキシカルボニル基)であり、更により好適には、メトキシカルボニル基である。
本発明において、「モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基」は、1個の前記「C−Cアルキル基」が結合したカルボニル基がアミノ基に結合した基である。例えば、アセトアミド、エチルカルボニルアミノ、プロピルカルボニルアミノ、イソプロピルカルボニルアミノ、ブチルカルボニルアミノ又はt−ブチルカルボニルアミノ基であり、好適には、1個の前記「C−Cアルキル基」が結合したカルボニル基がアミノ基に結合した基(モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基)であり、より好適には、アセトアミド又はエチルカルボニルアミノ基(モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基)であり、更により好適には、アセトアミド基である。
本発明において、「モノ−C−Cアルキルスルホニルアミノ基」は、1個の前記「C−Cアルキル基」が結合したスルホニル基がアミノ基に結合した基である。例えば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ又はt−ブチルスルホニルアミノ基であり、好適には、1個の前記「C−Cアルキル基」が結合したスルホニル基がアミノ基に結合した基(モノ−C1−Cアルキルスルホニルアミノ基)であり、より好適には、メチルスルホニルアミノ又はエチルスルホニルアミノ基(モノ−C1−Cアルキルスルホニルアミノ基)であり、更により好適には、メチルスルホニルアミノ基である。
本発明において、「モノ−C−Cアルキルアミノ基」は、1個の前記「C−Cアルキル基」がアミノ基に結合した基である。例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ又はブチルアミノ基であり、好適には、1個の前記「C1−C4アルキル基」がアミノ基に結合した基(モノ−C−Cアルキルアミノ基)であり、より好適には、メチルアミノ基又はエチルアミノ基(モノ−C−Cアルキルアミノ基)であり、更により好適には、メチルアミノ基である。
本発明において、「ジ−(C−Cアルキル)アミノ基」は、同一又は異なる2個の前記「C−Cアルキル基」がアミノ基に結合した基である。例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジイソプロピルアミノ、ジブチルアミノ、ジイソブチルアミノ、ジペンチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、N−メチル−N−プロピルアミノ又はN−イソプロピル−N−メチルアミノ基であり、好適には、同一又は異なる2個の前記「C1−Cアルキル基」がアミノ基に結合した基(ジ−(C−Cアルキル)アミノ基)であり、より好適には、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基又はN−エチル−N−メチルアミノ基(ジ−(C−Cアルキル)アミノ基)であり、更により好適には、ジメチルアミノ基である。
本発明において、「N−(C−Cアルキル)−N−(C−Cヒドロキシアルキル)アミノ基」は、1個の前記「C−Cアルキル基」及び1個の前記「C−Cヒドロキシアルキル基」がアミノ基にそれぞれ結合した基である。例えば、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノ、N−(3−ヒドロキシプロピル)−N−メチルアミノ、N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N−エチル−N−(3−ヒドロキシプロピル)アミノ、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−プロピルアミノ又はN−(3−ヒドロキシプロピル)−N−プロピルアミノ基であり、好適には、1個の前記「C−Cアルキル基」及び1個の前記「C−Cヒドロキシアルキル基」がアミノ基にそれぞれ結合した基(N−(C−Cアルキル)−N−(C−Cヒドロキシアルキル)アミノ基)であり、より好適には、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノ又はN−(3−ヒドロキシプロピル)−N−メチルアミノ基である。
本発明において、「ジ−(C−Cヒドロキシアルキル)アミノ基」は、同一又は異なる2個の前記「C−Cヒドロキシアルキル基」がアミノ基に結合した基である。例えば、ジ−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、ジ−(3−ヒドロキシプロピル)アミノ、ジ−(2−ヒドロキシプロピル)アミノ、ジ−(4−ヒドロキシブチル)アミノ、ジ−(5−ヒドロキシペンチル)アミノ、ジ−(6−ヒドロキシヘキシル)アミノ、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−ヒドロキシプロピル)アミノ、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)アミノ又はN−(4−ヒドロキシブチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ基であり、好適には、同一又は異なる2個の前記「C1−Cヒドロキシアルキル基」がアミノ基に結合した基(ジ−(C−Cヒドロキシ)アルキルアミノ基)であり、より好適には、ジ−(2−ヒドロキシエチル)アミノ基である。
本発明において、「含窒素複素環基」は、窒素原子を1又は2個含む4乃至7員複素環基である。例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリジニル又はピペラジニル基のような「部分若しくは完全還元型の飽和複素環基」であり、好適には、ピロリジニル基である。
本発明において、「ヒドロキシ基で1個置換されていてもよい含窒素複素環基」は、ヒドロキシ基で1個置換されていてもよい前記「含窒素複素環基」である。例えば、3−ヒドロキシ−1−アゼチジニル、3−ヒドロキシ−1−ピロリジニル、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル又は3−ヒドロキシ−1−ピペラジニル基であり、好適には、3−ヒドロキシ−1−ピロリジニル基である。
本発明において、「C−C10アリール基」は、炭素数6乃至10個の芳香族炭化水素基である。好適には、フェニル基又はナフチル基であり、より好適には、フェニル基である。
本発明において、「置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいC−C10アリール基」は、置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい前記「C−C10アリール基」である。好適には、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基又はトリフルオロメチル基で2位、3位又は4位が1個置換されていてもよいフェニル基である。
本発明において、「C−C10アリールオキシ基」は、前記「C−C10アリール基」が酸素原子に結合した基であり、炭素数6乃至10個のアリールオキシ基である。好適には、フェニルオキシ基又はナフチルオキシ基であり、より好適には、フェニルオキシ基である。
本発明において、「置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいC−C10アリールオキシ基」は、置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい前記「C−C10アリールオキシ基」である。好適には、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基又はトリフルオロメチル基で2位、3位又は4位が1個置換されていてもよいフェニルオキシ基である。
本発明において、「ヒドロキシ基で2個置換されているC−Cアルキル基」は、2個のヒドロキシ基が前記「C−Cアルキル基」に結合した基である。例えば、ジヒドロキシエチル、ジヒドロキシプロピル又はジヒドロキシブチル基であり、好適には、2個の水酸基が炭素数2乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基に結合した基(ヒドロキシ基で2個置換されているC−Cアルキル基)であり、より好適には、2,3−ジヒドロキシプロピル基である。
本発明において、「−P(=O)(OH)(O−C−Cアルキル)」は、1個の前記「C−Cアルキル基」が結合した酸素原子1個及びヒドロキシ基がホスホリル基に結合した基である。好適には、ホスホン酸モノエチルエステル又はホスホン酸モノメチルエステルであり、より好適には、ホスホン酸モノエチルエステルである。
本発明において、「−P(=O)(OH)(O−C−Cアルキル)で1置換されたC−Cアルキル基」は、1個の前記「−P(=O)(OH)(O−C−Cアルキル)」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基である。好適には、ホスホン酸モノエチルエステルメチル又はホスホン酸モノエチルエステルエチルであり、より好適には、ホスホン酸モノエチルエステルメチルである。
本発明において、「カルボキシル基で1置換されたC−Cアルキル基」は、1個のカルボキシル基が前記「C−Cアルキル基」に結合した基である。好適には、ヒドロキシカルボニルメチル基又はヒドロキシカルボニルエチル基であり、より好適には、ヒドロキシカルボニルメチル基である。
本発明において、「C−Cアルコキシカルボニル基で1置換されたC−Cアルキル基」は、1個の前記「C−Cアルコキシカルボニル基」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基である。好適には、メトキシカルボニルメチル基又はメトキシカルボニルエチル基であり、より好適には、メトキシカルボニルメチル基である。
本発明において、「複素環基」は、硫黄原子、酸素原子又は/及び窒素原子を1乃至3個含む4乃至7員複素環基であり、例えば、オキサゾリル、チアゾリル、ピリジル、若しくはピリミジニルのような「芳香族複素環基」であり、上記複素環基は、ベンゼン環のような他の環式基と縮環していてもよく(「縮合二環式へテロアリール基」)、例えば、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ジヒドロベンゾフリル、キノリル、若しくはキナゾリル基であり、好適には、芳香族複素環基又は縮合二環式へテロアリール基であり、より好適には、ピリジル、チアゾリル、ベンゾオキサゾリル又はジヒドロベンゾフリル基であり、Rにおいては、更により好適には、2−チアゾリル基又は3−ピリジル基であり、Rにおいては、更により好適には、2−ピリジル基である。
本発明において、「C−C16アラルキル基」は、1個の前記「C6−C10アリール基」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基である。例えば、ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、インデニルメチル、1−フェネチル、2−フェネチル、1−ナフチルエチル、2−ナフチルエチル、1−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、3−フェニルプロピル又は1−ナフチルプロピル基であり、好適には、1個の前記「C6−C10アリール基」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基であり、より好適には、ベンジル基である。
本発明において、「置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基」は、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよい前記「C−C10アリール基」である。Rにおいては、好適には、ハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cアルコキシ基、カルボキシル基、アミノ基、モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、シアノ基及びニトロ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されているフェニル基であり、より好適には、ハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cアルコキシ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されているフェニル基であり、更により好適には、フッ素原子、塩素原子、メチル基、メトキシ基及びエトキシ基からなる群から選択される基で2位若しくは3位が置換されているフェニル基;又は、フッ素原子、塩素原子、メチル基、メトキシ基及びエトキシ基からなる群から選択される基で独立に2位、3位若しくは5位が2個置換されているフェニル基であり、特に好適には、2−フルオロフェニル基、2−メトキシフェニル基、5−クロロ−2−エトキシフェニル基、2−メトキシ−5−メチルフェニル基又は2,3−ジメトキシフェニル基であり、Rにおいては、好適には、ハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cアルコキシ基、ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基、カルボキシル基、アミノ基、モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基で1置換されたC−Cアルキル基及びC−Cアルコキシカルボニル基で1置換されたC−Cアルキル基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基であり、より好適には、ハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基、アミノ基及びシアノ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基であり、更により好適には、フッ素原子、塩素原子、メチル基及びトリフルオロメチル基からなる群から選択される基で2位が置換されていて、更に、メチル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエトキシ基、2,3−ジヒドロキシプロポキシ基及びアミノ基からなる群から選択される基で4位、5位若しくは6位が置換されているフェニル基であり、特に好適には、2−クロロ−6−メチルフェニル基、2−クロロ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル基、2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル基、4−アミノ−2−クロロフェニル基、4−ヒドロキシメチル−2−メチルフェニル基、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基又は4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基である。
本発明において、「置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい複素環基」は、置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい前記「複素環基」である。Rにおいては、好適には、メチル基、エチル基、t-ブチル基及びシクロプロピル基からなる群から選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよい2−チアゾリル基;メトキシ基で1個置換されている2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基;1,4−ベンゾジオキサン−5−イル;2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル;又は2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル基であり、より好適には、メチル基及びt-ブチル基からなる群から選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよい2−チアゾリル基;又はメトキシ基で1個置換されている2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基であり、更により好適には、5−メチル−2−チアゾリル基又は2−メトキシ−3−ピリジル基であり、Rにおいては、好適には、フッ素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシメチル基、カルボキシル基及びシアノ基からなる群から選択される基で独立に1又は2個置換されている2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基であり、より好適には、フッ素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシメチル基及びシアノ基からなる群から選択される基で1個置換されている2−ピリジル基又はフッ素原子及び塩素原子からなる群から選択される基で独立に2個置換されている2−ピリジル基であり、更により好適には、3−メチル−2−ピリジル基、3−シアノ−2−ピリジル基、又は3,5−ジフルオロ−2−ピリジル基であり、特に好適には、3−メチル−2−ピリジル基である。
本発明において、「置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいC−C16アラルキル基」は、置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい前記「C−C16アラルキル基」である。好適には、ハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cアルコキシ基、C−Cハロゲン化アルコキシ基、カルボキシル基、アミノ基、モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基、ジ−C−Cアルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基及びフェニルオキシ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいベンジル基であり、より好適には、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシメチル基、カルボキシル基、アミノ基若しくはニトロ基で2位及び6位が置換されているベンジル基;又はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基若しくはトリフルオロメチル基で2位が置換されているベンジル基であり、更により好適には、2−フルオロフェニルメチル基又は2,6−ジフルオロフェニルメチルである。
本発明において、「Aが単結合を示す」は、例えば、「基R−A−E−」が「基R−E−」であることを示すことである。
本発明において、好適なRはハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cアルコキシ基、カルボキシル基、アミノ基、モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、シアノ基及びニトロ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されているフェニル基;C−Cアルキル基で独立に1又は2個置換されていてもよいチアゾリル基;又はC−Cアルコキシ基で独立に1又は2個置換されているピリジル基であり、より好適なRはハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cアルコキシ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されているフェニル基;C−Cアルキル基で独立に1又は2個置換されているチアゾリル基;又はC−Cアルコキシ基で独立に1又は2個置換されているピリジル基であり、更により好適なRはフッ素原子、塩素原子、メチル基、メトキシ基及びエトキシ基からなる群から選択される基で2位若しくは3位が置換されているフェニル基;フッ素原子、塩素原子、メチル基、メトキシ基及びエトキシ基からなる群から選択される基で独立に2位、3位若しくは5位が2個置換されているフェニル基;5−メチル−2−チアゾリル基;又は2−メトキシ−3−ピリジル基であり、特に好適なRは2−フルオロフェニル基、2−メトキシフェニル基、5−クロロ−2−エトキシフェニル基、2−メトキシ−5−メチルフェニル基、2,3−ジメトキシフェニル基、4,5−ジメチル−2−チアゾリル基又は2−メトキシ−3−ピリジル基である。
本発明において、好適なRはハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cアルコキシ基、ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基、カルボキシル基、アミノ基、モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基で1置換されたC−Cアルキル基及びC−Cアルコキシカルボニル基で1置換されたC−Cアルキル基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基若しくはピリジル基であり、より好適なRはハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基、アミノ基及びシアノ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基若しくはピリジル基であり、更により好適なRはフッ素原子、塩素原子、メチル基及びトリフルオロメチル基からなる群から選択される基で2位が置換されていて、更に、メチル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエトキシ基、2,3−ジヒドロキシプロポキシ基及びアミノ基からなる群から選択される基で4位、5位若しくは6位が置換されているフェニル基;3−メチル−2−ピリジル基;3−シアノ−2−ピリジル基;又は3,5−ジフルオロ−2−ピリジル基であり、特に好適なRは2−クロロ−6−メチルフェニル基、2−クロロ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル基、2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル基、4−アミノ−2−クロロフェニル基、4−ヒドロキシメチル−2−メチルフェニル基、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基又は4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基である。
本発明において、好適なEは上記式(II)を有する基又は式(III)を有する基であり、より好適なEは上記式(II)を有する基である。
本発明において、好適なRは水素原子、フッ素原子、塩素原子又はメチル基であり、より好適なRは水素原子、フッ素原子又は塩素原子であり、更により好適なRは水素原子又は塩素原子であり、特に好適なRは水素原子である。
本発明において、好適なRは水素原子又はメチル基であり、より好適なRは水素原子である。
本発明において、好適なRは水素原子又はメチル基であり、より好適なRは水素原子である。
本発明において、好適なXは窒素原子である。
本発明において、好適なUは式CHで表わされる基である。
本発明において、好適なmは1である。
本発明において、好適なnは1である。
本発明において、好適なAは単結合、式−O−C(=O)−で表わされる基、式−NH−C(=O)−で表わされる基、カルボニル基又は式−CH(OH)−C(=O)−で表わされる基であり、より好適なAは式−O−C(=O)−で表わされる基、式−NH−C(=O)−で表わされる基又は式−CH(OH)−C(=O)−で表わされる基であり、更により好適なAは式−NH−C(=O)−で表わされる基又は式−CH(OH)−C(=O)−で表わされる基であり、特に好適なAは式−NH−C(=O)−で表わされる基である。
本発明の一般式(I)を有するウレア誘導体又はその薬理上許容される塩は、全ての異性体(ケト−エノール異性体、ジアステレオ異性体、光学異性体、回転異性体等)を有する。
本発明の一般式(I)を有するウレア誘導体又はその薬理上許容される塩は、その分子内に不斉炭素原子が存在するので、種々の異性体を有する。本発明の化合物においては、これらの異性体およびこれらの異性体の混合物がすべて単一の式、即ち一般式(I)で示されている。従って、本発明はこれらの異性体およびこれらの異性体の任意の割合の混合物をもすべて含むものである。
上記のような立体異性体は、立体特異的な原料化合物を用いるか、又は不斉合成若しくは不斉誘導の手法を用いて本発明に係る化合物を合成するか、或いは合成した本発明に係る化合物を所望により通常の光学分割法又は分離法を用いて単離することにより得ることができる。
「その薬理上許容される塩」とは、本発明の一般式(I)を有するウレア誘導体は、アミノ基のような塩基性の基を有する場合には酸と反応させることにより、又、カルボキシル基のような酸性基を有する場合には塩基と反応させることにより、塩にすることができるので、その塩を示す。
塩基性基に基づく塩としては、例えば、弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のようなC−Cアルキルスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩のようなアリ−ルスルホン酸塩、酢酸塩、りんご酸塩、フマ−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マレイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができる。
一方、酸性基に基づく塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩等の金属塩;アンモニウム塩のような無機塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができる。
本発明の一般式(I)を有するウレア誘導体又はその薬理上許容される塩は、大気中に放置したり、又は、再結晶をすることにより、水分を吸収し、吸着水が付いたり、水和物となる場合があり、そのような水和物も本発明の塩に包含される。
本発明の一般式(I)を有するウレア誘導体又はその薬理上許容される塩は、他のある種の溶媒を吸収し、溶媒和物となる場合があり、そのような溶媒和物も本発明の塩に包含される。
本発明の一般式(I)を有する化合物の具体例としては、例えば、下記表1乃至表5に示す化合物を挙げることができるが、本発明はこれらの基に限定されるものではない。
下記表1乃至表5における、略号の意味は以下のとおりである。
-:単結合
Me:メチル
t-Bu:t-ブチル
n-Hex:n-ヘキシル
CycPent:シクロペンチル
CycHex:シクロヘキシル
2-Me-CycHex:2−メチルシクロヘキシル
Ph:フェニル
Bn:ベンジル
2-F-Ph:2−フルオロフェニル
2-Cl-Ph:2−クロロフェニル
2-Br-Ph:2−ブロモフェニル
2-Et-Ph:2−エチルフェニル
2-n-Pr-Ph:2−(n−プロピル)フェニル
4-i-Pr-Ph:4−(i−プロピル)フェニル
4-n-Bu-Ph:4−(n−ブチル)フェニル
4-t-Bu-Ph:4−(tert−ブチル)フェニル
2-s-Bu-Ph:2−(sec−ブチル)フェニル
2-CF3-Ph:2−トリフルオロメチルフェニル
2-OMe-Ph:2−メトキシフェニル
4-O-n-Hept-Ph:4−(n−ヘプトキシ)フェニル
2-OCF2H-Ph:2−ジフルオロメトキシフェニル
4-NMe2-Ph:4−ジメチルアミノフェニル
2-CN-Ph:2−シアノフェニル
2-NO2-Ph:2−ニトロフェニル
2-OPh-Ph:2−フェノキシフェニル
4-Phos-Ph:4−ホスホン酸 ジエチルエステルメチルフェニル
2-F-C6H4-CH2:2−フルオロフェニルメチル
2,6-di-F-C6H3-CH2:2,6−ジフルオロフェニルメチル
2-F-5-Me-Ph:2−フルオロ−5−メチルフェニル
2-F-5-CF3-Ph:2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル
5-F-2-OMe-Ph:5−フルオロ−2−メトキシフェニル
2-OEt-5-F-Ph:2−エトキシ−5−フルオロフェニル
4-Br-2-Cl-Ph:4−ブロモ−2−クロロフェニル
5-Cl-2-OEt-Ph:5−クロロ−2−エトキシフェニル
2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph:2−クロロ−5−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル
4-NH2-2-Cl-Ph:4−アミノ−2−クロロフェニル
5-Cl-2-NHSO2Me-Ph:5−クロロ−2−メチルスルホニルアミノフェニル
5-Cl-2-NO2-Ph:5−クロロ−2−ニトロフェニル
4-Br-2-Me-Ph:4−ブロモ−2−メチルフェニル
4-Br-2-CN-Ph:4−ブロモ−2−シアノフェニル
4-n-Bu-2-Me-Ph:4−(n−ブチル)−2−メチルフェニル
3,5-di-OMe-Ph:3,5−ジメトキシフェニル
4-i-Pr-2-CF3-Ph:4−(i−プロピル)−2−トリフルオロメチルフェニル
4-NH2-2-CF3-Ph:4−アミノ−2−トリフルオロメチルフェニル
4-OMe-2-CF3-Ph:4−メトキシ−2−トリフルオロメチルフェニル
2-CH2OH-6-Me-Ph:2−ヒドロキシメチル−6−メチルフェニル
4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph:4−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル
4-COOH-2-Me-Ph:4−カルボキシ−2−メチルフェニル
2-Me-6-NO2-Ph:2−メチル−6−ニトロフェニル
4-NHCOMe-2-CF3-Ph:4−アセトアミド−2−トリフルオロメチルフェニル
2-Bic[2.2.1]hept:2−ビシクロ[2.2.1]ヘプチル
4-Cl-2,6-di-Me-Ph:4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル
2,4,6-tri-Me-Ph:2,4,6−トリメチルフェニル
2-Pyri:2−ピリミジニル
3-Me-2-Py:3−メチル−2−ピリジル
3,5-di-Cl-2-Py:3,5−ジクロロ−2−ピリジル
5-Me-2-thiazo:5−メチル−2−チアゾリル
4-CycPr-2-thiazo:4−シクロプロピル−2−チアゾリル
5-tetra:5−テトラリル
Ph(A):2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル
Ph(B):4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル
Ph(C):2−クロロ−5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル
Ph(D):4−(3−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)−2−メチルフェニル
Ph(E):4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2−フルオロフェニル
Ph(F):4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2−メチルフェニル
Ph(G):4−[4−(S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサ−4−シクロペンチル]−2−メチルフェニル
Ph(H):4−[1−(S)−1,2−ジヒドロキシ−エチル]−2−メチルフェニル
Het(A):1,4−ベンゾジオキサン−5−イル
Het(B):2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル
Het(C):2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル。
(表1)
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化合物番号 R2 A U R1
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1-1 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-2 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-3 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-4 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-5 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-6 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-7 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-8 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-9 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-10 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-11 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-12 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-13 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-14 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-15 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-16 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-17 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-18 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-19 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-20 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-21 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-22 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-23 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-24 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-25 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-26 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-27 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-28 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-29 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-30 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-31 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-32 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-33 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-34 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-35 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-36 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-37 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-38 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-39 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-40 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-41 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-42 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-43 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-44 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-45 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-46 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-47 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-48 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-49 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-50 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-51 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-52 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-53 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-54 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-55 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-56 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-57 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-58 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-59 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-60 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-61 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-62 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-63 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-64 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-65 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-66 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-67 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-68 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-69 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-70 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-71 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-72 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-73 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-74 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-75 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-76 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-77 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-78 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-79 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-80 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-81 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-82 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-83 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-84 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-85 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-86 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-87 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-88 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-89 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-90 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-91 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-92 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-93 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-94 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-95 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-96 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-97 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-98 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-99 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-100 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-101 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-102 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-103 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-104 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-105 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-106 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-107 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-108 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-109 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-110 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-111 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-112 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-113 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-114 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-115 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-116 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-117 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-118 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-119 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-120 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-121 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-122 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-123 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-124 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-125 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-126 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-127 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-128 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-129 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-130 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-131 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-132 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-133 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-134 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-135 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-136 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-137 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-138 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-139 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-140 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-141 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-142 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-143 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-144 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-145 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-146 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-147 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-148 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-149 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-150 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-151 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-152 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-153 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-154 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-155 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-156 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-157 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-158 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-159 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-160 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-161 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-162 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-163 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-164 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-165 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-166 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-167 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-168 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-169 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-170 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-171 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-172 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-173 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-174 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-175 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-176 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-177 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-178 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-179 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-180 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-181 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-182 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-183 2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-184 2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-185 2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-186 2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-187 2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-188 2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-189 2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-190 2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-191 2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-192 2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-193 2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-194 2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-195 2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-196 2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-197 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-198 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-199 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-200 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-201 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-202 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-203 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-204 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-205 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-206 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-207 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-208 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-209 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-210 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-211 t-Bu -O-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-212 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-213 t-Bu -O-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-214 t-Bu -O-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-215 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-216 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-217 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-218 t-Bu -O-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-219 t-Bu -O-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-220 t-Bu -O-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-221 t-Bu -O-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-222 t-Bu -O-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-223 t-Bu -O-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-224 t-Bu -O-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-225 t-Bu -O-C(=O)- CH 3-OPh-Ph
1-226 t-Bu -O-C(=O)- CH 4-On-Hept-Ph
1-227 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-NO2-Ph
1-228 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-OPh-Ph
1-229 t-Bu -O-C(=O)- CH 5-Cl-2-OPh-Ph
1-230 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-OCF2H-Ph
1-231 t-Bu -O-C(=O)- CH 5-Cl-2-NO2-Ph
1-232 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-NH2-5-Cl-Ph
1-233 t-Bu -O-C(=O)- CH 5-Cl-2-NHSO2Me-Ph
1-234 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-235 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-236 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-Cl-Ph
1-237 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-Me-Ph
1-238 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-Et-Ph
1-239 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-n-Pr-Ph
1-240 t-Bu -O-C(=O)- CH 2,5-di-Me-Ph
1-241 t-Bu -O-C(=O)- CH 4-NMe2-Ph
1-242 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-s-Bu-Ph
1-243 t-Bu -O-C(=O)- CH 4-i-Pr-Ph
1-244 t-Bu -O-C(=O)- CH 4-OEt-Ph
1-245 t-Bu -O-C(=O)- CH 4-Et-Ph
1-246 t-Bu -O-C(=O)- CH 4-s-Bu-Ph
1-247 t-Bu -O-C(=O)- CH 4-On-Bu-Ph
1-248 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-F-5-CF3-Ph
1-249 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-Cl-5-CF3-Ph
1-250 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-Cl-5-Me-Ph
1-251 t-Bu -O-C(=O)- CH 3-Et-Ph
1-252 t-Bu -O-C(=O)- CH 3-Me-Ph
1-253 t-Bu -O-C(=O)- CH 3-Cl-Ph
1-254 t-Bu -O-C(=O)- CH 4-t-Bu-Ph
1-255 t-Bu -O-C(=O)- CH 4-n-Bu-Ph
1-256 t-Bu -O-C(=O)- CH 5-Cl-2-Me-Ph
1-257 t-Bu -O-C(=O)- CH 5-F-2-Me-Ph
1-258 t-Bu -O-C(=O)- CH 2-F-5-Me-Ph
1-259 Ph -O-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-260 CycHex -C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-261 Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-262 Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-263 Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-264 Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-265 Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-266 Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-267 Bn -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-268 Bn -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-269 Bn -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-270 Bn -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-271 Bn -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-272 Bn -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-273 H -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-274 2-F-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-275 2-F-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-276 2-F-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-277 2-F-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-278 2-F-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-279 2-F-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-280 2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-281 2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-282 2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-283 2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-284 2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-285 2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-286 2-Br-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-287 2-Br-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-288 2-Br-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-289 2-Br-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-290 2-Br-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-291 2-Br-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-292 2-Et-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-293 2-Et-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-294 2-Et-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-295 2-Et-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-296 2-Et-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-297 2-Et-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-298 2-Me-6-NO2-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-299 2-Me-6-NO2-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-300 2-Me-6-NO2-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-301 2-Me-6-NO2-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-302 2-Me-6-NO2-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-303 2-Me-6-NO2-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-304 2-CN-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-305 2-CN-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-306 2-CN-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-307 2-CN-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-308 2-CN-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-309 2-CN-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-310 2-Et-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-311 2-Et-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-312 2-Et-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-313 2-Et-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-314 2-Et-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-315 2-Et-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-316 2-Cl-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-317 2-Cl-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-318 2-Cl-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-319 2-Cl-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-320 2-Cl-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-321 2-Cl-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-322 2-F-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-323 4-Br-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-324 4-Br-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-325 4-Br-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-326 4-Br-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-327 4-Br-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-328 4-Br-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-329 2,4-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-330 2,4-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-331 2,4-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-332 2,4-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-333 2,4-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-334 2,4-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-335 2,4-di-F-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-336 2,4-di-F-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-337 2,4-di-F-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-338 2,4-di-F-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-339 2,4-di-F-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-340 2,4-di-F-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-341 4-Cl-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-342 4-Cl-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-343 4-Cl-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-344 4-Cl-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-345 4-Cl-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-346 4-Cl-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-347 4-n-Bu-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-348 4-n-Bu-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-349 4-n-Bu-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-350 4-n-Bu-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-351 4-n-Bu-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-352 4-n-Bu-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-353 2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-354 4-Cl-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-355 4-Cl-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-356 4-Cl-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-357 4-Cl-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-358 4-Cl-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-359 4-Cl-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-360 2,4,6-tri-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-361 2,4,6-tri-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-362 2,4,6-tri-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-363 2,4,6-tri-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-364 2,4,6-tri-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-365 2,4,6-tri-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-366 2-F-C6H4-CH2 -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-367 2-F-C6H4-CH2 -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-368 2-F-C6H4-CH2 -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-369 2-F-C6H4-CH2 -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-370 2-F-C6H4-CH2 -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-371 2-F-C6H4-CH2 -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-372 2,3-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-373 2,3-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-374 2,3-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-375 2,3-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-376 2,3-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-377 2,3-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-378 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-379 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-380 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-Cl-Ph
1-381 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-Me-Ph
1-382 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-Et-Ph
1-383 4-Br-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-384 4-Br-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-385 4-Br-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-386 4-Br-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-387 4-Br-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-388 4-Br-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-389 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-n-Pr-Ph
1-390 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2,5-di-Me-Ph
1-391 3-Cl-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-392 3-Cl-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-393 3-Cl-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-394 3-Cl-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-395 3-Cl-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-396 3-Cl-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-397 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 4-NMe2-Ph
1-398 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-s-Bu-Ph
1-399 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 4-i-Pr-Ph
1-400 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 4-OEt-Ph
1-401 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 4-Et-Ph
1-402 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 4-s-Bu-Ph
1-403 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 4-On-Bu-Ph
1-404 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-F-5-CF3-Ph
1-405 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-Cl-5-CF3-Ph
1-406 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-Cl-5-Me-Ph
1-407 4-NH2-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-408 4-NH2-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-409 4-NH2-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-410 4-NH2-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-411 4-NH2-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-412 4-NH2-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-413 2-NH2-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-414 2-NH2-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-415 2-NH2-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-416 2-NH2-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-417 2-NH2-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-418 2-NH2-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-419 4-NH2-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-420 4-NH2-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-421 4-NH2-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-422 4-NH2-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-423 4-NH2-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-424 4-NH2-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-425 4-NHCOMe-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-426 4-NHCOMe-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-427 4-NHCOMe-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-428 4-NHCOMe-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-429 4-NHCOMe-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-430 4-NHCOMe-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-431 4-Br-2-CN-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-432 4-Br-2-CN-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-433 4-Br-2-CN-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-434 4-Br-2-CN-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-435 4-Br-2-CN-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-436 4-Br-2-CN-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-437 4-F-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-438 4-F-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-439 4-F-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-440 4-F-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-441 4-F-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-442 4-F-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-443 4-NHCOEt-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-444 4-NHCOEt-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-445 4-NHCOEt-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-446 4-NHCOEt-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-447 4-NHCOEt-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-448 4-NHCOEt-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-449 4-Cl-2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-450 4-Cl-2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-451 4-Cl-2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-452 4-Cl-2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-453 4-Cl-2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-454 4-Cl-2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-455 4-OMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-456 4-OMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-457 4-OMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-458 4-OMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-459 4-OMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-460 4-OMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-461 5-tetra -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-462 5-tetra -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-463 5-tetra -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-464 5-tetra -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-465 5-tetra -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-466 5-tetra -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-467 2-Br-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-468 2-Br-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-469 2-Br-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-470 2-Br-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-471 2-Br-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-472 2-Br-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-473 4-i-Pr-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-474 4-i-Pr-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-475 4-i-Pr-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-476 4-i-Pr-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-477 4-i-Pr-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-478 4-i-Pr-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-479 2-COOH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-480 2-COOH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-481 2-COOH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-482 2-COOH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-483 2-COOH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-484 2-COOH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-485 2-Bic[2.2.1]hept -C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-486 2-Me-CycHex -C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-487 Bn - CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-488 2,6-di-F-C6H3-CH2 -C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-489 2-Pyri - CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-490 2-Cl-6-Me-Ph -O-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-491 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 4-Phos-Ph
1-492 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-493 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-494 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-495 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-496 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-497 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-498 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-499 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-500 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-501 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-502 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-503 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-504 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-505 2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-506 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH n-Hex
1-507 t-Bu -O-C(=O)- CH n-Hex
1-508 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-509 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-510 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-511 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-512 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-513 2-CH2OH-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-514 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-515 4-F-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-516 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-517 4-COOH-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-518 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-519 4-COOH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-520 4-NHCOMe-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-521 2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-522 2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH CycHex
1-523 t-Bu -O-C(=O)- CH CycHex
1-524 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-525 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-526 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-527 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-528 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-529 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-530 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-531 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-532 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-533 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
1-534 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 5-Me-2-thiazo
1-535 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 4-t-Bu-2-thiazo
1-536 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-537 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-538 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-539 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-540 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-541 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-542 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-543 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-544 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-545 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 3,5-di-OMe-Ph
1-546 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 5-Me-2-thiazo
1-547 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 4-t-Bu-2-thiazo
1-548 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-549 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-550 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-551 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-552 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-553 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-554 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-555 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-556 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-557 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
1-558 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Me-2-thiazo
1-559 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 4-t-Bu-2-thiazo
1-560 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-561 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-562 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-563 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-564 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-565 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-566 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-567 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-568 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-569 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 3,5-di-OMe-Ph
1-570 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 5-Me-2-thiazo
1-571 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 4-t-Bu-2-thiazo
1-572 Ph(A) -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-573 Ph(A) -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-574 Ph(A) -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-575 Ph(A) -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-576 Ph(A) -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-577 Ph(A) -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-578 Ph(A) -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-579 Ph(A) -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-580 Ph(A) -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-581 Ph(A) -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
1-582 Ph(A) -NH-C(=O)- CH 5-Me-2-thiazo
1-583 Ph(A) -NH-C(=O)- CH 4-t-Bu-2-thiazo
1-584 Ph(A) -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-585 Ph(A) -NH-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-586 Ph(A) -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-587 Ph(A) -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-588 Ph(A) -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-589 Ph(A) -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-590 Ph(A) -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-591 Ph(A) -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-592 Ph(A) -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-593 Ph(A) -NH-C(=O)- N 3,5-di-OMe-Ph
1-594 Ph(A) -NH-C(=O)- N 5-Me-2-thiazo
1-595 Ph(A) -NH-C(=O)- N 4-t-Bu-2-thiazo
1-596 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-597 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-598 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-599 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-600 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-601 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-602 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-603 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-604 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-605 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
1-606 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Me-2-thiazo
1-607 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 4-t-Bu-2-thiazo
1-608 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-609 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-610 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-611 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-612 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-613 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-614 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-615 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-616 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-617 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 3,5-di-OMe-Ph
1-618 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 5-Me-2-thiazo
1-619 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 4-t-Bu-2-thiazo
1-620 Ph(B) -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-621 Ph(B) -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-622 Ph(B) -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-623 Ph(B) -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-624 Ph(B) -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-625 Ph(B) -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-626 Ph(B) -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-627 Ph(B) -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-628 Ph(B) -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-629 Ph(B) -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
1-630 Ph(B) -NH-C(=O)- CH 5-Me-2-thiazo
1-631 Ph(B) -NH-C(=O)- CH 4-t-Bu-2-thiazo
1-632 Ph(B) -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-633 Ph(B) -NH-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-634 Ph(B) -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-635 Ph(B) -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-636 Ph(B) -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-637 Ph(B) -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-638 Ph(B) -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-639 Ph(B) -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-640 Ph(B) -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-641 Ph(B) -NH-C(=O)- N 3,5-di-OMe-Ph
1-642 Ph(B) -NH-C(=O)- N 5-Me-2-thiazo
1-643 Ph(B) -NH-C(=O)- N 4-t-Bu-2-thiazo
1-644 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-645 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-646 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-647 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-648 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-649 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-650 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-651 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-652 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-653 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
1-654 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 5-Me-2-thiazo
1-655 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 4-t-Bu-2-thiazo
1-656 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-657 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-658 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-659 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-660 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-661 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-662 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-663 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-664 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-665 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 3,5-di-OMe-Ph
1-666 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 5-Me-2-thiazo
1-667 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 4-t-Bu-2-thiazo
1-668 Ph(C) -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-669 Ph(C) -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-670 Ph(C) -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-671 Ph(C) -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-672 Ph(C) -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-673 Ph(C) -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-674 Ph(C) -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-675 Ph(C) -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-676 Ph(C) -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-677 Ph(C) -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
1-678 Ph(C) -NH-C(=O)- CH 5-Me-2-thiazo
1-679 Ph(C) -NH-C(=O)- CH 4-t-Bu-2-thiazo
1-680 Ph(C) -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-681 Ph(C) -NH-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-682 Ph(C) -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-683 Ph(C) -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-684 Ph(C) -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-685 Ph(C) -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-686 Ph(C) -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-687 Ph(C) -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-688 Ph(C) -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-689 Ph(C) -NH-C(=O)- N 3,5-di-OMe-Ph
1-690 Ph(C) -NH-C(=O)- N 5-Me-2-thiazo
1-691 Ph(C) -NH-C(=O)- N 4-t-Bu-2-thiazo
1-692 4-OCH2CH2OH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-693 4-OCH2CH2OH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-694 3-Me-4-Py -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-695 3-Me-4-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-696 3-Me-4-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-697 3-Me-4-Py -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-698 3-Me-4-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-699 3-Me-4-Py -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-700 3-Me-4-Py -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-701 3-Me-4-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-702 3-Me-4-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-703 3-Me-4-Py -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
1-704 3-Me-4-Py -NH-C(=O)- CH 5-Me-2-thiazo
1-705 3-Me-4-Py -NH-C(=O)- CH 4-t-Bu-2-thiazo
1-706 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-707 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-708 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-709 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-710 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-711 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-712 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-713 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-714 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-715 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
1-716 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 5-Me-2-thiazo
1-717 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 4-t-Bu-2-thiazo
1-718 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-719 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-720 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-721 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-722 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-723 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OMe-Ph
1-724 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 5-Cl-2-OEt-Ph
1-725 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-726 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-Me-Ph
1-727 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
1-728 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 5-Me-2-thiazo
1-729 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 4-t-Bu-2-thiazo
1-730 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-731 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-732 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-733 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-734 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-735 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OMe-Ph
1-736 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 5-Cl-2-OEt-Ph
1-737 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-738 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-Me-Ph
1-739 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 3,5-di-OMe-Ph
1-740 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 5-Me-2-thiazo
1-741 3,5-di-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 4-t-Bu-2-thiazo
1-742 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-743 2-Cl-4-NHSO2Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-744 2-Cl-4-NHSO2Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-745 4-NMe2-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-746 4-NMe2-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-747 Ph(D) -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-748 Ph(D) -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-749 Ph(E) -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-750 Ph(E) -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-751 2-Cl-4-CH2CO2Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-752 2-Cl-4-CH2CO2Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-753 2-Cl-4-CH2CO2H-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-754 2-Cl-4-CH2CO2H-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-755 Ph(F) -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-756 Ph(F) -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-757 4-NMe(CH2CH2OH)-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-758 4-NMe(CH2CH2OH)-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-759 4-CH2OH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-760 4-CH2OH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-761 2-F-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-762 2-F-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-763 2-Cl-4-CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-764 2-Cl-4-CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-765 4-CH2CO2Me-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-766 4-CH2CO2Me-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-767 4-CH2CO2H-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-768 4-CH2CO2H-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-769 4-CH2PO(OEt)2-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-770 4-CH2PO(OEt)2-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-771 5-OCH2CH2OH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-772 5-OCH2CH2OH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-773 4-CH2CH2OH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-774 4-CH2CH2OH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-775 Ph(G) -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-776 Ph(G) -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-777 2-Cl-6-CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-778 2-Cl-6-CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-779 6-CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-780 6-CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-781 Ph(H) -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-782 Ph(H) -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-783 4-Me-3-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-784 4-Me-3-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-785 4-CH2PO(OH)(OEt)-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-786 4-CH2PO(OH)(OEt)-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-787 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-788 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-789 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH CycPent
1-790 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH CycPent
1-791 4-CO2H-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-792 4-CO2H-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-793 6-CH2OH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-794 6-CH2OH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-795 2-F-6-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-796 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-797 4-CH2OH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-798 4-CH2OH-2-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-799 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-800 2-Cl-Ph -CH(OH)-C(=O)- N 2-F-Ph
1-801 t-Bu -O-C(=O)- N 2-F-Ph
1-802 2-Cl-4-CH2CH2OH-Me-Ph -O-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-803 t-Bu -O-C(=O)- CH 5-Et-2-thiazo
1-804 t-Bu -O-C(=O)- CH Het(A)
1-805 2-Cl-Ph -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-806 2-Cl-Ph -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-807 2,4-di-F-Ph -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-808 2,4-di-F-Ph -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-809 2-Cl-4-OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-810 2-Cl-4-OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- N 2-F-Ph
1-811 t-Bu -O-C(=O)- CH 4-t-Bu-2-thiazo
1-812 t-Bu -O-C(=O)- CH 4,5-di-Me-2-thiazo
1-813 t-Bu -O-C(=O)- CH 4-Me-2-thiazo
1-814 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-815 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-816 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-817 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-818 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-819 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-820 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-821 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-822 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-823 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-824 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-825 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-826 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-827 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-828 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-829 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-830 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-831 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-832 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-833 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-834 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-835 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-836 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-837 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-838 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-839 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-840 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-841 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-842 4-Me-3-Py -NH-C(=O)- CH 5-F-2-OMe-Ph
1-843 4-Me-3-Py -NH-C(=O)- N 5-F-2-OMe-Ph
1-844 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 3-OMe-Ph
1-845 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 3-OMe-Ph
1-846 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 3-OEt-Ph
1-847 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 3-OEt-Ph
1-848 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 4,5-di-Me-2-thiazo
1-849 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 4,5-di-Me-2-thiazo
1-850 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 4-Me-2-thiazo
1-851 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 4-Me-2-thiazo
1-852 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 3-OMe-Ph
1-853 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 3-OMe-Ph
1-854 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 3-OMe-Ph
1-855 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 3-OMe-Ph
1-856 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 3-OEt-Ph
1-857 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 3-OEt-Ph
1-858 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 3-OEt-Ph
1-859 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 3-OEt-Ph
1-860 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 3-OMe-2-Py
1-861 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 3-OMe-2-Py
1-862 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 4,5-di-Me-2-thiazo
1-863 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 4,5-di-Me-2-thiazo
1-864 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 4,5-di-Me-2-thiazo
1-865 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 4,5-di-Me-2-thiazo
1-866 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- CH 3-OEt-Ph
1-867 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N 3-OEt-Ph
1-868 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OCF3-Ph
1-869 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OCF3-Ph
1-870 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-SMe-Ph
1-871 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OCF2H-Ph
1-872 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OCF2H-Ph
1-873 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OCF2H-Ph
1-874 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH Het(A)
1-875 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH Het(A)
1-876 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH Het(B)
1-877 3-CF3-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-878 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-3-Py
1-879 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 3-OEt-Ph
1-880 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 2,3-di-OMe-Ph
1-881 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2,3-di-OMe-Ph
1-882 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2,3-di-OMe-Ph
1-883 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH 2,3-di-OMe-Ph
1-884 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-885 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH 3-OEt-Ph
1-886 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
1-887 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-5-F-Ph
1-888 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OEt-5-F-Ph
1-889 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OCF3-Ph
1-890 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OCF2H-Ph
1-891 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-SMe-Ph
1-892 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH Het(A)
1-893 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OCF3-Ph
1-894 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OCF2H-Ph
1-895 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-SMe-Ph
1-896 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH Het(A)
1-897 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-3-Me-Ph
1-898 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-899 3-F-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-900 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 4-Et-2-thiazo
1-901 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 4-Et-2-thiazo
1-902 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-4-Me-Ph
1-903 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-4-Me-Ph
1-904 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH Het(C)
1-905 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N Het(C)
1-906 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 4-CycPr-2-thiazo
1-907 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 4-CycPr-2-thiazo
1-908 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-909 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-910 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 3-OEt-Ph
1-911 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
1-912 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-3-Me-Ph
1-913 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-914 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-915 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-Ph
1-916 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 3-OEt-Ph
1-917 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 3,5-di-OMe-Ph
1-918 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-3-Me-Ph
1-919 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OEt-Ph
1-920 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-921 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-3-Me-Ph
1-922 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-3-Me-Ph
1-923 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-3-Me-Ph
1-924 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-3-Me-Ph
1-925 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 2-OMe-3-Py
1-926 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N 2-OMe-3-Py
1-927 3-CO2H-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-928 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- CH Het(C)
1-929 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH Het(C)
1-930 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH Het(C)
1-931 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH Het(C)
1-932 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-933 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N 2-F-Ph
1-934 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-5-Me-Ph
1-935 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-5-Me-Ph
1-936 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-4-Me-Ph
1-937 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-4-Me-Ph
1-938 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-4-Me-Ph
1-939 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- N 2-OMe-4-Me-Ph
1-940 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- CH 3-OMe-4-Py
1-941 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH 3-OMe-4-Py
1-942 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-F-Ph
1-943 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OMe-Ph
1-944 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- CH 2-OEt-Ph
1-945 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- CH 3-OEt-Ph
1-946 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- CH 3,5-di-OMe-Ph
――――――――――――――――――――――――――――――――――――。
(表2)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
化合物番号 R2 A X R4b R4am U R3b R3a R1
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2-1 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-2 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-3 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-4 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-5 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH H F 2-OMe-5-Me-Ph
2-6 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N H F 2-OMe-5-Me-Ph
2-7 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-8 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-9 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 2 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-10 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 2 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-11 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H Me 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-12 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H Me 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-13 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-14 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-15 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H Et 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-16 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N H Et 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-17 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N Et H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-18 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- N Et H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-19 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH H H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-20 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- CH H H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-21 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-22 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-23 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-24 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-25 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH H F 2-OMe-5-Me-Ph
2-26 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N H F 2-OMe-5-Me-Ph
2-27 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-28 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-29 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 2 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-30 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H H 2 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-31 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H Me 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-32 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H Me 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-33 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-34 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-35 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H Et 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-36 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N H Et 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-37 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N Et H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-38 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- N Et H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-39 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH H H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-40 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- CH H H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-41 t-Bu -O-C(=O)- N H H 1 CH H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-42 t-Bu -O-C(=O)- N H H 1 N H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-43 t-Bu -O-C(=O)- N H H 1 CH Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-44 t-Bu -O-C(=O)- N H H 1 N Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-45 t-Bu -O-C(=O)- N H H 1 CH H F 2-OMe-5-Me-Ph
2-46 t-Bu -O-C(=O)- N H H 1 N H F 2-OMe-5-Me-Ph
2-47 t-Bu -O-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-48 t-Bu -O-C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-49 t-Bu -O-C(=O)- N H H 2 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-50 t-Bu -O-C(=O)- N H H 2 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-51 t-Bu -O-C(=O)- N H Me 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-52 t-Bu -O-C(=O)- N H Me 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-53 t-Bu -O-C(=O)- N Me H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-54 t-Bu -O-C(=O)- N Me H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-55 t-Bu -O-C(=O)- N H Et 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-56 t-Bu -O-C(=O)- N H Et 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-57 t-Bu -O-C(=O)- N Et H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-58 t-Bu -O-C(=O)- N Et H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-59 t-Bu -O-C(=O)- CH H H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-60 t-Bu -O-C(=O)- CH H H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-61 Ph -C(=O)- N H H 1 CH H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-62 Ph -C(=O)- N H H 1 N H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-63 Ph -C(=O)- N H H 1 CH Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-64 Ph -C(=O)- N H H 1 N Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-65 Ph -C(=O)- N H H 1 CH H F 2-OMe-5-Me-Ph
2-66 Ph -C(=O)- N H H 1 N H F 2-OMe-5-Me-Ph
2-67 Ph -C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-68 Ph -C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-69 Ph -C(=O)- N H H 2 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-70 Ph -C(=O)- N H H 2 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-71 Ph -C(=O)- N H Me 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-72 Ph -C(=O)- N H Me 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-73 Ph -C(=O)- N Me H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-74 Ph -C(=O)- N Me H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-75 Ph -C(=O)- N H Et 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-76 Ph -C(=O)- N H Et 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-77 Ph -C(=O)- N Et H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-78 Ph -C(=O)- N Et H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-79 Ph -C(=O)- CH H H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-80 Ph -C(=O)- CH H H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-81 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 CH H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-82 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 N H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-83 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 CH Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-84 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 N Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-85 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-86 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-87 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 2 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-88 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 CH CN H 2-OMe-5-Me-Ph
2-89 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N Me H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-90 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N Me H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-91 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-92 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-93 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-94 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-95 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-96 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-97 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 2 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-98 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH CN H 2-OMe-5-Me-Ph
2-99 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-100 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-101 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-102 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-103 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-104 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-105 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-106 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-107 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N H H 2 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-108 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH CN H 2-OMe-5-Me-Ph
2-109 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-110 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-111 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-112 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N H Me 2-OMe-5-Me-Ph
2-113 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-114 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N Me H 2-OMe-5-Me-Ph
2-115 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-116 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-5-Me-Ph
2-117 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 2 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-118 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH CN H 2-OMe-5-Me-Ph
2-119 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-120 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-121 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH Cl H 2-F-Ph
2-122 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N Cl H 2-F-Ph
2-123 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-F-Ph
2-124 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N F H 2-F-Ph
2-125 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 CH H H 2-F-Ph
2-126 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 N H H 2-F-Ph
2-127 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 CH Cl H 2-OMe-Ph
2-128 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 N Cl H 2-OMe-Ph
2-129 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-Ph
2-130 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-Ph
2-131 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N Me H 1 CH H H 2-OMe-Ph
2-132 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N Me H 1 N H H 2-OMe-Ph
2-133 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH Cl H 2-OMe-Ph
2-134 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N Cl H 2-OMe-Ph
2-135 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-Ph
2-136 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-Ph
2-137 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 CH H H 2-OMe-Ph
2-138 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 N H H 2-OMe-Ph
2-139 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH Cl H 2-OMe-Ph
2-140 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N Cl H 2-OMe-Ph
2-141 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-Ph
2-142 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-Ph
2-143 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 CH H H 2-OMe-Ph
2-144 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- N Me H 1 N H H 2-OMe-Ph
2-145 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 CH Cl H 2-F-Ph
2-146 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH H H 1 N H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-147 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- CH H H 1 CH H H 2-OMe-5-Me-Ph
2-148 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-Ph
2-149 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-Ph
2-150 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 CH F H 2-OMe-Ph
2-151 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- N H H 1 N F H 2-OMe-Ph
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――。

(表3)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
化合物番号 R2 A R1
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
3-1 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-2 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-3 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-4 2,6-di-F-Ph -O-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-5 2,6-di-F-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-6 2,6-di-F-Ph -O-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-7 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-8 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-9 2,6-di-Cl-Ph -NH-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-10 2,6-di-Cl-Ph -O-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-11 2,6-di-Cl-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-12 2,6-di-Cl-Ph -O-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-13 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-14 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-15 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-16 2-Cl-6-Me-Ph -O-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-17 2-Cl-6-Me-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-18 2-Cl-6-Me-Ph -O-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-19 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-20 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-21 2,6-di-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-22 2,6-di-Me-Ph -O-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-23 2,6-di-Me-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-24 2,6-di-Me-Ph -O-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-25 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-26 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-27 2-OMe-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-28 2-OMe-6-Me-Ph -O-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-29 2-OMe-6-Me-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-30 2-OMe-6-Me-Ph -O-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-31 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-32 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-33 2-Cl-4-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-34 2-Cl-4-Me-Ph -O-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-35 2-Cl-4-Me-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-36 2-Cl-4-Me-Ph -O-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-37 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-38 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-39 4-OMe-2-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-40 4-OMe-2-Me-Ph -O-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-41 4-OMe-2-Me-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-42 4-OMe-2-Me-Ph -O-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-43 2-Me-Ph -NH-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-44 2-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-45 2-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-46 2-Me-Ph -O-C(=O)- 5-F-2-OMe-Ph
3-47 2-Me-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-48 2-Me-Ph -O-C(=O)- 2-OEt-Ph
3-49 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
3-50 2,6-di-F-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-51 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 2-F-Ph
3-52 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-53 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-54 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-55 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-56 3-Me-2-Py -O-C(=O)- 2-F-Ph
3-57 3-Me-2-Py -O-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-58 3-Me-2-Py -O-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-59 3-Me-2-Py -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-60 3-Me-2-Py -O-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-61 2-Me-CycHex -NH-C(=O)- 2-F-Ph
3-62 2-Me-CycHex -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-63 2-Me-CycHex -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-64 2-Me-CycHex -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-65 2-Me-CycHex -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-66 2-Me-CycHex -O-C(=O)- 2-F-Ph
3-67 2-Me-CycHex -O-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-68 2-Me-CycHex -O-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-69 2-Me-CycHex -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-70 2-Me-CycHex -O-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-71 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
3-72 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-73 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-74 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-75 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-76 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -O-C(=O)- 2-F-Ph
3-77 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-78 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -O-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-79 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-80 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -O-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-81 Ph(A) -NH-C(=O)- 2-F-Ph
3-82 Ph(A) -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-83 Ph(A) -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-84 Ph(A) -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-85 Ph(A) -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-86 Ph(A) -O-C(=O)- 2-F-Ph
3-87 Ph(A) -O-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-88 Ph(A) -O-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-89 Ph(A) -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-90 Ph(A) -O-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-91 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
3-92 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-93 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-94 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-95 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-96 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -O-C(=O)- 2-F-Ph
3-97 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-98 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -O-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-99 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-100 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -O-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-101 Ph(B) -NH-C(=O)- 2-F-Ph
3-102 Ph(B) -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-103 Ph(B) -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-104 Ph(B) -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-105 Ph(B) -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-106 Ph(B) -O-C(=O)- 2-F-Ph
3-107 Ph(B) -O-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-108 Ph(B) -O-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-109 Ph(B) -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-110 Ph(B) -O-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-111 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
3-112 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-113 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-114 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-115 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-116 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -O-C(=O)- 2-F-Ph
3-117 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-118 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -O-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-119 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-120 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -O-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-121 Ph(C) -NH-C(=O)- 2-F-Ph
3-122 Ph(C) -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-123 Ph(C) -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-124 Ph(C) -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-125 Ph(C) -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-126 Ph(C) -O-C(=O)- 2-F-Ph
3-127 Ph(C) -O-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-128 Ph(C) -O-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-129 Ph(C) -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-130 Ph(C) -O-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-131 2-Cl-4-CO2Me-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
3-132 2-Cl-4-CO2Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-133 2-Cl-4-CO2Me-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-134 2-Cl-4-CO2Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-135 2-Cl-4-CO2Me-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-136 2-Cl-4-CO2Me-Ph -O-C(=O)- 2-F-Ph
3-137 2-Cl-4-CO2Me-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-138 2-Cl-4-CO2Me-Ph -O-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-139 2-Cl-4-CO2Me-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-140 2-Cl-4-CO2Me-Ph -O-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-141 4-CO2H-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
3-142 4-CO2H-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-143 4-CO2H-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-144 4-CO2H-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-145 4-CO2H-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-146 4-CO2H-2-Cl-Ph -O-C(=O)- 2-F-Ph
3-147 4-CO2H-2-Cl-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-148 4-CO2H-2-Cl-Ph -O-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-149 4-CO2H-2-Cl-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-150 4-CO2H-2-Cl-Ph -O-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-151 4-CH2CO2H-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
3-152 4-CH2CO2H-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-153 4-CH2CO2H-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-154 4-CH2CO2H-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-155 4-CH2CO2H-2-Cl-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
3-156 4-CH2CO2H-2-Cl-Ph -O-C(=O)- 2-F-Ph
3-157 4-CH2CO2H-2-Cl-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-Ph
3-158 4-CH2CO2H-2-Cl-Ph -O-C(=O)- 3-OEt-Ph
3-159 4-CH2CO2H-2-Cl-Ph -O-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
