JP2004030116A - 情報再生表示装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】多段階層構造を持つ各フォルダに分けて格納された音楽などの情報を、選択の際に各フォルダが同階層にあるように表示することにより、下位階層を含めどの階層内の情報も容易に選択可能とする情報再生表示装置、方法及びプログラムを提供すること。
【解決手段】再生リスト管理テーブルに基づき、記録媒体内にある各フォルダについて、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに階層によらず相互に同列の形式でリスト表示する図4(a)。そのようにリスト表示された各フォルダから選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示する図4(b)(c)。
【選択図】 図4
【解決手段】再生リスト管理テーブルに基づき、記録媒体内にある各フォルダについて、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに階層によらず相互に同列の形式でリスト表示する図4(a)。そのようにリスト表示された各フォルダから選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示する図4(b)(c)。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多段階層構造を持つ各フォルダに分けて格納された音楽などの情報を、選択の際に各フォルダが同階層にあるように表示することにより、下位階層を含めどの階層内の情報も容易に選択可能とする情報再生表示装置、方法及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル技術の発達に伴い、MP3やWMA(Windows Media Audio)といったオーディオ圧縮技術と、CD−R、CD−RW、フラッシュメモリといった記録媒体(「メディア」とも呼ぶ)及びその再生装置(記録機能を持つものを含む。以下同じ)が普及し、ユーザが個人的に自分の好みに合わせた多数のオーディオデータのファイルを、一枚のメディアに記録し再生することが増えている。
【0003】
このような場合、ファイルを階層構造のフォルダに整理する機能が提案されており、そのような再生装置では、図5に例示するように、上位のフォルダ内にいくつかのファイルやフォルダを収める階層構造が用いられる。このような階層構造を用いる場合、典型例としては、例えばCDのルートフォルダ内に複数のフォルダを設け、所望のフォルダ内に音楽情報を記録すると共に、所望のフォルダ内にさらにサブフォルダを設け、そのサブフォルダにも音楽情報を記録する。このようにすれば、曲のジャンルや好みのアーティストなどに応じたファイル整理が可能となる。
【0004】
このような階層構造において、例えば、サブフォルダであるフォルダF2の中にあるファイルM7を選択するには、ルートフォルダFRから、まず、上位フォルダであるフォルダF1を選択すると、その選択によってサブフォルダF2,F3がリストとして表示される。そこて、その中からフォルダF2を選択することにより、ファイルM6〜M9のファイルリストが表示され、そこから初めて、目的のオーディオデータファイルM7を選択することができる。なお、ここでのルートフォルダとは、CD全体を一つのフォルダだと考え、それをルートフォルダと称するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来技術では、下位階層内のファイルほど辿り着くまでの経路が遠く、効率的な選択操作が困難という問題点があった。例えば、上の例でもサブフォルダF2内のファイルを選択するまでに少なくとも2回のフォルダ選択を行わなければならず、さらに下位層のフォルダがある場合はそれに応じてフォルダの選択回数はさらに多くなる。場合によっては、どこまで下の階層にファイルが存在するかが判らなくなったり、途中の階層で誤った分岐をすると、後戻りの繰り返しとなる煩雑さもあった。
【0006】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、その目的は、多段階層構造を持つ各フォルダに分けて格納された音楽などの情報を、選択の際に各フォルダが同階層にあるように表示することにより、下位階層を含めどの階層内の情報も容易に選択可能とする情報再生表示装置、方法及びプログラムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、多段に階層を構成できるフォルダを用いて情報が記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示装置において、セットされた前記記録媒体内にある各フォルダを、前記階層によらず相互に同列の形式で表示する手段と、選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示する手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1の発明を方法という見方から捉えたもので、多段に階層を構成できるフォルダを用いて情報が記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示方法において、セットされた前記記録媒体内にある各フォルダを、前記階層によらず相互に同列の形式で表示し、選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示することを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1,3の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、コンピュータを制御することにより、多段に階層を構成できるフォルダを用いて情報が記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