JP2007178171A - 電子機器及びバッテリーチェック方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源としてバッテリーを備え、複数の動作モードで動作する装置において、バッテリーチェックをより適切なタイミングで行う。
【解決手段】バッテリー10からの電力供給を受けて所定の動作を行う複数の動作モード42で動作可能な電子機器において、バッテリーチェック部32が、動作モード42に基づく動作により消費する電力を積算し積算電力量Wiを求め、積算電力量Wiが所定の閾電力量WT増加するごとに、バッテリー10の放電状態を検知してバッテリーチェックを行う。
【選択図】図6
【解決手段】バッテリー10からの電力供給を受けて所定の動作を行う複数の動作モード42で動作可能な電子機器において、バッテリーチェック部32が、動作モード42に基づく動作により消費する電力を積算し積算電力量Wiを求め、積算電力量Wiが所定の閾電力量WT増加するごとに、バッテリー10の放電状態を検知してバッテリーチェックを行う。
【選択図】図6
Description
本発明は、電源としてバッテリーを使用する電子機器に関し、特に、その電子機器のバッテリーチェックの方法に関する。
電源としてバッテリーを使用する装置においては、従来から使用中のバッテリーの電圧を検出することによりバッテリーの放電状態を検出し、バッテリー起電力が閾電圧以下となった場合に、バッテリー充電や交換を促す警告を発したり、装置を強制的にシャットダウンするようにしたものがある。
従来、上記のようなバッテリーの残存容量のチェック(以下、「バッテリーチェック」と称す)は、電源のオン時や予め定められた検出周期で行われていた。
しかし、電源としてバッテリーを使用する装置の中には、消費電力の異なる複数の動作モードで動作する装置がある。例えば、デジタルカメラは、撮像レンズ群を駆動することでオートフォーカスを行ったり、イメージセンサから出力される画像データを画面上に表示したり、イメージセンサから出力される画像データをメモリに記録する。これらの各動作モードではそれぞれ消費電力が異なる。
そのため、予め定められた検出周期の間隔が大きい場合、動作モードの消費電力が大きいと、バッテリーチェックを実行する前に、バッテリー電圧が閾電圧以下となってしまい、装置が正常にシャットダウンなどの処理を行えない場合がある。
また、上記のような事態を避けるために、検出周期の間隔を小さくすることも考えられるが、バッテリーチェックには、ある程度の電力を消費するため必要以上に行うとバッテリーの消耗が早くなってしまう。
特許文献1には、電池残量を動作状態に拘わらず精度良く検出することを目的として、電池電圧を消費電流に応じて設定された基準値V1と基準値V2とそれぞれ比較して電子機器の動作状態が低負荷状態か高負荷状態かに応じていずれかの比較結果を出力する技術が開示されている。つまり、特許文献1には、電子機器の動作状態に応じて比較すべき基準値を変更する技術が開示されている。
また、特許文献2には、バッテリーの残存容量表示が負荷時と無負荷時とで変わらないようにすることを目的として、負荷の動作状態に応じて実使用時における電源電圧と基準値とを比較する際の比較判定条件を変更することが開示されている。
このように特許文献1や2には、バッテリーの放電状態を検出する際に、電子機器の動作状態に応じてバッテリー電圧と比較すべき基準値を変更するなど比較判定条件を変更することが開示されている。
さらに、特許文献3には、2種類の異なる負荷での電池の端子間電圧を測定し、これらの電圧から電池の開放電圧と内部抵抗とを算出し、求めた開放電圧と内部抵抗とから、任意の負荷を動作させたときの電池の端子間電圧をその負荷を動作させる前に求め、動作の許可・警告・禁止などの処理を行うことが開示されている。
しかし、特許文献1乃至3では、複数の動作モードで動作する装置において、その機器の動作状態に応じてバッテリーチェックを適宜行うことは考慮されていない。
本発明は、電源としてバッテリーを備え、該バッテリーからの電力供給を受けて複数の動作モードで動作する装置において、バッテリーチェックをより適切なタイミングで行うことを目的とする。
本発明に係る電子機器は、バッテリーからの電力供給を受けて所定の動作を行う複数の動作モードで動作可能な電子機器において、動作モードに基づく動作により消費する電力を積算し、積算電力量Wiを求め、前記積算電力量Wiが所定の閾電力量WT増加するごとに、前記バッテリーの放電状態を検知してバッテリーチェックを行うバッテリーチェック部を備えることを特徴とする。
本発明に係る電子機器の1つの態様では、前記電子機器は、所定の一連動作をモード変更されるまで継続的に繰り返す連続動作モードと、所定の非連続一連動作を行って終了する非連続動作モードで動作可能であり、前記バッテリーチェック部は、前記電子機器が連続動作モードで動作する場合、前記積算電力量Wiが所定の閾電力量WT増加するごとに、前記バッテリーの放電状態を検知し、前記電子機器が非連続動作モードで動作する場合、前記非連続一連動作の終了後に前記バッテリーの放電状態を検知することを特徴とする。