3-160 4-CH2CO2H-2-Cl-Ph -O-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
――――――――――――――――――――――――――――――――――――。
(表4)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
化合物番号 R2 A R1
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
4-1 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 2-F-Ph
4-2 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-3 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-4 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-5 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-6 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
4-7 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-8 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-9 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-10 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-11 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
4-12 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-13 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-14 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-15 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-16 2-Cl-6-Me-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
4-17 2-Cl-6-Me-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-18 2-Cl-6-Me-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-19 2-Cl-6-Me-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-20 2-Cl-6-Me-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-21 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
4-22 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-23 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-24 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-25 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-26 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
4-27 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-28 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-29 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-30 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-31 Ph(A) -NH-C(=O)- 2-F-Ph
4-32 Ph(A) -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-33 Ph(A) -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-34 Ph(A) -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-35 Ph(A) -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-36 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
4-37 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-38 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-39 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-40 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-41 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
4-42 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-43 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-44 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-45 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-46 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
4-47 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-48 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-49 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-50 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-51 Ph(B) -NH-C(=O)- 2-F-Ph
4-52 Ph(B) -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-53 Ph(B) -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-54 Ph(B) -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-55 Ph(B) -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-56 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
4-57 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-58 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-59 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-60 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-61 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
4-62 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-63 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-64 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-65 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-66 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
4-67 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-68 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-69 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-70 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-71 Ph(C) -NH-C(=O)- 2-F-Ph
4-72 Ph(C) -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-73 Ph(C) -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-74 Ph(C) -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-75 Ph(C) -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-76 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
4-77 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-78 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-79 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-80 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-81 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- 2-F-Ph
4-82 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-83 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-84 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-85 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-86 3,5-di-F-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
4-87 3,5-di-F-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-88 3,5-di-F-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-89 3,5-di-F-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-90 3,5-di-F-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-91 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- 2-F-Ph
4-92 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-93 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-94 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-95 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-96 3-CN-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
4-97 3-CN-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-98 3-CN-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-99 3-CN-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-100 3-CN-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-101 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 2-F-Ph
4-102 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-103 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-104 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-105 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
4-106 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-3-Me-Ph
4-107 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 2-OEt-Ph
4-108 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-109 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-110 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-111 3-F-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
4-112 3-F-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
4-113 3-F-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
4-114 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 5-Me-2-thiazo
4-115 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 4-tBu-2-thiazo
――――――――――――――――――――――――――――――――――――。
(表5)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
化合物番号 R2 A R1
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
5-1 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 2-F-Ph
5-2 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-3 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-4 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-5 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-6 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
5-7 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-8 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-9 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-10 3-Me-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-11 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
5-12 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-13 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-14 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-15 2-Cl-6-Me-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-16 2-Cl-6-Me-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
5-17 2-Cl-6-Me-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-18 2-Cl-6-Me-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-19 2-Cl-6-Me-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-20 2-Cl-6-Me-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-21 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
5-22 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-23 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-24 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-25 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-26 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
5-27 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-28 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-29 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-30 2-Cl-4-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-31 Ph(A) -NH-C(=O)- 2-F-Ph
5-32 Ph(A) -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-33 Ph(A) -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-34 Ph(A) -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-35 Ph(A) -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-36 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
5-37 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-38 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-39 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-40 Ph(A) -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-41 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
5-42 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-43 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-44 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-45 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-46 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
5-47 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-48 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-49 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-50 4-OCH2CH2OH-2-CF3-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-51 Ph(B) -NH-C(=O)- 2-F-Ph
5-52 Ph(B) -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-53 Ph(B) -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-54 Ph(B) -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-55 Ph(B) -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-56 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
5-57 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-58 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-59 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-60 Ph(B) -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-61 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-F-Ph
5-62 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-63 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-64 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-65 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-66 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
5-67 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-68 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-69 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-70 2-Cl-5-OCH2CH2OH-Ph -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-71 Ph(C) -NH-C(=O)- 2-F-Ph
5-72 Ph(C) -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-73 Ph(C) -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-74 Ph(C) -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-75 Ph(C) -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-76 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
5-77 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-78 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-79 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-80 Ph(C) -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-81 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- 2-F-Ph
5-82 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-83 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-84 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-85 3,5-di-F-2-Py -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-86 3,5-di-F-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
5-87 3,5-di-F-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-88 3,5-di-F-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-89 3,5-di-F-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-90 3,5-di-F-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-91 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- 2-F-Ph
5-92 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-93 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-94 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-95 3-CN-2-Py -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-96 3-CN-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-F-Ph
5-97 3-CN-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-98 3-CN-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-99 3-CN-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-100 3-CN-2-Py -CH(OH)-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-101 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 2-F-Ph
5-102 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-103 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-104 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-105 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 3,5-di-OMe-Ph
5-106 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-3-Me-Ph
5-107 3-Cl-2-Py -NH-C(=O)- 2-OEt-Ph
5-108 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-109 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-110 3-CH2OH-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-111 3-F-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-Ph
5-112 3-F-2-Py -NH-C(=O)- 3-OEt-Ph
5-113 3-F-2-Py -NH-C(=O)- 2-OMe-5-Me-Ph
5-114 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 5-Me-2-thiazo
5-115 3-Me-2-Py -NH-C(=O)- 4-tBu-2-thiazo
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表1乃至表5において、好適な化合物は、化合物番号1−524、1−525、1−526、1−527、1−528、1−529、1−530、1−531、1−532、1−533、1−536、1−539、1−540、1−541、1−542、1−543、1−544、1−548、1−549、1−555、1−557、1−567、1−572、1−579、1−596、1−597、1−599、1−603、1−605、1−606、1−610、1−627、1−635、1−645、1−651、1−653、1−657、1−663、1−692、1−755、1−761、1−787、1−844、1−846、1−852、1−854、1−856、1−858、1−859、1−866、1−868、1−870、1−871、1−873、1−874、1−876、1−881、1−882、1−884、1−885、1−886、1−888、1−889、1−890、1−891、1−892、1−893、1−895、1−896、1−897、1−898、1−899、1−900、1−902、2−83、2−85、2−95、2−99、2−103、2−107、2−121、2−128、2−145、3−72、3−74、3−75、3−84、3−85、3−94、4−1、4−2、4−4、4−5、4−22、4−24、4−32、4−34、4−35、4−81、4−82、4−83、4−84、4−91、4−92、4−94、4−95、5−1、5−2、5−4、5−5、5−22、5−25、5−32、5−34、5−35、5−41、5−44、5−54、5−64、又は、5−84である。
より好適な化合物は、化合物番号1−524、1−526、1−527、1−529、1−531、1−533、1−536、1−539、1−540、1−541、1−542、1−543、1−548、1−549、1−555、1−557、1−567、1−572、1−579、1−596、1−597、1−599、1−603、1−605、1−606、1−627、1−651、1−653、1−663、1−692、1−755、1−761、1−787、1−844、1−846、1−852、1−856、1−858、1−866、1−882、1−884、1−888、1−895、1−897、1−898、1−899、1−900、1−902、2−95、2−121、2−128、2−145、3−74、3−94、4−24、4−32、4−34、4−81、4−82、4−83、4−84、4−91、4−92、4−95、5−1、5−2、5−4、5−5、5−22、5−25、5−32、5−34、5−35、5−41、5−44、5−54、又は、5−84である。
更により好適な化合物は、化合物番号1−524、1−526、1−527、1−529、1−531、1−533、1−536、1−539、1−540、1−541、1−542、1−543、1−549、1−555、1−557、1−572、1−579、1−597、1−603、1−606、1−627、1−651、1−663、1−692、1−761、1−787、1−844、1−846、1−856、1−858、1−866、1−884、1−888、1−897、2−121、2−145、3−94、5−1、5−2、5−4、5−5、5−22、5−25、5−32、5−34、5−35、5−41、5−44、又は、5−84である。
特に好適な化合物は、
4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−526)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−531)、
4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−533)、
4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−539)、
4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−540)、
4−{5−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−541)、
4−{5−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−542)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1−555)、
4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1−557)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1−579)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1−603)、
4−{4−[3−(5−メチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1−606)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1−627)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1−651)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−メチル−フェニル]−アミド(化合物番号1−692)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1−761)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−787)、
4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1−846)、
4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−856)、
4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−884)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−897)、
4−{2−クロロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号2−121)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5−2)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5−4)、
4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5−5)、又は
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5−84)
である。
最も好適な化合物は、
4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−526)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−531)、
4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−533)、
4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−540)、
4−{5−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−541)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1−555)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1−579)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1−603)、
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1−651)、
4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1−856)、
4−{2−クロロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号2−121)、又は
4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5−4)
である。
本発明の一般式(I)で表される化合物またはその薬理上許容される塩は、優れたDGAT阻害作用を有しており、温血動物(好ましくは哺乳類動物であり、ヒトを含む)における下記の疾患:肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、及び糖尿病性動脈硬化症からなる群から選ばれる疾患、又は肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風、及び胆石症からなる群から選ばれる疾患の予防及び/又は治療のための医薬として有用である。また、本発明により提供される一般式(I)で表される新規な化合物またはその薬理上許容される塩は、優れたDGAT阻害作用を有しており、温血動物(好ましくは哺乳類動物であり、ヒトを含む)における上記の疾患の予防及び/又は治療のための医薬の有効成分として有用である。好ましい疾患としては、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、糖尿病、及び動脈硬化症からなる群から選ばれる疾患、又は肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、糖尿病、動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、及び冠動脈疾患からなる群から選ばれる疾患であり、より好適には、肥満、肥満症、又は肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、糖尿病、又は動脈硬化症であり、さらに好適には、肥満または肥満症である。好適には、上記の疾患の治療のための医薬として用いることができる。
本発明の一般式(I)を有する化合物は、以下に記載する方法に従って製造することができる。
AA法は、一般式(IAA)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、U、m及びnは、前述したものと同意義を示し、R1a及びR2aは、R及びRの基に置換基として含まれるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基が、保護されてもよいアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基である他、R及びRの基の定義における基と同様の基を示し、Yは、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子であり、好適には、フッ素原子又は塩素原子である。)、アリールスルホネート基(例えば、C−Cアルキル基及びハロゲン原子から選択される基で独立に1若しくは2個置換されていてもよいフェニルスルホネート基であり、好適には、4−メチルフェニルスルホネート基)又はC−Cアルキルスルホネート基(C−Cアルキル基がスルホネート基に結合した基であり、好適には、メチルスルホネート基)を示す。
第AA1工程
本工程は、一般式(IAA)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(VIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXVII)を有する化合物と反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、石油エーテルのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アミド類であり、より好適には、N,N−ジメチルアセトアミドである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;又は、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、好適には、アルカリ金属炭酸塩類であり、より好適には、炭酸カリウムである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、20℃乃至100℃であり、好適には60℃乃至80℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には4時間乃至8時間である。
AB法は、一般式(IAB)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R1a、R2a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示し、Zは、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子であり、好適には、塩素原子である。)を示す。
第AB1工程
本工程は、一般式(IAB)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(VIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXVIII)を有する化合物と反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、石油エーテルのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;又は、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、好適には、アルカリ金属炭酸塩類であり、より好適には、炭酸カリウムである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至80℃であり、好適には0℃乃至25℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には2時間乃至4時間である。
ACa法は、一般式(IAC)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R1a、R2a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第ACa1工程
本工程は、一般式(IAC)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(VIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXIX)を有する化合物と反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、石油エーテルのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至80℃であり、好適には20℃乃至30℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には2時間乃至4時間である。
ACb法は、一般式(IAC)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R1a、R2a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第ACb1工程
本工程は、一般式(IAC)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(VIII)を有する化合物を、塩基の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXX)を有する化合物及びトリホスゲンと反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、石油エーテルのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、ジクロロメタンである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;又は、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、好適には、有機塩基類であり、より好適には、ジイソプロピルエチルアミンである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至60℃であり、好適には20℃乃至30℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には2時間乃至4時間である。
ACc法は、一般式(IAC)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R1a、R2a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第ACc1工程
本工程は、一般式(IAC)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(VIII)を有する化合物を、塩基の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXI)を有する化合物及びジフェニルリン酸アジド(DPPA)と反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、石油エーテルのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;又は、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミンである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、20℃乃至100℃であり、好適には60℃乃至80℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、2時間乃至24時間であり、好適には4時間乃至6時間である。
ACd法は、一般式(IAC)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R1a、R2a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第ACd1工程
本工程は、一般式(LIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXX)を有する化合物を、S,S−ジメチルジチオカーボネート(DMDTC)と反応させる、J.Org.Chem.61,4175(1996)あるいはJ.Org.Chem.69,1866(2004)の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程において使用される塩基は、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;又は、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミドのような有機金属塩基類であり、好適には、有機金属塩基類であり、より好適には、リチウムジイソプロピルアミド又はリチウム ビス(トリメチルシリル)アミドである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−100℃乃至40℃であり、好適には−78℃乃至25℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間乃至96時間であり、好適には6時間乃至24時間である。
第ACd2工程
本工程は、一般式(IAC)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(VIII)を有する化合物を、一般式(LIII)を有する化合物と反応させる、J.Org.Chem.69,1866(2004)の方法に準じて行われた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、ニトリル類又はエーテル類であり、より好適には、アセトニトリル又はテトラヒドロフランである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至150℃であり、好適には25℃乃至110℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
ACe法は、一般式(IAC)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R1a、R2a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第ACe1工程
本工程は、一般式(LIV)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXX)を有する化合物を、二炭酸ジ−ターシャリーブチルと反応させる、SYNTHESIS 877(1996)あるいはTetrahedron Lett.35,9003(1994)の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、塩基の非存在下の場合には、好適には、炭化水素類、エステル類又はこれらの混合溶媒であり、より好適には、ヘキサン、酢酸エチル又はこれらの混合溶媒であり、更により好適には、ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒であり、塩基の存在下の場合には、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程において使用される塩基は、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;又は、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミドのような有機金属塩基類であり、好適には、有機金属塩基類であり、より好適には、ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミドである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至80℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
第ACe2工程
本工程は、一般式(IAC)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(VIII)を有する化合物を、一般式(LIV)を有する化合物と反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロメタン、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類、ニトリル類、又はニトロ化合物であり、より好適には、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、又はニトロメタンである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至150℃であり、好適には60℃乃至110℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
AD法は、一般式(IAD)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R1a、R2a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第AD1工程
本工程は、一般式(IAD)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(VIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXII)を有する化合物と反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、石油エーテルのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至80℃であり、好適には20℃乃至30℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には2時間乃至4時間である。

AE法は、一般式(IAE)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R1a、R2a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示し、Wは、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子であり、好適には、塩素原子である。)又は水酸基を示す。
第AE1工程
本工程は、一般式(IAE)を有する化合物を製造する工程である。
(i)Wがハロゲン原子を示す場合
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(VIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXIII)を有する化合物と反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、石油エーテルのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アミド類であり、より好適には、N,N−ジメチルアセトアミドである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;又は、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミンである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至80℃であり、好適には20℃乃至30℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には2時間乃至4時間である。
(ii)Wが水酸基を示す場合
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(VIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXIII)を有する化合物及び縮合剤と反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、石油エーテルのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n-プロパノール、i-プロパノール、n-ブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アミド類であり、より好適には、N,N−ジメチルアセトアミドである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;又は、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミンである。
本工程において使用される縮合剤は、例えば、1−プロパンホスホン酸 環状無水物(T3P)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド 塩酸塩(EDCI)、クロロぎ酸イソブチル(IBCF)、1,1’−カルボニルビス−1H−イミダゾール(CDI)、シアノホスホン酸ジエチル(DEPC)、ジフェニルリン酸アジド(DPPA)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロホスファート(BOP試薬)であり、好適には、T3P又はBOP試薬である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至80℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、2時間乃至72時間であり、好適には6時間乃至24時間である。
上記AA法、AB法、ACa法、ACb法、ACc法、ACd法、ACe法、AD法及びAE法における各工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
B法は、一般式(IB)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、U、m及びnは、前述したものと同意義を示し、Aは、式−O−C(=O)−で表わされる基、式−NH−C(=O)−で表わされる基又はカルボニル基を示し、Aは、式−O−C(=S)−で表わされる基、式−NH−C(=S)−で表わされる基又はチオカルボニル基を示す。
第B1工程
本工程は、一般式(IB)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(IAB)、(IAC)又は(IAE)を有する化合物を、硫化剤と反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、石油エーテルのような炭化水素類;ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、ジメトキシエタンである。
本工程において使用される硫化剤は、例えば、ローソン試薬、五硫化二リンであり、好適には、ローソン試薬である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至80℃であり、好適には20℃乃至30℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には2時間乃至6時間である。
上記B法における工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
C法は、前記AA法、前記AB法、前記ACa法、前記ACb法、前記ACc法、前記ACd法の第ACd2工程、前記ACe法の第ACe2工程、前記AD法及び前記AE法の原料化合物である一般式(VIII)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R1a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第C1工程
本工程は、一般式(VIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、アニソールの存在下又は非存在下、一般式(ID)を有する化合物を、酸と反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n-プロパノール、i-プロパノール、n-ブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、ジクロロメタンである。
本工程において使用される酸は、例えば、塩化水素ガス若しくは臭化水素ガスのようなハロゲン化水素類;硫酸、臭化水素酸若しくは塩酸のような鉱酸類;メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸若しくはトリフルオロメタンスルホン酸のような有機スルホン酸類;酢酸、蟻酸若しくはトリフルオロ酢酸のようなカルボン酸類;塩化亜鉛、四塩化スズ、ボロントリフルオリド、ボロントリブロミドのようなルイス酸;又は、酸性イオン交換樹脂であり、好適には、カルボン酸類であり、より好適には、トリフルオロ酢酸である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至30℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には2時間乃至4時間である。
上記C法における工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
DA法は、前記C法の原料化合物である一般式(ID)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R1a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第DA1工程
本工程は、一般式(ID)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(IX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXIV)を有する化合物と反応させることにより前記ACa法の第ACa1工程と同様に行われる。
DB法は、前記C法の原料化合物である一般式(ID)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R1a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第DB1工程
本工程は、一般式(ID)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(IX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXV)を有する化合物と反応させることにより前記ACb法の第ACb1工程と同様に行われる。
DC法は、前記C法の原料化合物である一般式(ID)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R1a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第DC1工程
本工程は、一般式(ID)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(IX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXVI)を有する化合物と反応させることにより前記ACc法の第ACc1工程と同様に行われる。
DD法は、前記C法の原料化合物である一般式(ID)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R1a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第DD1工程
本工程は、一般式(LV)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXV)を有する化合物を、S,S−ジメチルジチオカーボネート(DMDTC)と反応させることにより前記ACd法の第ACd1工程と同様に行われる。
第DD2工程
本工程は、一般式(ID)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(IX)を有する化合物を、一般式(LV)を有する化合物と反応させることにより前記ACd法の第ACd2工程と同様に行われる。
DE法は、前記C法の原料化合物である一般式(ID)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R1a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第DE1工程
本工程は、一般式(LVI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXV)を有する化合物を、二炭酸ジ−ターシャリーブチルと反応させることにより前記ACe法の第ACe1工程と同様に行われる。
第DE2工程
本工程は、一般式(ID)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(IX)を有する化合物を、一般式(LVI)を有する化合物と反応させることにより前記ACe法の第ACe2工程と同様に行われる。
DF法は、前記C法の原料化合物である一般式(ID)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R1a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第DF1工程
本工程は、一般式(LVII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(IX)を有する化合物を、クロロ蟻酸p−ニトロフェニルと反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物物;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類;又は、リチウムジイソプロピルアミド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミドのような有機金属塩基類であり、好適には、有機塩基類であり、より好適には、ピリジンである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
第DF2工程
本工程は、一般式(ID)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、非存在下)、一般式(LVII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXV)を有する化合物と反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、ニトリル類であり、より好適には、アセトニトリルである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類;又は、リチウムジイソプロピルアミド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミドのような有機金属塩基類であり、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミンである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至120℃であり、好適には25℃乃至80℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
上記DA法、DB法、DC法、DD法、DE法及びDF法における各工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
E法は、前記DA法、前記DB法、前記DC法、前記DD法の第DD2工程、前記DE法の第DE2工程及び前記DF法の原料化合物である一般式(IX)を有する化合物を製造する方法である(例えば、Tetrahedron Lett.41,385(2000))。
本発明において、R、R、R、U、Y、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第E1工程
本工程は、一般式(XI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(X)を有する化合物を、二炭酸ジ−ターシャリーブチルと反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n-プロパノール、i-プロパノール、n-ブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至30℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至72時間であり、好適には2時間乃至8時間である。
第E2工程
本工程は、一般式(XIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(XI)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XII)を有する化合物と反応させることにより前記AA法の第AA1工程と同様に行われる。
第E3工程
本工程は、一般式(IX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒の存在下、一般式(XIII)を有する化合物を、水素雰囲気下還元させる、J.Org.Chem.26,2223(1961)あるいはJ.Med.Chem.46,1690(2003)の方法に準じて行われる。
上記E法における各工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
F法は、前記DA法、前記DB法、前記DC法、前記DD法の第DD2工程、前記DE法の第DE2工程及び前記DF法の原料化合物である一般式(IX)を有する化合物を製造する方法である(例えば、Tetrahedron Lett.41,385(2000))。
本発明において、R、R、R、U、Y、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第F1工程
本工程は、一般式(XIV)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(X)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XII)を有する化合物と反応させることにより前記AA法の第AA1工程と同様に行われる。
第F2工程
本工程は、一般式(XIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XIV)を有する化合物を、二炭酸ジ−ターシャリーブチルと反応させることにより前記E法の第E1工程と同様に行われる。
第F3工程
本工程は、一般式(IX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒の存在下、一般式(XIII)を有する化合物を、水素雰囲気下還元させる、J.Org.Chem.26,2223(1961)あるいはJ.Med.Chem.46,1690(2003)の方法に準じて行われる。
上記F法における各工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
GA法は、一般式(IGA)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R2a、U、Y、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第GA1工程
本工程は、一般式(XVI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XV)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XII)を有する化合物と反応させることにより前記AA法の第AA1工程と同様に行われる。
第GA2工程
本工程は、一般式(XVII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒の存在下、一般式(XVI)を有する化合物を、水素雰囲気下還元させる、J.Org.Chem.26,2223(1961)あるいはJ.Med.Chem.46,1690(2003)の方法法に準じて行われる。
第GA3工程
本工程は、一般式(IGA)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、一般式(XVII)を有する化合物を、前記DA法の第DA1工程、前記DB法の第DB1工程、前記DC法の第DC1工程、前記DD法の第DD2工程、前記DE法の第DE2工程又は前記DF法の第DF1工程及び第DF2工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
GB法は、一般式(IGB)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R1a、U、Y、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第GB1工程
本工程は、一般式(XIX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XVIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XII)を有する化合物と反応させることにより前記AA法の第AA1工程と同様に行われる。
第GB2工程
本工程は、一般式(XX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒の存在下、一般式(XIX)を有する化合物を、水素雰囲気下還元させる、J.Org.Chem.26,2223(1961)あるいはJ.Med.Chem.46,1690(2003)の方法に準じて行われる。
第GB3工程
本工程は、一般式(IGB)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、一般式(XX)を有する化合物を、前記DA法の第DA1工程、前記DB法の第DB1工程、前記DC法の第DC1工程、前記DD法の第DD2工程、前記DE法の第DE2工程又は前記DF法の第DF1工程及び第DF2工程と同様に反応させることにより行なわれる。
GC法は、一般式(IGC)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R1a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第GC1工程
本工程は、一般式(IGC)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(IGB)を有する化合物を、塩基と反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n-プロパノール、i-プロパノール、n-ブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。必要に応じて、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、1:1〜4:1である。)とすることができる。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;又は、ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類であり、好適には、アルカリ金属水酸化物類であり、より好適には、水酸化ナトリウムである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至80℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、2時間乃至72時間であり、好適には6時間乃至24時間である。
GD法は、一般式(IGD)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R1a、R2a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第GD1工程
本工程は、一般式(IGD)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(IGC)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXVII)を有する化合物及び縮合剤と反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、石油エーテルのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n-プロパノール、i-プロパノール、n-ブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アミド類であり、より好適には、N,N−ジメチルアセトアミドである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;又は、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミンである。
本工程において使用される縮合剤は、例えば、1−プロパンホスホン酸 環状無水物(T3P)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド 塩酸塩(EDCI)、クロロぎ酸イソブチル(IBCF)、1,1’−カルボニルビス−1H−イミダゾール(CDI)、シアノホスホン酸ジエチル(DEPC)、ジフェニルリン酸アジド(DPPA)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロホスファート(BOP試薬)であり、好適には、T3P又はBOP試薬である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至80℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、2時間乃至72時間であり、好適には6時間乃至24時間である。
GE法は、一般式(IGE)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R1a、R2a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第GE1工程
本工程は、一般式(IGE)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(IGC)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXX)を有する化合物及び縮合剤と前記GD法の第GD1工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
GF法は、一般式(IGF)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R2a、U、Y、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第GF1工程
本工程は、一般式(XXII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXI)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XII)を有する化合物と反応させることにより前記AA法の第AA1工程と同様に行われる。
第GF2工程
本工程は、一般式(XXIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒の存在下、一般式(XXII)を有する化合物を、水素雰囲気下還元させる、J.Org.Chem.26,2223(1961)あるいはJ.Med.Chem.46,1690(2003)の方法に準じて行われる。
第GF3工程
本工程は、一般式(IGF)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、一般式(XXIII)を有する化合物を、前記DA法の第DA1工程、前記DB法の第DB1工程、前記DC法の第DC1工程、前記DD法の第DD2工程、前記DE法の第DE2工程又は前記DF法の第DF1工程及び第DF2工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
GG法は、一般式(IGG)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、U、A、A、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第GG1工程
本工程は、一般式(IGG)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(IGD)、(IGE)又は(IGF)を有する化合物を、硫化剤と反応させることにより前記B法の第B1工程と同様に行われる。
上記GA法、GB法、GC法、GD法、GE法、GF法及びGG法における各工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
HA法は、一般式(IHA)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a、R2a及びYは、前述したものと同意義を示す。
第HA1工程
本工程は、一般式(IHA)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(XXIV)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXVII)を有する化合物と前記AA法の第AA1工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
HB法は、一般式(IHB)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a、R2a及びZは、前述したものと同意義を示す。
第HB1工程
本工程は、一般式(IHB)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(XXIV)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXVIII)を有する化合物と前記AB法の第AB1工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
HC法は、一般式(IHC)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R及びR1aは、前述したものと同意義を示す。
第HC1工程
本工程は、一般式(IHC)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、一般式(XXIV)を有する化合物を、前記ACa法の第ACa1工程、前記ACb法の第ACb1工程、前記ACc法の第ACc1工程、前記ACd法の第ACd2工程又は前記ACe法の第ACe2工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
HD法は、一般式(IHD)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a及びR2aは、前述したものと同意義を示す。
第HD1工程
本工程は、一般式(IHD)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XXIV)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXII)を有する化合物と前記AD法の第AD1工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
HE法は、一般式(IHE)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a、R2a及びWは、前述したものと同意義を示す。
第HE1工程
本工程は、一般式(IHE)を有する化合物を製造する工程である。
(i)Wがハロゲン原子を示す場合
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(XXIV)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXIII)を有する化合物と前記AE法の第AE1工程の(i)と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
(ii)Wが水酸基を示す場合
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XXIV)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXIII)を有する化合物及び縮合剤と前記AE法の第AE1工程の(ii)と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
HF法は、一般式(IHF)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、A及びAは、前述したものと同意義を示す。
第HF1工程
本工程は、一般式(IHF)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(IHB)、(IHC)又は(IHE)を有する化合物を、硫化剤と反応させることにより前記B法の第B1工程と同様に行われる。
上記HA法、HB法、HC法、HD法、HE法及びHF法における各工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
I法は、前記HA法、前記HB法、前記HC法、前記HD法及び前記HE法の原料化合物である一般式(XXIV)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R1aは、前述したものと同意義を示す。
第I1工程
本工程は、一般式(XXVI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、一般式(XXV)を有する化合物を、前記DA法の第DA1工程、前記DB法の第DB1工程、前記DC法の第DC1工程、前記DD法の第DD2工程、前記DE法の第DE2工程又は前記DF法の第DF1工程及び第DF2工程と同様に反応させることにより行なわれる。
第I2工程
本工程は、一般式(XXIV)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、アニソールの存在下又は非存在下、一般式(XXVI)を有する化合物を、酸と反応させることにより前記C法の第C1工程と同様に行われる。
上記I法における各工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
J法は、前記AB法及び前記HB法の原料化合物である一般式(XXVIII)を有する化合物のZが塩素原子である一般式(XXXVIII)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R2aは、前述したものと同意義を示す。
第J1工程
本工程は、一般式(XXXVIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXVII)を有する化合物を、トリホスゲンと反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、ジクロロメタンである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至60℃であり、好適には0℃乃至30℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.25時間乃至24時間であり、好適には0.5時間乃至2時間である。
上記J法における工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。

KA法は、一般式(IKA)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a、R2a及びYは、前述したものと同意義を示す。
第KA1工程
本工程は、一般式(IKA)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(XLIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXVII)を有する化合物と前記AA法の第AA1工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
KB法は、一般式(IKB)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a、R2a及びZは、前述したものと同意義を示す。
第KB1工程
本工程は、一般式(IKB)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(XLIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXVIII)を有する化合物と前記AB法の第AB1工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
KC法は、一般式(IKC)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R及びR1aは、前述したものと同意義を示す。
第KC1工程
本工程は、一般式(IKC)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、一般式(XLIII)を有する化合物を、前記ACa法の第ACa1工程、前記ACb法の第ACb1工程、前記ACc法の第ACc1工程、前記ACd法の第ACd2工程又は前記ACe法の第ACe2工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
KD法は、一般式(IKD)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a及びR2aは、前述したものと同意義を示す。
第KD1工程
本工程は、一般式(IKD)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XLIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXII)を有する化合物と前記AD法の第AD1工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
KE法は、一般式(IKE)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a、R2a及びWは、前述したものと同意義を示す。
第KE1工程
本工程は、一般式(IKE)を有する化合物を製造する工程である。
(i)Wがハロゲン原子を示す場合
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(XLIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXIII)を有する化合物と前記AE法の第AE1工程の(i)と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
(ii)Wが水酸基を示す場合
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XLIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXIII)を有する化合物及び縮合剤と前記AE法の第AE1工程の(ii)と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
KF法は、一般式(IKF)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、A及びAは、前述したものと同意義を示す。
第KF1工程
本工程は、一般式(IKF)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(IKB)、(IKC)又は(IKE)を有する化合物を、硫化剤と反応させることにより前記B法の第B1工程と同様に行われる。
上記KA法、KB法、KC法、KD法、KE法及びKF法における各工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
L法は、前記KA法、前記KB法、前記KC法、前記KD法及び前記KE法の原料化合物である一般式(XLIII)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R1aは、前述したものと同意義を示す。
第L1工程
本工程は、式(XLV)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒の存在下、式(XLIV)を有する化合物を、水素雰囲気下反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n-プロパノール、i-プロパノール、n-ブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アルコール類であり、より好適には、メタノールである。
本工程において使用されるパラジウム触媒は、例えば、2価のパラジウム触媒又は0価のパラジウム触媒であり、好適には、パラジウム−活性炭素、酢酸パラジウム(II)、トリフルオロ酢酸パラジウム(II)、パラジウム黒、臭化パラジウム(II)、塩化パラジウム(II)、沃化パラジウム(II)、シアン化パラジウム(II)、硝酸パラジウム(II)、酸化パラジウム(II)、硫酸パラジウム(II)、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジウム(II)、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)、ジクロロ(1,5−シクロオクタジエン)パラジウム(II)、アセチルアセトンパラジウム(II)、硫化パラジウム(II)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)又は塩化アリルパラジウムダイマーであり、より好適には、パラジウム−活性炭素である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃であり、好適には25℃乃至65℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
第L2工程
本工程は、一般式(XLVI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、式(XLV)を有する化合物を、前記DA法の第DA1工程、前記DB法の第DB1工程、前記DC法の第DC1工程、前記DD法の第DD2工程、前記DE法の第DE2工程又は前記DF法の第DF1工程及び第DF2工程と同様に反応させることにより行なわれる。
第L3工程
本工程は、一般式(XLIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、アニソールの存在下又は非存在下、一般式(XLVI)を有する化合物を、酸と反応させることにより前記C法の第C1工程と同様に行われる。
上記L法における各工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
M法は、前記L法の原料化合物である化合物(XLIV)を製造する方法である。
第M1工程
本工程は、化合物(XLVIII)を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、公知化合物(XLVII)を、N−フェニルビストリフルオロメタンスルホンイミドと反応させる、J.Med.Chem.43,2703(2000)あるいはOrg.Lett.3,2317(2001)の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程において使用される塩基は、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;又は、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミドのような有機金属塩基類であり、好適には、有機金属塩基類であり、より好適には、リチウムジイソプロピルアミドである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−100℃乃至50℃であり、好適には−78℃乃至25℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
第M2工程
本工程は、化合物(XLIV)を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、化合物(XLVIII)を、(4−ベンジロキシカルボニルアミノフェニル)ホウ酸と反応させる、Org.Lett.3,2317(2001)の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、1,2−ジメトキシエタンである。必要に応じて、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、1:10〜1:2であり、より好適には、1:5である。)とすることができる。更に好適には、1,2−ジメトキシエタンと水との混合溶媒である。
本工程において使用されるパラジウム触媒は、例えば、2価のパラジウム触媒又は0価のパラジウム触媒であり、好適には、パラジウム−活性炭素、酢酸パラジウム(II)、トリフルオロ酢酸パラジウム(II)、パラジウム黒、臭化パラジウム(II)、塩化パラジウム(II)、沃化パラジウム(II)、シアン化パラジウム(II)、硝酸パラジウム(II)、酸化パラジウム(II)、硫酸パラジウム(II)、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジウム(II)、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)、ジクロロ(1,5−シクロオクタジエン)パラジウム(II)、アセチルアセトンパラジウム(II)、硫化パラジウム(II)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)又は塩化アリルパラジウムダイマーであり、より好適には、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)又はテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)であり、更により好適には、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス又はテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)であり、特に好適には、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)である。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;又は、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミドのような有機金属塩基類であり、好適には、アルカリ金属炭酸塩類であり、より好適には、炭酸ナトリウムである。必要に応じて、塩化リチウムを共存させることができる。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、20℃乃至150℃であり、好適には60℃乃至100℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
NA法は、一般式(INA)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a、R2a及びYは、前述したものと同意義を示す。
第NA1工程
本工程は、一般式(INA)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(XLIX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXVII)を有する化合物と前記AA法の第AA1工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
NB法は、一般式(INB)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a、R2a及びZは、前述したものと同意義を示す。
第NB1工程
本工程は、一般式(INB)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(XLIX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXVIII)を有する化合物と前記AB法の第AB1工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
NC法は、一般式(INC)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R及びR1aは、前述したものと同意義を示す。
第NC1工程
本工程は、一般式(INC)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、一般式(XLIX)を有する化合物を、前記ACa法の第ACa1工程、前記ACb法の第ACb1工程、前記ACc法の第ACc1工程、前記ACd法の第ACd2工程又は前記ACe法の第ACe2工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
ND法は、一般式(IND)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a及びR2aは、前述したものと同意義を示す。
第ND1工程
本工程は、一般式(IND)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XLIX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXII)を有する化合物と前記AD法の第AD1工程と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
NE法は、一般式(INE)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a、R2a及びWは、前述したものと同意義を示す。
第NE1工程
本工程は、一般式(INE)を有する化合物を製造する工程である。
(i)Wがハロゲン原子を示す場合
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、一般式(XLIX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXIII)を有する化合物と前記AE法の第AE1工程の(i)と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
(ii)Wが水酸基を示す場合
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XLIX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXIII)を有する化合物及び縮合剤と前記AE法の第AE1工程の(ii)と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
NF法は、一般式(INF)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、A及びAは、前述したものと同意義を示す。
第NF1工程
本工程は、一般式(INF)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(INB)、(INC)又は(INE)を有する化合物を、硫化剤と反応させることにより前記B法の第B1工程と同様に行われる。
上記NA法、NB法、NC法、ND法、NE法及びNF法における各工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
O法は、前記NA法、前記NB法、前記NC法、前記ND法及び前記NE法の原料化合物である一般式(XLIX)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R1aは、前述したものと同意義を示す。
第O1工程
本工程は、化合物(L)を製造する工程である。
本工程は、前記M法の第M2工程で得られる化合物(XLIV)を、塩基性水溶液と反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される塩基性水溶液は、例えば、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、水酸化バリウム水溶液、水酸化リチウム水溶液のようなアルカリ金属水酸化物類の水溶液であり、好適には、アルカリ金属水酸化物類の水溶液であり、より好適には、水酸化ナトリウム水溶液又は水酸化カリウム水溶液である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される塩基性水溶液等により異なるが、通常、20℃乃至120℃であり、好適には80℃乃至110℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される塩基性水溶液、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
第O2工程
本工程は、一般式(LI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、化合物(L)を、前記DA法の第DA1工程、前記DB法の第DB1工程、前記DC法の第DC1工程、前記DD法の第DD2工程、前記DE法の第DE2工程又は前記DF法の第DF1工程及び第DF2工程と同様に反応させることにより行なわれる。
第O3工程
本工程は、一般式(XLIX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、アニソールの存在下又は非存在下、一般式(LI)を有する化合物を、酸と反応させることにより前記C法の第C1工程と同様に行われる。
上記O法における各工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
AF法は、一般式(IAF)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R、R、R1a、R2a、U、m及びnは、前述したものと同意義を示し、R6aは、前述した保護されてもよいヒドロキシ基を示す。
第AF1工程
本工程は、一般式(IAF)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、前記C法の第C1工程で得られる一般式(VIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(LII)を有する化合物及び縮合剤と前記AE法の第AE1工程の(ii)と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基並びにR6aにおけるヒドロキシ基の保護基を除去することにより行なわれる。

HG法は、一般式(IHG)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a、R2a及びR6aは、前述したものと同意義を示す。
第HG1工程
本工程は、一般式(IHG)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、前記I法の第I2工程で得られる一般式(XXIV)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(LII)を有する化合物及び縮合剤と前記AE法の第AE1工程の(ii)と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基並びにR6aにおけるヒドロキシ基の保護基を除去することにより行なわれる。
KG法は、一般式(IKG)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a、R2a及びR6aは、前述したものと同意義を示す。
第KG1工程
本工程は、一般式(IKG)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、前記L法の第L3工程で得られる一般式(XLIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(LII)を有する化合物及び縮合剤と前記AE法の第AE1工程の(ii)と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基並びにR6aにおけるヒドロキシ基の保護基を除去することにより行なわれる。
NG法は、一般式(ING)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R1a、R2a及びR6aは、前述したものと同意義を示す。
第NG1工程
本工程は、一般式(ING)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、前記O法の第O3工程で得られる一般式(XLIX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(LII)を有する化合物及び縮合剤と前記AE法の第AE1工程の(ii)と同様に反応させた後、所望によりR1a及びR2aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基並びにR6aにおけるヒドロキシ基の保護基を除去することにより行なわれる。
上記AF法、HG法、KG法及びNG法における各工程の反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
原料化合物(X)、(XII)、(XV)、(XVIII)、(XXI)、(XXV)、(XXVII)、(XXVIII)、(XXIX)、(XXX)、(XXXI)、(XXXII)、(XXXIII)、(XXXIV)、(XXXV)、(XXXVI)、(XXXVII)、(XLVII)及び(LII)は、公知化合物であるか、或いは公知化合物を出発原料に公知の方法又はそれに類似した方法に従って容易に製造される。例えば、(XXX)は、J.Org.Chem.26,2223(1961)、J.Med.Chem.42,5277(1999)あるいはJ.Med.Chem.46,1690(2003)の方法等に準じて製造され、(XXXVI)は、Pharmazie.47,295(1992)の方法等に準じて製造される。
上記において、R1a及びR2aの定義における「保護されてもよいアミノ基」、「保護されてもよいヒドロキシ基」及び「保護されてもよいカルボキシル基」の保護基並びにR6aの定義における「保護されてもよいヒドロキシ基」とは、加水素分解、加水分解、電気分解、光分解のような化学的方法により開裂し得る保護基をいい、有機合成化学で一般的に用いられる保護基を示す(例えば、T. W. Greeneら,Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd Edition, John Wiley & Sons, Inc. (1999年)参照)。
上記において、R1a、R2a及びR6aの定義における「保護されてもよいヒドロキシ基」の「保護基」は、有機合成化学の分野で使用されるヒドロキシ基の保護基であれば特に限定はされないが、例えば、「ヒドロキシ基のエステルに斯かる一般的保護基」であり、好適には、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、3−メチルノナノイル、8−メチルノナノイル、3−エチルオクタノイル、3,7−ジメチルオクタノイル、ウンデカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイル、1−メチルペンタデカノイル、14−メチルペンタデカノイル、13,13−ジメチルテトラデカノイル、ヘプタデカノイル、15−メチルヘキサデカノイル、オクタデカノイル、1−メチルヘプタデカノイル、ノナデカノイル、アイコサノイル、ヘナイコサノイルのようなアルカノイル基、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチルのようなハロゲン化アルキルカルボニル基、メトキシアセチルのようなアルコキシアルキルカルボニル基、アクリロイル、プロピオロイル、メタクリロイル、クロトノイル、イソクロトノイル、(E)−2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和アルキルカルボニル基等の「置換可アルキルカルボニル基」;ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリールカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲン化アリールカルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−トルオイルのようなC−Cアルキル化アリ−ルカルボニル基、4−アニソイルのようなC−Cアルコキシ化アリールカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリールカルボニル基、2−(メトキシカルボニル)ベンゾイルのようなC−Cアルコキシカルボニル化アリールカルボニル基、4−フェニルベンゾイルのようなアリール化アリールカルボニル基等の「置換可アリールアシル基」;前記「C−Cアルコキシカルボニル基」、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニルのようなハロゲン又はトリ−(C−Cアルキル)シリル基で置換されたC−Cアルコキシカルボニル基等の「アルコキシカルボニル基」;テトラヒドロピラン−2−イル、3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロチオピラン−4−イルのような「テトラヒドロピラニル又はテトラヒドロチオピラニル基」;テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロチオフラン−2−イルのような「テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロチオフラニル基」;トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのようなトリ−(C−Cアルキル)シリル基、ジフェニルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル、フェニルジイソプロピルシリルのような(C−Cアルキル)ジアリールシリル又はジ−(C−Cアルキル)アリールシリル基等の「シリル基」;メトキシメチル、1,1−ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、t−ブトキシメチルのようなC−Cアルコキシメチル基、2−メトキシエトキシメチルのようなC−CアルコキシC−Cアルコキシメチル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メチルのようなC−Cハロゲン化アルコキシメチル等の「アルコキシメチル基」;1−エトキシエチル、1−(イソプロポキシ)エチルのようなC−Cアルコキシエチル基、2,2,2−トリクロロエチルのようなハロゲン化エチル基等の「置換エチル基」;ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃至3個のアリ−ル基で置換されたC−Cアルキル基、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジルのようなC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ニトロ、ハロゲン、シアノ基でアリ−ル環が置換された1乃至3個のアリ−ル基で置換されたC−Cアルキル基等の「アラルキル基」;ビニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニルのような「アルケニルオキシカルボニル基」;ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニルのような、1又は2個のC−Cアルコキシ又はニトロ基でアリ−ル環が置換されていてもよい「アラルキルオキシカルボニル基」であり、より好適には、置換可アルキルカルボニル基、シリル基又はアラルキル基である。
上記において、R1a及びR2aの定義における「保護されてもよいカルボキシル基」の「保護基」は、有機合成化学の分野で使用されるカルボキシル基の保護基であれば特に限定はされないが、例えば、「カルボキシル基のエステルに斯かる一般的保護基」であり、好適には、前記「C−Cアルキル基」;エテニル、1−プロペニル、2−プロペニルのような「C−Cアルケニル基」;エチニル、1−プロピニル、2−プロピニルのような「C−Cアルキニル基」;前記「C−Cハロゲン化アルキル基」;2−ヒドロキシエチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチルのようなヒドロキシ「C−Cアルキル基」;アセチルメチルのような「C−Cアルキルカルボニル」−「C−Cアルキル基」;前記「アラルキル基」;又は前記「シリル基」であり、より好適には、C−Cアルキル基又はアラルキル基である。
上記において、R1a及びR2aの定義における「保護されてもよいアミノ基」の「保護基」は、有機合成化学の分野で使用されるアミノ基の保護基であれば特に限定はされないが、例えば、前記「ヒドロキシ基のエステルに斯かる一般的保護基」における、「アルキルカルボニル基」;「アリールカルボニル基」;「アルコキシカルボニル基」;「アルケニルオキシカルボニル基」;「アラルキルオキシカルボニル基」;「シリル基」;又は「アラルキル基」と同様な基を示すか或いはN,N−ジメチルアミノメチレン、ベンジリデン、4−メトキシベンジリデン、4−ニトロベンジリデン、サリシリデン、5−クロロサリシリデン、ジフェニルメチレン、(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)フェニルメチレンのような「シッフ塩基を形成する置換されたメチレン基」であり、好適には、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基又はアルコキシカルボニル基であり、最も好適には、アルコキシカルボニル基である。
保護・脱保護が必要な工程は、既知の方法(例えば、”Protective Groups in Organic Synthesis” (Theodora W. Greene、Peter G. M.Wuts著、 1999年、A Wiley-Interscience Publication発行)等に記載の方法)に準じて行われる。
本発明の前記一般式(I)を有するウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を、医薬として使用する場合には、それ自体或は適宜の薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混合し、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等による経口的又は注射剤若しくは坐剤等による非経口的に投与することができる。
これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、白糖、葡萄糖、マンニトール、ソルビトールのような糖誘導体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、α澱粉、デキストリンのような澱粉誘導体;結晶セルロースのようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキストラン;プルランのような有機系賦形剤;軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;燐酸水素カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシウムのような炭酸塩;及び、硫酸カルシウムのような硫酸塩等の無機系賦形剤を挙げることができる。)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリカ;ビーガム、ゲイ蝋のようなワックス類;硼酸;アジピン酸;硫酸ナトリウムのような硫酸塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;DLロイシン;脂肪酸ナトリウム塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;及び、上記澱粉誘導体を挙げることができる。)、結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、及び、前記賦形剤と同様の化合物を挙げることができる。)、崩壊剤(例えば、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシルメチルセルロース、カルボキシルメチルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシルメチルセルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;及び、カルボキシルメチルスターチ、カルボキシルメチルスターチナトリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾されたデンプン・セルロース類を挙げることができる。)、安定剤(メチルパラベン、プロピルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノール、クレゾールのようなフェノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;及び、ソルビン酸を挙げることができる。)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、甘味料、酸味料及び香料等を挙げることができる。)、希釈剤等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。
その使用量は症状、年齢等により異なるが、経口投与の場合には、1回当り1日下限0.0015mg/kg体重(好適には、0.008mg/kg体重)、上限70mg/kg体重(好適には、7mg/kg体重)を、静脈内投与の場合には、1回当り1日下限0.00015mg/kg体重(好適には、0.0008mg/kg体重)、上限8.5mg/kg体重(好適には、5mg/kg体重)を成人に対して、1日当り1乃至6回症状に応じて投与することが望ましい。
次に実施例、試験例及び製剤例を挙げて、本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例のカラムクロマトグラフィーにおける溶出はTLC(Thin Layer Chromatography,薄層クロマトグラフィー)による観察下に行われた。TLC観察においては、TLCプレートとしてメルク(Merck)社製のシリカゲル60F254を、展開溶媒としてはカラムクロマトグラフィーで溶出溶媒として用いられた溶媒を、検出法としてUV検出器を採用した。カラム用シリカゲルは同じくメルク社製のシリカゲルSK−85(230〜400メッシュ)を用いた。尚、実施例で用いる略号は、次のような意義を有する。
mg:ミリグラム,g:グラム,mL:ミリリットル,MHz:メガヘルツ。
(実施例1)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ-フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-213)
N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(138 mg)と5−クロロ−2−メトキシフェニルイソシアナート(138 mg)を無水テトラヒドロフラン(5 mL)に溶かし室温で14時間半攪拌した。メタノールを反応溶液に加えた後、混合溶液を濃縮した。得られた個体をヘキサン/イソプロピルエーテル(5:1)中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥をして、標記化合物206 mg(89%)を薄ピンク色結晶として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.27(1H, s), 8.21(1H, d, J=2.3Hz), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 7.00(1H, d, J=9.0Hz), 6.94(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 6.95(2H, d, J=2.8Hz), 3.87(3H, s), 3.44(4H, t, J=4.9Hz), 2.99(4H, t, J=5.1Hz), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:461 (M + H)+.
融点:205 ℃。
(実施例2)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-215)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(633 mg)と2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート(0.36 mL)から、標記化合物885 mg(88%)をうす紫色結晶として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=1.49(9H, s), 2.28(3H, s), 3.09(4H, t, J=5.1Hz), 3.58(4H, t, J=5.2Hz), 3.76(3H, s), 6.48(1H, s), 6.71(1H, d, J=8.2Hz), 6.77(1H, dd, J=8.3 and 2.0Hz), 6.90(2H, d, J=8.6Hz), 7.10(1H, s), 7.24(1H, d, J=2.0Hz), 7.25(1H, s), 7.94(1H, d, J=2.0Hz).
MS(FAB) m/z:441 (M + H)+.
融点:157 °C。
(実施例3)4−{4−[3−(3−フェノキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-225)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(467 mg)と3−フェノキシフェニルイソシアナート(0.33 mL)から、標記記化合物639 mg(78%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=1.48(9H, s), 3.07(4H, t, J=4.5Hz), 3.57(4H, t, J=5.1Hz), 6.67-6.65(1H, m), 6.81(1H, s), 6.86(2H, d, J=8.6Hz), 6.98-6.96(2H, m), 7.02(1H, t, J=2.2Hz), 7.08-7.05(2H, m), 7.18(3H, d, J=8.3Hz), 7.31-7.27(3H, m).
MS(FAB) m/z:489 (M + H)+.
融点:172 °C.
(実施例4)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-217)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(445 mg)と2−エトキシフェニルイソシアナート(0.25 mL)から、標記化合物671 mg(95%)をうす紫色アモルファスとして得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=1.29(3H, t, J=6.8Hz), 1.49(9H, s), 3.11(4H, brs), 3.62-3.60(4H, m), 3.98(2H, q, J=6.9Hz), 6.30(1H, brs), 6.81-6.78(2H, m), 6.98-6.92(3H, m), 7.22(1H, s), 7.27(1H, s), 8.14-8.12(1H, m), 8.13(1H, d, J=9.4Hz).
MS(FAB) m/z:441 (M + H)+.
融点:84 °C。
(実施例5)4−{4−[3−(4−ヘプチロキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル (化合物番号1-226)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(382 mg)と4−ヘプチロキシフェニルイソシアナート(0.34 mL)から、標記化合物583 mg(83%)をうすピンク色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.25(1H, s), 7.23(2H, d, J=9.4Hz), 7.23(2H, d, J=9.4Hz), 6.88(2H, d, J=8.2Hz), 6.84(2H, d, J=9.0Hz), 6.42(1H, brs), 3.91(2H, t, J=6.7Hz), 3.58(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, brs), 1.76(2H, dt, J=10.8 and 4.6Hz), 1.48(9H, s), 1.46-1.40(2H, m), 1.38-1.31(6H, m), 0.89(3H, t, J=6.7Hz).
MS(FAB) m/z:511 (M + H)+.
融点:178 °C。
(実施例6)4−{4−[3−(2−ニトロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-227)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(818 mg)と2−ニトロフェニルイソシアナート(0.508 mg)から、標記化合物1.23 g(95%)をオレンジ色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=9.94(1H, s), 8.71(1H, d, J=8.6Hz), 8.18(1H, dd, J=8.6 and 1.6Hz), 7.61(1H, ddd, J=7.0, 7.0, 1.5 Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.08(1H, dd, J=7.2 and 7.2Hz), 6.97(2H, d, J=8.6Hz), 6.55(1H, brs), 3.60(4H, t, J=5.1Hz), 3.16(4H, t, J=5.1Hz), 1.49(9H, s).
MS(FAB) m/z:442 (M + H)+.
融点:207 °C。
(実施例7)4−{4−[3−(2−フェノキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-228)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(138 mg)と2−フェノキシフェニルイソシアナート(0.14 mL)から、標記化合物212 mg(87%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.02(1H, s), 8.32(1H, s), 8.26(1H, dd, J=8.2 and 1.5Hz), 7.40(2H, dd, J=7.9 and 7.9Hz), 7.28(2H, d, J=9.0Hz), 7.14(1H, dd, J=7.2 and 7.2Hz), 7.10-7.06(1H, m), 7.02(2H, d, J=7.8Hz), 6.94-6.81(4H, m), 3.44(4H, t, J=4.7Hz), 2.99(4H, t, J=5.1Hz), 1.41(9H, s).
MS(FAB) m/z:489 (M + H)+.
融点:186-187 ℃.
(実施例8)4−{4−[3−(5−クロロ−2−フェノキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-229)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(138 mg)と5−クロロ−2−フェノキシフェニルイソシアナート(0.14 mL)から、標記化合物212 mg(87%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.12(1H, s), 8.53(1H, s), 8.38(1H, d, J=2.8Hz), 7.42(2H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 7.28(2H, d, J=8.6Hz), 7.18(1H, dd, J=7.2 and 7.2Hz), 7.06(2H, d, J=8.6Hz), 6.95(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 6.89(2H, d, J=8.6Hz), 6.81(1H, d, J=8.6Hz), 3.43(4H, t, J=4.5Hz), 2.99(4H, t, J=4.9Hz), 1.40(9H, s).
MS(FAB) m/z:523 (M + H)+.
融点:94-96 ℃。
(実施例9)4−{4−[3−(2−ジフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-230)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(138 mg)と2−ジフルオロメトキシフェニルイソシアナート(0.11 mL)から、標記化合物67 mg(29%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.10(1H, s), 8.21(1H, d, J=1.5Hz), 8.19(1H, s), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.22(1H, t, J=74Hz), 7.19-7.14(2H, m), 6.98(1H, ddd J=7.8, 7.8 and 1.6Hz), 6.90(2H, d, J=8.7Hz), 3.44(4H, t, J=4.7Hz), 3.00(4H, t, J=5.1Hz), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:463 (M + H)+.
融点:154-155 ℃.
(実施例10)4−{4−[3−(5−クロロ−2−ニトロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-231)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(2.77 g)と5−クロロ−2−ニトロフェニルイソシアナート(2.58 g)から、標記化合物4.64 g(98%)を橙色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.81(1H, s), 9.70(1H, s), 8.54(1H, d, J=2.0Hz), 8.14(1H, d, J=9.0Hz), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.22(1H, dd, J=9.0 and 2.3Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 3.45(4H, t, J=4.9Hz), 3.02(4H, t, J=5.0Hz), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:476 (M + H)+.
融点:205 ℃。
(実施例11)4−{4−[3−(2−アミノ−5−クロロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-232)
(実施例10)で得られた4−{4−[3−(5−クロロ−2−ニトロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステルと塩化ニッケル(II)六水和物(2.38 g)を無水テトラヒドロフラン(40 mL)に懸濁させた。この懸濁液に水素化ほう素ナトリウム(757mg)を室温でゆっくりと少量ずつ加えた。1.5時間後、反応混合物を濃縮し粉末セルロース上に注ぎ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。粉末セルロース上の反応生成物を酢酸エチルにより溶出した。得られた溶出液の有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。得られた個体をヘキサン中で激しく攪拌し、濾取をし、減圧乾燥をして、標記化合物950 mg (43%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.62(1H, s), 7.73(1H, s), 7.53(1H, s), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(2H, d, J=9.0Hz), 6.81(1H, dd, J=8.6 and 2.3Hz), 6.71(1H, d, J=8.6Hz), 4.87(2H, s), 3.44(4H, t, J=4.3Hz), 2.99(4H, t, J=4.9Hz), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:446 (M + H)+.
融点:187-189 ℃.
(実施例12)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メタンスルフォニルアミノ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-233)
(実施例11)で得られた4−{4−[3−(2−アミノ−5−クロロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステルのピリジン溶液(5 mL)に塩化メタンスルフォニル(0.043 mL)を室温で加えた。1.5時間後、反応混合物を水に注ぎ、イソプロピルエーテルと共に激しく攪拌し、酢酸エチルで抽出した。分離された有機層を水(2回)と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。得られた残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製し、得られた個体をヘキサンとイソプロピルエーテルの混合溶液中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥をして、標記化合物214 mg (82%)を薄茶色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.40(1H, s), 9.11(1H, s), 8.25(2H, d, J=2.4Hz), 7.31-7.26(3H, m), 7.04(1H, dd, J=8.4 and 2.6Hz), 6.90(2H, d, J=9Hz), 3.44(4H, t, J=4.5Hz), 3.00(4H, t, J=4.0Hz), 3.00(3H, s), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:524 (M + H )+.
融点:127 ℃。
(実施例13)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-234)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(554 mg)と2−メトキシフェニルイソシアナート(0.40 mL)から、標記化合物764 mg(90%)をうす桃色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.11(1H, d, J=2.0Hz), 8.11(1H, s), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 6.99(1H, dd, J=8.0 and 1.8Hz), 6.91-6.84(4H, m), 3.86(3H, s), 3.44(4H, t, J=4.9Hz), 2.99(4H, t, J=5.2Hz), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:427 (M + H)+.
融点:184 ℃.
(実施例14)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-235)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(554 mg)と2−フルオロフェニルイソシアナート(0.34 mL)から、標記化合物779 mg(94%)を黄白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.82(1H, s), 8.42(1H, d, J=2.4Hz), 8.13(1H, ddd, J=8.2, 8.2 and 1.5Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.21 (1H, ddd, J=8.1, 8.1 and 1.3Hz), 7.11(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.99-6.93(1H, m), 6.90(2H, d, J=9.0Hz), 3.45(4H, t, J=4.9Hz), 3.00(4H, t, J=5.0Hz), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:415 (M + H)+.
融点:164-166 ℃。
(実施例15)4−{4−[3−(2−クロロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-236)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(554 mg)と2−クロロフェニルイソシアナート(0.37 mL)から、標記化合物765 mg(89%)を灰白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.17(1H, s), 8.18(1H, s), 8.15(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 7.43(1H, dd, J=7.9 and 1.5Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.26(1H, ddd, J=8.4, 8.4 and 1.3Hz), 6.99(1H, ddd J=7.7, 7.7 and 1.6Hz), 6.90(2H, d, J=9.0Hz), 3.45(4H, t, J=5.0Hz), 3.00(4H, t, J=5.1Hz), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:431 (M + H)+.
融点:196-197 ℃。
(実施例16)4−[4−(3−o−トリル−ウレイド)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-237)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(554 mg)と2−メチルフェニルイソシアナート(0.37 mL)から、標記化合物741 mg(90%)をうす紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.76(1H, s), 7.82(1H, d, J=7.0Hz), 7.78(1H, s), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.13(1H, d, J=7.8Hz), 7.09(1H, d, J=7.8Hz), 6.92-6.88(3H, m), 3.44(4H, t, J=4.9Hz), 2.99(4H, t, J=5.1Hz), 2.22(3H, s), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:411 (M + H)+.
融点:188-191 ℃。
(実施例17)4−{4−[3−(2−エチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-238)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(554 mg)と2−エチルフェニルイソシアナート(0.42 mL)から、標記化合物781 mg(92%)をうす茶色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.76(1H, s), 7.79(1H, dd, J=8.0 and 1.2Hz), 7.77(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.16-7.09(2H, m), 6.96(1H, ddd J=7.4, 7.4 and 1.2Hz), 6.89(2H, d, J=9.0Hz), 3.44(4H, t, J=4.9Hz), 2.99(4H, t, J=5.1Hz), 2.59(2H, q, J=7.4Hz), 1.42(9H, s), 1.17(3H, t, J=7.4Hz).
MS(FAB) m/z:425 (M + H)+.
融点:162 ℃.
(実施例18)4−{4−[3−(2−プロピル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-239)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(693 mg)と2−プロピルフェニルイソシアナート(0.52 mL)から、標記化合物1.03 g(94%)を紫白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.76(1H, s), 7.76(1H, d, J=8.2Hz), 7.73(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.14-7.10(2H, m), 6.95(1H, ddd J=7.4, 7.4 and 1.2Hz), 6.89(2H, d, J=9.0Hz), 3.44(4H, t, J=4.9Hz), 2.99(4H, t, J=5.1Hz), 2.55(2H, t, J=7.7Hz), 1.56(2H, sx, J=7.5Hz), 1.42(9H, s), 0.94(3H, t, J=7.2Hz).
MS(FAB) m/z:439 (M + H)+.
融点:177-181 ℃。
(実施例19)4−{4−[3−(2,5−ジメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-240)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と2,5−ジメチルフェニルイソシアナート(0.55 mL)から、標記化合物1.19 g(94%)をうす紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.82(1H, s), 7.78(1H, s), 7.70(1H, s), 7.33(2H, d, J=7.4Hz), 7.04(1H, d, J=7.4Hz), 6.91(2H, d, J=7.9Hz), 6.75(1H, d, J=7.8Hz), 3.46-3.45(4H, m), 3.00(4H, t, J=4.5Hz), 2.24(3H, s), 2.18(3H, s), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:425 (M + H)+.
融点:219-220 ℃.
(実施例20)4−{4−[3−(4−ジメチルアミノ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-241)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と4−(ジメチルアミノ)フェニルイソシアナート(633 mg)から、標記化合物1.15 g(87%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.24(1H, s), 8.15(1H, s), 7.27(2H, d, J=9.0Hz), 7.22(2H, d, J=9.0Hz), 6.87(2H, d, J=9.0Hz), 6.67(2H, d, J=9.0Hz), 3.44(4H, t, J=4.7Hz), 2.98(4H, t, J=5.0Hz), 2.82(6H, s), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:440 (M + H)+.
融点:207 ℃。
(実施例21)4−{4−[3−(2−sec−ブチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-242)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と2−sec−ブチルフェニルイソシアナート(683 mg)から、標記化合物1.28 g(94%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.68(1H, s), 7.77(1H, s), 7.64(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.20(1H, dd, J=7.4 and 1.6Hz), 7.10(1H, ddd J=7.6, 7.6 and 1.6Hz), 7.03(1H, ddd J=7.5, 7.5 and 1.4Hz), 6.88(2H, d, J=9.0Hz), 3.44(4H, t, J=5.1Hz), 2.99(4H, t, J=5.0Hz), 2.90(1H, q, J=6.2Hz), 1.57(2H, p, J=7.6Hz), 1.42(9H, s), 1.16(3H, d, J=7.1Hz), 0.80(3H, t, J=7.4Hz).
MS(FAB) m/z:453 (M + H)+.
融点:177 ℃.
(実施例22)4−{4−[3−(4−イソプロピル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-243)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と4−イソプロピルフェニルイソシアナート(683 mg)から、標記化合物1.24 g(94%)をうす紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.42(1H, s), 8.34(1H, s), 7.31(2H, d, J=8.6Hz), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 7.11(2H, d, J=8.6Hz), 6.88(2H, d, J=9.0Hz), 3.44(4H, t, J=4.7Hz), 2.99(4H, t, J=5.1Hz), 2.86-2.76(1H, m), 1.42(9H, s), 1.17(6H, d, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:439 (M + H)+.
融点:210 ℃。
(実施例23)4−{4−[3−(4−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-244)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と4−エトキシフェニルイソシアナート(0.57 mL)から、標記化合物1.27 g(96%)をうす紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.32(1H, s), 8.30(1H, s), 7.30(2H, d, J=8.8Hz), 7.28(2H, d, J=8.8Hz), 6.87(2H, d, J=9.0Hz), 6.82(2H, d, J=9.0Hz), 3.95(2H, q, J=6.8Hz), 3.44(4H, t, J=4.9Hz), 2.98(4H, t, J=5.3Hz), 1.42(9H, s), 1.30(3H, t, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:441 (M + H)+.
融点:198-200 ℃.
(実施例24)4−{4−[3−(4−エチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-245)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と4−エチルフェニルイソシアナート(0.56 mL)から、標記化合物1.23 g(96%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.46(1H, s), 8.37(1H, s), 7.33(2H, d, J=8.6Hz), 7.30(2H, d, J=8.6Hz), 7.10(2H, d, J=8.2Hz), 6.90(2H, d, J=9.0Hz), 3.46(4H, t, J=4.7Hz), 3.00(4H, t, J=4.9Hz), 2.57-2.50(2H, m), 1.42(9H, s), 1.15(3H, t, J=7.4Hz).
MS(FAB) m/z:425 (M + H)+.
融点:204-205 ℃。
(実施例25)4−{4−[3−(4−sec−ブチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-246)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と4−sec−ブチルフェニルイソシアナート(0.69 mL)から、標記化合物1.24 g(92%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.45(1H, s), 8.38(1H, s), 7.33(2H, d, J=8.2Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.09(2H, d, J=8.6Hz), 6.90(2H, d, J=8.6Hz), 3.45(4H, t, J=4.7Hz), 3.00(4H, t, J=4.9Hz), 2.55-2.51(1H, m), 1.52(2H, dt J=7.2 and 2.5Hz), 1.42(9H, s), 1.16(3H, d, J=7.1Hz), 0.76(3H, t, J=7.2Hz).
MS(FAB) m/z:453 (M + H)+.
融点:201-202 ℃。
(実施例26)4−{4−[3−(4−ブトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-247)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と4−ブトキシフェニルイソシアナート(0.71 mL)から、標記化合物1.32 g(94%)をうす紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.35(1H, s), 8.33(1H, s), 7.31(2H, d, J=6.6Hz), 7.29(2H, d, J=7.4Hz), 6.90(2H, d, J=9.0Hz), 6.85(2H, d, J=8.6Hz), 3.91(2H, t, J=6.6Hz), 3.45(4H, t, J=3.5Hz), 2.99(4H, t, J=4.9Hz), 1.67(2H, p, J=7.2Hz), 1.46-1.37(11H, m), 0.93(3H, t, J=7.2Hz).
MS(FAB) m/z:469 (M + H)+.
融点:185-188 ℃。
(実施例27)4−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-248)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.56 mL)から、標記化合物1.32 g(91%)をうす紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.93(1H, s), 8.77(1H, d, J=2.7Hz), 8.60(1H, dd, J=7.4 and 2.3Hz), 7.49-7.44(1H, m), 7.36-7.33(1H, m), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.91(2H, d, J=9.4Hz), 3.45(4H, t, J=4.9Hz), 3.01(4H, t, J=5.0Hz), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:483 (M + H)+.
融点:241 ℃.
(実施例28)4−{4−[3−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-249)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.58 mL)から、標記化合物1.41 g(95%)を黄白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.33(1H, s), 8.63(1H, d, J=2.3Hz), 8.49(1H, s), 7.69(1H, d, J=8.2Hz), 7.34-7.31(3H, m), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 3.45(4H, t, J=4.7Hz), 3.01(4H, t, J=5.1Hz), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:499 (M + H)+.
融点:221-223 ℃。
(実施例29)4−{4−[3−(2−クロロ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-250)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と2−クロロ−5−メチルフェニルイソシアナート(0.654mg)から、標記化合物1.26 g(95%)をうす褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.16(1H, s), 8.10(1H, s), 8.00(1H, d, J=1.5Hz), 7.30(3H, dd, J=8.4 and 8.4Hz), 6.90(2H, d, J=9.0Hz), 6.81(1H, dd, J=8.3 and 2.0Hz), 3.46-3.43(4H, m), 3.00(4H, t, J=5.3Hz), 2.27(3H, s), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:445 (M + H)+.
融点:222-224 ℃.
(実施例30)4−{4−[3−(3−エチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-251)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と3−エチルフェニルイソシアナート(0.56 mL)から、標記化合物1.25 g(98%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.51(1H, s), 8.41(1H, s), 7.31(2H, d, J=7.9Hz), 7.30(1H, s), 7.22(1H, d, J=8.6Hz), 7.16(1H, dd, J=7.5 and 7.5Hz), 6.90(2H, d, J=7.8Hz), 6.80(1H, d, J=7.4Hz), 3.45-3.45(4H, m), 3.00(4H, t, J=4.5Hz), 2.56(2H, q, J=7.4Hz), 1.42(9H, s), 1.17(3H, t, J=7.4Hz).
MS(FAB) m/z:425 (M + H)+.
融点:160 ℃。
(実施例31)4−[4−(3−m−トリル−ウレイド)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-252)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と3−メチルフェニルイソシアナート(0.50 mL)から、標記化合物1.17 g(95%)をうす紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.48(1H, s), 8.41(1H, s), 7.32-7.28(3H, m), 7.21(1H, d, J=7.5Hz), 7.14(1H, ddd J=7.6, 7.6 and 1.8Hz), 6.91(2H, dd, J=8.6 and 1.5Hz), 6.77(1H, d, J=7.4Hz), 3.46-3.46(4H, m), 3.00(4H, m), 2.27(3H, s), 1.43(9H, s).
MS(FAB) m/z:411 (M + H)+.
融点:169-172 ℃.
(実施例32)4−{4−[3−(3−クロロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-253)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と3−クロロフェニルイソシアナート(0.51 mL)から、標記化合物1.21 g(94%)をうす紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.76(1H, s), 8.48(1H, s), 7.68(1H, d, J=2.0Hz), 7.30-7.21(4H, m), 6.97(1H, dd, J=7.6 and 1.4Hz), 6.89(2H, d, J=7.8Hz), 3.43-3.43(4H, m), 2.98(4H, t, J=4.3Hz), 1.40(9H, s).
MS(FAB) m/z:431 (M + H)+.
融点:163 ℃。
(実施例33)4−{4−[3−(4−tert−ブチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-254)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と4−tert−ブチルフェニルイソシアナート(0.69 mL)から、標記化合物1.28 g(95%)をうす紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.47(1H, s), 8.37(1H, s), 7.36-7.27(6H, m), 6.90(2H, d, J=8.2Hz), 3.46-3.46(4H, m), 3.00(4H, t, J=4.9Hz), 1.42(9H, s), 1.26(9H, s).
MS(FAB) m/z:453 (M + H)+.
融点:140-141 ℃.
(実施例34)4−{4−[3−(4−ブチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-255)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と4−ブチルフェニルイソシアナート(0.69 mL)から、標記化合物1.24 g(92%)をうす紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.45(1H, s), 8.37(1H, s), 7.33(2H, d, J=7.8Hz), 7.30(2H, d, J=7.4Hz), 7.08(2H, d, J=7.0Hz), 6.90(2H, d, J=7.4Hz), 3.46-3.46(4H, m), 3.00(4H, t, J=4.1Hz), 2.52-2.49(2H, m), 1.56-1.48(2H, m), 1.42(9H, s), 1.29(2H, q, J=7.2Hz), 0.89(3H, dt J=7.5 and 1.6Hz).
MS(FAB) m/z:453 (M + H)+.
融点:167-170 ℃。
(実施例35)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-256)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と5−クロロ−2−メチルフェニルイソシアナート(0.53 mL)から、標記化合物1.27 g(95%)をうす紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.91(1H, s), 8.05(1H, d, J=2.3Hz), 7.92(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.4Hz), 7.16(1H, d, J=8.6Hz), 6.93(1H, dd, J=8.2 and 2.4Hz), 6.90(2H, d, J=9.0Hz), 3.45(4H, t, J=4.7Hz), 3.00(4H, t, J=5.1Hz), 2.21(3H, s), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:445 (M + H)+.
融点:200 ℃。
(実施例36)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-257)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と5−フルオロ−2−メチルフェニルイソシアナート(0.50 mL)から、標記化合物1.24 g(96%)を紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.93(1H, s), 7.91(1H, s), 7.84(1H, dd, J=12.1 and 2.8Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.15(1H, dd, J=7.7 and 7.7Hz), 6.90(2H, d, J=9.4Hz), 6.70(1H, ddd, J=8.4, 8.4 and 2.5Hz), 3.45(4H, t, J=5.0Hz), 3.00(4H, t, J=5.0Hz), 2.20(3H, s), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:429 (M + H)+.
融点:206-208 ℃。
(実施例37)4−{4−[3−(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-258)
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(832 mg)と2−フルオロ−5−メチルフェニルイソシアナート(0.51 mL)から、標記化合物1.23 g(96%)をうす桃色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.80(1H, s), 8.34(1H, d, J=2.8Hz), 7.97(1H, d, J=7.8Hz), 7.29(2H, d, J=8.9Hz), 7.07(1H, dd, J=11.5 and 8.4Hz), 6.89(2H, d, J=9.0Hz), 6.77-6.73(1H, m), 3.44(4H, t, J=4.7Hz), 3.00(4H, t, J=4.9Hz), 2.26(3H, s), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:429 (M + H)+.
融点:211-214 ℃.
(実施例38)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(化合物番号1-222)
(38a)4−(5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
2−クロロ−5−ニトロピリジン(7.90 g)、ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(11.2 g)、そして炭酸カリウム(6.90 g)のアセトニトリル(250 mL)懸濁溶液を4時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。残渣物を酢酸エチル/イソプロピルエーテル中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥し、標記化合物16.1 g(87%)を黄色固体として得た。
MS(FAB) m/z:309 (M + H)+.
(38b)4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(38a)で得た4−(5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(10.8 g)と10%パラジウム炭素触媒(2.15 g)のエタノール(300 mL)懸濁液を室温で水素雰囲気下5時間攪拌した。反応混合物を濾過し、そして濃縮した。残渣物をイソプロピルエーテル中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥し、標記化合物6.59 g(68%)を薄ピンク色固体として得た。
MS(FAB) m/z:279 (M + H)+.
(38c)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(38b)で得た4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(5.57 g)と2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート(3.52 mL)の無水テトラヒドロフラン(100 mL)溶液を室温で3日間攪拌した。反応混合物にメタノールを加え、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製し(ジクロロメタン/酢酸エチル 5:3→1:1)、標記化合物5.42 g(61%)を薄ピンク色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.13(1H, d, J=2.7Hz), 8.09(1H, s), 7.93(1H, d, J=1.9Hz), 7.72(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.82(1H, d, J=9.0Hz), 6.71(1H, dd, J=8.2 and 1.9Hz), 3.82(3H, s), 3.45-3.28(8H, m), 2.21(3H, s), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:442 (M + H)+.
融点:185-186 ℃。
(実施例39)4−{5−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(化合物番号1-224)
実施例(38c)と同様の方法で、実施例(38b)で得られた4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.39 g)と2−エトキシフェニルイソシアナート(0.89 mL)より標記化合物1.66 g(75%)を薄ピンク色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.18(1H, s), 8.14(1H, d, J=1.9Hz), 8.08(1H, d, J=8.6Hz), 8.01(1H, s), 7.73(1H, dd, J=9.0 and 1.9Hz), 6.97(1H, d, J=8.6Hz), 6.89(1H, dd, J=8.6 and 8.6Hz), 6.83(2H, dd, J=9.0 and 9.0Hz), 4.11(2H, q, J=7.1Hz), 3.45-3.35(8H, m), 1.42(9H, s), 1.41(3H, t, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:442 (M + H)+.
融点:162 ℃.
(実施例40)4−{5−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(化合物番号1-220)
実施例(38c)と同様の方法で、実施例(38b)で得られた4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.39 g)と5−クロロ−2−メトキシフェニルイソシアナート(1.10 g)より標記化合物1.34 g(58%)を薄ピンク色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.33(1H, s), 8.19(1H, d, J=2.7Hz), 8.13(1H, d, J=2.7Hz), 7.71(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.01(1H, d, J=8.6Hz), 6.95(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 6.83(1H, d, J=9.0Hz), 3.87(3H, s), 3.47-3.35(8H, m), 1.42(9H, s).
MS(ES) m/z:462 (M + H)+.
融点:155-157 ℃。
(実施例41)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-216)
(41a)1−エトキシ−4−メチル−2−ニトロ−ベンゼン
4−メチル−2−ニトロフェノール(3.06 g)、水素化ナトリウム(1.05 g)、そしてヨードエタン(2.08 mL)のジメチルアセトアミド(40 mL)の懸濁溶液を室温で15時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ヘキサン/酢酸エチル1:0→10:1)し、標記化合物2.71g(75%)を黄色オイルとして得た。
(41b)2−エトキシ−5−メチルアニリン
実施例(41a)で得られた1−エトキシ−4−メチル−2−ニトロ−ベンゼン(2.71 g)と10%パラジウム炭素触媒(0.27 g)の無水テトラヒドロフラン(40 mL)懸濁液を水素雰囲気下、室温で25.5時間攪拌した。反応混合物をセルロース粉末で濾過し、濃縮し、そして減圧下乾燥して、標記化合物2.26 g(100%)をこげ茶色固体として得た。
(41c)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
トリホスゲン(237 mg)の無水ジクロロメタン(10 mL)溶液中にN−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(555 mg)とジイソプロピルエチルアミン(0.77 mL)の無水ジクロロメタン(5 mL)溶液を室温でゆっくりと滴下した。滴下終了後、実施例(41b)で得られた2−エトキシ−5−メチルアニリン(302 mg)とジイソプロピルエチルアミン(0.77 mL)の無水ジクロロメタン(5 mL)溶液を室温でゆっくりと反応混合物に滴下した。20分後、反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。 残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル10:1→2:1)し、得られた個体をヘキサンとイソプロピルエーテル中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥して、標記化合物691 mg(75%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.12(1H, s), 7.95(1H, d, J=2.0Hz), 7.89(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(2H, dd, J=6.8 and 2.2Hz), 6.84(1H, d, J=8.3Hz), 6.68(1H, dd, J=8.2 and 1.5Hz), 4.07(2H, q, J=6.8Hz), 3.44(4H, t, J=4.9Hz), 2.99(4H, t, J=5.1Hz), 2.21(3H, s), 1.42(9H, s), 1.38(3H, t, J=7.0Hz).
MS(FAB) m/z:455 (M + H)+.
融点:105-107℃。
(実施例42)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-212)
(42a)2−エトキシ−5−フルオロ安息香酸
5−フルオロサリチル酸(2.96 g)、炭酸カリウム(7.90 g)、ヨードエタン(4.6 mL)のジメチルアセトアミド(20 mL)懸濁液を80℃で17時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮し、そして減圧下乾燥して黄色オイルを4.62 g得た。この黄色オイル(4.62 g)を1規定 水酸化ナトリウム水溶液(30 mL)とテトラヒドロフラン(90 mL)中で3.5時間加熱還流した。有機溶媒を減圧下除去し、1規定 塩酸(40 mL)を混合物に加えた。析出した沈殿物を濾取し、イソプロピルエーテル/ヘキサン中で再結晶し、標記化合物1.79 g(51%)を白色固体として得た。
(42b)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(42a)で得られた2−エトキシ−5−フルオロ安息香酸(1.03 g)、ジフェニルりん酸アジド(2.32 g)、そしてトリエチルアミン(1.6 mL)の無水テトラヒドロフラン(30 mL)溶液を1.5時間加熱還流した。N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(1.74 g)を加えた後、反応混合物をさらに4時間加熱還流し、酢酸エチルで希釈し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、そして飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル 2:1)し、得られた固体をイソプロピルエーテル中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥をして標記化合物(2.29 g)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.26(1H, s), 8.14(1H, s), 8.00(1H, dd, J=11.8 and 3.2Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.97(1H, dd, J=8.8 and 5.3Hz), 6.91(2H, d, J=8.6Hz), 6.68(1H, ddd, J=8.4, 8.4, 3.2 Hz), 4.10(2H, q, J=6.9Hz), 3.45(4H, t, J=4.5Hz), 3.01(4H, t, J=4.9Hz), 1.42(9H, s), 1.40(3H, t, J=8.6Hz).
MS(FAB) m/z:459 (M + H)+.
融点:168-169 ℃。
(実施例43)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-214)
(43a)5−クロロ−2−エトキシ安息香酸
実施例(42a)と同様の方法で、5−クロロサリチル酸(3.03 g)から標記化合物3.26 g(83%)を白色固体として得た。
(43b)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(42b)と同様の方法で、実施例(43a)で得られた5−クロロ−2−エトキシ安息香酸(0.503 g)とN−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(0.766 g)から、標記化合物0.948 g(80%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.28(1H, s), 8.24(1H, d, J=2.3Hz), 8.13(1H, s), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.01(2H, d, J=8.6Hz), 6.95-6.92(1H, m), 6.93(1H, d, J=9.0Hz), 4.14(2H, q, J=7.1Hz), 3.46(4H, t, J=4.6Hz), 3.01(4H, t, J=4.9Hz), 1.43(9H, s), 1.41(3H, t, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:475 (M + H)+.
融点:165-167 ℃.
(実施例44)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物番号1-211)
実施例(42b)と同様の方法で、5−フルオロ−2−メトキシ安息香酸(0.516 g)とN−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(0.935 g)から、標記化合物0.971 g(72%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.16(1H, s), 8.30(1H, s), 8.00(1H, dd, J=11.3 and 3.1Hz), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 6.97(1H, dd, J=9.0 and 5.0Hz), 6.90(2H, d, J=9.0Hz),, 6.70(1H, ddd, J=8.2, 8.2, 3.1Hz), 3.86(3H, s), 3.44(4H, t, J=4.7Hz), 3.00(4H, t, J=5.1Hz), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:445 (M + H)+.
融点:200-202 ℃。
(実施例45)4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(化合物番号1-218)
(実施例42)と同様の方法で、5−フルオロ−2−メトキシ安息香酸(0.851 g)と実施例(38b)で得られた4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.39 g)から、標記化合物1.52 g(68%)を薄ラベンダー色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.17(1H, s), 8.35(1H, s), 8.13(1H, d, J=2.8Hz), 7.98(1H, dd, J=11.5 and 3.0Hz), 7.72(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 6.98(1H, dd, J=8.8 and 5.5Hz), 6.83(1H, d, J=9.0Hz), 6.71(1H, ddd, J=8.8, 8.8 and 3.0Hz), 3.86(3H, s), 3.44-3.35(8H, m), 1.42(9H, s).
MS(FAB) m/z:446 (M + H)+.
融点:200-201 ℃。
(実施例46)4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(化合物番号1-219)
(実施例42)と同様の方法で、5−フルオロ−2−エトキシ安息香酸(0.800 g)と実施例(38b)で得られた4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.21 g)から、標記化合物0.91 g(46%)をラベンダー色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.31(1H, s), 8.22(1H, s), 8.17(1H, d, J=2.7Hz), 8.02(1H, dd, J=11.7 and 3.1Hz), 7.76(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.01(1H, dd, J=9.0 and 5.1Hz), 6.87(1H, d, J=9.0Hz), 6.72(1H, ddd, J=9.0, 8.6 and 3.1Hz), 4.12(2H, q, J=6.9Hz), 3.47-3.35(8H, m), 1.43(9H, s), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:460 (M + H)+.
融点:180 ℃。
(実施例47)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 フェニル エステル(化合物番号1-259)
(47a)1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
(実施例2)で得られた4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(7.10 g)の無水ジクロロメタン(80 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(20 mL)とアニソール(2〜3滴)を室温で加えた。一時間後、反応混合物を濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、そしてイソプロピルエーテル/水の混合溶液中で攪拌した。析出した固体を濾取し、そして減圧下乾燥して、標記化合物5.28 g(96%)を薄ピンク色固体として得た。
MS(FAB) m/z:341 (M + H)+.
融点:140 °C.
(47b)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 フェニル エステル
実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)のジメチルアセトアミド(5 mL)溶液にクロロ炭酸フェニル(0.069 mL)を室温で加えた。4時間後、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液中に注ぎ、室温で攪拌した。析出した固体を濾取し、水とイソプロピルエーテルで洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物223 mg(97%)を灰白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.11(1H, s), 8.08(1H, s), 7.99(1H, d, J=1.5Hz), 7.41(2H, dd, J=7.7 and 7.7Hz), 7.35(2H, dd, J=6.0 and 2.9Hz), 7.24(1H, dd, J=7.4 and 7.4Hz), 7.16(2H, d, J=8.6Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, d, J=7.8Hz), 3.84(3H, s), 3.84-3.78(2H, m), 3.69-3.63(2H, m), 3.17-3.08(4H, m), 2.23(3H, s).
MS(FAB) m/z:461 (M + H)+.
融点:179 ℃.
(実施例48)1−[4−(4−シクロヘキサンカルボニル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(化合物番号1-260)
実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)のジメチルアセトアミド(5 mL)溶液にシクロヘキサンカルボニルクロリド(0.074 mL)を室温で加えた。2時間後、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム中に注ぎ、さらにイソプロピルエーテルを加えた。析出した固体を濾取し、水とイソプロピルエーテルで洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物200 mg(94%)を薄桃色結晶として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.07(1H, s), 7.98(1H, s), 7.32(2H, d, J=8.6Hz), 6.91(2H, d, J=9.4Hz), 6.88(1H, d, 8.2Hz), 6.73(1H, d, J=8.6Hz), 3.83(3H, s), 3.65-3.56(4H, m), 3.07-2.96(4H, m), 2.66-2.57(1H, m), 2.22(3H, s), 1.74-1.61(4H, m), 1.39-1.24(4H, m), 1.21-1.10(2H, m).
MS(FAB) m/z:451 (M + H)+.
融点:222 ℃。
(実施例49)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 フェニルアミド(化合物番号1-262)
実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)の無水テトラヒドロフラン(5 mL)溶液にフェニルイソシアナート(0.082 mL)を室温で加えた。15時間後、反応混合物にメタノールを加えて濃縮した。残渣物をエーテル中で攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥し、標記化合物216 mg(94%)を薄桃色結晶として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.59(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.46(2H, d, J=7.5Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.22(1H, d, J=7.4Hz), 7.20(1H, d, J=8.6Hz), 6.94-6.90(3H, m), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.4 and 1.8Hz), 3.82(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=5.1Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:460 (M + H)+.
融点:221 ℃.
(実施例50)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 ベンジルアミド(化合物番号1-268)
実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)の無水テトラヒドロフラン(5 mL)溶液にベンジルイソシアナート(0.093 mL)を室温で加えた。15時間後、反応混合物にメタノールを加えて濃縮した。残渣物をヘキサン/イソプロピルエーテル(5:1)中で攪拌し、濾取し、エーテルで洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物205 mg(87%)を薄茶色結晶として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.06(1H, s), 7.98(1H, d, J=2.0Hz), 7.33-7.19(8H, m), 6.92(2H, d, J=8.6Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 6.72(1H, dd, J=8.0 and 1.7Hz), 4.25(2H, ABX, J=20 and 5.9Hz), 3.83(3H, s), 3.48(4H, t, J=4.6Hz), 3.02(4H, t, J=4.5Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:474 (M + H)+.
融点:224 ℃。
(実施例51)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 アミド(化合物番号1-273)
実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)の無水テトラヒドロフラン(5 mL)溶液にイソシアン酸トリメチルシリル(0.10 mL)を室温で加えた。15.5時間後、反応混合物にメタノールを加えて濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル1:1→ジクロロメタン/メタノール10:1→5:1)した。得られた固体をヘキサン/イソプロピルエーテル(5:1)中で攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥し、標記化合物133 mg(69%)を白色結晶として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.9Hz), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 6.03(2H, s), 3.82(3H, s), 3.41(4H, t, J=5.1Hz), 2.98(4H, t, J=5.0Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:384 (M + H)+.
融点:136 ℃.
(実施例52)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-275)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−フルオロフェニルイソシアナート(0.034 mL)から、標記化合物76 mg(80%)を灰白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.41(1H, s), 8.06(1H, s), 7.99(1H, s), 7.48-7.43(1H, m), 7.33(2H, d, J=8.6Hz), 7.23-7.19(1H, m), 7.17-7.11(2H, m), 6.95(2H, d, J=8.6Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, ddd, J=4.7, 4.7 and 2.7Hz), 3.84(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=4.7Hz), 2.23(3H, s).
MS(FAB) m/z:478 (M + H)+.
融点:200-201 ℃。
(実施例53)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-201)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.045 mL)から、標記化合物59 mg(56%)を灰白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.32(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.67(1H, dd, J=7.6 and 1.0Hz), 7.62(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 7.44(1H, d, J=7.8Hz), 7.38(1H, dd, J=7.2 and 7.2Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 3.82(3H, s), 3.57(4H, t, J=4.9Hz), 3.06(4H, t, J=5.1Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:528 (M + H)+.
融点:170-171 ℃.
(実施例54)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 o−トリルアミド(化合物番号1-187)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−メチルフェニルイソシアナート(0.037 mL)から、標記化合物84 mg(89%)を薄茶色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.12(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.6Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.17(2H, dd, J=6.8 and 6.8Hz), 7.11(1H, ddd, J=7.5, 7.5 and 1.7Hz), 7.03(1H, ddd, J=7.2, 7.2 and 1.5Hz), 6.92(2H, d, J=9.4Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.82(3H, s), 3.58(4H, t, J=5.1Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s), 2.17(3H, s).
MS(FAB) m/z:474 (M + H)+.
融点:209-211 ℃。
(実施例55)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジフルオロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-5)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2,6−ジフルオロフェニルイソシアナート(47 mg)から、標記化合物88 mg(88%)を薄茶色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.37(1H, s), 8.06(1H, s), 7.99(1H, s), 7.34(2H, d, J=8.9Hz), 7.28(1H, dd, J=8.4 and 8.4Hz), 7.12(1H, d, J=8.3Hz), 7.10(1H, d, J=8.2Hz), 6.95(2H, d, J=8.6Hz), 6.88(1H, d, J=8.6Hz), 6.73(1H, dd, J=8.6 and 1.2Hz), 3.84(3H, s), 3.60-3.58(4H, m), 3.08-3.07(4H, m), 2.23(3H, s).
MS(FAB) m/z:496 (M + H)+.
融点:224 ℃。
(実施例56)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-281)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−クロロフェニルイソシアナート(0.36mL)から、標記化合物75 mg(76%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.31(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, d, J=1.5Hz), 7.52(1H, dd, J=7.8 and 1.5Hz), 7.46(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 7.35-7.28(3H, m), 7.15(1H, ddd, J=7.8, 7.8 and 1.6Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, dd, J=8.1 and 1.4Hz), 3.84(3H, s), 3.61(4H, t, J=4.9Hz), 3.09(4H, t, J=4.9Hz), 2.23(3H, s).
MS(FAB) m/z:494 (M + H)+.
融点:>240 ℃(分解)。
(実施例57)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−ブロモ−フェニル)−アミド(化合物番号1-287)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−ブロモフェニルイソシアナート(0.37 mL)から、標記化合物90 mg(84%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.26(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2Hz), 7.60(1H, d, J=8.6Hz), 7.48(1H, d, J=7.9Hz), 7.34-7.30(3H, m), 7.06(1H, dd, J=7.5 and 7.5Hz), 6.92(2H, d, J=8.7Hz), 6.86(1H, d, J=7.8Hz), 6.70(1H, dd, J=8.4 and 1.8Hz), 3.82(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.3Hz), 3.08(4H, t, J=4.7Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:538 (M + H)+.
融点:212-214 ℃.
(実施例58)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−エチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-293)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−エチルフェニルイソシアナート(0.42 mL)から、標記化合物81 mg(83%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.10(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, s), 7.31(2H, d, J=8.6Hz), 7.20-7.10(4H, m), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, d, J=7.8Hz), 3.82(3H, s), 3.58(4H, brs), 3.06(4H, brs), 2.56(2H, q, J=7.6Hz), 2.22(3H, s), 1.12(3H, t, J=7.4Hz).
MS(FAB) m/z:488 (M + H)+.
融点:220-221 ℃。
(実施例59)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-47)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.38 mL)から、標記化合物76 mg(75%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.21(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.31(2H, d, J=9.4Hz), 7.30(1H, d, J=9.3Hz), 7.21-7.12(2H, m), 6.93(2H, dd, J=6.8 and 2.2Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.82(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:508 (M + H)+.
融点:143-145 ℃.
(実施例60)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−メチル−6−ニトロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-299)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−メチル−6−ニトロフェニルイソシアナート(53 mg)から、標記化合物66 mg(63%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.43(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.71(1H, d, J=9.0Hz), 7.56(1H, d, J=7.4Hz), 7.32-7.28(3H, m), 6.93(2H, dd, J=6.8 and 2.2Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.4 and 1.8Hz), 3.82(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.5Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.29(3H, s), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:519 (M + H)+.
融点:213-215 ℃。
(実施例61)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−シアノ−フェニル)−アミド(化合物番号1-305)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−シアノフェニルイソシアナート(43 mg)から、標記化合物85 mg(88%)を黄色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.97(1H, brs), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.6Hz), 7.72(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 7.61(1H, ddd, J=7.9, 7.9 and 1.2Hz), 7.41(1H, d, J=8.2Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.24(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.82(3H, s), 3.62(4H, t, J=4.9Hz), 3.09(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:485 (M + H)+.
