JP2007191049A - 車両およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の動力を滑りを伴って伝達すると共に内燃機関の動力による発電電力を用いて電動機から走行用の動力を出力する自動車における燃費の向上を図る。
【解決手段】トルクコンバータのロックアップクラッチがオフされているときにエンジンの回転数NeとCVTのインプットシャフトの回転数Ninとの回転数差ΔNが閾値N1以上のときには(S160)、回転数差ΔNが閾値N1になるようオルタネータのトルク指令Tg*を設定してオルタネータを制御すると共にオルタネータにより発電された発電電力を消費するようモータを駆動制御する(S190〜S210)。これにより、低回転高トルク側の運転ポイントでエンジンを運転すると共にこのエンジンから出力された要求パワーP*を全体として要求トルクTd*に相当するトルクにトルク変換して前輪および後輪に出力することができ、燃費を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両およびその制御方法に関する。
従来、この種の車両としては、エンジンからの動力をトルクコンバータ付きの自動変速機とを介して主駆動輪に出力すると共にエンジンからの動力を用いて発電機により発電した電力の供給を受けてモータからの動力を従駆動輪に出力して走行するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、発電不足のときには、トルクコンバータの油圧を強制的に低下させてエンジンの駆動負荷を低下し、これによりエンジンの回転数を増加させて発電機による発電量を増加している。
特開2004−218487号公報
上述の車両では、トルクコンバータをロックアップしていないときには、エンジンからの動力は、トルクコンバータにより主駆動輪側に伝達されるから、運転者が大きなトルクを要求したときには、トルクコンバータの入出力軸の回転数差が大きくなり、エンジンを高回転低トルクの運転ポイントで運転する。エンジンは、摺動摩擦仕事や圧縮仕事などを考慮すると、通常は高回転低トルクに比して低回転高トルクの方が効率が高くなる。このため、運転者が大きなトルクを要求したときには燃費が低下してしまう。
本発明の車両およびその制御方法は、内燃機関からの動力を滑りを伴って伝達すると共に内燃機関からの動力を用いて発電した電力を用いて電動機から走行用の動力を出力するタイプの自動車において、車両の燃費の向上を図ることを目的の一つとする。また、本発明の車両およびその制御方法は、内燃機関からの動力を滑りを伴って伝達すると共に内燃機関からの動力を用いて発電した電力を用いて電動機から走行用の動力を出力するタイプの自動車において、内燃機関からの動力を滑りを伴わずに伝達する伝達に移行するときに生じ得るトルクショックを低減することを目的の一つとする。
本発明の車両およびその制御方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
内燃機関と、
前記内燃機関の出力軸と車軸側に接続された回転軸とに接続され、滑りを伴って前記出力軸と前記回転軸との間で動力を伝達する動力伝達手段と、
前記回転軸と前記車軸側との間で動力を変速比の変更を伴って伝達する変速手段と、
前記内燃機関の出力軸の動力を用いて発電する発電機と、
前記発電機からの発電電力を用いて車軸側に動力を出力可能な電動機と、
前記出力軸の回転数である出力軸回転数を検出する出力軸回転数検出手段と、
前記回転軸の回転数である回転軸回転数を検出する回転軸回転数検出手段と、
走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
前記検出された出力軸回転数と前記検出された回転軸回転数との回転数関係が所定の回転数関係にあるときには、前記発電機の発電を伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記変速手段と前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、内燃機関の出力軸の回転数である出力軸回転数と動力伝達手段の出力側である回転軸の回転数である回転軸回転数との回転数関係が所定の回転数関係にあるときには、発電機の発電を伴って走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう内燃機関と変速手段と発電機と電動機とを制御する。これにより、出力軸回転数と回転軸回転数との回転数関係をより適正なものとすることができ、内燃機関が高回転低トルクで運転されるのを抑制することができる。この結果、内燃機関をより効率のよい運転ポイントで運転することができ、車両の燃費を向上させることができる。なお、電動機は、変速手段が連結された車軸と同一の車軸に動力を出力するよう連結されていてもよいし、変速手段が連結された車軸とは異なる車軸に動力を出力するよう連結されていてもよい。
