JP2007184186A - 導光部材、およびこれを用いた線状光源装置 - Google Patents

導光部材、およびこれを用いた線状光源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】線状光の輝度の均一化を図ることが可能な導光体、およびこれを用いた線状光源装置を提供すること。
【解決手段】透光性を有する材質によって形成されており、方向xに沿って延びており、方向yにおける集光効果を有するレンズ面31を含む光出射面3と、方向xにおける一端に位置する光入射面1と、を備える導光部材Aであって、光出射面3のうち光入射面1寄りの部分には、レンズ面31と円柱面32とを含む遷移領域3aが形成されており、上記遷移領域は、方向xにおいてレンズ面31が占める割合が、光入射面1に近づくほど小とされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、導光部材、およびこれを用いた線状光源装置に関し、特に画像読取装置に用いられるものに関する。
画像読取装置は、原稿に光を照射し、その反射光を受光することにより、上記原稿に記載された内容を画像として電気信号化するためのものである。この画像読取装置では、線状光を出射する線状光源装置が用いられる場合が多い。図12および図13は、従来の線状光源装置の一例を示している。これらの図に示された線状光源装置Xは、2つの光源91と導光体92とを備えている。各光源91には、青色光用、緑色光用、赤色光用の3つのLED91aが搭載されている。導光体92は、透光性を有するアクリル樹脂などからなり、図12における左右方向に延びた形状とされている。導光体92には、2つの光入射面92a、反射部92b、および光出射面92cが形成されている。2つの光入射面92aは、導光体92の長手方向両端に位置している。各光入射面92aの正面には、光源91がそれぞれ配置されている。光源91からの光は、光入射面92aから導光体92内へと導入される。反射部92bは、導光体92の図中下面に設けられており、長手方向に進行してきた光を図中上方に向けて反射するための部分である。光出射面92cは、上記長手方向に延びる断面円弧状の面である。反射部92bによって反射された光は、光出射面92cによって指向性を高められて線状光とされる。この線状光が図中上方へと出射され、上記画像読取装置の読取対象である原稿を照明する。
しかしながら、線状光源装置Xにおいては、出射光の長手方向における輝度の分布が不均一となるおそれがある。すなわち、長手方向の輝度分布は、光源91から発せられた光が導光体92内を長手方向に進行しつつ、反射部92bによって反射される割合によって決定される。たとえば、光出射面92cのうち光源91寄りの部分からは、比較的輝度が高い光が出射されやすい。このようなことでは、上記原稿に対する照度が不均一となり、上記画像読取装置によって上記原稿を適切に読み取ることが阻害されるという問題があった。
特開平9−200439号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、線状光の輝度の均一化を図ることが可能な導光体、およびこれを用いた線状光源装置を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供される導光部材は、透光性を有する材質によって形成されており、第1の方向に沿って延びており、かつ上記第1の方向と直交する第2の方向における集光効果を有する凸状曲面を含む光出射面と、上記第1の方向における一端に位置する光入射面と、を備える導光部材であって、上記光出射面のうち上記光入射面寄りの部分には、上記凸状曲面と非凸状曲面とを含む遷移領域が形成されており、上記遷移領域は、上記第1の方向において上記凸状曲面が占める割合が、上記光入射面に近づくほど小とされていることを特徴としている。なお、本願発明で言う凸状曲面とは、一方向に膨出する形状を有するだけではなく、上記第2の方向における集光効果を発揮可能な曲面をいう。
