JP2007174785A - 反転型チャージポンプ回路及び電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電圧源の電圧値及び負荷電流の値、それらの値の変動に関わらず一定の負電圧を出力することができる反転型チャージポンプ回路及び電源装置を提供すること。
【解決手段】反転型チャージポンプ回路100は、電圧源101とフライングコンデンサ106を並列に接続する第1のスイッチ回路103と、出力コンデンサ107とフライングコンデンサ106を並列に接続する第2のスイッチ回路104と、第1のスイッチ回路103と第2のスイッチ回路104を交互にオンオフする駆動回路102と、第1のスイッチ回路103又は第2のスイッチ回路104のオン時インピーダンスを調整して出力コンデンサ107の出力電圧を制御する制御回路105とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、負の電圧を必要とする各種電子機器内に設けられ、正電圧から負電圧を発生させる反転型チャージポンプ回路及び電源装置に関する。
近年、半導体プロセス技術の進化によりリーク電流の問題が顕在化しており、その対策として基板電圧を制御することでリーク電圧を低減する技術が用いられている。基板電圧を制御する方法として負電圧を用いてトランジスタのスレッショルド電圧を制御してリーク電流を抑えている。また、LCD(liquid crystal display)パネルや有機EL(electroluminescence)ディスプレイにおいても負電圧を用いており、高精度な負電圧が様々なデバイスで要求されている。
従来、負電圧発生回路としては、スイッチングレギュレータとチャージポンプの主に2つの構成がある。その中でもコンデンサのみで構成が可能なチャージポンプ回路は広く用いられており、一般的な反転型チャージポンプとしては、図9に示すような回路構成のものが用いられている。
図9は、従来の反転型チャージポンプを示す回路構成図である。
図9において、反転型チャージポンプ10は、電力が供給される正の電圧源11、スイッチ12、スイッチ13、ダイオード14、ダイオード15、フライングコンデンサ16、出力コンデンサ17、発振回路18、及びインバータ回路19を備えて構成される。正の電圧源11から供給された直流電圧は、スイッチ12がオンしスイッチ13がオフすることでスイッチ12とダイオード14を通してフライングコンデンサ16に電圧が充電される。次に、スイッチ12がオフしスイッチ13がオンすることでフライングコンデンサ16に充電された電圧が反転されスイッチ13とダイオード15を通して出力コンデンサ17に充電され負の電圧が発生する。
また、特許文献1には、反転型チャージポンプを用いた負電圧発生装置が開示されている。特許文献1記載の反転型チャージポンプは、スイッチ素子にインバータ構成されたPNP型のバイポーラトランジスタとNPN型のバイポーラトランジスタを用いている。
特開平11−18416号公報
しかしながら、このような従来の反転型チャージポンプ回路にあっては、電圧源の電圧が変動した場合に電圧源の電圧値に応じた負の電圧を発生するため、バッテリ等の電圧が変動する電圧源に対して一定の負の電圧を発生することが不可能であるという問題があった。また、出力電圧における負荷電流値が変動した場合においてもスイッチのオン抵抗とダイオードの順方向電圧により出力電圧の値が変動するため、負荷電流により出力電圧が変化するという問題があった。すなわち、携帯機器などバッテリ駆動を前提とする電子機器では、バッテリ使用状態による電圧源の変動や機器機能の立上げ動作などに起因する負荷電流の変動が発生する。従来の反転型チャージポンプ回路では、これら変動要因は考慮されておらず出力電圧の変動を招く。例えば、有機ELディスプレイの電源装置として用いた場合には、出力電圧の変動は輝度ムラなどの発生要因となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、電圧源の電圧値及び負荷電流の値、それらの値の変動に関わらず一定の負電圧を出力することができる反転型チャージポンプ回路及び電源装置を提供することを目的とする。
本発明の反転型チャージポンプ回路は、電圧源と、前記電圧源と直列に接続された出力コンデンサと、フライングコンデンサと、前記電圧源と前記フライングコンデンサを並列に接続する第1のスイッチ回路と、前記出力コンデンサとフライングコンデンサを並列に接続する第2のスイッチ回路と、前記第1のスイッチ回路と第2のスイッチ回路を交互にオンオフする駆動回路と、前記第1のスイッチ回路又は前記第2のスイッチ回路のオン時インピーダンスを調整して前記出力コンデンサの出力電圧を制御する制御回路とを備える構成を採る。
