JP2007183766A - 広告提供装置及び広告提供プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯電話等の通信端末を利用するユーザが広告を視聴可能であるタイミングを見極めることで、広告データを効果的に提供し、広告提供の付加価値を向上させることができる、広告提供装置及び広告提供プログラムを提供すること。
【解決手段】広告を提示するための携帯電話30であって、広告の広告データを記憶する記憶部45と、ユーザの状態又は携帯電話30の状態を特定する状態情報を所定方法で取得する操作状態情報取得部50aと、ユーザによる携帯電話30を介した広告の視聴可能の可否に関する情報を状態情報に関連付けて記憶する記憶部45と、ユーザが携帯電話30を介して広告を視聴可能である視聴タイミングが到来したか否かを判定する視聴タイミング判定部50bと、広告データを携帯電話30において出力可能とするための所定の処理を行なうCMアプリ50とを備える。
【選択図】図14

Description

この発明は、携帯電話等の通信端末を介してユーザに広告を提示するための広告提供装置及び広告提供プログラムに関する。
通信端末を用いた各種のビジネスの一形態として、通信端末を介してそのユーザに各種の広告を提示することで、この広告主から広告料を徴収する広告ビジネスが広く普及している。例えば、テレビやラジオを通信端末とした場合には、テレビCMやラジオCMが放送局の主たる収入源として確立されており、インターネット端末を通信端末とした場合には、バナー広告やクリック広告がWebサイト提供者の収入源になっている。
ここで、通信端末として近年爆発的に普及している携帯電話に関しても、様々な広告ビジネスが行なわれている。例えば、携帯電話でインターネット接続を行なってWebサイトを閲覧した場合に、このWebサイトにバナー広告を掲載することで、広告料を広告主から徴収する広告ビジネスがある(例えば特許文献1参照)。このような広告方法によれば、携帯電話のような通信端末に対しても、他の通信端末を対象とした場合と同様に、広告ビジネスを展開することが可能になる。
特開2002−203179号公報
しかしながら、このような携帯電話に対する従来の広告方法は、他の通信端末を対象とした広告方法を単に流用したものにすぎず、携帯電話の特性を利用したものとは言えなかった。すなわち、テレビやインターネットにおいては、ユーザが画像やWebサイトを受動的に視聴等している場合が比較的長いため、強制的に広告データを視聴した場合であっても、これをユーザに見てもらうことが比較的容易である。これに対して、携帯電話においては、ユーザが通話機能や付加機能(カメラ撮影機能やメール送信機能等)を能動的に利用している場合が多く、ユーザが携帯電話を受動的に単に眺めている可能性が低いため、強制的に広告データを視聴したとしても、これをユーザに見てもらうことができる可能性は低いものになる。従って、携帯電話のような通信端末を対象とした場合においても、広告データをユーザに高い確率で見てもらうことができ、広告効果を向上させることができるような広告システムが要望されていた。
この発明は、このような従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、携帯電話等のクライント端末を利用するユーザが広告を視聴可能であるタイミングを見極めることで、広告データを効果的に提供し、広告提供の付加価値を向上させることができる、広告提供装置及び広告提供プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、出力端末を介して広告を提示するための広告提供装置であって、前記広告の広告データを記憶する広告データ記憶手段と、前記出力端末のユーザの状態又は前記出力端末の状態を特定する状態情報を所定方法で取得する状態情報取得手段と、前記ユーザによる前記出力端末を介した前記広告の視聴可能の可否に関する情報を、前記状態情報に関連付けて記憶する視聴条件記憶手段と、前記状態情報取得手段にて取得された前記状態情報に基づいて、前記視聴条件記憶手段を参照することにより、前記ユーザが前記出力端末を介して前記広告を視聴可能である視聴タイミングが到来したか否かを判定する視聴タイミング判定手段と、前記視聴タイミング判定手段にて前記視聴タイミングタイミングが到来したと判定された場合に、前記広告データ記憶手段から前記広告データを取得し、この取得した広告データを前記出力端末において出力可能とするための所定の処理を行なう広告処理部とを備えたこと、を特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において、前記出力端末のユーザの状態を特定する状態情報は、前記ユーザのスケジュールを特定するためのスケジュール情報、又は、前記ユーザのプレゼンスを特定するためのプレゼンス情報の少なくとも一方であり、前記スケジュール情報又は前記プレゼンス情報を記憶するユーザ状態情報記憶手段を備え、前記状態情報取得手段は、前記ユーザの状態を特定する前記状態情報として、前記ユーザ状態情報記憶手段から、現在日時に合致する前記スケジュール情報又は前記プレゼンス情報を取得し、前記視聴条件記憶手段は、前記ユーザが前記出力端末を介して前記広告を視聴可能であるスケジュール又はプレゼンスを特定する情報を記憶し、前記視聴タイミング判定手段は、前記状態情報取得手段にて取得された前記スケジュール情報又は前記プレゼンス情報が、前記ユーザが前記出力端末を介して前記広告を視聴可能であるスケジュール又はプレゼンスに合致する場合に、前記視聴タイミングが到来したものと判定すること、特徴とする。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の本発明において、前記出力端末の状態を特定する状態情報は、前記出力端末に対する前記ユーザの操作態度、又は、前記出力端末に対する前記ユーザの操作の種類、の少なくとも一方を特定するための操作状態情報であり、前記状態情報取得手段は、前記出力端末の制御状態を監視することにより、前記操作状態情報を取得し、前記視聴条件記憶手段は、前記ユーザが前記出力端末を介して前記広告を視聴可能である前記ユーザの操作態度又は前記ユーザの操作の種類を特定する情報を記憶し、前記視聴タイミング判定手段は、前記状態情報取得手段にて取得された前記操作状態情報が、前記ユーザが前記出力端末を介して前記広告を視聴可能である前記ユーザの操作態度又は前記ユーザの操作の種類に合致する場合に、前記視聴タイミングが到来したものと判定すること、特徴とする。
また、請求項4に記載の本発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の本発明において、前記広告データ記憶手段にて記憶された前記広告データの中から、前記出力端末において出力する広告データを選択する広告データ選択手段、を備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の本発明において、複数の標準キーワードを記憶する標準キーワード記憶手段と、前記出力端末に入力された入力情報のうち、前記標準キーワード記憶手段に記憶された前記標準キーワードに合致する入力情報を、出現キーワードとして特定する出現キーワード特定手段とを備え、前記広告データ選択手段は、前記出現キーワード特定手段にて特定された前記出現キーワードに基づいて、前記広告データを選択すること、を特徴とする。
また、請求項6に記載の本発明は、請求項4又は5に記載の本発明において、前記出力端末の位置を特定する位置特定手段を備え、前記広告データ記憶手段は、前記広告データが出力されるために適した位置を特定するための最適位置情報を記憶し、前記広告データ選択手段は、前記位置特定手段にて特定された前記出力端末の現在の位置に合致する位置情報を有する前記広告データを、前記広告データ記憶手段から選択すること、を特徴とする。
また、請求項7に記載の本発明は、請求項4から6のいずれか一項に記載の本発明において、日時に基づいて特定可能なカレンダー情報を記憶するカレンダー情報記憶手段を備え、前記広告データ記憶手段は、前記広告データが出力されるために適したカレンダー情報を特定するための最適カレンダー情報を記憶し、前記広告データ選択手段は、所定方法にて特定された現在日時に基づいて前記カレンダー情報記憶手段から前記カレンダー情報を取得し、このカレンダー情報に合致する最適カレンダー情報を有する前記広告データを、前記広告データ記憶手段から選択すること、を特徴とする。
また、請求項8に記載の本発明は、請求項4から7のいずれか一項に記載の本発明において、前記ユーザのスケジュールを特定するためのスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段を備え、前記広告データ記憶手段は、前記広告データが出力されるために適した前記ユーザのスケジュールを特定するための最適スケジュール情報を記憶し、前記広告データ選択手段は、所定方法にて特定された現在日時に基づいて前記スケジュール情報記憶手段から前記スケジュール情報を取得し、このスケジュール情報に合致する最適スケジュール情報を有する前記広告データを、前記広告データ記憶手段から選択すること、を特徴とする。
また、請求項9に記載の本発明は、請求項4から8のいずれか一項に記載の本発明において、前記広告データ記憶手段は、前記出力端末のユーザの状態又は前記出力端末の状態に適する前記広告データの最適出力状態を特定するための最適出力形態情報を記憶し、前記広告データ選択手段は、前記状態情報取得手段にて取得された前記出力端末のユーザの状態又は前記出力端末に合致する最適出力状態を有する前記広告データを、前記広告データ記憶手段から選択すること、を特徴とする。
また、請求項10に記載の本発明は、出力端末を介した広告の提示をコンピュータに実行させるための広告提供プログラムであって、所定の記憶手段に、前記広告の広告データが記憶されていると共に、前記出力端末のユーザの状態又は前記出力端末の状態を特定する状態情報と、前記ユーザによる前記出力端末を介した前記広告の視聴可能の可否に関する情報とが相互に関連付けて記憶されている場合において、前記コンピュータに、前記出力端末のユーザの状態又は前記出力端末の状態を特定する状態情報を所定方法で取得させる状態情報取得ステップと、前記状態情報取得ステップにおいて取得された前記状態情報に基づいて、前記記憶手段を参照することにより、前記ユーザが前記出力端末を介して前記広告を視聴可能である視聴タイミングが到来したか否かを判定する視聴タイミング判定ステップと、前記視聴タイミング判定ステップにおいて前記視聴タイミングタイミングが到来したと判定された場合に、前記記憶手段から前記広告データを取得し、この取得した広告データを前記出力端末において出力可能とするための所定の処理を行なう広告処理ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、出力端末のユーザの状態や出力端末の状態に基づいて、ユーザが広告を視聴可能か否かを判定し、視聴可能な場合にのみ広告を出力するので、ユーザに広告を見てもらうことができる可能性を確実に向上させることができ、広告効果を向上させることができる。従って、提供事業者にとっては、広告提供システム全体の付加価値や信頼性を向上でき、広告主にとっては、自社広告の宣伝効果を高めることができる。
