JP2007174528A - カメラ付端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な手間を生じさせることなく、記憶領域の無駄な使用を防ぐことが可能なカメラ付端末装置を提供する。
【解決手段】撮像手段が撮像した撮像画像を縮小した縮小撮像画像と、縮小撮像画像内の一部を拡大した画像とを表示した画像が表示手段に表示された後、記憶手段に撮像画像を記憶させるための記憶指示があった場合、記憶手段に撮像画像を記憶させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、カメラ付端末装置に関し、特に、撮像した画像を表示する機能を備えるカメラ付端末装置に関する。
携帯電話に搭載されるカメラ機能により撮像可能な画像の高解像度化が進みつつある。携帯電話は、液晶モニタ等の表示部を備えるが、表示部の解像度は、撮像された画像(以下、撮像画像ともいう)より解像度が低いのが一般的である。そのため、高品質な撮像画像を得るためには、たとえば、撮像画像内の被写体にピントがあっているか否かを確認するために撮像画像の一部を表示部に拡大表示させる必要がある。
拡大表示された、撮像画像の一部は、必ずしもユーザの所望する部分になるとは限らない。この場合、拡大表示された撮像画像を、スクロール表示させ、所望の部分を探すといった手間がユーザに生じる。
上記問題を解決するために、特開2003−345340号公報(特許文献1)には、拡大画像と、拡大させる前の画像(以下、基準画像ともいう)とを同時に表示させる技術が開示されている。この技術により、ユーザは所望の部分の画質の確認を、素早く、かつ、容易に行なうことができる。
特開2003−345340号公報
しかしながら、特開2003−345340号公報に記載の技術は、撮像して、一旦、メモリカードに記録した撮像画像を使用して、拡大画像と、基準画像とを同時に表示させている。
そのため、上記同時表示により、撮像画像が、たとえば、被写体にピントがあっていない、撮像に失敗した画像(以下、撮像失敗画像ともいう)であることが判明した場合にメモリカードの記憶領域の無駄な使用を防ぐためには、撮像失敗画像を削除するといった手間がユーザに生じるという問題がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、無駄な手間を生じさせることなく、記憶領域の無駄な使用を防ぐことが可能なカメラ付端末装置を提供することである。
上述の課題を解決するために、この発明のある局面に従うカメラ付端末装置は、撮像対象を撮像するための撮像指示に応じて、撮像対象を撮像する撮像手段と、画像を表示する表示手段と、画像を記憶する記憶手段と、撮像手段が撮像した撮像画像を縮小した縮小撮像画像と、縮小撮像画像内の一部を拡大した画像とを表示した画像を生成する画像生成手段と、画像生成手段に生成された画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、画像生成手段に生成された画像が表示手段に表示された後、記憶手段に撮像画像を記憶させるための記憶指示があった場合、記憶手段に撮像画像を記憶させる画像格納手段とを備える。
好ましくは、縮小撮像画像には枠が配置され、縮小撮像画像内の一部は、縮小撮像画像に配置された枠内の画像である。

好ましくは、枠を移動させる移動制御手段をさらに備え、画像生成手段は、縮小撮像画像内に、移動した枠を配置した枠移動縮小撮像画像と、枠移動縮小撮像画像において、移動した枠内の画像を拡大した画像とを表示した画像を生成する。
好ましくは、撮像画像内の1以上の特定部位を検出する検出手段をさらに備え、画像生成手段は、1以上の特定部位のうちの1つの特定部位の位置に対応する縮小撮像画像内の位置に、枠を配置した枠配置縮小撮像画像と、枠配置縮小撮像画像に配置された枠内の画像を拡大した画像とを表示した画像を生成する。
好ましくは、画像生成手段は、枠を移動させるための移動指示に応じて、1以上の特定部位のうちの1つの特定部位以外の特定部位の位置に対応する縮小撮像画像内の位置に、枠を配置した枠配置変更縮小撮像画像と、枠配置変更縮小撮像画像に配置された枠内の画像を拡大した画像とを表示した画像を生成する。
好ましくは、枠のサイズを変更するサイズ変更手段をさらに備え、画像生成手段は、縮小撮像画像内に、サイズが変更された枠を配置した枠変更縮小撮像画像と、枠変更縮小撮像画像において、サイズが変更された枠内の画像を拡大した画像とを表示した画像を生成する。
好ましくは、特定部位は、顔である。
本発明に係るカメラ付端末装置は、画像生成手段に生成された画像が表示手段に表示された後、記憶手段に撮像画像を記憶させるための記憶指示があった場合、記憶手段に撮像画像を記憶させる。
したがって、撮像画像が、撮像に失敗した画像である場合、記憶手段に撮像画像を記憶させる必要がない。そのため、撮像に失敗した画像を削除するといった無駄な手間をユーザに生じさせることなく、記憶手段の記憶領域の無駄な使用を防ぐことができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
本発明のカメラ付端末装置は、撮像する機能を有する。本発明のカメラ付端末装置は、一例として、携帯電話機であるとする。なお、カメラ付端末装置は、携帯電話機に限定されることなく、撮像する機能を有する装置であればどのような装置であってもよい。たとえば、カメラ付端末装置は、デジタルスチルカメラ、PDA(Personal Digital Assistance)等であってもよい。
<第1の実施の形態>
図1は、開いた状態のカメラ付端末装置1000を正面から示した図である。図1を参照して、カメラ付端末装置1000は、第1の筐体100と、第2の筐体200とから構成される。第1の筐体100と、第2の筐体200とは、連結部50により折り畳み可能なように連結される。
図2は、閉じた状態のカメラ付端末装置1000の斜視図である。図2を参照して、図1の開いた状態のカメラ付端末装置1000を折りたたむと、図2のような状態になる。
再び、図1を参照して、第1の筐体100は、メイン表示部110Aと、スピーカ150とを備える。メイン表示部110Aは、各種情報を、文字や画像等で表示する機能を有する。メイン表示部110Aは、液晶ディスプレイ(LCD(Liquid Crystal Display))、FED(Field Emission Display)、有機ELディスプレイ(Organic Electro luminescence Display)、ドットマトリクス等その他の画像表示方式の表示機器のいずれであってもよい。
スピーカ150は、通話の時に使用されるスピーカである。
第2の筐体200は、メイン操作ボタン群である機能ボタン群230と、メイン操作ボタン群である入力ボタン群240と、マイク260とを備える。
機能ボタン群230は、カメラ付端末装置1000の各種設定、機能切替等を行なうための複数のボタンを含む。機能ボタン群230は、機能ボタン231,232と、ボタン233,234と、マルチガイドボタン235とを含む。
詳細は後述するが、カメラ付端末装置1000は、カメラモードと、音楽モードと、ラジオモードと、テレビモードと、リモコンモードと、通常モードとを有する。カメラモードは、カメラ付端末装置1000において撮像処理を行なうことが可能なモードである。音楽モードは、カメラ付端末装置1000において音楽を聴取可能なモードである。ラジオモードは、カメラ付端末装置1000においてラジオを聴取可能なモードである。テレビモードは、カメラ付端末装置1000においてテレビを視聴可能なモードである。リモコンモードは、電気機器を無線(たとえば、赤外線)により制御するモードである。なお、リモコンモードにおいても、端末装置1000において、ラジオの聴取、テレビの視聴は可能である。
通常モードは、カメラ付端末装置1000が、カメラモード、音楽モード、ラジオモード、テレビモードおよびリモコンモードのいずれでもないときのモードである。
機能ボタン231は、ユーザによる短時間(たとえば、0.5秒未満)の押下操作(以下、短押操作ともいう)によりネットワーク関連等のプログラムを起動させるためのボタンである。また、機能ボタン231は、ユーザによる長時間(たとえば、1秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、カメラ付端末装置1000をカメラモードに設定するためのボタンである。なお、カメラ付端末装置1000がカメラモードである場合に、機能ボタン231の長押操作があると、カメラ付端末装置1000は、カメラモードから通常モードにモードが変更される。
機能ボタン232は、短押操作により電子メールのプログラムを起動させるためのボタンである。
機能ボタン232は、カメラ付端末装置1000が通常モードである場合、長押操作毎に、カメラ付端末装置1000を、音楽モード、ラジオモード、テレビモード、リモコンモード、通常モードの順に切替えるためのボタンである。なお、モードの切替わる順序は、上記の順に限定されることなく、任意の順序でもよい。
ボタン233は、カメラ付端末装置1000に電話がかかってきた場合、短押操作により通話開始を行なうためのボタンである。
