JP2007173619A - 太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置 - Google Patents

太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】歪みの少ないインターコネクタを形成し、歪みが抑制、防止された状態でインターコネクタと太陽電池セルとを接続することにより信頼性の高い太陽電池モジュールを製造する太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置を提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール製造装置は、インターコネクタ線材1を巻いてある線材供給リール2、線材供給リール2から供給されたインターコネクタ線材1を接続単位長Luに切断して隣接する太陽電池セル10相互を接続するためのインターコネクタ11を形成するインターコネクタ形成部3、インターコネクタ11を太陽電池セル10に接続する接続処理部を備える。線材供給リール2とインターコネクタ形成部3との間には、インターコネクタ線材1が弛みを有する弛み部1sが形成される弛み形成領域21を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池セル相互間をインターコネクタで接続することにより複数の太陽電池セルを連結した太陽電池セル列を封止してある太陽電池モジュールを製造する太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置に関する。
環境問題への対策として多数の太陽電池セルを連結した太陽電池セル列を実装(封止)した太陽電池モジュールの利用が増大している。特に、大電力を発生することができる大型の太陽電池モジュールを信頼性良く安価に提供することが望まれている。
このような背景から、信頼性の高い太陽電池モジュールの製造を効率良く安価に製造するための開発が要望されている。
従来の太陽電池モジュールの製造方法および製造装置について説明する。
図10は、従来例に係る太陽電池モジュールを構成する太陽電池セル列を製造する工程を部分的に説明する説明図であり、(A)は従来例1に係る太陽電池セル列の製造工程を、(B)は従来例2に係る太陽電池セル列の製造工程を示す。
まず、同図(A)に示した従来例1に係る太陽電池モジュールの太陽電池セル列を製造する場合の工程について説明する。従来例1に係る太陽電池モジュールは、例えば、特許文献1に開示されている。
インターコネクタ線材101を巻いてある線材供給リール102からインターコネクタ線材101をローラまたはチャック(不図示)により引き出し、送り台103の案内溝(不図示)を通過させて歪みを矯正した後、太陽電池セル110へインターコネクタ線材101を供給し、インターコネクタ線材101を太陽電池セル110の表面側の電極(不図示)にセットする。
次に、隣接する太陽電池セル110の裏面側の電極(不図示)に接続するための長さをインターコネクタ線材101に持たせてタブカット部104により切断および折り曲げを施してインターコネクタ111を形成し、太陽電池セル110の表面側の電極に仮置きする。インターコネクタ111を仮置きされた太陽電池セル110をステージ105上で搬送する。
同様にして隣接する次の太陽電池セルを処理し、その裏面側の電極(不図示)を先の太陽電池セル110が延在して有するインターコネクタ111に重ねる。
連続的に重ねた太陽電池セル110をステージ105上でさらに搬送して、加熱部106により加熱することによりインターコネクタ111の表面にコーティングされたハンダおよび太陽電池セル110の電極に形成されたハンダを溶融させる。
ハンダを溶融させることにより、インターコネクタ111を太陽電池セルの電極に接続(ハンダ接合)し、複数の太陽電池セル110をインターコネクタ111により連結した太陽電池セル列を形成する。
次に、同図(B)に示した従来例2に係る太陽電池モジュールの太陽電池セル列を製造する場合の工程について説明する。従来例2に係る太陽電池モジュールは、例えば、特許文献2に開示されている。
インターコネクタ線材101を巻いてある線材供給リール102からインターコネクタ線材101を引き出し、インターコネクタ線材101を太陽電池セル110の表面側の電極に接触させて加熱することによりインターコネクタ線材101の表面にコーティングされたハンダと太陽電池セル110の電極に形成されたハンダとを溶融させて、インターコネクタ線材101を太陽電池セル110の表面側の電極に接続(ハンダ接合)した後、隣接する太陽電池セル110の裏面側の電極に接続するための長さをインターコネクタ線材101に持たせて切断線DLにより切断してインターコネクタ111を形成する。
この後、インターコネクタ111が接続された太陽電池セル110を反転させて、先にインターコネクタ111が接続された隣接する太陽電池セル110の裏面側の電極にインターコネクタ111を接続することにより、太陽電池セル110を連結した太陽電池セル列を形成する(不図示)。
従来例1、従来例2のいずれも、形成した太陽電池セル列を、適宜の封止工程により封止処理を施すことにより太陽電池モジュールを形成する。
特開平10−93120号公報 特開2003−298095号公報
