JP2007172548A - 2線式電子スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】自己の消費電流が大きい場合であっても、負荷を安定に動作させる。
【解決手段】負荷開閉部1のトライアック10がオフ状態であって交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われない状態では、第2の電源部5の起動部50によって制御部3が起動した後、制御部3からのパルス信号によって、スイッチング電源部51のトランジスタ514がスイッチング動作を行う。これにより、トランジスタ510のベース電流が制御されて、トランジスタ510がスイッチング動作を行う。トランジスタ510がオン状態になると、第1の電源部4に電力を供給するとともに、インダクタ511にエネルギーを蓄積する。トランジスタ510がオフ状態になると、インダクタ511に蓄積されたエネルギーを第1の電源部4に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流電源から負荷への電力供給を入切する2線式電子スイッチであって、自ら動作電源を確保する必要がある2線式電子スイッチに関するものである。
従来、交流電源から負荷への電力供給を入切するスイッチとして、配線器具の電子化に伴い、例えばサイリスタやトライアックなどの無接点スイッチング素子を負荷開閉部として交流電源から負荷への給電路に挿入し、電子回路を用いて上記無接点スイッチング素子を電気的に開閉(オンオフ)するタイプのもの(第1の従来スイッチ)が提供されている。第1の従来スイッチは、人が操作部(操作スイッチ)を操作したときに、上記電子回路が無接点スイッチング素子を駆動するので、自己の動作電源(回路電源)を確保する必要がある。そのため、第1の従来スイッチは3線又は4線で配線する構成である。
ところが、省配線の見地から2線の配線が一般的な配線器具にあっては、第1の従来スイッチは、交流電源及び負荷と2線で接続した状態では個別に電源線を引き込むことができないので、自己の動作電源の確保が問題となった。
上記問題を解決するものとして、無接点スイッチング素子を負荷開閉部として利用したスイッチでありながら交流電源及び負荷と直列に接続した状態で、2線での配線を可能とした2線式電子スイッチ(第2の従来スイッチ)が提案されている。なお、第2の従来スイッチとほぼ同様の構成が特許文献1に開示されている。
第2の従来スイッチの動作について図11を用いて説明する。図11は第2の従来スイッチの回路図である。なお、第2の従来スイッチ9では、負荷開閉部としてのトライアック90が交流電源AC及び負荷Lと直列に接続している。まず、制御部91の制御出力端子910からの制御信号がローレベルになると、第3の電源部92がオフ状態になる。このとき、第2の電源部93が第1の電源部94に電力を供給する。この状態では、トライアック90のゲート(駆動信号入力端)には、トライアック90をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流(駆動信号)が流れないので、トライアック90がオフ(開)状態になり、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が遮断される。
一方、制御部91の制御出力端子910からの制御信号がハイレベルになると、第3の電源部92がオン状態になる。これにより、第3の電源部92が第1の電源部94に電力を供給する。このとき、第1の電源部94の充電が完了すると、充電完了検出部920から補助開閉部95に電流が流れて補助開閉部95がオン(閉)状態になる。補助開閉部95がオン状態になると、トライアック90をターンオンさせるのに必要な大きさの電流がトライアック駆動部96に流れ、トライアック駆動部96からトライアック90にゲート電流が流れる。これにより、トライアック90がオン(閉)状態になり、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われる。
特開2001−227804号公報(第2〜5頁及び第7図)
上記第2の従来スイッチは、第2の電源部93がドロッパ方式の電源であり、非常に効率が悪く、負荷Lの安定な動作を維持するためには消費電流を数百μA程度にする必要があった。しかしながら、2線式電子スイッチに要求される機能は多種多様であり、その機能実現のためには上記のように消費電流を低くすることができないことが多い。このため、2線式電子スイッチを用いるときに、上記消費電流の影響によって動作が不安定になる負荷を接続適合外などとして、大幅な使用上の制約を設けなければならないという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、自己の消費電流が大きい場合であっても、負荷を安定に動作させることができる2線式電子スイッチを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、交流電源及び負荷と2線で接続し、前記交流電源からの交流電力に基づいて自己の動作電源を確保する2線式電子スイッチであって、前記交流電源から前記負荷への給電路に挿入され、両端間の電気的開閉を切り替える負荷開閉部と、前記負荷開閉部の前記電気的開閉を切り替えて前記交流電源から前記負荷への電力供給を制御する制御信号を出力する制御部と、前記制御部の動作電源となる第1の電源部とを備えるとともに、前記制御部を起動する起動部と、前記制御部が起動した後、前記負荷開閉部が開状態になって前記交流電源から前記負荷への前記電力供給が停止しているときに、前記交流電力から変換された電力をスイッチング動作によって前記第1の電源部に供給するスイッチング電源部とを含む第2の電源部を備えることを特徴とする。