示プログラムにおいて、そのプログラムは前記コンピュータに、セットされた前記記録媒体内にある各フォルダを、前記階層によらず相互に同列の形式で表示させ、選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示させることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、情報が複数の階層のフォルダに分けて記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示装置であって、前記記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得る手段と、得られた前記管理テーブルに基づき、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに同列の形式で表示する手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、請求項2の発明を方法という見方から捉えたもので、情報が複数の階層のフォルダに分けて記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示方法であって、前記記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得て、得られた前記管理テーブルに基づき、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに同列の形式で表示することを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は、請求項2,4の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、コンピュータを制御することにより、情報が複数の階層のフォルダに分けて記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示プログラムであって、そのプログラムは前記コンピュータに、前記記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得させ、得られた前記管理テーブルに基づき、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに同列の形式で表示させることを特徴とする。
【0013】
これらの態様では、音楽等の圧縮オーディオデータファイルなどの情報について、フォルダが複数段の階層になっていても、異なる階層のフォルダも同列の形式や扱いで表示するので、一覧から所望のフォルダを直接選択してその中のファイル一覧を呼び出すことが可能となり、階層表示を辿る従来技術と比べて階層選択回数が減り、下位の階層にあるファイルについてもファイル選択操作が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態(以下「実施形態」と呼ぶ)について、添付の図面を参照して具体的に説明する。なお、本実施形態は、コンピュータをプログラムで制御することにより実現され、情報再生表示装置(以下「本装置」と呼ぶ)だけでなく方法及びプログラムとしても把握可能であるが、具体的なプログラムやハードウェアの実現態様は各種変更可能であるから、以下の説明では、本発明及び本実施形態の各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いる。
【0015】
〔1.構成〕
本装置は、多段に階層を構成できるフォルダを用いて情報が記録された記録媒体から情報を再生する装置である。ここで、ユーザが自分の好みで記録する場合、CD−RやCD−RWに記録することが多いので、以下ではディスクを再生する場合について説明する。なお、再生する記録媒体はディスクに限らず、メモリーカードやハードディスクなどの記録媒体に記録された音楽や映像等の再生装置にも本発明を適用可能である。
【0016】
まず、本装置は、図1の機能ブロック図に示す以下の各構成要素を備える。すなわち、ディスク再生装置1は、音楽情報が記録されたCDやDVDなどの記録媒体(ディスク)を再生する装置で、実際にはスピーカに音を出すための処理のため各種回路が使用されるが、それらの回路は従来と同様でよく、詳細は省略する。
【0017】
また、CPU2は、本発明の特徴に関わる制御を司る部分で、記録媒体からの情報の読み取り、操作手段からの操作に応じた各種制御、情報の記憶や表示に関する各種制御を行う。
【0018】
特に、CPU2は前記プログラムにより、図1に示す次の部分として作用するよう制御される。まず、検索部21は、前記記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得る手段であり、再生リスト管理テーブル3は、前記管理テーブルを所定の形式すなわち、ルートからのパス名等で表されるフォルダと、そのフォルダ内に直接置かれたファイル名称との組合せの形で記憶する部分であり、単に管理テーブルとも呼ぶ。
【0019】
また、表示選択処理部22は、再生リスト管理テーブル3に基づき、ディスク再生装置1にセットされた前記記録媒体内にある各フォルダについて、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに階層によらず相互に同列の形式でリスト表示する手段であり、また、そのようにリスト表示された選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示する手段である。
【0020】
また、操作部4は、曲の選択やその他の制御を行うために操作キー等からユーザが操作その他の情報を入力するための部分であり、ここでは液晶表示パネル等の表示手段と一体となったタッチパネルPが考えられるが、表示手段とは別体の操作部であってもよい。また、表示部5は、検索されたファイル名を表示、選択するためのメニュー画面の表示のほか各種表示を行う部分である。