また、本発明によれば、ユーザのスケジュールやプレゼンスに基づいて、ユーザが広告を視聴可能か否かを判定するので、ユーザの行動予定に合致するタイミングで広告を提供でき、広告効果を向上させることができる。
また、本発明によれば、ユーザの操作態度や操作の種類に基づいて、ユーザが広告を視聴可能か否かを判定するので、出力端末とユーザとの関連性や出力端末自体の状態に合致するタイミングで広告を提供でき、広告効果を向上させることができる。
また、本発明によれば、出力端末に入力された入力情報に合致したキーワードを含む広告を選択するので、ユーザが興味を持ちそうな広告を優先的に提供でき、広告に対するユーザの関心を維持・向上できるので、広告効果を向上させることができる。
また、本発明によれば、出力端末の現在の位置に合致する位置情報を有する広告を選択するので、ユーザやその出力端末の位置との関連性が高い広告を優先的に提供でき、広告に対するユーザの関心を維持・向上できるので、広告効果を向上させることができる。
また、本発明によれば、現在日時に関連するカレンダー情報を有する広告を選択するので、現在日時、季節、気候、あるいは、行事等との関連性が高い広告を優先的に提供でき、広告に対するユーザの関心を維持・向上できるので、広告効果を向上させることができる。
また、本発明によれば、ユーザのスケジュールに関するスケジュール情報を有する広告を選択するので、ユーザの行動予定に合致する広告を優先的に提供でき、広告に対するユーザの関心を維持・向上できるので、広告効果を向上させることができる。
また、本発明によれば、ユーザの状態や出力端末の状態に適した出力状態の広告を選択するので、ユーザにとって都合がよく、あるいは、出力端末の各種の機能を阻害することのないような、出力時間、出力形態、あるいは、表示サイズの広告を提供でき、広告出力の最適化を図ることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る広告提供装置を実施するための最良の形態について詳細に説明する。まず、〔I〕本実施の形態の基本概念を説明した後、〔II〕本実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、本実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、これら実施の形態や変形例によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕本実施の形態の基本概念
まず、本実施の形態の基本概念について説明する。本実施の形態に係る広告提供装置及び広告提供プログラムは、出力端末を介して広告を提示するためのものである。ここで、出力端末の具体的内容は任意であり、携帯電話やカーナビゲーションのような移動体通信端末、PDA(Personal Digital Assistance)、テレビやラジオの如き固定通信端末をも含み得る。以下では、携帯電話を例にとって説明する。また、広告の形態は任意であり、静止画や動画のような画像広告のみならず、音声広告をも含み得る。
(各主体の定義)
以下では、広告(CM:commercial message)を提供する主体(主として企業)を「広告主」、この広告主から提供を受けたCMを提供する主体(主としてASP:Application Service Provider)を「提供事業者」、この提供事業者からCMを携帯電話にて受信して視聴する主体(主として個人)を「ユーザ」と称する。
(提供形態の例示)
このようなCMの提供形態は任意であるが、以下では、広告主から提供されたCMのCMデータが、提供事業者の保有するCM提供サーバに記憶されており、このCM提供サーバからユーザの携帯電話に対してCMデータを提供し、このCMデータを携帯電話で出力することで、ユーザがCMを視聴するものとする。このCM提供に先立って、CM提供サーバから携帯電話に対して、CM提供を制御するための専用のアプリケーション(以下、CMアプリ)がダウンロードされ、このCMアプリが携帯電話において動作することで、CMの出力タイミングの判定等を行なうものとする。
これらCM提供サーバと携帯電話との処理分担に関して、以下では、CM提供サーバにおいてCMの一次的な選択を行い、選択されたCMを携帯電話にダウンロードする。携帯電話では、CMの視聴タイミングの判定を行ない、視聴タイミングが到来した時に、CMを最終的に選択して出力する。この意味において、CM提供サーバと携帯電話とはいずれもCM選択機能(特許請求の範囲におけるCM選択手段の機能)を有しており、また携帯電話は視聴タイミングの判定機能(特許請求の範囲における視聴タイミング判定手段の機能)を有している。しかしながら、この処理分担は任意に変更可能であり、CM提供サーバ又は携帯電話の一方のみにCM選択機能を持たせたり、CM提供サーバと携帯電話との両方に視聴タイミングの判定機能を持たせたりしても良い。この意味において、特許請求の範囲における広告提供装置としては、CM提供サーバ又は携帯電話の両方が該当する場合があり、あるいは、いずれか一方のみが該当する場合がある。
(CMの例示)
このような聴取形態において提供されるCMとしては、例えば、ラジオCMと同様の音声CMや、テレビCMと同様の映像CMがある。このように本実施の形態で提供するCMの具体的なデータ形式は任意であり、音声や動画などのように時系列に提供される情報や、テキストやハイパーリンクなどにより提供される静的な情報を含み得る。
〔II〕本実施の形態の具体的内容
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。以下では、まずCM提供システムを構成する各装置の構成について説明し、次いで、このCM提供システムを用いて実行される各処理の内容について説明する。
(CM提供システムの構成)
まず、本実施の形態に係るCM提供システムの構成を説明する。図1は、本実施の形態に係るCM提供システムの構成図である。図示のように、CM提供システムは、CM提供サーバ1と、複数の広告主の広告主端末20と、複数のユーザの携帯電話30とを、基地局60及びインターネット等のネットワーク70を介して、通信可能に接続して構成されている。ここでは、CM提供サーバ1と携帯電話30とが、いずれも特許請求の範囲における広告提供装置に対応する。
(CM提供システムの構成−CM提供サーバ1)
このうち、CM提供サーバ1は、携帯電話30を介してユーザに広告を提示するためのCM提供手段である。図2は、CM提供サーバ1の構成を機能概念的に示すブロック図である。このCM提供サーバ1は、ネットワーク70との間で各種情報の通信を制御するネットワークインターフェース(以下、ネットワークIF)2、記憶部3、媒体読取部4、及び、制御部5を備える。
記憶部3は、制御部5による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)であり、機能概念的に、広告主DB3a、ユーザ基本情報DB3b、ユーザ属性情報DB3c、CMDB3d、視聴タイミング判定条件DB3e、CM選択条件DB3f、CMキーワードDB3g、及び、視聴履歴DB3hを備える。また、記憶部3は、CMアプリ3i及び標準キーワード3jを記憶している。
このうち、広告主DB3aは、広告主に関する情報(広告主情報)を記憶する広告主情報記憶手段である。図3には、この広告主情報の構成例を示す。この広告主情報は、例えば、各広告主を一意に特定するための「広告主ID」、各広告主を認証するための「広告主パスワード」、及び、各広告主の「広告主名称」を相互に関連付けて構成される。これら広告主情報は、広告主の登録時に記憶される。
図2のユーザ基本情報DB3bは、ユーザに関する情報(ユーザ基本情報)を記憶するユーザ基本情報記憶手段である。図4には、このユーザ基本情報の構成例を示す。このユーザ基本情報は、例えば、各ユーザを一意に特定するための「ユーザID」、各ユーザを認証するための「ユーザパスワード」、「氏名」、「住所」、「電子メールアドレス」、各ユーザを紹介した他のユーザが存在する場合には当該紹介したユーザのユーザIDである「紹介ユーザID」、及び、各ユーザに対してCM視聴や友人紹介の実績に応じた利益を付与するための数値である「ポイント数」を相互に関連付けて構成される。このユーザ基本情報のうち、ユーザID、ユーザパスワード、及び、住所等については、各ユーザのユーザ登録時に決定又は取得されて記憶される。紹介ユーザIDは、紹介されたユーザがユーザ登録を行なった際に記憶される。ポイント数は、友人の紹介時はCM視聴時等の任意の処理を終える毎に更新され記憶される。
図2のユーザ属性情報DB3cは、ユーザの属性に関する情報(ユーザ属性情報)を記憶するユーザ属性情報記憶手段である。図5には、このユーザ属性情報の構成例を示す。このユーザ属性情報は、例えば、各ユーザの「ユーザID」、「趣味」、各ユーザが携帯電話30の操作中に使用した「キーワード(以下、出現キーワード)」とその「出現回数」、及び、各ユーザが頻繁に使用した「キーワード(以下、頻出キーワード)」を相互に関連付けて構成される。各ユーザの趣味は、各ユーザのユーザ登録時に決定又は取得されて記憶され、その他の情報は後述するユーザ属性情報収集処理によって決定され記憶される。
図2のCMDB3dは、CMに関する情報(CM情報)を記憶するもので、特許請求の範囲における広告データ記憶手段に対応する。図6には、このCM情報の構成例を示す。このCM情報は、例えば、各CMの上述した「CMID」、各CMの実データである「CMデータ」、各CMの広告主の「広告主ID」、各CMの出力の「緊急度」、各CMが出力されるのに適した携帯電話30(ユーザ)の位置(住所)である「出力最適位置(特許請求の範囲における最適位置情報に対応する)」、各CMが出力されるのに適したタイミングであって日時に基づいて特定されるもの(ここでは、時間、曜日、季節、典型的な気候、クリスマスや祝日等の行事。特許請求の範囲における最適カレンダー情報に対応する)である「出力最適タイミング」、各CMが出力されるのに適したユーザのスケジュールである「出力最適スケジュール(特許請求の範囲における最適スケジュール情報に対応する)」、各CMが出力されるのに適した出力状態である「出力最適状態(特許請求の範囲における最適出力形態情報に対応する)」を相互に関連付けて構成される。出力最適状態としては、各CMが携帯電話30にて出力される際の「出力時間」、各CMが携帯電話30にて出力される際の「出力形態(例えば、映像、又は、音声)」、及び、CMデータが画像データである場合において当該画像データが携帯電話30で表示出力される際の「表示サイズ」が含まれる。なお、出力時間は、所定基準に基づいて「長」、「中」、又は、「短」のいずれに分類され記憶されているものとするが、具体的な時間長を記憶させてもよい。また、表示サイズは、携帯電話30の後述するディスプレイ39全体に表示される「全体」と、その一部にのみ表示される「一部」のいずれかに分類され記憶されているものとするが、具体的な表示サイズを記憶させてもよい。これらのCM情報は、広告主にてCMが登録される際に決定等され記憶される。