この構成では、電源効率のよいスイッチング電源部を備えることで、2線式電子スイッチとして高インピーダンスを保ちながら制御部の消費電流を大きくすることができるとともに、交流電源から負荷への電力供給が停止しているときに、負荷が動作することを低減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記スイッチング電源部が、前記制御部によって駆動する第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタによって制御されて、前記交流電力から変換された電力を前記第1の電源部に供給する第2のトランジスタとを備えることを特徴とする。この構成では、第2のトランジスタをスイッチング素子として用い、制御部によって第1のトランジスタを駆動することによってスイッチング電源部を直接制御することができるので、部品点数を少なくすることができるとともに、スイッチング電源部の制御性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記スイッチング電源部が、前記起動部によって駆動する第2の制御部と、前記第2の制御部によってスイッチング指令が行われて、前記交流電力から変換された電力を前記第1の電源部に供給するMOSFETとを備えることを特徴とする。この構成では、MOSFETの動作速度が速いので、スイッチングロスを低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2の電源部が、前記負荷開閉部が開状態になって前記交流電源から前記負荷への前記電力供給が停止しているときに、前記交流電力から変換された入力電圧を検出し、前記スイッチング電源部を駆動する入力電圧検出部を備えることを特徴とする。この構成では、入力電圧が低い状態で電力確保する動作に伴い、2線式電子スイッチのインピーダンスが低下することを低減することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記第2のトランジスタが、前記負荷開閉部が開状態になって前記交流電源から前記負荷への前記電力供給が停止しているときにスイッチング動作をし、前記負荷開閉部が閉状態になって前記交流電源から前記負荷への前記電力供給が停止しているときに閉状態を維持することを特徴とする。この構成では、部品点数を低減することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記起動部が、前記制御部が起動した後に停止することを特徴とする。この構成では、起動部の消費電力を低減することができるので、電源効率を向上させることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第2の電源部が、前記第2の制御部への電力の回生を行い、前記第2の制御部が起動した後、前記起動部を停止することを特徴とする。この構成では、起動部の消費電力を低減することができるので、電源効率を向上させることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第1の電源部及び前記第2の電源部より高い電圧に昇圧し、昇圧された電圧を前記第2の電源部に供給する昇圧部を備え、前記起動部が、前記第2の制御部が起動した後に停止することを特徴とする。この構成では、制御部の消費電力の変化に伴うスイッチング回数の変化の影響を低減することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第1の電源部が未充電状態のときに、電力を消費する充電完了信号変換部を備えることを特徴とする。この構成では、充電完了信号変換部が電力消費する時間を短く抑えることができるので、電源効率を向上させることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜4、6〜9のいずれかに記載の発明において、前記制御信号に基づいて、前記交流電力から変換された電力を前記第1の電源部に供給する第3の電源部と、前記第3の電源部から前記第1の電源部に電力が供給されているときに、前記第1の電源部の入力電圧が予め決められた電圧値より高くなると閉状態になることによって、前記負荷開閉部の前記電気的開閉を切り替えさせる補助開閉部とを備えることを特徴とする。この構成では、第1の電源部、第2の電源部、第3の電源部によって、制御部に電力を確実に供給することができるとともに、補助開閉部によって、負荷開閉部の電気的開閉を安定に切り替えさせることができる。
本発明によれば、電源効率のよいスイッチング電源部を備えることで、2線式電子スイッチとして高インピーダンスを保ちながら制御部の消費電流を大きくすることができるとともに、交流電源から負荷への電力供給が停止しているときに、負荷が動作することを低減することができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1について図1を用いて説明する。図1は実施形態1の2線式電子スイッチの回路図である。
まず、実施形態1の基本的な構成について説明する。実施形態1の2線式電子スイッチAは、交流電源ACからの交流電力に基づいて自己の動作電源を確保するものであり、図1に示すように、負荷開閉部1と、整流部2と、制御部3と、第1の電源部4と、第2の電源部5と、第3の電源部6と、補助開閉部7とを備え、交流電源AC及び負荷Lと直列に2線で接続している。なお、交流電源ACは、例えば100Vの商用電源などである。また、負荷Lは、例えば蛍光灯や白熱球を含む照明器具、換気扇などである。