融点:210-212 ℃.
(実施例62)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-61)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(0.042 mL)から、標記化合物81 mg(83%)を黄色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.94(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.05-7.02(3H, m), 6.93(2H, d, J=9.4Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 3.82(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s), 2.14(6H, s).
MS(FAB) m/z:488 (M + H)+.
融点:212-214 ℃。
(実施例63)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−エチル−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-311)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−エチル−6−メチルフェニルイソシアナート(0.047 mL)から、標記化合物89 mg(89%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.4Hz), 7.93(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.09-7.03(3H, m), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.71(1H, dd, J=8.6 and 1.6Hz), 3.82(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.9Hz), 3.06(4H, t, J=4.7Hz), 2.55-2.50(2H, m), 2.22(3H, s), 2.14(3H, s), 1.10(3H, t, J=7.7Hz).
MS(FAB) m/z:502 (M + H)+.
融点:207-209 ℃.
(実施例64)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-19)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.043 mL)から、標記化合物76 mg(70%)を黄色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.34(1H, s), 8.06(1H, s), 7.99(1H, d, J=1.5Hz), 7.65-7.54(3H, m), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, d, J=7.8Hz), 6.73(1H, dd, J=8.0 and 1.0Hz), 3.84(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=4.7Hz), 2.23(3H, s).
MS(FAB) m/z:546 (M + H)+.
融点:134-136 ℃。
(実施例65)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-33)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2,6−ジクロロフェニルイソシアナート(56 mg)から、標記化合物93 mg(88%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.52(1H, s), 8.06(1H, s), 7.99(1H, d, J=1.1Hz), 7.52(2H, d, J=8.2Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.28(1H, d, J=8.2Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, dd, J=8.0 and 1.8Hz), 3.84(3H, s), 3.61(4H, t, J=4.3Hz), 3.08(4H, t, J=4.3Hz), 2.23(3H, s).
MS(FAB) m/z:528 (M + H)+.
融点:210-211 ℃。
(実施例66)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-317)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−クロロ−6−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(67 mg)から、標記化合物91 mg(81%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.48(1H, s), 8.04(1H, s), 7.97(1H, d, J=1.6Hz), 7.85(1H, d, J=7.5Hz), 7.71(1H, d, J=6.7Hz), 7.53-7.48(1H, m), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.93(2H, d, J=8.6Hz), 6.86(1H, d, J=9.0Hz), 6.71(1H, d, J=8.6Hz), 3.82(3H, s), 3.58(4H, brs), 3.05(4H, brs), 2.21(3H, s).
MS(FAB) m/z:562 (M + H)+.
融点:196-197 ℃。
(実施例67)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-322)
(67a)1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例1)で得られた4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(9.01 g)から標記化合物7.01 g(100%)を薄ピンク色固体として得た。
MS(FAB) m/z:361 (M + H)+.
(67b)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(67a)で得られた1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2−フルオロフェニルイソシアナート(0.034 mL)から、標記化合物90 mg(90%)を薄茶色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.37(1H, s), 8.27(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.4Hz), 7.45-7.41(1H, m), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.20-7.15(1H, m), 7.12-7.09(2H, m), 7.00(1H, d, J=8.6Hz), 6.94(1H, d, J=9.0Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 3.87(3H, s), 3.58(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=5.1Hz).
MS(FAB) m/z:498 (M + H)+.
融点:218-220 ℃.
(実験例68)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-199)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(67a)で得られた1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.045 mL)から、標記化合物87 mg(79%)を茶褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.31(1H, s), 8.27(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.8Hz), 7.67(1H, d, J=7.9Hz), 7.62(1H, dd, J=7.7 and 7.7Hz), 7.43(1H, d, J=7.8Hz), 7.39(1H, dd, J=7.7 and 7.7Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.00(1H, d, J=9.0Hz), 6.95-6.92(3H, m), 3.87(3H, s), 3.57(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz).
MS(FAB) m/z:548 (M + H)+.
融点:213-214 ℃。
(実施例69)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 o−トリルアミド(化合物番号1-185)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(67a)で得られた1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2−メチルフェニルイソシアナート(0.037 mL)から、標記化合物86 mg(87%)を茶褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.27(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.4Hz), 8.12(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.17(2H, dd, J=7.2 and 7.2Hz), 7.11(1H, dd, J=7.5 and 7.5Hz), 7.04(1H, dd, J=7.2 and 1.3Hz), 7.00(1H, d, J=8.6Hz), 6.94(1H, d, J=9.0Hz), 6.94(2H, d, J=8.6Hz), 3.87(3H, s), 3.58(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz), 2.17(3H, s).
MS(FAB) m/z:494 (M + H)+.
融点:230-232 ℃.
(実施例70)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ブロモ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-324)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と4−ブロモ−2−メチルフェニルイソシアナート(64 mg)から、標記化合物103 mg(93%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.17(1H, s), 8.03(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.6Hz), 7.38(1H, d, J=2.7Hz), 7.32-7.28(3H, m), 7.16(1H, d, J=8.6Hz), 6.92(2H, d, J=9.4Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.6 and 1.6Hz), 3.82(3H, s), 3.57(4H, t, J=5.1Hz), 3.07(4H, t, J=4.6Hz), 2.22(3H, s), 2.16(3H, s).
MS(FAB) m/z:552 (M + H)+.
融点:191-193 ℃。
(実施例71)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,4−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-330)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2,4−ジメチルフェニルイソシアナート(0.042 mL)から、標記化合物83 mg(85%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.04(2H, brs), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.03(1H, d, J=7.8Hz), 6.97(1H, brs), 6.94-6.90(3H, m), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=7.8 and 2.4Hz), 3.82(3H, s), 3.56(4H, t, J=4.9Hz), 3.06(4H, t, J=4.9Hz), 2.24(3H, s), 2.22(3H, s), 2.12(3H, s).
MS(FAB) m/z:488 (M + H)+.
融点:196-199 ℃.
(実施例72)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,4−ジフルオロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-336)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2,4−ジフルオロフェニルイソシアナート(0.036 mL)から、標記化合物76 mg(77%)を黄土色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.39(1H, brs), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.6Hz), 7.43-7.37(1H, m), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.23(1H, ddd, J=9.0, 9.0 and 2.7Hz), 7.03-6.97(1H, m), 6.92(2H, d, J=9.4Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 2Hz), 3.82(3H, s), 3.57(4H, t, J=5.0Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:496 (M + H)+.
融点:201-203 ℃。
(実施例73)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−メトキシ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-145)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と4−メトキシ−2−メチルフェニルイソシアナート(0.044 mL)から、標記化合物96 mg(95%)を黄土色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.04(1H, s), 8.01(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.03(1H, d, J=8.6Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.75(1H, d, J=3.1Hz), 6.69(2H, ddd, J=7.8, 7.8 and 2.4Hz), 3.82(3H, s), 3.71(3H, s), 3.55(4H, t, J=4.9Hz), 3.06(4H, t, J=4.7Hz), 2.22(3H, s), 2.13(3H, s).
MS(FAB) m/z:504 (M + H)+.
融点:193-195 ℃.
(実施例74)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−クロロ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-342)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と4−クロロ−2−メチルフェニルイソシアナート(50 mg)から、標記化合物93 mg(92%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.18(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.25(1H, d, J=2.3Hz), 7.21(1H, d, J=8.7Hz), 7.15(1H, dd, J=8.5 and 2.5Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 3.82(3H, s), 3.57(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s), 2.17(3H, s).
MS(FAB) m/z:508 (M + H)+.
融点:199-201 ℃。
(実施例75)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ブチル−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-348)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と4−ブチル−2−メチルフェニルイソシアナート(57 mg)から、標記化合物89 mg(84%)を薄茶色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.06(2H, s), 7.99(1H, d, J=1.9Hz), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.07(1H, d, J=7.9Hz), 7.00(1H, d, J=1.2Hz), 6.94(3H, d, J=9.0Hz), 6.94(1H, d, J=9.0Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, dd, J=8.6 and 1.9Hz), 3.84(3H, s), 3.58(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.3Hz), 2.53-2.50(2H, m), 2.23(3H, s), 2.14(3H, s), 1.55-1.52(2H, m), 1.30(2H, q, J=7.2Hz), 0.90(3H, t, J=7.5Hz).
MS(FAB) m/z:530 (M + H)+.
融点:172-173 ℃。
(実施例76)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-117)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−クロロ−4−メチルフェニルイソシアナート(50 mg)から、標記化合物90 mg(88%)を薄ピンク色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.20(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.32(1H, d, J=8.2Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.26(1H, d, J=2.0Hz), 7.27(2H, d, J=2.0Hz), 7.08(1H, dd, J=8.4 and 1.4Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.4 and 2.6Hz), 3.82(3H, s), 3.58(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.28(3H, s), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:508 (M + H)+.
融点:186-187 ℃。
(実施例77)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジフルオロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-3)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(67a)で得られた1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2,6−ジフルオロフェニルイソシアナート(47 mg)から、標記化合物96 mg(93%)を茶褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.18(1H, s), 8.36(1H, s), 8.30(1H, s), 8.25(1H, d, J=2.8Hz), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.31-7.25(1H, m), 7.12(2H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 7.03(1H, d, J=8.6Hz), 6.96(3H, d, J=8.6Hz), 3.89(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.7Hz), 3.09(4H, t, J=4.9Hz).
MS(FAB) m/z:516 (M + H)+.
融点:230-232 ℃.
(実施例78)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-353)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(67a)で得られた1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2−クロロフェニルイソシアナート(0.036 mL)から、標記化合物75 mg(73%)を灰白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.18(1H, s), 8.30(2H, s), 8.25(1H, d, J=2.4Hz), 7.52(1H, dd, J=8.0 and 1.3Hz), 7.46(1H, dd, J=7.8 and 1.2Hz), 7.34(2H, d, J=8.9Hz), 7.29(1H, dd, J=7.7 and 1.3Hz), 7.16(1H, ddd, J=7.7, 7.7 and 1.4Hz), 7.03(1H, d, J=8.6Hz), 6.97(1H, d, J=9.0Hz), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 3.89(3H, s), 3.61(4H, t, J=5.1Hz), 3.10(4H, t, J=4.9Hz).
MS(FAB) m/z:514 (M + H)+.
融点:231-233 ℃。
(実施例79)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-45)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(67a)で得られた1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から、標記化合物95 mg(90%)を灰白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.18(1H, s), 8.30(1H, s), 8.25(1H, d, J=2.8Hz), 8.23(1H, s), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.33(1H, d, J=9.0Hz), 7.20(1H, dd, J=7.8 and 1.2Hz), 7.16(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 7.03(1H, d, J=9.0Hz), 6.97(1H, d, J=8.6Hz), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 3.89(3H, s), 3.61(4H, t, J=4.9Hz), 3.09(4H, t, J=4.6Hz), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:528 (M + H)+.
融点:225-227 ℃.
(実施例80)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-203)
(80a)1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例4)で得られた4−{4−[3−(2−エトキシフェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(11.0 g)から標記化合物8.30 g(98%)を薄褐色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:341 (M + H)+.
(80b)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(80a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.045 mL)から、標記化合物33 mg(31%)を黄白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.14(1H, s), 8.32(1H, s), 8.10(1H, dd, J=7.7 and 2.2Hz), 7.95(1H, s), 7.68(1H, d, J=7.5Hz), 7.63(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 7.43(1H, d, J=8.2Hz), 7.39(1H, dd, J=7.7 and 7.7Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 6.97(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 6.93(1H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, ddd, J=7.6, 7.6 and 2.0Hz), 6.87(1H, d, J=2.3Hz), 6.85(1H, ddd, J=7.8, 7.8 and 1.9Hz), 4.12(2H, q, J=7.1Hz), 3.57(4H, t, J=5.0Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:528 (M + H)+.
融点:201-203 ℃。
(実施例81)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 o−トリルアミド(化合物番号1-189)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(80a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−メチルフェニルイソシアナート(0.037 mL)から、標記化合物84 mg(89%)を黄土色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.12(1H, s), 8.10(1H, dd, J=7.7 and 2.2Hz), 7.95(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.17(1H, dd, J=7.5 and 7.5Hz),7.11(1H, ddd, J=7.5, 7.5 and 1.7Hz), 7.03(1H, ddd, J=7.3, 7.3 and 1.4Hz), 6.97(1H, dd, J=7.6 and 1.8Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, ddd, J=7.5, 7.5 and 2.0Hz), 6.87(1H, d, J=2.3Hz), 6.85(1H, ddd, J=7.7, 7.7 and 2.1Hz), 4.12(2H, q, J=7.1Hz), 3.58(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz), 2.17(3H, s), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:474 (M + H)+.
融点:206-208 ℃.
(実施例82)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-49)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(80a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から、標記化合物92 mg(90%)を褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.21(1H, s), 8.10(1H, dd, J=7.9 and 2.0Hz), 7.95(1H, s), 7.33-7.29(3H, m), 7.20(1H, d, J=6.6Hz), 7.14(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.97(1H, dd, J=7.6 and 1.8Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, ddd, J=7.5, 7.5 and 2.1Hz), 6.85(1H, ddd, J=7.7, 7.7 and 2.1Hz), 4.12(2H, q, J=6.9Hz), 3.60(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.7Hz), 2.20(3H, s), 1.41(3H, t, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:508 (M + H)+.
融点:215-217 ℃。
(実施例83)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-202)
(83a)1−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例41)で得られた4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(4.55 g)から標記化合物2.92 g(82%)を薄ピンク色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:355 (M + H)+.
(83b)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(83a)で得られた1−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と2−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.045 mL)から、標記化合物78 mg(72%)を薄肌色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.13(1H, s), 8.32(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.89(1H, s), 7.68(1H, d, J=8.2Hz), 7.63(1H, dd, J=7.1 and 7.0Hz), 7.43(1H, d, J=7.8Hz), 7.39(1H, dd, J=7.7 and 7.7Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.68(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 4.07(2H, q, J=7.1Hz), 3.57(4H, t, J=4.7Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.21(3H, s), 1.38(3H, t, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:542 (M + H)+.
融点:219-220 ℃.
(実施例84)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 o−トリルアミド(化合物番号1-188)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(83a)で得られた1−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と2−メチルフェニルイソシアナート(0.037 mL)から、標記化合物75 mg(77%)を薄紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.13(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.90(1H, s), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.17(2H, dd, J=7.1 and 7.1Hz), 7.11(1H, dd, J=7.4 and 7.4Hz), 7.03(1H, ddd, J=7.2, 7.2 and 1.4Hz), 6.96(2H, d, J=8.2Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.68(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 4.07(2H, q, J=7.1Hz), 3.59(4H, brs), 3.10(4H, brs), 2.21(3H, s), 2.17(3H, s), 1.38(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:488 (M + H)+.
融点:190-192 ℃。
(実施例85)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-48)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(83a)で得られた1−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から、標記化合物75 mg(72%)を薄紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.22(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.6Hz), 7.90(1H, s), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.31(1H, dd, J=7.8 and 1.2Hz), 7.18(1H, d, J=7.4Hz), 7.14(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.68(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 4.07(2H, q, J=6.9Hz), 3.61(4H, brs), 3.10(4H, brs), 2.21(3H, s), 2.20(3H, s), 1.38(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:522 (M + H)+.
融点:157-159 ℃。
(実施例86)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-355)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と4−クロロ−2−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.045 mL)から、標記化合物100 mg(89%)を薄ピンク色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.39(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2Hz), 7.72-7.67(2H, m), 7.49(1H, d, J=7.9Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.0 and 1.8Hz), 3.82(3H, s), 3.56(4H, t, J=5.1Hz), 3.05(4H, t, J=4.7Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:562 (M + H)+.
融点:186-187 ℃。
(実施例87)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-103)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と4−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.043 mL)から、標記化合物101 mg(93%)を薄ピンク色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.35(1H, s), 8.03(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.56(1H, d, J=7.9Hz), 7.50-7.47(2H, m), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 3.82(3H, s), 3.56(4H, t, J=4.6Hz), 3.05(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:546 (M + H)+.
融点:172-174 ℃.
(実施例88)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,4,6−トリメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-361)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2,4,6−トリメチルフェニルイソシアナート(48 mg)から、標記化合物92 mg(91%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.6Hz), 7.85(1H, s), 7.31(2H, d, J=8.6Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.84(2H, s), 6.70(1H, dd, J=8.6 and 1.6Hz), 3.82(3H, s), 3.58(4H, t, J=4.7Hz), 3.05(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s), 2.21(3H, s), 2.10(6H, s).
MS(FAB) m/z:502 (M + H)+.
融点:215-217 ℃。
(実施例89)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-198)
(89a)1−(2−エトキシ−5−フルオロ)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例42)で得られた4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.22 g)から標記化合物1.64 g(95%)を灰茶色固体として得た。
MS(FAB) m/z:359 (M + H)+.
(89b)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(89a)で得られた1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.045 mL)から、標記化合物92 mg(91%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.27(1H, s), 8.32(1H, brs), 8.14(1H, s), 8.00(1H, dd, J=11.7 and 3.1Hz), 7.65(1H, d, J=7.9Hz), 7.60(1H, dd, J=7.5 and 7.5Hz), 7.47(1H, d, J=8.2Hz), 7.36-7.31(1H, m), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 6.96(1H, dd, J=9.2 and 5.7Hz), 6.93(2H, d, J=9.4Hz), 6.68(1H, ddd, J=8.6, 8.6 and 3.4Hz), 4.10(2H, q, J=7.1Hz), 3.57(4H, t, J=5.1Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 1.40(3H, t, J=7.0Hz).
MS(FAB) m/z:546 (M + H)+.
融点:197-199 ℃.
(実施例90)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 o−トリルアミド(化合物番号1-184)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(89a)で得られた1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2−メチルフェニルイソシアナート(0.037 mL)から、標記化合物87 mg(89%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.29(1H, s), 8.14(1H, s), 8.12(1H, s), 8.00(1H, dd, J=11.7 and 3.1Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.17(2H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 7.11(1H, ddd, J=7.6, 7.6 and 1.6Hz), 7.03(1H, ddd, J=7.2, 7.2 and 1.4Hz), 6.96(1H, dd, J=9.2 and 5.2Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.68(1H, ddd, J=8.4, 8.4 and 3.2Hz), 4.10(2H, q, J=7.1Hz), 3.58(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz), 2.17(3H, s), 1.40(3H, t, J=7.0Hz).
MS(FAB) m/z:492 (M + H)+.
融点:186-187 ℃。
(実施例91)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-44)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(89a)で得られた1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から、標記化合物97 mg(93%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.27(1H, s), 8.21(1H, s), 8.14(1H, s), 8.02(1H, d, J=3.1Hz), 7.99(1H, d, J=3.1Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.31-7.28(1H, m), 7.19(1H, d, J=6.3Hz), 7.14(1H, dd, J=15.9 and 8.1Hz), 6.99-6.93(1H, m), 6.94(1H, d, J=9.3Hz), 6.68(1H, ddd, J=8.5, 8.5 and 3.1Hz), 4.10(2H, q, J=7.1Hz), 3.60(4H, t, J=5.1Hz), 3.08(4H, t, J=5.1Hz), 2.20(3H, s), 1.40(3H, t, J=6.8Hz).
MS(FAB) m/z:526 (M + H)+.
融点:197-199 ℃.
(実施例92)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-58)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(89a)で得られた1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(0.042 mL)から、標記化合物97 mg(96%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.27(1H, s), 8.14(1H, s), 8.01(1H, dd, J=11.5 and 2.9Hz), 7.95(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.4Hz), 7.02(2H, s), 7.00-6.92(2H, m), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.68(1H, ddd, J=8.5, 8.5 and 3.1Hz), 4.10(2H, q, J=7.1Hz), 3.59(4H, t, J=5.1Hz), 3.07(4H, t, J=5.1Hz), 2.15(6H, s), 1.40(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:506 (M + H)+.
融点:205-206 ℃。
(実施例93)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-16)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(89a)で得られた1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.043 mL)から、標記化合物98 mg(87%)を薄茶緑色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.30(1H, s), 8.36(1H, brs), 8.17(1H, s), 8.03(1H, dd, J=11.6 and 2.9Hz), 7.61-7.47(3H, m), 7.35(2H, d, J=9.4Hz), 7.01-6.95(1H, m), 6.96(2H, d, J=8.6Hz), 6.71(1H, ddd, J=8.4 ,8.4 and 3.1Hz), 4.12(2H, q, J=7.1Hz), 3.59(4H, t, J=4.7Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 1.40(3H, t, J=6.8Hz).
MS(FAB) m/z:564 (M + H)+.
融点:153-155 ℃.
(実施例94)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-30)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(89a)で得られた1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2,6−ジクロロフェニルイソシアナート(56 mg)から、標記化合物103 mg(94%)を薄茶緑色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.31(1H, s), 8.54(1H, brs), 8.17(1H, s), 8.03(1H, dd, J=11.9 and 3.4Hz), 7.51(2H, d, J=8.2Hz), 7.35(2H, d, J=8.6Hz), 7.28(1H, ddd, J=8.5, 8.5 and 1.5Hz), 7.01-6.96(1H, m), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 6.71(1H, ddd, J=8.5, 8.5 and 3.2Hz), 4.12(2H, q, J=7.1Hz), 3.61(4H, brs), 3.09(4H, t, J=4.5Hz), 1.40(3H, t, J=6.8Hz).
MS(FAB) m/z:546 (M + H)+.
融点:212-214 ℃。
(実施例95)1−(4−{4−[2−(2−フルオロ−フェニル)−アセチル]−ピペラジン−1−イル}−フェニル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(化合物番号1-367)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−フルオロベンジルイソシアナート(0.038 mL)から、標記化合物87 mg(88%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.04(1H, s), 7.95(1H, d, J=1.9Hz), 7.33-7.23(2H, m), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 7.17-7.10(1H, m), 7.14(2H, dd, J=7.5 and 7.5Hz), 6.90(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.5 and 1.3Hz), 4.29(2H, d, J=5.4Hz), 3.82(3H, s), 3.47(4H, t, J=4.9Hz), 3.01(4H, t, J=4.7Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:492 (M + H)+.
融点:212-213 ℃。
(実施例96)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-197)
(96a)1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例44)で得られた4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.889 g)から標記化合物0.689 g(100%)を灰白固体として得た。
MS(FAB) m/z:345 (M + H)+.
(96b)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(96a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(69 mg)と2−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.045 mL)から、標記化合物99 mg(93%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 8.34(1H, s), 8.32(1H, s), 8.03(1H, dd, J=11.5 and 3.4Hz), 7.71-7.63(2H, m), 7.47-7.40(2H, m), 7.33(2H, d, J=8.2Hz), 7.02-6.97(1H, m), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 6.73(1H, ddd, J=8.4, 8.4 and 2.9Hz), 3.87(3H, s), 3.58(4H, t, J=4.5Hz), 3.08(4H, t, J=4.0Hz).
MS(FAB) m/z:532 (M + H)+.
融点:229-230 ℃。
(実施例97)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 o−トリルアミド(化合物番号1-183)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(96a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(69 mg)と2−メチルフェニルイソシアナート(0.037 mL)から、標記化合物86 mg(90%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.17(1H, s), 8.30(1H, s), 8.13(1H, s), 8.01(1H, dd, J=11.7 and 3.1Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.17(2H, dd, J=7.0 and 7.0Hz), 7.11(1H, dd, J=7.4 and 7.5Hz), 7.05-6.94(2H, m), 6.94(2H, d, J=8.6Hz), 6.70(1H, ddd, J=8.6, 8.6 and 3.6Hz), 3.86(3H, s), 3.58(4H, t, J=5.1Hz), 3.07(4H, t, J=4.1Hz), 2.17(3H, s).
MS(FAB) m/z:478 (M + H)+.
融点:222-224 ℃.
(実施例98)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-43)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(96a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(69 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から、標記化合物89 mg(87%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.17(1H, s), 8.30(1H, s), 8.21(1H, s), 8.01(1H, dd, J=11.5 and 3.3Hz), 7.30(3H, d, J=9.0Hz), 7.19(1H, d, J=7.0Hz), 7.14(1H, dd, J=16.6 and 9.2Hz), 6.98(1H, dd, J=9.0 and 5.5Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.70(1H, ddd, J=8.6, 8.6 and 3.2Hz), 3.86(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.5Hz), 3.08(4H, t, J=4.3Hz), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:512 (M + H)+.
融点:240-241 ℃。
(実施例99)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-57)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(96a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(69 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(0.042 mL)から、標記化合物90 mg(92%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.16(1H, s), 8.30(1H, s), 8.01(1H, dd, J=11.5 and 3.4Hz), 7.94(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.02(3H, s), 6.98(1H, dd, J=8.6 and 5.5Hz), 6.94(2H, d, J=8.6Hz), 6.70(1H, ddd, J=8.5, 8.5 and 3.2Hz), 3.86(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.4Hz), 3.07(4H, t, J=4.7Hz), 2.14(6H, s).
MS(FAB) m/z:492 (M + H)+.
融点:226-228 ℃.
(実施例100)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-15)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(96a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(69 mg)と2−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.043 mL)から、標記化合物96 mg(87%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.17(1H, s), 8.32(1H, s), 8.30(1H, s), 8.01(1H, dd, J=11.3 and 3.1Hz), 7.62-7.50(3H, m), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.98(1H, dd, J=9.2 and 5.3Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.70(1H, ddd, J=8.6, 8.6 and 6.3Hz), 3.86(3H, s), 3.58(4H, t, J=4.5Hz), 3.06(4H, t, J=4.9Hz).
MS(FAB) m/z:550 (M + H)+.
融点:181-183 ℃。
(実施例101)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-29)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(96a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(69 mg)と2,6−ジクロロフェニルイソシアナート(56 mg)から、標記化合物96 mg(90%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.17(1H, s), 8.50(1H, s), 8.30(1H, s), 8.00(1H, dd, J=11.7 and 3.1Hz), 7.49(2H, d, J=8.2Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.27(1H, d, J=8.2Hz), 6.98(1H, dd, J=9.0 and 5.1Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.70(1H, ddd, J=8.5, 8.5 and 3.3Hz), 3.86(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz).
MS(FAB) m/z:532 (M + H)+.
融点:235-237 ℃.
(実施例102)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-200)
(102a)1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例43)で得られた4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.855 g)から標記化合物0.668 g(99%)を薄褐色固体として得た。
MS(FAB) m/z:375 (M + H)+.
(102b)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(102a)で得られた1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(75 mg)と2−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.045 mL)から、標記化合物101 mg(90%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.25(1H, s), 8.32(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.8Hz), 8.11(1H, s), 7.67(1H, d, J=7.9Hz), 7.63(1H, dd, J=7.9 and 7.8Hz), 7.43(1H, d, J=7.8Hz), 7.40(1H, dd, J=8.1 and 8.1Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.00-6.90(4H, m), 4.13(2H, q, J=7.1Hz), 3.57(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz), 1.41(3H, t, J=7.0Hz).
MS(FAB) m/z:562 (M + H)+.
融点:219-221 ℃。
(実施例103)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-46)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(102a)で得られた1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(75 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から、標記化合物98 mg(91%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.25(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.8Hz), 8.21(1H, s), 8.11(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.30(1H, dd, J=7.1 and 1.6Hz), 7.18(1H, d, J=6.6Hz), 7.14(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.99(1H, d, J=8.6Hz), 6.95(2H, d, J=9.4Hz), 6.92(1H, dd, J=8.6 and 2.4Hz), 4.13(2H, q, J=7.1Hz), 3.60(4H, t, J=4.1Hz), 3.09(4H, t, J=4.7Hz), 2.20(3H, s), 1.41(3H, t, J=7.0Hz).
MS(FAB) m/z:542 (M + H)+.
融点:159-161 ℃.
(実施例104)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-60)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(102a)で得られた1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(75 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(0.042 mL)から、標記化合物95 mg(91%)を茶灰色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.25(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.4Hz), 8.11(1H, s), 7.95(1H, s), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.02(2H, s), 7.03-7.00(1H, m), 6.99(1H, d, J=8.6Hz), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 4.13(2H, q, J=6.9Hz), 3.60(4H, t, J=4.7Hz), 3.08(4H, t, J=4.7Hz), 2.15(6H, s), 1.41(3H, t, J=7.0Hz).
MS(FAB) m/z:522 (M + H)+.
融点:144-146 ℃。
(実施例105)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-18)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(102a)で得られた1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(75 mg)と2−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.043 mL)から、標記化合物101 mg(87%)を灰紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.25(1H, s), 8.33(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.8Hz), 8.11(1H, s), 7.63-7.51(3H, m), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 6.99(1H, d, J=8.6Hz), 6.95(2H, d, J=9.4Hz), 6.92(1H, dd, J=8.8 and 2.6Hz), 4.13(2H, q, J=7.1Hz), 3.58(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 1.41(3H, t, J=6.8Hz).
MS(FAB) m/z:580 (M + H)+.
融点:146-148 ℃。
(実施例106)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−メトキシ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-144)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(102a)で得られた1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(75 mg)と4−メトキシ−2−メチルフェニルイソシアナート(0.044 mL)から、標記化合物98 mg(91%)を灰紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.25(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.8Hz), 8.11(1H, s), 8.02(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.02(1H, d, J=8.6Hz), 6.99(1H, d, J=9.0Hz), 6.94(2H, d, J=8.6Hz), 6.91(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 6.76(1H, d, J=2.7Hz), 6.68(1H, dd, J=8.5 and 3.0Hz), 4.13(2H, q, J=7.1Hz), 3.71(3H, s), 3.56(4H, t, J=4.7Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz), 2.13(3H, s), 1.41(3H, t, J=6.8Hz).
MS(FAB) m/z:538 (M + H)+.
融点:210-213 ℃。
(実施例107)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-116)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(102a)で得られた1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(75 mg)と2−クロロ−4−メチルフェニルイソシアナート(53 mg)から、標記化合物100 mg(92%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.25(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.4Hz), 8.21(1H, s), 8.11(1H, s), 7.33(1H, d, J=7.9Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.27(1H, d, J=1.2Hz), 7.08(1H, dd, J=8.5 and 1.3Hz), 6.99(1H, d, J=8.6Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 4.13(2H, q, J=7.1Hz), 3.58(4H, t, J=4.6Hz), 3.09(4H, t, J=4.6Hz), 2.28(3H, s), 1.40(3H, t, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:542 (M + H)+.
融点:124-126 ℃.
(実施例108)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,3−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-373)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2,3−ジメチルフェニルイソシアナート(0.042 mL)から、標記化合物93 mg(95%)を薄肌色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.10(1H, s), 8.19(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, d, J=2.3Hz), 7.34(2H, d, J=8.9Hz), 7.02-6.92(4H, m), 6.88(2H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, dd, J=8.0 and 1.8Hz), 3.84(3H, s), 3.58(4H, t, J=2.8Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz), 2.24(3H, s), 2.23(3H, s), 2.04(3H, s).
MS(FAB) m/z:488 (M + H)+.
融点:217-219 ℃。
(実施例109)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−メトキシ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-143)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(67a)で得られた1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と4−メトキシ−2−メチルフェニルイソシアナート(0.047 mL)から、標記化合物95 mg(90%)を薄紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.27(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.8Hz), 8.01(1H, s), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.02(2H, dd, J=8.6 and 8.6Hz), 6.96-6.92(3H, m), 6.75(1H, d, J=3.1Hz), 6.68(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 3.87(3H, s), 3.71(3H, s), 3.56(4H, t, J=4.9Hz), 3.06(4H, t, J=4.9Hz), 2.13(3H, s).
MS(FAB) m/z:524 (M + H)+.
融点:225-226 ℃.
(実施例110)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−メトキシ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-147)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(80a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と4−メトキシ−2−メチルフェニルイソシアナート(0.044 mL)から、標記化合物91 mg(90%)を薄肌色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.10(1H, dd, J=7.4 and 1.9Hz), 8.01(1H, s), 7.95(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.03(1H, d, J=8.6Hz), 6.97(1H, dd, J=7.8 and 2.0Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, ddd, J=7.5, 7.5 and 2.1Hz), 6.85(1H, ddd, J=7.7, 7.7 and 1.8Hz), 6.75(1H, d, J=2.7Hz), 6.68(1H, dd, J=8.2 and 3.2Hz), 4.12(2H, q, J=7.1Hz), 3.71(3H, s), 3.56(4H, t, J=4.9Hz), 3.06(4H, t, J=4.7Hz), 2.13(3H, s), 1.41(3H, t, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:504 (M + H)+.
融点:202-203 ℃。
(実施例111)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−メトキシ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-146)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(83a)で得られた1−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と4−メトキシ−2−メチルフェニルイソシアナート(0.044 mL)から、標記化合物84 mg(82%)を薄紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.14(1H, s), 8.02(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.3Hz), 7.89(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.03(1H, d, J=8.6Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.76(1H, d, J=2.7Hz), 6.68(2H, dd, J=8.2 and 2.4Hz), 4.07(2H, q, J=6.9Hz), 3.71(3H, s), 3.56(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.3Hz), 2.21(3H, s), 2.13(3H, s), 1.38(3H, t, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:518 (M + H)+.
融点:202-204 ℃.
(実施例112)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−メトキシ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-142)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(89a)で得られた1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と4−メトキシ−2−メチルフェニルイソシアナート(0.044 mL)から、標記化合物90 mg(89%)を薄ピンク色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.30(1H, s), 8.16(1H, s), 8.02(1H, d, J=2.8Hz), 7.99(1H, d, J=3.1Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.03(1H, d, J=8.2Hz), 6.97(1H, dd, J=8.8 and 5.3Hz), 6.94(2H, d, J=9.4Hz), 6.76(1H, d, J=3.1Hz), 6.71-6.65(2H, m), 4.10(2H, q, J=7.1Hz), 3.71(3H, s), 3.56(4H, t, J=4.7Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.13(3H, s), 1.40(3H, t, J=6.8Hz).
MS(FAB) m/z:522 (M + H)+.
融点:186-189 ℃。
(実施例113)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−メトキシ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-141)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(96a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(69 mg)と4−メトキシ−2−メチルフェニルイソシアナート(0.044 mL)から、標記化合物90 mg(89%)を薄ピンク色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.16(1H, s), 8.30(1H, s), 8.02(1H, d, J=3.1Hz), 7.99(1H, d, J=3.1Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.03(1H, d, J=8.6Hz), 6.98(1H, dd, J=8.8 and 5.3Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.75(1H, d, J=2.7Hz), 6.73-6.67(2H, m), 3.86(3H, s), 3.71(3H, s), 3.56(4H, t, J=4.9Hz), 3.06(4H, t, J=4.9Hz), 2.13(3H, s).
MS(FAB) m/z:508 (M + H)+.
融点:216-218 ℃.
(実施例114)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-59)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(67a)で得られた1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(0.042 mL)から、標記化合物90 mg(89%)を薄紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.28(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.4Hz), 7.94(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.03(2H, s), 7.01(2H, d, J=8.6Hz), 6.95(1H, d, J=8.7Hz), 6.94(2H, d, J=8.2Hz), 3.88(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.14(6H, s).
MS(FAB) m/z:508 (M + H)+.
融点:216-218 ℃。
(実施例115)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-17)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(67a)で得られた1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.043 mL)から、標記化合物97 mg(86%)を灰白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.17(1H, s), 8.33(1H, s), 8.28(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.4Hz), 7.63-7.51(3H, m), 7.31(2H, d, J=9.4Hz), 7.00(1H, d, J=8.6Hz), 6.95(1H, d, J=8.6Hz), 6.94(2H, d, J=9.4Hz), 3.87(3H, s), 3.58(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=4.7Hz).
MS(FAB) m/z:566 (M + H)+.
融点:156-158 ℃。
(実施例116)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-63)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(80a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(0.042 mL)から、標記化合物90 mg(93%)を薄ピンク色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.10(1H, dd, J=7.9 and 2.0Hz), 7.95(2H, d, J=4.6Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.04-7.02(1H, m), 7.02(2H, s), 6.97(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.89 (1H, ddd, J=7.7, 7.7 and 2.1Hz), 6.85(1H, ddd, J=7.6, 7.6 and 1.7Hz), 4.12(2H, q, J=7.1Hz), 3.59(4H, t, J=4.6Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.15(6H, s), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:488 (M + H)+.
融点:204-205 ℃。
(実施例117)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-21)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(80a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.043 mL)から、標記化合物104 mg(93%)を黄色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.32(1H, s), 8.10(1H, dd, J=7.7 and 2.2Hz), 7.95(1H, s), 7.62-7.49(3H, m), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 6.97(1H, dd, J=8.0 and 1.8Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, ddd, J=7.6, 7.6 and 2.0Hz), 6.85(1H, ddd, J=7.6, 7.6 and 1.5Hz), 4.12(2H, q, J=6.9Hz), 3.58(4H, t, J=4.9Hz), 3.06(4H, t, J=4.5Hz), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:546 (M + H)+.
融点:139-141 ℃.
(実施例118)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-62)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(83a)で得られた1−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(0.042 mL)から、標記化合物88 mg(87%)を薄ピンク色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.14(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.4Hz), 7.94(1H, s), 7.90(1H, s), 7.33(2H, d, J=9.4Hz), 7.04-7.02(3H, m), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.68(1H, dd, J=8.2 and 2.4Hz), 4.07(2H, q, J=6.9Hz), 3.60(4H, t, J=4.7Hz), 3.08(4H, t, J=4.7Hz), 2.21(3H, s), 2.15(6H, s), 1.38(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:502 (M + H)+.
融点:222-225 ℃。
(実施例119)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-20)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(83a)で得られた1−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と2−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.043 mL)から、標記化合物101 mg(91%)を薄ピンク色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.33(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.4Hz), 7.90(1H, s), 7.63-7.51(3H, m), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.68(1H, dd, J=9.0 and 2.0Hz), 4.07(2H, q, J=7.1Hz), 3.58(4H, t, J=4.6Hz), 3.07(4H, t, J=4.5Hz), 2.21(3H, s), 1.38(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:560 (M + H)+.
融点:144-146 ℃.
(実施例120)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-118)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(83a)で得られた1−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と2−クロロ−4−メチルフェニルイソシアナート(50 mg)から、標記化合物88 mg(84%)を薄ピンク色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.17(1H, s), 8.24(1H, s), 7.99(1H, s), 7.93(1H, s), 7.35(3H, d, J=7.8Hz), 7.30(1H, s), 7.11(1H, d, J=8.6Hz), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 6.87(1H, d, J=8.2Hz), 6.71(1H, d, J=8.6Hz), 4.08(2H, q, J=7.1Hz), 3.60(4H, brs), 3.10(4H, brs), 2.28(3H, s), 2.22(3H, s), 1.39(3H, t, J=6.8Hz).
MS(FAB) m/z:522 (M + H)+.
融点:119-122 ℃。
(実施例121)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-119)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(80a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−クロロ−4−メチルフェニルイソシアナート(50 mg)から、標記化合物90 mg(88%)を黄白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 8.24(1H, s), 8.13(1H, d, J=7.9Hz), 7.99(1H, s), 7.35(2H, d, J=7.8Hz), 7.35(1H, d, J=9.4Hz), 7.30(1H, s), 7.10(1H, d, J=8.6Hz), 7.01-6.85(5H, m), 4.13(2H, q, J=6.6Hz), 3.59(4H, t, J=5.3Hz), 3.09(4H, t, J=4.3Hz), 2.28(3H, s), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:508 (M + H)+.
融点:179-181 ℃.
(実施例122)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-114)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(89a)で得られた1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2−クロロ−4−メチルフェニルイソシアナート(50 mg)から、標記化合物96 mg(91%)を黄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.34(1H, s), 8.25(1H, brs), 8.19(1H, s), 8.03(1H, dd, J=12.3 and 2.6Hz), 7.35(3H, d, J=9.4Hz), 7.29(1H, s), 7.10(1H, d, J=8.2Hz), 6.99(1H, dd, 9.0Hz and 5.0Hz), 6.95(2H, d, J=8.6Hz), 6.70 (1H, ddd, J=8.1, 8.1 and 3.0Hz), 4.12(2H, q, J=7.1Hz), 3.59(4H, t, J=4.5Hz), 3.09(4H, t, J=4.5Hz), 2.29(3H, s), 1.40(3H, t, J=6.8Hz).
MS(FAB) m/z:526 (M + H)+.
融点:155-157 ℃。
(実施例123)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-113)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(96a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(69 mg)と2−クロロ−4−メチルフェニルイソシアナート(50 mg)から、標記化合物94 mg(92%)を薄ピンク色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.21(1H, s), 8.34(1H, s), 8.24(1H, s), 8.03(1H, dd, J=11.8 and 3.1Hz), 7.35(1H, d, J=7.4Hz), 7.33(2H, d, J=8.6Hz), 7.28(1H, s), 7.10(1H, dd, J=8.4 and 1.8Hz), 7.00(1H, dd, J=8.8 and 5.3Hz), 6.96(2H, d, J=8.6Hz), 6.73(1H, ddd, J=8.4, 8.4 and 3.8Hz), 3.87(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.9Hz), 3.09(4H, t, J=4.7Hz), 2.28(3H, s).
MS(FAB) m/z:512 (M + H)+.
融点:233-235 ℃.
(実施例124)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-378)
(124a)1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例13)で得られた4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.640 g)から標記化合物0.467 g(96%)を薄褐色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:327 (M + H)+.
(124b)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(124a)で得られた1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(65 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から、標記化合物78 mg(79%)を褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.11(1H, s), 8.24(1H, s), 8.13(1H, dd, J=7.6 and 1.8Hz), 8.13(1H, s), 7.33(3H, d, J=9.0Hz), 7.22(1H, d, J=6.6Hz), 7.17(1H, dd, J=15.2 and 7.4Hz), 7.01(1H, dd, J=7.8 and 1.2Hz), 6.97-6.87(2H, m), 6.95(2H, d, J=8.9Hz), 3.88(3H, s), 3.61(4H, t, J=4.3Hz), 3.08(4H, t, J=4.6Hz), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:494 (M + H)+.
融点:245-247 ℃。
(実施例125)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-379)
(125a)1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例14)で得られた4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.622 g)から標記化合物0.471 g(100%)を白色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:315 (M + H)+.
(125b)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(125a)で得られた1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(63 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から、標記化合物80 mg(83%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.93(1H, s), 8.52(1H, s), 8.24(1H, s), 8.16(1H, ddd, J=8.2, 8.2 and 1.4Hz), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.34-7.32(1H, m), 7.25-7.11(4H, m), 7.02-6.97(1H, m), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 3.61(4H, t, J=4.6Hz), 3.09(4H, t, J=4.7Hz), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:482 (M + H)+.
融点:232-234 ℃。
(実施例126)4−{4−[3−(2−クロロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-380)
(126a)1−(2−クロロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例15)で得られた4−{4−[3−(2−クロロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.646 g)から標記化合物0.496 g(100%)を薄褐色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:331 (M + H)+.
(126b)4−{4−[3−(2−クロロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(126a)で得られた1−(2−クロロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(66 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から、標記化合物90 mg(90%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.26(1H, s), 8.25(1H, s), 8.23(1H, s), 8.18(1H, dd, J=8.6 and 1.6Hz), 7.45(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 7.35(2H, d, J=9.0Hz), 7.32(1H, d, J=9.4Hz), 7.28(1H, d, J=7.0Hz), 7.21(1H, d, J=6.6Hz), 7.17(1H, dd, J=15.2 and 7.8Hz), 7.02(1H, ddd, J=7.6, 7.6 and 1.4Hz), 6.97(2H, d, J=9.4Hz), 3.61(4H, t, J=4.5Hz), 3.09(4H, t, J=4.9Hz), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:498 (M + H)+.
融点:>260 ℃(分解).
(実施例127)4−[4−(3−o−トリル−ウレイド)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-381)
(127a)1−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−o−トリル−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例16)で得られた4−{4−[3−o−トリル−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.616 g)から標記化合物0.451 g(97%)を薄褐色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:311 (M + H)+.
(127b)4−[4−(3−o−トリル−ウレイド)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(127a)で得られた1−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−o−トリル−ウレア(62 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から、標記化合物83 mg(87%)を薄桃色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.90(1H, s), 8.24(1H, s), 7.91(1H, brs), 7.85(1H, d, J=8.2Hz), 7.35(2H, d, J=9.0Hz), 7.34-7.32(1H, m), 7.23-7.12(4H, m), 6.95(2H, d, J=8.6Hz), 6.94-6.91(1H, m), 3.61(4H, t, J=4.5Hz), 3.08(4H, t, J=4.7Hz), 2.24(3H, s), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:478 (M + H)+.
融点:>260 ℃(分解)。
(実施例128)4−{4−[3−(2−エチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-382)
(128a)1−(2−エチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例17)で得られた4−{4−[3−(2−エチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.637 g)から標記化合物0.486 g(100%)を白色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:325 (M + H)+.
(128b)4−{4−[3−(2−エチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(128a)で得られた1−(2−エチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(65 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から、標記化合物85 mg(87%)を褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.89(1H, s), 8.24(1H, s), 7.89(1H, s), 7.81(1H, d, J=8.2Hz), 7.35(2H, d, J=9.0Hz), 7.34-7.32(1H, m), 7.23-7.12(4H, m), 7.01-6.97(1H, m), 6.95(2H, d, J=8.9Hz), 3.61(4H, t, J=4.5Hz), 3.08(4H, t, J=4.7Hz), 2.61(2H, q, J=7.4Hz), 2.20(3H, s), 1.17(3H, t, J=7.4Hz).
MS(FAB) m/z:492 (M + H)+.
融点:217-219 ℃。
(実施例129)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-384)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と4−ブロモ−2−クロロフェニルイソシアナート(70 mg)から、標記化合物109 mg(95%)を灰色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.36(1H, brs), 8.05(1H, s), 7.96(1H, s), 7.70(1H, s), 7.47(2H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, d, J=8.2Hz), 3.81(3H, s), 3.58(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=4.5Hz), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:572 (M + H)+.
融点:140-142 ℃.
(実施例130)4−{4−[3−(2−プロピル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-389)
(130a)1−(2−プロピル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例18)で得られた4−{4−[3−(2−プロピル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.877 g)から標記化合物0.677 g(100%)を白色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:339 (M + H)+.
(130b)4−{4−[3−(2−プロピル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(130a)で得られた1−(2−プロピル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(135 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.082 mL)から、標記化合物179 mg(88%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.78(1H, s), 8.21(1H, s), 7.77(1H, d, J=9.4Hz), 7.75(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.33-7.29(1H, m), 7.21-7.10(4H, m), 6.97-6.92(1H, m), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 3.60(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.3Hz), 2.55(2H, t, J=7.4Hz), 2.20(3H, s), 1.59-1.54(2H, m), 0.94(3H, t, J=7.4Hz).
MS(FAB) m/z:506 (M + H)+.
融点:216-217 ℃。
(実施例131)4−{4−[3−(2,5−ジメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-390)
(131a)1−(2,5−ジメチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例19)で得られた4−{4−[3−(2,5−ジメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.849 g)から標記化合物0.649 g(100%)を薄茶紫色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:325 (M + H)+.
(131b)4−{4−[3−(2,5−ジメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(131a)で得られた1−(2,5−ジメチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(65 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から、標記化合物81 mg(83%)を黄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.80(1H, s), 8.21(1H, s), 7.76(1H, s), 7.68(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.32-7.29(1H, m), 7.19(1H, d, J=6.2Hz), 7.15(1H, dd, J=15.2 and 7.4Hz), 7.01(1H, d, J=7.9Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.72(1H, dd, J=7.4 and 1.9Hz), 3.60(4H, t, J=5.1Hz), 3.07(4H, t, J=4.3Hz), 2.24(3H, s), 2.20(3H, s), 2.18(3H, s).
MS(FAB) m/z:492 (M + H)+.
融点:251-253 ℃.
(実施例132)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-31)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(67a)で得られた1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(72 mg)と2,6−ジクロロフェニルイソシアナート(56 mg)から、標記化合物94 mg(86%)を灰白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.16(1H, s), 8.51(1H, s), 8.27(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.0Hz), 7.49(2H, d, J=7.8Hz), 7.30(2H, dd, J=8.8 and 8.8Hz), 7.31-7.26(1H, m), 7.02-6.93(2H, m), 6.94(2H, d, J=11.0Hz), 3.87(3H, s), 3.60(4H, t, J=5.1Hz), 3.09(4H, t, J=5.1Hz).
MS(FAB) m/z:548 (M + H)+.
融点:189-190 ℃。
(実施例133)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-35)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(80a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2,6−ジクロロフェニルイソシアナート(56 mg)から、標記化合物96 mg(90%)を薄黄緑色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.16(1H, s), 8.51(1H, s), 8.10(1H, dd, J=7.5 and 2.4Hz), 7.96(1H, s), 7.49(2H, d, J=8.2Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.27(1H, dd, J=8.6 and 7.9Hz), 6.99-6.93(1H, m), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, ddd, J=7.8, 7.8 and 2.2Hz), 6.85(1H, ddd, J=7.6, 7.6 and 1.5Hz), 4.12(2H, q, J=6.9Hz), 3.60(4H, t, J=4.7Hz), 3.08(4H, t, J=4.8Hz), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:528 (M + H)+.
融点:164-166 ℃.
(実施例134)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-34)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(83a)で得られた1−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と2,6−ジクロロフェニルイソシアナート(56 mg)から、標記化合物91 mg(84%)を薄紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.51(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.90(1H, s), 7.49(2H, d, J=8.2Hz), 7.33(2H, d, J=8.6Hz), 7.28(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 6.95(2H, d, J=9.4Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.69(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 4.07(2H, q, J=7.1Hz), 3.61(4H, t, J=5.5Hz), 3.09(4H, t, J=4.5Hz), 2.21(3H, s), 1.38(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:542 (M + H)+.
融点:159-161 ℃。
(実施例135)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-32)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(102a)で得られた1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(75 mg)と2,6−ジクロロフェニルイソシアナート(56 mg)から、標記化合物104 mg(92%)を薄紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.26(1H, s), 8.51(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.4Hz), 8.11(1H, s), 7.49(2H, d, J=8.2Hz), 7.33(2H, d, J=8.6Hz), 7.28(1H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 7.00(1H, d, J=9.0Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.91(1H, dd, J=8.8 and 2.6Hz), 4.13(2H, q, J=6.9Hz), 3.61(4H, t, J=4.9Hz), 3.09(4H, t, J=4.9Hz), 1.41(3H, t, J=7.0Hz).
MS(FAB) m/z:562 (M + H)+.
融点:135-137 ℃。
(実施例136)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−クロロ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-392)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と3−クロロ−2−メチルフェニルイソシアナート(0.040 mL)から、標記化合物94 mg(92%)を肌色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.40(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.4Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.23(1H, dd, J=4.7 and 4.7Hz), 7.14(2H, d, J=4.7Hz), 6.93(2H, d, J=8.6Hz), 6.86(1H, d, J=8.6Hz), 6.71(1H, dd, J=7.4 and 2.4Hz), 3.82(3H, s), 3.59(4H, t, J=5.1Hz), 3.07(4H, t, J=4.5Hz), 2.22(3H, s), 2.18(3H, s).
MS(FAB) m/z:508 (M + H)+.
融点:228-230 ℃。
(実施例137)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-208)
(137a)1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例38)で得られた4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(1.04 g)から標記化合物0.651 g(83%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:342 (M + H)+.
(137b)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(137a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(66 mg)と2−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.045 mL)から標記化合物48 mg(47%)をベージュ色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.10(1H, s), 8.32(1H, s), 8.13(1H, d, J=2.5Hz), 8.10(1H, s), 7.94(1H, d, J=1.6Hz), 7.74(1H, dd, J=9.2 and 2.5Hz), 7.68(1H, d, J=7.8Hz), 7.63(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 7.44(1H, d, J=7.8Hz), 7.40(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.90-6.85(1H, m), 6.87(1H, d, J=8.2Hz), 6.72(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.82(3H, s), 3.57-3.52(4H, m), 3.47-3.41(4H, m), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:529 (M + H)+.
融点:213-214 ℃.
(実施例138)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-68)
(実施例49)と同様の方法で実施例(137a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(66 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(0.042 mL)から標記化合物76 mg(80%)をベージュ色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.15(1H, d, J=2.8Hz), 8.10(1H, s), 7.94(1H, s), 7.94(1H, d, J=2.3Hz), 7.73(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 7.02(2H, s), 7.05-7.00(1H, m), 6.98-6.90(1H, m), 6.87(1H, d, J=8.2Hz), 6.71(1H, dd, J=8.2 and 2.3Hz), 3.82(3H, s), 3.58-3.54(4H, m), 3.46-3.41(4H, m), 2.22(3H, s), 2.14(6H, s).
MS(FAB) m/z:489 (M + H)+.
融点:221-223 ℃。
(実施例139)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-26)
(実施例49)と同様の方法で実施例(137a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(66 mg)と2-フルオロ-6−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.043 mL)から標記化合物63 mg(74%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.33(1H, s), 8.15(1H, d, J=2.4Hz), 8.10(1H, s), 7.94(1H, d, J=1.9Hz), 7.74(1H, dd, J=9.0 and 2.4Hz), 7.64-7.50(3H, m), 6.87(1H, d, J=9.0Hz), 6.87(1H, d, J=8.2Hz), 6.72(1H, dd, J=8.2 and 1.9Hz), 3.83(3H, s), 3.56(4H, t, J=5.0Hz), 3.43(4H, t, J=5.0Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:547 (M + H)+.
融点:221-222 ℃.
(実施例140)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-40)
(実施例49)と同様の方法で実施例(137a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(71 mg)と2,6−ジクロロフェニルイソシアナート(56 mg)から標記化合物63 mg(74%)をベージュ色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.19(1H, s), 8.51(1H, s), 8.20(1H, d, J=2.8Hz), 8.15(1H, s), 7.94(1H, d, J=1.6Hz), 7.77(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 7.49(2H, d, J=8.2Hz), 7.30(1H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 6.89(1H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.82(3H, s), 3.59-3.55(4H, m), 3.47-3.43(4H, m), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:529 (M + H)+.
融点:222-224 ℃。

(実施例141)4−{5−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-56)
(141a)1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例39)で得られた4−{5−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(1.51 g)から標記化合物1.27 g(100%)を薄ピンク色固体として得た。
MS(FAB) m/z:342 (M + H)+.
(141b)4−{5−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(141a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(137 mg)と2-クロロ-6−メチルフェニルイソシアナート(0.082 mL)から標記化合物195 mg(96%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 8.22(1H, s), 8.17(1H, d, J=2.4Hz), 8.09(1H, dd, J=7.8 and 1.9Hz), 8.02(1H, s), 7.76(1H, dd, J=9.0 and 2.4Hz), 7.31(1H, d, J=7.6Hz), 7.20(1H, d, J=7.6Hz), 7.15(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.98(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 6.94-6.83(3H, m), 4.12(2H, q, J=6.8Hz), 3.61-3.55(4H, m), 3.49-3.44(4H, m), 2.20(3H, s), 1.41(3H, t, J=6.8Hz).
MS(FAB) m/z:509 (M + H)+.
融点:185-186 ℃.
(実施例142)4−{5−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-70)
(実施例49)と同様の方法で実施例(141a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(137 mg)と2,6−ジクロロフェニルイソシアナート(0.084 mL)から標記化合物182 mg(93%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 8.17(1H, d, J=2.3Hz), 8.09(1H, dd, J=7.8 and 1.5Hz), 8.02(1H, s), 7.95(1H, s), 7.75(1H, dd, J=9.0 and 2.3Hz), 7.02(2H, s), 7.06-7.01(1H, m), 6.98(1H, dd, J=7.8 and 1.5Hz), 6.93-6.82(3H, m), 4.12(2H, q, J=6.8Hz), 3.59-3.54(4H, m), 3.48-3.43(4H, m), 2.14(6H, s), 1.41(3H, t, J=6.8Hz).
MS(FAB) m/z:489 (M + H)+.
融点:188-190 ℃。
(実施例143)4−{5−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-28)
(実施例49)と同様の方法で実施例(141a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(137 mg)と2―フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.086 mL)から標記化合物164 mg(75%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.21(1H, s), 8.34(1H, s), 8.17(1H, d, J=2.6Hz), 8.09(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 8.10(1H, s), 7.76(1H, dd, J=8.8 and 2.6Hz), 7.64-7.50(3H, m), 6.98(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 6.94-6.82(3H, m), 4.12(2H, q, J=7.0Hz), 3.59-3.52(4H, m), 3.48-3.41(4H, m), 1.41(3H, t, J=7.0Hz).
MS(FAB) m/z:547 (M + H)+.
融点:177-179 ℃.
(実施例144)4−{5−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-42)
(実施例49)と同様の方法で実施例(141a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(102 mg)と2,6−ジクロロフェニルイソシアナート(85 mg)から標記化合物131 mg(82%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.24(1H, s), 8.55(1H, s), 8.20(1H, d, J=2.7Hz), 8.12(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 8.05(1H, s), 7.78(1H, dd, J=9.2 and 2.7Hz), 7.52(2H, d, J=8.1Hz), 7.30(1H, dd, J=8.1 and 8.1Hz), 7.01(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 6.97-6.85(3H, m), 4.13(2H, q, J=7.0Hz), 3.62-3.56(4H, m), 3.51-3.45(4H, m), 1.42(3H, t, J=7.0Hz).
MS(FAB) m/z:529 (M + H)+.
融点:170-172 ℃。
(実施例145)4−{5−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−メトキシ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-154)
(実施例49)と同様の方法で実施例(141a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(102 mg)と4−メトキシ−2−メチルフェニルイソシアナート(0.066 mL)から標記化合物114 mg(75%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.23(1H, s), 8.20(1H, d, J=2.7Hz), 8.12(1H, d, J=7.8Hz), 8.05(2H, s), 7.78(1H, dd, J=9.1 and 2.7Hz), 7.05(1H, d, J=8.2Hz), 7.01(1H, d, J=7.8Hz), 6.96-6.85(3H, m), 6.78(1H, s), 6.71(1H, d, J=8.2Hz), 4.13(2H, q, J=6.9Hz), 3.72(3H, s), 3.58-3.52(4H, m), 3.50-3.43(4H, m), 2.14(3H, s), 1.42(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:505 (M + H)+.
融点:166-168 ℃.
(実施例146)4−{5−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-126)
(実施例49)と同様の方法で実施例(141a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(102 mg)と2−クロロ−4−メチルフェニルイソシアナート(75 mg)から標記化合物125 mg(82%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.22(1H, s), 8.24(1H, s), 8.20(1H, d, J=2.7Hz), 8.11(1H, dd, J=8.0 and 1.8Hz), 8.05(1H, s), 7.78(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.35(1H, d, J=8.2Hz), 7.29(1H, s), 7.11(1H, d, J=8.2Hz), 7.01(1H, dd, J=8.0 and 1.5Hz), 6.96-6.85(3H, m), 4.13(2H, q, J=6.9Hz), 3.60-3.54(4H, m), 3.51-3.45(4H, m), 2.28(3H, s), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:509 (M + H)+.
融点:136-137 ℃。
(実施例147)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-124)
(実施例49)と同様の方法で実施例(137a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(137 mg)と2−クロロ−4−メチルフェニルイソシアナート(101 mg)から標記化合物78 mg(38%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.21(1H, s), 8.14(1H, d, J=3.1Hz), 8.09(1H, s), 7.94(1H, d, J=2.0Hz), 7.73(1H, dd, J=9.0 and 3.1Hz), 7.33(1H, d, J=7.8Hz), 7.27(1H, s), 7.08(1H, d, J=7.8Hz), 6.87(1H, d, J=8.2Hz), 6.86(1H, d, J=9.0Hz), 6.71(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 3.82(3H, s), 3.58-3.52(4H, m), 3.48-3.42(4H, m), 2.28(3H, s), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:509 (M + H)+.
融点:214-215 ℃.
(実施例148)4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-50)
(148a)1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例44)で得られた4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(1.43 g)から標記化合物1.10 g(100%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:346 (M + H)+.
(148b)4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(148a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(106 mg)と2-クロロ-6−メチルフェニルイソシアナート(0.061 mL)から標記化合物73 mg(47%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.21(1H, s), 8.39(1H, s), 8.24(1H, s), 8.17(1H, d, J=3.1Hz), 8.01(1H, dd, J=11.6 and 3.0Hz), 7.76(1H, dd, J=9.0 and 3.1Hz), 7.33(1H, d, J=7.0Hz), 7.22(1H, d, J=7.0Hz), 7.17(1H, dd, J=7.0 and 7.0Hz), 7.01(1H, dd, J=8.8 and 4.9Hz), 6.91(1H, d, J=9.0Hz), 6.74(1H, ddd, J=8.8, 8.8 and 3.0Hz), 3.88(3H, s), 3.61-3.55(4H, m), 3.49-3.44(4H, m), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:513 (M + H)+.
融点:227-228 ℃。
(実施例149)4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-64)
(実施例49)と同様の方法で実施例(148a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(106 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(0.063 mL)から標記化合物102 mg(69%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.18(1H, s), 8.36(1H, s), 8.14(1H, d, J=2.7Hz), 7.99(1H, dd, J=11.4 and 3.1Hz), 7.95(1H, s), 7.74(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.05-7.01(1H, m), 7.02(2H, s), 6.99(1H, dd, J=8.8 and 5.2Hz), 6.88(1H, d, J=9.0Hz), 6.72(1H, ddd, J=8.8, 8.8 and 3.1Hz), 3.86(3H, s), 3.62-3.54(4H, m), 3.47-3.42(4H, m), 2.14(6H, s).
MS(FAB) m/z:493 (M + H)+.
融点:226-228 ℃.
(実施例150)4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-22)
(実施例49)と同様の方法で実施例(148a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(106 mg)と2―フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.063 mL)から標記化合物78 mg(47%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.19(1H, s), 8.37(1H, s), 8.33(1H, s), 8.15(1H, d, J=2.7Hz), 7.99(1H, dd, J=11.2 and 3.1Hz), 7.74(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.64-7.50(3H, m), 6.99(1H, dd, J=8.8 and 5.4Hz), 6.89(1H, d, J=9.0Hz), 6.72(1H, ddd, J=8.8, 8.8 and 3.1Hz), 3.86(3H, s), 3.58-3.52(4H, m), 3.46-3.41(4H, m).
MS(FAB) m/z:551 (M + H)+.
融点:212-213 ℃。
(実施例151)4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-36)
(実施例49)と同様の方法で実施例(148a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(69 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(56 mg)から標記化合物77 mg(72%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.21(1H, s), 8.54(1H, s), 8.39(1H, s), 8.17(1H, d, J=2.8Hz), 8.01(1H, dd, J=12.1 and 3.3Hz), 7.76(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 7.52(2H, d, J=8.2Hz), 7.30(1H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 7.01(1H, dd, J=8.2 and 5.9Hz), 6.91(1H, d, J=9.0Hz), 6.74(1H, ddd, J=8.2, 8.2 and 3.3Hz), 3.88(3H, s), 3.62-3.56(4H, m), 3.51-3.44(4H, m).
MS(ES) m/z:533 (M + H)+.
融点:228 ℃.
(実施例152)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジフルオロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-12)
(実施例49)と同様の方法で実施例(137a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(68 mg)と2,6−ジフルオロ−フェニルイソシアナート(34 mg)から標記化合物56 mg(57%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 8.39(1H, s), 8.22(1H, s), 8.15(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.8Hz), 7.79(1H, dd, J=9.0 and 2.3Hz), 7.35-7.24(1H, m), 7.13(2H, dd, J=7.2 and 7.3Hz), 7.08-6.96(1H, m), 6.90(1H, d, J=8.3Hz), 6.75(1H, dd, J=8.3 and 1.8Hz), 3.84(3H, s), 3.64-3.60(4H, m), 3.59-3.47(4H, m), 2.23(3H, s).
MS(ES) m/z:497 (M + H)+.
融点:237-239 ℃。
(実施例153)4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−メトキシ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-148)
(実施例49)と同様の方法で実施例(148a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(69 mg)と4−メトキシ−2−メチルフェニルイソシアナート(0.044 mL)から標記化合物28 mg(27%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.17(1H, s), 8.36(1H, s), 8.14(1H, d, J=2.7Hz), 8.01(1H, s), 7.98(1H, dd, J=11.3 and 3.1Hz), 7.73(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.03(1H, d, J=8.2Hz), 6.98(1H, dd, J=8.8 and 4.9Hz), 6.87(1H, d, J=9.0Hz), 6.78-6.66(3H, m), 3.86(3H, s), 3.71(3H, s), 3.71-3.57(4H, m), 3.47-3.41(4H, m), 2.13(3H, s).
MS(ES) m/z:509 (M + H)+.
融点:212-214 ℃.
(実施例154)4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-120)
(実施例49)と同様の方法で実施例(148a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(69 mg)と2−クロロ−4−メチルフェニルイソシアナート(50 mg)から標記化合物61 mg(59%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.18(1H, s), 8.36(1H, s), 8.21(1H, s), 8.14(1H, d, J=2.7Hz), 7.98(1H, dd, J=11.3 and 3.1Hz), 7.73(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.33(1H, d, J=8.2Hz), 7.27(1H, d, J=1.6Hz), 7.08(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 6.99(1H, dd, J=9.0 and 5.0Hz), 6.87(1H, d, J=9.0Hz), 6.72(1H, ddd, J=9.0, 8.6 and 3.1Hz), 3.86(3H, s), 3.57-3.53(4H, m), 3.48-3.43(4H, m), 2.28(3H, s).
MS(FAB) m/z:513 (M + H)+.
融点:217-218 ℃。
(実施例155)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-110)
(実施例49)と同様の方法で実施例(137a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(102 mg)と4−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(0.065 mL)から標記化合物69 mg(42%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(500MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.36(1H, s), 8.16(1H, d, J=2.8Hz), 8.11(1H, s), 7.95(1H, d, J=1.9Hz), 7.75(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 7.59(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 7.56-7.44(2H, m), 6.88(2H, d, J=7.8Hz), 6.73(1H, dd, J=7.8 and 1.9Hz), 3.83(3H, s), 3.57-3.52(4H, m), 3.46-3.41(4H, m), 2.22(3H, s).
MS(ES) m/z:547 (M + H)+.
融点:186-187 ℃。
(実施例156)4−{4−[3−(4−ジメチルアミノ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-397)
(156a)1−(4−ジメチルアミノ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例20)で得られた4−{4−[3−(4−ジメチルアミノ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.880 g)から標記化合物0.679 g(100%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:340 (M + H)+.
(156b)4−{4−[3−(4−ジメチルアミノ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(156a)で得られた4−{4−[3−(4−ジメチルアミノ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(68 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から標記化合物88 mg(87%)を薄紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.34(2H, brs), 8.23(1H, s), 7.33-7.31(5H, m), 7.24-7.15(4H, m), 6.95(2H, d, J=7.8Hz), 3.61(4H, t, J=3.5Hz), 3.08(4H, t, J=3.9Hz), 2.89(6H, brs), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:507 (M + H)+.
融点:214-217 ℃。
(実施例157)4−{4−[3−(2−sec−ブチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-398)
(157a)1−(2−sec−ブチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例21)で得られた4−{4−[3−(2−sec−ブチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.905 g)から標記化合物0.705 g(100%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:353 (M + H)+.
(157b)4−{4−[3−(2−sec−ブチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(157a)で得られた1−(2−sec−ブチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から標記化合物82 mg(79%)を薄紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.72(1H, s), 8.23(1H, s), 7.80(1H, s), 7.67(1H, d, J=7.9Hz), 7.34(2H, d, J=8.2Hz), 7.33(1H, d, J=5.1Hz), 7.22(2H, d, J=8.2Hz), 7.18(1H, d, J=7.0Hz), 7.13(1H, dd, J=6.6 and 6.6Hz), 7.06(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.95(2H, d, J=8.6Hz), 3.61(4H, t, J=4.0Hz), 3.08(4H, t, J=4.3Hz), 2.92(1H, q, J=7.5Hz), 2.20(3H, s), 1.61-1.54(2H, m), 1.17(3H, d, J=6.3Hz), 0.81(3H, t, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:520 (M + H)+.
融点:232-234 ℃.
(実施例158)4−{4−[3−(4−イソプロピル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-399)
(158a)1−(4−イソプロピル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例22)で得られた4−{4−[3−(4−イソプロピル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.877 g)から標記化合物0.677 g(100%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:339 (M + H)+.
(158b)4−{4−[3−(4−イソプロピル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(158a)で得られた1−(4−イソプロピル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(67 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から標記化合物87 mg(86%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.43(1H, s), 8.35(1H, s), 8.20(1H, s), 7.32(2H, d, J=8.6Hz), 7.29(3H, d, J=8.2Hz), 7.19(1H, d, J=7.4Hz), 7.14(1H, d, J=7.8Hz), 7.11(2H, d, J=8.2Hz), 6.92(2H, d, J=8.2Hz), 3.59(4H, t, J=4.5Hz), 3.05(4H, t, J=4.7Hz), 2.83-2.76(1H, m), 2.18(3H, s), 1.15(6H, d, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:506 (M + H)+.
融点:278-280 ℃。
(実施例159)4−{4−[3−(4−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-400)
(159a)1−(4−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例23)で得られた4−{4−[3−(4−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.881 g)から標記化合物0.681 g(100%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:341 (M + H)+.
(159b)4−{4−[3−(4−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(159a)で得られた1−(4−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から標記化合物80 mg(79%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.32(1H, s), 8.31(1H, s), 8.20(1H, s), 7.30(2H, d, J=8.6Hz), 7.29(2H, d, J=8.6Hz), 7.19(1H, d, J=7.0Hz), 7.16(1H, d, J=10.2Hz), 7.13(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.91(2H, d, J=8.9Hz), 6.82(2H, d, J=8.6Hz), 3.95(2H, q, J=7.1Hz), 3.58(4H, brs), 3.05(4H, t, J=4.7Hz), 2.18(3H, s), 1.28(3H, t, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:508 (M + H)+.
融点:229-230 ℃.
(実施例160)4−{4−[3−(4−エチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-401)
(160a)1−(4−エチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例24)で得られた4−{4−[3−(4−エチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.849 g)から標記化合物0.649 g(100%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:325 (M + H)+.
(160b)4−{4−[3−(4−エチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(160a)で得られた1−(4−エチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(65 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から標記化合物87 mg(89%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.44(1H, s), 8.36(1H, s), 8.20(1H, s), 7.32(2H, d, J=8.0Hz), 7.30(3H, d, J=8.0Hz), 7.19(1H, d, J=7.8Hz), 7.14(1H, ddd, J=7.5, 7.5 and 1.5Hz), 7.08(2H, d, J=7.4Hz), 6.92(2H, d, J=7.4Hz), 3.58(4H, brs), 3.05(4H, brs), 2.54-2.48(2H, m), 2.18(3H, s), 1.13(3H, t, J=7.6Hz).
MS(FAB) m/z:492 (M + H)+.
融点:239-241 ℃。
(実施例161)4−{4−[3−(4−sec−ブチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-402)
(161a)1−(4−sec−ブチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例25)で得られた4−{4−[3−(4−sec−ブチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.905 g)から標記化合物0.705 g(100%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:353 (M + H)+.
(161b)4−{4−[3−(4−sec−ブチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(161a)で得られた1−(4−sec−ブチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から標記化合物87 mg(84%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.44(1H, s), 8.36(1H, s), 8.21(1H, s),7.32(2H, d, J=8.6Hz), 7.30(3H, d, J=9.0Hz), 7.20(1H, d, J=7.0Hz), 7.13(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 7.07(2H, d, J=8.2Hz), 6.92(2H, d, J=8.6Hz), 3.58(4H, t, J=4.3Hz), 3.05(4H, t, J=4.7Hz), 3.02-2.98(1H, m), 2.18(3H, s), 1.54-1.47(2H, m), 1.14(3H, d, J=6.7Hz), 0.74(3H, t, J=7.1Hz).
MS(FAB) m/z:520 (M + H)+.
融点:259-261 ℃。
(実施例162)4−{4−[3−(4−ブトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-403)
(162a)1−(4−ブトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例26)で得られた4−{4−[3−(4−ブトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.937 g)から標記化合物0.737 g(100%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:369 (M + H)+.
(162b)4−{4−[3−(4−ブトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(162a)で得られた1−(4−ブトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(74 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から標記化合物102 mg(95%)を薄桃色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.35(1H, s), 8.33(1H, s), 8.20(1H, s), 7.31-7.28(5H, m), 7.19(1H, d, J=6.6Hz), 7.14(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.91(2H, d, J=9.4Hz), 6.82(2H, d, J=9.0Hz), 3.90(2H, t, J=6.2Hz), 3.59(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=5.5Hz), 2.19(3H, s), 1.67(2H, t, J=7.6Hz), 1.42(2H, q, J=7.6Hz), 0.93(3H, t, J=7.4Hz).
MS(FAB) m/z:536 (M + H)+.
融点:218-219 ℃。
(実施例163)4−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-404)
(163a)1−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例27)で得られた4−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.965 g)から標記化合物0.765 g(100%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:383 (M + H)+.
(163b)4−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(163a)で得られた1−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(77 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から標記化合物103 mg(94%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.84(1H, brs), 8.59(1H, s), 8.21(1H, brs), 7.46(1H, dd, J=9.6 and 9.6Hz), 7.32(4H, d, J=9.0Hz), 7.30(1H, d, J=6.7Hz), 7.19(1H, d, J=6.2Hz), 7.14(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.95(2H, d, J=9.4Hz), 3.60(4H, t, J=4.7Hz), 3.09(4H, t, J=4.9Hz), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:550 (M + H)+.
融点:228-230 ℃.
(実施例164)4−{4−[3−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-405)
(164a)1−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例28)で得られた4−{4−[3−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.998 g)から標記化合物0.798 g(100%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:399 (M + H)+.
(164b)4−{4−[3−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(164a)で得られた1−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(77 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から標記化合物100 mg(88%)を肌色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.33(1H, s), 8.63(1H, d, J=2.3Hz), 8.49(1H, s), 8.21(1H, s), 7.69(2H, d, J=8.6Hz), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.31(1H, dd, J=9.2 and 1.8Hz), 7.20(1H, d, J=6.2Hz), 7.14(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 3.60(4H, t, J=4.6Hz), 3.09(4H, t, J=4.5Hz), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:566 (M + H)+.
融点:249-251 ℃。
(実施例165)4−{4−[3−(2−クロロ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-406)
(165a)1−(2−クロロ−5−メチル−フェニル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例29)で得られた4−{4−[3−(2−クロロ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.890 g)から標記化合物0.690 g(100%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:345 (M + H)+.