図2の視聴タイミング判定条件DB3eは、ユーザによる携帯電話30を介した広告の視聴可能の可否を判定するための条件(視聴タイミング判定条件)を記憶するもので、特許請求の範囲における視聴条件記憶手段に対応する。この視聴タイミング判定条件は、ユーザの状態に基づく「ユーザ状態条件」と、携帯電話30の状態に基づく「携帯電話状態条件」とに大別される。ユーザ状態条件としては、ユーザのスケジュールに基づく「スケジュール判定条件」と、ユーザのプレゼンスに基づく「プレゼンス判定条件」とがある。また、携帯電話状態条件としては、「受動能動判定条件」と、「操作状態判定条件」とがある。
まず、スケジュール判定条件について説明する。図7は、スケジュール判定条件の構成例を示す図である。スケジュール判定条件は、ユーザが取り得るスケジュールと、各スケジュールにおける視聴タイミング到来の有無とを相互に関連付けて構成されている。例えば、ユーザのスケジュールが「会議」の場合には、視聴タイミングは「未到来(未だ到来していない)」、ユーザのスケジュールが「移動」の場合には、視聴タイミングは「到来(到来している)」となる。
次に、プレゼンス判定条件について説明する。図8は、プレゼンス判定条件の構成例を示す図である。プレゼンス判定条件は、ユーザが取り得るプレゼンスと、各プレゼンスにおける視聴タイミング到来の有無とを相互に関連付けて構成されている。ここで、「プレゼンス」とは、ユーザの「状態や状況」を示す情報の総称であり、例えば、「電話中」、「外出中」、「「移動中」、「出張中」、「会議中」、「食事中」、「忙しい」、「暇」等、所定項目の中からユーザが自己の状態や状況に合致する項目を選択して特定する。例えば、ユーザのプレゼンスが「忙しい」の場合には、視聴タイミングは「未到来」、ユーザのプレゼンスが「暇」の場合には、視聴タイミングは「到来」となる。
次に、受動能動判定条件について説明する。図9は、受動能動判定条件の構成例を示す図である。受動能動判定条件とは、視聴タイミングの到来有無を、携帯電話30に対するユーザの操作態度から判定するための条件であり、ここでは、ユーザの操作態度を「受動的状態」と「能動的状態」の2つに区分している。受動的状態とは、ユーザが携帯電話30を受動的に使用している(操作を全く行なっていない)状態である。能動的状態とは、ユーザが携帯電話30を能動的に使用している(操作を行なっているか、操作が完了した直後)状態である。そして、ここでは、受動状態の場合の視聴タイミングを「未到来」、能動状態の場合の視聴タイミングを「到来」に設定している。
次に、操作状態判定条件について説明する。図10は、操作状態判定条件の構成例を示す図である。操作状態判定条件とは、視聴タイミングの到来有無を、携帯電話30に対するユーザの具体的な操作状態から判定するための条件であり、ここでは、操作状態を、「無操作」、「呼び出し中」、「操作中」、「操作完了待ち」、あるいは、「操作完了直後」の5つに区分している。無操作とは、ユーザが携帯電話30を全く操作していない状態である。呼び出し中とは、ユーザが携帯電話30で呼び出されているか、ユーザが携帯電話30で第三者を呼び出している状態である。操作中とは、ユーザが携帯電話30を操作している途中の状態である。操作完了待ちとは、ユーザが携帯電話30において何らかの操作を行なった後、この操作が完了するのを待っている状態である。操作完了直後とは、ユーザが携帯電話30において何らかの操作を行なった後、この操作が完全に完了した直後の状態である。そして、ここでは、「無操作」及び「呼び出し中」の場合の視聴タイミングを「未到来」、「操作中」、「操作完了待ち」、及び、「操作完了直後」の場合の視聴タイミングを「到来」に設定している。
図2のCM選択条件DB3fは、携帯電話30において出力するCMを選択するための条件(CM選択条件)を記憶するもので、特許請求の範囲におけるCM選択条件記憶手段に対応する。このCM選択条件としては、CMの出力の緊急度に基づく「緊急度条件」、携帯電話30(ユーザ)の位置に基づく「位置選択条件」、タイミングに基づく「タイミング条件」、ユーザのスケジュールに基づく「スケジュール条件」、CMの出力状態に基づく「出力状態条件」がある。このうち、CM選択条件DB3fには、出力状態条件のみが記憶されている。この出力状態条件の構成例を図11に示す。この出力状態条件は、携帯電話30の状態と、各携帯電話30の状態において出力されるのに適したCMの出力状態(出力時間、出力形態、及び、表示サイズ)とを相互に関連付けて構成されている。このように構成される出力状態条件は、提供事業者が決定して予めCM選択条件DB3fに格納する。
図2のCMキーワードDB3gは、各CMに合致するキーワードに関する情報(キーワード情報)を記憶するキーワード情報記憶手段である。図12には、このキーワード情報の構成例を示す。このキーワード情報は、例えば、各CMの上述した「CMID」、及び、各CMのコンテンツやイメージ等に合致する「キーワード(テキストデータ)」を相互に関連付けて構成される。このキーワード情報は広告主にてCMが登録される際に決定され記憶される。
図2の視聴履歴DB3hは、各ユーザにこれまでに提供したCMを特定するための情報(視聴履歴情報)を記憶する視聴履歴情報記憶手段である。図13には、この視聴履歴情報の構成例を示す。この視聴履歴情報は、例えば、各ユーザの「ユーザID」、各ユーザがこれまでに最後まで視聴したCMの「CMID」、及び、このCMが各ユーザによって視聴された「日付」と「時間」を相互に関連付けて構成される。この視聴履歴情報は、後述するCM視聴処理において自動的に更新される。
図2の記憶部3に記憶されるCMアプリ3iは、携帯電話30に対してダウンロードするためのアプリケーションプログラムである。例えば、CMアプリ3iは、携帯電話30におけるプログラム実行環境で動作するプログラムであり、実行形式にコンパイルされた後、所定形式で圧縮されて記憶部3に記憶されている。このCMアプリ3iは、携帯電話30にダウンロードされた後で展開され、この携帯電話30において解釈実行される。このCMアプリ3iは、提供事業者によって作成され記憶される。
図2の記憶部3に記憶される標準キーワード3jは、各ユーザが頻繁に使用するキーワード(以下、頻出キーワード)を特定するための母集団になるキーワードを特定する情報であり、後述するユーザ属性情報取得処理においては、この標準キーワード3jによって特定されるキーワードの中から、頻出キーワードが選択される。この意味において、記憶部3は、特許請求の範囲における標準キーワード記憶手段に対応する。
また、図2の媒体読取部4は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やDVD(Digital Video Disk)の如き任意のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された情報の読取を行う媒体読取手段である。CM提供プログラムやCMアプリ3i等の各種プログラムを格納した記録媒体をこの媒体読取部4で読み取ることによって、これら各種プログラムを記憶部3にインストールできる。なお、この他にも、CM提供プログラムやCMアプリ等の各種プログラムは任意の方法でインストールでき、例えば、記録媒体を用いることなく、図1のネットワーク70を介してインストールできる。
図2の制御部5は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、機能概念的に、要求受付部5a、CM登録部5b、ユーザ登録部5c、友人紹介部5d、ユーザ属性情報取得部5e、CM提供処理部5f、視聴履歴処理部5g、及び、ポイント処理部5hを備える。
このうち、要求受付部5aは、広告主端末20や携帯電話30からの各種の要求を受け付け、受け付けた要求を制御部5における各部に受け渡す処理部である。具体的には、広告主端末20からは、CM登録に係る要求を受け付ける。また、携帯電話30からは、CMアプリのダウンロード要求や友人の紹介要求等を受け付ける。
CM登録部5bは、CM情報をCMDB3dに登録するCM情報登録手段である。このCM登録部5bは、広告主によってCMが登録される際、この広告主によって入力等されたCM情報を相互に関連付けてCMDB3dに記憶させる。
ユーザ登録部5cは、ユーザ基本情報をユーザ基本情報DB3bに登録するユーザ基本情報登録手段である。このユーザ登録部5cは、ユーザからのユーザ登録要求を受けた際、このユーザによって入力等されたユーザ基本情報を相互に関連付けてユーザ基本情報DB3bに記憶させる。
友人紹介部5dは、ユーザが友人を紹介する際の所定処理を行なう友人紹介処理手段である。この友人紹介部5dは、ユーザからの友人紹介があった場合には、ユーザから提供された情報に基づいて、紹介された友人に対してユーザ登録の勧誘用の電子メールの送信等を行なう。
ユーザ属性情報取得部5eは、携帯電話30からユーザ属性情報を取得するユーザ属性情報取得手段である。このユーザ属性情報取得部5eは、携帯電話30のCMアプリを介して送信されたユーザ属性情報に基づいて、頻出キーワードの判定等を行なう。このユーザ属性情報取得部5eは、特許請求の範囲における出現キーワード特定手段に対応する。
CM提供処理部5fは、携帯電話30に対して提供するCMを選択するもので、特許請求の範囲における広告データ選択手段に対応する。このCM提供処理部5fは、提供するCMを所定方法で選択し、これを携帯電話30に対してダウンロードする。
視聴履歴処理部5gは、視聴履歴情報を更新するための視聴履歴情報更新手段である。この視聴履歴処理部5gは、ユーザがCMを視聴する毎に、このCMのCMID、及び、その日付と時間とを、ユーザのユーザIDに関連付けて視聴履歴DB3hに記憶させる。
ポイント処理部5hは、ポイントを更新するためのポイント更新手段である。このポイント処理部5hは、ユーザがCMを最後まで視聴した旨の通知をCMアプリを介して受けた場合に、ユーザ基本情報DB3bにおける当該ユーザのポイント数を更新する。このポイント処理部5hは、各ユーザがそれまでに紹介した友人の数に応じたポイントの更新を行なう。このためポイント処理部5hは、ユーザ基本情報DB3bの紹介ユーザIDを参照し、各ユーザがこれまでに紹介した他のユーザの数を算定し、この数に応じたポイント数が増分されるように、ポイント数の算定を行なう。
