JP2007188029A - 液晶表示装置用光学シートの保持具 - Google Patents

液晶表示装置用光学シートの保持具 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な構造で低コストであり、かつ表示装置の組立・分解作業を簡単に行うことができる液晶表示装置用光学シートの保持具を提供する。
【解決手段】液晶表示装置用の光学シート13を保持するための軟質材料からなる第1保持部211を備えた第1保持片21と、前記第1保持部と対向可能に配置され、前記第1保持部と協働して前記光学シートを挟んで保持するための軟質材料からなる第2保持部221を備えた第2保持片22と、前記第1保持部および前記第2保持部を、前記光学シートを挟持させた状態に係止するための係止部24と、前記第1保持片および前記第2保持片を前記液晶表示装置のシャーシ1に保持して固定するための固定部24と、前記第1保持片または前記第2保持片の少なくとも一方に設けられ、前記光学シートを挟持するための支点となる支点部23とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、大型液晶テレビジョン装置等のバックライト型液晶表示装置に使用される光学シートをシャーシに固定保持するための保持具に関し、詳しくは、簡素な構造でかつ表示装置の組立・分解作業を簡単に行うことができる液晶表示装置用光学シートの保持具に関するものである。
大型液晶テレビジョン装置等のバックライト型液晶表示装置には光拡散シート、プリズムシート、偏光シート等の光学シートが使用されるが、従来、このような光学シートを表示装置のシャーシに固定保持するためには、表示装置の各機種ごとにそれぞれ個別の固定構造が設計および製作されていた。また、光学シートを固定保持したり、修理等のために光学シートを取り外したりする作業も機種ごとに異なる複雑な作業となっていた。
光学シートの固定構造としては、下記の特許文献1に記載されたような面光源装置も公知である。特許文献1には、両側面に蛍光ランプを取り付けた導光板の周囲にフレームを一体的に組み合わせ、導光板の表裏に対応するプリズムシート、拡散シートおよび反射シートを積層状態として、導光板側の係合凸部とフレーム側の係合凹部によりこれらの保持固定を行うことが記載されている。
特開平10−255533号公報
従来は、光学シートの固定構造が表示装置の各機種ごとにばらばらであり、汎用的に使用できる光学シートの保持具は存在しなかった。これでは、表示装置のコストも低減できず、また、表示装置の組立・分解作業等において、作業内容が機種ごとに異なる複雑なものとなっていた。
そこで、本発明は、簡素な構造で低コストであり、かつ表示装置の組立・分解作業を簡単に行うことができる液晶表示装置用光学シートの保持具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の液晶表示装置用光学シートの保持具は、液晶表示装置用の光学シートを保持するための軟質材料からなる第1保持部を備えた第1保持片と、前記第1保持部と対向可能に配置され、前記第1保持部と協働して前記光学シートを挟んで保持するための軟質材料からなる第2保持部を備えた第2保持片と、前記第1保持部および前記第2保持部を、前記光学シートを挟持させた状態に係止するための係止部と、前記第1保持片および前記第2保持片を前記液晶表示装置のシャーシに保持して固定するための固定部と、前記第1保持片または前記第2保持片の少なくとも一方に設けられ、前記光学シートを挟持するための支点となる支点部とを有するものである。
また、上記の液晶表示装置用光学シートの保持具において、前記支点部を、前記第1保持片と前記第2保持片とを互いに連結するエラストマーからなるものとすることができる。
また、上記の液晶表示装置用光学シートの保持具において、前記支点部を、前記第1保持片または前記第2保持片の少なくとも一方に形成された凸部とすることができる。
また、上記の液晶表示装置用光学シートの保持具において、前記係止部と前記固定部を、同一の係止固定部として形成することができる。
また、上記の液晶表示装置用光学シートの保持具において、前記第1保持部および前記第2保持部は、エラストマーで形成されたものであることが好ましい。