(165b)4−{4−[3−(2−クロロ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(165a)で得られた1−(2−クロロ−5−メチル−フェニル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(69 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.041 mL)から標記化合物87 mg(84%)を薄肌色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.20(2H, brs), 8.00(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.31-7.28(1H, m), 7.28(1H, d, J=8.2Hz), 7.20(1H, d, J=6.2Hz), 7.14(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.81(2H, d, J=8.2Hz), 3.60(4H, t, J=4.7Hz), 3.08(4H, t, J=5.1Hz), 2.27(3H, s), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:512 (M + H)+.
融点:>260 ℃(分解)。
(実施例166)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−アミノ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-408)
(166a)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ニトロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(680 mg)と4−ニトロ−2−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(604 mg)から、標記化合物1.10 g(96%)を橙色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:573 (M + H)+.
(166b)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−アミノ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
実施例(166a)で得られた4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ニトロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(1.10 g)と10%パラジウム炭素触媒(0.11 g)の無水テトラヒドロフラン(20 mL)懸濁液を水素雰囲気下、室温で攪拌した。反応混合物にジメチルアセトアミドを加え、濾過した。濾液を酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン:酢酸エチル5:1→1:1、そしてジクロロメタン:メタノール20:1→5:1)した。得られた固体を酢酸エチル中で再結晶し、標記化合物712 mg(69%)を黄色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.06(1H, s), 7.98(2H, d, J=3.9Hz), 7.33(2H, d, J=8.2Hz), 6.98(1H, d, J=8.6Hz), 6.93(2H, d, J=8.2Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 6.84(1H, s), 6.73(2H, dd, J=9.6 and 9.6Hz), 5.47(2H, s), 3.84(3H, s), 3.53(4H, brs), 3.03(4H, t, J=4.1Hz), 2.23(3H, s).
MS(FAB) m/z:543 (M + H)+.
融点:244-246 ℃。
(実施例167)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−アミノ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-414)
実施例(166b)と同様の方法で、(実施例60)で得られた4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−メチル−6−ニトロ−フェニル)−アミド(975 mg)から標記化合物667 mg(73%)を薄黄色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.67(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(2H, d, J=8.6Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.81(1H, dd, J=7.4 and 7.4Hz), 6.70(1H, dd, J=8.8 and 2.2Hz), 6.54(1H, d, J=8.2Hz), 6.41(1H, d, J=7.5Hz), 4.66(2H, s), 3.82(3H, s), 3.58(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s), 2.05(3H, s).
MS(FAB) m/z:489 (M + H)+.
融点:198-199 ℃.
(実施例168)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-420)
(168a)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ニトロ−2−クロロ−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(680 mg)と2−クロロ−4−ニトロフェニルイソシアナート(516 mg)から、標記化合物1.07 g(100%)を橙色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:539 (M + H)+.
(168b)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−アミド
実施例(166b)と同様の方法で実施例(168a)で得られた4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ニトロ−2−クロロ−フェニル)−アミド(1.07 g)から標記化合物201 mg(20%)を黄色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.03(1H, s), 7.98(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.4Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.91(1H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, d, J=7.0Hz), 6.61(1H, d, J=2.3Hz), 6.45(1H, dd, J=8.4 and 2.6Hz), 5.23(2H, s), 3.82(3H, s), 3.53(4H, t, J=4.3Hz), 3.04(4H, t, J=5.1Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:509 (M + H)+.
融点:226-228 ℃。
(実施例169)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−アセチルアミノ−2−クロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-426)
実施例(168b)で得られた4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−アミド(56 mg)のジメチルアセトアミド(5 mL)の溶液に塩化アセチル(0.08 mL)を室温で加えた。4日後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、そして濃縮した。残渣物をプレパラティブTLC(ジクロロメタン/メタノール10:1)で精製した。得られた固体をヘキサン/イソプロピルエーテル(5:1)中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥して、標記化合物24 mgを黄色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.0(1H, s), 9.06(1H, s), 8.23(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.1Hz), 7.81(1H, s), 7.34(2H, s), 7.31(2H, d, J=8.2Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, d, J=8.6Hz), 3.81(3H, s), 3.56(4H, brs), 3.05(4H, t, J=4.1Hz), 2.20(3H, s), 2.02(3H, s).
MS(FAB) m/z:551 (M + H)+.
融点:155-157 ℃.
(実施例170)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−メトキシ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-89)
トリホスゲン(119 mg)の無水ジクロロメタン(5 mL)溶液中に2−メトキシ−6−メチルフェニルアニリン (137 mg)とジイソプロピルエチルアミン(0.38 mL)の無水ジクロロメタン(5 mL)溶液を室温でゆっくりと滴下した。滴下終了後、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(340 mg)とジイソプロピルエチルアミン(0.38 mL)の無水ジクロロメタン(5 mL)溶液を室温でゆっくりと反応混合物に滴下した。3時間後、反応混合物を濃縮し、酢酸エチルと水で希釈した。析出した固体を濾取し、ヘキサンと酢酸エチルで洗浄し、そして減圧乾燥して、標記化合物361 mg(72%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.10(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, d, J=1.5Hz), 7.77(1H, s), 7.34(2H, d, J=8.6Hz), 7.10(1H, dd, J=7.9 and 7.9Hz), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 6.96(1H, d, J=9Hz), 6.88(1H, dd, J=7.4 and 7.4Hz), 6.82(1H, dd, J=8.4 and 8.4Hz), 6.72(1H, d, J=8.2Hz), 3.84(3H, s), 3.73(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.1Hz), 3.07(4H, t, J=5.1Hz), 2.23(3H, s), 2.12(3H, s).
MS(FAB) m/z:504 (M + H)+.
融点:200-203 ℃。
(実施例171)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ブロモ−2−シアノ−フェニル)−アミド(化合物番号1-432)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(340 mg)と4−ブロモ−2−シアノアニリン(197 mg)から標記化合物77mg(14%)を黄白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 9.07(1H, s), 8.06(1H, s), 8.04(1H, d, J=2.3Hz), 7.99(1H, d, J=1.9Hz), 7.82(1H, dd, J=9.0 and 2.3Hz), 7.39(1H, d, J=8.9Hz), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.88(1H, d, J=8.6Hz), 6.73(1H, dd, J=7.8 and 1.9Hz), 3.84(3H, s), 3.62(4H, t, J=4.9Hz), 3.10(4H, t, J=4.6Hz), 2.23(3H, s)
MS(FAB) m/z:563 (M + H)+.
融点:149-151 ℃.
(実施例172)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−フルオロ−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-438)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)と4−フルオロ−2−メチルアニリン(63 mg)から標記化合物203mg(83%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.14(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.16(1H, dd, J=8.8 and 5.7Hz), 7.03(1H, dd, J=9.4 and 2.7Hz), 6.96-6.93(1H, m), 6.92(2H, d, J=8.7Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 3.82(3H, s), 3.57(4H, t, J=4.5Hz), 3.07(4H, t, J=4.7Hz), 2.22(3H, s), 2.16(3H, s).
MS(FAB) m/z:492 (M + H)+.
融点:>270 ℃(分解)。
(実施例173)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−アセチルアミノ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-173)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)と2−アミノ−5−アセトアミノ−ベンゾトリフルオリド(109 mg)から標記化合物191mg(66%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.2(1H, s), 9.06(1H, s), 8.24(1H, s), 8.04(1H, s), 7.99(1H, d, J=2.4Hz), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.72(1H, dd, J=8.6 and 2.0Hz), 7.31(1H, dd, J=7.9 and 7.9Hz), 7.30(2H, d, J=8.6Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 3.82(3H, s), 3.55(4H, t, J=4.5Hz), 3.05(4H, t, J=4.3Hz), 2.22(3H, s), 2.07(3H, s).
MS(FAB) m/z:585 (M + H)+.
融点:152-154 ℃.
(実施例174)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-450)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)と4−クロロ2,6−ジメチルアニリン(78 mg)から標記化合物218mg(83%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.04(1H, s), 7.97(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.6Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.12(2H, s), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 3.82(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.5Hz), 3.06(4H, t, J=5.1Hz), 2.22(3H, s), 2.14(6H, s).
MS(FAB) m/z:522 (M + H)+.
融点:238-240 ℃。
(実施例175)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−メトキシ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-456)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)と4−メトキシ−2−トリフルオロメチルアニリン(96 mg)から標記化合物224mg(80%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.20(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.6Hz), 7.31(3H, d, J=9.0Hz), 7.19(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 7.15(1H, d, J=3.1Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.6Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.82(6H, s), 3.55(4H, t, J=4.9Hz), 3.04(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:558 (M + H)+.
融点:245-247 ℃。
(実施例176)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (5,6,7,8,−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−アミド(化合物番号1-462)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)と5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフチルアミン(74 mg)から標記化合物221mg(86%)を薄紫色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.04(1H, s), 7.97(1H, d, J=1.9Hz), 7.96(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.03-6.98(2H, m), 6.92(2H, d, J=9.4Hz), 6.86(2H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.82(3H, s), 3.56(4H, t, J=4.9Hz), 3.06(4H, t, J=5.1Hz), 2.72(2H, brs), 2.57(2H, brs), 2.22(3H, s), 1.69(4H, t, J=3.4Hz).
MS(FAB) m/z:514 (M + H)+.
融点:205-208 ℃。
(実施例177)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-468)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)と2−ブロモ−6−メチルアニリン(93 mg)から標記化合物228mg(83%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.23(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.46(1H, dd, J=7.4 and 1.2Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.23(1H, d, J=7.0Hz), 7.08(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.93(2H, d, J=9.4Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.71(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 3.82(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=5.1Hz), 2.22(3H, s), 2.21(3H, s).
MS(FAB) m/z:552 (M + H)+.
融点:221-222 ℃.
(実施例178)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−イソプロピル−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-474)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)と4−イソプロピル−2−(トリフルオロメチル)アニリン(0.087 mL)から標記化合物239mg(84%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.23(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.50(1H, d, J=7.1Hz), 7.49(1H, s), 7.33(1H, d, J=6.7Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(2H, d, J=9.4Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.82(3H, s), 3.56(4H, t, J=4.9Hz), 3.05(4H, t, J=4.9Hz), 3.02-2.95(1H, m), 2.22(3H, s), 1.23(6H, d, J=6.7Hz).
MS(FAB) m/z:570 (M + H)+.
融点:134-135 ℃。
(実施例179)2−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−3−メチル−安息香酸(化合物番号1-480)
(179a)2−アミノ−3−メチル安息香酸 メチルエステル
2−アミノ−3−メチル安息香酸(5.10g)と濃硫酸(5 mL)のメタノール(200 mL)溶液を24時間還流加熱した。反応混合物を濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した。不溶物を酢酸エチルと混合し濾過した。濾液を分液ロートで分配し、分離した有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル4:1)し、標記化合物1.31 g(24%)を薄茶色オイルとして得た。
(179b)2−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−3−メチル−安息香酸 メチルエステル
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(340 mg)と実施例(179a)で得られた2−アミノ−3−メチル安息香酸 メチルエステル(165 mg)から標記化合物452mg(85%)を肌色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:532 (M + H)+.
(179c)2−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−3−メチル−安息香酸
実施例(179b)で得られた2−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−3−メチル−安息香酸 メチルエステル(266 mg)を1規定 水酸化ナトリウム水溶液(1 mL)/テトラヒドロフラン(4 mL)/メタノール(2 mL)中、室温で7日間攪拌した。反応混合物を1規定塩酸水溶液(1 mL)で中和し、水を加えた。析出した固体を濾取し、水で洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物235 mg(91%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.64(1H, dd, J=7.2 and 1.3Hz), 7.37-7.34(1H, m), 7.36(1H, dd, J=7.1 and 1.2Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.11(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.71(1H, dd, J=8.2 and 2.4Hz), 3.82(3H, s), 3.60(4H, t, J=5.1Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s), 2.19(3H, s).
MS(FAB) m/z:518 (M + H)+.
融点:159-160 ℃。
(実施例180)4−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−3−メチル−安息香酸(化合物番号1-159)
(180a)4−アミノ−3−メチル安息香酸 メチルエステル
実施例(179a)と同様の方法で、4−アミノ−3−メチル安息香酸(1.00 g)から標記化合物257 mg(24%)をベージュ色固体として得た。
(180b)4−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−3−メチル−安息香酸 メチルエステル
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(340 mg)と実施例(180a)で得られた4−アミノ−3−メチル安息香酸 メチルエステル(165 mg)から標記化合物429 mg(81%)を薄褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.28(1H, s), 8.06(1H, s), 7.99(1H, d, J=1.6Hz), 7.80(1H, d, J=2.0Hz), 7.75(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 7.49(1H, d, J=8.6Hz), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, dd, J=8.4 and 1.4Hz), 3.84(3H, s), 3.83(3H, s), 3.62(4H, t, J=4.9Hz), 3.09(4H, t, J=4.9Hz), 2.26(3H, s), 2.23(3H, s).
MS(FAB) m/z:532 (M + H)+.
融点:131-132 ℃.
(180c)4−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−3−メチル−安息香酸
実施例(179c)と同様の方法で、実施例(180b)で得られた4−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−3−メチル−安息香酸 メチルエステル(266 mg)から標記化合物238 mg(92%)を黄灰色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.24(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.4Hz), 7.74(1H, d, J=2.0Hz), 7.69(1H, dd, J=8.0 and 2.2Hz), 7.41(1H, d, J=8.2Hz), 7.31(2H, d, J=8.6Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.6Hz), 6.70(1H, dd, J=8.0 and 1.8Hz), 3.82(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=4.7Hz), 2.24(3H, s), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:518 (M + H)+.
融点:178-180 ℃。
(実施例181)3−クロロ−4−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−安息香酸(化合物番号1-131)
(181a)3−クロロ−4−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−安息香酸 メチルエステル
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(340 mg)と4−アミノ−3−クロロ安息香酸 メチルエステル(185 mg)から標記化合物318 mg(58%)を白色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:552 (M + H)+.
(181b)3−クロロ−4−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−安息香酸
実施例(179b)と同様の方法で、実施例(181a)で得られた3−クロロ−4−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−安息香酸 メチルエステル(166 mg)から標記化合物140 mg(87%)を紫灰色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.42(1H, s), 8.05(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.91(1H, d, J=1.5Hz), 7.83(1H, dd, J=8.6 and 2.0Hz), 7.76(1H, d, J=8.3Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.8 and 2.2Hz), 3.82(3H, s), 3.62(4H, t, J=5.1Hz), 3.10(4H, t, J=4.7Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:538 (M + H)+.
融点:209-210 ℃.
(実施例182)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−メトキシ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-87)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(67a)で得られた1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(360 mg)と2−メトキシ−6−メチルアニリン(137 mg)から、標記化合物464 mg(89%)を薄茶褐色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.28(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.4Hz), 7.74(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.07(1H, dd, J=7.9 and 7.8Hz), 7.00(1H, d, J=8.6Hz), 6.96-6.92(3H, m), 6.82(1H, d, J=8.6Hz), 6.78(1H, d, J=7.4Hz), 3.87(3H, s), 3.72(3H, s), 3.57(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=4.7Hz), 2.11(3H, s).
MS(FAB) m/z:524 (M + H)+.
融点:165-167 ℃。
(実施例183)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−メトキシ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-91)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(80a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(340 mg)と2−メトキシ−6−メチルアニリン(137 mg)から、標記化合物117 mg(23%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.14(1H, s), 8.10(1H, d, J=5.5Hz), 7.95(1H, s), 7.74(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.07(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.99-6.77(5H, m), 6.93(2H, d, J=8.6Hz), 4.12(2H, q, J=7.2Hz), 3.72(3H, s), 3.57(4H, t, J=5.0Hz), 3.06(4H, t, J=5.5Hz), 2.11(3H, s), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:504 (M + H)+.
融点:169-171 ℃.
(実施例184)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−メトキシ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-90)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(83a)で得られた1−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(354 mg)と2−メトキシ−6−メチルアニリン(137mg)から、標記化合物340 mg(66%)を黄肌色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.13(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.89(1H, s), 7.74(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.07(1H, dd, J=8.1 and 8.0Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.82(1H, d, J=10.2Hz), 6.78(1H, d, J=7.4Hz), 6.68(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 4.07(2H, q, J=6.9Hz), 3.72(3H, s), 3.57(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=5.1Hz), 2.21(3H, s), 2.11(3H, s), 1.38(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:518 (M + H)+.
融点:142-144 ℃。
(実施例185)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−ヒドロキシメチル−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-75)
(185a)2−(tert−ブチル−ジメチル−シラノキシメチル)−6−メチル−フェニルアミン
(2−アミノ−3−メチル−フェニル)−メタノール(823 mg)のジメチルホルムアミド(10 mL)溶液中にイミダゾール(817 mg)とtert−ブチルジメチルシリルクロリド(1.09 g)を室温で加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮し、標記化合物1.51g(100%)を無色透明オイルとして得た。
MS(FAB) m/z:252 (M + H)+.
(185b)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラノキシメチル)−6−メチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(681 mg)と実施例(185a)で得られた2−(tert−ブチル−ジメチル−シラノキシメチル)−6−メチル−フェニルアミン(502 mg)から、標記化合物1.01 g(82%)を白色粉末として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, d, J=2.3Hz), 7.93(1H, s), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.28(1H, d, J=7.4Hz), 7.18(1H, d, J=7.4Hz), 7.16-7.12(1H, m), 6.95(1H, d, J=9.0Hz), 6.89(2H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, dd, J=8.4 and 1.8Hz), 4.65(2H, s), 3.84(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.1Hz), 3.07(4H, t, J=4.5Hz), 2.23(3H, s), 2.16(3H, s), 0.90(9H, s), 0.05(6H, s).
(185c)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−ヒドロキシメチル−6−メチル−フェニル)−アミド
実施例(185b)で得られた4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラノキシメチル)−6−メチル−フェニル]−アミド(1.01 g)の無水テトラヒドロフラン(15 mL)溶液にテトラブチルアンモニウムフルオリド溶液(無水テトラヒドロフラン,1 mol/L, 3.3 mL)を室温で加えた。反応混合物を室温で4時間攪拌し、酢酸エチルで希釈し、硫酸水素カリウム溶液で洗浄し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/メタノール 20:1→10:1)した。得られた固体を酢酸エチル中で再結晶し、標記化合物363 mg(44%)を薄肌色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.6Hz), 7.93(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.27(1H, dd, J=7.1 and 2.3Hz), 7.14-7.08(2H, m), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.6Hz), 6.71(1H, dd, J=8.2 and 2.4Hz), 5.03(1H, t, J=5.5Hz), 4.44(2H, d, J=5.5Hz), 3.82(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.7Hz), 2.22(3H, s), 2.15(3H, s).
MS(FAB) m/z:504 (M + H)+.
融点:192-194 ℃。
(実施例186)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−メトキシ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-96)
(実施例170)と同様の方法で実施例(137a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(64 mg)と2−メトキシ-6−メチルアニリン(28 mg)から標記化合物38 mg(38%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.14(1H, d, J=2.7Hz), 8.09(1H, s), 7.94(1H, d, J=2.0Hz), 7.73(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 7.07(1H, dd, J=7.8 and 8.2Hz), 6.87(2H, d, J=8.6Hz), 6.83(1H, d, J=8.2Hz), 6.78(1H, d, J=7.8Hz), 6.72(1H, dd, J=8.6 and 2.0Hz), 3.83(3H, s), 3.72(3H, s), 3.56-3.51(4H, m), 3.45-3.40(4H, m), 2.22(3H, s), 2.11(3H, s).
MS(ES) m/z:505 (M + H)+.
融点:198-200 ℃。
(実施例187)4−{5−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−メトキシ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-98)
(実施例170)と同様の方法で実施例(141a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(102 mg)と2−メトキシ-6−メチルアニリン(41 mg)から標記化合物62 mg(41%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 8.19(1H, d, J=2.7Hz), 8.12(1H, dd, J=7.8 and 1.9Hz), 8.03(1H, s), 7.77(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 7.77(1H, s), 7.09(1H, dd, J=8.0 and 8.2Hz), 7.00(1H, dd, J=7.8 and 2.0Hz), 6.95-6.78(5H, m), 4.13(2H, q, J=6.9Hz), 3.73(3H, s), 3.58-3.52(4H, m), 3.48-3.41(4H, m), 2.12(3H, s), 1.42(3H, t, J=6.9Hz).
MS(FAB) m/z:505 (M + H)+.
融点:129-130 ℃.
(実施例188)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−アセチルアミノ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-180)
(実施例170)と同様の方法で実施例(137a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(64 mg)と4−アセチルアミノ−1−アミノ−2−トリフルオロメチルベンゼン(65 mg)から標記化合物56 mg(31%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)= 10.20(1H, s), 9.07(1H, s), 8.24(1H, s), 8.14(1H, d, J=2.3Hz), 8.09(1H, s), 7.99(1H, d, J=2.7Hz), 7.94(1H, d, J=2.7Hz), 7.77-7.69(2H, m), 7.33(1H, d, J=9.0Hz), 6.87(1H, d, J=8.0Hz), 6.87(1H, d, J=9.0Hz), 6.71(1H, dd, J=8.0 and 2.7Hz), 3.83(3H, s), 3.55-3.49(4H, m), 3.45-3.39(4H, m), 2.22(3H, s), 2.07(3H, s).
MS(ES) m/z:586 (M + H)+.
融点:175-177 ℃。
(実施例189)1−{4−[4−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(化合物番号1-485)
ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸(31 mg)の無水テトラヒドロフラン(1 mL)溶液にジメチルホルムアミド(1滴)とオキサリルクロリド(0.1 mL)を室温で滴下した。一時間後、反応混合物を濃縮し、ジメチルアセトアミド(1 mL)に溶かした。この混合物に実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イルーフェニル)−ウレア(68 mg)を室温で滴下した。20時間室温で攪拌後、80 ℃で5時間加熱した。 反応混合物を炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル5:3)した。得られた固体をヘキサン/イソプロピルエーテル(5:1)溶液中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥して標記化合物37 mg(40%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.06(1H, s), 7.98(1H, s), 7.33(2H, d, J=8.2Hz), 6.90(2H, d, J=8.2Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, d, J=8.2Hz), 3.83(3H, s), 3.75-3.52(4H, m), 3.15-2.92(5H, m), 2.45-2.40(1H, m), 2.25-2.19(1H, m), 2.23(3H, s), 1.80-1.73(1H, m), 1.56-1.39(3H, m), 1.33-1.19(4H, m).
MS(FAB) m/z:463 (M + H)+.
融点:126-128 ℃.
(実施例190)1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−{4−[4−(2−メチル−シクロヘキサンカルボニル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ウレア(化合物番号1-486)
2−メチル−シクロヘキサンカルボン酸(0.042 mL)、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イルーフェニル)−ウレア(102 mg)、トリエチルアミン(0.084 mL)、そして1−プロパンホスホン酸 環状無水物(50% 酢酸エチル溶液,0.23 mL)の酢酸エチル(1 mL)溶液を室温で1時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加え、3.5時間室温で攪拌し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィ−で精製(ジクロロメタン/酢酸エチル 5:3)した。得られた固体をジクロロメタン/ヘキサン(5:1)溶液中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥して標記化合物66 mg(48%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.94(1H, d, J=2.0Hz), 7.26(2H, d, J=8.8Hz), 7.09(1H, brs), 6.90(2H, d, J=8.8Hz), 6.77(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 6.72(1H, d, J=8.2Hz), 6.49(1H, brs), 3.92-3.83(1H, m), 3.77(3H, s), 3.74-3.57(3H, m), 3.24-2.98(4H, m), 2.75-2.68(1H, m), 2.29(3H, s), 2.07-1.99(1H, m), 1.93-1.73(2H, m), 1.71-1.64(1H, m), 1.60-1.39(4H, m), 1.33-1.22(1H, m), 0.94(3H, d, J=7.0Hz).
MS(FAB) m/z:465 (M + H)+.
融点:208-209 ℃。
(実施例191)1−[4−(4−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(化合物番号1-487)
実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イルーフェニル)−ウレア(102 mg)とベンズアルデヒド(0.037 mL)の酢酸(1 mL)溶液を室温で20分間攪拌した。反応混合物に無水テトラヒドロフラン(3 mL)を加え、氷浴で冷却し、そしてトリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム(70 mg)を加えた。一時間後、反応混合物を室温まで温め、反応が終了するまで徐々にトリアセトキシ水素化ほう素ナトリウムを加えた。反応終了後、反応混合物に1規定水酸化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル 5:3)した。得られた固体をイソプロピルエーテル中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥をして標記化合物39mg(31%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.02(1H, s), 8.02(1H, s), 7.95(1H, d, J=2.4Hz), 7.34-7.29(1H, m), 7.31(2H, s), 7.27(2H, d, J=9.0Hz), 7.26(2H, d, J=9.0Hz), 7.28-7.22(1H, m), 6.85(1H, d, J=8.4Hz), 6.85(2H, d, J=9.0Hz), 6.70(1H, dd, J=8.4 and 2.4Hz), 3.82(3H, s), 3.51(2H, s), 3.07-3.02(4H, m), 2.53-2.47(4H, m), 2.21(3H, s).
MS(FAB) m/z:431 (M + H)+.
融点:184-186 ℃.
(実施例192)1−(4−{4−[2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−アセチル]−ピペラジン−1−イル}−フェニル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(化合物番号1-488)
(実施例189)と同様の方法で、2,6−ジフルオロフェニル酢酸(38 mg)と実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イルーフェニル)−ウレア(102 mg)から標記化合物42mg(42%)を白色結晶として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, d, J=1.9Hz), 7.39-7.31(1H, m), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.08(2H, dd, J=7.8 and 7.9Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, d, J=8.3Hz), 6.73(1H, dd, J=8.3 and 1.9Hz), 3.84(3H, s), 3.82(2H, s), 3.79-3.72(2H, m), 3.65-3.58(2H, m), 2.23-3.10(2H, m), 3.04-3.00(2H, m), 2.23(3H, s).
MS(FAB) m/z:495 (M )+.
融点:213-215 ℃。
(実施例193)1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−ウレア(化合物番号1-489)
実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と
2−クロロピリミジン(69 mg)のジメチルアセトアミド(10 mL)溶液を室温で17時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクラマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/メタノール30:1→12:1)した。得られた固体をヘキサン/水中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥し、標記化合物57 mg(27%)を薄橙色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.37(2H, d, J=4.7Hz), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.4 and 1.8Hz), 6.64(1H, dd, J=4.7 and 4.7Hz), 3.86(4H, t, J=5.1Hz), 3.82(3H, s), 3.11(4H, t, J=5.3Hz), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:419 (M + H)+.
融点:220-221 ℃。
(実施例194)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3−メチル−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(化合物番号2-41)
(194a)4−(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
5−フルオロ−2−ニトロ−トルエン(1.55 g)、ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.86 g)、そして炭酸カリウム(1.38 g)のジメチルアセトアミド(40 mL)懸濁溶液を15.5時間加熱還流した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム、水、そして飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ヘキサン/酢酸エチル10:1→2:1)し、標記化合物2.57 g(80%)を黄色固体として得た。(Tetrahedron Lett.38,4091(1997)の方法に準じて行った。)
(194b)4−(4−アミノ−3−メチル−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(194a)で得た4−(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(2.57 g)と10%パラジウム炭素触媒(0.26 g)の無水テトラヒドロフラン(40 mL)懸濁液を室温で水素雰囲気下2時間攪拌した。反応混合物をKCフロックで濾過し、そして濃縮した。残渣物をヘキサン/イソプロピルエーテル中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥し、標記化合物2.25 g(97%)を薄ピンク色固体として得た。
MS(FAB) m/z:292 (M + H)+.
(194c)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3−メチル−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(194b)で得た4−(4−アミノ−3−メチル−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(58 mg)と2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート(0.3 mL)の無水テトラヒドロフラン(5 mL)溶液を室温で2時間攪拌した。反応混合物にメタノールを加え、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製し(ジクロロメタン/酢酸エチル 10:1→1:1)、標記化合物48 mg(53%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.32(1H, s), 8.31(1H, s), 7.95(1H, d, J=1.6Hz), 7.46(1H, d, J=8.6Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.79(1H, d, J=2.3Hz), 6.73(1H, dd, J=8.8 and 2.5Hz), 6.69(1H, d, J=8.2Hz), 3.81(3H, s), 3.45-3.41(4H, t, J=4.9Hz), 3.00(4H, t, J=4.9Hz), 2.19(3H, s), 2.17(3H, s), 1.40(9H, s).
MS(FAB) m/z:455 (M + H)+.
融点:169-171 ℃。
(実施例195)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−2−メチル−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(化合物番号2-43)
(195a)4−(2−メチル−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(194a)と同様にして2−フルオロ−5−ニトロ−トルエン(1.55 g)、ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.86 g)から、標記化合物1.15 g(36%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.04(1H, dd, J=5.1 and 2.8Hz), 8.02(1H, d, J=2.8Hz), 6.98(1H, d, J=8.6Hz), 3.60(4H, t, J=5.1Hz), 2.96(4H, t, J=4.9Hz), 2.38(3H, s), 1.49(9H, s).
(195b)4−(4−アミノ−2−メチル−フェニル)−ピペラシン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(194b)と同様にして、実施例(195a)で得られた4−(2−メチル−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.15 g)から標記化合物0.870 g(83%)を薄ピンク色固体として得た。
MS(FAB) m/z:292 (M + H)+.
(195c)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−2−メチル−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(194c)と同様にして実施例(195b)で得られた4−(4−アミノ−2−メチル−フェニル)−ピペラシン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(58mg)と2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート(0.3 mL)から標記化合物24 mg(26%)を薄ピンク色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.10(1H, s), 8.07(1H, s), 7.97(1H, d, J=1.2Hz), 7.27(1H, d, J=1.9Hz), 7.18(1H, dd, J=8.6 and 2.4Hz), 6.93(1H, d, J=8.6Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.71(1H, d, J=7.8Hz), 3.81(3H, s), 3.43(4H, brs), 2.71(4H, t, J=4.5Hz), 2.22(3H, s), 2.20(3H, s), 1.40(9H, s).
MS(FAB) m/z:455 (M + H)+.
融点:103-105 ℃。
(実施例196)1−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−4−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号2-19)
(196a)1−(4−ニトロ−フェニル)−ピペリジン−4−カルボン酸 エチルエステル
イソニペコチン酸 エチルエステル(5.04 g)、4−フルオロニトロベンゼン(2.30 g)、そして炭酸カリウム(2.26 g)のアセトニトリル(100 mL)懸濁液を22.5時間加熱還流した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、そして飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル10:1)し、標記化合物4.08g(90%)を黄色固体として得た。
MS(EI) m/z:278 (M+).
(196b)1−(4−アミノ−フェニル)−ピペリジン−4−カルボン酸 エチルエステル
実施例(196a)で得られた1−(4−ニトロ−フェニル)−ピペリジン−4−カルボン酸 エチルエステル(2.83 g)と10%パラジウム炭素触媒(0.542 g)の無水テトラヒドロフラン(60 mL)懸濁液を水素雰囲気下、室温で24時間攪拌した。反応混合物を濾過し、濃縮し、そして減圧乾燥をし、標記化合物(3.08 g)を黒色オイルとして得た。
MS(FAB) m/z:249 (M + H)+.
(196c)1−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−4−カルボン酸 エチルエステル
実施例(196b)で得られた1−(4−アミノ−フェニル)−ピペリジン−4−カルボン酸 エチルエステル(2.69 g)の無水テトラヒドロフラン(20 mL)溶液に、2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート(1.94g)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)溶液を加えた。5時間後、反応混合物にメタノールを加え、濃縮した。残渣物をイソプロピルエーテル中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥をし、標記化合物3.98 g(90%)を薄灰色固体として得た。
MS(FAB) m/z:412 (M + H)+.
(196d)1−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−4−カルボン酸
実施例(196c)で得られた1−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−4−カルボン酸 エチルエステル(3.91 g)の1規定 水酸化ナトリウム水溶液(20 mL)とテトラヒドロフラン(60 mL)溶液を2.5時間加熱還流した。反応混合物に1規定 塩酸(30 mL)を加え、有機溶媒を減圧下除去し、イソプロピルエーテルを加え、固体が析出するまで攪拌した。析出した固体を濾取し、水とイソプロピルエーテルで洗浄し、そして減圧乾燥して標記化合物3.84g(100%)を灰色固体として得た。
MS(FAB) m/z:384 (M + H)+.
(196e)1−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−4−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
実施例(196d)で得られた1−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−4−カルボン酸(103mg)、2−クロロ−6−メチルアニリン(42 mg)、1−プロパンホスホン酸 環状無水物(50% 酢酸エチル溶液,0.32 mL)、そしてトリエチルアミン(0.11 mL)のジメチルアセトアミド(5 mL)溶液を17時間室温で攪拌後、80°Cで9時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル2:1→0:1、そしてジクロロメタン/メタノール5:1)し、標記化合物26 mg(19%)を薄茶色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.51(1H, s), 9.06(1H, s), 8.05(1H, s), 7.99(1H, s), 7.37-7.27(2H, m), 7.31(1H, d, J=9.0Hz), 7.26-7.18(m, 2H), 6.92(2H, d, J=8.6Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 6.72(1H, d, J=10.9Hz), 3.84(3H, s), 3.66(2H, d, J=11.4Hz), 3.34-3.27(1H, m), 2.73-2.63(2H, m), 2.23(3H, s), 2.18(3H, s), 1.97-1.89(2H, m), 1.87-1.75(2H, m).
MS(FAB) m/z:507 (M + H)+.
融点:>250 ℃(分解)。
(実施例197)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 2−クロロ−6−メチル−フェニル エステル(化合物番号1-490)
(197a)クロロぎ酸(2−クロロ−6−メチルフェニル)
2−クロロ−6−メチルフェノール(1.06 g)の無水ジクロロメタン(10 mL)溶液にトリホスゲン(0.736 g)とピリジン(0.60 mL)を 0°Cで順番に加えた。10分後、反応混合物を室温に温め、15時間攪拌し、濾過をした。炉液を酢酸エチルで希釈し、水、1規定 塩酸、1規定 水酸化ナトリウム水溶液、そして飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮し、標記化合物を紫色オイルとして得た。
MS(EI) m/z:204 (M+).
(197b)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 2−クロロ−6−メチル−フェニル エステル
実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(86 mg)と実施例(197a)で得られたクロロぎ酸(2−クロロ−6−メチルフェニル)(63 mg)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)の懸濁液を室温で3時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル4:1)した。得られた無色オイルをヘキサン/イソプロピルエーテル(5:1)中で激しく攪拌し、析出した固体を濾取し、そして減圧乾燥をして標記化合物94mg(72%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.13(1H, s), 8.08(1H, s), 7.99(1H, s), 7.39(1H, d, J=7.9Hz), 7.35(2H, d, J=9.0Hz), 7.28(1H, d, J=7.4Hz), 7.19(1H, dd, J=7.7 and 7.7Hz), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, d, J=7.8Hz), 3.84(3H, s), 3.61(4H, brs), 3.14(4H, brs), 2.23(3H, s), 2.20(3H, s).
MS(FAB) m/z:509 (M + H)+.
融点:146-148 ℃.
(実施例198)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号2-13)
(198a)3−メチル−1−(4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン
2−メチルピペラジン(1.03 g)、4−フルオロニトロベンゼン(0.55 mL)、そして炭酸カリウム(0.745 g)のアセトニトリル(20 mL)懸濁液を3.5時間加熱還流した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残渣物をイソプロピルエーテル中で激しく攪拌し、析出した固体を濾取し、そして減圧乾燥し、標記化合物884mg(77%)を黄色固体として得た。
MS(FAB) m/z:222 (M + H)+.
(198b)2−メチル−4−(4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(198a)で得られた3−メチル−1−(4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン(0.662 g)とジ−tert−ブチル ジカーボネート(0.780 g)の無水テトラヒドロフラン(20 mL)溶液を室温で18.5時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、濃縮し、そして減圧乾燥して標記化合物1.18gを黄色固体として得た。
MS(FAB) m/z:322 (M + H)+.
(198c)2−メチル−4−(4−アミノ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(198b)で得られた2−メチル−4−(4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.18g)と10%パラジウム炭素触媒(160 mg)の無水テトラヒドロフラン(20 mL)懸濁液を水素雰囲気下、室温で13.5時間攪拌し、濾過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル1:1)し、標記化合物476 mgを黒紫色オイルとして得た。
MS(EI) m/z:291 (M+).
(198d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(198c)で得られた2−メチル−4−(4−アミノ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.476 g)と2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート(0.39 g)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)溶液を室温で12時間攪拌した。反応混合物にメタノールを加え濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル4:1)し、茶色オイルを得た。得られたオイルをイソプロピルエーテル中で激しく攪拌した。析出した固体を濾取し、そして減圧乾燥して標記化合物99mgを薄紫色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.05(1H, s), 7.98(1H, d, J=1.9Hz), 7.32(2H, d, J=8.6Hz), 6.89(1H, d, J=2.0Hz), 6.87(1H, s), 6.72(1H, dd, J=8.2 and 1.9Hz), 4.20(1H, brs), 3.83(3H, s), 3.80(1H, d, J=12.5Hz), 3.46(1H, d, J=12.0Hz), 3.37(1H, d, J=12.1Hz), 3.32(1H, d, J=9.4Hz), 3.14(1H, ddd, J=12.0, 12.0, 4.0Hz), 2.71(1H, dd, J=11.8 and 3.9Hz), 2.54-2.51(1H, m), 2.22(3H, s), 1.42(9H, s), 1.22(3H, d, J=7.0Hz).
MS(FAB) m/z:455 (M + H)+.
融点:167-168 ℃.
(198e)1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(3−メチルーピペラジン−1−イル)−フェニル]−ウレア
実施例(198d)で得られた4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(370 mg)とアニソール(1.3 mL)の無水ジクロロメタン(10 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1.2 mL)を室温で滴下した。18時間後、反応混合物を濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、そしてイソプロピルエーテル中で攪拌した。上澄みを除き、残渣物を固化するまで放置した。析出した固体を濾取し、減圧乾燥して標記化合物283mg(98%)を茶色固体として得た。
MS(FAB) m/z:355 (M + H)+.
(198f)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
実施例(198e)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(3−メチルーピペラジン−1−イル)−フェニル]−ウレア(60 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(59 mg)の無水テトラヒドロフラン(5 mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応混合物にメタノールを加え濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル2:1)し、茶色オイルを得た。得られたオイルをイソプロピルエーテル/酢酸エチル(5:1)中で激しく攪拌し、析出した固体を濾取し、そして減圧乾燥して、標記化合物38 mg(43%)を薄茶色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.10(1H, s), 8.16(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, s), 7.33(3H, d, J=8.6Hz), 7.22(1H, d, J=7.5Hz), 7.17(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, d, J=8.6Hz), 6.73(1H, d, J=8.2Hz), 4.41(1H, brs), 3.97(1H, d, J=12.0Hz), 3.84(3H, s), 3.54(1H, d, J=9.2Hz), 3.45(1H, d, J=9.2Hz), 3.22(1H, t, J=12.2Hz), 2.78(1H, d, J=8.2Hz), 2.60(1H, t, J=10.6Hz), 2.23(3H, s), 2.20(3H, s), 1.33(3H, d, J=6.2Hz).
MS(FAB) m/z:522 (M + H)+.
融点:161-163 ℃。
(実施例199)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号2-33)
実施例(198f)と同様の方法で、実施例(198e)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(3−メチルーピペラジン−1−イル)−フェニル]−ウレア(60 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(45 mg)から標記化合物36 mg(42%)を薄茶色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.10(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, s), 7.89(1H, s), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.05(3H, s), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, dd, J=10.4 and 3.8Hz), 4.40(1H, brs), 3.97(1H, d, J=14.3Hz), 3.84(3H, s), 3.53(2H, d, J=8.0Hz), 3.45-3.17(1H, m), 2.78(1H, d, J=12.1Hz), 2.65-2.51(1H, m), 2.23(6H, s), 2.15(3H, s), 1.31(3H, d, J=6.7Hz).
MS(FAB) m/z:502 (M + H)+.
融点:204-206 ℃.
(実施例200)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号2-9)
(200a)4−(4−ニトロ−フェニル)−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(198a)と同様の方法で、1−ホモピペラジンカルボン酸 tert−ブチルエステル(4.96 g)と4−フルオロニトロベンゼン(1.84 g)から標記化合物3.13 g(75%)を黄色固体として得た。
MS(FAB) m/z:322 (M + H)+.
(200b)4−(4−アミノ−フェニル)−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(198c)と同様の方法で、実施例(200a)で得られた4−(4−ニトロ−フェニル)−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−カルボン酸 tert−ブチルエステル(3.13 g)から標記化合物2.97 g(100%)を黒茶色オイルとして得た。
MS(FAB) m/z:292 (M + H)+.
(200c)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(198d)と同様な方法で、実施例(200b)で得られた4−(4−アミノ−フェニル)−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.08 g)と2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナートから標記化合物1.27 g(75%)をオレンジ色オイルとして得た。
MS(FAB) m/z:455 (M + H)+.
(200d)1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(198e)と同様な方法で、実施例(200c)で得られた4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.27 g)から標記化合物1.07 g(100%)を黒茶色アモルファスとして得た。
MS(FAB) m/z:355 (M + H)+.
(200e)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
実施例(198f)と同様の方法で、実施例(200d)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル−フェニル)−ウレア(123 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(80 mg)から標記化合物172mg(95%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.92(1H, s), 8.01(1H, s), 7.99(1H, d, J=2.0Hz), 7.94(1H, s), 7.30(1H, d, J=6.3Hz), 7.25(2H, d, J=9.0Hz), 7.18(1H, d, J=5.5Hz), 7.15(1H, d, J=7.5Hz), 6.88(1H, d, J=8.3Hz), 6.71(3H, d, J=9.0Hz), 3.83(3H, s), 3.63-3.50(4H, m), 3.40-3.26(4H, m), 2.23(3H, s), 2.09(3H, s), 2.05-1.95(2H, m).
MS(ES) m/z:522 (M + H)+.
融点:>240 ℃(分解)。
(実施例201)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号2-29)
実施例(198f)と同様の方法で、実施例(200d)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル−フェニル)−ウレア(129 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(73 mg)から標記化合物106mg(58%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.89(1H, s), 7.98(1H, s), 7.97(1H, s), 7.64(1H, s), 7.22(2H, d, J=9.0Hz), 6.98(3H, s), 6.85(1H, d, J=9.0Hz), 6.68(3H, d, J=9.0Hz), 3.80(3H, s), 3.61-3.47(4H, m), 3.38-3.22(4H, m), 2.20(3H, s), 2.03(6H, s), 1.98-1.89(2H, m).
MS(ES) m/z:502 (M + H)+.
融点:>240 ℃(分解).
(実施例202)6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号3-14)
(202a)6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステル
6−アミノ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチルエステル (0.0451 g)と2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート(0.0392 g)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)溶液を室温で15時間攪拌した。反応混合物にメタノールを加え濃縮した。残産物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル10:1)した。得られた固体をヘキサン/イソプロピルエーテル中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥して、標記化合物548 mg(73%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.24(1H, s), 8.14(1H, s), 7.99(1H, s), 7.35(1H, s), 7.19(1H, d, J=7.1Hz), 7.07(1H, d, J=8.2Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 6.74(1H, d, J=8.2Hz), 4.43(2H, brs), 3.84(3H, s), 3.54(2H, t, J=5.5Hz), 2.75(2H, t, J=5.7Hz), 2.23(3H, s), 1.43(9H, s).
MS(FAB) m/z:412 (M + H)+.
融点:183-185 ℃.
(202b)1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア
実施例(202a)で得られた6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステル(0.406 g)とアニソール(1.6 mL)の無水ジクロロメタン(10 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1.5 mL)を室温で滴下した。24時間後、反応混合物を濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、ヘキサンを加えて室温で攪拌した。上澄みを除き、ヘキサン中で激しく攪拌し、さらに飽和炭酸水素ナトリウム中で激しく攪拌した。析出した固体を濾取し、水とヘキサンで洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物308 mg(100%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:312 (M + H)+.
(202c)6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
実施例(202b)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(70 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(44 mg)の無水テトラヒドロフラン(5 mL)溶液を室温で2時間攪拌した。反応混合物にメタノールを加え濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル4:1→2:1)し、標記化合物97 mg(91%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.25(1H, s), 8.19(1H, s), 8.16(1H, s), 8.00(1H, d, J=1.9Hz), 7.39(1H, d, J=2.3Hz), 7.32(1H, dd, J=6.9 and 0.2Hz), 7.22-7.17(2H, m), 7.17(1H, dd, J=13.8 and 6.2Hz), 7.07(1H, d, J=8.2Hz), 6.90(1H, d, J=8.2Hz), 6.75(1H, dd, J=8.2 and 1.5Hz), 4.58(2H, s), 3.84(3H, s), 3.70(2H, t, J=5.9Hz), 2.84(2H, t, J=5.5Hz), 2.23(3H, s), 2.18(3H, s).
MS(FAB) m/z:479 (M + H)+.
融点:216-218 ℃。
(実施例203)6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号3-20)
実施例(202b)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(68 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(39 mg)から標記化合物90mg(91%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.25(1H, s), 8.16(1H, s), 8.00(1H, s), 7.93(1H, s), 7.39(1H, s), 7.21(1H, d, J=8.2Hz), 7.07(1H, d, J=9.4Hz), 7.05(3H, s), 6.90(1H, dd, J=8.2 and 1.5Hz), 6.75(1H, d, J=8.2Hz), 4.58(2H, s), 3.85(3H, s), 3.70(2H, t, J=5.4Hz), 2.84(2H, t, J=5.8Hz), 2.23(3H, s), 2.13(6H, s).
MS(FAB) m/z:459 (M + H)+.
融点:204-206 ℃.
(実施例204)[4−(3−{4−[4−(2−クロロ−6−メチル−フェニルカルバモイル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ウレイド)−ベンジル]−ホスホン酸 ジエチルエステル(化合物番号1-491)
(204a)4−[(ジエトキシ−ホスホリル)メチル]−安息香酸
4−ブロモメチル安息香酸(11.9 g)のホスホン酸 トリエチルエステル(17.5 mL)とアセトニトリル(40 mL)の懸濁液を2日間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、析出した固体を濾取し、イソプロピルエーテルで洗浄し、そして減圧下乾燥して標記化合物11.0 g(73%)を白色固体として得た。
(204b)4−(4−{3−[4−(ジエトキシ−ホスホリルメチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例42)と同様の方法で実施例(204a)で得られた4−(ジエトキシ−ホスホリルメチル)−安息香酸(1.03 g)とN−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(1.11 g)から標記化合物1.65 g(80%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:547 (M + H)+.
(204c){4−[3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレイド]−ベンジル}−ホスホン酸 ジエチルエステル
実施例(47a)と同様の方法で実施例(204b)で得られた4−(4−{3−[4−(ジエトキシ−ホスホリルメチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.65 g)から標記化合物1.23 g(91%)をベージュ色固体として得た。
MS(FAB) m/z:447 (M + H)+.
(204d)[4−(3−{4−[4−(2−クロロ−6−メチル−フェニルカルバモイル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ウレイド)−ベンジル]−ホスホン酸 ジエチルエステル
(実施例49)と同様の方法で実施例(204c)で得られた{4−[3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレイド]−ベンジル}−ホスホン酸 ジエチルエステル(78 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(33 mg)から標記化合物61mg(62%)を白色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.54(1H, s), 8.43(1H, s), 8.24(1H, s), 7.38(2H, d, J=8.7Hz), 7.33(3H, d, J=8.2Hz), 7.20(1H, d, J=11.0Hz), 7.18(2H, d, J= 7.8Hz), 7.15(d, 1H, d,J=6.6Hz), 6.95(2H, d, J=8.2Hz), 3.95(2H, q, J=7.5Hz), 3.93(2H, q, J=7.5Hz), 3.61(4H, t, J=4.6Hz), 3.14(2H, d, J=21Hz), 3.08(4H, t, J=4.5Hz), 2.20(3H, s), 1.18(6H, t, J=7.0Hz).
MS(FAB) m/z:614 (M + H)+.
融点:218-220 ℃。
(実施例205)1−(4−ベンゾイル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−イル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(化合物番号2-80)
(205a)(5’−ニトロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジル−4−イル)−フェニル−メタノン
4−ベンゾイルピペリジン塩酸塩(0.96 g)、2−クロロ−5―ニトロピリジン(0.674 g)、炭酸カリウム(1.18 g)のアセトニトリル(20 mL)の懸濁液を7.5時間還流加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残渣物をイソプロピルエーテル/酢酸エチル(5:1)中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥し、標記化合物1.18 g(89%)を黄色固体として得た。
MS(FAB) m/z:312 (M + H)+.
(205b)(5’−アミノ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジル−4−イル)−フェニル−メタノン
実施例(205a)で得られた(5’−ニトロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジル−4−イル)−フェニル−メタノン(0.620 g)と10%パラジウム炭素触媒(0.124 g)の無水テロラヒドロフラン(15 mL)とエタノール(15 mL)の懸濁液を水素雰囲気下、3時間攪拌した。反応混合物を濾過し、濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/酢酸エチル1:2)した。得られた固体をヘキサン/酢酸エチル(5:1)中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥して標記化合物424 mg(75%)を薄ピンク色固体として得た。
MS(FAB) m/z:282 (M + H)+.
(205c)1−(4−ベンゾイル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−イル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア
実施例(205b)で得られた(5’−アミノ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジル−4−イル)−フェニル−メタノン(403 mg)と2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート(0.25 mL)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)溶液を室温で4時間攪拌した。反応混合物にメタノールを加え、濃縮した。残渣物をジクロロメタン/酢酸エチル(5:1)中で激しく攪拌し、濾取し、そして減圧乾燥して標記化合物537 mg(84%)を薄ピンク色固体として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.13(1H, d, J=2.8Hz), 8.11(1H, s), 8.03(2H, d, J=7.8Hz), 7.97(1H, s), 7.72(1H, dd, J=9.4 and 2.8Hz), 7.67(1H, t, J=7.8Hz), 7.56(2H, t, J=7.8Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 6.85(1H, d, J=9.4Hz), 6.73(1H, d, J=8.2Hz), 4.25(2H, d, J=12.2Hz), 3.84(3H, s), 3.78-3.65(1H, m), 2.97(2H, dd, J=12.2 and 11.8Hz), 2.22(3H, s), 1.84(2H, d, J=12.5Hz), 1.59(2H, dd, J=11.8 and 11.2Hz).
MS(ES) m/z:445 (M + H)+.
融点:193-194 ℃。
(実施例206)4−[4−(3−ヘキシル−ウレイド)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-495)
(206a)4−[4−(3−ヘキシル−ウレイド)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(2.77 g)とn−ヘキシルイソシアナート(1.75 mL)から、標記化合物3.91 g(97%)を薄茶色粉末として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.09(1H, s), 7.21(2H, d, J=9.0Hz), 6.82(2H, d, J=9.0Hz), 5.95(1H, brs), 3.43(4H, t, J=4.7Hz), 3.04(2H, q, J=11.4Hz), 2.96(4H, t, J=6.0Hz), 1.41(9H, s), 1.41-1.38(2H, m), 1.29-1.25(6H, m), 0.87(3H, t, J=6.8Hz).
(206b)1−ヘキシル−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、(実施例206a)で得られた4−[4−(3−ヘキシル−ウレイド)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(3.91 g)から標記化合物2.94 g(100%)を白色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:305 (M + H)+.
(206c)4−[4−(3−ヘキシル−ウレイド)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(206b)で得られた1−ヘキシル−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(69 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.034 mL)から標記化合物75 mg(85%)を黄土色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.19(1H, s), 8.10(1H, s), 7.30(1H, d, J=8.2Hz), 7.23(2H, d, J=9.0Hz), 7.18(1H, dd, J=9.8 and 7.4Hz), 7.15(2H, dd, J=16.1 and 8.2Hz), 6.86(2H, d, J=9.0Hz), 3.58(4H, t, J=4.4Hz), 3.03(6H, t, J=5.3Hz), 2.19(3H, s), 1.40(2H, brs), 1.27(6H, brs), 0.87(3H, t, J=6.8Hz).
MS(ES) m/z:472 (M)+.
融点:206-210 ℃。
(実施例207)4−[4−(3−シクロヘキシル−ウレイド)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-511)
(207a)4−[4−(3−シクロヘキシル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(2.77 g)とシクロヘキシルイソシアナート(1.53 mL)から、標記化合物3.94 g(98%)を黄土色粉末として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.04(1H, s), 7.23(2H, d, J=8.2Hz), 6.85(2H, d, J=8.2Hz), 5.92(1H, d, J=7.5Hz), 3.44-3.44(5H, m), 2.96(4H, t, J=4.7Hz), 1.81-1.78(2H, m), 1.67-1.64(2H, m), 1.56-1.51(2H, m), 1.41(9H, s), 1.31-1.25(2H, m), 1.21-1.09(2H, m).
(207b)1−シクロヘキシル−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
(実施例47a)と同様の方法で、実施例(207a)で得られた4−[4−(3−ヘキシル−ウレイド)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステルか(3.94 g)ら標記化合物2.96 g(100%)を白色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:303 (M + H)+.
(207c)4−[4−(3−シクロヘキシル−ウレイド)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で実施例(207b)で得られた1−シクロヘキシル−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(605 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(0.33 mL)から標記化合物843 mg(90%)を白色粉末として得た。
1H-NMRスペクトル(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.22(1H, s), 8.04(1H, s), 7.33(1H, d, J=7.8Hz), 7.24(2H, d, J=8.6Hz), 7.22(1H, d, J=10.2Hz), 7.17(1H, dd, J=16.8 and 9.4Hz), 6.89(2H, d, J=8.6Hz), 5.92(1H, d, J=7.4Hz), 3.60(4H, t, J=4.3Hz), 3.43(1H, brs), 3.04(4H, t, J=4.3Hz), 2.20(3H, s), 1.79(2H, d, J=9.0Hz), 1.65(2H, d, J=12.9Hz), 1.54(2H, d, J=9.8Hz), 1.29(2H, t, J=11.7Hz), 1.16(2H, t, J=12.3Hz).
MS(ES) m/z:470 (M)+.
融点:>260 ℃(分解)。
(実施例208)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−メチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-692)
(208a)2−(3−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)−エタノール (Cotts, Ian G.C. et al, J. Chem.Soc. Perkin Trans. 1, 1985, 1829-1836)
4−ニトロ−メタ−クレゾール(3.06 g)のジメチルアセトアミド(40 mL)溶液に炭酸カリウム(3.32 g)と 2−ブロモエタノール(1.6 mL)を室温で加えた。反応混合物を80℃で24時間加熱し、酢酸エチルで希釈し、水と食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル10:1→5:1)で精製し、標記化合物1.81 g(46%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.07(1H, d, J=9.4Hz), 6.83(1H, d, J=2.8Hz), 6.80(1H, s), 4.52(1H, s), 4.15(2H, dd, J=4.5 and 4.5Hz), 4.00(2H, dd, J=10.3 and 4.9Hz), 2.63(3H, s).
(208b)tert−ブチル−ジメチル−[2−(3−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)−エトキシ]−シラン
実施例(208a)で得た2−(3−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)−エタノール(1.81 g)をジメチルホルムアミド(30 mL)に溶かした。この溶液にイミダゾール(1.25 g)とtert−ブチルジメチルシリルクロリド(1.66 g)を室温で加えた。反応混合物を45分間攪拌し、酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮した。残渣物を減圧乾燥し、標記化合物2.85 g(定量的収量)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.09(1H, d, J=8.6Hz), 6.83(1H, d, J=2.3Hz), 6.81(1H, s), 4.12(2H, t, J=4.7Hz), 3.99(2H, t, J=4.6Hz), 2.64(3H, s), 0.91(9H, s), 0.10(6H, s).
(208c)4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−メチル−フェニルアミン
実施例(208b)で得たtert−ブチル−ジメチル−[2−(3−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)−エトキシ]−シラン(2.85 g)と10%パラジウム炭素触媒(0.29 g)の無水テトラヒドロフラン(30 mL)懸濁液を室温で水素雰囲気下27時間攪拌した。反応混合物をろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 1:0→5:1)で精製し、標記化合物2.57 g(定量的収量)を紫色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=6.66(1H, d, J=2.3Hz), 6.61(1H, d, J=2.7Hz), 6.60(1H, s), 3.96-3.90(4H, m), 3.34(2H, brs), 2.15(3H, s), 0.91(9H, s), 0.10(6H, s).
(208d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−メチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(865 mg)と実施例(208c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−メチル−フェニルアミン(715 mg)からシリルエーテル1.32 g(80%)を白色粉末として得た。このシリルエーテルの無水テトラヒドロフラン(30 mL)溶液中にテトラブチルアンモニウム フルオリド(1 M テトラヒドロフラン溶液、4.1 mL)を室温で加えた。4.5時間後、反応混合物を濃縮し、そして水とメタノール(5:1)を加えて攪拌した。析出してきた固体をろ取し、水とメタノールで洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物1.09 g(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.03(1H, s), 8.01(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.02(1H, d, J=8.6Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.76(1H, d, J=2.7Hz), 6.70(1H, dd, J=7.8 and 2.0Hz), 6.68(1H, dd, J=8.4 and 2.6Hz), 4.83(1H, t, J=5.5Hz), 3.93(2H, dd, J=4.9 and 4.9Hz), 3.82(3H, s), 3.69(2H, dd, J=10.1 and 5.0Hz), 3.56(4H, t, J=4.9Hz), 3.06(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:534 (M + H)+.
融点: 174-176℃。
(実施例209)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-603)
(209a)2−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−エタノール
実施例(208a)と同様の方法で、4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)フェノール(4.14 g)と2−ブロモエタノール(1.6 mL)から標記化合物1.32 g(26%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.01(1H, d, J=9.0Hz), 7.33(1H, d, J=2.8Hz), 7.14(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 4.52(1H, s), 4.21(2H, t, J=4.5Hz), 4.04(2H, t, J=4.5Hz).
(209b)tert−ブチル−ジメチル−[2−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−エトキシ]−シラン
実施例(208b)と同様の方法で、実施例(209a)で得た2−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−エタノール(1.32 g)とtert−ブチルジメチルシリル クロリド(0.951 g)から標記化合物(2.02 g)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.94(1H, s), 7.24(1H, d, J=2.4Hz), 7.06(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 4.09(2H, t, J=4.9Hz), 3.92(2H, t, J=4.9Hz), 0.81(9H, s), 0.01(6H, s).
(209c)4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン
実施例(208c)と同様の方法で、実施例(209b)で得たtert−ブチル−ジメチル−[2−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−エトキシ]−シラン(1.92 g)から標記化合物1.56 g(88%)を淡黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=6.98(1H, d, J=2.7Hz), 6.91(1H, dd, J=8.8 and 2.9Hz), 6.68(1H, d, J=8.6Hz), 3.99-3.91(4H, m), 3.86(2H, brs), 0.90(9H, s), 0.09(6H, s).
(209d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(407 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(401 mg)からシリルエーテル662 mg(79%)をベージュ色粉末として得た。このシリルエーテルの無水テトラヒドロフラン(20 mL)溶液中にテトラブチルアンモニウム フルオリド(1 M テトラヒドロフラン溶液、1.9 mL)を室温で加えた。4.5時間後、反応混合物を濃縮し、そして水とメタノール(5:1)を加えて攪拌した。析出してきた固体をろ取し、水とメタノールで洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物424 mg(77%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.23(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, s), 7.33(2H, d, J=7.1Hz), 7.32(1H, d, J=7.8Hz), 7.22(1H, d, J=9.0Hz), 7.18(1H, s), 6.94(2H, d, J=7.9Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, d, J=8.2Hz), 4.92(1H, t, J=4.9Hz), 4.07(2H, dd, J=4.2 and 4.2Hz), 3.84(3H, s), 3.73(2H, d, J=3.9Hz), 3.56(4H, brs), 3.06(4H, brs), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:588 (M + H)+.
融点: 175-177℃。
(実施例210)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-761)
(210a)2−[2−(3−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−エトキシ]−テトラヒドロ−ピラン
2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(2.09 g)のアセトニトリル(20 mL)溶液に炭酸カリウム(1.66 g)と3−フルオロ−4−ニトロフェノール(1.57 g)を室温で加えた。反応混合物を22時間加熱還流し、酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル1:0→10:1)で精製し、標記化合物973 mg(36%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.06(1H, d, J=9.0Hz), 6.80(1H, s), 6.77(1H, d, J=2.7Hz), 4.68(1H, dd, J=4.2 and 3.0Hz), 4.24(1H, dt, J=5.1 and 3.1Hz), 4.10(1H, ddd, J=11.6, 4.9 and 4.0Hz), 3.87-3.80(1H, m), 3.56-3.50(1H, m), 1.83-1.71(2H, m), 1.63-1.51(5H, m).
(210b)2−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イロキシ)−エトキシ]−フェニルアミン
実施例(210a)で得た2−[2−(3−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−エトキシ]−テトラヒドロ−ピラン(972 mg)と10%パラジウム炭素触媒(0.1 g)の無水テトラヒドロフラン(20 mL)懸濁液を室温で水素雰囲気下9時間攪拌した。反応混合物をろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 5:1→3:1)で精製し、標記化合物571 mg(62%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=6.74-6.66(2H, m), 6.58(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 4.70(1H, t, J=3.5Hz), 4.09-3.99(3H, m), 3.92-3.87(1H, m), 3.81-3.76(1H, m), 3.56-3.51(1H, m), 1.89-1.81(1H, m), 1.78-1.71(1H, m), 1.67-1.52(5H, m).
(210c)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(722 mg)と実施例(210b)で得た2−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イロキシ)−エトキシ]−フェニルアミン(571 mg)からTHP(=テトラヒドロピラニル)エーテル(876 mg, 67%)を白色粉末として得た。このTHPエーテルをメタノール溶液中でp−トルエンスルホン酸により脱保護し、標記化合物652 mg(86%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.22(1H, s), 8.06(1H, s), 7.99(1H, s), 7.33(2H, d, J=8.2Hz), 7.24(1H, dd, J=8.8 and 8.8Hz), 6.94(2H, d, J=8.6Hz), 6.89(1H, d, J=8.6Hz), 6.84(1H, dd, J=12.3 and 2.1Hz), 6.73(2H, d, J=8.2Hz), 4.88(1H, dd, J=5.3 and 5.3Hz), 3.98(2H, dd, J=4.7 and 4.7Hz), 3.84(3H, s), 3.70(2H, dd, J=4.6 and 10.2Hz), 3.57(4H, t, J=4.1Hz), 3.07(4H, t, J=4.1Hz), 2.23(3H, s)
MS(ES+) m/z:538 (M + H)+.
融点: 214-215℃。
(実施例211)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-596)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(125a)で得られた1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(314 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル375 mg(56%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物260 mg(83%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.83(1H, s), 8.42(1H, d, J=2.7Hz), 8.20(1H, s), 8.14(1H, ddd, J=8.4 ,8.4 and 1.7Hz), 7.31(2H, d, J=8.6Hz), 7.29(1H, d, J=7.8Hz), 7.23-7.15(2H, m), 7.11(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 6.99-6.95(1H, m), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 4.90(2H, dd, J=5.5 and 5.5Hz), 4.05(2H, dd, J=4.9 and 4.9Hz), 3.72(2H, dd, J=10.0 and 5.3Hz), 3.55(4H, t, J=4.7Hz), 3.05(4H, t, J=4.9Hz).
MS(ES+) m/z:562 (M + H)+.
融点: 219-220℃.
(実施例212)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-599)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(96a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(689 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(671 mg)からシリルエーテル1.02 g(72%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物704 mg(83%)を灰色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.17(1H, s), 8.30(1H, s), 8.19(1H, s), 8.00(1H, dd, J=11.7 and 3.1Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, d, J=7.0Hz), 7.20(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 7.15(1H, d, J=2.7Hz), 6.98(1H, dd, J=8.8 and 5.3Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.70(1H, ddd, J=8.6, 8.6 and 3.3Hz), 4.89(1H, dd, J=5.5 and 5.5Hz), 4.05(2H, t, J=4.9 and 4.9Hz), 3.86(3H, s), 3.72(2H, dd, J=9.8 and 5.1Hz), 3.55(4H, t, J=4.9Hz), 3.05(4H, t, J=4.9Hz).
MS(ES+) m/z:592 (M + H)+.
融点: 140-141℃。
(実施例213)4−{4−[3−(5−メチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-606)
(213a)4−{4−[3−(5−メチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(41c)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(555 mg)と2−アミノ−5−メチルチアゾール(228 mg)から標記化合物691 mg(83%)を淡紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.2(1H, s), 8.68(1H, s), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 6.99(1H, s), 6.91(2H, d, J=9.0Hz), 3.43(4H, t, J=5.1Hz), 3.00(4H, t, J=5.0Hz), 2.29(3H, s), 1.40(9H, s).
(213b)1−(5−メチル−チアゾール−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(213a)で得た4−{4−[3−(5−メチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(417 mg)から標記化合物317 mg(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.79(1H, s), 8.31(1H, brs), 7.33(2H, d, J=8.2Hz), 6.99(1H, s), 6.93(2H, d, J=8.2Hz), 3.20(4H, brs), 3.18(4H, brs), 2.28(3H, s).
(213c)4−{4−[3−(5−メチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(213b)で得られた1−(5−メチル−チアゾール−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(190 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(202 mg)からシリルエーテル314 mg(77%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物178 mg(68%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.2(1H, brs), 8.70(1H, s), 8.20(1H, s), 7.31(2H, d, J=8.6Hz), 7.29(1H, d, J=8.6Hz), 7.20(1H, dd, J=8.8 and 3.0Hz), 7.15(1H, d, J=2.7Hz), 7.00(1H, s), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 4.89(1H, dd, J=5.6 and 5.6Hz), 4.05(2H, dd, J=4.9 and Hz), 3.72(2H, dd, J=9.8 and 5.1Hz), 3.55(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=4.7Hz), 2.30(3H, s).
MS(ES+) m/z:565 (M + H)+.
融点: 118-120℃.
(実施例214)4−{4−[3−(3−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-844)
(214a)4−{4−[3−(3−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(2.77 g)と3−メトキシフェニルイソシアナート(1.7 mL)から、標記化合物4.27 g(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.20(2H, d, J=7.9Hz), 7.16(1H, dd, J=8.1 and 8.1Hz), 7.06(1H, dd, J=2.3 and 2.4Hz), 6.87(2H, brs), 6.79(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 6.74(1H, brs), 6.64(1H, brs), 6.60(1H, dd, J=8.0 and 2.2Hz), 3.77(3H, s), 3.57(4H, t, J=5.1Hz), 3.08(4H, brs), 1.49(9H, s).
(214b)1−(3−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(214a)で得た4−{4−[3−(3−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(4.27 g)から標記化合物3.26 g(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6):δ(ppm)=8.78(1H, s), 8.59(1H, brs), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.19(1H, s), 7.16(1H, dd, J=15.0 and 7.2Hz), 6.92(1H, d, J=9.0Hz), 6.86(2H, d, J=9.0Hz), 6.52(1H, dd, J=8.2 and 2.8Hz), 3.72(3H, s), 3.47(1H, brs), 2.96(4H, brs), 2.83(4H, brs).
(214c)4−{4−[3−(3−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(214b)で得られた1−(3−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(326 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(671 mg)からシリルエーテル1.47 g(定量的収量)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物545 mg(48%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.62(1H, s), 8.45(1H, s), 8.22(1H, s), 7.33(2H, d, J=8.2Hz), 7.31(1H, d, J=8.2Hz), 7.24-7.15(2H, m), 7.19(2H, s), 6.94(2H, d, J=8.6Hz), 6.92(1H, d, J=7.1Hz), 6.54(1H, d, J=9.4Hz), 4.91(1H, dd, J=5.5 and 5.5Hz), 4.07(2H, dd, J=4.5 and 4.5Hz), 3.75-3.71(2H, m), 3.73(3H, s), 3.56(4H, t, J=3.9Hz), 3.06(4H, t, J=3.9Hz).
MS(ES+) m/z:575 (M + H)+.
融点: 214-215℃。
(実施例215)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-846)
(215a)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(1.39 g)と3−エトキシフェニルイソシアナート(0.88 mL)から、標記化合物2.18 g(99%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.24(2H, d, J=7.8Hz), 7.19(1H, dd, J=8.4 and 8.4Hz), 7.05(1H, s), 6.92(2H, brs), 6.82(1H, d, J=7.5Hz), 6.64(1H, d, J=6.3Hz), 6.48(1H, brs), 6.39(1H, brs), 4.02(2H, q, J=6.8Hz), 3.59(4H, t, J=4.9Hz), 3.11(4H, brs), 1.57(9H, s), 1.39(3H, t, J=6.8Hz).
(215b)1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(215a)で得た4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.17 g)から標記化合物1.68 g(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.59(1H, s), 8.46(1H, s), 7.34(2H, d, J=7.4Hz), 7.17(1H, s), 7.14(1H, d, J=7.8Hz), 6.94(2H, d, J=8.6Hz), 6.89(1H, d, J=7.0Hz), 6.52(1H, d, J=8.2Hz), 3.99(2H, q, J=6.5Hz), 3.32(1H, brs), 3.21(8H, brs), 1.32(3H, t, J=6.2Hz).
(215c)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(215b)で得られた1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(335 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(340 mg)からシリルエーテル470 mg(67%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物321 mg(82%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.60(1H, s), 8.46(1H, s), 8.24(1H, s), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.33(1H, d, J=8.6Hz), 7.24(1H, dd, J=8.8 and 2.9Hz), 7.20(2H, d, J=2.0Hz), 7.16(1H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(1H, d, J=7.8Hz), 6.53(1H, dd, J=8.0 and 2.2Hz), 4.94(1H, dd, J=5.5 and 5.5Hz), 4.09(2H, dd, J=4.9 and 4.9Hz), 4.02(2H, q, J=6.8Hz), 3.76(2H, dd, J=10.0 and 5.2Hz), 3.59(4H, t, J=4.3Hz), 3.09(4H, t, J=4.5Hz), 1.36(3H, t, J=7.0Hz).
MS(ES+) m/z:589 (M + H)+.
融点: 108-110℃。
(実施例216)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-605)
(216a)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(2.77 g)と3,5−ジメトキシフェニルイソシアナート(1.92 g)から、標記化合物4.52 g(99%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.23(2H, d, J=8.6Hz), 7.03(1H, s), 6.95(1H, s), 6.87(2H, d, J=8.6Hz), 6.59(2H, d, J=2.0Hz), 6.18(1H, dd, J=1.8 and 1.8Hz), 3.74(6H, s), 3.58(4H, t, J=4.9Hz), 3.06(4H, t, J=4.5Hz), 1.49(9H, s).
(216b)1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(216a)で得た4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(4.52 g)から標記化合物2.88 g(82%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.84(1H, brs), 8.63(1H, brs), 7.30(2H, d, J=8.2Hz), 6.86(2H, d, J=8.6Hz), 6.67(2H, d, J=13.3Hz), 6.11(1H, s), 3.71(6H, s), 3.48(1H, brs), 2.96(4H, brs), 2.83(4H, brs).
(216c)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(216b)で得られた1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(356 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル577 mg(81%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物422 mg(87%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.59(1H, s), 8.42(1H, s), 8.20(1H, s), 7.29(2H, d, J=8.9Hz), 7.29(1H, d, J=8.9Hz), 7.20(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 7.15(1H, d, J=2.7Hz), 6.91(2H, d, J=9.0Hz), 6.65(2H, d, J=1.9Hz), 6.10(1H, t, J=2.2Hz), 4.90(1H, dd, J=5.6 and 5.6Hz), 4.05(2H, dd, J=4.9 and 4.9Hz), 3.73-3.70(2H, m), 3.70(6H, s), 3.55(4H, t, J=4.9Hz), 3.05(4H, t, J=4.9Hz).
MS(ES+) m/z:604 (M + H)+.
融点: 209-210℃。
(実施例217)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-597)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(124a)で得られた1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(326 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル561 mg(82%)をベージュ色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物436 mg(93%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.10(1H, s), 8.22(1H, s), 8.14(1H, d, J=7.8Hz), 8.13(1H, s), 7.34(2H, d, J=7.9Hz), 7.32(1H, d, J=8.2Hz), 7.22(1H, d, J=9.4Hz), 7.18(1H, s), 7.02(1H, d, J=7.8Hz), 6.94(2H, d, J=8.6Hz), 6.92-6.87(2H, m), 4.91(1H, dd, J=4.7 and 4.7Hz), 4.07(2H, dd, J=4.3 and 4.3Hz), 3.88(3H, s), 3.73(2H, dd, J=9.6 and 4.1Hz), 3.56(4H, brs), 3.06(4H, brs).
MS(ES+) m/z:574 (M + H)+.
融点: 118-120℃.
(実施例218)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号2-107)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(200d)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル−フェニル)−ウレア(354 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル507 mg(82%)を黄色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物390 mg(92%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.89(1H, s), 7.98(1H, s), 7.97(1H, d, J=1.9Hz), 7.88(1H, s), 7.22(2H, d, J=9.0Hz), 7.16(2H, s), 7.15(1H, d, J=7.0Hz), 6.85(1H, d, J=8.6Hz), 6.70(2H, d, J=9.4Hz), 6.69(1H, d, J=8.6Hz), 4.88(1H, dd, J=5.4 and 5.4Hz), 4.03(2H, dd, J=4.8 and 4.8Hz), 3.82(3H, s), 3.70(2H, dd, J=10.1 and 5.1Hz), 3.58-3.55(2H, m), 3.53-3.49(4H, m), 3.30-3.27(2H, m), 2.22(3H, s), 1.98-1.94(2H, m).
MS(ES+) m/z:602 (M + H)+.
融点: 118-120℃。
(実施例219)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−メチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-693)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(137a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(171 mg)と実施例(208c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−メチル−フェニルアミン(141 mg)からシリルエーテル(133 mg)(41%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物96 mg(93%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.14(1H, d, J=2.7Hz), 8.09(1H, s), 8.01(1H, s), 7.94(1H, d, J=2.0Hz), 7.73(1H, dd, J=9.4 and 2.7Hz), 7.01(1H, d, J=8.6Hz), 6.87(1H, d, J=8.2Hz), 6.86(1H, d, J=9.4Hz), 6.75(1H, d, J=2.7Hz), 6.71(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 6.68(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 4.83(1H, t, J=5.5Hz), 3.93(2H, t, J=5.1Hz), 3.82(3H, s), 3.68(2H, dt, J=5.5 and 5.1Hz), 3.56-3.49(4H, m), 3.46-3.40(4H, m), 2.22(3H, s), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:535 (M + H)+.
融点: 189-190℃.
