JP2007183751A - 販売促進システム及び販売促進方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特典データに関連した二次元コードを用紙に印刷することで、ユーザを特典データの発行者の店舗等に効率的に誘導し、販売促進効果を高める。
【解決手段】 特典記憶部42に、ユーザUに対して発行する特典データが記憶され、発行条件記憶部15,41に、この特典データの発行条件が記憶され、特典データの発行の有無を操作部19で選択し、特典データの発行が選択されたとき、発行条件記憶部15,41の発行条件に合った少なくとも特典データの所在を示すURLに基づくQRコード2cを生成部17で生成し、用紙2に対して、原稿と共にQRコード2cを印刷し、用紙2よりQRコード2cを読み取り、URLが示す特典記憶部42の特典データを携帯端末30でダウンロードし、特典データの使用時、店舗Sで聞いた電子メールアドレスに基づいてアクセスしたとき、特典記憶部42より特典データを消滅させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 特典記憶部42に、ユーザUに対して発行する特典データが記憶され、発行条件記憶部15,41に、この特典データの発行条件が記憶され、特典データの発行の有無を操作部19で選択し、特典データの発行が選択されたとき、発行条件記憶部15,41の発行条件に合った少なくとも特典データの所在を示すURLに基づくQRコード2cを生成部17で生成し、用紙2に対して、原稿と共にQRコード2cを印刷し、用紙2よりQRコード2cを読み取り、URLが示す特典記憶部42の特典データを携帯端末30でダウンロードし、特典データの使用時、店舗Sで聞いた電子メールアドレスに基づいてアクセスしたとき、特典記憶部42より特典データを消滅させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コンビニエンスストア等の店舗で提供されている複写サービス等に用いた際、コピー用紙等に対して所定の店舗の特典データを印刷するようにし、この店舗の販売促進に役立てることができる販売促進システム及び販売促進方法に関する。
特許文献1には、コンビニエンスストア等に設置されているコピー機を利用し、コピー用紙に広告を印刷するようにし、広告効果の大きい広告システムを提供することが記載されている。しかしながら、特許文献1には、広告の他の更なる販売促進に関する考え方は記載されていない。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、所望の印画データに合わせて特典データに関連した二次元コードを用紙に印刷することで、ユーザを特典データの発行者の店舗等に効率的に誘導し、販売促進効果を高めることができる販売促進システム及び販売促進方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、時間、場所等に最適な特典データを利用者に提供できるようにする販売促進システム及び販売促進方法を提供することにある。
更に、本発明の目的は、二次元コードの発行に当たって、利用者に対して付加情報を求めることで、利用者層の分析をすることができる販売促進システム及び販売促進方法を提供することにある。
本発明に係る販売促進システムは、ユーザに対して発行する特典データを記憶する特典記憶手段と、上記特典記憶手段に記憶された特典データの発行条件を記憶する発行条件記憶手段と、上記特典データの発行の有無を選択する選択手段と、上記選択手段によって上記特典データの発行が選択されたとき、上記発行条件記憶手段の発行条件に合った少なくとも上記特典データの所在を示すアクセスデータに基づく二次元コードを生成する生成手段と、用紙に対して、ユーザ所望の印画データを印刷すると共に上記二次元コードを印刷する印刷手段と、上記用紙より上記二次元コードを読み取り、上記アクセスデータが示す特典記憶手段の特典データの所在に通信ネットワークを介してアクセスするアクセス手段と、上記アクセス手段でアクセスした特典データを取得する取得手段と、上記特典データの発行者が管理する更なるアクセスデータに基づいて、上記取得手段が上記特典データを取得した後、上記特典データの管理者が所有する更なるアクセスデータに基づいて上記アクセス手段が通信ネットワークを介してアクセスしたとき、上記特典記憶手段より特典データを消滅させる消滅手段とを備える。
また、本発明に係る販売促進方法は、以上のような販売促進システムを用いるものであって、特典記憶手段に、ユーザに対して発行する特典データが記憶され、発行条件記憶手段に、この特典データの発行条件を記憶する発行条件が記憶された販売促進方法において、上記特典データの発行の有無を選択手段で選択する選択ステップと、上記選択手段によって上記特典データの発行が選択されたとき、上記発行条件記憶手段の発行条件に合った少なくとも上記特典データの所在を示すアクセスデータに基づく二次元コードを生成手段で生成する生成ステップと、用紙に対して、ユーザ所望の印画データを印刷すると共に上記二次元コードを印刷手段で印刷する印刷ステップと、上記用紙より上記二次元コードを読み取り、上記アクセスデータが示す特典記憶手段の特典データの所在に通信ネットワークを介してアクセス手段でアクセスするアクセスステップと、上記アクセス手段でアクセスした特典データを取得手段で取得する取得ステップと、上記特典データの発行者が管理する更なるアクセスデータに基づいて、上記取得手段が上記特典データを取得した後、上記特典データの管理者が所有する更なるアクセスデータに基づいて上記アクセス手段が通信ネットワークを介してアクセスしたとき、上記特典記憶手段より特典データを消滅手段で消滅させるステップとを有する。
この方法は、ハードウェアで構成された業者評価支援装置を用いて実現することができる他、ソフトウェアをコンピュータにインストールすることによっても実現することができる。ソフトウェアは、通信ネットワークや光ディスク等の記録媒体に格納された状態で拡布される。
本発明によれば、所望の印画データに合わせて特典データの所在を示すアクセスデータの二次元コードを用紙に印刷し、二次元コードを用いてユーザがアクセスし電子データの特典データを取得することで、ユーザを特典データの発行者の店舗等に効率的に誘導し、販売促進効果を高めることができる。また、時間、場所等に最適な特典データを利用者に提供できる。
以下、本発明を適用した販売促進システムについて、図面を参照して説明する。
1. 概要
図1に示すように、本発明が適用された販売促進システム1は、コンビニエンスストアC等が管理するコピー機10と、ユーザが管理する携帯端末30と、店舗Sの特典データを発行する管理者Mが管理する管理装置40とを備える。この販売促進システム1では、ユーザUがコンビニエンスストアCに設置されているコピー機10で原稿をコピーしたとき、原稿がコピーされた用紙2の余白部2aに広告2bが印刷されると共に店舗Sの特典データの通信ネットワーク上の所在を示すURL(Uniform Resource Locator)等のアクセスデータが示された二次元コードシンボルであるQRコード2cが印刷される。ここで、管理装置40では、QRコード2cと関連した特典データを、携帯端末30でアクセス可能な状態、すなわち特典データを発行した状態にする。そして、ユーザUは、自らが所有する携帯端末30でQRコード2cを読み込み、QRコード2cが示しているアクセスデータに基づいて管理装置40の所定のWEBページにアクセスすることによって、携帯端末30にクーポン等の特典データをダウンロードすることができる。そして、ユーザUは、その特典データを使用することができる店舗Sを訪れ、店舗Sの店員に、携帯端末30に保存されている特典データを見せ、更に、店舗Sの店員から更なるアクセスデータ(例えば、アクセス用電子メールアドレス、アクセス用URL)を取得し、このアクセスデータに基づいて管理装置40にアクセスすることによって、特典データの特典、例えば割引を店舗Sで受けることができる。そして、管理装置40では、ユーザUが携帯端末30でアクセスしたことを確認して、ユーザUに対して発行した特典データを消滅させる。店舗Sや管理装置40では、この際、ユーザUの属性情報である電子メールアドレス等を取得することができる。