ボタン234は、カメラ付端末装置1000が通話中である場合、短押操作により通話を終了させるためのボタンである。また、ボタン234は、長押操作により、カメラ付端末装置1000の電源のオンとオフとの切替えを行なうためのボタンである。
マルチガイドボタン235は、方向ボタン235A,235B,235C,235Dと、決定ボタン235Eとを含む。方向ボタン235A,235B,235C,235Dは、短押操作により、メイン表示部110Aに画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を上下左右に移動させるためのボタンである。具体的には、短押操作があった、方向ボタン235A,235B,235C,235Dは、たとえば、カーソルを、それぞれ、上,下,左,右に移動させるためのボタンである。
決定ボタン235Eは、短押操作により、たとえば、方向ボタン235A,235B,235C,235Dの短押操作により選択された項目等を決定するためのボタンである。
入力ボタン群240は、短押操作により、数字、文字および記号等を入力するための複数のボタンから構成される。
マイク260は、通話の時に使用されるマイクである。
再び、図2を参照して、第2の筐体200は、サブ表示部110Bと、サブ操作ボタン群130と、サイドボタン132と、LED140と、スピーカ152と、記録媒体挿入部180とを備える。
サブ表示部110Bは、各種情報を、文字や画像等で表示する機能を有する。サブ表示部110Bは、メイン表示部110Aと同様の表示機器であるので詳細な説明は繰り返さない。サブ表示部110Bの解像度は、メイン表示部110Aの解像度よりも低い。なお、サブ表示部110Bの解像度は、メイン表示部110Aの解像度以上であってもよい。
サブ操作ボタン群130は、ボタン130A,130B,130C,130Dを含む。ボタン130Aは、カメラ付端末装置1000が音楽モードであり、かつ、音楽データが再生中の場合、短押操作により、再生中の音楽データの先頭から再生を開始させるためのボタンである。また、ボタン130Aは、短押操作により、サブ表示部110Bに画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を左に移動させるためのボタンである。
ボタン130Bは、カメラ付端末装置1000が、カメラモード、音楽モード、ラジオモード、テレビモード、リモコンモード、通常モードおよび電源オフ状態のいずれであっても使用可能なボタンである。詳細は後述するが、ボタン130Bは、たとえば、カメラ付端末装置1000が音楽モードであり、かつ、音楽データが再生中の場合、短押操作により、音楽データの再生を一時停止させるためのボタンである。また、ボタン130Bは、たとえば、カメラ付端末装置1000が音楽モードであり、かつ、音楽データが再生されていない場合、短押操作により、音楽データの再生を開始させるためのボタンである。
ボタン130Cは、カメラ付端末装置1000が音楽モードであり、かつ、音楽データが再生中の場合、短押操作により、再生中の音楽データの次の音楽データの先頭から再生を開始させるためのボタンである。また、ボタン130Cは、短押操作により、サブ表示部110Bに画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を右に移動させるためのボタンである。
ボタン130Dは、短押操作により、サブ表示部110Bに、たとえば、画像Aが表示されている場合、サブ表示部110Bに、画像Aが表示される前の画像(たとえば、画像B)を表示させるためのボタンである。
LED140は、カメラ付端末装置1000で行なわれる処理に応じて、光による報知を行なう。たとえば、LED140は、電話の着信があった場合、光を点滅させる。
スピーカ152は、カメラ付端末装置1000のモード対応した音声を出力する機能を有する。たとえば、カメラ付端末装置1000が音楽モードの場合、スピーカ152は、再生されている音楽データの音声を出力する。
サイドボタン132は、アップボタン132Aと、ダウンボタン132Bとを含む。アップボタン132Aは、短押操作により、カメラ付端末装置1000のモードに関わらず、カメラ付端末装置1000から出力される音声の音量を大きくするためのボタンである。また、アップボタン132Aは、短押操作により、サブ表示部110Bに画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を上に移動させるためのボタンである。
ダウンボタン132Bは、短押操作により、カメラ付端末装置1000のモードに関わらず、カメラ付端末装置1000から出力される音声の音量を小さくするためのボタンである。また、ダウンボタン132Bは、短押操作により、短押操作により、サブ表示部110Bに画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を下に移動させるためのボタンである。
記録媒体挿入部180は、カメラ付端末装置1000に後述する記録媒体を挿入する部分である。
なお、カメラ付端末装置1000は、上記構成に限定されることなく、たとえば、メイン表示部110Aおよびサブ表示部110Bのいずれか一方のみを備える構成であってもよい。
図3は、閉じた状態のカメラ付端末装置1000の背面図である。図3を参照して、第2の筐体200は、さらに、撮像部270と、発光部272とを備える。
撮像部270は、撮像対象となる被写体を撮像する撮像処理を行なう機能を有する。撮像部270は、図示しない、撮像レンズ、受光部およびカラーフィルタ部とを含む。受光部は、入力された光を電気信号に変換する機能を有する。受光部は、複数の受光素子から構成される。受光素子は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を使用した素子である。
カラーフィルタ部は、複数のカラーフィルタから構成される。カラーフィルタは、R、G、Bの各々に対応したフィルタである。複数のカラーフィルタは、複数の受光素子にそれぞれ対応して設けられる。
撮像処理では以下の処理が行なわれる。まず、撮像部270が、撮像対象となる被写体に反射されて撮像レンズに入射した光を、カラーフィルタ部を介して、受光部に入力させる。受光部は入力された光を電気信号に変換する。そして、撮像部270は、変換した電気信号をデジタルデータ(以下、撮像画像データともいう)に変換する。
発光部272は、撮像部270が撮像するときに、必要に応じて、光を発する。
図4は、カメラ付端末装置1000の内部構成を示したブロック図である。図4を参照して、カメラ付端末装置1000は、さらに、通信部310と、チューナ320と、記憶部330と、一時記憶部332と、記録媒体アクセス部334と、記録媒体70と、制御部340と、音声処理部350と、振動部370と、傾斜測定部380とを備える。
記憶部330には、制御部340に後述する処理を行なわせるためのプログラム72、その他各種プログラムおよびデータ等が記憶されている。プログラム72は、たとえば、制御プログラム、画像処理プログラム、カメラプログラム、音楽再生プログラム、ラジオプログラム、テレビプログラム、電子メールプログラム、ゲームプログラム、WEBブラウザプログラム、動画再生プログラム、リモコンプログラム等である。
カメラプログラムは、カメラ付端末装置1000がカメラモードの場合に実行されるプログラムである。音楽再生プログラムは、カメラ付端末装置1000が音楽モードの場合に実行されるプログラムである。ラジオプログラムは、カメラ付端末装置1000がラジオモードまたはリモコンモードの場合に実行されるプログラムである。テレビプログラムは、カメラ付端末装置1000がテレビモードの場合に実行されるプログラムである。電子メールプログラム、ゲームプログラム、WEBブラウザプログラムおよび動画再生プログラムの各々は、カメラ付端末装置1000が通常モードの場合に実行されるプログラムである。なお、WEBブラウザプログラムは、端末装置1000がリモコンモードの場合にも実行されるプログラムである。
以下においては、カメラプログラム、音楽再生プログラム、ラジオプログラム、テレビプログラム、電子メールプログラム、ゲームプログラム、WEBブラウザプログラム、動画再生プログラムおよびリモコンプログラムを、アプリケーションプログラムともいう。なお、アプリケーションプログラムは、上記プログラムのみに限定されることはない。
記憶部330は、制御部340によりデータアクセスされる。記憶部330は、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)である。
制御部340は、記憶部330に記憶されたプログラム72に従って、カメラ付端末装置1000内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部340は、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、その他の演算機能を有する回路のいずれであってもよい。