(実施例220)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-615)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(137a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(171 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(168 mg)からシリルエーテル(123 mg)(35%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを無水テトラヒドロフラン溶液中でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物62.2 mg(66%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.19(1H, s), 8.14(1H, d, J=2.7Hz), 8.09(1H, s), 7.94(1H, d, J=2.0Hz), 7.73(1H, dd, J=9.2 and 2.7Hz), 7.29(1H, d, J=8.2Hz), 7.20(1H, dd, J=8.2 and 2.7Hz), 7.15(1H, d, J=2.7Hz), 6.87(1H, d, J=8.0Hz), 6.86(1H, d, J=9.2Hz), 6.71(1H, dd, J=8.0 and 2.0Hz), 4.90(1H, t, J=5.7Hz), 4.05(2H, t, J=4.7Hz), 3.82(3H, s), 3.71(2H, dt, J=5.7 and 4.7Hz), 3.55-3.49(4H, m), 3.44-3.39(4H, m), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:589 (M + H)+.
融点: 198-200℃。
(実施例221)4−{2−クロロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号2-121)
(221a)4−(2−クロロ−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(38a)と同様の方法で、3−クロロ−4−フルオロニトロベンゼン(3.52 g)とピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(4.46 g)から、標記化合物5.74 g(84%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.26(1H, d, J=2.7Hz), 8.17(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.31(1H, d, J=9.0Hz), 3.51(4H, t, J=4.9Hz), 3.15(4H, t, J=4.9Hz), 1.43(9H, s).
(221b)4−(4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(221a)で得た4−(2−クロロ−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.02 g)のメタノール(20 mL)と無水テトラヒドロフラン(20 mL)溶液に亜鉛粉末(1.96 g)、そして酢酸(1.0 mL)をゆっくりと室温で加えた。反応混合物を1時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加えた。混合物をさらに1時間攪拌し、セライトでろ過し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 4:1)で精製した。得られた固体をヘキサン/イソプロパノール (5:1)中で激しく攪拌し、ろ取し、そして減圧乾燥して、標記化合物684mg(73%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=6.86(1H, d, J=8.6Hz), 6.61(1H, d, J=2.8Hz), 6.46(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 5.06(2H, s), 3.41(4H, t, J=4.9Hz), 2.73(4H, t, J=4.9Hz), 1.41(9H, s).
(221c)4−{2−クロロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(221b)で得た4−(4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(672 mg)と2−フルオロフェニルイソシアナート(0.29 mL)から、標記化合物749 mg(77%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.52(1H, s), 8.10(1H, ddd, J=8.2, 8.2 and 1.7Hz), 7.69(1H, d, J=2.4Hz), 7.26-7.18(2H, m), 7.16-7.08(2H, m), 7.16-7.08(1H, m), 3.48-3.41(4H, m), 2.87-2.81(4H, m), 1.41(9H, s).
MS(ES+) m/z:449 (M + H)+.
(221d)1−(3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(221c)で得た4−{2−クロロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(690 mg)から、標記化合物655 mg(定量的収量)を白色固体として得た。
MS(ES+) m/z:349 (M + H)+.
(221e)4−{2−クロロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(221d)で得られた1−(3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレア(175 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(168 mg)からシリルエーテル224 mg(63%)を薄黄色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物92 mg(77%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.14(1H, s), 8.56(1H, d, J=2.3Hz), 8.23(1H, s), 8.14(1H, ddd, J=8.2, 8.2 and 1.5Hz), 7.74(1H, d, J=2.3Hz), 7.33(1H, d, J=8.6Hz), 7.29-7.22(3H, m), 7.22-7.14(3H, m), 7.07-7.00(1H, m), 4.95(1H, t, J=5.5Hz), 4.10(2H, t, J=4.9Hz), 3.76(2H, dt, J=5.5 and 4.9Hz), 3.62-3.57(4H, m), 2.98-2.92(4H, m).
MS(ES+) m/z:596 (M + H)+.
融点: 199-200℃.
(実施例222)4−{5−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-608)
(222a)4−{5−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(38c)と同様の方法で、実施例(38b)で得た4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(29.2 g)と2−フルオロフェニルイソシアナート(14.1 mL)から、標記化合物16.0 g(36%)を紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.80(1H, s), 8.48(1H, d, J=2.4Hz), 8.14(1H, d, J=2.7Hz), 8.10(1H, ddd, J=8.4, 8.4 and 1.7Hz), 7.71(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.21(1H, ddd, J=11.6, 8.1 and 1.4Hz), 7.11(1H, ddd, J=8.4, 7.8 and 1.4Hz), 7.01-6.94(1H, m), 6.83(1H, d, J=9.0Hz), 3.45-3.35(8H, m), 1.42(9H, s).
MS(ES+) m/z:416 (M + H)+.
融点: 178-179℃.
(222b)1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(222a)で得た4−{5−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(15.0 g)から標記化合物11.4 g(定量的収量)を紫色固体として得た。
MS(ES+) m/z:316 (M + H)+.
(222c)4−{5−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(222b)で得られた1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(158 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(168 mg)からシリルエーテル(174 mg)(51%)を薄黄色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物67.8 mg(60%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.64(1H, s), 8.26(1H, s), 8.25(1H, s), 8.04(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 7.85(1H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, d, J=8.6Hz), 7.26-7.18(3H, m), 7.18-7.10(2H, m), 7.07-6.98(1H, m), 4.05(2H, t, J=4.9Hz), 3.72(2H, t, J=4.9Hz), 3.86-3.32(8H, m).
MS(ES+) m/z:563 (M + H)+.
融点: 193-194℃。
(実施例223)4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-611)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(148a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(173 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(168 mg)からシリルエーテル(144 mg)(41%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物72.2 mg(66%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.21(1H, s), 8.39(1H, s), 8.23(1H, s), 8.17(1H, d, J=2.7Hz), 8.01(1H, dd, J=11.3 and 3.1Hz), 7.76(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.32(1H, d, J=8.6Hz), 7.22(1H, dd, J=8.6 and 2.4Hz), 7.18(1H, d, J=2.4Hz), 7.01(1H, dd, J=8.4 and 5.3Hz), 6.90(1H, d, J=9.0Hz), 6.74(1H, ddd, J=8.6, 8.4 and 3.1Hz), 4.91(1H, t, J=5.7Hz), 4.07(2H, t, J=4.7Hz), 3.88(3H, s), 3.73(2H, dt, J=4.7 and 5.7Hz), 3.56-3.50(4H, m), 3.48-3.40(4H, m).
MS(ES+) m/z:593 (M + H)+.
融点: 172-173℃.
(実施例224)4−{4−[3−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-607)
(224a)4−[4−(4−ニトロ−フェノキシカルボニルアミノ)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(5.54 g)の無水テトラヒドロフラン(40 mL)溶液に、クロロギ酸p−ニトロフェニル(4.16 g)とピリジン(2.0 mL)を0℃で加えた。反応混合物を0℃で1時間攪拌後、室温で3時間攪拌し、1N 塩酸で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。得られた固体をろ取し、乾燥して、標記化合物6.42 g(72%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.26(2H, d, J=9.0Hz), 7.37(2H, d, J=9.0Hz), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 6.97(1H, brs), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 3.58(4H, t, J=5.1Hz), 3.10(4H, t, J=5.1Hz), 1.48(9H, s).
(224b)4−{4−[3−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(224a)で得た4−[4−(4−ニトロ−フェノキシカルボニルアミノ)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(885 mg)のアセトニトリル(10 mL)溶液に4−tert−ブチル−チアゾール−2−イルアミン(469 mg)を加えた。反応混合物を4時間加熱還流し、濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル 2:1→1:1)で精製した。得られた固体をイソプロピルエーテル中で激しく攪拌し、ろ取し、そして乾燥して標記化合物716 mg(78%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.5(1H, s), 8.61(1H, s), 7.31(2H, d, J=8.6Hz), 6.93(2H, d, J=8.6Hz), 6.63(1H, s), 3.46(4H, t, J=4.6Hz), 3.02(4H, t, J=4.6Hz), 1.42(9H, s), 1.25(9H, s).
MS(ES+) m/z:460 (M + H)+.
融点: 123-124℃.
(224c)1−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(224b)で得られた4−{4−[3−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(704 mg)より標記化合物521 mg(95%)を白色固体として得た。
MS(ES+) m/z:360 (M + H)+.
(224d)4−{4−[3−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(224c)で得られた1−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(180 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(168 mg)からシリルエーテル(125 mg)(35%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを無水テトラヒドロフラン溶液中でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物45.5 mg(46%)を灰白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.5(1H, s), 8.63(1H, s), 8.23(1H, s), 7.33(2H, d, J=8.6Hz), 7.32(1H, d, J=9.0Hz), 7.22(1H, d, J=9.0Hz), 7.18(1H, s), 6.97(2H, d, J=8.6Hz), 6.63(1H, s), 4.91(1H, t, J=5.7Hz), 4.07(2H, t, J=4.3Hz), 3.73(2H, dt, J=5.7 and 4.3Hz), 3.61-3.51(4H, m), 3.13-3.03(4H, m), 1.25(9H, s).
MS(ES+) m/z:607 (M + H)+.
融点: 130-132℃。
(実施例225)4−{4−[3−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-848)
(225a)4−{4−[3−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(224b)と同様の方法で、実施例(224a)で得た4−[4−(4−ニトロ−フェノキシカルボニルアミノ)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(885 mg)と4,5−ジメチル−チアゾール−2−イルアミン塩酸塩(494 mg)とトリエチルアミン(0.42 mL)から、標記化合物333 mg(38%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.2(1H, s), 8.82(1H, s), 7.33(2H, d, J=8.8Hz), 6.92(2H, d, J=8.8Hz), 3.45(4H, t, J=4.9Hz), 3.02(4H, t, J=4.9Hz), 2.20(3H, s), 2.11(3H, s), 1.42(9H, s).
MS(ES+) m/z:432 (M + H)+.
融点: 103-105℃.
(225b)1−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(225a)で得た4−{4−[3−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(316 mg)から標記化合物243 mg(定量的収量)を白色固体として得た。
MS(ES+) m/z:332 (M + H)+.
(225c)4−{4−[3−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(225b)で得られた1−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(166 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(168 mg)からシリルエーテル(175 mg)(51%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを無水テトラヒドロフラン溶液中でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物89.0 mg(29%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.1(1H, brs), 8.75(1H, s), 8.22(1H, s), 7.34(2H, d, J=9.3Hz), 7.32(1H, d, J=8.6Hz), 7.22(1H, dd, J=8.6 and 3.1Hz), 7.18(1H, d, J=3.1Hz), 6.95(2H, d, J=9.3Hz), 4.91(1H, t, J=5.5Hz), 4.07(2H, t, J=4.7Hz), 3.73(2H, dt, J=5.5 and 4.7Hz), 3.56(4H, t, J=4.5Hz), 3.07(4H, t, J=4.5Hz), 2.20(3H, s), 2.11(3H, s).
MS(ES+) m/z:579 (M + H)+.
融点: 166-167℃。
(実施例226)6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号3-94)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(202b)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(225 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(234 mg)からシリルエーテル(185mg)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物83mg(43%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,MeOH-d4):δ(ppm)=8.00(1H, s), 7.90(1H, s), 7.33(1H, s), 7.31(1H, s), 7.26(1H, s), 7.22(1H, s), 7.19(2H, d, J=2.8Hz), 7.12(1H, d, J=8.6Hz), 7.12(1H, d, J=8.6Hz), 6.80(1H, d, J=8.2Hz), 6.75(1H, d, J=8.2Hz), 4.87(1H, s), 4.58(2H, s), 4.03-4.02(2H, m), 3.86(2H, t, J=4.4Hz), 3.81(3H, s), 3.68(2H, t, J=5.3Hz), 2.84(2H, brs), 2.25(3H, s).
MS(FAB+) m/z:559 (M + H)+.
融点:122-124℃。
(実施例227)6−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号3-91)
(227a)6−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(202a)と同様の方法で、6−アミノ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチルエステル(380 mg)と2−フルオロフェニルイソシアナート(250 mg)から、標記化合物559 mg(95%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.12(1H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 7.13-6.95(8H, m), 4.51(2H, s), 3.62(2H, t, J=5.7Hz), 2.78(2H, t, J=5.5Hz), 1.50(9H, s).
(227b)6−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
実施例(202b)と同様の方法で、実施例(227a)で得た6−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステル(100 mg)から、2級アミンを得た。実施例170)と同様の方法で、この2級アミンと実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(104 mg)からシリルエーテル101mg(60%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物20mg(24%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,MeOH-d4):δ(ppm)=8.05(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 7.33(1H, d, J=9.0Hz), 7.24(1H, s), 7.23-7.20(2H, m), 7.15(1H, dd, J=8.8 and 2.5Hz), 7.12-7.05(3H, m), 7.01-6.96(1H, m), 4.59(2H, s), 4.06(2H, t, J=4.3Hz), 3.91-3.85(2H, m), 3.70(2H, t, J=5.6Hz), 2.88(2H, t, J=5.9Hz).
MS(ES+)m/z:533 (M + H)+.
融点:162-164℃.
(実施例228)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号4-14)
(228a)4−トリフルオロメタンスルホニロキシ−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
リチウムジイソプロピルアミド (1.8 M テトラヒドロフラン溶液、9.5 mL)の無水テトラヒドロフラン溶液(20 mL)中に、4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(3.0 g)の無水テトラヒドロフラン溶液(20 mL)を−78℃で窒素雰囲気下、ゆっくりと滴下した。30分後、N−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド (5.97 g)の無水テトラヒドロフラン(20 mL)溶液を滴下した。30分後、反応混合物を0℃まで温め、2時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、ヘキサン:酢酸エチル(9:1,300 mL)溶液に溶かし、セライトでろ過した。ろ液を濃縮し、標記化合物 (4.85 g)をオレンジ色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=5.75(1H, brs), 4.03(2H, dd, J=6.1 and 2.9Hz), 3.62(2H, t, J=5.7Hz), 2.45-2.40(2H, m), 1.47(9H, s).
(228b)4−(4−ベンジロキシカルボニルアミノフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(228a)で得た4−トリフルオロメタンスルホニロキシ−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル (0.92 g)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(160 mg)、炭酸カリウム(1.3 g)、そして(4−ベンジロキシカルボニルアミノフェニル)ホウ酸(0.80 g)のジメチルホルムアミド(50 mL)の溶液を100℃で3時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ヘキサン:酢酸エチル 2:1)し、標記化合物442 mgをピンク色固体で得た。
MS(ES+) m/z:409 (M + H)+.
(228c)4−(4−アミノ−フェニル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(228b)で得た4−(4−ベンジロキシカルボニルアミノフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(100mg)、パラジウム炭素(15mg)のメタノール溶液(30ml)を水素雰囲気下、室温で1時間攪拌した。反応溶液をセライトろ過し、濃縮した。残渣物をクロマトグラフィーで精製(へキサン:酢酸エチル 5:2)し、標記化合物(57 mg)(84%)を黄色オイルで得た。
MS(ES+) m/z:277 (M + H)+.
(228d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(228c)で得た4−(4−アミノ−フェニル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(57 mg)と2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート(37 mg)から、標記化合物94 mg(定量的収量)をピンク色オイルとして得た。
MS(ES+) m/z:440 (M + H)+.
(228e)1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(228d)で得た4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(94 mg)から得た標記化合物86 mgを精製せずに実施例(228f)で使用した。
(228f)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド
(実施例49)と同様の方法で、実施例(228e)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(86 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(45 mg)から、標記化合物26 mg(26%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.22(1H, s), 8.12(2H, s), 7.97(1H, s), 7.37(2H, d, J=8.6Hz), 7.31(1H, dd, J=6.8 and 6.9Hz), 7.23-7.11(4H, m), 6.87(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 6.71(1H, d, J=7.4Hz), 4.20(2H, d, J=12.2Hz), 3.81(3H, s), 2.88(2H, t, J=12.8Hz), 2.76-2.65(1H, m), 2.26(3H, s), 2.20(3H, s), 1.75(2H, d, J=11.7Hz), 1.59-1.48(2H, m).
MS(ES+) m/z:507 (M + H)+.
融点:234-236℃。
(実施例229)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号5-41)
(229a)4−(4−アミノフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(228b)で得た4−(4−ベンジロキシカルボニルアミノフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル (200 mg)の2 N 水酸化ナトリウム水溶液(5 mL)とメタノール(15 mL)の溶液を60−70℃で5時間加熱した。反応混合物を濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮し、標記化合物をピンク色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.17(2H, d, J=8.6Hz), 6.63(2H, d, J=8.6Hz), 5.87(1H, brs), 4.03(2H, s), 3.68(2H, brs), 3.60(2H, t, J=5.7Hz), 2.46(2H, brs), 1.48(9H, s).
(229b)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(229a)で得た4−(4−アミノフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(380 mg)と2−フルオロフェニルイソシアナート(253 mg)から、標記化合物559 mg(95%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.12(1H, dd, J=8.1 and 8.0Hz), 8.03(1H, s), 7.68(1H, s), 7.29(2H, d, J=8.2Hz), 7.19(2H, d, J=8.6Hz), 7.06-6.89(2H, m), 5.90(1H, brs), 4.06(2H, brs), 3.62(2H, t, J=5.5Hz), 2.43(2H, brs), 1.51(9H, s).
(229c)1−(2−フルオロ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(229b)で得た4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(100 mg)から得た標記化合物を単離、精製せずに実施例(229d)で使用した。
(229d)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(229c)で得られた1−(2−フルオロ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(50 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(59 mg)からシリルエーテル36 mg(33%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物18 mg(61%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,MeOH-d4):δ(ppm)=8.09-8.04(1H, m), 7.44-7.38(2H, m), 7.42(2H, d, J=6.2Hz), 7.34(1H, d, J=8.7Hz), 7.23(1H, d, J=2.7Hz), 7.19(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 7.16-7.11(1H, m), 7.10(1H, d, J=7.8Hz), 7.04-6.97(1H, m), 5.44(1H, dd, J=6.1 and 2.2Hz), 4.16(2H, d, J=3.1Hz), 4.09(2H, t, J=4.7Hz), 3.91-3.86(2H, m), 3.73(2H, t, J=5.5Hz), 2.63-2.57(2H, m).
MS(ES+) m/z:559 (M + H)+.
融点:110-112℃.
(実施例230)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号5-44)
(230a)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(229a)で得た4−(4−アミノフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(3.00 g)と2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート(1.76 ml)から、標記化合物4.82 g(定量的収量)を薄赤色固体として得た。
MS(APCI) m/z:438 (M + H)+.
(230b)1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(228d)で得た4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(4.82 g)から標記化合物2.69 g(2工程,73%)を黄色固体として得た。
MS(APCI) m/z:338 (M + H)+.
(230c)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(230b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(74 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(74 mg)からシリルエーテル(104 mg)を得た。このシリルエーテルを無水テトラヒドロフラン溶液中でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物6.5 mg(7.5%)を薄茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.23(3H, s), 2.58-2.41(2H, m), 3.62(2H, t, J=6.1Hz), 3.71(2H, t, J=4.9Hz), 3.83(3H, s), 4.05(2H, t, J=4.7Hz), 4.09(2H, s), 6.14(1H, s), 6.73(1H, d, J=7.8Hz), 6.88(1H, d, J=8.3Hz), 7.15(1H, d, J=3.2Hz), 7.20(1H, d, J=9.0Hz), 7.31(1H, d, J=9.8Hz), 7.38(2H, d, J=8.6Hz), 7.43(2H, d, J=8.6Hz), 7.96(1H, s), 8.10(1H, s), 8.15(1H, s), 9.33(1H, s).
MS(APCI) m/z:585 (M + H)+.
融点: 150-153℃。
(実施例231)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-651)
(231a)2−(4−クロロ−3−ニトロ−フェノキシ)−エタノール
実施例(208a)と同様の方法で、4−クロロ−3−ニトロフェノール(8.67 g)と2−ブロモエタノール(3.9 mL)から、標記化合物5.48 g(50%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.44(1H, s), 7.41(1H, d, J=3.1Hz), 7.09(1H, dd, J=8.8 and 3.0Hz), 4.12(2H, t, J=4.5Hz), 4.00(2H, brs), 2.04(1H, brs).
(231b)tert−ブチル−[2−(4−クロロ−3−ニトロ−フェノキシ)−エトキシ]−ジメチルシラン
実施例(208b)と同様の方法で、実施例(231a)で得た2−(4−クロロ−3−ニトロ−フェノキシ)−エタノール(5.48 g)とtert−ブチルジメチルシリル クロリド(4.56 g)から、標記化合物8.52 g(定量的収量)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.31(1H, d, J=3.9Hz), 7.30(1H, s), 6.98(1H, dd, J=8.8 and 2.9Hz), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 3.88(2H, t, J=4.7Hz), 0.81(9H, s), 0.00(6H, s).
(231c)5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−フェニルアミン
実施例(231b)で得られたtert−ブチル−[2−(4−クロロ−3−ニトロ−フェノキシ)−エトキシ]−ジメチルシラン(2.29 g)と塩化ニッケル(II)六水和物(3.28 g)を無水テトラヒドロフラン(40 mL)に懸濁させた。この懸濁液に水素化ほう素ナトリウム(1.02 g)を室温でゆっくりと少量ずつ加えた。1時間後、反応混合物を濃縮し粉末セルロース上に注ぎ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。粉末セルロース上の反応生成物を酢酸エチルと水により溶出した。得られた溶出液の有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。残渣物を減圧乾燥して、標記化合物1.85g (89%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.02(1H, d, J=8.6Hz), 6.25(1H, d, J=2.7Hz), 6.19(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 3.92(2H, brs), 3.88-3.83(4H, m), 0.81(9H, s), 0.00(6H, s).
(231d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(1.12 g)と実施例(231c)で得た5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−フェニルアミン(990 mg)からシリルエーテル1.09 g(50%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを無水テトラヒドロフラン溶液中でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物821 mg(91%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.20(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, s), 7.34(2H, d, J=8.2Hz), 7.34(1H, d, J=8.2Hz), 7.21(1H, s), 6.95(2H, d, J=8.2Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 6.76-6.72(2H, m), 4.88(1H, dd, J=4.9 and 4.9Hz), 3.96(2H, dd, J=4.3 and 4.3Hz), 3.84(3H, s), 3.71(2H, dd, J=9.6 and 4.5Hz), 3.60(4H, t, J=4.3Hz), 3.09(4H, t, J=3.7Hz), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:555 (M + H)+.
融点: 121-124℃.
(実施例232)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-645)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(124a)で得られた1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(326 mg)と実施例(231c)で得た5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−フェニルアミン(331 mg)からシリルエーテル519 mg(79%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様にテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物364 mg(85%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.16(1H, s), 8.12-8.09(1H, m), 8.09(1H, s), 7.31(2H, d, J=8.6Hz), 7.31(1H, d, J=8.6Hz), 7.19(1H, d, J=2.8Hz), 6.99(1H, dd, J=7.9 and 1.5Hz), 6.92(2H, d, J=9.3Hz), 6.89-6.84(2H, m), 6.71(1H, dd, J=8.8 and 3.0Hz), 4.86(1H, dd, J=5.5 and 5.5Hz), 3.95(2H, t, J=4.9Hz), 3.86(3H, s), 3.69(2H, dd, J=10.2 and 5.1Hz), 3.59(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz).
MS(ES+) m/z:542 (M + H)+.
融点: 179-180℃。
(実施例233)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-858)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(215b)で得られた1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(340 mg)と実施例(231c)で得た5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−フェニルアミン(331 mg)からシリルエーテル600 mg(90%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物234 mg(47%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.61(1H, s), 8.46(1H, s), 8.16(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.30(1H, d, J=9.4Hz), 7.19(1H, d, J=3.2Hz), 7.16(1H, dd, J=2.1 and 2.1Hz), 7.12(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.88(1H, d, J=7.5Hz), 6.71(1H, dd, J=8.8 and 3.0Hz), 6.49(1H, dd, J=7.9 and 2.8Hz), 4.86(1H, dd, J=5.5 and 5.5Hz), 4.00-3.93(4H, m), 3.70(2H, t, J=4.7Hz), 3.59(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz), 1.32(3H, t, J=7.1Hz).
MS(ES+) m/z:555 (M + H)+.
融点: 196-197℃.
(実施例234)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-653)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(216b)で得られた1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(356 mg)と実施例(231c)で得た5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−フェニルアミン(331 mg)からシリルエーテル518 mg(96%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物234 mg(47%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.54(1H, s), 8.36(1H, s), 8.16(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, d, J=8.9Hz), 7.19(1H, d, J=3.2Hz), 6.92(2H, d, J=9.4Hz), 6.71(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 6.65(2H, d, J=2.4Hz), 6.10(1H, dd, J=2.2 and 2.2Hz), 4.86(1H, dd, J=5.5 and 5.5Hz), 3.95(2H, dd, J=4.9 and 4.9Hz), 3.70(6H, s), 3.70-3.67(2H, m), 3.59(4H, t, J=4.7Hz), 3.08(4H, t, J=4.7Hz).
MS(ES+) m/z:571 (M + H)+.
融点: 191-192℃。
(実施例235)4−{5−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-657)
(235a)4−{5−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(38c)と同様の方法で、実施例(38b)で得た4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(5.57 g)と2−メトキシフェニルイソシアナート(3.2 mL)から、標記化合物8.83 g(定量的収量)を紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.10(1H, s), 8.08(1H, d, J=3.9Hz), 7.71(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.08(1H, s), 7.03-6.94(2H, m), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.66(1H, d, J=9.0Hz), 6.49(1H, s), 3.81(3H, s), 3.55-3.48(8H, m), 1.49(9H, s).
(235b)1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(235a)で得た4−{5−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(8.55 g)から標記化合物6.28 g(96%)を紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.03(1H, s), 8.14-8.07(3H, m), 7.68(1H, d, J=8.6Hz), 6.99(1H, d, J=7.8Hz), 6.91(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.86(1H, dd, J=7.2 and 7.2Hz), 6.76(1H, d, J=8.6Hz), 3.85(3H, s), 3.39(1H, brs), 3.28(4H, brs), 2.76(4H, brs).
(235c)4−{5−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(235b)で得られた1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(327 mg)と実施例(231c)で得た5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−フェニルアミン(301 mg)からシリルエーテル414 mg(63%)を紫色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物312 mg(92%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.16(1H, d, J=4.3Hz), 8.15(1H, d, J=3.2Hz), 8.09(1H, dd, J=7.8 and 2.0Hz), 7.73(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.31(1H, d, J=9.0Hz), 7.19(1H, d, J=3.2Hz), 7.00(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 6.92(1H, ddd, J=7.6, 7.6 and 2.0Hz), 6.90(1H, d, J=1.9Hz), 6.89-6.84(2H, m), 6.72(1H, dd, J=8.6 and 3.2Hz), 4.87(1H, dd, J=5.5 and 5.5Hz), 3.94(2H, dd, J=4.9 and 4.9Hz), 3.87(3H, s), 3.69(2H, dd, J=10.1 and 5.5Hz), 3.56(4H, t, J=5.1Hz), 3.46(4H, t, J=3.5Hz).
MS(ES+) m/z:542 (M + H)+.
融点: 139-141℃。
(実施例236)4−{5−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-859)
(236a)4−{5−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(38c)と同様の方法で、実施例(38b)で得た4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(5.57 g)と3−エトキシフェニルイソシアナート(3.5 mL)から、標記化合物8.37 g(95%)を紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.08(1H, d, J=2.3Hz), 7.65(1H, dd, J=9.0 and 2.4Hz), 7.20(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 7.03(1H, s), 6.82(1H, d, J=7.9Hz), 6.66(2H, d, J=9.0Hz), 6.46(1H, s), 6.37(1H, s), 4.02(2H, q, J=6.9Hz), 3.55-3.50(8H, m), 1.49(9H, s), 1.40(3H, t, J=7.1Hz).
(236b)1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(236a)で得た4−{5−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(8.37 g)から標記化合物6.47 g(定量的収量)を紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.74(1H, s), 8.48(1H, s), 8.11(1H, d, J=2.3Hz), 7.66(1H, dd, J=9.4 and 2.7Hz), 7.14(1H, d, J=2.3Hz), 7.11(1H, d, J=7.8Hz), 6.89(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 6.76(1H, d, J=8.6Hz), 6.49(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.97(2H, q, J=7.1Hz), 3.43(1H, brs), 3.30(4H, t, J=4.5Hz), 2.78(4H, t, J=4.3Hz), 1.31(3H, t, J=6.9Hz).
(236c)4−{5−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(235b)で得られた1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(341 mg)と実施例(231c)で得た5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−フェニルアミン(301 mg)からシリルエーテル527 mg(77%)を薄紫色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物334 mg(78%)を薄紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.65(1H, s), 8.41(1H, s), 8.18(1H, s), 8.18(1H, dd, J=2.2 and 2.2Hz), 7.73(1H, dd, J=8.8 and 2.2Hz), 7.34(1H, d, J=8.9Hz), 7.22(1H, dd, J=1.9 and 1.9Hz), 7.17-7.13(2H, m), 6.90(2H, dd, J=9.4 and 9.4Hz), 6.74(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 6.53(1H, d, J=7.9Hz), 4.88(1H, dd, J=5.5 and 5.5Hz), 4.00-3.95(4H, m), 3.70(2H, dd, J=10.3 and 5.2Hz), 3.58(4H, brs), 3.48(4H, brs), 1.32(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:556 (M + H)+.
融点: 140-143℃。
(実施例237)4−{5−(3−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド)−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 {2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル}−アミド(化合物番号1-863)
(237a)4−[5−(4−ニトロ−フェノキシカルボニルアミノ)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(224a)と同様の方法で、実施例(38b)で得た4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(8.34 g)とクロロギ酸p−ニトロフェニル(6.24 g)から、標記化合物10.8 g(81%)を紫色固体として得た。
MS(FAB) m/z:444 (M + H)+.
(237b)4−{5−[3−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(224b)と同様の方法で、実施例(237a)で得た4−[5−(4−ニトロ−フェノキシカルボニルアミノ)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.22 g)と4,5−ジメチル−チアゾール−2−イルアミン(988 mg)から標記化合物1.37 g(63%)を薄茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.2(1H, s), 8.76(1H, s), 8.17(1H, d, J=2.7Hz), 7.71(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 6.84(1H, d, J=9.0Hz), 3.46-3.38(4H, m), 3.36-3.29(4H, m), 2.19(3H, s), 2.11(3H, s), 1.42(9H, s)
MS(ES+) m/z:461 (M + H)+.
(237c)1−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(237b)で得た4−{5−[3−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.35 g)から標記化合物1.02 mg(98%)を薄黄色固体として得た。
MS(ES+) m/z:361 (M + H)+.
(237d)4−{5−(3−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド)−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 {2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル}−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(237c)で得られた1−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(166 mg)と実施例(231c)で得た5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−フェニルアミン(151 mg)からシリルエーテル(149 mg)(45%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物66 mg(58%)を薄桃色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.3(1H, s), 8.76(1H, s), 8.20(1H, s), 8.19(1H, s), 7.74(1H, d, J=9.0Hz), 7.34(1H, d, J=9.0Hz), 7.21(1H, d, J=2.7Hz), 6.89(1H, d, J=9.0Hz), 6.74(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 4.88(1H, t, J=5.2Hz), 3.96(2H, t, J=5.0Hz), 3.70(2H, dt, J=5.2 and 5.0Hz), 3.60-3.54(4H, m), 3.52-3.45(4H, m), 2.19(3H, s), 2.11(3H, s).
MS(ES+) m/z:546 (M + H)+.
融点: 128-129℃。
(実施例238)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-663)
(実施例170)と同様の方法で、(137a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(171 mg)と実施例(231c)で得た5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−フェニルアミン(151 mg)からシリルエーテル(149 mg)(44%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物33 mg(30%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.10(1H, s), 8.19(1H, s), 8.18(1H, d, J=2.7Hz), 8.12(1H, s), 7.97(1H, d, J=1.6Hz), 7.76(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.34(1H, d, J=9.0Hz), 7.21(1H, d, J=2.4Hz), 6.89(1H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, d, J=8.6Hz), 6.74(1H, dd, J=9.0 and 2.4Hz), 6.74(1H, dd, J=8.6 and 1.6Hz), 4.88(1H, t, J=5.7Hz), 3.96(2H, t, J=4.9Hz), 3.84(3H, s), 3.70(2H, dt, J=5.7 and 4.9Hz), 3.72-3.71(4H, m), 3.50-3.44(4H, m), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:555 (M + H)+.
融点: 132-134℃。
(実施例239)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−2−メチル−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号2-103)
(239a)1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(3−メチル−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、(実施例195)で得た4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−2−メチル−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(1.38 g)から標記化合物848 mg(87%)を白色固体として得た。
MS(ES+) m/z: 355 (M + H)+.
(239b)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−2−メチル−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(239a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(3−メチル−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(354 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル509 mg(71%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物385 mg(90%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.13(1H, s), 8.18(1H, s), 8.10(1H, s), 7.99(1H, s), 7.32(2H, d, J=8.2Hz), 7.31(1H, s), 7.22(1H, d, J=8.6Hz), 7.19(1H, s), 6.98(1H, d, J=8.6Hz), 6.89(1H, d, J=8.6Hz), 6.73(1H, d, J=7.8Hz), 4.91(1H, t, J=5.6Hz), 4.07(2H, t, J=4.7Hz), 3.84(3H, s), 3.73(2H, q, J=5.1Hz), 3.55(4H, brs), 2.79(4H, brs), 2.27(3H, s), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:602 (M + H)+.
融点: 225-228℃.
(実施例240)4−{4−[3−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-868)
(240a)4−{4−[3−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(1.39 g)と2−トリフルオロメトキシフェニルイソシアナート(0.98 mL)から、標記化合物2.31 g(96%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.30(1H, d, J=8.2Hz), 7.32-7.18(3H, m), 7.04-6.89(6H, m), 3.60(4H, brs), 3.13(4H, brs), 1.50(9H, s).
(240b)1−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(240a)で得た4−{4−[3−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.31 g)から標記化合物1.83 g(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.14(1H, s), 8.47(1H, s), 8.24(1H, dd, J=8.2 and 1.5Hz), 7.33(1H, d, J=9.8Hz), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, d, J=9.0Hz), 7.04(1H, ddd, J=7.8, 7.8 and 2.0Hz), 6.86(2H, d, J=9.3Hz), 3.41(1H, brs), 2.95(4H, t, J=4.7Hz), 2.81(4H, t, J=4.9Hz).
(240c)4−{4−[3−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(240b)で得られた1−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(381 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル537 mg(73%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物382 mg(84%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.37(1H, s), 8.29(1H, d, J=8.2Hz), 8.22(1H, s), 7.38-7.31(3H, m), 7.35(2H, d, J=9.0Hz), 7.22(1H, d, J=9.0Hz), 7.18(1H, s), 7.07(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.97(2H, d, J=8.6Hz), 4.91(1H, t, J=5.7Hz), 4.07(2H, t, J=4.6Hz), 3.73(2H, dd, J=9.8 and 4.7Hz), 3.56(4H, brs), 3.07(4H, brs).
MS(ES+) m/z:628 (M + H)+.
融点: 112-114℃。
(実施例241)4−{4−[3−(2−メチルスルファニル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-870)
(241a)4−{4−[3−(2−メチルスルファニル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(693 mg)と2−(メチルチオ)フェニルイソシアナート(0.44 mL)から、標記化合物 1.04g(94%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.18(1H, s), 8.03(1H, s), 7.92(1H, d, J=7.1Hz), 7.38(1H, dd, J=7.8 and 1.5Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.19(1H, dd, J=7.7 and 7.6Hz), 7.01(1H, dd, J=6.9 and 6.9Hz), 6.89(2H, d, J=9.0Hz), 3.44(4H, t, J=4.9Hz), 3.00(4H, t, J=5.1Hz), 2.41(3H, s), 1.42(9H, s).
(241b)1−(2−メチルスルファニル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(241a)で得た4−{4−[3−(2−メチルスルファニル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(885 mg)から標記化合物685 mg(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.04(1H, s), 7.92(1H, d, J=8.2Hz), 7.38(1H, dd, J=7.7 and 1.3Hz), 7.29(2H, d, J=8.6Hz), 7.19(1H, ddd, J=7.7, 7.7 and 1.3Hz), 7.00(1H, ddd, J=7.5, 7.5 and 1.2Hz), 6.85(2H, d, J=9.0Hz), 3.46(1H, brs), 2.95(4H, brs), 2.82(4H, brs), 2.41(3H, s).
(241c)4−{4−[3−(2−メチルスルファニル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(241b)で得られた1−(2−メチルスルファニル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(342 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル427 mg(61%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物333 mg(93%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.21(1H, s), 8.22(1H, s), 8.06(1H, s), 7.96(1H, d, J=8.2Hz), 7.41(1H, d, J=7.8Hz), 7.35(2H, d, J=7.8Hz), 7.32(1H, d, J=9.4Hz), 7.24-7.18(3H, m), 7.03(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.95(2H, d, J=7.9Hz), 4.90(1H, t, J=5.5Hz), 4.07(2H, t, J=4.3Hz), 3.73(2H, dd, J=9.6 and 4.1Hz), 3.56(4H, brs), 3.07(4H, brs), 2.43(3H, s).
MS(ES+) m/z:590 (M + H)+.
融点: 115-116℃.
(実施例242)4−{2−シアノ−4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号2-108)
(242a)4−(2−シアノ−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(194a)と同様の方法で、2−フルオロ−5−ニトロベンゾニトリル(985 mg)とピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.10 g)から、標記化合物1.94 g(99%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.44(1H, d, J=2.8Hz), 8.28(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 6.98(1H, d, J=9.0Hz), 3.67(4H, t, J=5.1Hz), 3.46(4H, t, J=5.0Hz), 1.49(9H, s).
(242b)4−(4−アミノ−2−シアノ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(242a)で得た4−(2−シアノ−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.94 g)のイソプロパノール(120 mL)と1N 塩酸(60 mL)溶液に亜鉛粉末(7.63 g)を加えた。室温で5時間攪拌した後、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で中和し、30分間攪拌し、そしてセルロース粉末でろ過した。ろ液を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 5:1→1:1)で精製した。得られた固体をヘキサン中で激しく攪拌し、ろ過し、そして減圧乾燥をして標記化合物1.23 g(70%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=6.88(1H, s), 6.86(1H, d, J=9.3Hz), 6.81(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 3.60(4H, t, J=5.1Hz), 3.67(2H, brs), 2.97(4H, t, J=4.9Hz), 1.48(9H, s).
(242c)4−{2−シアノ−4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(194c)と同様の方法で、実施例(242b)で得た4−(4−アミノ−2−シアノ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(605 mg)と2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート(0.38 mL)から、標記化合物871 mg(94%)を橙色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.84(1H, d, J=1.9Hz), 7.61(1H, d, J=2.7Hz), 7.56(1H, dd, J=8.7 and 2.8Hz), 7.02(1H, s), 6.95(1H, d, J=9.0Hz), 6.83(1H, dd, J=8.0 and 1.8Hz), 6.76(2H, d, J=8.2Hz), 3.83(3H, s), 3.62(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.30(3H, s), 1.48(9H, s).
(242d)1−(3−シアノ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(242c)で得た4−{2−シアノ−4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(870 mg)から標記化合物658 mg(96%)を薄ベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.41(1H, s), 8.15(1H, s), 7.94(1H, d, J=2.0Hz), 7.85(1H, d, J=2.4Hz), 7.49(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.10(1H, d, J=8.7Hz), 6.88(1H, d, J=8.3Hz), 6.74(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 3.83(3H, s), 2.96(4H, t, J=4.7Hz), 2.84(4H, t, J=4.7Hz), 2.22(3H, s).
(242e)4−{2−シアノ−4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(242d)で得られた1−(3−シアノ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(365 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル648 mg(89%)を黄色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物453 mg(83%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.44(1H, s), 8.22(1H, s), 8.16(1H, s), 7.95(1H, s), 7.90(1H, s), 7.51(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 7.30(1H, d, J=8.2Hz), 7.22-7.16(1H, m), 7.18(2H, d, J=8.6Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 6.74(1H, dd, J=8.6 and 2.3Hz), 4.90(1H, t, J=5.6Hz), 4.06(2H, t, J=4.7Hz), 3.83(3H, s), 3.72(2H, dd, J=10.0 and 5.3Hz), 3.58(4H, t, J=4.5Hz), 3.05(4H, t, J=4.7Hz), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:613 (M + H)+.
融点: 135-137℃。
(実施例243)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-876)
(243a)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(1.11 g)と2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル イソシアナート(838 mg)から、標記化合物1.68 g(96%)を薄紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.26-7.21(2H, m), 6.96-6.84(4H, m), 6.71(2H, d, J=8.2Hz), 6.22(1H, brs), 4.57(2H, t, J=8.6Hz), 3.58(4H, brs), 3.19(2H, t, J=8.8Hz), 3.07(4H, brs), 1.48(9H, s).
(243b)1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(243a)で得た4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.68 g)から標記化合物1.29 g(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.45(2H, s), 7.34(1H, s), 7.26(2H, d, J=8.2Hz), 7.04(1H, dd, J=8.6 and 2.3Hz), 6.82(2H, d, J=8.6Hz), 6.63(1H, d, J=8.2Hz), 4.46(2H, t, J=8.8Hz), 3.45(1H, brs), 3.14(2H, t, J=8.6Hz), 2.94(4H, brs), 2.82(4H, brs).
(243c)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(243b)で得られた1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(338 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル508 mg(73%)を薄ピンク色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物367 mg(86%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.30(1H, s), 8.27(1H, s), 8.19(1H, s), 7.34(1H, s), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, d, J=9.0Hz), 7.20(1H, dd, J=8.9 and 3.1Hz), 7.15(1H, d, J=3.2Hz), 7.03(1H, dd, J=8.2 and 2.4Hz), 6.90(2H, d, J=9.0Hz), 6.64(1H, d, J=8.2Hz), 4.89(1H, t, J=5.5Hz), 4.47(2H, t, J=8.8Hz), 4.05(2H, t, J=4.9Hz), 3.71(2H, dd, J=9.8 and 5.1Hz), 3.54(4H, t, J=4.5Hz), 3.14(2H, t, J=8.4Hz), 3.04(4H, t, J=4.9Hz)
MS(ES+) m/z:586 (M + H)+.
融点: 212-214℃。
(実施例244)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-874)
(244a)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(42b)と同様の方法で、1,4−ベンゾジオキサン−5−カルボン酸(5.0 g)とN−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(7.78 g)から、標記化合物9.64 g(75%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.04(1H, s), 8.04(1H, s), 7.67(1H, d, J=8.2Hz), 7.28(2H, d, J=9.0Hz), 6.88(2H, d, J=9.0Hz), 6.73-6.70(1H, m), 6.47-6.44(1H, m), 4.34(2H, brs), 4.34(2H, brs), 3.45(4H, brs), 3.00(4H, brs), 1.42(9H, s).
MS(ES+) m/z:455 (M + H)+.
融点: 187-189℃.
(244b)1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(244a)で得た4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(9.64 g)から標記化合物8.01 g(定量的収量)を白色固体として得た。
MS(ES+) m/z:355 (M + H)+.
(244c)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(244b)で得られた1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(354 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル545 mg(76%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物373 mg(81%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.19(1H, s), 8.05(1H, s), 7.67(1H, d, J=8.2Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, d, J=9.8Hz), 7.21-7.15(2H, m), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.71(1H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 6.46(1H, d, J=7.0Hz), 4.89(1H, t, J=5.4Hz), 4.34(2H, t, J=3.5Hz), 4.26(2H, t, J=3.7Hz), 4.05(2H, t, J=4.9Hz), 3.71(2H, dd, J=10.2 and 5.1Hz), 3.55(4H, t, J=4.7Hz), 3.04(4H, t, J=4.7Hz).
MS(ES+) m/z:602 (M + H)+.
融点: 127-129℃。
(実施例245)4−{4−[3−(2−ジフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-873)
(245a)1−(2−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、(実施例9)で得た4−{4−[3−(2−ジフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(3.12 g)から標記化合物2.44 g(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.20(1H, dd, J=8.0 and 1.8Hz), 8.20(1H, s), 7.22(1H, t, J=73.6Hz), 7.28(2H, d, J=8.6Hz), 7.19-7.14(2H, m), 6.98(1H, ddd, J=7.8, 7.8 and 1.6Hz), 6.85(2H, d, J=8.6Hz), 3.45(1H, brs), 2.95(4H, t, J=4.7Hz), 2.81(4H, t, J=4.5Hz).
(245b)4−{4−[3−(2−ジフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(245a)で得られた1−(2−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(362 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル625 mg(86%)を薄ベージュ色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物458 mg(87%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.11(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.6Hz), 8.19(2H, s), 7.23(1H, t, J=73.8Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, d, J=10.5Hz), 7.21-7.15(4H, m), 6.98(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 4.89(1H, t, J=5.2Hz), 4.05(2H, t, J=5.1Hz), 3.72(2H, dd, J=9.8 and 5.5Hz), 3.55(4H, t, J=4.3Hz), 3.05(4H, t, J=4.7Hz).
MS(ES+) m/z:610 (M + H)+.
融点: 118-120℃。
(実施例246)4−{4−[3−(4−エチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-900)
(246a)4−エチル−チアゾール−2−イルアミン
1−ブロモ−2−ブタノン(1 g)とチオ尿素(0.594 g)のメタノール(20 mL)混合物を5時間加熱還流し、そして濃縮した。残渣物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、そして減圧乾燥して、標記化合物0.66 g(78%)を黄色オイルとして得た。
MS(ES+) m/z:129 (M + H)+.
(246b)4−{4−[3−(4−エチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(224b)と同様の方法で、実施例(224a)で得た4−[4−(4−ニトロ−フェノキシカルボニルアミノ)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.26 g)と実施例(246a)で得た4−エチル−チアゾール−2−イルアミン(0.66 g)から、標記化合物1.75 g(79%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.4(1H, brs), 8.72(1H, brs), 7.33(2H, d, J=8.2Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.63(1H, brs), 3.54-3.42(4H, m), 3.08-2.98(4H, m), 2.58-2.51(2H, m), 1.42(9H, s), 1.18(3H, t, J=7.4Hz).
MS(ES+) m/z:432 (M + H)+.
融点: 190-192℃.
(246c)1−(4−エチル−チアゾール−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(246b)で得た4−{4−[3−(4−エチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.70 g)から標記化合物1.70 g(定量的収量)を白色固体として得た。
MS(ES+) m/z:129 (M + H)+.
(246d)4−{4−[3−(4−エチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(246c)で得られた1−(4−エチル−チアゾール−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(331 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル441 mg(64%)を黄色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物316 mg(86%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.3(1H, s), 8.70(1H, s), 8.20(1H, s), 7.31(1H, d, J=9.8Hz), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 7.21-7.15(2H, m), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.61(1H, s), 4.89(1H, t, J=5.3Hz), 4.05(2H, t, J=4.9Hz), 3.71(2H, dd, J=10.0 and 5.3Hz), 3.55(4H, t, J=4.7Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.56(2H, q, J=7.2Hz), 1.18(3H, t, J=7.4Hz).
MS(ES+) m/z:579 (M + H)+.
融点: 124-125℃。
(実施例247)4−{4−[3−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-881)
(247a)4−{4−[3−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(41c)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(2.77 g)と2,3−ジメトキシアニリン(1.53 g)から、標記化合物3.32 g(73%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=1.49(9H, s), 3.10(4H, brs), 3.59(4H, t, J=5.1Hz), 3.74(3H, s), 3.84(3H, s), 6.60(1H, brs), 6.59(2H, d, J=8.6Hz), 6.92(2H, brs), 7.01(1H, dd, J=8.4 and 8.4Hz), 7.27-7.23(1H, m), 7.31(1H, s), 7.77(1H, d, J=8.6Hz).
(247b)1−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(247a)で得た4−{4−[3−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(3.32 g)から標記化合物2.43 g(94%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.57(1H, brs), 8.26(1H, s), 7.78(1H, d, J=7.4Hz), 7.33(2H, d, J=8.6Hz), 6.94(1H, dd, J=8.4 and 8.4Hz), 6.93(2H, d, J=8.6Hz), 6.64(1H, d, J=7.5Hz), 3.79(3H, s), 3.74(3H, s), 3.33(1H, brs), 3.22(8H, brs).
(247c)4−{4−[3−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(247b)で得られた1−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(356 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル502 mg(70%)を薄黄色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物335 mg(80%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.12(1H, s), 8.27(1H, s), 8.23(1H, s), 7.82(1H, d, J=7.4Hz), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.32(1H, d, J=9.4Hz), 7.22(1H, dd, J=8.8 and 2.6Hz), 7.18(1H, d, J=2.7Hz), 6.97(1H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.66(1H, dd, J=8.4 and 1.4Hz), 4.91(1H, t, J=5.5Hz), 4.07(2H, t, J=4.9Hz), 3.81(3H, s), 3.76(3H, s), 3.73(2H, dd, J=10.0 and 5.3Hz), 3.56(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=4.5Hz).
MS(ES+) m/z:604 (M + H)+.
融点: 135-138℃。
(実施例248)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-555)
(248a)2−クロロ−4−ヒドロキシ−安息香酸メチルエステル
2−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸(4.20 g)と濃硫酸(2.5 mL)のメタノール(50 mL)溶液を3日間加熱還流した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮し、そして減圧乾燥して、標記化合物4.18 g(92%)を茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.83(1H, d, J=8.6Hz), 6.94(1H, d, J=2.7Hz), 6.76(1H, dd, J=8.6 and 2.4Hz), 5.63(1H, s), 3.89(3H, s).
(248b)2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−安息香酸 メチルエステル
実施例(208a)と同様の方法で、実施例(248a)で得た2−クロロ−4−ヒドロキシ−安息香酸メチルエステル(4.18 g)と2−ブロモエタノール(5.2 mL)から、標記化合物5.16 g(定量的収量)を茶色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.90(1H, dd, J=9.0 and 2.0Hz), 7.01(1H, dd, J=2.1 and 2.1Hz), 6.86(1H, ddd, J=5.4, 5.4 and 2.9Hz), 4.54(1H, s), 4.13(2H, t, J=5.5Hz), 4.00(2H, dd, J=9.2 and 4.2Hz), 3.91(3H, s).
(248c)4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸 メチルエステル
実施例(208b)と同様の方法で、実施例(248b)で得た2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−安息香酸 メチルエステル(5.16 g)から、標記化合物7.38 g(96%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.76(1H, d, J=8.6Hz), 6.89(1H, d, J=2.8Hz), 6.73(1H, dd, J=8.8 and 2.6Hz), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 3.87(2H, t, J=4.9Hz), 3.80(3H, s), 0.81(9H, s), 0.01(6H, s).
(248d)4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸
実施例(248c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸 メチルエステル(7.38 g)の無水テトラヒドロフラン(80 mL)溶液にカリウム トリメチルシリルシラノラート(3.57 g)を室温で加えた。反応混合物を室温で18時間攪拌し、クエン酸水溶液で中和し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮した。得られた固体をヘキサン中で激しく攪拌し、ろ取し、そして減圧乾燥をして、標記化合物3.98 g(56%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.92(1H, d, J=9.0Hz), 6.91(1H, d, J=2.8Hz), 6.75(1H, dd, J=8.8 and 2.5Hz), 4.00(2H, t, J=4.9Hz), 3.88(2H, t, J=4.9Hz), 0.81(9H, s), 0.00(6H, s).
(248e)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(1.72 g)の無水テトラヒドロフラン(30 mL)にジフェニルりん酸アジド(1.3 mL)、そしてトリエチルアミン(1.0 mL)を室温で加えた。反応混合物を4時間加熱還流し、そして実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(1.70 g)を加えた。反応混合物をさらに5時間加熱し、そして濃縮した。残渣物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 5:1→2:1)で精製し、シリルエーテル2.40 g(72%)を黄色固体として得た。この黄色固体を無水テトラヒドロフラン(40 mL)に溶かし、そしてテトラブチルアンモニウム フルオリド (7.2 mL)を室温で加えた。反応混合物を室温で18時間攪拌し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール30:1→10:1)で精製した。得られた固体を再結晶(エタノール)し、標記化合物1.48 g(74%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.19(1H, s), 8.03(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.28(1H, d, J=9.0Hz), 7.03(1H, d, J=2.7Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.87(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 4.86(1H, t, J=5.5Hz), 3.98(2H, dd, J=4.9 and 4.9Hz), 3.82(3H, s), 3.69(2H, dd, J=10.0 and 5.3Hz), 3.57(4H, t, J=4.9Hz), 3.06(4H, t, J=4.7Hz), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:554 (M + H)+.
融点: 152-154℃。
(実施例249)4−{4−[3−(3−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-852)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(214b)で得た1−(3−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(356 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(330 mg)からシリルエーテル427 mg(62%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物219 mg(76%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.58(1H, s), 8.41(1H, s), 8.22(1H, s), 7.32(2H, d, J=7.9Hz), 7.30(1H, d, J=10.1Hz), 7.19(1H, s), 7.16(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 7.06(1H, dd, J=2.0 and 2.0Hz), 6.94(2H, d, J=9.3Hz), 6.93-6.88(2H, m), 6.54(1H, d, J=8.6Hz), 4.89(1H, t, J=5.3Hz), 4.00(2H, dd, J=4.5 and 4.5Hz), 3.73(3H, s), 3.71(2H, q, J=6.0Hz), 3.58(4H, t, J=3.9Hz), 3.08(4H, brs).
MS(ES+) m/z:541 (M + H)+.
融点: 198-201℃.
(実施例250)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-557)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(216b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(356 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(330 mg)からシリルエーテル427 mg(62%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物286 mg(81%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.57(1H, s), 8.38(1H, s), 8.21(1H, s), 7.31(2H, d, J=7.9Hz), 7.30(1H, d, J=6.6Hz), 7.05(1H, d, J=1.6Hz), 6.94(2H, d, J=8.2Hz), 6.89(1H, dd, J=9.3 and 2.0Hz), 6.67(2H, s), 6.12(1H, d, J=1.6Hz), 4.88(1H, t, J=5.3Hz), 3.99(2H, dd, J=4.5 and 4.5Hz), 3.71(6H, s), 3.71-3.68(2H, m), 3.58(4H, brs), 3.07(4H, t, J=3.7Hz).
MS(ES+) m/z:571 (M + H)+.
融点: 114-116℃。
(実施例251)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-549)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(124a)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(392 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(400 mg)からシリルエーテル516 mg(66%)を茶色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物376 mg(88%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.22(1H, s), 8.13(1H, d, J=7.8Hz), 8.12(1H, s), 7.33(2H, d, J=7.5Hz), 7.30(1H, d, J=9.7Hz), 7.06(1H, s), 7.02(1H, d, J=7.4Hz), 6.95(2H, d, J=7.4Hz), 6.95(1H, d, J=7.4Hz), 6.90(2H, d, J=8.6Hz), 4.88(1H, t, J=5.7Hz), 4.00(2H, d, J=4.7Hz), 3.88(3H, s), 3.70(2H, dd, J=10.1 and 5.1Hz), 3.58(4H, t, J=4.5Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz).
MS(ES+) m/z:541 (M + H)+.
融点: 134-136℃.
(実施例252)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号2-99)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(198e)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(3−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−ウレア(354 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(330 mg)からシリルエーテル202 mg(30%)を淡黄色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物156 mg(93%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.12(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.27(1H, d, J=9.0Hz), 7.04(1H, d, J=2.7Hz), 6.91(2H, d, J=8.6Hz), 6.87(1H, dd, J=8.8 and 3.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.4 and 1.8Hz), 4.87(1H, t, J=4.9Hz), 4.39-4.33(1H, m), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 3.95-3.90(1H, m), 3.82(3H, s), 3.69(2H, dd, J=8.6 and 3.9Hz), 3.54-3.50(1H, m), 3.45-3.41(1H, m), 3.22-3.16(1H, m), 2.79-2.75(1H, m), 2.61-2.55(1H, m), 2.22(3H, s), 1.30(3H, d, J=6.6Hz).
MS(ES+) m/z:569 (M + H)+.
融点: 129-131℃。
(実施例253)4−{2−フルオロ−4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号2-95)
(253a)4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(38a)と同様の方法で、3,4−ジフルオロニトロベンゼン(3.18 g)とピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(4.46 g)から、標記化合物4.85 g(74%)を黄色固体として得た。
MS(ES+) m/z:326 (M + H)+.
(253b)4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(194b)と同様の方法で、実施例(253a)で得た4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(4.84 g)から、標記化合物4.29 g(98%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=6.78(1H, dd, J=9.0 and 9.0Hz), 6.45-6.38(2H, m), 3.56(4H, t, J=4.9Hz), 2.90(4H, t, J=4.9Hz), 1.47(9H, s).
(253c)4−{2−フルオロ−4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(253b)で得た4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.77 g)と2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート(1.2 mL)から、標記化合物2.73 g(99%)から薄ピンク色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.90(1H, d, J=1.9Hz), 7.28(1H, d, J=2.4Hz), 7.07(1H, s), 7.00(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 6.87(1H, dd, J=8.8 and 8.8Hz), 6.82(1H, dd, J=8.4 and 1.3Hz), 6.76(1H, d, J=8.2Hz), 6.62(1H, s), 3.82(3H, s), 3.60(4H, t, J=5.0Hz), 2.99(4H, t, J=4.9Hz), 2.31(3H, s), 1.50(9H, s).
(253d)1−(3−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(253c)で得た4−{2−フルオロ−4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.73 g)から、標記化合物2.13 g(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.29(1H, s), 8.10(1H, s), 7.94(1H, d, J=2.0Hz), 7.42(1H, d, J=14.9Hz), 6.99-6.90(2H, m), 6.87(1H, d, J=8.2Hz), 6.72(1H, dd, J=8.4 and 2.1Hz), 3.82(3H, s), 3.46(1H, brs), 2.83(8H, brs), 2.22(3H, s).
(253e)4−{2−フルオロ−4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(253d)で得た1−(3−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(462 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(330 mg)からシリルエーテル462 mg(67%)を薄褐色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物365 mg(95%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.36(1H, s), 8.22(1H, s), 8.15(1H, s), 7.99(1H, d, J=1.9Hz), 7.53(1H, d, J=2.4Hz), 7.32(1H, d, J=9.0Hz), 7.08(1H, d, J=2.7Hz), 7.04(1H, dd, J=4.9 and 2.1Hz), 7.03(2H, d, J=1.5Hz), 6.91(2H, d, J=8.6Hz), 6.77(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 4.91(1H, t, J=5.5Hz), 4.03(2H, dd, J=4.9 and 4.9Hz), 3.87(3H, s), 3.73(2H, dd, J=10.0 and 5.2Hz), 3.62(4H, t, J=4.5Hz), 2.99(4H, t, J=4.7Hz), 2.27(3H, s).
MS(ES+) m/z:573 (M + H)+.
融点: 118-120℃.
(実施例254)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-866)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(80a)で得た1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(340 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(330 mg)から、標記化合物219 mg(40%)を薄褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.54(1H, s), 8.40(1H, s), 8.19(1H, s), 7.30(2H, d, J=9.4Hz), 7.27(1H, d, J=9.0Hz), 7.23(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 7.15(1H, dd, J=2.3 and 2.3Hz), 7.12(1H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 7.03(1H, d, J=3.1Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.87(1H, dd, J=8.8 and 2.6Hz), 6.49(1H, dd, J=8.8 and 2.2Hz), 4.87(1H, t, J=5.6Hz), 4.00-3.95(4H, m), 3.69(2H, dd, J=10.1 and 5.5Hz), 3.57(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=4.7Hz), 1.32(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:555 (M + H)+.
融点: 112-114℃。
(実施例255)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-548)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(125a)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(314 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(330 mg)からシリルエーテル331 mg(52%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物257 mg(94%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.85(1H, s), 8.45(1H, d, J=2.8Hz), 8.23(1H, s), 8.17(1H, ddd, J=8.3, 8.3 and 1.7Hz), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.30(1H, d, J=9.0Hz), 7.24(1H, ddd, J=11.7 ,8.2 and 1.5Hz), 7.13(1H, t, J=7.2Hz), 7.06(1H, d, J=2.8Hz), 7.02-6.97(1H, m), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, dd, J=8.8 and 3.0Hz), 4.89(1H, t, J=5.5Hz), 4.00(2H, t, J=4.9Hz), 3.70(2H, dd, J=10.0 and 5.2Hz), 3.58(4H, t, J=4.7Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz).
MS(ES+) m/z:528 (M + H)+.
融点: 213-217℃。
(実施例256)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号5-24)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(230b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(74 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(73 mg)からシリルエーテル90 mg(61%)を得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物14 mg(19%)を赤白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.23(3H, s), 2.58-2.41(2H, m), 3.64(2H, t, J=5.5Hz), 3.69(2H, t, J=4.9Hz), 3.83(3H, s), 3.98(2H, t, J=4.7Hz), 4.12(2H, s), 6.13(1H, s), 6.73(1H, d, J=8.6Hz), 6.83-6.93 (2H, m), 7.03(1H, d, J=2.7Hz), 7.30(1H, d, J=9.0Hz), 7.38(2H, d, J=9.3Hz), 7.43(2H, d, J=8.6Hz), 7.97(1H, s), 8.10(1H, s), 8.15(1H, s), 9.33(1H, s).
MS(APCI) m/z:551, 553 (M + H)+.
融点: 117-120℃。
(実施例257)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号4-24)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(228e)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(66 mg)からシリルエーテル48 mg(36%)を得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物40 mg(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.61-1.47(2H, m), 1.77(2H, d, J=12.9Hz), 2.22(3H, s), 2.73-2.63(1H, m), 2.87(2H, t, J=13.3Hz), 3.69(2H, dd, J=10.0 and 5.3Hz), 3.83(3H, s), 3.98(2H, t, J=4.7Hz), 4.19(2H, d, J=11.3Hz), 4.87(1H, t, J=5.3Hz), 6.72(1H, dd, J=8.1 and 1.7Hz), 6.85(1H, s), 6.87(1H, s), 7.03(1H, d, J=3.1Hz), 7.14(2H, d, J=8.6Hz), 7.28(1H, d, J=9.0Hz), 7.37(2H, d, J=8.6Hz), 7.96(1H, d, J=1.9Hz), 8.08(1H, s), 8.11(1H, s), 9.21(1H, s).
MS(APCI) m/z:553, 555 (M + H)+.
融点: 134-137℃.
(実施例258)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号5-22)
(258a)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(229a)で得た4−(4−アミノフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(500 mg)と2−メトキシフェニルイソシアナート(258 μl)から、標記化合物785 mg(定量的収量)を赤紫色固体として得た。
MS(APCI) m/z:424 (M + H)+.
(258b)1−(2−メトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(258a)で得た4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(785 mg)から、標記化合物674 mg(定量的収量)を黄茶色固体として得た。
MS(APCI) m/z:324 (M + H)+.
(258c)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(258b)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(65 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(66 mg)からシリルエーテル69 mg(53%)を得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物39 mg(57%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.41-2.58(2H, m), 3.64(2H, t, J=5.5Hz), 3.69(2H, dd, J=9.6 and 4.5Hz), 3.87(3H, s), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 4.11(2H, d, J=2.0Hz), 4.87(1H, t, J=5.5Hz), 6.13(1H, brs), 6.91-6.85(2H, m), 6.96-6.91(1H, m), 7.01(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 7.03(1H, d, J=2.7Hz), 7.30(1H, d, J=9.0Hz), 7.39(2H, d, J=9.0Hz), 7.43(2H, d, J=9.0Hz), 8.10(1H, s), 8.14-8.08(1H, m), 8.22(1H, s), 9.36(1H, s).
MS(APCI) m/z:537, 539 (M + H)+.
融点: 120-125℃。
(実施例259)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号5-25)
(259a)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(229a)で得た4−(4−アミノフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(500 mg)と3,5−ジメトキシフェニルイソシアナート(375 mg)から、標記化合物820 mg(99%)をベージュ色固体として得た。
MS(APCI) m/z:454 (M + H)+.
(259b)1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(259a)で得た4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(820 mg)から、標記化合物791 mg(定量的収量)を黄茶色固体として得た。
MS(APCI) m/z:354 (M + H)+.
(259c)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(259b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(71 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(66 mg)からシリルエーテル43 mg(32%)を得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物30 mg(84%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6):δ(ppm)= 2.41-2.57 (2H, m), 3.71(6H, s), 3.73-3.62(4H, m), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 4.11(2H, brs), 4.87(1H, t, J=5.4Hz), 6.15-6.11(2H, m), 6.67(2H, d, J=2.3Hz), 6.87(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 7.03(1H, d, J=2.7Hz), 7.30(1H, d, J=9.0Hz), 7.38(2H, d, J=9.0Hz), 7.42(2H, d, J=8.6Hz), 8.10(1H, s), 8.74(1H, s), 8.75(1H, s).
MS(APCI) m/z:567, 569 (M + H)+.
融点: 135-139℃.
(実施例260)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号5-21)
(260a)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(229a)で得た4−(4−アミノフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(400 mg)と2−フルオロフェニルイソシアナート(188 μl)から、標記化合物599 mg(定量的収量)を黄茶色固体として得た。
MS(APCI) m/z:412 (M + H)+.
(260b)1−(2−フルオロ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(260a)で得た4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(599 mg)から、標記化合物407 mg(90%)を黄土色固体として得た。
MS(APCI) m/z:312 (M + H)+.
(260c)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(260b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(62 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(66 mg)からシリルエーテルを得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物62 mg(2工程,59%)を黄白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.55-2.47(2H, m), 3.72-3.61(4H, m), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 4.11(2H, brd, J=2.8Hz), 4.87(1H, t, J=5.5Hz), 6.14(1H, brs), 6.87(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 7.06-6.96(2H, m), 7.13(1H, brt like, J=7.2Hz), 7.22(1H, ddd, J=11.5, 8.2 and 1.2Hz), 7.30(1H, d, J=8.7Hz), 7.40(2H, d, J=9.0Hz), 7.43(2H, d, J=9.0Hz), 8.10(1H, s), 8.14(1H, ddd , J=11.5, 11.5 and 4.1Hz), 8.53(1H, d, J=2.7Hz), 9.10(1H, s).
MS(APCI) m/z:525, 527 (M + H)+.
融点: 173- 178℃。
(実施例261)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号4-22)
(261a)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(228c)で得た4−(4−アミノ−フェニル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(500 mg)と2−メトキシフェニルイソシアナート(268 μl)から、標記化合物785 mg(定量的収量)を白色固体として得た。
MS(APCI) m/z:426 (M + H)+.
(261b)1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(261a)で得た4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(785 mg)から、標記化合物541 mg(2工程, 92%)を白色固体として得た。
MS(APCI) m/z:326 (M + H)+.
(261c)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(261b)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(65 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(66 mg)からシリルエーテル59 mg(45%)を得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物43 mg(49%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.61-1.48(2H, m), 1.81-1.71(2H, m), 2.73-2.63(1H, m), 2.87(2H, t, J=12.2Hz), 3.69(2H, dd, J=10.2 and 5.1Hz), 3.87(3H, s), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 4.20(2H, brd, J=13.3Hz), 4.87(1H, t, J=5.5Hz), 6.89-6.84(2H, m), 6.95-6.89(1H, m), 7.00(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 7.03(1H, d, J=3.2Hz), 7.14(2H, d, J=8.6Hz), 7.28(1H, d, J=9.0Hz), 7.37(2H, d, J=8.6Hz), 8.08(1H, s), 8.11(1H, dd, J=7.7 and 1.8Hz), 8.18(1H, s), 9.24(1H, s).
MS(APCI) m/z:539, 541 (M + H)+.
融点: 166-168℃.
(実施例262)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号4-25)
(262a)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(228c)で得た4−(4−アミノ−フェニル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(500 mg)と3,5−ジメトキシフェニルイソシアナート(373 mg)から、標記化合物877 mg(定量的収量)を白色固体として得た。
MS(APCI) m/z:456 (M + H)+.
(262b)1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(262a)で得た4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(877 mg)から、標記化合物858 mg(定量的収量)を淡茶白色固体として得た。
MS(APCI) m/z:356 (M + H)+.
(262c)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(262b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(66 mg)からシリルエーテル42 mg(31%)を得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物33 mg(94%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.60-1.51(2H, m), 1.81-1.72(2H, m), 2.75-2.62(1H, m), 2.87(2H, t, J=12.4Hz), 3.70(6H, s), 3.72-3.67(2H, m), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 4.19(2H, brd, J=13.3Hz), 4.87(1H, t, J=5.4Hz), 6.11(1H, dd, J=2.2 and 2.2Hz), 6.66(2H, d, J=1.9Hz), 6.87(1H, dd, J=8.8 and 2.9Hz), 7.03(1H, d, J=2.8Hz), 7.14(2H, d, J=8.6Hz), 7.28(1H, d, J=8.6Hz), 7.35(2H, d, J=8.6Hz), 8.08(1H, s), 8.61(1H, s), 8.69(1H, s).
MS(APCI) m/z:569, 571 (M + H)+.
融点: 101-105℃。
(実施例263)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号4-21)
(263a)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(228c)で得た4−(4−アミノ−フェニル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(400 mg)と2−フルオロフェニルイソシアナート(187 μl)から、標記化合物586 mg(98%)を淡茶色固体として得た。
MS(APCI) m/z:414 (M + H)+.
(263b)1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(263a)で得た4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(586 mg)から、標記化合物430 mg(97%)を薄茶黄色固体として得た。
MS(APCI) m/z:314 (M + H)+.
(263c)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(263b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(62 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(66 mg)からシリルエーテルを得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物48 mg(46%)を淡茶白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.61-1.48(2H, m), 1.81-1.73(2H, m), 2.74-2.64(1H, m), 2.87(2H, brt, J=11.9Hz), 3.69(2H, dd, J=9.8 and 5.1Hz), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 4.20(2H, brd, J=12.9Hz), 4.87(1H, t, J=5.5Hz), 6.87(1H, dd, J=8.8 and 2.9Hz), 7.06-6.94(2H, m), 7.12(1H, t, J=7.8Hz), 7.16(2H, d, J=8.6Hz), 7.21(1H, ddd, J=11.5, 8.2 and 1.3Hz), 7.28(1H, d, J=8.6Hz), 7.37(2H, d, J=8.2Hz), 8.08(1H, s), 8.14(1H, ddd, J=11.6, 11.6 and 4.1Hz), 8.49(1H, d, J=2.3Hz), 8.98(1H, s).
MS(APCI) m/z:527, 529 (M + H)+.
融点: 166-171℃.
(実施例264)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号4-23)
(264a)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(228c)で得た4−(4−アミノ−フェニル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(400 mg)と3−エトキシフェニルイソシアナート(246 μl)から、標記化合物719 mg(定量的収量)を淡茶色固体として得た。
MS(APCI) m/z:440 (M + H)+.
(264b)1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(264a)で得た4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(719 mg)から、標記化合物536 mg(定量的収量)を淡茶色固体として得た。
MS(APCI) m/z:340 (M + H)+.
(264c)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(264b)で得た1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(67 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(66 mg)からシリルエーテルを得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物41 mg(37%)を淡茶白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.32(3H, t, J=6.8Hz), 1.61-1.48(2H, m), 1.80-1.72(2H, m), 2.74-2.63(1H, m), 2.87(2H, brt, J=12.3Hz), 3.69(2H, dd, J=10.0 and 5.3Hz), 4.02-3.94(4H, m), 4.20(2H, brd, J=13.3Hz), 4.87(1H, t, J=5.5Hz), 6.51(1H, dd, J=8.2 and 1.9Hz), 6.91-6.84(2H, m), 7.03(1H, d, J=2.8Hz), 7.14(2H, d, J=8.6Hz), 7.18-7.10(2H, m), 7.28(1H, d, J=9.0Hz), 7.36(2H, d, J=8.6Hz), 8.08(1H, s), 8.55(1H, s), 8.60(1H, s).
MS(APCI) m/z:553, 555 (M + H)+.
融点: 129-134℃。
(実施例265)6−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号3-72)
(265a)6−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(202a)と同様の方法で、6−アミノ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチルエステル(500 mg)と2−メトキシフェニルイソシアナート(285 μl)から、標記化合物784 mg(98%)を白色固体として得た。
MS(APCI) m/z:398 (M + H)+.
(265b)1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア
実施例(202b)と同様の方法で、実施例(265a)で得た6−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステル(784 mg)から、標記化合物659 mg(定量的収量)を薄黄色固体として得た。
MS(APCI) m/z:298 (M + H)+.
(265c)6−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(265b)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(60 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(66 mg)からシリルエーテルを得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物52 mg(51%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.82(2H, t, J=5.9Hz), 3.72-3.64(4H, m), 3.87(3H, s), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 4.54(2H, s), 4.87(1H, t, J=5.5Hz), 6.89-6.84(2H, m), 6.95-6.89(1H, m), 7.00(1H, dd, J=8.0 and 1.3Hz), 7.03(1H, d, J=2.8Hz), 7.06(1H, d, J=8.2Hz), 7.20(1H, dd, J=8.2 and 1.9Hz), 7.29(1H, d, J=8.6Hz), 7.34(1H, d, J=1.5Hz), 8.12(1H, s), 8.13-8.08(1H, m), 8.19(1H, s), 9.24(1H, s).
MS(APCI) m/z:511, 513 (M + H)+.
融点: 130-135℃。
(実施例266)6−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号3-75)
(266a)6−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(202a)と同様の方法で、6−アミノ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチルエステル(500 mg)と3,5−ジメトキシフェニルイソシアナート(396 mg)から、標記化合物846 mg(98%)を白色固体として得た。
MS(APCI) m/z:428 (M + H)+.
(266b)1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア
実施例(202b)と同様の方法で、実施例(266a)で得た6−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステル(846 mg)から、標記化合物735 mg(定量的収量)を薄茶色固体として得た。
MS(APCI) m/z:328 (M + H)+.
(266c)6−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(266b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(65 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(66 mg)からシリルエーテル67 mg(51%)を得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物53 mg(96%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.82(2H, t, J=5.6Hz), 3.71(6H, s), 3.72-3.63(4H, m), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 4.54(2H, s), 4.87(1H, t, J=5.5Hz), 6.12(1H, dd, J=2.2Hz and 2.2Hz), 6.66(2H, d, J=2.4Hz), 6.87(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.03(1H, d, J=2.8Hz), 7.05(1H, d, J=8.2Hz), 7.19(1H, dd, J=8.2 and 1.9Hz), 7.29(1H, d, J=8.6Hz), 7.33(1H, d, J=1.9Hz), 8.12(1H, s), 8.60(1H, s), 8.68(1H, s).
MS(APCI) m/z:541, 543 (M + H)+.
