JP2007173068A - スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プリント配線板24と可動電極22との間にスプリング25を配置し、その弾性力により可動電極22を上方に付勢する。可動電極22の上方において、固定電極26,27の電極部26a,27aを夫々可動電極22に対向させて可動電極22を固定電極26,27に当接させる。可動電極22の一方の端部22aと電極部26a、他方の端部22bと電極部27aの夫々の電極間における容量結合によりコンデンサC1,C2が形成される。操作ボタン20にタッチ操作が行われると、可動電極22が僅かに移動し、可動電極22と電極部26a,27aとの夫々の電極間距離が大きくなり、コンデンサC1,C2の静電容量が減少する。
【選択図】図1
Description
そこで、このような問題に対処するため、発明者らは次のようなものを考えた。それは、スイッチ装置の操作ボタンに手指が接触した際に、これを検出して、その操作ボタンに対応する選択部の表示状態を変化させるような構成とするものである。このような構成のものによれば、表示画面を見れば、手指が接触している操作ボタンの位置が分かるため、スイッチ装置の操作ボタンを見ずに、表示画面のみを見て操作することが可能となる。
操作ボタン1の下方には、矩形板状をなすプリント配線板4が配置されており、このプリント配線板4には、プリント配線がなされている。また、プリント配線板4の部品面中央付近には操作ボタン1の照明用のLED5が搭載されている。
FPC6は、操作ボタン1の一方の側面部1bの内面、プリント配線板4の図3中左側の部品面及びはんだ面を沿うように屈曲して配置され、操作ボタン1の内部に内ケース1cが圧入されることで固定されている。そして、FPC6の他端側は、プリント配線板4のはんだ面に搭載されたコネクタ7を介して配線部に接続され、コネクタ7の手前部分において、固定部材8によって固定されている。
なお、図示した構成では、操作ボタン1が1個のみであるが、複数の選択部と対応させる場合には、操作ボタン1を含むユニットを複数個用意する。そして、各配線部及びタクトスイッチ9は、例えばマイクロコンピュータからなる制御装置(図示せず)に接続される。
以下、本発明の第1実施例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図5及び図6と同一の部分については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分のみ説明する。図1は、本発明を適用したスイッチ装置の縦断面図である。操作ボタン20(スイッチ操作部材に相当)は合成樹脂により、図1中、側面視が矩形状をなすように形成されている。操作ボタン20は、その上面を使用者がタッチ操作を行うための操作面部20aとし、下面の中央部には連結部材21が一体的に設けられている。
また、連結部材21の下方には矩形板状をなす可動電極22が配置されており、その上面中央部において連結部材21の下面に固定されている。従って、操作面部20aへのタッチ操作などによって操作ボタン20が下方に移動すると、これに伴って可動電極22も下方に移動するように構成されている。さらに、操作ボタン20の周辺には、操作ボタン20の可動のための空間を挟んでボディ23が配設されている。
発振部11から出力された高周波信号は、コンデンサC1,C2のインピーダンスと負荷抵抗12とで分圧されて検波部13に入力されるので、操作面部20aに接触力が作用していない状態と比べて、検波部13に入力される高周波信号のレベルが大きくなる。このため、検波部13及びオペアンプ14を介して出力される信号Voutのレベルも大きくなる。制御装置は、この信号Voutのレベルの変化により操作ボタン20へのタッチ操作を検出し、図示しない表示装置の画面において、その操作ボタン20に対応する選択部の表示状態を変える。
また、可動電極22と電極部26a,27aとの夫々の電極間距離の変化に伴う静電容量の変化をタッチ操作の検出要素としているので、タッチ操作が行われる前の可動電極22と電極部26a,27aとの電気的な接触状態に関係なくタッチ操作を検出できる。すなわち、電極間にごみや埃などが入り込むことにより接触状態が悪化した場合でも、操作ボタン20へのタッチ操作を検出することができる。
次に本発明の第2実施例について図3も参照して説明する。なお、図1及び図2と同一の部分については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分のみ説明する。図3は、第1実施例における図1相当図で、タッチ検出機能付きスイッチ装置の縦断面図である。操作ボタン30(スイッチ操作部材に相当)は合成樹脂により、図3中、側面視が略凸形状をなすように形成されており、その上面を操作面部30aとしている。また、操作ボタン30の周辺には、操作ボタン30の可動のための空間を挟んでボディ31が配設されている。
