JP2007186344A - 乗客運搬システムのガバナ装置 - Google Patents

乗客運搬システムのガバナ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ベルトのプーリ脇の狭いスペースに取り付けることができる、偏心リング形状で薄型な乗客運搬システムのガバナ装置を得る。
【手段】乗客運搬システムのガバナ装置11は、回転体12aと、回転体12aに取付けられたベース14と、ベース14に回転機構14aを介して回転自在に取付けられ、回転体12aの回転中心に対して偏心した位置に重心を有する偏心リング13とを備えている。ベース14と偏心リング13とが復元機構15により連結され、この復元機構15は、偏心リング13に復元位置方向に向う復元力を与える。また、復元ストッパ16が偏心リング13を復元位置に規制する。偏心リング13の作動時に偏心リング13のカム形状13aに当接する検出スイッチ18が、偏心リング13近傍に設けられており、制御装置20は、検出スイッチ18の信号により乗客運搬システムを停止する。
【選択図】図1

Description

産業上の利用分野
この発明は、例えば、乗客コンベア等の乗客運搬システムを駆動する駆動機に設けられた乗客運搬システムのガバナ装置に関するものである。
従来の技術
図7は、従来のガバナ装置の構造図を示したのもであり、図8、図9は、それぞれ従来の乗客コンベア(エスカレータ、動く歩道)などの乗客運搬システムのガバナ装置の正面図と側面図を示したものである。図7において、1は円周外方向ヘスライドする重り、2は重り1を所定の圧力で回転中心方向へ押圧するバネ体、3は重り1とバネ体2をガイドするガイド部、4は重り1とバネ体2とガイド部3を固定するベース、5はベース4の回転数を検出する検出スイッチである。図8、図9において、ベース4は減速機6の入力軸にプーリ7と共に取り付けられており、プーリ7は減速機6の上部に積載状態に設置された電動機10のロータ軸に取り付けられたプーリ9とベルト8により連結されている。そして、プーリ9、ベルト8、プーリ7を通して電動機10の動力が減速機6に伝えられる。
上記のように構成された従来の乗客運搬システムのガバナ装置では、重り1が遠心力によってスライドすることにより速度を検出する。つまり、乗客運搬システムの速度が増加し、回転体4の回転数が所定値を越えた時に、重り1が円周外方向ヘスライドし、検出スイッチ5を作動させ、乗客運搬システムを停止させるというものである。検出スイッチ5は一般的にはアクチュエーター部が重り1によって倒されて作動する接触方式が用いられているが、非接触方式の検出方法も可能である。
従来の乗客運搬システムのガバナ装置では、減速機6の入力軸に取り付けられたベース4の回転数が早く、重り1に検出スイッチを直接ぶつけると壊れてしまう可能性があった。半周にわたる90度近い長い導入テーパ部を重りに設ければ、検出スイッチを直接ぶつけても壊れないが、長い重り1は重量がかさみ、高速回転で遠心力により作動させるのは危険であった。また、非接触方式の検出スイッチに関しては、電気的な故障があった場合には効かないので、安全性を損なうという問題点があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、乗客運搬システムのガバナ装置を直接検出スイッチを作動させても信頼性が高く、しかも安全性を損なわない乗客運搬システムのガバナ装置を得ることを目的としている。
本発明は、乗客運搬システムのガバナ装置において、回転体と、回転体に取付けられたベースと、前記ベースに回転機構を介して回転自在に取付けられ、扁平なドーナツ形状を有するとともに、復元位置において回転体の回転中心に対して偏心した位置に重心を有し、作動時にはカムとして作用するカム形状を有する偏心リングと、前記ベースと前記偏心リングとを連結し、前記偏心リングに復元位置方向に向う復元力を与える復元機構と、前記復元機構によって復元方向に付勢された偏心リングを前記ベースに対する復元位置に規制する復元ストッパと、前記偏心リング近傍に設けられ、前記偏心リングの作動時に偏心リングのカム形状に当接する検出スイッチと、前記検出スイッチの信号により乗客運搬システムを停止する制御装置と、を備えたことを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記回転機構は、前記ベースに設けられた回転軸からなることを