JP2007189008A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリの集積度を向上させた半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】データを蓄積するための記憶素子に接続されたトランジスタを含むメモリセルが複数設けられ、複数のメモリセルから1つを特定するためのビット線およびワード線を有しており、上記トランジスタは活性領域をソース電極およびドレイン電極で挟む構造が基板面に対して垂直方向に形成され、所定の方向に隣接して形成された2つのメモリセルに同一のビット線が接続され、これら2つのメモリセルの一方を含み、所定の方向に隣接して形成された2つのメモリセルのトランジスタにゲート電極として同一のワード線が設けられた構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、データを蓄積するための記憶素子を複数有する半導体記憶装置とその製造方法に関する。
従来の半導体記憶装置において、DRAM(Dynamic Random Access Memory)は1個のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタと1個のキャパシタから成るメモリセル構造を採用している(特許文献1参照)。
従来のDRAMの構成を説明する。図5(a)はメモリセルアレイを示す平面レイアウト図であり、図5(b)は図5(a)のA−A’線に沿って切った断面模式図である。
図5(a)に示すように、メモリセルアレイは、2ビット分のメモリセルの領域である2ビットセル領域102毎に分離されている。図5(b)に示すように、素子分離領域に挟まれた2ビットセル領域102では、シリコン基板1の表面にMOSトランジスタが2つ形成されている。MOSトランジスタは、n型の導電性不純物が拡散された領域であるn型拡散領域103と、チャネルが形成されるp型活性領域104と、ゲート絶縁膜111を介して設けられたゲート電極112とを有する。このMOSトランジスタは、n型拡散領域103がソースおよびドレイン領域となるため、n型のMOSトランジスタである。
また、2つのn型拡散領域103のうち、一方はコンタクトプラグ132を介してビット線121に接続され、他方はコンタクトプラグ131を介してキャパシタ(不図示)に接続されている。コンタクトプラグ132は、ビット線と平行な方向に配置された、同一の2ビットセル領域102内の2つのMOSトランジスタに共有されている。そして、従来のメモリセルでは、MOSトランジスタがオンしたとき、ビット線121と平行な方向にソース・ドレイン間電流が流れる、平面型のMOSトランジスタが採用されている。
さらに、ビット線と垂直な方向にワード線となるゲート電極112を設け、1本のワード線で複数のMOSトランジスタを駆動可能な構成にしている。これは、ワード線の本数を極力減らし、メモリの集積度を上げるためである。図5(a)で説明すると、異なるビット線下の2ビットセル領域2の各領域内において、1本のワード線となるゲート電極112に沿って配置された複数のMOSトランジスタを同時に駆動させることが可能である。
上記ビット線およびワード線をそれぞれ1本ずつ選択することで、所定のMOSトランジスタを駆動させ、そのMOSトランジスタに接続されたキャパシタを充放電させることができる。
特開昭61−176148号公報
従来のDRAMのメモリセルでは、上述したように、ビット線と平行な方向に配置された、2ビットセル領域内の2つのMOSトランジスタのそれぞれにゲート電極となるワード線が設けられている。これは、MOSトランジスタが平面型であるため、これら2つのMOSトランジスタに1本のワード線を共有させることができず、それぞれにワード線を設けているからである。この場合、ビット線に沿って設けられたMOSトランジスタの数だけワード線の本数が必要となり、メモリの集積度の向上に限界があった。
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、メモリの集積度を向上させた半導体記憶装置とその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の半導体記憶装置は、データを蓄積するための記憶素子に接続されたトランジスタを含むメモリセルが複数設けられ、複数のメモリセルから1つを特定するためのビット線およびワード線を有する半導体記憶装置において、