【0021】
〔2.作用〕
上記のように構成された本実施形態は、次のように作用する。
〔2−1.大まかな作用〕
検索部21は、ディスク再生装置1にセットされた記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得て、再生リスト管理テーブル3に格納する。
【0022】
この再生リスト管理テーブル3のデータ構造は、ルートからのパス名等で表されるフォルダと、そのフォルダ内に直接置かれたファイル名称との組合せの形であり、図5の階層構造に基く再生リスト管理テーブル3は図2のようになる。なお、記録媒体側におけるファイル情報の形式は自由であるが、コンピュータのディレクトリやFAT、CDやMDといったオーディオディスクのTOC(Table Of Contents)にあたる。
【0023】
また、表示選択処理部22は、再生リスト管理テーブル3に基づき、記録媒体内にある各フォルダについて、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに階層によらず相互に同列の形式でリスト表示する。また、表示選択処理部22は、そのようにリスト表示された各フォルダから選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示する。
【0024】
以下、図5の階層構造を例に取り、管理テーブルの取得と、表示とに分けて、より具体的な動作を説明する。
【0025】
〔2−2.管理テーブルの取得〕
まず、ディスクを挿入した時点や電源投入時等に、検索部21により、管理テーブルの取得、すなわちディスクにどのようなフォルダがあり、各フォルダ内にどのようなファイルがあるかが検索される。この検索のための処理手順を図3のフローチャートに示す。
【0026】
すなわち、まず、CDをルートフォルダとしてルートフォルダ内のファイルが検索される(ステップ51)。この結果、他のフォルダを介さずルートフォルダに直接記録されたファイルが検索されれば(ステップ52)、その検索されたファイル名を再生リスト管理テーブルへ登録する(ステップ53)。このケースには、図5のファイルM1,M2が相当する。なお、このフローチャートではステップ51において、複数のファイルも検索できるものとする。
【0027】
そして、検索されたファイルが再生リスト管理テーブルに登録されれば(ステップ53)、ルートフォルダ内に下位フォルダが有るかどうかを検索する(ステップ54)。なお、前述のファイルの検索(ステップ51)において、ルートフォルダに直(じか)に置かれたファイルがなければ(ステップ52)、ファイルの再生管理テーブルへの登録処理(ステップ53)は省略され、フォルダがあるかどうか(ステップ54)の処理を行う。
【0028】
なお、この処理手順の説明では、ファイルやフォルダを1つずつ検索して登録する繰り返し処理に関する部分の説明は省略するが、具体的な処理としては、フォルダの検索ではフォルダを1個ずつ検索し処理することが前提となる。但し実装するアルゴリズムとしては、深さ優先探索でも幅優先探索でもよい。
【0029】
そして、ステップ54においてフォルダが検索されなければ、そのまま管理テーブルに基づきリストを表示するが(ステップ515)、フォルダが検索されれば(ステップ54)そのフォルダを再生リスト管理テーブル3へ登録し(ステップ55)、さらに、検索されたそのフォルダ内を検索する(ステップ56)。ここでは、図5のフォルダF1が検索されたものとする。
【0030】
この場合、フォルダF1内の検索によってファイルが検索(ステップ57)されれば、上述のステップ53と同様に、検索されたファイルを再生リスト管理テーブルへ登録する(ステップ57)。この場合は図5のファイルM3〜M5が検索されるが、仮にファイルが検索されなければ(ステップ57)、ファイルの登録(ステップ58)を省略し、フォルダ内に存在する下位のフォルダを検索する(ステップ59)。
【0031】
ステップ59で下位のフォルダが検索されれば(ステップ510)、処理対象を指すポインタ等を、検索されたフォルダへ移動し(ステップ511)、そのフォルダを対象として、ステップ55〜510までの処理を繰り返す。
【0032】
例えば、図5の例ではフォルダF1内では下位フォルダF2が発見されるので、フォルダF2中に記録されているファイルM6〜M9が発見され登録される(ステップ55〜510)。さらに、ここでは図示しないが、仮に、フォルダF1にとって下位フォルダ(「サブフォルダ」とも呼ぶ)であるフォルダF2内に、さらに下位のサブフォルダが有れば、そのフォルダへ移動して(ステップ511)同様にステップ55〜510)の処理が繰り返される。
【0033】
いずれにしても、フォルダ内のファイルを検索後(ステップ56)フォルダが見つからない場合は(ステップ510)、1つ上の階層のフォルダに移動する(ステップ512)。例えば、それまで検索していたフォルダがフォルダF2であれば、1つ上の階層のフォルダF1へ処理対象のポインタ等を移動する。
【0034】
このように上の階層に戻った際は、そのフォルダ内において、今まで検索で抽出し再生リスト管理テーブル3に登録した以外のフォルダがあるかどうか検索する(ステップ513)。このとき、既にそのフォルダで全サブフォルダの検索が行われ、検索していないフォルダが存在しない場合は(ステップ513)、さらにもう1つ上の階層に移り(ステップ512)、同様に今まで検索した以外のフォルダがあるか検索する(ステップ513)。
【0035】
検索が全て行われており(ステップ513)かつ現在位置が最上位のフォルダ(ルートフォルダ)FRであれば(ステップ514)、全てのフォルダ及びファイルの検索登録が済んでいるので、再生リスト管理テーブル3を基に表示を行う処理へ移行する。なお、ステップ514において、現在のフォルダ位置が階層の最上位でなければ、ステップ512を含む処理が繰り返される。
【0036】
〔2−3.管理テーブルによる表示と選択〕
