JP2007173119A - 無電極放電ランプ及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】調光時に振動によってカプラから発生される騒音を低減する。
【解決手段】気密容器1と、カプラ2とを備え、カプラ2は、コイル24が巻き回され軸方向に並設される筒状のコア22,22を含み、これらの軸方向のコア22,22間にギャップ220が設けられる。或いは、カプラは、コイルが巻き回されたコアと、コイルが巻き回されないヨークとを軸方向に並設して備え、カプラのコイルには、100〜300kHzの周波数の高周波電流が供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、無電極放電ランプ及び照明器具に関するものである。
従来の無電極放電ランプは、バルブ内に封入した放電ガスに高周波電磁界を作用させることによって、放電ガスを励起して発光させるようになっている。この種の無電極放電ランプは、小型、高出力及び長寿命等の特徴を有しているため、各所で研究開発がなされている。
ところで、従来の商品化された無電極放電ランプには、コアを複数段積み上げた構造のカプラが用いられている。より具体的には、そのカプラは、30mmから50mmの軸長を持つ筒状のコアを、複数段積み上げて構成される(例えば、特許文献1)。また、それらの各コアは、複数ピース(例えば2ピース)に縦に切断されたような分割構造を持ち、製造時に筒状に組み合わされて使用される場合もある(例えば、特許文献2)。軸長が30mmから50mmの長さに設定される理由は2つあり、一つはコアを製造する装置に制約があるためで、もう一つはコアの寸法及び特性等の精度を上げるためである。
特開2004−253323号公報 特開2004−87149号公報
しかしながら、コアを複数段積み上げて構成されるカプラでは、コイル電圧のデューティを変化させて調光すると、コイルが巻き回されたコアとコアとの接触箇所から振動によって騒音が発生するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、調光時に振動によってカプラから発生される騒音を低減することができる無電極放電ランプ及び照明器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1記載の発明の無電極放電ランプは、凹状のくぼみを持ち放電ガスが封入された透光性の気密容器と、前記凹状のくぼみ内に配置されるカプラとを備え、前記カプラは、コイルが巻き回され軸方向に並設される少なくとも2つの筒状のコアを含み、これらの軸方向のコア間にギャップが設けられることを特徴とする。
請求項2記載の発明の無電極放電ランプは、凹状のくぼみを持ち放電ガスが封入された透光性の気密容器と、前記凹状のくぼみ内に配置されるカプラとを備え、前記カプラは、コイルが巻き回されたコアと、前記コイルが巻き回されないヨークとを軸方向に並設して備え、前記カプラのコイルには、100〜300kHzの周波数の高周波電流が供給されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の無電極放電ランプにおいて、前記コイルが巻き回されないヨークを含み、このヨークは、前記コアと軸方向に沿って並設されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の無電極放電ランプにおいて、前記コアと前記ヨークとの間にギャップが設けられることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1、3又は4に記載の無電極放電ランプにおいて、前記ギャップに柔軟性樹脂が充填されることを特徴とする。
請求項6記載の発明の照明器具は、前記無電極放電ランプと、前記無電極放電ランプのカプラに高周波電流を供給する高周波電源とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、調光時に振動によってカプラから発生される騒音を低減することができる。
図1は、本発明による一実施形態の無電極放電ランプの概略構成図である。図1に示す本実施形態の無電極放電ランプは、気密容器1と、カプラ2と、口金3とを備え、カプラ2に高周波電流を供給する高周波電源(図示せず)と共に照明器具(図示せず)に搭載されて使用される。
