JP2007175614A - 液滴吐出検査装置及び液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出検査装置及び液滴吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液滴吐出ヘッドによる液滴吐出を精度良く容易に検査することができる液滴吐出検査装置及び液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】入射した光を導いて通過させ、通過する光を着弾した液滴との界面から放射する光導層31aを有する検査基板31に対し、光を照射する投光部34と、投光部34により照射され光導層31aを通過した光を受光する受光部36と、受光部36により受光した光の強度変化に基づいて、検査基板31に対する液滴の着弾異常の発生を判断する判断部37とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、液滴の着弾異常を検査する液滴吐出検査装置及びその液滴吐出検査装置を備える液滴吐出装置に関する。
通常、インクジェット方式の液滴吐出装置は、液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)装置、電子放出装置、プラズマ表示装置及び電気泳動表示装置等を製造するために用いられている。
この液滴吐出装置は、ノズルから微少な液滴を吐出する液滴吐出ヘッド(インクジェットヘッド)を備えており、その液滴吐出ヘッドにより記録媒体に液滴を着弾させ、所定のパターンのドット列を形成する。例えば、液晶表示装置の製造工程では、液滴吐出ヘッドを有する液滴吐出装置を用いて、透明基板上にR(赤)、G(緑)、B(青)の各色のインクをドット状に順次塗布することにより、各色のドットが順次配列されたカラーフィルタを作成する。
このような液滴吐出装置では、液滴吐出ヘッドの液滴の不吐出により、ドット抜けが発生してしまったり、液滴の飛行曲がりにより、液滴の着弾位置が目標の着弾位置(正規の着弾位置)からずれ、ドットずれが発生してしまったりすることがある。これらのドット抜けやドットずれ、すなわち液滴の着弾異常を検査する方法としては、複数のドットの電子画像を撮像するカメラを用いる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−14216号公報
しかしながら、カメラを用いる方法では、液滴が透明性を有している場合等、液滴の濃淡がはっきりせず、液滴を像として捉えることが困難である。このため、液滴の着弾異常の検査精度が低下してしまう。また、その検査精度を上げるためには、複雑な画像処理が必要となるが、その画像処理の構築は困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、液滴の着弾異常を精度良く容易に検査することができる液滴吐出検査装置及び液滴吐出装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、液滴吐出検査装置において、入射した光を導いて通過させ、通過する光を着弾した液滴との界面から放射する光導層を有する検査基板に対し、光を照射する投光部と、投光部により照射され光導層を通過した光を受光する受光部と、受光部により受光された光の強度変化に基づいて、検査基板に対する液滴の着弾異常の発生を判断する判断部とを備えることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、液滴吐出装置において、前述の第1の特徴に係る液滴吐出検査装置を備えることである。
本発明によれば、液滴の着弾異常を精度良く容易に検査することができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について図1ないし図6を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出装置1は、ノズルからインクの液滴Eを吐出する液滴吐出ヘッド(インクジェットヘッド)2を用いて基板3にインクを塗布するためのインク塗布ボックス1Aと、そのインク塗布ボックス1Aにインクを供給するためのインク補給ボックス1Bと、液滴吐出ヘッド2の液滴Eの着弾異常を検査するための液滴吐出検査ボックス1Cとから構成されている。これらのインク塗布ボックス1A、インク補給ボックス1B及び液滴吐出検査ボックス1Cは、互いに隣接して配置され、共に架台4の上面に固定されている。
インク塗布ボックス1Aの内部には、Y軸方向スライド板5、Y軸方向移動テーブル6、X軸方向移動テーブル7及び基板保持テーブル8が積層されている。これらのY軸方向スライド板5、Y軸方向移動テーブル6、X軸方向移動テーブル7及び基板保持テーブル8は平板状に形成されている。
