JP2007172767A - コンテンツ再生装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンテンツ再生装置55において、操作部材の追加を回避しつつ、ユーザがライブラリ管理及びフォルダ管理を能率的に切替える。
【解決手段】 コンテンツ検索用操作部材56は弱押し及び強押しにより操作される。第1のユーザ指示検出手段57は、同一の検索系統内における項目選択用検索画面の切替に係る第1のユーザ指示を検出する。第2のユーザ指示検出手段58は、ライブラリ管理又はフォルダ管理の所定の項目選択用検索画面へ切替える第2のユーザ指示を検出する。操作態様検出手段59は、コンテンツ検索用操作部材56に対する操作が弱押し及び強押しのいずれであるかを検出する。ユーザ指示実行手段60は、コンテンツ検索用操作部材56に対する操作がそれぞれ弱押し及び強押しであれば、それぞれ第1及び第2のユーザ指示を実行する。
【選択図】 図11
【解決手段】 コンテンツ検索用操作部材56は弱押し及び強押しにより操作される。第1のユーザ指示検出手段57は、同一の検索系統内における項目選択用検索画面の切替に係る第1のユーザ指示を検出する。第2のユーザ指示検出手段58は、ライブラリ管理又はフォルダ管理の所定の項目選択用検索画面へ切替える第2のユーザ指示を検出する。操作態様検出手段59は、コンテンツ検索用操作部材56に対する操作が弱押し及び強押しのいずれであるかを検出する。ユーザ指示実行手段60は、コンテンツ検索用操作部材56に対する操作がそれぞれ弱押し及び強押しであれば、それぞれ第1及び第2のユーザ指示を実行する。
【選択図】 図11
Description
本発明は、ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置等のコンテンツ再生装置、制御方法及びプログラムに関するものである。
ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置は、楽曲を、MP3(MPEG1 Audio Layer3)やWMA(Windows Media Audio)のような圧縮ファイルで保存している。ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置は、前面に例えばタクトスイッチを用いたプッシュ式キーを複数個、装備している。ユーザは、ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置のプッシュ式キーを操作して、所望の楽曲を表示器に表示させて、それを選択し、ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置は、ユーザが選択した楽曲に係るファイルをハードディスク装置から読み出して、再生するようになっている。
ユーザに、所望の楽曲を選択させる検索系統として「ライブラリ管理」及び「フォルダ管理」を定義する。ライブラリ管理とは、音楽ファイルに付随するタグ情報を基にする検索系統である。タグ情報とは、その音楽ファイルのアーティスト名やアルバム名、ジャンル名等を指す(例:後述の図6)。ライブラリ管理では、そのトップ画面(最上位階層)においてタグ項目である”アーティスト”、”アルバム”、”ジャンル”が上下方向の配列リストで表示されている(例:後述の図7(a))。
ユーザは、例えば中央のプッシュ式キーに対して上側又は下側のプッシュ式キーを押下して、現在選択中であることを示す項目(例:ハイライト表示の項目)を上方向又は下方向へ1個ずつ移動させる。そして、中央のプッシュ式キーが押下されると、画面はハイライト項目の下の階層の項目選択用検索画面へ切替わるようになっている。
ライブラリ管理では、ユーザは、トップ階層の項目選択用検索画面(例:後述の図7(a))に切替えてから、アーティストを検索したいときは、”アーティスト”を、アルバムを検索したいときは”アルバム”を、また、ジャンルを検索したいときは”ジャンル”を、それぞれトップ画面においてハイライトさせておき、中央のプッシュ式キーを押下すると、それぞれアーティスト一覧(例:後述の図7(b))、アルバム一覧(例:後述の図7(c))、ジャンル一覧(例:後述の図7(d))の項目選択用検索画面になる。なお、ユーザが、楽曲名一覧の項目選択用検索画面(例:後述の図7(e))において、所定の楽曲名を選択して、中央のプッシュ式キーを押下すると、該楽曲名の楽曲の再生が開始される。
フォルダ管理とは、ハードディスクに記録されたフォルダ名やファイル名を基にする検索系統である。フォルダ管理のトップ検索階層の項目選択用検索画面(例:後述の図8(a))では、ルート直下の階層のフォルダ名が上下方向の配列リストで表示される。フォルダ管理におけるプッシュ式キーの操作はライブラリ管理の場合と同様であり、上側又は下側のプッシュ式キーを押下して、ハイライトを上又は下へ1個ずつ移動させ、中央のプッシュ式キーを押下すると、押下前にハイライトされている項目の下の階層の項目選択用検索画面へ切替わる。ただし、ハイライトされている項目がファイルの場合(例:後述の図8(c))、中央のプッシュ式キーが押下されると、該ファイルの再生が開始される。
従来のハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置におけるライブラリ管理とフォルダ管理を切替える典型的な方式について述べる。
第1の切替方式では、ライブラリ管理のトップ画面の項目に”フォルダ”を追加し、それをライブラリ管理及びフォルダ管理の共通のトップ画面とする。そして、フォルダ名やファイル名のフォルダ管理により検索したい場合は、共通のトップ画面から”フォルダ”を選択して、下位階層の項目選択用検索画面へ切替える。また、タグ項目のライブラリ管理により検索したい場合には、共通のトップ画面から”アーティスト”、”アルバム”、”ジャンル”のどれか1個を選択して、対応の下位階層の項目選択用検索画面へ切替える。
第2の切替方式では、ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置にライブラリ管理とフォルダ管理を切替えるプッシュ式キーを追加する。そして、該プッシュ式キーを押下すると、押下直前の項目選択用検索画面がライブラリ管理のものであれば、フォルダ管理の項目選択用検索画面へ即座に切替わり、また、押下直前の項目選択用検索画面がフォルダ管理のものであれば、ライブラリ管理の項目選択用検索画面へ即座に切替わる。
