JP2007180880A - 通信システム、通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム、通信装置及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新たなPTT通信を開催することなくPTT通信の一部のメンバのみで情報を共有できる通信システムとその通信方法、並びに、そのような通信システムに好適な通信装置を提供する。
【解決手段】PTT通信に参加する複数の通信装置を1つ又は複数の小グループにグループ分けするグループ情報が通信管理装置200の記憶部203に記憶されており、1の通信装置が他の通信装置に宛てて送信したデータが通信管理装置200において受信されると、記憶部203に記憶されるグループ情報に基づいて、当該データの送信元の通信装置と同一の小グループに属する通信装置へ通信管理装置200から当該データが送信される。そのため、新たに別のPTT通信を開催しなくても、PTT通信に参加中の一部の通信装置のみで独立にデータを送受信できる。
【選択図】図5

Description

本発明はPTT(push to talk)等のグループ通信を行う通信システムとその通信方法、並びに、グループ通信を行う通信システムにおいて用いられる通信装置に関するものである。
近年、電話機の通信態様が多様化しており、回線交換による従来の音声通話に加えて、IP(internet protocol)網を利用したパケット通信を行うことが可能な電話機が広く利用されている。例えば、携帯電話機同士でリアルタイムに文字をやり取りすることで会話を行う「チャットメール」がある(特許文献1参照)。チャットメールは、予め登録されたメンバによってグループを形成し、このグループ内でリアルタイムに文字などのデータをやり取りする「グループ通信」と呼ばれる通信態様の1つである。
また、昨今注目を集めているグループ通信の1つに、PTT(push to talk)やPoC(push to talk over cellular)と呼ばれるものがある。PTTでは、グループを形成する複数の通信装置同士がVoIP(voice over internet protocol)によるリアルタイムの音声通話を行う(特許文献2参照)。
PTTのグループ通信では、発言を希望するユーザが通信装置に設けられた所定のボタン(PTTボタン)を押下することにより、ユーザの発言要求がサーバ装置へ送信される。サーバ装置は、各通信装置からの発言要求を受けて、1つの通信装置に発言権を与える。発言権を与えられた通信装置は、ユーザの音声データをサーバ装置に送信し、サーバ装置はその音声データを他の通信装置へ一斉に送信する。これにより、グループを形成する複数の通信装置によってリアルタイムの音声通話が行われる。
特開2003−174520号公報 特表2005−522067号公報
グループ通信は、1の通信装置から送信されるデータを他の複数の通信装置が共通に受信することにより、グループの全メンバが情報を共有できるという大きな利点を有している。しかしながら、実際のグループ通信では、全メンバの情報の共有が常に要求されている訳ではなく、グループ内の一部のメンバのみで情報を共有できれば足りる場合もある。例えば、グループのメンバが複数のチームに分かれて作業する場合(パーティを準備するために会場設営係と食料調達係に別れる場合など)、あるチーム内で共有される情報は別チームにとって不要である。そればかりか、不必要な情報を受信するとチーム内での円滑な通信が阻害されてしまう。更に、PTTは半二重通信であるため、あるチームが情報発信を終えるまで他のチームは発信の順番を待たねばならないという不都合がある。
そこで、情報の共有が必要なメンバだけで新たなグループ通信を開催することも考えられる。しかしながらその場合、各メンバは元のグループ通信との接続を終了して新たなグループ通信に接続しなくてはならないため、面倒な操作が必要になるという不都合がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、新たなグループ通信を開催することなくグループ通信中に一部のメンバのみで情報を共有できる通信システムとその通信方法、並びに、そのような通信システムに好適な通信装置を提供することにある。
本発明の第1の観点は、管理装置と複数の通信装置とを含んで構成され、前記複数の通信装置が前記管理装置を介してグループ通信を行う通信システムに関する。この通信システムにおいて、前記管理装置は、前記通信装置と通信する第1通信部と、第1記憶部と、グループ通信に参加する複数の通信装置を1つ又は複数の小グループにグループ分けするグループ情報を前記第1記憶部に記憶させることが可能であり、1の通信装置が他の通信装置に宛てて送信したデータを前記第1通信部において受信すると、前記第1記憶部に記憶されるグループ情報に基づいて、当該データの送信元の通信装置と同一の小グループに属する通信装置に前記第1通信部により当該データを送信する第1制御部とを有する。
好適には、前記通信装置は、グループ通信を行う第2通信部と、指示を入力する入力部と、新たな小グループを作成するように前記入力部から指示が入力されると、グループ作成要求を前記第2通信部により送信する第2制御部とを有する。前記管理装置の第1制御部は、前記グループ作成要求に応じて、当該要求元を含む新たな小グループが作成されるように前記第1記憶部のグループ情報を更新する。
また、好適には、前記通信装置は、グループ通信を行う第2通信部と、指示を入力する入力部と、所属先の小グループを変更するように前記入力部から指示が入力されると、グループ変更要求を前記第2通信部により送信する第2制御部とを有する。前記管理装置の第1制御部は、前記グループ変更要求に応じて、当該要求元の所属先の小グループが変更されるように前記第1記憶部のグループ情報を更新する。
前記複数の通信装置は、第2記憶部を有した主通信装置と複数の従通信装置とを含んでよい。前記主通信装置の第2制御部は、前記第2記憶部に前記グループ情報を記憶させ、前記従通信装置からのグループ作成要求を前記第2通信部において受信すると、当該グループ作成要求に応じて前記第2記憶部に記憶されるグループ情報を更新し、当該更新内容を前記第2通信部により前記管理装置へ通知してよい。前記管理装置の第1制御部は、前記主通信装置から通知されるグループ情報の更新内容に応じて前記第1記憶部に記憶されるグループ情報を更新してよい。
また、前記主通信装置の第2制御部は、1の従通信装置からのグループ作成要求を前記第2通信部において受信すると、新たな小グループに参加するか否かについての問い合わせを前記第2通信部により他の従通信装置へ送信し、当該問い合わせに対する従通信装置からの参加の応答に応じて前記第2記憶部に記憶されるグループ情報を更新し、当該更新内容を前記第2通信部により前記管理装置へ通知してよい。