制御部340は、機能ボタン群230のうち、短押操作または長押操作があったボタンに対応するボタン信号を受信する。また、制御部340は、入力ボタン群240のうち、短押操作または長押操作があったボタンに対応するボタン信号を受信する。また、制御部340は、サブボタン群130のうち、短押操作または長押操作があったボタンに対応するボタン信号を受信する。制御部340は、短押操作または長押操作があったサイドボタン132のアップボタン132Aおよびダウンボタン132Bのいずれかに対応する信号を受信する。制御部340は、受信したボタン信号に応じた処理を行なう。
通信部310は、無線通信により電波の送受信処理を行なう。電波は、無線通信用電波と、放送信号電波とに分類される。無線通信用電波は、音声データ、文字データおよび画像データ等を含む電波である。放送信号電波は、さらに、テレビジョン信号と、ラジオ信号とに分類される。なお、通信部310は、電波が放送信号電波の場合は、受信処理のみ行なう。
通信部310は、無線通信用電波により基地局と通信を行なう。通信部310は、無線通信用電波を受信した場合、当該無線通信用電波を復調し、復調した無線通信用電波に基づくデータを、制御部340へ送信する。また、通信部310は、無線通信用電波を送信する場合、制御部340からデータ(たとえば、音声データ)を受信し、当該データを、所定のプロトコルに基づいて、無線通信用電波に変換する。そして、通信部310は、変換した無線通信用電波を、送信先となる基地局へ送信する。
通信部310は、基地局と通信を行なうことで、基地局の位置を示す情報(以下、基地局位置情報ともいう)も取得可能である。通信部310は、制御部340からの制御指示に応じて、取得した基地局位置情報を、制御部340へ送信する。制御部340は、受信した基地局位置情報に基づいて、カメラ付端末装置1000の位置を大まかに把握することができる。
また、通信部310は、GPS(Global Positioning System)機能を有する。GPS(Global Positioning System)機能とは、人口衛星と通信して、カメラ付端末装置1000の位置(緯度、経度、高度等に基づく位置)の情報(以下、GPS位置情報ともいう)を取得する機能である。通信部310は、制御部340からの制御指示に応じて、GPS位置情報を取得し、制御部340へ送信する。
また、通信部310は、無線データ通信機能を有する。無線データ通信機能は、ブルートゥース(Bluetooth)を使用して、無線でデータ通信を行なう機能である。通信部310は、制御部340からの制御指示に応じて、他の端末と無線でデータ通信を行なう。なお、無線データ通信は、ブルートゥースに限定されることなく、他の通信方式を使用してもよい。
また、無線データ通信機能は、赤外線を使用して、無線でデータ通信を行なう機能も有する。通信部310は、制御部340からの制御指示に応じて、赤外線を使用して、電気機器に対応したリモコン信号を、対応する電気機器へ送信する。これにより、端末装置1000は、電気機器のリモコン制御も行なうことができる。なお、電気機器のリモコン信号のデータは、予め、記憶部330に記憶されている。
また、電気機器のリモコン信号は、通信部310を利用して、端末装置1000に学習させることもできる。以下においては、端末装置1000に学習させたリモコン信号を学習リモコン信号ともいう。端末装置1000にリモコン信号を学習させるためには、まず、リモコン信号を、通信部310により受信させる。制御部340は、受信したリモコン信号のデータを、学習リモコン信号のデータとして、記憶部330に記憶させる。
また、通信部310は、テレビジョン信号である放送信号電波を受信した場合、放送信号電波を、チューナ320へ送信する。チューナ320は、テレビジョン信号である放送信号電波を受信した場合、制御部340により指示された、チャンネルの信号をデジタルデータ(以下、テレビジョンデータともいう)に変換して、制御部340へ送信する。変換されたテレビジョンデータには、画像データと、音声データとが含まれる。
制御部340は、カメラ付端末装置1000がテレビモードである場合、テレビジョンデータを受信し、メイン表示部110Aに、テレビジョンデータに基づく画像を表示させる。同時に、制御部340は、スピーカ152から、テレビジョンデータに基づく音声を出力させる。
また、通信部310は、ラジオ信号である放送信号電波を受信した場合、放送信号電波を、チューナ320へ送信する。チューナ320は、ラジオの信号である放送信号電波を受信した場合、制御部340により指示された、周波数のラジオ局の音声信号をデジタルデータ(以下、ラジオデータともいう)に変換して、制御部340へ送信する。変換されたラジオデータには、音声データが含まれる。なお、テレビジョンデータおよびラジオデータは、コンテンツデータである。
制御部340は、カメラ付端末装置1000がラジオモードである場合、ラジオデータを受信し、スピーカ152から、ラジオデータに基づく音声を出力させる。
なお、カメラ付端末装置1000は、ラジオ局のオートスキャンおよびテレビチャンネルのオートスキャンを行なう機能を有する。ラジオ局のオートスキャンは、基地局位置情報またはGPS位置情報に基づく位置において、制御部340が、受信可能な複数のラジオ局を自動で設定する処理である。
具体的には、制御部340が、所定の周波数ずつ変化させた周波数の情報をチューナ320へ、所定の時間(たとえば、2秒)間隔で、順次、送信する。チューナ340は、周波数の情報を受信する毎に、周波数の情報に基づいたラジオデータを制御部340へ送信する。制御部340は、順次受信するラジオデータに基づく音声のノイズのレベルが所定レベル以下であれば、対応するラジオデータの周波数を記憶部330に記憶させる。以上の処理が繰り返されることにより、複数のラジオ局の周波数の情報が自動で記憶(登録)される。
また、テレビチャンネルのオートスキャンは、基地局位置情報またはGPS位置情報に基づく位置において、制御部340が、受信可能な複数のテレビのチャンネルを自動で設定する処理である。複数のテレビのチャンネルを自動で設定する処理は、前述のラジオ局を自動で登録する処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
一時記憶部332は、データを一時的に記憶する機能を有する。一時記憶部332は、画像処理部100および制御部120によってデータアクセスされ、ワークメモリとして動作する。一時記憶部332は、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDR−SDRAM(Double Data Rate SDRAM)、RDRAM(Rambus Dynamic Random Access Memory)、Direct−RDRAM(Direct Rambus Dynamic Random Access Memory)、その他、データを揮発的に記憶保持可能な構成を有する回路のいずれであってもよい。
記録媒体70には、前述したプログラム72、コンテンツデータ等が記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。記録媒体70が、前述の記録媒体挿入部180からカメラ付端末装置1000に挿入(装着)されると、記録媒体アクセス部334は、記録媒体70にデータアクセス可能となる。
記録媒体アクセス部334は、プログラム72が記録された記録媒体70から、制御部340の制御指示に応じて、プログラム72を読出す機能を有する。記録媒体70に記憶されているプログラム72は、制御部340のインストール処理により、記録媒体アクセス部334で読み出され、記憶部330に記憶される。
このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部330に格納されており、インストール処理は、制御部340が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
なお、記憶部330には、プログラム72が記憶されていなくてもよい。この場合、制御部340は、記録媒体アクセス部334を介して、記録媒体70に記憶されたプログラム72を読み出して、プログラム72に基づいた所定の処理を行なう。
また、通信部310を利用して、基地局またはインターネットなどの外部のネットワークから、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部330に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム72である。
制御部340は、基地局またはインターネットなどの外部のネットワークからダウンロードしたプログラム(プログラム72)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部330に格納されており、ダウンロード処理は、制御部340が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
記録媒体70は、カメラ付端末装置1000から着脱可能な媒体である。すなわち、記録媒体70に記録されているプログラム72は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体70もプログラム製品として流通される。