特許文献1は、情報選択機器において、階層化されたフォルダ情報を、インジケータ表示することを開示する(特許文献1の図3の特に(B))。そして、ユーザは、タッチパネル画面において、該画面に表示中の複数階層のフォルダの中から、1個を選択してタッチすることにより、所望の階層のフォルダへ一気に移動できるようになっている(特許文献1の段落0064及び0065)。
特開2003−84877号公報
第1の切替方式では、共通のトップ画面においてライブラリ管理からフォルダ管理へ切替えるようになっているので、現在の項目選択用検索画面の階層が比較的浅い場合には、少ない押下操作で短時間でトップ画面へ戻って来て、ライブラリ管理−フォルダ管理間の切替が速やかにできるものの、現在の表示画面の階層が深い場合には、トップ画面に戻るまでの操作が煩雑化する。
第2の切替方式では、プッシュ式キーの追加が必要となるとともに、わざわざ指を該プッシュ式キーまで移動させてから、押下するので、操作能率が悪い。
特許文献1における階層移動は、タッチパネル画面の使用を必須としており、一般的な操作部材に適用することは困難である。
本発明の目的は、操作部材の追加を回避しつつ、ユーザが複数個の検索系統を能率的に切替えることができるコンテンツ再生装置、制御方法及びプログラムを提供することである。
本発明のコンテンツ再生装置は次のものを有している。
複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材、
コンテンツを検索するための複数個の検索系統及び各検索系統の検索階層が定義され、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第1のユーザ指示を検出する第1のユーザ指示検出手段、
切替前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面へ切替えるユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第2のユーザ指示を検出する第2のユーザ指示検出手段、
コンテンツ検索用操作部材に対する操作の操作態様を検出する操作態様検出手段、及び
コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第1及び第2の操作態様であればそれぞれ第1及び第2のユーザ指示を実行するユーザ指示実行手段。
複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材、
コンテンツを検索するための複数個の検索系統及び各検索系統の検索階層が定義され、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第1のユーザ指示を検出する第1のユーザ指示検出手段、
切替前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面へ切替えるユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第2のユーザ指示を検出する第2のユーザ指示検出手段、
コンテンツ検索用操作部材に対する操作の操作態様を検出する操作態様検出手段、及び
コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第1及び第2の操作態様であればそれぞれ第1及び第2のユーザ指示を実行するユーザ指示実行手段。
本発明の別のコンテンツ再生装置は次のものを有している。
複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材、
コンテンツを検索するための複数個の検索系統及び各検索系統の検索階層が定義され、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第1のユーザ指示を検出する第1のユーザ指示検出手段、
コンテンツ検索用操作部材に割り当てられているユーザ指示であって該操作前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく選択された所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面の複数個を一群として該一群内で順番が定義され、該順番に従い該一群内の各項目選択用検索画面へ切替える第3のユーザ指示を検出する第3のユーザ指示検出手段、及び
コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第1及び第2の操作態様であればそれぞれ第1及び第3のユーザ指示を実行するユーザ指示実行手段。
複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材、
コンテンツを検索するための複数個の検索系統及び各検索系統の検索階層が定義され、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第1のユーザ指示を検出する第1のユーザ指示検出手段、
コンテンツ検索用操作部材に割り当てられているユーザ指示であって該操作前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく選択された所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面の複数個を一群として該一群内で順番が定義され、該順番に従い該一群内の各項目選択用検索画面へ切替える第3のユーザ指示を検出する第3のユーザ指示検出手段、及び
コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第1及び第2の操作態様であればそれぞれ第1及び第3のユーザ指示を実行するユーザ指示実行手段。
本発明の制御方法が適用されるコンテンツ再生装置は、複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材を装備する。該制御方法は次のステップを有している。
コンテンツ検索用操作部材に対する操作の操作態様を検出するステップ、
コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第1の操作態様であれば、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第1のユーザ指示を実行するステップ、及び
コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第2の操作態様であれば、切替前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面へ切替えるユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第2のユーザ指示を実行するステップ。
コンテンツ検索用操作部材に対する操作の操作態様を検出するステップ、
コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第1の操作態様であれば、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第1のユーザ指示を実行するステップ、及び
コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第2の操作態様であれば、切替前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面へ切替えるユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第2のユーザ指示を実行するステップ。
本発明の別の制御方法が適用されるコンテンツ再生装置は、複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材を装備する。該別の制御方法は次のステップを有している。
コンテンツ検索用操作部材に対する操作の操作態様を検出するステップ、
コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第1の操作態様であれば、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第1のユーザ指示を実行するステップ、及び
コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第2の操作態様であれば、コンテンツ検索用操作部材に割り当てられているユーザ指示であって該操作前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく選択された所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面の複数個を一群として該一群内で順番が定義され、該順番に従い該一群内の各項目選択用検索画面へ切替える第3のユーザ指示を実行するステップ。
コンテンツ検索用操作部材に対する操作の操作態様を検出するステップ、
コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第1の操作態様であれば、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第1のユーザ指示を実行するステップ、及び
コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第2の操作態様であれば、コンテンツ検索用操作部材に割り当てられているユーザ指示であって該操作前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく選択された所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面の複数個を一群として該一群内で順番が定義され、該順番に従い該一群内の各項目選択用検索画面へ切替える第3のユーザ指示を実行するステップ。
本発明のプログラムは、前述のいずれかのコンテンツ再生装置の各手段としてコンピュータを機能させる。
本発明によれば、複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材を装備し、該コンテンツ検索用操作部材に対する第1の操作態様の操作では、項目選択用検索画面の切替が同一の検索系統内の項目選択用検索画面間で行われるようにし、また、第2の操作態様の操作では、切替前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面へ切替わるようにする。したがって、コンテンツ検索用操作部材に対する第2の操作態様の操作を行うことにより、検索系統間の項目選択用検索画面切替を迅速に行うことができる。
図1はハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10の前面図である。ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10は、前面において、カラーLCD11と、プッシュ式キー配列部12とを有している。プッシュ式キー配列部12は、中央プッシュ式キー14と、中央プッシュ式キー14の上側に配備される上側プッシュ式キー16と、中央プッシュ式キー14の右側に配備されている右側プッシュ式キー17と、中央プッシュ式キー14の下側に配備されている下側プッシュ式キー18と、中央プッシュ式キー14の左側に配備されている左側プッシュ式キー19と、上側プッシュ式キー16とほぼ同じ高さで左側辺に寄せて配備されているモード選択用プッシュ式キー21とを有している。ヘッドホン24は、ユーザの左右の耳に装填される左右の装填部25a,25bと、一端側においてハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10の本体の上部のジャックに挿抜自在に挿入され、他端側において分岐して装填部25a,25bに接続されるオーディオ信号線26とを有している。
図2はハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10の概略構成図である。ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10は、制御部30、表示部31、入力部32、出力部33及びハードディスク34を有している。表示部31はカラーLCD11に対応し、入力部32はプッシュ式キー配列部12に対応し、出力部33はヘッドホン24に対応する。ハードディスク34は、ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10に内蔵され、十分な記憶容量を備え、MP3やWMAの楽曲ファイルを、著作権管理のために暗号化したフォーマットのファイルへ変換して、格納している。なお、本明細書で楽曲とは、単に、音楽だけでなく、語学学習、講習及び落語等のすべてのオーディオのオブジェクトを包含するものとする。