より好ましくは、前記第1のスイッチ回路は、前記電圧源と前記フライングコンデンサの正側端子の間に接続された第1のスイッチ素子と、前記電圧源と前記フライングコンデンサの負側端子の間に接続された第1の整流手段とを備え、前記第2のスイッチ回路は、前記電圧源と前記フライングコンデンサの正側端子の間に接続された第2のスイッチ素子と、出力端子と前記フライングコンデンサの負側端子の間に接続された第2の整流手段とを備え、前記制御回路は、前記第1のスイッチ素子のオン時の抵抗値又は前記第2のスイッチ素子のオン時の抵抗値を調整する。
また、前記駆動回路は、所定の周波数のパルス信号を生成する発振回路と、前記発振回路から出力されるパルス信号の電力を反転増幅する少なくとも一つのインバータとを備える構成であってもよい。
具体的な態様として、前記第1及び第2のスイッチ素子は、MOSFETであり、前記制御回路は、前記第1のスイッチ素子又は前記第2のスイッチ素子のゲートに供給されるパルス信号の振幅を制御する振幅制御回路を備える。
具体的な態様として、前記第1の整流手段又は前記第2の整流手段が、NチャンネルMOSFET又はダイオードで構成される。
本発明の電源装置は、正電圧から負電圧を発生させる反転型チャージポンプ回路を備える電源装置において、上記のいずれかに記載の反転型チャージポンプ回路を備える構成を採る。
本発明によれば、フライングコンデンサの充電ループ又は放電ループのインピーダンスを調整することにより、電圧源の変動及び負荷電流の変動に対して出力電圧を制御することが可能になる。これにより、電圧源の電圧値及び、負荷電流の値に関わらず一定の負電圧を出力することができ、負電圧を発生する高精度な負電圧発生回路、反転型チャージポンプ回路及び電源装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る反転型チャージポンプ回路の構成を示す回路図である。本実施の形態は、負の一定電圧を発生する負電圧発生回路に適用した例である。
図1において、反転型チャージポンプ回路100は、電圧源101と、電圧源101と直列に接続された出力コンデンサ107と、フライングコンデンサ106と、電圧源101とフライングコンデンサ106を並列に接続する第1のスイッチ回路103と、出力コンデンサ107とフライングコンデンサ106を並列に接続する第2のスイッチ回路104と、第1のスイッチ回路103と第2のスイッチ回路104を交互にオンオフする駆動回路102と、第1のスイッチ回路103又は第2のスイッチ回路104のオン時インピーダンスを調整して出力コンデンサ107の出力電圧を制御する制御回路105とを備えて構成される。本実施の形態では、制御回路105は、第2のスイッチ回路104のオン時インピーダンスを調整する。
駆動回路102は、所定の周波数のパルス信号を生成する発振回路121及び発振出力を反転するインバータ122から構成される。
第1のスイッチ回路103は、電圧源101とフライングコンデンサ106の正側端子の間に接続された第1のスイッチ111と、電圧源101とフライングコンデンサ106の負側端子の間に接続された第1の整流手段113とから構成される。また、第2のスイッチ回路104は、電圧源101とフライングコンデンサ106の正側端子の間に接続された第2のスイッチ112と、出力コンデンサ107とフライングコンデンサ106の負側端子の間に接続された第2の整流手段114とから構成される。第1及び第2のスイッチ111,112及び第1及び第2の整流素子113,114は、例えばMOSトランジスタ等により構成される。第1のスイッチ111及び第1の整流素子113は、駆動回路102出力によりオンオフし、第2のスイッチ112及び第2の整流素子114は、駆動回路102出力を反転したインバータ122によりオンオフする。
制御回路105は、出力電圧と目標値との誤差を増幅する誤差増幅器131、帰還抵抗132、帰還抵抗133、及び基準電圧発生回路134を備えて構成される。
制御回路105は、第1のスイッチ111のオン時の抵抗値又は第2のスイッチ112のオン時の抵抗値を調整する。
以下、上述のように構成された反転型チャージポンプ回路100の動作について説明する。まず、基本動作について述べる。
電圧源101から供給された直流電圧は、第1のスイッチ111がオンし、第2のスイッチ112がオフすることで、第1のスイッチ111と第1の整流素子113を通してフライングコンデンサ106に電圧が充電される。次に、第1のスイッチ111がオフし、第2のスイッチ112がオンすることでフライングコンデンサ106に充電された電圧が反転され、第2のスイッチ112と第2の整流素子114を通して出力コンデンサ107に充電され負の電圧が発生する。