本発明に係る電子機器の1つの態様では、前記バッテリーチェック部は、前記電子機器が電源オンしてから所定期間、前記閾電力量WTより小さい第2閾電力量WT2増加するごとにバッテリーチェックを行う。
本発明に係る電子機器の1つの態様では、前記バッテリーチェック部は、前記バッテリーに対して少なくとも2種類の負荷を印可し、各負荷を印可した際のバッテリー電圧VBを検出する電圧検出部と、印可した各負荷の電力Wと各負荷を印可した際に検出された各バッテリー電圧VBとに基づいて、前記バッテリー起電力Eと前記バッテリーの内部抵抗rとを算出し、前記内部抵抗rと、予め定められた前記電子機器の最大電力Wmax及び最低動作電圧Vminに基づいて、前記閾電圧Eminを算出する算出部と、を備え、前記バッテリーチェック部は、前記バッテリー起電力Eと前記閾電圧Eminとを比較することでバッテリーチェックを行う。
前記算出部は、バッテリー電圧VBと負荷の電力Wとの関係を定めた条件データを参照して、検出された各バッテリー電圧VBに対応する各負荷の電力Wを算出してもよい。
さらに、前記バッテリーチェック部は、バッテリーチェック時における積算電力量Wiとバッテリー起電力Eとを対応付けて記憶し、記憶した積算電力量Wiとバッテリー起電力Eとに基づいてバッテリーチェック時における積算電力量Wiから所定の電力量Wsを消費した際のバッテリー起電力を予測し予測バッテリー起電力E’を求め、予測バッテリー起電力E’と前記閾電圧Eminとを比較することでバッテリーチェックを行ってもよい。
本発明によれば、電源としてバッテリーを備え、該バッテリーからの電力供給を受けて複数の動作モードで動作する装置において、バッテリーチェックをより適切なタイミングで行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態と称す)について、以下図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る電子機器の機能ブロック図である。電子機器は、バッテリー10からの電源供給を受けて動作する。
バッテリー10からの電源は、DC/DCコンバータ20aに供給され、中央処理装置(CPU)30を動作させるための所要の電圧(例えば3.3[V])に変換された後CPU30に供給される。
また、バッテリー10からの電源は、DC/DCコンバータ20bにも供給され、所要の電圧に変換された後スイッチSW1及びスイッチSW2aを介して第1負荷40aに供給される。また、スイッチSW1及びスイッチSW2bを介して第2負荷40bにも供給される。第1負荷40a及び第2負荷40bは、それぞれバッテリー10から供給された電力により所定の動作を行う。例えば、電子機器がデジタルカメラであれば、所定の動作は、例えば、固体撮像素子から出力される映像信号をプレビュー映像として画面に表示する動作や、合焦を行うためにフォーカスレンズを駆動するモータを駆動する動作などである。つまり、負荷を動作させることで、プレビュー映像の表示やフォーカシングなどの所定の動作に必要な電力が消費される。
電圧測定回路50は、所定のタイミングでバッテリー電圧VBを検知し、検知結果をCPU32に出力する。CPU32に組み込まれたバッテリーチェック部32は、検知したバッテリー電圧VBに基づいてバッテリー起電力Eを算出し、そのバッテリー起電力Eと第1閾電圧ES1もしくは第2閾電圧ES2と比較することで、バッテリー10の放電状態を検知する。ここで、第1閾電圧ES1は、電子機器の動作を保証できる最低限のバッテリー起電力であり、第2閾電圧ES2は、バッテリー10の充電もしくは交換をすべきバッテリー起電力である。第1閾電圧ES1と第2閾電圧ES2とは、ES2=ES1+ΔEの関係を満たし、ΔEは電子機器の消費電力などを考慮して定めればよい。なお、バッテリーチェック部32は、例えば、バッテリーチェック処理を行うためのプログラムをROM(図示せず)からロードしてCPU32が実行することで実現される。
バッテリーチェック部32は、バッテリー起電力Eが第1閾電圧ES1より小さければ、電子機器をシャットダウンするためのシャットダウン命令をシャットダウンに必要な処理を行う各部に出力する。一方、バッテリーチェック部32は、バッテリー起電力Eが第1閾電圧ES1以上でかつ第2閾電圧ES2より小さければ、バッテリー10の充電や交換の警告を通知するための警告命令を警告処理を行う各部に出力する。