(CM提供システムの構成−広告主端末20)
次に、図1の広告主の広告主端末20の構成について説明する。ただし、この広告主端末20は、例えば、公知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、PHS端末、携帯端末、移動体通信端末またはPDAなどの情報処理装置として構成できるので、その詳細な説明を省略する。この広告主端末20には、例えば、公知のWebサイト閲覧用プログラム(Webブラウザ)がインストールされており、公知の方法によってネットワーク70を介してCM提供サーバ1と通信を行なうことができる。
(CM提供システムの構成−携帯電話30)
次に、図1のユーザの携帯電話30の構成について説明する。図14は、携帯電話30の構成を機能概念的に示すブロック図である。この携帯電話30は、操作部31、通信アンテナ32、送受信回路33、GPS(Global Positioning System)アンテナ34、GPS処理部35、スピーカ36、マイク37、音声処理部38、ディスプレイ39、表示回路40、CCD(Charge Coupled Devices)41、画像処理部42、ポスター広告処理部43、電子マネー処理部44、記憶部45、及び、制御部46を備えて構成されている。
これら携帯電話30の各部は、以下で特記する構成を除いて、公知の携帯電話30と同様に構成することができるものとし、その詳細な説明は省略する。すなわち、ユーザは、操作部31を介して、メール送信を含む各種の操作を行なうことができる。また、通信アンテナ32及び送受信回路33を介して図1の基地局60との通信を行なうことができ、スピーカ36、マイク37、及び、音声処理部38を介して、通話音声の入出力を行なうことができる。また、ディスプレイ39及び表示回路40を介して、画像の表示を行うことができる。
ここで、記憶部45には、スケジュール情報、プレゼンス情報、及び、カレンダー情報が記憶されている。スケジュール情報とは、ユーザの行動予定に関する情報であって、例えば、日時情報と、「デート」、「食事」、「会議」等の行動予定情報とを関連付けて構成されている。すなわち、記憶部45は、特許請求の範囲におけるユーザ状態情報記憶手段、カレンダー情報記憶手段、及び、スケジュール情報記憶手段に対応する。プレゼンス情報とは、ユーザの状況や状態に関する情報であって、例えば、「暇」や「忙しい」のような状況を含んで構成されている。これらの情報は、公知の方法でユーザが携帯電話30に入力する。また、カレンダー情報とは、1年の各日の季節、平均的な気候、あるいは、行事を特定する情報である。この情報は、予め携帯電話30に設定されており、あるいは、携帯電話30が基地局60と通信を行なうことによって自動的に更新される。
また、記憶部45には、CM提供サーバ1からダウンロードされた情報として、上述したCMアプリとCM情報とが記憶される。この意味において、記憶部45は、特許請求の範囲における広告データ記憶手段に対応する。この他、記憶部45には、「ユーザID」、「視聴タイミング判定条件」、「CM選択条件」、「標準キーワード」、ユーザがその時点において獲得している「ポイント数」、及び、ユーザがこれまでに紹介した「友人数」が記憶されている。この意味において、記憶部45は、特許請求の範囲における視聴条件記憶手段及び標準キーワード記憶手段に対応する。これら各情報は、後述するユーザ登録処理やCM視聴処理においてCM提供サーバ1からダウンロードされる。
また、携帯電話30は、いわゆるカメラ付き携帯電話30であることが想定されており、CCD41にて撮像した画像データを画像処理部42で処理することで画像化することができる。記憶部45は記憶手段であり、例えば、プログラム及びパラメータの他、CCD41にて撮像した画像を記憶する。
また、携帯電話30は、いわゆるGPS機能付き携帯電話として構成されており、GPS衛星からのGPS信号をGPSアンテナ34にて受信し、これをGPS処理部35にて処理することで、携帯電話30の緯度及び経度を特定できる。また、記憶部45には地図情報が記憶されており、この地図情報に緯度及び経度をマッチングさせることで、携帯電話30の位置(住所)を特定することができる。これらGPSアンテナ34及びGPS処理部35は、特許請求の範囲における位置特定手段に対応する。
また、携帯電話30は、ポスター広告との連動機能を備える。すなわち、街中等に掲示されているポスター連動型携帯電話向けインタラクティブ広告(以下、ポスター広告)には、CRコード(Quick Response Code)等にて符号化されたアクセス情報が掲載されている。そして、このQRコードをCCD41にて撮像すると、ポスター広告処理部43は、このCRコードを復号化することでアクセス情報を解析し、このアクセス情報に基づいて所定の情報サーバにアクセスすることで、ポスター広告に関連した様々な情報を取得して記憶部45に記憶させる。
また、携帯電話30は、電子マネーを利用可能なように電子マネー処理部44を備える。電子マネー処理部44は、例えば、不揮発メモリと、無線通信ICとを備えて構成されており、携帯電話30を所定の読み取り器にかざすと、この読み取り器から発信される電波を電力として、不揮発メモリに記憶された電子マネー情報を用いて電子決済を行なうことができる。
また、制御部46は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、機能概念的に、Webブラウザ47、圧縮伸張部48、及び、CMアプリ50を備えて構成される。Webブラウザは、基地局60を介してネットワーク70にアクセスし、各種のWebデータの閲覧等を可能とする。圧縮伸張部48は、データの圧縮及び伸張(展開)を行なう圧縮伸張手段である。
CMアプリ50は、上述したように、CM提供サーバ1からダウンロードされるプログラムであり(CMアプリ50は、図2のCMアプリ3iと実質的に同一であるが、相互に区別するために別符号にて示す)、携帯電話30におけるCM視聴に関する各種の処理を行なうものであって、特許請求の範囲における広告処理部に対応する。このCMアプリ50は、機能概念的に、操作状態情報取得部50a、視聴タイミング判定部50b、及び、CM選択部50cを備える。
操作状態情報取得部50aは、携帯電話30に対するユーザの操作態度、又は、携帯電話30に対するユーザの操作の種類、の少なくとも一方を特定するための情報(状態情報であり、より狭義には操作状態情報)を取得するもので、特許請求の範囲における状態情報取得手段に対応する。ここでは、携帯電話30にダウンロードされたCMアプリ50が、所定タイミングで当該携帯電話30の操作状態情報をCM提供サーバ1にアップロードし、この操作状態情報を操作状態情報取得部50aが取得して解析し、これを視聴タイミング判定部50bに受け渡す。
視聴タイミング判定部50bは、操作状態情報取得部50aにて取得された操作状態情報に基づいて、ユーザが携帯電話30を介してCMを視聴可能であるか否かを判定するものであり、特許請求の範囲における視聴タイミング判定手段に対応する。この視聴タイミング判定部50bの機能の詳細については、視聴タイミング判定処理において詳述する。
CM選択部50cは、視聴タイミング判定部50bによる判定結果に基づいて、CMDB3dにて記憶されたCM情報の中から、携帯電話30において出力するCMを選択するもので、特許請求の範囲における広告データ選択手段に対応する。このCM選択部50cの機能の詳細については、CM選択処理において詳述する。
(処理内容)
次に、このように構成されたCM提供システムを用いて行なわれる処理内容について説明する。以下では、広告主がCM提供サーバ1にCMを登録する「CM登録処理」、ユーザがユーザ登録を行なう「ユーザ登録処理」、ユーザが友人を紹介する「友人紹介処理」、ユーザ属性情報を収集する「ユーザ属性情報収集処理」、携帯電話30にCMをダウンロードする「CM提供処理」、ユーザが携帯電話30でCMを視聴する「CM視聴処理」、CM視聴処理においてCMの視聴タイミングを判定する「視聴タイミング判定処理」、CM視聴処理においてCMを選択する「CM選択処理」について順次説明する。なお、ここでは、広告主の広告主ID及び広告主パスワードは任意の方法で広告主DB3aに記憶されているものとする。
(処理内容−CM登録処理)
まずCM登録処理について説明する。図15は、CM登録処理のフローチャートである。広告主は、広告主端末20のWebブラウザにおいて、CM登録を受け付けるCM登録画面を特定するURL(Uniformed Resource Locator)を入力することで、CM登録画面の取得要求を行なう(ステップSA−1)。この要求をネットワーク70を介して受信したCM提供サーバ1は、CM提供サーバ1の要求受付部5aがこの要求を解析し、CM登録部5bにその処理を受け渡す。このCM登録部5bは、所定のCM登録画面のWebデータを記憶部3から取得して広告主端末20に送信する(ステップSA−2)。そして、このCM登録用画面データが広告主端末20のWebブラウザにて処理され、CM登録画面が表示される(ステップSA−3)。
このCM登録画面は、例えば、広告主ID、広告主パスワード、登録したいCMデータを特定する情報、このCMの出力の緊急度、CMが出力されるのに適した携帯電話30の住所、CMが出力されるのに適したタイミング(時間、曜日、季節、気候、行事)、CMが出力されるのに適したユーザのスケジュール、各CMが出力されるのに適した出力状態、各CMのカテゴリ、コンテンツ、あるいは、イメージ等に合致するキーワード、をそれぞれ入力するための複数の入力欄を含んで構成されている。
そして、広告主が任意の方法でこれら各情報を入力して送信を指示すると、各情報及びCMデータがWebブラウザを介してCM提供サーバ1に送信される(ステップSA−4)。これを受けたCM登録部5bは、送信された広告主IDと広告主パスワードとの組合せが、広告主DB3aに予め記憶されている広告主IDと広告主パスワードとの組合せに合致するか否かを判定することで、広告主が登録されているか否かを認証する(ステップSA−5)。
そして、認証できない場合(ステップSA−5、No)、CM登録部5bは、エラーメッセージと共に登録を促すメッセージを含んだエラー画面のWebデータを記憶部3から取得して広告主端末20に送信する(ステップSA−6)。このエラー画面は広告主端末20にて表示される(ステップSA−7)。
一方、認証できた場合(ステップSA−5、Yes)、CM登録部5bは、送信されたCMデータに対するCMIDを任意の方法で発行し、このCMIDと、CMを登録した広告主の広告主ID、送信されたCMデータ、及び、その他の情報とを、相互に関連付けてCMDB3dに記憶させる(ステップSA−8)。