Y軸方向スライド板5は架台4の上面に固定されている。Y軸方向スライド板5の上面には、複数のガイド溝5aがY軸方向に沿って設けられている。これらのガイド溝5aには、Y軸方向移動テーブル6の下面に設けられたガイド用の突起部(図示せず)が係合されている。これにより、Y軸方向移動テーブル6は、Y軸方向に移動可能にY軸方向スライド板5の上面に設けられている。このY軸方向移動テーブル6は、Y軸方向移動モータ(図示せず)を用いる駆動機構により各ガイド溝5aに沿ってY軸方向に移動する。
Y軸方向移動テーブル6の上面には、複数のガイド溝6aがX軸方向に沿って設けられている。これらのガイド溝6aには、X軸方向移動テーブル7の下面に設けられたガイド用の突起部(図示せず)が係合されている。これにより、X軸方向移動テーブル7は、X軸方向に移動可能にY軸方向移動テーブル6の上面に設けられている。このX軸方向移動テーブル7は、X軸方向移動モータ(図示せず)を用いる駆動機構により各ガイド溝6aに沿ってX軸方向に移動する。
X軸方向移動テーブル7の上面には、基板3を保持する基板保持テーブル8が固定されている。この基板保持テーブル8は、基板3を把持する基板把持機構9を備えており、その基板把持機構9により基板保持テーブル8上に基板3を密着固定する。基板把持機構9としては、例えばコの字型の挟み金具等を用いる。なお、基板3の保持手段としては、基板把持機構9に代えて、例えば、基板3を吸着する基板吸着機構を設けるようにしてもよい。基板吸着機構としては、例えばゴム吸盤や吸引ポンプ等を用いる。
ここで、基板保持テーブル8のX軸方向への移動量は、X軸方向エンコーダ(図示せず)のパルス状の出力信号に基づいて検出され、同様に、基板保持テーブル8のY軸方向への移動量は、Y軸方向エンコーダ(図示せず)のパルス状の出力信号に基づいて検出される。
インク塗布ボックス1Aの内部には、2本のコラム(支柱)10が立設されている。また、液滴吐出検査ボックス1Cの内部にも、1本のコラム10が立設されている。インク塗布ボックス1Aの内部に位置する2本のコラム10は、Y軸方向スライド板5のガイド溝5aと直交する方向、すなわちX軸方向においてY軸方向スライド板5を挟む位置に設けられている。また、液滴吐出検査ボックス1Cの内部に位置する1本のコラム10は、2本のコラム10と同一直線上に設けられている。
これらのコラム10には、X軸方向スライド板11が横架されている。X軸方向スライド板11の前面には、ガイド溝11aがX軸方向に沿って設けられている。このガイド溝11aには、液滴吐出ヘッド2をそれぞれ有する複数のインクジェットヘッドユニット12を垂設するベース板13の背面に設けられたガイド用の突起部(図示せず)が係合されている。これにより、ベース板13はX軸方向に移動可能にX軸方向スライド板11に設けられている。このベース板13、すなわちインクジェットヘッドユニット12は、ヘッドユニット移動モータ(図示せず)を用いる駆動機構によりガイド溝11aに沿ってX軸方向に移動する。
各インクジェットヘッドユニット12の先端には、液滴吐出ヘッド2がそれぞれ設けられている。液滴吐出ヘッド2は、供給パイプ14を介してインクタンク15からインクの供給を受ける。この液滴吐出ヘッド2は、複数のノズルを有しており、これらのノズルからインクを液滴Eとして吐出する。なお、複数のノズルは、一定のピッチ間隔で直列に設けられている。インクタンク15は、インク補給ボックス1Bに設けられたインク補給タンク16に接続されており、常にインク補給タンク16からインクの供給が受けられる状態になっている。
インクジェットヘッドユニット12には、基板3面に対して垂直方向、すなわちZ軸方向に液滴吐出ヘッド2を移動させるZ軸方向移動機構12aと、液滴吐出ヘッド2をY軸方向に移動させるY軸方向移動機構12bと、液滴吐出ヘッド2をθ方向に回転させるθ方向回転機構12cとが設けられている。これにより、液滴吐出ヘッド2は、Z軸方向、Y軸方向及びθ軸方向に移動可能に支持されている。
また、インク塗布ボックス1Aの内部には、液滴吐出ヘッド2のノズルのインク目詰まり等を清掃するためのヘッドメンテユニット17が設けられている。このヘッドメンテユニット17は、インクジェットヘッドユニット12の移動方向の延長線上であって基板3から離隔した位置に配置されている。なお、インクジェットヘッドユニット12がヘッドメンテユニット17に対向する位置まで移動すると、ヘッドメンテユニット17はノズルの目詰まり等を自動的に洗浄する。
液滴吐出検査ボックス1Cの内部には、液滴吐出検査装置18Aが設けられている。液滴吐出検査装置18Aは、光の入射を遮るための検査ボックス19を備えている。この検査ボックス19には、シャッター20が開閉可能に設けられている。このシャッター20は、ヘッドメンテユニット17が対向する位置まで移動すると、開閉機構(図示せず)により開放され、液滴吐出ヘッド2の吐出動作後に閉じられる。