また、前記主通信装置の第2制御部は、新たな小グループに参加するか否かの前記問い合わせに対する従通信装置からの参加の応答がない場合、小グループの作成を中止してよい。
前記主通信装置の第2制御部は、前記グループ情報を前記第2記憶部に記憶させ、前記従通信装置からのグループ変更要求を前記第2通信部において受信すると、当該グループ変更要求に応じて前記第2記憶部に記憶されるグループ情報を更新し、当該更新内容を前記第2通信部により前記管理装置へ通知してよい。前記管理装置の第1制御部は、前記主通信装置から通知されるグループ情報の更新内容に応じて前記第1記憶部に記憶されるグループ情報を更新してよい。
前記従通信装置は、前記グループ情報を表示可能な表示部を有してよい。前記主通信装置の第2制御部は、前記第2記憶部に記憶されるグループ情報を更新したとき若しくは一定の周期で、当該グループ情報の更新内容を前記第2通信部により前記複数の従通信装置へ通知してよい。前記従通信装置の第2制御部は、前記主通信装置から通知されるグループ情報の更新内容に応じて前記表示部に表示するグループ情報を更新してよい。
本発明の第2の観点は、グループ通信を行う通信部と、指示を入力する入力部と、前記通信部においてグループ通信の開始通知を受信した場合、前記入力部から当該グループ通信への参加指示が入力されると前記通信部により当該グループ通信を行う制御部とを備える通信装置に関する。この通信装置は、記憶部を更に備えており、前記制御部は、グループ通信に参加する複数の通信装置を1つ又は複数の小グループにグループ分けするグループ情報を前記記憶部に記憶させ、グループ通信に参加する1の通信装置から送信されたグループ変更要求を前記通信部により受信すると、当該グループ変更要求に応じて当該1の通信装置の所属先の小グループが変更されるように前記記憶部に記憶されるグループ情報を更新し、グループ通信に参加する各通信装置が小グループ内で独立に通信を行うための情報として、当該グループ情報の更新内容を前記グループ通信の管理装置へ前記通信部により通知する。
好適には、前記制御部は、グループ通信に参加する1の通信装置が新たな小グループの作成を要求するグループ作成要求を前記通信部において受信すると、当該新たな小グループに参加するか否かの問い合わせを他の通信装置へ前記通信部により送信し、当該問い合わせに対する通信装置からの応答に応じて前記記憶部に記憶されるグループ情報を更新し、当該更新内容を前記通信部により前記管理装置に通知する。
本発明の第3の観点は、複数の通信装置が管理装置を介してグループ通信を行う通信方法に関する。この通信方法は、グループ通信に参加する複数の通信装置を1つ又は複数の小グループにグループ分けするグループ情報を、前記管理装置が記憶部に格納する第1のステップと、前記複数の通信装置の何れか1つより他の通信装置に宛てて送信されたデータを前記管理装置が受信する第2のステップと、前記管理装置が、前記記憶部に記憶されるグループ情報に基づいて、前記第2のステップで受信したデータの送信元の通信装置と同一の小グループに属する通信装置に当該データを送信する第3のステップとを有する。
本発明によれば、新たなグループ通信を開催することなくグループ通信中に一部のメンバのみで情報を共有できる。
図1は、本発明の実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る通信システムは、例えば図1に示すように、通信装置100−1〜100−5と通信管理装置200を有する。
通信装置100−i(iは1から5までの整数を示す)は、例えば携帯電話機等の無線通信端末であり、基地局(300−1,300−2,300−3)を介して通信網300に接続される。また、通信装置100−iは、通信網300に接続される通信管理装置200の制御に従ってデータ通信を行う。本実施形態では、一例としてPTT(push to talk)によるグループ通信(以下、PTT通信と呼ぶことがある)を行うものとする。PTT通信において伝送されるデータには、例えば通話音声や、画像、文字、楽曲などのデータが含まれる。
通信装置100−iは、PTT通信を行う場合、PTT通信を開始する主催者の装置(以下、主催者端末と呼ぶことがある)になるか、又は、PTT通信の開通知を受けてPTT通信に参加する装置(以下、参加者端末と呼ぶことがある)になる。
<主催者端末として動作する場合>
自らが主催者端末となってPTT通信を開始する場合、通信装置100−iは通信管理装置200に対してPTT通信の開始要求を送信し、この要求に応じて通信管理装置200により設置されるPTT通信管理用サイトの情報(ネットワークアドレスやログイン用IDなど)を通信管理装置200から取得する。
次に通信装置100−iは、PTT通信への参加を求める通信装置に対して、PTT通信開始通知を送信する。PTT通信開始通知には、PTT通信に参加するために必要な各種の情報が含まれる。例えば、PTT通信の主催者の情報(名前、電話番号、電子メールアドレスなど)や、通信管理装置200から取得したPTT通信管理用サイトの情報(ネットワークアドレス、ログイン用IDなど)が含まれる。通信装置100−iは、このPTT通信開始通知を例えば電子メールによって相手先に送信する。
その後、少なくとも1の通信装置からPTT通信に参加する旨の応答を受信すると、通信装置100−iは通信管理装置200を介してこの通信装置とPTT通信を開始する。
主催者端末としてPTT通信を行うとき、通信装置100−iはその記憶部に「グループ情報」を記憶させる。グループ情報は、PTT通信に参加する複数の通信装置を1つ又は複数の小グループにグループ分けするための情報である。PTT通信に参加する各通信装置は何れか1つの小グループに所属しており、グループ情報は各通信装置がどの小グループに属しているかを示す。
参加者端末の1つが新たな小グループの作成を要求すると、通信装置100−iは小グループの作成要求を発した参加者端末を含む新たな小グループが作成されるようにグループ情報を更新し、その更新内容を通信管理装置200へ通知する。
なお通信装置100−iは、小グループの作成要求を受けた場合、新たに作成する小グループへ参加するか否かを各参加者端末に問い合わせてもよい。この問い合わせに対して参加の応答を返す参加者端末があれば、その参加者端末を新たな小グループに所属させるようにグループ情報を更新して、更新内容を通信管理装置200に通知する。問い合わせに対して参加の応答を返す参加者端末がない場合は、小グループの作成を中止してもよい。
他方、参加者端末の1つが所属先の小グループの変更を要求すると、通信装置100−iはこの要求に応じて当該参加者端末の所属先の小グループが変更されるようにグループ情報を更新し、その更新内容を通信管理装置200へ通知する。
通信装置100−iは、参加者端末からの上述したグループ作成要求やグループ変更要求に応じてグループ情報を更新した場合、その更新内容(更新後の全体のグループ情報でもよい)を通信管理装置200へ通知する。この場合、通信管理装置200への通知は、グループ情報を更新する度に行ってもよいし、一定の周期で行ってもよい。