図1に示すように、本発明が適用された販売促進システム1は、コンビニエンスストアC等が管理するコピー機10と、ユーザが管理する携帯端末30と、店舗Sの特典データを発行する管理者Mが管理する管理装置40とを備える。この販売促進システム1では、ユーザUがコンビニエンスストアCに設置されているコピー機10で原稿をコピーしたとき、原稿がコピーされた用紙2の余白部2aに広告2bが印刷されると共に店舗Sの特典データの通信ネットワーク上の所在を示すURL(Uniform Resource Locator)等のアクセスデータが示された二次元コードシンボルであるQRコード2cが印刷される。ここで、管理装置40では、QRコード2cと関連した特典データを、携帯端末30でアクセス可能な状態、すなわち特典データを発行した状態にする。そして、ユーザUは、自らが所有する携帯端末30でQRコード2cを読み込み、QRコード2cが示しているアクセスデータに基づいて管理装置40の所定のWEBページにアクセスすることによって、携帯端末30にクーポン等の特典データをダウンロードすることができる。そして、ユーザUは、その特典データを使用することができる店舗Sを訪れ、店舗Sの店員に、携帯端末30に保存されている特典データを見せ、更に、店舗Sの店員から更なるアクセスデータ(例えば、アクセス用電子メールアドレス、アクセス用URL)を取得し、このアクセスデータに基づいて管理装置40にアクセスすることによって、特典データの特典、例えば割引を店舗Sで受けることができる。そして、管理装置40では、ユーザUが携帯端末30でアクセスしたことを確認して、ユーザUに対して発行した特典データを消滅させる。店舗Sや管理装置40では、この際、ユーザUの属性情報である電子メールアドレス等を取得することができる。
以上のような販売促進システム1では、コピー機10で複写した複写物である用紙2に、広告2bを印刷することで、広告を効率的に行うことができると共に、QRコード2cを印刷することで、ユーザUを店舗Sに誘導し、販売促進を図ることができる。また、管理装置40では、ユーザUの特典データの使用履歴データ、ユーザUの電子メールアドレス等を蓄積することができ、この使用履歴データを用いて、店舗SやコンビニエンスストアCの更なる営業活動に役立てることができる。
以下、この販売促進システム1を構成するコピー機10、携帯端末30、管理装置40の構成について説明する。
2. コピー機10について
コピー機10は、通常、コンビニエンスストアCに設置されている少なくともコピー機能を有する複合機であって、コピー機能を実現するための手段として、スキャナ等で構成され、原稿を読み取り、電子データでなる原稿データに変換する原稿読取部11と、原稿読取部11で読み取った原稿データを一時的に保存する画像メモリ12と、画像メモリ12の原稿データを普通紙等の用紙2に印刷する印刷部13とを備える。
コピー機10は、通常、コンビニエンスストアCに設置されている少なくともコピー機能を有する複合機であって、コピー機能を実現するための手段として、スキャナ等で構成され、原稿を読み取り、電子データでなる原稿データに変換する原稿読取部11と、原稿読取部11で読み取った原稿データを一時的に保存する画像メモリ12と、画像メモリ12の原稿データを普通紙等の用紙2に印刷する印刷部13とを備える。
また、コピー機10は、QRコード2cを発行するための手段として、光ディスク、ディスクカートリッジ、ICカード等の可搬性の記録媒体よりQRコード2cの発行条件が管理者Mによって入力される発行条件入力部14と、発行条件入力部14より入力されたQRコード2cの発行条件データと条件毎のURL等のアクセスデータを記憶する発行条件記憶部15と、発行条件記憶部15にアクセスして、ユーザUより入力された条件と合致したアクセスデータを検索する検索部16と、検索部16が検索したアクセスデータに基づいてQRコード2cを生成するQRコード生成部17と、用紙2に印刷する広告2bを蓄積する広告データ記憶部18とを備える。
更に、コピー機10は、コピーのための操作やQRコード2cの印刷の有無等を選択操作するための操作部19と、コピー機10の設置場所の識別データ等のコピー機10固有の識別データを格納する設定メモリ20と、管理者Mが管理する管理装置40とインターネット等の通信ネットワークを介して通信する通信部21と、コピー時間等を計時するタイマ22とを備える。
ここで、発行条件記憶部15に記憶される発行条件データについて、図2を参照して説明する。発行条件記憶部15には、特典データ毎に、識別番号(「0001」、「0002」、「0003」)が付与されており、特典データ毎に、発行条件として、下記の条件が設定されている。
・出力場所データ(A10)・・・コピー機10の設置場所を示す。例えば、01→東京都千代田区、02→東京都港区、なお、この出力場所データは、設定メモリ20に定義されている。
・出力開始時間データ(A11)・・・QRコード2cの発行を開始する日時を示す。
・対象性別データ(A20)・・・コピー機10を使用するユーザの性別を示す。例えば、01→男、02→女
・対象年齢層データ(A21)・・・特典を発行する対象年齢層を示す。例えば、10→10代、≠10→10代以外等
・特典変更を行う回数(Am)・・・QRコード2cの印刷からの経過時間に伴って特典の内容を変更する回数を示す。
・特典変更までの時間(At)・・・特典変更までのQRコード2cの印刷(発行)からの経過時間を示す。
・各条件の優先順位、適用(As)・・・A10、A11、A20、A21の優先順位を示す。
・URL・・・特典データの通信ネットワーク上の所在を示す。
・出力場所データ(A10)・・・コピー機10の設置場所を示す。例えば、01→東京都千代田区、02→東京都港区、なお、この出力場所データは、設定メモリ20に定義されている。
・出力開始時間データ(A11)・・・QRコード2cの発行を開始する日時を示す。
・対象性別データ(A20)・・・コピー機10を使用するユーザの性別を示す。例えば、01→男、02→女
・対象年齢層データ(A21)・・・特典を発行する対象年齢層を示す。例えば、10→10代、≠10→10代以外等
・特典変更を行う回数(Am)・・・QRコード2cの印刷からの経過時間に伴って特典の内容を変更する回数を示す。
・特典変更までの時間(At)・・・特典変更までのQRコード2cの印刷(発行)からの経過時間を示す。
・各条件の優先順位、適用(As)・・・A10、A11、A20、A21の優先順位を示す。
・URL・・・特典データの通信ネットワーク上の所在を示す。
そして、図2の特典「0001」〜「0003」の内容は、次のようになっている。
・広告番号 0001
出力場所 01又は02に限定
出力開始日時 平成18年1月31日15:00
対象性別 指定なし
対象年齢層 10代には出力しない
特典変更回数 2回
変更までの時間 1回目:特典データの出力から3時間、2回目:特典データの出力から6時間、消去:特典データの出力から24時間
優先順位 出力場所→対象年齢層
出力開始時間の経過により、発行するクーポン券はプレミアムが低下する。
・広告番号 0002
出力場所 指定なし
出力開始日時 平成18年1月10日00:00
対象性別 女性限定
対象年齢層 10代、20代、30代限定
特典変更回数 3回
変更までの時間 1回目:特典データの出力から4時間、2回目:特典データの出力から8時間、3回目:特典データの出力から24時間、消去:特典データの出力から48時間
優先順位 対象性別→対象年齢層→出力場所
出力開始時間の経過により、発行するクーポン券はプレミアムが低下する
・広告番号 0003
出力場所 01限定
出力開始日時 平成18年1月1日00:00
対象性別 男性限定
対象年齢層 40代、50代には出力しない
特典変更:行わない
変更までの時間 消去:特典データの出力から12時間
優先順位 出力場所→対象性別→対象年齢層
出力開始時間の経過により発行するクーポン券のプレミアムは低下しない。
・広告番号 0001
出力場所 01又は02に限定
出力開始日時 平成18年1月31日15:00
対象性別 指定なし
対象年齢層 10代には出力しない
特典変更回数 2回
変更までの時間 1回目:特典データの出力から3時間、2回目:特典データの出力から6時間、消去:特典データの出力から24時間
優先順位 出力場所→対象年齢層
出力開始時間の経過により、発行するクーポン券はプレミアムが低下する。
・広告番号 0002
出力場所 指定なし
出力開始日時 平成18年1月10日00:00
対象性別 女性限定
対象年齢層 10代、20代、30代限定
特典変更回数 3回
変更までの時間 1回目:特典データの出力から4時間、2回目:特典データの出力から8時間、3回目:特典データの出力から24時間、消去:特典データの出力から48時間
優先順位 対象性別→対象年齢層→出力場所
出力開始時間の経過により、発行するクーポン券はプレミアムが低下する
・広告番号 0003
出力場所 01限定
出力開始日時 平成18年1月1日00:00
対象性別 男性限定
対象年齢層 40代、50代には出力しない
特典変更:行わない
変更までの時間 消去:特典データの出力から12時間
優先順位 出力場所→対象性別→対象年齢層
出力開始時間の経過により発行するクーポン券のプレミアムは低下しない。
なお、コピー機10の発行条件記憶部15には、少なくともQRコード2cを発行するための条件である出力場所データ(A10)、出力開始時間データ(A11)、対象性別データ(A20)、URLが入力されていれば良い。
発行条件記憶部15に以上のような発行条件データを格納しているコピー機10は、用紙2に特典データの通信ネットワーク上の所在を示すQRコード2cを印刷するに当たって次のように動作する。
