JP2007181046A - 受信回路、受信装置および受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】映像中間周波信号の映像変調度が過変調となっても、また、いかなる映像パターンに対しても、正確に映像検波出力を得ることができ、かつ回路規模も大きくならない受信回路を提供する。
【解決手段】本発明の受信回路は、映像信号を被変調信号とする変調信号の位相に同期した発振信号を出力するPLL回路102と、前記発振信号を用いて前記変調信号を同期検波することにより、前記映像信号を出力する映像検波器21と、前記発振信号の周波数が、所定範囲内にあるか否かを判定することによって、前記位相同期回路がロック状態であるか否かを示す周波数検出信号を出力する周波数検出回路33とを備え、前記周波数検出信号を用いてPLL回路102を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、位相同期ループ (以下、PLLと記す) を用いた映像中間周波信号を処理する回路に関し、特に過変調時の入力信号に対しても安定な映像検波出力を得ることができる受信回路に関し、例えば、テレビジョン受信機やテレビジョンチューナ内蔵のビデオ再生装置の分野で使用されるものである。
例えば、テレビジョンセット等の中間周波段では、振幅変調波を検波するために同期検波回路が使用されている。図8は従来の連続PLL同期検波方式による映像中間周波信号処理回路を含む受信装置を示すブロック図である。この図8のように従来のテレビジョン受像機は、主にアンテナ10、このアンテナ10で受信したテレビジョン高周波信号から希望のチャンネル周波数を選択し、映像中間周波信号に変換するチューナ回路100、そして、この映像中間周波信号より映像信号を検波する映像中間周波信号処理回路101とを有する。
以下に図8に示す受信装置の動作を従来の映像中間周波信号処理回路101を中心に説明する。アンテナ10で受信されたテレビジョン高周波信号は、高周波増幅器11で増幅され、混合器12で局部発振器13からの局部発振信号と混合されて映像搬送波周波数 (日本の場合は58.75MHz) を有する映像中間周波信号 (以下、VIF信号と記す) に変換される。通常高周波増幅器11はRFAGC機能を有し、映像検波出力が一定となるように動作する。RFAGC機能は図8では省略してある。
次に、中間周波信号の帯域通過フィルタ (一般的にはSAWフィルタ) 14を通過したVIF信号aは、映像中間周波増幅器 (以下、VIF増幅器と記す) 20で一定レベルに増幅され (信号b)、映像検波器 (以下、VIF検波器と記す) 21へ入力される。
また、VIF増幅器20の出力信号bは、位相検波器25、低域通過フィルタ (以下、LPFと記す) 26、電圧制御発振器 (以下、VCOと記す) 27、および移相器28から構成されるPLL回路102にも入力される。VIF増幅器20の出力信号bと移相器28の出力信号fは、位相検波器25に入力され、両信号の位相が比較されて、その位相差に比例した信号gが位相検波器25から出力される。位相検波器25の出力信号gは、LPF26で平滑されて直流電圧に変換される (信号h)。VCO27は、LPF26から出力された制御電圧に応じた発振周波数の信号を出力する (信号d)。移相器28は、信号eと信号fの位相差が90°となるように、VCO27の出力信号dの位相をシフトさせ出力する。信号eと信号fは、各々、VIF検波器21と位相検波器25に入力される。
VIF検波器21では、VIF増幅器20からの出力信号bと移相器28からの出力信号eとが入力され、入力された両信号を乗算し、高調波成分をカットした結果が出力される (信号c)。PLL回路102がロックしているとき、移相器28の出力eは、VIF信号aの映像搬送波に対し同一周波数でかつ同一位相となってVIF検波器21に与えられる。VIF検波器21はこの信号に基づき、増幅器20の出力を同期検波し、映像検波出力cを出力する。
この映像検波出力cは映像信号出力端子22から外部に出力されるとともに、内部のAGC回路29およびロック検出回路30にフィードバックされる。AGC回路29は、映像検波出力信号cのレベルを検出してVIF増幅器20のゲインを制御し、その出力bを一定レベルに保持するようにする。一方、ロック検出回路30は、映像検波出力cに基づきPLL回路102がロック状態かまたはアンロック状態かを判定し (信号j)、LPF26の時定数を制御している。すなわち、ロック状態においては、時定数を大きくして応答を遅くし、ノイズやVIF信号が有している位相歪などに応答しにくいよう制御している。一方、アンロック状態においてはLPF26の時定数を小さくして応答を速め、PLLの引き込み範囲 (キャプチャレンジ) を広くする。
