JP2007172408A - プログラム組込方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プログラムを組み込む対象のモジュールに対して外部からの不正なアクセスを防止しつつ、プログラムの変更や更新を容易に行えるプログラム組込方法を提供する。
【解決手段】基本モジュール2aにはシステム制御用プログラムが組み込まれ、当該プログラムを実行することによって複数の拡張モジュール3a〜3cを連携動作させ、全体として所定の宅内設備の動作を行わせる。システム制御用プログラムの変更や更新を行う際は、本制御システムの外部に設けたサーバコンピュータSCから本システムの情報路を経由せずにプログラムをダウンロードし、メモリカードMCに一旦格納した後、このメモリカードMCを基本モジュール2aのカードスロット部28hに装着し、メモリカードMCに保管されたプログラムを基本モジュール2aに組み込むようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、組込対象のモジュールにプログラムを組み込むプログラム組込方法に関するものである。
従来より、照明器具などの負荷と、負荷を制御する電気機器とで構成される制御システムが提供されており、電気機器にインターネットのような外部のネットワークに接続する通信手段を設け、電気機器に組み込まれている制御プログラムを更新する場合には、電気機器が制御システムを経由して外部のネットワークにアクセスし、外部より制御プログラムをダウンロードして、制御プログラムの変更や更新などを行っていた(例えば特許文献1参照)。
また、例えばパーソナルコンピュータに組み込まれたソフトウェアをネットワークを経由せずに更新する場合には、所望のソフトウェアを記憶したCD−ROMなどの記憶媒体を入手した後、この記憶媒体をデータ読取装置に挿入して、記憶媒体から読み込んだソフトウェアをパーソナルコンピュータに組み込むことにより、組込ソフトの更新や変更を行っていた。
特開2005−215789号公報(段落番号[0032]、及び、第1図)
上述した前者のプログラム組込方法では、制御システムを経由して外部のネットワークから制御プログラムをダウンロードしているため、安全性を確保するために外部からのアクセスを制限している制御システムでは、外部からのアクセスを制限する機能の影響を受けて制御プログラムのダウンロードが正常に行えない可能性があり、またダウンロード中にアクセス制限を解除すると、一時的にではあるが外部からの不正なアクセスに対して制御システムを保護できない可能性があった。
また後者のプログラム組込方法では、外部のネットワーク網から組込対象の機器を切り話した状態で組込ソフトの変更や更新を行えるため、組込ソフトを変更したり更新する際に、対象機器に対する外部からの不正なアクセスを防止することは可能であるが、所望のソフトウェアが格納されている記憶媒体を入手するために手間や時間がかかるため、組込ソフトの変更や更新を簡単に行うことができないという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、プログラムを組み込む対象のモジュールに対して外部からの不正なアクセスを防止しつつ、プログラムの変更や更新を容易に行えるプログラム組込方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、造営面の裏側に先行配線された電線を介して電力の供給と情報信号の伝達とを行い、情報信号に含まれる制御命令に応じて個別機能用プログラムを実行することで所定の動作を行う複数の機能モジュールと、複数の機能モジュールを連携動作させるためのシステム制御用プログラムが組み込まれ、システム制御用プログラムを実行することによって各機能モジュールの制御命令を作成し、当該制御命令を含む情報信号を情報路を通じて各機能モジュールに送信する制御モジュールとを備えた制御システムの各モジュールにプログラムを組み込むプログラム組込方法であって、制御システムの外部に設けられて個別機能用プログラム及びシステム制御用プログラムを保管するサーバコンピュータから情報路を経由しないネットワーク網を通じて所望のプログラムをダウンロードして、ダウンロードしたプログラムを記憶媒体に一旦格納した後、機能モジュール又は制御モジュールの何れかに設けたデータ読み取り装置に記憶媒体を接続し、記憶媒体に保管されたプログラムをデータ読み取り装置を介して組込対象のモジュールに組み込むことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、サーバコンピュータからネットワーク網を通じてシステム制御用プログラムをダウンロードして、ダウンロードしたシステム制御用プログラムを記憶媒体に一旦格納した後、制御モジュールに設けたデータ読み取り装置に記憶媒体を接続し、データ読み取り装置を介して記憶媒体から読み込んだ個別機能用プログラムを制御モジュールに組み込むことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、サーバコンピュータからネットワーク網を通じてシステム制御用プログラムをダウンロードして、ダウンロードしたシステム制御用プログラムを記憶媒体に一旦格納した後、機能モジュールに設けたデータ読み取り装置に記憶媒体を接続し、機能モジュールが、データ読み取り装置を介して記憶媒体からシステム制御用プログラムを読み込み、情報路を通じて制御モジュールにシステム制御用プログラムを転送し、機能モジュールから転送されてきたシステム制御用プログラムを制御モジュールに組み込むことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、サーバコンピュータからネットワーク網を通じて個別機能用プログラムをダウンロードして、ダウンロードした個別機能用プログラムを記憶媒体に一旦格納した後、組込対象の機能モジュールに設けたデータ読み取り装置に記憶媒体を接続し、データ読み取り装置を介して記憶媒体から読み込んだ個別機能用プログラムを組込対象の機能モジュールに組み込むことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかの発明において、電線が、電源供給のための電力線と、情報信号を伝送するための情報線とで構成されることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至4の何れかの発明において、電線が電源供給のための電力線からなり、機能モジュールと制御モジュールとの間で電力線搬送通信により情報信号を授受することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、制御システムの外部に設けられたサーバコンピュータから、制御システムを経由せずにダウンロードしたプログラムを記憶媒体に一旦格納した後、この記憶媒体をデータ読み取り装置に接続し、記憶媒体から読み込んだプログラムを組込対象のモジュールに組み込んでいるので、外部からの不正なアクセスから制御システムを保護した状態で所望のモジュールに対してプログラムを組み込むことができ、しかもモジュールに組み込むプログラムはネットワーク網を通じてサーバコンピュータからダウンロードしているので、プログラムを入手して対象のモジュールに組み込む作業を容易に行えるという効果がある。
請求項2の発明によれば、制御モジュールに組み込むシステム制御用プログラムの変更、更新作業が容易に行えるという効果がある。
請求項3の発明によれば、制御モジュールに組み込むシステム制御用プログラムの変更、更新作業を、制御モジュール以外の機能ジュールから行えるという効果がある。
請求項4の発明によれば、各機能モジュールに組み込む個別機能用プログラムの変更や更新を個別に行えるという効果がある。
