JP2007181109A - 配線システム - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信モジュールをユーザ自身が容易に導入することができる配線システムを提供する。
【解決手段】基本機能モジュール4は、ゲート装置1を介して電力線および情報線に接続され、電力線および情報線を介して電力供給と情報信号の伝達とを行う。無線通信モジュール5aは基本機能モジュール4に並設され、両モジュール4,5aが対接する側部には磁気結合により電力供給を行う電力供給部と、光信号により情報信号を授受するための情報信号接続部とを設けてある。そして、無線通信モジュール5aでは、情報路を通じて入力された情報信号を無線信号により送信するとともに、無線信号により送信された情報信号を受信して情報路に出力している。
【選択図】図1
【解決手段】基本機能モジュール4は、ゲート装置1を介して電力線および情報線に接続され、電力線および情報線を介して電力供給と情報信号の伝達とを行う。無線通信モジュール5aは基本機能モジュール4に並設され、両モジュール4,5aが対接する側部には磁気結合により電力供給を行う電力供給部と、光信号により情報信号を授受するための情報信号接続部とを設けてある。そして、無線通信モジュール5aでは、情報路を通じて入力された情報信号を無線信号により送信するとともに、無線信号により送信された情報信号を受信して情報路に出力している。
【選択図】図1
Description
本発明は、配線システムに関するものである。
従来より、建物内の各部屋の天井に、データ端末との間で無線通信によりデータを送受信する無線中継器を設置するとともに、各部屋の無線中継器をHUBを介して互いに接続することにより、LANを構築する情報伝送システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また従来より、建物内の各部屋の壁に埋設されるスイッチボックスに、無線端末との間で無線通信によりデータを送受信するアクセスポイントを埋込配設するとともに、各部屋のアクセスポイントの間を有線ネットワークで接続した配線システムも提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開平8−298690号公報
特開2001−156804号公報
上述した前者のシステムでは、特定の信号の送受信を行うために専用のシステムを構築しているためコスト高になり、無線通信システムを導入する際の妨げになっていた。
また後者のシステムでは、アクセスポイントを設置する場合に電力線や情報線の接続作業が必要になるので、有資格者でなければ配線工事を行うことができず、室内のレイアウト変更等に応じてアクセスポイントを追加したり、アクセスポイントの位置を変更する工事をユーザ自身が行うことはできず、システムの変更に容易に対応することができなかった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、無線通信モジュールをユーザ自身が容易に導入することができる配線システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、造営面に配設され、造営面の裏側に先行配線された電線を介して電力の供給と情報信号の授受とを行う機能モジュールと、当該機能モジュールに接続され、機能モジュールを介して電力の供給と情報信号の伝達とを行う無線通信モジュールとを備え、機能モジュールの側部に無線通信モジュールの側部を対接させた状態で両モジュール間を連結する連結手段を設けるとともに、両モジュールが互いに対接する側部に、電力の供給と情報信号の授受とを行うための接続部を設け、無線通信モジュールに、無線通信を行う無線通信手段と、接続部を介して入力される情報信号を無線通信手段により無線送信させるとともに、無線通信手段が受信した情報信号を接続部を介して電線を含む情報路に出力させる通信制御手段とを設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、電線が、電源供給のための電力線と、情報信号を伝送するための情報線とで構成されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