JP2007185042A - リニアモータ及びその製造方法及びこのリニアモータを用いたステージ装置 - Google Patents

リニアモータ及びその製造方法及びこのリニアモータを用いたステージ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明はコイルの冷却効率を高めることを課題とする。
【解決手段】コイル部60は、複数のコイル66をモールド(樹脂材)76により一体化された状態に保持され、カバー部材78の内側にモールド76の表面を覆う金属ケース80を設けた構成とされている。また、カバー部材78の内壁と金属ケース80の表面との隙間には、冷却水が流れる冷却水流路74が形成されている。金属ケース80は、例えば、非磁性で耐食性を有するステンレス板により形成されており、冷却水への熱伝導が良好に行なわれ、冷却効率を高めることができる。
【選択図】図3

Description

本発明はコイルの周囲に冷却水を供給してリニアモータの発熱を抑えるように構成されたリニアモータ及びその製造方法及びこのリニアモータを用いたステージ装置に関する。
例えば、半導体製造装置や液晶製造装置等に用いられる精密位置決め装置では、基板などの被加工物が載置されたステージを駆動する駆動手段としてリニアモータを用いており、ステージの両端を一対のリニアモータにより並進駆動制御している。
この種のリニアモータでは、複数のコイルが一列に配設されたコイル部と、コイル列に対向するように配置された複数の永久磁石が一列に配設されたマグネットヨーク部とから構成されている。そして、コイル部に通電されて電磁力が発生することにより、永久磁石に対して推力(駆動力)が発生する。
また、リニアモータの構成としては、マグネットヨーク部が固定側でコイル部が可動側となるムービングコイル方式と、コイル部が固定側でマグネットヨーク部が可動側となるムービングマグネット方式とがある。
上記2方式の何れの方式においてもコイルからの発熱による温度上昇が発生すると、コイル自体の抵抗値が上昇するため、駆動電流が低下することになる。リニアモータでは、推力が駆動電流に比例することから、駆動電流が低下すると、推力も低下する。
また、コイルから発生した熱が外環境に影響を与える。そのため、リニアモータでは、コイルからの発熱による影響を減らすため、コイル部を冷却する冷却手段を設けている。この冷却手段としては、例えば、コイル部に冷却配管を取り付け、冷却配管に冷媒または純水を供給してコイルの熱を冷却している(例えば、特許文献1参照)。
また、リニアモータにおいては、コイルの冷却効率を高めることが要望されており、例えば、複数のコイルをホルダ及びモールドと呼ばれる樹脂材により覆い、さらに、その周囲をステンレス等の金属やカーボン繊維により強化されたCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)等の樹脂材、あるいはセラミックス等からなるカバー部材で覆って上記樹脂材とカバー部材との間に冷却用流路を形成したものがある。そして、この冷却構造では、冷却用流路に不活性冷媒(フッ素系不活性液体)を流してコイルの熱を不活性冷媒との熱交換により回収するように構成されている。この不活性冷媒は、リニアモータ自体の機能を損なう恐れがなく、コイルの絶縁性にも影響を与えない性質を有しているが、比較的比熱が低いので、冷却効率を高めることが難しい。
特開2003−224961号公報
しかしながら、リニアモータでは、コイル列に電流を流すことによって推力(駆動力)を発生させる構成であるので、より大きな推力を得る場合、あるいは可動部の移動速度を高めて高速移動させる場合には、コイルの発熱量が増大するため、リニアモータ自体の性能が低下するばかりか、精密に位置決めを行う装置、例えば、半導体製造装置等ではレーザ干渉計等の計測機器が影響を受けたり、可動部を支持する構造部材が温度変化によって変形するといった現象が生じて精密な位置決めの障害となっている。
このようなコイルの発熱量が増大するのに対し、冷却効率をより高めることが要望されており、例えば、上記コイルの冷却構造において、不活性冷媒よりも比熱の高い水を冷却液として用いることが検討されている。
ところが、上記樹脂材とカバー部材との間に形成された冷却用流路に水を供給して冷却効率を高める場合、コイルを覆う樹脂材に水が浸透して絶縁破壊を引き起こしたり、樹脂とコイルとの間に侵入した水分が発熱により気化膨脹し、端面に集中した応力が樹脂強度を超えて樹脂にクラックを生じさせるという問題が生じる。