架台4の内部には、液滴吐出装置1の各部を制御する制御部21が設けられている。この制御部21は、Y軸方向移動テーブル6の移動制御、X軸方向移動テーブル7の移動制御、ベース板13の移動制御、Z軸方向移動機構12aの駆動制御、Y軸方向移動機構12bの駆動制御、θ方向回転機構12cの駆動制御及び液滴吐出検査装置18Aの駆動制御等を行う。これにより、基板保持テーブル8に保持された基板3と、ベース板13に垂設されたインクジェットヘッドユニット12との相対位置を色々と変化させることができる。
次いで、液滴吐出検査装置18Aについて詳しく説明する。
図2及び図3に示すように、液滴吐出検査装置18Aが備える検査ボックス19の内部には、入射した光を平面方向に導いて通過させる光導層31aを有する検査基板31を載置するための台座32と、検査基板31に対して各投光レンズ33を介して光を照射する2つの投光部34と、投光部34により照射され光導層31aを通過した光を各受光レンズ35を介して受光する2つの受光部36と、検査基板31に対する液滴Eの着弾異常の発生を判断する判断部37が設けられている。
台座32は、シャッター20に対向する位置に設けられており、その上面に検査基板31を支持する。検査基板31上の光導層31a、投光レンズ33、投光部34、受光レンズ35及び受光部36は、それぞれが略同一平面上になるように設けられている。
光導層31aは、検査基板31の表面の全面に設けられている。この光導層31aは、入射した光を検査基板31の平面方向に導いて通過させる特性を有し、さらに、その通過する光を着弾した液滴Eとの界面から放射する特性を有する層である。光導層31aとしては、例えば透明樹脂層を用いる。この光導層31aは、例えばスピンコート等により検査基板31上に形成されている。検査基板31としては、例えばガラス基板等を用いる。
ここで、図4及び図5に示すように、光導層31aの屈折率n1は、検査基板31の屈折率n2及び検査基板31の外気(空気)の屈折率n3よりも大きくなるように設定されている(n1>n2、n1>n3)。さらに、光導層31aの屈折率n1は、光導層31aに着弾した液滴Eの屈折率、すなわち液滴吐出ヘッド2に用いるインクの屈折率に応じて、光導層31aを通過する光が、着弾した液滴Eとの界面から放射するように設定されている。
各投光部34及び各受光部36は、光導層31aに着弾した液滴EのX軸方向のドット位置及びY軸方向のドット位置を検出するため、検査基板31を挟んで光導層31aに光が入射する位置にそれぞれ設けられている。投光部34は、光としてレーザ光を出射するレーザダイオード等の光源を備えている。また、受光部36は、光を電気に変換する受光素子をライン状に有するCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサ等を備えている。この受光部36は、CCDラインセンサにより光の強度を検出し、その検出した光強度に応じて電圧信号を判断部37に送信する。
ここで、光導層31aに対する光の入射角は、図5に示すように、反射距離L1が液滴Eの直径L2より大きくなるように設定されている。ここで、反射距離L1とは、同一平面上における光の反射位置から次の反射位置までの距離である。なお、光は光導層31aの界面により反射されて検査基板31の平面方向に進行する。
投光レンズ33は、投光部34から照射された光を検査基板21の幅方向に広げる平凹レンズ33aと、平凹レンズ33aにより広げられた光を平行光にするシリンドリカルレンズ33bとから構成されている。この投光レンズ33は、投光部34により照射された光を広げて平行光にし、その光を光導層31aの側面に導く。
受光レンズ35は、光導層31aを通過した光を検査基板21の幅方向に広げる平凹レンズ35aと、平凹レンズ35aにより広げられた光を平行光にするシリンドリカルレンズ35bとから構成されている。この受光レンズ35は、光導層31aを通過した光を広げて平行光にし、その光を受光部36に導く。
判断部37は、制御部21及び受光部36に電気的に接続されており、制御部21からの制御信号に応じて各種の処理を実行する。また、判断部37は、受光部36により検出された光強度の変化に基づいて、液滴吐出ヘッド2による検査基板31に対する液滴Eの着弾異常の発生、例えば、ドット抜けやドットずれの発生を判断する。
