JP2007184877A - 無線通信装置、無線認証システム及び無線認証方法 - Google Patents

無線通信装置、無線認証システム及び無線認証方法 Download PDF

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Abstract

【課題】どちらか一方の機器に対する認証信号の不達により非同期状態が発生した場合に、サーチ信号を受信しなおかつ一連の認証過程における最後の認証信号を送信する側が、一連の認証過程における最後の認証信号を送信後に待ち受け動作を実行し、認証信号が受信可能になるまでの時間を短縮し、複数の動作モードで発生する無駄な動作を最低限にし、キー側と携帯端末装置側の無駄な電力消費を低減する無線通信装置、無線認証システム及び無線認証方法を提供すること。
【解決手段】無線認証制御部304は、第2の動作モードを実行中に、キー通信ユニット400側から動作モードの最後に送信される認証信号に対して送信する応答信号がキー通信ユニット400側で受信を失敗した場合に備えて、無線認証部300をキー通信ユニット400からの認証信号を一定時間待ち受ける信号待ち受け状態とする。
【選択図】図2

Description

本発明は無線通信装置、無線認証システム及び無線認証方法に関し、特に、携帯通信装置とキーとの間で無線認証処理を行うための無線通信装置、無線認証システム及び無線認証方法に関する。
従来の機器の使用制限装置として、特許文献1に記載されたものがある。この機器の使用制限装置では、第1の送信器と第1の受信器とを有し、第1の送信器が識別コード信号を一定の強度で送信する無線通信ユニットと、対象機器に付設された第2の受信器と第2の送信器とを有する無線認証部とを備え、無線通信ユニットと無線認証部が一定距離以上だけ離れた場合に無線認証部が対象機器の使用を不能とし、かつ、無線通信ユニットが警報を音で通知するものである。
また、特許文献2に記載されたワイヤレスキーの認証方法では、キーをサーチモード、認証モード及びアプリモードに順次設定し、本体装置を待ち受けモード、認証モード及びアプリモードに順次設定し、サーチモードにおいてキーからのサーチ信号を本体装置が受信した後に応答すると認証モードに移行する。その後、キーと本体装置との間では、相互の認証IDの送受信し、認証IDの照合一致によりアプリモードに移行するという、認証方法をとっている。
特許第2931276号公報 特開2004−143806号公報
しかしながら、上記従来の特許文献1、2の認証方法を携帯端末装置に適用した場合、以下のような問題が発生する。
特許文献2の認証方法では、認証モードやアプリモードにおいて、無線電波を利用して認証動作を行っているため、フェージングや他の機器、自装置以外の同種の認証機器が発する電波により干渉を受けて、認証信号を誤った状態で受信する場合がある。
例えば、特許文献2の図5のシーケンス図において、キー側の認証が行われた場合、キー側ではアプリ用IDを送信した際に、上記フェージングや電波干渉により偶発的にアプリ用IDがベース側に届かなかった場合、キー側ではアプリ用IDの受信の成否が判別できない。そのため、ベース側は待ち受け受信モードに移行するが、キー側はサーチモードに移行せずにアプリモードを維持することになる。
このように、ベース側とキー側ではそれぞれの動作状態(動作モード)が一致しなくなると、相互の距離が近く認証信号の送受信が可能な状態になっても、送受信する信号の同期が取れなくなっているため、認証動作が完了しないことになり、ベース側装置が使用制限されている時間も長くなり、ユーザに対して利便性を損なうことになる。また、このような不同期動作が発生することにより、キー側及び携帯端末装置側では無駄な動作が強いられることになり、各々電力を無駄に消費し、電池の消費電力を増加させることにもなる。
また、特許文献2の図5にシーケンス図のP2からP9までの一連の認証過程において、キー側からベース側装置に最後に送信された認証信号は、アプリ用IDであり、このような認証信号を以下では「一連の認証過程における最後の認証信号」と表現する。
例えば、チャレンジアンドレスポンス認証において、「チャレンジリクエスト→認証チャレンジ→レスポンス送信→レスポンス応答」という順番で相互に認証のための信号を送受信する場合は、レスポンス応答が「一連の認証過程における最後の認証信号」となる。また、通常認証動作は定期的に行われる。すなわち、「チャレンジリクエスト→認証チャレンジ→レスポンス送信→レスポンス応答」という一連の認証過程はある周期毎に行われるのが一般的である。
上記のような不同期動作について、ベース側を携帯端末装置とした場合を例として、図14及び図15に示すタイミングチャートを参照して説明する。図14において、(a)はキーと携帯端末装置のモード毎の動作を示すタイミングチャートであり、(b)は機能ロック(機能制限)の遷移状態を示す図である。
図14(a)において、キーと携帯端末装置との間では認証成立状態にあり、アプリモードを実行中に、認証信号を受信した携帯端末装置から送信される一連の認証過程における最後の認証信号(又は確認信号)が、電波干渉等によりキー側に届かなかった場合を示している。この場合、キー側は、認証信号に対する応答が得られないため、アプリモードからサーチモードに移行してしまう。このサーチモードでは、キーと携帯端末装置は認証不成立状態となる。また、携帯端末装置側では、応答が届いていないことが認識されていないため、アプリモードを継続することになる。
なお、キー側と携帯端末装置側の双方において、アプリモード中に一連の認証過程における最後の認証信号を送受信していることの判断は、その認証方法において予め決められた手順により信号の送受信を行っているため、モード中のどの動作段階にあるかは双方において自明である。
そして、携帯端末装置側では認証周期「b秒」経過した時点において、キーから認証信号が送信されないことで初めてキーがサーチモードに移行していると判断できる。その後、携帯端末装置側もサーチモードに移行する。また、図14(a)において、a秒はキーがサーチ信号を送信する周期、b秒は認証周期、c秒は携帯端末装置が一連の認証過程における最後の認証信号を送信した後に信号を待ち受ける時間を示している。これらの時間の関係は、「a秒<c秒<b秒」となっている。
サーチモードに移行した携帯端末装置から応答信号が送信されて、キー側とペアを組む機器であることが確認されると、キーと携帯端末装置は共に認証モードに移行する。
以後、認証モードに移行したキーと携帯端末装置では、同期を取りながらの相互認証動作に復帰することになる。すなわち、キーと携帯端末装置は、不同期状態から同期状態に戻る迄に「b秒+c秒+認証モード動作時間」以上かかり、この間は、相互に無駄な動作が強いられることになる。
また、図14(b)に示すように、アプリモードでは機能ロック無し(機能制限無し)状態で動作しているが、同期が取れなくなり、認証不成立状態になると機能ロック(機能制限有り)状態となり携帯端末装置側の通信機能等が制限され、同期が取れて認証成立状態になると機能ロック無し状態となって、再び、通信機能が利用可能になる。このような現象は、機器を利用するユーザには理解できない状態であるため、ユーザに対しても機器の利便性を損なうことになる。
次に、図15において、(a)はキーと携帯端末装置のモード毎の動作を示すタイミングチャートであり、(b)は機能ロックの遷移状態を示す図である。
図15(a)において、キーと携帯端末装置との間では認証成立状態にあり、アプリモードを実行中にキー側から送信された認証信号が携帯端末装置側に届かないと、直ちに認証不成立状態になる。この時、キー側では、認証信号が携帯端末装置側に届かないことが認識されないため、アプリモードで設定された動作周期で認証動作を繰り返すため、図中のキー側はb秒間、無駄な動作状態を継続することになる。また、図中の携帯端末装置側は、認証不成立後、認証信号が受信できないため、直ちにサーチモードに移行し、f秒周期でサーチ信号の受信をc秒間待機するが、キー側から送信される認証信号が届かないため、f秒間無駄な動作状態を継続することになる。ここで、携帯端末装置におけるサーチモードでの待ち受け周期を「f秒」としている。
その後、アプリモードであるキー側はb秒後に再度認証信号を携帯端末装置に送信するが応答信号が帰ってこないため、サーチモードに移行し、a秒周期でサーチ信号を送信する。携帯端末装置側はサーチモードを継続しているため、サーチ信号を受信して応答信号を送信する。そして、キー側と携帯端末装置側は互いの機器が確認されると、双方が認証モードに移行し認証成立状態となって、アプリモードに復帰する。
すなわち、キーと携帯端末装置は、不同期状態から同期状態に戻る迄に「f秒+c秒+認証モード動作時間」以上かかり、この間は、相互に無駄な動作が強いられることになる。