前記トランジスタは、活性領域をソース電極およびドレイン電極で挟む構造が基板面に対して垂直方向に形成され、
所定の方向に隣接して形成された2つのメモリセルに同一の前記ビット線が接続され、
前記2つのメモリセルの一方を含み、前記所定の方向に隣接して形成された2つのメモリセルの前記トランジスタにゲート電極として同一の前記ワード線が設けられていることを特徴とするものである。
本発明では、トランジスタを縦構造にし、隣接する2つのメモリセルでワード線を共有させているため、メモリセルアレイ全体で従来よりもワード線の本数を減らすことが可能となる。
本発明によれば、隣接して設けられた2つのMOSトランジスタを1本のワード線で同時に駆動させることが可能となる。そのため、セルアレイ全体でワード線の本数を減らすことができる。その結果、メモリセル1個当たりの占有面積が小さくなり、従来と同等のデザインルールでメモリの集積度が向上する。
本発明の半導体記憶装置は、縦型のMOSトランジスタを選択用トランジスタに用い、隣接する2つのメモリセルのMOSトランジスタが1本のワード線を共有する構成にしたことを特徴とする。以下の実施例では、半導体記憶装置がDRAMの場合で説明する。
本実施例の半導体記憶装置の構成を説明する。図1(a)はメモリセルアレイを示す平面レイアウト図であり、図1(b)は図1(a)のA−A’線に沿って切った断面模式図である。
図1(a)に示すように、メモリセルアレイは、メモリセル領域が2ビットセル領域2毎に分離されている。図1(b)に示すように、2ビットセル領域2には、シリコン基板1上に四角柱状のMOSトランジスタが2つ設けられている。MOSトランジスタは、四角柱状の上端および下端に設けられたn型拡散領域3と、これら2つのn型拡散領域3に挟まれ、四角柱の中央部に設けられたp型活性領域4とを有する。このMOSトランジスタは、ソースおよびドレインがn型不純物拡散層で形成されているため、n型のMOSトランジスタである。
また、四角柱の側面にはゲート絶縁膜11が形成され、このゲート絶縁膜11に接してゲート電極12が設けられている。2つのn型拡散領域3の距離がゲート長となる。このゲート電極12は、隣接する2つのMOSトランジスタに共有される。ゲート電極12は、アレイ状に設けられたMOSトランジスタから所定のMOSトランジスタを選択するためのワード線となる。
下端のn型拡散領域3は、コンタクトプラグ31を介してビット線21に接続されている。コンタクトプラグ31およびビット線21は、同一2ビットセル領域2内の隣接する2つのMOSトランジスタに共有される。なお、1つのMOSトランジスタに注目すると、ゲート電極12を共有するMOSトランジスタとビット線21を共有するMOSトランジスタとは異なっている。上端のn型拡散領域3には、キャパシタ(不図示)に接続されたコンタクトプラグ32が接続されている。
このようなメモリセルの構造および配置により、隣接する2列のメモリセル領域の側面に形成されたMOSトランジスタが1本のゲート電極によって同時に駆動する。したがって、単位面積当たりに配置可能なメモリセルの数を従来よりも増やすことができ、メモリの集積度が向上する。
次に、本実施例の半導体記憶装置の動作を説明する。図2は動作を説明するための図である。図2(a)はメモリセルアレイを示す平面レイアウト図であり、図2(b)は図2(a)のA−A’線に沿って切った断面模式図である。ここでは、説明を簡単にするために、メモリセルアレイのセル数を図2(a)の4×8とする。また、メモリセルアレイの上端と下端のワード線を省略している。
はじめに、複数のワード線のうちの1本のワード線12aにゲート電圧を印加すると、このワード線12aをゲート電極とする、エリア13aおよびエリア13bに含まれる2列のMOSトランジスタが全てオン状態となる。それぞれの列に4つのMOSトランジスタがある。続いて、複数のビット線のうち1本のビット線21aに電圧を印加すると、2ビットセル領域2b、2dに設けられた4つのMOSトランジスタのソース・ドレイン間に電圧がかかる。
このとき、ゲート電極とソース・ドレイン間との両方に電圧が印加されるMOSトランジスタは、2ビットセル領域2bのエリア13bの列に位置するものだけである。このMOSトランジスタでは、ソース・ドレイン間となる、シリコン基板1の表面に垂直な方向に電流が流れる。そして、コンタクトプラグ31aに接続されたキャパシタ(不図示)の充放電がビット線21aを介して行われる。これにより、所定のメモリセルのキャパシタへのデータの書き込み、およびキャパシタからのデータの読み出しが可能となる。