一方、近年、放送局から送信される振幅変調されたテレビジョン信号を過度に増幅するため、振幅変調度が100%以上の過変調状態で放送されている場合がある。また、映像機器からテレビジョン高周波信号を作るRFコンバータを内蔵するような機器では、テレビジョン高周波信号を作る際に過変調状態になる場合がある。そして、これらにより伝送されたVIF信号aを上記映像中間周波信号処理回路101で復調する場合、過変調によりVIF信号aの搬送波の位相が反転してしまい、この反転した信号の位相に移相器28の出力eの位相を同期させるよう動作するため、PLL回路102は正確に搬送波の再生を行えないという欠点があった。
この欠点を解消するために特開平3−44280号公報などに示すようなサンプリングPLL同期検波方式を採用した映像中間周波信号処理回路がある。サンプリングPLL同期検波方式では位相比較出力gはある一定期間だけVCO27に供給され、他の期間はPLL制御を行わずにVCO27の出力は一定位相とされる。従って、そのPLLを動作させる期間を、過変調にならない期間 (例えば、水平同期信号期間) にすると、過変調時にはPLLが働かずにVCO出力が一定位相を保つので、図8の連続PLL同期検波方式の映像中間周波信号処理回路で起こるような反転位相へのロックを防ぐことができる。
図9にこのような従来のサンプリングPLL同期検波方式による映像中間周波信号処理回路の一例を示す。この回路において、位相検波器25’には、VIF増幅器20の出力b、移相器28の出力fの他に、変調度検出回路32の出力l、電界強度検出回路31の出力kおよびロック検出回路30の出力jが入力されている。変調度検出回路32は、時々刻々の映像検波出力cの電圧をある基準電圧VMTHと比較することにより変調度が高い期間を検出し変調度検出信号lを出力する。電界強度検出回路31は、AGC回路29のAGC出力iの信号をある電圧と比較することで、VIF信号が弱電界入力かまたはAGC回路が動作する中・強電界入力のいずれかを検出し、電界強度検出信号kを出力する。これら3つの出力信号j、k、lに基づき、PLL回路102はループが閉じている状態 (以下、閉ループ状態と記す) およびループが開いている状態 (以下、開ループ状態と記す) のいずれかに切り換えられる。閉ループ状態においては、位相検波器25’でVIF増幅器20の出力bと移相器28の出力fとが位相比較され、その位相検波出力g’を平滑した制御電圧 (信号h) によってVCO27は発振する。すなわち、閉ループ状態は、図8に示す従来の連続PLL同期検波方式の映像中間周波信号処理回路と全く同様の状態になる。また、開ループ状態においては、位相検波器25’は直前の閉ループ状態の時に出力された位相検波出力g’を出力し、VCO27は直前の発振周波数と位相を保持する。
図10は、このサンプリングPLL同期検波方式の映像中間周波信号処理回路101における各動作モードでの検出信号j、k、lおよびPLL回路102の状態を示す。ロック状態でAGC回路が動作する中・強電界入力状態においては、映像検波出力cが基準電圧VMTHより高いか低いかに応じて、PLL回路102はループの開閉を繰り返す (10−3、10−4)。映像検波出力cが基準電圧VMTHより高い図6の期間T2, T4、すなわち、変調度が高く映像信号の輝度レベルが高い期間では、PLL回路102は開ループ状態になり、VCO27の出力dは開ループ状態になる直前のものが保持される (10−4)。一方、映像検波出力cが基準電圧VMTHより低い図6の期間T1, T3, T5、すなわち映像信号の輝度レベルが低い期間では、PLL回路102は閉ループ状態になり、VCO27の出力dはVIF増幅器20の出力bに追従して変化する。 (10−3)。
一方、アンロック状態 (10−1) および弱電界入力状態 (10−2) においては、PLL回路102は閉ループ状態と開ループ状態の切換を行わず、常に閉ループ状態となり、従来と同様な引き込み応答性を得る。
図11に映像検波出力cに基づきPLL回路102がロック状態かあるいはアンロック状態かを判定するロック検出回路30の一構成例を示す。映像検波出力cが平滑回路40に入力され、平滑されて、映像検波出力cの平均レベル (信号p) が比較器41に与えられる。比較器41は、基準電圧Vrefと平滑回路40の出力信号pを比較してその結果を出力する (信号j)。
図11のような構成において、次に、その動作を図12の波形図に従って説明する。図12 (A) は、PLL回路102がアンロック状態の場合、同図 (B) は、通常変調入力時でPLL回路102がロック状態の場合、同図 (C) は、過変調入力時でPLL回路102がロック状態の場合について、それぞれ映像検波出力cと、平滑回路40の出力である平均レベルVp、および比較器41における基準電圧Vrefの関係を示している。