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記べースが扁平で、中央に貫通穴を有しており、前記ベースもドーナツ形状の中空構造であることを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記ベースに抜き穴を設けるか、もしくはバランスウェイトを具備し、前記復元機構の力で前記偏心リングが戻っているときに前記ガバナ装置全体の重心が回転中心の位置となることを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記ベースまたは前記偏心リングに穴が設けられ、前記復元機構は前記ベースまたは前記偏心リング内に収納されていることを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記復元機構の前記ベースまたは前記偏心リングへの取付け部に、前記復元機構の初期伸びを調整する調整金具を取り付けたことを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記調整金具は前記復元機構が遠心力で形状が変形して飛び出さないようにバネ受けとして機能するような形になっていることを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記偏心リングのカム形状が前記偏心リングの外周側に形成されていることを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記偏心リングのカム形状が前記偏心リングの内周側に形成されていることを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記回転体の回転中心の軸が横に傾いており、前記偏心リングと前記復元ストッパのいずれか一方が樹脂材などの静粛材からなるか、あるいは、前記偏心リングと前記復元ストッパのいずれか一方の表面に弾性部材が設けられていることを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記回転体の中心と前記偏心リングの重心とを結ぶ線分と、前記偏心リングの重心と前記偏心リングの回転機構の中心とを結ぶ線分とが鈍角を形成することを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記偏心リングの重心は、前記回転体の中心と前記偏心リングの回転機構の中心とを結ぶ直線近傍であって、かつ前記回転体の中心近傍に設けられていることを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記偏心リングの回転機構は、前記ベースから離れた外方に設けられた仮想回転軸を有することを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、前記偏心リングは、前記仮想回転軸を中心とした円弧に沿うように設けられた2つの長穴を有し、前記ベースは、各長穴に対応して摺動する摺動ピンを有し、前記ベースの摺動ピンが前記偏心リングの長穴内を摺動することにより、前記偏心リングが前記ベースに対して前記仮想回転軸を中心に回動することを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
本発明は、一端が前記偏心リングに取付けられるとともに他端が前記ベースに取付けられ、長手軸が前記仮想回転軸の中心に向かう直線上に沿って配置された2つのリンク機構を更に備え、前記偏心リングと前記ベースとがこのリンク機構を介して連結されることにより、前記偏心リングが前記ベースに対して前記仮想回転軸を中心に回動することを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置である。
作用
本発明の乗客運搬システムのガバナ装置では、遠心力が速度の2乗に比例し質量に比例することから、回転体の回転数を増して速度を速くすると、通常運転時(100%速度)の偏心リングの遠心力に対して、異常時(仮に110%速度に設定した場合)の偏心リングの遠心力は1.2倍にでき、作動する感度を高くできる。
そして、上述の遠心力の拡大の傾向は、相対的な話である。遠心力の絶対的な大きさに関しては、この偏心リングの重心は通常時には回転中心のそばにあるので、遠心力は非常に小さい。よって、復元機構はそれほど強いものでなく復元力が小さいので、容易に組立でき、バネ乗数の柔らかいものを伸ばして使えるので、復元力の微妙な調整も容易である。