そして、CM登録部5bは、CM登録が完了した旨のメッセージを含んだ登録完了画面のWebデータを記憶部3から取得して広告主端末20に送信する(ステップSA−9)。この登録完了画面は広告主端末20にて表示される(ステップSA−10)。これにてCM登録処理が終了する。なお、広告主に対しては任意の方法で広告料金を課金することができ、例えば、CM登録部5bに各広告主IDに関連付けて記憶されたCMIDの数(すなわち、広告主によって登録されたCMの数)に応じた料金や、視聴履歴DB3hに記憶されたCMIDの数(すなわち、ユーザによって最後まで視聴されたCMの数)に応じた料金を課金する。
(処理内容−ユーザ登録処理)
次に、ユーザ登録処理について説明する。図16は、ユーザ登録処理のフローチャートである。同図に示すように、ユーザは、携帯電話30のWebブラウザ47において、ユーザ登録を受け付けるユーザ登録画面を特定するURLを入力することで、ユーザ登録画面の取得要求を行なう(ステップSB−1)。この要求をネットワーク70を介して受信したCM提供サーバ1では、要求受付部5aがこの要求を解析し、ユーザ登録部5cにその処理を受け渡す。このユーザ登録部5cは、所定のユーザ登録用画面のWebデータを記憶部3から取得して携帯電話30に送信する(ステップSB−2)。そして、このWebデータが携帯電話30のWebブラウザにて処理されることで、ユーザ登録用画面がディスプレイ39に表示される(ステップSB−3)。このユーザ登録用画面は、例えば、ユーザID、ユーザパスワード、氏名、住所、電子メールアドレス、及び、趣味、をそれぞれ入力するための複数の入力欄を含んで構成されている。
そして、ユーザが任意の方法でこれら各情報を入力して送信を指示すると、各情報がWebブラウザ47を介してCM提供サーバ1に送信される(ステップSB−4)。すると、ユーザ登録部5cは、ユーザに付与するユーザIDを任意の方法で発行し、このユーザIDと送信された情報とを相互に関連付けてユーザ基本情報DB3b又はユーザ属性情報DB3cに記憶させる(ステップSB−5)。さらに、ユーザ登録部5cは、記憶部3からCMアプリ3i、視聴タイミング判定条件、CM選択条件、及び、標準キーワードを取得し、これらを、先に発行したユーザIDと共に、携帯電話30に対して送信する(ステップSB−6)。これらの情報を受信した携帯電話30では、ユーザID及び受信した情報を記憶部45に記憶させる(ステップSB−7)。また、圧縮伸張部48によってCMアプリ50が展開され、起動される(ステップSB−8)。これにてユーザ登録処理が終了する。
これ以降、携帯電話30においてはCMアプリ50が常駐する。このCMアプリ50は、例えば、図17の携帯電話30の表示画面に示すように、ディスプレイ39に所定形式のポイントバー39aを表示させる。このポイントバー39aは、携帯電話30の記憶部45に記憶されているステータス情報のうち、ポイント数と友人数とを表示する。
(処理内容−友人紹介処理)
次に、友人紹介処理について説明する。図18は、友人紹介処理のフローチャートである。ここでは、友人を紹介するユーザを「紹介者」、紹介されたユーザを「被紹介者」と称する。まず、紹介者は、携帯電話30のWebブラウザ47において、友人紹介を受け付ける友人紹介画面を特定するURLを入力することで、友人紹介画面の取得要求を行なう(ステップSC−1)。この要求をネットワーク70を介して受信したCM提供サーバ1は、CM提供サーバ1の要求受付部5aがこの要求を解析し、友人紹介部5dにその処理を受け渡す。この友人紹介部5dは、所定の友人紹介画面のWebデータを記憶部3から取得して携帯電話30に送信する(ステップSC−2)。そして、このWebデータが携帯電話30のWebブラウザ47にて処理されることで、友人紹介画面がディスプレイ39に表示される(ステップSC−3)。この友人紹介画面は、例えば、ユーザ登録を勧誘するための登録勧誘画面へのリンク情報と、被紹介者の電子メールアドレスの入力欄とを含んで構成されている。
そして、ユーザが任意の方法でこれら被紹介者の電子メールアドレスを入力して送信を指示すると、CMアプリ50は、登録勧誘画面へのリンク情報を含んだ電子メールを生成して、この電子メールを、被紹介者の電子メールアドレスに宛てて送信する(ステップSC−4)。このように、電子メールを、CM提供サーバ1を介することなく、紹介者から被紹介者に直接的に送信するのは、知らない相手からの電子メールは、被紹介者に閲覧してもらえない可能性があったり、あるいは、ドメイン指定で自動拒否されたりする可能性があるためである。ただし、このような問題を無視できる場合等には、CM提供サーバ1から被紹介者に電子メールを送信するようにしてもよい。
この電子メールは、被紹介者の携帯電話30にて受信され表示される(ステップSC−5)。この被紹介者は、ユーザ登録を希望する場合には、この電子メールに含まれる登録勧誘画面へのリンク情報(URL)を選択することで、ユーザ登録画面の取得要求を行なうことができ、これ以降は、先に説明した図16のユーザ登録処理を行なうことで、ユーザ登録を行なうことができる(ステップSC−6)。このように被紹介者のユーザ登録が完了した後、友人紹介部5dは、被紹介者に発行したユーザIDに関連付けて、紹介を行なったユーザのユーザIDを紹介ユーザIDとして、ユーザ基本情報DB3bに記憶する(ステップSC−7)。この際の紹介者のユーザIDは様々な方法で特定でき、例えば、ステップSC−1において友人紹介画面の取得要求を行なう際に、要求を行なうユーザにユーザIDの入力を求めるようにし、ステップSC−2において友人紹介画面のWebデータを送信する際に、ユーザにて特定されたユーザIDと登録勧誘画面へのリンク情報とを一意に関連付けてCM提供サーバ1の記憶部3に記憶しておき、被紹介者から登録勧誘画面の要求があった場合には、この要求があった登録勧誘画面のURLに基づいて記憶部3を参照することで、紹介者のユーザIDを特定できる。
次いで、友人紹介部5dは、紹介者に対して、被紹介者のユーザ登録が完了した旨の通知を送信する(ステップSC−8)。具体的には、先に特定した紹介者のユーザIDに基づいてユーザ基本情報DB3bを参照することで、紹介者の電子メールアドレスを取得する。そして、この電子メールアドレスに宛てて、被紹介者のユーザ登録が完了した旨のメッセージを含んだ電子メールを送信する。この電子メールは、紹介者の携帯電話30にて受信され表示される(ステップSC−9)。これにより、紹介者は、自分が紹介した被紹介者がユーザ登録を完了したことを知ることができる。
また、このような電子メールによる紹介完了通知に代えて、あるいは、この紹介完了通知と共に、紹介者の携帯電話30にダウンロードされているCMアプリ50が、定期的にCM提供サーバ1にアクセスし、完了時における紹介者のステータス情報の更新を行なってもよい。すなわち、CMアプリ50は、CM提供サーバ1にアクセスし、記憶部45に記憶されているユーザIDを送信する。これを受けたCM提供サーバ1の制御部は、送信されたユーザIDに基づいてユーザ基本情報DB3bを参照し、このユーザIDが紹介ユーザIDとして記憶されている総数を計数して、この計数結果を携帯電話30に送信する。これを受けた携帯電話30のCMアプリ50は、この計数結果に基づいて、記憶部45に記憶されている友人数を更新すると共に、ポイントバー39aによって表示している友人の人数を更新する。このような処理により、ユーザは、自分が紹介した友人の数を容易に把握できるので、友人を紹介することのモチベーションを維持・向上させることができる。
(処理内容−ユーザ属性情報収集処理)
次に、ユーザ属性情報収集処理について説明する。図19は、ユーザ属性情報収集処理のフローチャートである。携帯電話30のCMアプリ50は、当該携帯電話30の状態を監視しており、所定のキーワード収集可能状態であるか否かを判定する(ステップSD−1)。そして、キーワード収集可能状態である場合には(ステップSD−1、Yes)、各状態に応じた情報を、キーワード候補情報として取得する。ここで、キーワード収集可能状態とは、ユーザの嗜好に合致するキーワードを収集できる可能性がある状態であり、例えば、ユーザがメール送信を行なった時、ユーザがWebサイトのブックマークを登録した時、携帯電話30が一定位置へ所定時間以上留まっていた時、ユーザがポスター広告にアクセスした時、ユーザが電子マネーを利用した時、を挙げることができる。
例えば、メール送信に関して、CMアプリ50は、ユーザによるメール送信の有無を監視しており、メールが送信された場合には、メール送信後に記憶部45に記憶されているメール送信履歴情報の中から、送信されたメールの題名及び本文をキーワード候補情報として取得する。また、Webサイトのブックマークに関して、CMアプリ50は、ユーザによるWebサイトのブックマークの登録の有無を監視しており、ブックマークが登録された場合には、このブックマークを記憶部45から取得し、このブックマーク先のWebサイトにアクセスして、このWebサイトのHTMLデータをキーワード候補情報として取得する。また、一定位置へ所定時間以上留まっていることに関して、CMアプリ50は、GPS処理部35から出力される現在位置情報を監視しており、携帯電話30が一定位置へ所定時間以上(例えば5分以上)留まっている場合には、その時点の住所をキーワード候補情報として取得する。また、ポスター広告に関して、CMアプリ50は、ポスター広告処理部43による広告サーバへのアクセスを監視しており、アクセスが行なわれて広告サーバからポスター情報が取得された場合には、このポスター情報をキーワード候補情報として取得する。あるいは、電子マネーに関して、CMアプリ50は、電子マネー処理部44による電子マネーの決済の有無を監視しており、電子マネーの決済が行なわれた場合には、この電子マネー処理部44から利用履歴情報をキーワード候補情報として取得する。
このようにキーワード候補情報を取得した後、CMアプリ50は、このキーワード候補情報に含まれるテキストデータが、ユーザ登録時にCM提供サーバ1からダウンロードされ記憶部45に記憶されている標準キーワードのいずれかに合致するか否かを判定する(ステップSD−2)。そして、合致する場合には(ステップSD−2、Yes)、このキーワードを、ユーザの携帯電話30において実際に出現したキーワード(以下、出現キーワード)として記憶部45に記憶する(ステップSD−3)。CMアプリ50は、これらステップSD−1〜SD−3の処理を、所定のキーワード送信タイミング(例えば、30分毎や、10以上の出現キーワードが蓄積される毎等)が到来するまで繰り替えし、このキーワード送信タイミングが到来した場合に(ステップSD−4、Yes)、それまでに記憶部45に記憶させた出現キーワードをユーザIDと共にCM提供サーバ1に送信する(ステップSD−5)。