制御部30は、入力部32からユーザ指示を受付け、ユーザ指示に基づき表示部31の表示やハードディスク34のファイルデータの読出しを制御するとともに、ユーザ指示に対応する楽曲を出力部33へ出力する。
図3は二重プッシュ式キー及びそのスイッチング状態判別回路の電気回路図である。二重プッシュ式キーとは、ユーザによる強押しと弱押しに対してそれぞれ深い押込み位置と浅い押込み位置とへ変位し、押込み力を解除すると、元の非押込み位置へ復帰するものである。図1のモード選択用プッシュ式キー21以外の全部のプッシュ式キー、すなわち、中央プッシュ式キー14、上側プッシュ式キー16、右側プッシュ式キー17、下側プッシュ式キー18及び左側プッシュ式キー19は二重プッシュ式キーとなっている。このような二重プッシュ式キーとして、例えばアルプス電気(株)の製品番号SKRNPAE010,SKRNPBE010,SKRNPCE010,SKRNPDE010,SKRNPEE010のものが市販されている。
二重プッシュ式キーはスイッチ37,38を有している。二重プッシュ式キーの押込み解除状態では、スイッチ37,38は共にオフである。二重プッシュ式キーの弱押し状態では、スイッチ37,38はそれぞれオン、オフとなる。二重プッシュ式キーの強押し状態では、スイッチ37,38は共にオンになる。
基準電圧端子41は、ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10の電源投入中、+の所定電圧を印加され、抵抗42及び抵抗43を介してアースへ接続される。抵抗42と抵抗43との接続点44は制御部30の入力端子へ接続される。制御部30は接続点44の電圧から二重プッシュ式キーの強押し状態、弱押し状態及び非押込み状態を判別する。接続点44は、スイッチ37及び抵抗47を介してアースへ接続され、スイッチ37と抵抗47との接続点はスイッチ38及び抵抗48を介してアースへ接続される。
スイッチ37,38が共にオフになっているときは、すなわち二重プッシュ式キーが非押込み状態にあるときは、接続点44の電圧は、抵抗42と抵抗43との抵抗比に基づき決まる。スイッチ37,38がそれぞれオン及びオフになっているときは、すなわち二重プッシュ式キーが弱押し状態にあるときは、接続点44の電圧は、抵抗42と、抵抗43,47の並列抵抗との抵抗比に基づき決まる。スイッチ37,38が共にオンになっているときは、すなわち二重プッシュ式キーが強押し状態にあるときは、接続点44の電圧は、抵抗42と、抵抗43,47,48の並列抵抗との抵抗比に基づき決まる。
図4は各プッシュ式キーの各操作態様とそれらに対して割り当てたユーザ指示との関係を示している。各プッシュ式キーの弱押しに対しては、従来のハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置におけるものと同一のユーザ指示を割り当てている。なお、ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10におけるプッシュ式キーに対する弱押しは、従来のハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置における通常の押し込み力とほぼ等しいか、わずかに小さい押込み力に設定されている。ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10では、中央プッシュ式キー14を除く各プッシュ式キーに対して、従来のハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置の各プッシュ式キーの押込みに対するユーザ指示に、さらに強押し時のユーザ指示が追加されることになる。これら追加されたユーザ指示についての詳細は後述する。
図5はハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10のHDDにおける楽曲ファイルの管理構造を例示している。ユーザは、フォルダ1〜9に対して、例えば、ジャンル名、アーティスト名、アルバ名等の具体的な名前を付けることができる。同様に、ファイル1〜13にも、例えば、楽曲名等の具体的な名前を付けることができる。ファイル1〜13が、MP3やWMA等のオーディオファイルに対応する。
フォルダ管理は図5の管理構造が基となっており、図5の管理構造は階層化された木構造となっている。第1階層はルート直下の階層であり、ルートの方から深い方へ順番に、第1、第2及び第3階層となっている。フォルダは木構造のノードに位置し、ファイルは木構造のリーフに位置する。
図6は各ファイルについてのタグ情報を例示している。タグには、例えば、アーティスト名、アルバム名、トラック名及びジャンルが存在する。トラック名は楽曲名とも呼ばれる。各ファイルは、オーディオデータを格納するデータ領域の他に、ヘッダ領域を備え、タグ情報はヘッダ領域に書き込まれている。
図7はライブラリ管理における各項目選択用検索画面を例示している。(a)の項目選択用検索画面はトップ画面(第1階層)の例であり、(b)の項目選択用検索画面はアーティスト名の選択画面(第2階層)、(c)の項目選択用検索画面はアルバム名の選択画面(第2階層)、(d)の項目選択用検索画面はジャンル名の選択画面(第2階層)、(e)の項目選択用検索画面はトラック名(楽曲名)の選択画面(第3階層)である。
図7及び後述の図8において、長方形枠で囲まれている項目は、現在選択されている項目を示し、実際には例えば項目名がハイライト表示となっている。ユーザが下側プッシュ式キー18を弱押しするごとに、ハイライト表示される項目は1個ずつ下へ移動する。また、ユーザが上側プッシュ式キー16を弱押しするごとに、ハイライト表示される項目は1個ずつ上へ移動する。
ハイライト表示の移動をサイクリック移動方式にすることもできる。すなわち、リスト(一覧)の最下行の項目名をハイライト表示している状態において、通常の移動方式では、ユーザが下側プッシュ式キー18をさらに弱押ししても、ハイライト表示の項目は最下行の項目に止まっているが、サイクリックの移動方式では、ユーザが下側プッシュ式キー18をさらに弱押しすると、ハイライト表示の項目は最上行の項目へ移動する。同様に、リストの最上行の項目名をハイライト表示している状態において、通常の移動方式では、ユーザが上側プッシュ式キー16をさらに弱押ししても、ハイライト表示の項目は最上行の項目に止まっているが、サイクリックの移動方式では、ユーザが上側プッシュ式キー16をさらに弱押しすると、ハイライト表示の項目は最下行の項目へ移動する。