請求項5の発明によれば、電力線と情報線とを用いて電力の供給と情報信号の伝送とを行うことができる。
請求項6の発明によれば、電力線を利用し、電力線搬送通信により情報信号を授受しているので、情報信号を伝送するための専用線を配線する必要が無く、電力線だけを先行配線しておけば良いので、配線施工を簡略化できる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1に本発明に係るプログラム組込方法を用いる制御システムのシステム構成を示す。この制御システムでは、建物内の適所において1乃至複数のスイッチボックス90を埋込配設してあり、始端のスイッチボックス90に対しては、屋外より配線盤6内に引き込まれ主幹ブレーカMBおよび分岐ブレーカBBを介して屋内に引き込まれた電力線L1と、外部のインターネット網NTにゲートウェイGW(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続される情報線L2とを導入する。また各スイッチボックス90の間は壁面内に先行配線された電力線L1と情報線L2とを送り配線してある。
ここで、スイッチボックス90は、例えばJISで規格化された大角形の1個モジュール寸法の埋込型配線器具を3個取り付けることができる1連の取付枠70(図2参照)に対応して規格化されたもので、図1に示すように配線盤6又は他のスイッチボックス90から送り配線されてくる電力線L1及び情報線L2を上部から導入するとともに、他のスイッチボックス90へ送り配線するための電力線L1及び情報線L2を下部から導出している。なお、スイッチボックス90には、図1及び図15に示すように室内の天井100に設けられるものと、壁101に設けられるものと、床102に設けられるものとがある。
そして、各スイッチボックス90の内部には、図1、図2及び図9に示すゲート装置1が取付枠70を用いて埋込配設されている。取付枠70は矩形枠状であって、器具取付用の細長の取付窓71を有しており、左右の枠片72には取付窓71の長手方向において器具取付孔73を3組ずつ備えている。また取付枠70の上下の枠片74には、スイッチボックス90に取り付けるための取付ねじ用の長孔75や、壁を構成する石膏ボードなどに取り付けるための従来周知のはさみ金具(図示せず)が取着される取着孔76や、前面側に後述のプレート枠80を取り付けるためのプレートねじ用のねじ孔77や、石膏ボードなどにタッピングねじにより直接ねじ固定するためのねじ挿通孔78が少なくとも設けてある。また上下の枠片74の左右両側部からはL字形の引掛片79,79が一体に突出しており、左右方向の片側から突出する引掛片79は枠片74の上部から延出して先端が下向きに突出し、反対側から突出する引掛片79は枠片74の下部から延出して先端が上向きに突出している。この取付枠70をスイッチボックス90に取り付ける際には、取付枠70の上下の枠片74に設けた長孔75に挿通する取付ねじ(図示せず)をスイッチボックス90のねじ孔(図示せず)に締結することで、ゲート装置1ごとスイッチボックス90に取り付けられる。
ゲート装置1の器体10は、規格化された単位寸法の埋込型配線器具を短幅方向に3個並べた大きさに相当する寸法(3個モジュール寸法)に形成されており、器体10の左右両側面には取付枠70の枠片72に設けた器具取付孔73に係止離脱自在に係止する係止爪10aが2組ずつ形成されている。そして、ゲート装置1の器体10は、取付枠70の取付窓71から前面を露出させた状態で取付枠70に取り付けられている。
ゲート装置1では、図5に示すように器体10の背面に設けた速結端子構造の端子部11a,11b,12a,12bに電力線L1、情報線L2を接続するようになっている。ここで、電力線L1が接続される端子部11a,11bの内、例えば下側の端子部11bに接続される電力線L1は他のスイッチボックス90への送り配線となる。同様に情報線L2が接続される端子部12a,12bの内、例えば下側の端子部12bに接続される情報線L2も他のスイッチボックス90への送り配線となっている。
一方、器体10の前面には、端子部11a,11bに電気的に接続された導電部(図示せず)を備えて、端子部11a,11bに接続される電力線L1を外部の電力路に接続するための電力路接続口13aと、端子部12a,12bに電気的に接続された導電部(図示せず)を備えて、端子部12a,12bに接続される情報線L2を外部の情報路に接続するための情報路接続口13bとが設けられている。ここに、電力路接続口13aおよび情報路接続口13bは、それぞれ、導電部の配列や開口部の形状をシステムとして定形化(規格化)してある。
次にゲート装置1に接続される基本モジュール2aについて図2及び図3を参照して説明する。基本モジュール2aは扁平な直方体状のモジュール本体20を備えており、モジュール本体20の背面側には、電力路接続口13aおよび情報路接続口13bにそれぞれ対応した形態に規格化されたコネクタ21a,21bが形成されており、これらのコネクタ21a,21bをゲート装置1の各接続口13a,13bに接続することにより、ゲート装置1の器体10前面側にモジュール本体20を重ねた状態で取着される。また基本モジュール2aの前面には、SDメモリカード(登録商標)のようなメモリカード(記憶媒体)MCが着脱自在に装着されるカードスロット部(データ読みとり装置)28hが設けられている。
モジュール本体20の内部には図9に示すような構成の回路が内蔵されている。この基本モジュール2aは、後述する拡張モジュール3を連設して使用するために以下の構成を備えている。すなわち基本モジュール2aは、コネクタ21aを介して接続される商用電源ACを所定電圧に降圧するとともに、周波数を高周波に変換し、この高周波に変換した定圧交流電源をコア23aに巻装したコイル23bに印加するAC/ACコンバータ22aと、低圧交流電源を整流平滑後、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源(+V)を得る直流電源部22bと、コネクタ21bを介して接続される情報線L2を通じて情報信号の送受信を行う送受信部24と、情報線L2を介して受信される情報信号をE/O変換し、発光素子LEDを通じて光信号で送出するE/O変換部25aと、拡張モジュール3から送られてくる光信号からなる情報信号を受光素子PDで受光し、O/E変換して送受信部24に出力するO/E変換部25bと、機能モジュールの種類に対応した機能部28と、機能部28から送られてくる情報信号をI/Oインターフェース27を通じて取り込み、送信先へ情報信号として送信させる処理を行う機能や、送受信部24で受信した情報信号を取り込み、I/Oインターフェース27を通じて機能部28へ送信する機能を備えた演算処理部26とで構成されている。
ここで、上述したコイル23bとコア23aとは、基本モジュール2から拡張モジュール3へ電力を非接触で供給するためのトランスの一次側となる電磁結合部を構成するもので、各拡張モジュール3に同様に設けた電磁結合部のコアにコア23aが磁気結合し、トランス作用によって各拡張モジュール3に設けた電磁結合部のコイルに定圧交流電源を誘起させて電源供給を行うようになっている。なおAC/ACコンバータ22aでは、電力線L1を通じて供給される商用電源を、商用電源周波数に比べて高周波の交流電源に変換することで、電磁結合部によるトランス構成の小型化を図っている。図9ではコア23aとコイル23bとからなる電磁結合部が1組しか示されていないが、拡張モジュール3は基本モジュール2の左右何れかの側、或いは、基本モジュール2の左右両側に並べて配置されるので、実際には電気的に並列な2組の電磁結合部が設けられ、モジュール本体20の左右両側において側壁に近接する内部位置に電磁結合部が1組ずつ配置してある。ここに、各電磁結合部のコア23aの先端が近接配置されるモジュール本体20の側面位置が、拡張モジュール3に対する磁気結合部Xとなっている(図2参照)。