ここで、例えば、図6に示すように、受光部36により光強度の変化が得られる。図6では、光強度とX軸方向のドット位置との関係を示し、Aは液滴Eの直径L2であり、Bはドットピッチであり、Cはドットずれ量である。光電層31aを通過する光は液滴Eにより光電層31aの界面から放射するため、液滴Eが存在する箇所の光強度が最小値になっている。これにより、X軸方向のドット位置が判別される(なお、Y軸方向のドット位置も同様にして判別される)。X軸方向のドット位置X1では、光強度が最大値のままであり、X軸方向のドット位置X2では、ドット位置X2からのドットピッチB内で光強度が最小値になっているため、判断部37は、ドットずれが発生したと判断する。また、X軸方向のドット位置X3では、光強度が最大値のままであり、ドット位置X3からのドットピッチB内で光強度が最小値になっていないため、判断部37は、ドット抜けが発生したと判断する。
次に、このような構成の液滴吐出装置1の液滴吐出動作及び検査動作について説明する。なお、検査動作は、液滴吐出装置1の立上げ時に実行されたり、あるいは、定期的に例えば1時間毎に実行されたりする。
液滴吐出装置1の液滴吐出動作では、制御部21は、インクジェットヘッドユニット12を待機位置から基板3に対向する位置まで移動させる。これに応じて、インクジェットヘッドユニット12はX軸方向スライド板11のガイド溝11aに案内され、基板3に対向する位置まで移動する。この状態で、制御部21は、Y軸方向移動テーブル6及びX軸方向移動テーブル7を駆動制御し、加えて、インクジェットヘッドユニット12の液滴吐出ヘッド2の吐出動作を駆動制御する。これに応じて、液滴吐出ヘッド2は、Y軸方向に移動する基板3に液滴Eを着弾させ、所定のパターンのドット列を順次形成する。
液滴吐出装置1の検査動作では、制御部21は、インクジェットヘッドユニット12を液滴吐出検査装置18Aに対向する位置まで移動させる。これに応じて、インクジェットヘッドユニット12はX軸方向スライド板11のガイド溝11aに案内され、液滴吐出検査装置18Aに対向する位置まで移動する。この状態で、液滴吐出検査装置18Aのシャッター20が開閉機構により開放され、インクジェットヘッドユニット12の液滴吐出ヘッド2が液滴Eを検査基板31に向けて吐出する。その液滴Eは、液滴吐出検査装置18Aが備える台座32上の検査基板31上の光導層31aにドット列として着弾する。その後、シャッター20は開閉機構により閉じられる。
次いで、液滴吐出検査装置18Aの各投光部34が光を照射する。この光が各投光レンズ33により広げられて平行光にされ、検査基板31上の光導層31aの側面に入射する。入射した光は光導層31aにより案内され、図4に示すように、その光導層31a内を反射して通過する。このとき、図5に示すように、液滴Eが着弾した光導層31aの部分では、光導層31aを進行する光が光導層31aと液滴Eとの界面から放射する。
光導層31aを通過した光は、光導層31aの側面から出射し、再び各受光レンズ35により広げられて平行光にされ、各受光部36に入射する。各受光部36は、入射した光を受光し、受光した光の強度を検出し、その光の強度に応じた電圧信号を判断部37に送信する。判断部37は、各受光部36により検出された光強度の変化に基づいて、液滴吐出ヘッド2による検査基板31に対する液滴Eの着弾異常の発生、例えば、図6に示すように、ドット抜けやドットずれの発生を判断する。
判断部37は、ドット抜けやドットずれが発生したと判断した場合、すなわち、液滴Eの着弾異常が発生したと判断した場合、制御部21に着弾異常の発生を知らせる異常発生信号を送信する。これに応じて、制御部21は、液滴吐出ヘッド2の保守点検のため液滴吐出装置1の駆動を停止させたり、インクジェットヘッドユニット12をヘッドメンテユニット17に対向する位置まで移動させたりする。インクジェットヘッドユニット12がX軸方向スライド板11のガイド溝11aに案内され、ヘッドメンテユニット17に対向する位置まで移動する。この状態で、ヘッドメンテユニット17は、液滴吐出ヘッド2のノズルのインク目詰まり等を清掃する。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、入射した光を導いて通過させ、通過する光を着弾した液滴Eとの界面から放射する光導層31aを有する検査基板31に対し、光を照射する投光部34と、投光部34により照射され光導層31aを通過した光を受光する受光部36と、受光部36により受光された光の強度変化に基づいて検査基板31に対する液滴Eの着弾異常の発生を判断する判断部37とを設けることによって、画像処理等のような複雑な処理を必要とすることなく、液滴Eの着弾異常の発生、すなわちドット抜けやドットずれの発生が精度良く検出されるので、液滴吐出ヘッド2による液滴Eの着弾異常を精度良く容易に検査することができる。
さらに、投光部34により照射された光を広げて光導層31aに導く投光レンズ33を設けることによって、投光部34の光源を1つにすることが可能になるので、例えば複数の光源をライン状に設けた場合に比べ、光源の照射強度のばらつきにより検査精度が低下してしまうことを防止することができる。
