JP2007183470A - 導光部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】導光部材の光入射面から離れた長手方向の端部に反射部材を設置する必要のない導光部材を提供する。
【解決手段】透光性の材質により細長の形状に形成されており、長手方向Xに沿って延びる光出射面12と、光源からの光が入射する光入射部と、を備えており、上記光入射部から入射した光を長手方向Xに進行させつつ、光出射面12から出射する導光部材であって、長手方向X端部は、1対の傾斜面15a,15bを含む複数の面によって構成されており、1対の傾斜面15a,15bは、長手方向Xに沿う対称平面P1を挟んで互いに鏡対称とされていることを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】透光性の材質により細長の形状に形成されており、長手方向Xに沿って延びる光出射面12と、光源からの光が入射する光入射部と、を備えており、上記光入射部から入射した光を長手方向Xに進行させつつ、光出射面12から出射する導光部材であって、長手方向X端部は、1対の傾斜面15a,15bを含む複数の面によって構成されており、1対の傾斜面15a,15bは、長手方向Xに沿う対称平面P1を挟んで互いに鏡対称とされていることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、スキャナ、ファクシミリ機器やMFP等の画像読取装置の原稿照明などとして利用される線状光源装置を構成するための導光部材に関する。
従来、画像読取装置に用いられる線状光源装置の一例としては、特許文献1に記載のものがある。同公報に記載の線状光源装置における導光部材Yを図10に斜視図で示した。図10に示すように、導光部材Yは、透光性の材質により、細長状に形成されており、長手方向端部に形成された光入射部111と、長手方向に沿う光出射面112とを備えて構成されている。この導光部材Yは、光入射部111が画像読取装置内に設けられた光源180と対向するように設置され用いられる。すなわち、導光部材Yは、光源180から発せられた光を光入射部111から取り込み、入射した光を内部で全反射させて長手方向に進行させつつ、光出射面112全面から出射することができる。
ところで、図10に示すように、導光部材Yの、光入射部111がある端部と反対側の端部119は単調な平面となっているので、導光部材Y内部を長手方向に沿って進行する光は、この端部119を透過し、導光部材Y外部へ漏れてしまう。このような光漏れは端部119近傍の出射光量を低下させる原因となる。このため、端部119近傍でも充分な出射光量を確保するためには、比較的光量が大きく高価な光源を使用しなくてはならなくなる。そこで、端部119を反射部材で覆うなどの対策が行われているが、反射部材の設置費用等が生産コスト上昇の一因となっている。
本発明はこのような事情のもとで考え出されたものであって、導光部材の光入射面から離れた長手方向の端部に反射部材を設置する必要のない導光部材の提供を課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
本発明において提供される導光部材は、透光性の材質により細長の形状に形成されており、長手方向に沿って延びる光出射面と、光源からの光が入射する光入射部と、を備えており、上記光入射部から入射した光を上記長手方向に進行させつつ、上記光出射面から出射する導光部材であって、上記導光部材の長手方向端部は、1対の傾斜面を含む複数の面によって構成されており、上記1対の傾斜面は、上記長手方向に沿う対称平面を挟んで互いに鏡対称とされていることを特徴とする。
このような構成によれば、上記1対の傾斜面において、透過せずに反射する光の割合が増加する。すなわち、導光部材内を進行してきた光の一部は、上記傾斜面の一方で反射され、さらに、この傾斜面と鏡対称に形成されたもう一方の傾斜面によっても反射される。これによって、導光部材内を進行してきた光の一部は、導光部材内部へ向かう方向へ折り返され進行していく。このため、上記導光部材の長手方向端部に反射部材を形成しなくても、光漏れを抑止することができる。また、上記1対の傾斜面によって折り返された光によって上記導光部材の長手方向端部近傍における出射光量も増加する。
