JP2007182238A - 液体充填装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体充填装置1は、フィラーボウル2と、フィラーボウル2に固定されたバルブ本体3と、下端部が容器10内に挿入されるベントチューブ6と、下端が容器10へのビールの注ぎ口となる充填液通路7と、容器10の口部に当接するパッキング部21を備えるセンタリングカップ4とを有しており、センタリングカップ4は容器10の種類毎に交換可能に複数用意され、各センタリングカップ4は、各容器内10においてベントチューブ6の先端の位置と各容器10の入味高さとが一致するように、パッキング部21の鉛直方向寸法が設定されている。
【選択図】図1
Description
図6に示す液体充填装置40は、フィラーボウル(図示せず)に連設される弁体41内臓のバルブ本体42と、バルブ本体42に連設され容器43内に挿入されるノズル部44及びコントロールゲージ(ベントチューブ)45を有するノズルヘッド46と、ノズルヘッド46に連設され容器43口部に嵌装されるボンネットインサート47とを備えている。液体充填装置40は、容器43口部にボンネットインサート47を嵌装し、ノズル部44から容器43内に液体を充填しつつ、コントロールゲージ45により容器43内のガスの回収が行われる。そして、容器43内の液面が上昇し、コントロールゲージ45内のフロートボール48が浮上してガスの流れをシールすることにより充填が終了する。即ち、容器43内に充填される液体の量(入味量)は、液面が容器43底面から所定の高さ(入味高さ)に達したか否かにより管理され、液体充填装置40においては、フロートボール48がコントロールゲージ45を塞ぐ位置が入味高さに設定することで、容器43内における入味量の管理を行なっている。
かかる問題を解決するものとして、図7に示す液体充填装置50が知られている(特許文献1参照)。
本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、従来の設備に対して大きな設計変更を必要とせずに、容器の変更に伴う入味量の変更に迅速に対応することが可能な液体充填装置を提供することにある。
前記フィラーボウルに固定されたバルブ本体と、
前記バルブ本体内に配設され、上端部が開閉弁を介して前記フィラーボウル内に連通するとともに、下端部が容器内に挿入されるベントチューブと、
前記バルブ本体と前記ベントチューブとの間に構成され、上端部が前記フィラーボウル内の充填液貯溜部に連通するとともに、下端が前記容器への前記充填液の注ぎ口となる充填液通路と、
前記バルブ本体の下方に備えられ、前記容器の口部に当接するパッキング部を備え、前記容器の口部の位置合わせを行なうセンタリングカップとを有してなる液体充填装置において、
前記センタリングカップは前記容器の種類毎に交換可能に複数用意され、前記各センタリングカップは、前記各容器内において前記ベントチューブの先端の位置と前記各容器の入味高さとが一致するように、前記パッキング部の鉛直方向寸法が設定されていることを特徴とする。
前記バルブ本体内に配設され、上端部が開閉弁を介して前記フィラーボウル内に連通するとともに、下端部が前記容器内に挿入されるベントチューブにより前記容器内のガスを前記フィラーボウル内に戻しつつ、前記バルブ本体と前記ベントチューブとの間に構成され、上端部が前記フィラーボウル内の充填液貯溜部に連通するとともに、下端が前記容器への前記充填液の注ぎ口となる充填液通路より前記充填液を充填する充填方法において、
前記センタリングカップを、前記容器の種類毎に交換可能に複数用意し、前記各センタリングカップを、前記各容器内において前記ベントチューブの先端の位置と前記各容器の入味高さとが一致するように、前記パッキング部の鉛直方向寸法を設定していることを特徴とする。
図1は本発明の実施形態に係る液体充填装置が中壜にビールを充填する状態を示す断面図である。図2は液体充填装置が小壜にビールを充填する状態を示す断面図である。図3は中壜用のセンタリングカップの構成を示す断面図である。図4は小壜用のセンタリングカップの構成を示す断面図である。図5は本発明の実施形態に係るCIPキャップの断面図である。図6は従来のCIPキャップの断面図である。
フィラーボウル2は、内部にビールを貯留しており、ビールの液面の上方に加圧カウンタガス(例えば、炭酸ガス)が充満するヘッドスペース(図示せず)を有している。
バルブ本体3は、フィラーボウル2の底壁にボルトで締結することによって取付けられ、その内側においてベントチューブ6と、充填液通路7とを備えている。
液バルブ11は、連通部8と連通して備えられ、バルブ本体3内に備えられる円錐体13と、バルブ本体3に形成されたバルブ座14とを備えて構成されている。そして、円錐体13の下面に設けられた溝部15には、バルブ座14に当接して液バルブ11をシールするパッキン16が嵌め込まれている。
センタリングカップ4は、バルブ本体3の下方に着脱自在に備えられ、カップカバー20と、パッキング部21とを備えている。
パッキング部21は、中心部にノズル部12の外径と略同一の内径の孔部23を有する円筒状に形成されている。そして、パッキング部21の外周面には、カップカバー20の溝部22と嵌合する凸条24が形成されている。また、パッキング部21の内周面下端部には、容器10の口部と当接する切り欠き部25が形成されている。
そして、センタリングカップ4Mは、図3及び図4に示すように、パッキング部21の鉛直方向長さcが、センタリングカップ4Sのパッキング部21の鉛直方向長さdに対して9mm長く形成されている。