カラーLCD11に図7の(a)のトップ画面を表示させて、アーティストをハイライト表示させてから、ユーザが中央プッシュ式キー14を弱押しすると、(b)の画面へ切替わる。同様に、カラーLCD11に図7の(a)のトップ画面を表示させて、アルバム及びジャンルをそれぞれハイライト表示させてから、ユーザが中央プッシュ式キー14を弱押しすると、それぞれ(c)及び(d)の画面へ切替わる。ユーザは、図7の(b),(c)又は(d)の画面で所定の項目をハイライト表示させてから、中央プッシュ式キー14を弱押しすると、弱押し前の選択項目に属する楽曲の名前を表示する(e)の画面へ切替わる。
図7(b)〜(d)の画面は、上述の弱押しの他に、図4に説明されているように、所定のプッシュ式キーの強押しによっても一気に切替えることができる。すなわち、カラーLCD11に表示されている画面が何であっても、上側プッシュ式キー16を強押しすると、(b)の画面へ切替わり、下側プッシュ式キー18を強押しすると、(c)の画面へ切替わり、右側プッシュ式キー17を強押しすると、(d)の画面へ切替わる。また、カラーLCD11に表示されている画面が何であっても、左側プッシュ式キー19を強押しすることにより(e)の画面に切替わる。左側プッシュ式キー19の強押しにより切替わった(e)の画面は、例えば、ハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10の内蔵ハードディスクに記録されている全部の楽曲を1番のものから最後のものまで順番に表示するコンテンツ検索用操作部材名リスト画面となっている。
図8はフォルダ管理における各項目選択用検索画面を例示している。(a)の項目選択用検索画面はトップ画面(第1階層)の例であり、(b)の項目選択用検索画面はフォルダ1の子階層(第2階層)としての項目選択用検索画面であり、(c)の項目選択用検索画面はフォルダ4の子階層(第3階層)としての項目選択用検索画面である。
カラーLCD11に図8の(a)のトップ画面を表示させて、フォルダ1をハイライト表示させてから、ユーザが中央プッシュ式キー14を弱押しすると、(b)の画面へ切替わる。同様に、カラーLCD11に図8の(b)の画面を表示させて、フォルダ4をハイライト表示させてから、ユーザが中央プッシュ式キー14を弱押しすると、(c)の画面へ切替わる。
図9はカラーLCD11における各項目選択用検索画面と各項目選択用検索画面へ強押しにより切替えるプッシュ式キーとの関係を示している。図9の関係は、前述の図4におけるプッシュ式キー(強押し)とユーザ指示との関係に一致している。
図9において、中央の項目選択用検索画面に対してそれぞれ上側、右側、下側及び左側に配置されている項目選択用検索画面は、それぞれ図7の(b)、(d)、(c)及び(e)に対応している。に対応している。カラーLCD11の任意の項目選択用検索画面において、ユーザが上側プッシュ式キー16を強押しすると、図9の上端の項目選択用検索画面へ切替わる。カラーLCD11の任意の項目選択用検索画面において、ユーザが右側プッシュ式キー17を強押しすると、図9の右端の項目選択用検索画面へ切替わる。カラーLCD11の任意の項目選択用検索画面において、ユーザが下側プッシュ式キー18を強押しすると、図9の下端の項目選択用検索画面へ切替わる。カラーLCD11の任意の項目選択用検索画面において、ユーザが左側プッシュ式キー19を強押しすると、図9の左端の項目選択用検索画面へ切替わる。
図9の中央の項目選択用検索画面に対して図9の上下左右の項目選択用検索画面がカラーLCD11に表示されている状態において、ユーザが中央プッシュ式キー14を強押しすると、フォルダ管理の項目選択用検索画面としてのファイル名リストの項目選択用検索画面へ切替わる。その場合、ファイル名リストは、切替前の項目選択用検索画面においてハイライト表示しておいた項目に属するファイルの名前のリストとなる。例えば、図9の上端のアーティスト名リストの項目選択用検索画面において、アーティスト2がハイライト表示されている状態において、ユーザが中央プッシュ式キー14を強押しして、中央のファイル名リストの項目選択用検索画面が出現した場合には、該項目選択用検索画面におけるファイル6,7,8は、アーティスト2の楽曲に対応するファイルとなっている。
中央プッシュ式キー14を強押しした場合に、図9の中央の項目選択用検索画面を表示する代わりに、フォルダ管理の第1階層の項目選択用検索画面(例:図8(a))、第2階層の任意の項目選択用検索画面(例:図8(b))、第3階層の任意の項目選択用検索画面(例:図8(c))を表示することにより、ライブラリ管理からフォルダ管理へ一気に切替えるようにすることもできる。
図10はライブラリ管理及びフォルダ管理の各項目選択用検索画面をサイクリックに切替える説明図である。図10の上段の各項目選択用検索画面は左のものから、順番に図7(b)、図7(c)、図7(d)に対応している。図10の下段の各項目選択用検索画面は左のものから、順番に図8(c)、図7(e)に対応している。
図10の切替方式では、右側プッシュ式キー17又は下側プッシュ式キー18を強押しするごとに、図10の各項目選択用検索画面を時計方向の順番で切替え、また、上側プッシュ式キー16又は左側プッシュ式キー19を強押しするごとに、図10の各項目選択用検索画面を反時計方向の順番で切替えるようにする。なお、最初の強押しに対して出現させる項目選択用検索画面は、図10のどの項目選択用検索画面であってもよい。また、項目選択用検索画面の並び順は、図10のものに限定されず、任意に設定できる。
図11はコンテンツ再生装置55のブロック図である。なお、コンテンツ再生装置55及び後述のコンテンツ再生装置66(図12)において、共通する構成については、コンテンツ再生装置55において、適宜、まとめて説明する。
コンテンツ再生装置55は、コンテンツ検索用操作部材56、第1のユーザ指示検出手段57、第2のユーザ指示検出手段58、操作態様検出手段59及びユーザ指示実行手段60を有している。コンテンツ再生装置55,66の一例はハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10(図1)である。コンテンツ再生装置55,66は、オーディオ以外のビデオ等のコンテンツを再生するものであってもよい。コンテンツ再生装置55,66は、また。携帯型に限定されない。コンテンツ再生装置55,66においてコンテンツを記録する記憶装置は、HDDに限定されず、フラッシュメモリであってもよい。