この偏心リングの重心は通常時には回転中心のそばにあるので、通常時に比べて作動時には回転半径が伸び、遠心力が著しく拡大するので、一旦動き始めると急加速して、作動ストッパに当たるまで高速で動くことになる。よって、瞬時に偏心リングが作動して検出スイッチを押すので、検出スイッチを一回で押しきることができる。偶然にも、カム形状が下り勾配になるときに作動した場合には、押しきれないが、次の回転で一周してきたときには確実に押しきれるので、問題ない。なお、検出スイッチは押しきるとラッチが掛って戻らないようなものを用いれば、確実に検出できる。
さらに、検出スイッチの信号を受けた制御装置が乗客運搬システムを停止する。一般的には電源カットすることで、ブレーキによって停止するようになっており、モータにはフライホイールがついているので、ゆっくりと減速停止サる。この減速途中で遠心力が徐々に弱まり、復元機構の力が上回った時点から、偏心リングは復元ストッパにまで戻りはじめる。この時、回転中心が通常時よりずれているので、遠心力が大きくなっており、作動するときに設定した回転数では戻らず、それより回転数が下がって復元しはじめる。よって、設定した回転数ぎりぎりで上下にふらついている場合でも、偏心リングは作動したら最後まで動き、一旦作動した後には簡単には戻らないので、安定した動作が期待できる。
発明の実施の形態
以下、この発明の実施の形態について図を用いて説明する。
第一の実施の形態
図1〜図4は、本発明の第一の実施の形態を示す乗客運搬システムのガバナ装置の構造図である。
図1において、乗客運搬システムのガバナ装置11は、入力軸12aからなる回転体と、この回転体に取付けられたベース14と、ベース14に回転軸14aからなる回転機構を介して回転自在に取付けられた偏心リング13とを備えている。このうち偏心リング13は、扁平なドーナツ形状を有するとともに、復元位置において回転体(入力軸12a)に対して偏心した位置に重心を有し、作動時にはカムとして作用するカム形状13aを有している。また、復元機構15は、ベース14と偏心リング13とに連結されており、この復元機構15は、偏心リング13に復元位置方向に向う復元力を与えるバネ等からなっている。また、復元ストッパ16は、ベース14に対して復元機構15によって復元方向に付勢された偏心リング13を復元位置に規制する。また、偏心リング13近傍に、偏心リング13の作動時に偏心リング13のカム形状13aに当接する検出スイッチ18が設けられ、この検出スイッチ18に、検出スイッチ18の信号により乗客運搬システムを停止する制御装置20が接続されている。
すなわち、乗客運搬システムのガバナ装置11において、減速機12の入力軸12aは、回転数を検知されるべきものである。偏心リング13は、扁平なドーナツ形状で、それに関連したその重心は回転中心11aより僅かにズレた位置に配し、偏心リング13が作動した際に偏心リング13の外周側がカム形状13aとなる周辺形状となっている。ベース14は、その偏心リング13をその扁平平面方向に回転軸14aからなる回転機構で回転自在に支持し、減速機12の入力軸12aに取り付けられている。また、回転中心11aの位置との関係においては、偏心リング13の重心を頂角として回転中心11a・重心・回転軸14aを鈍角に設定している。バネ等からなる復元機構15は、そのベース14より偏心リング13に復元力を与えている。復元ストッパ16は、その復元機構15が復元力で偏心リング13を戻した際に、ベース14と偏心リング13との動作限をなしている。作動ストッパ17は、偏心リング13の回転による遠心力が復元機構15の復元力に勝って偏心リング13が作動した際に、ベース14と偏心リング13との動作限をなしている。検出スイッチ18は、構造体19に取り付けられ、偏心リング13が作動した際に偏心リング13のカム形状13aに当接するように配置している。制御装置20は、その検出スイッチ18の信号により乗客運搬システムを停止する。
また、このガバナ装置11のベース14は、扁平で中央に貫通穴を有しており、ベース14も中心部分に穴が形成されたドーナツ形状の中空構造である。そして、ベース14にはバランスを取るための抜き穴14bを配しており、復元機構15の力で偏心リング13が戻っているときに、ガバナ装置11全体の重心11aが回転中心の位置となっている。なお、ベース14に抜き穴14bを配する代わりに、ベース14にバランスウェイトを具備し、復元機構15の力で偏心リング13が戻っているときにガバナ装置11全体の重心11aが回転中心の位置となるようにしても良い。