先ず、図示しないが、操作部19ともなるタッチパネル等の表示部において、特典データを印刷するサービスを受けるか否かの選択表示を行う。例えば、コピー機10は、表示部で、「本サービスを利用するとコピー代が半額になります。本サービスを利用しますか?」といった表示を行い、このサービスの適用を示す選択信号が操作部19より入力されたとき、上述した発行条件データに応じた質問データを表示部に表示し、操作部19での回答データの入力を促す。質問データに対する回答データは、操作部19より検索部16に入力される。
例えば、対象年齢層データを特定するため、コピー機10は、「あなたの年齢は10代、20代、30代、40代、50代以上の何れですか?」、「あなたは選別は男性ですか、女性ですか?」といった質問データを表示部に表示し、ユーザの選択に従った回答データが検索部16に入力されることになる。
次いで、検索部16は、操作部19より入力された回答データに基づいて、発行条件記憶部15にアクセスし、回答データに合致した特典データを特定し、特定した特典データの所在を示すURL等のアクセスデータをQRコード生成部17に出力する。なお、出力場所データに関して、検索部16は、設定メモリ20の定義を参照する。そして、QRコード生成部17は、検索部16より入力されたアクセスデータに基づいてQRコード2cを生成し、画像メモリ12に出力する。ここで、QRコード生成部17は、QRコード2cに、URLのアクセスデータの他、検索部16に入力された回答データ等(例えば、特典の識別番号、出力場所データ、対象性別データ、対象年齢層データ、コピー時間データ)を含ませるようにしても良い。
一方、原稿読取部11にユーザがコピーする原稿がセットされ、操作部19でコピー開始操作がされると、原稿読取部11は、セットされた原稿を光学的に読み取り電子データに変換し、これを画像メモリ12に出力する。そして、画像メモリ12では、用紙2に印刷する画像データが生成される。すなわち、画像メモリ12では、原稿より読み取ったデータとQRコード生成部17より入力されたQRコード2cとを合成し、印刷する印刷データを生成し、印刷部13に出力する。なお、更に、広告データ記憶部18より、所望の広告データが読み出され、画像メモリ12では、読み出された広告データも合成される。
そして、印刷部13では、入力された画像データを印刷する。例えば、印刷部13は、レーザを使って文字や画像を印刷用のドラムに照射し、トナーを用紙2に定着させて、原稿読取部11で読み取った原稿のコピーを行う。なお、印刷の方式としては、レーザを用いる他、インクジェット方式、熱転写方式等であっても良い。
かくして、コピー機10より出力された用紙2は、略中央に複写された原稿が印刷され、余白部2aに、広告2bと特典データ0001のQRコード2cが印刷されることになる。そして、コピー機10は、割引して課金処理を行う。
一方、コピー機10は、タイマ22で、QRコード2cが印刷された時間を特定し、発行されたQRコード2cの特典の識別データ、QRコード2cが印刷された日時データ等を、通信部21より通信ネットワークを介して管理装置40に送信する。これにより、管理装置40は、通信ネットワーク上で特典データを発行し、また、特典データの内容をQRコード2cの発行時間からの経過時間に応じて変更する処理を行ったり、使用履歴を管理することができるようになる。
以上のようなコピー機10では、コピーを目的にコンビニエンスストアC等に訪れたユーザUに対して効率的に宣伝広告を行うことができると共に、販売促進に効率的な特典データを取得するためのアクセスデータを提供することができる。そして、ユーザUを特典データ取得に誘導することができる。
なお、このコピー機10の設置場所は、コピーサービスの提供場所であれば特に限定されるものではなく、コンビニエンスストアCの他、大規模店舗やオフィス内であっても良い。
3. 携帯端末30について
携帯端末30は、コピー機10を利用したユーザUが所有したり管理する携帯電話機等であり、コピーされた用紙2のQRコード2cの読み取り機能を有している。具体的に、携帯端末30は、図1に示すように、電話機としての機能を実現するための電話機能部31と、電子メールを作成すると共に電子メールの送受信を行うための電子メール機能部32と、電話や電子メールのための通信を行うアンテナ等を有するアクセス部33と、管理装置40よりダウンロードした特典データ等を保存するメモリ34と、動作状況を表示するLCD等の表示部35とを備える。また、携帯端末30は、QRコード2cの読み取り機能として、用紙2のQRコード2cを読み取るQRコード読取部36と、読み取ったQRコード2cを復号するQRコード復号部37とを備える。
携帯端末30は、コピー機10を利用したユーザUが所有したり管理する携帯電話機等であり、コピーされた用紙2のQRコード2cの読み取り機能を有している。具体的に、携帯端末30は、図1に示すように、電話機としての機能を実現するための電話機能部31と、電子メールを作成すると共に電子メールの送受信を行うための電子メール機能部32と、電話や電子メールのための通信を行うアンテナ等を有するアクセス部33と、管理装置40よりダウンロードした特典データ等を保存するメモリ34と、動作状況を表示するLCD等の表示部35とを備える。また、携帯端末30は、QRコード2cの読み取り機能として、用紙2のQRコード2cを読み取るQRコード読取部36と、読み取ったQRコード2cを復号するQRコード復号部37とを備える。
以上のような携帯端末30は、QRコード読取部36に用紙2のQRコード2cを近接させることによって、QRコード2cを読み取り、QRコード復号部37で復号する。そして、携帯端末30は、QRコード2cを復号して得たアクセスデータ、すなわち管理装置40内のURLに通信ネットワークを介してアクセス部33でアクセスする。このとき、携帯端末30は、QRコード2cに含まれている特典の識別番号、出力場所データ、対象性別データ、対象年齢層データ、コピー時間データ等も管理装置40に送信する。これにより、携帯端末30は、QRコード2cのURLに所在する特典データをダウンロードし、メモリ34に格納することができる。表示部35では、メモリ34に格納された特典データを表示することができる。
なお、特典データをダウンロードするに当たっては、再度、ユーザUが携帯端末30を用いて、ユーザUの氏名、年齢、性別等の属性情報等の入力を条件としても良い。これにより、管理装置40では、ユーザUがコピー機10でコピー時に入力した回答データより精度が高い情報を得ることができる。
ユーザUは、店舗Sを訪れ、表示部35に表示された特典データを店舗Sの店員に見せ、特典を受けるための意思表示をすることができる。
携帯端末30では、意思表示した店舗Sの店員より管理装置40への新たな連絡先、例えば電子メールアドレス等の更なるアクセスデータを聞き出し、このアクセスデータを操作部を操作して入力し、このアクセスデータに基づいて管理装置40にアクセスする。例えば、電子メールの本文入力部に、店舗Sで特典データを見せた旨等を入力し、携帯端末30より管理装置40に送信する。これにより、管理装置40では、特典データがユーザUによって使用され、使用された特典データを消滅させる処理を行うことができる。
以上のように、携帯端末30では、特典データの取得を管理装置40にアクセスしダウンロードすることによって行い、特典データの使用後の処理を、再度管理装置40にアクセスすることによって行うことができる。すなわち、特典データは、ユーザUが取得して使用するまでの間、紙等に出力することなく、電子データの状態で取り扱うことができる。
なお、携帯端末30としては、携帯電話機の他、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータ等であっても良い。
4. 管理装置40について
管理装置40は、店舗Sの特典データを発行する管理者Mが管理する通信ネットワークに接続されたサーバであり、図1に示すように、QRコード2cの発行条件データと条件毎のURL等のアクセスデータを記憶する発行条件記憶部41と、コピー機10でQRコード2cが印刷されることによって発行された特典データをURLを割り振って管理する特典記憶部42と、ユーザUの履歴を管理する履歴管理記憶部43と、特典データがユーザUにより使用されたとき、特典データを特典記憶部42より消滅させる特典消滅部44と、特典データの発行からの経過時間を計時するタイマ45と、特典データ発行からの経過時間に応じて発行済みの特典データの内容を変更する特典変更部46と、コピー機10と通信をする通信部47と、携帯端末30と電子メールのやり取り等を行う電子メール受信部48とを備える。
管理装置40は、店舗Sの特典データを発行する管理者Mが管理する通信ネットワークに接続されたサーバであり、図1に示すように、QRコード2cの発行条件データと条件毎のURL等のアクセスデータを記憶する発行条件記憶部41と、コピー機10でQRコード2cが印刷されることによって発行された特典データをURLを割り振って管理する特典記憶部42と、ユーザUの履歴を管理する履歴管理記憶部43と、特典データがユーザUにより使用されたとき、特典データを特典記憶部42より消滅させる特典消滅部44と、特典データの発行からの経過時間を計時するタイマ45と、特典データ発行からの経過時間に応じて発行済みの特典データの内容を変更する特典変更部46と、コピー機10と通信をする通信部47と、携帯端末30と電子メールのやり取り等を行う電子メール受信部48とを備える。