負荷開閉部1は、トライアック10と、トライアック駆動部11とを備えている。トライアック10は、例えばシリコンなどの半導体によって形成され、ゲート電流(駆動信号)に応じて2つの端子100,101間の電気的開閉を切り替えるものである。上記トライアック10は、端子12,13及びフィルタ用のインダクタ14を介して交流電源AC及び負荷Lと直列に接続している。また、トライアック10及びインダクタ14は、サージ吸収素子15及びフィルタ用のコンデンサ16のそれぞれと並列に接続している。一方、トライアック駆動部11は、抵抗110と、コンデンサ111とを並列に接続して備え、一端でトライアック10のゲート(駆動信号入力端)と接続するとともに他端でトライアック10の端子101と接続している。また、トライアック駆動部11は、整流部2を介して後述の補助開閉部7のサイリスタ70と直列に接続している。上記トライアック駆動部11は、サイリスタ70がオン(閉)状態になると、流れる電流が大きくなり、トライアック10をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流をトライアック10のゲートに流す。実施形態1において、トライアック10がオン(閉)状態になると、交流電源AC、トライアック10、インダクタ14、負荷Lの回路で導通し、負荷Lに電力が供給されて負荷Lが動作する。これに対して、トライアック10がオフ(開)状態になると、負荷Lに電力が供給されなくなり、負荷Lの動作が停止する。
整流部2は、4つのダイオードからなるダイオードブリッジであり、入力端で端子12,13を介して交流電源AC及び負荷Lと接続し、出力端で第2の電源部5、第3の電源部6及び補助開閉部7と接続している。上記整流部2は、交流電源ACからの交流電力を全波整流し、全波整流された電力を第2の電源部5、第3の電源部6及び補助開閉部7に出力する。
制御部3は、例えば人の操作などによって、トライアック10の電気的開閉を切り替える制御信号を制御出力端子30から第3の電源部6に出力するマイクロコンピュータである。上記制御部3は、第1の電源部4からの電力で動作する。また、制御部3は、人が操作するものとして、例えばタクトスイッチなどの操作部(操作スイッチ)(図示せず)を接続して備え、上記操作部が操作されるごとに上記制御信号を第3の電源部6に出力する。上記制御信号は、ハイレベルとローレベルの2値信号であり、制御部3は、トライアック10をオン状態にする場合にはハイレベルの制御信号を出力し、トライアック10をオフ状態にする場合にはローレベルの制御信号を出力する。これにより、制御部3は、交流電源ACから負荷Lへの電力供給を制御する。
第1の電源部4は、制御部3の動作電源であり、入力端側から順に、バッファ用コンデンサ40と、3端子レギュレータ41と、コンデンサ42と、コンデンサ43とを並列に接続して備え、入力端で第2の電源部5及び第3の電源部6と接続し、出力端で制御部3の入力端と接続している。バッファ用コンデンサ40は、第2の電源部5及び第3の電源部6からの電力を充電し、リップル成分を除去することによって平滑にする。上記バッファ用コンデンサ40の充電電圧は、電圧検出部44で監視されている。3端子レギュレータ41は、バッファ用コンデンサ40の直流電圧を、例えば3Vに降圧安定化する。上記より、第1の電源部4は、安定した電力を制御部3に供給する。
第2の電源部5は、起動部50と、スイッチング電源部51とを備えている。起動部50は、制御部3を起動させるための電力を供給するものである。一方、スイッチング電源部51は、入力端側から順に、PNP型のトランジスタ510と、インダクタ511とを直列に接続して備え、入力端で整流部2の出力端と接続し、出力端側で第1の電源部4と接続している。また、スイッチング電源部51は、トランジスタ510のベース−エミッタ間に接続されるバイアス抵抗512と、トランジスタ510のベースに接続される抵抗513及びトランジスタ514とを備えている。さらに、スイッチング電源部51は、トランジスタ510とインダクタ511の間にダイオード515を備えている。トランジスタ514は、ベース電流を制御部3によって直接駆動されるものである。このようなスイッチング電源部51は、トライアック10がオフ状態になって交流電源ACから負荷Lへの電力供給が停止しているときに、交流電源ACからの交流電力を、整流部2によって全波整流された電力として受け、スイッチング動作によって第1の電源部4に供給する。より具体的に説明すると、スイッチング電源部51は、整流部2の出力電圧を入力し、スイッチング動作によって降圧してバッファ用コンデンサ40を充電させる。バッファ用コンデンサ40の充電電圧が所定値以上になると、制御部3によって、トランジスタ514はスイッチング動作を停止する。これに対して、バッファ用コンデンサ40の充電電圧が所定値より下回ると、トランジスタ514はスイッチング動作を再開する。これにより、バッファ用コンデンサ40の充電電圧をほぼ一定の値に維持することができる。このときの負荷電流は、負荷Lが誤動作しない程度の大きさである。また、制御部3の消費電流は低く抑えられ、第2の電源部5のインピーダンスは高く維持されている。