また、偏心リング13が作動した際に偏心リング13の外周側がカム形状13aとなる周辺形状となる代わりに、偏心リング13が作動した際に偏心リング13の内周側がカム形状13aとなってもよい。
このガバナ装置11の復元機構15は、偏心リング13に穴13dを設けて、偏心リング13の扁平面内に収納されている。一方、復元機構15が、ベース14に穴を設けて、ベース14の扁平面内に収納されていても良い。
また、復元機構15は、偏心リング13への取付け部に復元機構15の初期伸びを調整する調整金具13bを介して取り付けられている。そして、調整金具13bは、復元機構15が遠心力で形状が変形して飛び出さないようにバネ受けとして機能するような受け形13cになっている。なお、復元機構15は、ベース14の取付け部に復元機構15の初期伸びを調整する調整金具を介して取り付けられていても良い。
また、ガバナ装置11が取り付けられる減速機12の入力軸12aの回転する軸が横に傾いている場合、すなわち入力軸12aの回転する軸が垂直方向を向いていない場合において、復元ストッパ16の表面に樹脂材16aが設けられている。
つぎに、第一の実施の形態での乗客運搬システムのガバナ装置の動作について説明する。
まず、ガバナ装置11では、遠心力が速度の2乗に比例し質量に比例することから、減速機12の入力軸12aの回転数を増して速度を速くすると、通常運転時(100%速度)の偏心リング13の遠心力に対して、異常時(仮に110%速度に設定した場合)の偏心リング13の遠心力は1.2倍にでき、作動する感度を高くできる。
そして、上述の遠心力の拡大の傾向は、相対的な話である。遠心力の絶対的な大きさに関しては、この偏心リング13の重心は通常時には回転中心11aのそばにあるので、遠心力は非常に小さい。よって、復元機構15はそれほど強いものでなく復元力が小さいので、容易に組立でき、バネ乗数の柔らかいものを伸ばして使えるので、復元力の微妙な調整も容易である。
この偏心リング13の重心は通常時には回転中心11aのそばにあるので、通常時に比べて作動時には回転半径が伸び、遠心力が著しく拡大する。一旦動き始めると急加速して、作動ストッパ17に当たるまで高速で動くことになる。よって、瞬時に偏心リング13が作動して検出スイッチ8を押すので、検出スイッチ18を一回で押しきることができる。偶然にも、カム形状13aが下り勾配になるときに作動した場合には、押しきれないが、次の回転で一周してきたときには確実に押しきれるので、問題ない。なお、検出スイッチ18は押しきるとラッチが掛って戻らないようなものを用いれば、確実に検出できる。
なお、偏心リング13の重心が、回転中心と偏心リング13の回転軸14aに対して鈍角となり、また、偏心リング13の重心が、回転中心と偏心リング13の回転軸14aとを結ぶ直線に近く、極力、偏心リング13の回転軸14aに近くなるように設定しているので、加減速による偏心リング13の慣性力は回転軸14aに対して回転の加減速とは逆回転のモーメントを発生する。この慣性力によるモーメントは偏心リング13の回転慣性によるモーメントを打ち消すように作用する。よって、加減速は偏心リング13の動作に影響しにくくなる。
さらに、図4において、検出スイッチ18の信号を受けた制御装置20が乗客運搬システムを停止する。一般的には電源カットすることで、ブレーキ21によって停止するようになっており、電動機22の出力軸22aにはフライホイール22bがついているので、ゆっくりと減速停止する。この減速途中で遠心力が徐々に弱まり、復元機構15の力が上回った時点から、偏心リング13は復元ストッパ16にまで戻りはじめる。この時、回転中心が通常時よりずれているので、遠心力が大きくなっており、作動するときに設定した回転数では戻らず、それより回転数が下がって復元しはじめる。よって、設定した回転数ぎりぎりで上下にふらついている場合、例えば、電動機22の出力軸22aと減速機12の入力軸12aとの間のベルト23・プーリ22c、12bが経年劣化で滑り始めて回転数がふらついているような場合でも、偏心リング13は作動したら最後まで動き、一旦作動した後には簡単には戻らない。
また、偏心リング13とともにベース14もドーナツ形状の中空構造となっているので、入力軸12aが邪魔にならずに取り付けられる。そして、ベース14には抜き穴14bを配しており、復元機構15の力で偏心リング13が戻っているときには、ガバナ装置11全体の重心が回転中心11aの位置となっているので、通常時には、触れ回る力は発生しない。
