JP2004272673A - 電子クーポンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、クーポンのコピーや改ざん等の不正行為を防止すると共に、ユーザの使い勝手を向上することができる電子クーポンシステムを提供する。
【解決手段】本電子クーポンシステムは、インターネット等から成る通信網1と、電子クーポンを発行するホストシステム(クーポン発行システム)2と、ユーザが利用する携帯端末3と、クーポンを印刷するクーポンプリンタ4とで構成され、ホストシステム2が携帯端末3からのクーポン発行要求に応じてトークンを送信し、受信したトークンを携帯端末3がクーポンプリンタ4を介してホストシステム2に送信し、ホストシステム2が受信したトークンに応じてクーポン印刷用のクーポンデータをクーポンプリンタ4に送信する。
【選択図】 図2
【解決手段】本電子クーポンシステムは、インターネット等から成る通信網1と、電子クーポンを発行するホストシステム(クーポン発行システム)2と、ユーザが利用する携帯端末3と、クーポンを印刷するクーポンプリンタ4とで構成され、ホストシステム2が携帯端末3からのクーポン発行要求に応じてトークンを送信し、受信したトークンを携帯端末3がクーポンプリンタ4を介してホストシステム2に送信し、ホストシステム2が受信したトークンに応じてクーポン印刷用のクーポンデータをクーポンプリンタ4に送信する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子クーポンシステムに関し、特に、インターネット等のネットワーク、携帯電話や携帯端末等に利用されている無線通信ネットワークを介して行われる電子商品取引において、各種サービスや商品と交換可能な電子クーポンを取り扱う電子クーポンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パソコンやプリンタ等の情報機器の普及とインターネットの利用者(ユーザ)の増加に伴い、ユーザがインターネットを利用して特定のWebサイトから、いわゆるクーポンを取得し、それを実際の商品や各種サービス等に交換するサービスが始まっている。これは、Webサイト自体を利用してくれたユーザに対するサービスであったり、商品の購入等により所定のポイントを獲得したユーザに対するサービス等として利用されている。ここで云ういわゆるクーポンとは、商品券や割引券等といったもので、商品や各種サービスへの交換、料金の割引等が可能な券を意味している。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、上記従来のサービスでは、クーポン自体の効力が大きい場合、すなわち、クーポンが高額な商品への交換や高額な割引等に利用される場合は、クーポンが不正にコピーされたり、クーポンの内容が改ざんされやすくなるという問題がある。
【0004】
また、クーポンの性質上、レストランの割引クーポン等のように出先で急に必要になることもあるので、自宅で予めクーポンを印刷しておく必要がある現在のシステムでは使い勝手がよくないという問題もある。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、クーポンのコピーや改ざん等の不正行為を防止すると共に、ユーザの使い勝手を向上することができる電子クーポンシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の電子クーポンシステムは、電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムにおいて、前記携帯端末は、前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求手段と、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された所定の情報を受信して前記プリンタに送信する情報通信手段とを備え、前記ホストコンピュータは、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成手段と、前記携帯端末から前記プリンタを介して受信した前記所定の情報を認証する情報認証手段と、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信手段とを備え、前記プリンタは、前記携帯端末から受信した前記所定の情報を前記ホストコンピュータに転送する転送手段と、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0008】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子クーポンシステムの全体構成を示す概略図である。
【0009】
図1において、本電子クーポンシステムは、インターネット等から成る通信網1と、電子クーポン(以下、単に「クーポン」という。)を発行するホストシステム(クーポン発行システム)2と、ユーザが利用する携帯端末3と、クーポンを印刷するクーポンプリンタ4とで構成されている。
【0010】
ホストシステム2は、通信網1に接続され、該通信網1を介してアクセスしてきたユーザに対して様々な情報を提供することを目的としたWebページと、該Webページを提供するソフトウェアとを備えるホストコンピュータである。したがって、ホストシステム2は、CPU(Central Processing Unit),RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、及び通信モジュール等を備える。
【0011】
携帯端末3は、例えば、PalmOS(登録商標)やWindows(登録商標)CE(登録商標)等のOS(Operating Systems)が動作する小型の携帯可能なPDA(Personal Digital Assistant)である。携帯端末3は、無線通信機能を備えており、無線により通信網1に接続されている。
【0012】
クーポンプリンタ4は、クーポンを印刷する特殊なプリンタ又はクーポン用の特殊紙を出力可能なプリンタである。クーポンプリンタ4は、通常、コンビニエンスストアやゲームセンター、公的機関等の施設内で、クーポンプリンタ4自体の管理が可能な場所に設置される。また、クーポンプリンタ4は、USBケーブル等が接続可能な端子を備え、携帯端末3との間でケーブル接続が可能であると共に、携帯端末3と同様に、無線通信機能を備え、携帯端末3との間で無線による通信も可能である。なお、図1において、ホストシステム2、携帯端末3、及びクーポンプリンタ4は、通信網1に各1台ずつ接続されているが、これに限られず複数台接続されていてもよい。
【0013】
図2は、図1のホストシステム2及び携帯端末3の内部構成を示すブロック図である。
【0014】
図2において、ホストシステム2は、Webサーバ23を備え、該Webサーバ23により通信網1に接続されている。Webサーバ23上では、Webページ24が提供され、トークン生成モジュール25によりクーポンを発行するためのパスワード、すなわちトークンが生成される。
【0015】
ユーザにより利用される携帯端末3では、無線通信モジュールを介して、Webブラウザ27によりWebサーバ23が提供するWebページ24をブラウズし、トークン取得モジュール29によりWebページ24からトークンを取得する。
【0016】
図3は、図1の電子クーポンシステムにおけるクーポン取得手順を示すフローチャートである。
【0017】