融点: 105-110℃。
(実施例267)6−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号3-71)
(267a)6−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(202a)と同様の方法で、6−アミノ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチルエステル(400 mg)と2−フルオロフェニルイソシアナート(199 μl)から、標記化合物678 mg(定量的収量)を白色固体として得た。
MS(APCI) m/z:386 (M + H)+.
(267b)1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア
実施例(202b)と同様の方法で、実施例(267a)で得た6−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステル(678 mg)から、標記化合物216 mg(47%)を薄黄色固体として得た。
MS(APCI) m/z:286 (M + H)+.
(267c)6−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(267b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(57 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(66 mg)からシリルエーテルを得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物62 mg(59%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.84(2H, t, J=5.6Hz), 3.63-3.74(4H, m), 4.00(2H, t, J=4.5Hz), 4.57(2H, brs), 4.88(1H, t, J=5.5Hz), 6.89(1H, dd, J=8.6 and 2.0Hz), 7.18-6.97(4H, m), 7.28-7.20(2H, m), 7.32(1H, d, J=9.0Hz), 7.36(1H, s), 8.21-8.12(2H, m), 8.54(1H, s), 9.02(1H, s).
MS(APCI) m/z:499, 501 (M + H)+.
融点: 183-186℃.
(実施例268)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-567)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(137a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(341 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(331 mg)からウレア体153 mg(23%)を白色固体として得た。このウレア体を実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物31.2 mg(28%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.19(1H, s), 8.14(1H, d, J=2.0Hz), 8.09(1H, s), 7.93(1H, s), 7.73(1H, dd, J=8.8 and 2.0Hz), 7.27(1H, d, J=8.6Hz), 7.03(1H, d, J=2.3Hz), 6.89-6.83(1H, m), 6.86(1H, d, J=8.3Hz), 6.86(1H, d, J=8.8Hz), 6.71(1H, d, J=8.3Hz), 4.88(1H, t, J=4.6Hz), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 3.82(3H, s), 3.69(2H, dt, J=4.9 and 4.6Hz), 3.57-3.51(4H, m), 3.46-3.41(4H, m), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:555 (M + H)+.
融点: 196-197℃。
(実施例269)4−{2−クロロ−4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号2-133)
(269a)4−{2−クロロ−4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(221b)で得た4−(4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.56 g)と2−メトキシフェニルイソシアナート(0.80 mL)から、標記化合物2.30 g(定量的収量)を薄桃色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.37(1H, s), 8.20(1H, s), 8.11(1H, d, J=7.8Hz), 7.71(1H, d, J=2.3Hz), 7.22(1H, dd, J=8.6 and 2.3Hz), 7.12(1H, d, J=8.6Hz), 7.03(1H, d, J=7.8Hz), 6.96(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.90(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 3.88(3H, s), 3.47(4H, t, J=4.5Hz), 2.86(4H, t, J=4.5Hz), 1.43(9H, s).
MS(ES+) m/z:461 (M + H)+.
(269b)1−(3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(269a)で得た4−{2−クロロ−4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.28 g)から、標記化合物1.04 g(58%)を白色固体として得た。
MS(ES+) m/z:361 (M + H)+.
(269c)4−{2−クロロ−4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(269b)で得た1−(3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレア(180 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(165 mg)からウレア体201 mg(58%)を薄黄色固体として得た。このウレア体を実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物52.9 mg(34%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.35(1H, s), 8.17(2H, s), 8.09(1H, dd, J=8.1 and 1.8Hz), 7.71(1H, d, J=2.7Hz), 7.28(1H, d, J=9.0Hz), 7.21(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 7.13(1H, d, J=8.6Hz), 7.04(1H, d, J=3.1Hz), 7.01(1H, dd, J=8.2 and 1.8Hz), 6.94(1H, ddd, J=8.2, 7.8 and 1.8Hz), 6.91-6.85(2H, m), 4.86(1H, t, J=5.7Hz), 3.99(2H, t, J=4.8Hz), 3.87(3H, s), 3.69(2H, dt, J=5.7 and 4.8Hz), 3.58(4H, t, J=4.2Hz), 2.92(4H, t, J=4.2Hz).
MS(ES+) m/z:574 (M + H)+.
融点: 173-175℃.
(実施例270)4−{4−[3−(3−メトキシ−ピリジン−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-860)
(270a)4−{4−[3−(3−メトキシ−ピリジン−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(224b)と同様の方法で、実施例(224a)で得た4−[4−(4−ニトロ−フェノキシカルボニルアミノ)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.21 g)と2−アミノ−3−メトキシピリジン(745 mg)から、標記化合物1.61 g(75%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=11.5(1H, s), 8.06(1H, s), 7.91(1H, d, J=5.0Hz), 7.45(2H, d, J=9.0Hz), 7.43(1H, d, J=8.0Hz), 7.05(1H, dd, J=8.0 and 5.0Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 3.89(3H, s), 3.46(4H, t, J=4.6Hz), 3.03(4H, t, J=4.6Hz), 1.42(9H, s).
MS(ES+) m/z:428 (M + H)+.
(270b)1−(3−メトキシ−ピリジン−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(270a)で得た4−{4−[3−(3−メトキシ−ピリジン−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.58 g)から標記化合物1.21 g(定量的収量)を白色固体として得た。
MS(ES+) m/z:328 (M + H)+.
(270c)4−{4−[3−(3−メトキシ−ピリジン−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(270b)で得た1−(3−メトキシ−ピリジン−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(164 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(165 mg)からウレア体214 mg(65%)を白色固体として得た。このウレア体を実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物118 mg(71%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=11.5(1H, s), 8.19(1H, s), 8.04(1H, s), 7.89(1H, dd, J=5.2 and 1.3Hz), 7.43(2H, d, J=9.0Hz), 7.41(1H, dd, J=8.0, 1.3Hz), 7.28(1H, d, J=8.8Hz), 7.06-7.00(2H, m), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 6.87(1H, dd, J=8.8 and 2.9Hz), 4.86(1H, t, J=5.5Hz), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 3.88(3H, s), 3.69(2H, dt, J=5.5 and 4.9Hz), 3.58(4H, t, J=4.7Hz), 3.10(4H, t, J=4.7Hz).
MS(ES+) m/z:541 (M + H)+.
融点: 215-216℃。
(実施例271)4−{5−[3−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-865)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(237c)で得た1−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(166 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(165 mg)からウレア体179 mg(54%)を白色固体として得た。このウレア体を実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物96.8 mg(72%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.2(1H, s), 8.72(1H, s), 8.19(1H, s), 8.18(1H, s), 7.72(1H, d, J=9.0Hz), 7.27(1H, d, J=8.6Hz), 7.03(1H, d, J=2.7Hz), 6.87(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 6.87(1H, d, J=9.0Hz), 4.87(1H, t, J=5.7Hz), 3.98(2H, t, J=4.7Hz), 3.69(2H, dt, J=5.7 and 4.7Hz), 3.56-3.50(4H, m), 3.49-3.41(4H, m), 2.19(3H, s), 2.10(3H, s).
MS(ES+) m/z:546 (M + H)+.
融点: 184-185℃.
(実施例272)4−{4−[3−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-864)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(225b)で得られた1−(4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(166 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(165 mg)からウレア体176 mg(53%)を白色固体として得た。このウレア体を実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物72.3 mg(55%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.1(1H, s), 8.72(1H, s), 8.20(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.27(1H, d, J=8.6Hz), 7.03(1H, d, J=2.7Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.87(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 4.87(1H, t, J=5.5Hz), 3.98(2H, t, J=4.9Hz), 3.69(2H, dt, J=5.5 and 4.9Hz), 3.70(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz), 2.19(3H, s), 2.11(3H, s).
MS(ES+) m/z:545 (M + H)+.
融点: 186-187℃。
(実施例273)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号5-64)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(230b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(74 mg)と実施例(231c)で得た5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−フェニルアミン(66 mg)からシリルエーテル100 mg(68%)を得た。このシリルエーテルを無水テトラヒドフラン溶液中でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物6 mg(7%)を薄桃色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.23(3H, s), 2.59-2.40(2H, m), 3.73-3.62(4H, m), 3.83(3H, s), 3.97-3.90(2H, m), 4.23-4.12(2H, m), 6.13(1H, s), 6.81-6.65(2H, m), 6.88(1H, d, J=8.3Hz), 7.46-7.15(6H, m), 7.96(1H, s), 8.05(1H, s), 8.15(1H, s), 9.34(1H, s).
MS(APCI) m/z:551, 553 (M + H)+.
融点: 139-142℃.
(実施例274)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号4-64)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(228e)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(74 mg)と実施例(231c)で得た5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−フェニルアミン(67 mg)からシリルエーテル86 mg(59%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを無水テトラヒドフラン溶液中でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物63 mg(88%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.62-1.50(2H, m), 1.78(2H, d, J=12.9Hz), 2.22(3H, s), 2.74-2.64(1H, m), 2.91(2H, t, J=11.9Hz), 3.70(2H, dd, J=9.8 and 5.1Hz), 3.82(3H, s), 3.95(2H, t, J=4.9Hz), 4.20(2H, d, J=13.3Hz), 4.87(1H, t, J=4.5Hz), 6.74-6.68(2H, m), 6.87(1H, d, J=8.2Hz), 7.15(2H, d, J=8.3Hz), 7.20(1H, d, J=3.1Hz), 7.30(1H, d, J=8.6Hz), 7.36(2H, d, J=8.6Hz), 7.96(1H, d, J=1.9Hz), 8.06(1H, s), 8.11(1H, s), 9.21(1H, s).
MS(APCI) m/z:553, 555 (M + H)+.
融点: 202-205℃。
(実施例275)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-627)
(275a)3−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−プロパン−1,2−ジオール
4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)フェノール(4.14 g)のアセトニトリル(40 mL)溶液中に炭酸カリウム(3.32 g)と3−ブロモ−1,2−プロパンジオール(4.0 mL)を室温で加えた。反応混合物を23時間加熱還流し、酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 5:1→1:1)で精製し、標記化合物5.40 g(96%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.03(1H, d, J=8.9Hz), 7.35(1H, d, J=2.7Hz), 7.17(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 4.21-4.15(2H, m), 3.99-3.96(1H, m), 3.88(1H, dd, J=5.3 and 3.7Hz), 3.82-3.76(1H, m), 2.56(1H, brs), 1.97(1H, t, J=5.7Hz).
(275b)2,2−ジメチル−4−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−1,3−ジオキソラン
実施例(275a)で得た3−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−プロパン−1,2−ジオール(5.40 g)の無水テトラヒドロフラン(50 mL)溶液に2,2−ジメトキシプロパン(47 mL)とp−トルエンスルホン酸(483 mg)を室温で加えた。反応混合物を室温で24時間攪拌し、濃縮し、酢酸エチルで希釈し、水と食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 1:0→3:1)で精製し、標記化合物6.06 g(98%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.00(1H, d, J=9.0Hz), 7.33(1H, d, J=2.7Hz), 7.14(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 4.54-4.48(1H, m), 4.19(1H, dd, J=8.6 and 6.6Hz), 4.17-4.07(2H, m), 3.91(1H, dd, J=8.6 and 5.5Hz), 1.46(3H, s), 1.41(3H, s).
(275c)4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン
実施例(275b)で得た2,2−ジメチル−4−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−1,3−ジオキソラン(6.06 g)とパラジウム炭素(10%、0.60 g)の無水テトラヒドロフラン(60 mL)の懸濁液を水素ガス雰囲気下、室温で5日間攪拌した。反応混合物をろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 5:1から3:1)で精製し、標記化合物5.39 g(98%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.01(1H, d, J=3.1Hz), 6.94(1H, dd, J=8.8 and 2.9Hz), 6.70(1H, d, J=9.0Hz), 4.48-4.42(1H, m), 4.18-4.10(1H, m), 4.00(1H, dd, J=9.4 and 5.4Hz), 3.91-3.86(4H, m), 1.46(3H, s), 1.40(3H, s).
(275d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
実施例(170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(273 mg)と実施例(275c)で得た4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(234 mg)からウレア体341 mg(65%)を白色固体として得た。このウレア体(340 mg)のメタノール(10 mL)溶液にp−トルエンスルホン酸(10 mg)を室温で加えた。反応混合物を室温で2週間攪拌し、濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル3:1→1:1、さらに、ジクロロメタン:メタノール30:1→5:1)で精製した。得られた固体をヘキサン/ジイソプロピルエーテル(5:1)中で激しく攪拌し、ろ取し、そして減圧乾燥して、標記化合物175 mg(55%)を薄ピンク色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.22(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, s), 7.33(2H, d, J=7.8Hz), 7.31(1H, d, J=7.5Hz), 7.24-7.15(2H, m), 6.94(2H, d, J=8.2Hz), 6.89(1H, d, J=7.8Hz), 6.73(1H, d, J=8.6Hz), 5.00(1H, d, J=4.7Hz), 4.70(1H, t, J=5.4Hz), 4.08(1H, dd, J=3.5 and 9.8Hz), 3.94(1H, dd, J=6.7 and 9.4Hz), 3.84(3H, s), 3.81(1H, dd, J=7.8 and 7.9Hz), 3.56(4H, brs), 3.45(2H, t, J=5.5Hz), 3.06(4H, brs), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:618 (M + H)+.
融点: 187-190℃。
(実施例276)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−メチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-755)
(276a)3−(3−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)−プロパン−1,2−ジオール
実施例(275a)と同様の方法で、4−ニトロ−m−クレゾール(3.06 g)と3−ブロモ−1,2−プロパンジオール(4.0 mL)から、標記化合物4.54 g(定量的収量)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.06(1H, d, J=9.4Hz), 6.82-6.80(1H, m), 6.80(1H, s), 4.12-4.09(3H, m), 3.86(1H, d, J=11.3Hz), 3.76(1H, d, J=11.3Hz), 2.72(1H, d, J=3.9Hz), 2.62(3H, s), 2.18(1H, brs).
(276b)2,2−ジメチル−4−(4−ニトロ−3−メチル−フェノキシメチル)−1,3−ジオキソラン
実施例(275b)と同様の方法で、実施例(276a)で得た3−(3−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)−プロパン−1,2−ジオール(4.54 g)から、標記化合物5.01 g(94%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.09(1H, d, J=9.0Hz), 6.83(1H, d, J=7.5Hz), 6.82(1H, s), 4.53-4.47(1H, m), 4.19(1H, dd, J=7.4 and 7.5Hz), 4.11(1H, dd, J=10.2 and 4.7Hz), 4.03(1H, dd, J=9.6 and 5.6Hz), 3.91(1H, dd, J=8.6 and 5.9Hz), 2.63(3H, s), 1.47(3H, s), 1.41(3H, s).
(276c)4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−2−メチル−フェニルアミン
実施例(275c)と同様の方法で、実施例(276b)で得た2,2−ジメチル−4−(4−ニトロ−3−メチル−フェノキシメチル)−1,3−ジオキソラン(5.01 g)から、標記化合物4.45 g(定量的収量)を赤茶色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=6.67(1H, d, J=2.3Hz), 6.61(1H, d, J=2.7Hz), 6.60(1H, s), 4.46-4.40(1H, m), 4.16-4.09(1H, m), 3.99(1H, dd, J=9.4 and 5.5Hz), 3.88-3.83(2H, m), 3.36(2H, brs), 2.15(3H, s), 1.45(3H, s), 1.39(3H, s).
(276d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−メチル−フェニル]−アミド
実施例(170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(380 mg)と実施例(276c)で得た4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−2−メチル−フェニルアミン(265 mg)からウレア体615 mg(91%)を薄褐色固体として得た。このウレア体を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物180 mg(74%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.10(1H, s), 8.07(1H, s), 8.03(1H, s), 7.99(1H, s), 7.33(2H, d, J=8.6Hz), 7.04(1H, d, J=9.0Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.88(1H, d, J=8.6Hz), 6.78(1H, d, J=2.8Hz), 6.72(2H, dd, J=8.4 and 8.4Hz), 4.92(1H, d, J=4.7Hz), 4.65(1H, t J=5.7Hz), 3.95(1H, dd, J=3.7 and 9.6Hz), 3.83(3H, s), 3.82-3.75(2H, m), 3.57(4H, t, J=4.3Hz), 3.44(2H, t, J=5.5Hz), 3.06(4H, t, J=3.7Hz), 2.23(3H, s), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:564 (M + H)+.
融点: 148-150℃。
(実施例277)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-579)
(277a)2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロ−プロポキシ)−安息香酸 メチルエステル
実施例(275a)と同様の方法で、実施例(248a)で得た2−クロロ−4−ヒドロキシ−安息香酸メチルエステル(4.18 g)と3−ブロモ−1,2−プロパンジオール(5.5 mL)から、標記化合物4.15 g(58%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.89(1H, d, J=8.6Hz), 7.01(1H, d, J=1.6Hz), 6.85(1H, dd, J=9.3 and 2.0Hz), 4.12-4.08(3H, m), 3.91(3H, s), 3.85(1H, brs), 3.78(1H, brs), 2.58(1H, brs), 2.00(1H, brs).
(277b)2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸 メチルエステル
実施例(275b)と同様の方法で、実施例(277a)で得た2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロ−プロポキシ)−安息香酸 メチルエステル(4.15 g)から、標記化合物3.69 g(77%)を橙色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.86(1H, d, J=9.0Hz), 6.98(1H, d, J=2.7Hz), 6.83(1H, dd, J=8.8 and 2.6Hz), 4.50-4.44(1H, m), 4.16(1H, dd, J=8.4 and 6.5Hz), 4.07(1H, dd, J=9.4 and 5.5Hz), 3.98(1H, dd, J=9.4 and 5.5Hz), 3.89(3H, s), 3.90-3.87(1H, m), 1.46(3H, s), 1.40(3H, s).
(277c)2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸
実施例(248d)と同様の方法で、実施例(277b)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸 メチルエステル(3.69 g)から、標記化合物3.52 g(82%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.04(1H, d, J=8.6Hz), 7.03(1H, s), 6.88(1H, d, J=8.6Hz), 4.53-4.47(1H, m), 4.19(1H, dd, J=8.2 and 7.0Hz), 4.10(1H, dd, J=9.3 and 5.5Hz), 4.02(1H, dd, J=10.0 and 5.7Hz), 3.91(1H, dd, J=8.6 and 5.8Hz), 3.50(1H, s), 1.47(3H, s), 1.41(3H, s).
(277d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(681 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(573 mg)からウレア体1.06 g(85%)をベージュ色固体として得た。このウレア体を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物807 mg(81%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.22(1H, s), 8.06(1H, s), 7.99(1H, s), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.30(1H, d, J=9.0Hz), 7.05(1H, d, J=2.7Hz), 6.94(2H, d, J=7.8Hz), 6.89(2H, dd, J=8.8 and 2.9Hz), 6.73(1H, d, J=8.2Hz), 4.97(1H, d, J=5.4Hz), 4.68(1H, t, J=5.6Hz), 4.01(1H, dd, J=9.4 and 3.5Hz), 3.87(1H, dd, J=9.8 and 6.7Hz), 3.84(3H, s), 3.78(1H, dd, J=10.7 and 5.7Hz), 3.58(4H, brs), 3.44(2H, t, J=5.6Hz), 3.08(4H, brs), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:584 (M + H)+.
融点: 134-136℃.
(実施例278)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-572)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(125a)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(314 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(286 mg)から、ウレア体401 mg(67%)を白色固体として得た。このウレア体(401mg)を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物374 mg(定量的収量)を薄褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.97(1H, s), 8.51(1H, d, J=2.3Hz), 8.24(1H, s), 8.17(1H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 7.34(2H, d, J=8.6Hz), 7.30(1H, d, J=8.6Hz), 7.23(1H, dd, J=11.8 and 8.2Hz), 7.13(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 7.05(1H, d, J=2.7Hz), 7.03-6.97(1H, m), 6.96(2H, d, J=8.6Hz), 6.89(1H, dd, J=8.8 and 3.0Hz), 4.99(1H, d, J=5.1Hz), 4.70(1H, t, J=5.4Hz), 4.11(1H, dd, J=10.6 and 5.0Hz), 4.01(1H, dd, J=10.0 and 4.1Hz), 3.87(1H, dd, J=9.8 and 6.3Hz), 3.78(1H, dd, J=10.1 and 5.1Hz), 3.59(2H, t, J=2.1Hz), 3.44(4H, t, J=5.6Hz), 3.08(4H, t, J=4.7Hz).
MS(ES+) m/z:558 (M + H)+.
融点: 189-190℃。
(実施例279)4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-635)
実施例(170)と同様の方法で、実施例(148a)で得られた1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(173 mg)と実施例(275c)で得た4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(146 mg)からウレア体149 mg(45%)を白色固体として得た。このウレア体を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物112 mg(90%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.23(1H, s), 8.40(1H, s), 8.23(1H, s), 8.17(1H, d, J=2.6Hz), 8.01(1H, dd, J=11.9 and 3.0Hz), 7.76(1H, dd, J=9.0 and 2.6Hz), 7.32(1H, d, J=8.8Hz), 7.22(1H, d, J=8.8Hz), 7.18(1H, s), 7.01(1H, dd, J=8.6 and 5.5Hz), 6.90(1H, d, J=9.0Hz), 6.74(1H, ddd, J=8.8, 8.6 and 3.0Hz), 5.14-4.92(1H, m), 4.82-4.64(1H, m), 4.11-4.00(2H, m), 3.98-3.91(1H, m), 3.98(3H, s), 3.84-3.77(1H, m), 3.57-3.50(4H, m), 3.49-3.41(5H, m).
MS(ES+) m/z:623 (M + H)+.
融点: 195-195℃.
(実施例280)6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号3-84)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(202b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(87 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(72 mg)から、ウレア体140 mg(94%)を黄茶色固体として得た。このウレア体(140 mg)を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物95 mg(73%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.22(3H, s), 2.82(2H, brs), 3.42(2H, t, J=5.5Hz), 3.66(2H, t, J=6.2Hz), 3.83(3H, s), 3.89-3.72(2H, m), 3.99(1H, dd, J=9.6 and 4.1Hz), 4.54(2H, s), 4.66(1H, t, J=6.0Hz), 4.95(1H, d, J=5.1Hz), 6.72(1H, d, J=8.3Hz), 6.90-6.84(2H, m), 7.08-7.01(2H, m), 7.18(1H, d, J=7.9Hz), 7.29(1H, d, J=8.6Hz), 7.36(1H, s), 7.97(1H, brs), 8.14-8.10(2H, m), 9.22(1H, s).
MS(APCI) m/z:555, 557 (M + H)+.
融点: 119-121℃。
(実施例281)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号5-34)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(230b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(74 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(63 mg)から、ウレア体82 mg(60%)を得た。このウレア体(82mg)を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物20 mg(26%)を橙白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.23(3H, s), 2.61-2.45(2H, m), 3.64(2H, t, J=5.5Hz), 3.80-3.74(1H, m), 3.90-3.81(2H, m), 3.83(3H, s), 4.00(2H, dd, J=10.4 and 4.1Hz), 4.11(2H, s), 6.13(1H, brs), 6.73(1H, d, J=8.3Hz), 6.90-6.85(2H, m), 7.03(1H, d, J=2.8Hz), 7.30(1H, d, J=9.0Hz), 7.38(2H, d, J=8.6Hz), 7.43(2H, d, J=9.0Hz), 7.97(1H, s), 8.10(1H, s), 8.15(1H, s), 9.33(1H, s).
MS(APCI) m/z:581, 583 (M + H)+.
融点: 125-128℃.
(実施例282)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号5-54)
実施例(170)と同様の方法で、実施例(230b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(74 mg)と実施例(275c)で得た4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(64 mg)からウレア体95 mg(66%)を得た。このウレア体を実施例(275d)と同様の方法で、脱保護し、標記化合物11 mg (12%)を黄茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.23(3H, s), 2.57-2.39(2H, m), 3.62(2H, t, J=5.7Hz), 3.82-3.75(1H, m), 3.83(3H, s), 3.92(2H, dd, J=11.8 and 5.8Hz), 4.12-4.03(4H, m), 6.13(1H, s), 6.73(1H, d, J=9.4Hz), 6.88(1H, d, J=8.3Hz), 7.26-7.14(2H, m), 7.30(1H, d, J=8.7Hz), 7.38(2H, d, J=9.0Hz), 7.43(2H, d, J=8.2Hz), 7.97(1H, s), 8.10(1H, s), 8.15(1H, s), 9.33(1H, s).
MS(APCI) m/z:615 (M + H)+.
融点: 135-137℃。
(実施例283)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号4-34)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(228e)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(57 mg)から、ウレア体90 mg(72%)を得た。このウレア体(90mg)を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物66 mg(78%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.61-1.47(2H, m), 1.77(2H, d, J=11.8Hz), 2.22(3H, s), 2.73-2.63(1H, m), 2.87(2H, t, J=11.4Hz), 3.43(2H, t, J=5.1Hz), 3.83(3H, s), 3.90-3.73(2H, m), 4.04-3.96(1H, m), 4.20(2H, d, J=12.5Hz), 4.67(1H, t, J=5.3Hz), 4.96(1H, d, J=4.7Hz), 6.72(1H, dd, J=8.4 and 1.8Hz), 6.85(1H, s), 6.87(1H, s), 7.02(1H, d, J=2.7Hz), 7.14(2H, d, J=8.2Hz), 7.28(1H, d, J=9.0Hz), 7.37(2H, d, J=8.2Hz), 7.96(1H, s), 8.08(1H, s), 8.11(1H, s), 9.21(1H, s).
MS(APCI) m/z:583, 585 (M + H)+.
融点: 179-181℃.
(実施例284)6−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号3-82)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(265b)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(60 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(57 mg)から、ウレア体43 mg(37%)を得た。このウレア体(43mg)を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物36 mg(90%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.82(2H, t, J=6.2Hz), 3.42(2H, t, J=5.6Hz), 3.66(2H, t, J=5.6Hz), 3.76(1H, dd, J=9.6 and 5.7Hz), 3.87(3H, s), 3.89-3.83(1H, m), 3.99(1H, dd, J=10.2 and 4.3Hz), 4.54(2H, s), 4.66(1H, t, J=5.7Hz), 4.95(1H, d, J=5.1Hz), 6.90-6.84(2H, m), 6.96-6.90(1H, m), 7.00(1H, dd, J=8.0 and 1.3Hz), 7.02(1H, d, J=2.7Hz), 7.06(1H, d, J=8.2Hz), 7.20(1H, dd, J=8.4 and 2.1Hz), 7.29(1H, d, J=8.6Hz), 7.34(1H, d, J=1.9Hz), 8.12(1H, s), 8.14-8.07(1H, m), 8.18(1H, s), 9.23(1H, s).
MS(APCI) m/z:541, 543 (M + H)+.
融点: 107-111℃。
(実施例285)6−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号3-85)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(266b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(65 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(57 mg)から、ウレア体38 mg(31%)を得た。このウレア体(38mg)を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物32 mg(90%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.82(2H, brs), 3.42(2H, t, J=5.6Hz), 3.71(6H, s), 3.79-3.62(3H, m), 3.85(1H, dd, J=10.6 and 6.2Hz), 3.99(1H, dd, J=10.2 and 4.3Hz), 4.54(2H, brs), 4.66(1H, t, J=5.7Hz), 4.95(1H, d, J=5.8Hz), 6.12(1H, brs), 6.66(2H, d, J=2.0Hz), 6.87(1H, dd, J=7.8 and 1.9Hz), 7.02(1H, d, J=1.9Hz), 7.05(1H, brd, J=7.4Hz), 7.19(1H, brd, J=9.4Hz), 7.29(1H, d, J=9.8Hz), 7.32(1H, brs), 8.12(1H, s), 8.55(1H, s), 8.63(1H, s).
MS(APCI) m/z:571, 573 (M + H)+.
融点: 108-110℃。
(実施例286)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号5-32)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(258b)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(65 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(57 mg)から、ウレア体69 mg(57%)を得た。このウレア体(69 mg)を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物60 mg(93%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.42-2.59(2H, m), 3.43(2H, t, J=5.6Hz), 3.67-3.59(2H, m), 3.80-3.73(1H, m), 3.87(3H, s), 3.89-3.83(1H, m), 4.00(1H, dd, J=9.8 and 3.9Hz), 4.11(2H, brs), 4.67(1H, t, J=5.6Hz), 4.96(1H, d, J=5.1Hz), 6.13(1H, brs), 6.90-6.85(2H, m), 6.96-6.90(1H, m), 7.00(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 7.03(1H, d, J=3.1Hz), 7.30(1H, d, J=9.0Hz), 7.38(2H, d, J=9.0Hz), 7.43(2H, d, J=9.0Hz), 8.14-8.09(2H, m), 8.21(1H, s), 9.34(1H, s).
MS(APCI) m/z:567, 569 (M + H)+.
融点: 103-107℃.
(実施例287)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号5-35)
実施例(248e)と同様の方法で、(259b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(71 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(57 mg)から、ウレア体27 mg(21%)を得た。このウレア体(27mg)を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物23 mg(91%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)= 2.42-2.55 (2H, m), 3.42(2H, t, J=5.6Hz), 3.64(2H, t, J=5.5Hz), 3.71(6H, s), 3.79-3.74(1H, m), 3.86(1H, dd, J=9.6 and 6.4Hz), 4.00(1H, dd, J=9.8 and 3.5Hz), 4.11(2H, brd, J=3.1Hz), 4.67(1H, t, J=5.6Hz), 4.96(1H, d, J=5.1Hz), 6.16-6.10(2H, m), 6.66(2H, d, J=2.4Hz), 6.87(1H, dd, J=8.8 and 2.9Hz), 7.03(1H, d, J=2.7Hz), 7.30(1H, d, J=9.0Hz), 7.38(2H, d, J=8.6Hz), 7.42(2H, d, J=9.0Hz), 8.10(1H, s), 8.66(1H, s), 8.67(1H, s).
MS(APCI) m/z:597, 599 (M + H)+.
融点: 108-111℃。
(実施例288)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号4-32)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(261b)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(65 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(57 mg)から、ウレア体59 mg(48%)を得た。このウレア体(59mg)を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物49 mg(89%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.61-1.47(2H, m), 1.81-1.72(2H, m), 2.73-2.61(1H, m), 2.87(2H, brt, J=12.9Hz), 3.43(2H, t, J=5.6Hz), 3.80-3.73(1H, m), 3.87(3H, s), 3.89-3.82(1H, m), 4.00(1H, dd, J=9.8 and 3.9Hz), 4.19(2H, brd, J=12.9Hz), 4.67(1H, t, J=5.7Hz), 4.96(1H, d, J=5.1Hz), 6.89-6.84(2H, m), 6.95-6.90(1H, m), 7.00(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 7.02(1H, d, J=2.7Hz), 7.14(2H, d, J=8.6Hz), 7.28(1H, d, J=8.6Hz), 7.37(2H, d, J=8.6Hz), 8.08(1H, s), 8.11(1H, dd, J=7.9 and 1.5Hz), 8.17(1H, s), 9.22(1H, s).
MS(APCI) m/z:569, 571 (M + H)+.
融点: 158-161℃.
(実施例289)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号4-35)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(262b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(57 mg)から、ウレア体47 mg(37%)を得た。このウレア体(47 mg)を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物33 mg(75%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.61-1.47(2H, m), 1.81-1.71(2H, m), 2.74-2.61(1H, m), 2.87(2H, brt, J=11.6Hz), 3.43(2H, t, J=5.6Hz), 3.70(6H, s), 3.79-3.73(1H, m), 3.86(1H, dd, J=10.0 and 6.0Hz), 4.00(1H, dd, J=9.8 and 3.9Hz), 4.19(2H, brd, J=12.2Hz), 4.67(1H, t, J=5.6Hz), 4.96(1H, d, J=5.1Hz), 6.12(1H, dd, J=2.1Hz and 2.1Hz), 6.65(2H, d, J=2.3Hz), 6.87(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 7.02(1H, d, J=2.7Hz), 7.14(2H, d, J=8.6Hz), 7.28(1H, d, J=9.0Hz), 7.35(2H, d, J=8.6Hz), 8.08(1H, s), 8.54(1H, s), 8.62(1H, s).
MS(APCI) m/z:599, 601 (M + H)+.
融点: 105-108℃.
(実施例290)6−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号3-81)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(267b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(57 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(57 mg)から、ウレア体を得た。このウレア体を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物50 mg(2工程、47%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.84(2H, t, J=5.0Hz), 3.44(2H, t, J=5.2Hz), 3.68(2H, t, J=5.6Hz), 3.81-3.73(1H, m), 3.91-3.83(1H, m), 4.04-3.96(1H, m), 4.57(2H, s), 4.68(1H, t, J=5.3Hz), 4.97(1H, d, J=5.1Hz), 6.95-6.86(1H, m), 7.18-6.97(4H, m), 7.28-7.21(2H, m), 7.32(1H, d, J=9.0Hz), 7.36(1H, brs), 8.21-8.12(2H, m), 8.54(1H, s), 9.02(1H, s).
MS(APCI) m/z:529, 531 (M + H)+.
融点: 164-167℃。
(実施例291)6−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号3-83)
(291a)6−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(202a)と同様の方法で、6−アミノ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチルエステル (400 mg)と3−エトキシフェニルイソシアナート(260 μl)から、標記化合物727 mg(定量的収量)を白色固体として得た。
MS(APCI) m/z:412 (M + H)+.
(291b)1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア
実施例(202b)と同様の方法で、実施例(291a)で得た6−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドリド−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステル(727 mg)から、標記化合物536 mg(2工程、定量的収量)を薄黄色固体として得た。
MS(APCI) m/z:312 (M + H)+.
(291c)6−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(291b)で得た1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(62 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(57 mg)から、ウレア体を得た。このウレア体を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物34 mg(2工程,34%)を薄灰白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.33(3H, t, J=6.7Hz), 2.83(2H, brs), 3.44(2H, brs), 3.67(2H, brs), 3.82-3.74(1H, m), 3.90-3.83(1H, m), 4.05-3.95(3H, m), 4.56(2H, s), 4.68(1H, brs), 4.97(1H, brs), 6.54(1H, brd, J=6.3Hz), 6.95-6.86(2H, m), 7.11-7.03(2H, m), 7.25-7.13(3H, m), 7.32(1H, brd, J=10.2Hz), 7.36(1H, s), 8.15(1H, s), 8.60(1H, s), 8.65(1H, s).
MS(APCI) m/z:555, 557 (M + H)+.
融点: 134-139℃.
(実施例292)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号4-31)
実施例(248e)と同様の方法で、(263b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(62 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(57 mg)から、ウレア体を得た。このウレア体を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物57 mg(2工程,51%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.59-1.45(2H, m), 1.79-1.70(2H, m), 2.72-2.62(1H, m), 2.85(2H, brt, J=11.8Hz), 3.41(2H, t, J=5.3Hz), 3.79-3.71(1H, m), 3.85(1H, dd, J=9.8 and 6.3Hz), 3.98(1H, dd, J=10.4 and 3.7Hz), 4.19(2H, brd, J=12.9Hz), 4.66(1H, t, J=5.0Hz), 4.95(1H, d, J=5.4Hz), 6.92-6.83(1H, m), 7.05-6.94(2H, m), 7.25-7.08(4H, m), 7.28(1H, d, J=9.0Hz), 7.37(2H, d, J=8.6Hz), 8.09(1H, s), 8.14(1H, dd, J=8.6, 8.6Hz), 8.49(1H, s), 8.99(1H, s).
MS(APCI) m/z:557, 559 (M + H)+.
融点: 170-175℃。
(実施例293)6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号3-104)
実施例(170)と同様の方法で、実施例(202b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(122 mg)と実施例(275c)で得た4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(126 mg)からウレア体73 mg(30%)を白色固体として得た。このウレア体を実施例(275d)と同様の方法で、脱保護し、標記化合物37 mg (56%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.23(1H, s), 8.13(2H, s), 7.97(1H, s), 7.36(1H, s), 7.30(1H, d, J=9.0Hz), 7.21-7.14(3H, m), 7.04(1H, d, J=8.2Hz), 6.87(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, d, J=8.6Hz), 4.99(1H, d, J=5.1Hz), 4.69(1H, t, J=5.6Hz), 4.52(2H, s), 4.07(1H, dd, J=10.4 and 4.1Hz), 3.92(1H, dd, J=10.0 and 8.4Hz), 3.83(3H, s), 3.81-3.76(1H, m), 3.64(2H, t, J=5.9Hz), 3.44(2H, t, J=5.7Hz), 2.80(2H, t, J=4.5Hz), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:589 (M + H)+.
融点:174-176℃.
(実施例294)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-531)
(294a)(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル
2−アミノピコリン(4.41 g)と1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(9.5 mL)の無水テトラヒドロフラン(35 mL)溶液中にn−ブチルリチウム(35 mL,2.6 M ヘキサン溶液)を−78℃、窒素雰囲気下で加えた。30分後、ジチオ炭酸 S,S−ジメチル(5 g)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)溶液を反応混合物に加えた。反応混合物をゆっくりと室温まで温め、3日間攪拌し、水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した(2回)。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 4:1)で精製し、標記化合物1.81 g(24%)を薄緑色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.49(1H, brs), 8.25(1H, d, J=3.5Hz), 7.26(1H, d, J=4.6Hz), 7.06(1H, dd, J=7.4 and 5.1Hz), 2.38(3H, s), 2.28(3H, s).
(294b)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミック アシッド メチルエステル (416 mg)と実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(775 mg)のアセトニトリル(20 mL)溶液を19時間加熱還流した。沈殿物をろ取し、アセトニトリルでよく洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物783 mg(73%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.84(1H, s), 8.16(1H, d, J=5.9Hz), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.57(1H, d, J=6.7Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.08(1H, dd, J=7.5 and 4.6Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, d, J=8.0 Hz), 3.82(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=4.7Hz), 2.22(3H, s), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:475 (M + H)+.
融点: 209-211℃.
(294c)2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン
ジ・tert・ブチル ジカーボネート(50.0 g)のn−ヘキサン(55 mL)溶液を58℃に加熱し、攪拌した。この溶液に、2−アミノピコリン(15.5 g)の酢酸エチル(20 mL)溶液を滴下した。3時間、58℃で加熱した後、室温に冷却し、n−ヘキサン(30 mL)を加え、1.5時間攪拌した。析出した沈殿をろ取し、乾燥し、標記化合物25.8 g(86%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:209 (M + H)+.
(294d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(2.30 g)と実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(3.09 g)の無水テトラヒドロフラン(100 mL)溶液を17時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、得られたガム状物質をアセトニトリル中で激しく攪拌した。析出した沈殿物をろ取し、アセトニトリル中で再結晶し、標記化合物3.73 g(87%)を白色固体として得た。
(実施例295)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-524)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(125a)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(802 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(480 mg)から標記化合物137 mg(12%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.93(1H, s), 8.84(1H, s), 8.52(1H, s), 8.16(1H, d, J=5.5Hz), 8.12(1H, d, J=7.8Hz), 7.57(1H, d, J=6.7Hz), 7.32(2H, d, J=8.6Hz), 7.20(1H, dd, J=11.1 and 8.4Hz), 7.10(2H, dd, J=15.2 and 7.4Hz), 6.99-6.92(1H, m), 6.93(2H, d, J=8.6Hz), 3.59(4H, brs), 3.32(4H, brs), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:449 (M + H)+.
融点:>250℃(分解)。
(実施例296)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-527)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(96a)で得た1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(798 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.45 g)から標記化合物383 mg(34%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 8.87(1H, s), 8.33(1H, s), 8.19(1H, d, J=5.0Hz), 8.04(1H, d, J=11.8Hz), 7.60(1H, d, J=7.4Hz), 7.34(2H, d, J=7.5Hz), 7.14-7.09(1H, m), 7.03-6.91(1H, m), 6.96(2H, d, J=7.4Hz), 6.77-6.68(1H, m), 3.87(3H, s), 3.61(4H, brs), 3.08(4H, brs), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:479 (M + H)+.
融点: 206-208℃。
(実施例297)6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号3-54)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(202b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(106 mg、塩酸塩)、トリエチルアミン(0.045 mL)、そして実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.45 g)のアセトニトリル(20 mL)溶液を18時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、ジクロロメタン:メタノール 20:1)で精製し、さらにプレパラティブTLC(ジクロロメタン:メタノール 20:1)で精製し、標記化合物76mg(56%)を薄茶色アモルファスとして得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.23(1H, s), 8.77(1H, s), 8.16(1H, d, J=4.7Hz), 8.13(1H, s), 7.98(1H, d, J=1.5Hz), 7.57(1H, d, J=7.4Hz), 7.37(1H, d, J=2.0Hz), 7.18(1H, dd, J=8.2 and 2.3Hz), 7.08(1H, dd, J=7.5 and 4.7Hz), 7.05(1H, d, J=8.2Hz), 6.87(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 4.56(2H, s), 3.83(3H, s), 3.68(2H, t, J=5.6Hz), 2.82(2H, t, J=5.6Hz), 2.23(3H, s), 2.10(3H, s).
MS(ES+) m/z:446 (M + H)+.
(実施例298)4−{5−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-539)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(148a)で得た1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(632 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.45 g)から、標記化合物320 mg(36%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.18(1H, s), 8.84(1H, s), 8.36(1H, s), 8.16-8.14(1H, m), 8.14(1H, d, J=2.7Hz), 7.99(1H, dd, J=11.3 and 3.2Hz), 7.73(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 7.57(1H, d, J=7.5Hz), 7.09(1H, dd, J=7.5 and 5.1Hz), 6.99(1H, dd, J=9.0 and 5.0Hz), 6.88(1H, d, J=9.3Hz), 6.72(1H, ddd, J=8.5, 8.5, 3.3Hz), 3.86(3H, s), 3.57-3.54(4H, m), 3.46-3.43(4H, m), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:480 (M + H)+.
融点:196-198℃。
(実施例299)4−{5−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-542)
(299a)4−{5−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(42b)と同様の方法で、実施例(38b)で得た4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.39 g)と実施例(43a)で得た5−クロロ−2−エトキシ安息香酸(1.00 g)から、標記化合物1.39 g(59%)をピンク色結晶として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.29(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.4Hz), 8.19(1H, s), 8.17(1H, d, J=2.7Hz), 7.75(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.02(1H, d, J=8.9Hz), 6.95(1H, dd, J=8.9 and 2.4Hz), 6.86(1H, d, J=9.0Hz), 4.14(2H, q, J=6.9Hz), 3.46-3.36(8H, m), 1.43(9H, s), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:476 (M + H)+.
融点: 197-198℃.
(299b)1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(299a)で得た4−{5−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.32 g)から、標記化合物513 mg(49%)を薄ピンク色固体として得た。
MS(ES+) m/z:376 (M + H)+.
(299c)4−{5−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(299b)で得た1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(701 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(1.35 g)から、標記化合物503 mg(53%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.29(1H, s), 8.84(1H, s), 8.20(1H, d, J=2.3Hz), 8.18-8.15(1H, m), 8.16 (1H, d, J=7.5Hz), 7.74(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.57(1H, d, J=7.9Hz), 7.09(1H, dd, J=7.5 and 5.1Hz), 7.00(2H, d, J=8.6Hz), 6.94(1H, d, J=2.4Hz), 6.88(1H, d, J=9.0Hz), 4.13(2H, q, J=6.7Hz), 3.58-3.55(4H, m), 3.46-3.44(4H, m), 2.13(3H, s), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:510 (M + H)+.
融点:214-215℃.
(実施例300)4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-540)
(300a)1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、(実施例46)で得た4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(4.01 g)から、標記化合物3.14 g(100%)を白色固体として得た。
MS(ES+) m/z:360 (M + H)+.
(300b)4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(300a)で得た1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(672 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.45 g)から、標記化合物64 mg(7%)を薄赤色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.27(1H, s), 8.83(1H, s), 8.19(1H, s), 8.15(2H, s), 7.98(1H, d, J=12.1Hz), 7.74(1H, d, J=9.0Hz), 7.57(1H, d, J=6.7Hz), 7.08(1H, dd, J=6.2 and 6.2Hz), 6.97(1H, dd, J=6.9 and 6.8Hz), 6.88(1H, d, J=8.6Hz), 6.69(1H, dd, J=8.1 and 8.0Hz), 4.10(2H, q, J=7.3Hz), 3.56(4H, brs), 3.44(4H, brs), 2.12(3H, s), 1.39(3H, t, J=6.7Hz).
MS(ES+) m/z:494 (M + H)+.
融点:180-185℃。
(実施例301)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-543)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(137a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(503 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.60 g)から、標記化合物19 mg(3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.83(1H, s), 8.83-8.17(2H, m), 8.09(1H, s), 7.94(1H, s), 7.74(1H, d, J=9.0Hz), 7.57(1H, d, J=8.6Hz), 7.11-7.05(1H, m), 6.87(2H, d, J=8.3Hz), 6.74-6.69(1H, m), 3.82(3H, s), 3.59-3.53(4H, m), 3.46-3.40(4H, m), 2.22(3H, s), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:476 (M + H)+.
融点:216-218℃.
(実施例302)4−{5−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-536)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(222b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(508 mg)と(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.65 g)から標記化合物295 mg(41%)を薄ピンク色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.84(1H, s), 8.82(1H, s), 8.49(1H, s), 8.16(2H, d, J=2.7Hz), 8.11(1H, dd, J=9.0 and 9.0Hz), 7.73(1H, d, J=8.6Hz), 7.57(1H, d, J=7.5Hz), 7.21(1H, dd, J=10.6 and 10.6Hz), 7.14-7.06(2H, m), 7.01-6.95(1H, m), 6.88(1H, d, J=8.6Hz), 3.58-3.54(4H, m), 3.47-3.42(4H, m), 2.12(3H, s).
MS(ES+)m/z:450 (M + H)+.
融点:213-215℃。
(実施例303)4−{4−[3−(3−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-854)
実施例(294b)と同様の方法で、(214b)で得た1−(3−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(503 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.65 g)から標記化合物46 mg(6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.84(1H, s), 8.56(1H, s), 8.39(1H, s), 8.16(1H, d, J=4.3Hz), 7.57(1H, d, J=9.0Hz), 7.30(2H, d, J=8.2Hz), 7.19-7.06(3H, m), 6.96-6.87(3H, m), 6.51(1H, d, J=9.8Hz), 3.72(3H, s), 3.62-3.57(4H, m), 3.09-3.02(4H, m), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:461 (M + H)+.
融点:191-193℃.
(実施例304)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-526)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(80a)で得た1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(400 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.70 g)から、標記化合物556 mg(47%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.84(1H, s), 8.16(1H, d, J=4.7Hz), 8.10(1H, d, J=7.4Hz), 7.95(1H, s), 7.57(1H, d, J=7.5Hz), 7.32(2H, d, J=8.2Hz), 7.09(1H, dd, J=7.3 and 5.3Hz), 6.98-6.83(5H, m), 4.12(2H, q, J=6.6Hz), 3.63-3.58(4H, m), 3.08-3.05(4H, m), 2.13(3H, s), 1.41(3H, t, J=6.8Hz).
MS(ES+) m/z:475 (M + H)+.
融点:110-112℃。
(実施例305)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-856)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(215b)で得た1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(400 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.65 g)から標記化合物26 mg(5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.84(1H, s), 8.53(1H, s), 8.39(1H, s), 8.17-8.15(1H, m), 7.57(1H, d, J=9.0Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.15-7.08(3H, m), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.87(1H, d, J=9.4Hz), 6.50(1H, d, J=9.4Hz), 3.98(2H, q, J=7.2Hz), 3.59(4H, brs), 3.06(4H, brs), 2.12(3H, s), 1.32(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:475 (M + H)+.
融点:171-173℃。
(実施例306)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-533)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(216b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(522 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(1.84 g)から標記化合物189 mg(26%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.84(1H, s), 8.59(1H, s), 8.41(1H, s), 8.17-8.13(1H, m), 7.57(1H, d, J=6.7Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.08(1H, dd, J=7.5 and 4.6Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.65(2H, d, J=1.9Hz), 6.10(1H, dd, J=2.3 and 2.3Hz), 3.70(6H, s), 3.59(4H, t, J=4.3Hz), 3.06(4H, t, J=5.1Hz), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:491 (M + H)+.
融点:188-190℃。
(実施例307)4−{5−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-544)
(307a)4−{5−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(41c)と同様の方法で、実施例(38b)で得た4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.39 g)と実施例(41b)で得た2−エトキシ−5−メチルアニリン(746 mg)から、標記化合物960 mg(40%)を薄ピンク色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.14(1H, d, J=2.7Hz), 7.94(1H, s), 7.94(1H, d, J=2.4Hz), 7.73(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.83(1H, d, J=9.0Hz), 6.69(1H, dd, J=8.2 and 2.4Hz), 4.07(2H, q, J=7.1Hz), 3.44-3.35(8H, m), 2.21(3H, s), 1.42(9H, s), 1.38(3H, t, J=7.1Hz)
MS(ES+) m/z:456 (M + H)+.
融点: 192-193℃
(307b)1−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして実施例(307a)で得た4−{5−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(900 mg)から標記化合物500 mg(71%)を紫色固体として得た。
MS(ES+) m/z:356 (M + H)+.
(307c)4−{5−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(307b)で得た1−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(121 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.40 g)から、標記化合物109 mg(66%)を薄ラベンダー色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.19(1H, s), 8.87(1H, s), 8.19(2H, s), 7.98(2H, s), 7.78(1H, d, J=6.6Hz), 7.60(1H, d, J=7.8Hz), 7.11(1H, dd, J=5.3 and 5.3Hz), 6.89(2H, dd, J=7.4 and 7.5Hz), 6.72(1H, d, J=8.2Hz), 4.09(2H, q, J=6.8Hz), 3.61-3.54(4H, m), 3.48-3.39(4H, m), 2.22(3H, s), 2.14(3H, s), 1.39(3H, t, J=7.8Hz).
MS(ES+) m/z:490 (M + H)+.
融点:198-200℃.
(実施例308)4−{5−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-541)
(308a)1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(実施例40)で得た4−{5−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(8.81 g)から標記化合物6.90 g(定量的収量)を薄ピンク色固体として得た。
MS(ES+) m/z:362 (M + H)+.
(308b)4−{5−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(308a)で得た1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(81 mg)と実施例(294a)で得た3−メチル−ピリジン−2−イル−チオカルバミック アシッド メチルエステル(0.40 g)から標記化合物72 mg(68%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.21(1H, s), 8.87(1H, s), 8.38(1H, s), 8.23(1H, d, J=2.7Hz), 8.18(2H, s), 7.76(1H, d, J=9.4Hz), 7.60(1H, d, J=7.0Hz), 7.15-7.10(2H, m), 7.05-6.95(1H, m), 6.90(1H, d, J=8.2Hz), 3.89(3H, s), 3.61-3.54(4H, m), 3.50-3.41(4H, m), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:496 (M + H)+.
融点: 203-205℃。
(実施例309)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-525)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(124a)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(137 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.40 g)から標記化合物134 mg(69%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.84(1H, s), 8.16(1H, d, J=5.1Hz), 8.12-8.08(2H, m), 7.57(1H, d, J=6.3Hz), 7.31(2H, d, J=8.6Hz), 7.08(1H, dd, J=7.4 and 5.1Hz), 7.01-6.97(4H, m), 6.94-6.84(1H, m), 3.86(3H, s), 3.62-3.56(4H, m), 3.08-3.02(4H, m), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:461 (M + H)+.
融点:207-209℃.
(実施例310)4−{4−[3−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-529)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(67a)で得た1−(5−クロロ2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(131 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.40 g)から、標記化合物95 mg(53%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.17(1H, s), 8.84(1H, s), 8.29(1H, s), 8.23-8.21(1H, m), 8.17-8.15(1H, m), 7.58(1H, d, J=7.8Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.11-7.06(1H, m), 7.03-6.98(1H, m), 6.97-6.90(3H, m), 3.87(3H, s), 3.63-3.56(4H, m), 3.10-3.03(4H, m), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:495 (M + H)+.
融点:163-165℃。
(実施例311)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-532)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(83a)で得た1−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(122 mg)と実施例(294a)で得た(3−メチル−ピリジン−2−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.40 g)から標記化合物100 mg(60%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 8.84(1H, s), 8.16(1H, d, J=4.3Hz), 7.96(1H, s), 7.91(1H, s), 7.57(1H, d, J=6.3Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.08(1H, dd, J=7.5 and 4.7Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.68(1H, d, J=10.2Hz), 4.07(2H, q, J=6.9Hz), 3.59(4H, brs), 3.06(4H, brs), 2.21(3H, s), 2.13(3H, s), 1.38(3H, t, J=6.8Hz).
MS(ES+) m/z:489 (M + H)+.
融点: 206-208℃.
(実施例312)4−{2−フルオロ−4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号2-85)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(253d)で得た1−(3−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(120 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(97 mg)から、標記化合物118 mg(72%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.32(1H, s), 8.83(1H, s), 8.17(1H, s), 8.11(1H, s), 7.95(1H, s), 7.60-7.54(1H, m), 7.46(1H, d, J=13.3Hz), 7.12-7.05(1H, m), 7.00(2H, s), 6.91-6.83(1H, m), 6.76-6.68(1H, m), 3.83(3H, s), 3.60(4H, brs), 2.94(4H, brs), 2.22(3H, s), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:493 (M + H)+.
融点: 188-190℃。
(実施例313)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−2−メチル−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号2-83)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(239a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(3−メチル−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(118 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(89 mg)から、標記化合物51 mg(30%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.14(1H, s), 8.83(1H, s), 8.19(1H, dd, J=4.7 and 1.5Hz), 8.11(1H, s), 7.99(1H, d, J=1.6Hz), 7.60(1H, d, J=6.6Hz), 7.31(1H, d, J=1.9Hz), 7.22(1H, dd, J=8.4 and 2.6Hz), 7.11(1H, dd, J=7.4 and 4.7Hz), 6.99(1H, d, J=8.6Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, dd, J=8.2 and 2.3Hz), 3.84(3H, s), 3.59(4H, brs), 2.79(4H, brs), 2.27(3H, s), 2.23(3H, s), 2.15(3H, s)
MS(ES+) m/z:489 (M + H)+.
融点: 144-146℃.
(実施例314)4−{4−[3−(2−ジフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-871)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(245a)で得られた1−(2−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(109 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(88 mg)から、標記化合物37 mg(25%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.11(1H, s), 8.84(1H, s), 8.24-8.13(3H, m), 7.57(1H, d, J=7.5Hz), 7.23(1H, t, J=73.2Hz), 7.32(2H, d, J=8.6Hz), 7.23-6.86(6H, m), 3.59(4H, brs), 3.06(4H, brs), 2.12(3H, s).
MS(ES) m/z:497 (M + H)+.
融点: 190-192℃。
(実施例315)4−{4−[3−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-893)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(240b)で得られた1−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(120 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(89 mg)から、標記化合物38 mg(23%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.84(1H, s), 8.37(1H, s), 8.26(1H, dd, J=8.2 and 1.5Hz), 8.16(1H, dd, J=4.8 and 1.8Hz), 7.57(1H, d, J=8.6Hz), 7.35(2H, d, J=7.4Hz), 7.30(2H, d, J=11.0Hz), 7.10-7.03(2H, m), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 3.59(4H, t, J=5.9Hz), 3.07(4H, t, J=5.1Hz), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:515 (M + H)+.
融点: 112-114℃。
(実施例316)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-896)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(244b)で得られた1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(121 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(78 mg)から、標記化合物65 mg(38%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.87(1H, s), 8.19(1H, d, J=4.3Hz), 8.08(1H, s), 7.70(1H, d, J=8.2Hz), 7.60(1H, d, J=7.4Hz), 7.33(2H, d, J=8.2Hz), 7.11(1H, dd, J=7.6 and 5.2Hz), 6.95(2H, d, J=8.6Hz), 6.74(1H, dd, J=8.4 and 8.4Hz), 6.48(1H, d, J=7.8Hz), 4.40-4.32(2H, m), 4.32-4.22(2H, m), 3.61(4H, brs), 3.07(4H, brs), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:489 (M + H)+.
融点:138-140℃。
(実施例317)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-528)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(89a)で得られた1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(129 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(92 mg)から、標記化合物90 mg(51%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.29(1H, s), 8.88(1H, s), 8.18(1H, dd, J=5.9 and 4.3Hz), 8.17(1H, s), 8.03(1H, dd, J=11.8 and 3.2Hz), 7.60(1H, d, J=6.3Hz), 7.35(2H, d, J=9.0Hz), 7.11(1H, dd, J=7.2 and 4.8Hz), 7.00-6.95(3H, m), 6.72(1H, ddd, J=6.6, 2.9 and 2.9Hz), 4.12(2H, q, J=7.1Hz), 3.61(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=4.7Hz), 2.13(3H, s), 1.40(3H, t, J=7.1Hz).
MS(ES+) m/z:493 (M + H)+.
融点:193-195℃.
(実施例318)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-530)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(102a)で得られた1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(119 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(89 mg)から、標記化合物92 mg(57%)を薄茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.29(1H, s), 8.88(1H, s), 8.25(1H, dd, J=2.8 and 2.8Hz), 8.19(1H, dd, J=1.9 and 2.0Hz), 8.15(1H, s), 7.60(1H, d, J=7.4Hz), 7.35(2H, dd, J=9.0 and 2.4Hz), 7.14-7.08(1H, m), 7.03-6.93(4H, m), 4.17-4.12(2H, m), 3.61(4H, brs), 3.09(4H, brs), 2.14(3H, s), 1.45-1.39(3H, m).
MS(ES+) m/z:509 (M + H)+.
融点:216-218℃。
(実施例319)4−{4−[3−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-535)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(83.3 mg)と実施例(224c)で得た1−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(71.9 mg)から標記化合物33.1 mg(34%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.5(1H, s), 8.87(1H, s), 8.61(1H, s), 8.19(1H, dd, J=4.6 and 1.1Hz), 7.60(1H, dd, J=6.8 and 1.1Hz), 7.33(2H, d, J=8.8Hz), 7.11(1H, dd, J=6.8 and 4.6Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 6.63(1H, s), 3.61(4H, t, J=4.0Hz), 3.09(4H, t, J=4.0Hz), 2.13(3H, s), 1.26(9H, s)
MS(ES+) m/z:494 (M + H)+.
融点: 158-159℃
(実施例320)4−{5−[3−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-547)
(320a)4−{5−[3−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(224b)と同様の方法で、実施例(237a)で得た4−[5−(4−ニトロ−フェノキシカルボニルアミノ)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.49 g)と4−tert−ブチル−チアゾール−2−イルアミン(630 mg)から標記化合物471 mg(30%)を薄桃色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=9.03(1H, s), 8.22(1H, s), 7.87-7.80(1H, m), 7.13-7.05(1H, m), 7.13(1H, s), 3.55-3.49(4H, m), 3.49-3.43(4H, m), 1.43(9H, s), 1.25(9H, s).
MS(ES+) m/z:461 (M + H)+.
(320b)1−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(320a)で得た4−{5−[3−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(458 mg)から標記化合物320 mg(89%)を薄黄色固体として得た。
MS(ES+) m/z:361 (M + H)+.
(320c)4−{5−[3−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(83 mg)と実施例(320b)で得た1−(4−tert−ブチル−チアゾール−2−イル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(72 mg)から標記化合物40 mg(40%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=10.6(1H, s), 8.86(1H, s), 8.61(1H, s), 8.21-8.17(1H, m), 8.19(1H, d, J=2.3Hz), 7.73(1H, dd, J=9.0 and 2.3Hz), 7.60(1H, d, J=6.7Hz), 7.11(1H, dd, J=6.7 and 5.3Hz), 6.91(1H, d, J=9.0Hz), 6.63(1H, s), 3.60-3.54(4H, m), 3.50-3.45(4H, m), 2.13(3H, s), 1.25(9H, s).
MS(ES+) m/z:495 (M + H)+.
融点: 157-159℃。
(実施例321)4−{5−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-857)
(321a)4−{5−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
実施例(38c)と同様の方法で、実施例(38b)で得た4−(5−アミノ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(5.57 g)と3−エトキシフェニルイソシアナート(3.54 mL)から、標記化合物8.37 g(95%)を紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.08(1H, d, J=2.3Hz), 7.65(1H, dd, J=9.0 and 2.4Hz), 7.20(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 7.03(1H, s), 6.82(1H, d, J=7.9Hz), 6.66(2H, d, J=9.0Hz), 6.46(1H, s), 6.37(1H, s), 4.02(2H, q, J=6.9Hz), 3.55-3.50(8H, m), 1.49(9H, s), 1.40(3H, t, J=7.1Hz).
(321b)1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア
実施例(47a)と同様にして(321a)で得た4−{5−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(8.37 g)から標記化合物6.47 g(定量的収量)を薄紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.74(1H, s), 8.48(1H, s), 8.11(1H, d, J=2.3Hz), 7.66(1H, d, J=7.8Hz), 7.15-7.10(2H, m), 6.89(1H, d, J=7.4Hz), 6.76(1H, d, J=8.6Hz), 6.49(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.97(2H, q, J=7.1Hz), 3.43(1H, brs), 3.30(4H, t, J=4.5Hz), 2.78(4H, t, J=4.3Hz), 1.31(3H, t, J=6.9Hz).
(321c)4−{5−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(83 mg)と実施例(321b)で得た1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(68 mg)から標記化合物53 mg(55%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.83(1H, s), 8.62(1H, s), 8.39(1H, s), 8.16(1H, dd, J=4.6 and 1.6Hz), 8.15(1H, d, J=2.7Hz), 7.71(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.57(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 7.14(1H, dd, J=2.5 and 2.5Hz), 7.13(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 7.08(1H, dd, J=7.8 and 4.6Hz), 6.88(1H, dd, J=8.0 and 2.5Hz), 6.86(1H, d, J=9.0Hz), 6.50(1H, dd, J=8.0 and 2.5Hz), 3.97(2H, q, J=6.9Hz), 3.59-3.53(4H, m), 3.46-3.41(4H, m), 2.12(3H, s), 1.32(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:476 (M + H)+.
融点: 99-100℃.
(実施例322)4−{2−クロロ−4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号2-127)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(50 mg)と実施例(269b)で得た1−(3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレア(72 mg)から標記化合物31 mg(31%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.38(1H, s), 8.84(1H, s), 8.18(1H, s), 8.17(1H, d, J=4.8Hz), 8.12(1H, d, J=7.8Hz), 7.73(1H, s), 7.60(1H, d, J=7.0Hz), 7.24(1H, d, J=8.6Hz), 7.15(1H, d, J=8.6Hz), 7.11(1H, dd, J=7.0 and 4.8Hz), 7.03(1H, d, J=7.8Hz), 6.96(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.90(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 3.88(3H, s), 3.65-3.56(4H, m), 2.97-2.86(4H, m), 2.15(3H, s).
MS(ES+) m/z:495 (M + H)+.
融点: 190-191℃。
(実施例323)4−{2−クロロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号2-145)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(50 mg)と実施例(221d)で得た1−(3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレア(70 mg)から標記化合物37 mg(38%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.12(1H, s), 8.85(1H, s), 8.55(1H, s), 8.19(1H, d, J=5.1Hz), 8.13(1H, ddd, J=8.2,8.2 and 1.4Hz), 7.73(1H, s), 7.60(1H, d, J=6.6Hz), 7.30-6.98(6H, m), 3.66-3.58(4H, m), 2.97-2.89(4H, m), 2.15(3H, s).
MS(ES+) m/z:483 (M + H)+.
融点: 240-242℃(分解).
(実施例324)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-4)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(92 mg)と実施例(230b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(74 mg)から、標記化合物68 mg(66%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.12(3H, s), 2.23(3H, s), 2.57-2.43(2H, m), 3.66(2H, t, J=5.3Hz), 3.83(3H, s), 4.13(2H, brs), 6.13(1H, brs), 6.73(1H, dd, J=8.3 and 1.6Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 7.08(1H, dd, J=7.4 and 4.7Hz), 7.38(2H, d, J=9.0Hz), 7.43(2H, d, J=9.0Hz), 7.57(1H, d, J=7.1Hz), 7.97(1H, brs), 8.17-8.13(2H, m), 8.74(1H, s), 9.32(1H, s).
MS(APCI) m/z:472 (M + H)+.
融点: 195-198℃。
(実施例325)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-4)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(63 mg)と実施例(228e)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)から、標記化合物50 mg(53%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.60-1.47(2H, m), 1.77(2H, d, J=11.8Hz), 2.14(3H, s), 2.22(3H, s), 2.69(1H, t, J=12.2Hz), 2.88(2H, t, J=12.1Hz), 3.83(3H, s), 4.22(2H, d, J=12.9Hz), 6.72(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 6.87(1H, d, J=8.2Hz), 7.07(1H, dd, J=7.3 and 4.5Hz), 7.14(2H, d, J=8.6Hz), 7.37(2H, d, J=8.6Hz), 7.56(1H, dd, J=7.8 and 0.8Hz), 7.96(1H, d, J=1.5Hz), 8.11(1H, s), 8.15(1H, dd, J=4.7 and 1.2Hz), 8.71(1H, s), 9.21(1H, s).
MS(APCI) m/z:474 (M + H)+.
融点: 199-201℃。
(実施例326)6−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号3-55)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(91 mg)と実施例(266b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(72 mg)から、標記化合物43 mg(42%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.15(3H, s), 2.83(2H, t, J=5.4Hz), 3.71(6H, s), 3.74-3.66(2H, m), 4.58(2H, s), 6.12(1H, dd, J=2.3Hz and 2.3Hz), 6.66(2H, d, J=2.0Hz), 7.06(1H, d, J=8.7Hz), 7.14(1H, brs), 7.20(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 7.34(1H, s), 7.68(1H, brd, J=6.6Hz), 8.18(1H, brs), 8.58(1H, s), 8.66(1H, s), 8.90(1H, brs).
MS(APCI) m/z:462 (M + H)+.
融点: 132-137℃。
(実施例327)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-2)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(91 mg)と実施例(258b)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(71 mg)から、標記化合物51 mg(51%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.12(3H, s), 2.41-6.62(2H, m), 3.66(2H, t, J=5.4Hz), 3.87(3H, s), 4.13(2H, brs), 6.13(1H, brs), 6.96-6.85(2H, m), 7.00(1H, dd, J=8.2 and 1.2Hz), 7.08(1H, dd, J=7.4 and 5.1Hz), 7.39(2H, d, J=8.6Hz), 7.43(2H, d, J=8.6Hz), 7.57(1H, d, J=7.4Hz), 8.18-8.09(2H, m), 8.21(1H, s), 8.75(1H, s), 9.34(1H, s).
MS(APCI) m/z:458 (M + H)+.
融点: 133-135℃.
(実施例328)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-5)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(91 mg)と得た実施例(259b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(78 mg)から、標記化合物48 mg(45%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6):δ(ppm)=2.11(3H, s), 2.37-2.63(2H, m), 3.71(6H, s), 3.80-3.56(2H, m), 4.13(2H, brs), 6.13(2H, brs), 6.67(2H, brs), 7.09(1H, brs), 7.41(4H, brs), 7.58(1H, brs), 8.17(1H, brs), 8.66(2H, brs), 8.76(1H, brs).
MS(APCI) m/z:488 (M + H)+.
融点: 181-184℃。
(実施例329)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-2)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(91 mg)と実施例(261b)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)から、標記化合物27 mg(27%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.60-1.47(2H, m), 1.81-1.73(2H, m), 2.14(3H, s), 2.74-2.65(1H, m), 2.88(2H, brt, J=12.7Hz), 3.87(3H, s), 4.22(2H, brd, J=12.5Hz), 6.95-6.84(2H, m), 7.00(1H, dd, J=7.8 and 1.2Hz), 7.07(1H, dd, J=6.8 and 4.9Hz), 7.15(2H, d, J=8.2Hz), 7.37(2H, d, J=8.7Hz), 7.56(1H, brd, J=7.1Hz), 8.11(1H, dd, J=8.1 and 1.4Hz), 8.17(1H, s), 8.20-8.13(1H, m), 8.72(1H, s), 9.23(1H, s).
MS(APCI) m/z:460 (M + H)+.
融点: >280℃.
(実施例330)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-5)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(91 mg)と実施例(262b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(78 mg)から、標記化合物38 mg(35%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.61-1.46(H, m), 1.81-1.72(2H, m), 2.14(2H, s), 2.74-2.63(1H, m), 2.88(2H, brt, J=12.1Hz), 3.70(3H, s), 4.22(2H, brd, J=11.7Hz), 6.12(1H, brs), 6.66(2H, d, J=1.2Hz), 7.10-7.04(1H, m), 7.14(2H, d, J=7.8Hz), 7.36(2H, d, J=7.4Hz), 7.56(1H, brd, J=7.4Hz), 8.18-8.13(1H, m), 8.54(1H, s), 8.62(1H, s), 8.72(1H, s).
MS(APCI) m/z:490 (M + H)+.
融点: 207-210℃。
(実施例331)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-1)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(83 mg)と実施例(260b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(62 mg)から、標記化合物50 mg(53%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.12(3H, s), 2.57-2.43(2H, m), 3.66(2H, brt, J=5.1Hz), 4.13(2H, brs), 6.14(1H, brs), 7.04-6.95(1H, m), 7.16-7.05(2H, m), 7.26-7.18(1H, m), 7.40(2H, d, J=8.2Hz), 7.44(2H, d, J=8.6Hz), 7.57(1H, brd, J=8.6Hz), 8.19-8.11(2H, m), 8.54(1H, brs), 8.75(1H, brs), 9.10(1H, brs).
MS(APCI) m/z:446 (M + H)+.
融点: 185-188℃.
(実施例332)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-1)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(83 mg)と実施例(263b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(63 mg)から、標記化合物58 mg(64%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.61-1.46(2H, m), 1.82-1.71(2H, m), 2.14(3H, s), 2.75-2.65(1H, m), 2.88(2H, brt, J=12.7Hz), 4.22(2H, brd, J=12.5Hz), 7.03-6.92(1H, m), 7.16(2H, d, J=8.2Hz), 7.26-7.03(3H, m), 7.37(2H, d, J=7.8Hz), 7.57(1H, brd, J=8.2Hz), 8.21-8.09(2H, m), 8.50(1H, s), 8.72(1H, s), 8.99(1H, s).
MS(APCI) m/z:448 (M + H)+.
融点: 191-194℃。
(実施例333)4−{4−[3−(2−メチルスルファニル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-895)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(241b)で得た1−(2−メチルスルファニル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(171 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(55 mg)から、標記化合物109 mg(46%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.18(1H, s), 8.84(1H, s), 8.16(1H, d, J=5.1Hz), 8.04(1H, s), 7.93(1H, d, J=8.2Hz), 7.57(1H, d, J=7.0Hz), 7.38(1H, d, J=8.2Hz), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.19(1H, dd, J=7.7 and 7.7Hz), 7.08(1H, dd, J=4.8 and 7.7Hz), 7.01(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 3.59(4H, t, J=4.5Hz), 3.06(4H, t, J=4.7Hz), 2.42(3H, s), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:477 (M + H)+.
融点: 196-198℃.
(実施例334)4−{4−[3−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-882)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(247b)で得た1−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(178 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(55 mg)から、標記化合物32 mg(13%)を薄赤茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.12(1H, s), 8.87(1H, s), 8.27(1H, s), 8.19(1H, d, J=3.5Hz), 7.82(1H, d, J=8.2Hz), 7.60(1H, d, J=6.7Hz), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.11(1H, dd, J=7.2 and 4.9Hz), 6.97(1H, dd, J=9.9 and 10.0Hz), 6.96(2H, d, J=8.6Hz), 6.66(1H, d, J=8.2Hz), 3.81(3H, s), 3.76(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.5Hz), 3.07(4H, t, J=4.7Hz), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:491 (M + H)+.
融点: 186-187℃。
(実施例335)4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-877)
(335a)3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン
2−クロロ−3−トリフルオロメチルピリジン(6.89 g)のジメチルアセトアミド(70 mL)溶液に2,4−ジメトキシベンジルアミン(8.5 g)と炭酸カリウム(5.77 g)を室温で加えた。反応混合物を70℃で24時間加熱し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 10:1→5:1)で精製し、黄色オイル(5.23 g)を得た。このオイルのジクロロメタン(70 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(20 mL)を室温で加えた。反応混合物を4日間攪拌し、濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 5:1→1:1)で精製し、標記化合物1.02 g(17%、2工程)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.21(1H, d, J=5.1Hz), 7.69(1H, d, J=7.4Hz), 6.72(1H, dd, J=7.7 and 4.9Hz), 4.95(2H, brs).
(335b)(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル
実施例(335a)で得た3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン(578 mg)の無水テトラヒドロフラン溶液(10 mL)中に、ナトリウムヘキサメチルジシラジド(38% テトラヒドロフラン溶液、3.8 mL)を室温で加えた。15分後、ジ・tert・ブチル ジカーボネート(778 mg)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)溶液を加えた。反応混合物を3日間室温で攪拌し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル5:1→1:1)で精製し、標記化合物672 mg(72%)を黄白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.65(1H, d, J=4.7Hz), 7.90(1H, d, J=7.9Hz), 7.13(1H, dd, J=7.1 and 4.7Hz), 7.05(1H, brs), 1.54(9H, s).
(335c)4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(300b)で得た1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(226 mg)と実施例(335b)で得た(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(197 mg)から、標記化合物284 mg(82%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.28(1H, s), 9.08(1H, s), 8.62(1H, s), 8.19(1H, s), 8.15(1H, d, J=2.4Hz), 8.12(1H, s), 7.99(1H, dd, J=11.6 and 3.3Hz), 7.74(1H, d, J=9.8Hz), 7.41(1H, brs), 6.98(1H, dd, J=8.8 and 5.3Hz), 6.88(1H, d, J=8.6Hz), 6.69(1H, ddd, J=8.5, 8.5 and 3.2Hz), 4.11(2H, q, J=7.1Hz), 3.55(4H, brs), 3.44(4H, brs), 1.40(3H, t, J=7.1Hz).
MS(ES+) m/z:548 (M + H)+.
融点: 206-208℃。
(実施例336)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-898)
(336a)3−クロロ−ピリジン−2−イルアミン
2,4−ジメトキシベンジルアミン(2.04 g)の無水テトラヒドロフラン(40 mL)溶液に、2,3−ジクロロピリジン(2.96 g)、酢酸パラジウム(46 mg)、BINAP(rac−2,2‘−ビス(ジフェニルフォスフィノ)−1,1’−ビナフチル, 184 mg)、そしてナトリウム tert−ブトキシド(2.88 g)を室温で加えた。反応混合物を10時間加熱還流し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 20:1→5:1)精製し、4.05 gの黄色オイルを得た。このオイルのジクロロメタン(40 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(15 mL)を室温で加えた。反応混合物を3時間室温で攪拌し、濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 10:1→1:1)で精製し、標記化合物1.09 g(85%、2工程)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.99(1H, d, J=3.9Hz), 7.50(1H, dd, J=7.8 and 1.5Hz), 6.63(1H, dd, J=7.8 and 5.1Hz), 4.89(2H, brs).