記録媒体70は、CF(Compact Flash) カード、SM(Smart Media(登録商標))、MMC(Multi Media Card)、SD(Secure Digital)メモリーカード、メモリースティック(登録商標)、xDピクチャーカードおよびUSBメモリ、その他不揮発性メモリのいずれであってもよい。
このように、カメラ付端末装置1000から着脱可能な記録媒体を使用することにより、ユーザが設定したデータ、プログラム、その他各種データを、他のカメラ付端末装置に移送することができる。
音声処理部350は、デジタルデータである音声データ(以下、デジタル音声データともいう)をアナログ信号に変換する処理および音声データを含むアナログ信号(以下、アナログ音声信号ともいう)をデジタル音声データに変換する処理等を行なう。
制御部340が、デジタル音声データを音声処理部350へ送信すると、音声処理部350は受信したデジタル音声データをアナログ音声信号に変換する。そして、音声処理部350は変換したアナログ音声信号を制御部340により指示されたスピーカから出力させる。
また、ユーザがマイク260に対して音声を発すると、当該音声に応じたアナログ音声信号が、音声処理部350へ送信される。音声処理部350は、マイク260から、アナログ音声信号を受信すると、受信したアナログ音声信号をデジタル音声データに変換して、制御部340へ送信する。
また、制御部340は、ユーザがマイク260に対して発した言葉からなる音声をボイスデータとして、記憶部330に登録する機能を有する。そして、ユーザが、記憶部330に登録されたボイスデータに基づく音声と同等な言葉からなる音声を、マイク260を使用して入力させることで、制御部340は、ボイスデータに対応した処理を行なう。記憶部330に登録されているボイスデータは、たとえば、「メール」という言葉からなる音声であるとする。この場合、制御部340は、「メール」という言葉からなる音声が、マイク260から入力されると、たとえば、電子メールのプログラムを起動させる。
メイン表示部110Aは、制御部340から送信された画像データを受信すると、受信した画像データに基づく画像を表示する。サブ表示部110Bは、制御部340から送信された画像データを受信すると、受信した画像データに基づく画像を表示する。
LED140は、制御部340からの制御指示に基づいて、光を発する。
撮像部270は、制御部340からの制御指示に基づいて、前述の撮像処理を行ない、撮像画像データを制御部340へ送信する。制御部340は、撮像画像データを受信すると、撮像画像データを、一時記憶部332、記憶部330および記録媒体70のいずれかに記憶させる。
振動部370は、制御部340からの制御指示に基づいて、カメラ付端末装置1000を振動させる機能を有する。振動部370は、たとえば、電話の着信、電子メールの受信時に、制御部340からの制御指示に基づいて、カメラ付端末装置1000を振動させる。
傾斜測定部380は、2方向の重力加速度を検出することにより、カメラ付端末装置1000の傾斜状態を測定する機能を有する。傾斜測定部380は、たとえば、重力加速度センサーである。
重力加速度センサーは、重力加速度を検出する1以上の方向を有する。この検出方向を軸と呼ぶ。1個の軸を有する重力加速度センサーを、1軸の重力加速度センサーと呼ぶ。2個および3個の軸を有する重力加速度センサーを、それぞれ、2軸の重力加速度センサーおよび3軸の重力加速度センサーと呼ぶ。重力加速度センサーが有する2個以上の軸は、互いに直交する。本実施の形態における傾斜測定部380は、2軸の重力加速度センサーである。なお、傾斜測定部380は、2軸の重力加速度センサーに限定されることなく、1軸または3軸の重力加速度センサーであってもよい。
傾斜測定部380は、所定時間(たとえば、0.2秒)毎に、カメラ付端末装置1000の傾斜状態を示す傾斜状態データを、制御部340へ送信する。制御部340は、傾斜状態データを受信することで、カメラ付端末装置1000の傾斜状態を判定することが可能となる。
次に、制御部340が、前述のアプリケーションプログラムに基づいて行なう処理(以下、アプリケーション処理ともいう)の具体的な処理内容について説明する。
アプリケーション処理に基づく画像は、カメラ付端末装置1000が図1の状態の場合、メイン表示部110Aに表示される。アプリケーション処理に基づく画像は、カメラ付端末装置1000が図2の状態の場合、サブ表示部110Bに表示される。
アプリケーションプログラムが、カメラプログラムの場合、アプリケーション処理では、たとえば、ユーザのボタン操作に応じて、撮像部270が、前述した撮像処理を行なう。撮像処理により、撮像部270が変換した撮像画像データは、制御部340へ送信される。
アプリケーションプログラムが、音楽再生プログラムの場合、アプリケーション処理では、たとえば、ユーザのボタン操作に応じて、音楽データの再生処理および停止処理、音楽データのリスト表示処理等が行なわれる。
アプリケーションプログラムが、ラジオプログラムの場合、アプリケーション処理では、たとえば、ユーザのボタン操作に応じて、選局されたラジオ局の音声がスピーカ152から出力される。
アプリケーションプログラムが、テレビプログラムの場合、アプリケーション処理では、たとえば、ユーザのボタン操作に応じて、選局されたチャンネルの画像が、メイン表示部110Aに表示される。また、同時に、選局されたチャンネルの音声がスピーカ152から出力される。
アプリケーションプログラムが、電子メールプログラムの場合、アプリケーション処理では、たとえば、ユーザのボタン操作に応じて、電子メールの受信処理、電子メールの作成処理、電子メールの送信処理、電子メールの閲覧処理等が行なわれる。
アプリケーションプログラムが、ゲームプログラムの場合、アプリケーション処理では、たとえば、ユーザのボタン操作に応じて、ゲームが実行される。
アプリケーションプログラムが、WEBブラウザプログラムの場合、アプリケーション処理では、たとえば、ユーザのボタン操作に応じて、WEBサイトにアクセスし、WEBページがメイン表示部110Aに表示される。
アプリケーションプログラムが、動画再生プログラムの場合、アプリケーション処理では、たとえば、ユーザのボタン操作に応じて、動画像(たとえば、MPEG2形式の動画像)ファイルに基づく動画が、表示部110Aに表示される。
アプリケーションプログラムが、リモコンプログラムの場合、アプリケーション処理では、たとえば、ユーザのボタン操作に応じて、予め設定されたリモコン信号が、通信部310から出力される。電気機器は、リモコン信号を受信すると、受信したリモコン信号に応じた処理を行なう。
次に、カメラ付端末装置1000がカメラモードの場合に実行されるアプリケーション処理(以下、カメラモード時処理ともいう)について説明する。カメラ付端末装置1000がカメラモードで、かつ、カメラ付端末装置1000が図1の状態の場合、決定ボタン235Eはシャッターボタンとして動作する。カメラ付端末装置1000がカメラモードで、かつ、カメラ付端末装置1000が図2の状態の場合、アップボタン132Aはシャッターボタンとして動作する。
また、カメラ付端末装置1000がカメラモードで、かつ、カメラ付端末装置1000が図1の状態でかつ、メイン表示部110Aに複数の撮像画像が表示されている場合、決定ボタン235Eは保存ボタンとして動作する。以下、本実施の形態では、カメラ付端末装置1000が図1の状態であるとして説明する。
また、カメラ付端末装置1000がカメラモードで、かつ、カメラ付端末装置1000が図1の状態の場合、ボタン233は撮像した画像を拡大することが可能な状態にするための拡大ボタンとして動作する。
また、カメラ付端末装置1000がカメラモードで、かつ、カメラ付端末装置1000が図1の状態の場合、アップボタン132Aおよびダウンボタン132Bは、後述する拡大枠のサイズを変更するための枠サイズ変更ボタンとして動作する。
また、カメラ付端末装置1000がカメラモードで、かつ、カメラ付端末装置1000が図1の状態の場合、ボタン234は、実行中の処理を中断するための処理中断ボタンとして動作する。以下、カメラモード時処理が開始される直前には、撮像部270が撮像している画像が、メイン表示部110Aに表示されているとする。
図5は、カメラモード時処理のフローチャートを示す。図5を参照して、ステップS110では、撮像指示があるか否かが判定される。具体的には、制御部340が、シャッターボタンとしての決定ボタン235Eの長押操作があるか否かを判定する。ステップS110において、YESならば、ステップS112に進む。一方、ステップS110において、NOならば、再度、ステップS110の処理が行なわれる。
ステップS112では、撮像画像データ一時記憶処理が行なわれる。撮像画像データ一時記憶処理では、制御部340が、撮像画像データを取得するための制御指示を、撮像部270へ送信する。撮像部270は、当該制御指示を受信すると、前述の受光部により得られた電気信号を撮像画像データに変換する。