図3において、例えば、携帯端末3を所持したユーザが、出先でレストランやアミューズメントパーク等に行こうとしたときに、携帯端末3を利用することにより該レストラン等によって提供されたクーポンがあることに気づくとする。まず、ユーザは、クーポンを提供しているクーポン発行者(ホストシステム2)に対して携帯端末3を利用してクーポン発行を要求する(ステップS31)。次に、ホストシステム2は、クーポン発行要求を受信すると該要求に対応するトークンを生成し(ステップS32)、生成したトークンをクーポン発行要求を行った携帯端末3へ送信する(ステップS33)。
【0018】
携帯端末3がホストシステム2からトークンを受信した後(ステップS34)、ユーザがクーポンプリンタ4が設置されたコンビニエンスストア等へ立ち寄り、携帯端末3からクーポンプリンタ4にトークンを送信する(ステップS35)。ここで、携帯端末3からクーポンプリンタ4へのトークン送信の際には、無線通信機能を利用するのが適当であるが、特に無線通信に限定することはなく、一時的にシリアルケーブルやUSBケーブル等をつなぎ、有線通信でトークンを送信してもよい。
【0019】
クーポンプリンタ4は、携帯端末3からトークンを受信すると(ステップS36)、通信網1を介してホストシステム2へトークンを送信する(ステップS37)。ホストシステム2は、受信したトークンの認証を行い(ステップS38)、正規のリクエストであること確認した後、該トークンに対応するクーポンデータを印刷可能な形式でクーポンプリンタ4へ送信する(ステップS39)。
【0020】
クーポンプリンタ4は、ホストシステム2からクーポンデータを受信するとクーポンの印刷を実行する(ステップS310)。なお、クーポンプリンタ4が受信したクーポンデータはクーポン印刷後直ちに消去される。
【0021】
上記第1の実施の形態によれば、ホストシステム2が携帯端末3からのクーポン発行要求に応じてトークンを送信し(ステップS31〜S33)、受信したトークンを携帯端末3がクーポンプリンタ4を介してホストシステム2に送信し(ステップS34〜S37)、ホストシステム2が受信したトークンに応じてクーポン印刷用のクーポンデータをクーポンプリンタ4に送信する(ステップS38〜S40)ので、ユーザはプリンタを持ち合わせていない環境においても、手軽にクーポンを入手することが可能となる。更に、クーポンデータ自体がユーザの手に渡らないので、クーポンのコピーや改ざん等の不正行為の発生を防ぐことが可能である。
【0022】
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る電子クーポンシステムの全体構成を示す概略図である。本実施の形態では、上記図1と対応する要素には同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0023】
図1の携帯端末のかわりに、スマートカード(ICカード)に対応した携帯端末による本発明の実施例を示す図である。
【0024】
図4において、本電子クーポンシステムは、通信網1と、ホストシステム2と、カード型の記録媒体であるスマートカード(登録商標)50が装着可能な携帯端末33と、スマートカード50の読み取りが可能な読み取り装置45と、読み取り装置45に接続されたクーポンプリンタ44とで構成されている。なお、読み取り装置45は、スマートカードのみならず、他のカード型記録媒体(例えば、CF等)の読み取りが可能であってもよく、また、クーポンプリンタ44と一体であっても別体であってもよい。
【0025】
図5は、図4の電子クーポンシステムにおけるクーポン取得手順を示すフローチャートである。
【0026】
図5において、まず、ユーザは、クーポンを提供しているクーポン発行者(ホストシステム2)に対して携帯端末33を利用してクーポン発行を要求する(ステップS81)。次に、ホストシステム2は、クーポン発行要求を受信すると該要求に対応するトークンを生成し(ステップS82)、生成したトークンをクーポン発行要求を行った携帯端末33へ送信する(ステップS83)。
【0027】
携帯端末33が、ホストシステム2からトークンを受信した後、当該携帯端末33に装着されたスマートカード50へ保存する(ステップS84,S85)。次に、スマートカード50を携帯端末33より外してクーポンプリンタ44に接続された読み取り装置45へセットする(ステップS86)。
【0028】
クーポンプリンタ44は、ユーザが読み取り装置45にセットしたスマートカード50からトークンを読み取り(ステップS87)、通信網1を介してホストシステム2へトークンを送信する(ステップS88)。ホストシステム2は、受信したトークンの認証を行い(ステップS89)、正規のリクエストであることを確認した後、該トークンに対応するクーポンデータを印刷可能な形式でクーポンプリンタ44へ送信する(ステップS90)。
【0029】
クーポンプリンタ44は、ホストシステム2からクーポンデータを受信するとクーポンの印刷を実行する(ステップS91)。なお、クーポンプリンタ44が受信したクーポンデータはクーポン印刷後直ちに消去される。また、スマートカードに保存されたトークンは、該トークンがクーポンプリンタ44からホストシステム2に送信された際に消去される。
【0030】
上記第2の実施の形態によれば、携帯端末33が受信したトークンをスマートカード等の脱着可能なカード型記録媒体に保存するので、ユーザがクーポンプリンタ44が設置された場所に行くまでに、携帯端末33に不意の電池切れや故障等が発生してもクーポンを取得することが可能となる。
【0031】
(第3の実施の形態)
本第3の実施の形態では、その基本的構成(図1又は図4)が上記第1又は第2の実施の形態と同じであり、その説明は省略する。以下に、上記第1又は第2の実施の形態と異なる点のみを説明する。
【0032】
本第3の実施の形態では、トークン自体に有効期限が設けられているので、上記実施の形態よりも、クーポン発行者であるホストシステム2がより細かくトークンをコントロールすることが可能となる。例えば、ホストシステム2が、図6に示すテーブル60を備え、それぞれのトークンの有効期限を管理する。
【0033】
テーブル60は、個々のトークンを一意に示すトークンIDと、トークンを要求してきた送信元の携帯端末3を一意に示す端末ID(例えば、携帯端末3が携帯電話であるときは電話番号等)と、トークンが生成された日を示す発効日と、トークンの有効期限と、トークンの利用可能回数とで構成されている。
【0034】
ホストシステム2は、クーポンプリンタ4(又はクーポンプリンタ44)から送られてくるトークンに対し、テーブル60に基づいてトークンが有効か否かを確認する。
【0035】
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る電子クーポンシステムのトークン有効期限確認処理を示すフローチャートである。
【0036】
図7において、クーポン発行者であるホストシステム2は、クーポンプリンタ4(又はクーポンプリンタ44)(以下、代表して「クーポンプリンタ4」とする。)からトークンを受信すると、不図示のCPUがROMより所定のプログラムを呼び出して本処理を実行する。
【0037】
まず、受信したトークン自体のIDから有効期限を確認する(ステップS61)。次に、確認した時点の日時とトークンの有効期限とを比較し、トークンが有効期限内か否かを判別する(ステップS62)。この判別の結果、トークンが有効期限内であるときは(ステップS62でYES)、クーポンデータをクーポンプリンタ4へ送信して(ステップS63)、本処理を終了する一方、トークンが有効期限切れであるときは(ステップS63でNO)、その旨をクーポンプリンタ4へ通知し(ステップS64)、本処理を終了する。通知を受けたクーポンプリンタ4は、トークンが有効期限切れである旨を画面に表示するか印刷してユーザへ伝える。
【0038】
上記第3の実施の形態によれば、ホストシステム2がテーブル60に基づいてトークンを管理すると共に、該トークンに有効期限が設定できるので、ホストシステム2が細かくトークンを管理することができる。
【0039】
(第4の実施の形態)