上述のようにして、ワード線およびビット線をそれぞれ1本ずつ選択して電圧を印加することにより、一義的に定まる1個のキャパシタの充放電を行うことが可能となる。所定のキャパシタの充放電を行うためにワード線とビット線を選択する動作は従来のDRAMも同様であるが、本実施例では、1本のワード線にゲート電圧を印加すれば、2列分のトランジスタを同時にオンさせることができる。そのため、メモリセル1個当たりの占有面積が小さくなり、従来と同じデザインルールでメモリセルの集積度が向上するという利点がある。
次に、本実施例の半導体記憶装置の製造方法を説明する。図3Aから図3Lは本実施例の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。なお、各図において、左側はメモリセルアレイにおけるゲート電極のパターン長手方向に垂直方向の断面であり、右側がゲート電極のパターン長手方向に平行な方向の断面である。
はじめに、p型のシリコン基板1の表面を熱酸化して厚さ約10nmの酸化膜24を形成した後、Asなどのn型不純物をイオン注入し、ソース・ドレイン領域となるn型拡散領域3a、3bをシリコン層を挟むようにして形成する。ここでは、n型不純物をシリコン基板1にイオン注入する際、加速エネルギーやイオン種を変えることで、シリコン基板1の表面からの深さが異なる不純物拡散領域を上記2層形成する。そして、n型拡散領域3a、3bに挟み込まれたシリコン層がp型活性領域4となる。続いて、化学気相成長(CVD)法により厚さ100nm程度の第1のシリコン窒化膜42を堆積させ、フォトリソグラフィによって第1のシリコン窒化膜42上に第1のフォトレジストパターン35を形成する(図3A)。
そして、第1のフォトレジストパターン35をマスクとして第1のシリコン窒化膜42に対してドライエッチングを行う。さらに、第1のフォトレジストパターン35をアッシング等によって除去した後、第1のシリコン窒化膜42をマスクとしてシリコン基板1を深さ300nm程度ドライエッチングし、溝状のパターンをシリコン基板1に形成する(図3B)。このとき、溝状のパターンをn型拡散領域3aを貫通させる。
次に、第1のシリコン酸化膜25をCVD法により堆積させた後、化学機械研磨(CMP)法によって第1のシリコン窒化膜42上の第1のシリコン酸化膜25を除去し、その上に第2のフォトレジストパターン36を形成する。そして、第2のフォトレジストパターン36をマスクとして、ゲート電極が形成される溝部のみ第1のシリコン酸化膜25に対してドライエッチングを行い、溝の底に約100nmの第1のシリコン酸化膜25を残す(図3C)。このとき、図3Cの左側に示すように、第1のシリコン酸化膜25の上端の高さをn型拡散領域3aの上面に一致させる。
続いて、シリコン基板1に対して熱酸化などを行ってゲート絶縁膜(極めて薄いため図に示していない)を形成した後、リンをドープしたポリシリコン膜41をCVD法により堆積させる。このポリシリコン膜41に対してドライエッチングを行うことで、図3Dに示すように、サイドウォールを形成する。さらに、図3Eに示すように、スパッタリング法で厚さ約120nmのコバルト膜51を堆積させる。
その後、700℃程度のRTA(Rapid Thermal Annealing)によってコバルト膜51とポリシリコン膜41を反応させ、コバルトシリサイド52を形成する。続いて、塩酸、過酸化水素水および純水の混合液(例えば、塩酸:過酸化水素水:純水の混合比が1:1:5で液温が70℃程度)等の酸性の薬液で未反応のコバルト膜51を除去する(図3F)。
次に、図3Gに示すように、フッ化水素(HF)を含む薬液で余分なコバルトシリサイド52を除去した後、再度800℃程度のRTAを行ってコバルトシリサイド52を結晶化させる。このとき、コバルトシリサイド52の上端の高さがn型拡散領域3bの下面になるようにする。続いて、CVD法によって第2のシリコン酸化膜26を堆積させた後、CMP法によって第1のシリコン窒化膜42上の余分な第2のシリコン酸化膜26を除去する(図3H)。その後、第1のシリコン窒化膜42を160℃の燐酸によるウェットエッチングで除去した後、新たに第2のシリコン窒化膜43をCVD法によって堆積させる。そして、第2のシリコン窒化膜43上に第3のフォトレジストパターン37を形成する(図3I)。