しかし、従来例1に係る太陽電池セル列(太陽電池モジュール)の製造方法では、リボン状に形成された銅線であるインターコネクタ線材101を線材供給リール102から供給するときに、インターコネクタ線材101をローラまたはチャック(不図示)により水平方向に引き出すことから、引き出し時にインターコネクタ線材101に過剰な力が加わることがあり、インターコネクタ線材101は変形(曲げや延び)による加工歪みを生じて硬くなる恐れがあるという問題があった。
また、送り台103の案内溝でインターコネクタ線材101を押圧するのみでインターコネクタ線材101の歪みを解消する構成としていることから、インターコネクタ線材101の巻き癖を解消することは容易でなかった。
従来例2に係る太陽電池セル列(太陽電池モジュール)の製造方法では、線材供給リール102に巻かれたインターコネクタ線材101は、巻き取り軌跡が複数の平面を構成するボビンに巻いてあることから、インターコネクタ線材101を引き出すときに、ボビンの左右両側に配置されたインターコネクタ線材101がインターコネクタ111の配置方向に対してねじれ方向の力を受けることとなり、変形を生じる恐れがあるという問題があった。
したがって、従来例2では、ボビンとインターコネクタ線材101の加工位置までの距離を大きくしたり、あるいは、同一の方向から引き出すためにボビンを軸方向に移動させる機構を設けたりする必要があり、いずれも装置が大きくなり、複雑な制御が必要になるという問題があった。
また、インターコネクタ線材101の巻き癖への対策が考慮されていないことから、インターコネクタ線材101の巻き癖を解消することは容易でなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、供給されるインターコネクタ線材に過剰な張力が及ばないことから張力によるねじれなどの変形(加工歪み)を抑制、防止でき、また、線材供給リールまたはボビンによるインターコネクタ線材の巻き癖を低減できる構成とすることにより、加工歪みの少ないインターコネクタを形成して、歪みが抑制、防止された状態でインターコネクタと太陽電池セルとを接続できることから信頼性の高い太陽電池モジュールを製造することが可能な太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置を提供することを目的とする。
本発明に係る太陽電池モジュール製造方法は、インターコネクタ線材を巻いてある線材供給リールまたはボビンから前記インターコネクタ線材を供給する工程と、供給された前記インターコネクタ線材を接続単位長に切断してインターコネクタを形成する工程と、前記インターコネクタを太陽電池セルの電極に接続する工程とを備える太陽電池モジュール製造方法であって、前記インターコネクタ線材を供給する工程で、前記インターコネクタ線材は、弛みを有する状態で供給されることを特徴とする。
この構成により、供給されるインターコネクタ線材に過剰な張力が及ばないことから張力によるねじれなどの変形(歪み)を抑制でき、歪みの少ないインターコネクタを形成することが可能となり、また、歪みが抑制された加工歪みの少ない状態でインターコネクタと太陽電池セルとを接続できることから信頼性の高い太陽電池モジュールを製造することが可能となる。
また、本発明に係る太陽電池モジュール製造方法では、前記インターコネクタ線材を供給する工程で、前記弛みを有する状態での弛み部の長さは、前記接続単位長より長い長さとしてあることを特徴とする。
この構成により、接続単位長より長い長さを有する弛み部による弛みを維持しながらインターコネクタ線材を供給することが可能となるので、歪みの少ないインターコネクタを確実に形成することができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュール製造方法では、前記弛みを有する状態での弛み部の長さは、前記線材供給リールからの前記インターコネクタ線材の繰り出しにより調整されることを特徴とする。
この構成により、線材供給リールの回転を制御して繰り出すことができるので、インターコネクタ線材に過剰な張力を及ぼさない状態でインターコネクタ線材を供給することが可能となる。
また、本発明に係る太陽電池モジュール製造方法では、前記前記インターコネクタ線材の繰り出しの長さは、弛み検出手段により検出される前記弛み部の状態により制御されることを特徴とする。
この構成により、弛み部の状態(弛み部の長さ)を正確に制御することが可能となり、インターコネクタ線材にかかる張力を抑制することができ、インターコネクタ線材に歪みが発生することを防止することが可能となる。
また、本発明に係る太陽電池モジュール製造方法では、前記弛み検出手段は、導電式または光電変換式のいずれかであることを特徴とする。
この構成により、簡単に弛みの状態を検出することが可能となり、弛み部の長さを正確に制御することができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュール製造方法では、前記インターコネクタを形成する工程で、前記インターコネクタ線材を引き戻すことを特徴とする。
この構成により、インターコネクタ線材の弛みを矯正(直線化、平坦化)することが可能となり、弛みを解消させた状態で切断することができるので、接続単位長に対応させてインターコネクタ線材をより正確に切断することが可能となる。