ところで、バッテリーの特性は種類によって異なり、電圧降下の速度なども異なるため、電子機器は、搭載するバッテリーの種類ごとに異なる閾電圧を用意しておくことで、より正確にバッテリーの放電状態を検知することが可能になる。しかし、実際には、バッテリーの特性は温度などにより変化する。よって、予め用意された閾電圧では、正確にバッテリーチェックが行えない場合がある。また、多種のバッテリーを搭載可能な電子機器の場合、搭載されたバッテリーの種類を電子機器が特定するのが困難な場合がある。
そこで、本実施形態において、バッテリーチェック部32は、バッテリーの種類ごとに異なる閾電圧を用意しておくのではなく、バッテリーチェックの際に閾電圧をその都度決定する。以下、バッテリーチェック部32における処理内容についてより詳しく説明する。
バッテリーチェック部32は、第1負荷40a及び第2負荷40bを順次動作させ、各負荷の動作時におけるバッテリー電圧VB1,VB2を電圧測定回路50から取得する。バッテリーチェック部32は、バッテリー電圧VB1,VB2に基づいてバッテリーの起電力E及びバッテリーの内部抵抗rを算出する。起電力E及び内部抵抗rの算出は、下記の式(1),式(2)を連立することで算出することができる。
ここで、W1は第1負荷40aが動作することで消費する電力、W2は第2負荷40bが動作することで消費する電力であり、バッテリーチェック部32は消費電力W1と消費電力W2とを予め記憶している。なお、電力W1と電力W2とは異なる値とする。
さらに、バッテリーチェック部32には、実験等により予め測定しおいた電子機器の最大消費電力Wmax及び最低動作電圧VBminを記憶させておく。そして、バッテリーチェック部32は、最大消費電力Wmaxと、最低動作電圧VBminと、式(1)及び式(2)を連立することで求められた内部抵抗rとを用いて、下記の式(3)に基づいて、最低起電力Eminを算出する。なお、最低起電力Eminは、バッテリー10から最低動作電圧VBminを得るのに必要な最低限のバッテリーの起電力Eを示す。つまり、最低起電力Eminは、第1閾電圧ES1であり、第2閾電圧ES2は、Emin+ΔEである。
次いで、バッテリーチェック部32は、起電力Eと最低起電力Eminとに基づいて、バッテリーチェックを行う。より具体的には、バッテリーチェック部32は、第1閾電圧ES1であるEminより小さければ、シャットダウン命令を出力する。次いで、バッテリーチェック部32は、起電力Eが第2閾電圧ES2であるEmin+ΔEより小さければ、警告指示を出力する。
以上のように、本実施形態では、異なる消費電力である2つの負荷を順次動作させ、その時の測定結果に基づいて、閾電圧を決定し、バッテリー10の放電状態をチェックする。よって、バッテリーの種類ごとに異なる閾電圧を用意しておく必要がなく、電子機器は、バッテリーチェックを行うために、搭載されたバッテリーの種類を識別する必要がなくなる。
図2は、本実施形態におけるバッテリーチェック部32のバッテリーチェック手順を示すフローチャートである。バッテリーチェック部32は、所定の間隔で随時、図2に示す手順に基づいてバッテリーチェックを行う。
図2において、バッテリーチェック部32は、まず、第1負荷40aを動作させ、その時のバッテリー電圧VB1を電圧測定回路50から取得する(S100)。次いで、バッテリーチェック部32は、第2負荷40bを動作させ、その時のバッテリー電圧VB2を電圧測定回路50から取得する(S102)。さらに、バッテリーチェック部32は、式(1)及び式(2)を用いて、バッテリーの起電力E及び内部抵抗rを算出し(S104)、式(3)を用いて最低起電力Eminを算出する(S106)。
その後、バッテリーチェック部32は、起電力Eが最低起電力Eminより小さいか否かを判定する(S108)。バッテリーチェック部32は、起電力Eが最低起電力Eminより小さければ(ステップS108の判定結果が、肯定「Y」)、シャットダウン命令を出力する(S110)。一方、起電力Eが最低起電力Emin以上であれば(ステップS108の判定結果が、否定「N」)、さらにバッテリーチェック部32は、起電力EがEmin+ΔEより小さいか否かを判定する(S112)。そして、起電力EがEmin+ΔEより小さければ(ステップS112の判定結果が、肯定「Y」)、警告命令を出力する(S114)。一方、起電力EがEmin+ΔE以上であれば(ステップS112の判定結果が、否定「N」)、バッテリー10はまだ十分の起電力を有すると判断して、バッテリーチェック部32は、処理を終了する。
以上、本実施形態によれば、バッテリーチェックの際に閾電圧を決定し、その閾電圧と現在のバッテリー起電力とを比較することで、バッテリー10の放電状態を検知する。よって、バッテリーの種類ごとに異なる閾電圧を用意しておく必要がなく、電子機器は、バッテリーチェックを行うために、搭載されたバッテリーの種類を識別する必要がなくなる。
続いて、本実施形態の第1変形例について説明する。