<参加者端末として動作する場合>
参加者端末としてPTT通信に参加する場合、通信装置100−iは、主催者端末から送られてくるPTT通信の開始通知を受信する。
PTT通信開始通知を受信すると、通信装置100−iは画像や光、音、振動などを発生する報知部によってPTT通信開始通知の受信をユーザに報知する。この報知に応じて、例えばキー操作などによりPTT通信への参加指示が入力されると、通信装置100−iはPTT通信に参加する旨の応答を主催者端末に送信するとともに、PTT通信開始通知に含まれる情報に基づいて通信管理用のサイトにアクセスし、参加者端末としてPTT通信を開始する。
PTT通信中、新たな小グループを作成する指示や所属先の小グループを変更する指示がキー操作などによって入力されると、通信装置100−iはその要求を主催者端末に送信する。自らが発した要求や他の参加者端末が発した要求によって主催者端末のグループ情報が更新され、その更新内容が主催者端末から通知されると、通信装置100−iはその更新内容に応じて表示部に表示するグループ情報を更新する。
また、新たに作成する小グループへ参加するか否かの問い合わせを主催者端末から受信した場合、通信装置100−iは、その問い合わせに対する応答(参加又は不参加)を主催者端末へ送信する。
通信管理装置200は、通信装置(100−1〜100−5)によって行われるPTTのグループ通信を管理する。
通信管理装置200は、主催者端末より発せられたPTT通信の開始要求を受信すると、通信管理装置200上(あるいはネットワーク上の他のサーバ装置でもよい)に、PTT通信管理用のサイトを設ける。このサイトは、PTT通信に参加する各通信装置の情報(電話番号、電子メールアドレスなど)の管理や、各通信装置のPTT通信への参加と退場、通信装置間のデータの送受信、発言を要求する通信装置への発言権の付与など、PTT通信に関わる種々の管理や制御を行う。
通信管理装置200は、PTT通信の開始要求に応じてPTT通信管理用のサイトを設置し、そのサイトの情報を主催者端末に送信する。
参加者端末が上記のサイトにアクセスすると、通信管理装置200は参加者端末より提供されるログイン用IDや参加者端末の電話番号などに基づいて、参加者端末のログインを許可する。そして、新たにログインした参加者端末の情報をサイト内の管理テーブルに登録するとともに、新たな参加者が加わったことを主催者端末や参加者端末に通知する。
また通信管理装置200は、主催者端末において保持されるものと同じグループ情報をその記憶部に保持しており、主催者端末からグループ情報の更新内容が通知されると、この更新内容に応じてグループ情報を更新する。
通信管理装置200は、このグループ情報に基づいて、小グループごとに独立にデータの送受信が行われるようPTT通信を制御する。
すなわち通信管理装置200は、1の通信装置が他の通信装置に宛てて送信したデータを受信すると、記憶部に記憶されるグループ情報に基づいて、当該データの送信元の通信装置と同一の小グループに属する通信装置のみに当該データを送信する。
通信管理装置200は、主催者端末により発せられたPTT通信の終了要求を受信すると、PTT通信の終了通知を参加者端末それぞれに送信してPTT通信を終了する。
次に、通信装置の構成例について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る通信装置(100−1〜100−5)の構成の一例を示す図である。以下では、図2に示す構成を有する通信装置をまとめて「通信装置100」と呼ぶことがある。
図2に示す通信装置100は、アンテナ101と、通信部102と、キー入力部103と、音声処理部104と、スピーカ105と、マイクロフォン106と、表示部107と、記憶部108と、制御部110とを有する。
通信部102は、通信網300に接続される基地局(300−1,300−2,300−3)と無線通信を行う。例えば通信部102は、制御部110から供給される送信データに所定の変調処理を施して無線信号に変換し、アンテナ101から送出する。また、アンテナ101において受信される基地局からの無線信号に所定の復調処理を施して受信データに変換し、制御部110に出力する。
キー入力部103は、例えば電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、PTTボタンなど、各種の機能が割り当てられたキーを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部110に入力する。
音声処理部104は、スピーカ105において出力される音声信号やマイクロフォン106において入力される音声信号の処理を行う。すなわち、マイクロフォン106から入力される音声信号に増幅、アナログ−デジタル変換、符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部110に出力する。また、制御部110から供給される音声データに復号化、デジタル−アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカ105に出力する。
表示部107は、例えば液晶表示パネルや有機ELパネルなどの表示デバイスを用いて構成されており、制御部110から供給される映像信号に応じた画像を表示する。例えば、発信時における発信先の電話番号、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、バッテリ残量、待ち受け画面などの各種の情報や画像を表示する。また後述するように、PTT通信を行う場合に参加メンバやその小グループの情報などを表示する。
記憶部108は、制御部110において処理に利用される各種のデータを記憶する。例えば、制御部110に備わるコンピュータのプログラム、通信相手の電話番号や電子メールアドレス等の個人情報を管理するアドレス帳、着信音やアラーム音を再生するための音声ファイル、各種の設定データ、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータなどを保持する。
記憶部108は、例えば不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成される。
制御部110は、通信装置100の全体的な動作を統括的に制御する。すなわち、通信装置100の各種の処理(回線交換網を介して行われる音声通話、PTTのグループ通信、電子メールの作成と送受信、インターネットのWebサイトの閲覧など)がキー入力部103の操作に応じて適切な手順で実行されるように、上述した各ユニットの動作(通信部102における信号の送受信、音声処理部104における音声の入出力、表示部107における画像の表示など)を制御する。