また、図15(b)に示すように、アプリモードでは、認証不成立以前は機能ロック無し状態で動作しているが、同期が取れなくなり、認証不成立状態になると機能ロック状態となり携帯端末装置側の通信機能等が制限され、同期が取れて認証成立状態になると機能ロック無し状態となって、再び、通信機能が利用可能になる。
以上のように、従来の認証方法を採用したキーと携帯端末装置との間の相互認証動作では、ある動作モード中に発生する一信号の不達により、簡単に同期が取れなくなってしまい、同期状態に復帰するまでに、予め設定され複数の動作モードを順次実行するという、無駄な動作が発生する。その結果、キーと携帯端末装置では、無駄な動作中に電力を浪費することになり、双方に実装される電池等の電源の電力消費を増加させることになる。
また、図14及び図15に示したような現象は、機器を利用するユーザには理解できない状態であり、偶発的な干渉などの原因で機器に使用制限がかかるため、ユーザに対しても機器の利便性を損なうことになる。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、キーと携帯端末装置との間で無線通信により実行される相互認証動作において、どちらか一方の機器に対する認証信号の不達により非同期状態が発生した場合に、サーチ信号を受信しなおかつ一連の認証過程における最後の認証信号を送信する側が、一連の認証過程における最後の認証信号を送信後に待ち受け動作を実行し、認証信号が受信可能になるまでの時間を短縮し、複数の動作モードで発生する無駄な動作を最低限にし、キー側と携帯端末装置側の無駄な電力消費を低減する無線通信装置、無線認証システム及び無線認証方法を提供することを目的とする。
本発明の無線通信装置は、無線通信ユニットとの間で無線通信により、少なくともサーチ信号を送受信する動作モードと相互認証を行う動作モードを有する無線通信装置であって、前記無線通信ユニットとの間で無線通信を行う送受信手段と、前記送受信手段により前記無線通信ユニットとの間で一連の認証過程を実行する際に、最後の認証信号の送信後に、前記無線通信ユニットから送信される信号受信を待機する受信待機時間を設定する無線認証制御手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、キーと携帯端末装置との間で無線通信により実行される相互認証動作において、どちらか一方の機器に対する認証信号の不達により非同期状態が発生した場合に、認証信号を受信しなおかつ一連の認証過程における最後の認証信号を送信する側が、一連の認証過程における最後の認証信号を送信後に待ち受け動作を実行することにより、複数の動作モードで発生する無駄な動作を最低限にし、キー側と携帯端末装置側の無駄な電力消費を低減することができる。
また、本発明の無線通信装置は、請求項1記載の無線通信装置において、前記無線認証制御手段は、前記受信待機時間を前記無線通信ユニットにおける認証信号の送信間隔よりも長く設定する構成を採る。
この構成によれば、受信待機中に無線通信ユニットから送信される信号を確実に受信することができる。
また、本発明の無線通信装置は、請求項1又は2記載の無線通信装置において、前記無線認証制御手段は、前記受信待機中に前記無線通信ユニットから相互認証に係る信号を受信した場合は、当該受信信号に対する応答信号を前記送受信手段により送信した後、前記相互認証に関わる次の動作モードに移行する構成を採る。
この構成によれば、認証信号の送受信失敗後に認証信号が受信可能になるまでの時間を短縮することができ、複数の動作モードで発生する無駄な動作を最低限にすることが可能になる。
また、本発明の無線通信装置は、請求項3記載の無線通信装置において、前記無線認証制御手段は、前記受信待機後に移行した動作モードにおいて、前記相互認証に関わる信号の送受信処理を所定回数実行して認証成立時は、前記送受信手段に対する通信機能の制限を行わない構成を採る。
この構成によれば、一時的に相互認証が失敗した場合でも無線通信機能に制限をかけることなく、通信動作を維持することができ、ユーザに対する利便性を改善することができる。
また、本発明の無線認証システムは、無線通信ユニットと無線通信装置の間で無線通信により、少なくともサーチ信号を送受信する動作モードと相互認証を行う動作モードを有する無線認証システムであって、前記無線通信装置は、前記無線通信ユニットとの間で無線通信を行う送受信手段と、前記送受信手段により前記無線通信ユニットとの間で一連の認証過程を実行する際に、最後の認証信号の送信後に、前記無線通信ユニットから送信される信号受信を待機する受信待機時間を設定する無線認証制御手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、キーと携帯端末装置との間で無線通信により実行される相互認証動作において、どちらか一方の機器に対する認証信号の不達により非同期状態が発生した場合に、認証信号を受信しなおかつ一連の認証過程における最後の認証信号を送信する側が、一連の認証過程における最後の認証信号を送信後に待ち受け動作を実行することにより、複数の動作モードで発生する無駄な動作を最低限にし、キー側と携帯端末装置側の無駄な電力消費を低減することができる。
また、本発明の無線認証方法は、無線通信ユニットと無線通信装置の間で無線通信により、少なくともサーチ信号を送受信する動作モードと相互認証を行う動作モードを有する無線認証方法であって、前記無線通信装置において、無線通信ユニットとの間で無線通信を行う無線通信ステップと、前記無線通信装置において、前記無線通信ユニットとの間で一連の認証過程を実行する際に、最後の認証信号の送信後に、前記無線通信ユニットから送信される信号受信を待機する受信待機時間を設定する無線認証制御ステップと、を有する。
この方法によれば、キーと携帯端末装置との間で無線通信により実行される相互認証動作において、どちらか一方の機器に対する認証信号の不達により非同期状態が発生した場合に、認証信号を受信しなおかつ一連の認証過程における最後の認証信号を送信する側が、一連の認証過程における最後の認証信号を送信後に待ち受け動作を実行することにより、複数の動作モードで発生する無駄な動作を最低限にし、キー側と携帯端末装置側の無駄な電力消費を低減することができる。
本発明によれば、キーと携帯端末装置との間で無線通信により実行される相互認証動作において、どちらか一方の機器に対する認証信号の不達により非同期状態が発生した場合に、認証信号を受信しなおかつ一連の認証過程における最後の認証信号を送信する側が、一連の認証過程における最後の認証信号を送信後に待ち受け動作を実行することにより、複数の動作モードで発生する無駄な動作を最低限にし、キー側と携帯端末装置側の無駄な電力消費を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明を適用した実施の形態1の無線認証システムの全体構成を示す図である。図1において、無線認証システム10は、無線認証機能を実装した無線通信装置としての携帯電話機100と、無線認証機能を実装した無線通信ユニットとしてのキー通信ユニット400と、携帯通信用の無線基地局600と、から構成される。
図1において、携帯電話機100は、無線基地局600との間で携帯通信処理を実行する無線通信部200と、キー通信ユニット400との間で無線認証処理を実行する無線認証部300を備える。
図1において、キー通信ユニット400は、携帯電話機100との間で無線認証処理を実行する無線認証部500と、無線認証不成立時に警報を発する警報回路部506及び外部出力部507と、キー通信ユニット400内の各部に電力を供給する電池509を備える。
図2は、携帯電話機100の構成を示すブロック図である。図2において、携帯電話機100は、無線通信制御部101と、電池102と、タイマー103と、警報回路部104と、外部出力部105と、操作入力部106と、マイクロフォン107と、無線通信部200と、無線認証部300と、から構成される。
無線通信制御部101は、操作入力部106から入力される操作信号に応じて無線通信部200を制御して無線基地局600との間の携帯通信処理を制御して、マイクロフォン107から入力される送話信号の送信制御、無線通信部200から入力される受信信号の受信制御等を実行する。また、無線通信制御部101は、携帯通信の動作状態を示す通信状態信号を無線認証部300に出力して無線認証部300の動作を制御し、無線認証部300から入力される使用制限信号又は使用制限解除信号により携帯通信機能の使用制限動作又は使用制限解除動作を制御する。
電池102は、充電池等により構成され、携帯電話機100内の各部に電力を供給する。タイマー103は、無線通信制御部101における携帯通信制御と、無線認証部300における無線認証制御の各動作タイミングを設定するための時間を計時し、その計時時間を無線通信制御部101と無線認証部300に供給する。