また、本発明に係る太陽電池モジュール製造装置は、巻いてあるインターコネクタ線材を供給する線材供給リールと、該線材供給リールから供給された前記インターコネクタ線材を接続単位長に切断してインターコネクタを形成するインターコネクタ形成部とを備える太陽電池モジュール製造装置であって、前記線材供給リールと前記インターコネクタ形成部との間に、前記インターコネクタ線材が弛みを有する弛み形成領域を備えることを特徴とする。
この構成により、供給されるインターコネクタ線材に過剰な張力が及ばないことから張力によるねじれなどの変形(歪み)を抑制でき、また、線材供給リールによるインターコネクタ線材の巻き癖を軽減(矯正、解消)できるので、歪みの少ないインターコネクタを形成することが可能となり、また、歪みが抑制された状態でインターコネクタと太陽電池セルとを接続できることから信頼性の高い太陽電池モジュールを製造することが可能となる。
また、本発明に係る太陽電池モジュール製造装置では、前記線材供給リールは、前記インターコネクタ形成部に対して離れた側から前記インターコネクタ線材を繰り出す構成としてあることを特徴とする。
この構成により、弛み部の曲率を大きくでき、また装置を小型化することができることから、インターコネクタ線材の歪みを確実に低減することができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュール製造装置では、前記弛みの状態を検出する弛み検出手段を備えることを特徴とする。
この構成により、弛みの状態を正確に制御することが可能となる。
また、本発明に係る太陽電池モジュール製造装置では、前記弛み検出手段による前記弛みの状態の検出結果に基づいて前記線材供給リールの回転を制御する回転制御部を備えることを特徴とする。
この構成により、弛み部の長さを正確に制御することが可能となる。
また、本発明に係る太陽電池モジュール製造装置では、前記インターコネクタ形成部に供給された前記インターコネクタ線材を引き戻す戻しローラを備えることを特徴とする。
この構成により、インターコネクタ形成部でインターコネクタ線材の弛みを矯正した後にインターコネクタ線材を切断することが可能となり、歪みのないインターコネクタを形成することが可能となる。また、インターコネクタ線材を引き戻すための移動スペースが不要となることから、装置を小型化することが可能となる。
また、本発明に係る太陽電池モジュール製造装置では、前記戻しローラは、トルク調整機能を有することを特徴とする。
この構成により、引き戻しの際にインターコネクタ線材に過剰な張力を及ぼすことがなくなるので、インターコネクタ線材の矯正を精度良く行なうことが可能となる。
本発明に係る太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置は、線材供給リールから供給されたインターコネクタ線材を接続単位長に切断して形成したインターコネクタを太陽電池セルに接続することにより太陽電池モジュールを製造する太陽電池モジュール製造方法または太陽電池モジュール製造装置であって、インターコネクタ線材は弛みを有する状態で供給される構成、または線材供給リールとインターコネクタ形成部との間にインターコネクタ線材が弛みを有する弛み形成領域を備える構成とする。
したがって、本発明に係る太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置によれば、供給されるインターコネクタ線材に過剰な張力が及ばないことから張力によるねじれなどの変形(歪み)を抑制でき、また、線材供給リールによるインターコネクタ線材の巻き癖を軽減(矯正、解消)できるので、歪みの少ないインターコネクタを形成することが可能となり、また、歪みが抑制された状態でインターコネクタと太陽電池セルとを接続できることから信頼性の高い太陽電池モジュールを製造することが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1ないし図7に基づいて、本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置を説明する。
本実施の形態に係る太陽電池モジュール製造装置(図1ないし図6参照)は、インターコネクタ線材1を巻いてある線材供給リール2、線材供給リール2から供給されたインターコネクタ線材1を接続単位長Lu(図3、図4参照)に切断して隣接する太陽電池セル10(図7参照)相互を接続するためのインターコネクタ11(図3、図4参照)を形成するインターコネクタ形成部3、インターコネクタ11を太陽電池セル10に接続する接続処理部(不図示)を備える。
インターコネクタ線材1は、例えばリボン状の金属線材で形成してあり、具体的には銅線で構成される。インターコネクタ線材1は、幅が1〜3mm程度、厚さが100〜300μm程度の銅線の表面(全面)に厚さ約20〜60μm程度のハンダコーティングを施してある。したがって、全体の厚さは、およそ100〜300μm+40〜120μm程度となる。
線材供給リール2は、インターコネクタ線材1を巻いてあることから、限られた範囲に長い距離のインターコネクタ線材1を収容することが可能となる。また、線材供給リール2は、回転制御部24(図6参照)を備え、工程の状態および弛み部1sの状態に対応させて弛み形成領域21へインターコネクタ線材1を繰り出すように制御されることから、インターコネクタ線材1に過剰な張力を与えずに、弛み部1sの長さを精度良く制御することが可能となる。