一方、E/O変換部25aの発光素子LEDは、拡張モジュール3に対して情報信号を光信号により非接触で伝送するためのもので、連設される拡張モジュール3のO/E変換部(図示せず)に設けた受光素子に対置される。また、O/E変換部25bの受光素子PDは連設される拡張モジュール3から光信号により伝達されてくる情報信号を受光するためのもので、連設される拡張モジュール3のE/O変換部(図示せず)に設けた発光素子に対置される。なお、E/O変換部25aの発光素子LED、および、O/E変換部25bの受光素子PDも図9では1個ずつしか示されていないが、各変換部25a,25bには発光素子LED、受光素子PDを2組ずつ接続してあり、モジュール本体20の左右両側において側壁に近接する内部位置に発光素子LEDおよび受光素子PDの組を1組ずつ配置している。ここで、発光素子LEDの発光部及び受光素子PDの受光部が対向するモジュール本体20の側壁部位は光信号が透過可能なように透明部Yとしてある(図2参照)。また、モジュール本体20の両側では、受光素子PDと発光素子LEDの位置が上、下で逆になるように配置され、例えば右側では受光素子PDを上、発光素子LEDを下とし、左側では受光素子PDを下、発光素子LEDを上としてある。そして、電磁結合部のコア23aの先端部の配置位置と、受光素子PD及び発光素子LEDの配置位置の上下間隔は定形としている。
ここで、本実施形態では基本モジュール2の機能部28を図11に示すような回路で構成してあり、複数の機能モジュールを連携動作させるためのシステム制御用プログラムを格納したメモリカードMCが挿抜自在に装着されるカードスロット部28hと、カードスロット部28hから読み込んだシステム制御用プログラムを格納するEEPROMなどの記憶部28aと、カードスロット部28hを介してメモリカードMCから読み込んだシステム制御用プログラムを記憶部28aに格納させるとともに、記憶部28aに格納されたシステム制御用プログラムを実行することによって、複数の機能モジュールの制御命令を作成し当該制御命令を含む情報信号を情報路を通じて各機能モジュールに送信するCPU部28bとで構成してある。すなわち基本モジュール2は、拡張モジュール3に電力を供給する機能、及び、拡張モジュール3と情報線L2との間の信号伝送を中継する機能に加えて、後述する機能モジュールの動作を制御して、複数の機能モジュールを連携動作させる制御モジュールの機能を備えている。
基本モジュール2aに対してシステム制御用プログラムを組み込む際には、上述のシステム制御用プログラムを保管したサーバコンピュータSCにインターネット網NT’を介して接続された端末装置7を用い、端末装置7からインターネット網NT’を介してサーバコンピュータCSにアクセスし、サーバコンピュータCSから所望のシステム制御用プログラムをダウンロードする。そして、端末装置7に接続されたデータ書込装置8にメモリカードMCを挿入し、端末装置7がダウンロードしたシステム制御用プログラムをメモリカードMCに一旦格納した後、このメモリカードMCを基本モジュール2aのカードスロット部28hに差し込んで、基本モジュール2aに設けたリセット釦(図示せず)を操作すると、基本モジュール2aのCPU部28bがメモリカードMCからシステム制御用プログラムを読み込んで、記憶部28aに記憶させるとともに、このシステム制御用プログラムを実行するのである。このように、本実施形態では本制御システムの外部に設けたサーバコンピュータSCから、本制御システムを経由せずにダウンロードしたシステム制御用プログラムを記憶媒体に一旦格納した後、この記憶媒体をデータ読み取り装置に接続し、記憶媒体から読み込んだシステム制御用プログラムを組込対象の制御モジュールに組み込んでいるので、外部からの不正なアクセスから制御システムを保護した状態で制御モジュールに対してシステム制御用プログラムを組み込むことができ、しかも制御モジュールに組み込むシステム制御用プログラムはネットワーク網を通じてサーバコンピュータからダウンロードしているので、システム制御用プログラムを入手して対象の制御モジュールに組み込む作業を容易に行うことができる。
なお本実施形態では基本モジュール2aに制御モジュールの機能を持たせているが、基本モジュール2aを所定の機能を有する機能モジュールとし、この基本モジュール2aに連設される拡張モジュール3に制御モジュールの機能を持たせても良い。また基本モジュール2aの機能部28に、制御モジュールによって動作が制御される機能モジュールの機能を持たせても良く、機能部28として映像モジュール、音声モジュール又は操作モジュールの機能を備えるものや、それ以外のスイッチやコンセントの機能を備えるものを用いても良い。例えば図1および図15に示すように、天井100に設けたゲート装置1に接続する基本モジュールとしては、照明器具の引掛プラグに対応した引掛栓刃接続部91を持つ引掛シーリングローゼット型のモジュール2dや、人感センサ等を備えたセンサ型モジュール(図示せず)、更に監視カメラを備えたカメラ型モジュール(図示せず)、更にBGM等のスピーカSPを持つモジュール2b等がある。また壁101に設けたゲート装置1に接続する基本モジュールとしては、カメラ付きのドアホン子器Dに伝送線を介して接続され、ドアホン子器Dに対して伝送線を介して給電するとともに、ドアホン子器Dとの間で情報信号を授受し、ドアホン子器DのカメラCAで撮影された画像データを表示するモニタMと、ドアホン子器Dから送出される呼出信号に応答して通話を行うための通話釦B5とを備えた住宅用玄関番型モジュール2cや、照明器具などをオン/オフ操作するスイッチを備えたモジュール(図示せず)や、空調機器のコントローラ等の操作器型モジュール(図示せず)などがある。さらに床102に設けたゲート装置1に接続する基本モジュールとしては、電源プラグ用のコンセント部92を備えたモジュール2eや、スピーカSPを備えたモジュール2b等がある。また更に基本モジュール2が機能部28を備えておらず、連設された拡張モジュール3に対して電力および情報信号を伝達する機能のみを備えているものでも良い。
基本モジュール2aは以上のような構成を有しており、スイッチボックス90に取付枠70を用いて埋込配設されたゲート装置1の各接続口13a,13bに適応するコネクタ21a,21bを結合することで、基本モジュール2の電力確保と情報路の確保が同時に行え、且つ、スイッチボックス90内への配設が行える。なおゲート装置1の各接続口13a,13bとコネクタ21a,21bの形態を定形化(規格化)しているので、基本モジュール2を何れのゲート装置1にも接続することができ、そのためレイアウトフリーに基本モジュール2を施工できる。従って、ユーザは、好みの利用形態に応じて基本モジュール2を自由に施工することができ、将来的に建物内部のレイアウトを変更したり、新しい基本モジュール2を追加したい場合にも、基本モジュール2の着脱のみで簡単に対応できるから、基本モジュール2の取替性が向上する。
次に、基本モジュール2aに連設され、基本モジュール2aから電力供給を受けて動作する拡張モジュール3について説明する。拡張モジュール3としては、様々な機能を有するものが用意されているが、基本的には図7及び図8に示すように、モジュール本体30,30’の高さ寸法を埋込型配線器具の3個モジュール寸法に規格化するとともに、横幅寸法を1個モジュール寸法の整数倍に規格化し、またモジュール本体30,30’の両側面の形状は基本モジュール2の側面と同一形状とし、さらに背面を図5に示すように平坦な面に形成し、造営面に沿って配設できるようにしてある。モジュール本体30,30’の上下位置には、取付枠70の枠片74と同様の枠片31,31’を一体に形成してあり、各枠片31,31’の挿通孔32に通したタッピングねじにより壁を構成する石膏ボードなどにモジュール本体30,30’を直接ねじ固定することができる。なお各枠片31,31’には、前面側に後述のプレート枠80を取り付けるためのプレートねじ用のねじ孔33が設けてある。また各枠片31,31’の左右両側部からはL字形の引掛片34,34が一体に突出しており、左右方向の片側から突出する引掛片34は枠片31,31’の上部から延出して先端が下向きに突出し、反対側から突出する引掛片34は枠片31,31’の下部から延出して先端が上向きに突出している。而して、基本モジュール2aおよび拡張モジュール3a…を連設すると、拡張モジュール3a…の引掛片34が、基本モジュール2aを取着した取付枠70の引掛片79、又は、連設された他の拡張モジュールの引掛片34と係合することによって、各モジュール2a,3a…のモジュール本体20,30,30’ががたつき無く取り付けられるようになっている。