警報回路部104は、キー通信ユニット400との無線認証不成立時に無線認証部300から入力される警報出力指示信号により動作する回路であり、その信号入力時に外部出力部105の出力手段を選択して音や表示等により警報をユーザに通知する。
外部出力部105は、スピーカ、振動部、表紙部等の出力手段により構成され、警報回路部104から入力される選択信号により選択された出力手段により警報をユーザに通知する。操作入力部106は、テンキーや各種ファンクションキー等を備え、ユーザによるキー操作に応じた操作信号を無線通信制御部101に出力する。
無線通信部200は、アンテナ201と、送受信切替部202と、送信部203と、受信部204と、から構成される。
アンテナ201は、送受信切替部202を介して接続される送信部203からの送信信号を無線基地局600に対して送信し、相手の通信装置からの信号を無線基地局600を介して受信して受信信号を送受信切替部202を介して受信部204に与える。
送受信切替部202は、アンテナ201に対して送信部203と受信部204を切り替えて接続する。送信部203は、無線通信制御部101から入力される送信信号を変調し、その変調信号を送受信切替部202を介してアンテナ201に供給する。受信部204は、アンテナ201から送受信切替部202を介して受信信号を受信し、その受信信号を復調して復調信号を無線通信制御部101に出力する。
無線認証部300は、アンテナ301と、送受信部302と、認証ID記憶部303と、無線認証制御部304と、メモリ305と、信号レベル検出部306と、使用制限装置307と、から構成される。
アンテナ301は、送受信部302から入力され無線認証に関する送信信号をキー通信ユニット400に対して送信し、キー通信ユニット400から無線認証に関する信号を受信して送受信部302に出力する。
送受信部302は、無線認証制御部304から入力される無線認証に関する信号を変調した送信信号を生成してアンテナ301から送信し、アンテナ301から入力される受信信号から無線認証に関する信号を復調し、その復調した信号を無線認証制御部304と信号レベル検出部306に出力する。
認証ID記憶部303は、識別コード信号を予め記憶する。この識別コード信号には、携帯電話機100を特定する自己識別記号(ID)と、当該携帯電話機100と対応するキー通信ユニット400を特定する識別記号が含まれる。
無線認証制御部304は、メモリ305に記憶された無線認証プログラムにより無線認証処理を制御し、タイマー103から供給される計時時間により無線認証処理の動作タイミングを制御する。無線認証制御部304は、送受信部302から無線認証に関するサーチ信号又は認証信号が入力されると、当該サーチ信号又は認証信号と認証
ID記憶部303に記憶された識別コード信号とを照合し、当該サーチ信号又は認証信号が自己に対するものである場合に当該サーチ信号又は認証信号を受信したことを示す応答信号(確認コード信号)を送受信部302から一定の強度で送信する。
また、無線認証制御部304は、使用制限装置307から使用制限解除信号が入力された場合は上記応答信号の送信動作を継続し、使用制限装置307から使用制限信号が入力された場合は、携帯電話機100が通話中又は通信中であれば、当該使用制限信号の無線通信制御部101に対する出力を停止させ、携帯電話機100が通話終了又は通信終了していれば、当該使用制限信号の無線通信制御部101に対する出力を許可する。
さらに、無線認証制御部304は、無線認証に関わる動作モードとして、第2の動作モードを実行中に、キー通信ユニット400側から送信される認証信号に対して応答する一連の認証過程における最後の認証信号がキー通信ユニット400側で受信を失敗した場合に備えて、無線認証部300をキー通信ユニット400からの認証信号を一定時間待ち受ける信号待ち受け状態として、無線認証部300からの応答不達の場合キー通信ユニット400が移行する第1の動作モードと同期を取れるように制御して、正常な認証動作に復帰するまでの期間を短縮するように制御する。無線認証制御部304は、信号待ち受け状態において、サーチ信号を受信しなければ、送信した応答信号がキー通信ユニット400側で受信に成功したと判断して第2の動作モードにおける周期的な認証動作を継続する。
ここで、第1の動作モードは、キー通信ユニット400がサーチ信号を送信し、無線認証制御部304においてそのサーチ信号を受信する状態である。第2の動作モードは、キー通信ユニット400と無線認証制御部304において相互認証を定期的に行っており、その結果として携帯電話機100の機能をユーザが利用できる状態である。
メモリ305は、無線認証処理を制御するための無線認証プログラム等を記憶する。信号レベル検出部306は、送受信部302により受信された無線認証に関する認証信号が入力されると、当該認証信号(識別コード信号)の受信レベルを検出して使用制限装置307に出力する。
使用制限装置307は、信号レベル検出部306から入力された受信レベルを予め設定された閾値と比較し、受信レベルが閾値より大きい場合は使用制限を解除する使用制限解除信号を無線通信制御部101及び無線認証制御部304に出力し、受信レベルが閾値より小さくなった場合は、無線認証制御部304から許可が入力されていれば、使用を制限する使用制限信号を無線通信制御部101に対して出力する。
なお、使用制限装置307は、受信レベルの比較結果に応じて使用制限信号又は使用制限解除信号を無線通信制御部101及び無線認証制御部304に出力する場合を説明したが、これらの信号出力に限定するものではなく、例えば、受信レベルの比較結果に応じて使用制限解除信号を出力又は停止することにより、無線通信制御部101及び無線認証制御部304が同様の処理を実行させるようにしてもよい。
次に、図1のキー通信ユニット400の構成について図3に示すブロック図を参照して説明する。
図3において、キー通信ユニット400は、無線認証部500と、警報回路部506と、外部出力部507と、メモリ508と、電池509と、タイマー510と、から構成される。
無線認証部500は、アンテナ501と、送受信部502と、認証信号レベル検出部503と、無線認証ユニット制御部504と、認証ID記憶部505と、から構成される。
アンテナ501は、送受信部502から入力された無線認証に関する送信信号を携帯電話機100に対して送信し、携帯電話機100から無線認証に関する信号を受信して送受信部502に出力する。
送受信部502は、無線認証ユニット制御部504から入力される無線認証に関する信号を変調した送信信号を生成してアンテナ501から送信し、アンテナ501から入力される受信信号から無線認証に関する信号を復調し、その復調した信号を認証信号レベル検出部503と無線認証ユニット制御部504に出力する。
認証信号レベル検出部503は、送受信部502により受信された無線認証に関する認証信号が入力されると、当該認証信号(識別コード信号)の受信レベルを検出して無線認証ユニット制御部504に出力する。
無線認証ユニット制御部504は、メモリ508に記憶された無線認証プログラムにより無線認証処理を制御し、タイマー510から供給される計時時間により無線認証処理の動作タイミングを制御する。無線認証ユニット制御部504は、無線認証に関するサーチ信号又は認証信号を送受信部502から一定の強度で携帯電話機100に対して送信し、送受信部502によりサーチ信号又は認証信号に対する応答信号が受信されて入力されると、当該応答信号と認証ID記憶部505に記憶された識別コード信号とを照合し、当該サーチ信号又は認証信号が自己に対するものである場合に当該識別コード信号から生成した認証信号(識別コード信号)を送受信部502から一定の強度で送信する。
認証ID記憶部505は、識別コード信号を予め記憶する。この識別コード信号には、キー通信ユニット400を特定する自己識別記号(ID)と、当該キー通信ユニット400と対応する携帯電話機100を特定する識別記号が含まれる。
警報回路部506は、携帯電話機100との無線認証不成立時に無線認証部500から入力される警報出力指示信号により動作する回路であり、その信号入力時に外部出力部507の出力手段を選択して音や表示等により警報をユーザに通知する。
外部出力部507は、スピーカ、振動部、表紙部等の出力手段により構成され、警報回路部506から入力される選択信号により選択された出力手段により警報をユーザに通知する。
メモリ508は、無線認証処理を制御するための無線認証プログラム等を記憶する。電池509は、交換可能な電池等により構成され、キー通信ユニット400内の各部に電力を供給する。タイマー510は、無線認証部500における無線認証制御の動作タイミングを設定するための時間を計時し、その計時時間を無線認証部500に供給する。
