JP2007186279A - エレベータ運転操作装置 - Google Patents

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雅昭 中村
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Abstract


【課題】 各階に切換えボタンを設けることなく、方向性乗合操作方式からシングルオートマチック方式への切換えをより早く行うことができるエレベータ運転操作装置を提供する。
【解決手段】 制御部10は、専有ボタン21が操作されると、乗合運転モードから専有運転モードへ切換え、メモリ12の登録領域から行先情報および停止階情報を読み出してメモリ12の退避領域へ書き込むとともに登録領域に記憶された情報を消去する。専有運転モードでは、行先ボタン23によって新たに指示された行先へかごを移動する際、行先までの階に停止することなく行先までかごを移動する。専有運転モードでのかごの移動が終了すると、専有運転モードから乗合運転モードへ切換え、メモリ12の退避領域から行先情報および停止階情報を読み出してメモリ12の登録領域へ書き込むとともにメモリ12の退避領域に記憶された情報を消去する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エレベータの運転を操作するエレベータ運転操作装置に関する。
乗用エレベータが主に適用している方向性乗合操作方式、つまりかごの移動方向と同じ方向の呼びがあった乗場に停止する方式を、荷物用エレベータに適用する場合が多い。これは、荷物用エレベータの定格積載荷重と同じ荷重の荷物を積載して運転する場合が少ないので、シングルオートマチック方式、つまりかごの移動中は途中の乗場に停止せずに目的階まで移動する方式に比較して、運転効率がよい方向性乗合操作方式を適用する場合が多いためである。
しかし、方向性乗合操作方式を適用した荷物用エレベータで、かごに荷物が積載されて目的階へ移動中に、呼びに応答してその呼びがあった乗場に停止すると、荷物の積載状況によっては、荷物の搬出効率が悪くなり、返って運転効率が悪くなることがある。
運転効率の悪化を改善する従来の技術として、エレベータの操作制御装置がある。このエレベータの操作制御装置は、かごの移動方向と同じ方向の呼びに順次応答する第1の操作制御手段から、かごに設けられたかご呼釦による呼びにのみ応答する第2の操作制御手段へ切換えるための専用呼釦を乗場に設けている。専用呼釦による呼信号が発生すると、その時点までの乗場呼登録を消去し、その時点までのかご呼登録に応答した後第1の操作制御手段から第2の操作制御手段へ切換え、さらに第2の操作制御手段でのかご呼びの乗場へ移動した後一定時間が経過すると、第1の操作制御手段に戻る。したがって、普段は、運転効率のよい第1の操作制御手段すなわち方向性乗合操作方式で運転し、必要に応じて乗場に設けられた専用呼釦によって、第2の操作制御手段すなわちシングルオートマチック方式へ切換えるので、エレベータの運転効率をよくすることができる(たとえば特許文献1参照)。
特開平5−32380号公報
しかしながら、乗場に設けられた専用呼釦つまり切換えボタンによって、方向性乗合操作方式からシングルオートマチック方式へ切換えるものであるが、各乗場つまり各階に切換えボタンを設ける必要があり、さらに切換えボタンが操作されてもかご呼登録への応答が完了するまでシングルオートマチック方式へ切換えることができないという問題がある。
本発明の目的は、各階に切換えボタンを設けることなく、方向性乗合操作方式からシングルオートマチック方式への切換えをより早く行うことができるエレベータ運転操作装置を提供することである。
本発明は、かごに設置され、かごの行先を指示するための行先ボタンと、
建物の各階に設けられる搬入出部に設置され、上昇方向へ移動させるかごを各上呼びボタンが設置された搬入出部がある階に停止することを指示するための上呼びボタン、および下降方向へ移動させるかごを各下呼びボタンが設置された搬入出部がある階に停止することを指示するための下呼びボタンと、
かごに設置される専有ボタンと、
上呼びボタンおよび下呼びボタンによって停止が指示された階にかごを停止する乗合運転モード、および行先までの階に停止することなく行先までかごを移動する専有運転モードのいずれかのモードで、かごの運転を制御し、さらに専有ボタンが操作されると、乗合運転モードから専有運転モードへ切換えて、専有ボタンが操作された後行先ボタンによって指示された行先にかごを移動する制御手段とを含むことを特徴とするエレベータ運転操作装置である。