モジュール本体30,30’の内部には、図10に示すようにコア23aおよびコイル23bからなる電磁結合部を2組備えて、モジュール本体30,30’の左右両側部において側壁に近接する内部位置に配置するとともに、夫々のコイル23bを電気的に接続し、片側の電磁結合部が隣接する基本モジュール2a又は拡張モジュール3の電磁結合部と電磁結合して電力を受け取る側(二次側)となると、他方の電磁結合部が電力供給側(一次側)となるようになっている。これらの電磁結合部を構成するコア23aの先端が近接配置されるモジュール本体30,30’の側面位置が磁気結合部Xとなる。また両電磁結合部のコイル23b,23b間を接続する線路には直流電源部23を接続し、内部回路の動作電源+Vを得るようになっている。
更に情報信号を授受するために、モジュール本体30,30’内には連設する基本モジュール2a又は拡張モジュール3から送られてくる光信号からなる情報信号を受光素子PDにて受光し電気的な信号に変換するO/E変換部25bと、電気信号からなる情報信号を隣接する基本モジュール2又は拡張モジュール3へ光信号からなる情報信号として発光素子LEDにより送り出すためのE/O変換部25aと、O/E変換部25bからの電気信号からなる情報信号を受け取るとともに、電気信号からなる情報信号をE/O変換部25aへ送り出す情報信号送受信部25とからなる情報信号送受信手段を二組設け、一方の組の発光素子LEDおよび受光素子PDをモジュール本体30,30’の左側側壁近傍の内部に、また他方の組の発光素子LEDおよび受光素子PDをモジュール本体30,30’の右側側壁近傍の内部に配置してある。ここで、左側に配置される発光素子LEDの位置は受光素子PDの下側に、また右側に配置される発光素子LEDの位置は受光素子PDの上側に夫々を配置してある。而して、左側に連接される基本モジュール2又は拡張モジュール3の右側側壁に近接配置された発光素子LED、受光素子PDに、当該拡張モジュール3の左側に配置した受光素子PD、発光素子LEDが夫々対向し、また右側に連接される基本モジュール2又は拡張モジュール3の左側側壁に近接配置された発光素子LED、受光素子PDに、当該拡張モジュール3の右側に配置した受光素子PD、発光素子LEDが夫々対向するようになっている。なお発光素子LED、受光素子PDが対向しているモジュール本体30,30’の側壁は、基本モジュール2と同様、光信号が透過できるように透明部Yとなっている。
そして、両側の情報信号送受信部25,25間をモジュール本体30,30’内において、双方向の信号ライン29で接続して、両側に隣接する基本モジュール2又は拡張モジュール3に対して情報信号を中継できるようになっている。
またモジュール本体30,30’内には、信号ライン29上の情報信号を受信するとともに、信号ライン29上に情報信号を送出する送受信部24と、この送受信部24で受信される情報信号からデータを取り込んで処理を行うとともに、当該拡張モジュール3から基本モジュール2又は他の拡張モジュール3宛にデータを送る場合のデータ生成処理を行う演算処理部26と、I/Oインターフェース27を介して演算処理部26との間でデータの授受を行って動作する機能部28とを設けてあり、この機能部28の構成が拡張モジュール3の種類によって異なるのである。
ここで拡張モジュール3のモジュール本体30,30’の側面に磁気結合部X及び透明部Yが形成される位置は、図2及び図3に示す基本モジュール2aの側面の磁気結合部X及び透明部Yの位置と合うように規格化され、拡張モジュール3同士を連結させたとき、或いは、基本モジュール2aと拡張モジュール3とを連結させたときに面接する側面側の磁気結合部X、X同士、及び、透明部Y,Y同士が夫々対向するようになっている。つまり、夫々の給電手段の接続口同士、情報信号の伝達手段の接続口同士が接続された状態となる。
以上のような制御システムを使用するに当たっては、ゲート装置1を取付枠70に取り付けるとともに、建物の適所(例えば壁101)に埋設してあるスイッチボックス90内に導入されている電力線L1、情報線L2をゲート装置1の端子部11a,11b,12a,12bにそれぞれ接続した後、ゲート装置1を取付枠70を介してスイッチボックス90に取り付ける。次に、ゲート装置1の前面部にそれぞれ設けられた電力路接続口13a及び情報路接続口13bに対して、基本モジュール2aの対応するコネクタ21a,21bを接続することにより、ゲート装置1の前面部を覆うようにして基本モジュール2aを取り付ける。拡張モジュール3a…は基本モジュール2aの露出した両側側面の一方に片側の側面を面接させ、この状態で引掛片34,79を互いに係合させるとともに、挿通孔32に通したタッピングねじにより石膏ボードのような造営材に直接ねじ止めする。そして、基本モジュール2aおよび拡張モジュール3a…の前面側にプレートねじを用いてプレート枠80をねじ止めした後、プレート枠80の前面側に化粧プレート82を取着して、化粧プレート82の窓孔83から各モジュール2a,3a…の前面部の機能面を露出させるのである。この取付状態において、各モジュール2a,3a…の前面部は化粧プレート82の前面部と略同じ高さとなる。更に先に連結した拡張モジュール3に別の拡張モジュール3を連結する場合には、対向側面を面接させ、引掛片34同士を係合させた状態で、挿通孔32に通したタッピングねじにより拡張モジュール3を造営材に固定すれば良く、モジュール2,3の個数に合わせてプレート枠80および化粧プレート82を交換すれば良い。尚、図4に示す使用例では基本モジュール2aの片側のみに拡張モジュール3a…を連結しているが、基本モジュール2aの両側に拡張モジュール3a…を連結しても良い。但し、基本モジュール2aに連結できる拡張モジュール3a…の数はAC/ACコンバータ22aの電力供給能力などによって制限される。
以上のようにして配設施工が終了し、制御システムの施工が完了した後は、ゲート装置1を介して基本モジュール2a及び拡張モジュール3a…に電力路および情報路を接続することができ、制御モジュールとしての基本モジュール2aが、拡張モジュール3a…を連携動作させることによって、所定の機能(例えば本実施形態では内線通話機能)を実現することができるようになっている。なお基本モジュール2a…及び拡張モジュール3a…には固有のアドレスが設定されており、制御モジュール機能を有する基本モジュール2aと機能モジュールとして動作する他の基本モジュール2b…又は拡張モジュール3a…との間ではアドレスを付加した情報信号が送受信されており、各モジュール2b…,3a…から基本モジュール2aに情報信号が入力されると、基本モジュール2aは、情報信号に付加されたアドレスをもとに送信元のモジュール2b…,3a…を特定する。また、制御モジュールとしての基本モジュール2aの記憶部28aには、連携動作させるモジュール2b…,3a…の対応関係を示した制御テーブルが予め登録されており、何れかのモジュール2b…,3a…からの情報信号を受信すると、送信元のモジュール2b…,3a…のアドレスをもとに制御テーブルから連携動作させるモジュール2b…,3a…のアドレスを抽出し、抽出されたモジュール2b…,3a…を連携動作させる制御信号を作成して、この制御信号を情報路に出力させており、対応するモジュール2b…,3a…が制御信号に基づいて所定の動作を行うことで、複数のモジュール2b…,3a…を連携動作させることができる。