インターコネクタ形成部3は、線材供給リール2から供給されたインターコネクタ線材1を切断してインターコネクタ11を形成する構成としてある。インターコネクタ形成部3は、インターコネクタ線材1の進行方向を水平方向に転換して加工可能な状態とする転換ローラ31、インターコネクタ線材1を転換ローラ31(および線材供給リール2)の方向へ引き戻すように回転してインターコネクタ線材1の歪み(弛み)を矯正(平坦化、直線化)することによりインターコネクタ線材1を整復する戻しローラ32、インターコネクタ線材1の先端を規制する規制チャック33、インターコネクタ線材1を切断して接続単位長Luを有するインターコネクタ11を形成するカッタ34、インターコネクタ線材1またはインターコネクタ11(切断されたインターコネクタ線材1)の移送を行なう移送チャック35、36を備える。
また、線材供給リール2とインターコネクタ形成部3との間には、インターコネクタ線材1が弛みを有する弛み部1sが形成される弛み形成領域21を備える。弛み形成領域21により常に弛み部1sを設けた状態でインターコネクタ線材1を供給することとなるので、供給されるインターコネクタ線材1に過剰な張力が及ばないことから張力によるねじれなどの変形(歪み)を抑制でき、また、線材供給リール2によるインターコネクタ線材1の巻き癖を軽減(矯正、解消)できるので、歪みの少ないインターコネクタ11を形成することが可能となる。
インターコネクタ線材1は、弛み形成領域21に対して線材供給リール2の軸より遠い側(線材供給リール2の軸より外側となる位置)から繰り出されるように構成してある。つまり、線材供給リール2は、インターコネクタ形成部3に対して離れた側からインターコネクタ線材1を繰り出す構成としてある。この構成により、弛み(弛み部1s)の曲率を大きくすることができ、また、太陽電池モジュール製造装置を小型化することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュール製造方法について、インターコネクタ線材を移送チャックにより移送する直前の状態を示す工程説明図である。
先端をカッタ34により切断されたインターコネクタ線材1は、移送チャック35、36により保持された状態となっている。また、移送を行なうために、戻しローラ32、規制チャック33、カッタ34は開放状態としてある。インターコネクタ線材1は、移送チャック35、36により保持された状態で、矢符A方向に移送される。これにともない弛み部1sも矢符B方向へ移動(上昇)を始める。なお、弛み部1sの長さは、「J字」形状となる部分で規定することができる。
つまり、図1は、インターコネクタ線材1の移送準備をする工程を示す。
なお、矢符X方向から見た線材供給リール2については、図6で説明する。
図2は、図1の工程の後、インターコネクタ線材を移送チャックにより移送して切断準備をした状態を示す工程説明図である。
移送チャック35、36に保持されたインターコネクタ線材1は、移送チャック35、36により、規制チャック33およびカッタ34の外側(接続処理部側)に移送されている。
また、インターコネクタ線材1の移送にともない、弛み形成領域21では、弛み部1sがインターコネクタ線材1の自重分に対応した張力を維持した状態で矢符B方向に移動(上昇)し、インターコネクタ形成部3にインターコネクタ線材1を供給する。このとき、インターコネクタ線材1(弛み部1s)には、自重分の張力しか加わらないことから、過剰な張力が及ぶことはなく、張力によるねじれなどの変形(歪み)を抑制することができる。
つまり、図2は、インターコネクタ線材1を切断可能とするように移送(引き出す)して切断準備をする工程を示す。
図3は、図2の工程の後、インターコネクタ線材を切断する状態を示す工程説明図である。
規制チャック33によりインターコネクタ線材1を固定し、規制チャック33に隣接して設けたカッタ34により切断することにより接続単位長Luを有するインターコネクタ11を形成する。なお、インターコネクタ線材1が、接続単位長Luに対応する位置に移送されるように移送チャック35、36の移動位置を予め設定してある。
つまり、図3は、供給されたインターコネクタ線材1を接続単位長Luに切断してインターコネクタ11を形成する工程を示す。
また、インターコネクタ線材1を接続単位長Luに切断してインターコネクタ11を形成する工程でインターコネクタ線材1を供給するときにおいても、弛みを有する状態での弛み部1sの長さは、接続単位長Luより長い長さとしてある。なお、弛みを有する弛み部1sの長さは、線材供給リール2からのインターコネクタ線材1の繰り出しにより調整される構成としてある。
この構成により、インターコネクタ線材1を接続単位長Luに切断してインターコネクタ11を形成する工程でインターコネクタ線材1を供給するときに、弛みを維持しながら供給することが可能となるので、歪みの少ないインターコネクタ11を確実に形成することができる。
なお、このとき、インターコネクタ形成部3の規制チャック33と転換ローラ31との間は間隔があることから、インターコネクタ線材1は自重分による弛みを生じることがある。
図4は、図3の工程の後、切断したインターコネクタを移送し、他方インターコネクタ線材を引き戻す状態を示す工程説明図である。