本発明に従えば、かごに設置される行先ボタンによって、かごの行先が指示され、建物の各階に設けられる搬入出部に設置される上呼びボタンによって、上昇方向へ移動させるかごを各上呼びボタンが設置された搬入出部がある階に停止することが指示され、各階の搬入出部に設置される下呼びボタンによって、下降方向へ移動させるかごを各下呼びボタンが設置された搬入出部がある階に停止することが指示され、制御手段によって、上呼びボタンおよび下呼びボタンによって停止が指示された階にかごを停止する乗合運転モード、および行先までの階に停止することなく行先までかごを移動する専有運転モードのいずれかのモードで、かごの運転が制御され、さらにかごに設置される専有ボタンが操作されると、乗合運転モードから専有運転モードへ切換えて、専有ボタンが操作された後行先ボタンによって指示された行先にかごが移動される。
このように、かごに設置される専有ボタンつまり切換えボタンが操作されると、行先への移動方向と同じ方向へ移動させるかごの停止を指示した上呼びボタンおよび下呼びボタンが設置された搬入出部が設けられた階にかごを停止する乗合運転モードつまり方向性乗合操作方式から、行先までの階に停止することなく行先までかごを移動する専有運転モードつまりシングルオートマチック方式へ切換えるので、各階に切換えボタンを設けることなく、方向性乗合操作方式からシングルオートマチック方式への切換えをより早く行うことができる。
また本発明は、前記制御手段は、専有運転モードでかごを行先へ移動した後、専有運転モードから乗合運転モードへ切換えてかごの運転を制御することを特徴とする。
本発明に従えば、専有運転モードでかごを行先へ移動した後、専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるので、専有運転モードでの行先へのかごの移動が完了すると、元の乗合運転モードに戻すことができる。
また本発明は、第1の記憶手段および第2の記憶手段をさらに含み、
前記制御手段は、
前記行先ボタンによって指示された行先を表す行先情報、ならびに前記上呼びボタンによって停止が指示された階および前記下呼びボタンによって停止が指示された階を表す停止階情報を第1の記憶手段へ書き込み、
第1の記憶手段に記憶された行先情報が示す行先へかごを移動する際、第1の記憶手段に記憶された停止階情報が示す階のうちで、行先への移動方向と同じ方向へ移動させるかごの停止が指示された階にかごを停止し、
前記専有ボタンが操作されて乗合運転モードから専有運転モードへ切換えるとき、第1の記憶手段から行先情報および停止階情報を読み出して第2の記憶手段へ書き込むとともに第1の記憶手段に記憶された行先情報および停止階情報を消去し、
さらに専有運転モードでかごを行先へ移動させた後専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるとき、第2の記憶手段から行先情報および停止階情報を読み出して第1の記憶手段へ書き込むことを特徴とする。
本発明に従えば、行先ボタンによって指示された行先を表す行先情報、ならびに上呼びボタンによって停止が指示された階および下呼びボタンによって停止が指示された階を表す停止階情報を第1の記憶手段へ書き込み、第1の記憶手段に記憶された行先情報が示す行先へかごを移動する際、第1の記憶手段に記憶された停止階情報が示す階のうちで、行先への移動方向と同じ方向へ移動させるかごの停止が指示された階にかごを停止する。さらに専有ボタンが操作されて乗合運転モードから専有運転モードへ切換えるとき、第1の記憶手段から行先情報および停止階情報を読み出して第2の記憶手段へ書き込むとともに第1の記憶手段に記憶された行先情報および停止階情報を消去し、さらに専有運転モードでかごを行先へ移動させた後専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるとき、第2の記憶手段から行先情報および停止階情報を読み出して第1の記憶手段へ書き込むので、乗合運転モードから専有運転モードへ切換えるときに退避しておいた行先情報および停止階情報を、専有運転モードでかごを行先へ移動させた後専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるときに復活させることができる。
また本発明は、専有運転モードで運転中であることを示すための専有表示灯をさらに含み、
前記制御手段は、乗合運転モードから専有運転モードへ切換えるとき、専有表示灯を点灯し、さらに専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるとき、専有表示灯を消灯することを特徴とする。