こうした本発明の車両において、前記制御手段は、前記回転数関係としての前記検出された出力軸回転数から前記検出された回転軸回転数を減じた回転数差が前記所定の回転数関係としての所定回転数差以上のときには、前記発電機の発電により該回転数差が小さくなるよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、出力軸回転数と回転軸回転数との回転数差を抑制することができ、内燃機関が高回転低トルクで運転されるのを抑制することができる。
この回転数関係として回転数差を用いる態様の本発明の車両において、前記制御手段は、前記回転数差が前記所定回転数差以上のときには前記回転数差と前記所定回転数差との差が小さくなるよう前記発電機のトルクを調整する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関からのトルクを大きくすることができ、内燃機関をより高トルク側の運転ポイントで運転することができる。
また、回転数関係として回転数差を用いる態様の本発明の車両において、前記制御手段は、前記回転数差が前記所定回転数差以上のときには該回転数差が小さくなるために前記発電機により発電された電力を用いて前記電動機を駆動するよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関をより効率よく運転しながら内燃機関からの動力を走行用の動力として出力することができる。
さらに、回転数関係として回転数差を用いる態様の本発明の車両において、前記動力伝達手段は前記出力軸と前記回転軸との滑りを停止する滑り停止機構を有する手段であり、前記制御手段は前記動力伝達手段の前記滑り停止機構を作動させるときには、前記発電機の発電により前記出力軸と前記回転軸との回転数差が小さくなるよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、出力軸と回転軸との滑りを解消する際にその回転数差によって生じ得るトルクショックを低減することができる。
あるいは、本発明の車両において、前記制御手段は、前記回転数関係としての前記検出された回転軸回転数に対する前記検出された出力軸回転数の比である回転数比が前記所定の回転数関係としての所定回転数比以上のときには、前記発電機の発電により該回転数比が小さくなるよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、出力軸回転数と回転軸回転数との回転数比を抑制することができ、内燃機関が高回転低トルクで運転されるのを抑制することができる。
本発明の車両の制御方法は、
内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と車軸側に接続された回転軸とに接続され滑りを伴って前記出力軸と前記回転軸との間で動力を伝達する動力伝達手段と、前記回転軸と前記車軸側との間で動力を変速比の変更を伴って伝達する変速手段と、前記内燃機関の出力軸の動力を用いて発電する発電機と、前記発電機からの発電電力を用いて車軸側に動力を入出力可能な電動機と、を備える車両の制御方法であって、
前記出力軸の回転数と前記回転軸の回転数との回転数関係が所定の回転数関係にあるときには、前記発電機の発電を伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記変速手段と前記発電機と前記電動機とを制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の車両の制御方法では、内燃機関の出力軸の回転数と動力伝達手段の出力側である回転軸の回転数との回転数関係が所定の回転数関係にあるときには、内燃機関の出力軸の動力を用いる発電機の発電を伴って走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう内燃機関と変速手段と発電機と電動機とを制御する。これにより、出力軸の回転数と回転軸の回転数との回転数関係をより適正なものとすることができ、内燃機関が高回転低トルクで運転されるのを抑制することができる。この結果、内燃機関をより効率のよい運転ポイントで運転することができ、車両の燃費を向上させることができる。なお、電動機は、変速手段が連結された車軸と同一の車軸に動力を出力するよう連結されていてもよいし、変速手段が連結された車軸とは異なる車軸に動力を出力するよう連結されていてもよい。
こうした本発明の車両の制御方法において、前記回転数関係としての前記出力軸の回転数から前記回転の軸回転数を減じた回転数差が前記所定の回転数関係としての所定回転数差以上のときに、前記発電機の発電により該回転数差が小さくなるよう制御することを特徴とするものとすることもできる。こうすれば、出力軸の回転数と回転軸の回転数との回転数差を抑制することができ、内燃機関が高回転低トルクで運転されるのを抑制することができる。