気密容器1は、放電ガスが封入された透光性ガラス製のバルブであり、凹状のくぼみ11と、このくぼみ11の底からそのくぼみ11の軸に沿って外部に引き出される排気管12とを持つ。図1の例では、気密容器1は、排気管12を持つくぼみ11を、バルブ本体10の開口からそのバルブ本体10内に挿入し、バルブ本体10とくぼみ11とを封止部13で接合することにより構成される。排気管12は、バルブ作製の際にその内部を真空排気し、放電ガスを充填するためのものである。
カプラ2は、くぼみ11内に配置される誘導コイル装置であり、上記高周波電源から高周波電流が供給されることで、放電空間内のプラズマ発生領域に高周波電磁界を発生させて放電ガスを励起し発光させるように構成される。例えば、カプラ2は、熱伝導性のシリンダ21と、複数(図1の例では2つ)の筒状のコア22,22と、樹脂製のボビン23と、コイル24とで構成される。なお、各コア22は、複数ピース(例えば2ピース)に縦に切断されたような分割構造を持つものでもよい。
シリンダ21は、パイプ211及び台座212で構成される。パイプ211は、くぼみ11内に挿入されて排気管12を覆い、パイプ211の基端側は、くぼみ11内から外部に突出する。台座212は、パイプ211の基端側と嵌合してその外周面と接合する筒状に形成され、基端にリング状の外フランジ212aを一体に有する。
各コア22は、くぼみ11内に挿入されるシリンダ21の先端側に配置され、シリンダ21のパイプ211の外周面と各コア22の内周面との間には、柔軟性樹脂25が充填される。
ボビン23は、シリンダ21の先端側の各コア22から基端側の台座212の外フランジ212aに亘る領域を内包する筒状に形成される。また、ボビン23は、ボビン23の内周面先端に形成され先端側のコア22の先端方向への動きを規制するリング状の内フランジ231と、ボビン23の内周面中央に形成され各コア22と台座212とを離隔し基端側のコア22の基端側への動きを規制するリング状の内フランジ232と、ボビン23の外周面基端に形成され台座212の外フランジ212aと接触するリング状の外フランジ233とを一体に有する。更に、ボビン23の外周面の先端側には、コイル24を収容するための凹部234が形成される。
コイル24は、その凹部234の底に巻き回され、上記高周波電源から高周波電流が供給される。また、無電極放電ランプの調光時には、そのコイル電圧のデューティが制御(変化)される。
口金3は、樹脂製の嵌合部材であり、気密容器1の封止部13と嵌合して気密容器1を固定し、また、その支持している気密容器1のくぼみ11内に先端側が挿入されるカプラ2を固定する。
本実施形態の無電極放電ランプの特徴について説明すると、カプラ2は、コイル24が巻き回され軸方向に並設される2つの筒状のコア22,22を含み、これらの軸方向のコア22,22間に0.2mm以下のギャップ220が設けられる。これにより、調光時に振動によってカプラ2から発生される騒音を低減することができる。
一変形実施形態において、無電極放電ランプは、コイル24が巻き回されないヨーク(図示しない)を含み、このヨークは、コア24と軸方向に沿って例えばコアの下に並設され、カプラ2のコイル24には、100〜300kHzの周波数の高周波電流が供給される。この場合、コア22と上記ヨークとの間にギャップを設けてもよい。この構成によれば、コア及びヨークから発生される騒音を低減することができる。
他の変形実施形態において、上記ギャップ(コアとコアとの間のギャップ、コアとヨークとの間のギャップ)に柔軟性樹脂が充填される。この構成によれば、振動を防止することができる。
図2は、本発明により得られる効果を測定するための測定系を示す。この測定系は、暗雑音20aB以下の防音室に設けられ、測定ランプLa及び高周波電源(バラスト)4を含む照明器具5と、天井に設置され照明器具5を収容する共鳴箱60と、調光用パルスジェネレータ61と、安定化電源62と、マイク63と、パソコン64とで構成される。