本第4の実施の形態では、上記第3の実施の形態に係る電子クーポンシステムに対して、トークン自体に使用可能回数が設定されている。これにより、上記第3の実施の形態に比べ、クーポン発行者であるホストシステム2がより細かくトークンをコントロールすることが可能となる。例えば、図6に示すテーブル60にトークンの使用可能回数を設定して、それぞれのトークンの使用可能回数を管理する。
【0040】
ホストシステム2は、クーポンプリンタ4(又はクーポンプリンタ44)(以下、代表して「クーポンプリンタ4」とする。)から送られてくるトークンに対し、図6のテーブル60に基づいてトークンが有効か否かを確認する。
【0041】
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る電子クーポンシステムのトークン利用可能回数確認処理を示すフローチャートである。
【0042】
図8において、クーポン発行者であるホストシステム2は、クーポンプリンタ4からトークンを受信すると、不図示のCPUがROMより所定のプログラムを呼び出して本処理を実行する。
【0043】
まず、受信したトークン自体のIDから利用可能回数を確認する(ステップS71)。次に、利用可能回数が1以上か否かを判別し(ステップS72)、利用可能回数が1以上であるときは(ステップS72でYES)、クーポンデータをクーポンプリンタ4へ送信し(ステップS73)、図6のテーブル60中の利用可能回数を1減らして(ステップS75)、本処理を終了する。
【0044】
ステップS72の判別の結果、受信したトークンの利用可能回数が0であるときは(ステップS72でNO)、クーポンプリンタ4に対して既にトークンが利用不可能である旨を通知して(ステップS74)、本処理を終了する。通知を受けたクーポンプリンタ4は、トークンが利用不可能である旨を画面に表示するか印刷してユーザへ伝える。
【0045】
上記第4の実施の形態によれば、ホストシステム2がテーブル60に基づいてトークンを管理すると共に、該トークンに利用可能回数が設定できるので、ホストシステム2がより細かくトークンを管理することができる。
【0046】
上記第1〜上記第4の実施の形態では、携帯端末3はPDAから成るが、これに限られず、携帯電話やノート型の小型コンピュータであってもよい。また、テーブル60により管理される項目は、上述した図6の内容に限られないことは云うまでもない。
【0047】
上記第1〜上記第4の実施の形態では、ホストシステム2が、生成したトークンを暗号化する暗号化機能や暗号化されたトークンを復号化する復号化機能を備えていてもよい。これにより、トークンの改ざん等の不正行為をより効果的に防止することができる。
【0048】
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図3、図5、図7、及び図8の各フローチャートに対応するプログラム)を、コンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読み出して実行することによっても本発明の目的が達成されることは云うまでもない。この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0049】
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
【0050】
更に、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該記憶媒体に格納されたプログラムを読み出して実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0051】
上述した実施の形態では、プログラムは不図示のROMに格納されているが、これに限定する必要はなく、プログラムを供給する記憶媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。
【0052】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0053】
〔実施態様1〕 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムにおいて、前記携帯端末は、前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求手段と、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された所定の情報を受信して前記プリンタに送信する情報通信手段とを備え、前記ホストコンピュータは、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成手段と、前記携帯端末から前記プリンタを介して受信した前記所定の情報を認証する情報認証手段と、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信手段とを備え、前記プリンタは、前記携帯端末から受信した前記所定の情報を前記ホストコンピュータに転送する転送手段と、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷手段とを備えることを特徴とする電子クーポンシステム。
【0054】
〔実施態様2〕 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、脱着可能な記録媒体に所定の情報の読み書きを行う記録手段を有する少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムにおいて、前記携帯端末は、前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求手段と、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された前記所定の情報を受信して前記記録媒体に保存する情報保存手段とを備え、前記ホストコンピュータは、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成手段と、前記記録媒体に保存された所定の情報を前記携帯端末から前記プリンタを介して受信して認証する情報認証手段と、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信手段とを備え、前記プリンタは、前記記録媒体に保存された所定の情報を読み取る情報読取手段と、前記読み取った所定の情報を前記ホストコンピュータに送信する送信手段と、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷手段とを備えることを特徴とする電子クーポンシステム。
【0055】
〔実施態様3〕 前記クーポン印刷手段による印刷後に、前記受信したクーポンデータを消去するクーポンデータ消去手段を有することを特徴とする実施態様1又は2記載の電子クーポンシステム。
【0056】
〔実施態様4〕 前記所定の情報は、パスワードから成るトークンであることを特徴とする実施態様1乃至3のいずれか1態様に記載の電子クーポンシステム。
【0057】
〔実施態様5〕 前記情報生成手段は、前記所定の情報の生成時に、当該所定の情報に有効期限を設定する有効期限設定手段を備えることを特徴とする実施態様1乃至4のいずれか1態様に記載の電子クーポンシステム。
【0058】
〔実施態様6〕 前記所定の情報は、1回限りの使用が可能であることを特徴とする実施態様1乃至5のいずれか1態様に記載の電子クーポンシステム。
【0059】
〔実施態様7〕 前記情報生成手段は、前記所定の情報の生成時に、当該所定の情報に使用可能回数を設定する使用回数設定手段と、前記クーポンデータが前記プリンタに送信される毎に、前記設定された使用可能回数を1ずつ減ずるカウントダウン手段とを備えることを特徴とする実施態様1乃至5のいずれか1態様に記載の電子クーポンシステム。