また、上記の液晶表示装置用光学シートの保持具において、前記第1保持片と前記第2保持片との間隔を適正な値に保って前記光学シートを保持するためのストッパを有することが好ましい。
また、上記の液晶表示装置用光学シートの保持具において、前記光学シートが複数の層を積層したものである場合、前記第1保持部および前記第2保持部によって前記光学シートの一部の層を除外して挟持することもできる。
また、上記の液晶表示装置用光学シートの保持具において、前記光学シートの挟持から除外された層は、前記第1保持片と前記第2保持片のいずれかに固着されるものであることが好ましい。
本発明は、以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
第1保持片および第2保持片からなる保持具によって、光学シートを適性かつ均等な挟持力により均一に保持することができる。保持具による光学シートの保持作業は、第1保持部および第2保持部の間に光学シートを挟んで保持具をシャーシに押し付けるだけの簡単な作業となる。また、光学シートを取り外す作業も、固定部の先端の爪とシャーシとの係合を外すことにより簡単に行うことができる。さらに、保持具の構造も簡素であり低コストである。
第1保持片と第2保持片とを互いに連結するエラストマーを支点部としたので、保持具が1つの部材に連結され取り扱いが容易となる。また、第1保持片と第2保持片が互いに支点部を中心に回動するため、光学シートの取り付け・取り外し作業も容易となる。
第1保持片または第2保持片の少なくとも一方に形成された凸部を支点部とした場合は、保持具の構造がさらに簡素となり、保持具のコストをさらに低減することができる。
係止部と固定部が同一の係止固定部として形成されたものでは、保持具の構造が簡素となり、保持具のコストをさらに低減することができる。
第1保持部および第2保持部を軟質のエラストマーで形成したので、光学シートに過大な挟持力を作用させることなく、適正な挟持力により高摩擦力の確実な保持を行うことができる。
保持具にストッパを設けたので、第1保持片と第2保持片との間隔を適正な値に保って、光学シートを適正な挟持力によって確実に保持することができる。
光学シートが複数の層を積層したものであり、一部の層の機械的強度が他の層より大幅に弱いものであっても、光学シートの一部の層を除外して挟持することにより、光学シートを十分な保持力で保持することができ、光学シートに十分な張力を与えて平面度を向上させることができる。
挟持から除外された層を第1保持片または第2保持片に固着することにより、挟持から除外された層にも十分な張力を与えることができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、液晶表示装置のシャーシ1への固定状態を示す図である。図1は表示画面と直交する平面で切断した断面図を示している。シャーシ1の表示画面から見て背面側には、蛍光管等のバックライト12が配置されている。バックライト12はシャーシ1に固定された支持部材11に支持されている。
バックライト12より表面側には、バックライト12からの光を均等に拡散したり、偏光させるための光学シート13が配置されている。光学シート13は拡散シート、プリズムシート、偏光シートなどからなる。光学シート13のシャーシ1への固定構造については後に詳しく説明する。そして、光学シート13の表面側には表示画面としての液晶表示パネル14が配置されシャーシ1に固定されている。
次に、光学シート13をシャーシ1に固定するための保持具2について説明する。図2は、保持具2によって光学シート13をシャーシ1に固定保持した状態を示す図である。また、図3は保持具2を開いた状態を示す図であり、図4は保持具2の断面図である。この図4は、図3におけるA−A矢視断面図である。
保持具2は、第1保持片21と第2保持片22を連結した構造となっている。図3および図4に示すように、硬質樹脂(例えば、ABS樹脂等)からなる第1保持片21および第2保持片22を、軟質のエラストマーからなる支点部23で接合して連結したものである。硬質樹脂とエラストマーとの接合は公知の接合方法(例えば、接着剤や熱融着による接合)によって行えばよい。図4の二点鎖線矢印で示すように、第2保持片22は第1保持片21に対して支点部23を中心に回動することができる。図4に二点鎖線で表示した第2保持片22は、回動した状態を示すものである。そして、図2に示すように、保持具2によって光学シート13を保持してシャーシ1に固定することができる。