このような構成によれば、上記光入射面に近づくほど、上記光出射面を透過する光の集光効果が小さくなる。上記第1の方向に延びる上記光出射面を備える上記導光部材においては、上記光入射面に近いほど上記光出射面に向かってくる光量が大きくなることが多い。このような場合であっても、上記光入射面寄りの高輝度な光をさらに集光してしまうことを回避することが可能であり、上記導光部材から出射される線状光の上記第1方向における輝度部分を均一化することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記非凸状曲面は、上記第2の方向に延びる中心軸を有する円柱表面の一部とされている。このような構成によれば、上記光出射面に占める割合が上記光入射面に近づくほど小となる上記非凸状曲面を容易に形成することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記光出射面とは反対側に位置する部分には、上記第2の方向に延びる複数の溝が、上記第1の方向に配列されている。このような構成によれば、上記光入射面から入射した光を上記光出射面に向けて適切に反射させることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各溝は、上記第2の方向に延びる中心軸を有する円柱溝であり、かつその半径Rと溝深さDとが、D/R≦0.5とされている。このような構成によれば、上記光入射面から上記溝に向かってきた光を上記光出射面に向けて適切に反射させるとともに、上記光が上記溝を透過してしまうことを抑制することが可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の溝には、互いに隣り合っており、かつ上記光入射面から遠い方のD/Rが、上記光入射面に近い方のD/R以上とされている2つの溝が含まれている。このような構成によれば、上記光入射面から比較的遠い位置における線状光の輝度が不当に低下することを防止することが可能であり、上記線状光の均一化をさらに促進することができる。
本発明の第2の側面によって提供される線状光源装置は、本発明の第1の側面に係る導光部材と、上記光入射面に正対する光源と、を備えていることを特徴としている。このような構成によれば、上記第1の方向における輝度分布が比較的均一である線状光を照射することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記光源は、複数のLED発光素子を備えており、上記複数のLED発光素子は、上記第1および第2の方向のいずれとも直交する上記光出射面の出射方向に沿って直列に配置されている。このような構成によれば、色合いの偏りが少ない白色光を照射するのに適している。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図3は、本発明に係る線状光源装置の一例を示している。本実施形態の線状光源装置Bは、導光部材Aと光源5とを備えており、図1における図中上方に向けて線状光を照射するためのものである。導光部材Aは、本発明に係る導光部材の一例である。なお、これらの図において、方向x,yは、それぞれ本発明で言う第1および第2の方向に相当する。方向zは、方向x,yのいずれとも直交する方向であり、導光部材Aから線状光が出射する出射方向である。
導光部材Aは、方向xを長手方向とする細長状であり、アクリル樹脂などの透光性を有する材質からなる。導光部材Aは、光入射面1、光反射面2、光出射面3、および1対の傾斜面4を有している。本実施形態においては、導光部材1は、方向x寸法が228mm程度、方向yにおける最大寸法が3mm程度、方向z寸法が6.4mm程度とされている。
光入射面1は、光源5からの光を導光部材A内に導入するための面であり、導光部材Aの方向xにおける一端に設けられている。光入射面1は、方向xを向いており、鏡面仕上げが施された平滑面とされている。
光反射面2は、導光部材Aの図1における図中下端に設けられており、複数の溝21と複数の平面22とによって構成されている。複数の溝21は、方向xにおいて配列されており、それぞれが方向yに延びる中心軸を有する円柱溝とされている。平面22は、隣り合う溝21どうしを繋いでいる。図2に示すように、光入射面1から入射した光の一部は、複数の溝21によって方向zに向けて反射される。また、光入射面1から入射した光の他の一部は、複数の平面22によって反射され、方向xに沿って導光部材A内を進行する。
図4は、図2に示された複数の溝21のうち最も左側にあるものの断面図であり、図5は、最も右側にあるものの断面図である。本実施形態においては、溝21の半径Rと溝深さDとの比であるD/Rがすべて1/2以下となるように溝21の各部寸法が決定されている。また、隣り合う溝21どうしは、一部を除き光入射面1から遠い方の溝21のD/Rが、光入射面1に近い方の溝21のD/R以上とされている。