以上のように得られた再生リスト管理テーブル(図2)に基き、表示選択処理部22が、図4に例示するような表示を行うことが可能になる。すなわち、図4は、図5のような階層構造を持つディスクについて、上記のような再生リスト管理テーブル3(図2)を取得のうえ、表示される表示例を示す。この例では、図4(a)は、検索後、最初に表示されるメニュー画面であり、ルートフォルダを含む各フォルダの情報が、その階層とは無関係に同列にリスト表示されている。
【0037】
一般的な使い方を例示すると、ルートフォルダ名には、ユーザーがディスクに記録するときに設定したディスクタイトル名などを表示する。また、続く各フォルダF1〜F4は、ルートからそのフォルダへ至るフルパス名(フォルダパス名)を表示するとわかりやすいであろう。また、例えばユーザーは、1人の歌手でディスクを作成したときルートフォルダに歌手名を記録し、フォルダにはジャンルやアルバム名を入れるなどしてフォルダ名としてもよいが、これらの使い方は例示に過ぎず、ユーザの自由である。
【0038】
そして、図4(a)の画面表示で、例えばタッチパネルによりフォルダF2のパス名表示部分を触れるとフォルダF2が選択され、図4(b)のような表示に移行する。また、図4(a)の画面表示でルートフォルダ名が選択されると、ルートフォルダFRに対応した図4(c)の表示例となり、この画面ではルートフォルダFRに直接記録されたファイルM1,M2のファイル名が表示される。
【0039】
このように再生可能なファイル名を含む画面上では、所望のファイル(曲)を指で触れる等により選択することで再生演奏が開始される。また、ルートフォルダに直接ファイルが記録され、フォルダが存在しない場合は、図4(a)の画面においてフォルダ名に代えてファイル名を表示し、それを選択させることで直ちに曲の再生演奏を開始できるようにすることが望ましい。
【0040】
〔3.効果〕
以上のように、本実施形態では、音楽等の圧縮オーディオデータファイルなどの情報について、フォルダが複数段の階層になっていても、異なる階層のフォルダも同列の形式や扱いで表示するので、一覧から所望のフォルダを直接選択してその中のファイル一覧を呼び出すことが可能となり、階層表示を辿る従来技術と比べて階層選択回数が減り、下位の階層にあるファイルについてもファイル選択操作が容易になる。
【0041】
〔4.他の実施形態〕
なお、本発明は、上記実施形態には限定されず、以下に例示するような他の実施形態も含むものである。すなわち、各図に示した構成、処理手順等の詳細は例示に過ぎず、適宜変更して本発明を実施することが可能であり、例えば、再生対象とする情報は、MP3やWMA(Windows Media Audio)等の特定形式には限定されず、将来登場するものや映像の記録形式を含め、種類を自由に選択できる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、多段階層構造を持つ各フォルダに分けて格納された音楽などの情報を、選択の際に各フォルダが同階層にあるように表示することにより、下位階層を含めどの階層内の情報も容易に選択可能とする情報再生表示装置、方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の実施形態における再生リスト管理テーブルを例示する概念図。
【図3】本発明の実施形態における処理手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施形態における画面表示を例示する概念図。
【図5】本発明の実施形態及び従来技術における記録媒体上の階層構造の一例を示す概念図。
【符号の説明】
1…ディスク再生装置
2…CPU
21…検索部
22…表示選択処理部
3…再生リスト管理テーブル
4…操作部
5…表示部
P…タッチパネル
FR,F1〜F4…フォルダ
M1〜M16…ファイル
STEP…手順の各ステップ
【発明の属する技術分野】
本発明は、多段階層構造を持つ各フォルダに分けて格納された音楽などの情報を、選択の際に各フォルダが同階層にあるように表示することにより、下位階層を含めどの階層内の情報も容易に選択可能とする情報再生表示装置、方法及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル技術の発達に伴い、MP3やWMA(Windows Media Audio)といったオーディオ圧縮技術と、CD−R、CD−RW、フラッシュメモリといった記録媒体(「メディア」とも呼ぶ)及びその再生装置(記録機能を持つものを含む。以下同じ)が普及し、ユーザが個人的に自分の好みに合わせた多数のオーディオデータのファイルを、一枚のメディアに記録し再生することが増えている。
【0003】
このような場合、ファイルを階層構造のフォルダに整理する機能が提案されており、そのような再生装置では、図5に例示するように、上位のフォルダ内にいくつかのファイルやフォルダを収める階層構造が用いられる。このような階層構造を用いる場合、典型例としては、例えばCDのルートフォルダ内に複数のフォルダを設け、所望のフォルダ内に音楽情報を記録すると共に、所望のフォルダ内にさらにサブフォルダを設け、そのサブフォルダにも音楽情報を記録する。このようにすれば、曲のジャンルや好みのアーティストなどに応じたファイル整理が可能となる。
【0004】
このような階層構造において、例えば、サブフォルダであるフォルダF2の中にあるファイルM7を選択するには、ルートフォルダFRから、まず、上位フォルダであるフォルダF1を選択すると、その選択によってサブフォルダF2,F3がリストとして表示される。そこて、その中からフォルダF2を選択することにより、ファイルM6〜M9のファイルリストが表示され、そこから初めて、目的のオーディオデータファイルM7を選択することができる。なお、ここでのルートフォルダとは、CD全体を一つのフォルダだと考え、それをルートフォルダと称するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来技術では、下位階層内のファイルほど辿り着くまでの経路が遠く、効率的な選択操作が困難という問題点があった。例えば、上の例でもサブフォルダF2内のファイルを選択するまでに少なくとも2回のフォルダ選択を行わなければならず、さらに下位層のフォルダがある場合はそれに応じてフォルダの選択回数はさらに多くなる。場合によっては、どこまで下の階層にファイルが存在するかが判らなくなったり、途中の階層で誤った分岐をすると、後戻りの繰り返しとなる煩雑さもあった。