上記基本動作時、制御回路105から第2のスイッチ回路104の第2のスイッチ112に対して制御信号が出力され、第2のスイッチ112は、制御回路105の出力を受けてオン時インピーダンスが調整される。本実施の形態では、制御回路105は、第2のスイッチ112のオン時の抵抗値を調整する。第2のスイッチ112のオン時インピーダンスを調整することにより、出力電圧を制御することができ、出力電圧を一定に保持することができる。これはフィードバック制御機構であり、このフィードバック制御機構により反転型チャージポンプを実現している。これにより、電圧源101の変動及び負荷電流の変動に対して出力電圧を一定に保持する制御となる。
以上のように、本実施の形態によれば、反転型チャージポンプ回路100は、第1のスイッチ回路103又は第2のスイッチ回路104のオン時インピーダンス、より詳細には、第2のスイッチ112のオン抵抗を調整する制御回路105を備えて構成したので、第2のスイッチ112のオン抵抗を調整することにより、出力電圧を制御することができ、電圧源101の変動及び負荷電流の変動に対して出力電圧を一定に保持することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、制御回路105による第2のスイッチ回路104のオン時のインピーダンス調整の例について説明した。本実施の形態では、制御回路105による第1のスイッチ回路103のオン時のインピーダンス調整の例について説明する。
図2は、本発明の実施の形態2に係る反転型チャージポンプ回路の構成を示す回路図である。本実施の形態の説明に当たり、図1と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図2において、反転型チャージポンプ回路200は、制御回路105の出力が第1のスイッチ回路103の第1のスイッチ111に入力される。
制御回路105は、出力コンデンサ107の出力電圧を制御するために第1のスイッチ回路103のオン時インピーダンスを調整する。
反転型チャージポンプ回路200の動作は、実施の形態1の反転型チャージポンプ回路200と同様である。
本実施の形態によれば、第1のスイッチ回路103のオン時インピーダンス、より詳細には、第1のスイッチ111のオン抵抗を調整することにより、実施の形態1と同様に、出力電圧を制御することができ、出力電圧を一定に保持することができる。これにより、電圧源101の変動及び負荷電流の変動に対して出力電圧を一定に保持することができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明に係る実施の形態3の反転型チャージポンプ回路の構成を示す回路図である。本実施の形態は、実施の形態1に係る反転型チャージポンプ回路の具体的構成例である。図1と同一構成部分には同一符号を付している。
図3において、反転型チャージポンプ回路300は、電圧源101と、電圧源101と直列に接続された出力コンデンサ107と、フライングコンデンサ106と、電圧源101とフライングコンデンサ106を並列に接続する第1のスイッチ回路301と、出力コンデンサ107とフライングコンデンサ106を並列に接続する第2のスイッチ回路302と、第1のスイッチ回路301と第2のスイッチ回路302を交互にオンオフする駆動回路を構成する発振回路121、インバータ122及びレベルシフト回路303,304と、第2のスイッチ回路302のオン時インピーダンスを調整して出力コンデンサ107の出力電圧を制御する制御回路305とを備えて構成される。
第1のスイッチ回路301は、電圧源101とフライングコンデンサ106の正側端子の間に接続された第1のスイッチであるPチャンネルMOSFET311と、電圧源101とフライングコンデンサ106の負側端子の間に接続された第1の整流手段であるNチャンネルMOSFET313とから構成される。また、第2のスイッチ回路302は、電圧源101とフライングコンデンサ106の正側端子の間に接続された第2のスイッチであるNチャンネルMOSFET312と、出力端子とフライングコンデンサ106の負側端子の間に接続された第2の整流手段であるNチャンネルMOSFET314とから構成される。
制御回路305は、出力電圧と目標値との誤差を増幅する誤差増幅器131、帰還抵抗132、帰還抵抗133、基準電圧発生回路134、及びインバータ321を備えて構成される。制御回路305は、誤差増幅器131の出力を、NチャンネルMOSFET312のゲートに直結される発振回路121のインバータ321の高電位側電源VDDとして供給する。
インバータ122は、発振回路121のパルス信号の電力を反転増幅してNチャンネルMOSFET313を駆動し、インバータ321は、NチャンネルMOSFET312を駆動するために発振回路121のパルス信号の電力を反転増幅してNチャンネルMOSFET312を駆動する。