本発明に従えば、乗合運転モードから専有運転モードへ切換えるとき、専有表示灯を点灯し、さらに専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるとき、専有表示灯を消灯するので、専有運転モードであることを専有表示灯によって示すことができる。
本発明によれば、各階に切換えボタンを設けることなく、方向性乗合操作方式からシングルオートマチック方式への切換えをより早く行うことができるので、装置の製造コストを抑えることができ、さらにシングルオートマチック方式に切換えられた後にかごの行先ボタンで指示された行先への移動を、シングルオートマチック方式に切換えられる前にかごの行先ボタンによって指示された行先への移動よりも優先し、かつシングルオートマチック方式に切換えられる前に各階の呼びボタンによって指示された階に停止することなくかごを行先まで移動することができる。
また本発明によれば、専有運転モードでの行先へのかごの移動が完了すると、元の乗合運転モードに戻すことができるので、必要なときのみ専有運転モードに切換えることができ、運転効率の悪化を改善することができる。
また本発明によれば、乗合運転モードから専有運転モードへ切換えるときに退避しておいた行先情報および停止階情報を、専有運転モードでかごを行先へ移動させた後専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるときに復活させることができるので、ユーザは、専有運転モードに切換える前に登録されていた行先情報が示す行先および停止階情報が示す階を、行先ボタン、上呼びボタン、および下呼びボタンによって再度指示する必要がない。
また本発明によれば、専有運転モードであることを専有表示灯によって示すことができるので、ユーザは、専有表示灯によって専有運転モードで運転中であることを知ることができる。
図1は、本発明の実施の一形態であるエレベータ運転操作装置1の構成を示す。エレベータ運転操作装置1は、たとえば荷物用エレベータなどのエレベータの運転を操作する装置であり、制御部10、かご操作盤20、および複数の乗場操作盤30を含む。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)11およびメモリ12を含む。CPU11は、メモリ12に記憶されるプログラムを実行して、図示しない荷物用エレベータのかごの運転を制御する。メモリ12は、たとえば半導体メモリなどの記憶装置によって構成され、CPU11によって実行されるプログラム、およびCPU11によって書き込みおよび読み出しが行われる情報、たとえば、かごの運転を制御するための情報を記憶する。かご操作盤20は、かごに設置される操作盤であり、乗場操作盤30は、建物の各階に設けられる搬入出部に1つ設置される操作盤である。
図2は、図1に示したかご操作盤20および乗場操作盤30の外観を示す。図2(a)は、図1に示したかご操作盤20の外観を示す。かご操作盤20は、かごに設置される操作盤であり、専有ボタン21、専有表示灯22、複数の行先ボタン23、および複数の行先灯24を含む。
専有ボタン21は、行先への移動方向と同じ方向へ移動させるかごの停止を指示した後述する上呼びボタンおよび下呼びボタンが設置された搬入出部がある階にかごを停止する方向性乗合操作方式(以下乗合運転モードという)から、行先までの階に停止することなく行先までかごを移動するシングルオートマチック方式(以下専有運転モードという)への切換えを指示するためのボタンである。専有ボタン21は、たとえば押しボタンによるスイッチによって構成される。専有ボタン21が操作されると、専有ボタン21が操作されたことを示す信号が、制御部10に送られる。
専有表示灯22は、たとえば表示ランプによって構成され、点灯しているとき専有運転モードであることを示す。専有表示灯22は、制御部10からの指示によって、点灯あるいは消灯する。行先ボタン23は、かごの行先つまり目的階を指示するためのボタンである。各行先ボタン23は、たとえば押しボタンによるスイッチによって構成され、行先ボタン23は、かごを停止させることができる階の数のボタンからなる。行先ボタン23が操作されると、操作された行先ボタン23に対応する行先を示す信号が、制御部10へ送られる。
各行先灯24は、たとえば表示ランプによって構成され、行先灯24は、行先ボタン23に対応する数の表示ランプからなる。行先灯24は、制御部10からの指示によって、点灯あるいは消灯する。行先灯24は、行先ボタン23によって指示された行先を示す表示ランプを点灯し、かごが停止した階に対応する表示ランプは消灯する。