、電線が電源供給のための電力線からなり、電力線を介して電力線搬送通信により情報信号を授受することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、造営面に配設された機能モジュールの側部に、無線通信モジュールの側部を対接させた状態で、連結手段により無線通信モジュールを機能モジュールに連結すると、接続部を介して機能モジュールから無線通信モジュールへ電力が供給されると共に、両モジュール間で情報信号の授受が行われるので、配線作業を行うことなく無線通信モジュールの接続が可能であり、ユーザ自身が有線のシステムを無線のシステムに容易に拡張することができる。
請求項2の発明によれば、電力線と情報線とを用いて電力の供給と情報信号の伝送とを行うことができる。
請求項3の発明によれば、電力線で情報線を兼用しているので、電線の本数を減らして、配線施工を簡略化することができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図12に本実施形態の配線システムのシステム構成を示す。この配線システムでは、建物内の適所において1乃至複数のスイッチボックス90を埋込配設してあり、始端のスイッチボックス90に対しては、屋外より配線盤6内に引き込まれ主幹ブレーカMBおよび分岐ブレーカBBを介して屋内に引き込まれた電力線L1と、外部のインターネット網NTにゲートウェイGW(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続される情報線L2とを導入する。また各スイッチボックス90の間は壁面内に先行配線された電力線L1と情報線L2とを送り配線してある。
図12に本実施形態の配線システムのシステム構成を示す。この配線システムでは、建物内の適所において1乃至複数のスイッチボックス90を埋込配設してあり、始端のスイッチボックス90に対しては、屋外より配線盤6内に引き込まれ主幹ブレーカMBおよび分岐ブレーカBBを介して屋内に引き込まれた電力線L1と、外部のインターネット網NTにゲートウェイGW(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続される情報線L2とを導入する。また各スイッチボックス90の間は壁面内に先行配線された電力線L1と情報線L2とを送り配線してある。
ここで、スイッチボックス90は、例えばJISで規格化された大角形の1個モジュール寸法の埋込型の配線器具を3個取り付けることができる1連の取付枠70(図1参照)に対応して規格化されたもので、配線盤6又は他のスイッチボックス90から送り配線されてくる電力線L1及び情報線L2をボックス外部より導入するとともに、他のスイッチボックス90へ送り配線するための電力線L1及び情報線L2をボックス外へ導出している。なお、スイッチボックス90には、図11及び図12に示すように室内の天井100に設けられるものと、壁101に設けられるものと、床102に設けられるものとがある。
そして、各スイッチボックス90の内部には、図1及び図9に示すゲート装置1が取付枠70を用いて埋込配設されている。取付枠70は矩形枠状であって、器具取付用の細長の取付窓71を有しており、左右の枠片72には取付窓71の長手方向において器具取付孔73を3組ずつ備えている。また取付枠70の上下の枠片74には、スイッチボックス90に取り付けるための取付ねじ用の長孔75や、壁を構成する石膏ボードなどに取り付けるための従来周知のはさみ金具(図示せず)が取着される取着孔76や、前面側に後述のプレート枠80を取り付けるためのプレートねじ用のねじ孔77や、石膏ボードなどにタッピングねじにより直接ねじ固定するためのねじ挿通孔78が少なくとも設けてある。また上下の枠片74の左右両側部からはL字形の引掛片79,79が一体に突出しており、左右方向の片側から突出する引掛片79は枠片74の上部から延出して先端が下向きに突出し、反対側から突出する引掛片79は枠片74の下部から延出して先端が上向きに突出している。この取付枠70をスイッチボックス90に取り付ける際には、取付枠70の上下の枠片74に設けた長孔75に挿通する取付ねじ(図示せず)をスイッチボックス90のねじ孔(図示せず)に締結することで、ゲート装置1ごとスイッチボックス90に取り付けられる。