インターコネクタ線材1の切断により形成されたインターコネクタ11は、移送チャック35、36により矢符C方向に移送され、インターコネクタ形成部3の次に配置してある接続処理部へ搬送される。なお、接続処理部への搬送では、移送チャック35、36をそのまま用いても良いが、別途設けた搬送手段(不図示)により適宜移載して搬送することが好ましい。
他方、規制チャック33により先端を保持、固定されたインターコネクタ線材1を戻しローラ32により挟持し、戻しローラ32を矢符D方向に回転させることによりインターコネクタ線材1を矢符E方向(転換ローラ32方向、線材供給リール2方向)へ引き戻すことにより整復する。したがって、インターコネクタ線材1は、弛みを矯正(直線化、平坦化)された状態でインターコネクタ11を切断する工程に進むことが可能となり、歪みを解消させた状態でインターコネクタ線材1を切断することができるので歪みのないインターコネクタ11を形成することができる。
つまり、インターコネクタ線材1は、整復により弛みが除去され、さらに矯正(平坦化、直線化)がなされる。なお、整復に対応して弛み形成領域21は、矢符F方向に移動(下降)し、インターコネクタ線材1には弛み部1sの自重分による張力が維持されるので、過剰な張力が作用することはない。
戻しローラ32は、トルク調整機能を有する構成とすることにより、引き戻しの際にインターコネクタ線材1にかかる張力を調整することが可能となる。したがって、弛みを除去できる程度の張力とすることにより、インターコネクタ線材1の矯正を精度良く、歪みを与えずに施すことができる。
つまり、図4は、供給されたインターコネクタ線材1を整復して平坦化、直線化を施す工程を示す。
また、戻しローラ32は、回転によりインターコネクタ線材1を引き戻すことからリニアに移動して引き戻す場合に比較して引き戻すための移動スペースが不要となることから装置を小型化することが可能となる。
図5は、図4の工程の後、整復したインターコネクタ線材を移送する準備としてインターコネクタ線材の供給を行なう状態を示す工程説明図である。
インターコネクタ線材1は、規制チャック33および戻しローラ32により整復、保持された状態となっている。この状態で、インターコネクタ11の移送を終了した移送チャック35、36を元の位置(戻しローラ32と規制チャック33の間)に復帰させて配置し、再度インターコネクタ線材1を保持させる。
次に、回転制御部24(図6参照)を制御して線材供給リール2をインターコネクタ線材1の繰り出し方向(矢符G方向)に回転させて、接続単位長Luに対応させて適宜設定した長さ分に対応するインターコネクタ線材1を繰り出す。弛み形成領域21は弛み部1sの自重分による張力を維持した状態で矢符H方向へ移動(下降)することから、インターコネクタ線材1に過剰な張力が作用することはない。したがって、弛み部1sの長さは、線材供給リール2からのインターコネクタ線材1の繰り出しにより調整されることとなる。
このとき、インターコネクタ線材1の弛み部1sの長さの変化は、接続単位長Luの長さより長い長さで変化するように弛みを調整することにより、インターコネクタ11を形成するのに必要な長さのインターコネクタ線材1をインターコネクタ形成部3に供給することができ、歪みのないインターコネクタ11を確実に形成することが可能となる。なお、弛み部1sの長さは、上述したとおり弛み形成領域21で「J字」形状となる部分で規定することができる。
回転制御部24は、例えばステッピングモータなどで構成してあるので、精度良く線材供給リール2の回転を制御できることから、インターコネクタ線材1の繰り出し長さ(弛み部1sの長さ)を精度良く正確に制御(調整)することができる。
つまり、図5は、インターコネクタ線材1を線材供給リール2から供給する工程を示す。
図6は、図1で示した矢符X方向から線材供給リールを見た状態を示す線材供給リールの説明図であり、(A)はインターコネクタ線材をリボン巻きとしてある線材供給リールを、(B)はインターコネクタ線材をボビン巻きとしてある線材供給リールを示す。なお、同図(B)に示した線材供給リールは、ボビンとも言われる。
本実施の形態では、線材供給リール2から繰り出されたインターコネクタ線材1は、インターコネクタ形成部3の前に配置された弛み形成領域21で弛み部1sを形成することから、線材供給リール2による巻き取りの形態はどのような態様であっても適用することが可能となる。
つまり、線材供給リール2でインターコネクタ線材1に付加される巻き癖は、弛み形成領域21で軽減(矯正、解消)することが可能となることから、リボン巻きおよびボビン巻きのいずれの形態の線材供給リール2でも適用することができる。
なお、線材供給リール2の軸には、線材供給リール2の回転を制御する回転制御部24が連結してあるから、容易かつ正確に線材供給リール2の回転を制御することができる。
本実施の形態では、線材供給リール2の巻き取り直径を最小200mm、最大500mmとしてリボン巻きとした場合、上述した形状(厚さ)のインターコネクタ線材1を約600m程度巻き取ることができた。
図7は、本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュール製造方法により製造する太陽電池モジュールに封止される太陽電池セル列を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。