第3の電源部6は、入力端側から順に、PNP型のトランジスタ60と、ダイオード61とを直列に接続して備え、入力端で整流部2の出力端と接続し、出力端で第1の電源部4と接続している。つまり、第3の電源部6は、第2の電源部5と並列に接続している。また、第3の電源部6は、トランジスタ60のベース−エミッタ間に接続される抵抗62及びコンデンサ63と、トランジスタ60のベースに接続される抵抗64及びNPN型のトランジスタ65とを備えている。さらに、第3の電源部6は、トランジスタ65のベース−エミッタ間に接続される抵抗66を備えている。トランジスタ65は、エミッタが接地され、ベースが制御部3の制御出力端子30と接続している。上記トランジスタ65は、トランジスタ60のオン状態、オフ状態を制御する。上記第3の電源部6は、制御部3からの制御信号に基づいて、交流電源ACからの交流電力を、整流部2によって全波整流された電力として受け、上記電力を第1の電源部4に供給する。具体的な手順を説明すると、制御部3からハイレベルの制御信号を受けると、トランジスタ65がオン状態になる。これにより、トランジスタ60がオン状態になる。このとき、2線式電子スイッチAのインピーダンスが低下する。その後、第3の電源部6は、第1の電源部4に電力を供給する。これに対して、制御部3からローレベルの制御信号を受けると、トランジスタ65がオフ状態になり、トランジスタ60もオフ状態になる。これにより、第3の電源部6は、第1の電源部4への電力供給を停止する。
補助開閉部7は、サイリスタ70と、サイリスタ駆動部71とを備えている。サイリスタ70は、整流部2の出力端と接続するとともに、第2の電源部5及び第3の電源部6の入力端とも接続している。一方、サイリスタ駆動部71は、抵抗710及びコンデンサ711を並列に接続して備え、一端がサイリスタ70のゲート及びツェナーダイオード72と接続し、他端がサイリスタ70のカソードと接続している。ツェナーダイオード72は、第3の電源部6から第1の電源部4に電力が供給されているときに、第1の電源部4のバッファ用コンデンサ40の直流電圧(第1の電源部4の入力電圧)が高くなり、カソード電位がツェナー電圧より高くなると、逆方向電流をサイリスタ駆動部71に流すことによって、第1の電源部4の充電が完了したことを検出する充電完了検出部である。上記サイリスタ駆動部71は、ツェナーダイオード72から逆方向電流が流れると、サイリスタ70をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流をサイリスタ70に流す。これにより、整流部2から第3の電源部6に流れていた負荷電流が整流部2からサイリスタ70に流れ、補助開閉部7は、トライアック駆動部11に対してトライアック10をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流をトライアック10に流すように制御する。
次に、実施形態1の2線式電子スイッチAの動作について説明する。まず、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われない状態(オフ状態)の動作について説明する。制御部3の制御信号がローレベルになると、第3の電源部6のトランジスタ65及びトランジスタ60がオフ状態になる。一方、起動部50によって制御部3が起動すると、制御部3からのパルス信号によって、トランジスタ514がスイッチング動作を行う。上記トランジスタ514の動作によって、トランジスタ510のベース電流が制御されて、トランジスタ510がスイッチング動作を行う。トランジスタ510がオン状態になると、第1の電源部4に電力を供給するとともに、インダクタ511にエネルギーを蓄積する。トランジスタ510がオフ状態になると、インダクタ511に蓄積されたエネルギーを第1の電源部4のバッファ用コンデンサ40に供給する。スイッチング電源部51は、トランジスタ510のオン状態、オフ状態によってインピーダンス変換を行い、入力の高電圧から出力の低電圧に変換する。上記のようにして、第2の電源部5が第1の電源部4に電力を供給する。これにより、第1の電源部4が制御部3の動作電源となる。このとき、バッファ用コンデンサ40の充電電圧を監視し、十分に電圧が得られている場合にはスイッチング電源部51を停止することで、過充電及び不要な電力消費を回避することができる。この状態では、トライアック10のゲートには、トライアック10をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流が流れないので、トライアック10がオフ状態になり、交流電源ACから負荷Lに対して、動作するのに十分な電力が供給されない。
続いて、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われる状態(オン状態)の動作について説明する。制御部3の制御信号がハイレベルになると、トランジスタ65及びトランジスタ60がオン状態になり、第3の電源部6が第1の電源部4に電力を供給する。これにより、第1の電源部4が制御部3の動作電源となる。一方、第1の電源部4の入力電圧が高くなり、ツェナーダイオード72のカソード電位がツェナー電圧より高くなると、ツェナーダイオード72が逆方向電流をサイリスタ駆動部71に流す。その後、サイリスタ駆動部71がサイリスタ70をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流をサイリスタ70に流し、サイリスタ70がオン状態になる。これにより、整流部2から第3の電源部6に流れていた負荷電流が整流部2からサイリスタ70に流れる。その後、トライアック駆動部11によって、トライアック10をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流がトライアック10のゲートに流れ、トライアック10がオン状態になる。上記より、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われる。