次に、第3のフォトレジストパターン37をマスクとして第2のシリコン窒化膜43に対してドライエッチングを行う。第3のフォトレジストパターン37をアッシング等によって除去した後、第2のシリコン窒化膜43をマスクとしてシリコン基板1に対してドライエッチングを行い、n型拡散領域3aに達する開口61を形成する(図3J)。
次に、第2のシリコン窒化膜43を160℃の燐酸によるウェットエッチングで除去した後、図3Kに示すように、CVD法によって第3のシリコン酸化膜27および第3のシリコン窒化膜44を順に堆積させる。続いて、第3のシリコン窒化膜44の上に、層間膜となる第4のシリコン酸化膜28をCVD法によって堆積させる。その後、従来と同様の手法により、n型拡散領域3a、3bのそれぞれに達する開口を形成した後、ビット線に接続するためのコンタクトプラグ32とキャパシタに接続するためのコンタクトプラグ31を形成し(図3L)、図に示さないビット線、キャパシタおよびアルミ配線を順次形成する。
本実施例の半導体記憶装置の製造方法によれば、ワード線を共有する複数の縦型構造のMOSトランジスタが同時に形成される。
なお、シリコン窒化膜の除去は、160℃の燐酸以外の方法であってもよい。また、本実施例では、コバルトシリサイド52の下端の高さをn型拡散領域3aの上面に合わせ、コバルトシリサイド52の上端の高さをn型拡散領域3bの下面に合わせたが、トランジスタの目標特性に対応してそれぞれの位置をずらしてもよい。例えば、コバルトシリサイド52をn型拡散領域3a、3bにオーバーラップさせれば、トランジスタの駆動速度がより速くなる。また、コバルトシリサイド52がn型拡散領域3a、3bにかからないようなオフセット構造にすれば、トランジスタのオフリーク電流が小さくなる。
実施例1では、メモリセルの平面形状が方形であり、それに対応してMOSトランジスタのp型活性領域における、基板表面に平行な断面が矩形であった。これに対して、本実施例の半導体記憶装置では、メモリセルの平面形状が平行四辺形であり、それに伴ってp型活性領域における、基板表面に平行な断面が平行四辺形になっている。
本実施例の半導体記憶装置の構成を説明する。図4(a)はメモリセルアレイを示す平面レイアウト図であり、図4(b)は図4(a)のA−A’線に沿って切った断面模式図である。
図4(a)に示すように、2ビットセル領域80の平面形状は平行四辺形であり、1ビット分のメモリセルの平面形状も平行四辺形となる。それに伴って、n型拡散領域3およびp型活性領域4における、基板表面に平行な断面も平行四辺形になるが、図4(a)のA−A’線に沿って切った断面の形状は実施例1と同様になる。そのため、MOSトランジスタの駆動およびキャパシタの充放電の方法については、実施例1と同様となり、ここではその詳細な説明を省略する。
また、図4(a)に示すように、ビット線81の平面形状が直線状になっている。メモリセルの平面形状を平行四辺形とすることで、同一ビット線に接続するためのコンタクトプラグ31を直線で結ぶことが可能となるからである。実施例1ではビット線の平面形状が波型であったのに対して、本実施例のビット線81は平面形状が直線状になっている。これにより、ビット線のパターニングが容易になるという効果を奏する。
さらに、本実施例において、表面の面方位が(110)面となるシリコン基板を使用し、メモリセルの領域の各パターン側面が(111)面と等価な面方位を有するようにする。この場合、シリコンの(111)面はアンモニア等を用いたウェットエッチングにより容易に平坦化できるため、n型拡散領域3およびp型活性領域4の形状のばらつきが従来よりも小さくなる。その結果、各MOSトランジスタの形状を安定して形成でき、基板内におけるMOSトランジスタの特性ばらつきが小さくなるという効果が得られる。
なお、実施例1および実施例2ではDRAMの場合で説明したが、PRAM(Phase change RAM)やFeRAM(Ferroelectric RAM)の半導体記憶装置に本発明を適用してもよい。