また、このガバナ装置11の復元機構15は、偏心リング13の穴13dの中で扁平面内に収納されているので、薄型扁平な構造である。
また、復元機構15は、偏心リング13へ調整金具13bを介して取り付けられているので、適切な回転数で偏心リング13が作動するように初期伸びを調整できる。そして、調整金具13bが受け形13cになっているので、復元機構15が強い遠心力を受けても、形状が変形して飛び出さないように押さえられている。
また、ガバナ装置11が取り付けられる減速機12の入力軸12aの回転軸が横に傾いている場合に、復元ストッパ16の表面に樹脂材16aを配しているので、作動直前に重力が偏心リング13に上下交互作用して、復元ストッパ16との間で断続音を発生するが、この音を抑制することができる。
このように、第一の実施の形態によれば、遠心力が拡大され、作動する感度が高くできるので、精度良く作動させることができる。
そして、復元機構15はそれほど強いものでなく復元力が小さく、容易に組立でき、バネ乗数の柔らかいものを伸ばして使えて、復元力の微妙な調整も容易であるので、精度良く作動回転数を調整できる。
なお、過減速による偏心リング13の慣性力は回転軸14aに対してモーメントを発生しにくく、通常の加減速では偏心リング13の動作に影響しないので、例えば、スタート時に急加速しても検出スイッチ18が入ってしまうような不具合が起こることがない。
さらに、偏心リング13は作動したら最後まで動き、一旦作動した後には簡単には戻らず、安定した動作が期待できる。
また、偏心リング13とともにベース14もドーナツ形状の中空構造となっており、入力軸12aが邪魔にならずに取り付けられるので、ガバナ装置11を減速機12とプーリ12b内側との間の狭いスペースに取り付けることができる。そして、ベース14には抜き穴14bを配しており、通常回転しているときには、触れ回る力は発生しないので、振動源となるようなことはなく、静粛性を維持できる。
また、このガバナ装置11の復元機構15は偏心リング13の扁平面内に収納されて、薄型扁平な構造であるので、ガバナ装置11はガバナ装置11を減速機12とプーリ12b内側との間の狭いスペースに取り付けることができる。
また、復元機構15は、偏心リング13へ調整金具24を介して取り付けられており、初期伸びを適切な回転数で偏心リング13が作動するように調整できるので、精度良く作動させることができる。そして、調整金具13bが受け形13cになっており、復元機構15が強い遠心力を受けても、形状が変形して飛び出さないように押さえられているので、安定した動作が期待できる。
また、復元ストッパ16の表面に樹脂材16aを配して、復元ストッパ16との間で断続音を抑制することができるので、作動時の静粛性を向上できる。
なお、本実施の形態で記載しなかったが、偏心リング13が接触することで重りによって倒されることを起点に作動する接触方式の機構、例えば図示しない逆行防止のラッチ機構を設けることも可能である。
第二の実施の形態
図5は、本発明の第二の実施の形態を示す乗客運搬システムのガバナ装置の構造図である。
本実施の形態のガバナ装置31において、仮想回転体33と仮想回転軸32とを有する回転機構の構成が異なるのみであり、他の構成は第一の実施の形態と略同一である。図5において、図1に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明を割愛する。また、説明に用いる符号も同じものに関しては同じ符号を付して説明する。
図5において、偏心リング13の回転機構は、ベース14から離れた外方に設けられた仮想回転軸32を有している。
偏心リング13は、この仮想回転軸32を中心とした円弧に沿うように設けられた2つの長穴34a、34bを有しており、またベース14は、この2つの長穴34a、34bに対応してそれぞれ摺動する2つの摺動ピン35a、35bを有している。
このベース14の摺動ピン35a、35bは、それぞれが偏心リング13の長穴34a、34b内を摺動し、これにより、偏心リング13は、仮想回転軸32を中心に回動するようになっている。
また、偏心リング13の重心は、回転中心11aと偏心リング13の重心とを結ぶ線分と、偏心リング13の重心と仮想回転軸32とを結ぶ線分とが鈍角を形成するように配置され、偏心リング13がベース14に対して、仮想回転体33で連結されている。なお、仮想回転軸32は、ベース14から離れて設けられた実体のない回転軸である。