ここで、トライアック10がオン状態になると、トライアック10に負荷電流が流れるが、ゼロクロス点を迎えたところで自己消弧してオフ状態になる。トライアック10がオフ状態になると、再び整流部2から第3の電源部6を介して第1の電源部4に負荷電流が流れ、2線式電子スイッチAの動作電源を確保するとともに、サイリスタ70及びトライアック10をオン状態にする動作を行う。つまり、交流電源ACからの交流電力の半周期ごとに、動作電源を確保する動作を行う。
以上、実施形態1によれば、電源効率のよいスイッチング電源部51を備えることで、2線式電子スイッチAとして高インピーダンスを保ちながら制御部3の消費電流を大きくすることができるとともに、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が停止しているときに、負荷Lが動作することを低減することができる。また、トランジスタ510をスイッチング素子として用い、制御部3によってトランジスタ514を駆動することによってスイッチング電源部51を直接制御することができるので、部品点数を少なくすることができるとともに、スイッチング電源部51の制御性を向上させることができる。さらに、第1の電源部4、第2の電源部5、第3の電源部6によって、制御部3に電力を確実に供給することができるとともに、補助開閉部7によって、負荷開閉部1のトライアック10の電気的開閉を安定に切り替えさせることができる。
なお、実施形態1の変形例として、スイッチング電源部が、制御部によって駆動するバイポーラトランジスタに代えて、FETなど他のスイッチデバイスを備えてもよい。このような構成にしても実施形態1と同様の効果を奏する。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について図2を用いて説明する。図2は実施形態2の2線式電子スイッチの要部回路図である。なお、図2のa及びbは図1のa及びbで整流部2と接続する。
実施形態2の2線式電子スイッチBは、図1,2に示すように、負荷開閉部1と、整流部2と、制御部3と、第1の電源部4と、第3の電源部6と、補助開閉部7とを、実施形態1の2線式電子スイッチAと同様に備えているが、実施形態1の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
2線式電子スイッチBは、実施形態1の第2の電源部5に代えて、図2に示すような第2の電源部5aを備えている。第2の電源部5aは、図2に示すようなスイッチング電源部51aを備えている。スイッチング電源部51aは、N型のMOSFET516と、第2の制御部519とを備えている。第2の制御部519は、起動部50によって駆動するものである。MOSFET516は、第2の制御部519によってソースを基準としてスイッチング指令が行われて交流電力ACから変換された電力を第1の電源部4に供給するものである。なお、スイッチング電源部51aは、上記以外の点において、実施形態1のスイッチング電源部51(図1参照)と同様である。
また、2線式電子スイッチBは、バッファ用コンデンサ40の電圧検出部44aと第2の制御部519のグランドレベルが異なるので、信号変換部45を備えている。
次に、実施形態2の2線式電子スイッチBの動作について説明する。なお、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われる状態(オン状態)の動作については、実施形態1と同様である。続いて、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われない状態(オフ状態)の動作について説明する。まず、起動部50によって第2の制御部519が起動する。第2の制御部519が起動すると第2の制御部519からパルス信号がMOSFET516に出力され、MOSFET516がスイッチング動作を行う。一方、バッファ用コンデンサ40の充電電圧を監視し、その状態を第2の制御部519にフィードバックすることで、不必要にスイッチング動作をすることを回避する。
以上、実施形態2によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、MOSFET516の動作速度が速いので、スイッチングロスを低減することができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3について図3を用いて説明する。図3は実施形態3の2線式電子スイッチの要部回路図である。なお、図3のa及びbは図1のa及びbで整流部2と接続する。
実施形態3の2線式電子スイッチCは、図1,3に示すように、負荷開閉部1と、整流部2と、制御部3と、第1の電源部4と、第3の電源部6と、補助開閉部7とを、実施形態1の2線式電子スイッチAと同様に備えているが、実施形態1の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
2線式電子スイッチCは、実施形態1の第2の電源部5に代えて、図3に示すような第2の電源部5bを備えている。第2の電源部5bは、入力電圧検出部52と、コンデンサ520とを備えている。入力電圧検出部52は、負荷開閉部1のトライアック10がオフ状態になって交流電源ACから負荷Lへの電力供給が停止しているときに、交流電力ACから変換された入力電圧を検出し、上記入力電圧が所定以上の電圧であるときにのみ、スイッチング電源部51を駆動してスイッチング動作を行うものである。
コンデンサ520は、整流部2の出力端と接続し、バッファとして配置されている。上記より、スイッチング電源部51がスイッチング動作を行ったときに、負荷Lに流れる負荷電流が大きくなってしまうことを回避できる。