図6は、カメラモード時処理において、メイン表示部110Aに表示される画像を示す図である。図6を参照して、画像G110は、ステップS112により得られた撮像画像データに基づく撮像画像G112が配置された画像である。なお、画像G110には、ボタン画像G118も配置される。ボタン画像G118は、機能ボタン231の短押操作により、メイン表示部110Aに、各種設定または各種処理を行なうための画像を表示させるためのボタン画像である。
再び、図5を参照して、ステップS112では、さらに、撮像部270が、変換した撮像画像データを、制御部340へ送信する。制御部340は、撮像画像データを受信すると、撮像画像データを、一時記憶部332に記憶させる。その後、ステップS114に進む。
ステップS114では、撮像画像表示処理が行なわれる。撮像画像表示処理では、制御部340が、一時記憶部332に記憶された撮像画像データに基づく撮像画像を表示した画像を生成する。生成された画像は、たとえば、図6の画像G110である。撮像画像は、たとえば、図6の撮像画像G112である。そして、制御部340は、画像G110を、メイン表示部110Aに表示させる。その後、ステップS116に進む。
ステップS116では、制御部340により、処理終了判定処理が実行される。処理終了判定処理は、カメラモード時処理が終了するまで、カメラモード時処理と並列して同時に実行される処理である。なお、処理終了判定処理の処理については後述する。その後、ステップS120に進む。
ステップS120では、制御部340が、前述の拡大ボタンとして動作するボタン233の短押操作があったか否かを判定する。ステップS120において、YESならば、ステップS122に進む。一方、ステップS120において、NOならば、再度、ステップS120の処理が行なわれる。
ステップS122では、拡大枠の表示が行なわれる。ここで、拡大枠とは、拡大枠内の画像を拡大して表示するための枠である。
再び、図6を参照して、画像G110Aは、撮像画像G112に拡大枠GS10が配置された撮像画像G112Aを表示する画像である。
再び、図6を参照して、ステップS122で行なわれる具体的な処理を説明する。まず、制御部340が、撮像画像に拡大枠を配置した画像を生成する。生成された画像は、たとえば、図6の画像G110Aである。そして、制御部340は、画像G110Aを、メイン表示部110Aに表示させる。その後、ステップS124に進む。
ステップS124では、制御部340が、拡大ボタンとして動作するボタン233の短押操作があったか否かを判定する。ステップS124において、YESならば、ステップS126に進む。一方、ステップS124において、NOならば、再度ステップS124の処理が行なわれる。
ステップS126では、複数画像同時表示処理が行なわれる。複数画像同時表示処理では、制御部340が、撮像画像を縮小した縮小撮像画像と、縮小撮像画像に配置された拡大枠内の画像を拡大した画像とを表示した画像(以下、複数同時表示画像ともいう)を生成する。以下においては、拡大枠内の画像を拡大した画像を、部分拡大画像ともいう。
図7は、カメラモード時処理において、メイン表示部110Aに表示される画像を示す図である。図7を参照して、画像G120は、一例としての複数同時表示画像である。画像G120には、撮像画像G112Aを縮小した縮小撮像画像G121と、縮小撮像画像G121内に配置された拡大枠GS10内の画像を拡大した部分拡大画像G122とが配置される。なお、拡大枠GS10は、撮像画像G112A内に配置された拡大枠GS10の位置と対応する、縮小撮像画像G121内の位置に配置される。すなわち、縮小撮像画像G121内に配置された拡大枠GS10内の画像は、撮像画像G112A内に配置された拡大枠GS10内の画像を縮小したものである。すなわち、縮小撮像画像G121内に配置された拡大枠GS10内の画像と、撮像画像G112A内に配置された拡大枠GS10内の画像とは対応関係にある。
縮小撮像画像G121内に配置された拡大枠GS10は、方向ボタン235A,235B,235C,235Dの短押操作により、それぞれ、上,下,左,右に移動する。それに伴い、部分拡大画像G122も変化する。なお、画像G120には、さらに、前述のボタン画像G118も配置される。
再び、図6を参照して、ステップS126の複数画像同時表示処理では、さらに、制御部340が、生成した複数同時表示画像を、メイン表示部110Aに表示させる。複数同時表示画像は、たとえば、図7の画像G120である。その後、ステップS130に進む。
ステップS130では、方向ボタンの操作があるか否かが判定される。具体的には、制御部340が、方向ボタン235A,235B,235C,235Dのいずれかの短押操作があったか否かを判定する。ステップS130において、YESならば、ステップS132に進む。一方、ステップS130において、NOならば、後述するステップS134に進む。
ステップS132では、画像更新処理が行なわれる。画像更新処理では、制御部340が、縮小撮像画像内に配置された拡大枠を、ステップS130において短押操作があった方向ボタンに対応する方向へ移動させた縮小撮像画像と、縮小撮像画像に配置された拡大枠内の画像を拡大した画像とを表示した複数同時表示画像を生成する。
ステップS130において、たとえば、方向ボタン235Aの短押操作があった場合、制御部340は、たとえば、図7の縮小撮像画像G121内の拡大枠GS10を、所定画素(たとえば、2画素)だけ、上に移動させた縮小撮像画像と、縮小撮像画像に配置された拡大枠内の画像を拡大した画像とを、表示した複数同時表示画像を生成する。そして、制御部340は、生成した複数同時表示画像を、メイン表示部110Aに表示させる。その後、ステップS134へ進む。
ステップS134では、拡大枠サイズ変更操作があるか否かが判定される。具体的には、制御部340が、前述の枠サイズ変更ボタンとして動作するアップボタン132Aおよびダウンボタン132Bのいずれかの短押操作があったか否かを判定する。ここで、アップボタン132Aは、拡大枠のサイズを大きくするためのボタンである。また、ダウンボタン132Bは、拡大枠のサイズを小さくするためのボタンである。
ステップS134において、YESならば、ステップS136に進む。一方、ステップS134において、NOならば、後述するステップS140に進む。
ステップS136では、画像更新処理が行なわれる。画像更新処理では、制御部340が、縮小撮像画像内に配置された拡大枠のサイズを、ステップS134において短押操作があった枠サイズ変更ボタンに基づいて変更させた縮小撮像画像と、縮小撮像画像に配置された拡大枠内の画像を拡大した画像とを、表示した複数同時表示画像を生成する。
ステップS134において、たとえば、アップボタン132Aの短押操作があった場合、制御部340は、たとえば、図7の縮小撮像画像G121内に配置された拡大枠GS10のサイズを、上下左右に所定画素(たとえば、2画素)だけ大きくさせた縮小撮像画像と、縮小撮像画像に配置された拡大枠内の画像を拡大した画像とを表示した複数同時表示画像を生成する。
また、ステップS134において、たとえば、ダウンボタン132Bの短押操作があった場合、制御部340は、たとえば、縮小撮像画像G121内に配置された拡大枠GS10のサイズを、上下左右に所定画素(たとえば、2画素)だけ小さくさせた縮小撮像画像と、縮小撮像画像に配置された拡大枠内の画像を拡大した画像とを表示した複数同時表示画像を生成する。
そして、制御部340は、生成した複数同時表示画像を、メイン表示部110Aに表示させる。その後、ステップS140へ進む。
ステップS140では、保存操作があるか否かが判定される。具体的には、制御部340が、前述の保存ボタンとして動作する決定ボタン235Eの短押操作があったか否かを判定する。ステップS140において、YESならば、後述するステップS142に進む。一方、ステップS140において、NOならば、再度、ステップS130の処理が行なわれる。
再び、図7を参照して、画像G120Aは、ステップS130,S132,S140の処理が複数回繰り返されることにより、制御部340により生成された一例としての複数同時表示画像である。
画像G120Aには、縮小撮像画像G121Aと、縮小撮像画像G121A内に配置された拡大枠GS10内の画像を拡大した部分拡大画像G122Aとが配置される。なお、画像G120Aには、さらに、前述のボタン画像G118も配置される。
以上のように、複数同時表示画像(たとえば、画像G120)をメイン表示部110Aに表示することで、ユーザは、拡大枠を、縮小撮像画像内の特定部位を囲む所望の位置へ容易に、かつ、素早く移動させることができる。ここで、特定部位とは、たとえば、被写体の顔の部分である(縮小撮像画像G121A参照)。これにより、ユーザは、撮像画像内の所望の特定部位が、たとえば、ピンぼけ等がなく、上手く撮れているか容易に確認することができる。
図8は、カメラモード時処理において、メイン表示部110Aに表示される画像を示す図である。図8(A)および図8(B)を参照して、画像G120Bおよび画像G120Cは、ステップS134,S136,S140の処理が1回以上繰り返されることにより、制御部340により生成された一例としての複数同時表示画像である。