上述した仮想回転体33は、仮想回転軸32を中心とした円弧に沿うように偏心リング13に開けられた2つの長穴34a、34bと、ベース14に取り付けられ、この2つの長穴34a、34bに沿って摺動する2つの摺動ピン35a、35bとからなっている。
次に、第二の実施の形態での乗客運搬システムのガバナ装置の動作について説明する。
仮想回転体33内において、ベース14に取り付けられた2つの摺動ピン35a、35bが、偏心リング13に形成された2つの長穴34a、34bに沿って摺動するので、偏心リング13は、ベース14より離れた実体のない仮想回転軸32を中心として回転する。
また、偏心リング13の重心は、回転中心11aと偏心リング13とを結ぶ線分と、偏心リング13の重心と仮想回転軸32とを結ぶ線分とが鈍角を形成するように配置され、また、偏心リング13がベース14に対して仮想回転体33で連結され、偏心リング13がベース14より離れた実体のない仮想回転軸32を中心として回転するので、加減速による偏心リング13の慣性力は回転軸32に対して回転の加減速とは逆回転に大きなモーメントを発生する。
この慣性力によるモーメントは、長穴34a、34bの形状に依存するため、仮想回転軸42を遠くに配置してモーメント半径を自由に設定することができ、これにより、偏心リング13の回転慣性によるモーメントを完全に打ち消すように作用させることができる。したがって、減速機12の入力軸12a(回転体)の加減速は、偏心リング13の動作に全く影響しない。
このように、第二の実施の形態によれば、減速機12の入力軸12a(回転体)の加減速による偏心リング13の慣性力は、回転軸32に対してモーメントを発生させず、減速機12の入力軸12a(回転体)の加減速は、偏心リング13の動作に全く影響しない。したがって、例えば、モータの運転状態をスター運転からデルタ運転へ変更して、瞬間的な加減速が作用しても、検出スイッチ18が誤って入ってしまうような不具合が起こることがない。
第三の実施の形態
図6は、本発明の第三の実施の形態を示す乗客運搬システムのガバナ装置の構造図である。
本実施の形態のガバナ装置41において、仮想回転体43と仮想回転軸42とを有する回転機構の構成が異なるのみであり、他の構成は、第一の実施の形態と略同一である。図6において、図1に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明を割愛する。また、説明に用いる符号も同じものに関しては同じ符号を付して説明する。
図6において、乗客運搬システムのガバナ装置41は、一端が偏心リング13に取付けられるとともに他端がベース14に取付けられ、長手軸が仮想回転軸42の中心に向かう直線上に沿って配置された2つのリンク機構46a、46bを更に備えている。
このように、偏心リング13とベース14とがこのリンク機構46a、46bを介して連結されており、これにより、偏心リング13が仮想回転軸42を中心に回動するようになっている。
また、偏心リング13の重心は、回転中心11aと偏心リング13の重心とを結ぶ線分と、偏心リング13の重心と仮想回転軸42とを結ぶ線分とが鈍角を形成するように配置され、偏心リング13がベース14に対して、仮想回転体43で連結されている。なお、仮想回転軸42は、ベース14から離れて設けられた実体のない回転軸である。
上述した仮想回転体43は、リンク機構46a、46bからなっており、リンク機構46a、46bは、それぞれ仮想回転軸42の中心に向かう直線に沿うように設けらている。
また、リンク機構46aは、偏心リング13と接続部44aにおいて回動自在に取付けられ、かつベース14と接続部45aにおいて回動自在に取付けられている。一方、リンク機構46bは、偏心リング13と接続部44bにおいて回動自在に取付けられ、かつベース14と接続部45bにおいて回動自在に取付けられている。
次に、第三の実施の形態での乗客運搬システムのガバナ装置の動作について説明する。
仮想回転体43内において、リンク機構46a、46bの揺動角度が微小である場合には、偏心リング13側の接続部44a、44bはベース14側の接続部45a、45bに対して直角方向に動き、その延長線上の仮想回転軸42に対しても直角方向に動くので、偏心リング13は、ベース14より離れた実体のない仮想回転軸42を中心として回転する。