第1保持片21の先端部内側にはエラストマーからなる第1保持部211が固着されており、第2保持片22の先端部内側にはエラストマーからなる第2保持部221が固着されている。前述のように、硬質樹脂とエラストマーとの固着は公知の接合方法(例えば、接着剤や熱融着による接合)によって行えばよい。第1保持部211および第2保持部221によって光学シート13を挟持するのである。第1保持部211および第2保持部221が軟質のエラストマーからなるので、光学シート13に過大な挟持力を作用させることなく、適正な挟持力により高摩擦力の確実な保持を行うことができる。
第2保持片22には係止固定部24が立設されている。また、第1保持片21には係止固定部24が貫通可能な貫通孔25が設けられている。図2に示すように、係止固定部24が貫通孔25を通過し、係止固定部24の先端の爪がシャーシ1に設けられた孔の周縁に係合することにより、第1保持片21および第2保持片22を挟持方向に付勢するとともに、保持具2をシャーシ1に固定する。すなわち、この係止固定部24は、第1保持部211および第2保持部221によって光学シート13を挟持した状態に係止する係止部と、保持具2をシャーシ1に固定する固定部の機能を兼ね備えている。
また、第1保持片21にはストッパ26が立設されている。このストッパ26は第2保持片22と当接することにより、第1保持片21と第2保持片22との間隔を適正な値に保ち、光学シート13を適正な挟持力によって保持するためのものである。ストッパ26によって、光学シート13に過大な挟持力を作用させることなく、適正な挟持力による保持を行うことができる。
このように、保持具2によって、光学シート13を適性かつ均等な挟持力により均一に保持することができる。保持具2による光学シート13の保持作業は、第1保持部211および第2保持部221の間に光学シート13を挟んで第2保持片22をシャーシに押圧するだけの簡単な作業となる。また、光学シート13を取り外す作業も、係止固定部24の先端の爪とシャーシ1との係合を外すことにより簡単に行うことができる。
なお、保持具2は光学シート13の4辺のそれぞれに適合する長さに形成されている。4つの保持具2により光学シート13の4辺を保持してシャーシ1に固定する。小型の表示装置などの場合には、2つの保持具2により光学シート13の対向する2辺だけを保持して固定するようにしてもよい。また、保持具2は、射出成形によって製造することができる。特に、2色射出成形によりエラストマー部分と硬質樹脂部分を融着させ、効率的に製造することができる。
次に、第2の実施の形態の保持具3について説明する。図5は、第2の実施の形態である保持具3の開いた状態を示す断面図である。そして図6は、保持具3によって光学シート13をシャーシ1に固定保持した状態を示す図である。保持具3も保持具2と同様に、第1保持片31と第2保持片32を連結した構造となっている。図5に示すように、硬質樹脂(例えば、ABS樹脂等)からなる第1保持片31および第2保持片32を、軟質のエラストマーからなる支点部33で接合して連結したものである。硬質樹脂とエラストマーとの接合は公知の接合方法によって行えばよい。
図5の二点鎖線矢印で示すように、第2保持片32は第1保持片31に対して支点部33を中心に回動することができる。図5に二点鎖線で表示した第2保持片32は、回動した状態を示すものである。そして、図6に示すように、保持具3によって光学シート13を保持してシャーシ1に固定することができる。
第1保持片31の先端部内側にはエラストマーからなる第1保持部311が固着されており、第2保持片32の先端部内側にはエラストマーからなる第2保持部321が固着されている。第1保持部311および第2保持部321によって光学シート13を挟持するのである。第1保持部311および第2保持部321が軟質のエラストマーからなるので、光学シート13に過大な挟持力を作用させることなく、適正な挟持力により高摩擦の保持を行うことができる。