【0060】
〔実施態様8〕 前記生成された所定の情報を暗号化する暗号化手段と、前記受信した所定の情報を復号化する復号化手段とを有することを特徴とする実施態様1乃至7のいずれか1態様に記載の電子クーポンシステム。
【0061】
〔実施態様9〕 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムの制御方法において、前記携帯端末から前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求工程と、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された所定の情報を受信して前記プリンタに送信する情報通信工程と、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成工程と、前記携帯端末から前記プリンタを介して受信した前記所定の情報を認証する情報認証工程と、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信工程と、前記携帯端末から受信した前記所定の情報を前記ホストコンピュータに転送する転送工程と、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷手段とを備えることを特徴とする制御方法。
【0062】
〔実施態様10〕 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、脱着可能な記録媒体に所定の情報の読み書きを行う記録手段を有する少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムの制御方法において、前記携帯端末から前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求工程と、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された前記所定の情報を受信して前記記録媒体に保存する情報保存工程と、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成工程と、前記記録媒体に保存された所定の情報を前記携帯端末から前記プリンタを介して受信して認証する情報認証工程と、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信工程と、前記記録媒体に保存された所定の情報を読み取る情報読取工程と、前記読み取った所定の情報を前記ホストコンピュータに送信する送信工程と、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷工程とを備えることを特徴とする制御方法。
【0063】
〔実施態様11〕 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムの制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記携帯端末から前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求ステップと、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された所定の情報を受信して前記プリンタに送信する情報通信ステップと、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成ステップと、前記携帯端末から前記プリンタを介して受信した前記所定の情報を認証する情報認証ステップと、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信ステップと、前記携帯端末から受信した前記所定の情報を前記ホストコンピュータに転送する転送ステップと、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷手段とを備えることを特徴とするプログラム。
【0064】
〔実施態様12〕 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、脱着可能な記録媒体に所定の情報の読み書きを行う記録手段を有する少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムの制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記携帯端末から前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求ステップと、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された前記所定の情報を受信して前記記録媒体に保存する情報保存ステップと、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成ステップと、前記記録媒体に保存された所定の情報を前記携帯端末から前記プリンタを介して受信して認証する情報認証ステップと、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信ステップと、前記記録媒体に保存された所定の情報を読み取る情報読取ステップと、前記読み取った所定の情報を前記ホストコンピュータに送信する送信ステップと、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷ステップとを備えることを特徴とするプログラム。
【0065】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、ホストコンピュータが携帯端末から要求された電子クーポンの発行要求に応じて所定の情報(トークン)を送信し、該携帯端末からプリンタを介して受信した所定の情報に基づいて印刷可能なクーポンデータをプリンタに送信するので、クーポンのコピーや改ざん等の不正行為を防止すると共に、ユーザの使い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子クーポンシステムの全体構成を示す概略図である。
【図2】図1のホストシステム2及び携帯端末3の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1の電子クーポンシステムにおけるクーポン取得手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る電子クーポンシステムの全体構成を示す概略図である。
【図5】図4の電子クーポンシステムにおけるクーポン取得手順を示すフローチャートである。
【図6】図4の電子クーポンシステムにおけるトークンの管理テーブルを示す概略図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る電子クーポンシステムのトークン有効期限確認処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る電子クーポンシステムのトークン利用可能回数確認処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信網
2 ホストシステム(ホストコンピュータ)
3 携帯端末
4 クーポンプリンタ
23 Webサーバ
24 Webページ
25 トークン作成モジュール
27 Webブラウザ
28 Webページ
29 トークン取得モジュール