例えば制御部110は、記憶部108に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーション等)に基づいて処理を実行するコンピュータを備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って上述した処理を実行する。
制御部110は、主催者端末としてPTT通信を開催する場合、次のような処理を行う。
まず制御部110は、PTT通信に招待するメンバを決定する。例えば、主催者端末としてPTT通信を開催するようにキー入力部103において指示が入力された場合、制御部110は記憶部108のアドレス帳に登録される通信相手の一覧を表示部107に表示し、この一覧の中からPTT通信のメンバを選択する指示をキー入力部103より入力する。また、予め選んだ通信相手のグループを記憶部108に幾つか記憶させておき、主催者端末としてPTT通信を開催する場合、記憶部108に記憶されるグループの1つをキー入力部103からの指示に応じて選択してPTT通信のメンバとしてもよい。あるいは、キー入力部103の数字キーや文字キーによって相手先の識別情報(電話番号や電子メールアドレスなど)を直接入力することにより、PTT通信のメンバを決定してもよい。
PTT通信のメンバを決定すると、制御部110はこのメンバのグループ情報に関するリスト(メンバリスト109)を作成して記憶部108に保存する。このリストには、例えば図3に示すように、各メンバが所属する小グループの情報が登録される。
PTT通信の開始時において、各通信装置は全て所定の小グループG0に所属する。
次いで制御部110は、PTT通信の開始要求を通信部102より通信管理装置200に送信し、この要求に応じて通信管理装置200から送られてくる情報を通信部102において受信する。この情報には、PTT通信を開始するために用いられる情報が含まれており、例えばPTT通信管理用サイトのネットワークアドレスや、そのログイン用IDなどが含まれる。制御部110は、通信管理装置200から取得した情報を用いてPTT通信開始通知を作成し、これを通信部102からPTT通信のメンバそれぞれに送信する。
PTT開始通知に対してメンバからPTT通信に参加する旨の応答を受信すると、制御部110はPTTのデータ送受信処理を開始する。
キー入力部102の通話キーが押下された場合、制御部110は通信部102から通信管理装置200に対して発言要求を送信する。この発言要求に対する通信管理装置200からの許可の通知が通信部102において受信されると、制御部110はマイクロフォン106より入力される音声信号を音声処理部104において音声データに変換し、通信部102から通信管理装置200へ送信する。また、通話キーが押下されていない場合は、通信部102において受信される発言中の通信装置からの音声データを音声処理部104において音声信号に変換し、スピーカ105から音声を出力する。通話音声のデータの他に、文字データや画像データ、楽曲データなどの各種データの送受信も上記と同様に行う。
更に、PTT通信中に参加者端末からのグループ作成要求やグループ変更要求が通信部102において受信されると、制御部110はこの要求に応じて記憶部108のメンバリスト109における小グループの情報を更新する。すなわち、グループ作成要求が通信部102において受信された場合、制御部110はこのグループ作成要求を発した参加者端末の所属先を新たに作成した小グループへ変更する。また、グループ変更要求が通信部102において受信された場合は、このグループ変更要求を発した参加者端末の所属先を当該要求に応じた小グループへ変更する。
なお制御部110は、グループ作成要求が通信部102において受信された場合、新たに作成する小グループに参加するか否かについての問い合わせを通信部102より各参加者端末へ送信してもよい。この問い合わせを受けた参加者端末から新たな小グループに参加する旨の応答を通信部102において受信した場合は、当該参加者端末の所属先を新たな小グループへ変更するようにメンバリスト109を変更する。
また、問い合わせに対して所定時間内に参加の応答を返す参加者端末がない場合、制御部110は小グループの作成を中止してもよい。その場合、グループ作成要求の要求元に対して通信部102により当該中止の決定を通知してもよい。
制御部110は、メンバリスト109における小グループの情報を更新した場合、その更新内容(更新されたメンバリスト109全体でもよい)を通信部102から通信管理装置200へ送信する。通信管理装置200に対する更新内容の送信は、例えばメンバリスト109を更新する都度行ってもよいし、一定の周期で行ってもよい。
一方、制御部110は、参加者端末としてPTT通信に参加する場合、次のような処理を行う。
制御部110は、通信部102においてPTT通信開始通知が受信されると、表示部107にその受信を報知するための画面を表示する。このとき、例えばスピーカ105から報知音を発生させたり、不図示の振動部によって通信装置100の筐体を振動させたり、不図示の発光部において光を発生させたりすることによって開始通知の受信を報知してもよい。
上記の報知に応じてPTT通信に参加するようにキー入力部103から指示が入力されると、制御部110はPTT通信に参加する旨の応答を主催者端末に送信するとともに、PTT通信開始通知に含まれる情報に基づいて、通信管理装置200が設置したサイトにアクセスする処理を行う。そして、通信管理装置200からログインを許可されると、上述した主催者端末の場合と同様なデータの送受信処理を実行する。
PTT通信を行っているとき、新たな小グループを作成する指示や所属先の小グループを変更する指示がキー入力部103において入力されると、制御部110はその要求(グループ作成要求、グループ変更要求)を通信部102により主催者端末に送信する。
主催者端末においてメンバリスト109における小グループの情報が更新され、その更新内容が通信部102において受信されると、制御部110はその更新内容に基づいて、表示部107に表示する各メンバの小グループの情報を更新する。例えば、メンバリスト109の更新内容を主催者端末から受信した場合、メンバの所属グループに変更が生じたことを告げるメッセージや、変更後の各メンバの所属グループを表示部107に表示する。
また制御部110は、新たに作成する小グループに参加するか否かについての主催者端末の問い合わせが通信部102において受信された場合、その問い合わせに対する応答(参加又は不参加)を通信部102により主催者端末へ送信する。例えば、上記の問い合わせが受信された場合、その問い合わせを表示部107に表示して、この小グループに参加するか否かをキー入力部103から入力される指示に応じて決定する。そして、当該決定に応じた参加又は不参加の応答を通信部102により主催者端末へ送信する。
次に、通信管理装置200の構成例について説明する。
図4は、通信管理装置200の構成の一例を示す図である。
通信管理装置200は、例えば図4に示すように、通信部201と、ユーザインターフェース部202と、記憶部203と、制御部205とを有する。