また、光導層31aを通過した光を広げて受光部36に導く受光レンズ35を設けることによって、受光部36が受ける光の幅が広がるので、受光部36の光検出精度を向上させることができる。その結果として、液滴吐出ヘッド2による液滴Eの着弾異常の検査精度を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について図7を参照して説明する。
本発明の第2の実施の形態は、基本的に第1の実施の形態と同様である。第2の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点である液滴吐出検査装置18Bについて説明する。なお、第1の実施の形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する(他の実施の形態も同様とする)。
図7に示すように、液滴吐出検査装置18Bの各受光部36は、光を電気に変換する受光素子であるCCD36aと、そのCCD36aに光を集光する集光レンズ36bとをそれぞれ備えている。これらの受光部36は、検査基板31の幅方向であるX軸方向及びY軸方向に移動可能に設けられている。
X軸方向の受光部36は、X軸方向に受光部36を案内するガイドレール41に移動可能に設けられており、X軸方向移動モータ(図示せず)を用いる駆動機構によりX軸方向に移動する。同様に、Y軸方向の受光部36は、Y軸方向に受光部36を案内するガイドレール41に移動可能に設けられており、Y軸方向移動モータ(図示せず)を用いる駆動機構によりY軸方向に移動する。
次に、このような構成の液滴吐出装置1の検査動作について説明する。なお、検査動作は、液滴吐出装置1の立上げ時に実行されたり、あるいは、定期的に例えば1時間毎に実行されたりする。
液滴吐出装置1の検査動作では、第1の実施の形態と同様にして、液滴Eが液滴吐出ヘッド2により検査基板31上の光導層31aにドット列として着弾する。その後、シャッター20は開閉機構により閉じられる。
次いで、液滴吐出検査装置18Aの各投光部34が光を照射する。この光が各投光レンズ33により広げられて平行光にされ、検査基板31上の光導層31aの側面に入射する。入射した光は光導層31aにより案内され、図4に示すように、その光導層31a内を反射して通過する。このとき、図5に示すように、液滴Eが着弾した光導層31aの部分では、光導層31aを進行する光が光導層31aと液滴Eとの界面から放射する。
光導層31aを通過した光は、光導層31aの側面から出射し、再び各受光レンズ35により広げられて平行光にされ、各受光部36に入射する。このとき、各受光部36は、X軸方向又はY軸方向に移動し、入射した光をCCD36aにより順次受光し、受光した光の強度を検出し、その光の強度に応じた電圧信号を判断部37に送信する。判断部37は、各受光部36により検出された光強度の変化に基づいて、液滴吐出ヘッド2による検査基板31に対する液滴Eの着弾異常の発生、例えば、図6に示すように、ドット抜けやドットずれの発生を判断する。その後の動作は第1の実施の形態と同様である。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、CCD36aに対して光を集光する集光レンズ36bを受光部36に設けることによって、集光された光がCCD36aに入射するので、受光部36の光検出精度を向上させることができる。その結果として、液滴吐出ヘッド2による液滴Eの着弾異常の検査精度を向上させることができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について図8を参照して説明する。
本発明の第3の実施の形態は、基本的に第1の実施の形態と同様である。第3の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点である液滴吐出検査装置18Cについて説明する。
図8に示すように、液滴吐出検査装置18Cの台座32は、θ方向に回転可能に設けられている。この台座32の下部には、台座32をθ方向に回転させるθ方向回転機構(図示せず)が設けられている。
投光部34及び受光部36がそれぞれ1つだけ設けられている。受光部36は、光を電気に変換する受光素子であるCCD36aと、そのCCD36aに光を集光する集光レンズ36bとよりそれぞれ構成されている。これらの投光部34及び受光部36は、検査基板31の幅方向であるY軸方向に移動可能に設けられている。
投光部34は、Y軸方向に投光部34を案内するガイドレール41に移動可能に設けられており、Y軸方向移動モータ(図示せず)を用いる駆動機構によりY軸方向に移動する。同様に、受光部36は、Y軸方向に受光部36を案内するガイドレール41に設けられており、Y軸方向移動モータ(図示せず)を用いる駆動機構によりY軸方向に移動する。