以上、実施形態3によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、入力電圧が低い状態で電力確保する動作に伴い、2線式電子スイッチCのインピーダンスが低下することを低減することができる。つまり、入力電圧が高く、必要電力を出力する際に入力電流を低く抑えることができる条件でのみスイッチング動作を行うことで、負荷Lを安定に動作させることができる。
なお、実施形態3の変形例として、入力電圧検出部が、入力電圧の状態を直接スイッチング電源部に入力する構成に代えて、一旦制御部に入力、判断した上で、スイッチング信号を制御する構成であってもよい。このような構成にしても、実施形態3と同様の効果を奏する。
(実施形態4)
本発明の実施形態4について図4,5を用いて説明する。図4は実施形態4の2線式電子スイッチの要部回路図である。図5は実施形態4の2線式電子スイッチの信号を示す図である。なお、図4のa及びbは図1のa及びbで整流部2と接続する。
実施形態4の2線式電子スイッチDは、図1,4に示すように、負荷開閉部1と、整流部2と、制御部3と、第1の電源部4と、補助開閉部7とを、実施形態1の2線式電子スイッチAと同様に備えているが、実施形態1の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
2線式電子スイッチDは、図4に示すように、実施形態1の第2の電源部5と第3の電源部6が共通となる第2の電源部5cを備えている。第2の電源部5cは、実施形態1のスイッチング電源部51に代えて、図4に示すようなスイッチング電源部51bを備えている。スイッチング電源部51bのトランジスタ510は、図5に示すように、負荷開閉部1のトライアック10がオフ状態になって交流電源ACから負荷Lへの電力供給が停止しているときに、制御部3からの制御に基づいてスイッチング動作をする。これにより、高インピーダンスを維持しながら2線式電子スイッチDの動作電源を確保する。これに対して、トライアック10がオン状態になって交流電源ACから負荷Lへの電力供給が停止しているときに、制御部3からの制御に基づいて常時オン状態にする。
以上、実施形態4によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、部品点数を低減することができる。
(実施形態5)
本発明の実施形態5について図6を用いて説明する。図6は実施形態5の2線式電子スイッチの要部回路図である。なお、図6のa及びbは図1のa及びbで整流部2と接続する。
実施形態5の2線式電子スイッチEは、図1,6に示すように、負荷開閉部1と、整流部2と、制御部3と、第1の電源部4と、第3の電源部6と、補助開閉部7とを、実施形態1の2線式電子スイッチAと同様に備えているが、実施形態1の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
2線式電子スイッチEは、実施形態1の第2の電源部5に代えて、図6に示すような第2の電源部5dを備えている。第2の電源部5dは、図6に示すような起動部50aを備えている。起動部50aは、抵抗500,501の直列回路と、抵抗502及びFET503の直列回路とを並列に接続し、さらにFET504を接続して備えている。抵抗500,501は、非常に抵抗値が高く、数MΩである。抵抗502は、抵抗500,501と比較して低い抵抗値である。
上記起動部50aは、制御部3が起動した後に停止する。具体的に説明すると、起動部50aは、まず、電源投入後、抵抗500,501を経由して第1の電源部4に電流を流す。ここで、抵抗501に発生する電圧が高くなると、FET503がオン状態になることによって、起動部50aは、抵抗502、FET503を経由して第1の電源部4に電流を流す。上記経路を流れる電流によって第1の電源部4及び制御部3が起動することになる。続いて、起動部50aの効率を改善するために、制御部3が起動した後、FET503のゲートに接続されるもう一つのFET504をオン状態にさせ、FET503のゲートの電位を低くすることで、FET503が停止状態になり、起動部50aに流れる電流は、抵抗500とFET504を経由してグランドに流れる。ここで、抵抗500は非常に高い抵抗値であるので、この状態で消費される電力は低く抑えられる。その後、効率のよいスイッチング電源部51cが動作し、第1の電源部4及び制御部3に電力を供給する。
以上、実施形態5によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、起動部50aの消費電力を低減することができるので、電源効率を向上させることができる。
なお、実施形態5の変形例として、制御部からFET504を制御する構成に代えて、第1の電源部の入力電圧を監視し、充電検出後にFET504を制御する検出部や判断部などを備える構成であってもよい。このような構成にしても、実施形態5と同様の効果を奏する。
(実施形態6)
本発明の実施形態6について図7を用いて説明する。図7は実施形態6の2線式電子スイッチの要部回路図である。なお、図7のa及びbは図1のa及びbで整流部2と接続する。
実施形態6の2線式電子スイッチFは、図1,7に示すように、負荷開閉部1と、整流部2と、制御部3と、第1の電源部4と、第3の電源部6と、補助開閉部7とを、実施形態1の2線式電子スイッチAと同様に備えているが、実施形態1の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