また、本発明の車両の制御方法において、前記回転数関係としての前記回転軸の回転数に対する前記出力軸の回転数の比である回転数比が前記所定の回転数関係としての所定回転数比以上のときに、前記発電機の発電により該回転数比が小さくなるよう制御することを特徴とするものとすることもできる。こうすれば、出力軸の回転数と回転軸の回転数との回転数比を抑制することができ、内燃機関が高回転低トルクで運転されるのを抑制することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、エンジン22からの動力をトルクコンバータ30やベルト式の無断変速機としてのCVT40,ギヤ機構65,デファレンシャルギヤ66を介して前輪69a,69bに出力する前輪駆動系21と、モータ57からの動力をギヤ機構67,デファレンシャルギヤ68を介して後輪69c,69dに出力する後輪駆動系56と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関として構成されており、その出力軸であるクランクシャフト23はトルクコンバータ30に取り付けられている。エンジン22は、クランクシャフト23に取り付けられたクランクポジションセンサ23aからのクランクポジション信号などのエンジン22の状態を検出する各種センサからの信号に基づいて燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などがエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により行なわれる。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
トルクコンバータ30は、周知のロックアップクラッチ付きの流体式トルクコンバータとして構成されており、必要に応じてエンジン22のクランクシャフト23に接続されたタービンランナー31とCVT40のインプットシャフト41に接続されたポンプインペラ32とをロックアップクラッチ33によりロックアップする。トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33は、後述するCVT用電子制御ユニット(以下、CVTECUという)46により駆動制御される油圧回路47により作動する。
CVT40は、溝幅が変更可能でインプットシャフト41に接続されたプライマリープーリー43と、同じく溝幅が変更可能で駆動軸としてのアウトプットシャフト42に接続されたセカンダリープーリー44と、プライマリープーリー43およびセカンダリープーリー44の溝に架けられベルト45と、を備え、CVTECU46により駆動制御される油圧回路47によりプライマリープーリー43およびセカンダリープーリー44の溝幅を変更することにより、インプットシャフト41の動力を無段階に変速してアウトプットシャフト42に出力する。なお、プライマリープーリー43およびセカンダリープーリー44の溝幅の変更は、こうした変速比の変更だけでなく、CVT40の伝達トルク容量を調節するためのベルト45の狭圧力の制御としても行なわれる。なお、油圧回路47は、エンジン22のクランクシャフト23に掛けられたベルト27により駆動する機械式オイルポンプ29からの油圧により作動する。CVTECU46には、インプットシャフト41に取り付けられた回転数センサ48からのインプットシャフト41の回転数Ninやアウトプットシャフト42に取り付けられた回転数センサ49からのアウトプットシャフト42の回転数Noutが入力されており、CVTECU46からは油圧回路47への駆動信号が出力されている。また、CVTECU46は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってCVT40の変速比を制御すると共に必要に応じて回転数センサ48からのインプットシャフト41の回転数Ninや回転数センサ49のアウトプットシャフト42の回転数NoutなどCVT40の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
モータ57は、発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ58を介してエンジン22のクランクシャフト23に掛けられたベルト27を介して駆動するオルタネータ28に接続されてオルタネータ28からの電力の供給を受けて駆動する。モータ57は、モータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)59によって駆動制御されている。このモータECU59には、モータ57を駆動制御するために必要な信号、例えばモータ57の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ57aからの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータ57に印加される相電流などが入力されており、モータECU59からはインバータ58のスイッチング素子へのスイッチング信号が出力されている。