そこで、本発明は上記課題を解決したリニアモータ及びリニアモータのコイル製造方法及びこのリニアモータを用いたステージ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような特徴を有する。
請求項1記載の発明は、複数のコイルが樹脂材により保持されたコイル部と、複数の永久磁石が前記コイル部に対向するように並設されたマグネットヨーク部と、前記コイル部を覆うカバー部材と、前記カバー部材の内側に形成され、冷却水の供給により前記コイル部を冷却する冷却水流路と、を有するリニアモータにおいて、前記カバー部材の内側に前記樹脂材の表面を覆う金属ケースを設け、前記金属ケースと前記カバー部材との間に前記冷却水流路を形成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記金属ケースは、金属板を溶接で接合して前記コイルの表面形状に対応した形状に構成されたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記金属板が非磁性材料であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記金属ケースの内側と前記樹脂材との間に絶縁材を介在させたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、複数のコイルを並設する第1の工程と、前記複数のコイルの周囲を所定の隙間を介して金属ケースで覆う第2の工程と、前記金属ケースと前記複数のコイルとの間に形成された前記隙間に樹脂材を充填する第3の工程と、前記コイルから引き出されたリード線を引き出すリード線通路を前記金属ケースに取り付ける第4の工程と、冷却水が供給されるコイル冷却水流路を形成するカバー部材で前記金属ケースの周囲を覆う第5の工程と、複数の永久磁石が前記コイル部に対向するように前記マグネットヨーク部を取り付ける第6の工程と、を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載のリニアモータをステージの駆動手段に用いたことを特徴とする。
本発明によれば、カバー部材の内側に樹脂材の表面を覆う金属ケースを設け、金属ケースとカバー部材との間に冷却流路を形成したため、冷却水の供給によりコイルの熱を効率良く冷却することが可能になると共に、金属ケースによってコイル及び樹脂材に冷却水が浸透することを防止でき、冷却水による絶縁破壊やクラックの発生を防ぐことができると共に、複数のコイルを保持するための機械的な強度を高めることもできる。
また、本発明によれば、金属ケースが金属板を溶接で接合してコイルの表面形状に対応した形状に構成されるため、接合部分での気密性を確保することができ、内側の樹脂材やコイルを保護することができる。
また、本発明によれば、金属ケースの内側と樹脂材との間に絶縁材を介在させたため、金属ケースとコイルとの間の絶縁性をより高めることが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明によるリニアモータの一実施例が適用されたステージ装置の平面図である。図1に示されるように、ステージ装置10は、XYステージであり、コンクリート製の基礎上に固定されたベース14と、ベース14上を移動する可動部16と、可動部16の両端部をY方向に駆動する一対のリニアモータ20とを有する。
可動部16は、リニアモータ20により駆動されるスライダ18と、スライダ18間を連結するように移動方向と直交するX方向に横架されたYスライダ24と、Yスライダ24上をX方向に移動するXスライダ26とを有する。
スライダ18は、Y方向に延在するガイド部30にガイドされてY方向に摺動可能に支持されており、且つ駆動手段としてのリニアモータ20からの推力(駆動力)によってY方向の移動を制御される。
可動部16は、左右両端に設けられたスライダ18がガイド部30によりガイドされながらリニアモータ20の駆動力によりY方向に駆動される。また、各リニアモータ20は、可動部16の両端に配置された一対のスライダ18を並進させるように同一の駆動力を同時に発生させるように制御される。