次に、携帯電話機100及びキー通信ユニット400により実行される無線認証処理について図4に示すフローチャートを参照して説明する。図4において、(a)はキー通信ユニット400で実行される無線認証処理処理を示すフローチャート、(b)は携帯電話機100で実行される無線認証処理処理を示すフローチャートである。
図4(a)において、キー通信ユニット400の無線認証部500は、第1の動作モードによりサーチ信号を携帯電話機100へ送信する(ステップS101)。同図(b)において、携帯電話機100の無線認証部300は、サーチ信号受信の有無を判断し(ステップS201)、サーチ信号を受信しなければ(ステップS201:NO)、サーチ信号の受信判断を繰り返し、サーチ信号を受信すれば(ステップS201:YES)、応答信号をキー通信ユニット400に対して送信する(ステップS202)。
キー通信ユニット400の無線認証部500は、上記サーチ信号の送信による応答信号受信の有無を判断し(ステップS102)、応答信号を受信しなければ(ステップS102:NO)、ステップS101に戻り、応答信号を受信すれば(ステップS102:YES)、第2の動作モードに移行して認証信号を携帯電話機100に対して送信する(ステップS103)。
次いで、携帯電話機100の無線認証部300は、認証信号受信の有無を判断し(ステップS203)、認証信号を受信しなければ(ステップS203:NO)、ステップS201に戻り、認証信号を受信すれば(ステップS203:YES)、第2の動作モードに移行して応答信号を送信する(ステップS204)。ここで、携帯電話機100の無線認証部300は、第2の動作モードのままキー通信ユニット400からの信号を一定時間待ち受ける状態とする(ステップS205)。
次いで、キー通信ユニット400の無線認証部500は、上記認証信号の送信による応答信号受信の有無を判断し(ステップS104)、応答信号を受信すれば(ステップS104:YES)、本処理を終了し、応答信号を受信しなければ(ステップS104:NO)、第1の動作モードに移行してサーチ信号を携帯電話機100に対して送信して(ステップS105)、ステップS102に戻る。
次いで、携帯電話機100の無線認証部300は、上記信号待ち受け中にキー通信ユニット400から送信されるサーチ信号受信の有無を判断し(ステップS206)、サーチ信号を受信すれば(ステップS206:YES)、ステップS202に戻る。この場合、携帯電話機100が認証信号を受けて送信した応答信号が、電波干渉等によりキー通信ユニット400に届かなかったことが考えられる。しかし、携帯電話機100の無線認証部300では、応答信号が届いたか否かを判断できないため、ステップS205においてキー通信ユニット400からの信号を一定時間待ち受けるようにした。
また、携帯電話機100の無線認証部300は、上記信号待ち受け中にキー通信ユニット400からサーチ信号を受信しなければ(ステップS206:NO)、アプリケーションを実行して(ステップS207)、本処理を終了する。この場合、携帯電話機100から送信された応答信号はキー通信ユニット400に届いており、信号待ち受け中にサーチ信号を受信しないことは、携帯電話機100とキー通信ユニット400との間の認証処理が正常に終了したものとして、携帯電話機100では第2の動作モードを維持する。なお、ステップS207のアプリケーション実行という動作は、具体的なアプリケーションを実行するだけでなく、アプリケーションが実行できる状態、すなわち携帯電話機に対して機能ロックされていない状態を維持することも含んでいる。
以上の携帯電話機100とキー通信ユニット400との間で実行された無線認証処理において、送受信される信号は、例えば、図5に示すようになる。図5において、(a)はキー通信ユニット400と携帯電話機100との間で無線通信により実行される相互認証に関わる動作モード毎の動作例を示すタイミングチャートであり、(b)は機能ロックの状態を示す図である。なお、同図(a)では、簡易的な認証方法の送信動作(Tx)と受信動作(Rx)を示している。
図5においては、説明の都合上、認証動作における一連の認証過程として、認証信号送信と認証信号受信、認証信号への応答信号を送信、認証信号への応答信号を受信するという簡易な例を記載しているが、これは一連の認証過程における信号を送受する回数、サーチ信号を出す装置、サーチ信号を受信する装置などを制限するものではない。
図5は、ある時点までキー通信ユニット400と携帯電話機100の間で定期的に実行される認証が成功していたが、干渉等により、ある時点において携帯電話機100から送信された認証信号(又は確認信号)がキー通信ユニット400側で受信を失敗した場合の動作例を示している。
最初は、図5(a)において、キー通信ユニット400と携帯電話機100との間では認証成立状態にある。第2の動作モードにおいて、キー通信ユニット400側からは認証信号が携帯電話機100に送信される。この認証信号を受信した携帯電話機100からは応答信号として一連の認証過程における最後の認証信号(又は確認信号)がキー通信ユニット400に送信される。
なお、キー通信ユニット400側と携帯電話機100側の双方において、第2の動作モード中に一連の認証過程における最後の認証信号を送受信していることの判断は、その認証方法において予め決められた手順により信号の送受信を行っているため、モード中のどの動作段階にあるかは双方において自明である。
ここで、電波干渉、信号衝突等により上記応答の認証信号がキー通信ユニット400側で受信を失敗しても、携帯電話機100ではキー通信ユニット400の受信失敗を認識できないが、上記応答の認証信号送信後に、無線認証部300はキー通信ユニット400から送信される認証信号をc秒間待ち受ける状態とする。
一方、キー通信ユニット400は、携帯電話機100からの応答の認証信号が受信できないので第1の動作モードに移行する。キー通信ユニット400は、第1の動作モードでは、図中に示すa秒間隔でサーチ信号を送信する。ここで、c秒>a秒とすれば、携帯電話機100においてキー通信ユニット400から送信されるサーチ信号を上記待ち受け時間c秒間の間に受信することが可能である。この待ち受け時間c秒間の間にサーチ信号を受信した場合は、携帯電話機100は第2の動作モードに移行し、キー通信ユニット400との相互認証を実行する。
但し、キー通信ユニット400が第1の動作モードに移行していた場合サーチ信号がどのタイミングで到着するかを、携帯電話機100の無線認証制御部304において把握できる場合は、cの値を小さくすることができる。この場合は必ずしもc秒>a秒である必要は無い。
以上のような動作の場合、認証失敗は偶発的なものであるので、利便性の観点から、認証失敗後に第1の動作モードを経て第2の動作モードに移行できる場合は、携帯電話機100の携帯通信機能の制限は行わない。このため、図5(b)に示すように、携帯電話機100では機能ロック無し状態が継続することになる。
次に、図5に示した第1の動作モード移行後の動作において、キー通信ユニット400と携帯電話機100の間で実行される認証処理の詳細について、図6に示すシーケンス図を参照して説明する。図6においては、説明の都合上、簡易的な認証動作における一連の認証過程を、認証信号送信と認証信号受信、認証信号への応答信号を送信、認証信号への応答信号を受信と簡略して記載しているが、これら一連の認証過程における信号を送受信する回数、サーチ信号を送信する装置、サーチ信号を受信する装置などを特に制限するものではない。
図6において、まず、キー通信ユニット400では、第1の動作モードにおいてサーチ信号がa秒周期で繰り返し携帯電話機100に対して送信される(ステップK1〜K4)。携帯電話機100では、第1の動作モードにおいてサーチ信号の受信に対するサーチ応答がキー通信ユニット400に対して送信される(ステップM1)。
この第1の動作モードにより携帯電話機100とキー通信ユニット400で相互の機器を確認すると、携帯電話機100とキー通信ユニット400の双方で第2の動作モードに移行する。第2の動作モードに移行すると、キー通信ユニット400からは携帯電話機100に対して認証信号が送信され(ステップK5)、携帯電話機100からは認証信号の受信に対する応答である認証信号がキー通信ユニット400に対して送信される(ステップM2)。この後、携帯電話機100の無線認証部300では、キー通信ユニット400から送信される信号をc秒間待ち受ける信号待ち受け状態となる(ステップM3)。そして、携帯電話機100の無線認証部300は、信号待ち受け中にキー通信ユニット400からサーチ信号を受信しなかった場合は、アプリケーションを実行する(ステップM4)。