また、モータECU59は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってインバータ58へのスイッチング制御信号を出力することによりモータ57を駆動制御すると共に必要に応じてモータ57の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ87からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、クランクシャフト23にギヤ25を介して取り付けられたスタータモータ26への駆動信号やオルタネータ28への駆動信号の制御信号などが出力ポートを介して出力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジンECU24やCVTECU46,モータECU59と通信しており、各種制御信号やデータのやり取りを行なっている。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にトルクコンバータ30のロックアップクラッチ33をオンしていないときの動作やトルクコンバータ30のロックアップクラッチ33をオンする際の動作について説明する。まず、トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33をオンしていないときの動作について説明し、その後、トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33をオンする際の動作について説明する。図2は、トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33がオンされていないときに実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ87からの車速V,エンジン22の回転数Ne,インプットシャフト41の回転数Nin,アウトプットシャフト42の回転数Nout,オルタネータ28の回転数Ng,モータ57の回転数Nmなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neについては、クランクポジションセンサ23aにより検出されたクランクポジションにより演算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、インプットシャフト41の回転数Ninやアウトプットシャフト42の回転数Noutについては、回転数センサ48や回転数センサ49により検出されたものをCVTECU46から通信により入力するものとした。オルタネータ28の回転数Ngは、オルタネータ28に取り付けられた図示しない回転数センサから入力したものを入力するものとしてもよいし、エンジン22の回転数Neから計算したものを入力するものとしてもよい。モータ57の回転数Nmは、回転位置検出センサ57aにより検出された回転子の位置に基づいて計算されたものをモータECU59から入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとしてアウトプットシャフト42に出力すべき要求トルクTd*と車両に要求される要求パワーP*とを設定する(ステップS110)。要求トルクTd*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTd*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTd*を導出して設定するものとした。図3に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーP*は、設定した要求トルクTd*にアウトプットシャフト42の回転数Noutを乗じ、図示しない補機に供給する補機電力Phを加えたものとして計算することができる。
続いて、設定した要求パワーP*に基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定すると共に(ステップS120)、設定した目標回転数Ne*をアウトプットシャフト42の回転数Noutで除してCVT40の目標変速比γ*を設定し(ステップS130)、設定した要求パワーP*についてはエンジンECU24に送信すると共に目標変速比γ*についてはCVTECU46に送信する(ステップS140)。ここで、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*の設定は、エンジン22を効率よく動作させる動作ラインと要求パワーPe*とに基づいて行なわれる。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図4に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。要求パワーP*を受信したエンジンECU24は、エンジン22から要求パワーP*が出力されるようエンジン22を制御し、目標変速比γ*を受信したCVTECU46はCVT40の変速比γが目標変速比γ*となるよう油圧回路47を駆動制御する。これにより、エンジン22の応答性とCVT40の応答性とをもってエンジン22は目標回転数Ne*と目標トルクTe*との運転ポイントで運転され、その動力がトルクコンバータ30,CVT40によりトルク変換されて前輪69a,69bに出力されるようになる。