コンテンツ検索用操作部材56は、複数個の操作態様による操作が可能となっている。コンテンツを検索するための複数個の検索系統及び各検索系統の検索階層を定義する。第1のユーザ指示検出手段57は、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材56に割り当てられている第1のユーザ指示を検出する。第2のユーザ指示検出手段58は、切替前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面へ切替えるユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材56に割り当てられている第2のユーザ指示を検出する。
操作態様検出手段59は、コンテンツ検索用操作部材56に対する操作の操作態様を検出する。ユーザ指示実行手段60は、コンテンツ検索用操作部材56に対する操作が第1及び第2の操作態様であればそれぞれ第1及び第2のユーザ指示を実行する。
コンテンツ検索用操作部材56の一例は、中央プッシュ式キー14、上側プッシュ式キー16、右側プッシュ式キー17、下側プッシュ式キー18又は左側プッシュ式キー19である。コンテンツ検索用操作部材56及び後述のコンテンツ検索用操作部材67(図12)に対するユーザ操作の操作態様は少なくとも2個、存在する。コンテンツ再生装置55,66(図12)において、コンテンツを検索するための複数個の検索系統とは例えばライブラリ管理の検索系統及びフォルダ管理の検索系統である。
コンテンツ検索用操作部材56及び67(図12)における第1のユーザ指示、すなわち同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示とは、例えば、図7における(a)→(b),(a)→(c),(a)→(d),(b)→(e),(c)→(e),(d)→(e)及び図8における(a)→(b),(b)→(c)である。
第2のユーザ指示、すなわち切替前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面へ切替えるユーザ指示とは、例えば、図9の各項目選択用検索画面へ切替えるユーザ指示である。
コンテンツ再生装置55,66において、操作態様とは、典型的には、浅押しと深押しとの操作態様、弱圧と強圧との操作態様、又は大きいタッチ面積と小さいタッチ面積との操作態様である。浅押しと深押しとの操作態様は、コンテンツ検索用操作部材56,67の押下量により判別され、浅押し及び深押しは、それぞれ押下量の小及び大に対応する。弱圧と強圧との操作態様は、コンテンツ検索用操作部材56,67に対する操作圧に関係するものであり、コンテンツ検索用操作部材56,67の裏に圧電センサー等の圧力検出器を設けて、圧力により判別される。コンテンツ検索用操作部材56,67に対する典型的な浅押し(浅い変位量)及び深押し(深い変位量)では、操作圧がそれぞれ小及び大となるが、操作圧がほぼ等しい浅押し及び深押しもあり得るとする。前述のハードディスク内蔵型ポータブル音楽再生装置10における弱押し及び強押しは、それぞれ浅押しと深押しと(変位量の小及び大)に対応させているが、弱圧と強圧と(圧力の小及び大)に対応させてもよい。
該コンテンツ再生装置55によれば、コンテンツ検索用操作部材56を第1の操作態様の他に、第2の操作態様でも操作自在とし、第2の操作態様の操作では、切替前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面へ切替わるようにした。これにより、ユーザは、検索系統を切替えるために、手間をかけて、トップ画面へ戻る必要がなくなる。また、検索系統切替用のコンテンツ検索用操作部材を別途、追加する必要を省略することができる。
コンテンツ再生装置55の実施態様によれば、第2のユーザ指示検出手段58は、コンテンツ検索用操作部材56に割り当てられている第2のユーザ指示がフォルダ管理の項目選択用検索画面への切替に関するものである場合に、コンテンツ検索用操作部材56に対する第2の操作態様の操作直前の項目選択用検索画面がライブラリ管理の項目選択用検索画面(例:図9の上端、下端、左端又は右端の項目選択用検索画面)であるときには、該第2のユーザ指示は、ライブラリ管理の項目選択用検索画面において選択されていた項目に属するファイルを選択する項目選択用検索画面(例:図9の中央の項目選択用検索画面)へ切替えるユーザ指示を第2のユーザ指示として検出する。
図12は別のコンテンツ再生装置66のブロック図である。コンテンツ再生装置66は、コンテンツ検索用操作部材67、第1のユーザ指示検出手段68、第3のユーザ指示検出手段69、操作態様検出手段70及びユーザ指示実行手段71を有している。別のコンテンツ検索用操作部材74及び第4のユーザ指示検出手段75についてはコンテンツ再生装置66の後述の具体的態様例において説明する。
コンテンツ検索用操作部材67は、複数個の操作態様による操作が可能となっている。コンテンツを検索するための複数個の検索系統及び各検索系統の検索階層を定義する。第1のユーザ指示検出手段68は、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材67に割り当てられている第1のユーザ指示を検出する。
コンテンツ検索用操作部材に割り当てられているユーザ指示であって該操作前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく選択された所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面の複数個を一群として該一群内で順番を定義する。第3のユーザ指示検出手段69は、該順番に従い該一群内の各項目選択用検索画面へ切替える第3のユーザ指示を検出する。ユーザ指示実行手段71は、コンテンツ検索用操作部材67に対する操作が第1及び第2の操作態様であればそれぞれ第1及び第3のユーザ指示を実行する。
コンテンツ検索用操作部材67の一例は、右側プッシュ式キー17又は下側プッシュ式キー18である。一群内の順番とは、例えば、図10の各項目選択用検索画面を時計方向へ順番に進むものである。
該コンテンツ再生装置66によれば、ユーザは、トップ階層の項目選択用検索画面へ戻ることなく、任意の階層において、コンテンツ検索用操作部材67を第2の操作態様で操作することにより、異なる検索系統の所定の項目選択用検索画面へ迅速に移行することができる。
コンテンツ再生装置66を具体的に説明する。コンテンツ再生装置66は、コンテンツ検索用操作部材74及び第4のユーザ指示検出手段75を付加的に装備可能になっている。コンテンツ検索用操作部材74は、コンテンツ検索用操作部材67とは別のコンテンツ検索用操作部材としてコンテンツ再生装置66に装備される。コンテンツ検索用操作部材74の一例は、上側プッシュ式キー16及び左側プッシュ式キー19である。