ゲート装置1は、規格化された単位寸法(1個モジュール寸法)の埋込型配線器具を短幅方向に3個並べた大きさ(3個モジュール寸法)のゲート装置本体10を備え、このゲート装置本体10の左右両側には取付枠70の枠片72に設けた器具取付孔73に係止する係止爪10aが各2対ずつ形成されている。そして、このゲート装置本体10は、取付枠70の取付窓71から前面を露出させた状態で取付枠70に取り付けてある。
またゲート装置1では、ゲート装置本体10の背面に設けた速結端子構造の端子部21a,21bに電力線L1を接続するとともに、端子部31a,31bに情報線L2を接続するようになっており、端子部21b,31bにそれぞれ接続される電力線L1、情報線L2は他のスイッチボックス90への送り配線となる。
一方、ゲート装置本体10の前面には、端子部21a,21bに接続された電力線L1と電気的に接続されている導電部を備えた電力路接続口22と、端子部31a,31bに接続された情報線L2と電気的に接続されている導電部を備えた情報路接続口32とが設けられている(図1及び図3参照)。
ここに、ゲート装置1の電力路接続口22および情報路接続口32は、それぞれ、導電部の配列や開口部の形状をシステムとして定形化(規格化)してある。後述する基本機能モジュール4の背面側には、電力路接続口22および情報路接続口32にそれぞれ対応した形態に規格化されたコネクタ42a,42bが形成されており、コネクタ42a,42bをそれぞれ接続口22,32に着脱自在に結合できるようになっている。尚、電力路接続口22と情報路接続口32とは、導電部の配列や開口部の形状を互いに異ならせているので、誤接続を防止することができる。
次に、ゲート装置1に接続される基本機能モジュール4について説明する。基本機能モジュール4は扁平な直方体状のモジュール本体40を備えており、モジュール本体40の背面に設けたコネクタ42a,42bを、ゲート装置1の各接続口22,32に接続することによって、ゲート装置本体10の前面側にモジュール本体40が重ねた状態で取着され、基本機能モジュール4の電力確保と情報路の確保が同時に行える。本実施形態ではゲート装置本体10を3個モジュール寸法に形成するとともに、モジュール本体40の大きさを3個モジュール寸法に対応する寸法に形成しているので、埋込型配線器具用の取付枠70を用いて埋込配設されたゲート装置1に対して、ゲート装置本体10の前面を覆うようにして機能モジュール4を取り付けることにより、後付け感を与えることなく基本機能モジュール4の配設が行える。またゲート装置1の各接続口22,32とコネクタ42a,42bの形態を定形化(規格化)しているので、基本機能モジュール4を何れのゲート装置1にも接続することができ、そのためレイアウトフリーに施工が行える。またユーザは、好みの利用形態に応じて基本機能モジュール4を自由に施工することができ、将来的に建物内部のレイアウトを変更したり、新しい基本機能モジュール4を追加したい場合にも、基本機能モジュール4の着脱のみで簡単に対応できるから、基本機能モジュール4の取替性が向上し、且つ、基本機能モジュール4の機能によって多様な配線システムを展開することができる。
以下に基本機能モジュール4の回路構成について図3に基づいて説明する。この基本機能モジュール4は、後述の拡張機能モジュール5を連接して使用するために以下の構成を備えている。すなわち基本機能モジュール4は、コネクタ42aを介して接続される商用電源ACを所定電圧に降圧するとともに、周波数を高周波に変換し、この高周波に変換した定圧交流電源をコア44aに巻装したコイル44bに印加するAC/ACコンバータ43aと、低圧交流電源を整流平滑後、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源(+V)を得る直流電源部43bと、コネクタ42bを介して接続される情報線L2を通じて情報信号の送受信を行う送受信部45と、情報線L2を介して受信される情報信号をE/O変換し、発光素子LEDを通じて光信号で送出するE/O変換部46aと、拡張機能モジュール5から送られてくる光信号からなる情報信号を受光素子PDで受光し、O/E変換して送受信部45に出力するO/E変換部46bと、機能モジュールの種類(例えばスイッチ)に対応した機能部49と、機能部49から送られてくるスイッチの操作データをI/Oインターフェース48を通じて取り込み、送信先へ情報信号として送信させる処理を行う機能や、送受信部45で受信した負荷の動作情報などを取り込み、機能部49が備える動作表示ランプLDの点灯/消灯信号を生成し、I/Oインターフェース48を通じて機能部49へ送信する機能を備えた演算処理部47とで構成されている。