上記の実施形態では、第1負荷40a及び第2負荷40b(以下、区別する必要がない場合は、単に「負荷40」と称す)の消費電力W1,W2(以下、区別する必要がない場合は、単に「消費電力W」と称す)が、バッテリー10から出力される電圧の大きさによらず一定の値としてバッテリーチェックを行う例について説明した。
しかし、バッテリー電圧VBを所定の電圧に変換するDC/DCコンバータ20は、図3に示すように、バッテリー電圧VBが低くなるに従い効率ηは低下する。その結果、消費電力Wはバッテリー電圧VBが低くなるに従い増加する。つまり、同じ負荷40を動作させたとしても、消費電力Wは、バッテリーチェック時のバッテリー電圧VBの値によって変化する。よって、負荷40の消費電力Wがバッテリー10から出力される電圧の大きさによらず一定の値とすると、正確にバッテリーチェックが行えない場合がある。
そこで、第1変形例では、負荷40ごとにバッテリー電圧VBと消費電力Wとの関係を予め測定しておき、動作する負荷40とバッテリー電圧VBとからバッテリーチェック時の消費電力Wを求め、より正確にバッテリーチェックを行う。
バッテリー電圧VBと消費電力Wとの関係は、図3に示すように概ね曲線で表すことができるが、消費電力Wの算出を簡単に行うために、第1変形例では、当該曲線を複数本の直線で近似して、その直線を用いて消費電力Wを求める。
例えば、負荷40の消費電力Wとバッテリー電圧VBとの関係が、図4の点線L1で表せる場合、第1変形例では、負荷40の消費電力Wとバッテリー電圧VBとの関係を直線L2と直線L3とに近似して消費電力Wを求める。
つまり、バッテリー電圧VBがVBx2より大きければ(VBx2<VB)、バッテリーチェック部32は、式(4)に測定したバッテリー電圧VBを代入することで消費電力Wを求める。
一方、バッテリー電圧VBがVBx2以下であれば(VBx2≧VB)、バッテリーチェック部32は、式(5)に測定したバッテリー電圧VBを代入することで消費電力Wを求める。
このように、第1変形例では、予め負荷40ごとにバッテリー電圧VBと消費電力Wとの関係式を求めておき、バッテリーチェック部32に記憶しておく。そして、バッテリーチェック部32は、動作している負荷の種類に対応する関係式を用いてバッテリーチェック時における消費電力を求める。
図5は、第1変形例におけるバッテリーチェック部32のバッテリーチェック手順を示すフローチャートである。図5では、ステップS103において、測定したバッテリー電圧VB1,VB2に基づいて第1負荷40a及び第2負荷40bの消費電力W1,W2をそれぞれ算出する点で、図2に示す実施形態における手順と異なる。その他の点では、図2に示す処理と同様でよいため、図5のフローチャートについては詳しい説明を省略する。
以上、第1変形例によれば、動作する負荷40とバッテリー電圧VBとからバッテリーチェック時の消費電力Wを求めることで、より正確にバッテリーチェックを行うことができる。
続いて、本実施形態の第2変形例について説明する。
上記の実施形態や第1変形例では、バッテリーチェック部32によるバッテリーチェックは所定の間隔で行う例について説明した。
しかし、電源としてバッテリーを使用する電子機器の中には、消費電力の異なる複数の動作モードで動作する機器がある。例えば、デジタルカメラは、撮像レンズ群を駆動することでオートフォーカスを行ったり、固体撮像素子から出力される画像データを画面上に表示したり、固体撮像素子から出力される画像データをメモリに記録する。これらの各動作モードではそれぞれ消費電力が異なる場合が多い。
そのため、バッテリーチェックの間隔が大きい場合、動作モードの消費電力が大きいと、バッテリーチェックを実行する前に、バッテリー起電力が閾電圧以下となってしまい、機器が正常にシャットダウンなどの処理を行えない場合がある。
また、上記のような事態を避けるために、バッテリーチェックの間隔を小さくすることも考えられるが、バッテリーチェックには、ある程度の電力を消費するため必要以上に行うとバッテリーの消耗が早くなってしまう。
そこで、第2変形例では、バッテリーの消費電力が異なる複数の動作モードで動作する電子機器において、バッテリーチェックのタイミングを消費電力量に基づいて決定する。つまり、第2変形例では、消費電力量を積算し、その積算消費電力量が所定の電力量に達した段階で順次バッテリーチェックを行う。
図6は、第2変形例における電子機器の機能ブロックを示す図である。図6において、各動作モード42は、図1における負荷40に相当する。各動作モードは、電子機器が動作可能なモードを示し、CPU30からの指令に基づいて、何れかの動作モードが選択されて、電子機器は、選択された動作モードで動作する。なお、第2変形例では、各動作モードで消費する消費電力Wnは、バッテリー起電力Eの大きさによって変動しないものとする。電子機器は、例えば消費電力Wnの第n動作モードに設定されると、第n動作モードに対応する一連動作を連続的に実行する。例えば、電子機器がデジタルカメラであり、設定された動作モードがプレビューモードであれば、デジタルカメラは、固体撮像素子から出力される映像信号を画面に表示する一連動作を連続的に実行する。つまり、プレビューモードに設定されたデジタルカメラは、動作モードが変更されるまで、固体撮像素子から出力される映像信号を画面に表示し続ける。