出現キーワード及びユーザIDを受信したCM提供サーバ1の要求受付部5aは、これらをユーザ属性情報取得部5eに受け渡す。このユーザ属性情報取得部5eは、ユーザID及び出現キーワードを相互に関連付けてユーザ属性情報DB3cに記憶させる(ステップSD−6)。ここでは例えば、各出現キーワードと各出現キーワードの出現回数とを記憶させるものとし、初めて登場した出現キーワードについては出現回数として「1」を記憶させ、その後に同一の出現キーワードが登場した場合にはこの出現キーワードを1つ増分する。そして、ユーザ属性情報取得部5eは、このように更新された出現キーワードの出現回数が所定の出現回数(例えば5)以上になったか否かを判定し(ステップSD−7)、所定の出現回数以上になった場合には(ステップSD−7、Yes)、この出現キーワードがユーザによって頻繁に使用される(ユーザが興味を持っている)頻出キーワードであると考えられるので、この出現キーワードを頻出キーワードとして、ユーザIDに関連付けてユーザ属性情報DB3cに記憶させる(ステップSD−8)。これにてユーザ属性情報収集処理が終了する。このような処理によれば、ユーザが興味を持っているキーワードを自動的に収集でき、このキーワードに基づいて後述するCM提供処理にてCM選択を行なうことで、CM提供効果を向上させることができる。
(処理内容−CM提供処理)
次に、CM提供処理について説明する。図20は、CM提供処理のフローチャートである。CM提供サーバ1のCM提供処理部5fは、所定のCM提供タイミング(1時間毎、新規のCMが登録される毎、携帯電話30のCMアプリ50からCM提供要求があった場合等)の到来を監視しており(ステップSE−1)、CM提供タイミングが到来した場合には(ステップSE−1、Yes)、CM提供の対象になるユーザの趣味や頻出キーワードをユーザ属性情報から取得する(ステップSE−2)。また、CM提供処理部5fは、CM提供の対象になるユーザがこれまでに視聴したCMのCMIDを視聴履歴DB3hから取得する(ステップSE−3)。そして、CM提供処理部5fは、これらの情報を用いて、ユーザに提供する候補になるCM(候補CM)を特定する(ステップSE−4)。具体的には、CM提供処理部5fは、CMキーワードDB3gから、その時点で当該CMキーワードDB3gに登録されている全てのCMのキーワードを取得し、このキーワードと先に取得したユーザの趣味や頻出キーワードとを相互に比較することで、ユーザの趣味や頻出キーワードに合致するキーワードを有するCMを特定する。さらにCM提供処理部5fは、このように特定したCMのCMIDをCMDB3dから取得し、このCMIDの中から、先に取得した視聴済みのCMのCMIDを除外することによって、ユーザが未だ視聴していないCMのCMIDのみを抽出する。このように抽出されたCMが候補CMになる。
次いで、CM提供処理部5fは、候補CMが携帯電話30において実際に出力される順位(以下、出力順位)を決定する(ステップSE−5)。具体的には、キーワードと、先に取得したユーザの趣味や頻出キーワードとを参照し、ユーザの趣味や頻出キーワードに合致するキーワードを多く含む程、優先的に出力されるように、出力順位を決定する。また、この時、CM提供処理部5fは、CMDB3dにおける緊急度を参照し、緊急度が高い程、優先的に出力されるように、出力順位を決定する。
そして、CM提供処理部5fは、これら候補CMのCM情報をCMDB3dから取得し、このCM情報と出力順位とを、CM提供の対象になるユーザの携帯電話30に対して送信する(ステップSE−6)。このCM情報と出力順位とが携帯電話30にて受信されると、CMアプリ50によって記憶部45に記憶される(ステップSE−7)。これにてCM提供処理が終了する。このような処理によれば、頻出キーワードや趣味に合致するCMが自動的に選択されるので、ユーザが興味を持つようなCMを選択して提供できるので、CM提供効果を向上させることができる。また、ユーザが未だ視聴していないCMが自動的に選択されるので、同一CMのみを繰り返して提供するような事態を回避でき、CM提供効果を向上させることができる。さらに、ユーザの趣味や頻出キーワードとの合致度を考慮して、出力順位が決定されるので、ユーザが興味を持ちそうなCMを優先的に出力でき、CM効果を向上させることができる。あるいは、CMの緊急度を考慮して、出力順位が決定されるので、広告主が緊急度が高いと考えるCMを優先的に出力でき、広告主の意図を反映したCM出力を行うことができる。
(処理内容−CM視聴処理)
次に、CM視聴処理について説明する。図21は、CM視聴処理のフローチャートである。携帯電話30のCMアプリ50は、視聴タイミング判定処理を行なうことにより、ユーザがCMを視聴可能なタイミングが到来したか否かを判定する(ステップSF−1)。この視聴タイミング判定処理の詳細については後述する。この処理の結果、視聴タイミングが到来したと判定できた場合(ステップSF−2、Yes)、CMアプリ50は、CM選択処理を行なうことにより、先のCM提供処理によってCM提供サーバ1から送信され記憶部45に記憶されている候補CMの中から、実際に出力する1つのCM(以下、出力CM)を特定する(ステップSF−3)。このCM選択処理の詳細について後述する。そして、CMアプリ50は、このCM選択処理にて特定された出力CMを、ディスプレイ39やスピーカ36を介して出力する(ステップSF−4)。
その後、CMアプリ50は、このように出力された出力CMが、最後まで出力されたか(ユーザによって最後まで視聴された可能性があるか)否かを監視する(ステップSF−5)。例えば、CMアプリ50は、出力CMがテキストデータや静止画である場合には、これらをディスプレイ39に出力させた時点で、あるいは、出力させてから所定時間(例えば10秒)が経過した時点で、出力CMが最後まで出力されたものと判定する。また、出力CMが動画や音声データである場合には、これら動画や音声データを再生する各種のプラグインソフトウェアによる再生ステータスを監視し、出力CMが最後まで再生された場合には、出力CMが最後まで出力されたものと判定する。
そして、出力CMが最後まで出力されなかったと判定した場合(ステップSF−5、No)、CMアプリ50は、ユーザにポイントを付与する条件が満たされていらず、視聴履歴を更新する条件も満たされてないとして、これらの処理を行なうことなく、ステップSF−1に戻って視聴タイミングの到来の監視を継続する。一方、出力CMが最後まで視聴されたと判定した場合(ステップSF−5、Yes)、CMアプリ50は、ユーザIDと視聴された出力CMのCMIDとをCM提供サーバ1に送信する(ステップSF−6)。
ユーザID及びCMIDを受信したCM提供サーバ1の要求受付部5aは、これらを視聴履歴処理部5gに受け渡す。この視聴履歴処理部5gは、ユーザID及びCMIDと、公知の方法で取得したその時点の日付及び時間とを、相互に関連付けて視聴履歴DB3hに記憶させる(ステップSF−7)。このように視聴履歴を更新することで、それ以降のCM提供処理において、既にユーザが視聴したCMを、候補CMから除外することができる。
また、ポイント処理部5hは、ユーザIDに関連付けてユーザ基本情報DB3bに記憶されているポイント数を更新する(ステップSF−8)。このため、ポイント処理部5hは、ユーザ基本情報DB3bに記憶されている紹介ユーザIDを参照して、各ユーザが紹介した友人の数を計数し、この数に応じた数だけ、ポイント数を増分する。例えば、基本のポイント数を1とし、これに紹介した友人の数を加算することによって、増分するポイント数を決定する。すなわち、紹介した友人の数が0である場合(未だ友人を紹介していない場合)には、ポイント数を1つだけ増分し、紹介した友人の数が10である場合(これまでに10人の友人を紹介している場合)には、ポイント数を11増分する。あるいは、基本のポイント数を1とし、紹介した友人の数が0〜5の場合にはさらにポイント数0を加算し、紹介した友人の数が6〜10の場合にはさらにポイント数1を加算する等、紹介した友人の数を所定数毎に区分し、その区分に応じてポイント数を加算する。すなわち、紹介した友人の数が0である場合には、ポイント数を1つだけ増分し、紹介した友人の数が10である場合(これまでに10人の友人を紹介している場合)には、ポイント数を2つ増分する。
そして、ポイント処理部5hは、このように増分したポイント数を携帯電話30に送信する(ステップSF−9)。このポイント数を受信した携帯電話30のCMアプリ50は、記憶部45に記憶されているユーザステータス情報に含まれるポイント数を、受信したポイント数だけ増分する(ステップSF−10)。このように更新されたポイント数は、CMアプリ50の制御によってディスプレイ39に表示されているポイントバー39aに反映され、このポイントバー39aのポイント数が更新される。従って、ユーザは、CMを視聴する毎に、ポイント数が増えていることを確認でき、特に友人の紹介実績に応じてポイント数が増えていることを確認できるので、ユーザがCMを視聴したり友人を紹介したりすることのインセンティブを維持・向上させることができる。
(処理内容−視聴タイミング判定処理)
次に、図21のステップSF−1の視聴タイミング判定処理について詳細に説明する。図22は、視聴タイミング判定処理のフローチャートである。携帯電話30の視聴タイミング判定部50bは、記憶部45に記憶された候補CMのそれぞれのCM情報の緊急度を参照し、特に「緊急」に出力すべきCMがあるか否かを判定する(ステップSG−1)。そして、「緊急」に出力すべきCMがある場合(ステップSG−1、Yes)、視聴タイミング判定部50bは、他の仮判定を行なうことなく、視聴タイミングが到来したものと最終判定して(ステップSG−8)、視聴タイミング判定処理を終了する。このような処理を行なうことで、広告主が緊急に放送したいと考えるCMを最優先で出力でき、広告主の意図を反映したCM出力を行うことができる。
一方、「緊急」に出力すべきCMがない場合(ステップSG−1、No)、視聴タイミング判定部50bは、記憶部45からスケジュール情報とスケジュール判定条件とを取得し、これらを参照することで、視聴タイミングの到来の可否を仮判定する(ステップSG−2)。すなわち、スケジュール情報の中から、現在日時に該当するスケジュールを抽出し、このスケジュールが、図7のスケジュール判定条件において、「視聴タイミング=未到来」に関連付けられている場合には、視聴タイミングが未だ到来していないものと仮判定し、「視聴タイミング=到来」に関連付けられている場合には、視聴タイミングが到来したものと仮判定する。例えば、現在日時のスケジュールが「会議」である場合には、視聴タイミングが未だ到来していないものと仮判定し、現在日時のスケジュールが「移動」である場合には、視聴タイミングが到来したものと仮判定する。