【0006】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、その目的は、多段階層構造を持つ各フォルダに分けて格納された音楽などの情報を、選択の際に各フォルダが同階層にあるように表示することにより、下位階層を含めどの階層内の情報も容易に選択可能とする情報再生表示装置、方法及びプログラムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、多段に階層を構成できるフォルダを用いて情報が記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示装置において、セットされた前記記録媒体内にある各フォルダを、前記階層によらず相互に同列の形式で表示する手段と、選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示する手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1の発明を方法という見方から捉えたもので、多段に階層を構成できるフォルダを用いて情報が記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示方法において、セットされた前記記録媒体内にある各フォルダを、前記階層によらず相互に同列の形式で表示し、選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示することを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1,3の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、コンピュータを制御することにより、多段に階層を構成できるフォルダを用いて情報が記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示プログラムにおいて、そのプログラムは前記コンピュータに、セットされた前記記録媒体内にある各フォルダを、前記階層によらず相互に同列の形式で表示させ、選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示させることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、情報が複数の階層のフォルダに分けて記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示装置であって、前記記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得る手段と、得られた前記管理テーブルに基づき、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに同列の形式で表示する手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、請求項2の発明を方法という見方から捉えたもので、情報が複数の階層のフォルダに分けて記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示方法であって、前記記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得て、得られた前記管理テーブルに基づき、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに同列の形式で表示することを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は、請求項2,4の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、コンピュータを制御することにより、情報が複数の階層のフォルダに分けて記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示プログラムであって、そのプログラムは前記コンピュータに、前記記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得させ、得られた前記管理テーブルに基づき、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに同列の形式で表示させることを特徴とする。
【0013】
これらの態様では、音楽等の圧縮オーディオデータファイルなどの情報について、フォルダが複数段の階層になっていても、異なる階層のフォルダも同列の形式や扱いで表示するので、一覧から所望のフォルダを直接選択してその中のファイル一覧を呼び出すことが可能となり、階層表示を辿る従来技術と比べて階層選択回数が減り、下位の階層にあるファイルについてもファイル選択操作が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態(以下「実施形態」と呼ぶ)について、添付の図面を参照して具体的に説明する。なお、本実施形態は、コンピュータをプログラムで制御することにより実現され、情報再生表示装置(以下「本装置」と呼ぶ)だけでなく方法及びプログラムとしても把握可能であるが、具体的なプログラムやハードウェアの実現態様は各種変更可能であるから、以下の説明では、本発明及び本実施形態の各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いる。
【0015】
〔1.構成〕