次に図4に示す設置例に基づいて拡張モジュール3a…の種類別の構成を説明する。この図4の場合、制御モジュールとして機能する基本モジュール2aに対し、拡張モジュールとして映像の表示機能を有する映像パネル型拡張モジュール3aと、音声の入出力機能を備えた音声パネル型拡張モジュール3bと、操作入力機能を有する操作パネル型拡張モジュール3cとを連設してあり、制御モジュールとしての基本モジュール2aが、各拡張モジュール3a〜3cを連係動作させることによって、全体をインターホン装置として動作させている。
まず、映像パネル型の拡張モジュール3aの機能部28は、図12に示すように、映像の表示に関わる個別機能用プログラムを格納した記憶部28aと、画面の切替などの操作を行うための操作スイッチSWaと、液晶表示部LCDと、基本モジュール2aの機能部28(CPU部28b)から情報路を介して送信される制御信号に応じて上記個別機能用プログラムを実行するとともに、操作スイッチSWaからの操作入力を監視して操作信号をI/Oインターフェース27を介して基本モジュール2aに送信し、且つ、I/Oインターフェース27を介して送られてくる画像データを伸長復号して液晶表示部LCDに表示させるCPU部28cとを備えている。この拡張モジュール3aのモジュール本体30’は、3個モジュール寸法の器体を幅方向に2個並べた大きさに形成されており、前面の略中央に液晶表示部LCDを配置するとともに、液晶表示部LCDの下側に操作スイッチSWaの操作釦B1を配置してある。
また、音声パネル型の拡張モジュール3bの機能部28は、図13に示すように、音声の入出力に関わる個別機能用プログラムを格納した記憶部28aと、スピーカSPと、マイクMICと、基本モジュール2aの機能部28(CPU部28b)から情報路を介して送信される制御信号に応じて上記個別機能用プログラムを実行し、マイクMICにより電気信号に変換されアンプAP1で増幅された音声信号をA/D変換した後、圧縮符号化してI/Oインターフェース27を介して演算処理部26を送出するとともに、I/Oインターフェース27を介して入力された音声信号を伸長復号してD/A変換し、アンプAP2で増幅させてスピーカSPから出力させるCPU部28dとを備えている。この拡張モジュール3bは、モジュール本体30の内部にスピーカSPおよびマイクMICを収納してあり、モジュール本体30の前面には複数個の音声入出力用孔30aが貫設されている。
さらに、操作パネル型の拡張モジュール3cの機能部28は、図14に示すように操作入力に関わる個別機能用プログラムを格納した記憶部28aと、通話釦スイッチSWbと、呼出音量スイッチSWcと、室内呼スイッチSWdと、基本モジュール2aの機能部28(CPU部28b)から情報路を介して送信される制御信号に応じて上記個別機能用プログラムを実行し、各スイッチSWb〜SWdからの操作入力を監視して、操作信号をI/0インターフェース27を介して基本モジュール2aへ送信するCPU部28eとを備えている。そして、この拡張モジュール3cは、モジュール本体30の前面に通話スイッチSWb、呼出音量スイッチSWcおよび室内呼スイッチSWdの各操作釦B2〜B4を配置している。
上述のように基本モジュール2aの機能部28は、各拡張モジュール3a〜3cを連係動作させる制御モジュールとしての機能を備えており、来訪者が図示しないドアホン子器(図示せず)の呼出釦を押操作すると、このドアホン子器から情報線L2を介して送出された呼出信号とドアホン子器のカメラで撮影された画像データとが基本モジュール2aの送受信部24で受信され、I/Oインターフェース27を介して機能部28に入力される。基本モジュール2aの機能部28では、CPU部28bが、記憶部28aに格納されたシステム制御用プログラム(拡張モジュール3a〜3cを内線通話装置として連携動作させるプログラム)を実行しており、ドアホン子器からの呼出信号と画像データが入力されると、呼び出し音を鳴動させる制御信号を生成して、音声パネル型の拡張モジュール3bに上記制御信号を送出させるとともに、画像表示を行わせるための制御信号と画像データとを映像パネル型の拡張モジュール3aに送出させる。この時、音声パネル型の拡張モジュール3bでは、機能部28を構成するCPU部28dが、送受信部24およびI/Oインターフェース部27を介して基本モジュール2a(制御モジュール)からの制御信号を受け取り、この制御信号に基づいて個別機能用プログラムを実行し、スピーカSPを駆動して呼出音を発生させる。また、映像パネル型の拡張モジュール3aでは、機能部28を構成するCPU部28cが、送受信部24およびI/Oインターフェース部27を介して基本モジュール2aからの制御信号と画像データを受け取り、制御信号に応じて個別機能用プログラムを実行し、画像データを伸長復号して液晶表示部LCDに表示させる。
また基本モジュール2aは、操作パネル型の拡張モジュール3cに対しても各スイッチSWa〜SWcの操作入力を監視させるための制御信号を送出し、この制御信号を受け取った拡張パネル3cでは記憶部28aに記憶させた個別機能用プログラムを実行して、各スイッチSWa〜SWcの操作入力を監視している。その後、拡張モジュール3bのスピーカSPから発せられた呼出音を聞き、拡張モジュール3aの液晶表示部LCDに映し出された画像で来訪者を確認した家人が、来訪者と通話をするために拡張モジュール3cの通話釦B2を押操作すると、CPU部28eが通話スイッチSWbからの操作入力を知らせる情報信号を生成し、この情報信号をI/Oインタフェース部27及び送受信部24を介して基本モジュール2aへ送信する。そして、拡張モジュール3cからの情報信号を受け取った基本モジュール2aの機能部28では、映像パネル型拡張モジュール3aおよび音声パネル型拡張モジュール3bとドアホン子器との間の回線を形成するための制御信号を生成し、I/Oインタフェース部27及び送受信部24を介して拡張モジュール3a,3bとドアホン子器とに制御信号を送出し、ドアホン子器から拡張モジュール3aへ映像信号を送信させるとともに、ドアホン子器と拡張モジュール3bとの間で音声信号を送受信させることでインターホン通話を行わせるようになっている。また通話釦B2を押操作してから所定の通話可能時間が経過すると、基本モジュール2aは拡張モジュール3a,3bとドアホン子器とに動作を停止させる制御信号を送出し、インターホン通話を終了させるようになっている。
なお、拡張モジュール3cの呼出音量釦B3が押操作されると、CPU28eが、呼出音量スイッチSWbからの操作入力をもとに、呼出音の音量を変化させる操作信号を生成して、この操作信号を基本モジュール2aへ送出する。この時、基本モジュール2aでは、CPU部28bが、呼出音の音量を調整する制御信号を生成して、対応する拡張モジュール3bに送出しており、この制御信号を受け取った拡張モジュール3bでは、CPU部28dが、スピーカSPから出力する呼出音の音量を所望の大きさに制御するようになっている。
また、拡張モジュール3cの室内呼釦B4を押操作すると、CPU28eが、室内呼スイッチSWdからの操作入力をもとに、建物内の他の場所に設置されたインターホン装置を呼び出すための呼出信号を生成し、この呼出信号をI/Oインタフェース部27及び送受信部24を介して基本モジュール2aへ送信する。この呼出信号を受け取った基本モジュール2aの機能部28では、予め登録されている他のインターホン装置から呼出信号を鳴動させるための制御信号を生成し、送受信部24を介して情報線L2へ送出しており、この呼出信号に対して他のインターホン装置から応答があると、このインターホン装置と拡張モジュール3b(通話モジュール)との間の回線を形成するための制御信号を生成し、インターホン装置および拡張モジュール3bに制御信号を送出することによって、他のインターホン装置と拡張モジュール3bとの間で室内通話を行わせている。