2線式電子スイッチFは、実施形態1の第2の電源部5に代えて、図7に示すような第2の電源部5eを備えている。第2の電源部5eは、図7に示すようなスイッチング電源部51dを備えている。第2の電源部5eは、第2の制御部519に電力の回生がなされ、第2の制御部519が起動した後、起動部50aを停止する。具体的には、第2の制御部519は、MOSFET516のソースを基準とし、起動部50aからの電力供給が停止すると電源がなくなるので、第2の電源部5dの出力をダイオード518を介して第2の制御部519へ供給する。すなわち、スイッチング電源部51dは、MOSFET516がオン状態になっているとき、インダクタ511に蓄積されたエネルギーをバッファ用コンデンサ40への充電と第2の制御部519への電源電力として回生させる動作を行う。これにより、第2の制御部519が起動し、MOSFET516のスイッチング動作が開始された状態では電源効率の悪い起動部50aを停止しても動作可能であり、電源効率のよい2線式電子スイッチとなる。
以上、実施形態6によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、起動部50aの消費電力を低減することができるので、電源効率を向上させることができる。
(実施形態7)
本発明の実施形態7について図8を用いて説明する。図8は実施形態7の2線式電子スイッチの要部回路図である。なお、図8のa及びbは図1のa及びbで整流部2と接続する。
実施形態7の2線式電子スイッチGは、図1,8に示すように、負荷開閉部1と、整流部2と、制御部3と、第1の電源部4と、第3の電源部6と、補助開閉部7とを、実施形態1の2線式電子スイッチAと同様に備えているが、実施形態1の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
2線式電子スイッチGは、実施形態1の第2の電源部5に代えて、図8に示すような第2の電源部5fを備えている。起動部50aは、第2の制御部519が起動した後に停止する。
また、2線式電子スイッチGは、昇圧部8と、コンデンサ80とを備えている。昇圧部8は、第1の電源部4及び第2の電源部5fより高い電圧に昇圧し、昇圧された電圧を第2の電源部5fに供給する。ここで、MOSFET516のスイッチング動作の際、MOSFET516のソースが低電位、すなわちインダクタ511に蓄積されたエネルギーがバッファ用コンデンサ40に充電される期間にのみ昇圧部8より第2の制御部519へ電力が供給される動作をする。第2の制御部519では高耐圧のスイッチング素子を動作させる必要があり、これには比較的電位の高い駆動部が必要となる。また、制御部3などでの消費電力が変化すると、この変化に応じてスイッチング回数が変化するので充電回数も同じく変化することになる。このような制約によって、第2の制御部519には比較的高い制御電圧を安定して与えることが必要で、昇圧部8を用いて昇圧電圧で充電することは有効な手段である。
次に、実施形態7の2線式電子スイッチGの動作について説明する。まず、制御部3によって制御された昇圧部8を用いて、第1の電源部4及び第2の電源部5fの電源電圧より高い電圧に昇圧する。続いて、上記昇圧された電圧をダイオード518を介して第2の制御部519に出力する。
以上、実施形態7によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、制御部3の消費電力の変化に伴うスイッチング回数の変化の影響を低減することができる。
(実施形態8)
本発明の実施形態8について図9を用いて説明する。図9は実施形態8の2線式電子スイッチの要部回路図である。なお、図9のa及びbは図1のa及びbで整流部2と接続する。
実施形態8の2線式電子スイッチHは、図1,9に示すように、負荷開閉部1と、整流部2と、制御部3と、第1の電源部4と、補助開閉部7とを、実施形態1の2線式電子スイッチAと同様に備えているが、実施形態1の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
2線式電子スイッチHは、図9に示すように、充電完了信号変換部82を備えている。充電完了信号変換部82は、絶縁方式であり、インバータ820と、フォトカプラ821a,821bと、抵抗822,823とを備えている。フォトカプラの1次側821aには、比較的大きな電流(ミリアンペアオーダー)を流す必要があるので、上記動作モードでの消費電力は大きくなる。上記充電完了信号変換部82は、未充電状態のときに電力を消費する。
まず、バッファ用コンデンサ40が未充電時には、電圧検出部81は、ローレベルの信号を充電完了信号変換部82に出力している。続いて、インバータ820によってハイレベルに信号反転する。これにより、フォトカプラの1次側821aに電流が流れ、2次側821bに信号伝達される。スイッチング電源部51fは、バッファ用コンデンサ40に充電される電圧が低いときのみに動作する間欠スイッチング動作であり、ほとんどが充電状態でスイッチング動作が停止する動きとなっている。
以上、実施形態8によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、充電完了信号変換部82が電力消費する時間を短く抑えることができるので、電源効率を向上させることができる。
(実施形態9)
本発明の実施形態9について図10を用いて説明する。図10は実施形態9の2線式電子スイッチの要部回路図である。なお、図10のa及びbは図1のa及びbで整流部2と接続する。
実施形態9の2線式電子スイッチIは、図1,10に示すように、負荷開閉部1と、整流部2と、制御部3と、第1の電源部4と、第2の電源部5gと、補助開閉部7とを、実施形態8の2線式電子スイッチHと同様に備えているが、実施形態8の2線式電子スイッチHにはない以下に記載の特徴部分がある。