(336b)(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル
実施例(335b)と同様の方法で、実施例(336a)で得た3−クロロ−ピリジン−イルアミン(1.09 g)とジ・tert・ブチル ジカーボネート(1.84g)から、標記化合物1.53 g(79%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.39(1H, dd, J=4.7 and 1.6Hz), 7.67(1H, dd, J=7.9 and 1.5Hz), 7.29(1H, brs), 6.97(1H, dd, J=7.8 and 4.7Hz), 1.55(9H, s).
(336c)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)と実施例(336b)で(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(134 mg)から、標記化合物134 mg(54%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.12(1H, s), 9.06(1H, s), 8.30(1H, dd, J=4.7 and 1.6Hz), 8.04(1H, s), 7.97(1H, d, J=2.0Hz), 7.89(1H, dd, J=7.9 and 1.5Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.20(1H, dd, J=8.0 and 4.9Hz), 6.92(2H, d, J=9.4Hz), 6.86(1H, d, J=8.3Hz), 6.71(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.81(3H, s), 3.58(4H, t, J=4.6Hz), 3.05(4H, t, J=4.7Hz), 2.20(3H, s).
MS(ES+) m/z:495 (M + H)+.
融点: 113-115℃。
(実施例337)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-899)
(337a)3−フルオロ−ピリジン−2−イルアミン
実施例(336a)と同様の方法で、2−クロロ−3−フルオロピリジン(589 mg)と2,4−ジメトキシベンジルアミン(912 mg)から、標記化合物114 mg(2工程,27%)を黄白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.87(1H, d, J=5.1Hz), 7.23(1H, ddd, J=10.8, 7.9 and 1.3Hz), 6.65(1H, ddd, J=8.2, 4.7 and 3.1Hz), 4.63(2H, brs).
(337b)(3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル
実施例(335b)と同様の方法で、実施例(337a)で得た3−フルオロ−ピリジン−2−イルアミン(114 mg)とジ・tert・ブチル ジカーボネート(218 mg)から、標記化合物115 mg(50%)を黄白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.24(1H, d, J=5.1Hz), 7.41(1H, ddd, J=10.1, 8.3 and 1.7Hz), 7.05(1H, ddd, J=8.2, 4.7 and 3.7Hz), 6.92(1H, brs), 1.54(9H, s).
(337c)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(143 mg)と実施例(337b)で(3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(115 mg)から、標記化合物38 mg(19%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.16(1H, s), 9.06(1H, s), 8.15(1H, d, J=4.7Hz), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.6Hz), 7.66(1H, ddd, J=10.5, 8.1 and 1.5Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.22(1H, ddd, J=8.2, 4.7 and 3.5Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.82(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=4.9Hz), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:479 (M + H)+.
融点: 131-133℃.
(実施例338)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-787)
(338a)(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル
実施例(335b)と同様の方法で、3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イルアミン(1.14 g)とジ・tert・ブチル ジカーボネート(1.75 g)から、標記化合物525 mg(28%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.14(1H, d, J=2.8Hz), 7.25(1H, ddd, J=9.8, 7.6 and 2.8Hz), 6.89(1H, brs), 1.53(9H, s).
(338b)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68.1 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(55.2 mg)から、標記化合物40.4 mg(41%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 9.06(1H, s), 8.25(1H, d, J=2.8Hz), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.91(1H, ddd, J=11.1, 8.6 and 2.8Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.71(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 3.82(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.8Hz), 3.06(4H, t, J=4.8Hz), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:497 (M + H)+.
融点: 120-122℃。
(実施例339)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-884)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(80a)で得た1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(136 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(202 mg)から、標記化合物100 mg(50%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.24(1H, s), 9.18(1H, s), 8.28(1H, d, J=2.8Hz), 8.13(1H, dd, J=8.0 and 2.0Hz), 7.98(1H, s), 7.94(1H, ddd, J=11.0, 8.6 and 2.8Hz), 7.35(2H, d, J=9.0Hz), 7.00(1H, dd, J=7.8 and 2.0Hz), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 6.91(1H, ddd, J=8.0, 8.0 and 2.0Hz), 6.87(1H, ddd, J=8.0, 7.8 and 2.0Hz), 4.13(2H, q, J=6.9Hz), 3.61(4H, t, J=5.0Hz), 3.08(4H, t, J=5.0Hz), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:497 (M + H)+.
融点: 134-135℃.
(実施例340)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-885)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(215b)で得た1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(136 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(202 mg)から、標記化合物22 mg(11%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.23(1H, s), 8.57(1H, s), 8.42(1H, s), 8.28(1H, d, J=2.4Hz), 7.94(1H, ddd, J=9.2, 9.2 and 2.4Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.17(1H, d, J=2.2Hz), 7.15(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, d, J=8.0Hz), 6.52(1H, dd, J=8.0 and 2.2Hz), 3.99(2H, q, J=6.9Hz), 3.60(4H, t, J=4.7Hz), 3.07(4H, t, J=4.7Hz), 1.32(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:497 (M + H)+.
融点: 185-186℃。
(実施例341)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-886)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(216b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(143 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(184 mg)から、標記化合物50.5 mg(25%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.24(1H, s), 8.59(1H, s), 8.40(1H, s), 8.28(1H, d, J=2.3Hz), 7.94(1H, ddd, J=9.2, 9.2 and 2.3Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.67(2H, s), 6.13(1H, s), 3.71(6H, s), 3.63-3.56(4H, m), 3.11-3.03(4H, m).
MS(ES+) m/z:513 (M + H)+.
融点: 204-205℃.
(実施例342)4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-888)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(300b)で得た1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(144 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(234 mg)から、標記化合物159 mg(77%)を桃色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.31(1H, s), 9.24(1H, s), 8.28(1H, d, J=2.3Hz), 8.22(1H, s), 8.18(1H, d, J=2.7Hz), 8.02(1H, dd, J=11.5 and 3.1Hz), 7.94(1H, ddd, J=9.2 9.2 and 2.3Hz), 7.77(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.00(1H, dd, J=9.0 and 5.5Hz), 6.91(1H, d, J=9.0Hz), 6.72(1H, ddd, J=9.0, 8.4 and 3.1Hz), 4.12(2H, q, J=6.9Hz), 3.57(4H, t, J=4.7Hz), 3.46(4H, t, J=4.7Hz), 1.40(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:516 (M + H)+.
融点: 198-199℃。
(実施例343)4−{4−[3−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-889)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(240b)で得られた1−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(152 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(234 mg)から、標記化合物130 mg(60%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.24(1H, s), 9.09(1H, s), 8.38(1H, s), 8.31-8.26(1H, m), 8.28(1H, d, J=2.4Hz), 7.94(1H, ddd, J=9.2, 9.2 and 2.4Hz), 7.44-7.29(2H, m), 7.35(2H, d, J=9.0Hz), 7.10-7.04(1H, m), 6.97(2H, d, J=9.0Hz), 3.60(4H, t, J=4.7Hz), 3.09(4H, t, J=4.7Hz).
MS(ES+) m/z:537 (M + H)+.
融点: 128-130℃.
(実施例344)4−{4−[3−(2−ジフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-890)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(245a)で得られた1−(2−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(145 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(234 mg)から、標記化合物113 mg(54%)を薄桃色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.24(1H, s), 9.15(1H, s), 8.28(1H, d, J=2.8Hz), 8.26-8.21(1H, m), 8.23(1H, s), 7.94(1H, ddd, J=11.0, 8.6 and 2.8Hz), 7.34(2H, d, J=9.4Hz), 7.25(1H, t, J=73.7Hz), 7.24-7.16(2H, m), 7.01(1H, ddd, J=7.8, 7.8 and 1.5Hz), 6.96(2H, d, J=9.4Hz), 3.60(4H, t, J=4.8Hz), 3.08(4H, t, J=4.8Hz).
MS(ES+) m/z:519 (M + H)+.
融点: 179-180℃。
(実施例345)4−{4−[3−(2−メチルスルファニル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-891)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(241b)で得た1−(2−メチルスルファニル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(103 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(138 mg)から、標記化合物122 mg(81%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 9.19(1H, s), 8.25(1H, d, J=2.4Hz), 8.04(1H, s), 7.93(1H, dd, J=8.4 and 1.3Hz), 7.91(1H, ddd, J=11.3, 8.2 and 2.4Hz), 7.39(1H, dd, J=7.8 and 1.3Hz), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.19(1H, ddd, J=7.8,7.6 and 1.3Hz), 7.01(1H, ddd, J=8.4, 7.6 and 1.3Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 3.59(4H, t, J=4.8Hz), 3.07(4H, t, J=4.8Hz), 2.42(3H, s).
MS(ES+) m/z:499 (M + H)+.
融点: 197-198℃。

(実施例346)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-892)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(244b)で得られた1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(142 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(184 mg)から、標記化合物86.9 mg(42%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 9.05(1H, s), 8.25(1H, d, J=2.4Hz), 8.05(1H, s), 7.91(1H, ddd, J=9.0, 9.0 and 2.4Hz), 7.67(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.71(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 6.46(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 4.36-4.31(2H, m), 4.28-4.24(2H, m), 3.62-3.56(4H, m), 3.09-3.03(4H, m).
MS(ES+) m/z:511 (M + H)+.
融点: 189-190℃。
(実施例347)4−{4−[3−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-883)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(334b)で得た1−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(143 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(221 mg)から、標記化合物30.3 mg(15%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 9.09(1H, s), 8.25(1H, d, J=2.4Hz), 8.24(1H, s), 7.91(1H, ddd, J=9.0, 9.0 and 2.4Hz), 7.79(1H, d, J=8.2Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 6.95(1H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.64(1H, d, J=8.2Hz), 3.79(3H, s), 3.75(3H, s), 3.59(4H, t, J=4.5Hz), 3.07(4H, t, J=4.5Hz).
MS(ES+) m/z:513 (M + H)+.
融点: 175-177℃.
(実施例348)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-84)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(258b)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(67 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(69 mg)から、標記化合物46 mg(47%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.21(3H, s), 2.53-2.46(2H, m), 3.65(2H, t, J=5.4Hz), 3.82(3H, s), 4.12(2H, brs), 6.12(1H, brs), 6.73(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 7.38(2H, d, J=9.0Hz), 7.43(2H, d, J=9.0Hz), 7.90(1H, ddd, J=9.8, 8.6 and 2.7Hz), 7.97(1H, d, J=1.9Hz), 8.15(1H, s), 8.26(1H, d, J=2.7Hz), 9.14(1H, s), 9.34(1H, s).
MS(APCI) m/z:494 (M + H)+.
融点: >250℃。
(実施例349)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-82)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(230b)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(65 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(69 mg)から、標記化合物25 mg(26%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.56-2.45(2H, m), 3.65(2H, t, J=5.2Hz), 3.86(3H, s), 4.12(2H, brs), 6.12(1H, brs), 6.96-6.85(2H, m), 7.00(1H, d, J=7.9Hz), 7.39(2H, d, J=8.6Hz), 7.43(2H, d, J=8.6Hz), 7.94-7.87(1H, m), 8.11(1H, brd, J=7.9Hz), 8.21(1H, s), 8.26(1H, d, J=2.3Hz), 9.15(1H, s), 9.35(1H, s).
MS(APCI) m/z:480 (M + H)+.
融点: 186- 189℃.
(実施例350)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-81)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(260b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(62 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(69 mg)から、標記化合物14 mg(15%)を赤褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.53-2.45(2H, m), 3.65(2H, brt, J=5.1Hz), 4.12(2H, brs), 6.13(1H, brs), 6.99(1H, dd, J=13.1 and 7.6Hz), 7.13(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 7.22(1H, dd, J=11.7 and 8.2Hz), 7.40(2H, d, J=9.0Hz), 7.44(2H, d, J=8.6Hz), 7.91(1H, dd like, J=9.2 and 9.2Hz), 8.14(1H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 8.25(1H, brs), 8.54(1H, brs), 9.11(1H, s), 9.15(1H, s).
MS(APCI) m/z:468 (M + H)+.
融点: 200-204℃。
(実施例351)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-83)
(351a)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(229a)で得た4−(4−アミノフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(400 mg)と3−エトキシフェニルイソシアナート(248 μl)から、標記化合物745 mg(定量的収量)を茶色固体として得た。
MS(APCI) m/z:438 (M + H)+.
(351b)1−(3−エトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(351a)で得た4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(745 mg)から、標記化合物474 mg(2段階、96%)を黄茶色固体として得た。
MS(APCI) m/z:338 (M + H)+.
(351c)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(351b)で得た1−(3−エトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(67 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(69 mg)から、標記化合物10 mg(10%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.30(3H, t, J=6.2Hz), 2.54-2.44(2H, m), 3.65(2H, t, J=5.2Hz), 3.97(2H, q, J=6.3Hz), 4.12(2H, brs), 6.12(1H, brs), 6.52(1H, brd, J=8.2Hz), 6.89(1H, brd, J=8.6Hz), 7.18-7.11(2H, m), 7.38(2H, d, J=8.6Hz), 7.43(2H, brd, J=7.4Hz), 7.91(1H, dd like, J=9.2 and 9.2Hz), 8.26(1H, brs), 8.65(1H, s), 8.69(1H, s), 9.15(1H, s).
MS(APCI) m/z:494 (M + H)+.
融点: 188-191℃.
(実施例352)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-84)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(228e)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(69 mg)から、標記化合物22 mg(22%)を薄ベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.61-1.47(2H, m), 1.83-1.73(2H, m), 2.23(3H, s), 2.75-2.65(1H, m), 2.91(2H, brt, J=11.9Hz), 3.84(3H, s), 4.22(2H, brd, J=12.9Hz), 6.74(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 7.17(2H, d, J=8.6Hz), 7.40(2H, d, J=8.2Hz), 7.91(1H, ddd like, J=10.6, 8.2 and 2.7Hz), 7.99(1H, d, J=1.6Hz), 8.14(1H, s), 8.27(1H, d, J=2.7Hz), 9.12(1H, s), 9.24(1H, s).
MS(APCI) m/z:496 (M + H)+.
融点: 136-140℃。
(実施例353)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-82)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(261b)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(65 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(69 mg)から、標記化合物14 mg(15%)を淡桃色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.62-1.48(2H, m), 1.84-1.74(2H, m), 2.75-2.65(1H, m), 2.91(2H, t, J=12.5Hz), 3.88(3H, s), 4.22(2H, brd, J=12.5Hz), 6.98-6.87(2H, m), 7.02(1H, d, J=7.8Hz), 7.18(2H, d, J=7.8Hz), 7.40(2H, d, J=7.4Hz), 7.93(1H, dd, J=9.0 and 9.0Hz), 8.14(1H, d, J=7.9Hz), 8.20(1H, s), 8.27(1H, s), 9.12(1H, s), 9.26(1H, s).
MS(APCI) m/z:482 (M + H)+.
融点: >250℃.
(実施例354)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-85)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(262b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(71 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(69 mg)から、標記化合物8.9 mg(8.7%)を桃色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.61-1.47(2H, m), 1.82-1.73(2H, m), 2.76-2.63(1H, m), 2.90(2H, t, J=12.7Hz), 3.72(6H, s), 4.22(2H, brd, J=12.9Hz), 6.14(1H, dd, J=2.0 and 2.0Hz), 6.68(2H, d, J=2.0Hz), 7.17(2H, d, J=8.6Hz), 7.38(2H, d, J=8.2Hz), 7.91(1H, ddd, J=10.5, 8.2 and 2.3Hz), 8.27(1H, d, J=2.3Hz), 8.56(1H, s), 8.64(1H, s), 9.12(1H, s).
MS(APCI) m/z:512 (M + H)+.
融点: 193-196℃。
(実施例355)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-83)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(264b)で得た1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(69 mg)から、標記化合物22 mg(22%)を薄茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.33(3H, t, J=6.8Hz), 1.62-1.47(2H, m), 1.83-1.73(2H, m), 2.75-2.64(1H, m), 2.91(2H, t, J=11.9Hz), 4.00(2H, q, J=6.9Hz), 4.23(2H, brd, J=12.9Hz), 6.54(1H, dd, J=7.8 and 2.4Hz), 6.91(1H, brd, J=7.9Hz), 7.22-7.13(4H, m), 7.39(2H, d, J=8.2Hz), 7.93(1H, ddd, J=10.6, 8.2 and 2.4Hz), 8.27(1H, d, J=2.7Hz), 8.59(1H, s), 8.63(1H, s), 9.13(1H, s).
MS(APCI) m/z:496 (M + H)+.
融点: 189-193℃。
(実施例356)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-713)
(356a)(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル
実施例(335b)と同様の方法で、3−シアノ−ピリジン−2−イルアミン(2.62 g)とジ・tert・ブチル ジカーボネート(4.36 g)から、標記化合物2.90 g(66%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.59(1H, dd, J=5.0 and 1.8Hz), 7.94(1H, dd, J=7.8 and 1.8Hz), 7.55(1H, brs), 7.13(1H, dd, J=7.8 and 5.0Hz), 1.56(9H, s)
(356b)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(136 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(105 mg)から、標記化合物163 mg(81%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.81(1H, s), 9.06(1H, s), 8.60-8.53(1H, m), 8.21(1H, dd, J=7.4 and 1.9Hz), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.29-7.22(1H, m), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 3.82(3H, s), 3.64(4H, t, J=4.7Hz), 3.08(4H, t, J=4.7Hz), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:486 (M + H)+.
融点: 196-197℃。
(実施例357)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-708)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(80a)で得た1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(136 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(105 mg)から、標記化合物129 mg(66%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.84(1H, s), 9.18(1H, s), 8.60(1H, dd, J=4.9 and 1.8Hz), 8.24(1H, dd, J=7.6 and 1.8Hz), 8.13(1H, dd, J=7.8 and 1.7Hz), 7.98(1H, s), 7.35(2H, d, J=9.0Hz), 7.30(1H, dd, J=7.6 and 4.9Hz), 7.00(1H, dd, J=7.8 and 1.7Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.91(1H, ddd, J=7.8, 7.6 and 1.7Hz), 6.87(1H, ddd, J=7.8, 7.6 and 1.7Hz), 4.13(2H, q, J=6.9Hz), 3.65(4H, t, J=4.7Hz), 3.10(4H, t, J=4.7Hz), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:486 (M + H)+.
融点: 181-182℃.
(実施例358)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-879)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(215b)で得た1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(136 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(105 mg)から、標記化合物15.9 mg(8%)を灰色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.84(1H, s), 8.63-8.58(1H, m), 8.57(1H, s), 8.43(1H, s), 8.24(1H, dd, J=7.7 and 1.8Hz), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.31-7.27(1H, m), 7.18(1H, dd, J=2.2 and 1.2Hz), 7.15(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, dd, J=8.0 and 1.2Hz), 6.52(1H, dd, J=8.0 and 2.2Hz), 3.99(2H, q, J=6.9Hz), 3.65(4H, t, J=4.9Hz), 3.09(4H, t, J=4.9Hz), 1.32(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:486 (M + H)+.
融点: 121-123℃。
(実施例359)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-715)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(216b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(143 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(105 mg)から、標記化合物96.7 mg(48%)を薄茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.81(1H, s), 8.57(1H, dd, J=4.9 and 1.7Hz), 8.55(1H, s), 8.37(1H, s), 8.21(1H, dd, J=7.6 and 1.7Hz), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 7.27(1H, dd, J=7.6 and 4.9Hz), 6.91(2H, d, J=9.0Hz), 6.65(2H, d, J=2.3Hz), 6.10(1H, t, J=2.3Hz), 3.70(6H, s), 3.64(4H, t, J=4.9Hz), 3.08(4H, t, J=4.9Hz).
MS(ES+) m/z:502 (M + H)+.
融点: 182-184℃.
(実施例360)4−{4−[3−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-869)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(240b)で得られた1−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(152 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(105 mg)から、標記化合物165 mg(78%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.85(1H, s), 9.09(1H, s), 8.60(1H, dd, J=5.1 and 1.4Hz), 8.38(1H, s), 8.29(1H, dd, J=8.4 and 1.4Hz), 8.24(1H, dd, J=7.8 and 2.0Hz), 7.40-7.27(3H, m), 7.35(2H, d, J=9.0Hz), 7.07(1H, ddd, J=7.8, 7.8 and 2.0Hz), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 3.65(4H, t, J=4.6Hz), 3.11(4H, t, J=4.6Hz).
MS(ES+) m/z:526 (M + H)+.
融点: 200-202℃。
(実施例361)4−{4−[3−(2−ジフルオロメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-872)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(245a)で得られた1−(2−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(145 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(105 mg)から、標記化合物178 mg(88%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.84(1H, s), 9.15(1H, s), 8.60(1H, dd, J=4.9 and 1.4Hz), 8.26-8.21(3H, m), 7.25(1H, t, J=73.7Hz), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, dd, J=7.2 and 4.9Hz), 7.20(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 7.18(1H, d, J=7.8Hz), 7.01(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.96(2H, d, J=9.0Hz), 3.65(4H, t, J=4.7Hz), 3.10(4H, t, J=4.7Hz).
MS(ES+) m/z:508 (M + H)+.
融点: 173-175℃.
(実施例362)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-875)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(244b)で得られた1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(142 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(105 mg)から、標記化合物80.4 mg(40%)を灰色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.85(1H, s), 9.09(1H, s), 8.60(1H, dd, J=4.9 and 1.8Hz), 8.24(1H, dd, J=7.8 and 1.8Hz), 8.08(1H, s), 7.70(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.30(1H, dd, J=7.8 and 4.9Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.74(1H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 6.48(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 4.37-4.33(2H, m), 4.29-4.25(2H, m), 3.65(4H, t, J=4.7Hz), 3.09(4H, t, J=4.7Hz).
MS(ES+) m/z:500 (M + H)+.
融点: 163-165℃。
(実施例363)4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-742)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(300b)で得た1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(144 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(105 mg)から、標記化合物139 mg(69%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.85(1H, s), 9.32(1H, s), 8.60(1H, dd, J=4.8 and 1.8Hz), 8.25(1H, dd, J=7.6 and 1.8Hz), 8.23(1H, s), 8.18(1H, d, J=2.7Hz), 8.02(1H, dd, J=11.3 and 3.1Hz), 7.78(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.30(1H, dd, J=7.6 and 4.8Hz), 7.00(1H, dd, J=9.0 and 5.5Hz), 6.91(1H, d, J=9.0Hz), 6.72(1H, ddd, J=9.0, 8.6 and 3.1Hz), 4.12(2H, q, J=7.0Hz), 3.62(4H, t, J=4.9Hz), 3.48(4H, t, J=4.9Hz), 1.40(3H, t, J=7.0Hz).
MS(ES+) m/z:505 (M + H)+.
融点: 198-199℃.
(実施例364)4−{4−[3−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-880)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(334b)で得た1−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(143 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(210 mg)から、標記化合物36.4 mg(18%)を灰色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.81(1H, s), 9.09(1H, s), 8.57(1H, dd, J=4.9 and 1.8Hz), 8.24(1H, s), 8.22(1H, dd, J=7.6 and 1.8Hz), 7.79(1H, dd, J=8.6 and 1.2Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.28(1H, dd, J=7.6 and 4.9Hz), 6.95(1H, dd, J=8.6 and 8.2Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.64(1H, dd, J=8.2 and 1.2Hz), 3.80(3H, s), 3.75(3H, s), 3.68-3.61(4H, m), 3.68-3.61(4H, m).
MS(ES+) m/z:502 (M + H)+.
融点: 109-111℃。
(実施例365)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-94)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(230b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(67 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(66 mg)から、標記化合物23 mg(24%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.23(3H, s), 2.58-2.47(2H, m), 3.71(3H, t, J=5.5Hz), 3.84(2H, s), 4.18(1H, brs), 6.15(1H, brs), 6.75(1H, d, J=7.4Hz), 6.90(1H, d, J=8.3Hz), 7.30(1H, dd, J=7.5 and 4.7Hz), 7.41(2H, d, J=9.0Hz), 7.45(2H, d, J=8.7Hz), 7.99(1H, s), 8.18(1H, s), 8.24(1H, d, J=7.8Hz), 8.60(1H, d, J=5.0Hz), 9.36(1H, s), 9.74(1H, s).
MS(APCI) m/z:483 (M + H)+.
融点: 190-194℃。
(実施例366)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-92)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(258b)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(55 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(51 mg)から、標記化合物11 mg(14%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.57-2.48(2H, m), 3.71(2H, t, J=5.2Hz), 3.89(3H, s), 4.19(2H, brs), 6.15(1H, brs), 6.98-6.87(2H, m), 7.03(1H, dd, J=8.0 and 1.3Hz), 7.30(1H, dd, J=7.1 and 5.4Hz), 7.41(2H, d, J=8.6Hz), 7.46(2H, d, J=8.6Hz), 8.14(1H, dd, J=7.8 and 1.9Hz), 8.26-8.22(2H, m), 8.60(1H, brd, J=2.8Hz), 9.37(1H, s), 9.75(1H, brs).
MS(APCI) m/z:469 (M + H)+.
融点: 174-178℃。
(実施例367)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-95)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(259b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(60 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(51 mg)から、標記化合物4 mg(5%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.57-2.44(2H, m), 3.72(6H, s), 3.76-3.66(2H, m), 4.18(2H, brs), 6.15(2H, brs), 6.69(2H, s), 7.33-7.27(1H, m), 7.40(2H, d, J=8.6Hz), 7.45(2H, d, J=8.6Hz), 8.24(1H, d, J=7.5Hz), 8.63-8.58(1H, m), 8.69(1H, s), 8.71(1H, s), 9.75(1H, brs).
MS(APCI) m/z:499 (M + H)+.
融点: 150-153℃.
(実施例368)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-91)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(260b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(53 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(51 mg)から、標記化合物26 mg(33%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.57-2.48(2H, m), 3.71(2H, t, J=5.3Hz), 4.19(2H, brs), 6.16(1H, brs), 7.05-6.98(1H, m), 7.15(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 7.33-7.21(2H, m), 7.43(2H, d, J=9.0Hz), 7.46(2H, d, J=8.6Hz), 8.16(1H, ddd, J=8.2, 8.2 and 1.6Hz), 8.24(1H, dd, J=7.9 and 1.5Hz), 8.63-8.55(2H, m), 9.13(1H, brs), 9.75(1H, brs).
MS(APCI) m/z:457 (M + H)+.
融点: 185-187℃。
(実施例369)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-94)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(228e)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(58 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(51 mg)から、標記化合物18 mg(22%)を薄ベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.69-1.56(2H, m), 1.81-1.72(2H, m), 2.23(3H, s), 2.79-2.69(1H, m), 2.96(2H, t, J=12.6Hz), 3.84(3H, s), 4.25(2H, brd, J=12.9Hz), 6.74(1H, dd, J=8.4 and 1.8Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 7.16(2H, d, J=8.6Hz), 7.28(1H, dd, J=7.6 and 4.9Hz), 7.38(2H, d, J=8.6Hz), 7.99(1H, d, J=2.0Hz), 8.14(1H, s), 8.24(1H, dd, J=7.7 and 1.8Hz), 8.59(1H, brd, J=4.3Hz), 9.24(1H, s), 9.78(1H, brs).
MS(APCI) m/z:485 (M + H)+.
融点: 147-151℃.
(実施例370)4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-92)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(258b)で得た1−(2−メトキシ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(55 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(51 mg)から、標記化合物11 mg(14%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.69-1.55(2H, m), 1.81-1.72(2H, m), 2.80-2.69(1H, m), 2.96(2H, t, J=12.3Hz), 3.88(3H, s), 4.24(2H, brd, J=12.9Hz), 6.97-6.86(2H, m), 7.02(1H, dd, J=8.0 and 1.3Hz), 7.16(2H, d, J=8.6Hz), 7.28(1H, dd, J=7.4 and 5.1Hz), 7.38(2H, d, J=8.6Hz), 8.14(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 8.20(1H, s), 8.24(1H, dd, J=7.6 and 1.8Hz), 8.59(1H, dd, J=5.0 and 1.5Hz), 9.25(1H, s), 9.78(1H, brs)
MS(APCI) m/z:471 (M + H)+.
融点: 197-200℃。
(実施例371)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-91)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(263b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(53 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(51 mg)から、標記化合物10 mg(13%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.66-1.51(2H, m), 1.79-1.69(2H, m), 2.76-2.65(1H, m), 2.88(2H, t, J=12.3Hz), 4.32(2H, brd, J=13.3Hz), 7.05-6.96(1H, m), 7.17(2H, d, J=8.6Hz), 7.29-7.10(3H, m), 7.39(2H, d, J=8.6Hz), 8.06(1H, brs), 8.15(1H, dd, J=7.4 and 7.4Hz), 8.44(1H, brs), 8.65(1H, s), 9.14(1H, s), 9.81(1H, brs).
MS(APCI) m/z:459 (M + H)+.
融点: >250℃.
(実施例372)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-93)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(264b)で得た1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(58 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(51 mg)から、標記化合物8.5 mg(10%)を薄ベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.32(3H, t, J=6.9Hz), 1.70-1.55(2H, m), 1.82-1.72(2H, m), 2.80-2.66(1H, m), 2.96(2H, t, J=12.4Hz), 3.99(2H, q, J=6.8Hz), 4.24(2H, brd, J=12.5Hz), 6.53(1H, dd, J=8.2 and 2.3Hz), 6.91(1H, d, J=7.8Hz), 7.23-7.13(4H, m), 7.31-7.25(1H, m), 7.37(2H, d, J=8.6Hz), 8.24(1H, dd, J=7.7 and 1.8Hz), 8.66-8.55(3H, m), 9.77(1H, brs).
MS(APCI) m/z:485 (M + H)+.
融点: 163-167℃。
(実施例373)4−{4−[3−(2−メトキシ−4−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸(3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-902)
(373a)2−メトキシ−4−メチル−アニリン (Org. Lett. 2000, 2, 277-280)
5−メチル−2−ニトロアニソール(5.02 g)とパラジウム炭素(10%,1.0 g)の無水テトラヒドロフラン(50 mL)懸濁液を水素雰囲気下、70℃で39時間攪拌した。 反応混合物をろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 4:1)で精製し、標記化合物992 mg(24%)をこげ茶色オイルとして得た。
MS(ES+) m/z:138 (M+H)+.
(373b)4−{4−[3−(2−メトキシ−4−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(41c)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(1.99 g)と実施例(373a)で得た2−メトキシ−4−メチル−アニリンから、標記化合物982 mg(77%)を薄紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.91(1H, d, J=8.2Hz), 7.28-7.26(2H, m), 6.94(3H, brs), 6.78(1H, d, J=8.2Hz), 6.68(1H, s), 6.37(1H, brs), 3.79(3H, s), 3.59(4H, t, J=5.1Hz), 3.10(4H, brs), 2.32(3H, s), 1.49(9H, s).
(373c)1−(2−メトキシ−4−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(373b)で得た4−{4−[3−(2−メトキシ−4−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.44 g)から、標記化合物1.89 g(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.00(1H, brs), 7.99(1H, s), 7.94(1H, d, J=7.8Hz), 7.27(2H, d, J=8.2Hz), 6.83(2H, d, J=8.2Hz), 6.81(1H, s), 6.66(1H, d, J=7.8Hz), 3.83(3H, s), 3.41(1H, brs), 2.92(4H, brs), 2.80(4H, brs), 2.23(3H, s).
(373d)4−{4−[3−(2−メトキシ−4−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸(3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(373c)で得た1−(2−メトキシ−4−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(219 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(71 mg)から、標記化合物135 mg(44%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.02(1H, s), 8.86(1H, s), 8.19(1H, d, J=3.1Hz), 8.01(1H, s), 7.98(1H, d, J=8.2Hz), 7.60(1H, d, J=7.5Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.11(1H, dd, J=7.4 and 5.1Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.84(1H, d, J=1.6Hz), 6.69(1H, d, J=7.9Hz), 3.86(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.7Hz), 3.06(4H, t, J=4.9Hz), 2.26(3H, s), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:475 (M + H)+.
融点: 116-120℃.
(実施例374)4−{2−フルオロ−4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号2-129)
(374a)4−{2−フルオロ−4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(253b)で得た4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.77 g)と2−メトキシ−フェニルイソシアナート(1.23 mL)から、標記化合物2.67 g(97%)を薄ピンク色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.04(1H, dd, J=7.8 and 1.5Hz), 7.28(1H, brs), 7.06(1H, brs), 7.04-6.94(4H, m), 6.86(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 6.51(1H, brs), 3.84(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.9Hz), 2.99(4H, t, J=4.5Hz), 1.49(9H, s).
(374b)1−(3−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(374a)で得た4−{2−フルオロ−4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.58 g)から、標記化合物2.00 g(99%)を薄紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.29(1H, brs), 8.16(1H, s), 8.09(1H, dd, J=7.8 and 2.0Hz), 7.42(1H, d, J=14.9Hz), 7.01-6.85(5H, m), 3.86(3H, s), 3.46(1H, brs), 2.83(8H, brs).
(374c)4−{2−フルオロ−4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例で得た(374b)1−(3−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(172 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(55 mg)から、標記化合物128 mg(54%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.33(1H, s), 8.82(1H, s), 8.17(1H, s), 8.16(1H, d, J=7.4Hz), 8.09(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 7.57(1H, d, J=6.3Hz), 7.46(1H, d, J=14.1Hz), 7.09(1H, dd, J=7.5 and 4.7Hz), 7.01-6.99(3H, m), 6.93(1H, ddd, J=7.6, 7.6 and 1.9Hz), 6.88(1H, ddd, J=7.5, 7.5 and 1.8Hz), 3.87(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.5Hz), 2.94(4H, t, J=4.5Hz), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:479 (M + H)+.
融点: 118-121℃。
(実施例375)4−{4−[3−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-897)
(375a)2−メトキシ−3−メチル安息香酸 メチルエステル (J. Chem. Sic. 1937, 260-262)
2−ヒドロキシ−3−メチル安息香酸 (10.1 g)、ヨードメタン(9.1 mL)、そして炭酸カリウム(18.4 g)のジメチルアセトアミド(100 mL)懸濁液を60℃で20時間加熱し、水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 20:1)で精製し、標記化合物6.29 g(53%)を淡黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.62(1H, d, J=8.2Hz), 7.33(1H, d, J=7.4Hz), 7.05(1H, dd, J=7.7 and 7.7Hz), 3.92(3H, s), 3.92(3H, s), 2.33(3H, s).
(375b)2−メトキシ−3−メチル安息香酸(Chem. Ber.1879, 12, 818-821.)
実施例(375a)で得た2−メトキシ−3−メチル安息香酸 メチルエステル(6.29 g)のテトラヒドロフラン(140 mL)溶液に1規定 水酸化ナトリウム水溶液(70 mL)を室温で加えた。反応混合物を50℃で30時間加熱し、濃縮し、そして1規定 塩酸で酸性にした。析出した沈殿物をろ取し、水で洗浄し、そして減圧乾燥して、標記化合物5.15 g(89%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=7.49(1H, d, J=8.2Hz), 7.37(1H, d, J=7.5Hz), 7.07(1H, dd, J=7.7 and 7.7Hz), 3.73(3H, s), 3.73(3H, s).
(375c)4−{4−[3−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(42b)と同様の方法で、実施例(375b)で得た2−メトキシ−3−メチル安息香酸(1.93 g)とN−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(3.25 g)から、標記化合物397 mg(8%)を茶色アモルファスとして得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.18(1H, s), 7.99(1H, d, J=7.8Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.93-6.88(3H, m), 6.76(1H, d, J=7.0Hz), 3.68(3H, s), 3.43(4H, brs), 2.99(4H, t, J=4.9Hz), 2.24(3H, s), 1.42(9H, s).
MS(ES+) m/z:441 (M + H)+.
(375d)1−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(375c)で得た4−{4−[3−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(397 mg)から、標記化合物354 mg(定量的収量)を黄色固体として得た。
MS(ES+) m/z:341 (M + H)+.
(375e)4−{4−[3−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(375d)で得た1−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(109 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(95 mg)から、標記化合物85 mg(56%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.84(1H, s), 8.19(1H, s), 8.16(1H, d, J=4.7Hz), 8.00(1H, d, J=8.3Hz), 7.57(1H, d, J=7.1Hz), 7.32(2H, d, J=8.6Hz), 7.08(1H, dd, J=7.3 and 4.9Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.91(1H, d, J=8.3Hz), 6.77(1H, d, J=7.5Hz), 3.69(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.3Hz), 3.06(4H, t, J=4.7Hz), 2.24(3H, s), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:474 (M + H)+.
融点: 178-180℃。
(実施例376)4−{4−[3−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸(化合物番号1-878)
(376a)4−{4−[3−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(224b)と同様の方法で、実施例(224a)で得た4−[4−(4−ニトロ−フェノキシカルボニルアミノ)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.74 g)と2−メトキシピリジン−3−アミン(471 mg)から、標記化合物1.41 g(87%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.13(1H, s), 8.40(1H, d, J=7.8Hz), 8.26(1H, s), 7.75-7.74(1H, m), 7.32(2H, d, J=7.0Hz), 6.97-6.91(3H, m), 3.98(3H, s), 3.46(4H, brs), 3.01(4H, brs), 1.42(9H, s).
MS(ES+) m/z:428 (M + H)+.
(376b)1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(376a)で得た4−{4−[3−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.40 g)から、標記化合物948 mg(89%)を黄色固体として得た。
MS(ES+) m/z:328 (M + H)+.
(376c)4−{4−[3−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(376b)で得た1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(112 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(90 mg)から、標記化合物84 mg(53%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.14(1H, s), 8.88(1H, s), 8.40(1H, dd, J=7.8 and 1.9Hz), 8.26(1H, s), 8.19(1H, dd, J=4.7 and 1.6Hz), 7.74(1H, dd, J=4.8 and 1.8Hz), 7.60(1H, d, J=7.5Hz), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.11(1H, dd, J=7.2 and 4.9Hz), 6.97-6.93(3H, m), 3.97(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:462 (M + H)+.
融点: 139-141℃。
(実施例377)1−(6−{4−[2−(2−クロロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチル]−ピペラジン−1−イル}−ピリジン−3−イル)−3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレア(化合物番号1-800)
実施例(222b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(95 mg)と2−クロロマンデル酸(56 mg)のジメチルホルムアミド(3 mL)溶液にトリエチルアミン(84 μL)とベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロホスファート(BOP試薬)(199 mg)を室温で加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌し、塩化アンモニウム水溶液で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 2:1)で精製した。得られた固体をジイソプロピルエーテル中で激しく攪拌し、ろ取し、そして減圧乾燥して、標記化合物46 mg(32%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.83(1H, s), 8.51(1H, s), 8.13(1H, d, J=2.7Hz), 8.09(1H, ddd, J=8.4, 8.2 and 1.7Hz), 7.70(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.45(1H, dd, J=7.5 and 2.0Hz), 7.42(1H, dd, J=7.5 and 1.7Hz), 7.35(1H, ddd, J=7.5, 7.5 and 1.7Hz), 7.31(1H, ddd, J=7.5, 7.5 and 2.0Hz), 7.24-7.17(1H, m), 7.10(1H, dd, J=8.4 and 8.4Hz), 7.01-6.94(1H, m), 6.83(1H, d, J=9.0Hz), 5.93(1H, d, J=6.8Hz), 5.66(1H, d, J=6.8Hz), 3.70-3.55(3H, m), 3.51-3.43(4H, m), 3.19-3.06(1H, m).
MS(ES+) m/z:484 (M + H)+.
融点: 127-128℃.
(実施例378)1−(4−{4−[2−(2−クロロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチル]−ピペラジン−1−イル}−フェニル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(化合物番号1-805)
(実施例377)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(532 mg)と2−クロロマンデル酸(292 mg)から、標記化合物200 mg(25%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.04(1H, s), 8.03(1H, s), 7.95(1H, d, J=2.0Hz), 7.45(1H, dd, J=7.7 and 1.8Hz), 7.42(1H, dd, J=7.6 and 1.4Hz), 7.36(1H, ddd, J=7.8, 7.7 and 1.4Hz), 7.33(1H, ddd, J=7.8, 7.6 and 1.8Hz), 7.28(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 5.91(1H, d, J=7.0Hz), 5.66(1H, d, J=7.0Hz), 3.81(3H, s), 3.75-3.44(4H, m), 3.13-3.02(2H, m), 2.98-2.88(1H, m), 2.79-2.67(1H, m), 2.21(3H, s).
MS(ES+) m/z:509 (M + H)+.
融点: 118-120℃。
(実施例379)1−(6−{4−[2−(2−クロロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチル]−ピペラジン−1−イル}−ピリジン−3−イル)−3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレア(化合物番号1-810)
(379a)(2−クロロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−ヒドロキシ酢酸 (Mol. Cryst. Liq. Cryst. Sci. Tecnol. Sect. A 1993, 237, 399-406.)
3−クロロフェノール(6.40 g)とオキソ酢酸(4.60 g)の2規定 水酸化ナトリウム水溶液(50 mL)の混合物を室温で17時間攪拌した。反応混合物に6規定 塩酸(17 mL)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をヘキサン/ジイソプロピルエーテル(1:1)中で激しく攪拌し、ろ取し、そして減圧乾燥して、標記化合物1.20 g(12%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.89(1H, s), 7.26(1H, d, J=8.4Hz), 6.78(1H, d, J=2.3Hz), 6.73(1H, dd, J=8.4 and 2.3Hz), 5.82(1H, brs), 5.20(1H, s).
(379b)5−(2−クロロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
実施例(379a)で得た(2−クロロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−ヒドロキシ酢酸(1.16 g)の2,2−ジメトキシプロパン(30 mL)とトルエン(30 mL)の混合物を6時間100℃で加熱し、そして濃縮した。残渣物をヘキサン/ジイソプロピルエーテル(1:1)中で激しく攪拌し、ろ取し、そして減圧乾燥して、標記化合物887 mg(64%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.2(1H, brs), 7.28(1H, d, J=8.4Hz), 6.86(1H, d, J=2.3Hz), 6.78(1H, dd, J=8.4 and 2.3Hz), 5.77(1H, s), 1.66(3H, s), 1.63(3H, s).
(379c)5−(2−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
実施例(379b)で得た5−(2−クロロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−オン(364 mg)のジクロロメタン(5 mL)溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.40 mL)とクロロメチル−メチルエーテル(0.14 mL)を室温で加えた。反応混合物を室温で17時間攪拌し、濃縮し、塩化アンモニウム水溶液で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン:酢酸エチル 5:2→2:1)で精製し、標記化合物349 mg(81%)を無色透明シロップとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.31(1H, d, J=8.6Hz), 7.16(1H, d, J=2.8Hz), 6.99(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 5.70(1H, s), 5.18(2H, s), 3.47(3H, s), 1.75(3H, s), 1.68(3H, s).
(379d)(2−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−ヒドロキシ酢酸
実施例(379c)で得た5−(2−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−オン(349 mg)のメタノール(5 mL)溶液に2規定 水酸化ナトリウム(1.8 mL)を室温で加えた。反応混合物を1.5時間攪拌し、濃縮し、1規定 塩酸(3.6 mL)で中和し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をヘキサン/ジイソプロピルエーテル中(1:1)で激しく攪拌し、ろ取し、そして減圧乾燥して、標記化合物193 mg(64%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=7.39(1H, d, J=8.6Hz), 7.08(1H, d, J=2.7Hz), 7.00(1H, dd, J=8.6 and 2.7Hz), 5.25(1H, s), 5.20(2H, s), 3.36(3H, s).
(379e)1−(6−{4−[2−(2−クロロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチル]−ピペラジン−1−イル}−ピリジン−3−イル)−3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレア
(実施例377)と同様の方法で、実施例(379d)で得た(2−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−ヒドロキシ酢酸(74 mg)と実施例(222b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(97 mg)から、アミド体99 mg(61%)を白色固体として得た。このアミド体の無水テトラヒドロフラン(2 mL)溶液に4規定 塩酸を室温で加えた。反応混合物を24時間攪拌し、濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をジクロロメタン/ヘキサン(1:1)中で激しく攪拌し、そしてろ取した。得られた固体をプレパラティブTLC(ジクロロメタン:メタノール 10:1)で精製し、標記化合物21 mg(23%)を白色固体として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.93(1H, s), 8.82(1H, s), 8.50(1H, s), 8.14(1H, d, J=2.7Hz), 8.11(1H, ddd, J=8.4, 8.1 and 1.4Hz), 7.71(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.22(1H, dd, J=11.4 and 8.0Hz), 7.18(1H, d, J=8.8Hz), 7.12(1H, dd, J=8.1 and 8.0Hz), 7.02-6.96(1H, m), 6.83(1H, d, J=9.0Hz), 6.82(1H, d, J=2.2Hz), 6.74(1H, dd, J=8.8 and 2.2Hz), 5.54(1H, d, J=6.8Hz), 5.52(1H, d, J=6.8Hz), 3.75-3.67(1H, m), 3.58-3.39(5H, m), 3.29-3.23(1H, m), 2.98-2.90(1H, m).
MS(ES+) m/z:500 (M + H)+.
融点: 133-135℃。
(実施例380)1−(6−{4−[2−(2−クロロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチル]−ピペラジン−1−イル}−ピリジン−3−イル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(化合物番号1-806)
(実施例377)と同様の方法で、実施例(137a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(102 mg)と2−クロロマンデル酸(56 mg)から、標記化合物66 mg(45%)を白色固体として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.14(1H, d, J=2.8Hz), 8.10(1H, s), 7.94(1H, d, J=1.7Hz), 7.72(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.47(1H, dd, J=7.6 and 1.9Hz), 7.44(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 7.37(1H, ddd, J=7.6, 7.5 and 1.6Hz), 7.33(1H, ddd, J=7.8, 7.5 and 1.9Hz), 6.88(1H, d, J=8.3Hz), 6.83(1H, d, J=9.0Hz), 6.72(1H, dd, J=8.3 and 1.7Hz), 5.92(1H, d, J=6.8Hz), 5.68(1H, d, J=6.8Hz), 3.83(3H, s), 3.71-3.54(3H, m), 3.52-3.41(3H, m), 3.37-3.26(1H, m), 3.15-3.07(1H, m), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:510 (M + H)+.
融点: 118-120℃。
(実施例381)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ヒドロキシメチル−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-759)
(381a)tert−ブチル−ジメチル−(3−メチル−4−ニトロ−ベンジロキシ)−シラン
3−メチル−4−ニトロベンジルアルコール(1.08 g)のジメチルホルムアミド(30 mL)溶液に、イミダゾール(0.881g)とtert−ブチルジメチルシリル クロリド(1.17 g)を室温で加えた。反応混合物を1時間攪拌し、ろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン)で精製し、標記化合物1.82 g(定量的収量)を淡黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.84(1H, d, J=9.0Hz), 7.15(1H, d, J=7.1Hz), 7.14(1H, s), 4.64(2H, s), 2.49(3H, s), 0.84(9H, s), 0.00(6H, s).
(381b)4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−2−メチル−フェニルアミン
実施例(381a)で得たtert−ブチル−ジメチル−(3−メチル−4−ニトロ−ベンジロキシ)−シラン(1.82 g)とパラジウム炭素(10%、 0.18 g)の無水テトラヒドロフラン(30 mL)懸濁液を水素雰囲気下、室温で17時間攪拌した。反応混合物をろ過し、濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
:酢酸エチル 10:1→4:1)で精製し、標記化合物1.21g(74%)を無色透明オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=6.93(1H, s), 6.92(1H, d, J=9.3Hz), 6.57(1H, d, J=7.9Hz), 4.53(2H, s), 3.47(2H, brs), 2.09(3H, s), 0.85(9H, s), 0.01(6H, s).
(381c)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ヒドロキシメチル−2−メチル−フェニル)−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(550 mg)と実施例(381b)で得た4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−2−メチル−フェニルアミン(407 mg)からシリルエーテル773 mg(77%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物601 mg(95%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.12(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, s), 7.33(2H, d, J=9.0Hz), 7.13(1H, d, J=7.8Hz), 7.12(1H, s), 7.07(1H, d, J=8.6Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, d, J=8.6Hz), 5.10(1H, t, J=5.7Hz), 4.43(2H, d, J=5.4Hz), 3.84(3H, s), 3.58(4H, brs), 3.07(4H, t, J=4.5Hz), 2.23(3H, s), 2.16(3H, s).
MS(ES+) m/z:504 (M + H)+.
融点: 138-141℃。
(実施例382)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−ヒドロキシメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-763)
(382a)(4−アミノ−3−クロロ−フェニル)−メタノール
水素化リチウムアルミニウム(0.43 g)のトルエン(10 mL)懸濁液に、4−アミノ−3−クロロ−安息香酸 メチルエステル(1.06 g)のトルエン/無水テトラヒドロフラン(1:1、20 mL)溶液をゆっくりと30分以上かけて室温で滴下した。 1時間後、反応混合物に1規定 水酸化ナトリウム水溶液(3 mL)をゆっくりと滴下した。混合物をろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 2:1)で精製し、909 mg(定量的収量)で淡黄色アモルファスとして得た。
MS(ES+) m/z:158 (M + H)+.
(382b)4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−2−クロロ−フェニルアミン
実施例(381a)と同様の方法で、実施例(382a)で得た(4−アミノ−3−クロロ−フェニル)−メタノール(493 mg)とtert−ブチルジメチルシリル クロリド(567 mg)から、標記化合物893 mg(定量的収量)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.11(1H, d, J=1.9Hz), 6.91(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 6.63(1H, d, J=7.9Hz), 4.50(2H, s), 3.89(2H, brs), 0.84(9H, s), 0.00(6H, s).
(382c)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−ヒドロキシメチル−フェニル)−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(1.07 g)と実施例(382b)で得た4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−2−クロロ−フェニルアミン(851 mg)からシリルエーテル1.60 g(80%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物1.19 g(91%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.28(1H, s), 8.06(1H, s), 7.99(1H, s), 7.43(1H, d, J=8.3Hz), 7.39(1H, s), 7.33(2H, d, J=7.8Hz), 7.22(1H, d, J=8.6Hz), 6.94(2H, d, J=8.2Hz), 6.88(1H, d, J=7.8Hz), 6.73(1H, d, J=7.9Hz), 5.28(1H, t, J=5.7Hz), 4.47(2H, d, J=5.9Hz), 3.83(3H, s), 3.60(4H, brs), 3.08(4H, brs), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:525 (M + H)+.
融点: 152-155℃。
(実施例383)4−{5−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-65)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(300a)で得た1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(72 mg)と2,6−ジメチルフェニルイソシアナート(33 μL)から、標記化合物64 mg(63%)を薄桃色粉末として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.32(1H, s), 8.23(1H, s), 8.19(1H, d, J=2.0Hz), 8.02(1H, dd, J=11.4 and 3.1Hz), 7.98(1H, s), 7.78(1H, dd, J=9.0 and 2.0Hz), 7.08-7.03(3H, m), 7.00(1H, dd, J=9.0 and 5.0Hz), 6.91(1H, d, J=9.0Hz), 6.72(1H, ddd, J=9.0, 8.6 and 3.1Hz), 4.12(2H, q, J=6.8Hz), 3.61-3.55(4H, m), 3.49-3.43(4H, m), 2.16(6H, s), 1.41(3H, t, J=6.8Hz).
MS(ES+) m/z:507 (M + H)+.
融点: 214-215℃.
(実施例384)4−{5−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-920)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(222b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(95 mg)と2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアナート(49 μL)から、標記化合物112 mg(77%)を白色粉末として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.94(1H, s), 8.57(1H, s), 8.24(1H, s), 8.20(1H, d, J=2.8Hz), 8.07(1H, ddd, J=8.2, 8.2 and 1.5Hz), 7.78(1H, dd, J=9.4 and 2.8Hz), 7.31(1H, dd, J=7.8 and 1.2Hz), 7.25-7.09(4H, m), 7.06-6.96(2H, m), 3.62-3.56(4H, m), 3.54-3.48(4H, m), 2.20(3H, s).
MS(ES+) m/z:483 (M + H)+.
融点: 213-214℃。
(実施例385)4−{5−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−フルオロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-795)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(222b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(95 mg)と2−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(51 μL)から、標記化合物116 mg(74%)を白色粉末として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.97(1H, d, J=15.6Hz), 8.59(1H, d, J=7.5Hz), 8.36(1H, s), 8.22(1H, d, J=2.7Hz), 8.07(1H, ddd, J=8.4, 8.4 and 1.6Hz), 7.79(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.66-7.48(3H, m), 7.27-7.19(1H, m), 7.16-6.97(3H, m), 3.64-3.55(4H, m), 3.55-3.47(4H, m).
MS(ES+) m/z:521 (M + H)+.
融点: 147-148℃。
(実施例386)4−{5−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジクロロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-796)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(222b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(95 mg)と2,6−ジクロロフェニルイソシアナート(68 mg)から、標記化合物117 mg(78%)を白色粉末として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.93(1H, s), 8.57(1H, s), 8.53(1H, s), 8.21(1H, s), 8.08(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 7.78(1H, d, J=9.0Hz), 7.50(2H, d, J=8.0Hz), 7.28(1H, t, J=8.0Hz), 7.24-7.18(1H, m), 7.12(1H, dd, J=8.2 and 8.0Hz), 7.07-6.96(2H, m), 3.63-3.57(4H, m), 3.54-3.48(4H, m).
MS(ES+) m/z:503 (M + H)+.
融点: 151-152℃。
(実施例387)4−{5−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジフルオロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-799)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(222b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(63 mg)と2,6−ジフルオロ−フェニルイソシアナート(31 μL)から、標記化合物84 mg(89%)を白色粉末として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.93(1H, brs), 8.57(1H, brs), 8.37(1H, s), 8.21(1H, s), 8.08(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 7.79(1H, d, J=10.1Hz), 7.34-7.18(2H, m), 7.16-6.96(5H, m), 3.62-3.56(4H, m), 3.55-3.48(4H, m).
MS(ES+) m/z:471 (M + H)+.
融点: 137-138℃.
(実施例388)3−クロロ−4−[(4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−安息香酸(化合物番号1-791)
(388a)3−クロロ−4−[(4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−安息香酸 メチルエステル
(実施例170)と同様の方法で、実施例(125a)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(314 mg)と4−アミノ−3−クロロ安息香酸 メチルエステル(185 mg)から、標記化合物136 mg(26%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.85(1H, s), 8.46(1H, s), 8.45(1H, d, J=6.7Hz), 8.16(1H, dd, J=8.6 and 8.6Hz), 7.96(1H, s), 7.89-7.82(2H, m), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.23(1H, dd, J=10.3 and 10.3Hz), 7.13(1H, dd, J=7.5 and 7.5Hz), 7.01-6.95(3H, m), 3.85(3H, s), 3.63(4H, t, J=4.9Hz), 3.11(4H, t, J=3.1Hz).
(388b)3−クロロ−4−[(4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−安息香酸
実施例(388a)で得た3−クロロ−4−[(4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−安息香酸 メチルエステル(135 mg)の無水テトラヒドロフラン/メタノール(1:1,10mL)溶液に1規定水酸化ナトリウム水溶液(2 mL)を加えた。反応混合物を室温で19.5時間攪拌し、濃縮し、1規定塩酸水溶液(2 mL)で中和し、水/ジイソプロピルエーテル(1:1)中で攪拌した。析出した固体をろ取し、そして減圧乾燥し、標記化合物118 mg(90%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=13.1(1H, s), 8.84(1H, s), 8.43(1H, d, J=2.3Hz), 8.41(1H, s), 8.15-8.11(1H, ddd, J=8.2, 8.2 and 1.6Hz), 7.91(1H, d, J=1.9Hz), 7.82(1H, dd, J=8.6 and 2.0Hz), 7.76(1H, d, J=8.6Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.23-7.17(1H, ddd, J=11.6, 8.2 and 1.4Hz), 7.11(1H, t, J=7.8Hz), 6.99-6.96(1H, m), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 3.62(4H, t, J=4.9Hz), 3.10(4H, t, J=5.1Hz).
MS(ES+) m/z:512 (M + H)+.
融点: 250-253℃。
(実施例389)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号1-675)
(389a)3−(4−クロロ−3−ニトロ−フェノキシ)−プロパン−1,2−ジオール
実施例(275a)と同様の方法で、4−クロロ−3−ニトロフェノール(3.47 g)と3−ブロモ−1,2−プロパンジオール(4.0 mL)から、標記化合物4.07 g(82%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.43(1H, d, J=9.0Hz), 7.42(1H, d, J=2.0Hz), 7.08(1H, dd, J=8.8 and 2.9Hz), 4.16-4.07(3H, m), 3.88-3.83(1H, m), 3.78-3.73(1H, m), 2.49(1H, d, J=4.7Hz), 1.89(1H, t, J=5.7Hz).
(389b)4−(4−クロロ−3−ニトロ−フェノキシメチル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン
実施例(275b)と同様の方法で、実施例(389a)で得た3−(4−クロロ−3−ニトロ−フェノキシ)−プロパン−1,2−ジオール(4.07 g)から,標記化合物4.61 g(98%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.42(1H, d, J=9.0Hz), 7.42(1H, d, J=2.7Hz), 7.08(1H, dd, J=8.8 and 2.9Hz), 4.51-4.45(1H, m), 4.17(1H, dd, J=8.4 and 5.4Hz), 4.06(1H, dd, J=9.8 and 5.5Hz), 4.00(1H, dd, J=9.6 and 5.3Hz), 3.89(1H, dd, J=8.6 and 5.5Hz), 1.46(3H, s), 1.40(3H, s).
(389c)2−クロロ−5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−フェニルアミン
実施例(275c)と同様の方法で、実施例(389b)で得た4−(4−クロロ−3−ニトロ−フェノキシメチル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン(4.61 g)から、標記化合物3.69 g(89%)を濃褐色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.13(1H, d, J=8.6Hz), 6.38(1H, d, J=2.7Hz), 6.30(1H, dd, J=8.6 and 2.4Hz), 4.48-4.42(1H, m), 4.17-4.10(3H, m), 4.00(1H, dd, J=9.3 and 5.5Hz), 3.88(2H, dd, J=9.0 and 5.8Hz), 1.46(3H, s), 1.40(3H, s).
(389d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド
実施例(170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(1.40 g)と実施例(389c)で得た2−クロロ−5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−フェニルアミン(1.06 g)からウレア体1.79 gを茶色固体として得た。このウレア体を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物433 mg(2工程,18%)を赤褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.19(1H, s), 8.06(1H, s), 7.99(1H, s), 7.34(2H, d, J=8.6Hz), 7.34(1H, d, J=8.6Hz), 7.22(1H, d, J=2.4Hz), 6.95(2H, d, J=8.2Hz), 6.89(1H, d, J=7.8Hz), 6.73(2H, d, J=7.8Hz), 4.96(1H, dd, J=4.7 and 0.8Hz), 4.68(1H, t, J=5.5Hz), 3.98(1H, dd, J=9.2 and 3.4Hz), 3.84(3H, s), 3.81-3.76(2H, m), 3.60(4H, brs), 3.44(2H, t, J=5.5Hz), 3.09(4H, t, J=4.3Hz), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:585 (M + H)+.
融点:114-118℃.
(実施例390){4−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−3−メチル−ベンジル}−ホスホン酸 ジエチル エステル(化合物番号1-769)
(390a)(3−メチル−4−ニトロベンジル)−ホスホン酸 ジエチルエステル
3−メチル−4−ニトロベンジル ブロミド(9.63 g)と亜リン酸 トリエチルエステル(20 mL)のアセトニトリル(40 mL)溶液を24時間加熱還流し、そして濃縮した。残渣物をヘキサン/ジイソプロピルエーテル(5:1)中で攪拌し、上澄み液を除いた。オイル状残渣物を減圧乾燥し、標記化合物7.31 g(61%)を茶色オイルとして得た。
MS(ES+) m/z:288 (M + H)+.
(390b)(4−アミノ−3−メチル−ベンジル)−ホスホン酸 ジエチルエステル
実施例(390a)で得た(3−メチル−4−ニトロベンジル)−ホスホン酸 ジエチルエステル(7.31 g)の1規定 塩酸/イソプロパノール(1:2,750 mL)中に亜鉛粉末(33.3 g)を少量ずつ、室温で加えた。2時間後、反応混合物を1規定 水酸化ナトリウム水溶液(250 mL)で中和し、セライトでろ過し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮し、そして減圧乾燥して、標記化合物5.2 g(80%)を茶色オイルとして得た。
MS(ES+) m/z:258 (M + H)+.
(390c)4−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−3−メチル−ベンジル}−ホスホン酸 ジエチル エステル
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(763 mg)と実施例(390b)で得た(4−アミノ−3−メチル−ベンジル)−ホスホン酸 ジエチルエステル(577 mg)から標記化合物1.39 g(定量的収量)を薄茶色アモルファスとして得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.09(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.11(1H, d, J=8.2Hz), 7.06(1H, s), 7.01(1H, d, J=7.8Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=7.8 and 2.0Hz), 3.98-3.90(4H, m), 3.82(3H, s), 3.57(4H, t, J=5.1Hz), 3.13(2H, d, J=21.5Hz), 3.06(4H, t, J=5.1Hz), 2.22(3H, s), 2.14(3H, s), 1.18(6H, t, J=7.1Hz).
MS(ES+) m/z:624 (M + H)+
(実施例391){4−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−3−メチル−ベンジル}−ホスホン酸 モノエチル エステル(化合物番号1-785)
(実施例390)で得た4−[(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−3−メチル−ベンジル}−ホスホン酸 ジエチル エステル(1.48 g)とリチウム ブロミド(1.03 g)のアセトニトリル(15 mL)混合物を20時間加熱還流した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で抽出した。水層を1規定 塩酸(10 mL)で中和し、そして上澄み液を除いた。残渣物をメタノール中に溶かし、白色沈殿が析出するまで水を加えた。析出した固体をろ取し、そして減圧乾燥して、標記化合物342 mg(24%)を薄灰色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.08(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.09-6.99(3H, m), 6.94(2H, d, J=2.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, d, J=7.0Hz), 3.89-3.82(2H, m), 3.82(3H, s), 3.57(4H, brs), 3.39(1H, brs), 3.07(4H, brs), 2.99(2H, d, J=21.9Hz), 2.22(3H, s), 2.14(3H, s), 1.17(3H, t, J=6.8Hz).
MS(ES+) m/z:596 (M + H)+.
融点:165-173℃。
(実施例392)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エチル)−2−メチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-773)
(392a)(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)−アセトニトリル
シアノ酢酸 エチル(2.8 mL)と水酸化カリウム(1.70 g)のジメチルスルホキシド(40 mL)に、5−クロロ−2−ニトロトルエン(3.43 g)のジメチルスルホキシド(10 mL)の溶液をゆっくりと滴下した。(滴下の間、フラスコ内の温度が40℃を超えないように注意すること。)
5−クロロ−2−ニトロトルエンが消失するまで、シアノ酢酸 エチルエステル(この場合、1.5 mL)を加え、反応混合物を19時間室温で攪拌した。濃塩酸(4 mL)、酢酸(5 mL),そして水(4 mL)を加え、反応混合物を4時間加熱還流し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル10:1→3:1)1.26 g(36%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.02(1H, d, J=8.6Hz), 7.36-7.33(2H, m), 3.83(2H, s), 2.64(3H, s).
(392b)(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)−酢酸 メチルエステル
実施例(392a)で得た(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)−アセトニトリル(1.26 g)のメタノール(30 mL)溶液に濃硫酸(0.72 mL)を室温で加えた。反応混合物を4日間加熱還流し、濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル10:1→4:1)で精製し、標記化合物964 mg(65%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.94(1H, d, J=8.6Hz), 7.25-7.23(2H, m), 3.71(3H, s), 3.67(2H, s), 2.60(3H, s).
(392c)4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エチル]−2−メチル−フェニルアミン
水素化リチウムアルミニウム(555 mg)のトルエン(10 mL)の懸濁液に、実施例(392b)で得た(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)−酢酸 メチルエステル(601 mg)のトルエン(10 mL)溶液を室温でゆっくりと滴下した。反応混合物を室温で24時間攪拌後、24時間加熱還流した。1規定 水酸化ナトリウム水溶液(2 mL)をゆっくりと滴下し、混合物をろ過し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮し、172 mgの無色透明オイルを得た。このオイルをジメチルホルムアミド(2 mL)中で、イミダゾール(0.20 g)とtert−ブチルジメチルシリル クロリド(0.30 g)でシリル化し、無色透明オイル(128 mg)を得た。この無色透明オイルをイソプロパノール(8 mL)と1規定 塩酸(4 mL)中で、亜鉛粉末(583 mg)を用いて還元し、無色透明オイル63 mgを得た。このオイルのジメチルホルムアミド(2 mL)の溶液にイミダゾール(113 mg)とtert−ブチルジメチルシリル クロリド(135 mg)を加え、11日間室温で攪拌し、酢酸エチルで希釈し、水(2回)と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 10:1)で精製し、標記化合物39 mg(5%)を無色透明オイルとして得た。
MS(FAB) m/z:266 (M + H)+.
(392d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エチル)−2−メチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(41 mg)と実施例(392c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エチル]−2−メチル−フェニルアミン(32 mg)からシリルエーテル58 mg(76%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物36 mg(76%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.08(1H, s), 8.06(1H, s), 7.98(1H, s), 7.33(2H, d, J=8.6Hz), 7.07(1H, d, J=8.2Hz), 7.02(1H, s), 6.97(1H, d, J=9.8Hz), 6.95(2H, d, J=8.6Hz), 6.89(1H, d, J=8.6Hz), 6.73(1H, d, J=7.8Hz), 4.62(1H, t, J=5.2Hz), 3.84(3H, s), 3.59(2H, t, J=5.6Hz), 3.58(4H, brs), 3.07(4H, t, J=4.1Hz), 2.66(2H, t, J=7.2Hz), 2.23(3H, s), 2.14(3H, s).
MS(ES+) m/z:518 (M + H)+.
融点: 119-121℃。
(実施例393)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 2−クロロ−4−メトキシカルボニルメチル−フェニル エステル(化合物番号1-751)
(393a)(3−クロロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−酢酸 メチルエステル
3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル酢酸(1.86 g)のメタノール(50 mL)溶液に濃硫酸(2滴)を室温で加えた。反応混合物を17時間攪拌し、濃縮し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮し、標記化合物1.72 g(86%)を濃黄色シロップとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.24(1H, d, J=2.0Hz), 7.07(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 6.95(1H, d, J=8.2Hz), 5.50(1H, s), 3.69(3H, s), 3.53(2H, s).
(393b)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 2−クロロ−4−メトキシカルボニルメチル−フェニル エステル
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(340 mg)と実施例(393a)で得た(3−クロロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−酢酸 メチルエステル(201 mg)から、標記化合物215 mg(38%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.46(1H, d, J=1.6Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.27-7.24(2H, m), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 3.82(3H, s), 3.80-3.75(2H, m), 3.73(2H, s), 3.63(3H, s), 3.61-3.55(2H, m), 3.20-3.07(4H, m), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:567 (M + H)+.
融点: 209-210℃.
(実施例394)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 4−カルボキシメチル−2−クロロ−フェニル エステル(化合物番号1-753)
(実施例393)で得た4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 2−クロロ−4−メトキシカルボニルメチル−フェニル エステル(113 mg)の無水テトラヒドロフラン/エタノール(1:1,4mL)溶液に1規定 水酸化ナトリウム水溶液(0.6 mL)を室温で加えた。17時間後、反応混合物を1規定 塩酸(0.6 mL)で中和し、濃縮し、酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 8:1)で精製し、標記化合物31 mg(28%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.44(1H, d, J=1.5Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.25-7.21(2H, m), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.3 and 2.4Hz), 3.82(3H, s), 3.79-3.74(2H, m), 3.62-3.55(2H, m), 3.59(2H, s), 3.62-3.59(4H, m), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:553 (M + H)+.
融点: 199-200℃。
(実施例395)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エチル)−フェニル エステル(化合物番号1-802)
(395a)2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エチル)−フェノール
3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル酢酸(3.73 g)の無水テトラヒドロフラン(40 mL)溶液中に、ボラン・硫化ジメチル錯体(2 mol/L トルエン溶液,12 mL)を10℃でゆっくりと滴下した。反応混合物を室温で2時間攪拌し、そしてメタノールで反応を停止した。 混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、冷たい1規定 塩酸、飽和炭酸水素化ナトリウム水溶液、そして飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 2:1)で精製し、黄色シロップを得た。この黄色シロップを放置し、固体を得た。この固体をヘキサン中で激しく攪拌し、ろ取し、そして減圧乾燥して、標記化合物1.12 g(32%)を白色固体として得た。
1H NMR(500MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.20(1H, s), 7.04(1H, d, J=8.3Hz), 6.95(1H, d, J=8.3Hz), 5.66(1H, s), 3.83(2H, t, J=6.3Hz), 2.78(2H, t, J=6.3Hz), 1.49(1H, s).
(395b)2−クロロ−4−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イロキシ)−エチル]−フェノール
実施例(395a)で得た2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エチル)−フェノール(173 mg)と3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(168 mg)のアセトニトリル(5 mL)溶液にテトラフルオロほう酸リチウム(19 mg)を室温で加えた。反応混合物を24時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 7:3)で精製し、標記化合物180 mg(70%)を無色透明シロップとして得た。
MS(ES+) m/z:257 (M + H)+.
(395c)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エチル)−フェニル エステル
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(239 mg)と実施例(395b)で得た2−クロロ−4−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イロキシ)−エチル]−フェノール(180 mg)からウレタン体66 mg (15%)を白色固体として得た。このウレタン体(62mg)のエタノール/テトラヒドロフラン(1:1,4 mL)溶液中にp−トルエンスルホン酸(3 mg)を室温で加えた。反応混合物を24時間室温で攪拌し、50℃で4日間加熱し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 1:1)で精製した。得られた固体をジイソプロピルエーテル中で激しく攪拌し、ろ取し、そして減圧乾燥して、標記化合物29 mg(54%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.39(1H, d, J=0.8Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.22-7.19(2H, m), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.71(1H, dd, J=8.2 and 2.0Hz), 4.68(1H, t, J=5.1Hz), 3.82(3H, s), 3.80-3.72(2H, m), 3.64-3.55(2H, m), 3.61(2H, dt, J=6.5 and 5.1Hz), 3.19-3.07(4H, m), 2.72(2H, t, J=6.5Hz), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:539 (M + H)+.
融点: 189-190℃。
(実施例396)6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エチル)−フェニル エステル(化合物番号3-79)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(202b)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(87 mg)と実施例(395b)で得た2−クロロ−4−[2−(テトラヒドロピラン−2−イロキシ)−エチル]−フェノール(68 mg)から、ウレタン体を得た。このウレタン体を実施例(395c)と同様の方法でp−トルエンスルホン酸により脱保護し、標記化合物12 mg(10%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.30(3H, s), 2.82(2H, t, J=6.0Hz), 3.00-2.88(2H, m), 3.81(3H, s), 3.95-3.75(4H, m), 4.68(1H, s), 4.84(1H, s), 6.82(1H, s), 6.82-6.72(2H, m), 7.19-7.03(4H, m), 7.39-7.26(3H, m), 7.92(1H, s).
MS(APCI) m/z:510, 512 (M + H)+.
融点: 95-98℃.
(実施例397)6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 4−カルボキシ−2−クロロ−フェニル エステル(化合物番号3-149)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(202b)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(100 mg)と3−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸 メチルエステル(123 mg)から、メチルエステル体80 mg(48%)を白色固体として得た。このメチルエステルを(実施例394)と同様の方法で、水酸化ナトリウム水溶液で脱保護し、標記化合物16 mg(21%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.25(1H, s), 8.13(1H, s), 7.99(1H, s), 7.96(1H, s), 7.90(1H, d, J=7.8Hz), 7.48(1H, d, J=9.4Hz), 7.39(1H, d, J=6.3Hz), 7.24-7.18(1H, m), 7.13(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 6.87(1H, d, J=8.2Hz), 6.72(1H, d, J=7.8Hz), 4.77(1H, s), 4.56(1H, s), 3.83(3H, s), 3.69-3.63(2H, m), 2.95-2.90(1H, m), 2.89-2.83(1H, m), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:510 (M + H)+.
融点196-198℃.
(実施例398)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ヒドロキシメチル−2−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-797)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(125a)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(314 mg)と実施例(381b)で得た4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−2−メチル−フェニルアミン(251 mg)からシリルエーテル272 mg(46%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物184 mg(84%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.83(1H, s), 8.43(1H, d, J=2.7Hz), 8.14(1H, dt, J=8.2 and 1.9Hz), 8.10(1H, s), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.22(1H, ddd, J=8.1, 8.1 and 1.5Hz), 7.13-7.09(2H, m), 7.10(1H, s), 7.04(1H, dd, J=7.8 and 1.5Hz), 6.99-6.94(1H, m), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 5.08(1H, t, J=5.9Hz), 4.42(2H, d, J=5.9Hz), 3.57(4H, t, J=4.7Hz), 3.07(4H, t, J=5.1Hz), 2.16(3H, s).
MS(ES+) m/z:478 (M + H)+.
融点: 229-230℃。
(実施例399)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−2−メチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-775)
(399a)3−メチル−4−ニトロベンズアルデヒド
3−メチル−4−ニトロベンジルアルコール(3.34 g)と二酸化マンガン(3.48 g)のジクロロメタン(40 mL)懸濁液を室温で2日間攪拌し、ろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン)で精製し、標記化合物1.14 g(35%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=10.1(1H, s), 8.07(1H, d, J=8.6Hz), 7.87(1H, d, J=7.8Hz), 7.88(1H, s), 2.67(3H, s).
(399b)2−メチル−1−ニトロ−4−ビニル−ベンゼン
メチルトリフェニルホスホニウム ヨージド(3.34 g)の無水テトラヒドロフラン(30 mL)懸濁液に水素化ナトリウム(397 mg)を少量ずつ0℃で加えた。反応混合物を室温まであたためた。実施例(399a)で得た3−メチル−4−ニトロベンズアルデヒド(1.14 g)の無水テトラヒドロフラン(20 mL)溶液を加えた。反応混合物を室温で1時間半攪拌し、濃縮し、酢酸エチルで希釈し、硫酸水素カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 10:1→5:1)で精製し、標記化合物604 mg(54%)を褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.97(1H, d, J=8.2Hz), 7.35(1H, dd, J=8.2 and 1.9Hz), 7.31(1H, s), 6.70(1H, dd, J=17.6 and 11.0Hz), 5.87(1H, d, J=17.6Hz), 5.45(1H, d, J=11.0Hz), 2.62(3H, s).