好ましい実施の形態においては、上記複数の面は、2対の傾斜面を含んでおり、上記2対の傾斜面は、それぞれが上記長手方向に沿う個別の対称平面を挟んで互いに鏡対称とされている。特に、上記2対の傾斜面の上記対称平面どうしは、互いに直交していると、より好ましい。このような構成によると、上記導光部材の長手方向端部を傾斜面で隙間なく覆うことができ、より効果的に光漏れを防止し、光を導光部材内部に折り返すことができる。
別の好ましい実施の形態においては、上記1対の傾斜面間には、上記対称平面に垂直な面が設けられており、この垂直な面は、シボ加工が施されている。このような構成によると、上記1対の傾斜面を加工する際に微小な糸状の平面部が残ってしまうことを回避し、上記の面にシボ加工を施すことで光を乱反射させ、透過を抑止することができる。
さらに好ましい実施の形態においては、上記光入射部が、上記1対もしくは2対の傾斜面と向き合うように、傾斜面が形成されている長手方向端部とは反対側の長手方向端部に形成されている。このような構成によれば、上記光入射部から導光部材内に進行する光の大部分が、上記長手方向に沿って進行する。このため、傾斜面による折り返しが効果的に機能する。
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について具体的に説明する。
図1に本発明の第1実施形態に係る導光部材A1を組み込んだ画像読取装置B1の断面図を示した。また、図2は図1におけるII-II線に沿う断面図である。
図1および図2に示すとおり、この画像読取装置B1は、導光部材A1と、反射部材20と、ケース30と、基板40と、受光素子50と、集光レンズ60と、ガラスカバー70と、光源80と、ゴムコネクタ90とを備えて構成されている。図2に示すように、画像読取装置B1は図中左右方向を長手方向としている。以後、この方向を長手方向Xとする。画像読取装置B1は、長手方向Xに沿って延びる読取りラインL上の原稿を読み取る装置である。
導光部材A1は、たとえばPMMAなどのアクリル系透明樹脂で形成されており、長手方向Xに一定寸法を有する細長の形状である。この導光部材A1の図2中左端を始端とし、図2中右端を終端とする。この導光部材A1の終端付近を図3に斜視図で示している。さらに、図3のIV-IV線に沿う断面図を図4に示している。図1〜図4に示すように、この導光部材A1は光入射部11と、光出射面12と、底面13と、側面14a,14bと、傾斜面15a,15bとを備えて構成されている。この導光部材A1において、光出射面12、底面13、側面14a,14b、傾斜面15a,15bはいずれも鏡面状の面である。このようにすると、導光部材A1内部に光を進行させる場合において、これらの表面に対して全反射臨界角よりも大きな角度で入射した光を全反射させ、小さい角度で入射した光を透過させることができる。なお、PMMAの屈折率は1.49であり、したがって、PMMAで形成された導光部材A1から導光部材の外へ向けて光が進む際の臨界角は約42.2度である。
光入射部11は、光源80の発光面が対向配置される部分であって、図2に示すように、導光部材A1の長手方向Xに沿う始端に形成されている。光源80は、たとえば複数のLEDを組み合わせたものであり、発光面から放射状に光を照射する。したがって、光入射部11より導光部材A1内部へ導入された光のうち、長手方向Xに沿って直進する方向に出射された光は、傾斜面15a,15bまで到達する。それ以外の光は、光出射面12、底面13、側面14a、および側面14bへ斜めに入射する。
光出射面12は、図3に示すように、中央部が図中上方に膨出した凸曲面とされており、導光部材A1の長手方向Xの略全長にわたって形成されている。光出射面12は、導光部材A1内部から透過していく光を集束できるように形成されている。この光出射面12によって集光された光は、読取りラインLへ向けて照射される。
底面13は、図1に示すように、光出射面12の反対側に位置する面であり、導光部材A1の長手方向Xの略全長にわたって形成されている。この底面13には、適当な間隔で凹部あるいは凸部(図示略)といった、乱反射を起こさせる構造が形成されている。底面13における乱反射によって、導光部材A1内を進行する一部の光の進行角度が急激に変化する。これにより、光出射面12から出射する光を増加させることができる。この底面13で乱反射した光を光出射面12へ進行させ、さらに読取りラインLに集束させるために、側面14a,14bは放物面状に形成されている。このような側面14a,14bの形状にあわせて、底面13は光出射面12よりも幅が狭くなるように形成されている。