ここで、リニアモータ20の構成について図2を参照して説明する。図2に示されるように、リニアモータ20は、ムービングマグネット型(MM型)であり、ベース14上に固定されるコイル部60と、コイル部60の延在方向に移動するマグネットヨーク部62とから構成されている。コイル部60は、後述する複数のコイル66(図4参照)が並設されており、マグネットヨーク部62は、コイル部60の側面に対向するように配置された永久磁石68を有する。
また、コイル部60は、駆動電圧の印加により永久磁石68に対するY方向の推力(駆動力)を発生させる。従って、リニアモータ20は、永久磁石68に対するローレンツ力をコイル部60から発生させることでY方向の駆動力をスライダ18に付与するように構成されており、コイル部60に印加される電圧を制御されることによりスライダ18をY方向に一定速度で走行させるように駆動力を発生させることができる。
ここで、コイル部60の内部の構成について詳細に説明する。図3(A)はコイル部60の内部構造を示す縦断面図、図3(B)はA部を拡大して示す拡大断面図である。図3(A)(B)に示されるように、コイル部60は、複数のコイル66をモールド(樹脂材)76により一体化された状態に保持され、カバー部材78の内側にモールド76の表面を覆う金属ケース80を設けた構成とされている。また、カバー部材78の内壁と金属ケース80の表面との隙間には、冷却水が流れる冷却水流路74が形成されている。
本実施例の金属ケース80は、例えば、非磁性で耐食性を有するステンレス板(SUS304またはSUS316)により形成されており、冷却水への熱伝導が良好に行なわれ、冷却効率を高めることができる。また、カバー部材78は、ステンレス材または樹脂材またはセラミックスにより形成されている。
金属ケース80は、各構成部材80a〜80fを組み合わせたものであり、構成部材80a,80bはコイル66及びモールド76の側面を覆う側板、構成部材80cはコイル66及びモールド76の上部を覆う蓋、構成部材80dはコイル66及びモールド76の下部を覆う底部と、構成部材80e,80fは図6に示すコイル66及びモールド76の前後を覆う前板、後板である。また、金属ケース80の各構成部材80a〜80fの突合せ部分は、レーザ溶接などにより溶融接合される。そのため、金属ケース80は、コイル部60の機械的強度を高めると共に、内部が気密な構造となる。
さらに、金属ケース80の内面には、絶縁層81(図3(B)参照)が形成されている。この絶縁層81は、電気絶縁材料、あるいは絶縁紙により形成されており、金属ケース80の内面全体に貼着されている。これにより、金属ケース80とコイル66との絶縁性が確保される。
モールド76は、その表面全体が金属ケース80により覆われるため、冷却水流路74を流れる冷却水がモールド76に浸透することを防止できる。そのため、コイル66において、冷却水による絶縁破壊を起こすことを防止できる。また、金属ケース80は、コイル66及びモールド76の側面を覆う構成部材80a,80bの厚さが他のよりも薄く形成されており、これにより、コイル66の熱を効率良く冷却水に伝えることが可能になる。尚、構成部材80a,80bの厚さは、熱伝導(冷却効率)と耐食性(寿命)との条件を満たすように設定する。
また、コイル部60は、カバー部材78の内壁と金属ケース80の外壁との間に冷却水流路74が形成されており、冷却水流路74に供給された冷却水によって金属ケース80の表面が冷却される。冷却水流路74の上流側は、冷却水供給口70に連通され、冷却水流路74の下流側は、冷却水排出口72に連通されている。
すなわち、冷却水供給口70から供給された冷却水は、冷却水流路74の全域に充填された冷却水を後方向(Y方向)に押し流すと共に、流れる過程で熱交換を行って各コイル66の熱を回収する。冷却水流路74を通過した冷却水は、冷却水排出口72から回収されて冷却ユニット(図示せず)により再冷却されて冷却水供給口70に供給される。これにより、コイル部60の全体が冷却水流路74を流れる冷却水により冷却される。
本実施例においては、モールド76の表面が金属ケース80により覆われるため、冷却水流路74に供給される冷却水として塩素を含んだ水道水を用いることが可能である。また、冷却水は、不活性冷媒よりも比熱が高いので、冷却効率が良く、コイル66からの発熱を充分に冷却することができる。そのため、リニアモータ20の推力(駆動力)を増大させる場合、あるいはスライダ18を高速移動させる場合にコイル66からの発熱量が増大することが考えられるが、冷却水流路74に冷却水を供給することにより、従来用いていた不活性冷媒よりも効率良く冷却することが可能になる。