発振回路121の発振出力は、PチャンネルMOSFET311(第1のスイッチ)のゲートと、制御回路305のインバータ321を介してNチャンネルMOSFET312(第2のスイッチ)のゲートとに印加されるとともに、インバータ122及びレベルシフト回路303を介してNチャンネルMOSFET313(第1の整流手段)のゲートと、レベルシフト回路304を介してNチャンネルMOSFET314(第2の整流手段)のゲートとにそれぞれ印加される。
上記レベルシフト回路303,304及び制御回路305出力インバータ321は、NチャンネルMOSFET313,314及びNチャンネルMOSFET312をオンオフ動作させるためのレベル調整を行う。
以下、上述のように構成された反転型チャージポンプ回路300の動作について説明する。基本動作は、図1の反転型チャージポンプ回路100と同様であるため説明を省略する。
図4は、反転型チャージポンプ回路300の反転動作時の各部動作波形図であり、駆動信号V1、駆動信号V2、駆動信号V3、駆動信号V4、フライングコンデンサ正電圧VP、フライングコンデンサ負電圧VMの出力を示す。
図4に示すように、駆動信号V1がローレベルで出力され、駆動信号V2がハイレベルで出力された時に、PチャンネルMOSFET311及びNチャンネルMOSFET313がオン状態となり、フライングコンデンサ106にVBレベルの電圧が充電される。次に駆動信号V3、駆動信号V4がハイレベルで出力された時に、NチャンネルMOSFET312及びNチャンネルMOSFET314がオン状態となり、フライングコンデンサ106に充電されたVB電圧が反転され出力コンデンサ107に負電圧が充電される。
この出力コンデンサ107への充電のサイクル時に、駆動信号V4の電圧レベルを制御回路305の誤差増幅器131出力により可変することによりNチャンネルMOSFET312のオン抵抗値を調整する。
以上のように、本実施の形態によれば、第1及び第2のスイッチ素子、及び第1及び第2の整流手段にMOSトランジスタを適用した具体的回路構成において、第2のスイッチであるNチャンネルMOSFET312のゲート電圧を制御することにより、オン抵抗を調整することができる。これにより、出力電圧を制御することができ、電圧源101の変動及び負荷電流の変動に対して出力電圧を一定に保持することができる。
また、電力の損失量を調整することで出力電圧Voの電圧レベルを一定に保持することができ、高精度な負電圧発生回路が実現できる。
(実施の形態4)
図5は、本発明に係る実施の形態4の反転型チャージポンプ回路の構成を示す回路図である。本実施の形態は、実施の形態2に係る反転型チャージポンプ回路の具体的構成例である。図2及び図3と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図5において、反転型チャージポンプ回路400は、電圧源101と、電圧源101と直列に接続された出力コンデンサ107と、フライングコンデンサ106と、電圧源101とフライングコンデンサ106を並列に接続する第1のスイッチ回路301と、出力コンデンサ107とフライングコンデンサ106を並列に接続する第2のスイッチ回路302と、第1のスイッチ回路301と第2のスイッチ回路302を交互にオンオフする駆動回路を構成する発振回路121、インバータ122及びレベルシフト回路303,304と、第1のスイッチ回路301のオン時インピーダンスを調整して出力コンデンサ107の出力電圧を制御する制御回路405とを備えて構成される。
制御回路405は、出力電圧と目標値との誤差を増幅する誤差増幅器131、帰還抵抗132、帰還抵抗133、基準電圧発生回路134、及びインバータ421を備えて構成される。制御回路405は、誤差増幅器131の出力を、PチャンネルMOSFET311のゲートに直結される発振回路121のインバータ421の低電位側電源VSSとして供給する。
インバータ422は、発振回路121のパルス信号の電力を反転増幅してNチャンネルMOSFET312を駆動し、さらにインバータ421に出力する。インバータ421は、PチャンネルMOSFET311を駆動するためにインバータ421をさらに反転増幅する。
以下、上述のように構成された反転型チャージポンプ回路400の動作について説明する。動作は、図3の反転型チャージポンプ回路300と同様である。
図6は、反転型チャージポンプ回路300の反転動作時の各部動作波形図であり、駆動信号V1、駆動信号V2、駆動信号V3、駆動信号V4、フライングコンデンサ正電圧VP、フライングコンデンサ負電圧VMの出力を示す。
図6に示すように、駆動信号V1がローレベルで出力され、駆動信号V2がハイレベルで出力された時に、PチャンネルMOSFET311及びNチャンネルMOSFET313がオン状態となり、フライングコンデンサ106にVBレベルの電圧が充電される。次に駆動信号V3、駆動信号V4がハイレベルで出力された時に、NチャンネルMOSFET312及びNチャンネルMOSFET314がオン状態となり、フライングコンデンサ106に充電されたVB電圧が反転され出力コンデンサ107に負電圧が充電される。