本装置は、多段に階層を構成できるフォルダを用いて情報が記録された記録媒体から情報を再生する装置である。ここで、ユーザが自分の好みで記録する場合、CD−RやCD−RWに記録することが多いので、以下ではディスクを再生する場合について説明する。なお、再生する記録媒体はディスクに限らず、メモリーカードやハードディスクなどの記録媒体に記録された音楽や映像等の再生装置にも本発明を適用可能である。
【0016】
まず、本装置は、図1の機能ブロック図に示す以下の各構成要素を備える。すなわち、ディスク再生装置1は、音楽情報が記録されたCDやDVDなどの記録媒体(ディスク)を再生する装置で、実際にはスピーカに音を出すための処理のため各種回路が使用されるが、それらの回路は従来と同様でよく、詳細は省略する。
【0017】
また、CPU2は、本発明の特徴に関わる制御を司る部分で、記録媒体からの情報の読み取り、操作手段からの操作に応じた各種制御、情報の記憶や表示に関する各種制御を行う。
【0018】
特に、CPU2は前記プログラムにより、図1に示す次の部分として作用するよう制御される。まず、検索部21は、前記記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得る手段であり、再生リスト管理テーブル3は、前記管理テーブルを所定の形式すなわち、ルートからのパス名等で表されるフォルダと、そのフォルダ内に直接置かれたファイル名称との組合せの形で記憶する部分であり、単に管理テーブルとも呼ぶ。
【0019】
また、表示選択処理部22は、再生リスト管理テーブル3に基づき、ディスク再生装置1にセットされた前記記録媒体内にある各フォルダについて、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに階層によらず相互に同列の形式でリスト表示する手段であり、また、そのようにリスト表示された選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示する手段である。
【0020】
また、操作部4は、曲の選択やその他の制御を行うために操作キー等からユーザが操作その他の情報を入力するための部分であり、ここでは液晶表示パネル等の表示手段と一体となったタッチパネルPが考えられるが、表示手段とは別体の操作部であってもよい。また、表示部5は、検索されたファイル名を表示、選択するためのメニュー画面の表示のほか各種表示を行う部分である。
【0021】
〔2.作用〕
上記のように構成された本実施形態は、次のように作用する。
〔2−1.大まかな作用〕
検索部21は、ディスク再生装置1にセットされた記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得て、再生リスト管理テーブル3に格納する。
【0022】
この再生リスト管理テーブル3のデータ構造は、ルートからのパス名等で表されるフォルダと、そのフォルダ内に直接置かれたファイル名称との組合せの形であり、図5の階層構造に基く再生リスト管理テーブル3は図2のようになる。なお、記録媒体側におけるファイル情報の形式は自由であるが、コンピュータのディレクトリやFAT、CDやMDといったオーディオディスクのTOC(Table Of Contents)にあたる。
【0023】
また、表示選択処理部22は、再生リスト管理テーブル3に基づき、記録媒体内にある各フォルダについて、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに階層によらず相互に同列の形式でリスト表示する。また、表示選択処理部22は、そのようにリスト表示された各フォルダから選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示する。
【0024】
以下、図5の階層構造を例に取り、管理テーブルの取得と、表示とに分けて、より具体的な動作を説明する。
【0025】
〔2−2.管理テーブルの取得〕
まず、ディスクを挿入した時点や電源投入時等に、検索部21により、管理テーブルの取得、すなわちディスクにどのようなフォルダがあり、各フォルダ内にどのようなファイルがあるかが検索される。この検索のための処理手順を図3のフローチャートに示す。
【0026】
すなわち、まず、CDをルートフォルダとしてルートフォルダ内のファイルが検索される(ステップ51)。この結果、他のフォルダを介さずルートフォルダに直接記録されたファイルが検索されれば(ステップ52)、その検索されたファイル名を再生リスト管理テーブルへ登録する(ステップ53)。このケースには、図5のファイルM1,M2が相当する。なお、このフローチャートではステップ51において、複数のファイルも検索できるものとする。
【0027】
そして、検索されたファイルが再生リスト管理テーブルに登録されれば(ステップ53)、ルートフォルダ内に下位フォルダが有るかどうかを検索する(ステップ54)。なお、前述のファイルの検索(ステップ51)において、ルートフォルダに直(じか)に置かれたファイルがなければ(ステップ52)、ファイルの再生管理テーブルへの登録処理(ステップ53)は省略され、フォルダがあるかどうか(ステップ54)の処理を行う。
【0028】
なお、この処理手順の説明では、ファイルやフォルダを1つずつ検索して登録する繰り返し処理に関する部分の説明は省略するが、具体的な処理としては、フォルダの検索ではフォルダを1個ずつ検索し処理することが前提となる。但し実装するアルゴリズムとしては、深さ優先探索でも幅優先探索でもよい。
【0029】
そして、ステップ54においてフォルダが検索されなければ、そのまま管理テーブルに基づきリストを表示するが(ステップ515)、フォルダが検索されれば(ステップ54)そのフォルダを再生リスト管理テーブル3へ登録し(ステップ55)、さらに、検索されたそのフォルダ内を検索する(ステップ56)。ここでは、図5のフォルダF1が検索されたものとする。
【0030】
この場合、フォルダF1内の検索によってファイルが検索(ステップ57)されれば、上述のステップ53と同様に、検索されたファイルを再生リスト管理テーブルへ登録する(ステップ57)。この場合は図5のファイルM3〜M5が検索されるが、仮にファイルが検索されなければ(ステップ57)、ファイルの登録(ステップ58)を省略し、フォルダ内に存在する下位のフォルダを検索する(ステップ59)。