さて、PLL回路102がアンロック状態の場合、図12 (A) に示すように映像検波出力cはビート状の信号となる。この場合、この信号を平滑回路40に通すと、平均レベルVpは無信号電位V0とほぼ等しい比較的高い電圧の信号が現れる。従ってこの平均レベルVpは、基準電圧Vrefより高くなるため、信号jにはPLL回路102がアンロック状態であることを示す信号が出力される。
一方、通常変調時において、PLL回路102がロック状態である場合、映像検波出力cは映像信号と同じ信号になる。この信号を平滑回路40に通すと、平均レベルVpは比較的低い電圧の信号が現れる。従ってこの平均レベルVpは、基準電圧Vrefより低くなるため、信号jにはPLL回路102がロック状態であることを示す信号が出力される。
特開平3−44280号公報 特開平5−244533号公報
しかしながら、従来の映像中間周波信号処理回路101は、以上述べたように映像検波出力cを平滑回路40に通して得られる平均レベルVpを基準電圧Vrefと比較することによって、PLL回路102のロック状態あるいはアンロック状態を判定し、その判定した信号に基づきPLL回路102のループを開閉するように構成されていたので、以下に述べる3つの問題点を有していた。
問題点(1)として、VIF信号が過変調の場合にロック検出回路が判定誤りをしてしまうという問題点がある。図12 (C) に示すように、VIF信号が過変調の場合において、PLL回路102がロックしているとき、映像検波出力cにはレベルの高い映像信号が出力される。従って、この映像検波出力cを平滑回路40を通じて平滑した場合、その出力である平均レベルVpは、通常変調時に比べて高めにシフトしてしまい、基準電圧Vrefを超えてしまう。その結果、平均レベルVpは基準電圧Vrefよりも高い、つまりPLL回路102はアンロック状態と判定して、その結果を信号jに出力することになる。PLL回路102がアンロック状態と判定されたことにより、PLL回路102は、VIF信号が過変調であるにも関わらず、閉ループ状態と開ループ状態の切換は行われず、常に閉ループ状態になってしまい、正確な映像検波出力が得られなくなる (図12の信号c’)。
問題点(2)として、VIF信号が通常変調度 (87.5%) においても、映像パターンによりロック検出回路が判定誤りをしてしまうという問題点がある。例えば、白100%の映像パターンなどは黒の映像パターンに比べて、映像検波出力cの平均レベルVpが高く、基準電圧Vrefの設定値によっては、平均レベルVpが基準電圧Vrefよりも高いと判定し、PLL回路102はアンロック状態と誤判定されてしまう。その結果、PLL回路102のLPF26の時定数が小さくなり、音声バズやビートが生じるなど映像特性および音声特性に劣化が生じる。また、アンロック状態 (図12 (A)) の映像検波出力cの平均レベルVpは、回路素子の拡散ばらつきや周囲温度、電源電圧、色信号の有無、音声信号の強度 (PS比) に対して影響を受けやすい。そのため、これらを考慮して基準電圧Vrefを低く設定すると、ロック状態のときにアンロック状態との誤判定が起きやすくなり、基準電圧Vrefを高く設定すると、アンロック状態のときにロック状態との誤判定が起きやすくなる。
問題点(3)として、映像検波出力cの水平同期信号の周波数は比較的低い (15.7kHz) ため、平均レベル (信号p) を出力する平滑回路40には大きい容量が必要となる。この容量を半導体集積回路に内蔵した場合には、マスク面積が増大する。一方、外付けにした場合には、ピン数が増加する。どちらの場合においてもコストアップにつながることとなる。
本発明は上記のような従来の問題を解決するもので、VIF信号の映像変調度が100%を超え、いかなる映像パターンに対しても、正確に映像を受信することができ、かつ回路規模も大きくならない映像中間周波信号を処理する受信回路を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため本発明の受信回路は、映像信号を被変調信号とする変調信号の位相に同期した発振信号を出力する位相同期回路と、前記発振信号を用いて前記変調信号を同期検波することにより、前記映像信号を出力する映像検波器と、前記発振信号の周波数が、所定範囲内にあるか否かを判定することによって、前記位相同期回路がロック状態であるか否かを示す周波数検出信号を出力する周波数検出回路とを備え、前記周波数検出信号を用いて前記位相同期回路を制御するように構成されている。
この構成によれば、位相同期回路のロック/アンロックの判定は、映像信号に基づいて行うのではなく、位相同期回路から出力される発振信号に基づいて行うように構成されている。すなわち、ロック/アンロックの判定は、位相同期回路から出力される発振信号の周波数が所定範囲内であるか否かによって判定される。これにより、映像信号が過変調であっても白パターンの高輝度画像であっても誤判定を生じさせないという効果がある。さらに、ロック/アンロックの判定のために映像信号を平滑化する必要がないので、平滑化の容量が不要になり、回路面積を低減し あるいは外付け容量を接続するピン数の増加を解消するという効果がある。