2線式電子スイッチIは、実施形態8の充電完了信号変換部82に代えて、図10に示すような充電完了信号変換部82aを備えている。充電完了信号変換部82aは、非絶縁方式であり、インバータ820と、高耐圧のトランジスタ824,825と、抵抗822,823とを備えている。トランジスタ825には、高電圧間で電流を流す必要があるので、上記動作モードでの消費電力は大きくなる。上記充電完了信号変換部82aは、未充電状態のときに電力を消費する。
以上、実施形態9であっても、実施形態8と同様の効果を得ることができる。
なお、実施形態1〜9の変形例として、負荷開閉部がトライアックに代えてサイリスタを備える構成であってもよい。このような構成であっても、実施形態1と同様の効果を奏する。
また、実施形態1〜9の他の変形例として、トライアックをオン状態にする場合、及びトライアックをオフ状態にする場合に、制御部がパルス状の制御信号を第3の電源部に出力し、第3の電源部が上記制御信号に基づいて第1の電源部に電力を供給する構成であってもよい。このような構成であっても、実施形態1と同様の効果を奏する。
本発明による実施形態1の2線式電子スイッチの回路図である。 本発明による実施形態2の2線式電子スイッチの要部回路図である。 本発明による実施形態3の2線式電子スイッチの要部回路図である。 本発明による実施形態4の2線式電子スイッチの要部回路図である。 同上の2線式電子スイッチにおけるトランジスタ510の動作を示す図である。 本発明による実施形態5の2線式電子スイッチの要部回路図である。 本発明による実施形態6の2線式電子スイッチの要部回路図である。 本発明による実施形態7の2線式電子スイッチの要部回路図である。 本発明による実施形態8の2線式電子スイッチの要部回路図である。 本発明による実施形態9の2線式電子スイッチの要部回路図である。 従来の2線式電子スイッチの回路図である。
符号の説明
1 負荷開閉部
10 トライアック
3 制御部
4 第1の電源部
5 第2の電源部
50 起動部
51 スイッチング電源部
510,514 トランジスタ
511 インダクタ

Claims (10)

  1. 交流電源及び負荷と2線で接続し、前記交流電源からの交流電力に基づいて自己の動作電源を確保する2線式電子スイッチであって、
    前記交流電源から前記負荷への給電路に挿入され、両端間の電気的開閉を切り替える負荷開閉部と、
    前記負荷開閉部の前記電気的開閉を切り替えて前記交流電源から前記負荷への電力供給を制御する制御信号を出力する制御部と、
    前記制御部の動作電源となる第1の電源部と
    を備えるとともに、
    前記制御部を起動する起動部と、前記制御部が起動した後、前記負荷開閉部が開状態になって前記交流電源から前記負荷への前記電力供給が停止しているときに、前記交流電力から変換された電力をスイッチング動作によって前記第1の電源部に供給するスイッチング電源部とを含む第2の電源部を備える
    ことを特徴とする2線式電子スイッチ。
  2. 前記スイッチング電源部が、
    前記制御部によって駆動する第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタによって制御されて、前記交流電力から変換された電力を前記第1の電源部に供給する第2のトランジスタと
    を備えることを特徴とする請求項1記載の2線式電子スイッチ。
  3. 前記スイッチング電源部が、
    前記起動部によって駆動する第2の制御部と、
    前記第2の制御部によってスイッチング指令が行われて、前記交流電力から変換された電力を前記第1の電源部に供給するMOSFETと
    を備えることを特徴とする請求項1記載の2線式電子スイッチ。
  4. 前記第2の電源部が、
    前記負荷開閉部が開状態になって前記交流電源から前記負荷への前記電力供給が停止しているときに、前記交流電力から変換された入力電圧を検出し、前記スイッチング電源部を駆動する入力電圧検出部
    を備えることを特徴とする請求項1記載の2線式電子スイッチ。
  5. 前記第2のトランジスタが、前記負荷開閉部が開状態になって前記交流電源から前記負荷への前記電力供給が停止しているときにスイッチング動作をし、前記負荷開閉部が閉状態になって前記交流電源から前記負荷への前記電力供給が停止しているときに閉状態を維持することを特徴とする請求項2記載の2線式電子スイッチ。
  6. 前記起動部が、前記制御部が起動した後に停止することを特徴とする請求項1又は2記載の2線式電子スイッチ。
  7. 前記第2の電源部が、前記第2の制御部への電力の回生を行い、前記第2の制御部が起動した後、前記起動部を停止することを特徴とする請求項3記載の2線式電子スイッチ。
  8. 前記第1の電源部及び前記第2の電源部より高い電圧に昇圧し、昇圧された電圧を前記第2の電源部に供給する昇圧部を備え、
    前記起動部が、前記第2の制御部が起動した後に停止する
    ことを特徴とする請求項3記載の2線式電子スイッチ。
  9. 前記第1の電源部が未充電状態のときに、電力を消費する充電完了信号変換部を備えることを特徴とする請求項3記載の2線式電子スイッチ。
  10. 前記制御信号に基づいて、前記交流電力から変換された電力を前記第1の電源部に供給する第3の電源部と、
    前記第3の電源部から前記第1の電源部に電力が供給されているときに、前記第1の電源部の入力電圧が予め決められた電圧値より高くなると閉状態になることによって、前記負荷開閉部の前記電気的開閉を切り替えさせる補助開閉部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜4、6〜9のいずれか記載の2線式電子スイッチ。
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