図2(b)は、図1に示した乗場操作盤30の外観を示す。乗場操作盤30は、建物の各階に設けられる搬入出部に1つ設置される操作盤であり、各乗場操作盤30は、上呼びボタン31および下呼びボタン32を含む。上呼びボタン31および下呼びボタン32は、たとえば押しボタンによるスイッチおよび表示ランプによって構成される。各乗場操作盤30の上呼びボタン31は、上昇方向へ移動させるかごを呼ぶためのボタン、つまり上昇方向へ移動させるかごをその上呼びボタン31が設置された搬入出部がある階に停止することを指示するボタンであり、上呼びボタン31が操作されると、その上呼びボタン31が操作されたことを示す信号が制御部10に送られる。下呼びボタン32は、下降方向へ移動させるかごを呼ぶためのボタン、つまり下降方向へ移動させるかごをその下呼びボタン32が設置された搬入出部がある階に停止することを指示するボタンであり、下呼びボタン32が操作されると、その下呼びボタン32が操作されたことを示す信号が制御部10に送られる。
上呼びボタン31の表示ランプおよび下呼びボタン32の表示ランプは、制御部10からの指示によって、点灯あるいは消灯する。上呼びボタン31の表示ランプは、上昇方向に移動するかごを呼び中であることを示し、その上呼びボタン31が操作されると点灯し、上昇方向へ移動するかごがその上呼びボタン31がある階に停止すると消灯する。下呼びボタン32の表示ランプは、下降方向へ移動するかごを呼び中であることを示し、その下呼びボタン32が操作されると点灯し、下降方向へ移動するかごがその下呼びボタン32がある階に停止すると消灯する。
図1を参照して、制御部10は、行先ボタン23が操作されたことを示す信号を受け取るとその行先ボタン23が示す行先を表す行先情報、ならびに上呼びボタン31が操作されたことを示す信号を受け取るとその上呼びボタン31によって指示された階、および下呼びボタン32が操作されたことを示す信号を受け取るとその下呼びボタン32によって指示された階を表す停止階情報を、メモリ12内の登録領域に登録つまり記憶する。メモリ12は、登録領域のほかに、登録領域に記憶された情報を退避するための退避領域を含む。
制御部10は、乗合運転モードでは、メモリ12の登録領域に記憶された行先情報が示す行先へかごを移動する際、メモリ12の登録領域に記憶された停止階情報が示す階のうちで、行先への移動方向と同じ方向へ移動させるかごの停止が指示された階にかごを停止する。
さらに制御部10は、専有ボタン21が操作されると、乗合運転モードから専有運転モードへ切換え、メモリ12の登録領域から行先情報および停止階情報を読み出してメモリ12の退避領域へ書き込むとともに登録領域に記憶された行先情報および停止階情報を消去する。専有運転モードでは、行先ボタン23によって新たに指示された行先へかごを移動する際、メモリ12の登録領域には停止階情報が記憶されていないので、行先までの階に停止することなく、行先までかごを移動することができる。
制御部10は、専有運転モードで行先ボタン23によって新たに指示された行先へのかごの移動が終了すると、専有運転モードから乗合運転モードへ切換え、メモリ12の退避領域から行先情報および停止階情報を読み出してメモリ12の登録領域へ書き込んで復活させるとともにメモリ12の退避領域に記憶された行先情報および停止階情報を消去する。メモリ12の登録領域に復活された行先情報および停止階情報があると、乗合運転モードでかごの運行を制御する。
図2に示した専有ボタン21、専有表示灯22、行先ボタン23、行先灯24、上呼びボタン31、および下呼びボタン32は、押しボタンあるいは表示ランプによって構成したが、これらに限定されるものではなく、たとえばタッチパネルなどを用いて構成してもよい。
図3は、図1に示した制御部10が処理するフローチャートである。このフローチャートは、乗合運転モードと専有運転モードとの切換を行う処理および専有運転モードでかごを移動させる処理を示す。エレベータ運転操作装置1の電源が投入され、動作可能状態になると、ステップS1へ移る。
ステップS1では、ユーザがかご内専有ボタンを押したか否か、つまりかごに設置された専有ボタン21が操作されたか否かを判断する。専有ボタン21が操作されたことを示す信号を専有ボタン21から受け取ると、ユーザがかご内専有ボタンを押したと判断して、ステップS2へ進む。専有ボタン21が操作されたことを示す信号を専有ボタン21から受け取らないと、ユーザがかご内専有ボタンを押していないと判断して、ステップS1へ戻り、専有ボタン21が操作されることを監視する。
ステップS2では、呼び登録済みをメモリしてからキャンセルする。すなわち、メモリ12の登録領域に記憶されている行先情報および停止階情報を読み出して、メモリ12の退避領域に書き込んで退避し、メモリ12の登録領域の行先情報および停止階情報を消去する。ステップS3では、専有表示灯22を点灯し、専有運転モードに切換わったことを示す。