発行条件記憶部41に記憶されているQRコード2cの発行条件データは、上述したコピー機10の発行条件記憶部15に記憶されている発行条件データと同じであり、詳細は上述の通りである。そして、発行条件記憶部41に記憶されているQRコード2cの発行条件データは、特典データを発行してからの図2に示した特典変更までの時間(At)をタイマ45で計時し、特典変更までの時間が経過したとき、特典データのプレミアム、例えば割引率を低下させる処理を特典変更部46で行う際に用いられる。すなわち、管理装置40は、コピー機10の通信部21から送信された発行されたQRコード2cの特典の識別データ、QRコード2cが印刷された日時データ等を通信部47で受信し、これを履歴管理記憶部43で管理している。そして、管理装置40は、履歴管理記憶部43で管理されているQRコード2cが印刷された日時データを基準にタイマ45でQRコード2cの発行時からの時間を計時し、特典変更までの時間(At)が経過したとき、特典変更部46で、特典記憶部42の発行済みの特典データの内容を変更する。例えば、特典データの割引率を低くする処理を行う。
なお、管理装置40の発行条件記憶部41は、特典データの特典内容を変更するためのデータがあれば良く、少なくとも特典変更を行う回数(Am)、特典変更までの時間(At)、各条件の優先順位、適用(As)が入力されていれば良い。
また、管理装置40は、電子メール受信部48で、ユーザUが店舗Sを訪れ、特典データを利用するため店員より新たな連絡先、例えば電子メールアドレスを聞き出したとき、携帯端末30より送信した店舗Sで特典データを見せた旨等の電子メールを受信する。管理装置40は、この特典データを使用する意思表示の電子メールを受信したとき、特典消滅部44で、特典記憶部42の特典データを消滅する、すなわち消去する処理を行う。同じユーザUに同じ特典データを重複して発行することを防止するためである。
また、管理装置40は、電子メール受信部48で、ユーザUが店舗Sを訪れ、特典データを利用するため店員より新たな連絡先、例えば電子メールアドレスを聞き出したとき、携帯端末30より送信した店舗Sで特典データを見せた旨等の電子メールを受信する。管理装置40は、この特典データを使用する意思表示の電子メールを受信したとき、特典消滅部44で、特典記憶部42の特典データを消滅する、すなわち消去する処理を行う。同じユーザUに同じ特典データを重複して発行することを防止するためである。
また、履歴管理記憶部43では、ユーザUがQRコード2cを用いて携帯端末30でアクセスしたとき、携帯端末30より送信された特典の識別番号、出力場所データ、対象性別データ、対象年齢層データ、コピー時間データ等を管理すると共に、更に、ユーザUが携帯端末30を用いて、ユーザUの氏名、年齢、性別等の個人データ等も管理する。これにより、例えばユーザU毎の履歴を管理することができ、この管理データを更なる販売促進のための営業活動に利用することができる。
5. 販売促進システム1の全体の流れについて
販売促進システム1の運用の前提として、先ず、コピー機10には、発行条件入力部14より発行条件記憶部15にQRコード2cの発行条件データと条件毎のURL等のアクセスデータとを入力する。また、管理装置40には、これと同じ発行条件データを発行条件記憶部41に入力する。なお、コピー機10への発行条件データと条件毎のURL等のアクセスデータの入力は、定期的に、管理装置40より通信ネットワークを介して入力するようにしても良い。
販売促進システム1の運用の前提として、先ず、コピー機10には、発行条件入力部14より発行条件記憶部15にQRコード2cの発行条件データと条件毎のURL等のアクセスデータとを入力する。また、管理装置40には、これと同じ発行条件データを発行条件記憶部41に入力する。なお、コピー機10への発行条件データと条件毎のURL等のアクセスデータの入力は、定期的に、管理装置40より通信ネットワークを介して入力するようにしても良い。
以上のような状態で、本発明が適用された販売促進システム1は運用が開始される。この販売促進システム1では、先ず、ユーザUがコピー機10を利用することから始まるので、先ず、コピー機10の動作について説明する。
(5−1) コピー機10の動作
図3に示すように、コピー機10は、ステップS1において、操作部19ともなるタッチパネル等の表示部において、特典データを印刷するサービスを受けるか否かの選択表示を行う。例えば、コピー機10は、表示部で、「本サービスを利用するとコピー代が半額になります。本サービスを利用しますか?」といった表示を行い、選択されなかったとき、ステップS2において、QRコード2cを複写物に含ませない通常のコピー動作を行う。また、コピー機10は、このサービスの適用を示す選択信号が操作部19より入力されたとき、ステップS3に進む。
図3に示すように、コピー機10は、ステップS1において、操作部19ともなるタッチパネル等の表示部において、特典データを印刷するサービスを受けるか否かの選択表示を行う。例えば、コピー機10は、表示部で、「本サービスを利用するとコピー代が半額になります。本サービスを利用しますか?」といった表示を行い、選択されなかったとき、ステップS2において、QRコード2cを複写物に含ませない通常のコピー動作を行う。また、コピー機10は、このサービスの適用を示す選択信号が操作部19より入力されたとき、ステップS3に進む。
QRコード2cの印刷を行うとき、コピー機10の検索部16は、ステップS3において、設定メモリ20を参照し、コピー機10の設置場所の識別データとなる出力場所データB10を読み出すと共に、タイマ22より現在の時刻である出力開始時間データB11を取得する。
ステップS4において、検索部16は、表示部に、「あなたは選別は男性ですか、女性ですか?」、「あなたの年齢は10代、20代、30代、40代、50代以上の何れですか?」といった質問データを表示し、操作部19より回答データ(性別データB20、年齢層データB21)を取得する。
ステップS5において、検索部16は、図2に示す発行条件記憶部15に記憶される発行条件データにアクセスし、各条件の優先順位Asを参照し、ステップS6に進む。
ステップS6において、検索部16は、先ず、特典データ0001を選択し、ユーザUが特典データの発行条件に合致したものであるかを判断する。
すなわち、ステップS7において、検索部16は、出力場所データ(A10)が設定メモリ20より読み出された出力場所データB10と一致するかを判断する。ここでは、出力場所データ(A10)が01又は02に設定されており、設定メモリ20より読み出された出力場所データB10が01又は02であるかを判断する。そして、出力場所データ(A10)と出力場所データ(B10)とが一致するとき、次の条件判断を行うため、ステップS8に進む。また、一致しなかったとき、次の特典データ0002の条件判断を行うため、ステップS11に進む。
なお、ここで、検索部16は、タイマ22が計時している現在の時刻が出力開始時間データA11を過ぎたかどうかを判断し、過ぎているとき、QRコード2cが発行可能であるとしてステップS8に進み、過ぎていないとき、ステップS11に進む。
ステップS8において、検索部16は、対象年齢層データ(A21)が操作部19より入力された年齢層データB21と一致するかどうかを判断する。ここで、特典データ0001は、10代以外を対象としている。そこで、検索部16は、操作部19より入力された年齢層データB21が10代以外のとき、ステップS9に進み、10代のとき、特典データ0002の条件判断を行うため、ステップS11に進む。
かくして、コピー機10では、ユーザUに合った特典データ0001のアクセスデータ、ここでは「http://www.aaa」を特定する。アクセスデータの特定が終了すると、検索部16は、特定された発行条件のアクセスデータ、ここでは「http://www.aaa」を抽出し、QRコード生成部17に出力し、QRコード生成部17では、入力されたアクセスデータに基づいて特典データ0001のQRコード2cを生成する。なお、QRコード生成部17は、QRコード2cに、URLのアクセスデータの他、検索部16に入力された回答データ等(例えば、特典の識別番号、出力場所データ、対象性別データ、対象年齢層データ、コピー時間データ)を含ませるようにしても良い。
ステップS9において、コピー機10は、原稿にQRコード2cや広告データを含ませた複写物を形成するためのコピー動作を行う。すなわち、コピー機10は、原稿読取部11でセットされた原稿を光学的に読み取り、これを画像メモリ12に出力し、原稿より読み取ったデータと特典データ0001のQRコード生成部17より入力されたQRコード2cとを合成し、更に、広告データ記憶部18より入力された所望の広告データとを合成し、印刷する印刷データを生成し、図1に示す用紙2を排出する。これにより、ユーザUは、略中央に複写された原稿が印刷され、余白部2aに、広告2bと特典データ0001のQRコード2cが印刷された用紙2を入手することになる。