通信部201は、通信網300を介した通信に関する処理を行う。例えば、PTTによるグループ通信を行う場合、通信管理装置200はIP(internet protocol)網に接続される。通信部201は、このIP網を介したデータの送受信に関わる処理を行う。
ユーザインターフェース部202は、例えばキーボードやマウス、ディスプレイ装置など、通信管理装置200を操作するための情報を入出力する。
記憶部203は、制御部205の処理で利用される各種のデータや、制御部205の処理結果のデータを記憶する。例えば、制御部205のコンピュータプログラムや、その処理に用いる定数データ、処理過程で一時的に保持する必要がある変数データなどを記憶する。
また記憶部203は、PTT通信に参加する各通信装置のネットワーク上における識別情報(電話番号など)やグループ情報(所属する小グループの情報)を関連付けた管理テーブル204を記憶する。
制御部205は、通信管理装置200の全体的な動作に関わる種々の制御を行う。例えば、1つの通信装置からグループ通信の開始要求を受けた場合に、PTT通信管理用のサイトを設置して、PTT通信に関わる種々の管理や制御を行う。
また制御部205は、主催者端末から送られてくるグループ情報の更新内容を通信部201において受信すると、この更新内容に応じて記憶部203の管理テーブル204におけるグループ情報を更新する。すなわち、グループ作成要求に応じて主催者端末のメンバリスト109が更新された場合は、このグループ作成要求を発した参加者端末の所属先を新たに作成した小グループへ変更する。また、グループ変更要求に応じて主催者端末109のメンバリスト109が更新された場合は、このグループ変更要求を発した参加者端末の所属先を当該要求に応じた小グループへ変更する。
制御部205は、1の通信装置が他の通信装置に宛てて送信したデータを通信部201において受信すると、管理テーブル204のグループ情報に基づいて、当該データの送信元の通信装置と同一の小グループに属する通信装置へ当該データを送信する。
より詳しく述べると、PTT通信に参加する1の通信装置において例えばPTTボタンの押下等により発言要求(データ送信要求)が発せられると、制御部205は、この通信装置と同一の小グループ内に他の発言中(データ送信中)の通信装置がいなければ、当該1の通信装置に対して発言権(データ送信権)を付与する。すなわち、当該1の通信装置から送られてくるデータ(通話音声や文字など)を通信部201において受信し、これを同一小グループ内の他の通信装置へ通信部201により送信する。同一小グループ内に他の発言中の通信装置があれば、当該1の通信装置に対して通信部201により要求拒否の応答を返す。同一小グループ内において幾つかの通信装置の発言要求が重なった場合には、所定のルールにより各通信装置の優先順位を決定し(例えば発言回数が少ない端末ほど順位を高くする等)、これに基づいて各通信装置へ順番に発言権を付与する。
制御部205は、主催者端末により発せられたPTT通信の終了要求が通信部201において受信されると、PTT通信の終了通知を参加者端末それぞれに通信部201により送信し、PTT通信を終了する。
上述した制御部205は、例えば記憶部203に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーション等)に基づいて処理を実行するコンピュータを有しており、プログラムにおいて指示された手順に従って上述した処理を実行する。
ここで、上述した構成を有する通信装置100と通信管理装置200の動作について、図5〜図8のフローチャートを参照して説明する。
図5は、通信管理装置200の動作の一例を示すフローチャートである。
主催者端末からのPTT通信開始要求に応じて、通信管理装置200はPTT通信の開始処理を実行する(ステップST100)。すなわち、通信管理用のサイトを設置し、このサイトにアクセスする主催者端末と参加者端末のログイン処理を行い、ログインを許可した各通信装置を管理テーブル204に登録して、PTTの通信処理を起動する(ステップST105)。
PTT通信の開始時において、管理テーブル204に登録される各通信装置の小グループは全て同じ(例えば小グループG0)になっている。つまり初期状態において小グループは1つのみであり、実質的にグループ分けされていない状態になっている。
PTT通信中、通信管理装置200は通信装置から送られてきたデータを監視し(ステップST110)、このデータがグループ情報の更新内容に関する主催者端末からの通知であるか判定する(ステップST115)。グループ情報の更新内容の通知である場合、通信管理装置200は、その更新内容に応じて管理テーブル204における小グループの情報(通信装置がどの小グループに所属しているか示す情報)を更新する(ステップST120)。
通信装置から送られてきたデータが、1の通信装置から他の通信装置へ宛てて送信されたデータ(音声データ、文字データ、画像データなど)である場合、通信管理装置200は、その送信者のグループ情報(どの小グループに所属しているか)を取得する(ステップST125)。このグループ情報は、例えば、通信装置から送られてきたデータに付されている送信元の識別情報(電話番号等)と一致するもの管理テーブル204から検索することによって取得する。
次いで通信管理装置200は、管理テーブル204に登録されている各通信装置のグループ情報を順番に取得し(ステップST130)、各通信装置が送信者と同じ小グループに所属しているか判定する(ステップST135)。送信者と同じ小グループに所属している通信装置には、その送信者から送られてきたデータを転送する(ステップST140)。送信者と異なる小グループに所属している通信装置にはデータを転送しない。上記の処理は、管理テーブル204に登録されている全通信装置(送信者は除外してもよい)に対して行われる(ステップST145)。これにより、1の通信装置から送信されたデータは、当該1の通信装置と同一の小グループに属する通信装置のみに届けられる。
主催者端末からPTT通信の終了要求を受信すると、通信管理装置200は各参加者端末に対してPTT通信を終了する旨の通知を送信し、PTT通信を終了する(ステップST150)。
図6は、主催者端末としてPTT通信を行う場合における通信装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
主催者端末としてPTT通信を行う場合、通信装置100は通信管理装置200にPTT通信の開始要求を送信し、この要求に応じて設置されるPTT通信管理用のサイトの情報(ネットワークアドレス、ログイン用IDなど)を通信管理装置200から取得する。そして、この取得した情報に自装置の情報(電話番号、電子メールアドレス等)を加えてPTT通信開始通知を作成し、これをPTT通信に招待する相手先の通信装置へそれぞれ送信する。このPTT通信開始通知に対して少なくとも1つの通信装置が参加の応答を返すと、通信装置100は通信管理装置200を介してこの参加者端末とPTT通信を開始する(ステップST200)。