以上のように本実施形態では、ゲート装置1に接続される基本モジュール2a…、および、基本モジュール2aに連設される拡張モジュール3a…の内、何れかのモジュール(本実施形態では基本モジュール2a)を制御モジュールとし、この制御モジュールに所定の機能を実現させる制御プログラムを組み込み、制御モジュールが組込の制御プログラムを実行することで複数の機能モジュール(例えば拡張モジュール3a〜3c)を連携動作させており、スイッチの入力機能や、映像の表示機能や、音声の入出力機能といった基本的な機能しか持たない機能モジュールを連携動作させることによって、所定の機能を有する住宅設備(例えば内線通話設備)として動作させることができる。なお本実施形態では、各機能モジュールを連携動作させることで全体として内線通話設備として動作させるシステム制御用プログラムを制御モジュールに組み込んでいるが、システム制御用プログラムとして内線通話設備以外の住宅設備として動作させるためのプログラムを組み込んでも良い。例えば制御モジュールに、防災設備として連携動作させるためのシステム制御用プログラムを組み込み、予め対応関係が設定された火災感知器やガス感知器などのセンサ型機能モジュールと、音声パネル型機能モジュールと、映像パネル型機能モジュールの動作を制御し、センサ型機能モジュールから発報信号が入力されると、音声パネル型の機能モジュールから警報音を鳴動させるとともに、映像パネル型の機能モジュールによりセンサ型機能モジュールからの発報内容や発報したセンサ型機能モジュールの設置場所を表示させることで、全体として防災設備の動作を行わせることができる。また制御モジュールに、防犯設備として連携動作させるためのシステム制御用プログラムを組み込み、窓開けを検知する窓センサや人体を検知する熱線式感知器などのセンサ型機能モジュールと、音声パネル型機能モジュールと、映像パネル型機能モジュールと、操作器型機能モジュールの動作を制御し、センサ型機能モジュールから検知信号が入力されると、音声パネル型の機能モジュールから警報音を鳴動させるとともに、映像パネル型の機能モジュールによりセンサ型機能モジュールの検知内容や、検知信号を発したセンサ型機能モジュールの設置場所を表示させることで、全体として防犯設備の動作を行わせることもできる。
また制御モジュールにシステム制御用プログラムを組み込む際は、本制御システムの外部に設けたサーバコンピュータSCから、本システムの情報路を経由せずにダウンロードしたシステム制御プログラムをメモリカードMCに一旦格納した後、このメモリカードMCをカードスロット部28hに接続し、メモリカードMCから読み込んだシステム制御用プログラムを制御モジュールに組み込んでいるので、外部からの不正なアクセスから本制御システムを保護した状態で制御モジュールに対してシステム制御用プログラムを組み込むことができ、しかも制御モジュールに組み込むシステム制御用プログラムはインターネット網NT’を通じてサーバコンピュータSCからダウンロードしているので、システム制御用プログラムを入手して制御モジュールに組み込む作業を容易に行うことができる。
なお本制御システムにおいてゲート装置1に接続される情報線L2は、複数種類のモジュール2a,3a…に対応した情報信号の信号伝送を行うものであり、例えば電話、LANなどのネットワーク機器、TV、インターホン、各種センサなどに用いられる情報信号や、照明器具などの機器を制御するための制御信号の信号伝送に用いられる。したがって、ゲート装置1を介して各モジュール2a…,3a…へ複数種類の情報信号を伝達することができるから、各モジュール2a…,3a…に多種多様な機能を持つ機能モジュールを使用でき、多種多様な機能を持つモジュールを使用することで、多様な機能を有する制御システムを実現することができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について図16及び図17に基づいて説明する。上述の実施形態1では、制御モジュールとして動作する基本モジュール2aにカードスロット部28hを設け、システム制御用プログラムを格納したメモリカードMCをカードスロット部28hに挿入して、メモリカードMC内に格納されたシステム制御用プログラムを基本モジュール2aに組み込むようにしているが、本実施形態では機能モジュールとして動作する拡張モジュール3cにカードスロット部30bを設け、このカードスロット部30bに個別機能モジュールを格納したメモリカードMCを挿入し、メモリカードMC内に格納された個別機能モジュールを拡張モジュール3cに組み込むようにしている。尚、カードスロット部30bを拡張モジュール3cに設けた点と、個別機能用プログラムの組込方法以外は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図17は拡張モジュール3cの機能部28の構成を示しており、この機能部28は、操作入力に関わる個別機能用プログラムを格納した記憶部28aと、メモリカードMCが着脱自在に装着されるカードスロット部30bと、通話釦スイッチSWbと、呼出音量スイッチSWcと、室内呼スイッチSWdと、カードスロット部30bに装着されたメモリカードMCから個別機能用プログラムを読み込んで、記憶部28aに記憶させるとともに、基本モジュール2aの機能部28(CPU部28b)から情報路を介して送信される制御信号に応じて上記個別機能用プログラムを実行し、各スイッチSWb〜SWdからの操作入力を監視して、操作信号をI/0インターフェース27を介して基本モジュール2aへ送信するCPU部28eとを備えている。
ここで、拡張モジュール3cに組み込まれた個別機能用プログラムを変更したり更新する場合には、システム制御用プログラムの場合と同様に、個別機能用プログラムを保管したサーバコンピュータSCにインターネット網NT’を介して接続された端末装置7を用い、端末装置7からインターネット網NT’を介してサーバコンピュータCSにアクセスし、サーバコンピュータCSから所望の個別機能用プログラムをダウンロードする。そして、端末装置7に接続されたデータ書込装置8にメモリカードMCを挿入し、端末装置7がダウンロードした個別機能用プログラムをメモリカードMCに一旦格納した後、このメモリカードMCを拡張モジュール3cのカードスロット部30bに差し込んで、拡張モジュール3cに設けたリセット釦(図示せず)を操作すると、拡張モジュール3cのCPU部28eがメモリカードMCから個別機能用プログラムを読み込んで、記憶部28aに記憶させるとともに、この個別機能用プログラムを実行するのである。
而して、本実施形態では本制御システムの外部に設けたサーバコンピュータSCから本システムを経由せずにダウンロードした個別機能用プログラムを記憶媒体に一旦格納した後、この記憶媒体をデータ読み取り装置に接続し、記憶媒体から読み込んだプログラムを組込対象の機能モジュールに組み込んでいるので、外部からの不正なアクセスから制御システムを保護した状態で所望の機能モジュールに対して個別機能用プログラムを組み込むことができ、しかも機能モジュールに組み込む個別機能用プログラムはネットワーク網を通じてサーバコンピュータからダウンロードしているので、個別機能用プログラムを入手して対象の機能モジュールに組み込む作業を容易に行うことができる。
なお本実施形態では拡張モジュール3cにカードスロット部30bを設けて、このカードスロット部30bに装着されたメモリカードMCから個別機能用プログラムを読み出して、この拡張モジュール3cに組み込むようにしているが、他の拡張モジュールや基本モジュールなど機能モジュールとして動作するモジュールであれば、どのモジュールにカードスロット部を設けても良く、カードスロット部に装着されたメモリカードから個別機能用プログラムを読み込んで、当該モジュールに組み込むようにしても良い。