なお、偏心リング13が動き出すと、リンク機構46a、46bの揺動角度が大きくなるので、仮想回転軸42の位置も徐々に変わってしまうが、一般にガバナ装置は、動き出しの回転数の設定のみが重要なので、特定な回転数で作動するというガバナ装置の機能に影響することはない。
偏心リング13の重心が、回転中心11aと偏心リング13とを結ぶ線分と、偏心リング13の重心と仮想回転軸42とを結ぶ線分とが鈍角を形成するように配置され、また、偏心リング13がベース14に対して仮想回転体43で連結され、偏心リング13がベース14から離れた実体のない仮想回転軸42を中心として回転するので、加減速による偏心リング13の慣性力は回転軸42に対して回転の加減速とは逆回転に大きなモーメントを発生する。
この慣性力によるモーメントは、リンク機構46a、46bの向きに依存するため、仮想回転軸42を遠くに配置してモーメント半径を自由に設定することができ、これにより、偏心リング13の回転慣性によるモーメントを完全に打ち消すように作用させることができる。したがって、減速機12の入力軸12a(回転体)の加減速は偏心リング13の動作に全く影響しなくなる。
このように、第三の実施の形態によれば、減速機12の入力軸12a(回転体)の加減速による偏心リング13の慣性力は、回転軸32に対してモーメントを発生させず、減速機12の入力軸12a(回転体)の加減速は、偏心リング13の動作に全く影響しない。したがって、例えば、モータの運転状態をスター運転からデルタ運転へ変更して、瞬間的な加減速が作用しても検出スイッチ18が誤って入ってしまうような不具合が起こることがない。
なお、上述した第一の実施の形態乃至第三の実施の形態において、乗客運搬システムとは、乗客コンベアのほか、エレベータのような昇降機等も含んでいる。
発明の効果
本発明によれば、遠心力で偏心リングが作動し、その偏心リングで直接検出スイッチを作動させるようになっている。偏心リングという安価な単純構成でありながら、偏心リングの周囲に設けたカム形状は長く緩やかな勾配にでき、検出スイッチに過大な衝撃力が作用しないので、信頼性が高い。しかも、作動する回転数の精度が良く、確実で安定した動作を実現できるので、安全性を損なわない乗客運搬システムのガバナ装置を提供できる。
この発明の第一の実施の形態を示す乗客運搬システムのガバナ装置の正面図である。 この発明の第一の実施の形態を示す乗客運搬システムのガバナ装置の左側面図である。 この発明の第一の実施の形態を示す乗客運搬システムのガバナ装置の右側面図である。 この発明の第一の実施の形態を示す乗客運搬システムのガバナ装置全体の側面図である。 この発明の第二の実施の形態を示す乗客運搬システムのガバナ装置の正面図である。 この発明の第三の実施の形態を示す乗客運搬システムのガバナ装置の正面図である。 従来の乗客運搬システムのガバナ装置の構造図である。 従来の乗客運搬システムのガバナ装置全体の正面図である。 従来の乗客運搬システムのガバナ装置全体の側面図である。
符号の説明
11 ガバナ装置
12 減速機
12a 入力軸(回転体)
12b プーリ
13 偏心リング
13a カム形状
13b 調整金具
13c 受け形
13d 穴
14 ベース
14a 回転軸(回転機構)
14b 抜き穴
15 復元機構
16 復元ストッパ
17 作動ストッパ
16a 樹脂材
18 検出スイッチ
19 構造体
20 制御装置
21 ブレーキ
22 電動機
22a 出力軸
22b フライホイール
22c プーリ
23 ベルト
31 ガバナ装置
32 仮想回転軸
33 仮想回転体
34a、34b 長穴
35a、35b 摺動ピン
41 ガバナ装置
42 仮想回転軸
43 仮想回転体
44a、44b、45a、45b 接続部
46a、46b リンク機構

Claims (15)

  1. 乗客運搬システムのガバナ装置において、
    回転体と、
    回転体に取付けられたベースと、
    前記ベースに回転機構を介して回転自在に取付けられ、扁平なドーナツ形状を有するとともに、復元位置において回転体の回転中心に対して偏心した位置に重心を有し、作動時にはカムとして作用するカム形状を有する偏心リングと、
    前記ベースと前記偏心リングとを連結し、前記偏心リングに復元位置方向に向う復元力を与える復元機構と、
    前記復元機構によって復元方向に付勢された偏心リングを前記ベースに対する復元位置に規制する復元ストッパと、
    前記偏心リング近傍に設けられ、前記偏心リングの作動時に偏心リングのカム形状に当接する検出スイッチと、