ここで、前記位相同期回路は、前記発振信号を出力する電圧制御発振器と、前記変調信号と前記発振信号との位相差を示す信号を出力する位相検波器と、前記位相差を示す信号を平滑化し、平滑化された信号を制御電圧として前記電圧制御発振器に出力する低域通過フィルタと、前記電圧制御発振器、位相検波器および低域通過フィルタにより形成されるループを開閉するスイッチ回路とを有し、前記スイッチ回路は、前記周波数検出信号に基づいて前記ループを開閉してもよい。
この構成によれば、ロック/アンロックの誤判定がないので、スイッチ回路によるループの開閉を誤ることなく実現することができ、受信回路は映像信号を安定して出力することができる。
ここで、前記位相同期回路は、前記発振信号を出力する電圧制御発振器と、前記映像信号と前記発振信号との位相差を検波する位相検波器と、前記位相差を示す信号を平滑化し、平滑化された信号を制御電圧として前記電圧制御発振器に出力する低域通過フィルタとを備え、前記低域通過フィルタは、時定数を切り換え可能に構成され、前記周波数検出信号に基づいて時定数を切り換えてもよい。
この構成によれば、ロック状態とアンロック状態とで時定数を切り換えることによってループの応答速度を可変にし、かつ誤判定による切り換えを防止することができる。
ここで、前記周波数検出回路は、前記発振信号の周波数をカウントするカウント手段と、前記カウント手段からのカウント値が、前記所定範囲内にあるか否かを判定する判定手段とを有する構成としてもよい。
この構成によれば、カウント手段はいわゆる周波数カウンタなので、受信装置によく設けられているデジタルAFT(Automatic Fine Tuning;自動周波数調整)装置の周波数カウンタと兼用することができ、回路面積をより小さくすることができる。
ここで、前記カウント手段は、周期的に前記発振信号の周波数をカウントし、前記判定手段は、所定回数連続して前記所定範囲内にあると判定した場合に、前記位相同期回路がロック状態であることを示す周波数検出信号を出力する構成としてもよい。
この構成によれば、ロック/アンロックの誤判定を防止するだけでなく、判定の信頼性をより向上させることができる。
また、本発明の受信回路は、チューナから出力された映像中間周波信号を増幅する増幅回路と、発振信号を出力する電圧制御発振器と、前記増幅回路の出力信号と前記発振信号との位相差を検出する位相検波回路と、検出された位相差を示す信号を平滑化した電圧を制御電圧として前記電圧制御発振器に出力する低域通過フィルタとを含み、前記増幅回路の出力信号の位相に前記発振信号の位相を同期させる位相同期回路と、前記発振信号に基づいて、増幅された前記映像中間周波信号を同期検波することによって映像信号を出力する同期検波回路と、前記電圧制御発振器の発振信号の周波数をカウントし、カウント値に基づいて前記発振信号の周波数が規定の映像中間周波数を含む所定範囲内に入るものか否か判定することにより、前記位相同期回路がロック状態であるか否かを示す周波数検出信号を出力する周波数検出回路と、前記映像中間周波信号の電界強度を検出し、電界強度を示す電界強度検出信号を出力する電界強度検出回路と、前記映像中間周波信号の変調度を検出し、変調度を示す変調度検出信号を出力する変調度検出回路とを備え、前記位相同期回路は、前記周波数検出信号、前記電界強度検出信号および前記変調度検出信号に基づいて、前記電圧制御発振器、位相検波器および低域通過フィルタにより形成されるループを開閉し、ループが開いたとき、直前のループが閉じた状態における前記制御電圧を維持する構成としてもよい。
この構成によれば、変調度が高いときでも低いときでも、常に、発振信号は本来の搬送波の周波数や位相に対し再生搬送波として誤差が小さく、周波数検出回路や電界強度検出回路は判定を誤らない。つまり、過変調によるロック/アンロックの誤判定を防止することができる。さらに、発振信号は、映像パターン、変調度や輝度レベルによって変化しないため、映像パターンに関わらず正確な映像信号が得られる。この正確な映像信号に基づいて電界強度が検出されるので、正確な電界強度も得ることができる。
ここで、前記位相同期回路は、前記周波数検出信号がロック状態にあることを示し、前記電界強度検出信号がしきい値以上の電界強度であることを示し、かつ前記変調度検出信号が所定値以上の過変調であることを示す場合に、前記ループを開いた状態にし、それ以外の場合に前記ループを閉じた状態にする構成としてもよい。
この構成によれば、従来と比べて周波数検出信号および電界強度検出信号が正確なので、スイッチ回路によるループの開閉を誤ることなく実現することができる。受信回路は映像信号を安定して出力することができる。