PチャンネルMOSFET311の駆動信号V1のローレベルの電圧レベルを誤差増幅器131により可変することによりPチャンネルMOSFET311のオン抵抗値を調整する。
以上のように、本実施の形態によれば、第1及び第2のスイッチ素子、及び第1及び第2の整流手段にMOSトランジスタを適用した具体的回路構成において、第1のスイッチであるPチャンネルMOSFET311のゲート電圧を制御することにより、オン抵抗を調整することができる。したがって、実施の形態3と同様に、出力電圧を制御することができ、電圧源101の変動及び負荷電流の変動に対して出力電圧を一定に保持することができる。また、電力の損失量を調整することで出力電圧Voの電圧レベルを一定に保持することができ、高精度な負電圧発生回路が実現できる。
(実施の形態5)
図7は、本発明に係る実施の形態5の反転型チャージポンプ回路の構成を示す回路図である。図3と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図7において、反転型チャージポンプ回路500は、電圧源101とフライングコンデンサ106を並列に接続する第1のスイッチ回路501と、出力コンデンサ107とフライングコンデンサ106を並列に接続する第2のスイッチ回路502とを備え、スイッチ回路501の第1の整流手段が、ダイオード511により構成され、スイッチ回路502の第2の整流手段が、ダイオード512により構成される。また、第1及び第2の整流手段がダイオード511,512で構成されることから、レベルシフト回路303,304は不要である。実施の形態3と同様に、第2のスイッチであるNチャンネルMOSFET312のオン抵抗を調整することにより、出力電圧を制御することができ、電圧源101の変動及び負荷電流の変動に対して出力電圧を一定に保持することができる。
(実施の形態6)
図8は、本発明に係る実施の形態6の反転型チャージポンプ回路の構成を示す回路図である。図5及び図7と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図8において、反転型チャージポンプ回路600は、電圧源101とフライングコンデンサ106を並列に接続する第1のスイッチ回路501と、出力コンデンサ107とフライングコンデンサ106を並列に接続する第2のスイッチ回路502とを備え、スイッチ回路501の第1の整流手段が、ダイオード511により構成され、スイッチ回路502の第2の整流手段が、ダイオード512により構成される。
実施の形態4と同様に、第1のスイッチであるPチャンネルMOSFET311のオン抵抗を調整することにより、出力電圧を制御することができ、電圧源101の変動及び負荷電流の変動に対して出力電圧を一定に保持することができる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。例えば、上記各実施の形態では、スイッチ素子にMOSトランジスタを使用した例について説明したが、スイッチング動作を行う素子であればどのようなスイッチ素子であってもよい。また、これらスイッチ素子の極性及び、第1のスイッチ回路と第2のスイッチ回路を交互にオンオフするために、一つ以上のインバータが適宜使用される。
また、上記各実施の形態は、反転型チャージポンプ回路に適用した例であるが、フライングコンデンサの充電ループ又は放電ループのインピーダンスを調整するものであれば、どのような回路構成であってもよい。また、負の一定電圧を発生するものであればよく、上述した反転型チャージポンプ回路を備える負電圧発生器、及び電源回路であってもよい。
また、上記各実施の形態では反転型チャージポンプ回路及び電源装置という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、チャージポンプ回路、負電圧発生回路、電源回路等であってもよいことは勿論である。
さらに、上記反転型チャージポンプ回路を構成する各回路部、例えばスイッチ素子,整流素子等の種類、数及び接続方法などは前述した実施の形態に限られない。
本発明に係る反転型チャージポンプ回路及び電源装置は、携帯機器等の電子機器用電源回路、特に、LCDパネルや有機ELディスプレイなどの負電圧を利用する電源装置として有用である。また、携帯機器以外の電子機器におけるチャージポンプ回路及び電源装置にも広く適用され得るものである。