ここで、上述したコイル44bとコア44aとは、基本機能モジュール4から拡張機能モジュール5に電力を非接触で供給するためのトランスの一次側となる電磁結合部を構成するもので、拡張機能モジュール5側に同様に設けた電磁結合部のコアにコア44aが磁気結合し、トランス作用によって拡張機能モジュール5に設けた電磁結合部のコイルに定圧交流電源を誘起させて電源供給を行うようになっている。なおAC/ACコンバータ43aでは、電力線L1を通じて供給される商用電源を、商用電源周波数に比べて高周波の交流電源に変換することで、電磁結合部によるトランス構成の小型化を図っている。また図3ではコア44aとコイル44bとからなる電磁結合部が1組しか示されていないが、拡張機能モジュール5は基本機能モジュール4の左右何れかの側、或いは、基本機能モジュール4の左右両側に並べて配置されるので、実際には電気的に並列な2組の電磁結合部が設けられ、モジュール本体40の左右両側において側壁に近接する内部位置に電磁結合部が1組ずつ配置してある。ここに、各電磁結合部のコア44aの先端が近接配置されるモジュール本体40の側面位置が、拡張機能モジュール5に対する磁気結合部Xとなっている。
一方、E/O変換部46aの発光素子LEDは、拡張機能モジュール5に対して情報信号を光信号により非接触で伝送するためのもので、連接する拡張機能モジュール5側のO/E変換部(図示せず)に設けた受光素子に対置される。また、O/E変換部46bの受光素子PDは連設する拡張機能モジュール5から光信号により伝達されてくる情報信号を受光するためのもので、連接する拡張機能モジュール5側のE/O変換部(図示せず)に設けた発光素子に対置される。なお、E/O変換部46aの発光素子LED、および、O/E変換部46bの受光素子PDも図3では1個ずつしか示されていないが、各変換部46a,46bには発光素子LEDおよび受光素子PDを2組ずつ接続してあり、モジュール本体40の左右両側において側壁に近接する内部位置に発光素子LEDおよび受光素子PDの組を1組ずつ配置している。ここで、発光素子LEDの発光部及び受光素子PDの受光部が対向するモジュール本体40の側壁部位は光信号が透過可能なように透明部Yとしてある。また、モジュール本体40の両側では、受光素子PDと発光素子LEDの位置が上、下で逆になるように配置され、例えば右側では受光素子PDを上、発光素子LEDを下とし、左側では受光素子PDを下、発光素子LEDを上としてある。そして、電磁結合部のコア44aの先端部の配置位置と、受光素子PD及び発光素子LEDの配置位置の上下間隔は定形としている。
なお本実施形態では、基本機能モジュール4が機能部49としてスイッチ機能を備える場合について説明を行ったが、機能部49をスイッチ機能に限定する趣旨のものではなく、センサ機能やスピーカ機能などの機能を備えているものでも良い。ここにおいて、ゲート装置1には複数種の情報信号を伝送する情報線L2を接続してあるので、ゲート装置1の情報路接続口32と基本機能モジュール4のコネクタ42bとの間で複数種の情報信号を授受することができ、様々な種類の基本機能モジュール4および拡張機能モジュール5を接続して使用することができるから、所望の機能を有する機能モジュール4、5への交換にも容易に対応できる。例えば図11および図12に示すように、天井100に設けたゲート装置1に接続する機能モジュール4としては、照明器具の引掛プラグに対応した引掛栓刃接続部91を持つ引掛シーリングローゼット型の機能モジュール4aや、人感センサ等を備えたセンサ型機能モジュール(図示せず)、更に監視カメラを備えたカメラ型機能モジュール(図示せず)、更にBGM等のスピーカSPを持つ機能モジュール4b等がある。