図4は2列のコイル66を並設した状態を示す斜視図である。図4に示されるように、コイル部60は、両側が90度曲げられたコ字状のコイル66が進行方向(X方向)に並設された2つのコイル列60A,60Bが夫々180度異なる向きで対向配置されており、第1コイル列60Aのコイル66と第2コイル列60Bのコイル66とが交互に嵌合するように組み合わされている。
従って、第1コイル列60Aのコイル66の直線部66Aが第2コイル列60Bのコイル66の凹部66Cに嵌合され、第2コイル列60Bのコイル66の直線部66Aが第1コイル列60Aのコイル66の凹部66Cに嵌合され、第1コイル列60Aのコイル66の直線部66Aと第2コイル列60Bのコイル66の直線部66Aとが重なり合うように交互に組み合わされている。そして、複数のコイル66は、U相、V相、W相の3相に分かれて制御されるため、各相からリード線が2本ずつ引き出される。
図5はコイル部60の右側面図である。図6は図5中V−V線に沿う縦断面図である。図5及び図6に示されるように、複数のコイル66が収納されたカバー部材78の両端には、長方形状のブロック82,84が嵌合固定されている。尚、カバー部材78及びブロック82,84がステンレス等の金属材により形成されている場合には、嵌合部分を溶接により接合して気密構造とする。
一方のブロック82には、冷却水供給口70が貫通され、他方のブロック84には、冷却水排出口72が貫通されている。そして、冷却水供給口70及び冷却水排出口72は、金属パイプからなり、その外周は、全周が溶接によりブロック82,84に接合されており、気密構造になっている。
また、各コイル66のリード線86(6本)は、リード線ガイド部材88に挿通されて外部に引き出されている。リード線ガイド部材88は、ステンレス等の金属パイプからなり、一端がコイル66側に挿入され、他端がブロック84に貫通されている。
コイル部60は、前端上部に冷却水が供給される冷却水供給口70が設けられ、後端下部に冷却水を排出する冷却水排出口72が設けられている。従って、冷却水供給口70から供給された冷却水は、後方向(Y方向)に流れながら下方への流れとなり、冷却水排出口72から排出される。これにより、コイル66による熱は、冷却水流路74を流れる冷却水に回収されて冷却される。
なお、冷却水供給口70及び冷却水排出口72は、上記金属パイプに限らず、ブロック82,84を貫通する貫通孔に雌ねじを設け、この雌ねじに継手を螺入することで、給水、排水を行なう配管またはフレキシブルホースを取り外し可能に結合させることができるように構成された継手構造を用いても良い。
ここで、リニアモータ20の製造方法の手順(工程)について図7乃至図10を参照して説明する。
(手順1)複数のコイル66を並設する(図4及び図7参照)。この状態では、位置決め治具を用いて各コイル66の相対位置が位置決めされている(第1の工程)。
(手順2)内面に絶縁層81が形成された金属ケース80を用意する。そして、金属ケース80の各構成部材80a〜80fを各コイル66の周囲を覆うように配置する(図8参照)。さらに、各構成部材80a〜80fの突合せ部分を溶接して金属ケース80の内部に複数のコイル66を収納させる。その際、コイル66と金属ケース80内面との間には、隙間83が介在することになる。各構成部材80a〜80fの位置とコイル66の相対位置が治具などにより設定されることで、上記隙間83は、コイル66の全表面と金属ケース80の全内面との間に形成される(第2の工程)。
(手順3)金属ケース80の上部に設けられた充填口90から溶融樹脂材を充填する(図9(A)(B)参照、第3の工程)。
溶融樹脂材が熱硬化性樹脂である場合には、充填終了後に所定温度に加熱して固化することにより、各コイル66の全表面を覆うモールド76が完成する。このように、金属ケース80とコイル66との隙間83に樹脂材を充填する方法によれば、モールド76の厚さを隙間83により管理することが可能になり、従来の方法よりもモールド76の厚さをより薄くすることが可能になり、リニアモータ20の小型化に寄与しうる。また、この方法では、モールド成型用の金型が不要になるため、製造コストを安価に抑えることができる。
(手順4)リード線86が挿入されたリード線ガイド部材88を金属ケース80に取り付ける(図6参照、第4の工程)。