画像G120Bは、拡大枠のサイズが大きくされた場合の複数同時表示画像である。画像G120Bには、図7の縮小撮像画像G121内に配置された拡大枠GS10のサイズを、上下左右に大きくさせた縮小撮像画像G121Bと、縮小撮像画像G121Bに配置された、サイズが変更された拡大枠GS10内の画像を拡大した部分拡大画像G122Bとが配置される。なお、画像G120Bには、さらに、前述のボタン画像G118も配置される。
画像G120Cは、拡大枠のサイズが小さくされた場合の複数同時表示画像である。画像G120Cには、図7の縮小撮像画像G121内に配置された拡大枠GS10のサイズを、上下左右に小さくさせた縮小撮像画像G121Cと、縮小撮像画像G121Cに配置された、サイズが変更された拡大枠GS10内の画像を拡大した部分拡大画像G122Cとが配置される。なお、画像G120Cには、さらに、前述のボタン画像G118も配置される。
以上のように、拡大枠のサイズを変更することで、部分拡大画像が表示する撮像画像内の画像のサイズを変更することができる。したがって、撮像画像内の被写体に対して、拡大枠が適切な大きさでない場合でも、撮像画像内の被写体に対して、拡大枠を適切な大きさに変更することができる。その結果、ユーザは、撮像画像内の所望の部分が、たとえば、ピンぼけ等がなく、上手く撮れているか、より詳細に確認することができる。
再び、図6を参照して、前述のステップS140において、YESならば、後述するステップS142に進む。
ステップS142では、画像記憶処理が行なわれる。画像記憶処理では、制御部340が、一時記憶部332に記憶された撮像画像データを、記憶部330または記録媒体70に記憶(保存)させる処理(以下、記憶処理ともいう)を行なう。また、制御部340は、記憶処理が開始されてから終了するまでの間、撮像画像データを保存中である旨を示す保存中画像を、メイン表示部110Aに表示させる。
図9は、一例としての保存中画像G130を示す図である。図9を参照して、保存中画像G130には、保存中である撮像画像G112と、撮像画像データを保存中である旨を示すメッセージとが表示される。
再び、図6を参照して、ステップS142の処理が終了すると、このカメラモード時処理は終了する。
次に、前述した処理終了判定処理の処理について説明する。処理終了判定処理は、前述したように、カメラモード時処理が終了するまで、カメラモード時処理と並列して同時に実行される処理である。
処理終了判定処理のステップS210では、終了操作があるか否かが判定される。具体的には、制御部340が、前述の処理中断ボタンとして動作するボタン234の短押操作があったか否かを判定する。ステップS210において、YESならば、ステップS212に進む。一方、ステップS210において、NOならば、再度、ステップS210の処理が行なわれる。
ステップS212では、制御部340が、カメラモード時処理において、ステップS120〜ステップS140の間のどの処理が行なわれていても、実行中の処理を中断させる。たとえば、カメラモード時処理において、ステップS132の処理が実行されていた場合、制御部340は、ステップS132の処理の実行を中断させる。その後、ステップS214に進む。
ステップS214では、撮像画像を記憶しないことを確認するための画像非記憶確認処理が行なわれる。画像非記憶確認処理では、制御部340が、撮像画像データを、記憶部330および記録媒体70に記憶させずに、次の撮像を行なうことを問合せるための画像非記憶確認画像を、メイン表示部110Aに表示させる。
図10は、一例としての画像非記憶確認画像G140を示す図である。図10を参照して、画像非記憶確認画像G140には、一例として、撮像画像G112と、撮像した画像を保存せず次の撮像を行なうことを問合せるためのメッセージとが表示される。
再び、図6を参照して、ステップS214の処理が終了すると、ステップS216に進む。
ステップS216では、制御部340が、一時記憶部332に記憶されている撮像画像データを消去する。その後、この処理終了判定処理は終了し、再度、カメラモード時処理のステップS110の処理が行なわれる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、撮像画像データを、記憶部330および記録媒体70に記憶する前に、複数同時表示画像をメイン表示部110Aに表示させる。複数同時表示画像は、撮像画像を縮小した縮小撮像画像と、縮小撮像画像に配置された拡大枠内の画像を拡大した画像とを表示した画像である。そのため、複数同時表示画像をメイン表示部110に表示した状態で、拡大枠を縮小撮像画像内の所望の位置へ容易に移動させることができる。
したがって、撮像画像内の所望の部分が、たとえば、ピンぼけ等がなく、上手く撮れているか、素早く、かつ、容易に確認することができる。
また、上記確認により、撮像画像の所望の部分が、上手く撮れていない場合、すなわち、撮像画像が、撮像失敗画像である場合、前述の終了操作を行なうことで、撮像画像データを、記憶部330および記録媒体70に記憶することなく、次の撮像に移ることができる。
したがって、撮像画像が、撮像失敗画像である場合、記憶部330および記録媒体70に記憶された画像を削除するといった無駄な手間をユーザに生じさせることなく、記憶部330または記録媒体70の記憶領域の無駄な使用を防ぐことができるという効果を奏する。
<第1の実施の形態の変形例>
第1の実施の形態の変形例では、被写体が複数である場合に、複数の被写体の各々の所望の部分の画質を確認するための処理の説明を行なう。本実施の形態における、カメラ付端末装置は、第1の実施の形態のカメラ付端末装置1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
本実施の形態では、第1の実施の形態と同様、カメラ付端末装置1000がカメラモードで、かつ、カメラ付端末装置1000が図1の状態の場合、決定ボタン235Eはシャッターボタンとして動作する。カメラ付端末装置1000がカメラモードで、かつ、カメラ付端末装置1000が図2の状態の場合、アップボタン132Aはシャッターボタンとして動作する。また、カメラ付端末装置1000がカメラモードで、かつ、カメラ付端末装置1000が図1の状態でかつ、メイン表示部110Aに複数の撮像画像が表示されている場合、決定ボタン235Eは保存ボタンとして動作する。以下、本実施の形態では、カメラ付端末装置1000が図1の状態であるとして説明する。
また、カメラ付端末装置1000がカメラモードで、かつ、カメラ付端末装置1000が図1の状態の場合、ボタン233は撮像した画像を拡大することが可能な状態にするための拡大ボタンとして動作する。
また、カメラ付端末装置1000がカメラモードで、かつ、カメラ付端末装置1000が図1の状態の場合、アップボタン132Aおよびダウンボタン132Bは、前述した拡大枠のサイズを変更するための枠サイズ変更ボタンとして動作する。
また、カメラ付端末装置1000がカメラモードで、かつ、カメラ付端末装置1000が図1の状態の場合、ボタン234は、実行中の処理を中断するための処理中断ボタンとして動作する。
まず、被写体の所望の部分の画質を確認するために、事前に設定する処理について説明する。まず、メイン表示部110Aに、たとえば、図6の画像G110が表示されている場合、ボタン画像G118に対して、機能ボタン231およびマルチガイドボタン235の操作を行ない、制御部340に、事前設定するための画像(以下、事前設定画像ともいう)をメイン表示部110Aに表示させる。
図11は、カメラモード時処理において、メイン表示部110Aに表示される画像を示す図である。図11を参照して、事前設定画像G210は、画質を確認する所望の部分(特定部位)が顔である場合の画像である。なお、画質を確認する所望の部分(特定部位)は、顔に限定されることなく、他の部分でもよい。
事前設定画像G210には、被写体の顔の画質または顔の状態を確認するための顔チェックモードをオンまたはオフに設定するためのモード設定画像G212と、前述のボタン画像G118とが表示される。
モード設定画像G212には、一例として、「ON」の文字列と、「OFF」の文字列とが表示される。「ON」の文字列は、顔チェックモードをオンにするための文字列である。「OFF」の文字列は、顔チェックモードをオフにするための文字列である。なお、モード設定画像G212は、マルチガイドボタン235の操作により、「ON」の文字列が選択されている状態を示す画像である。
メイン表示部110Aに事前設定画像G210が表示されているときに、マルチガイドボタン235の決定ボタン235Eの短押操作があると、制御部340は、メイン表示部110Aに画像G210Aを表示する。
画像G210Aには、確認画像G212Aと、ボタン画像G118とが表示される。確認画像G212Aは、顔チェックモードをオンにすることを確認するための画像である。
メイン表示部110Aに画像G210Aが表示されているときに、マルチガイドボタン235の決定ボタン235Eの短押操作があると、制御部340は、顔チェックフラグをオンに設定する。ここで、顔チェックフラグは、記憶部330に予め記憶されているフラグである。顔チェックフラグは、初期状態ではオフに設定されている。顔チェックフラグがオンの場合、顔チェックモードはオンである。一方、顔チェックフラグがオフの場合、顔チェックモードはオフである。