実施例1の半導体記憶装置のメモリセルアレイを示す平面レイアウト図および断面模式図である。 実施例1の半導体記憶装置の動作を説明するための平面図および断面図である。 実施例1の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。 実施例1の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。 実施例1の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。 実施例1の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。 実施例1の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。 実施例1の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。 実施例1の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。 実施例1の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。 実施例1の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。 実施例1の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。 実施例1の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。 実施例1の半導体記憶装置の製造方法を示す断面模式図である。 実施例2の半導体記憶装置のメモリセルアレイを示す平面レイアウト図および断面模式図である。 従来のDRAMのメモリセルアレイを示す平面レイアウト図および断面模式図である。
符号の説明
3 n型拡散領域
4 p型活性領域
12 ゲート電極(ワード線)
21 ビット線

Claims (4)

  1. データを蓄積するための記憶素子に接続されたトランジスタを含むメモリセルが複数設けられ、複数のメモリセルから1つを特定するためのビット線およびワード線を有する半導体記憶装置において、
    前記トランジスタは、活性領域をソース電極およびドレイン電極で挟む構造が基板面に対して垂直方向に形成され、
    所定の方向に隣接して形成された2つのメモリセルに同一の前記ビット線が接続され、
    前記2つのメモリセルの一方を含み、前記所定の方向に隣接して形成された2つのメモリセルの前記トランジスタにゲート電極として同一の前記ワード線が設けられていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記メモリセルの平面形状が平行四辺形であることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記基板面の面方位が(110)面であり、
    前記メモリセルの領域のパターン側面が(111)面と等価な面方位を有することを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 基板の表面から所定の深さに該基板と異種の導電性の第1の不純物拡散領域を形成し、該第1の不純物拡散領域から該基板の表面側に所定の距離を設け、該第1の不純物拡散領域と導電性が同種の第2の不純物拡散領域を形成する工程と、
    前記基板の表面から前記第1および第2の不純物拡散領域を貫通して該基板内に達する第1の開口を形成する工程と、
    前記第1の開口内に前記第2の不純物拡散領域の上面の高さまで第1の絶縁膜を埋め込んで該第2の不純物拡散領域を分離する工程と、
    前記第1の絶縁膜が途中まで埋め込まれた第1の開口の側壁に第2の絶縁膜を形成する工程と、
    側壁に前記第2の絶縁膜が形成された第1の開口内に前記第1の不純物拡散領域の下面の高さまで導電性膜を埋め込んでゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極が形成された第1の開口に前記基板の表面まで第3の絶縁膜を埋め込んで前記第1の不純物拡散領域を分離する工程と、
    前記第1の不純物拡散領域に達し、側壁が絶縁膜で覆われた第2の開口を前記ゲート電極を軸にして対称となる位置に2箇所形成する工程と、
    前記第2の不純物拡散領域に達する第3の開口を前記ゲート電極を軸にして対称となる位置で、かつ2つの前記第2の開口のそれぞれと該ゲート電極との間に1つずつ形成する工程と、
    前記第2および第3の開口に導電性膜を埋め込んでコンタクトプラグを形成する工程と、
    を有する半導体記憶装置の製造方法。
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