以上のような一連の認証動作(ステップK5,ステップM2〜M4)が、キー通信ユニット400と携帯電話機100の間ではb秒周期で繰り返し実行される(ステップK6,ステップM5〜M7)。なお、ステップM4、M7のアプリケーション実行という動作は、具体的なアプリケーションを実行するだけでなく、アプリケーションが実行できる状態、すなわち携帯電話機に対して機能ロックされていない状態を維持することも含んでいる。
以上のように、本実施の形態1の無線認証システムでは、携帯電話機が一連の認証過程における最後の認証信号の送受信後に、キー通信ユニットから送信される信号を一定時間待ち受ける信号待ち受け時間を設定するようにしたため、認証信号が受信可能になるまでの時間を短縮し、従来の一連の認証過程において認証信号受信失敗時に、動作モード毎に発生していた無駄な動作を最低限にすることができ、キー通信ユニット側と携帯電話機の無駄な電力消費を低減することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2では、携帯電話機100がサーチ信号をキー通信ユニット400に対して送信し、キー通信ユニット400が携帯電話機100への認証信号を送信後に携帯電話機100から送信される認証信号を待ち受ける時間を設定する場合について説明する。
なお、本実施の形態2における無線認証システムは、上記実施の形態1に示した無線認証システム10と同様の構成を適用するため、そのシステム構成、携帯電話機100とキー通信ユニット400の各構成の図示、及び構成説明は省略する。
本実施の形態2の携帯電話機100とキー通信ユニット400との間で実行された無線認証処理において、送受信される信号は、例えば、図7に示すようになる。図7において、(a)はキー通信ユニット400と携帯電話機100との間で無線通信により実行される相互認証に関わる動作モード毎の動作例を示すタイミングチャートであり、(b)は機能ロックの状態を示す図である。なお、同図(a)では、簡易的な認証方法の送信動作(Tx)と受信動作(Rx)を示している。
図7は、説明の都合上簡易的な認証動作を例にとって説明するが、これは一連の認証過程における信号を送受する回数、サーチ信号を出す装置、サーチ信号を受信する装置などを制限するものではない。
図7は、ある時点までキー通信ユニット400と携帯電話機100の間で定期的に実行される認証は成功していたが、干渉等により、ある時点においてキー通信ユニット400から送信された認証信号(確認信号)が携帯電話機100側で受信を失敗した場合の動作例を示している。
最初は、図7(a)において、キー通信ユニット400と携帯電話機100との間では認証成立状態にある。第2の動作モードにおいて、携帯電話機100側からは認証信号がキー通信ユニット400に送信される。この認証信号を受信したキー通信ユニット400からは応答信号として一連の認証過程における最後の認証信号(又は確認信号)が携帯電話機100に送信される。
なお、キー通信ユニット400側と携帯電話機100側の双方において、第2の動作モード中に一連の認証過程における最後の認証信号を送受信していることの判断は、その認証方法において予め決められた手順により信号の送受信を行っているため、モード中のどの動作段階にあるかは双方において自明である。
ここで、電波干渉、信号衝突等により上記応答の認証信号が携帯電話機100側で受信を失敗しても、キー通信ユニット400では携帯電話機100の受信失敗を認識できないが、上記応答の認証信号送信後に、無線認証部500は携帯電話機100から送信される認証信号をc秒間待ち受ける状態とする。
一方、携帯電話機100は、キー通信ユニット400からの応答の認証信号が受信できないので第1の動作モードに移行する。携帯電話機100は、第1の動作モードでは、図中に示すa秒間隔でサーチ信号を送信する。ここで、c秒>a秒とすれば、キー通信ユニット400において携帯電話機100から送信されるサーチ信号を上記待ち受け時間c秒間の間に受信することが可能である。この待ち受け時間c秒間の間にサーチ信号を受信した場合は、キー通信ユニット400は第2の動作モードに移行し、携帯電話機100との相互認証を実行する。
但し、携帯電話機100が第1の動作モードに移行していた場合、サーチ信号がどのタイミングで到着するかをキー通信ユニット400の無線認証ユニット制御部504において把握できる場合は、cの値を小さくすることができる。この場合は必ずしもc秒>a秒である必要は無い。
以上のような動作の場合、認証失敗は偶発的なものであるので、利便性の観点から、認証失敗後に第1の動作モードを経て第2の動作モードに移行できる場合は、携帯電話機100の携帯通信機能の制限は行わない。このため、図7(b)に示すように、携帯電話機100では機能ロック無し状態が継続することになる。
次に、図7に示した第1の動作モード移行後の動作において、キー通信ユニット400と携帯電話機100の間で実行される認証処理の詳細について、図8に示すシーケンス図を参照して説明する。図8は、説明の都合上簡易的な認証動作を例にとって説明するが、これは一連の認証過程における信号を送受する回数、サーチ信号を出す装置、サーチ信号を受信する装置などを制限するものではない。
図8において、まず、携帯電話機100では、第1の動作モードにおいてサーチ信号がa秒周期で繰り返しキー通信ユニット400に対して送信される(ステップM11〜M14)。キー通信ユニット400では、第1の動作モードにおいてサーチ信号の受信に対するサーチ応答が携帯電話機100に対して送信される(ステップK11)。
この第1の動作モードにより携帯電話機100とキー通信ユニット400で相互の機器を確認すると、携帯電話機100とキー通信ユニット400の双方で第2の動作モードに移行する。第2の動作モードに移行すると、携帯電話機100からはキー通信ユニット400に対して認証信号が送信され(ステップM15)、キー通信ユニット400からは認証信号の受信に対する応答である認証信号が携帯電話機100に対して送信される(ステップK12)。この後、キー通信ユニット400の無線認証部500では、携帯電話機100から送信される信号をc秒間待ち受ける信号待ち受け状態となる(ステップK13)。また、携帯電話機100の無線認証部300では、キー通信ユニット400から送信される認証信号の受信後にアプリケーションが実行される(ステップM16)。なお、ステップM16のアプリケーション実行という動作は、具体的なアプリケーションを実行するだけでなく、アプリケーションが実行できる状態、すなわち携帯電話機に対して機能ロックされていない状態を維持することも含んでいる。
以上のような一連の認証動作(ステップM15→ステップK12,K13,ステップM16)が、キー通信ユニット400と携帯電話機100の間ではb秒周期で繰り返し実行される(ステップM17→ステップK14,K15,ステップM18)。
以上のように、本実施の形態2の無線認証システムでは、キー通信ユニットが一連の認証過程における最後の認証信号の送受信後に、携帯電話機から送信される信号を一定時間待ち受ける信号待ち受け時間を設定するようにしたため、認証信号が受信可能になるまでの時間を短縮し、従来の一連の認証過程において認証信号受信失敗時に、動作モード毎に発生していた無駄な動作を最低限にすることができ、キー通信ユニット側と携帯電話機の無駄な電力消費を低減することができる。また、本実施の形態2の無線認証システムでは、第2の動作モードにおいて、携帯電話機がキー通信ユニットから応答の認証信号を受信できれば、直ちにアプリケーションを実行することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態3では、キー通信ユニット400がサーチ信号を携帯電話機100に対して送信し、一連の認証過程において携帯電話機100がキー通信ユニット400へ最後の認証信号を送信後にキー通信ユニット400から送信される認証信号を待ち受ける時間を設定する場合について説明する。
なお、本実施の形態3における無線認証システムは、上記実施の形態1に示した無線認証システム10と同様の構成を適用するため、そのシステム構成、携帯電話機100とキー通信ユニット400の各構成の図示、及び構成説明は省略する。
本実施の形態3の携帯電話機100とキー通信ユニット400との間で実行された無線認証処理において、送受信される信号は、例えば、図9に示すようになる。図9において、(a)はキー通信ユニット400と携帯電話機100との間で無線通信により実行される相互認証に関わる動作モード毎の動作例を示すタイミングチャートであり、(b)は機能ロックの状態を示す図である。なお、同図(a)では、チャレンジアンドレスポンス方式の認証方法の送信動作(Tx)と受信動作(Rx)を示している。
図9は、説明の都合上一般的なチャレンジアンドレスポンス認証動作を例にとって説明するが、これは一連の認証過程における信号を送受する回数、サーチ信号を出す装置、サーチ信号を受信する装置などを制限するものではない。