【0031】
ステップ59で下位のフォルダが検索されれば(ステップ510)、処理対象を指すポインタ等を、検索されたフォルダへ移動し(ステップ511)、そのフォルダを対象として、ステップ55〜510までの処理を繰り返す。
【0032】
例えば、図5の例ではフォルダF1内では下位フォルダF2が発見されるので、フォルダF2中に記録されているファイルM6〜M9が発見され登録される(ステップ55〜510)。さらに、ここでは図示しないが、仮に、フォルダF1にとって下位フォルダ(「サブフォルダ」とも呼ぶ)であるフォルダF2内に、さらに下位のサブフォルダが有れば、そのフォルダへ移動して(ステップ511)同様にステップ55〜510)の処理が繰り返される。
【0033】
いずれにしても、フォルダ内のファイルを検索後(ステップ56)フォルダが見つからない場合は(ステップ510)、1つ上の階層のフォルダに移動する(ステップ512)。例えば、それまで検索していたフォルダがフォルダF2であれば、1つ上の階層のフォルダF1へ処理対象のポインタ等を移動する。
【0034】
このように上の階層に戻った際は、そのフォルダ内において、今まで検索で抽出し再生リスト管理テーブル3に登録した以外のフォルダがあるかどうか検索する(ステップ513)。このとき、既にそのフォルダで全サブフォルダの検索が行われ、検索していないフォルダが存在しない場合は(ステップ513)、さらにもう1つ上の階層に移り(ステップ512)、同様に今まで検索した以外のフォルダがあるか検索する(ステップ513)。
【0035】
検索が全て行われており(ステップ513)かつ現在位置が最上位のフォルダ(ルートフォルダ)FRであれば(ステップ514)、全てのフォルダ及びファイルの検索登録が済んでいるので、再生リスト管理テーブル3を基に表示を行う処理へ移行する。なお、ステップ514において、現在のフォルダ位置が階層の最上位でなければ、ステップ512を含む処理が繰り返される。
【0036】
〔2−3.管理テーブルによる表示と選択〕
以上のように得られた再生リスト管理テーブル(図2)に基き、表示選択処理部22が、図4に例示するような表示を行うことが可能になる。すなわち、図4は、図5のような階層構造を持つディスクについて、上記のような再生リスト管理テーブル3(図2)を取得のうえ、表示される表示例を示す。この例では、図4(a)は、検索後、最初に表示されるメニュー画面であり、ルートフォルダを含む各フォルダの情報が、その階層とは無関係に同列にリスト表示されている。
【0037】
一般的な使い方を例示すると、ルートフォルダ名には、ユーザーがディスクに記録するときに設定したディスクタイトル名などを表示する。また、続く各フォルダF1〜F4は、ルートからそのフォルダへ至るフルパス名(フォルダパス名)を表示するとわかりやすいであろう。また、例えばユーザーは、1人の歌手でディスクを作成したときルートフォルダに歌手名を記録し、フォルダにはジャンルやアルバム名を入れるなどしてフォルダ名としてもよいが、これらの使い方は例示に過ぎず、ユーザの自由である。
【0038】
そして、図4(a)の画面表示で、例えばタッチパネルによりフォルダF2のパス名表示部分を触れるとフォルダF2が選択され、図4(b)のような表示に移行する。また、図4(a)の画面表示でルートフォルダ名が選択されると、ルートフォルダFRに対応した図4(c)の表示例となり、この画面ではルートフォルダFRに直接記録されたファイルM1,M2のファイル名が表示される。
【0039】
このように再生可能なファイル名を含む画面上では、所望のファイル(曲)を指で触れる等により選択することで再生演奏が開始される。また、ルートフォルダに直接ファイルが記録され、フォルダが存在しない場合は、図4(a)の画面においてフォルダ名に代えてファイル名を表示し、それを選択させることで直ちに曲の再生演奏を開始できるようにすることが望ましい。
【0040】
〔3.効果〕
以上のように、本実施形態では、音楽等の圧縮オーディオデータファイルなどの情報について、フォルダが複数段の階層になっていても、異なる階層のフォルダも同列の形式や扱いで表示するので、一覧から所望のフォルダを直接選択してその中のファイル一覧を呼び出すことが可能となり、階層表示を辿る従来技術と比べて階層選択回数が減り、下位の階層にあるファイルについてもファイル選択操作が容易になる。
【0041】
〔4.他の実施形態〕
なお、本発明は、上記実施形態には限定されず、以下に例示するような他の実施形態も含むものである。すなわち、各図に示した構成、処理手順等の詳細は例示に過ぎず、適宜変更して本発明を実施することが可能であり、例えば、再生対象とする情報は、MP3やWMA(Windows Media Audio)等の特定形式には限定されず、将来登場するものや映像の記録形式を含め、種類を自由に選択できる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、多段階層構造を持つ各フォルダに分けて格納された音楽などの情報を、選択の際に各フォルダが同階層にあるように表示することにより、下位階層を含めどの階層内の情報も容易に選択可能とする情報再生表示装置、方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の実施形態における再生リスト管理テーブルを例示する概念図。
【図3】本発明の実施形態における処理手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施形態における画面表示を例示する概念図。
【図5】本発明の実施形態及び従来技術における記録媒体上の階層構造の一例を示す概念図。
【符号の説明】
1…ディスク再生装置
2…CPU
21…検索部
22…表示選択処理部
3…再生リスト管理テーブル
4…操作部
5…表示部
P…タッチパネル
FR,F1〜F4…フォルダ
M1〜M16…ファイル