ステップS4では、行先ボタンによる入力か否かを判断する。すなわちかごに設置された行先ボタン23が操作されたか否かを判断する。行先ボタン23が操作されると、ステップS5へ進み、行先ボタン23が操作されないと、ステップS11へ進む。ステップS5では、行先灯を点灯し、エレベータを運転する。すなわち、ステップS4で操作された行先ボタン23が示す行先に対応する行先灯24を点灯し、操作された行先ボタン23が示す行先へかごを移動する。
ステップS6では、かごが目的階へ到着したか否かを判断する。すなわちステップS4で操作された行先ボタン23が示す目的階つまり行先へかごが到着したか否かを判断する。各階に設けられたかごの到着を検出する図示しない検出部からの信号によって、かごの到着を判断する。示すかごが目的階へ到着すると、ステップS7へ進み、かごが目的階へ到着しないと、ステップS6へ戻り、目的階へ到着することを監視する。ステップS7では、ステップS5で点灯した行先灯24を消灯する。
ステップS8では、戸が開いているか否かを判断する。これは、ユーザが目的階での荷物の搬出を継続しているか否かを、戸が開いているか否かによって判断するためである。戸の開閉状態は、各戸に設けられた開閉を検出するための図示しない検出部から送られてくる信号によって判断する。戸が開いていないと、荷物の搬出が終了して戸が閉まったと判断し、ステップS9へ進む。戸が開いていると、ステップS8へ戻り、戸が閉まることを監視する。
ステップS9では、メモリに登録されていた呼びを復活する。すなわち、ステップS2でメモリ12の退避領域に退避した行先情報および停止階情報を読み出して、メモリ12の登録領域に書き込む。このとき、メモリ12の退避領域に退避された行先情報および停止階情報は消去する。ステップS10では、ステップS3で点灯した専有表示灯22を消灯して、ステップS1へ戻る。
ステップS11では、戸が開いているか否かを判断する。これは、ユーザが荷物の搬入を継続しているか否かを、戸が開いているか否かによって判断するためである。戸が開いていないと、行き先ボタン23が操作されずに戸が閉まったことになるので、専有運転モードでの運転がキャンセルされたと判断して、ステップS9へ進む。戸が開いていると、荷物の搬入を継続していると判断し、ステップS3へ戻り、行先ボタン23が操作されることを監視する。
このように、かごに設置される専有ボタン21が操作されると、行先への移動方向と同じ方向へ移動させるかごの停止を指示した上呼びボタン31および下呼びボタン32が設置された搬入出部がある階にかごを停止する乗合運転モードつまり方向性乗合操作方式から、行先までの階に停止することなく行先までかごを移動する専有運転モードつまりシングルオートマチック方式へ切換えるので、各階に切換えボタンつまり専有ボタンを設けることなく、方向性乗合操作方式からシングルオートマチック方式への切換えをより早く行うことができる。したがって、装置の製造コストを抑えることができ、さらにシングルオートマチック方式に切換えられた後にかごの行先ボタン23で指示された行先への移動を、シングルオートマチック方式に切換えられる前にかごの行先ボタン23によって指示された行先への移動よりも優先し、かつシングルオートマチック方式に切換えられる前に各階の呼びボタンつまり上呼びボタン31および下呼びボタン32によって指示された階に停止することなくかごを行先まで移動することができる。
さらに、専有運転モードでかごを行先へ移動した後、専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるので、専有運転モードでの行先へのかごの移動が完了すると、元の乗合運転モードに戻すことができる。したがって、必要なときのみ専有運転モードに切換えることができ、運転効率の悪化を改善することができる。
さらにまた、行先ボタン23によって指示された行先を表す行先情報、ならびに上呼びボタン31によって停止が指示された階および下呼びボタン32によって停止が指示された階を表す停止階情報を第1の記憶手段であるメモリ12の登録領域へ書き込み、第1の記憶手段に記憶された行先情報が示す行先へかごを移動する際、第1の記憶手段に記憶された停止階情報が示す階のうちで、行先への移動方向と同じ方向へ移動させるかごの停止が指示された階にかごを停止する。