(手順5)金属ケース80の周囲をカバー部材78により覆う(図10参照)。カバー部材78は、金属ケース80の両側から組み合わされ、上部に突出する充填口90の上端、下部に突出する突起92の下端に接合する。そして、充填口90に金属キャップ94を溶接して充填口90を密閉する(第5の工程)。
これにより、カバー部材78の内面と金属ケース80の表面との間に冷却水流路74が形成される。
(手順6)カバー部材78の両端に溶接によりブロック82,84を接合する(図6参照)。
(手順7)マグネットヨーク部62をコイル部60に組み付ける(図2参照)。これにより、マグネットヨーク部62の永久磁石68がコイル部60に対向する(第6の工程)。これで、リニアモータ20が完成する。
上記実施例では、ステージ装置に用いられるリニアモータを一例として挙げたが、これに限らず、他の装置の駆動手段として用いられるリニアモータにも本発明を適用できるのは勿論である。
また、上記実施例では、ムービングマグネット型(MM型)のリニアモータについて説明したが、本発明は、ムービンコイル型(MC型)のリニアモータにも適用できるのは言うまでもない。
また、上記実施例では、金属ケース80をステンレス材により形成する場合を一例として挙げたが、これに限らず、非磁性で耐食性を有する金属であれば、他の金属材料(例えば、チタン等)を用いても良いのは勿論である。
本発明によるリニアモータの一実施例が適用されたステージ装置の平面図である。 リニアモータ20の構成を示す斜視図である。 コイル部60の内部構造を示す図であり、(A)はコイル部60の縦断面図、(B)はA部を拡大して示す拡大断面図である。 2列のコイル66を並設した状態を示す斜視図である。 コイル部60の右側面図である。 コイル部60の内部を示す縦断面図である。 リニアモータの製造方法の手順1を説明するための図である。 リニアモータの製造方法の手順2を説明するための図である。 リニアモータの製造方法の手順3を説明するための図である。 リニアモータの製造方法の手順5を説明するための図である。
符号の説明
10 ステージ装置
14 ベース
18 スライダ
20 リニアモータ
24 Yスライダ
60 コイル部
62 マグネットヨーク部
66 コイル
68 永久磁石
70 冷却水供給口
72 冷却水排出口
74 冷却水流路
76 モールド
78 カバー部材
80 金属ケース
80a〜80f 構成部材
83 隙間
90 充填口

Claims (6)

  1. 複数のコイルが樹脂材により保持されたコイル部と、
    複数の永久磁石が前記コイル部に対向するように並設されたマグネットヨーク部と、
    前記コイル部を覆うカバー部材と、
    前記カバー部材の内側に形成され、冷却水の供給により前記コイル部を冷却する冷却水流路と、を有するリニアモータにおいて、
    前記カバー部材の内側に前記樹脂材の表面を覆う金属ケースを設け、
    前記金属ケースと前記カバー部材との間に前記冷却水流路を形成したことを特徴とするリニアモータ。
  2. 前記金属ケースは、金属板を溶接で接合して前記コイルの表面形状に対応した形状に構成されたことを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 前記金属板は、非磁性材料であることを特徴とする請求項2に記載のリニアモータ。
  4. 前記金属ケースの内側と前記樹脂材との間に絶縁材を介在させたことを特徴とする請求項1または2に記載のリニアモータ。
  5. 複数のコイルを並設する第1の工程と、
    前記複数のコイルの周囲を所定の隙間を介して金属ケースで覆う第2の工程と、
    前記金属ケースと前記複数のコイルとの間に形成された前記隙間に樹脂材を充填する第3の工程と、
    前記コイルから引き出されたリード線を引き出すリード線通路を前記金属ケースに取り付ける第4の工程と、
    冷却水が供給されるコイル冷却水流路を形成するカバー部材で前記金属ケースの周囲を覆う第5の工程と、
    複数の永久磁石が前記コイル部に対向するように前記マグネットヨーク部を取り付ける第6の工程と、
    を有することを特徴とするリニアモータの製造方法。
  6. 請求項1乃至4の何れかに記載のリニアモータをステージの駆動手段に用いたことを特徴とするステージ装置。
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