前述の順番とは逆の順番を定義する。逆の順番とは、例えば、図10において各項目選択用検索画面を反時計方向へ進む順番である。コンテンツ検索用操作部材74は、第4のユーザ指示検出手段75は、コンテンツ検索用操作部材74に割り当てられているユーザ指示であって、逆の順番に従い一群内の各項目選択用検索画面へ切替える第4のユーザ指示を検出する。操作態様検出手段70は、コンテンツ検索用操作部材74に対する操作の操作態様を検出する。ユーザ指示実行手段71は、コンテンツ検索用操作部材74に対するユーザ指示が第2の操作態様であれば、第4のユーザ指示を実行する。
こうして、コンテンツ検索用操作部材67及びコンテンツ検索用操作部材74を第2の操作態様によりそれぞれ操作することにより、一群内の各項目選択用検索画面を順方向及び逆方向へそれぞれ切替えることが可能になり、ユーザは、一群の所望の項目選択用検索画面を能率的に選択することができる。
図13はコンテンツ再生装置用制御方法80のフローチャートである。コンテンツ再生装置用制御方法80はコンテンツ再生装置55(図11)に対応している。前述したように、コンテンツ再生装置55は、複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材56を装備する。コンテンツ再生装置用制御方法80は、コンテンツ検索用操作部材56に対するユーザ操作が検出されると、実行される。
S81では、コンテンツ検索用操作部材56に対する操作の操作態様を検出し、操作態様が第1及び第2の操作態様のいずれであるかを判定する。S81において、コンテンツ検索用操作部材56に対する操作が第1の操作態様と判定されれば、S82へ進み、また、コンテンツ検索用操作部材56に対する操作が第2の操作態様と判定されれば、S83へ進む。
S82では、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材56に割り当てられている第1のユーザ指示を実行する。
S83では、切替前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面へ切替えるユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材56に割り当てられている第2のユーザ指示を実行する。
コンテンツ再生装置用制御方法80における第1及び第2のユーザ指示についてのさらなる具体的態様及び好ましい態様は、コンテンツ再生装置55において説明したものと同一である。
図14はコンテンツ再生装置用制御方法88のフローチャートである。コンテンツ再生装置用制御方法88はコンテンツ再生装置66(図12)に対応している。前述したように、コンテンツ再生装置66は、複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材67を装備する。コンテンツ再生装置用制御方法88は、コンテンツ検索用操作部材67に対してユーザ操作があった時、実行される。
S89では、コンテンツ検索用操作部材67に対する操作の操作態様を検出して、操作態様が第1及び第2の操作態様のいずれであるかを判定する。S89において、コンテンツ検索用操作部材67に対する操作が第1の操作態様と判定されれば、S90へ進み、また、コンテンツ検索用操作部材67に対する操作が第2の操作態様と判定されれば、S91へ進む。
S90では、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示としてコンテンツ検索用操作部材67に割り当てられている第1のユーザ指示を実行する。コンテンツ検索用操作部材67に割り当てられているユーザ指示であって該操作前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく選択された所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面の複数個を一群として該一群内で順番が定義される。S91では、該順番に従い該一群内の各項目選択用検索画面へ切替える第3のユーザ指示を実行する。
コンテンツ再生装置用制御方法88には、コンテンツ再生装置66と同様に、コンテンツ検索用操作部材74に対する制御を付加することができる。コンテンツ検索用操作部材74に対するユーザ操作があると、該操作の操作態様を検出する。そして、該操作の操作態様が第2の操作態様であれば、S91の順番とは逆の順番に従い一群内の各項目選択用検索画面へ切替える第4のユーザ指示を実行する。
コンテンツ再生装置用制御方法88における第1、第3及び第4のユーザ指示についてのさらなる具体的態様及び好ましい態様は、コンテンツ再生装置66において説明したものと同一である。
本発明を適用したプログラムは、コンピュータをコンテンツ再生装置55又は66の各手段として機能させる。本発明を適用した別のプログラムは、コンテンツ再生装置用制御方法80又は88の各ステップをコンピュータに実行させる。
本発明を最良の形態について説明したが、本発明は、これに限定されず、要旨の範囲内で種々の形態により実施可能であることは言うまでもない。
55:コンテンツ再生装置、56:コンテンツ検索用操作部材、57:第1のユーザ指示検出手段、58:第2のユーザ指示検出手段、59:操作態様検出手段、60:ユーザ指示実行手段、66:コンテンツ再生装置、67:コンテンツ検索用操作部材、68:第1のユーザ指示検出手段、69:第3のユーザ指示検出手段、70:操作態様検出手段、71:ユーザ指示実行手段、74:別のコンテンツ検索用操作部材、75:第4のユーザ指示検出手段、80:コンテンツ再生装置用制御方法、88:コンテンツ再生装置用制御方法。
Claims (9)
- 複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材、
コンテンツを検索するための複数個の検索系統及び各検索系統の検索階層が定義され、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示として前記コンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第1のユーザ指示を検出する第1のユーザ指示検出手段、