ステップS10において、コピー機10は、QRコード2cが印刷された時間を特定し、発行されたQRコード2cの特典の識別データ0001、QRコード2cが印刷された日時データC11等を通信部21より通信ネットワークを介して管理装置40に送信する。
また、ステップS7及びステップS8で特典データ0001が発行条件データに合致しなかっとき、検索部16は、ステップS11において、次の特典データ0002を選択する。
そして、ステップS12において、検索部16は、発行条件記憶部15の対象性別データA20がステップS4で取得した性別データB20とが一致するかを判断する。ここで、特典データ0002は、対象性別データA20を02(女性)としている。そこで、検索部16は、操作部19より入力された性別データB20が02であるかを判断する。そして、発行条件記憶部15の対象性別データA20がステップS4で取得した性別データB20と一致するとき、特典データ0002の次の条件判断を行うため、ステップS13に進む。また、一致しないとき、次の特典データ0003の条件判断を行うため、ステップS17に進む。
ステップS13において、検索部16は、発行条件記憶部15の対象年齢層データA21とステップS4で取得した年齢層データB21とが一致するかを判断する。ここで、特典データ0002は、対象年齢層データA21を10代、20代、30代としている。そこで、検索部16は、操作部19より入力された年齢層データB21が10代、20代、30代の何れかであるかを判断する。そして、発行条件記憶部15の対象年齢層データA21がステップS4で取得した年齢層データB21と一致するとき、特典データ0002の次の条件判断を行うため、ステップS14に進む。また、一致しないとき、次の特典データ0003の条件判断を行うため、ステップS17に進む。
ステップS14において、検索部16は、発行条件記憶部15の出力場所データA10がステップS3で取得した設定メモリ20の出力場所データB10とが一致するかを判断する。ここで、特典データ0002は、出力場所データA10を問わないことにしているので、そのままステップS15に進む。
なお、ここで、検索部16は、タイマ22が計時している現在の時刻が出力開始時間データA11を過ぎたかどうかを判断し、過ぎているとき、QRコード2cが発行可能であるとしてステップS15に進み、過ぎていないとき、ステップS17に進む。
そして、コピー機10は、ステップS15において、上述したステップS9と同様に、特典データ0002のQRコード2cをQRコード生成部17で生成し、略中央に複写された原稿が印刷され、余白部2aに、広告2bと特典データ0002のQRコード2cが印刷された用紙2を排出する。
そして、コピー機10は、ステップS16において、QRコード2cが印刷された時間を特定し、発行されたQRコード2cの特典の識別データ0002、QRコード2cが印刷された日時データC11等を通信部21より通信ネットワークを介して管理装置40に送信する。
また、ステップS12乃至ステップS14で特典データ0002が発行条件データに合致しなかっとき、検索部16は、ステップS17において、次の特典データ0003を選択する。
そして、ステップS18において、検索部16は、発行条件記憶部15の出力場所データA10がステップS3で取得した設定メモリ20の出力場所データB10とが一致するかを判断する。ここで、特典データ0003は、出力場所データA10を01としている。そこで、検索部16は、設定メモリ20の出力場所データB10が01であるかを判断する。そして、発行条件記憶部15の出力場所データA10がステップS3で取得した出力場所データB10と一致するとき、特典データ0003の次の条件判断を行うため、ステップS19に進む。また、一致しないとき、次の特典データXの条件判断を行うため、ステップS23に進む。
なお、ここで、検索部16は、タイマ22が計時している現在の時刻が出力開始時間データA11を過ぎたかどうかを判断し、過ぎているとき、QRコード2cが発行可能であるとしてステップS19に進み、過ぎていないとき、ステップS23に進む。
ステップS19において、検索部16は、発行条件記憶部15の対象性別データA20がステップS4で取得した性別データB20とが一致するかを判断する。ここで、特典データ0003は、対象性別データA20を01(男性)としている。そこで、検索部16は、操作部19より入力された性別データB20が01であるかを判断する。そして、発行条件記憶部15の対象性別データA20がステップS4で取得した性別データB20と一致するとき、特典データ0003の次の条件判断を行うため、ステップS20に進む。また、一致しないとき、次の特典データXを選択するため、ステップS23に進む。
ステップS20において、検索部16は、発行条件記憶部15の対象年齢層データA21とステップS4で取得した年齢層データB21とが一致するかを判断する。ここで、特典データ0003は、対象年齢層データA21を40代、50代以外としている。そこで、検索部16は、操作部19より入力された年齢層データB21が40代、50代以外であるかを判断する。そして、発行条件記憶部15の対象年齢層データA21がステップS4で取得した年齢層データB21と一致するとき、ステップS21に進み、一致しないとき、次の特典データXを選択するためステップS23に進む。
そして、コピー機10は、ステップS21において、上述したステップS9及びステップS15と同様に、特典データ0003のQRコード2cをQRコード生成部17で生成し、略中央に複写された原稿が印刷され、余白部2aに、広告2bと特典データ0003のQRコード2cが印刷された用紙2を排出する。
そして、コピー機10は、ステップS22において、QRコード2cが印刷された時間を特定し、発行されたQRコード2cの特典の識別データ0003、QRコード2cが印刷された日時データC11等を通信部21より通信ネットワークを介して管理装置40に送信する。
ところで、QRコード2cを発行するに当たって、発行条件記憶部15の発行条件データの何れとも合致しないユーザUが存在することもある。そこで、コピー機10は、ステップS23において、例えば、QRコード2cの発行枚数をカウントし、発行数の多い特典データを特典データXとして選択する。すなわち、コピー機10は、特典データXのQRコード2cを発行するときには、設定されている各発行条件データの内、出力場所データA10、出力開始データA11、対象性別データA20、対象年齢層データA21の何れか一又は複数の条件を無視して、特典データXとなった特典データのQRコード2cを発行できるようにする。このQRコード2cの発行枚数をカウントする処理は、コピー機10内の処理で行うことができる。
なお、特典データXの選択に当たっては、QRコード2cの発行枚数を条件に用いる他、詳細は後述するが、携帯端末30での特典データの取得率を条件に用いても良い。すなわち、何れの発行条件にも合致しないユーザに対しては、人気の高い特典データを発行するようにしている。この場合、コピー機10は、管理装置40から定期的に特典データの取得率を取得することになる。
そして、コピー機10は、ステップS24において、上述したステップS9、ステップS15及びステップS21と同様に、特典データXのQRコード2cをQRコード生成部17で生成し、略中央に複写された原稿が印刷され、余白部2aに、広告2bと特典データXのQRコード2cが印刷された用紙2を排出する。
そして、コピー機10は、ステップS25において、QRコード2cが印刷された時間を特定し、発行されたQRコード2cの特典の実際の識別データ(ここでは、0001〜0003の何れか)、QRコード2cが印刷された日時データC11等を通信部21より通信ネットワークを介して管理装置40に送信する。
かくして、QRコード2cが印刷された用紙2を取得したユーザUは、自らが所有管理する携帯端末30を用いて実際の特典データを電子データの状態で取得することになる。そこで、次に、携帯端末30及び管理装置40の動作を説明する。
(5−2) 携帯端末30及び管理装置40の動作
(5−2−1) 先ず、上述した図3において、特典データ0001が選択された場合について、図4を参照して説明する。
(5−2−1) 先ず、上述した図3において、特典データ0001が選択された場合について、図4を参照して説明する。
管理装置40は、ステップS31において、上記ステップS10でコピー機10より送信された発行されたQRコード2cの特典の識別データ(ここでは、0001)、QRコード2cが印刷された日時データC11等を通信部47で受信し、履歴管理記憶部43に格納し、次いで、ステップS32において、特典記憶部42に、特典の識別データ0001で特定される実際の特典データを、QRコード2cのアクセスデータで特定されるURL(http://www.aaa)に発行する。これにより、携帯端末30は、特典データ0001をダウンロード可能な状態になる。