次いで、視聴タイミング判定部50bは、記憶部45からプレゼンス情報とプレゼンス判定条件とを取得し、これらを参照することで、視聴タイミングの到来の可否を仮判定する(ステップSG−3)。すなわち、プレゼンス情報の中から、現在日時に該当するプレゼンスを抽出し、このプレゼンスが、図8のプレゼンス判定条件において、「視聴タイミング=未到来」に関連付けられている場合には、視聴タイミングが未だ到来していないものと仮判定し、「視聴タイミング=到来」に関連付けられている場合には、視聴タイミングが到来したものと仮判定する。例えば、現在日時のプレゼンスが「忙しい」である場合には、視聴タイミングが未だ到来していないものと仮判定し、現在日時のプレゼンスが「暇」である場合には、視聴タイミングが到来したものと仮判定する。
次いで、視聴タイミング判定部50bの操作状態情報取得部50aは、その時点における携帯電話30の状態を取得する(ステップSG−4)。操作状態情報取得部50aは、携帯電話30の制御部46に対する入力及び出力を監視することで、携帯電話30の状態を特定する。そして、視聴タイミング判定部50bは、この携帯電話30の状態に基づいて、視聴タイミングの到来の可否を仮判定する。
まず、視聴タイミング判定部50bは、携帯電話30の状態と、記憶部45から取得した受動能動判定条件とに基づいて、仮判定を行なう(ステップSG−5)。すなわち、携帯電話30の状態が、図9の受動能動判定条件において、「視聴タイミング=未到来」に関連付けられている場合には、視聴タイミングが未だ到来していないものと仮判定し、「視聴タイミング=到来」に関連付けられている場合には、視聴タイミングが到来したものと仮判定する。例えば、「携帯電話30の状態=着信音鳴動中」である場合は、「受動」であり、「視聴タイミング=未到来」であるため、視聴タイミングが未だ到来していないものと仮判定する。一方、「携帯電話30の状態=メール送信中」である場合は、「能動」であり、「視聴タイミング=到来」であるため、視聴タイミングが到来したものと仮判定する。
次いで、視聴タイミング判定部50bは、携帯電話30の状態と、記憶部45から取得した操作状態判定条件とに基づいて、仮判定を行なう(ステップSG−6)。すなわち、携帯電話30の状態が、図10の操作状態判定条件において、「視聴タイミング=未到来」に関連付けられている場合には、視聴タイミングが未だ到来していないものと仮判定し、「視聴タイミング=到来」に関連付けられている場合には、視聴タイミングが到来したものと仮判定する。例えば、「携帯電話30の状態=待ち受け画面の表示中」である場合は「無操作」であり、あるいは、「携帯電話30の状態=アラーム鳴動中」である場合は「呼び出し中」であり、これらはいずれも「視聴タイミング=未到来」に関連付けられているので、視聴タイミングが未だ到来していないものと仮判定する。一方、「携帯電話30の状態=ゲーム中」である場合は「操作中」であり、「携帯電話30の状態=撮影データ保存中」である場合は「操作完了待ち」であり、あるいは、「携帯電話30の状態=メール送信後」である場合は「操作完了直後」であり、これらはいずれも「視聴タイミング=到来」に関連付けられているので、視聴タイミングが到来したものと仮判定する。
次いで、視聴タイミング判定部50bは、これまでに行なった仮判定の結果に基づいて、視聴タイミングが到来したか否かを最終判定する。ここでは、全ての仮判定において、視聴タイミングが到来したものと判定された場合にのみ、視聴タイミングが到来したものと最終判定する(ステップSG−7〜SG−9)。このように視聴タイミングが到来したものと最終的に判定した場合には、図21のCM視聴処理に示すように、次のCM選択処理に移行する。なお、一つ以上の仮判定において、視聴タイミングが到来したものと判定された場合には、視聴タイミングが到来したものと最終判定するようにしてもよく、あるいは、この他にも、各仮判定の結果を任意に組み合わせて最終判定を行なってもよい。これにて視聴タイミング判定処理を終了する。このような処理によれば、ユーザのスケジュール、プレゼンス、あるいは、操作状態に基づいてCMの出力タイミングを決定できるので、ユーザがCMを視聴可能し易い時にのみCMを出力することで、CMの広告効果を向上させることができる。
(処理内容−CM選択処理)
次に、図21のステップSF−3のCM選択処理について詳細に説明する。図23は、CM選択処理のフローチャートである。携帯電話30のCM選択部50cは、先のCM提供処理においてCM提供サーバ1から携帯電話30にダウンロードされた候補CMの中から、実際に出力するCMを選択する。
まず、CM選択部50cは、図22の視聴タイミング判定処理のステップSG−1において、「緊急」に出力すべきCMがあると判定されたか否かを判定し(ステップSH−1)、このようなCMがある場合には(ステップSH−1、Yes)、このCMを、実際に出力するCMとして最終選択し(ステップSH−2)、CM選択処理を終了する。
一方、「緊急」に出力すべきCMがない場合(ステップSH−1、No)、CM選択部50cは、記憶部45に記憶されている候補CMの中から、携帯電話30の現在位置に適したCMを抽出し、このCMを実際に出力するCMとして仮選択する(ステップSH−3)。具体的には、CM選択部50cは、GPS処理部35から、その時点における携帯電話30の現在位置を取得する。また、CM選択部50cは、記憶部45のCM情報の中から、各候補CMの出力最適位置を取得する。そして、現在位置に合致する出力最適位置を有する候補CMを、実際に出力するCMとして仮選択する。
次いで、CM選択部50cは、記憶部45に記憶されている候補CMの中から、その時点のタイミングに適したCMを抽出し、このCMを実際に出力するCMとして仮選択する(ステップSH−4)。具体的には、CM選択部50cは、現在日時を公知の方法で取得すると共に、記憶部45のカレンダー情報の中から現在の季節、平均的な気候、及び、行事を取得する。また、CM選択部50cは、記憶部45のCM情報の中から、各候補CMの出力最適タイミングを取得する。そして、現在日時、現在の季節、平均的な気候、あるいは、行事に合致する出力最適タイミングを有する候補CMを、実際に出力するCMとして仮選択する。
次いで、CM選択部50cは、記憶部45に記憶されている候補CMの中から、その時点のユーザのスケジュールに適したCMを抽出し、このCMを実際に出力するCMとして仮選択する(ステップSH−5)。具体的には、CM選択部50cは、記憶部45のスケジュール情報の中から現在のスケジュールを取得する。また、CM選択部50cは、記憶部45のCM情報の中から、各候補CMの出力最適スケジュールを取得する。そして、現在のスケジュールに合致する最適スケジュールを有する候補CMを、実際に出力するCMとして仮選択する。
次いで、CM選択部50cは、記憶部45に記憶されている候補CMの中から、出力するのに最適な形態のCMを抽出し、このCMを実際に出力するCMとして仮選択する(ステップSH−6)。具体的には、CM選択部50cは、図22の視聴タイミング判定処理のステップSG−4において取得した携帯電話30の状態に基づいて、記憶部45に記憶されたCM選択条件の中の出力状態条件(図11)を参照することにより、携帯電話30の状態に合致する、「出力時間」、「出力形態」、及び、「表示サイズ」の組み合わせを取得する。例えば、「携帯電話30の状態=無操作中」の場合、「出力時間=長」、「出力形態=動画」、及び、「表示サイズ=全体」の組み合わせを取得する。同様に、「携帯電話30の状態=To Do リストを開いた時」の場合、「出力時間=短」、「出力形態=音声」、及び、「表示サイズ=なし」の組み合わせを取得する。そして、CM選択部50cは、各候補CMのCM情報を参照し、先に取得した「出力時間」、「出力形態」、及び、「表示サイズ」の組み合わせに合致する最適出力形態を有する候補CMを抽出する。そして、この最適出力形態を有する候補CMを、実際に出力するCMとして仮選択する。
その後、CM選択部50cは、各仮選択において抽出したCMの中で、最も高い出力順位を有する候補CMを、実際に出力するCMとして選択する(ステップSH−7)。そして、このように選択されたCMが、図21のCM視聴処理におけるステップ−4において実際に出力されることで、ユーザがCMを視聴することができる。図24には、「メール送信中」の画面にCMが表示されている例であり、メール送信中のメッセージ39bの近傍に、静止画CM39cが表示されている。このような処理によれば、各CMの出力の緊急度、出力最適位置、出力最適タイミング、出力最適スケジュール、及び、出力最適状態に合致するCMが自動的に選択され出力され、多面的な観点からその時点で最適なCMを出力することができるので、CM効果を向上させることができる。
〔III〕各実施の形態に対する変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び方法は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良できる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、ユーザが広告を視聴可能であるタイミングを完全に特定できない場合においても、ユーザが視聴可能である可能性を従来より若干でも向上させることができている限りにおいて、本発明の課題は解決されている。
(構成及び制御について)
また、実施の形態で自動的に行われるものとして説明した制御の全部または任意の一部を手動で行っても良く、逆に、手動で行われるものとして説明した制御の全部または任意の一部を公知技術または上述した思想に基づいて自動化しても良い。また、実施の形態において示した制御部5や制御部46の各機能ブロックは、ハードワイヤードロジックにて構成しても良い。また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成できる。特に、実施の形態においては、視聴タイミング判定処理やCM選択処理を携帯電話30にて行うものとして説明しているが、その全部又は一部をCM提供サーバ1にて行なうようにしてもよい。例えば、携帯電話30のCMアプリ50は、定期的に携帯電話30の操作状態等をCM提供サーバ1に送信し、これを受けたCM提供サーバ1のCMアプリ3iが、上述した視聴タイミング判定処理やCM選択処理を行ない、出力するCMを必要に応じて携帯電話30にダウンロードするようにしてもよい。また、CMは必要に応じてCM提供サーバ1から携帯電話30にダウンロードするようにし、携帯電話30が通話圏外にある場合にのみ、携帯電話30の記憶部45に記憶させたCM情報を用いてCM出力を行うようにしてもよい。
(視聴タイミング判定条件について)