太陽電池セル10は適宜の接合を形成された半導体基板の表面に電極10eを形成してある。半導体基板の厚さは約200〜400μm程度、大きさは約100〜200mmである。電極10eは、表面側(図A)と裏面側(不図示)に形成され、表面側の電極は櫛状に形成され集電効率、発電効率を向上させる形状としてある。また、裏面側の電極(不図示)は接続抵抗を低減するために例えば裏面全体を覆う形状としてある。
電極10eにはハンダコーティングが施され、同様にハンダコーティングが施されたインターコネクタ11と接触した状態として接続処理部に移載される。この状態で加熱してハンダを溶融させることにより電極10e(太陽電池セル10)とインターコネクタ11とのハンダ接合がなされる(インターコネクタ11を太陽電池セル10に接続する工程)。
なお、インターコネクタ11は、インターコネクタ線材1を接続単位長Luで切断して形成してあるから、いわゆる短冊状となっている。太陽電池セル10の大きさを約150mm角としたとき、接続単位長Luを約300mmとし、接続単位長Luの約半分を表面側の電極10eに接続し、残りの半分を隣接する太陽電池セル10の裏面側の電極に接続する。
インターコネクタ11は、半導体基板の厚さに対応するために、インターコネクタ11の中間に折り曲げ部を適宜形成してあり、隣接して配置された太陽電池セル10を連続して直列接続することとなる。つまり、接続単位長Luの長さ方向の一方側が太陽電池セル10の表面側の電極に接続され、接続単位長Luの長さ方向の他方側が隣接する太陽電池セル10の裏面側の電極に接続される。インターコネクタ11を折り曲げる工程は、インターコネクタ11を移載して太陽電池セル10の電極10eに位置合わせする前に適宜設定することが可能である。
インターコネクタ11により連続的に接続された複数の太陽電池セル10は、太陽電池セル列15を構成する。太陽電池セル列15を適宜の封止手段により封止することにより太陽電池モジュール(不図示)を製造することができる。封止手段は、例えば、太陽電池セル列15の周囲を囲む枠体(不図示)と、太陽電池セル列15の表面側および裏面側を封止する封止部(不図示)とで構成される。
なお、以下の実施の形態2、実施の形態3では、弛み検出手段を用いて弛みの状態(弛み部1sの状態)を検出し、検出結果に基づいて弛み部1sの長さを調整する場合を示すが、弛み検出手段によらず、予めインターコネクタ線材1の繰り出しの長さを演算処理して求めておき、演算結果に基づいて回転制御部24の回転を制御することにより弛み部1sの長さ(弛みの状態)を調整、制御することも可能である。
<実施の形態2>
図8に基づいて、本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置を説明する。
図8は、本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置で弛み部の状態を検出する導電式検出部の動作を模式的に説明する説明図であり、(A)は弛み部の長さを最大とした状態を示し、(B)は弛み部の長さを最小とした状態を示す。
弛み形成領域21に対応させて、弛み検出手段としての導電式検出部22が配置してある。導電式検出部22は、適宜の導電性を有するアーム状接触端子22aを有している。本実施の形態では、例えば、アーム状接触端子22aが水平方向に位置した場合に弛み部1sの長さが所定の最大長さになる位置を検出し(同図A)、アーム状接触端子22aが水平方向から上方向に角度θ回転させて位置した場合に弛み部1sの長さが所定の最小長さになる位置を検出する(同図B)構成としてある。
例えば、インターコネクタ線材1を線材供給リール2から供給する工程(図5参照)の場合には、インターコネクタ線材1が線材供給リール2から繰り出されるので、弛み部1sは矢符H方向に下降し、アーム状接触端子22aに接触することとなる(図8(A))。インターコネクタ線材1、アーム状接触端子22a共に導電性を有することから、アーム状接触端子22aにインターコネクタ線材1が接触すると、導電式検出部22の電流計22sは電流を検出する。
つまり、電流の変化を検出することによりインターコネクタ線材1が所定の位置(水平方向)まで下降し最大長さの弛み部1sとなったこと(弛みの状態)を検出することができる。
例えば、インターコネクタ線材1を切断可能とするように移送(引き出す)して切断準備をする工程(図2参照)の場合には、インターコネクタ線材1が矢符K方向に移送されるので、弛み部1sは矢符B方向に上昇することとなる。弛み部1sの上昇に同期させてアーム状接触端子22aを弛み部1sと接触させた状態で上方向に回転させ、角度θの位置でアーム状接触端子22aを停止させると、矢符K方向に移送されるインターコネクタ線材1が角度θの位置でアーム状接触端子22aから離れることとなる(図8(B))。アーム状接触端子22aとインターコネクタ線材1が離れると、導電式検出部22の電流計22sには電流が流れなくなる。
つまり、電流の変化を検出することによりインターコネクタ線材1が所定の位置(水平方向から上方向に角度θ回転させた位置)に上昇し最小長さの弛み部1sとなったこと(弛みの状態)を検出することができる。なお、最小長さの弛み部1sが、さらに短い状態にならないように適宜線材供給リール2の回転を制御してインターコネクタ線材1を繰り出すことにより最小長さの弛み部1sを維持することができる。