図3に示すように、導光部材A1の終端は互いに交差する一対の傾斜面15a,15bを備えて構成されている。この傾斜面15a,15bは長手方向Xに沿う対称平面P1を挟んで鏡対称となるように形成されている。対称平面P1は図3および図4において仮想線で示している。なお、傾斜面15aと対称平面P1の成す角度は45度であり、傾斜面15bと対称平面P1の成す角度は45度であり、傾斜面15aと傾斜面15bは同形である。
反射部材20は、たとえば白色の合成樹脂製であり、図1に示すように、ケース30内に収容され、導光部材A1のホルダとしての役割を果たす。この反射部材20は、導光部材A1から漏れ出る光を導光部材A1内へ戻すために設けられている。すなわち、導光部材A1の側面14aを反射面21が覆っており、側面14bを反射面22が覆い、底面13を反射面23が覆っている。ただし、反射部材20は、導光部材A1の光入射部11および光出射面12を覆わないように形成されている。
ケース30は、たとえば合成樹脂製であり、長手方向Xに沿って長細な箱型状に形成されている。このケース30は、図1中上面部の略全面が開口するとともに、底面部にも開口部が設けられている。ケース30の内部にはこの画像読取装置B1の主要部品が収容されている。
基板40は、たとえばエポキシ樹脂製またはセラミック製であり、ケース30の底部に嵌め込まれており、受光素子50とゴムコネクタ90を搭載している。また、図示していないが、基板40上には受光素子50とゴムコネクタ90とを実装するための配線パターンが形成されており、この配線パターンと外部制御機器を接続するためのコネクタ端子も搭載されている。
受光素子50は、基板40上に、長手方向Xに延びる列状に複数並べられている。この受光素子50は受光した光を光電変換し、上記配線パターンを通じて電気信号として出力するものである。
集光レンズ60は、読取りラインLにおいて原稿によって反射された光を受光素子50に集束させるためのものである。この集光レンズ60としては、たとえば原稿画像を正立等倍に集束可能な多数のセルフォックレンズを長手方向Xに並べたレンズアレイが適用される。
ガラスカバー70は、透明なガラスで形成されており、ケース30の図1中上面部の開口に嵌合するように形成されている。このガラスカバー70上に原稿を設置することができる。
光源80は、たとえばLEDチップを樹脂パッケージしたLED光源が用いられる。この光源80は、図2に示すように、ゴムコネクタ90上に設置されている。
ゴムコネクタ90は、内部に上記配線パターンと光源80内のLEDチップとを導通させるための導通部材を組み込んだゴムケースである。
この画像読取装置B1は、長手方向Xに沿う読取りラインL上に、図1中に仮想線で示したような加圧ローラR等を用いて送り込まれる原稿を読み取ることが出来る。すなわち、まず、光源80から発せられた光は、光入射部11より導光部材A1内に導入される。光入射部11より導入された光は、長手方向Xに沿って進行するする光を中心に導光部材A1内部を放射状に進行する。それらの光のうち底面13において乱反射された光の一部は直接光出射面12へ到達し、また一部は側面14a,14bでの反射を経て光出射面12へ到達する。光出射面12へ到達した光のうち、光出射面12へ入射角42.2度以下で入射した光は透過し、光入射面12のレンズ効果により読取りラインLに向けて出射しされる。導光部材A1において光出射面12および底面13は長手方向Xに沿って略全長にわたって形成されているので、読取りラインL全長を照明することができる。その読取りラインL上に送り込まれた原稿によって反射された光は集光レンズ60によって受光素子50に集束される。受光素子50が感知した光量に応じて電気信号を出力することで、この画像読取装置B1は、原稿を電気信号として読み取ることができる。
以下、このような画像読取装置B1に組み込まれている導光部材A1の効果について説明する。
導光部材A1内を、光入射面12、底面13、側面14a、および、側面14bで反射しながら進行する光は、その一部を光入射面12から放出しているので導光部材A1の終端に到達するときには大幅に減衰している。このため、傾斜面15a,15b付近まで到達する光のほとんどは、長手方向Xに沿って進行する光である。長手方向Xに沿って進行する光の傾斜面15a,15bへの入射角は45度であるので、このような光は傾斜面15a,15bにおいて全反射され、導光部材A1外へ透過しない。