PTTの通信処理(ステップST210)を行っているとき、通信装置100は参加者端末から送られてくるグループ作成要求やグループ変更要求を監視する(ステップST210)。これらの要求を受信すると、通信装置100は記憶部108のメンバリスト109に登録されている小グループの情報を要求に応じて更新し(ステップST240)、その更新内容を通信管理装置200と参加者端末へ通知する(ステップST245)。
キー入力部103においてPTT通信を終了するように指示が入力されると、通信装置100は通信管理装置200に対してPTT通信の終了要求を送信する。この要求を受けた通信管理装置200からPTT通信の終了通知を受信すると、通信装置100はPTT通信を終了する(ステップST250)。
図7は、参加者端末としてPTT通信を行う場合における通信装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
参加者端末としてPTT通信を行う場合、通信装置100は主催者端末から送られてくるPTT通信の開始通知に対して、PTT通信に参加する旨の応答を返信する。そして、PTT通信開始通知に含まれる情報をもとに、通信管理装置200が設置したPTT通信管理用のサイトにアクセスしてログインし、PTT通信を開始する(ステップST300)。
PTTの通信処理(ステップST305)を行っているとき、通信装置100は、新たなグループを作成する指示や所属先のグループを変更する指示がキー入力部103において入力されたか監視し(ステップST310)、これらの指示が入力された場合、主催者端末に対して指示に応じた要求(グループ作成要求、グループ変更要求)を送信する(ステップST315)。
また通信装置100は、主催者端末からグループ情報の更新内容に関する通知を受信したか監視し(ステップST320)、受信した場合にはその更新内容に応じてメンバリスト109を更新するとともに(ステップST325)、表示部107におけるグループ情報の表示を更新する(ステップST330)。
通信装置100は、通信管理装置200からPTT通信の終了通知を受信した場合や、キー入力部103においてPTT通信への参加を終了するように指示が入力された場合、PTT通信を終了する(ステップST350)。
図8は、PTT通信中に新たな小グループが作成される場合における通信システムの動作例を示すフローチャートである。
初期状態において、通信装置100−1〜100−5は全て小グループG0に所属している。この状態で、発言権を得た通信装置100−4が音声データを送信すると(ステップST400)、通信管理装置200はこの音声データを小グループG0の各通信装置(100−1〜100−5)に転送する(ステップST405)。
通信装置100−3が、新たな小グループG1の生成要求を主催者端末である通信装置100−1に送信すると(ステップST410)、この要求を受けた通信装置100−1は、メンバリスト409に登録される通信装置100−3の所属先を小グループG0から小グループG1へ変更する(ステップST415)。そして、その更新内容を通信管理装置200と通信装置(100−1〜100−5)へ通知する(ステップST420,ST425)。
通信管理装置200は、通信装置100−1からメンバリスト409の更新内容を通知されると、その更新内容に応じて管理テーブル204に登録されるグループ情報を更新する。すなわち、通信装置100−3の所属先を小グループG0から小グループG1へ変更する(ステップST430)。
新たな小グループG1が作成されたことを通知された通信装置100−4及び100−5が、所属先を小グループG1へ変更するように通信装置100−1へグループ変更要求を送信する(ステップST435)。このグループ変更要求を受けた通信装置100−1は、メンバリスト409に登録される通信装置100−4,100−5の所属先を小グループG0から小グループG1へ変更する(ステップST440)。そして、その更新内容を通信管理装置200と通信装置(100−1〜100−5)へ通知する(ステップST445,ST450)。
通信管理装置200は、通信装置100−1からメンバリスト409の更新内容を通知されると、その更新内容に応じて管理テーブル204に登録されるグループ情報を更新する。すなわち、通信装置100−4,100−5の所属先を小グループG0から小グループG1へ変更する(ステップST455)。
以上のようなグループ情報の変更によって、通信装置100−1,100−2は小グループG0、通信装置100−3〜100−5は小グループG1を形成する。
この状態で、通信装置100−4がデータ送信を行うと(ステップST460)、そのデータは小グループG1に所属する通信装置100−3〜100−5のみに送信され、小グループG0に所属する通信装置100−1,100−2には送信されない(ステップST465)。
次に、通信装置100及び通信管理装置200の他の動作について、図9〜図11のフローチャートを参照して説明する。
図9は、主催者端末としてPTT通信を行う場合における通信装置100の第2の動作例を示すフローチャートである。
図9に示すフローチャートは、図6に示すフローチャートにおけるステップST210をステップST215及びST220に置換し、ステップST225,ST230,ST235を追加したものであり、他のステップは図6に示すフローチャートと同じである。
図9の例において、通信装置100は、PTT通信中に参加者端末からグループ変更要求やグループ生成要求を受信したか監視する(ステップST215,ST220)。グループ変更要求を受信した場合は、図6に示すフローチャートと同様に、メンバリスト109におけるグループ情報の更新とその更新内容の通知を行う(ステップST240,ST245)。
他方、グループ生成要求を受信した場合には、PTT通信の各参加者端末に対して新たな小グループに参加するか否かを問い合わせる(ステップST225)。この問い合わせに対して新たな小グループに参加する旨の応答が返ってきた場合、通信装置100はこの応答を返した参加者端末とグループ生成要求を発した参加者端末の所属先をそれぞれ新たな小グループへ変更するようにメンバリスト109のグループ情報を更新する(ステップST240)。そして、その更新内容を通信管理装置200と各参加者端末へ通知する(ST245)。問い合わせに対して所定時間内に参加の応答が返ってこない場合、通信装置100は、新たな小グループの生成中止を決定し、グループ生成要求を発した参加者端末に対して、小グループの生成を不許可とする旨の通知を送信する(ステップST235)。これにより、1のメンバしか存在しない小グループの作成が防止される。
図10は、参加者端末としてPTT通信を行う場合における通信装置100の第2の動作例を示すフローチャートである。