表1は、本実施形態における溝21の溝深さDおよびD/Rを示している。表中の溝No.は、複数の溝21に付した連番であり、図2において図中右方にあるものほど大となる番号である。本実施形態においては、228個の溝21が1mmの等ピッチで配列されている。溝21の半径Rは、すべて0.3mmで一定である。図4に示された溝No.1の溝21においては、半径Rが0.3mmであるのに対して、溝深さDが0.045mmとされている。したがって、この溝21のD/Rは、0.15である。図4に示された溝No.228の溝21においては、半径Rが0.3mmであるのに対して、溝深さDが0.14mmとされている。したがって、この溝21のD/Rは、約0.47である。表1に示すように、複数の溝21は、たとえば隣り合う5〜10個の溝21毎に、溝深さDが等しいグループとされている。そして、隣り合う溝21のグループどうしは、互いの溝深さDに最大で0.01mm程度の差が設けられている。
Figure 2007184186
光出射面3は、図1に示すように方向xに延びており、線状光を出射するための面である。光出射面3は、レンズ面31と円柱面32とを含んでいる。図3に示すように、レンズ面31は、方向xにおける断面が方向zに膨出した円弧状とされており、本発明で言う凸状曲面に相当する。レンズ面31は、反射面2から方向zに進行してきた光を、方向yにおいて集束させる集光効果を発揮する。これにより、レンズ面31から出射された光は、指向性が高められる。
円柱面32は、図2に示すように、方向yに延びる中心軸を有する円柱の一部であり、図1に示すように、方向z視が略二等辺三角形となっている。図3に示すように、円柱面32はyz平面における断面が直線状である。このため、円柱面32はレンズ面31と異なり、方向yにおける集光効果を発揮しない。本実施形態においては、円柱面32は、光出射面3のうち光入射面1寄りに配置されており、その半径が400mm程度、方向x寸法が19mm程度とされている。
光出射面3のうち方向xにおいて円柱面32が含まれている領域は、遷移領域3aとなっている。遷移領域3aのうち光入射面1に接する部分は、その全てが円柱面32によって構成されている。そして、遷移領域3aにおいては、光入射面1から遠ざかるほど、方向yにおいてレンズ面31が占める割合が大とされている。
1対の傾斜面4は、方向xにおいて光入射面1とは反対側に位置している。1対の傾斜面4は、互いに鏡対象の面であり、xz平面に対する角度がそれぞれ45度とされている。1対の傾斜面4は、方向xに沿って進行してきた光を反対方向へと折り返すためのものである。
光源5は、ケース51と3つのLED素子52とを備えており、可視光を発するためのものである。ケース51は、LED素子52を所定位置に保持するためのものであり、たとえば樹脂製である。3つのLED素子52は、たがいに異なる波長の光を発するものであり、本実施形態においては、青色発光用、緑色発光用、赤色発光用のLED素子52が用いられている。3つのLED素子52の配置は、たとえば、図2において、方向z下方から順に、赤色発光用、緑色発光用、青色発光用の順とされている。3つのLED素子52を備えることにより、線状光源装置Aは、白色光を照射可能に構成されている。
図6は、線状光源装置Bを用いた画像読取装置の一例を示している。同図に示された画像読取装置Cは、線状光源装置B、ケース61、基板62、複数の受光素子63、およびロッドレンズアレイ64を備えている。ケース61は、方向y,zに直交する方向xを長手方向とする細長状であり、線状光源装置B、基板92、およびロッドレンズアレイ64を保持するためのものである。基板62は、細長状の絶縁基板であり、複数の受光素子63が実装されている。また、基板62には、線状光源装置Bの光源5に電力供給するための配線パターン(図示略)が形成されている。複数の受光素子63は、方向xに配列されており、ロッドレンズアレイ64から向かってきた光の光量に応じた電気信号を発する。ロッドレンズアレイ64は、原稿Sから向かってきた光を複数の受光素子63に対して正立等倍で結像させる。
画像読取装置Cによる画像読取においては、画像読取装置Cと原稿Sとを相対的に図中左右方向に移動させながら線状光源装置Bから線状光を原稿Sに照射する。原稿Sによって反射された光をロッドレンズアレイ64を介して受光素子63によって受光する。そして、受光素子63から発せられる電気信号を図外のメモリなどに記憶させることにより、原稿Sの記載内容を画像として読み取る。
次に、導光部材Aおよび線状光源装置Bの作用について説明する。