次に、カメラ付端末装置1000がカメラモードの場合に実行される処理(以下、カメラモード時処理Aともいう)について説明する。以下、カメラモード時処理Aが開始される直前には、撮像部270が撮像している画像が、メイン表示部110Aに表示されているとする。
図12は、カメラモード時処理Aのフローチャートを示す。図12を参照して、ステップS310では、図5のカメラモード時処理のステップS110と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS310において、YESならば、ステップS312に進む。一方、ステップS310において、NOならば、再度、ステップS310の処理が行なわれる。
ステップS312では、撮像画像データ一時記憶処理が行なわれる。撮像画像データ一時記憶処理では、制御部340が、撮像画像データを取得するための制御指示を、撮像部270へ送信する。撮像部270は、当該制御指示を受信すると、前述の受光部により得られた電気信号を撮像画像データに変換する。
図13は、カメラモード時処理Aにおいて、メイン表示部110Aに表示される画像を示す図である。図13を参照して、画像G310は、ステップS312により得られた撮像画像データに基づく撮像画像G312が配置された画像である。撮像画像G312には、一例として、撮像対象となる被写体H11,H12,H13が表示されているとする。なお、画像G310には、前述のボタン画像G118も配置される。
再び、図12を参照して、ステップS312では、さらに、撮像部270が、変換した撮像画像データを、制御部340へ送信する。制御部340は、撮像画像データを受信すると、撮像画像データを、一時記憶部332に記憶させる。その後、ステップS314に進む。
ステップS314では、前述のステップS114と同様な処理が行なわれ、制御部340が、画像G310を、メイン表示部110Aに表示させる。その後、ステップS316に進む。
ステップS316では、制御部340により、処理終了判定処理Aが実行される。処理終了判定処理Aは、カメラモード時処理Aが終了するまで、カメラモード時処理Aと並列して同時に実行される処理である。なお、処理終了判定処理Aの処理については後述する。その後、ステップS320に進む。
ステップS320では、制御部340が、前述の拡大ボタンとして動作するボタン233の短押操作があったか否かを判定する。ステップS320において、YESならば、ステップS323に進む。一方、ステップS320において、NOならば、再度ステップS320の処理が行なわれる。
ステップS323では、顔チェックモードがオンであるか否かが判定される。具体的には、制御部340が、記憶部330に記憶されている顔チェックフラグがオンであるか否かを判定する。ステップS323において、YESならば、ステップS325に進む。一方、ステップS323において、NOならば、図5のS122の処理が行なわれる。この場合、前述した図5の処理終了判定処理は既に実行されているとする。
図5のS122の処理により、メイン表示部110Aに、図13の画像G310Aが表示される。画像G310Aは、撮像画像G312に拡大枠GS10が配置された撮像画像G312Aを表示する画像である。その後、前述したステップS124の処理が行なわれる。ステップS124以降の処理は、前述したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS325では、顔検出処理が行なわれる。顔検出処理では、制御部340が、一時記憶部332に記憶されている撮像画像データに基づく撮像画像(たとえば、撮像画像G312)内の被写体の特定部位を検出する。本実施の形態では、特定部位は、一例として、顔であるとする。なお、特定部位は、顔に限定されることなく、たとえば、文字やバーコード等のその他の部分であってもよい。
顔の検出処理は、肌色検出による方法、背景画像との差分を抽出する方法、パターンマッチングから顔らしさを抽出する方法などの公知の方法により行なわれる。なお、撮影画像の被写体が複数の場合、検出される顔も複数となる。
本実施の形態では、一例として、被写体H11,H12,H13が表示される撮像画像G312に対して、顔検出処理が行なわれるとする。この場合、検出される顔の数は、3つとなる。制御部340は、撮像画像G312内の被写体H11,H12,H13の各々に対応づけて、対応する顔を囲む拡大枠のサイズデータと、拡大枠の位置データとを、記憶部330に記憶させる。その後、ステップS326に進む。なお、拡大枠のサイズデータは、撮像画像に対し、相対的なサイズを示すデータである。また、拡大枠の位置データは、撮像画像に対し、相対的な位置を示すデータである。
ステップS326では、前述のステップS126と同様に、複数画像同時表示処理が行なわれる。複数画像同時表示処理では、制御部340が、拡大枠のサイズデータおよび拡大枠の位置データに基づいて、撮像画像を縮小した縮小撮像画像と、縮小撮像画像に配置された拡大枠内の画像を拡大した部分拡大画像とを、表示した複数同時表示画像を生成する。なお、前述の顔検出処理は、撮像画像ではなく、縮小撮像画像に対して行なわれてもよい。
図14は、カメラモード時処理において、メイン表示部110Aに表示される画像を示す図である。図14を参照して、画像G320Bは、一例としての複数同時表示画像である。画像G320Bには、撮像画像G312を縮小した縮小撮像画像G321Bが配置される。縮小撮像画像G321Bには、被写体H11に対応する、拡大枠のサイズデータおよび位置データに基づいた拡大枠GS10が、被写体11の顔を囲むように配置される。
拡大枠GS10は、撮像画像G312に対して行なわれた顔検出処理により検出された複数の特定部位(被写体H11,H12,H13の顔)のうちの1つの特定部位(たとえば、被写体H11の顔)の位置に対応する縮小撮像画像G321B内の位置に配置される。
画像G320Bには、さらに、縮小撮像画像G321B内に配置された拡大枠GS10内の画像を拡大した部分拡大画像G322Bと、前述のボタン画像G118と、ボタン画像G329とが配置される。
ボタン画像G329は、拡大枠GS10の位置を、現在の特定部位(たとえば、被写体H11の顔)とは異なる他の特定部位(たとえば、被写体H12の顔)の位置へ移動させるためのボタン画像である。ボタン画像G329を押下する処理は、機能ボタン232の短押操作により実行される。
再び、図6を参照して、ステップS326の複数画像同時表示処理では、さらに、制御部340が、生成した複数同時表示画像を、メイン表示部110Aに表示させる。複数同時表示画像は、たとえば、図14の画像G320Bである。その後、ステップS330に進む。
ステップS330では、他の被写体を確認するための操作があるか否かが判定される。具体的には、制御部340が、機能ボタン232の短押操作があったか否かを判定する。ステップS330において、YESならば、ステップS332に進む。一方、ステップS330において、NOならば、後述するステップS334に進む。
ステップS332では、画像更新処理が行なわれる。画像更新処理では、制御部340が、縮小撮像画像内に配置された拡大枠を、他の被写体の特定部位(顔)の位置へ移動させた縮小撮像画像と、縮小撮像画像に配置された拡大枠内の画像を拡大した画像とを表示した複数同時表示画像を生成する。
ステップS330でYESと判定されたとき、メイン表示部110Aに表示されている画像が、画像G320Bであるとする。この場合、制御部340は、被写体H12に対応する、拡大枠のサイズデータおよび位置データに基づいて、複数同時表示画像を生成する。
再び、図14を参照して、画像G320Cは、ステップS332の処理により生成された、一例としての複数同時表示画像である。画像G320Cには、撮像画像G312を縮小した縮小撮像画像G321Cが配置される。縮小撮像画像G321Cには、被写体H12に対応する、拡大枠のサイズデータおよび位置データに基づいた拡大枠GS10が、被写体12の顔を囲むように配置される。
拡大枠GS10は、撮像画像G312に対して行なわれた顔検出処理により検出された複数の特定部位(被写体H11,H12,H13の顔)のうちの1つの特定部位(たとえば、被写体H11の顔)以外の特定部位(たとえば、被写体H12の顔)の位置に対応する縮小撮像画像G321C内の位置に配置される。すなわち、機能ボタン232の短押操作による移動指示に応じて、拡大枠GS10は移動する。
画像G320Cには、さらに、縮小撮像画像G321C内に配置された拡大枠GS10内の画像を拡大した部分拡大画像G322Cと、前述のボタン画像G118と、前述のボタン画像G329とが配置される。
再び、図6を参照して、ステップS332の画像更新処理では、さらに、制御部340が、生成した複数同時表示画像を、メイン表示部110Aに表示させる。複数同時表示画像は、たとえば、図14の画像G320Cである。縮小撮像画像内に複数の被写体が表示されている場合、ステップS332の処理が行なわれる毎に、拡大枠は、右の被写体の顔の位置へ移動する。なお、複数の被写体のうち、1番右の被写体の顔の位置へ拡大枠が移動した後は、複数の被写体のうち、1番左の被写体の顔の位置へ拡大枠は移動する。