ここで、前記低域通過フィルタは、時定数を切り換え可能に構成され、前記位相同期回路は、前記周波数検出信号がロック状態でないことを示す場合、または、前記電界強度検出信号がしきい値以下の弱電界であることを示す場合に、時定数を小さくする構成としてもよい。
この構成によれば、従来と比べて周波数検出信号および電界強度検出信号が正確なので、時定数の切り換えを誤ることなく適正に行うことができる。
ここで、前記周波数検出回路は、前記発振信号の周波数を、周期的にカウントする周波数カウンタと、前記周波数カウンタからのカウント値が所定回数連続して前記所定範囲内にある場合に、前記位相同期回路がロック状態であることを示す周波数検出信号を出力する判定手段とを備えてもよい。
この構成によれば、周波数検出回路は、安定して正確に判定することができる。従来のロック検出回路内のアナログ比較器は、基準電圧Vrefに対して、温度変動、電源電圧変動、回路素子の拡散ばらつきにより判定しきい値が影響を受ける。これに対して、本発明に含まれる周波数検出回路における、所定範囲内か否かをデジタル処理するので、温度変動、電源電圧変動、回路素子の拡散ばらつきに対しほとんど変化しない。これにより周波数検出回路は、安定して正確に判定を実現できる。
また、本発明の受信装置、受信方法も上記と同様の手段を有し、同様の効果を奏する。
本発明によれば、映像信号が過変調であっても白パターンの高輝度画像であっても誤判定を生じさせないという効果がある。さらに、ロック/アンロックの判定のための平滑化容量を不要にし、回路面積を低減し あるいは外付け容量を接続するピン数の増加を解消するという効果がある。また、周波数検出回路をデジタルAFT装置のカウンタと兼用することで回路面積をさらに小さくすることができる。
本実施の形態における映像中間周波信号処理回路では、PLL回路102のロック/アンロックの判定は、映像検波出力cに基づいて行うのではなく、VCO27の発振出力dに基づいて行うように構成されている。すなわち、VCO27の発振出力dの周波数が規定の映像中間周波数としての許容範囲内であるか否かによって判定される。これにより、映像信号が過変調であっても白パターンの高輝度画像であっても誤判定を防止でき、映像信号を平滑化するための容量を不要にするので回路面積を低減できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である映像中間周波信号処理回路を含む受信装置を示すブロック図である。同図では、従来の図9と同一部分は同一符号を用いている。
周波数検出回路33は、VCO27の発振出力dの周波数が規定の映像中間周波数を含む所定範囲内 (例えば58.75MHz±200kHz) (以下、VIF帯域内と記す) かまたは所定範囲外かを判定し、周波数検出信号mを出力する。この周波数検出信号mは、VIF帯域内であるか否か、つまりPLL回路102がロック状態かアンロック状態であるかを示す。周波数検出回路33の入力は、VCO27の出力d以外にVIF増幅器の出力bや移相器の出力でもかまわない。
スイッチ回路34は、位相検波器25とLPF26の間に新たに設けられ、変調度検出回路32の出力l、電界強度検出回路31の出力kおよび周波数検出回路33の出力mに基づいてスイッチを開閉制御している。スイッチ回路34がオフされている際には、PLL回路102は開ループ状態になり、位相検波回路25の出力gはLPF26に入力されず、LPF26の出力hは直前の値を保持する。一方、スイッチ回路34がオンされたとき、PLL回路102は閉ループ状態になり、位相検波回路25の出力gはLPF26に入力される (信号n)。このスイッチ回路34は、図1では位相検波器25とLPF26の間に設けたが、位相検波器の電流源のオンオフでも同様の結果になる。
また、LPF26の時定数は、電界強度検出回路31の出力kおよび周波数検出回路33の出力mに基づいて切り換えられている。
次に、このように構成された本発明の映像中間周波信号処理回路の動作を説明する。なお、周波数検出回路33やPLL回路102以外の構成や機能は従来と同様であるので、説明を省略する。
まず、周波数検出回路33の説明をする。図2は、周波数検出回路33の一例を示しており、VCO分周器50、クロック分周器51、カウンタ52、帯域検出回路53、ホールド回路54で構成されている。周波数検出信号mは、PLL回路102内のスイッチ回路34とLPF26に接続されている。図3は、ホールド回路54を詳細に示した回路図である。図4は、VCO27の発振出力dの周波数がVIF帯域外からVIF帯域内に変化したときの図2と図3に示す各信号のタイミングを示す図である。
図2中のVCO分周器50、クロック分周器51およびカウンタ52は、VCO27の発振出力dの周波数をカウントするカウント手段として機能し、周波数カウンタに相当する。また、帯域検出回路53およびホールド回路54は、周波数カウンタからのカウント値がVVIF帯域内にあるか否かを判定することによってPLL回路102がロック状態であるか否かを判定する判定手段として機能する。