図9は、ある時点までキー通信ユニット400と携帯電話機100の間で定期的に実行される認証は成功していたが、干渉等により、ある時点において携帯電話機100から送信された認証信号(確認信号)がキー通信ユニット400側で受信を失敗した場合の動作例を示している。
最初は、図9(a)において、キー通信ユニット400と携帯電話機100との間では認証成立状態にある。第2の動作モードにおいて、キー通信ユニット400側からは認証信号が携帯電話機100に送信される。この認証信号を受信した携帯電話機100からは応答信号として一連の認証過程における最後の認証信号(又は確認信号)がキー通信ユニット400に送信される。
なお、キー通信ユニット400側と携帯電話機100側の双方において、第2の動作モード中に一連の認証過程における最後の認証信号を送受信していることの判断は、その認証方法において予め決められた手順により信号の送受信を行っているため、モード中のどの動作段階にあるかは双方において自明である。
ここで、電波干渉、信号衝突等により上記応答の認証信号がキー通信ユニット400側で受信を失敗しても、携帯電話機100ではキー通信ユニット400の受信失敗を認識できないが、上記応答の認証信号送信後に、無線認証部300はキー通信ユニット400から送信される認証信号をc秒間待ち受ける状態とする。
一方、キー通信ユニット400は、携帯電話機100からの応答の認証信号が受信できないので第1の動作モードに移行する。キー通信ユニット400は、第1の動作モードでは、図中に示すa秒間隔でサーチ信号を送信する。ここで、c秒>a秒とすれば、携帯電話機100においてキー通信ユニット400から送信されるサーチ信号を上記待ち受け時間c秒間の間に受信することが可能である。この待ち受け時間c秒間の間にサーチ信号を受信した場合は、携帯電話機100は第2の動作モードに移行し、キー通信ユニット400との相互認証を実行する。
但し、キー通信ユニット400が第1の動作モードに移行していた場合サーチ信号がどのタイミングで到着するかを携帯電話機100の無線認証制御部304において把握できる場合は、cの値を小さくすることができる。この場合は必ずしもc秒>a秒である必要は無い。
以上のような動作の場合、認証失敗は偶発的なものであるので、利便性の観点から、認証失敗後に第1の動作モードを経て第2の動作モードに移行できる場合は、携帯電話機100の携帯通信機能の制限は行わない。このため、図9(b)に示すように、携帯電話機100では機能ロック無し状態が継続することになる。
また、上記図9に示した動作とは異なる動作例を図10に示す。図10において、(a)はキー通信ユニット400と携帯電話機100との間で無線通信により実行される相互認証に関わる動作モード毎の動作例を示すタイミングチャートであり、(b)は機能ロックの状態を示す図である。なお、同図(a)では、チャレンジアンドレスポンス方式の認証方法の送信動作(Tx)と受信動作(Rx)を示している。
図10は、説明の都合上一般的なチャレンジアンドレスポンス認証動作を例にとって説明するが、これは一連の認証過程における信号を送受する回数、サーチ信号を出す装置、サーチ信号を受信する装置などを制限するものではない。
図10は、ある時点までキー通信ユニット400と携帯電話機100の間で定期的に実行される認証は成功していたが、干渉等により、ある時点においてキー通信ユニット400側から送信された認証信号が携帯電話機100で受信を失敗した場合の動作例を示している。
最初は、図10(a)において、キー通信ユニット400と携帯電話機100との間では認証成立状態にある。第2の動作モードにおいて、キー通信ユニット400側からは認証信号が携帯電話機100に送信される。この認証信号を受信した携帯電話機100からは応答信号として認証信号(又は確認信号)がキー通信ユニット400に送信される。
なお、認証方法において予め決められた手順により信号の送受信を行っているため、キー通信ユニット400側と携帯電話機100側の双方においてモード中のどの動作段階にあるかは双方において自明である。
ここで、電波干渉、信号衝突等によりキー通信ユニット400から送信される認証信号の受信を携帯電話機100で失敗した場合、上記応答の認証信号がキー通信ユニット400側へ送信されないので、キー通信ユニット400では携帯電話機100の受信失敗を認識でき、第1の動作モードに移行し、携帯電話機100も第1の動作モードに移行し、無線認証部300はキー通信ユニット400から送信される認証信号をc秒間待ち受ける状態とする。
キー通信ユニット400は、第1の動作モードでは、図中に示すa秒間隔でサーチ信号を送信する。ここで、c秒>a秒とすれば、携帯電話機100においてキー通信ユニット400から送信されるサーチ信号を上記待ち受け時間c秒間の間に受信することが可能である。この待ち受け時間c秒間の間にサーチ信号を受信した場合は、携帯電話機100は第2の動作モードに移行し、キー通信ユニット400との相互認証を実行する。その後のb秒ごとの定期的な相互認証において、一連の認証過程における最後の認証信号(又は確認信号)がキー通信ユニット400に送信された後に、無線認証部300はキー通信ユニット400から送信される認証信号をc秒間待ち受ける状態とする。
但し、携帯電話機100の無線認証制御部304において、キー通信ユニット400が第1の動作モードに移行していた場合、サーチ信号がどのタイミングで到着するかを把握できる場合は、cの値を小さくすることができる。この場合は必ずしもc秒>a秒である必要は無い。
以上のような動作の場合、認証失敗は偶発的なものであるので、利便性の観点から、認証失敗後に第1の動作モードを経て第2の動作モードに移行できる場合は、携帯電話機100の携帯通信機能の制限は行わない。このため、図10(b)に示すように、携帯電話機100では機能ロック無し状態が継続することになる。
図9及び図10において、a秒はキーがサーチ信号を送信する周期、b秒は動作モードでの認証周期、c秒は携帯電話機が一連の認証過程における最後の認証信号を送信した後に信号を待ち受ける時間を示している。これらの時間の関係は、「a秒<b秒」、「c秒<b秒」となっている。
次に、図9及び図10に示した第1の動作モード移行後の動作において、キー通信ユニット400と携帯電話機100の間で実行される認証処理の詳細について、図11に示すシーケンス図を参照して説明する。図11は、説明の都合上一般的なチャレンジアンドレスポンス認証動作を例にとって説明するが、これは一連の認証過程における信号を送受する回数、サーチ信号を出す装置、サーチ信号を受信する装置などを制限するものではない。
図11において、まず、キー通信ユニット400では、第1の動作モードにおいてサーチ信号がa秒周期で繰り返し携帯電話機100に対して送信される(ステップK21〜K24)。携帯電話機100では、第1の動作モードにおいてサーチ信号の受信に対するサーチ応答がキー通信ユニット400に対して送信される(ステップM21)。
この第1の動作モードにより携帯電話機100とキー通信ユニット400で相互の機器を確認すると、携帯電話機100とキー通信ユニット400の双方で第2の動作モードに移行する。第2の動作モードに移行すると、キー通信ユニット400からは携帯電話機100に対して認証信号が送信され(ステップK25)、携帯電話機100からは認証信号の受信に対する応答である認証信号がキー通信ユニット400に対して送信される(ステップM22)。このような認証動作を携帯電話機100のキー通信ユニット400の双方で繰り返した後(ステップK26,M23)、携帯電話機100の無線認証部300では、キー通信ユニット400から送信される信号をc秒間待ち受ける信号待ち受け状態となる(ステップM24)。
そして、携帯電話機100の無線認証部300は、信号待ち受け中にキー通信ユニット400からサーチ信号を受信しなかった場合は、携帯電話機100はアプリケーションを実行する(ステップM25)。なお、ステップM25のアプリケーション実行という動作は、具体的なアプリケーションを実行するだけでなく、アプリケーションが実行できる状態、すなわち携帯電話機に対して機能ロックされていない状態を維持することも含んでいる。
次いで、第2の動作モードにおいて、キー通信ユニット400と携帯電話機100との間では、認証信号の送受信が上記b秒の認証周期の間に実行される(ステップK27,K28,M26,M27)。
以上のように、本実施の形態3の無線認証システムでは、携帯電話機が一連の認証過程における最後の認証信号の送受信後に、キー通信ユニットから送信される信号を一定時間待ち受ける信号待ち受け時間を設定するようにしたため、認証信号が受信可能になるまでの時間を短縮し、従来の一連の認証過程において認証信号受信失敗時に、動作モード毎に発生していた無駄な動作を最低限にすることができ、キー通信ユニット側と携帯電話機の無駄な電力消費を低減することができる。