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子クーポンシステムに関し、特に、インターネット等のネットワーク、携帯電話や携帯端末等に利用されている無線通信ネットワークを介して行われる電子商品取引において、各種サービスや商品と交換可能な電子クーポンを取り扱う電子クーポンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パソコンやプリンタ等の情報機器の普及とインターネットの利用者(ユーザ)の増加に伴い、ユーザがインターネットを利用して特定のWebサイトから、いわゆるクーポンを取得し、それを実際の商品や各種サービス等に交換するサービスが始まっている。これは、Webサイト自体を利用してくれたユーザに対するサービスであったり、商品の購入等により所定のポイントを獲得したユーザに対するサービス等として利用されている。ここで云ういわゆるクーポンとは、商品券や割引券等といったもので、商品や各種サービスへの交換、料金の割引等が可能な券を意味している。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、上記従来のサービスでは、クーポン自体の効力が大きい場合、すなわち、クーポンが高額な商品への交換や高額な割引等に利用される場合は、クーポンが不正にコピーされたり、クーポンの内容が改ざんされやすくなるという問題がある。
【0004】
また、クーポンの性質上、レストランの割引クーポン等のように出先で急に必要になることもあるので、自宅で予めクーポンを印刷しておく必要がある現在のシステムでは使い勝手がよくないという問題もある。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、クーポンのコピーや改ざん等の不正行為を防止すると共に、ユーザの使い勝手を向上することができる電子クーポンシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の電子クーポンシステムは、電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムにおいて、前記携帯端末は、前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求手段と、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された所定の情報を受信して前記プリンタに送信する情報通信手段とを備え、前記ホストコンピュータは、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成手段と、前記携帯端末から前記プリンタを介して受信した前記所定の情報を認証する情報認証手段と、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信手段とを備え、前記プリンタは、前記携帯端末から受信した前記所定の情報を前記ホストコンピュータに転送する転送手段と、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0008】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子クーポンシステムの全体構成を示す概略図である。
【0009】
図1において、本電子クーポンシステムは、インターネット等から成る通信網1と、電子クーポン(以下、単に「クーポン」という。)を発行するホストシステム(クーポン発行システム)2と、ユーザが利用する携帯端末3と、クーポンを印刷するクーポンプリンタ4とで構成されている。
【0010】
ホストシステム2は、通信網1に接続され、該通信網1を介してアクセスしてきたユーザに対して様々な情報を提供することを目的としたWebページと、該Webページを提供するソフトウェアとを備えるホストコンピュータである。したがって、ホストシステム2は、CPU(Central Processing Unit),RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、及び通信モジュール等を備える。
【0011】
携帯端末3は、例えば、PalmOS(登録商標)やWindows(登録商標)CE(登録商標)等のOS(Operating Systems)が動作する小型の携帯可能なPDA(Personal Digital Assistant)である。携帯端末3は、無線通信機能を備えており、無線により通信網1に接続されている。
【0012】
クーポンプリンタ4は、クーポンを印刷する特殊なプリンタ又はクーポン用の特殊紙を出力可能なプリンタである。クーポンプリンタ4は、通常、コンビニエンスストアやゲームセンター、公的機関等の施設内で、クーポンプリンタ4自体の管理が可能な場所に設置される。また、クーポンプリンタ4は、USBケーブル等が接続可能な端子を備え、携帯端末3との間でケーブル接続が可能であると共に、携帯端末3と同様に、無線通信機能を備え、携帯端末3との間で無線による通信も可能である。なお、図1において、ホストシステム2、携帯端末3、及びクーポンプリンタ4は、通信網1に各1台ずつ接続されているが、これに限られず複数台接続されていてもよい。
【0013】
図2は、図1のホストシステム2及び携帯端末3の内部構成を示すブロック図である。
【0014】
図2において、ホストシステム2は、Webサーバ23を備え、該Webサーバ23により通信網1に接続されている。Webサーバ23上では、Webページ24が提供され、トークン生成モジュール25によりクーポンを発行するためのパスワード、すなわちトークンが生成される。
【0015】
ユーザにより利用される携帯端末3では、無線通信モジュールを介して、Webブラウザ27によりWebサーバ23が提供するWebページ24をブラウズし、トークン取得モジュール29によりWebページ24からトークンを取得する。
【0016】
図3は、図1の電子クーポンシステムにおけるクーポン取得手順を示すフローチャートである。
【0017】
図3において、例えば、携帯端末3を所持したユーザが、出先でレストランやアミューズメントパーク等に行こうとしたときに、携帯端末3を利用することにより該レストラン等によって提供されたクーポンがあることに気づくとする。まず、ユーザは、クーポンを提供しているクーポン発行者(ホストシステム2)に対して携帯端末3を利用してクーポン発行を要求する(ステップS31)。次に、ホストシステム2は、クーポン発行要求を受信すると該要求に対応するトークンを生成し(ステップS32)、生成したトークンをクーポン発行要求を行った携帯端末3へ送信する(ステップS33)。
【0018】
携帯端末3がホストシステム2からトークンを受信した後(ステップS34)、ユーザがクーポンプリンタ4が設置されたコンビニエンスストア等へ立ち寄り、携帯端末3からクーポンプリンタ4にトークンを送信する(ステップS35)。ここで、携帯端末3からクーポンプリンタ4へのトークン送信の際には、無線通信機能を利用するのが適当であるが、特に無線通信に限定することはなく、一時的にシリアルケーブルやUSBケーブル等をつなぎ、有線通信でトークンを送信してもよい。
【0019】
クーポンプリンタ4は、携帯端末3からトークンを受信すると(ステップS36)、通信網1を介してホストシステム2へトークンを送信する(ステップS37)。ホストシステム2は、受信したトークンの認証を行い(ステップS38)、正規のリクエストであること確認した後、該トークンに対応するクーポンデータを印刷可能な形式でクーポンプリンタ4へ送信する(ステップS39)。
【0020】
クーポンプリンタ4は、ホストシステム2からクーポンデータを受信するとクーポンの印刷を実行する(ステップS310)。なお、クーポンプリンタ4が受信したクーポンデータはクーポン印刷後直ちに消去される。
【0021】