なお、縮小撮像画像内に1つの被写体のみ存在する場合は、ステップS332の処理が行なわれても、拡大枠の位置は変化しない。その後、ステップS334に進む。
ステップS334では、ステップS134と同様に、拡大枠サイズ変更操作があるか否かが判定される。具体的には、制御部340が、前述の枠サイズ変更ボタンとして動作するアップボタン132Aおよびダウンボタン132Bのいずれかの短押操作があったか否かを判定する。
ステップS334において、YESならば、ステップS336に進む。一方、ステップS334において、NOならば、ステップS340に進む。ステップS336では、前述のステップS136と同様な画像更新処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS340へ進む。
ステップS340では、前述のステップS140と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS340において、YESならば、後述するステップS342に進む。一方、ステップS340において、NOならば、再度、ステップS330の処理が行なわれる。
ステップS342では、画像記憶処理が行なわれる。画像記憶処理では、制御部340が、一時記憶部332に記憶された撮像画像データを、記憶部330または記録媒体70に記憶(保存)させる記憶処理を行なう。また、制御部340は、記憶処理が開始されてから終了するまでの間、撮像画像データを保存中である旨を示す保存中画像を、メイン表示部110Aに表示させる。
図15は、一例としての保存中画像G330を示す図である。図15を参照して、保存中画像G330には、保存中である撮像画像G312と、撮像画像データを保存中である旨を示すメッセージとが表示される。
再び、図12を参照して、ステップS342の処理が終了すると、このカメラモード時処理Aは終了する。
次に、前述した処理終了判定処理Aの処理について説明する。処理終了判定処理は、前述したように、カメラモード時処理Aが終了するまで、カメラモード時処理Aと並列して同時に実行される処理である。
処理終了判定処理AのステップS410では、前述のステップS210と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS410において、YESならば、ステップS412に進む。一方、ステップS410において、NOならば、再度、ステップS410の処理が行なわれる。
ステップS412では、制御部340が、カメラモード時処理Aにおいて、ステップS320〜ステップS340の間のどの処理が行なわれていても、実行中の処理を中断させる。たとえば、カメラモード時処理Aにおいて、ステップS332の処理が実行されていた場合、制御部340は、ステップS332の処理の実行を中断させる。その後、ステップS414に進む。
ステップS414では、撮像画像を記憶しないことを確認するための画像非記憶確認処理が行なわれる。画像非記憶確認処理では、制御部340が、撮像画像データを、記憶部330および記録媒体70に記憶させずに、次の撮像を行なうことを問合せるための画像非記憶確認画像を、メイン表示部110Aに表示させる。
図16は、一例としての画像非記憶確認画像G340を示す図である。図16を参照して、画像非記憶確認画像G340には、一例として、撮像画像G312と、撮像した画像を保存せず次の撮像を行なうことを問合せるためのメッセージとが表示される。
再び、図12を参照して、ステップS414の処理が終了すると、ステップS416に進む。
ステップS416では、制御部340が、一時記憶部332に記憶されている撮像画像データを消去する。その後、この処理終了判定処理Aは終了し、再度、カメラモード時処理AのステップS310の処理が行なわれる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、撮像画像内の複数の特定部位(被写体の顔)を自動で検出し、簡単な操作で、複数の被写体において、たとえば、瞳を閉じた被写体がなく、上手く撮れているか、素早く、かつ、容易に確認することができる。
また、上記確認により、撮像画像の所望の部分が、上手く撮れていない場合、すなわち、撮像画像が、撮像失敗画像である場合、前述の終了操作を行なうことで、撮像画像データを、記憶部330および記録媒体70に記憶することなく、次の撮像に移ることができる。
したがって、撮像画像が、撮像失敗画像である場合、記憶部330および記録媒体70に記憶された画像を削除するといった無駄な手間をユーザに生じさせることなく、記憶部330または記録媒体70の記憶領域の無駄な使用を防ぐことができるという効果を奏する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
開いた状態のカメラ付端末装置を正面から示した図である。 閉じた状態のカメラ付端末装置の斜視図である。 閉じた状態のカメラ付端末装置の背面図である。 カメラ付端末装置の内部構成を示したブロック図である。 カメラモード時処理のフローチャートを示す。 カメラモード時処理において、メイン表示部に表示される画像を示す図である。 カメラモード時処理において、メイン表示部に表示される画像を示す図である。 カメラモード時処理において、メイン表示部に表示される画像を示す図である。 一例としての保存中画像を示す図である。 一例としての画像非記憶確認画像を示す図である。 カメラモード時処理において、メイン表示部に表示される画像を示す図である。 カメラモード時処理Aのフローチャートを示す。 カメラモード時処理Aにおいて、メイン表示部に表示される画像を示す図である。 カメラモード時処理において、メイン表示部に表示される画像を示す図である。 一例としての保存中画像を示す図である。 一例としての画像非記憶確認画像を示す図である。
符号の説明
110A メイン表示部、110B サブ表示部、330 記憶部、340 制御部、1000 カメラ付端末装置。

Claims (7)

  1. 撮像対象を撮像するための撮像指示に応じて、前記撮像対象を撮像する撮像手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    画像を記憶する記憶手段と、
    前記撮像手段が撮像した撮像画像を縮小した縮小撮像画像と、前記縮小撮像画像内の一部を拡大した画像とを表示した画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段に生成された画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記画像生成手段に生成された画像が前記表示手段に表示された後、前記記憶手段に前記撮像画像を記憶させるための記憶指示があった場合、前記記憶手段に前記撮像画像を記憶させる画像格納手段とを備える、カメラ付端末装置。
  2. 前記縮小撮像画像には枠が配置され、
    前記縮小撮像画像内の一部は、前記縮小撮像画像に配置された前記枠内の画像である、請求項1に記載のカメラ付端末装置。
  3. 前記枠を移動させる移動制御手段をさらに備え、
    前記画像生成手段は、前記縮小撮像画像内に、移動した前記枠を配置した枠移動縮小撮像画像と、前記枠移動縮小撮像画像において、移動した前記枠内の画像を拡大した画像とを表示した画像を生成する、請求項2に記載のカメラ付端末装置。
  4. 前記撮像画像内の1以上の特定部位を検出する検出手段をさらに備え、
    前記画像生成手段は、前記1以上の特定部位のうちの1つの特定部位の位置に対応する前記縮小撮像画像内の位置に、前記枠を配置した枠配置縮小撮像画像と、前記枠配置縮小撮像画像に配置された前記枠内の画像を拡大した画像とを表示した画像を生成する、請求項2に記載のカメラ付端末装置。
  5. 前記画像生成手段は、前記枠を移動させるための移動指示に応じて、前記1以上の特定部位のうちの前記1つの特定部位以外の特定部位の位置に対応する前記縮小撮像画像内の位置に、前記枠を配置した枠配置変更縮小撮像画像と、前記枠配置変更縮小撮像画像に配置された前記枠内の画像を拡大した画像とを表示した画像を生成する、請求項4に記載のカメラ付端末装置。
  6. 前記枠のサイズを変更するサイズ変更手段をさらに備え、
    前記画像生成手段は、前記縮小撮像画像内に、サイズが変更された前記枠を配置した枠変更縮小撮像画像と、前記枠変更縮小撮像画像において、前記サイズが変更された枠内の画像を拡大した画像とを表示した画像を生成する、請求項2〜請求項5のいずれかに記載のカメラ付端末装置。
  7. 前記特定部位は、顔である、請求項4〜請求項6のいずれかに記載のカメラ付端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010187254A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Casio Computer Co Ltd 撮像装置、画像の保存方法及びプログラム

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