図10に示すフローチャートは、図7に示すフローチャートにステップST335,ST340,ST345を追加したものであり、他のステップは図7に示すフローチャートと同じである。
図10の例において、通信装置100は、PTT通信中に主催者端末から新たな小グループへの参加の可否に関する問い合わせを受信したか監視する(ステップST335)。この問い合わせを受信した場合、通信装置100は問い合わせに応じたメッセージ(「新たなグループに参加しますか?」など)を表示部107に表示し、参加するか否かについてのユーザの指示をキー入力部103から入力する(ステップST340)。参加の指示が入力された場合、通信装置100は主催者端末に対して新たな小グループへ参加する旨の応答を送信する(ステップST345)。
図11は、PTT通信中に新たな小グループが作成される場合における通信システムの第2の動作例を示すフローチャートである。
図11に示す第2の動作例では、主催者端末(通信装置100−1)が図9のフローチャート、参加者端末(通信装置100−2〜100−5)が図10のフローチャートに基づいてそれぞれ動作する。
図11に示すフローチャートは、図8に示すフローチャートにおけるステップST415,ST420,ST425,ST430を削除し、その代わりにステップST412を追加したものであり、他のステップについては図8に示すフローチャートと同じである。
図11の例において、通信装置100−1は、通信装置100−3から新たな小グループG1の作成要求を受信したとき、図8の例のようにメンバリスト109の更新(ステップST415)を行う前に、各参加者端末に対して小グループG1への参加の可否を問い合わせる(ステップST412)。この問い合わせに対して通信装置100−4,100−5が参加の応答を返すと(ステップST435)、通信装置100−1はメンバリスト109の更新を行う(ステップST440)。もしステップST412の問い合わせに対して所定時間内にどの通信装置も参加の応答が返されなければ、小グループG1の作成を中止して、その旨を通信装置100−3に通知する。
以上説明したように、本実施形態によれば、PTT通信に参加する複数の通信装置を1つ又は複数の小グループにグループ分けするグループ情報が通信管理装置200の記憶部203に記憶されており、1の通信装置が他の通信装置に宛てて送信したデータが通信管理装置200において受信されると、記憶部203に記憶されるグループ情報に基づいて、当該データの送信元の通信装置と同一の小グループに属する通信装置へ通信管理装置200から当該データが送信される。
そのため、新たに別のPTT通信を開催しなくても、PTT通信に参加中の一部の通信装置のみで独立にデータを送受信することが可能になる。
また、通信装置からグループ作成要求が発せられると、これに応じて当該通信装置を含んだ新たな小グループが作成されるように通信管理装置200のグループ情報が更新されるため、新たに別のPTT通信を開催しなくても小グループを任意に作成することができる。
更に、通信装置からグループ変更要求が発せられると、当該通信装置の所属先の小グループが当該グループ変更要求に応じた小グループへ変更されるように通信管理装置200のグループ情報が更新されるため、新たに別のPTT通信を開催しなくても、各通信装置の所属先の小グループを任意に変更することができる。
しかも、主催者端末に保持されるグループ情報が更新する度に(若しくは一定の周期でもよい)グループ情報の更新内容が参加者端末に通知され、この通知に応じて参加者端末の表示部107に表示されるグループ情報が更新される。そのため、参加者端末のユーザは、どの通信装置がどの小グループに所属しているかをPTT通信中に容易に確認できる。またその確認結果に応じて小グループを新規に作成したり所属先の小グループを変更したりすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の形態のみに限定されず、種々の改変が可能である。
上述の実施形態では、主催者端末においてグループ作成要求やグループ変更要求に応じたグループ情報の更新を行う例が示されているが、本発明はこれに限定されない。例えば参加者端末が通信管理装置200に対してグループ作成要求やグループ変更要求を送信し、通信管理装置200がこれらの要求に応じてグループ情報を変更してもよい。この場合、グループ作成要求を受けた通信管理装置200が、新たな小グループに参加するか否かについての問い合わせを各通信装置に送信し、この問い合わせに対する各通信装置からの応答に応じてグループ情報の更新を行ってもよい。また、通信管理装置200が各通信装置に対してグループ情報の更新内容をその更新の度に(若しくは一定の周期で)送信してもよい。
上述の実施形態では、グループ通信の一例としてPTTを挙げているが、本発明はこれに限定されず、他の種々のグループ通信にも適用可能である。
上述した通信装置の構成要素の機能は、全てをソフトウェアで実現しても良いし、その少なくとも一部をハードウェアで実現しても良い。例えば、制御部110における処理や通信部102、音声処理部104におけるデータ処理は、1つ又は複数のプログラムによってコンピュータ上で実現しても良いし、その少なくとも一部をハードウェアで実現しても良い。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信装置の構成の一例を示す図である。 通信装置の記憶部に保持されるメンバリストの一例を示す図である。 通信管理装置の構成の一例を示す図である。 通信管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 主催者端末としてPTT通信を行う場合における通信装置の第1の動作例を示すフローチャートである。 参加者端末としてPTT通信を行う場合における通信装置の第1の動作例を示すフローチャートである。 PTT通信中に新たな小グループが作成される場合における通信システムの第1の動作例を示すフローチャートである。 主催者端末としてPTT通信を行う場合における通信装置の第2の動作例を示すフローチャートである。 参加者端末としてPTT通信を行う場合における通信装置の第2の動作例を示すフローチャートである。 PTT通信中に新たな小グループが作成される場合における通信システムの第2の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
101…アンテナ、102,201…通信部、103…キー入力部、104…音声処理部、105…スピーカ、106…マイクロフォン、107…表示部、108,203…記憶部、110,205…制御部、100,100−1〜100−5…通信端末、200…通信管理装置、202…ユーザインターフェース部、300…通信網

Claims (11)

  1. 管理装置と複数の通信装置とを含んで構成され、前記複数の通信装置が前記管理装置を介してグループ通信を行う通信システムであって、