実施の形態で説明した視聴タイミング判定条件のうち、必要に応じて、一部を省略することもでき、あるいは、他の視聴タイミング判定条件を組み合わせることもできる。例えば、「無操作」や「呼び出し中」は「受動」に該当し、「操作中」、「操作完了待ち」、及び、「操作完了直後」は「能動」に該当すると考えられるので、操作状態判定条件のみを用いて判定を行ない、受動能動判定条件を省略してもよい。また、実施の形態において例示した条件以外にも、任意の受動能動判定条件や操作状態判定条件を加えることができ、例えば、操作状態判定条件としては、インターネット閲覧中、市外通話中、国際通話中、赤外線通信中等の状態を、視聴タイミングに関連付けることもできる。また、図9における受動と能動の区分はあくまで例示であり、例えば、メール送信中や撮影データ保存中を受動状態に区分してもよい。
(CM選択条件について)
実施の形態で説明したCM選択条件のうち、必要に応じて、一部を省略することもでき、あるいは、他のCM選択条件を組み合わせることもできる。
以上のように、本発明は、サーバ装置や携帯電話等の各種の出力端末に適用され、この出力端末を介してユーザに広告を提供することに有用である。
本発明の実施の形態に係るCM提供システムの構成図である。 CM提供サーバの構成を機能概念的に示すブロック図である。 広告主情報の構成例を示す図である。 ユーザ基本情報の構成例を示す図である。 ユーザ属性情報の構成例を示す図である。 CM情報の構成例を示す図である。 スケジュール判定条件の構成例を示す図である。 プレゼンス判定条件の構成例を示す図である。 受動能動判定条件の構成例を示す図である。 操作状態判定条件の構成例を示す図である。 出力状態条件の構成例を示す図である。 キーワード情報の構成例を示す図である。 視聴履歴情報の構成例を示す図である。 携帯電話の構成を機能概念的に示すブロック図である。 CM登録処理のフローチャートである。 ユーザ登録処理のフローチャートである。 携帯電話の表示画面例である。 友人紹介処理のフローチャートである。 ユーザ属性情報収集処理のフローチャートである。 CM提供処理のフローチャートである。 CM視聴処理のフローチャートである。 視聴タイミング判定処理のフローチャートである。 CM選択処理のフローチャートである。 携帯電話の表示画面例である。
符号の説明
1 CM提供サーバ
2 ネットワークIF
3 記憶部
3a 広告主DB
3b ユーザ基本情報DB
3c ユーザ属性情報DB
3d CMDB
3e 視聴タイミング判定条件DB
3f CM選択条件DB
3g CMキーワードDB
3h 視聴履歴DB
3i CMアプリ
3j 標準キーワード
4 媒体読取部
5 制御部
5a 要求受付部
5b CM登録部
5c ユーザ登録部
5d 友人紹介部
5e ユーザ属性情報取得部
5f CM提供処理部
5g 視聴履歴処理部
5h ポイント処理部
20 広告主端末
30 携帯電話
31 操作部
32 通信アンテナ
33 送受信回路
34 GPSアンテナ
35 GPS処理部
36 スピーカ
37 マイク
38 音声処理部
39 ディスプレイ
39a ポイントバー
39b メッセージ
39c 静止画CM
40 表示回路
41 CCD
42 画像処理部
43 ポスター広告処理部
44 電子マネー処理部
45 記憶部
46 制御部
47 Webブラウザ
48 圧縮伸張部
50 CMアプリ
50a 操作状態情報取得部
50b 視聴タイミング判定部
50c CM選択部
60 基地局
70 ネットワーク

Claims (10)

  1. 出力端末を介して広告を提示するための広告提供装置であって、
    前記広告の広告データを記憶する広告データ記憶手段と、
    前記出力端末のユーザの状態又は前記出力端末の状態を特定する状態情報を所定方法で取得する状態情報取得手段と、
    前記ユーザによる前記出力端末を介した前記広告の視聴可能の可否に関する情報を、前記状態情報に関連付けて記憶する視聴条件記憶手段と、
    前記状態情報取得手段にて取得された前記状態情報に基づいて、前記視聴条件記憶手段を参照することにより、前記ユーザが前記出力端末を介して前記広告を視聴可能である視聴タイミングが到来したか否かを判定する視聴タイミング判定手段と、
    前記視聴タイミング判定手段にて前記視聴タイミングタイミングが到来したと判定された場合に、前記広告データ記憶手段から前記広告データを取得し、この取得した広告データを前記出力端末において出力可能とするための所定の処理を行なう広告処理部と、
    を備えたことを特徴とする広告提供装置。
  2. 前記出力端末のユーザの状態を特定する状態情報は、前記ユーザのスケジュールを特定するためのスケジュール情報、又は、前記ユーザのプレゼンスを特定するためのプレゼンス情報の少なくとも一方であり、
    前記スケジュール情報又は前記プレゼンス情報を記憶するユーザ状態情報記憶手段を備え、
    前記状態情報取得手段は、前記ユーザの状態を特定する前記状態情報として、前記ユーザ状態情報記憶手段から、現在日時に合致する前記スケジュール情報又は前記プレゼンス情報を取得し、
    前記視聴条件記憶手段は、前記ユーザが前記出力端末を介して前記広告を視聴可能であるスケジュール又はプレゼンスを特定する情報を記憶し、
    前記視聴タイミング判定手段は、前記状態情報取得手段にて取得された前記スケジュール情報又は前記プレゼンス情報が、前記ユーザが前記出力端末を介して前記広告を視聴可能であるスケジュール又はプレゼンスに合致する場合に、前記視聴タイミングが到来したものと判定すること、
    特徴とする請求項1に記載の広告提供装置。
  3. 前記出力端末の状態を特定する状態情報は、前記出力端末に対する前記ユーザの操作態度、又は、前記出力端末に対する前記ユーザの操作の種類、の少なくとも一方を特定するための操作状態情報であり、
    前記状態情報取得手段は、前記出力端末の制御状態を監視することにより、前記操作状態情報を取得し、
    前記視聴条件記憶手段は、前記ユーザが前記出力端末を介して前記広告を視聴可能である前記ユーザの操作態度又は前記ユーザの操作の種類を特定する情報を記憶し、
    前記視聴タイミング判定手段は、前記状態情報取得手段にて取得された前記操作状態情報が、前記ユーザが前記出力端末を介して前記広告を視聴可能である前記ユーザの操作態度又は前記ユーザの操作の種類に合致する場合に、前記視聴タイミングが到来したものと判定すること、
    特徴とする請求項1又は2に記載の広告提供装置。
  4. 前記広告データ記憶手段にて記憶された前記広告データの中から、前記出力端末において出力する広告データを選択する広告データ選択手段、
    を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の広告提供装置。
  5. 複数の標準キーワードを記憶する標準キーワード記憶手段と、
    前記出力端末に入力された入力情報のうち、前記標準キーワード記憶手段に記憶された前記標準キーワードに合致する入力情報を、出現キーワードとして特定する出現キーワード特定手段とを備え、
    前記広告データ選択手段は、前記出現キーワード特定手段にて特定された前記出現キーワードに基づいて、前記広告データを選択すること、
    を特徴とする請求項4に記載の広告提供装置。
  6. 前記出力端末の位置を特定する位置特定手段を備え、
    前記広告データ記憶手段は、前記広告データが出力されるために適した位置を特定するための最適位置情報を記憶し、
    前記広告データ選択手段は、前記位置特定手段にて特定された前記出力端末の現在の位置に合致する位置情報を有する前記広告データを、前記広告データ記憶手段から選択すること、
    を特徴とする請求項4又は5に記載の広告提供装置。
  7. 日時に基づいて特定可能なカレンダー情報を記憶するカレンダー情報記憶手段を備え、
    前記広告データ記憶手段は、前記広告データが出力されるために適したカレンダー情報を特定するための最適カレンダー情報を記憶し、
    前記広告データ選択手段は、所定方法にて特定された現在日時に基づいて前記カレンダー情報記憶手段から前記カレンダー情報を取得し、このカレンダー情報に合致する最適カレンダー情報を有する前記広告データを、前記広告データ記憶手段から選択すること、
    を特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の広告提供装置。
  8. 前記ユーザのスケジュールを特定するためのスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段を備え、
    前記広告データ記憶手段は、前記広告データが出力されるために適した前記ユーザのスケジュールを特定するための最適スケジュール情報を記憶し、
    前記広告データ選択手段は、所定方法にて特定された現在日時に基づいて前記スケジュール情報記憶手段から前記スケジュール情報を取得し、このスケジュール情報に合致する最適スケジュール情報を有する前記広告データを、前記広告データ記憶手段から選択すること、
    を特徴とする請求項4から7のいずれか一項に記載の広告提供装置。
  9. 前記広告データ記憶手段は、前記出力端末のユーザの状態又は前記出力端末の状態に適する前記広告データの最適出力状態を特定するための最適出力形態情報を記憶し、
    前記広告データ選択手段は、前記状態情報取得手段にて取得された前記出力端末のユーザの状態又は前記出力端末に合致する最適出力状態を有する前記広告データを、前記広告データ記憶手段から選択すること、
    を特徴とする請求項4から8のいずれか一項に記載の広告提供装置。
  10. 出力端末を介した広告の提示をコンピュータに実行させるための広告提供プログラムであって、
    所定の記憶手段に、前記広告の広告データが記憶されていると共に、前記出力端末のユーザの状態又は前記出力端末の状態を特定する状態情報と、前記ユーザによる前記出力端末を介した前記広告の視聴可能の可否に関する情報とが相互に関連付けて記憶されている場合において、
    前記コンピュータに、
    前記出力端末のユーザの状態又は前記出力端末の状態を特定する状態情報を所定方法で取得させる状態情報取得ステップと、
    前記状態情報取得ステップにおいて取得された前記状態情報に基づいて、前記記憶手段を参照することにより、前記ユーザが前記出力端末を介して前記広告を視聴可能である視聴タイミングが到来したか否かを判定する視聴タイミング判定ステップと、
    前記視聴タイミング判定ステップにおいて前記視聴タイミングタイミングが到来したと判定された場合に、前記記憶手段から前記広告データを取得し、この取得した広告データを前記出力端末において出力可能とするための所定の処理を行なう広告処理ステップと、
    を実行させることを特徴とする広告提供プログラム。
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