ステップS33において、管理装置40は、QRコード2cが印刷された日時データC11からの経過時間をタイマ45で計時し、特典データ0001の発行からの経過時間に応じて特典内容を変更できるようにする。この経過時間を計時するに当たっての開始時間は、QRコード2cが印刷された日時データC11ではなく、特典記憶部42に特典データ0001を発行した時間であっても良い。
ステップS34において、管理装置40の特典変更部46は、QRコード2cが印刷された日時データC11から3時間が経過したかを判断する。図2に示すように、最初に特典の変更を行うのは、日時データC11から3時間後となっているからである。そして、特典変更部46は、3時間が経過していないとき、ステップS35において、携帯端末30より通信部47にアクセスがあったかを判断する。また、特典変更部46は、アクセスがないとき、ステップS34を繰り返す。なお、アクセスがあったとき、特典データ0001のダウンロードの条件として、管理装置40は、ユーザUの属性情報の要求を行うようにしても良い。
携帯端末30よりアクセスがあったとき、管理装置40は、ステップS36において、携帯端末30からのダウンロード要求に応じて、特典データ0001を特典記憶部42より読み出し、通信部47より携帯端末30に送信する。ユーザUは、携帯端末30のメモリ34にダウンロードした特典データ0001を格納することによって、特典データ0001を取得することができる。
また、ステップS34において、QRコード2cが印刷された日時データC11から3時間が経過したとき、ステップS37において、特典変更部46は、特典記憶部42に発行済みの特典データ0001の特典内容を変更し、特典データ0001’とする処理を行う。例えば、割引率を低くしたり、景品のレベルを下げる処理を行う。
そして、特典変更部46は、ステップS38において、QRコード2cが印刷された日時データC11から6時間が経過したかを判断する。図2に示すように、2回目の特典の変更を行うのは、日時データC11から6時間後となっているからである。そして、特典変更部46は、6時間が経過していないとき、ステップS39において、携帯端末30より通信部47にアクセスがあったかを判断する。また、特典変更部46は、アクセスがないとき、ステップS38を繰り返す。なお、アクセスがあったとき、特典データ0001’のダウンロードの条件として、管理装置40は、ユーザUの属性情報の要求を行うようにしても良い。
携帯端末30よりアクセスがあったとき、管理装置40は、ステップS40において、携帯端末30からのダウンロード要求に応じて、特典データ0001’を特典記憶部42より読み出し、通信部47より携帯端末30に送信する。ユーザUは、携帯端末30のメモリ34にダウンロードした特典データ0001’を格納することによって、特典データ0001’を取得することができる。
また、ステップS38において、QRコード2cが印刷された日時データC11から6時間が経過したとき、ステップS41において、特典変更部46は、特典記憶部42に発行済みの特典データ0001’の特典内容を変更し、特典データ0001’’とする処理を行う。例えば、割引率を特典データ0001’より低くしたり、特典データ0001’の景品のレベルを下げる処理を行う。
そして、特典変更部46は、ステップS42において、QRコード2cが印刷された日時データC11から24時間が経過したかを判断する。そして、特典変更部46は、24時間が経過していないとき、ステップS43において、携帯端末30より通信部47にアクセスがあったかを判断する。また、特典変更部46は、アクセスがないとき、ステップS42を繰り返す。なお、アクセスがあったとき、特典データ0001’’のダウンロードの条件として、管理装置40は、ユーザUの属性情報の要求を行うようにしても良い。
携帯端末30よりアクセスがあったとき、管理装置40は、ステップS44において、携帯端末30からのダウンロード要求に応じて、特典データ0001’’を特典記憶部42より読み出し、通信部47より携帯端末30に送信する。ユーザUは、携帯端末30のメモリ34にダウンロードした特典データ0001’’を格納することによって、特典データ0001’’を取得することができる。
また、ステップS42において、QRコード2cが印刷された日時データC11から24時間が経過したとき、ステップS45において、特典消滅部44は、特典記憶部42に発行済みの特典データ0001’’を消去する処理を行い、特典データ0001’’を無効にする処理を行う。したがって、これ以降にユーザUが携帯端末30で特典データ0001’’の取得のためアクセスしても、特典データ0001’’を携帯端末30でダウンロードすることができなくなる。
以上のような処理によってユーザUは、特典データ0001(ステップS36)、特典データ0001’(ステップS40)、特典データ0001’’(ステップS44)の何れかを携帯端末30にダウンロードして取得することができる。
特典データ0001、0001’、0001’’の何れかを取得したユーザUは、特典データ0001、0001’、0001’’を使用することができる店舗Sを訪れ、店舗Sの店員に、携帯端末30のメモリ34に保存されている特典データ0001、0001’、0001’’の何れかを表示部35を介して見せることによって、特典を受けたい旨の意思表示をすることができる。ユーザUは、更に、店舗Sの店員から電子メールアドレス等の更なるアクセスデータを聞き出し、このアクセスデータを操作部を操作して入力し、このアクセスデータに基づいて管理装置40にアクセスする。
このとき、管理装置40は、ステップS46において、携帯端末30に、ユーザUの属性情報の要求を行う。具体的に、管理装置40は、図3のステップS4においてコピー機10でユーザUに求めた情報と同じ質問を行って、再度、ユーザUの属性情報を要求する。ユーザUに対して再度同じ情報の入力を求め、より正確なユーザUの属性情報を取得できるようにする。管理装置40への電子メールの送信の引き替えに、ユーザUは、特典データの特典、例えば割引を店舗Sで受けることができる。
そして、ステップS47において、管理装置40は、電子メール受信部48で、ユーザUの属性情報を受信すると、特典消滅部44は、特典記憶部42よりダウンロードされた特典データ0001(0001’、0001’’)を消去する処理を行い、二重にユーザUに対して特典データ0001(0001’、0001’’)が発行されないようにする。そして、ステップS48において、管理装置40は、履歴管理記憶部43にユーザUの属性情報を格納し、履歴管理データを更なる販売促進のための営業活動に利用することができるようにする。
(5−2−2) 次に、図3において、特典データ0002が選択された場合について、図5を参照して説明する。
管理装置40は、ステップS51において、上記ステップS16でコピー機10より送信された発行されたQRコード2cの特典の識別データ(ここでは、0002)、QRコード2cが印刷された日時データC11等を通信部47で受信し、履歴管理記憶部43に格納し、次いで、ステップS52において、特典記憶部42に、特典の識別データ0002で特定される実際の特典データを、QRコード2cのアクセスデータで特定されるURL(http://www.bbb)に発行する。これにより、携帯端末30は、特典データ0002をダウンロード可能な状態になる。
ステップS53において、管理装置40は、QRコード2cが印刷された日時データC11からの経過時間をタイマ45で計時し、特典データ0002の発行からの経過時間に応じて特典内容を変更できるようにする。この経過時間を計時するに当たっての開始時間は、QRコード2cが印刷された日時データC11ではなく、特典記憶部42に特典データ0002を発行した時間であっても良い。
ステップS54において、管理装置40の特典変更部46は、QRコード2cが印刷された日時データC11から4時間が経過したかを判断する。図2に示すように、最初に特典の変更を行うのは、日時データC11から4時間後となっているからである。そして、特典変更部46は、4時間が経過していないとき、ステップS55において、携帯端末30より通信部47にアクセスがあったかを判断する。また、特典変更部46は、アクセスがないとき、ステップS54を繰り返す。なお、アクセスがあったとき、特典データ0002のダウンロードの条件として、管理装置40は、ユーザUの属性情報の要求を行うようにしても良い。
携帯端末30よりアクセスがあったとき、管理装置40は、ステップS56において、携帯端末30からのダウンロード要求に応じて、特典データ0002を特典記憶部42より読み出し、通信部47より携帯端末30に送信する。ユーザUは、携帯端末30のメモリ34にダウンロードした特典データ0002を格納することによって、特典データ0002を取得することができる。