また、本実施の形態3の無線認証システムでは、認証失敗後に第1の動作モードを経て第2の動作モードに移行できる場合は、携帯電話機の携帯通信機能の制限は行わず、携帯電話機は機能ロック無し状態が継続するため、ユーザに対する利便性を向上させることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態4では、上記実施の形態3の変形例であり、ある時点までキー通信ユニット400と携帯電話機100の間の定期的な認証に成功していたが、電波干渉等により、ある時点において携帯電話機100から送信された認証信号がキー通信ユニット400側に送信失敗し、キー通信ユニット400側から周期を変えてサーチ信号を送信する場合を例示する。
なお、本実施の形態4における無線認証システムは、上記実施の形態1に示した無線認証システム10と同様の構成を適用するため、そのシステム構成、携帯電話機100とキー通信ユニット400の各構成の図示、及び構成説明は省略する。また、本実施の形態4における携帯電話機100とキー通信ユニット400により実行される無線認証処理については、上記図4(a)、(b)に示したフローチャートと基本的に同様の動作となるため、そのフローチャートの図示及び説明は省略する。
本実施の形態4における携帯電話機100とキー通信ユニット400との間で実行される認証信号の送受信動作について、図12に示すタイミングチャートを参照して説明する。図12において、(a)はキー通信ユニット400と携帯電話機100との間で無線通信により実行される相互認証に関わる動作モード毎の動作例を示すタイミングチャートであり、(b)は機能ロックの状態を示す図である。なお、同図(a)では、チャレンジアンドレスポンス方式の認証方法の送信動作(Tx)と受信動作(Rx)を示している。
図12は、説明の都合上一般的なチャレンジアンドレスポンス認証動作を例にとって説明するが、これは一連の認証過程における信号を送受する回数、サーチ信号を出す装置、サーチ信号を受信する装置などを制限するものではない。
図12は、ある時点までキー通信ユニット400と携帯電話機100の間で定期的に実行される認証は成功していたが、電波干渉等により、ある時点において携帯電話機100から認証信号(確認信号)の送信を失敗した場合の動作例を示している。
図12(a)では、第2の動作モードにおいてキー通信ユニット400側から一連の認証処理における最後の認証信号が携帯電話機100に送信される。この認証信号を受信した携帯電話機100では、キー通信ユニット400への応答信号として認証信号(又は確認信号)が送信される。ここで、電波干渉、信号衝突等により応答の認証信号がキー通信ユニット400側で受信できない状態になっても、携帯電話機100ではキー通信ユニット400側の受信失敗を認識できないが、上記認証信号を送信後にキー通信ユニット400から送信される信号をg秒間の信号待ち受け状態となる。
一方、キー通信ユニット400では、携帯電話機100からの認証信号(又は確認信号)が受信できないため、第1の動作モードに移行してサーチ信号の送信処理が行われる。この第1の動作モードにおけるサーチ信号の送信周期は、図中に示すようにa+α秒であるとする。ここで、g秒>a+α秒とすれば、携帯電話機100はキー通信ユニット400から送信されるサーチ信号を上記待ち受け時間g秒の間に受信することが可能である。
携帯電話機100は、待ち受け時間g秒の間にサーチ信号を受信した場合、第2の動作モードに移行し、この第2の動作モードにおいてキー通信ユニット400との間の相互認証を実行する。ここで、認証信号の1往復目は周波数f1にて通信を行い、認証信号の2往復目は周波数f2にて通信を行う。ここで認証信号1往復目のキー通信ユニット400から出る認証信号には、認証信号の2往復目からは周波数をf2に変えて通信するという制御信号を含んでいる。
以上のような動作の場合、認証失敗は偶発的なものであるので、利便性の観点から、認証失敗後に第1の動作モードを経て第2の動作モードに移行できる場合は、携帯電話機100の携帯通信機能の制限は行わない。このため、図12(b)に示すように、携帯電話機100では機能ロック無し状態が継続することになる。
図12において、a秒はキーがサーチ信号を送信する周期、b秒は第2の動作モードでの認証周期、g秒は携帯電話機が一連の認証過程における最後の認証信号を送信した後に信号を待ち受ける時間を示している。これらの時間の関係は、「a+α秒<g秒<b秒」となっている。
但し、キー通信ユニット400が第1の動作モードに移行していた場合サーチ信号がどのタイミングで到着するかを携帯電話機100の無線認証制御部304において把握できる場合は、gの値を小さくすることができる。この場合は必ずしもg秒>a+α秒である必要は無い。
次に、図12に示した動作において、キー通信ユニット400と携帯電話機100の間で実行される認証処理の詳細について、図13に示すシーケンス図を参照して説明する。図13は、説明の都合上一般的なチャレンジアンドレスポンス認証動作を例にとって説明するが、これは一連の認証過程における信号を送受する回数、サーチ信号を出す装置、サーチ信号を受信する装置などを制限するものではない。
図13において、まず、キー通信ユニット400では、第2の動作モードにおいて認証信号が携帯電話機100に対して送信され(ステップK31)、携帯電話機100からは認証信号の受信に対する応答である認証信号がキー通信ユニット400に対して送信される(ステップM31)。このような認証動作を携帯電話機100のキー通信ユニット400の双方で繰り返し実行される(ステップK32,M32)。この時、携帯電話機100からキー通信ユニット400に送信された認証信号が、電波干渉、信号衝突等によりキー通信ユニット400で受信されない状態が発生したとする。
この時、電波干渉、信号衝突等により応答の認証信号がキー通信ユニット400側で受信できない状態になっても、携帯電話機100ではキー通信ユニット400側の受信失敗を認識できないが、上記認証信号を送信後にキー通信ユニット400から送信される信号をg秒間の信号待ち受け状態となる(ステップM33)。
一方、キー通信ユニット400では、携帯電話機100からの認証信号(又は確認信号)が受信できないため、第1の動作モードに移行して、サーチ信号の送信処理が行われる(ステップK33〜K36)。この第1の動作モードにおけるサーチ信号の送信周期は、図中に示すようにa+α秒であるとする。ここで、g秒>a+α秒とすれば、携帯電話機100はキー通信ユニット400から送信されるサーチ信号を上記待ち受け時間g秒の間に受信することが可能である。
そして、携帯電話機100の無線認証部300は、信号待ち受け中にキー通信ユニット400からサーチ信号を受信した場合は、サーチ応答をキー通信ユニット400に対して送信する(ステップM34)。この第1の動作モードにより携帯電話機100とキー通信ユニット400で相互の機器を確認すると、携帯電話機100とキー通信ユニット400の双方で第2の動作モードに移行する。
第2の動作モードに移行すると、キー通信ユニット400からは携帯電話機100に対して認証信号+制御信号が送信され(ステップK37)、携帯電話機100からは認証信号+制御信号の受信に対する応答である認証信号がキー通信ユニット400に対して送信される(ステップM35)。続いて、認証信号の送受信動作が携帯電話機100とキー通信ユニット400の双方で繰り返した後(ステップK38,M36)、携帯電話機100の無線認証部300では、キー通信ユニット400から送信される信号をg秒間待ち受ける信号待ち受け状態となる(ステップM37)。
ここで、認証信号の1往復目は周波数f1にて通信を行い、認証信号の2往復目は周波数f2にて通信を行う。ここで認証信号1往復目のキー通信ユニット400から出る認証信号には、認証信号の2往復目からは周波数をf2に変えて通信するという制御信号を含んでいる。そして、携帯電話機100の無線認証部300は、g秒間の信号待ち受け中にキー通信ユニット400からサーチ信号を受信しなかった場合は、アプリケーションを実行する(ステップM38)。
次いで、第2の動作モードにおいて、キー通信ユニット400と携帯電話機100との間では、一連の認証信号の送受信が上記b秒の認証周期の間に実行された後(ステップK39,K40,M39,M40)、キー通信ユニット400から送信される信号をg秒間の信号待ち受け状態となる(ステップM41)。そして、携帯電話機100の無線認証部300は、信号待ち受け中にキー通信ユニット400からサーチ信号を受信しなかった場合は、第2の動作モードを維持してアプリケーションを実行する(ステップM42)。なお、ステップM38、M42のアプリケーション実行という動作は、具体的なアプリケーションを実行するだけでなく、アプリケーションが実行できる状態、すなわち携帯電話機に対して機能ロックされていない状態を維持することも含んでいる。