本発明の実施の形態1に係る反転型チャージポンプ回路の回路構成図 本発明の実施の形態2に係る反転型チャージポンプ回路の回路構成図 本発明の実施の形態3に係る反転型チャージポンプ回路の回路構成図 上記実施の形態3に係る反転型チャージポンプ回路の動作波形図 本発明の実施の形態4に係る反転型チャージポンプ回路の回路構成図 上記実施の形態4に係る反転型チャージポンプ回路の動作波形図 本発明の実施の形態5に係る反転型チャージポンプ回路の回路構成図 本発明の実施の形態6に係る反転型チャージポンプ回路の回路構成図 従来の反転型チャージポンプ回路を示す回路構成図
符号の説明
100,200,300,400,500,600 反転型チャージポンプ回路
101 電圧源
102 駆動回路
103,301,501 第1のスイッチ回路
104,302,502 第2のスイッチ回路
105,305,405 制御回路
106 フライングコンデンサ
107 出力コンデンサ
111 第1のスイッチ
112 第2のスイッチ
113 第1の整流素子
114 第2の整流素子
121 発振回路
122,321,421,422 インバータ
131 誤差増幅器
132,133 帰還抵抗
134 基準電圧発生回路
303,304 レベルシフト回路
311 PチャンネルMOSFET
312〜314 NチャンネルMOSFET
511,512 ダイオード

Claims (8)

  1. 電圧源と、
    前記電圧源と直列に接続された出力コンデンサと、
    フライングコンデンサと、
    前記電圧源と前記フライングコンデンサを並列に接続する第1のスイッチ回路と、
    前記出力コンデンサとフライングコンデンサを並列に接続する第2のスイッチ回路と、
    前記第1のスイッチ回路と第2のスイッチ回路を交互にオンオフする駆動回路と、
    前記第1のスイッチ回路又は前記第2のスイッチ回路のオン時インピーダンスを調整して前記出力コンデンサの出力電圧を制御する制御回路と
    を備えることを特徴とする反転型チャージポンプ回路。
  2. 前記第1のスイッチ回路は、前記電圧源と前記フライングコンデンサの正側端子の間に接続された第1のスイッチ素子と、前記電圧源と前記フライングコンデンサの負側端子の間に接続された第1の整流手段とを備え、
    前記第2のスイッチ回路は、前記電圧源と前記フライングコンデンサの正側端子の間に接続された第2のスイッチ素子と、出力端子と前記フライングコンデンサの負側端子の間に接続された第2の整流手段とを備え、
    前記制御回路は、前記第1のスイッチ素子のオン時の抵抗値又は前記第2のスイッチ素子のオン時の抵抗値を調整することを特徴とする請求項1記載の反転型チャージポンプ回路。
  3. 前記駆動回路は、所定の周波数のパルス信号を生成する発振回路と、前記発振回路から出力されるパルス信号の電力を反転増幅する少なくとも一つのインバータとを備えることを特徴とする請求項1記載の反転型チャージポンプ回路。
  4. 前記第1及び第2のスイッチ素子は、MOSFETであり、
    前記制御回路は、前記第1のスイッチ素子又は前記第2のスイッチ素子のゲートに供給されるパルス信号の振幅を制御する振幅制御回路を備えることを特徴とする請求項2記載の反転型チャージポンプ回路。
  5. 前記第2のスイッチ素子はNチャンネルMOSFETであり、
    前記駆動回路は、所定の周波数のパルス信号を生成する発振回路と、前記発振回路から出力されるパルス信号の電力を反転増幅して前記第2のスイッチ素子を駆動する少なくとも一つのインバータとを備え、
    前記制御回路は、出力電圧と目標値との誤差を増幅する誤差増幅回路を備え、前記誤差増幅回路の出力を、前記第2のスイッチ素子のゲートに直結される前記駆動回路の前記インバータのハイレベル出力側の電源として供給することを特徴とする請求項2記載の反転型チャージポンプ回路。
  6. 前記第1のスイッチ素子はPチャンネルMOSFETであり、
    前記駆動回路は、所定の周波数のパルス信号を生成する発振回路と、前記発振回路から出力されるパルス信号の電力を反転増幅して前記第1のスイッチ素子を駆動する少なくとも一つのインバータとを備え、
    前記制御回路は、出力電圧と目標値との誤差を増幅する誤差増幅回路を有し、前記誤差増幅回路の出力を、前記第1のスイッチ素子のゲートに直結される前記駆動回路の前記インバータのローレベル出力側の電源として供給することを特徴とする請求項2記載の反転型チャージポンプ回路。
  7. 前記第1の整流手段又は前記第2の整流手段が、NチャンネルMOSFET又はダイオードで構成されることを特徴とする請求項2記載の反転型チャージポンプ回路。
  8. 正電圧から負電圧を発生させる反転型チャージポンプ回路を備える電源装置において、
    請求項1乃至7のいずれかに記載の反転型チャージポンプ回路を備えることを特徴とする電源装置。
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