たとえば、長手方向Xに沿って進行し、傾斜面15bに入射角45度で入射した光は全反射され、傾斜面15aに入射角45度で入射し、ここでも再び全反射される。このような光の動きを、図4の仮想線による矢印で示している。図4に示すように、傾斜面15bへ長手方向Xに沿って進行してきた光は、傾斜面15bと傾斜面15aとにおける全反射によって、導光部材A1内へ、そのほとんどが戻される。傾斜面15aに入射角45度で入射して全反射した光も同様に傾斜面15bで全反射し、導光部材A1内へ戻される。従って、導光部材A1は傾斜面15a,15bを備えることで、好適に終端における光漏れを抑止することができる。
さらに、傾斜面15a,15bで全反射した光の一部は導光部材A1の終端付近で、直接、あるいは、底面13、側面14a,14bにおける反射を経て光出射面12に到達する。それらの一部が、光出射面12より出射されるので、導光部材A1の終端付近における出射光量を補強することができる。従って、導光部材A1の終端には反射部材20を設ける必要はなく、光の折り返しによって光を有効利用できるので、光源80として比較的低出力の安価なものを用いることが可能である。
図9に、導光部材A1の始端からの距離と、各位置より出射する光の強度とをシュミレーションした結果を示している。図9におけるグラフの実線が導光部材A1での結果であり、破線は従来の傾斜面15a,15bを備えない導光部材での結果である。
図9におけるグラフの横軸は、導光部材の始端からの距離であり、縦軸は各位置での光強度を表している。このグラフにおいて、導光部材A1と従来の導光部材とを比較すると、光源から最も離れた位置、長手方向終端付近においてその差は顕著である。すなわち、導光部材A1では、従来のものに較べて、その終端付近においてより安定した光強度を保っている。
図5に本発明の第2実施形態に係る導光部材A2の終端付近における斜視図を示す。導光部材A2は、導光部材A1同様に1対の傾斜面15a,15bを備えており、さらにもう1対の傾斜面16a,16bを備えている。傾斜面16aは、傾斜面15aの図5中上端辺と、傾斜面15bの図5中上端辺と、導光部材A2本体とで区切られた平面である。同様に、傾斜面16bは、傾斜面15aの図5中下端辺と、傾斜面15bの図5中下端辺と、導光部材A2本体とで区切られた平面である。
傾斜面16a,16bは、傾斜面15a,15bと同様に図5中に仮想線で示す対称平面P2を挟んで鏡対称に形成されている。対称平面P2は対称平面P1と直交している。また、導光部材A2の形状が図5中上下に非対称であるため、傾斜面16a,16bは完全同形とはならない。傾斜面16aと対称平面P2とが成す角、および、傾斜面16bと対称平面P2とが成す角は、いずれも45度である。
このような導光部材A2は、その終端が、傾斜面15a,15bに加えてさらに傾斜面16a,16bを備えて形成されており、傾斜面16a,16bによっても光が折り返される。このため、導光部材A1よりもさらに高い効率で長手方向Xに沿って進行してきた光を折り返し導光部材A2内へ戻すことができる。
図6に本発明の第3実施形態に係る導光部材A3の終端付近における斜視図を示す。図6によると、導光部材A3は、導光部材A2と同様に、その終端が4枚の傾斜面15a,15b,16a,16bによって形成されている。導光部材A3では、導光部材A2と異なり、それら4枚の傾斜面15a,15b,16a,16bがそれぞれ、1頂点で接する三角形となっている。この4枚の傾斜面15a,15b,16a,16bが接する頂点は、対称平面P1と対称平面P2が交差する直線上にある。また、傾斜面15aと傾斜面15bがそれぞれ対称平面P1と成す角がいずれも45度であり、傾斜面16aと傾斜面16bがそれぞれ対称平面P2と成す角は、上記構造に応じて適宜決定される。
このような導光部材A3は、導光部材A2と同様に、その終端部が4枚の傾斜面15a,15b,16a,16bによって形成されているので、効率よく長手方向Xに沿って進行してきた光を折り返し導光部材A3内へ戻すことができる。また、傾斜面16aと傾斜面16bとが対称平面P2と成す角度は、光の折り返しに最適な45度ではないが、傾斜面積が広いのでより多くの光を反射させることが可能である。
図7に本発明の第4実施形態に係る導光部材A4の終端付近における斜視図を示す。図7によると、導光部材A4は導光部材A1と同様に対称平面P1を挟んで鏡対称な傾斜面15a,15bを備えている。さらに、傾斜面15aと傾斜面15bとの間にシボ加工面17を備えている。なお、図7では対称平面P1を省略している。