上記第1の実施の形態によれば、ホストシステム2が携帯端末3からのクーポン発行要求に応じてトークンを送信し(ステップS31〜S33)、受信したトークンを携帯端末3がクーポンプリンタ4を介してホストシステム2に送信し(ステップS34〜S37)、ホストシステム2が受信したトークンに応じてクーポン印刷用のクーポンデータをクーポンプリンタ4に送信する(ステップS38〜S40)ので、ユーザはプリンタを持ち合わせていない環境においても、手軽にクーポンを入手することが可能となる。更に、クーポンデータ自体がユーザの手に渡らないので、クーポンのコピーや改ざん等の不正行為の発生を防ぐことが可能である。
【0022】
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る電子クーポンシステムの全体構成を示す概略図である。本実施の形態では、上記図1と対応する要素には同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0023】
図1の携帯端末のかわりに、スマートカード(ICカード)に対応した携帯端末による本発明の実施例を示す図である。
【0024】
図4において、本電子クーポンシステムは、通信網1と、ホストシステム2と、カード型の記録媒体であるスマートカード(登録商標)50が装着可能な携帯端末33と、スマートカード50の読み取りが可能な読み取り装置45と、読み取り装置45に接続されたクーポンプリンタ44とで構成されている。なお、読み取り装置45は、スマートカードのみならず、他のカード型記録媒体(例えば、CF等)の読み取りが可能であってもよく、また、クーポンプリンタ44と一体であっても別体であってもよい。
【0025】
図5は、図4の電子クーポンシステムにおけるクーポン取得手順を示すフローチャートである。
【0026】
図5において、まず、ユーザは、クーポンを提供しているクーポン発行者(ホストシステム2)に対して携帯端末33を利用してクーポン発行を要求する(ステップS81)。次に、ホストシステム2は、クーポン発行要求を受信すると該要求に対応するトークンを生成し(ステップS82)、生成したトークンをクーポン発行要求を行った携帯端末33へ送信する(ステップS83)。
【0027】
携帯端末33が、ホストシステム2からトークンを受信した後、当該携帯端末33に装着されたスマートカード50へ保存する(ステップS84,S85)。次に、スマートカード50を携帯端末33より外してクーポンプリンタ44に接続された読み取り装置45へセットする(ステップS86)。
【0028】
クーポンプリンタ44は、ユーザが読み取り装置45にセットしたスマートカード50からトークンを読み取り(ステップS87)、通信網1を介してホストシステム2へトークンを送信する(ステップS88)。ホストシステム2は、受信したトークンの認証を行い(ステップS89)、正規のリクエストであることを確認した後、該トークンに対応するクーポンデータを印刷可能な形式でクーポンプリンタ44へ送信する(ステップS90)。
【0029】
クーポンプリンタ44は、ホストシステム2からクーポンデータを受信するとクーポンの印刷を実行する(ステップS91)。なお、クーポンプリンタ44が受信したクーポンデータはクーポン印刷後直ちに消去される。また、スマートカードに保存されたトークンは、該トークンがクーポンプリンタ44からホストシステム2に送信された際に消去される。
【0030】
上記第2の実施の形態によれば、携帯端末33が受信したトークンをスマートカード等の脱着可能なカード型記録媒体に保存するので、ユーザがクーポンプリンタ44が設置された場所に行くまでに、携帯端末33に不意の電池切れや故障等が発生してもクーポンを取得することが可能となる。
【0031】
(第3の実施の形態)
本第3の実施の形態では、その基本的構成(図1又は図4)が上記第1又は第2の実施の形態と同じであり、その説明は省略する。以下に、上記第1又は第2の実施の形態と異なる点のみを説明する。
【0032】
本第3の実施の形態では、トークン自体に有効期限が設けられているので、上記実施の形態よりも、クーポン発行者であるホストシステム2がより細かくトークンをコントロールすることが可能となる。例えば、ホストシステム2が、図6に示すテーブル60を備え、それぞれのトークンの有効期限を管理する。
【0033】
テーブル60は、個々のトークンを一意に示すトークンIDと、トークンを要求してきた送信元の携帯端末3を一意に示す端末ID(例えば、携帯端末3が携帯電話であるときは電話番号等)と、トークンが生成された日を示す発効日と、トークンの有効期限と、トークンの利用可能回数とで構成されている。
【0034】
ホストシステム2は、クーポンプリンタ4(又はクーポンプリンタ44)から送られてくるトークンに対し、テーブル60に基づいてトークンが有効か否かを確認する。
【0035】
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る電子クーポンシステムのトークン有効期限確認処理を示すフローチャートである。
【0036】
図7において、クーポン発行者であるホストシステム2は、クーポンプリンタ4(又はクーポンプリンタ44)(以下、代表して「クーポンプリンタ4」とする。)からトークンを受信すると、不図示のCPUがROMより所定のプログラムを呼び出して本処理を実行する。
【0037】
まず、受信したトークン自体のIDから有効期限を確認する(ステップS61)。次に、確認した時点の日時とトークンの有効期限とを比較し、トークンが有効期限内か否かを判別する(ステップS62)。この判別の結果、トークンが有効期限内であるときは(ステップS62でYES)、クーポンデータをクーポンプリンタ4へ送信して(ステップS63)、本処理を終了する一方、トークンが有効期限切れであるときは(ステップS63でNO)、その旨をクーポンプリンタ4へ通知し(ステップS64)、本処理を終了する。通知を受けたクーポンプリンタ4は、トークンが有効期限切れである旨を画面に表示するか印刷してユーザへ伝える。
【0038】
上記第3の実施の形態によれば、ホストシステム2がテーブル60に基づいてトークンを管理すると共に、該トークンに有効期限が設定できるので、ホストシステム2が細かくトークンを管理することができる。
【0039】
(第4の実施の形態)
本第4の実施の形態では、上記第3の実施の形態に係る電子クーポンシステムに対して、トークン自体に使用可能回数が設定されている。これにより、上記第3の実施の形態に比べ、クーポン発行者であるホストシステム2がより細かくトークンをコントロールすることが可能となる。例えば、図6に示すテーブル60にトークンの使用可能回数を設定して、それぞれのトークンの使用可能回数を管理する。
【0040】
ホストシステム2は、クーポンプリンタ4(又はクーポンプリンタ44)(以下、代表して「クーポンプリンタ4」とする。)から送られてくるトークンに対し、図6のテーブル60に基づいてトークンが有効か否かを確認する。
【0041】
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る電子クーポンシステムのトークン利用可能回数確認処理を示すフローチャートである。
【0042】
図8において、クーポン発行者であるホストシステム2は、クーポンプリンタ4からトークンを受信すると、不図示のCPUがROMより所定のプログラムを呼び出して本処理を実行する。
【0043】
まず、受信したトークン自体のIDから利用可能回数を確認する(ステップS71)。次に、利用可能回数が1以上か否かを判別し(ステップS72)、利用可能回数が1以上であるときは(ステップS72でYES)、クーポンデータをクーポンプリンタ4へ送信し(ステップS73)、図6のテーブル60中の利用可能回数を1減らして(ステップS75)、本処理を終了する。