また、ステップS54において、QRコード2cが印刷された日時データC11から4時間が経過したとき、ステップS57において、特典変更部46は、特典記憶部42に発行済みの特典データ0002の特典内容を変更し、特典データ0002’とする処理を行う。例えば、割引率を低くしたり、景品のレベルを下げる処理を行う。
そして、特典変更部46は、ステップS58において、QRコード2cが印刷された日時データC11から8時間が経過したかを判断する。図2に示すように、2回目の特典の変更を行うのは、日時データC11から8時間後となっているからである。そして、特典変更部46は、8時間が経過していないとき、ステップS59において、携帯端末30より通信部47にアクセスがあったかを判断する。また、特典変更部46は、アクセスがないとき、ステップS58を繰り返す。なお、アクセスがあったとき、特典データ0002’のダウンロードの条件として、管理装置40は、ユーザUの属性情報の要求を行うようにしても良い。
携帯端末30よりアクセスがあったとき、管理装置40は、ステップS60において、携帯端末30からのダウンロード要求に応じて、特典データ0002’を特典記憶部42より読み出し、通信部47より携帯端末30に送信する。ユーザUは、携帯端末30のメモリ34にダウンロードした特典データ0002’を格納することによって、特典データ0002’を取得することができる。
また、ステップS58において、QRコード2cが印刷された日時データC11から8時間が経過したとき、ステップS61において、特典変更部46は、特典記憶部42に発行済みの特典データ0002’の特典内容を変更し、特典データ0002’’とする処理を行う。例えば、割引率を特典データ0002’より低くしたり、特典データ0002’の景品のレベルを下げる処理を行う。
そして、特典変更部46は、ステップS62において、QRコード2cが印刷された日時データC11から24時間が経過したかを判断する。そして、特典変更部46は、24時間が経過していないとき、ステップS63において、携帯端末30より通信部47にアクセスがあったかを判断する。また、特典変更部46は、アクセスがないとき、ステップS62を繰り返す。なお、アクセスがあったとき、特典データ0002’’のダウンロードの条件として、管理装置40は、ユーザUの属性情報の要求を行うようにしても良い。
携帯端末30よりアクセスがあったとき、管理装置40は、ステップS64において、携帯端末30からのダウンロード要求に応じて、特典データ0002’’を特典記憶部42より読み出し、通信部47より携帯端末30に送信する。ユーザUは、携帯端末30のメモリ34にダウンロードした特典データ0002’’を格納することによって、特典データ0002’’を取得することができる。
また、ステップS62において、QRコード2cが印刷された日時データC11から24時間が経過したとき、ステップS65において、特典変更部46は、特典記憶部42に発行済みの特典データ0002’’の特典内容を変更し、特典データ0002’’’とする処理を行う。例えば、割引率を特典データ0002’’より低くしたり、特典データ0002’’の景品のレベルを下げる処理を行う。
そして、特典変更部46は、ステップS66において、QRコード2cが印刷された日時データC11から48時間が経過したかを判断する。そして、特典変更部46は、48時間が経過していないとき、ステップS67において、携帯端末30より通信部47にアクセスがあったかを判断する。また、特典変更部46は、アクセスがないとき、ステップS66を繰り返す。なお、アクセスがあったとき、特典データ0002’’’のダウンロードの条件として、管理装置40は、ユーザUの属性情報の要求を行うようにしても良い。
携帯端末30よりアクセスがあったとき、管理装置40は、ステップS68において、携帯端末30からのダウンロード要求に応じて、特典データ0002’’’を特典記憶部42より読み出し、通信部47より携帯端末30に送信する。ユーザUは、携帯端末30のメモリ34にダウンロードした特典データ0002’’’を格納することによって、特典データ0002’’’を取得することができる。
また、ステップS66において、QRコード2cが印刷された日時データC11から48時間が経過したとき、ステップS69において、特典消滅部44は、特典記憶部42に発行済みの特典データ0002’’’を消去する処理を行い、特典データ0002’’’を無効にする処理を行う。したがって、これ以降にユーザUが携帯端末30で特典データ0002’’’の取得のためアクセスしても、特典データ0002’’’を携帯端末30でダウンロードすることができなくなる。
以上のような処理によってユーザUは、特典データ0002(ステップS56)、特典データ0002’(ステップS60)、特典データ0002’’(ステップS64)、特典データ0002’’’(ステップS68)の何れかを携帯端末30にダウンロードして取得することができる。
特典データ0002、0002’、0002’’、0002’’’の何れかを取得したユーザUは、特典データ0002、0002’、0002’’、0002’’’を使用することができる店舗Sを訪れ、店舗Sの店員に、携帯端末30のメモリ34に保存されている特典データ0002、0002’、0002’’、0002’’’の何れかを表示部35を介して見せることによって、特典を受けたい旨の意思表示をすることができる。ユーザUは、更に、店舗Sの店員から電子メールアドレス等の更なるアクセスデータを聞き出し、このアクセスデータを操作部を操作して入力し、このアクセスデータに基づいて管理装置40にアクセスする。
このとき、管理装置40は、ステップS70において、携帯端末30に、ユーザUの属性情報の要求を行う。具体的に、管理装置40は、図3のステップS4においてコピー機10でユーザUに求めた情報と同じ質問を行って、再度、ユーザUの属性情報を要求する。ユーザUに対して再度同じ情報の入力を求め、より正確なユーザUの属性情報を取得できるようにする。管理装置40への電子メールの送信の引き替えに、ユーザUは、特典データの特典、例えば割引を店舗Sで受けることができる。
そして、ステップS71において、管理装置40は、電子メール受信部48で、ユーザUの属性情報を受信すると、特典消滅部44は、特典記憶部42よりダウンロードされた特典データ0002(0002’、0002’’、0002’’’)を消去する処理を行い、二重にユーザUに対して特典データ0002(0002’、0002’’、0002’’’)が発行されないようにする。そして、ステップS72において、管理装置40は、履歴管理記憶部43にユーザUの属性情報を格納し、履歴管理データを更なる販売促進のための営業活動に利用することができるようにする。
(5−2−3) 次に、図3において、特典データ0003が選択された場合について、図6を参照して説明する。
管理装置40は、ステップS81において、上記ステップS22でコピー機10より送信された発行されたQRコード2cの特典の識別データ(ここでは、0003)、QRコード2cが印刷された日時データC11等を通信部47で受信し、履歴管理記憶部43に格納し、次いで、ステップS82において、特典記憶部42に、特典の識別データ0003で特定される実際の特典データを、QRコード2cのアクセスデータで特定されるURL(http://www.ccc)に発行する。これにより、携帯端末30は、特典データ0003をダウンロード可能な状態になる。
ステップS83において、管理装置40は、QRコード2cが印刷された日時データC11からの経過時間をタイマ45で計時し、特典データ0003の発行からの経過時間に応じて特典内容を変更できるようにする。この経過時間を計時するに当たっての開始時間は、QRコード2cが印刷された日時データC11ではなく、特典記憶部42に特典データ0003を発行した時間であっても良い。
ステップS84において、管理装置40の特典変更部46は、QRコード2cが印刷された日時データC11から12時間が経過したかを判断する。図2に示すように、最初に特典の変更を行うのは、日時データC11から12時間後となっているからである。そして、特典変更部46は、12時間が経過していないとき、ステップS85において、携帯端末30より通信部47にアクセスがあったかを判断する。また、特典変更部46は、アクセスがないとき、ステップS84を繰り返す。なお、アクセスがあったとき、特典データ0003のダウンロードの条件として、管理装置40は、ユーザUの属性情報の要求を行うようにしても良い。
携帯端末30よりアクセスがあったとき、管理装置40は、ステップS86において、携帯端末30からのダウンロード要求に応じて、特典データ0003を特典記憶部42より読み出し、通信部47より携帯端末30に送信する。ユーザUは、携帯端末30のメモリ34にダウンロードした特典データ0003を格納することによって、特典データ0003を取得することができる。
また、ステップS84において、QRコード2cが印刷された日時データC11から12時間が経過したとき、ステップS87において、特典消滅部44は、特典記憶部42に発行済みの特典データ0003を消去する処理を行い、特典データ0003を無効にする処理を行う。したがって、これ以降にユーザUが携帯端末30で特典データ0003の取得のためアクセスしても、特典データ0003を携帯端末30でダウンロードすることができなくなる。