(実施形態3)
本発明の実施形態3について以下に説明する。上述の実施形態1では、制御モジュールとして動作する基本モジュール2aにカードスロット部28hを設け、システム制御用プログラムを格納したメモリカードMCをカードスロット部28hに挿入して、メモリカードMC内に格納されたシステム制御用プログラムを基本モジュール2aに組み込むようにしているが、本実施形態では、実施形態2と同様、図16に示すように機能モジュールとして動作する拡張モジュール3cにカードスロット部30bを設け、このカードスロット部30bにシステム制御用プログラムを格納したメモリカードMCを装着して、拡張モジュール3cにシステム制御用プログラムを読み込ませた後、拡張モジュール3cから基本モジュール2aに情報路を通じてシステム制御用プログラムを転送させ、拡張モジュール3cから転送されてきたシステム制御用プログラムを基本モジュール2aに組み込むようにしている。尚、カードスロット部30bを拡張モジュール3cに設けた点とシステム制御用プログラムの組込方法以外は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
拡張モジュール3cの機能部28は実施形態2と同様の構成を有しており、図17に示すように操作入力に関わる個別機能用プログラムを格納した記憶部28aと、メモリカードMCが着脱自在に装着されるカードスロット部30bと、通話釦スイッチSWbと、呼出音量スイッチSWcと、室内呼スイッチSWdと、カードスロット部30bに装着されたメモリカードMCからシステム制御用プログラムを読み込んで、予め対応関係が設定された制御モジュール2aに情報路を通じて転送するとともに、基本モジュール2aの機能部28(CPU部28b)から情報路を介して送信される制御信号に応じて個別機能用プログラムを実行し、各スイッチSWb〜SWdからの操作入力を監視して、操作信号をI/0インターフェース27を介して基本モジュール2aへ送信するCPU部28eとを備えている。
ここで、制御モジュールとして動作する基本モジュール2aに組み込まれたシステム制御用プログラムを変更したり更新する場合には、実施形態1で説明したのと同様に、システム制御用プログラムを保管したサーバコンピュータSCにインターネット網NT’を介して接続された端末装置7を用い、端末装置7からインターネット網NT’を介してサーバコンピュータCSにアクセスし、サーバコンピュータCSから所望のシステム制御用プログラムをダウンロードする。そして、端末装置7に接続されたデータ書込装置8にメモリカードMCを挿入し、端末装置7がダウンロードしたシステム制御用プログラムをメモリカードMCに一旦格納した後、このメモリカードMCを拡張モジュール3cのカードスロット部30bに差し込んで、拡張モジュール3cに設けた読込開始釦(図示せず)を操作すると、拡張モジュール3cのCPU部28eがメモリカードMCからシステム制御用プログラムを読み込んで、このシステム制御用プログラムを予め対応関係が設定された基本モジュール2a(制御モジュール)に情報路を介して転送する。このとき、基本モジュール2aでは、機能部28のCPU部28bが拡張モジュール3cから情報路を介して転送されてきたシステム制御用プログラムを記憶部28aに記憶させて、新たなシステム制御用プログラムを組み込むとともに、このシステム制御用プログラムを実行するのである。
而して、本実施形態では本システムの外部に設けたサーバコンピュータSCから本制御システムを経由せずにダウンロードしたシステム制御用プログラムを記憶媒体に一旦格納した後、この記憶媒体を組込対象の制御モジュールと予め対応関係が設定された機能モジュールのデータ読み取り装置に接続して、記憶媒体から機能モジュールにシステム制御用プログラムを取り込んだ後、この機能モジュールから制御モジュールへ情報路を通じてシステム制御用プログラムを転送させ、制御モジュール側で転送されてきたシステム制御用プログラムの組込を行っているので、外部からの不正なアクセスから制御システムを保護した状態で制御モジュールに対してシステム制御用プログラムを組み込むことができ、しかも制御モジュールに組み込むシステム制御用プログラムはネットワーク網を通じてサーバコンピュータからダウンロードしているので、システム制御用プログラムを入手して対象の制御モジュールに組み込む作業を容易に行うことができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4を図面に基づいて説明する。上述の実施形態1〜3では情報路と、電力路を別にしているためゲート装置1には電力線L1と情報線L2とを夫々接続しているが、電力線搬送によって情報信号の伝送を行えば、電力路を情報路として用いることもできるため、配線を電力線L1のみとすることもできる。つまり各スイッチボックス90での先行配線は電力線L1のみとし、これに対応してゲート装置1の端子部12a,12bおよび情報路接続口13bを無くし、電力線用の端子部11a,11bおよび電力路接続口13aのみとする。而して、基本モジュール2aにおいて、図18に示すようにコネクタ21aおよびゲート装置1を介して電力線L1に接続され、電力線搬送通信により情報信号を授受するPLCモデム部24aを設けており、送受信部24では、PLCモデム部24aを介して受信された情報信号をE/O変換部25aにより光信号で送信させるとともに、O/E変換部25bが受光した光信号よりなる情報信号を、PLCモデム部24aから電力線搬送によって送信させている。また送受信部24は、PLCモデム部24aを介して受信された情報信号を演算処理部26に出力して、演算処理部26によりデータ処理を行わせるとともに、演算処理部26から入力された情報信号をPLCモデム部24aからゲート装置1を介して電力線L1へ電力線搬送によって送信させている。なお情報線L2を無くして、PLCモデム部24aを設けた点以外は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
このように本実施形態では、基本モジュール2aに電力線を利用して電力線搬送通信により情報信号を送受信するPLCモデム部24aを設けてあり、制御モジュールと機能モジュールとの間で電力線搬送通信により情報信号を送受信しているので、情報信号を伝送するための専用線(情報線L2)が不要になり、電力線L1だけを先行配線しておけば良いから、配線施工を簡略化することが出来る。
上述のように本実施形態では電力線搬送により情報信号を授受しているので、電力線L1により情報線L2を兼用でき、配線の本数を減らして、配線施工を簡略化することができる。尚、PLCモデム部24aで採用する電力線搬送の変調方式としては広帯域スペクトラム拡散方式、マルチキャリア方式、OFDM方式等各種方式の何れでも良いので、ここでは特に説明はしない。また図18に示す例では、基本モジュール2aのPLCモデム部24aにより電力線搬送通信で伝送された情報信号を分離し、各モジュール2a,3a…間ではE/O変換部25aおよびO/E変換部25bを用いて情報信号の授受を行っているが、各々のモジュール2a…,3a…にPLCモデム部を設け、各モジュール2a…,3a…において情報信号の授受を行うようにしても良い。
(実施形態5)
本発明の実施形態5を図19および図20に基づいて説明する。上述の実施形態1〜47では基本モジュール2aが取着されてスイッチボックス90に固定された取付枠70と拡張モジュール3a〜3cのモジュール本体30,30’とを並置した後、取付枠70およびモジュール本体30,30’にプレート枠80をねじ固定することで、複数のモジュール2a,3a…を配設しているため、基本モジュール2aに連設する拡張モジュール3a…の数が変更されると、モジュールの数に合わせた大きさのプレート枠80に付け替える必要があった。