第1保持片31の内方には第1係止部312が立設されており、第2保持片32の内方には第2係止部322が立設されている。図6に示すように、第1係止部312と第2係止部322とは、先端部の爪が互いに係合可能であり、第1保持片31および第2保持片32を挟持方向に付勢して係止する。また、第1保持片31の外方には固定部34が立設されている。図6に示すように、固定部34の先端の爪がシャーシ1に設けられた孔の周縁に係合することにより、保持具3をシャーシ1に固定する。
また、第1保持片31にはストッパ36が立設されている。このストッパ36は第2保持片32と当接することにより、第1保持片31と第2保持片32との間隔を適正な値に保ち、光学シート13を適正な挟持力によって保持するためのものである。ストッパ36によって、光学シート13に過大な挟持力を作用させることなく、適正な挟持力による保持を行うことができる。
保持具3の使用態様は保持具2と同様である。保持具3により光学シート13の4辺を保持してもよいし、光学シート13の対向する2辺だけを保持して固定するようにしてもよい。また、保持具3は、射出成形によって製造することができる。特に、2色射出成形によりエラストマー部分と硬質樹脂部分を融着させ、効率的に製造することができる。
次に、第3の実施の形態の保持具4について説明する。図7は、第3の実施の形態である保持具4によって光学シート13をシャーシ1に固定保持した状態を示す図である。保持具4も保持具2,3と同様に、第1保持片41と第2保持片42を連結した構造となっている。すなわち、硬質樹脂(例えば、ABS樹脂等)からなる第1保持片41および第2保持片42を、軟質のエラストマーからなる支点部43で接合して連結したものである。
第2保持片42は第1保持片41に対して支点部43を中心に回動することができる。そして、図7に示すように、保持具4によって光学シート13を保持してシャーシ1に固定することができる。第1保持片41の先端部内側にはエラストマーからなる第1保持部411が固着されており、第2保持片42の先端部内側にはエラストマーからなる第2保持部421が固着されている。第1保持部411および第2保持部421によって光学シート13を挟持するのである。第1保持部411、第2保持部421、第1保持片41に設けられたストッパ等の機能は保持具2,3と同様である。
第1保持片41および第2保持片42には貫通孔が設けられている。その貫通孔に係止固定ピン44を挿入して、さらに係止固定ピン44の先端部の爪をシャーシ1に設けられた孔の周縁に係合することにより、第1保持片41および第2保持片42を挟持方向に付勢するとともに、保持具4をシャーシ1に固定する。すなわち、この係止固定ピン44は、第1保持部411および第2保持部421によって光学シート13を挟持した状態に係止する係止部と、保持具4をシャーシ1に固定する固定部の機能を兼ね備えている。
また、保持具4は、前述の実施の形態と同様に2色射出成形によって製造することができるが、押出成形によって製造することもできる。第1保持片41および第2保持片42は、押出成形による成形品を適宜の長さに切断して製造する。貫通孔は後加工により設ける。これにエラストマーからなる部分を接着等により固着して保持具4を製造することができる。さらに、押出成形によって製造する場合に、2色押出成形を利用することにより、硬質樹脂とエラストマーを同時に押出成形して一体に融着することもできる。係止固定ピン44は、別途射出成形等によって製造したものを使用する。
次に、第4の実施の形態の保持具5について説明する。図8は、第4の実施の形態である保持具5によって光学シート13をシャーシ1に固定保持した状態を示す図である。保持具5の構成は、前述の保持具4とほぼ同様であるが、支点部53の構成が異なっている。この保持具5では、第1保持片51と第2保持片52とをエラストマーによって連結しておらず、第1保持片51と第2保持片52は互いに独立している。第1保持片51の端部には凸部が形成され、この凸部が支点部53を構成している。この支点部53によって第1保持片51と第2保持片52の位置関係が保たれている。
図8に示すように、保持具5によって光学シート13を保持してシャーシ1に固定することができる。第1保持片51の先端部内側にはエラストマーからなる第1保持部511が固着されており、第2保持片52の先端部内側にはエラストマーからなる第2保持部521が固着されている。第1保持部511および第2保持部521によって光学シート13を挟持するのである。第1保持部511、第2保持部521、第1保持片51に設けられたストッパ等の機能は保持具2,3,4と同様である。