VCO27の発振出力dは、VCO分周器50によって分周された後、クロック分周器51の出力信号CLK1の周期で決まる期間に周波数カウントされる。この周波数カウントは、正確な基準周波数によって実施されており、通常、水晶振動子XtalOSCの発振周波数を利用している。その発振周波数は、セットメーカやチューナパックメーカにより、例えば、3.58MHz、4.00MHzと使い分けられており、周波数精度は数kHzと比較的高い。
帯域検出回路53では、カウンタ52の出力信号に応じて、VCO27の発振出力dの周波数がVIF帯域内に該当するかあるいはVIF帯域外に該当するかを判定する。そして、帯域検出回路53は、クロック分周器51の出力信号CLK2が入力されるごとに、その判定した値をホールド回路54に出力する。
ホールド回路54は、図3に示すようにシフトレジスタ55、判定器56とで構成されており、シフトレジスタ55はフリップフロップF1からF3で、判定器56はゲートG1で構成されている。シフトレジスタ55では、VCO27の出力信号dが、VIF帯域内か否かを判定した帯域検出回路53の結果を、クロック分周器51の出力信号CLK3が入力されるごとに順次格納し、あらかじめ設定した所定回数 (本例では3回)保持している。判定回路56では、シフトレジスタ55の出力信号D1、D2、D3を入力し、シフトレジスタ55に所定回数の結果が格納されるごとに、全信号D1、D2、D3がVIF帯域内と判定されているか否かを検出する。すべてVIF帯域内と検出された際には、出力が安定しているとして周波数検出信号mにVCO27の発振出力dの周波数がVIF帯域内であると判定した信号を、信号CLK3が入力されるごとに出力する。すなわち、VCO27の出力信号dが不安定で、所定回数のうち一度でもVIF帯域外になれば、周波数検出信号mは所定回数の期間、VIF帯域外との信号を出力する。これにより判定の信頼性を向上させている。
ところで、PLL回路102がロックしたとき、VCO27の発振出力dの周波数はVIF信号の周波数、すなわち映像中間周波数に同期する。そのため、周波数検出回路33の出力信号mは帯域内との判定をする。これは、映像検波出力cの変調度や輝度レベルによらずロックしている際には常に正確な判定をする。
一方、電源投入時やVIF入力信号の周波数が大きく外れているとき、PLL回路102はアンロック状態となる。そのアンロック状態にあるとき、VCO27の発振出力dの周波数は規定の映像中間周波数にならず、幅広い周波数帯域を有した不安定なものになる。よって、帯域検出回路51は、VCO27の出力信号dが不安定なので、周波数検出信号mにVIF帯域外との検出結果を出力する。
図5は、本発明の映像中間周波信号処理回路101における各動作モードでの検出信号m、k、lおよびPLL回路102の状態を示す。
VIF信号が中・強電界入力状態で、PLL回路102がロックしている際には、VIF信号の変調度に応じて、PLL回路102は閉ループ状態と開ループ状態を繰り返す (5−3、5−4)。つまり、変調度が高く映像信号の輝度レベルが高い期間 (図6の期間T2, T4) では、スイッチ回路34はオフされ、PLL回路102は開ループ状態になって、VCO27の出力dは直前の閉ループ状態の周波数、位相で保持される (5−4)。一方、映像信号の輝度レベルが低い期間 (図6の期間T1, T3, T5) では、スイッチ回路34はオンされ、PLL回路102は閉ループ状態となる (5−3)。従って、変調度が高いときでも低いときでも常に、本来の搬送波の周波数や位相に対し誤差のない再生搬送波が得られる。VCO27の発振出力dは映像パターン、特に変調度や輝度レベルによって変化しないため、周波数検出回路や電界強度検出回路は判定を誤らず、映像パターンに関わらず正確な映像検波出力が得られる。よって、過変調による問題点(1)は起きることがない。
また、VIF信号が弱電界入力状態となる時 (5−2) やVIF帯域外 (5−1) においては、スイッチ回路34がオンされ、PLL回路102は閉ループ状態になる。
LPF26の一構成例を図7に示す。電界強度検出信号kおよび周波数検出信号mに基づいてSW1、SW2をオン/オフすることで時定数が切り換えられている。VIF信号が弱電界入力状態となる時 (7−2) やVIF帯域外 (7−1) においては、SW1をオン、SW2をオフさせることでLPF26の時定数を通常時より小さくしている。PLL回路102を閉ループ状態にし、LPFの時定数を小さくすることで、応答を速くし、PLLの引き込み範囲 (キャプチャレンジ) を広くする。一方、ロック状態すなわち強・中電界入力においては、SW1をオフ、SW2をオンさせることで時定数を大きくして応答を遅くし、ノイズや位相歪などに応答しにくいよう制御している。従って、LPFの時定数の切り換えも、映像パターンによる誤判定がなくなり、通常変調時の輝度が高い映像パターンによる問題点(2)も回避される。また、従来の基準電圧Vrefと異なり、周波数帯域の閾値は、温度変動、電源電圧変動、回路素子の拡散ばらつきに対しほとんど変化しないため、設定が容易となる。