図7は、第2変形例におけるバッテリーチェック部32がバッテリーチェックの開始タイミングを決定する手順を示すフローチャートを示す。
図7において、バッテリーチェック部32は、CPU30が行う他の処理信号などを検知することで、動作モードの変更を検知すると(S200)、変更後の動作モードを特定し、その動作モードに対応する消費電力Wnを決定する。なお、消費電力Wは、動作モードとそれに対応する消費電力Wnとを対応付けたテーブルを予めバッテリーチェック部32が参照可能なメモリに登録しておき、そのテーブルを参照することで、決定すればよい。
次いで、バッテリーチェック部32は、消費電力Wnの積算を開始し(S206)、電子機器が設定された動作モードにおいて動作中は(ステップS206の判定結果が、肯定「Y」)、その積算を継続する。そして、その積算電力量Wniが予め定められた閾電力量WTを超えたら(ステップS208の判定結果が、肯定「Y」)、バッテリーチェックを実行する(S210)。なお、バッテリーチェックは、公知のバッテリーチェックの手法を用いることができるが、例えば上記の実施形態や第1変形例で説明した手法で行えばよい。
以上、第2変形例では、電子機器が、消費電力Wnの異なる複数の動作モードで動作する場合でも、積算電力量Wniが予め定められた閾電力量WTに達した段階で、バッテリーチェック部32がバッテリーチェックを行う。よって、バッテリーチェックを実行する前に、バッテリー起電力が閾電圧以下となってしまい、正常にシャットダウンなどの処理が行えないことを防止することができる。また、バッテリーチェックを実行する前に、バッテリー起電力が閾電圧以下となることを防ぐために、バッテリーチェックの実行間隔を極端に短くする必要が無く、バッテリーチェックに伴う電力消費も抑えることができる。
続いて、本実施形態の第3変形例について説明する。
第2変形例では、電子機器が実行可能な各動作モードは、動作モードが変更されるまで、設定された動作モードに対応する一連動作を繰り返し、積算電力量Wiが閾電力量WTに達するごとに随時バッテリーチェックを行う例について説明した(以下、このような一連動作をモード変更されるまで継続的に繰り返す動作モードを「連続性動作モード」と称す。)。
しかし、電子機器が実行する動作モードの中には、動作モードが変更されるまで一連動作を繰り返すのではなく、所定の一連動作を一度行って終了するようなモードもある(以下、このようなモードを「非連続性動作モード」と称す。)。例えば、電子機器がデジタルカメラの場合、オートフォーカス処理モードやズーム処理モードでは、デジタルカメラは、フォーカスレンズやズームレンズを駆動モータにより光軸上に沿って移動させ、合焦位置やズーム位置に各レンズが移動すると動作を終了する。つまり、デジタルカメラであれば、オートフォーカス処理モードやズーム処理モードを非連続性動作モードと捉えることができる。
このような非連続性動作モードの場合、一連処理の途中でバッテリーチェックを行うことは好ましくない。例えば、電子機器がデジタルカメラの場合、2つの異なる負荷におけるバッテリー起電圧を測定するために、オートフォーカス処理においてモータが駆動している最中の1つ目のバッテリー起電力を測定した後、オートフォーカス処理の最中にオートフォーカス処理において駆動しているモータを一端停止させ2つ目のバッテリー起電力を測定して、バッテリーチェックを行うことは好ましくない。
そこで、第3変形例では、電子機器が実行する動作モードを、連続性動作モードと非連続性動作モードに予め分類しておき、連続性動作モードと非連続性動作モードとで異なるタイミングでバッテリーチェックを行う。より具体的には、連続性動作モードでは、第2変形例に示した手順で順次バッテリーチェックを行い、非連続性動作モードでは、一連動作が終了後に一度バッテリーチェックを行う。
図8は、第3変形例におけるバッテリーチェック部32のバッテリーチェックの開始タイミングを決定する処理手順を示すフローチャートである。
図8において、バッテリーチェック部32は、動作モードの変更を検知すると(S300)、変更後の動作モードが連続性動作モードか非連続性動作モードかを判定する(S302)。判定の結果、連続性動作モードの場合は(ステップS302での判定結果が、肯定「Y」)、図7に示すフローチャートに示すように、消費電力の積算を開始する(S304)。一方、非連続性動作モードの場合は(ステップS302での判定結果が、否定「N」は、その動作モードによる一連処理が終了後に図2や図5に示すフローチャートのように、バッテリーチェックを行う(S306)。