シボ加工面17は、傾斜面15aと傾斜面15bとに挟まれた長手方向Xを法線方向とする平面にシボ加工を施した平面である。シボ加工面17はシボ加工を施されているので、長手方向Xに沿って進行してきた光を乱反射させ、拡散させる。
傾斜面15aと傾斜面15bとを導光部材A1のように加工する際、傾斜面15aと傾斜面15bとが交差する部分において、微小な糸状の平面部分が形成されてしまう可能性がある。このような平面部分は長手方向Xに沿う光を透過させてしまい、光のロスを発生させてしまう。しかしながら、導光部材A4においては、予め傾斜面15aと傾斜面15bとの交差部分を平面状にし、その部分をシボ加工により光を乱反射させるようにしているので、このような問題を好適に回避できる。
図8に本発明の第5実施形態に係る導光部材A5が組み込まれた画像読取装置B2の断面図を示している。図8において、画像読取装置B2の各構成要素の符号は、図2における画像読取装置B1の各構成要素の符号と合致させている。
画像読取装置B2においては、光源80を基板40上に、その発光面が図8上方を向くように設置されている。このため、導光部材A5は、図8に示すように、光入射部11が光源80の発光面と対向するように、長手方向Xの一端が折れ曲がった形状をしている。
導光部材A5は、光入射部11の図8中上方に傾斜面18を備えており、この傾斜面8によって、光入射部11から導入した光を反射させ、長手方向Xへ進路変更させる。また、この傾斜面18を覆うように反射面24が形成されており、傾斜面18を透過した光を導光部材A5内へ戻している。
本発明に係る、導光部材の終端における構造は、導光部材A5においても利用可能である。導光部材A5の終端の構造は、導光部材A1,A2,A3,A4の終端の構造のいずれも適用可能である。
本発明に係る導光部材は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る導光部材の各部の具体的な構成は、様々に設計変更自在である。たとえば、光源からの光を導光部材の中央から入射するような導光部材において、その導光部材の長手方向両端に本発明の傾斜構造を用いることもできる。
B1,B2 画像読取装置
A1,A2,A3,A4,A5 導光部材
L 読取ライン
R 加圧ローラ
X 長手方向
P1,P2 対称平面
11 光入射部
12 光出射面
13 底面
14a,14b 側面
15a,15b 傾斜面
16a,16b 傾斜面
17 シボ加工面
18 傾斜面
20 反射部材
21,22,23,24 反射面
30 ケース
40 基板
50 受光素子
60 集光レンズ
70 ガラスカバー
80 光源
90 ゴムコネクタ
A1,A2,A3,A4,A5 導光部材
L 読取ライン
R 加圧ローラ
X 長手方向
P1,P2 対称平面
11 光入射部
12 光出射面
13 底面
14a,14b 側面
15a,15b 傾斜面
16a,16b 傾斜面
17 シボ加工面
18 傾斜面
20 反射部材
21,22,23,24 反射面
30 ケース
40 基板
50 受光素子
60 集光レンズ
70 ガラスカバー
80 光源
90 ゴムコネクタ
Claims (5)
- 透光性の材質により細長の形状に形成されており、
長手方向に沿って延びる光出射面と、
光源からの光が入射する光入射部と、を備えており、
上記光入射部から入射した光を上記長手方向に進行させつつ、上記光出射面から出射する導光部材であって、
上記導光部材の長手方向端部は、1対の傾斜面を含む複数の面によって構成されており、
上記1対の傾斜面は、上記長手方向に沿う対称平面を挟んで互いに鏡対称とされていることを特徴とする、導光部材。 - 上記複数の面は、2対の傾斜面を含んでおり、
上記2対の傾斜面は、それぞれが上記長手方向に沿う個別の対称平面を挟んで互いに鏡対称とされている、請求項1に記載の導光部材。 - 上記2対の傾斜面の上記対称平面どうしは、互いに直交している、請求項2に記載の導光部材。
- 上記1対の傾斜面間には、上記対称平面と直交する面が設けられており、この面には、シボ加工が施されている、請求項1に記載の導光部材。
- 上記光入射部が、上記1対もしくは2対の傾斜面と向き合うように、傾斜面が形成されている長手方向端部とは反対側の長手方向端部に形成された請求項1ないし4のいずれかの導光部材。
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Cited By (3)
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