    前記検出スイッチの信号により乗客運搬システムを停止する制御装置と、を備えたことを特徴とする乗客運搬システムのガバナ装置。
  2. 前記回転機構は、前記ベースに設けられた回転軸からなることを特徴とする請求項1記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  3. 前記べースが扁平で、中央に貫通穴を有しており、前記ベースもドーナツ形状の中空構造であることを特徴とする請求項1記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  4. 前記ベースに抜き穴を設けるか、もしくはバランスウェイトを具備し、前記復元機構の力で前記偏心リングが戻っているときに前記ガバナ装置全体の重心が回転中心の位置となることを特徴とする請求項1記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  5. 前記ベースまたは前記偏心リングに穴が設けられ、前記復元機構は前記ベースまたは前記偏心リング内に収納されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  6. 前記復元機構の前記ベースまたは前記偏心リングへの取付け部に、前記復元機構の初期伸びを調整する調整金具を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  7. 前記調整金具は前記復元機構が遠心力で形状が変形して飛び出さないようにバネ受けとして機能するような形になっていることを特徴とする請求項6記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  8. 前記偏心リングのカム形状が前記偏心リングの外周側に形成されていることを特徴とする請求項1記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  9. 前記偏心リングのカム形状が前記偏心リングの内周側に形成されていることを特徴とする請求項1記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  10. 前記回転体の回転中心の軸が横に傾いており、前記偏心リングと前記復元ストッパのいずれか一方が樹脂材などの静粛材からなるか、あるいは、前記偏心リングと前記復元ストッパのいずれか一方の表面に弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  11. 前記回転体の中心と前記偏心リングの重心とを結ぶ線分と、前記偏心リングの重心と前記偏心リングの回転機構の中心とを結ぶ線分とが鈍角を形成することを特徴とする請求項1記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  12. 前記偏心リングの重心は、前記回転体の中心と前記偏心リングの回転機構の中心とを結ぶ直線近傍であって、かつ前記回転体の中心近傍に設けられていることを特徴とする請求項11記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  13. 前記偏心リングの回転機構は、前記ベースから離れた外方に設けられた仮想回転軸を有することを特徴とする請求項11記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  14. 前記偏心リングは、前記仮想回転軸を中心とした円弧に沿うように設けられた2つの長穴を有し、
    前記ベースは、各長穴に対応して摺動する摺動ピンを有し、
    前記ベースの摺動ピンが前記偏心リングの長穴内を摺動することにより、前記偏心リングが前記ベースに対して前記仮想回転軸を中心に回動することを特徴とする請求項13記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
  15. 一端が前記偏心リングに取付けられるとともに他端が前記ベースに取付けられ、長手軸が前記仮想回転軸の中心に向かう直線上に沿って配置された2つのリンク機構を更に備え、
    前記偏心リングと前記ベースとがこのリンク機構を介して連結されることにより、前記偏心リングが前記ベースに対して前記仮想回転軸を中心に回動することを特徴とする請求項13記載の乗客運搬システムのガバナ装置。
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