以上、第3変形例によれば、連続性動作モードと非連続性動作モードとで異なるタイミングでバッテリーチェックを行う。これにより、非連続性動作モードで電子機器が動作する場合にも適切なタイミングでバッテリーチェックを行うことができる。
続いて、第4変形例について説明する。
第4変形例では、上記の実施形態や各変形例に示すバッテリーチェックを行った後に、さらに一定の電力量Wsを消費した後のバッテリー起電力E’を予測して、その予測バッテリー起電力E’と、第1閾電圧ES1(最低起電力Emin)もしくは第2閾電圧ES2(最低起電力Emin+ΔE)とを比較することで、バッテリー10の放電状態を検知する。
ここで、予測バッテリー起電力E’の算出方法について説明する。
まず、第4変形例におけるバッテリーチェック部32は、積算電力量Wiを算出する。より具体的には、バッテリーチェック部32は、連続性動作モードで動作する場合は、バッテリーチェックの際に、設定された連続性動作モードの消費電力Wcnに動作時間を乗算することで得られた電力量を積算電力量Wiに積算していく。一方、非連続性動作モードで動作する場合は、バッテリーチェックの際に(つまり、一連動作が終了後)、設定された非連続性動作モードによって一連動作が行われることで消費する消費電力量Wqnを積算電力量Wiに積算する。また、バッテリーチェック部32は、バッテリーチェックの際に設定されている動作モードでのバッテリー起電力E[n]も併せて算出しておく。そして、バッテリーチェック部32は、バッテリーチェックごとに積算電力量Wiとバッテリー起電力Eとを対応付けて所定の積算テーブルに順次登録していく。
図9は、バッテリーチェック部32が、記憶する積算電力量Wiとバッテリー起電力Eと関係を示すグラフである。図9に示すように、電子機器は、各動作モードで動作することで、積算電力量Wiが増加するに連れて、バッテリー起電力Eが低下する傾向にある。
さて、上記の通り、バッテリーチェック部32は、バッテリーチェックごとに積算電力量Wiとバッテリー起電力Eとを対応付けて積算テーブルに順次登録していき、バッテリーチェックの際に、過去に積算テーブルに登録された値を用いて、一定の電力量を消費した後の予測バッテリー起電力E’を求める。
より具体的には、例えば、図9において、バッテリーチェックの際に積算テーブルに登録した値(Wi[4],E[4])と、既に積算テーブルに登録されている過去2回の値((Wi[2],E[2]),(Wi[3],E[3]))とを併せて3つの値を用いて、一定の電力量を消費した後の予測バッテリー起電力E’を求める。
理想的には3つの値に対し距離が最小となる直線を求めるのが望ましいが、計算量が増えるため、まず、2点((Wi[2],E[2]),(Wi[4],E[4]))の直線L10を求め、残りの点(Wi[3],E[3])と直線L10との距離が元の1/2になるように移動した直線L12を求める。
以上により、求められた直線L12を用いて、バッテリーチェック部32は、最後のバッテリーチェック後さらに所定の電力量Wsを消費した時のバッテリー起電力Eを求めることで、予測バッテリー起電力E’を求める。そして、バッテリーチェック部32は、その予測バッテリー起電力E’と、第1閾電圧ES1(最低起電力Emin)もしくは第2閾電圧ES2(最低起電力Emin+ΔE)とを比較することで、バッテリー10の放電状態を検知する。なお、予測バッテリー起電力E’に基づくバッテリーチェックは、図2や図5のフローチャートに示すバッテリーチェックが終了後に、続けて行えばよい。
以上第4変形例によれば、現在のバッテリー起電力E以外にも、予測バッテリー起電力E’に基づいてバッテリーチェックを行うため、より適切にバッテリーチェックを行うことができる。よって、バッテリーチェックを実行する前に、バッテリー起電力が閾電圧以下となってしまい、正常にシャットダウンなどの処理が行えないことをさらに防止することができる。
なお、第2変形例や第3変形例において説明した閾電力量WTは、電子機器の消費電力を考慮して定めればよい。しかし、一端使い切ったバッテリーでも放置することでバッテリー起電力Eが一時的に回復する場合がある。この場合、放電開始後の特性劣化が非常に早く、第4変形例において説明したようにたとえ予測バッテリー起電力を求めて、バッテリーチェックを行う場合でも、バッテリー起電力Eの低下が激しく、バッテリーチェックを行う前にバッテリー起電力Eが最低起電力Eminを下回ってしまう場合がある。
そこで、例えば、ユーザが電子機器の電源スイッチをオフからオンに切り替えることで電子機器を電源オンしてから所定の移行期間は、閾電力量WTを低めに設定して、バッテリーチェックの実行間隔を短く設定してもよい。これにより、放置後に一時的にバッテリー起電力が回復したバッテリーにより電子機器が起動した場合でも、適切なタイミングでバッテリーチェックを行うことができる。よって、バッテリーチェックを実行する前に、バッテリー起電力が閾電圧以下となってしまい、正常にシャットダウンなどの処理が行えないことをさらに防止することができる。