容器受台5は、ノズル部12の下方に配設され、容器10を載置した状態において昇降装置(図示せず)により上下方向に昇降自在に形成されている。
まず、液体充填装置1により小壜Sに対するビールの充填を行う場合、センタリングカップ4として小壜S用のセンタリングカップ4Sを装着する。
次に、図示しないバキューム手段により小壜S内の空気を吸い出しつつ、図示しないガス注入手段によりカウンタガス(本実施形態においては、炭酸ガス)を注入し、小壜S内の空気をカウンタガスに置換するとともに、小壜S内を、小壜S内の圧力とフィラーボウル2内のカウンタガスの圧力とが同圧になるまで加圧する。
そして、小壜Sの場合と同様に、容器受台5上に中壜Mを載置し、昇降装置により容器受台5を上昇させ、ベントチューブ6の下端部を中壜Mの口部から内部に挿入する。そして、容器受台5の上昇を続け、中壜Mの口部がセンタリングカップ4Mの切り欠き部25に当接することで、中壜Mが容器受台5とパッキング部21とにより挟まれて固定された状態となり、中壜Mの口部がパッキング部21により気密にシールされる。
なお、液体充填装置1により中壜Mにビールを充填する場合におけるその後の行程は小壜Sの行程と同一であるため、説明を省略する。
例えば、本実施形態においては、液体充填装置1は、小壜S及び中壜Mにビールを充填する場合を例にしたが、かかる場合に限定されず、ジュース、飲料水その他の充填液の充填に適用することも可能である。また、液体充填装置1の充填対象とする壜のサイズは適宜変更可能であり、また、壜に限定されることなく缶その他の容器であっても構わない。
2 フィラーボウル
3 バルブ本体
4 センタリングカップ
5 容器受台
6 ベントチューブ
7 充填液通路
8 連通部
10 容器
11 液バルブ
12 ノズル部
13円錐体
14 バルブ座
15 溝部
16 パッキン
20 カップカバー
21 パッキング部
22 溝部
23 孔部
24 凸条
25 切り欠き部
26 テーパー面
27 円錐体状のスプレッダー
M 中壜
S 小壜
30 CIPキャップ
31 ガイド部
32 凸条
33 接続部
40 液体充填装置
41 弁体
42 バルブ本体
43 容器
44 ノズル部
45 コントロールゲージ
46 ノズルヘッド
47 ボンネットインサート
48 フロートボール
50 液体充填装置
51 弁体
52 バルブ本体
53 容器
54 ノズル部
55 コントロールゲージ
56 ノズルヘッド
57 ボンネットインサート
58 ガイドピン
59 バネ
60 スペーサ
Claims (4)
- 充填液を貯留したフィラーボウルと、
前記フィラーボウルに固定されたバルブ本体と、
前記バルブ本体内に配設され、上端部が開閉弁を介して前記フィラーボウル内に連通するとともに、下端部が容器内に挿入されるベントチューブと、
前記バルブ本体と前記ベントチューブとの間に構成され、上端部が前記フィラーボウル内の充填液貯溜部に連通するとともに、下端が前記容器への前記充填液の注ぎ口となる充填液通路と、
前記バルブ本体の下方に備えられ、前記容器の口部に当接するパッキング部を備え、前記容器の口部の位置合わせを行なうセンタリングカップとを有してなる液体充填装置において、
前記センタリングカップは前記容器の種類毎に交換可能に複数用意され、前記各センタリングカップは、前記各容器内において前記ベントチューブの先端の位置と前記各容器の入味高さとが一致するように、前記パッキング部の鉛直方向寸法が設定されていることを特徴とする液体充填装置。 - 前記センタリングカップは、前記容器が容量の大きいものに変更された場合には前記パッキング部の鉛直方向寸法が大きいものに交換され、前記容器が容量の小さいものに変更された場合には前記パッキング部の鉛直方向寸法が小さいものに交換されることを特徴とする請求項1記載の液体充填装置。
- 充填液を貯留したフィラーボウルに固定されたバルブ本体の下方に備えられ、容器の口部に当接するパッキング部を有するセンタリングカップにより前記容器の口部の位置合わせ及び固定をし、
前記バルブ本体内に配設され、上端部が開閉弁を介して前記フィラーボウル内に連通するとともに、下端部が前記容器内に挿入されるベントチューブにより前記容器内のガスを前記フィラーボウル内に戻しつつ、前記バルブ本体と前記ベントチューブとの間に構成され、上端部が前記フィラーボウル内の充填液貯溜部に連通するとともに、下端が前記容器への前記充填液の注ぎ口となる充填液通路より前記充填液を充填する充填方法において、
前記センタリングカップを、前記容器の種類毎に交換可能に複数用意し、前記各センタリングカップを、前記各容器内において前記ベントチューブの先端の位置と前記各容器の入味高さとが一致するように、前記パッキング部の鉛直方向寸法を設定していることを特徴とする液体充填方法。 - 前記センタリングカップは、前記容器が容量の大きいものに変更された場合には前記パッキング部の鉛直方向寸法が大きいものに交換され、前記容器が容量の小さいものに変更された場合には前記パッキング部の鉛直方向寸法が小さいものに交換されることを特徴とする請求項3記載の液体充填方法。
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JPH01170692A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-05 | Showa Shell Sekiyu Kk | リチウムグリース組成物 |
JPH0427798A (ja) * | 1990-05-21 | 1992-01-30 | Tsurumi Mfg Co Ltd | 羽根車の固定装置 |
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