こうして要求パワーP*や目標変速比γ*を送信すると、エンジン22の回転数Neからインプットシャフト41の回転数Ninを減じて回転数差ΔNを計算すると共に(ステップS150)、計算した回転数差ΔNを閾値N1と比較する(ステップS160)。ここで閾値N1は、エンジン22を効率よく運転するためにトルクコンバータ30の入出力軸間で許容する回転数差として用いられるものであり、エンジン22やトルクコンバータ30の性能などによって定めることができる。閾値N1としては、例えば、600rpmや800rpm,1000rpmなどのように一定値を用いることもできるし、車速Vが大きくなるほど小さくなる値を用いることもできる。
回転数差ΔNが閾値N1未満のときには、エンジン22は比較的効率よく運転されていると判断し、補機に電力供給する分の補機電力Phをオルタネータ28の回転数Ngで除してオルタネータ28のトルク指令Tg*を設定すると共に(ステップS170)、モータ57のトルク指令Tm*に値0を設定してモータECU59に送信し(ステップS180)、本ルーチンを終了する。トルク指令Tg*を設定すると、図示しないオルタネータ制御ルーチンによりトルク指令Tg*の発電トルクでオルタネータ28が駆動するようオルタネータ28が制御される。また、トルク指令Tm*を受信したモータECU59は、トルク指令Tm*のトルクがモータ57から出力されるようインバータ58のスイッチング素子をスイッチング制御する。
一方、回転数差ΔNが閾値N1以上のときには、補機に電力供給する分の補機電力Phと回転数差ΔNを閾値N1とする調整項とを加えたもの、即ち、次式(1)によりオルタネータ28のトルク指令Tg*を設定すると共に(ステップS190)、設定したトルク指令Tg*にオルタネータ28の回転数Ngを乗じてオルタネータ28の発電電力Pgを計算し(ステップS200)、この発電電力Pgをモータ57の回転数Nmで除してモータ57のトルク指令Tm*を設定してモータECU59に送信し(ステップS210)、本ルーチンを終了する。ここで、式(1)の右辺第2項及び第3項は、回転数差ΔNが閾値N1となるようオルタネータ28のトルク指令Tgを設定するフィードバックの関係式として表わされる調整項であり、右辺第2項のk1は比例項のゲインであり、右辺第3項のk2は積分項のゲインである。こうした制御により、エンジン22の回転数Neとインプットシャフト41の回転数Ninとの回転数差ΔNが閾値N1となり、オルタネータ28により発電された電力を用いてモータ57が駆動され、それに応じたトルクを後輪69c,69dに出力することができる。なお、計算と説明の容易のために、発電機効率やモータ効率を値1の理想状態とした。
Tg=Ph/Ng+k1(ΔN)+k2∫(ΔN)dt (1)
回転数差ΔNが閾値N1以上のときの動作について更に説明する。図5は、オルタネータ28によりエンジン22の運転ポイントが変更される様子を説明する説明図である。図5に示すように、いま、エンジンECU24の制御によりエンジン22が目標回転数Ne*より大きな回転数Neで目標トルクTe*より小さなトルクTeの運転ポイントにより要求パワーP*を出力している状態を考える。このとき、オルタネータ28によってクランクシャフト23に発電トルクを作用させると、エンジン22の負荷が増えてその回転数Neが減少するが、エンジン22は要求パワーP*を出力するよう制御されるから、エンジン22からのトルクTeは増加する。即ち、要求パワーP*が一定の曲線を図中矢印の方向に運転ポイントが変更される。この変更は、エンジン22の運転ポイントを低回転高トルクとなる方向への変更であるから、エンジン22を効率よく運転して要求パワーP*を出力することができるようになる。一方、トルクコンバータ30は、その回転数差ΔNに応じてトルク伝達するから、回転数差ΔNが小さくなると伝達されるトルクも小さくなり、前輪69a,69bに出力するトルクが小さくなる。しかし、実施例では、オルタネータ28によって発電した電力によりモータ57を駆動して後輪69c,69dにトルクを出力する。この結果、車両全体としては、エンジン22からの出力された要求パワーP*を全体として要求トルクTd*に相当するトルクにトルク変換して前輪69a,69bと後輪69c,69dとに出力することになる。これにより、エンジン22をより効率よく運転して運転者が要求する要求トルクTd*によって走行することができる。即ち、燃費を向上させることができる。図6に、こうした回転数差ΔNに基づいてオルタネータ28を駆動しない比較例と比較して実施例のエンジン22の運転ポイントの時間変化の様子の一例を示す。図中、実施例の実線曲線と比較例の一点鎖線曲線は、各々要求パワーが値P*に至るまでのエンジン22の運転ポイントの時間変化を示す。図示するように、実施例は、比較例に比してエンジン22を低回転高トルク側の運転ポイントで運転するから、比較例に比して燃費を向上させることができる。