図3に各種測定ランプを示す。図3(a)は、コイル24が巻き回され軸方向に並設される各コア22が接触する従来のカプラ(以下「カプラA」という)を示す。図3(b)は、コイル24が巻き回され軸方向に並設される各コア22間にギャップ220が設けられるカプラ(以下「カプラB」という)を示す。図3(c)は、コイル24が巻き回されるコア22とコイル24が巻き回されないヨーク26とが接触するカプラ(以下「カプラC」という)を示す。図3(d)は、コア22とヨーク26との間にギャップ221が設けられるカプラ(以下「カプラD」という)を示す。図3(e)は、カプラBにおいて、ギャップ220にも柔軟性樹脂25が充填されるカプラ(以下「カプラE」という)を示す。図3(f)は、カプラDにおいて、ギャップ221にも柔軟性樹脂25が充填されるカプラ(以下「カプラF」という)を示す。
これらの各測定ランプを上記測定系の測定ランプLaとして入れ替え、そのカプラのコイル電圧のデューティを変化させて調光した時にカプラから発生する騒音を測定し、以下の(表1)の測定結果を得た。
Figure 2007173119
この表に示す騒音レベルの測定値は、90分に設定されたランプ点灯時間の間の最大ピーク値である。(表1)から、カプラA以外は、騒音レベルが低減されることが分かる。換言すると、コイル24が巻き回され軸方向に並設される各コア22が接触する場合に、その接触箇所から発生する騒音が大きいことが分かる。
調光時のカプラ騒音は、カプラが振動することによって生じる。特に、磁束方向の振動が非常に大きく、最も大きく振動する場所は、磁束の変化が最も激しいコイルが巻かれる領域であるので、カプラAのように磁束方向に並設されるコアとコアが接触すると、接触箇所でコア同士がぶつかり合い、そこが大きな振動源となりカプラ騒音が大きくなる。従って、カプラ騒音を低減するためには、磁束方向(軸方向)に並設されるコアとコアとの間にキャップを設けるか、コアとその下にヨークとを設けて、振動による騒音源を無くすことが必要である。また、コアとヨークとの間にギャップを設けたり、コアとコア、コアとヨークとの間のギャップに柔軟性の樹脂を充填することも有効である。
本発明による一実施形態の無電極放電ランプの概略構成図である。 本発明により得られる効果を測定するための測定系を示す図である。 その測定系で測定した各種測定ランプを示す図である。
符号の説明
1 気密容器
10 バルブ本体
11 凹状のくぼみ
12 排気管
13 封止部
2 カプラ
21 シリンダ
211 パイプ
212 台座
22 コア
220 ギャップ
23 ボビン
231 内フランジ
232 内フランジ
233 外フランジ
234 凹部
24 コイル
25 柔軟性樹脂
26 ヨーク
3 口金
4 高周波電源
5 照明器具

Claims (6)

  1. 凹状のくぼみを持ち放電ガスが封入された透光性の気密容器と、
    前記凹状のくぼみ内に配置されるカプラと
    を備え、
    前記カプラは、コイルが巻き回され軸方向に並設される少なくとも2つの筒状のコアを含み、これらの軸方向のコア間にギャップが設けられることを特徴とする無電極放電ランプ。
  2. 凹状のくぼみを持ち放電ガスが封入された透光性の気密容器と、
    前記凹状のくぼみ内に配置されるカプラと
    を備え、
    前記カプラは、コイルが巻き回されたコアと、前記コイルが巻き回されないヨークとを軸方向に並設して備え、
    前記カプラのコイルには、100〜300kHzの周波数の高周波電流が供給される
    ことを特徴とする無電極放電ランプ。
  3. 前記コイルが巻き回されないヨークを含み、このヨークは、前記コアと軸方向に沿って並設されることを特徴とする請求項1記載の無電極放電ランプ。
  4. 前記コアと前記ヨークとの間にギャップが設けられることを特徴とする請求項2又は3記載の無電極放電ランプ。
  5. 前記ギャップに柔軟性樹脂が充填されることを特徴とする請求項1、3又は4に記載の無電極放電ランプ。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の無電極放電ランプと、
    前記無電極放電ランプのカプラに高周波電流を供給する高周波電源と
    を備えることを特徴とする照明器具。
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