以上のような処理によってユーザUは、特典データ0003(ステップS86)を携帯端末30にダウンロードして取得することができる。特典データ0003を取得したユーザUは、特典データ0003を使用することができる店舗Sを訪れ、店舗Sの店員に、携帯端末30のメモリ34に保存されている特典データ0003を表示部35を介して見せることによって、特典を受けたい旨の意思表示をすることができる。ユーザUは、更に、店舗Sの店員から電子メールアドレス等の更なるアクセスデータを聞き出し、このアクセスデータを操作部を操作して入力し、このアクセスデータに基づいて管理装置40にアクセスする。
このとき、管理装置40は、ステップS88において、携帯端末30に、ユーザUの属性情報の要求を行う。具体的に、管理装置40は、図3のステップS4においてコピー機10でユーザUに求めた情報と同じ質問を行って、再度、ユーザUの属性情報を要求する。ユーザUに対して再度同じ情報の入力を求め、より正確なユーザUの属性情報を取得できるようにする。管理装置40への電子メールの送信の引き替えに、ユーザUは、特典データの特典、例えば割引を店舗Sで受けることができる。
そして、ステップS89において、管理装置40は、電子メール受信部48で、ユーザUの属性情報を受信すると、特典消滅部44は、特典記憶部42よりダウンロードされた特典データ0003を消去する処理を行い、二重にユーザUに対して特典データ0003が発行されないようにする。そして、ステップS90において、管理装置40は、履歴管理記憶部43にユーザUの属性情報を格納し、履歴管理データを更なる販売促進のための営業活動に利用することができるようにする。
(5−2−4) 次に、図3において、特典データXが選択された場合について説明する(図3中4の続き)。この場合、管理装置40は、発行されたQRコード2cの特典の実際の識別データ(ここでは、0001〜0003の何れか)、QRコード2cが印刷された日時データC11等を通信部21より通信ネットワークを通信部47で受信し、実際に発行された特典データの経過時間に伴う特典内容の変更を行う処理を行い、特典データXをユーザUの携帯端末30に対して発行し、ユーザUが店舗Sで使用できるようにする。なお、この場合の詳細は、上述した特典データ0001〜0003の場合と同様のため省略する。
6. 販売促進システム1の効果
以上のように構成された販売促進システム1では、図1に示すように、管理者MによりQRコード2cの発行条件が管理されたコピー機10によって、QRコード2cが発行され、QRコード2cに関連付けられた特典データをユーザUが取得する行為と特典データの回収を管理装置40にアクセスすることによって行うことができる。したがって、管理者Mは、ユーザUのアクセスの履歴や属性情報を管理装置40で一元的に管理することができ、履歴管理記憶部43に蓄積された履歴管理データをコンビニエンスストアCや店舗Sの販売促進のための営業活動に役立てることができる。また、ユーザUは、コピー機10を利用した際、時間、場所等の条件にあった店舗Sの特典データを取得するためのQRコード2cを得ることがき、この後、特典データを電子データのまま取得し使用することができる。したがって、この販売促進システム1では、ユーザUを、店舗Sに誘導しやすくでき、店舗Sの販売促進を図ることができる。
以上のように構成された販売促進システム1では、図1に示すように、管理者MによりQRコード2cの発行条件が管理されたコピー機10によって、QRコード2cが発行され、QRコード2cに関連付けられた特典データをユーザUが取得する行為と特典データの回収を管理装置40にアクセスすることによって行うことができる。したがって、管理者Mは、ユーザUのアクセスの履歴や属性情報を管理装置40で一元的に管理することができ、履歴管理記憶部43に蓄積された履歴管理データをコンビニエンスストアCや店舗Sの販売促進のための営業活動に役立てることができる。また、ユーザUは、コピー機10を利用した際、時間、場所等の条件にあった店舗Sの特典データを取得するためのQRコード2cを得ることがき、この後、特典データを電子データのまま取得し使用することができる。したがって、この販売促進システム1では、ユーザUを、店舗Sに誘導しやすくでき、店舗Sの販売促進を図ることができる。
7. 変形例
以上の例では、コピー機10の内部に、発行条件記憶部15を設け、保存される発行条件データを、発行条件入力部14を介して更新を行う例を説明したが、本発明では、コピー機10の発行条件入力部14及び発行条件記憶部15を省き、検索部16が管理装置40の発行条件記憶部41にアクセスして、ユーザUの入力した属性情報とQRコード2cの発行条件データとが合致するかの判断を行うようにしても良い。これにより、コピー機10の構成の簡素化を図ることができる。
以上の例では、コピー機10の内部に、発行条件記憶部15を設け、保存される発行条件データを、発行条件入力部14を介して更新を行う例を説明したが、本発明では、コピー機10の発行条件入力部14及び発行条件記憶部15を省き、検索部16が管理装置40の発行条件記憶部41にアクセスして、ユーザUの入力した属性情報とQRコード2cの発行条件データとが合致するかの判断を行うようにしても良い。これにより、コピー機10の構成の簡素化を図ることができる。
また、以上の例では、用紙2にQRコード2cを印刷する例を説明したが、二次元コードであれば特に限定されるものではなく、例えばバーコードであっても良い。更に、特典の内容としては、割引の他、景品等であっても良い。
1 販売促進システム、10 コピー機、30 携帯端末、40 管理装置、C コンビニエンスストア、U ユーザ、M 管理者、S 店舗
Claims (4)
- ユーザに対して発行する特典データを記憶する特典記憶手段と、
上記特典記憶手段に記憶された特典データの発行条件を記憶する発行条件記憶手段と、
上記特典データの発行の有無を選択する選択手段と、
上記選択手段によって上記特典データの発行が選択されたとき、上記発行条件記憶手段の発行条件に合った少なくとも上記特典データの所在を示すアクセスデータに基づく二次元コードを生成する生成手段と、
用紙に対して、ユーザ所望の印画データを印刷すると共に上記二次元コードを印刷する印刷手段と、
上記用紙より上記二次元コードを読み取り、上記アクセスデータが示す特典記憶手段の特典データの所在に通信ネットワークを介してアクセスするアクセス手段と、
上記アクセス手段でアクセスした特典データを取得する取得手段と、
上記特典データの発行者が管理する更なるアクセスデータに基づいて、上記取得手段が上記特典データを取得した後、上記特典データの管理者が所有する更なるアクセスデータに基づいて上記アクセス手段が通信ネットワークを介してアクセスしたとき、上記特典記憶手段より特典データを消滅させる消滅手段とを備える販売促進システム。 - 更に、上記印刷手段が上記二次元コードを発行してからの経過時間を計時し、経過時間に応じて、上記特典データが示す価値を変更する特典変更手段を備える請求項1記載の販売促進システム。
- 更に、上記特典データの発行条件に関連した質問手段を備え、
上記選択手段は、上記質問手段の回答データを生成し、
上記生成手段は、上記発行条件と上記回答データとが合った上記特典データの所在を示すアクセスデータに基づく二次元コードを生成する請求項1又は請求項2記載の販売促進システム。 - 特典記憶手段に、ユーザに対して発行する特典データが記憶され、発行条件記憶手段に、この特典データの発行条件を記憶する発行条件が記憶された販売促進方法において、
上記特典データの発行の有無を選択手段で選択する選択ステップと、
上記選択手段によって上記特典データの発行が選択されたとき、上記発行条件記憶手段の発行条件に合った少なくとも上記特典データの所在を示すアクセスデータに基づく二次元コードを生成手段で生成する生成ステップと、
用紙に対して、ユーザ所望の印画データを印刷すると共に上記二次元コードを印刷手段で印刷する印刷ステップと、
上記用紙より上記二次元コードを読み取り、上記アクセスデータが示す特典記憶手段の特典データの所在に通信ネットワークを介してアクセス手段でアクセスするアクセスステップと、
上記アクセス手段でアクセスした特典データを取得手段で取得する取得ステップと、
上記特典データの発行者が管理する更なるアクセスデータに基づいて、上記取得手段が上記特典データを取得した後、上記特典データの管理者が所有する更なるアクセスデータに基づいて上記アクセス手段が通信ネットワークを介してアクセスしたとき、上記特典記憶手段より特典データを消滅手段で消滅させるステップとを有する販売促進方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2006
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