次に、このような構成の液滴吐出装置1の検査動作について説明する。なお、検査動作は、液滴吐出装置1の立上げ時に実行されたり、あるいは、定期的に例えば1時間毎に実行されたりする。
液滴吐出装置1の検査動作では、第1の実施の形態と同様にして、液滴Eが液滴吐出ヘッド2により検査基板31上の光導層31aにドット列として着弾する。その後、シャッター20は開閉機構により閉じられる。
次いで、液滴吐出検査装置18Aの各投光部34が光を照射する。このとき、各投光部34はY軸方向に移動し、光を走査する。この光が検査基板31上の光導層31aの側面に入射する。入射した光は光導層31aにより案内され、図4に示すように、その光導層31a内を反射して通過する。このとき、図5に示すように、液滴Eが着弾した光導層31aの部分では、光導層31aを進行する光が光導層31aと液滴Eとの界面から放射する。
光導層31aを通過した光は、光導層31aの側面から出射し、受光部36に入射する。このとき、受光部36はY軸方向に移動し、入射した光をCCD36aにより順次受光し、受光した光の強度を検出し、その光の強度に応じた電圧信号を判断部37に送信する。判断部37は、受光部36により検出された光強度の変化に基づいて、液滴吐出ヘッド2による検査基板31に対する液滴Eの着弾異常の発生、例えば、図6に示すように、ドット抜けやドットずれの発生を判断する。次に、制御部21は台座32をθ方向に回転させ、X軸方向のドット位置の検査を前述と同様にして行う。その後の動作は第1の実施の形態と同様である。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、他の実施の形態に比べ、投光レンズ33や受光レンズ35を設ける必要がなくなるので、液滴吐出検査装置18Cの小型化を実現することができる。加えて、台座32を回転させることによって、X軸方向及びY軸方向の両方に投光部34及び受光部36を設ける必要がなくなるので、液滴吐出検査装置18Cの小型化を実現することができる。
(他の実施の形態)
なお、本発明は、前述の実施の形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
例えば、前述の実施の形態においては、液滴吐出ヘッド2に対して基板3を移動させているが、これに限るものではなく、例えば基板3に対して液滴吐出ヘッド2を移動させてもよく、液滴吐出ヘッド2と基板3とを相対移動させるようにすればよい。
本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出装置の概略構成を示す外観斜視図である。 図1に示す液滴吐出装置が備える液滴吐出検査装置の概略構成を示す断面図である。 図1に示す液滴吐出装置が備える液滴吐出検査装置の概略構成を示す平面図である。 検査基板上の光導層の光通過を説明するための模式図である。 検査基板上の光導層の光通過を説明するための模式図である。 光強度とX軸方向のドット位置との関係を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る液滴吐出装置が備える液滴吐出検査装置の概略構成を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る液滴吐出装置が備える液滴吐出検査装置の概略構成を示す平面図である。
符号の説明
1…液滴吐出装置、18A、18B、18C…液滴吐出検査装置、31…検査基板、31a…光導層、33…投光レンズ、34…投光部、35…受光レンズ、36…受光部、37…判断部、E…液滴

Claims (4)

  1. 入射した光を導いて通過させ、通過する前記光を着弾した液滴との界面から放射する光導層を有する検査基板に対し、光を照射する投光部と、
    前記投光部により照射され前記光導層を通過した前記光を受光する受光部と、
    前記受光部により受光された前記光の強度変化に基づいて、前記検査基板に対する前記液滴の着弾異常の発生を判断する判断部と、
    を備えることを特徴とする液滴吐出検査装置。
  2. 前記投光部により照射された前記光を広げて前記光導層に導く投光レンズを備えることを特徴とする請求項1記載の液滴吐出検査装置。
  3. 前記光導層を通過した前記光を広げて前記受光部に導く受光レンズを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の液滴吐出検査装置。
  4. 請求項1、2又は3記載の液滴吐出検査装置を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
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