第1保持片51および第2保持片52には貫通孔が設けられている。その貫通孔に係止固定ピン54を挿入して、さらに係止固定ピン54の先端部の爪をシャーシ1に設けられた孔の周縁に係合することにより、第1保持片51および第2保持片52を挟持方向に付勢するとともに、保持具5をシャーシ1に固定する。この係止固定ピン54の機能は保持具4の係止固定ピン44と同様である。
また、保持具5は、前述の実施の形態と同様に2色射出成形によって製造することができるが、押出成形によって製造することもできる。第1保持片51および第2保持片52は、押出成形による成形品を適宜の長さに切断して製造する。貫通孔は後加工により設ける。これにエラストマーからなる部分を接着等により固着して保持具5を製造することができる。さらに、押出成形によって製造する場合に、2色押出成形を利用することにより、硬質樹脂とエラストマーを同時に押出成形して一体に融着することもできる。係止固定ピン54は、別途射出成形等によって製造したものを使用する。
以上のように、保持具2〜5によって、光学シート13を適性かつ均等な挟持力により均一に保持することができる。なお、保持具は光学シート13の4辺のそれぞれに適合する長さに形成されている。4つの保持具により光学シート13の4辺を保持してシャーシ1に固定してもよいし、小型の表示装置などの場合には、2つの保持具により光学シート13の対向する2辺だけを保持して固定するようにしてもよい。
次に、保持具による光学シート13の保持形態の変形例を説明する。図9が、その変形例を示す図である。光学シート13を保持具2aによって保持してシャーシ1に固定している。ここで、光学シート13は光拡散シート131、プリズムシート132、偏光シート133の複数の層が積層されて貼り合わされたものである。なお、この光学シート13の積層構造や積層順序は、必ずしも図示のようなものに限定されるわけではない。これとは異なる積層構造、積層順序であってもよい。
保持具2aの構成は、図2の保持具2とほとんど共通であるが、第1保持片21の第1保持部211と、第2保持片22の第2保持部221の位置が異なっている。第1保持部211は第1保持片21の先端端部から支点部23側に所定距離移動した位置に固着されており、第2保持部221は第2保持片22の先端端部から支点部23側に同じ距離だけ移動した位置に固着されている。
この場合の光学シート13では、最下層の光拡散シート131の機械的強度が他の層より大幅に弱いものとする。そのような条件では、3層まとめて第1保持部211と第2保持部221とで挟持しても、十分な保持強度が得られない。むしろ、光拡散シート131を除外して他の2層を挟持した方が保持力も大きくでき、光学シート13に十分な張力を与えて平面度を向上させることができる。
したがって、ここでは光拡散シート131の層を端から所定幅だけ切除しておき、他の2層(プリズムシート132、偏光シート133)を第1保持部211と第2保持部221とで挟持している。光拡散シート131は、第1保持部211と第2保持部221とによる挟持から除外されている。これにより、光学シート13を十分な保持力で保持することができ、光学シート13に十分な張力を与えることができる。
また、挟持から除外された光拡散シート131は、第1保持片21の先端部内面に接着等により固着されることが望ましい。光拡散シート131を第1保持片21に固着することにより、光拡散シート131にも十分な張力を与えることができる。なお、光拡散シート131が他のシートに貼り合わされていて、それにより十分な張力を与えることができる場合には、必ずしも光拡散シート131を第1保持片21に固着する必要はない。
なお、ここでは光学シート13の第1保持片21側の層を除外して挟持する場合を説明したが、第2保持片22側の層を除外して挟持する場合でもよく、さらに、両側の層を除外して挟持する場合でもよい。また、保持具も、保持具2の構成を基礎とするもので説明したが、保持具2〜5のいずれを基礎とするものでも同様である。