    前記管理装置は、
    前記通信装置と通信する第1通信部と、
    第1記憶部と、
    グループ通信に参加する複数の通信装置を1つ又は複数の小グループにグループ分けするグループ情報を前記第1記憶部に記憶させることが可能であり、1の通信装置が他の通信装置に宛てて送信したデータを前記第1通信部において受信すると、前記第1記憶部に記憶されるグループ情報に基づいて、当該データの送信元の通信装置と同一の小グループに属する通信装置に前記第1通信部により当該データを送信する第1制御部と
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記通信装置は、
    グループ通信を行う第2通信部と、
    指示を入力する入力部と、
    新たな小グループを作成するように前記入力部から指示が入力されると、グループ作成要求を前記第2通信部により送信する第2制御部と
    を有し、
    前記管理装置の第1制御部は、前記グループ作成要求に応じて、当該要求元を含む新たな小グループが作成されるように前記第1記憶部のグループ情報を更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信装置は、
    グループ通信を行う第2通信部と、
    指示を入力する入力部と、
    所属先の小グループを変更するように前記入力部から指示が入力されると、グループ変更要求を前記第2通信部により送信する第2制御部と
    を有し、
    前記管理装置の第1制御部は、前記グループ変更要求に応じて、当該要求元の所属先の小グループが変更されるように前記第1記憶部のグループ情報を更新する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記複数の通信装置は、第2記憶部を有した主通信装置と、複数の従通信装置と、を含んでおり、
    前記主通信装置の第2制御部は、前記第2記憶部に前記グループ情報を記憶させ、前記従通信装置からのグループ作成要求を前記第2通信部において受信すると、当該グループ作成要求に応じて前記第2記憶部に記憶されるグループ情報を更新し、当該更新内容を前記第2通信部により前記管理装置へ通知し、
    前記管理装置の第1制御部は、前記主通信装置から通知されるグループ情報の更新内容に応じて前記第1記憶部に記憶されるグループ情報を更新する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  5. 前記主通信装置の第2制御部は、1の従通信装置からのグループ作成要求を前記第2通信部において受信すると、新たな小グループに参加するか否かについての問い合わせを前記第2通信部により他の従通信装置へ送信し、当該問い合わせに対する従通信装置からの参加の応答に応じて前記第2記憶部に記憶されるグループ情報を更新し、当該更新内容を前記第2通信部により前記管理装置へ通知する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記主通信装置の第2制御部は、新たな小グループに参加するか否かの前記問い合わせに対する従通信装置からの参加の応答がない場合、小グループの作成を中止する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記複数の通信装置は、第2記憶部を有した主通信装置と、複数の従通信装置と、を含んでおり、
    前記主通信装置の第2制御部は、前記グループ情報を前記第2記憶部に記憶させ、前記従通信装置からのグループ変更要求を前記第2通信部において受信すると、当該グループ変更要求に応じて前記第2記憶部に記憶されるグループ情報を更新し、当該更新内容を前記第2通信部により前記管理装置へ通知し、
    前記管理装置の第1制御部は、前記主通信装置から通知されるグループ情報の更新内容に応じて前記第1記憶部に記憶されるグループ情報を更新する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  8. 前記従通信装置は、前記グループ情報を表示可能な表示部を有しており、
    前記主通信装置の第2制御部は、前記第2記憶部に記憶されるグループ情報を更新したとき若しくは一定の周期で、当該グループ情報の更新内容を前記第2通信部により前記複数の従通信装置へ通知し、
    前記従通信装置の第2制御部は、前記主通信装置から通知されるグループ情報の更新内容に応じて前記表示部に表示するグループ情報を更新する
    ことを特徴とする請求項4乃至7の何れか一項に記載の通信システム。
  9. グループ通信を行う通信部と、指示を入力する入力部と、前記通信部においてグループ通信の開始通知を受信した場合、前記入力部から当該グループ通信への参加指示が入力されると前記通信部により当該グループ通信を行う制御部とを備える通信装置において、
    記憶部を更に備え、
    前記制御部は、グループ通信に参加する複数の通信装置を1つ又は複数の小グループにグループ分けするグループ情報を前記記憶部に記憶させ、グループ通信に参加する1の通信装置から送信されたグループ変更要求を前記通信部により受信すると、当該グループ変更要求に応じて当該1の通信装置の所属先の小グループが変更されるように前記記憶部に記憶されるグループ情報を更新し、グループ通信に参加する各通信装置が小グループ内で独立に通信を行うための情報として、当該グループ情報の更新内容を前記グループ通信の管理装置へ前記通信部により通知する
    ことを特徴とする通信装置。
  10. 前記制御部は、グループ通信に参加する1の通信装置が新たな小グループの作成を要求するグループ作成要求を前記通信部において受信すると、当該新たな小グループに参加するか否かの問い合わせを他の通信装置へ前記通信部により送信し、当該問い合わせに対する通信装置からの応答に応じて前記記憶部に記憶されるグループ情報を更新し、当該更新内容を前記通信部により前記管理装置に通知する
    ことを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  11. 複数の通信装置が管理装置を介してグループ通信を行う通信方法であって、
    グループ通信に参加する複数の通信装置を1つ又は複数の小グループにグループ分けするグループ情報を、前記管理装置が記憶部に格納する第1のステップと、
    前記複数の通信装置の何れか1つより他の通信装置に宛てて送信されたデータを前記管理装置が受信する第2のステップと、
    前記管理装置が、前記記憶部に記憶されるグループ情報に基づいて、前記第2のステップで受信したデータの送信元の通信装置と同一の小グループに属する通信装置に当該データを送信する第3のステップと、
    を有することを特徴とする通信方法。
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