最後に、電子機器としてデジタルカメラを用いた場合におけるデジタルカメラの機能ブロック図を示す。図10では、画像信号を実線で示し、制御信号を破線で示している。
図1において、主処理回路200は、デジタルカメラ100全体の制御を行う中央処理装置であり、各回路等に対する演算処理や制御を行う。また、主処理回路200には、後述するバッテリーチェック部32が組み込まれている。撮像部120は、フォーカスレンズやズームレンズなどの撮像光学系、フォーカスレンズやズームレンズを駆動するレンズ駆動モータ等を含む駆動部、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像素子を備える。撮像部120は、撮像光学系を介して入射する被写体からの光を固体撮像素子において結像することで被写体の光学像を得て、その光学像を画像信号に変換して出力する。アナログ/デジタル(A/D)変換回路140は、撮像部120から出力された画像信号をアナログ信号からデジタル信号へ変換する。画像処理回路160は、デジタル変換された画像信号に対して、画面表示用の映像データや保存用の画像データを生成するための各種画像処理を行う。内部メモリ180は、不揮発性メモリ(ROM)と揮発性メモリ(DRAM)とを含む。画像表示部190は、画像信号に基づく映像データを画面に表示したり、記録用メモリ220に記憶された画像データに基づく映像データを画面に表示する。記録用メモリ220は、画像データの記録媒体である。
バッテリー10は、デジタルカメラ100を構成する各回路にDC/DCコンバータ(図示せず)を介して電力を供給する電力源である。電圧測定回路50は、上記の実施形態や各変形例で説明したように、バッテリー電圧VBを検知し、検知結果をバッテリーチェック部32に出力する。バッテリーチェック部32は、バッテリー電圧VBを用いてバッテリー起電力Eを算出し、バッテリー起電力Eが所定の閾電圧以下となった場合に、バッテリー充電や交換を促すための警告を指示するための警告指示もしくは装置の強制的なシャットダウンを指示するためのシャットダウン指示を各部に出力する。
このように構成されたデジタルカメラ100は、例えば、動作モードが図11に示すように遷移する。
図11では、「C」は連続性動作モードを示し、「Q」は非連続性動作モードを示す。図11において、デジタルカメラ100は、スタンバイ状態C1からプレビューモードC2に移行するために必要なプレビュー準備モードQ1に移行し、プレビュー準備処理を行った後、プレビューモードC2に移行する。さらに、ズームモードQ2に移行し、ズームレンズを所定の位置に移動する処理を実行し、撮影指示があるまでプレビューモードC2を継続する。その後、撮影指示が来ると、デジタルカメラ100は、オートフォーカスモードQ3に移行し、オートフォーカス処理を行った後、書き込みモードQ4に移行して画像データをメモリに書き込む処理を実行する。
図11に示すように、本実施形態や各変形例において説明したバッテリーチェックを行う場合、連続動作モードでは、消費電力が大きいほどバッテリーチェックの実行間隔が短くなることがわかる。また、非連続動作モードでは、1つの非連続動作モードが終了するごとにバッテリーチェックが行われることがわかる。
以上、上記の実施形態や各変形例によれば、バッテリーチェックの際に閾電圧を決定し、その閾電圧と現在のバッテリー起電力とを比較することで、バッテリー10の放電状態を検知する。よって、バッテリーの種類ごとに異なる閾電圧を用意しておく必要がなく、電子機器は、バッテリーチェックを行うために、搭載されたバッテリーの種類を識別する必要がなくなる。
また、バッテリーチェックの実行タイミングを動作モードの種類に応じて変更する。よって、バッテリーチェックを実行する前に、バッテリー起電力が閾電圧以下となってしまい、正常にシャットダウンなどの処理が行えないことを防止することができる。また、バッテリーチェックを実行する前に、バッテリー起電力が閾電圧以下となることを防ぐために、バッテリーチェックの実行間隔を極端に短くする必要が無く、バッテリーチェックに伴う電力消費も抑えることができる。
10 バッテリー、20 DC/DCコンバータ、30 CPU、32 バッテリーチェック部、40 負荷、42 動作モード、50 電圧測定回路、100 デジタルカメラ、120 撮像部、140 A/D変換回路、160 画像処理回路、180 内部メモリ、190 画像表示部、200 主処理回路、220 記録用メモリ。
Claims (8)
- バッテリーからの電力供給を受けて所定の動作を行う複数の動作モードで動作可能な電子機器において、
動作モードに基づく動作により消費する電力を積算し、積算電力量Wiを求め、前記積算電力量Wiが所定の閾電力量WT増加するごとに、前記バッテリーの放電状態を検知してバッテリーチェックを行うバッテリーチェック部、