STEP…手順の各ステップ
Claims (6)
- 多段に階層を構成できるフォルダを用いて情報が記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示装置において、
セットされた前記記録媒体内にある各フォルダを、前記階層によらず相互に同列の形式で表示する手段と、
選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示する手段と、
を備えたことを特徴とする情報再生表示装置。 - 情報が複数の階層のフォルダに分けて記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示装置であって、
前記記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得る手段と、
得られた前記管理テーブルに基づき、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに同列の形式で表示する手段と、
を備えたことを特徴とする情報再生表示装置。 - 多段に階層を構成できるフォルダを用いて情報が記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示方法において、
セットされた前記記録媒体内にある各フォルダを、前記階層によらず相互に同列の形式で表示し、
選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示することを特徴とする情報再生表示方法。 - 情報が複数の階層のフォルダに分けて記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示方法であって、
前記記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得て、
得られた前記管理テーブルに基づき、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに同列の形式で表示することを特徴とする情報再生表示方法。 - コンピュータを制御することにより、多段に階層を構成できるフォルダを用いて情報が記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示プログラムにおいて、
そのプログラムは前記コンピュータに、
セットされた前記記録媒体内にある各フォルダを、前記階層によらず相互に同列の形式で表示させ、
選択されたフォルダ内に他のフォルダを経ずに直接配置されているファイルを、リスト表示させることを特徴とする情報再生表示プログラム。 - コンピュータを制御することにより、情報が複数の階層のフォルダに分けて記録された記録媒体から情報を再生する情報再生表示プログラムであって、
そのプログラムは前記コンピュータに、
前記記録媒体に含まれるファイル及びフォルダに関するファイル情報を検索することにより、フォルダごとにどのようなファイルが格納されているかを表す管理テーブルを得させ、
得られた前記管理テーブルに基づき、異なる階層のフォルダに関する情報も互いに同列の形式で表示させることを特徴とする情報再生表示プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002184056A JP2004030116A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 情報再生表示装置、方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002184056A JP2004030116A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 情報再生表示装置、方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=31180054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002184056A Pending JP2004030116A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 情報再生表示装置、方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004030116A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007133450A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-31 | Kenwood Corp | フォルダ名表示装置、ファイル再生装置、フォルダ名表示プログラム、及びフォルダ名表示方法 |
JP2008083914A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Alpine Electronics Inc | データ再生機能を有する電子装置 |
US8103699B2 (en) | 2006-07-11 | 2012-01-24 | Sony Corporation | Contents reordering in a contents reproduction apparatus |
US8726162B2 (en) | 2009-11-14 | 2014-05-13 | Alpine Electronics, Inc. | Audio apparatus media folders and files organization |
-
2002
- 2002-06-25 JP JP2002184056A patent/JP2004030116A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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