周波数カウンタ52は、デジタルAFT装置に使用されるカウンタと兼用することができる。一般にテレビジョン信号受像機では、映像中間周波数が正確に規定の値 (例えば58.75MHz) になるように、チューナの局部発振器13の発振周波数を制御するAFT回路が用いられている。その映像中間周波信号の周波数を検波する必要があるが、近年では、VCO27の出力を周波数カウントした信号rに応じて局部発振器13の発振周波数を制御する方法が知られている (例えば、特開平10−276111)。
本発明の周波数カウンタ52をこのAFT装置のカウンタと兼用すれば、新たな回路は帯域検出回路53とホールド回路54だけにとどまり、従来例の平滑回路40や比較器41よりも回路規模を小さくできる。特に、従来のような平滑回路40内に大きな容量も必要とせず、または外付け容量を接続する外部端子も必要としない。また、VIF帯域内と判定する所定範囲内をAFTの動作範囲とすると、帯域検出回路53も簡単になる。従って、問題点(3)も解決できる。
以上説明したように、本発明の映像中間周波信号処理回路では、周波数検出信号mや電界強度検出信号kおよび変調度検出信号lに応じて、PLL回路102を閉ループ状態あるいは開ループ状態に切り換えている。周波数検出回路33や電界強度検出回路31に、映像パターン、特に変調度や輝度レベルによる誤判定がないため、過変調された映像中間周波信号に対しても、正確に映像検波することができる。また、デジタルAFT装置のカウンタ回路と兼用することで、回路規模も小さくできる。
なお、図1の受信回路は、典型的にはテレビチューナパックに内蔵され、テレビジョンセットなどの受信装置に実装される。また、映像中間周波信号処理回路101は1チップLSIとして製造される。特に、近年の小型化しているテレビチューナパックに適している。
本発明の受信回路は、入力信号が過変調となる振幅変調波を復調する回路、特に映像中間周波信号の復調回路、テレビチューナパック、テレビジョンセットに対し有用である。
本発明の一実施例による映像中間周波信号処理回路を示すブロック図。 周波数検出回路33の一構成例を示すブロック図 ホールド回路54の一構成例を示す回路図 周波数検出回路33の各信号のタイミングを示す図 図1の構成における、各動作モードでの検出信号およびPLLの状態を示す図表 映像検波出力の変調度を説明するための波形図 図1の構成における、各動作モードでの検出信号およびLPF26の時定数の関係を示す図表 従来の連続PLL同期検波方式を採用した映像検波中間周波信号処理回路を示すブロック図 従来のサンプリングPLL同期検波方式を採用した映像検波中間周波信号処理回路を示すブロック図 図9の構成における、各動作モードでの検出信号およびPLLの状態を示す図表 ロック検出回路30の一構成例を示すブロック図 ロック検出回路30の動作を説明するための波形図
符号の説明
10 アンテナ
11 高周波増幅器
12 混合器
13 局部発振器
14 SAWフィルタ
20 映像中間周波増幅器
21 映像中間周波検波器
22 映像信号出力端子
25 位相検波器
26 低域通過フィルタ
27 電圧制御発振器
28 移相器
29 AGC回路
30 ロック検出回路
31 電界強度検出回路
32 変調度検出回路
33 周波数検出回路
34 スイッチ回路
35 クロック入力端子
40 平滑回路
41 比較器
50 VCO分周器
51 クロック分周器
52 カウンタ
53 帯域検出回路
54 ホールド回路
100 チューナ回路
101 映像中間周波信号処理回路
102 PLL回路

Claims (11)

  1. 映像信号を被変調信号とする変調信号の位相に同期した発振信号を出力する位相同期回路と、
    前記発振信号を用いて前記変調信号を同期検波することにより、前記映像信号を出力する映像検波器と、
    前記発振信号の周波数が、所定範囲内にあるか否かを判定することによって、前記位相同期回路がロック状態であるか否かを示す周波数検出信号を出力する周波数検出回路とを備え、
    前記周波数検出信号を用いて前記位相同期回路を制御する
    ことを特徴とする受信回路。
  2. 前記位相同期回路は、
    前記発振信号を出力する電圧制御発振器と、
    前記変調信号と前記発振信号との位相差を示す信号を出力する位相検波器と、
    前記位相差を示す信号を平滑化し、平滑化された信号を制御電圧として前記電圧制御発振器に出力する低域通過フィルタと、