を備えることを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器において、
前記電子機器は、所定の一連動作をモード変更されるまで継続的に繰り返す連続動作モードと、所定の非連続一連動作を行って終了する非連続動作モードで動作可能であり、
前記バッテリーチェック部は、
前記電子機器が連続動作モードで動作する場合、前記積算電力量Wiが所定の閾電力量WT増加するごとに、前記バッテリーの放電状態を検知し、
前記電子機器が非連続動作モードで動作する場合、前記非連続一連動作の終了後に前記バッテリーの放電状態を検知する、
ことを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器において、
前記バッテリーチェック部は、
前記電子機器が電源オンしてから所定期間、前記閾電力量WTより小さい第2閾電力量WT2増加するごとにバッテリーチェックを行うことを特徴とする電子機器。 - 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の電子機器において、
前記バッテリーチェック部は、
前記バッテリーに対して少なくとも2種類の負荷を印可し、各負荷を印可した際のバッテリー電圧VBを検出する電圧検出部と、
印可した各負荷の電力Wと各負荷を印可した際に検出された各バッテリー電圧VBとに基づいて、前記バッテリー起電力Eと前記バッテリーの内部抵抗rとを算出し、前記内部抵抗rと、予め定められた前記電子機器の最大電力Wmax及び最低動作電圧Vminに基づいて、前記閾電圧Eminを算出する算出部と、
を備え、
前記バッテリーチェック部は、
前記バッテリー起電力Eと前記閾電圧Eminとを比較することでバッテリーチェックを行うことを特徴とする電子機器。 - 請求項4に記載の電子機器において、
前記算出部は、
バッテリー電圧VBと負荷の電力Wとの関係を定めた条件データを参照して、検出された各バッテリー電圧VBに対応する各負荷の電力Wを算出することを特徴とする電子機器。 - 請求項4または5に記載の電子機器において、
前記バッテリーチェック部は、
バッテリーチェック時における積算電力量Wiとバッテリー起電力Eとを対応付けて記憶し、記憶した積算電力量Wiとバッテリー起電力Eとに基づいてバッテリーチェック時における積算電力量Wiから所定の電力量Wsを消費した際のバッテリー起電力を予測し予測バッテリー起電力E’を求め、予測バッテリー起電力E’と前記閾電圧Eminとを比較することでバッテリーチェックを行う、
ことを特徴とする電子機器。 - バッテリーからの電力供給を受けて所定の動作を行う複数の動作モードで動作可能な電子機器におけるバッテリーチェック方法において、
前記電子機器が、
動作モードに基づく動作により消費する電力を積算し、積算電力量Wiを求め、
前記積算電力量Wiが所定の閾電力量WT増加するごとに、前記バッテリーの放電状態を検知してバッテリーチェックを行う、
ことを特徴とするバッテリーチェック方法。 - 請求項7に記載のバッテリーチェック方法において、
前記電子機器が、
前記バッテリーに対して少なくとも2種類の負荷を印可し、各負荷を印可した際のバッテリー電圧VBを検出し、
印可した各負荷の電力Wと各負荷を印可した際に検出された各バッテリー電圧VBとに基づいて、前記バッテリー起電力Eと前記バッテリーの内部抵抗rとを算出し、
前記内部抵抗rと、予め定められた前記電子機器の最大電力Wmax及び最低動作電圧Vminに基づいて、前記閾電圧Eminを算出し、
前記バッテリー起電力Eと前記閾電圧Eminとを比較することでバッテリーチェックを行う、
ことを特徴とするバッテリーチェック方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005374607A JP2007178171A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 電子機器及びバッテリーチェック方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007178171A true JP2007178171A (ja) | 2007-07-12 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017187462A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 株式会社Gsユアサ | 推定装置、推定方法 |
-
2005
- 2005-12-27 JP JP2005374607A patent/JP2007178171A/ja active Pending
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