次に、トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33をオンする際の動作について説明する。図7は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるロックアップ時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
ロックアップ時制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、エンジン22の回転数Neやインプットシャフト41の回転数Ninを入力し(ステップS300)、エンジン22の回転数Neからインプットシャフト41の回転数Ninを減じて回転数差ΔNを計算すると共に(ステップS310)、計算した回転数差ΔNを閾値N2と比較する(ステップS320)。ここで、閾値N2は、ロックアップクラッチ33をオンしたときに生じ得るトルクショックが許容される程度となる回転数差であり、例えば、100rpmや200rpmなどの回転数差を用いることができる。
回転数差ΔNが閾値N2以上のときには、補機に電力供給する分の補機電力Phと回転数差ΔNを閾値N2未満の値とする調整項とを加えたもの、即ち、次式(2)によりオルタネータ28のトルク指令Tg*を設定すると共に(ステップS330)、設定したトルク指令Tg*にオルタネータ28の回転数Ngを乗じてオルタネータ28の発電電力Pgを計算し(ステップS340)、この発電電力Pgをモータ57の回転数Nmで除してモータ57のトルク指令Tm*を設定してモータECU59に送信し(ステップS350)、ステップS300の回転数Ne,Ninの入力処理に戻り、回転数差ΔNが閾値N2未満になるまでステップS300〜S350の処理を繰り返す。ここで、式(2)の右辺第2項は、回転数差ΔNを打ち消す方向にオルタネータ28のトルク指令Tgを設定するフィードバックの関係式として表わされる調整項であり、右辺第2項のk3は比例項のゲインである。こうした制御により、エンジン22の回転数Neとインプットシャフト41の回転数Ninとの回転数差ΔNが閾値N2未満の値とされる。
Tg=Ph/Ng+k3(ΔN) (2)
ステップS300〜S350の処理を繰り返し実行している最中に回転数差ΔNが閾値N2未満になると、ロックアップクラッチ33のオンの際に生じ得るトルクショックは許容範囲に至ったと判断し、ロックアップクラッチ33をオンして(ステップS360)、ロックアップ時制御ルーチンを終了する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33がオフされているときにエンジン22の回転数Neとインプットシャフト41の回転数Ninとの回転数差ΔNが閾値N1以上のときには、回転数差ΔNが閾値N1になるようオルタネータ28のトルク指令Tg*を設定してオルタネータ28を制御すると共にオルタネータ28により発電された発電電力を消費するようモータ57を駆動制御するから、低回転高トルク側の運転ポイントでエンジン22を運転すると共にこのエンジン22から出力された要求パワーP*を全体として要求トルクTd*に相当するトルクにトルク変換して前輪69a,69bと後輪69c,69dとに出力することができる。この結果、エンジン22をより効率よく運転して運転者が要求する要求トルクTd*によって走行することができ、燃費を向上させることができる。
また、実施例のハイブリッド自動車20によれば、トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33をオンする際には、エンジン22の回転数Neとインプットシャフト41の回転数Ninとの回転数差ΔNがトルクショックが許容される回転数差としての閾値N2未満となるようオルタネータ28のトルク指令Tg*を設定してオルタネータ28を制御すると共にオルタネータ28により発電された発電電力を消費するようモータ57を駆動制御し、回転数差ΔNが閾値N2未満に至ったときにロックアップクラッチ33をオンとすることにより、ロックアップの際に生じ得るトルクショックを低減することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33がオフされているときにエンジン22の回転数Neとインプットシャフト41の回転数Ninとの回転数差ΔNが閾値N1以上のときには、回転数差ΔNが閾値N1になるようオルタネータ28のトルク指令Tg*を設定してオルタネータ28を制御すると共にオルタネータ28により発電された発電電力を消費するようモータ57を駆動制御するものとしたが、回転数差ΔNが閾値N1より大きな値や閾値N1より小さな値となるようオルタネータ28のトルク指令Tg*を設定してオルタネータ28を制御すると共にオルタネータ28により発電された発電電力を消費するようモータ57を駆動制御するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33がオフされているときにエンジン22の回転数Neとインプットシャフト41の回転数Ninとの回転数差ΔNが閾値N