本実施形態によれば、図1に示すように、光出射面は、方向Xにおける位置によって方向yにおける集光効果の度合いが異なる。遷移領域3a以外の部分においては、光出射面3はレンズ面31のみによって構成されている。この領域においては、光出射面3から出射される光は、方向yにおいて十分に集束され、高い指向性を有するものとなっている。一方、遷移領域3aにおいては、その一部が円柱面32によって構成されている。円柱面32は、方向yにおける集光効果を発揮しない。このため、遷移領域3aから出射される光は、指向性が比較的低いものとなっている。出射される光の指向性は、方向yにおける円柱面32の割合が大きいほど低くなる。すなわち、遷移領域3aのうち光入射面1に近い部分から出射される光ほど、その指向性が低いものとなる。
図7は、線状光源装置Bとその比較例とから発せられる線状光の方向xにおける輝度分布を示している。図中太線が線状光源装置Bの輝度分布を、図中細線が比較例の輝度分布を、それぞれ示している。方向x位置が0である位置は、光入射面1である。この比較例は、線状光源装置Bのレンズ面31のみを含む光出射面を備えている以外は、線状光源装置Bと同様の構成とされている。同図から理解されるように、比較例においては、光入射面1に近い部分の輝度が他の部分よりも突出して大きくなっている。これは、光源5に近い位置にある溝21によって比較的高輝度の光が反射されて光出射面3から出射されることによる。一方、線状光源装置Bの輝度分布には、光入射面1近傍における顕著なピークがみられない。これは、上述したように円柱面32を設けることにより、光入射面1に近づくほど光出射面3の集光効果を弱めたことによる。このように、導光部材Aを用いた線状光源装置Bによれば、線状光の方向xにおける輝度分布を均一化することが可能であり、原稿Sの記載内容を鮮明に読み取ることができる。また、本願発明で言う非凸状曲面として円柱面32を用いれば、光入射面1から遠ざかるほど方向y寸法が徐々に小となる非凸状曲面を容易に形成することができる。
また、導光部材Aによれば、複数の溝21を備えることにより、線状光の方向xにおける輝度分布をさらに均一化することが可能である。図8〜図11は、溝21の寸法を種々に変更した場合の光の進行状態をシミュレーションした結果を示している。図8〜図10は、D/Rがそれぞれ0.17、0.33、0.50であり、いずれもD/Rが0.5以下のものである。一方、図11に示された溝21は、比較例であり、D/Rが0.67のものである。これらの図に示すように、D/Rが大きくなるほど、図中左方から向かってきた光のうち図中上方へと反射される光の割合が大きくなる。これは、D/Rが大きくなることによって、溝21のうち図中左側の切り立った面が大きくなるためである。しかしながら、D/Rの増加により切り立った面が大きくなると、反射されずに図中右下方に透過してしまう光の割合も大きくなる。これは、上記切り立った面の方向xに対する角度が大きくなりすぎると、図中左方から向かってくる光の入射角が臨界角よりも小さくなるからである。本シミュレーションの結果、D/Rが0.5以下であれば、反射される光の割合を大きくしつつ、透過してしまう光の割合を比較的小さくできることが判明した。一方、D/Rが0.5を越えると、比較例に示すように反射する光の割合がそれほど増加せず、透過する光の割合の増加が顕著となる。
導光部材Aは、複数の溝21がいずれもD/R≦0.5とされているために、光入射面
1から向かってきた光を効率よく反射することが可能である。したがって、光出射面3からの出射光の輝度を高めるのに適している。また、表1に示すように、複数の溝21のD/Rは、一部を除き概ね光入射面1から遠ざかるほど大とされている。これにより、光入射面1から遠い位置にあるために、光源5からの光が相対的に弱くなる領域であっても、D/Rが大とされた溝21により多くの光を光出射面3へと反射することが可能である。これは、光出射面3からの光の方向xにおける輝度分布について均一化を図るのに好適である。
また、1対の傾斜面4を備えることにより、図1において導光部材A内を方向xに沿って図中右方に進行してきた光を、一方の傾斜面4と他方の傾斜面4とに順次反射されることとなり、図中左方へと折り返すことが可能である。これにより、光を方向xにおいて反射させる専用の反射部材や反射膜などを設けることなく、光入射面1から最も遠い位置にある導光部材Aの図中右端付近においても、複数の溝21に比較的多くの光を到達させることができる。なお、表1に示すように本実施形態においては、1対の傾斜面4に近い溝No.201〜228の溝21は、溝No.181〜200の溝21よりもD/Rが小とされている。これは、1対の傾斜面4の反射効果により、1対の傾斜面4付近の線状光の輝度が不当に大きくなってしまうことを緩和するためである。