液晶表示装置のシャーシ1への固定状態を示す図である。 保持具2によって光学シート13をシャーシ1に固定保持した状態を示す図である。 保持具2を開いた状態を示す図である。 保持具2の図3におけるA−A矢視断面図である。 第2の実施の形態である保持具3の開いた状態を示す図である。 保持具3によって光学シート13をシャーシ1に固定保持した状態を示す図である。 第3の実施の形態である保持具4によって光学シート13をシャーシ1に固定保持した状態を示す図である。 第4の実施の形態である保持具5によって光学シート13をシャーシ1に固定保持した状態を示す図である。 保持具による光学シート13の保持形態の変形例を示す図である。
符号の説明
1 シャーシ
2,2a,3,4,5 保持具
11 支持部材
12 バックライト
13 光学シート
14 液晶表示パネル
21,31,41,51 第1保持片
22,32,42,52 第2保持片
23,33,43,53 支点部
24 係止固定部
25 貫通孔
26,36 ストッパ
34 固定部
44,54 係止固定ピン
131 光拡散シート
132 プリズムシート
133 偏光シート
211,311,411,511 第1保持部
221,321,421,521 第2保持部
312 第1係止部
322 第2係止部

Claims (8)

  1. 液晶表示装置用の光学シート(13)を保持するための軟質材料からなる第1保持部(211)を備えた第1保持片(21)と、
    前記第1保持部(211)と対向可能に配置され、前記第1保持部(211)と協働して前記光学シート(13)を挟んで保持するための軟質材料からなる第2保持部(221)を備えた第2保持片(22)と、
    前記第1保持部(211)および前記第2保持部(221)を、前記光学シート(13)を挟持させた状態に係止するための係止部(24)と、
    前記第1保持片(21)および前記第2保持片(22)を前記液晶表示装置のシャーシ(1)に保持して固定するための固定部(24)と、
    前記第1保持片(21)または前記第2保持片(22)の少なくとも一方に設けられ、前記光学シート(13)を挟持するための支点となる支点部(23)とを有する液晶表示装置用光学シートの保持具。
  2. 請求項1に記載した液晶表示装置用光学シートの保持具であって、
    前記支点部(23)は、前記第1保持片(21)と前記第2保持片(22)とを互いに連結するエラストマーからなるものである液晶表示装置用光学シートの保持具。
  3. 請求項1に記載した液晶表示装置用光学シートの保持具であって、
    前記支点部(53)は、前記第1保持片(51)または前記第2保持片(52)の少なくとも一方に形成された凸部である液晶表示装置用光学シートの保持具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載した液晶表示装置用光学シートの保持具であって、
    前記係止部(24)と前記固定部(24)が、同一の係止固定部(24)として形成されたものである液晶表示装置用光学シートの保持具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載した液晶表示装置用光学シートの保持具であって、
    前記第1保持部(211)および前記第2保持部(221)は、エラストマーで形成されたものである液晶表示装置用光学シートの保持具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載した液晶表示装置用光学シートの保持具であって、
    前記第1保持片(21)と前記第2保持片(22)との間隔を適正な値に保って前記光学シート(13)を保持するためのストッパ(26)を有する液晶表示装置用光学シートの保持具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載した液晶表示装置用光学シートの保持具であって、
    前記光学シート(13)が複数の層を積層したものであり、
    前記第1保持部(211)および前記第2保持部(221)によって前記光学シート(13)の一部の層を除外して挟持するものである液晶表示装置用光学シートの保持具。
  8. 請求項7に記載した液晶表示装置用光学シートの保持具であって、
    前記光学シート(13)の挟持から除外された層は、前記第1保持片(21)と前記第2保持片(22)のいずれかに固着されるものである液晶表示装置用光学シートの保持具。
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