1以上のときには、回転数差ΔNが閾値N1になるようオルタネータ28のトルク指令Tg*を設定してオルタネータ28を制御すると共にオルタネータ28により発電された発電電力を消費するようモータ57を駆動制御するものとしたが、オルタネータ28やモータ57と電力のやりとりを行なうバッテリを備え、回転数差ΔNが閾値N1以上のときには、バッテリの充放電を伴って、回転数差ΔNが閾値N1になるようオルタネータ28のトルク指令Tg*を設定してオルタネータ28を制御すると共にモータ57を駆動制御するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33がオフされているときにエンジン22の回転数Neとインプットシャフト41の回転数Ninとの回転数差ΔNが閾値N1以上のときには、回転数差ΔNが閾値N1になるようオルタネータ28のトルク指令Tg*を設定してオルタネータ28を制御すると共にオルタネータ28により発電された発電電力を消費するようモータ57を駆動制御するものとしたが、トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33がオフされているときにエンジン22の回転数Neとインプットシャフト41の回転数Ninとの回転数比(Ne/Nmin)が閾値以上のときには、その回転数比が閾値やこれ以下になるようオルタネータ28のトルク指令Tg*を設定してオルタネータ28を制御すると共にオルタネータ28により発電された発電電力を消費するようモータ57を駆動制御するものとしてもよい。こうすれば、低回転高トルク側の運転ポイントでエンジン22を運転すると共にこのエンジン22から出力された要求パワーP*を全体として要求トルクTd*に相当するトルクにトルク変換して前輪69a,69bと後輪69c,69dとに出力することができる。この結果、エンジン22をより効率よく運転して運転者が要求する要求トルクTd*によって走行することができ、燃費を向上させることができる。なお、この場合、こうした制御を車速Vが閾値Vref(例えば30km/hや40km/h)以下のときにだけエンジン22の回転数Neとインプットシャフト41の回転数Ninとの回転数比による制御を行なうものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33をオンする際には、エンジン22の回転数Neとインプットシャフト41の回転数Ninとの回転数差ΔNがトルクショックが許容される回転数差としての閾値N2未満としてロックアップクラッチ33をオンとしたが、こうした制御は行なわないものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22やトルクコンバータ30,CVT40を前輪69a,69bに接続し、モータ57を後輪69c,69dに接続するものとしたが、エンジン22やトルクコンバータ30,CVT40を後輪69c,69dに接続し、モータ57を前輪69a,69bに接続するものとしてもよい。また、エンジン22やトルクコンバータ30,CVT40を前輪69a,69bに接続すると共にモータ57も前輪69a,69bに接続するものとしてもよいし、エンジン22やトルクコンバータ30,CVT40を後輪69c,69dに接続すると共にモータ57も後輪69c,69dに接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、変速機としてベルト式の無段変速機としてCVT40を用いるものとしたが、トロイダル式の無段変速機を用いるものとしてもよいし、4段や5段などの有段変速機を用いるものとしても構わない。
実施例では、ハイブリッド自動車20として説明したが、自動車以外の車両の形態としてもよいし、こうした車両の制御方法の形態としてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 トルクコンバータ30のロックアップクラッチ33がオンされていないときに実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する様子を示す説明図である。 オルタネータ28によりエンジン22の運転ポイントが変更される様子を説明する説明図である。 回転数差ΔNに基づいてオルタネータ28を駆動しない比較例と比較して実施例のエンジン22の運転ポイントの時間変化の様子の一例を示す説明図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるロックアップ時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