図1および図2に示すように、光源5のLED素子52を光出射面3の出射方向である方向zに直列に配置すれば、導光部材A内を進行する光について、方向yにおける色合いのアンバランスが生じることを回避することができる。したがって、光出射面3から出射される線状光を色合いの偏りが少ない均一な白色光とするのに適している。
本発明に係る導光部材および線状光源装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る導光部材および線状光源装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明で言う非凸状曲面は、上記実施形態の円柱面32に限定されず、たとえば平面など、方向yにおける集光効果を発揮しない面であればよい。非凸状曲面の方向z視形状は、略二等辺三角形に限定されず、たとえば放物線形状や台形であってもよい。複数の溝21のD/Rを方向xにおいて異ならせる手法としては、半径Rを一定として溝深さDを異ならせることのほかに、たとえば溝深さDを一定として、半径Rを異ならせることを採用してもよい。
本発明に係る線状光源装置の一例を示す全体斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 本発明に係る導光部材の一例の溝を示す要部拡大断面図である。 本発明に係る導光部材の一例の溝を示す要部拡大断面図である。 図1に示す線状光源装置を用いた画像読取装置の一例を示す断面図である。 図1に示す線状光源装置の線状光の輝度分布をしめすグラフである。 本発明に係る導光部材の一例の溝による光の反射を示すシミュレーション結果である。 本発明に係る導光部材の一例の溝による光の反射を示すシミュレーション結果である。 本発明に係る導光部材の一例の溝による光の反射を示すシミュレーション結果である。 比較例の溝による光の反射を示すシミュレーション結果である。 従来の線状光源装置の一例を示す正面図である。 従来の線状光源装置の一例を示す側面図である。
符号の説明
A 導光部材
B 線状光源装置
C 画像読取装置
S 原稿
x 第1の方向
y 第2の方向
1 光入射面
2 光反射面
3 光出射面
3a 遷移領域
4 傾斜面
5 光源
21 溝
22 平面
31 レンズ面(凸状曲面)
32 円柱面(非凸状曲面)
51 ケース
52 LED素子
61 ケース
62 基板
63 受光素子
64 ロッドレンズアレイ

Claims (7)

  1. 透光性を有する材質によって形成されており、
    第1の方向に沿って延びており、かつ上記第1の方向と直交する第2の方向における集光効果を有する凸状曲面を含む光出射面と、
    上記第1の方向における一端に位置する光入射面と、を備える導光部材であって、
    上記光出射面のうち上記光入射面寄りの部分には、上記凸状曲面と非凸状曲面とを含む遷移領域が形成されており、
    上記遷移領域は、上記第1の方向において上記凸状曲面が占める割合が、上記光入射面に近づくほど小とされていることを特徴とする、導光部材。
  2. 上記非凸状曲面は、上記第2の方向に延びる中心軸を有する円柱表面の一部とされている、請求項1に記載の導光部材。
  3. 上記光出射面とは反対側に位置する部分には、上記第2の方向に延びる複数の溝が、上記第1の方向に配列されている、請求項1または2に記載の導光部材。
  4. 上記各溝は、上記第2の方向に延びる中心軸を有する円柱溝であり、かつその半径Rと溝深さDとが、D/R≦0.5とされている、請求項3に記載の導光部材。
  5. 上記複数の溝には、互いに隣り合っており、かつ上記光入射面から遠い方のD/Rが、上記光入射面に近い方のD/R以上とされている2つの溝が含まれている、請求項4に記載の導光部材。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の導光部材と、
    上記光入射面に正対する光源と、を備えていることを特徴とする線状光源装置。
  7. 上記光源は、複数のLED発光素子を備えており、
    上記複数のLED発光素子は、上記第1および第2の方向のいずれとも直交する上記光出射面の出射方向に沿って直列に配置されている、請求項6に記載の線状光源装置。
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