【0044】
ステップS72の判別の結果、受信したトークンの利用可能回数が0であるときは(ステップS72でNO)、クーポンプリンタ4に対して既にトークンが利用不可能である旨を通知して(ステップS74)、本処理を終了する。通知を受けたクーポンプリンタ4は、トークンが利用不可能である旨を画面に表示するか印刷してユーザへ伝える。
【0045】
上記第4の実施の形態によれば、ホストシステム2がテーブル60に基づいてトークンを管理すると共に、該トークンに利用可能回数が設定できるので、ホストシステム2がより細かくトークンを管理することができる。
【0046】
上記第1〜上記第4の実施の形態では、携帯端末3はPDAから成るが、これに限られず、携帯電話やノート型の小型コンピュータであってもよい。また、テーブル60により管理される項目は、上述した図6の内容に限られないことは云うまでもない。
【0047】
上記第1〜上記第4の実施の形態では、ホストシステム2が、生成したトークンを暗号化する暗号化機能や暗号化されたトークンを復号化する復号化機能を備えていてもよい。これにより、トークンの改ざん等の不正行為をより効果的に防止することができる。
【0048】
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図3、図5、図7、及び図8の各フローチャートに対応するプログラム)を、コンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読み出して実行することによっても本発明の目的が達成されることは云うまでもない。この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0049】
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
【0050】
更に、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該記憶媒体に格納されたプログラムを読み出して実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0051】
上述した実施の形態では、プログラムは不図示のROMに格納されているが、これに限定する必要はなく、プログラムを供給する記憶媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。
【0052】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0053】
〔実施態様1〕 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムにおいて、前記携帯端末は、前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求手段と、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された所定の情報を受信して前記プリンタに送信する情報通信手段とを備え、前記ホストコンピュータは、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成手段と、前記携帯端末から前記プリンタを介して受信した前記所定の情報を認証する情報認証手段と、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信手段とを備え、前記プリンタは、前記携帯端末から受信した前記所定の情報を前記ホストコンピュータに転送する転送手段と、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷手段とを備えることを特徴とする電子クーポンシステム。
【0054】
〔実施態様2〕 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、脱着可能な記録媒体に所定の情報の読み書きを行う記録手段を有する少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムにおいて、前記携帯端末は、前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求手段と、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された前記所定の情報を受信して前記記録媒体に保存する情報保存手段とを備え、前記ホストコンピュータは、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成手段と、前記記録媒体に保存された所定の情報を前記携帯端末から前記プリンタを介して受信して認証する情報認証手段と、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信手段とを備え、前記プリンタは、前記記録媒体に保存された所定の情報を読み取る情報読取手段と、前記読み取った所定の情報を前記ホストコンピュータに送信する送信手段と、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷手段とを備えることを特徴とする電子クーポンシステム。
【0055】
〔実施態様3〕 前記クーポン印刷手段による印刷後に、前記受信したクーポンデータを消去するクーポンデータ消去手段を有することを特徴とする実施態様1又は2記載の電子クーポンシステム。
【0056】
〔実施態様4〕 前記所定の情報は、パスワードから成るトークンであることを特徴とする実施態様1乃至3のいずれか1態様に記載の電子クーポンシステム。
【0057】
〔実施態様5〕 前記情報生成手段は、前記所定の情報の生成時に、当該所定の情報に有効期限を設定する有効期限設定手段を備えることを特徴とする実施態様1乃至4のいずれか1態様に記載の電子クーポンシステム。
【0058】
〔実施態様6〕 前記所定の情報は、1回限りの使用が可能であることを特徴とする実施態様1乃至5のいずれか1態様に記載の電子クーポンシステム。
【0059】
〔実施態様7〕 前記情報生成手段は、前記所定の情報の生成時に、当該所定の情報に使用可能回数を設定する使用回数設定手段と、前記クーポンデータが前記プリンタに送信される毎に、前記設定された使用可能回数を1ずつ減ずるカウントダウン手段とを備えることを特徴とする実施態様1乃至5のいずれか1態様に記載の電子クーポンシステム。
【0060】
〔実施態様8〕 前記生成された所定の情報を暗号化する暗号化手段と、前記受信した所定の情報を復号化する復号化手段とを有することを特徴とする実施態様1乃至7のいずれか1態様に記載の電子クーポンシステム。
【0061】
〔実施態様9〕 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムの制御方法において、前記携帯端末から前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求工程と、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された所定の情報を受信して前記プリンタに送信する情報通信工程と、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成工程と、前記携帯端末から前記プリンタを介して受信した前記所定の情報を認証する情報認証工程と、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信工程と、前記携帯端末から受信した前記所定の情報を前記ホストコンピュータに転送する転送工程と、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷手段とを備えることを特徴とする制御方法。