切替前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面へ切替えるユーザ指示として前記コンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第2のユーザ指示を検出する第2のユーザ指示検出手段、
前記コンテンツ検索用操作部材に対する操作の操作態様を検出する操作態様検出手段、及び
前記コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第1及び第2の操作態様であればそれぞれ第1及び第2のユーザ指示を実行するユーザ指示実行手段、
を有していることを特徴とするコンテンツ再生装置。 - 前記コンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第2のユーザ指示がフォルダ管理の項目選択用検索画面への切替に関するものである場合に、前記コンテンツ検索用操作部材に対する第2の操作態様の操作直前の項目選択用検索画面がライブラリ管理の項目選択用検索画面であるときには、該第2のユーザ指示は、ライブラリ管理の項目選択用検索画面において選択されていた項目に属するファイルを選択する項目選択用検索画面へ切替えるユーザ指示を第2のユーザ指示として検出する前記第2のユーザ指示検出手段、
を有していることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。 - 複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材、
コンテンツを検索するための複数個の検索系統及び各検索系統の検索階層が定義され、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示として前記コンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第1のユーザ指示を検出する第1のユーザ指示検出手段、
前記コンテンツ検索用操作部材に割り当てられているユーザ指示であって該操作前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく選択された所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面の複数個を一群として該一群内で順番が定義され、該順番に従い該一群内の各項目選択用検索画面へ切替える第3のユーザ指示を検出する第3のユーザ指示検出手段、及び
前記コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第1及び第2の操作態様であればそれぞれ第1及び第3のユーザ指示を実行するユーザ指示実行手段、
を有していることを特徴とするコンテンツ再生装置。 - 前記コンテンツ検索用操作部材とは別のコンテンツ検索用操作部材、
前記別のコンテンツ検索用操作部材に割り当てられているユーザ指示であって前記順番とは逆の順番に従い前記一群内の各項目選択用検索画面へ切替える第4のユーザ指示を検出する第4のユーザ指示検出手段、
前記別のコンテンツ検索用操作部材に対する操作の操作態様を検出する前記操作態様検出手段、及び
前記別のコンテンツ検索用操作部材に対するユーザ指示が第2の操作態様であれば第4のユーザ指示を実行する前記ユーザ指示実行手段、
を有していることを特徴とする請求項3記載のコンテンツ再生装置。 - 前記操作態様とは、浅押しと深押しとの操作態様、弱圧と強圧との操作態様、又は大きいタッチ面積と小さいタッチ面積との操作態様であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
- 複数個の検索系統には、ライブラリ管理の検索系統及びフォルダ管理の検索系統が含まれることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
- 複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材を装備するコンテンツ再生装置の制御方法であって、
前記コンテンツ検索用操作部材に対する操作の操作態様を検出するステップ、
前記コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第1の操作態様であれば、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示として前記コンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第1のユーザ指示を実行するステップ、及び
前記コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第2の操作態様であれば、切替前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面へ切替えるユーザ指示として前記コンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第2のユーザ指示を実行するステップ、
を有していることを特徴とするコンテンツ再生装置用制御方法。 - 複数個の操作態様による操作が可能となっているコンテンツ検索用操作部材を装備するコンテンツ再生装置において、
前記コンテンツ検索用操作部材に対する操作の操作態様を検出するステップ、
前記コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第1の操作態様であれば、同一の検索系統内における検索階層間の項目選択用検索画面の切替に係るユーザ指示として前記コンテンツ検索用操作部材に割り当てられている第1のユーザ指示を実行するステップ、及び
前記コンテンツ検索用操作部材に対する操作が第2の操作態様であれば、前記コンテンツ検索用操作部材に割り当てられているユーザ指示であって該操作前の項目選択用検索画面の検索系統に関係なく選択された所定の検索系統の所定の項目選択用検索画面の複数個を一群として該一群内で順番が定義され、該順番に従い該一群内の各項目選択用検索画面へ切替える第3のユーザ指示を実行するステップ、
を有していることを特徴とするコンテンツ再生装置用制御方法。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のコンテンツ再生装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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