    前記電圧制御発振器、位相検波器および低域通過フィルタにより形成されるループを開閉するスイッチ回路とを有し、
    前記スイッチ回路は、前記周波数検出信号に基づいて前記ループを開閉する
    ことを特徴とする請求項1記載の受信回路。
  3. 前記位相同期回路は、
    前記発振信号を出力する電圧制御発振器と、
    前記映像信号と前記発振信号との位相差を検波する位相検波器と、
    前記位相差を示す信号を平滑化し、平滑化された信号を制御電圧として前記電圧制御発振器に出力する低域通過フィルタとを備え、
    前記低域通過フィルタは、時定数を切り換え可能に構成され、前記周波数検出信号に基づいて時定数を切り換える
    ことを特徴とする請求項1記載の受信回路。
  4. 前記周波数検出回路は、
    前記発振信号の周波数をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段からのカウント値が、前記所定範囲内にあるか否かを判定する判定手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の受信回路。
  5. 前記カウント手段は、周期的に前記発振信号の周波数をカウントし、
    前記判定手段は、所定回数連続して前記所定範囲内にあると判定した場合に、前記位相同期回路がロック状態であることを示す周波数検出信号を出力する
    ことを特徴とする請求項4記載の受信回路。
  6. チューナから出力された映像中間周波信号を増幅する増幅回路と、
    発振信号を出力する電圧制御発振器と、前記増幅回路の出力信号と前記発振信号との位相差を検出する位相検波回路と、検出された位相差を示す信号を平滑化した電圧を制御電圧として前記電圧制御発振器に出力する低域通過フィルタとを含み、前記増幅回路の出力信号の位相に前記発振信号の位相を同期させる位相同期回路と、
    前記発振信号に基づいて、増幅された前記映像中間周波信号を同期検波することによって映像信号を出力する同期検波回路と、
    前記電圧制御発振器の発振信号の周波数をカウントし、カウント値に基づいて前記発振信号の周波数が規定の映像中間周波数を含む所定範囲内に入るものか否か判定することにより、前記位相同期回路がロック状態であるか否かを示す周波数検出信号を出力する周波数検出回路と、
    前記映像中間周波信号の電界強度を検出し、電界強度を示す電界強度検出信号を出力する電界強度検出回路と、
    前記映像中間周波信号の変調度を検出し、変調度を示す変調度検出信号を出力する変調度検出回路とを備え、
    前記位相同期回路は、前記周波数検出信号、前記電界強度検出信号および前記変調度検出信号に基づいて、前記電圧制御発振器、位相検波器および低域通過フィルタにより形成されるループを開閉し、ループが開いたとき、直前のループが閉じた状態における前記制御電圧を維持する
    ことを特徴とする受信回路。
  7. 前記位相同期回路は、前記周波数検出信号がロック状態にあることを示し、前記電界強度検出信号がしきい値以上の電界強度であることを示し、かつ前記変調度検出信号が所定値以上の過変調であることを示す場合に、前記ループを開いた状態にし、それ以外の場合に前記ループを閉じた状態にする
    ことを特徴とする請求項6記載の受信回路。
  8. 前記低域通過フィルタは、時定数を切り換え可能に構成され、
    前記位相同期回路は、前記周波数検出信号がロック状態でないことを示す場合、または、前記電界強度検出信号がしきい値以下の弱電界であることを示す場合に、時定数を小さくする
    ことを特徴とする請求項6または7記載の受信回路。
  9. 前記周波数検出回路は、
    前記発振信号の周波数を、周期的にカウントする周波数カウンタと、
    前記周波数カウンタからのカウント値が所定回数連続して前記所定範囲内にある場合に、前記位相同期回路がロック状態であることを示す周波数検出信号を出力する判定手段と
    を備えていることを特徴とする請求項6から8の何れかに記載の受信回路。
  10. 請求項1記載の受信回路を備えることを特徴とする受信装置。
  11. 映像信号を被変調信号とする変調信号の位相に同期した発振信号を出力する位相同期回路と、前記発振信号を用いて前記変調信号を同期検波することにより、前記映像信号を出力する映像検波器とを備える受信回路における受信方法であって、
    前記発振信号の周波数が、所定範囲内にあるか否かを判定することによって、前記位相同期回路がロック状態であるか否かを示す周波数検出信号を出力し、
    前記周波数検出信号を用いて前記位相同期回路を制御する
    ことを特徴とする受信方法。
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