(399c)(S)−1−(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール
AD−mix α(5.2 g)のtert−ブタノール/水(1:1, 40 mL)懸濁液に、実施例(399b)で得た2−メチル−1−ニトロ−4−ビニル−ベンゼン(603 mg)のtert−ブタノール/水(1:1, 10 mL)を0℃で加えた。反応混合物を室温にゆっくりと温め、24時間攪拌した。亜硫酸ナトリウム(5.55 g)を加え、混合物を2時間攪拌し、酢酸エチルで抽出し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 3:1→1:1→0:1)で精製し、標記化合物478 mg(66%)を黄白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.00(1H, d, J=8.6Hz), 7.38(1H, d, J=2.0Hz), 7.35(1H, s), 4.91-4.88(1H, m), 3.86-3.81(1H, m), 3.67-3.61(1H, m), 2.63(3H, s).
(399d)(S)−2,2−ジメチル−4−(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)−1,3−ジオキサラン
実施例(399c)で得た(S)−1−(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール478 mgと2,2−ジメトキシプロパン(5.9 mL)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)溶液にp−トルエンスルホン酸(61 mg)を室温で加えた。24時間後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮し、標記化合物575 mg(定量的収量)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.97(1H, d, J=8.6Hz), 7.32-7.30(2H, m), 5.10(1H, t, J=7.1Hz), 4.35(1H, dd, J=8.2 and 6.7Hz), 3.67(1H, t, J=8.0Hz), 2.62(3H, s), 1.56(3H, s), 1.50(3H, s).
(399e)4−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサラン−4−イル)−2−メチル−フェニルアミン
実施例(339d)で得た(S)−2,2−ジメチル−4−(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)−1,3−ジオキサラン(575 mg)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)溶液と10%パラジウム炭素(0.058 g)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)懸濁液を水素雰囲気下、室温で3日間攪拌し、ろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル3:1→1:1→0:1)で精製し、標記化合物465 mg(93%)を黄白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.07(1H, s), 7.05(1H, d, J=7.8Hz), 6.66(1H, d, J=8.2Hz), 4.95(1H, dd, J=8.2 and 5.8Hz), 4.22(1H, dd, J=8.1 and 6.0Hz), 3.69(1H, t, J=8.2Hz), 3.63(2H, brs), 2.17(3H, s), 1.54(3H, s), 1.46(3H, s).
(399f)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−2−メチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(769 mg)と実施例(399e)で得た4−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサラン−4−イル)−2−メチル−フェニルアミン(468 mg)から標記化合物989 mg(76%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.16(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, s), 7.34(2H, d, J=7.5Hz), 7.19(1H, s), 7.20(1H, d, J=8.6Hz), 7.14(1H, d, J=8.3Hz), 6.95(2H, d, J=7.4Hz), 6.89(1H, d, J=8.3Hz), 6.73(1H, d, J=7.4Hz), 5.00(1H, t, J=7.4Hz), 4.27(1H, t, J=7.0Hz), 3.84(3H, s), 3.59(4H, brs), 3.59-3.55(1H, m), 3.08(4H, brs), 2.23(3H, s), 2.18(3H, s), 1.46(3H, s), 1.39(3H, s).
MS(ES+) m/z:574 (M + H)+.
融点:184-185℃。
(実施例400)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−((S)−1,2−ジヒドロキシ−エチル)−2−メチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-781)
(実施例399)で得た4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−2−メチル−フェニル]−アミド(720 mg)のメタノール(10 mL)溶液にp−トルエンスルホン酸(10 mg)を室温で加えた。反応混合物を8日間攪拌し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 50:1→10:1)で精製した。得られた固体をヘキサン/ジイソプロピルエーテル(5:1)中で激しく攪拌し、ろ取し、そして減圧乾燥して、標記化合物720 mg(89%)を黄白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.08(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, s), 7.31(2H, d, J=8.6Hz), 7.10(2H, d, J=11.3Hz), 7.07(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 6.92(2H, d, J=8.6Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, d, J=8.2Hz), 5.11(1H, d, J=4.3Hz), 4.66(1H, t, J=5.7Hz), 4.45(1H, dd, J=10.1 and 5.5Hz), 3.81(3H, s), 3.56(4H, brs), 3.39(2H, t, J=5.6Hz), 3.05(4H, brs), 2.20(3H, s), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:534 (M + H)+.
融点: 112-113℃。
(実施例401)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−4−メタンスルホニルアミノ−フェニル)−アミド(化合物番号1-743)
(実施例168)で得た4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−アミド(102 mg)のジメチルアセトアミド(5 mL)溶液に、トリエチルアミン(33 μL)とメタンスルホニル クロリド(19 μL)を室温で加えた。反応混合物を18日間攪拌し、酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をプレパラティブTLC(ジクロロメタン:メタノール 10:1)で精製し、標記化合物14 mg(24%)を黄色固体として得た。
MS(ES+) m/z:588 (M + H)+.
融点: 154-156℃.
(実施例402)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ジメチルアミノ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-745)
(402a)N,N−ジメチル−2−トリフルオロメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン
3−トリフルオロメチル−N,N−ジメチル−4−ニトロアニリン(2.34 g)と10%パラジウム炭素(0.23 g)の無水テトラヒドロフラン(40 mL)懸濁液を水素雰囲気下、室温で21時間攪拌し、ろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 5:1→1:1)で精製し、標記化合物 1.97 g(96%)を茶色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=6.86-6.83(2H, m), 6.71(1H, d, J=8.2Hz), 3.76(2H, brs), 2.86(6H, s).
(402b)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ジメチルアミノ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(340 mg)と実施例(402a)で得たN,N−ジメチル−2−トリフルオロメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン(204 mg)から、標記化合物281 mg(49%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, s), 8.07(2H, s), 7.99(1H, s), 7.33(2H, d, J=7.8Hz), 7.17(1H, d, J=9.0Hz), 6.94(2H, d, J=8.6Hz), 6.94(1H, d, J=8.6Hz), 6.89(1H, d, J=8.6Hz), 6.86(1H, d, J=1.6Hz), 6.73(1H, d, J=7.4Hz), 3.84(3H, s), 3.55(4H, t, J=4.1Hz), 3.05(4H, t, J=4.3Hz), 2.95(6H, s), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:571 (M + H)+.
融点: 236-239℃。
(実施例403)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−ヒドロキシメチル−6−メチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-793)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(125a)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(629 mg)と実施例(185a)で得た2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−6−メチル−フェニルアミン(503 mg)からシリルエーテル886 mg(75%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物670 mg(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.83(1H, s), 8.43(1H, s), 8.14(1H, t, J=7.8Hz), 7.93(1H, s), 7.31(2H, d, J=7.0Hz), 7.27(1H, d, J=7.0Hz), 7.21(1H, dd, J=9.6 and 9.6Hz), 7.11(2H, d, J=9.0Hz), 7.11(1H, d, J=9.0Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.94(1H, d, J=9.0Hz), 5.02(1H, t, J=5.4Hz), 4.43(2H, d, J=5.0Hz), 3.57(4H, brs), 3.06(4H, brs), 2.13(3H, s).
MS(ES+) m/z:478 (M + H)+.
融点: 184-185℃.
(実施例404)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−ヒドロキシメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-777)
(404a)(2−アミノ−3−クロロ−フェニル)−メタノール
2−アミノ−3−クロロ安息香酸(1.00 g)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)溶液にボラン−テトラヒドロフラン錯体(1.0 mol/L, テトラヒドロフラン溶液,17.5 mL)を室温で加えた。反応混合物を23時間加熱還流し、そして室温に冷やした。1規定 水酸化ナトリウム水溶液(17.5 mL)を加え、混合物を7時間室温で攪拌し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、そして飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、そして減圧乾燥して、標記化合物1.00 g(定量的収量)を茶色オイルとして得た。
MS(EI) m/z:157 (M+).
(404b)2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−6−クロロ−フェニルアミン
実施例(404a)で得た(2−アミノ−3−クロロ−フェニル)−メタノール(1.00 g)のジメチルホルムアミド(5 mL)溶液にイミダゾール(0.70 g)とtert−ブチルジメチルシリル クロリド(0.964 g)を室温で加えた。反応混合物を17時間攪拌し、酢酸エチルで希釈し、水(2回)と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 10:1→ ジクロロメタン:酢酸エチル 10:1)で精製し、標記化合物582 mg(37%)を薄茶色オイルとして得た。
MS(FAB) m/z: 272(M + H)+.
(404c)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−クロロ−6−ヒドロキシメチル−フェニル)−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(340 mg)と実施例(404b)で得た2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−6−クロロ−フェニルアミン(271 mg)からシリルエーテル407 mg(64%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物318 mg(95%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.19(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, s), 7.46(1H, d, J=7.0Hz), 7.39(1H, d, J=8.6Hz), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.89(1H, d, J=7.8Hz), 6.73(1H, d, J=8.2Hz), 5.22(1H, t, J=5.5Hz), 4.47(2H, d, J=5.5Hz), 3.84(3H, s), 3.61(4H, brs), 3.08(4H, brs), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:525 (M + H)+.
融点: 170-171℃.
(実施例405)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−ヒドロキシメチル−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド(化合物番号1-779)
(405a)2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−6−トリフルオロメチル−フェニルアミン
実施例(404a)と同様の方法で、3−(トリフルオロメチル)アントラニル酸(1g)からベンジルアルコール体を無色透明オイルとして得た。このオイルを実施例(404b)と同様の方法で、標記化合物868 mg(58%)を無色透明オイルとして得た。
MS(EI) m/z:157 (M+).
(405b)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2−ヒドロキシメチル−6−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(204 mg)と実施例(405a)で得た2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−6−トリフルオロメチル−フェニルアミン(183 mg)からシリルエーテル144 mg(36%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物27 mg(23%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.06(1H, s), 8.16(1H, s), 8.04(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.0Hz), 7.79(1H, d, J=6.7Hz), 7.59(1H, d, J=6.6Hz), 7.49(1H, dd, J=7.9 and 7.9Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.71(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 5.25(1H, t, J=5.5Hz), 4.51(2H, brs), 3.82(3H, s), 3.57(4H, t, J=4.3Hz), 3.05(4H, t, J=4.7Hz), 2.22(3H, s).
MS(ES+) m/z:558 (M + H)+.
融点: 139-140℃。
(実施例406)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 {4−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−フェニル}−アミド(化合物番号1-757)
(406a)2−[メチル−(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)−アミノ]−エタノール
5−フルオロ−2−ニトロトルエン(3.95 mL)のアセトニトリル(40 mL)溶液に炭酸カリウム(3.32 g)と2−(メチルアミノ)エタノール(1.8 mL)を室温で加えた。反応混合物を25時間加熱還流し、濃縮し、水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 1:0→3:1)で精製し、標記化合物 3.51 g(84%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.05(1H, d, J=9.0Hz), 6.54(1H, dd, J=9.2 and 2.9Hz), 6.46(1H, d, J=2.7Hz), 3.87(2H, q, J=5.5Hz), 3.60(2H, t, J=5.7Hz), 3.11(3H, s), 2.62(3H, s), 1.76(1H, t, J=5.5Hz).
(406b)[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラノキシ)−エチル]−メチル−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−アミン
実施例(406a)で得た2−[メチル−(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)−アミノ]−エタノール(3.51 g)のジメチルホルムアミド(50 mL)溶液にイミダゾール(2.27 g)とtert−ブチルジメチルシリル クロリド(3.02 g)を室温で加えた。反応混合物16時間攪拌し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、そして減圧乾燥して、標記化合物5.95 g(定量的収量)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.07(1H, d, J=9.4Hz), 6.50(1H, dd, J=9.4 and 2.7Hz), 6.43(1H, d, J=2.7Hz), 3.79(2H, t, J=5.6Hz), 3.55(2H, t, J=5.5Hz), 3.08(3H, s), 2.63(3H, s), 0.85(9H, s), 0.00(6H, s).
(406c)N−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラノキシ)−エチル]−2,N−ジメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン
実施例(406b)で得た[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラノキシ)−エチル]−メチル−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−アミン(5.42 g)と10%パラジウム炭素(0.54 g)の無水テトラヒドロフラン(60 mL)懸濁液を水素雰囲気下、室温で4日間攪拌し、ろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル1:0→3:1)で精製し、標記化合物4.75 g(97%)を茶褐色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=6.59(1H, d, J=8.6Hz), 6.51(1H, d, J=2.5Hz), 6.47(1H, dd, J=8.4 and 2.5Hz), 3.71(2H, t, J=6.5Hz), 3.30(2H, t, J=6.5Hz), 3.21(2H, brs), 2.84(3H, s), 2.13(3H, s), 0.86(9H, s), 0.00(6H, s).
(406d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 {4−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−フェニル}−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(408 mg)と実施例(406c)で得たN−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラノキシ)−エチル]−2,N−ジメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン(353 mg)からシリルエーテル679 mg(86%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物30 mg(5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.05(1H, s), 8.03(1H, s), 7.96(1H, d, J=2.4Hz), 7.88(1H, s), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.87(2H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 6.50(1H, d, J=2.8Hz), 6.45(1H, dd, J=9.0 and 2.3Hz), 4.61(1H, t, J=5.4Hz), 3.82(3H, s), 3.54(4H, t, J=5.3Hz), 3.51(2H, t, J=5.7Hz), 3.15(2H, t, J=8.6Hz), 3.05(4H, t, J=4.9Hz), 2.88(3H, s), 2.22(3H, s), 2.09(3H, s).
MS(ES+) m/z:547 (M + H)+.
融点: 208-210℃。
(実施例407)4−{4−[3−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (2,6−ジフルオロ−フェニル)−アミド(化合物番号1-1)
(実施例49)と同様の方法で、実施例(96a)で得た1−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(138 mg)と2,6−ジフルオロフェニルイソシアナート(93 mg)から、標記化合物197 mg(99%)を薄ピンク色粉末として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 8.37(1H, s), 8.33(1H, s), 8.03(1H, dd, J=11.9 and 2.6Hz), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, dd, J=8.4 and 8.4Hz), 7.13(1H, d, J=7.8Hz), 7.11(1H, d, J=7.8Hz), 7.00(1H, dd, J=9.2 and 6.0Hz), 6.96(2H, d, J=8.9Hz), 6.75(1H, ddd, J=8.2 ,8.2 and 3.1Hz), 3.88(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.9Hz), 3.09(4H, t, J=4.9Hz).
MS(ES+) m/z:500 (M + H)+.
融点: 154-155℃.
(実施例408)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−メチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-771)
(408a)2−(4−メチル−3−ニトロ−フェノキシ)−エタノール
実施例(208a)と同様の方法で、4−メチル−3−ニトロフェノール(7.66 g)と2−ブロモエタノール(3.9 mL)から、標記化合物6.48 g(66%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.52(1H, d, J=2.7Hz), 7.23(1H, d, J=8.2Hz), 7.08(1H, dd, J=8.2 and 2.7Hz), 4.12(2H, t, J=4.5Hz), 3.99(2H, t, J=4.1Hz), 2.32(1H, brs), 2.08(3H, s).
(408b)tert−ブチル−[2−(4−メチル−3−ニトロ−フェノキシ)−エトキシ]−ジメチルシラン
実施例(208b)と同様の方法で、実施例(408a)で得た2−(4−メチル−3−ニトロ−フェノキシ)−エタノール(6.48 g)とtert−ブチルジメチルシリルクロリド(5.94 g)から、標記化合物8.97 g(88%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.44(1H, d, J=2.4Hz), 7.13(1H, d, J=8.6Hz), 6.99(1H, dd, J=8.6 and 2.4Hz), 3.99(2H, t, J=4.9Hz), 3.89(2H, t, J=5.1Hz), 2.43(3H, s), 0.81(9H, s), 0.01(6H, s).
(408c)5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−メチル−フェニルアミン
実施例(408b)で得たtert−ブチル−[2−(4−メチル−3−ニトロ−フェノキシ)−エトキシ]−ジメチルシラン(8.97 g)と10%パラジウム炭素(0.89 g)の無水テトラヒドロフラン(100 mL)懸濁液を水素雰囲気下、室温で24時間攪拌した。反応混合物をろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 1:1)で精製し、標記化合物7.53 g(93%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=6.93(1H, d, J=9.0Hz), 6.29-6.28(2H, m), 3.99-3.93(4H, m), 3.61(2H, brs), 2.10(3H, s), 0.91(9H, s), 0.10(6H, s).
(408d)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−メチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(681 mg)と実施例(408c)で得た5−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−メチル−フェニルアミン(563 mg)からシリルエーテル686 mg(53%)を黄白色固体として得た。このシリルエーテルを無水テトラヒドロフラン溶液中でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物444 mg(79%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.08(1H, s), 8.07(1H, s), 7.99(1H, s), 7.33(2H, d, J=7.8Hz), 7.06(1H, d, J=8.6Hz), 6.94(2H, d, J=8.6Hz), 6.88(2H, d, J=9.0Hz), 6.72(1H, d, J=7.8Hz), 6.64(1H, d, J=7.4Hz), 4.84(1H, t, J=5.7Hz), 3.92(2H, t, J=4.3Hz), 3.83(3H, s), 3.69(2H, dd, J=8.6 and 4.7Hz), 3.58(4H, brs), 3.08(4H, brs), 2.22(3H, s), 2.10(3H, s).
MS(ES+) m/z:534 (M + H)+.
融点: 121-124℃。
(実施例409)6−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号3-74)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(202b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(87 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(83 mg)からシリルエーテルを得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物93 mg(71%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.22(3H, s), 2.82(2H, t, J=5.2Hz), 3.71-3.63(4H, m), 3.83(3H, s), 3.98(2H, t, J=4.5Hz), 4.54(2H, s), 4.86(1H, t, J=5.5Hz), 6.72(1H, brd, J=8.3Hz), 6.84-6.90(2H, m), 7.07-7.01(2H, m), 7.18(1H, brd, J=7.9Hz), 7.30(1H, d, J=9.4Hz), 7.36(1H, s), 7.97(1H, s), 8.11(1H, s), 8.13(1H, s), 9.23(1H, s).
MS(APCI) m/z:525, 527 (M + H)+.
融点: 110-113℃.
(実施例410)6−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号3-73)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(291b)で得た1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−6−イル)−ウレア(62 mg)と実施例(248d)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−クロロ−安息香酸(66 mg)からシリルエーテルを得た。このシリルエーテルを実施例(248e)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物37 mg(35%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.32(3H, t, J=6.7Hz), 2.82(2H, brs), 3.73-3.63(4H, m), 4.03-3.94(4H, m), 4.54(2H, s), 4.87(1H, t, J=4.9Hz), 6.51(1H, d, J=8.6Hz), 6.92-6.84(2H, m), 7.09-7.01(2H, m), 7.23-7.10(3H, m), 7.36-7.26(2H, m), 8.12(1H, s), 8.56(1H, s), 8.61(1H, s).
MS(APCI) m/z:525, 527 (M + H)+.
融点: 148-150℃。
(実施例411)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド(化合物番号5-31)
実施例(248e)と同様の方法で、実施例(227b)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(62 mg)と実施例(277c)で得た2−クロロ−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメトキシ)−安息香酸(57 mg)からウレア体を得た。このウレア体を実施例(275d)と同様の方法で脱保護し、標記化合物16 mg(14%)を茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.55-2.44(2H, m), 3.43(2H, brs), 3.65(2H, brs), 3.77(1H, brs), 3.86(1H, dd, J=9.5 and 6.5Hz), 4.00(1H, dd, J=9.8 and 3.1Hz), 4.11(2H, s), 4.67(1H, brs), 4.96(1H, d, J=3.9Hz), 6.14(1H, s), 6.87(1H, dd, J=8.8 and 2.6Hz), 7.06-6.96(2H, m), 7.13(1H, dd, J=7.2 and 7.2Hz), 7.27-7.19(1H, m), 7.31(1H, d, J=8.6Hz), 7.40(2H, d, J=8.6Hz), 7.43(2H, d, J=8.6Hz), 8.18-8.07(2H, m), 8.53(1H, s), 9.10(1H, s).
MS(APCI) m/z:555, 557 (M + H)+.
融点: 161-165℃.
(実施例412)4−{5−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-610)
(実施例170)と同様の方法で、(141a)で得られた1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(171 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(168 mg)からシリルエーテル(92.9 mg)(26%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを無水テトラヒドロフラン溶液中でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物37.9 mg(51%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.21(1H, s), 8.23(1H, s), 8.19(1H, s), 8.12(1H, d, J=7.8Hz), 8.04(1H, d, J=2.8Hz), 7.78(1H, dd, J=9.0 and 2.8Hz), 7.32(1H, d, J=9.0Hz), 7.23(1H, dd, J=9.0 and 2.7Hz), 7.19(1H, d, J=2.7Hz), 7.01(1H, d, J=7.9Hz), 6.96-6.84(3H, m), 4.95-4.88(1H, m), 4.13(2H, q, J=6.9Hz), 4.10-4.05(2H, m), 3.77-3.69(2H, m), 3.57-3.51(4H, m), 3.47-3.41(4H, m), 1.42(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:589 (M + H)+.
融点: 181-182℃。
(実施例413)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-718)
(413a)(3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−チオカルバミック アシッド メチルエステル
実施例(294a)と同様の方法で、2−アミノ−3,5−ジクロロピリジン(6.52 g)から、標記化合物 4.66 g(49%)を茶色固体として得た。
MS(FAB) m/z:237 (M + H)+.
(413b)4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(125a)で得た1−(2−フルオロ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(148 mg)と実施例(413a)で得た(3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−チオカルバミック アシッド メチルエステル(0.39 g)から標記化合物104 mg(44%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.26(1H, s), 8.82(1H, s), 8.44-8.41(1H, m), 8.38(1H, d, J=2.3Hz), 8.29(1H, d, J=2.4Hz), 8.28-8.25(1H, m), 8.19-8.11(1H, m), 7.31(2H, d, J=8.6Hz), 7.20(1H, dd, J=10.3 and 10.3Hz), 7.11(1H, dd, J=9.2 and 9.2Hz), 7.00-6.91(1H, m), 6.93(1H, d, J=9.0Hz), 3.59(4H, brs), 3.08(4H, brs).
MS(ES+) m/z:503 (M + H)+.
融点: 199-201℃.
(実施例414)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-722)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(300a)で得た1−(2−エトキシ−5−フルオロ−フェニル)−3−(6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−ウレア(136 mg)と実施例(413a)で得た(3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−チオカルバミック アシッド メチルエステル(0.39 g)から標記化合物158 mg(76%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.26(2H, s), 8.39-8.38(1H, m), 8.18-8.11(2H, m), 8.02-7.99(1H, m), 7.34-7.30(2H, m), 7.00-6.91(3H, m), 6.71-6.66(1H, m), 4.14-4.07(2H, m), 3.62-3.57(4H, m), 3.11-3.06(4H, m), 1.43-1.37(3H, m).
MS(ES+) m/z:548 (M + H)+.
融点: 224-226℃。
(実施例415)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-724)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(102a)で得られた1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(131 mg)と実施例(413a)で得た(3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−チオカルバミック アシッド メチルエステル(0.39 g)から標記化合物80 mg(41%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.26(1H, s), 9.25(1H, s), 8.38(1H, d, J=2.4Hz), 8.22(1H, d, J=2.8Hz), 8.16(1H, d, J=2.3Hz), 8.11(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.00-6.91(4H, m), 4.13(2H, q, J=7.1Hz), 3.59(4H, brs), 3.09(4H, brs), 1.40(3H, t, J=7.1Hz).
MS(ES+) m/z:564 (M + H)+.
融点: 225-227℃。
(実施例416)4−{5−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−ピリジン−2−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-737)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(47a)で得られた1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(124 mg)と実施例(413a)で得た(3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−チオカルバミック アシッド メチルエステル(0.39 g)から標記化合物15 mg(8%)を薄茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.26(1H, s), 9.07(1H, s), 8.38(1H, d, J=2.4Hz), 8.17-8.03(m, 1H), 8.16(1H, dd, J=8.2 and 2.3Hz), 8.09(1H, s), 7.94(1H, d, J=1.6Hz), 7.75-7.71(1H, m), 6.87(2H, d, J=8.3Hz), 6.71(1H, d, J=11.7Hz), 3.82(3H, s), 3.59-3.54(4H, m), 3.48-3.42(4H, m), 2.22(3H, s).
MS(FAB) m/z:531 (M + H)+.
融点:130-132℃。
(実施例417)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-720)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(80a)で得た1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(131 mg)と実施例(413a)で得た(3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル)−チオカルバミック アシッド メチルエステル(0.39 g)から標記化合物16 mg(8%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.26(1H, s), 9.15(1H, s), 8.40-8.38(1H, m), 8.17(1H, s), 8.10(1H, d, J=7.4Hz), 7.95(1H, s), 7.32(2H, d, J=9.4Hz), 7.01-6.84(5H, m), 4.12(2H, q, J=6.9Hz), 3.65-3.57(4H, m), 3.13-3.05(4H, m), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:530 (M + H)+.
融点: 201-203℃.
(実施例418)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−4−イル)−アミド(化合物番号1-700)
(418a)(3−メチル−ピリジン−4−イル)−チオカルバミック アシッド メチルエステル
実施例(294a)と同様の方法で、4−アミノ−3−メチルピリジン(4.36 g)から、標記化合物 6.22 g(85%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.41(1H, d, J=5.5Hz), 8.37(1H, s), 8.00(1H, d, J=5.4Hz), 7.18(1H, brs), 2.47(3H, s), 2.25(3H, s).
(418b)4−{4−[3−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−4−イル)−アミド
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(102a)で得られた1−(5−クロロ−2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(114 mg)と実施例(418a)で得た(3−メチル−ピリジン−4−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.52 g)から標記化合物109 mg(70%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.28(1H, s), 8.33-8.20(4H, m), 8.14(1H, s), 7.52-7.46(1H, m), 7.41-7.32(2H, m), 7.06-6.91(4H, m), 4.14(2H, q, J=6.9Hz), 3.69-3.60(4H, m), 3.18-3.08(4H, m), 2.20(3H, s), 1.41(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:509 (M + H)+.
融点: 196-198℃。
(実施例419)4−{4−[3−(2−エトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−4−イル)−アミド(化合物番号1-702)
実施例(294b)と同様の方法で、実施例(83a)で得た1−(2−エトキシ−5−メチルフェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(114 mg)と実施例(418a)で得た(3−メチル−ピリジン−4−イル)−チオカルバミックアシッド メチルエステル(0.52 g)から標記化合物57 mg(35%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.13(1H, s), 8.26(1H, s), 8.22(1H, d, J=5.5Hz), 8.19(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.6Hz), 7.89(1H, s), 7.45(1H, d, J=5.5Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.68(1H, d, J=8.2Hz), 4.07(2H, q, J=7.3Hz), 3.61(4H, t, J=4.9Hz), 3.10(4H, t, J=4.7Hz), 2.21(3H, s), 2.19(3H, s), 1.38(3H, t, J=6.8Hz).
MS(ES+) m/z:489 (M + H)+.
融点: 130-132℃.
(実施例420)4−{4−[3−(2−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-913)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(80a)で得た1−(2−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(102 mg)と実施例(336b)で(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(82 mg)から、標記化合物112 mg(76%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.14(1H, s), 9.11(1H, s), 8.29(1H, dd, J=4.6 and 1.5Hz), 8.10(1H, dd, J=7.4 and 2.0Hz), 7.95(1H, s), 7.88(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.20(1H, dd, J=8.1 and 4.9Hz), 6.99-6.83(3H, m), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 4.12(2H, q, J=7.1Hz), 3.60(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.5Hz), 1.41(3H, t, J=7.1Hz).
MS(ES+) m/z:495 (M + H)+.
融点: 104-105℃。
(実施例421)4−{4−[3−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-911)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(216b)で得た1−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(178 mg)と実施例(336b)で(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(137 mg)から、標記化合物161 mg(63%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.11(1H, s), 8.54(1H, s), 8.36(1H, s), 8.29(1H, dd, J=4.6 and 1.5Hz), 7.88(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 7.29(2H, d, J=8.9Hz), 7.20(1H, dd, J=7.9 and 4.7Hz), 6.92(2H, d, J=9.4Hz), 6.65(2H, d, J=2.4Hz), 6.10(1H, t, J=2.2Hz), 3.70(6H, s), 3.59(4H, t, J=4.7Hz), 3.07(4H, t, J=4.7Hz).
MS(ES+) m/z:511 (M + H)+.
融点: 101-102℃.
(実施例422)4−{4−[3−(3−エトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-910)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(215b)で得た1−(3−エトキシ−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)と実施例(336b)で(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(137 mg)から、標記化合物55 mg(22%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.11(1H, s), 8.53(1H, s), 8.39(1H, s), 8.29(1H, dd, J=4.6 and 1.5Hz), 7.88(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.20(1H, dd, J=7.9 and 4.7Hz), 7.16-7.14(2H, m), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.87(1H, dd, J=8.2 and 1.2Hz), 6.49(1H, dd, J=8.1 and 2.2Hz), 3.98(2H, q, J=6.8Hz), 3.60(4H, t, J=4.7Hz), 3.07(4H, t, J=4.7Hz), 1.32(3H, t, J=6.9Hz).
MS(ES+) m/z:495 (M + H)+.
融点: 102-103℃。
(実施例423)4−{4−[3−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-912)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(375d)で得た1−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と実施例(336b)で(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(150 mg)から、標記化合物40 mg(41%)を薄茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.11(1H, s), 9.11(1H, s), 8.30(1H, dd, J=4.7 and 1.5Hz), 8.19(1H, s), 8.00(1H, dd, J=8.2 and 1.2Hz), 7.88(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.20(1H, dd, J=7.9 and 4.7Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.77(1H, dd, J=7.8 and 0.8Hz), 3.69(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=5.1Hz), 2.24(3H, s).
MS(ES+) m/z:495 (M + H)+.
融点: 80-82℃.
(実施例424)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-104)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(228e)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と実施例(336b)で(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(60 mg)から、標記化合物47 mg(48%)を茶白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.64-1.49(2H, m), 1.83-1.73(2H, m), 2.23(3H, s), 2.76-2.65(1H, m), 2.91(2H, t, J=12.7Hz), 3.84(3H, s), 4.22(2H, d, J=13.3Hz), 6.74(1H, d, J=7.4Hz), 6.89(1H, d, J=8.6Hz), 7.16(2H, d, J=7.5Hz), 7.24-7.12(1H, m), 7.40(2H, d, J=7.4Hz), 7.90(1H, d, J=7.9Hz), 7.99(1H, s), 8.14(1H, s), 8.31(1H, d, J=4.3Hz), 9.03(1H, s), 9.24(1H, s).
MS(APCI) m/z:494, 496 (M + H)+.
融点: 197-201℃。
(実施例425)4−{4−[3−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-921)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(375d)で得た1−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(110 mg)から、標記化合物33 mg(33%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.20(1H, s), 9.08(1H, s), 8.25(1H, d, J=2.8Hz), 8.19(1H, s), 8.00(1H, dd, J=8.0 and 1.0Hz), 7.91(1H, ddd, J=11.0, 8.6 and 2.8Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 6.77(1H, dd, J=8.0 and 1.0Hz), 3.69(3H, s), 3.59(4H, t, J=5.0Hz), 3.07(4H, t, J=5.0Hz), 2.24(3H, s).
MS(ES+) m/z:497 (M + H)+.
融点: 187-188℃。
(実施例426)4−{4−[3−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-923)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(375d)で得た1−(2−メトキシ−3−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(53 mg)から、標記化合物35 mg(36%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.81(1H, s), 9.08(1H, s), 8.57(1H, dd, J=4.9 and 1.8Hz), 8.21(1H, dd, J=7.6 and 1.8Hz), 8.19(1H, s), 8.00(1H, dd, J=8.0 and 1.0Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.27(1H, dd, J=7.6 and 4.9Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 6.92(1H, dd, J=8.0 and 8.0Hz), 6.76(1H, dd, J=8.0 and 1.0Hz), 3.69(3H, s), 3.64(4H, t, J=4.6Hz), 3.09(4H, t, J=4.6Hz), 2.24(3H, s).
MS(ES+) m/z:486 (M + H)+.
融点: 201-202℃。
(実施例427)1−(4−{4−[2−ヒドロキシ−2−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イル}−フェニル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア(化合物番号1-816)
(427a)3−メチル−ピリジン−2−カルブアルデヒド
2−ブロモ−3−メチルピリジン(5.10 g)の無水テトラヒドロフラン(60 mL)溶液にn−ブチルリチウム(2.7 mol/L ヘキサン溶液,11 mL)を−75℃で滴下した。1時間後、ジメチルホルムアミド(2.3 mL)を−75℃で加えた。反応混合物を−75℃で1時間攪拌し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 10:1→1:1)で精製し、標記化合物2.00 g(55%)を黄色シロップとして得た。
MS(ES+) m/z:122 (M + H)+.
(427b)ヒドロキシ−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−酢酸 エチルエステル
実施例(427a)で得た3−メチル−ピリジン−2−カルブアルデヒド(2.00 g)のジクロロメタン(50 mL)溶液にトリエチルアミン(0.23 mL)とトリメチルシリル シアニド(2.3 mL)を室温で加えた。反応混合物を23時間攪拌し、濃縮し、黄色シロップを得た。この黄色シロップのエタノール(25 mL)溶液にトリメチルシリル クロリド(25 mL)を室温で加えた。17時間後、反応混合物を濃縮し、ジクロロメタン(50 mL)、エタノール(25 mL)、そして飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50 mL)で希釈し、1時間攪拌した。混合物を約1/3の体積まで濃縮し、そしてジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル2:1→1:1)で精製し、標記化合物1.33 g(41%)を黄色シロップとして得た。
MS(ES+) m/z:196 (M + H)+.
(427c)ヒドロキシ−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−酢酸
実施例(427b)で得たヒドロキシ−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−酢酸 エチルエステル(180 mg)のエタノール(2 mL)溶液に1規定 水酸化ナトリウム(1.4 mL)を加えた。反応混合物を室温で2.5時間攪拌し、濃縮し、1規定 塩酸(1.4 mL)で中和し、酢酸エチル及びジクロロメタン(2回)で洗浄し、濃縮した。そして減圧乾燥し、標記化合物 195 mgを薄黄色固体として得た。
MS(ES+) m/z:177 (M + H)+.
(427d)1−(4−{4−[2−ヒドロキシ−2−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イル}−フェニル)−3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレア
(実施例377)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(157 mg)と実施例(427c)で得たヒドロキシ−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−酢酸(195 mg)から、標記化合物45 mg(2工程,20%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.03(1H, s), 8.31(1H, d, J=4.7Hz), 8.02(1H, s), 7.95(1H, s), 7.62(1H, d, J=7.8Hz), 7.27(2H, d, J=9.0Hz), 7.24(1H, dd, J=7.8 and 4.7Hz), 6.85(1H, d, J=8.2Hz), 6.82(2H, d, J=9.0Hz), 6.70(1H, d, J=8.2Hz), 5.59(1H, d, J=5.3Hz), 5.33(1H, d, J=5.3Hz), 3.81(3H, s), 3.74-3.59(2H, m), 3.48-3.40(1H, m), 3.26-3.17(1H, m), 3.05-2.97(2H, m), 2.96-2.87(1H, m), 2.70-2.61(1H, m), 2.37(3H, s), 2.21(3H, s).
MS(ES+) m/z:490 (M + H)+.
融点: 199-200℃。
(実施例428)4−{4−[3−(4−シクロプロピル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-906)
(428a)4−シクロプロピル−チアゾール−2−イルアミン
シクロプロピルメチルケトン(6.0 mL)のメタノール(100 mL)溶液にベンジルトリメチルアンモニウム トリブロミド(25 g)を少量ずつ室温で加えた。反応混合物を4.5時間攪拌し、水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した(3×100 mL)。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物とチオ尿素(4.86 g)のメタノール(100 mL)溶液を2.5時間加熱還流し、そして濃縮した。残渣物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物を酢酸エチル中で加熱還流し、ろ過し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 1:1)で精製した。得られた固体をヘキサン/ジイソプロピルエーテル(5:1)中で激しく攪拌し、ろ取し、ヘキサンで洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物3.16 g(35%,2工程)を白色固体として得た。
MS(ES+) m/z:141 (M + H)+.
(428b)4−{4−[3−(4−シクロプロピル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(224b)と同様の方法で、実施例(224a)で得た4−[4−(4−ニトロ−フェノキシカルボニルアミノ)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.79 g)と実施例(428a)で得た4−シクロプロピル−チアゾール−2−イルアミン(565 mg)とトリエチルアミン(0.56 mL)から、標記化合物931 mg(52%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.4(1H, brs), 8.59(1H, s), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 6.90(2H, d, J=9.0Hz), 6.63(1H, s), 3.44(4H, t, J=4.7Hz), 3.01(4H, t, J=4.8Hz), 1.96-1.88(1H, m), 1.42(9H, s), 0.85-0.81(2H, m), 0.74-0.71(2H, m).
MS(ES+) m/z:444 (M + H)+.
融点: 196-198℃.
(428c)1−(4−シクロプロピル−チアゾール−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(428b)で得た4−{4−[3−(4−シクロプロピル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(887 mg)から標記化合物651 mg(95%)をベージュ色固体として得た。
MS(ES+) m/z:343 (M + H)+.
(428d)4−{4−[3−(4−シクロプロピル−チアゾール−2−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(428c)で得た1−(4−シクロプロピル−チアゾール−2−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(343 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル404 mg(57%)を薄褐色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物265 mg(79%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=10.4(1H, s), 8.58(1H, s), 8.19(1H, s), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, d, J=9.4Hz), 7.20(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 7.15(1H, d, J=2.8Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.63(1H, s), 4.89(1H, t, J=5.5Hz), 4.05(2H, t, J=4.9Hz), 3.71(2H, q, J=5.5Hz), 3.55(4H, t, J=4.9Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz), 1.96-1.89(1H, m), 1.96-1.89(2H, m), 0.75-0.71(2H, m).
MS(ES+) m/z:591 (M + H)+.
融点: 120-123℃。
(実施例429)4−{4−[3−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-925)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(376b)で得た1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(327 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル538 mg(78%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物422 mg(94%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.11(1H, s), 8.37(1H, dd, J=7.8 and 2.0Hz), 8.23(1H, s), 8.19(1H, s), 7.72(1H, dd, J=4.9 and 1.8Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, d, J=8.2Hz), 7.20(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 7.15(1H, d, J=2.7Hz), 6.93(2H, d, J=8.6Hz), 6.92(1H, d, J=7.8Hz), 4.89(1H, t, J=5.5Hz), 4.05(2H, t, J=4.9Hz), 3.96(3H, s), 3.72(2H, q, J=5.3Hz), 3.55(4H, t, J=4.6Hz), 3.05(4H, t, J=4.7Hz).
MS(ES+) m/z:575 (M + H)+.
融点: 120-123℃.
(実施例430)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-104)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(230b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(67 mg)と実施例(336b)で(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(60 mg)から、標記化合物63 mg(64%)を黄白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.24(3H, s), 2.45-2.58(2H, s), 3.67(2H, brs), 3.85(3H, s), 4.14(2H, brs), 6.15(1H, s), 6.75(1H, d, J=7.4Hz), 6.90(1H, d, J=7.5Hz), 7.22(1H, brs), 7.41(2H, d, J=7.8Hz), 7.45(2H, d, J=7.5Hz), 7.91(1H, d, J=7.0Hz), 7.99(1H, s), 8.18(1H, s), 8.33(1H, brs), 9.06(1H, s), 9.36(1H, s).
MS(APCI) m/z:492, 494 (M + H)+.
融点: 201-204℃。
(実施例431)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-904)
(431a)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(42b)と同様の方法で、N−tert−ブチロキシカルボニル−N’−(4−アミノフェニル)−ピペラジン(1.78 g)と2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボン酸(1.0 g)から、標記化合物1.91 g(71%)を薄ベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.86(1H, s), 8.05(1H, s), 7.84(1H, d, J=7.4Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 6.90(2H, d, J=9.0Hz), 6.85(1H, d, J=7.8Hz), 6.76(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 4.61(2H, t, J=8.6Hz), 3.45(4H, t, J=4.9Hz), 3.22(2H, t, J=8.6Hz), 3.00(4H, t, J=5.1Hz), 1.42(9H, s).
MS(ES+) m/z:439 (M + H)+.
(431b)1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(431a)で得た4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.91 g)から標記化合物1.47 g(定量的収量)を灰白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.02(1H, s), 8.17(1H, s), 7.80(1H, d, J=7.8Hz), 7.28(2H, d, J=9.0Hz), 6.84(2H, d, J=7.5Hz), 6.83(1H, d, J=6.2Hz), 6.73(1H, dd, J=7.7 and 7.7Hz), 4.58(2H, t, J=8.8Hz), 3.53(4H, brs), 3.21(2H, t, J=8.6Hz), 2.94(4H, t, J=4.7Hz), 2.82(1H, brs).
(431c)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(431b)で得た1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(169 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(55 mg)から、標記化合物123 mg(52%)を黄白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.83(2H, s), 8.16(1H, dd, J=4.7 and 1.5Hz), 8.03(1H, s), 7.82(1H, d, J=8.2Hz), 7.57(1H, d, J=6.7Hz), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 7.08(1H, dd, J=7.5 and 5.1Hz), 6.92(2H, d, J=9.0Hz), 6.83(1H, d, J=6.3Hz), 6.74(1H, dd, J=7.6 and 7.6Hz), 4.59(2H, t, J=8.6Hz), 3.59(4H, t, J=4.7Hz), 3.21(2H, t, J=8.8Hz), 3.05(4H, t, J=4.9Hz), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:473 (M + H)+.
融点: 126-128℃.
(実施例432)1−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−4−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号2-147)
実施例(196d)で得られた1−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−4−カルボン酸(767mg)、2−アミノ−3−ピコリン(257 mg)、HATU(O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム 6フッ化リン,1.14g)、そしてトリエチルアミン(0.42 mL)のジメチルアセトアミド(10 mL)溶液を8日間室温で攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン:メタノール 50:1→10:1)した。得られた固体を再結晶(エタノール)し、標記化合物211 mg(22%)を薄褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.97(1H, s), 9.02(1H, s), 8.23(1H, d, J=3.2Hz), 8.03(1H, s), 7.96(1H, d, J=1.5Hz), 7.64(1H, d, J=6.6Hz), 7.28(2H, d, J=9.0Hz), 7.18(1H, dd, J=7.6 and 4.9Hz), 6.89(2H, d, J=9.4Hz), 6.86(1H, d, J=8.2Hz), 6.70(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 3.82(3H, s), 3.63(2H, d, J=12.5Hz), 2.65(2H, dt, J=12.0 and 1.8Hz), 2.58-2.53(1H, m), 2.22(3H, s), 2.13(3H, s), 1.89(2H, d, J=11.0Hz), 1.82-1.72(2H, m).
MS(ES+) m/z:474 (M + H)+.
融点: 200-203℃。
(実施例433)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-930)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(431b)で得た1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(338 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラノキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(335 mg)からシリルエーテル489 mg(70%)黄白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物408 mg(99%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.84(1H, s), 8.19(1H, s), 8.03(1H, s), 7.82(1H, d, J=8.2Hz), 7.29(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, d, J=9.0Hz), 7.20(1H, dd, J=8.6 and 2.8Hz), 7.15(1H, d, J=2.7Hz), 6.91(2H, d, J=9.0Hz), 6.83(1H, d, J=6.7Hz), 6.74(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 4.89(1H, t, J=5.5Hz), 4.59(2H, t, J=8.8Hz), 4.05(2H, t, J=4.9Hz), 3.71(2H, q, J=5.3Hz), 3.55(4H, t, J=4.7Hz), 3.21(2H, t, J=8.6Hz), 3.04(4H, t, J=4.6Hz).
MS(ES+) m/z:586 (M + H)+.
融点: 218-220℃.
(実施例434)4−{4−[3−(3−メトキシ−ピリジン−4−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸(3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-941)
(434a)4−アミノ−3−メトキシピリジン
実施例(373a)と同様の方法で、3−メトキシ−4−ニトロピリジン(1.07 g)から、標記化合物1.10gを黄色シロップとして得た。
MS(ES+) m/z:125 (M + H)+.
(434b)4−{4−[3−(3−メトキシ−ピリジン−4−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(224b)と同様の方法で、実施例(224a)で得た4−[4−(4−ニトロ−フェノキシカルボニルアミノ)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.56 g)と実施例(434a)で得た4−アミノ−3−メトキシピリジン(1.10 g)から、標記化合物869 mg(2工程,29%)を茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.15(1H, s), 9.06(1H, s), 8.13(1H, s), 8.11(1H, d, J=5.5Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.06(1H, d, J=5.5Hz), 6.91(2H, d, J=9.0Hz), 3.93(3H, s), 3.44(4H, t, J=5.0Hz), 2.99(4H, t, J=5.0Hz), 1.41(9H, s)
MS(ES+) m/z:428 (M + H)+.
(434c)1−(3−メトキシ−ピリジン−4−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(434b)で得た4−{4−[3−(3−メトキシ−ピリジン−4−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(846 mg)から、標記化合物524 mg(81%)を茶色固体として得た。
MS(ES+) m/z:328 (M + H)+.
(434d)4−{4−[3−(3−メトキシ−ピリジン−4−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−メチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(434c)で得た1−(3−メトキシ−ピリジン−4−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(131 mg)と実施例(294c)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルピリジン(100 mg)から、標記化合物20 mg(11%)を淡赤色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.13(1H, s), 9.08(1H, s), 8.84(1H, s), 8.16(1H, dd, J=4.8 and 1.3Hz), 8.13(1H, s), 8.10(1H, d, J=5.1Hz), 7.57(1H, dd, J=7.5, 1.3Hz), 7.31(2H, d, J=8.6Hz), 7.08(1H, dd, J=7.5 and 4.8Hz), 7.06(1H, d, J=5.1Hz), 6.93(2H, d, J=8.6Hz), 3.93(3H, s), 3.63-3.55(4H, m), 3.10-3.02(4H, m), 2.12(3H, s).
MS(ES+) m/z:462 (M + H)+.
融点: 128-130℃。
(実施例435)4−{2−フルオロ−4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号2-148)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(374b)で得た1−(3−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレア(138 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(111 mg)から、標記化合物72 mg(36%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=9.36(1H, s), 9.22(1H, s), 8.28(1H, d, J=2.7Hz), 8.20(1H, s), 8.12(1H, dd, J=7.8 and 1.5Hz), 7.94(1H, ddd, J=10.9, 8.6 and 2.7Hz), 7.49(1H, dd, J=14.6 and 1.9Hz), 7.05-7.00(3H, m), 6.96(1H, ddd, J=7.8, 7.6 and 1.5Hz), 6.90(1H, ddd, J=7.8, 7.6 and 1.5Hz), 3.88(3H, s), 3.61(4H, t, J=4.7Hz), 2.95(4H, t, J=4.7Hz).
MS(ES+) m/z:501 (M + H)+.
融点: 179-180℃。
(実施例436)4−{2−フルオロ−4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号2-150)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(374b)で得た1−(3−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレア(138 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(105 mg)から、標記化合物155 mg(79%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.80(1H, s), 9.33(1H, s), 8.57(1H, dd, J=4.9 and 1.7Hz), 8.22(1H, dd, J=7.7 and 1.7Hz), 8.17(1H, s), 8.09(1H, dd, J=7.8 and 1.6Hz), 7.47(1H, dd, J=14.5 and 1.6Hz), 7.27(1H, dd, J=7.7 and 4.9Hz), 7.03-6.97(3H, m), 6.93(1H, ddd, J=7.8, 7.6 and 1.6Hz), 6.88(1H, ddd, J=7.8, 7.6 and 1.6Hz) 3.87(3H, s), 3.68-3.61(4H, m), 3.00-2.93(4H, m).
MS(ES+) m/z:490 (M + H)+.
融点: 210-211℃。
(実施例437)4−{4−[3−(2−メトキシ−4−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-938)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(373c)で得た1−(2−メトキシ−4−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(136 mg)と実施例(338a)で得た(3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(111 mg)から、標記化合物64 mg(32%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6):δ(ppm)=9.23(1H, s), 9.03(1H, s), 8.28(1H, d, J=2.4Hz), 8.28(1H, s), 7.98(1H, d, J=8.2Hz), 7.94(1H, ddd, J=10.9, 8.6 and 2.4Hz), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.84(1H, d, J=1.3Hz), 6.69(1H, dd, J=8.2 and 1.3Hz), 3.86(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.8Hz), 3.07(4H, t, J=4.8Hz), 2.26(3H, s).
MS(ES+) m/z:497 (M + H)+.
融点: 175-177℃.
(実施例438)4−{4−[3−(2−メトキシ−4−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-936)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(373c)で得た1−(2−メトキシ−4−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(136 mg)と実施例(356a)で得た(3−シアノ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(105 mg)から、標記化合物150 mg(77%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6):δ(ppm)=9.80(1H, s), 9.00(1H, s), 8.57(1H, d, J=4.7Hz), 8.21(1H, d, J=7.4Hz), 7.99(1H, s), 7.95(1H, d, J=8.0Hz), 7.30(2H, d, J=9.0Hz), 7.27(1H, dd, J=7.4 and 4.7Hz), 6.91(2H, d, J=9.0Hz), 6.81(1H, s), 6.67(1H, d, J=8.0Hz), 3.84(3H, s), 3.68-3.60(4H, m), 3.12-3.03(4H, m), 2.25(3H, s).
MS(ES+) m/z:486 (M + H)+.
融点: 202-203℃。
(実施例439)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸(3−ヒドロキシメチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-934)
(439a)2−アミノニコチン酸 メチルエステル
実施例(179a)と同様の方法で、2−アミノニコチン酸(21.4 g)から、標記化合物19.3 g(82%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)= 8.20(1H, dd, J=4.7 and 1.6Hz), 8.11(1H, dd, J=7.8 and 1.5Hz), 6.62(1H, d, J=5.5Hz), 3.88(3H, s).
(439b)(2−アミノ−ピリジン−3−イル)−メタノール
実施例(382a)と同様の方法で、実施例(439a)で得た2−アミノニコチン酸 メチルエステル(10.3 g)から、標記化合物2.72 g(32%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.92(1H, d, J=5.1Hz), 7.28(1H, d, J=7.9Hz), 6.58(1H, dd, J=7.5 and 5.0Hz), 4.99(2H, brs), 4.60(2H, s), 3.04(1H, brs).
(439c)3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ピリジン−2−イルアミン
(実施例208c)と同様の方法で、実施例(439b)で得た(2−アミノ−ピリジン−3−イル)−メタノール(623 mg)から、標記化合物954 mg(80%)を無色透明シロップとして得た。
MS(ES+) m/z:239 (M + H)+.
(439d)[3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ピリジン−2−イル]−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル
実施例(335b)と同様の方法で、実施例(439c)で得た3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ピリジン−2−イルアミン(954 mg)とジ・tert・ブチル ジカーボネート(1.40 g)から、標記化合物1.12 g(83%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.36(1H, d, J=5.1Hz), 8.13(1H, brs), 7.46(1H, d, J=7.1Hz), 6.94(1H, dd, J=7.1 and 5.1Hz), 4.66(2H, s), 1.52(9H, s), 0.93(9H, s), 0.11(6H, s).
(439e)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸(3−ヒドロキシメチル−ピリジン−2−イル)−アミド
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(170 mg)と実施例(439d)で得た[3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ピリジン−2−イル]−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(203 mg)から、シリルエーテル246 mg(81%)を白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドで脱保護し、標記化合物91 mg(61%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.93(1H, s), 8.24(1H, dd, J=4.7 and 1.2Hz), 8.07(1H, s), 7.99(1H, d, J=1.5Hz), 7.86(1H, dd, J=7.4 and 1.2Hz), 7.34(2H, d, J=9.0Hz), 7.21(1H, dd, J=7.4 and 4.7Hz), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 6.88(1H, d, J=8.2Hz), 6.73(1H, dd, J=8.2 and 1.5Hz), 5.23(1H, t, J=5.7Hz), 4.36(2H, d, J=5.7Hz), 3.84(3H, s), 3.60(4H, t, J=4.7Hz), 3.07(4H, t, J=4.7Hz), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:491 (M + H)+.
融点: 163-165℃.
(実施例440)4−{4−[3−(3−メトキシ−ピリジン−4−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号1-940)
(実施例170)と同様の方法で、実施例(434c)で得た1−(3−メトキシ−ピリジン−4−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(164 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(167 mg)からシリルエーテル200 mg(58%)を灰白色固体として得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物149 mg(89%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.13(1H, s), 9.08(1H, s), 8.20(1H, s), 8.13(1H, s), 8.10(1H, d, J=5.1Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.29(1H, d, J=8.2Hz), 7.20(1H, dd, J=8.9 and 2.6Hz), 7.15(1H, d, J=2.7Hz), 7.06(1H, d, J=5.9Hz), 6.93(2H, d, J=9.0Hz), 4.90(1H, t, J=5.7Hz), 4.05(2H, t, J=4.9Hz), 3.93(3H, s), 3.72(2H, q, J=5.1Hz), 3.55(4H, t, J=4.5Hz), 3.05(4H, t, J=4.5Hz).
MS(ES+) m/z:575 (M + H)+.
融点: 142-143℃。
(実施例441)2−(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニルアミノ)−ニコチン酸(化合物番号1-927)
(441a)2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ニコチン酸 メチルエステル
実施例(335b)と同様の方法で、実施例(439a)で得た2−アミノニコチン酸 メチルエステル(4.22 g)とジ・tert・ブチル ジカーボネート(5.52 g)から、標記化合物1.20 g(19%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=10.2(1H, s), 8.61(1H, dd, J=5.1 and 1.9Hz), 8.27(1H, dd, J=7.8 and 1.9Hz), 6.98(1H, dd, J=7.8 and 4.7Hz), 3.94(3H, s), 1.54(9H, s).
(441b)2−(4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボニルアミノ)−ニコチン酸
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(47a)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(205 mg)と実施例(441a)で得た2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ニコチン酸 メチルエステル(183 mg)から、170mgの固体を得た。この固体とカリウム トリメチルシリルシラノラート(195 mg)の無水テトラヒドロフラン(20 mL)の混合物を室温で24時間攪拌し、水で希釈し、ろ過した。ろ液を1規定 塩酸で酸性にした。 析出した固体をろ取し、アセトニトリリルで洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物37 mg(12%)を緑色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.13(1H, s), 8.39(1H, d, J=7.1Hz), 8.32(1H, s), 8.08(1H, s), 7.98(1H, s), 7.35(2H, d, J=9.0Hz), 7.17(1H, dd, J=7.6 and 5.3Hz), 6.98(2H, d, J=8.6Hz), 6.89(2H, d, J=8.6Hz), 6.73(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 3.84(3H, s), 3.65(4H, brs), 3.14(4H, brs), 2.23(3H, s).
MS(ES+) m/z:505 (M + H)+.
融点: 165-168℃.
(実施例442)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−ヒドロキシメチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-110)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(230b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(67 mg)と実施例(439d)で得た[3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ピリジン−2−イル]−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(88 mg)から、シリルエーテルを得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドで脱保護し、標記化合物9.2 mg(10%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.23(3H, s), 2.55-2.46(2H, m), 3.66(2H, t, J=5.3Hz), 3.84(3H, s), 4.13(2H, brs), 4.35(2H, brs), 5.24(1H, brs), 6.15(1H, s), 6.75(1H, d, J=8.6Hz), 6.90(1H, d, J=8.3Hz), 7.20(1H, dd, J=7.2 and 4.5Hz), 7.41(2H, d, J=8.2Hz), 7.46(2H, d, J=8.6Hz), 7.86(1H, d, J=7.5Hz), 7.99(1H, s), 8.19(1H, s), 8.24(1H, d, J=5.1Hz), 8.84(1H, s), 9.39(1H, s).
MS(APCI) m/z:488 (M + H)+.
融点: 103-108℃。
(実施例443)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3−ヒドロキシメチル−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-110)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(228e)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と実施例(439d)で得た[3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ピリジン−2−イル]−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(88 mg)から、シリルエーテルを得た。このシリルエーテルを実施例(209d)と同様の方法で、テトラブチルアンモニウム フルオリドで脱保護し、標記化合物5 mg(5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.61-1.47(2H, m), 1.82-1.74(2H, m), 2.23(3H, s), 2.74-2.66(1H, m), 2.90(2H, t, J=12.7Hz), 3.84(3H, s), 4.22(2H, brd, J=12.9Hz), 4.38(2H, d, J=5.1Hz), 5.25(1H, t, J=5.5Hz), 6.74(1H, dd, J=8.4 and 1.4Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 7.22-7.15(3H, m), 7.40(2H, d, J=8.6Hz), 7.86(1H, brd, J=7.5Hz), 7.99(1H, d, J=1.6Hz), 8.15(1H, s), 8.23(1H, dd, J=4.8 and 1.8Hz), 8.81(1H, s), 9.26(1H, s).
MS(APCI) m/z:490 (M + H)+.
融点: 105-110℃.
(実施例444)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 (3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号5-113)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(230b)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−ウレア(67 mg)と実施例(337b)で得た(3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(55 mg)から、標記化合物48 mg(51%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=2.24(3H, s), 2.56-2.48(2H, m), 3.68(2H, t, J=5.7Hz), 3.85(3H, s), 4.15(2H, brs), 6.15(1H, brs), 6.75(1H, dd, J=8.2 and 1.6Hz), 6.90(1H, d, J=8.6Hz), 7.24(1H, ddd, J=8.2, 4.3 and 3.9Hz), 7.41(2H, d, J=8.6Hz), 7.46(2H, d, J=9.0Hz), 7.68(1H, dd, J=10.2 and 8.6Hz), 8.00(1H, d, J=2.0Hz), 8.20-8.16(2H, m), 9.14(1H, s), 9.36(1H, s).
MS(APCI) m/z:476 (M + H)+.
融点: 193-196℃。
(実施例445)4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸 (3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号4-113)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(228e)で得た1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−3−(4−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ウレア(68 mg)と実施例(337b)で得た(3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(55 mg)から、標記化合物39 mg(41%)を薄茶色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.62-1.48(2H, m), 1.82-1.74(2H, m), 2.23(3H, s), 2.76-2.64(1H, m), 2.91(2H, t, J=12.3Hz), 3.84(3H, s), 4.23(2H, brd, J=12.9Hz), 6.74(1H, dd, J=8.0 and 1.4Hz), 6.89(1H, d, J=8.2Hz), 7.17(2H, d, J=8.6Hz), 7.22(1H, ddd, J=8.2, 4.7 and 3.5Hz), 7.40(2H, d, J=8.6Hz), 7.67(1H, ddd, J=10.1, 8.2 and 1.2Hz), 7.99(1H, d, J=2.0Hz), 8.14(1H, s), 8.17(1H, d, J=4.7Hz), 9.09(1H, s), 9.25(1H, s).
MS(APCI) m/z:478 (M + H)+.
融点: > 250℃。
(実施例446)4−{4−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (3−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド(化合物番号1-928)
実施例(294d)と同様の方法で、実施例(431b)で得た1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)−3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ウレア(203 mg)と実施例(336b)で得た(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−カルバミックアシッド tert−ブチルエステル(167 mg)から、標記化合物123 mg(47%)を黄白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.14(1H, s), 8.87(1H, s), 8.32(1H, d, J=4.3Hz), 8.06(1H, s), 7.91(1H, dd, J=8.2 and 1.2Hz), 7.85(1H, d, J=7.9Hz), 7.31(2H, d, J=9.0Hz), 7.22(1H, dd, J=8.1 and 4.9Hz), 6.94(2H, d, J=9.0Hz), 6.85(1H, d, J=7.0Hz), 6.76(1H, dd, J=7.6 and 7.7Hz), 4.61(2H, t, J=8.8Hz), 3.60(4H, t, J=4.1Hz), 3.22(2H, t, J=8.6Hz), 3.07(4H, t, J=4.9Hz).
MS(ES+) m/z:493 (M + H)+.
融点:109-111℃。
(実施例447)4−{2−フルオロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド(化合物番号2-123)
(447a)4−{2−フルオロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(実施例1)と同様の方法で、実施例(253b)で得た4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(866 mg)と2−フルオロフェニルイソシアナート(0.41 mL)から、標記化合物1.17 g(90%)を薄灰色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, s), 8.51(1H, s), 8.10(1H, ddd, J=8.2, 7.8 and 1.5Hz), 7.44(1H, dd, J=15 and 2Hz), 7.21(1H, ddd, J=11, 8, and 2Hz), 7.12(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 7.03-6.96(2H, m), 3.45(4H, t, J=4.5Hz), 2.88(4H, t, J=4.9Hz), 1.42(9H, s).
(447b)1−(3−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレア
実施例(47a)と同様の方法で、実施例(447a)で得た4−{2−フルオロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.10 g)から、標記化合物845 mg(定量的収量)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.24(1H, brs), 8.84(1H, brs), 8.58(1H, s), 8.09(1H, ddd, J=8, 8 and 2Hz), 7.47(1H, d, J=13.3Hz), 7.24-7.19(1H, m), 7.12(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 7.08-6.97(3H, m), 3.25(4H, brs), 3.15-3.13(4H, m).
(447c)4−{2−フルオロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
(実施例170)と同様の方法で、実施例(447b)で得られた1−(3−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレア(280 mg)と実施例(209c)で得た4−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミン(168 mg)からシリルエーテル148 mg(31%)を得た。このシリルエーテル(136 mg)を実施例(209d)と同様の方法でテトラブチルアンモニウム フルオリドにより脱保護し、標記化合物66 mg(58%)を白色固体として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.09(1H, s), 8.53(1H, d, J=2 Hz), 8.21(1H, s), 8.12(1H, ddd, J=8, 8, and 2 Hz), 7.47(1H, d, J=13Hz), 7.30(1H, d, J=9Hz), 7.26-7.21(2H, m), 7.19-7.16(1H, m), 7.14(1H, dd, J=8 and 8Hz), 7.06-6.99(3H, m), 4.93(1H, t, J=5Hz), 4.07(2H, t, J=5 Hz), 3.73(2H, dt, J=5 and 5Hz), 3.56(4H, t, J=5Hz), 2.94(4H, t, J=5Hz).
MS(ES+) m/z:580 (M + H)+.
融点: 200-202℃。
(試験例1)
(1)DGAT1の調製
報告されている方法に従って、マウスDGAT1を高発現させたミクロソーム画分を以下のように調製した(Cases, S. et al., Proc. Natl. Acad. Sci. U S A., 1998年,第95巻, p.13018-13023)。マウスDGAT1をコードするcDNAをマウスcDNAライブラリーよりポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction:以下、「PCR」という)によりクローニングして、昆虫細胞ウイルスベクター(バキュロウイルス発現システム、Invitrogen)に導入した。昆虫細胞(High Five、Sf9、Sf21等、Invitrogen)にウイルスを感染させた後、細胞をバッファーA[0.1M sucrose, 50 mM KCl, 40mMリン酸カリウム(pH 7.4), 30mM EDTA、1% Protease inhibitor cocktail (SIGMA, P-8340)]に回収して、ポリトロンホモジナイザーにて破砕した。ホモジェネートを低速遠心処理(10,000×g、30分間)した上清をさらに高速遠心処理(100,000×g、60分)して、沈殿をミクロソーム画分としてバッファーAに再び懸濁し、これをDGAT1酵素とした。DGAT1酵素は小容量に分けて、-80℃にて保存した。
(2)DGAT1阻害活性試験
以下の組成の反応液[175 mM Tris-HCl (pH 8.0)、8 mM MgCl2、1 mg/ml BSA、0.5 mM 1,2-dioleoyl-sn-glycerol(10倍濃度のEtOH溶液を10%添加)、30μM [14C]-oleoyl-CoA (約50 mCi/mmol)、0.5% triton X-100、試験例1(1)で得られるDGAT1酵素(10μg)、試験化合物またはビークル(DMSO/MeOH, 7:3溶液、5%添加)、総容量50μl]を室温(23℃)で30分間インキュベーションした。反応液にイソプロパノール/1−ヘプタン/水(80:20:2, v/v/v)からなる反応停止液(70μl)を加えて撹拌し、次いで、水(30μl)および1−ヘプタン(100μl)を加えて撹拌した。1−ヘプタン層(50μl)をTLCプレートにスポットして、1−ヘキサン/ジエチルエーテル/酢酸(85:15:1, v/v/v)からなる展開溶媒にて展開した。BAS2000バイオイメージアナライザ(富士フィルム)によりトリグリセリド画分の放射活性を定量して、コントロールと比較することにより試験化合物の阻害活性を以下の式により算出した。なお、未反応(0分間インキュベーション)の放射活性をバックグラウンドとした。
阻害率 = 100−[(試験化合物添加時の放射活性)−(バックグラウンド)]/[(コントロールの放射活性)−(バックグラウンド)]×100
実施例22、33、35、37、39、40、46、53、54、57、58、59、60、61、62、64、65、66、73、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、177、178、179、180、181、183、184、185、186、187、188、192、197、198、199、200、201、202、203、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286、287、288、289、290、291、292、293、294、295、296、297、298、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、428、429、430、431、432、433、435、436、437、438、444、445、446および、447の化合物は、試験化合物濃度0.1μg/mlにおいて50%以上の阻害率を示した。
なお、DGAT阻害活性試験は上記の方法に限定されず、例えば、ラット、マウス等の動物の小腸、脂肪組織または肝臓から調製したミクロソームをDGAT酵素として使用してもよい。また、培養細胞(3T3-L1脂肪細胞、初代培養脂肪細胞、Caco2細胞、HepG2細胞等)またはDGATを高発現させた培養細胞から調製したミクロソームをDGAT酵素として使用することもできる。さらに、多数の試験化合物を短時間で効率よく評価するためには、抽出操作を省略したフラッシュプレート(PerkinElmer)使用することができる。
(試験例2)
雄性C57BL/6Nマウス (7-15週令、体重17-35 g、日本チャールズリバー)に、化合物(10または30 mg/kg)と20%中性脂肪含有エマルジョン (イントラリピッド20%:テルモ(株))の混合物を経口投与(0.3 mL/マウス)した。投与1時間後にイソフルラン (フォーレン:アボットジャパン(株))吸入麻酔下にて開腹し、小腸リンパ管より小腸リンパ液を1-10 μL採取した。リンパ液中の中性脂肪濃度を市販のキット (トリグリセライド E テスト ワコー:和光純薬工業(株))を用いて測定し、20%エマルジョン投与群 (コントロール群)に対する中性脂肪濃度低下率を算出して中性脂肪吸収阻害活性とした。
実施例59、62、64、73、77、79、82、85、87、89、90、91、93、94、100、103、106、109、110、111、112、113、115、117、120、121、122、125、132、133、134、135、138、139、140、141、142、144、162、166、168、169、173、177、179、180、181、184、185、187、198、202、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、220、221、222、223、224、225、226、227、229、231、232、233、234、235、236、238、248、249、250、251、253、254、256、257、268、269、271、272、275、276、277、279、280、281、282、283、293、294、298、299、300、301、302、304、305、306、308、310、324、356、377、379、381、382、384、385、386、387、388、389、392、394、396、397、398、401、402、403、404、405、407、408、409、412、413、415、416、419および、447の化合物は、60%以上の中性脂肪吸収阻害活性を示した。
上記の結果から、本発明の化合物は、優れたDGAT阻害作用を有し、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、糖尿病、動脈硬化症、または、肥満に起因する高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、糖尿病、動脈硬化症、もしくは、高血圧症等の治療剤もしくは予防剤として有用である。
製剤例1:カプセル剤
実施例132または135の化合物 50mg
乳糖 128mg
トウモロコシデンプン 70mg
ステアリン酸マグネシウム 2mg
250mg
上記処方の粉末を混合し、60メッシュのふるいを通した後、この粉末を250mgの3号ゼラチンカプセルに入れ、カプセル剤とする。
製剤例2:錠剤
実施例132または135の化合物 50mg
乳糖 126mg
トウモロコシデンプン 23mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
200mg
上記処方の粉末を混合し、トウモロコシデンプン糊を用いて湿式造粒、乾燥した後、打錠機により打錠して、1錠200mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施すことができる。
本発明の一般式(I)を有する化合物またはその薬理上許容される塩は、優れたDGAT阻害作用を有し、温血動物(特に、ヒト)用の、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症等を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、または、肥満に起因する高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症等を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風、もしくは、胆石症、好適には、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、糖尿病、動脈硬化症、または、肥満に起因する高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、糖尿病、動脈硬化症、もしくは、高血圧症、より好適には、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、糖尿病、または、動脈硬化症の治療剤もしくは予防剤(特に、治療剤)として有用である。

Claims (18)

  1. 一般式(I)

    [式中、
    1は、C−C10アルキル基、C−Cシクロアルキル基、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基又は置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい複素環基を示し、
    は、水素原子、C−Cアルキル基、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい複素環基、置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいC−C16アラルキル基、C−Cアルキル基で1個置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、C−C10ビシクロアルキル基又はテトラリル基を示し、
    Eは、式(II)、式(III)、式(XXXIX)又は式(XL)を有する基

    (式中、Rは、水素原子、C−Cアルキル基、ハロゲン原子又はシアノ基を示し、Rは、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、Rは、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、X及びUは、同一又は異なって、式CHで表わされる基又は窒素原子を示し、m及びnは、同一又は異なって、1又は2の整数を示す。ただし、式(II)を有する基のX側並びに式(III)、式(XXXIX)及び式(XL)を有する基の窒素原子側は、一般式(I)で表される化合物のAと結合し、式(II)、式(III)、式(XXXIX)及び式(XL)を有する基の芳香環の炭素原子側は一般式(I)で表される化合物の窒素原子と結合する。RとRは、異なる炭素原子に結合していてもよく又は同一の炭素原子に結合していてもよい。)を示し、
    Aは、単結合、式−O−C(=O)−で表わされる基、式−O−C(=S)−で表わされる基、式−NH−C(=O)−で表わされる基、式−NH−C(=S)−で表わされる基、カルボニル基、チオカルボニル基又は式−CH(OH)−C(=O)−で表わされる基を示し(ただし、酸素原子側、窒素原子側及び式CH(OH)で表わされる基側は、一般式(I)で表される化合物のRと結合し、カルボニル基側及びチオカルボニル基側は、一般式(I)で表される化合物のEと結合する。)、
    ただし、Rが水素原子を示し、かつAが単結合を示す場合は除き、
    置換基群aは、ハロゲン原子、C−C10アルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、−P(=O)(O−C−Cアルキル)で1置換されたC−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、C−C10アルコキシ基、C−Cハロゲン化アルコキシ基、ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基、C−Cシクロアルキル基で1個置換されているC−Cアルコキシ基、C−Cアルケニルオキシ基、C−Cアルキニルオキシ基、(C−Cアルコキシ)−(C−Cアルキル)基、C−Cアルキルチオ基、カルボキシル基、C−Cアルコキシカルボニル基、アミノ基、モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基、モノ−C−Cアルキルスルホニルアミノ基、モノ−C−Cアルキルアミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、N−(C−Cアルキル)−N−(C−Cヒドロキシアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cヒドロキシアルキル)アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基で1個置換されていてもよい含窒素複素環基、置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいC−C10アリールオキシ基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基で2個置換されているC−Cアルキル基、−P(=O)(OH)(O−C−Cアルキル)で1置換されたC−Cアルキル基、カルボキシル基で1置換されたC−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル基で1置換されたC−Cアルキル基及び2,2−ジメチル−1,3−ジオキサ−4−シクロペンチル基からなる群を示し、
    置換基群bは、ハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cハロゲン化アルキル基からなる群を示す。]
    を有するウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  2. 請求項1において、R1がハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cアルコキシ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されているフェニル基、C−Cアルキル基で独立に1又は2個置換されているチアゾリル基又はC−Cアルコキシ基で独立に1又は2個置換されているピリジル基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  3. 請求項1において、R1が2−フルオロフェニル基、2−メトキシフェニル基、5−クロロ−2−エトキシフェニル基、2−メトキシ−5−メチルフェニル基、2,3−ジメトキシフェニル基、4,5−ジメチル−2−チアゾリル基又は2−メトキシ−3−ピリジル基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  4. 請求項1乃至3から選択されるいずれか一項において、Rがハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cアルコキシ基、ヒドロキシ基で1又は2個置換されているC−Cアルコキシ基、アミノ基及びシアノ基からなる群から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基若しくはピリジル基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  5. 請求項1乃至3から選択されるいずれか一項において、Rが2−クロロ−6−メチルフェニル基、2−クロロ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル基、2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル基、4−アミノ−2−クロロフェニル基、4−ヒドロキシメチル−2−メチルフェニル基、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基又は4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  6. 請求項1乃至5から選択されるいずれか一項において、Eが上記式(II)を有する基であり、Rが水素原子又は塩素原子であり、Rが水素原子であり、Rが水素原子であり、Xが窒素原子であり、m及びnが1であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  7. 請求項1乃至6から選択されるいずれか一項において、Uが式CHで表わされる基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  8. 請求項1乃至5から選択されるいずれか一項において、Eが上記式(III)を有する基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  9. 請求項1乃至8から選択されるいずれか一項において、Aが式−NH−C(=O)−で表わされる基であるウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  10. 一般式(I)を有する化合物が、
    4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−アミド、
    4−{4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−アミド、
    4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル]−アミド、
    4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
    4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
    4−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
    4−{4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 (4−ヒドロキシメチル−2−メチル−フェニル)−アミド、
    4−{4−[3−(2,3−ジメトキシ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、
    4−{4−[3−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド、又は
    4−{2−クロロ−4−[3−(2−フルオロ−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−2−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド
    である請求項1に記載のウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  11. 請求項1乃至10から選択されるいずれか一項に記載されたウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有するアシルコエンザイムA:ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ阻害剤。
  12. 請求項1乃至10から選択されるいずれか一項に記載されたウレア誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  13. 医薬が、アシルコエンザイムA:ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ阻害作用を有する請求項12に記載の医薬。
  14. 医薬が、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症又は糖尿病性動脈硬化症の治療及び/又は予防のための請求項13に記載の医薬。
  15. 医薬が、肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風又は胆石症の治療及び/又は予防のための請求項13に記載の医薬。
  16. 医薬が、肥満、肥満症又は肥満に起因する高脂血症、高TG血症、糖尿病、高血圧症若しくは動脈硬化症の治療及び/又は予防のための請求項13に記載の医薬。
  17. 医薬が、肥満又は肥満症の治療及び/又は予防のための請求項13に記載の医薬。
  18. 医薬が、小腸からの脂肪吸収を抑制するための請求項13に記載の医薬。
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