さらに、使用者によって操作ボタン30が下方へ押圧操作されると、この操作ボタン30の下方への移動に伴いラバーコンタクト32bが変形することで、可動接点32aも下方へ移動する。そして、可動接点32aがプリント配線板24上の固定接点に接触すると、制御装置は、タクトスイッチ32がオンされたことを検出して、例えば表示装置の画面上の選択部の表示状態を決定状態に変化させる。
また、制御装置は、操作ボタン30へのタッチ操作を検出すると、操作ボタン30に対応する画面上の選択部の表示状態を変化させ、押圧操作を検出すると決定状態に変更するので、使用者は、表示画面をみればタッチしている操作ボタン30が分かるため、操作ボタン30を見ずに、表示画面のみを見て操作することが可能となる。
次に本発明の第3実施例について図4及び図5も参照して説明する。なお、図2及び図3と同一の部分については同一符号を付して説明を省略し、以下、第2実施例と異なる部分のみ説明する。図4は、タッチ検出機能付きスイッチ装置の外観を示しており、(a)は第2実施例における図3相当図、(b)は電極及び周辺回路を概略的に示す平面図である。
操作部42は円柱状に形成され、その下面にはプリント配線板40上に設けられた2つの固定接点47,48に対向するように可動接点49が設けられている。また、操作部42は、その上面において操作ボタン30の下面中央に固定されており、操作ボタン30がタッチ又は押圧操作されて下方へ移動すると共に操作部42も下方へ移動する。
可撓部44,45は、薄肉のスカート状にかつ弾性変形可能に形成されており、可撓部44は、操作部42とパッド部43とを、可撓部45は、パッド部43と底部46とを夫々連結するように配置されている。また、底部46はシート状に形成され、プリント配線板40を覆うように配置されている。
発振部11から出力された高周波信号は、コンデンサC3,C4のインピーダンスと負荷抵抗12とで分圧されて検波部13に入力されるので、操作面部30aに接触力が作用していない状態と比べて、検波部13に入力される高周波信号のレベルが小さくなる。このため、検波部13及びオペアンプ14を介して出力される信号Voutのレベルも小さくなる。制御装置は、この信号Voutのレベルの変化により操作ボタン30へのタッチ操作を検出し、図示しない表示装置の画面において、その操作ボタン30に対応する選択部の表示状態を変える。
さらに、操作ボタン30が押圧されると、可動接点49が固定接点47,48に接触して短絡させ、制御回路によりこれら接点47,48のオン状態を検出するので、操作ボタン30への押圧操作を検出できる。従って、第2実施例と同様に、1段目にタッチ操作を検出し、2段目に押圧操作を検出する2段検出タイプのスイッチ装置を構成することができる。
本実施例では、固定電極として2つの電極を設け、平行平板コンデンサを2つ形成するように構成したが、固定電極を1つにし、平行平板コンデンサも1つのみ形成するようにしても良い。また、固定電極を3つ以上設け、平行平板コンデンサも3つ以上形成するようにしても良い。
また、第1及び第2実施例において、固定電極26,27とプリント配線板24の配線部との接続は、接続部26b,27bの下端をプリント配線板24のスルーホールへ挿入した後、はんだ付けによって行ったが、接続強度など信頼性に問題が無ければ、プリント配線板24にコネクタを設けて、これを介して接続しても良い。
Claims (4)
- スイッチ操作部材と、
前記スイッチ操作部材がタッチ操作されると移動する可動電極と、
前記可動電極と対向し容量結合するように配設され、前記可動電極との電極間の静電容量の変化によってスイッチ操作部材へのタッチ操作を検出するための固定電極と、
前記可動電極と前記固定電極との電極間の静電容量の変化を検出する検出部とを備えていることを特徴とするスイッチ装置。 - 前記可動電極は、前記スイッチ操作部材がタッチ操作されることに伴い前記固定電極から離間するように配置されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
- 前記可動電極は、前記固定電極と離間する位置に配置されると共に、前記スイッチ操作部材がタッチ操作されることに伴い前記固定電極に近接するように配置されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
- 前記スイッチ操作部材は、前記タッチ操作よりも大きい移動距離で押圧操作可能に構成され、
前記スイッチ操作部材が押圧操作されることに伴い当該スイッチ操作部材を介して押圧操作されるスイッチ要素を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のスイッチ装置。
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