上述したとおり、インターコネクタ線材1の繰り出しの長さは、弛み検出手段(導電式検出部22)により検出される弛み部1sの状態に応じて回転制御部24により制御(調整)することができる。この構成により弛みの状態を各工程の状態に応じて正確に制御することが可能となることから、インターコネクタ線材1を供給するときの歪みの発生を防止することができる。
なお、導電式の弛み検出手段の制御は、各工程での他の構成の動作と容易に同期させることができるので、正確な検出が可能となり、精度良くインターコネクタ線材1の弛み部1sの長さを調整することができる。
また、導電式の弛み検出手段は、アーム状接触端子22aとインターコネクタ線材1との接触を電気的に検出することにより弛み部1sの状態を検出することから、簡単な構成により検出ができるという利点がある。
<実施の形態3>
図9に基づいて、本発明の実施の形態3に係る太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置を説明する。
図9は、本発明の実施の形態3に係る太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置で弛み部の状態を検出する光電変換式検出部の動作を模式的に説明する説明図であり、(A)は弛み部の長さを最大とした状態を示し、(B)は弛み部の長さを最小とした状態を示す。
弛み形成領域21に対応させて、弛み検出手段としての光電変換式検出部23が配置してある。光電変換式検出部23は、下限検出光路SLbおよび上限検出光路SLuを有している。下限検出光路SLbにより弛み部1sが所定の最大長さになる位置を検出し(同図A)、上限検出光路SLuにより弛み部1sが所定の最小長さになる位置を検出する(同図B)構成としてある。
なお、下限検出光路SLbは、発光素子23ebおよび受光素子23rbにより構成され、上限検出光路SLuは、発光素子23euおよび受光素子23ruにより構成される。
例えば、インターコネクタ線材1を線材供給リール2から供給する工程(図5参照)の場合には、インターコネクタ線材1が線材供給リール2から繰り出されるので、弛み部1sは矢符H方向に下降し、下限検出光路SLbの位置に到達すると下限検出光路SLbを通光状態から遮光状態へ転換させることとなる(図9(A))。
つまり、受光素子23rbは下限検出光路SLbでの遮光を検出することにより、インターコネクタ線材1が所定の位置まで下降し最大長さの弛み部1sとなったこと(弛みの状態)を検出することができる。
例えば、インターコネクタ線材1を切断可能とするように移送(引き出す)して切断準備をする工程(図2参照)の場合には、インターコネクタ線材1が矢符K方向に移送されるので、弛み部1sは矢符B方向に上昇し、上限検出光路SLuの位置に到達すると上限検出光路SLuを遮光状態から通光状態へ転換させることとなる(図9(B))。
つまり、受光素子23ruは上限検出光路SLuでの入光を検出することにより、インターコネクタ線材1が所定の位置まで上昇し最小長さの弛み部1sとなったこと(弛みの状態)を検出することができる。なお、最小長さの弛み部1sが、さらに短い状態にならないように適宜線材供給リール2の回転を制御してインターコネクタ線材1を繰り出すことにより最小長さの弛み部1sを維持することができる。
上述したとおり、インターコネクタ線材1の繰り出しの長さは、弛み検出手段(光電変換式検出部23)により検出される弛み部1sの状態に応じて回転制御部24により制御(調整)することができる。この構成により弛みの状態を各工程の状態に応じて正確に制御することが可能となることから、インターコネクタ線材1を供給するときの歪みの発生を防止することができる。
なお、光電変換式の弛み検出手段の制御は、各工程での各構成の動作と容易に同期させることができるので、正確な検出が可能となり、精度良くインターコネクタ線材1の弛み部1sの長さを調整することができる。
また、光電変換式の弛み検出手段は、機構部を用いる必要がないことから、機構的に安定した構成とすることができるという利点がある。
前述の実施形態1〜3では、インターコネクタ線材1は線材供給リール2にて供給する形態を記したが、図6(B)で示したようにボビンに巻きつけた状態で供給してもかまわない。ボビンにより供給した場合でも、供給部(弛み形成領域21)に弛みを維持していることから、供給時にインターコネクタ線材1自体に余計な力が加わらないことは、言うまでも無いことである。
なお、本実施の形態ではインターコネクタ線材として、金属線材を例に挙げたが、金属以外の例えばプラスチックをベースとした熱可塑性成型材料等の導電性部材でも構わない。
本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュール製造方法について、インターコネクタ線材を移送チャックにより移送する直前の状態を示す工程説明図である。 図1の工程の後、インターコネクタ線材を移送チャックにより移送して切断準備をした状態を示す工程説明図である。 図2の工程の後、インターコネクタ線材を切断する状態を示す工程説明図である。 図3の工程の後、切断したインターコネクタを移送し、他方インターコネクタ線材を引き戻す状態を示す工程説明図である。 図4の工程の後、整復したインターコネクタ線材を移送する準備としてインターコネクタ線材の供給を行なう状態を示す工程説明図である。 図1で示した矢符X方向から線材供給リールを見た状態を示す線材供給リールの説明図であり、(A)はインターコネクタ線材をリボン巻きとしてある線材供給リールを、(B)はインターコネクタ線材をボビン巻きとしてある線材供給リールを示す。 