【0062】
〔実施態様10〕 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、脱着可能な記録媒体に所定の情報の読み書きを行う記録手段を有する少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムの制御方法において、前記携帯端末から前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求工程と、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された前記所定の情報を受信して前記記録媒体に保存する情報保存工程と、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成工程と、前記記録媒体に保存された所定の情報を前記携帯端末から前記プリンタを介して受信して認証する情報認証工程と、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信工程と、前記記録媒体に保存された所定の情報を読み取る情報読取工程と、前記読み取った所定の情報を前記ホストコンピュータに送信する送信工程と、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷工程とを備えることを特徴とする制御方法。
【0063】
〔実施態様11〕 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムの制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記携帯端末から前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求ステップと、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された所定の情報を受信して前記プリンタに送信する情報通信ステップと、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成ステップと、前記携帯端末から前記プリンタを介して受信した前記所定の情報を認証する情報認証ステップと、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信ステップと、前記携帯端末から受信した前記所定の情報を前記ホストコンピュータに転送する転送ステップと、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷手段とを備えることを特徴とするプログラム。
【0064】
〔実施態様12〕 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、脱着可能な記録媒体に所定の情報の読み書きを行う記録手段を有する少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムの制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記携帯端末から前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求ステップと、前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された前記所定の情報を受信して前記記録媒体に保存する情報保存ステップと、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成ステップと、前記記録媒体に保存された所定の情報を前記携帯端末から前記プリンタを介して受信して認証する情報認証ステップと、前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信ステップと、前記記録媒体に保存された所定の情報を読み取る情報読取ステップと、前記読み取った所定の情報を前記ホストコンピュータに送信する送信ステップと、前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷ステップとを備えることを特徴とするプログラム。
【0065】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、ホストコンピュータが携帯端末から要求された電子クーポンの発行要求に応じて所定の情報(トークン)を送信し、該携帯端末からプリンタを介して受信した所定の情報に基づいて印刷可能なクーポンデータをプリンタに送信するので、クーポンのコピーや改ざん等の不正行為を防止すると共に、ユーザの使い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子クーポンシステムの全体構成を示す概略図である。
【図2】図1のホストシステム2及び携帯端末3の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1の電子クーポンシステムにおけるクーポン取得手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る電子クーポンシステムの全体構成を示す概略図である。
【図5】図4の電子クーポンシステムにおけるクーポン取得手順を示すフローチャートである。
【図6】図4の電子クーポンシステムにおけるトークンの管理テーブルを示す概略図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る電子クーポンシステムのトークン有効期限確認処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る電子クーポンシステムのトークン利用可能回数確認処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信網
2 ホストシステム(ホストコンピュータ)
3 携帯端末
4 クーポンプリンタ
23 Webサーバ
24 Webページ
25 トークン作成モジュール
27 Webブラウザ
28 Webページ
29 トークン取得モジュール
Claims (1)
- 電子クーポンを発行する少なくとも一つのホストコンピュータと、少なくとも一つの携帯端末と、前記電子クーポンを印刷するプリンタとが通信網を介して相互に接続された電子クーポンシステムにおいて、
前記携帯端末は、前記ホストコンピュータに対して前記電子クーポンの発行を要求するクーポン発行要求手段と、
前記電子クーポンの発行要求に応じて前記ホストコンピュータから送信された所定の情報を受信して前記プリンタに送信する情報通信手段とを備え、
前記ホストコンピュータは、前記携帯端末から受信した前記電子クーポンの発行要求に応じて前記所定の情報を生成する情報生成手段と、
前記携帯端末から前記プリンタを介して受信した前記所定の情報を認証する情報認証手段と、
前記受信した所定の情報が有効であると認証された場合、前記プリンタに印刷可能なクーポンデータを送信するクーポンデータ送信手段とを備え、
前記プリンタは、前記携帯端末から受信した前記所定の情報を前記ホストコンピュータに転送する転送手段と、
前記ホストコンピュータから受信したクーポンデータをクーポンとして印刷するクーポン印刷手段とを備えることを特徴とする電子クーポンシステム。
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- 2003-03-10 JP JP2003063604A patent/JP2004272673A/ja active Pending
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