なお、図13に示した制御信号として、通常の認証信号とは別に制御信号を送信するようにしても良い。また、通常の認証信号に制御信号情報を付加する場合、制御信号を認証信号の先頭か末尾かの何ビット目に設定したり、任意のビットに設定しても良く、その付加ビットを限定するものではない。
以上のように、本実施の形態4の無線認証システムでは、携帯電話機が一連の認証過程における最後の認証信号の送受信後に、キー通信ユニットから送信される信号を一定時間待ち受ける信号待ち受け時間を設定するようにしたため、認証信号が受信可能になるまでの時間を短縮し、従来の一連の認証過程において認証信号受信失敗時に、動作モード毎に発生していた無駄な動作を最低限にすることができ、キー通信ユニット側と携帯電話機の無駄な電力消費を低減することができる。また、信号の送受信周期をずらし、さらに認証におこなう周波数を変えることにより、干渉の影響を受けにくくすることができる。
また、本実施の形態4の無線認証システムでは、認証失敗後に第1の動作モードを経て第2の動作モードに移行できる場合は、携帯電話機の携帯通信機能の制限は行わず、携帯電話機は機能ロック無し状態が継続するため、ユーザに対する利便性を向上させることができる。
なお、上記実施の形態3、4では、携帯電話機側において信号待ち受け時間を設定する場合を示したが、キー通信ユニット側が認証信号に対して応答する認証方式を採る場合は、キー通信ユニット側において、一連の認証過程における最後の認証信号の送信後に、携帯電話機から送信される信号を一定時間待ち受ける信号待ち受け時間を設定するようにしても良い。この場合も同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態1〜4では、携帯端末装置として携帯電話機を適用した場合を説明したが、この装置に限定するものではなく、例えば、PDA(Personal Digital Assistance )等の携帯情報端末、パーソナルコンピュータやコンピュータ機能が融合された装置、さらにはMP3プレーヤー、HDDプレーヤー等の携帯機器に適用するようにしてもよい。さらに、上記実施の形態1〜4では、キー通信ユニットが認証信号の再送を行っていない場合を示したが、キー通信ユニットは、認証信号をN回(但し、Nは正の整数)再送しそれでも認証が成立しない場合に再度サーチ信号を送信するとしても良い。Nの値はセキュリティの観点から決定するようにしても良い。
本発明は、キーと携帯端末装置との間で無線通信により実行される相互認証動作において、どちらか一方の機器に対する認証信号の不達により非同期状態が発生した場合に、サーチ信号を受信しなおかつ一連の認証過程における最後の認証信号を送信する側が、一連の認証過程における最後の認証信号を送信後に待ち受け動作を実行し、認証信号が受信可能になるまでの時間を短縮し、複数の動作モードで発生する無駄な動作を最低限にし、キー側と携帯端末装置側の無駄な電力消費を低減可能とする点で無線認証システム等に有用である。
本発明の実施の形態1に係る無線認証システムの全体構成を示す図 本実施の形態1に係る携帯電話機の構成を示すブロック図 本実施の形態1に係るキー通信ユニットの構成を示すブロック図 本実施の形態1に係る(a)はキー通信ユニットで実行される無線認証処理を示すフローチャート、(b)は携帯電話機で実行される無線認証処理を示すフローチャート 本実施の形態1に係る(a)はキー通信ユニットと携帯電話機との間で無線通信により実行される相互認証に関わる動作モード毎の動作例を示すタイミングチャート、(b)は機能ロックの状態を示す図 本実施の形態1に係る図5に対応する動作の詳細を示すシーケンス図 本発明の実施の形態2に係る(a)はキー通信ユニットと携帯電話機との間で無線通信により実行される相互認証に関わる動作モード毎の他の動作例を示すタイミングチャート、(b)は機能ロックの状態を示す図 本実施の形態2に係る図7に対応する動作の詳細を示すシーケンス図 本発明の実施の形態3に係る(a)はキー通信ユニットと携帯電話機との間で無線通信により実行される相互認証に関わる動作モード毎の動作例を示すタイミングチャート、(b)は機能ロックの状態を示す図 本実施の形態3に係る(a)はキー通信ユニットと携帯電話機との間で無線通信により実行される相互認証に関わる動作モード毎の他の動作例を示すタイミングチャート、(b)は機能ロックの状態を示す図 本実施の形態3に係る図9及び図10に対応する動作の詳細を示すシーケンス図 本発明の実施の形態4に係る(a)はキー通信ユニットと携帯電話機との間で無線通信により実行される相互認証に関わる動作モード毎の動作例を示すタイミングチャート、(b)は機能ロックの状態を示す図 本実施の形態4に係る図12に対応する動作の詳細を示すシーケンス図 従来の(a)はキーと携帯端末との間で無線通信により実行される相互認証に関わる動作モード毎の動作例を示すタイミングチャート、(b)は機能ロックの状態を示す図 従来の(a)はキーと携帯端末との間で無線通信により実行される相互認証に関わる動作モード毎の他の動作例を示すタイミングチャート、(b)は機能ロックの状態を示す図
符号の説明
10 無線認証システム
100、700 携帯電話機
101 無線通信制御部
102、509 電池
103、510 タイマー
104、506 警報回路部
105、507 外部出力部
106 操作入力部
107 マイクロフォン
108、308 フィルタ
200 無線通信部
201、301、501 アンテナ
202 送受信切替部
203 送信部
204 受信部
300、500 無線認証部
302、502 送受信部
303、505 認証ID記憶部
304 無線認証制御部
305、508 メモリ
306 信号レベル検出部
307 使用制限装置
503 認証信号レベル検出部
504 無線認証ユニット制御部
600 無線基地局

Claims (6)

  1. 無線通信ユニットとの間で無線通信により、少なくともサーチ信号を送受信する動作モードと相互認証を行う動作モードを有する無線通信装置であって、
    前記無線通信ユニットとの間で無線通信を行う送受信手段と、
    前記送受信手段により前記無線通信ユニットとの間で一連の認証過程を実行する際に、最後の認証信号の送信後に、前記無線通信ユニットから送信される信号受信を待機する受信待機時間を設定する無線認証制御手段と、を具備することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記無線認証制御手段は、前記受信待機時間を前記無線通信ユニットにおける認証信号の送信間隔よりも長く設定することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記無線認証制御手段は、前記受信待機時間中に前記無線通信ユニットから相互認証に係る信号を受信した場合は、当該受信信号に対する応答信号を前記送受信手段により送信した後、前記相互認証に関わる次の動作モードに移行することを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信装置。
  4. 前記無線認証制御手段は、前記受信待機時間後に移行した動作モードにおいて、前記相互認証に関わる信号の送受信処理を所定回数実行して認証成立時は、前記送受信手段に対する通信機能の制限を行わないことを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
  5. 無線通信ユニットと無線通信装置の間で無線通信により、少なくともサーチ信号を送受信する動作モードと相互認証を行う動作モードを有する無線認証システムであって、
    前記無線通信装置は、
    前記無線通信ユニットとの間で無線通信を行う送受信手段と、
    前記送受信手段により前記無線通信ユニットとの間で一連の認証過程を実行する際に、最後の認証信号の送信後に、前記無線通信ユニットから送信される信号受信を待機する受信待機時間を設定する無線認証制御手段と、を具備することを特徴とする無線認証システム。
  6. 無線通信ユニットと無線通信装置の間で無線通信により、少なくともサーチ信号を送受信する動作モードと相互認証を行う動作モードを有する無線認証方法であって、
    前記無線通信装置において、無線通信ユニットとの間で無線通信を行う無線通信ステップと、
    前記無線通信装置において、前記無線通信ユニットとの間で一連の認証過程を実行する際に、最後の認証信号の送信後に、前記無線通信ユニットから送信される信号受信を待機する受信待機時間を設定する無線認証制御ステップと、を有することを特徴とする無線認証方法。
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