さらに専有ボタン21が操作されて乗合運転モードから専有運転モードへ切換えるとき、第1の記憶手段から行先情報および停止階情報を読み出して第2の記憶手段であるメモリ12の退避領域へ書き込むとともに第1の記憶手段に記憶された行先情報および停止階情報を消去し、さらに専有運転モードでかごを行先へ移動させた後専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるとき、第2の記憶手段から行先情報および停止階情報を読み出して第1の記憶手段へ書き込むので、乗合運転モードから専有運転モードへ切換えるときに退避しておいた行先情報および停止階情報を、専有運転モードでかごを行先へ移動させた後専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるときに復活させることができる。したがって、ユーザは、専有運転モードに切換える前に登録されていた行先情報が示す行先および停止階情報が示す階を、行先ボタン23、上呼びボタン31、および下呼びボタン32によって再度指示する必要がない。
さらにまた、乗合運転モードから専有運転モードへ切換えるとき、専有表示灯22を点灯し、さらに専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるとき、専有表示灯22を消灯するので、専有運転モードであることを専有表示灯22によって示すことができる。したがって、ユーザは、専有表示灯22によって専有運転モードで運転中であることを知ることができる。
本発明の実施の一形態であるエレベータ運転操作装置1の構成を示す。 図1に示したかご操作盤20および乗場操作盤30の外観を示す。 図1に示した制御部10が処理するフローチャートである。
符号の説明
1 エレベータ運転操作装置
10 制御部
20 かご操作盤
21 専有ボタン
22 専有表示灯
23 行先ボタン
24 行先灯
30 乗場操作盤
31 上呼びボタン
32 下呼びボタン

Claims (4)

  1. かごに設置され、かごの行先を指示するための行先ボタンと、
    建物の各階に設けられる搬入出部に設置され、上昇方向へ移動させるかごを各上呼びボタンが設置された搬入出部がある階に停止することを指示するための上呼びボタン、および下降方向へ移動させるかごを各下呼びボタンが設置された搬入出部がある階に停止することを指示するための下呼びボタンと、
    かごに設置される専有ボタンと、
    上呼びボタンおよび下呼びボタンによって停止が指示された階にかごを停止する乗合運転モード、および行先までの階に停止することなく行先までかごを移動する専有運転モードのいずれかのモードで、かごの運転を制御し、さらに専有ボタンが操作されると、乗合運転モードから専有運転モードへ切換えて、専有ボタンが操作された後行先ボタンによって指示された行先にかごを移動する制御手段とを含むことを特徴とするエレベータ運転操作装置。
  2. 前記制御手段は、専有運転モードでかごを行先へ移動した後、専有運転モードから乗合運転モードへ切換えてかごの運転を制御することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ運転操作装置。
  3. 第1の記憶手段および第2の記憶手段をさらに含み、
    前記制御手段は、
    前記行先ボタンによって指示された行先を表す行先情報、ならびに前記上呼びボタンによって停止が指示された階および前記下呼びボタンによって停止が指示された階を表す停止階情報を第1の記憶手段へ書き込み、
    第1の記憶手段に記憶された行先情報が示す行先へかごを移動する際、第1の記憶手段に記憶された停止階情報が示す階のうちで、行先への移動方向と同じ方向へ移動させるかごの停止が指示された階にかごを停止し、
    前記専有ボタンが操作されて乗合運転モードから専有運転モードへ切換えるとき、第1の記憶手段から行先情報および停止階情報を読み出して第2の記憶手段へ書き込むとともに第1の記憶手段に記憶された行先情報および停止階情報を消去し、
    さらに専有運転モードでかごを行先へ移動させた後専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるとき、第2の記憶手段から行先情報および停止階情報を読み出して第1の記憶手段へ書き込むことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ運転操作装置。
  4. 専有運転モードで運転中であることを示すための専有表示灯をさらに含み、
    前記制御手段は、乗合運転モードから専有運転モードへ切換えるとき、専有表示灯を点灯し、さらに専有運転モードから乗合運転モードへ切換えるとき、専有表示灯を消灯することを特徴とする請求項2または3に記載のエレベータ運転操作装置。
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