20 ハイブリッド自動車、21 前輪駆動系、22 エンジン、23 クランクシャフト、23a クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、25 ギヤ、26 スタータモータ、27 ベルト、28 オルタネータ、29 機械式オイルポンプ、30 トルクコンバータ、31 タービンランナー、32 ポンプインペラ、33 ロックアップクラッチ、34 出力軸、40 CVT、41 インプットシャフト、42 アウトプットシャフト、43 プライマリープーリー、44 セカンダリープーリー、45 ベルト、46 CVT用電子制御ユニット(CVTECU)、47 油圧回路、48,49 回転数センサ、56 後輪駆動系、57 モータ、57a 回転位置検出センサ、58 インバータ、59 モータECU、65 ギヤ機構、66 デファレンシャルギヤ、67 ギヤ機構、68 デファレンシャルギヤ、69a,69b 前輪、69c,69d 後輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、87 車速センサ。

Claims (10)

  1. 内燃機関と、
    前記内燃機関の出力軸と車軸側に接続された回転軸とに接続され、滑りを伴って前記出力軸と前記回転軸との間で動力を伝達する動力伝達手段と、
    前記回転軸と前記車軸側との間で動力を変速比の変更を伴って伝達する変速手段と、
    前記内燃機関の出力軸の動力を用いて発電する発電機と、
    前記発電機からの発電電力を用いて車軸側に動力を出力可能な電動機と、
    前記出力軸の回転数である出力軸回転数を検出する出力軸回転数検出手段と、
    前記回転軸の回転数である回転軸回転数を検出する回転軸回転数検出手段と、
    走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
    前記検出された出力軸回転数と前記検出された回転軸回転数との回転数関係が所定の回転数関係にあるときには、前記発電機の発電を伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記変速手段と前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、
    を備える車両。
  2. 前記制御手段は、前記回転数関係としての前記検出された出力軸回転数から前記検出された回転軸回転数を減じた回転数差が前記所定の回転数関係としての所定回転数差以上のときには、前記発電機の発電により該回転数差が小さくなるよう制御する手段である請求項1記載の車両。
  3. 前記制御手段は、前記回転数差が前記所定回転数差以上のときには前記回転数差と前記所定回転数差との差が小さくなるよう前記発電機のトルクを調整する手段である請求項2記載の車両。
  4. 前記制御手段は、前記回転数差が前記所定回転数差以上のときには該回転数差が小さくなるために前記発電機により発電された電力を用いて前記電動機を駆動するよう制御する手段である請求項2または3記載の車両。
  5. 請求項2ないし4いずれか記載の車両であって、
    前記動力伝達手段は、前記出力軸と前記回転軸との滑りを停止する滑り停止機構を有する手段であり、
    前記制御手段は、前記動力伝達手段の前記滑り停止機構を作動させるときには、前記発電機の発電により前記出力軸と前記回転軸との回転数差が小さくなるよう制御する手段である
    車両。
  6. 前記制御手段は、前記回転数関係としての前記検出された回転軸回転数に対する前記検出された出力軸回転数の比である回転数比が前記所定の回転数関係としての所定回転数比以上のときには、前記発電機の発電により該回転数比が小さくなるよう制御する手段である請求項1記載の車両。
  7. 前記電動機は、前記変速手段が連結された車軸とは異なる車軸に連結されてなる請求項1ないし6いずれか記載の車両。
  8. 内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と車軸側に接続された回転軸とに接続され滑りを伴って前記出力軸と前記回転軸との間で動力を伝達する動力伝達手段と、前記回転軸と前記車軸側との間で動力を変速比の変更を伴って伝達する変速手段と、前記内燃機関の出力軸の動力を用いて発電する発電機と、前記発電機からの発電電力を用いて車軸側に動力を入出力可能な電動機と、を備える車両の制御方法であって、
    前記出力軸の回転数と前記回転軸の回転数との回転数関係が所定の回転数関係にあるときには、前記発電機の発電を伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記変速手段と前記発電機と前記電動機とを制御する、
    ことを特徴とする車両の制御方法。
  9. 前記回転数関係としての前記出力軸の回転数から前記回転の軸回転数を減じた回転数差が前記所定の回転数関係としての所定回転数差以上のときに、前記発電機の発電により該回転数差が小さくなるよう制御することを特徴とする請求項8記載の車両の制御方法。
  10. 前記回転数関係としての前記回転軸の回転数に対する前記出力軸の回転数の比である回転数比が前記所定の回転数関係としての所定回転数比以上のときに、前記発電機の発電により該回転数比が小さくなるよう制御することを特徴とする請求項8記載の車両の制御方法。
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