本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュール製造方法により製造する太陽電池モジュールに封止される太陽電池セル列を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。 本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置で弛み部の状態を検出する導電式検出部の動作を模式的に説明する説明図であり、(A)は弛み部の長さを最大とした状態を示し、(B)は弛み部の長さを最小とした状態を示す。 本発明の実施の形態3に係る太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール製造装置で弛み部の状態を検出する光電変換式検出部の動作を模式的に説明する説明図であり、(A)は弛み部の長さを最大とした状態を示し、(B)は弛み部の長さを最小とした状態を示す。 従来例に係る太陽電池モジュールを構成する太陽電池セル列を製造する工程を部分的に説明する説明図であり、(A)は従来例1に係る太陽電池セル列の製造工程を、(B)は従来例2に係る太陽電池セル列の製造工程を示す。
符号の説明
1 インターコネクタ線材
1s 弛み部
2 線材供給リール
3 インターコネクタ形成部
10 太陽電池セル
10e 電極
11 インターコネクタ
15 太陽電池セル列
21 弛み形成領域
22 導電式検出部(弛み検出手段)
22a アーム状接触端子
23 光電変換式検出部(弛み検出手段)
23eu 上限発光素子
23eb 下限発光素子
23ru 上限受光素子
23rb 下限受光素子
24 回転制御部
31 転換ローラ
32 戻しローラ
33 規制チャック
34 カッタ
35 移送チャック
36 移送チャック
Lu 接続単位長
SLu 上限検出光路
SLb 下限検出光路

Claims (12)

  1. インターコネクタ線材を巻いてある線材供給リールまたはボビンから前記インターコネクタ線材を供給する工程と、供給された前記インターコネクタ線材を接続単位長に切断してインターコネクタを形成する工程と、前記インターコネクタを太陽電池セルの電極に接続する工程とを備える太陽電池モジュール製造方法であって、
    前記インターコネクタ線材を供給する工程で、前記インターコネクタ線材は、弛みを有する状態で供給されることを特徴とする太陽電池モジュール製造方法。
  2. 前記インターコネクタ線材を供給する工程で、前記弛みを有する状態での弛み部の長さは、前記接続単位長より長い長さとしてあることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール製造方法。
  3. 前記弛みを有する状態での弛み部の長さは、前記線材供給リールからの前記インターコネクタ線材の繰り出しにより調整されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュール製造方法。
  4. 前記前記インターコネクタ線材の繰り出しの長さは、弛み検出手段により検出される前記弛み部の状態により制御されることを特徴とする請求項3に記載の太陽電池モジュール製造方法。
  5. 前記弛み検出手段は、導電式または光電変換式のいずれかであることを特徴とする請求項4に記載の太陽電池モジュール製造方法。
  6. 前記インターコネクタを形成する工程で、前記インターコネクタ線材を引き戻すことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の太陽電池モジュール製造方法。
  7. 巻いてあるインターコネクタ線材を供給する線材供給リールと、該線材供給リールから供給された前記インターコネクタ線材を接続単位長に切断してインターコネクタを形成するインターコネクタ形成部とを備える太陽電池モジュール製造装置であって、
    前記線材供給リールと前記インターコネクタ形成部との間に、前記インターコネクタ線材が弛みを有する弛み形成領域を備えること
    を特徴とする太陽電池モジュール製造装置。
  8. 前記線材供給リールは、前記インターコネクタ形成部に対して離れた側から前記インターコネクタ線材を繰り出す構成としてあることを特徴とする請求項7に記載の太陽電池モジュール製造装置。
  9. 前記弛みの状態を検出する弛み検出手段を備えることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の太陽電池モジュール製造装置。
  10. 前記弛み検出手段による前記弛みの状態の検出結果に基づいて前記線材供給リールの回転を制御する回転制御部を備えることを特徴とする請求項9に記載の太陽電池モジュール製造装置。
  11. 前記インターコネクタ形成部に供給された前記インターコネクタ線材を引き戻す戻しローラを備えることを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか一つに記載の太陽電池モジュール製造装置。
  12. 前記戻しローラは、トルク調整機能を有することを特徴とする請求項11に記載の太陽電池モジュール製造装置。
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