そこで、本実施形態では図20に示すように基本モジュール2aおよび拡張モジュール3a〜3cのモジュール本体20,30,30’の一側面(例えば右側面)に、矩形状に凹没した嵌合凹部50を形成するとともに、各モジュール本体20,30,30’の内側であって嵌合凹部50の底壁に近接する位置に電磁結合部を1組配置し、さらにモジュール本体20,30,30’の他側面(例えば左側面)に、他のモジュールの嵌合凹部50に凹凸嵌合する嵌合凸部51を設け、この嵌合凸部51の内部位置に電磁結合部を1組配置してある。ここに、各電磁結合部のコア23aの先端が近接配置される嵌合凹部50の底壁および嵌合凸部51の先端面が、他のモジュールに対する磁気結合部Xとなっている。なお嵌合凹部50と嵌合凸部51とは略同じ高さ位置に形成されており、嵌合凹部50および嵌合凸部51の形状はシステムとして定形化(規格化)してある。
而して複数のモジュール2a,3a…を連設するに当たっては、造営面に埋込配設されたゲート装置1に対して基本モジュール2aを取着した後、モジュール本体20,30,30’に設けた嵌合凸部51に、それぞれ、モジュール本体30,30’に設けた嵌合凹部50を凹凸嵌合させることによって、各モジュール本体20,30,30’を互いに連結することができる。そして、連結方向の一端側に位置するモジュール本体20の非連結側の側面に設けた嵌合凹部50に、サイドカバー52の嵌合凸部52aを凹凸嵌合させるとともに、連結方向の他端側に位置するモジュール本体30’の非連結側の側面に設けた嵌合凸部51を、サイドカバー53の嵌合凹部53aに凹凸嵌合させることで、両端に位置するモジュール本体20,30’の非連結側の側面にサイドカバー52,53が取着されるから、嵌合凹部50および嵌合凸部51を隠して外観の見栄えを良くすることができる。
このように本実施形態では各モジュール2a,3a〜3cのモジュール本体20,30,30’に設けた嵌合凹部50に、他のモジュール本体に設けた嵌合凸部51を嵌合させることで、各モジュール本体20,30,30’が互いに連結されるから、各モジュール2a,3a〜3cの取り付け、取り外しを容易に行うことができ、また各モジュール2a,3a〜3cを連設するための部材が不要なので、使用する機能モジュールの数の増減にも容易に対応することができる。
実施形態1の制御システムのシステム構成図である。 同上を構成する基本モジュールをゲート装置から外した状態の分解斜視図である。 同上の基本モジュールを背面側から見た外観斜視図である。 同上の使用例を示す正面図である。 同上の使用例を示す背面図である。 同上の使用例を示す側面図である。 同上の拡張モジュールの正面図である。 同上の別の拡張モジュールを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 同上の基本モジュールとゲート装置のブロック図である。 同上の拡張モジュールのブロック図である。 同上の拡張モジュールの機能部を示す要部のブロック図である。 同上の別の拡張モジュールの機能部を示す要部のブロック図である。 同上のまた別の拡張モジュールの機能部を示す要部のブロック図である。 同上の更に別の拡張モジュールの機能部を示す要部のブロック図である。 同上の施工例を示す説明図である。 実施形態2、3の制御システムに用いる基本モジュールおよび拡張モジュールの取付状態を説明する正面図である。 同上に用いる機能モジュールの要部ブロック図である。 実施形態4の制御システムに用いる基本モジュールのブロック図である。 実施形態5の制御システムに用いる基本モジュールおよび拡張モジュールの取付状態を説明する正面図である。 同上に用いる基本モジュールおよび拡張モジュールの取付状態を説明する分解斜視図である。
符号の説明
2a… 基本モジュール
3a… 拡張モジュール
28h カードスロット部
SC サーバコンピュータ
MC メモリカード
NT’ インターネット網

Claims (6)

  1. 造営面の裏側に先行配線された電線を介して電力の供給と情報信号の伝達とを行い、情報信号に含まれる制御命令に応じて個別機能用プログラムを実行することで所定の動作を行う複数の機能モジュールと、前記複数の機能モジュールを連携動作させるためのシステム制御用プログラムが組み込まれ、前記システム制御用プログラムを実行することによって前記各機能モジュールの制御命令を作成し、当該制御命令を含む情報信号を前記情報路を通じて各機能モジュールに送信する制御モジュールとを備えた制御システムの各モジュールにプログラムを組み込むプログラム組込方法であって、制御システムの外部に設けられて前記個別機能用プログラム及び前記システム制御用プログラムを保管するサーバコンピュータから前記情報路を経由しないネットワーク網を通じて所望のプログラムをダウンロードして、ダウンロードしたプログラムを記憶媒体に一旦格納した後、前記機能モジュール又は前記制御モジュールの何れかに設けたデータ読み取り装置に前記記憶媒体を接続し、記憶媒体に保管されたプログラムをデータ読み取り装置を介して組込対象のモジュールに組み込むことを特徴とするプログラム組込方法。
  2. 前記サーバコンピュータから前記ネットワーク網を通じてシステム制御用プログラムをダウンロードして、ダウンロードしたシステム制御用プログラムを記憶媒体に一旦格納した後、制御モジュールに設けたデータ読み取り装置に前記記憶媒体を接続し、データ読み取り装置を介して記憶媒体から読み込んだ個別機能用プログラムを制御モジュールに組み込むことを特徴とする請求項1記載のプログラム組込方法。
  3. 前記サーバコンピュータから前記ネットワーク網を通じてシステム制御用プログラムをダウンロードして、ダウンロードしたシステム制御用プログラムを記憶媒体に一旦格納した後、機能モジュールに設けたデータ読み取り装置に前記記憶媒体を接続し、機能モジュールが、データ読み取り装置を介して記憶媒体からシステム制御用プログラムを読み込み、前記情報路を通じて制御モジュールに前記システム制御用プログラムを転送し、機能モジュールから転送されてきたシステム制御用プログラムを制御モジュールに組み込むことを特徴とする請求項1記載のプログラム組込方法。
  4. 前記サーバコンピュータから前記ネットワーク網を通じて個別機能用プログラムをダウンロードして、ダウンロードした個別機能用プログラムを記憶媒体に一旦格納した後、組込対象の機能モジュールに設けたデータ読み取り装置に前記記憶媒体を接続し、データ読み取り装置を介して記憶媒体から読み込んだ個別機能用プログラムを組込対象の機能モジュールに組み込むことを特徴とする請求項1記載のプログラム組込方法。
  5. 前記電線が、電源供給のための電力線と、情報信号を伝送するための情報線とで構成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のプログラム組込方法。
  6. 前記電線が電源供給のための電力線からなり、機能モジュールと制御モジュールとの間で電力線搬送通信により情報信号を授受することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のプログラム組込方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7450209B2 (ja) 2020-02-19 2024-03-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報端末、ゲートウェイ装置、インターホンシステム、サーバシステム、処理方法、及びプログラム

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