また壁101に設けたゲート装置1に接続する機能モジュール4としては、照明器具などをオン/オフ操作するスイッチSWを備えた機能モジュール4cや、空調機器のコントローラ等の操作器型機能モジュール(図示せず)、モニタ装置Mを備えた機能モジュール4dがある。さらに床102に設けたゲート装置1に接続する機能モジュール4としては、電源プラグ用のコンセント部92を備えた機能モジュール4eや、スピーカSPを備えた機能モジュール4b等がある。また更に基本機能モジュール4が機能部49を備えておらず、連接された拡張機能モジュール5に対して電力および情報信号を伝達する機能のみを備えているものでも良い。
次に、基本機能モジュール4に連接され、基本機能モジュール4から電力供給を受けて動作する拡張機能モジュール5について説明する。拡張機能モジュール5としては様々な機能を有するものが用意されているが、本発明に係る配線システムでは無線通信機能を備えた無線通信モジュール5aを用いている。無線通信モジュール5aを含めた拡張機能主ジュール5は、図1及び図10に示すようにモジュール本体50の高さ寸法を埋込型配線器具の3個モジュール寸法に規格化するとともに、横幅寸法を1個モジュール寸法の整数倍に規格化し、またモジュール本体50の両側面の形状は基本機能モジュール4の側面と同一形状とし、さらに背面を図10(b)に示すように平坦な面に形成し、造営面に沿って配設できるようにしてある。モジュール本体50の上下位置には、取付枠70の枠片74と同様の枠片51を一体に形成してあり、各枠片51の挿通孔52に通したタッピングねじにより壁を構成する石膏ボードなどにモジュール本体50を直接ねじ固定することができる。なお各枠片51には、前面側に後述のプレート枠80を取り付けるためのプレートねじ用のねじ孔53が設けてある。また各枠片51の左右両側部からはL字形の引掛片54,54が一体に突出しており、左右方向の片側から突出する引掛片54は枠片51の上部から延出して先端が下向きに突出し、反対側から突出する引掛片54は枠片51の下部から延出して先端が上向きに突出している。而して、機能モジュール4,5を連設すると、拡張機能モジュール5の引掛片54が、基本機能モジュール4を取着した取付枠70の引掛片79、又は、連接された他の拡張機能モジュール5の引掛片54と係合することによって、各機能モジュール4,5のモジュール本体40,50をがたつき無く取り付けられるようになっている。ここに、モジュール本体50に設けた枠片51やプレート枠80などから、基本機能モジュール4の側部に無線通信モジュール5aの側部を対接させた状態で両モジュール4,5a間を連結する連結手段が構成される。
またモジュール本体50の内部には、図4に示すようにコア44aおよびコイル44bからなる電磁結合部を2組備えて、モジュール本体50の左右両側部において側壁に近接する内部位置に配置するとともに、夫々のコイル44bを電気的に接続し、片側の電磁結合部が隣接する基本機能モジュール4又は拡張機能モジュール5の電磁結合部と電磁結合して電力を受け取る側(二次側)となると、他方の電磁結合部が電力供給側(一次側)となるようになっている。これらの電磁結合部を構成するコア44aの先端が近接配置されるモジュール本体50の側面位置が磁気結合部Xとなる。また両電磁結合部のコイル44b,44b間を接続する線路には直流電源部43を接続し、内部回路の動作電源+Vを得るようになっている。
更に情報信号を授受するために、モジュール本体50内には連接する基本機能モジュール4又は拡張機能モジュール5から送られてくる光信号からなる情報信号を受光素子PDにて受光し電気的な信号に変換するO/E変換部46bと、電気信号からなる情報信号を隣接する基本機能モジュール4又は拡張機能モジュール5へ光信号からなる情報信号として発光素子LEDにより送り出すためのE/O変換部46aと、O/E変換部46bからの電気信号からなる情報信号を受け取るとともに、電気信号からなる情報信号をE/O変換部46aへ送り出す情報信号送受信部46とからなる情報信号送受信手段を二組設け、一方の組の発光素子LEDおよび受光素子PDをモジュール本体50の左側側壁近傍の内部に、また他方の組の発光素子LEDおよび受光素子PDをモジュール本体50の右側側壁近傍の内部に配置してある。ここで、左側に配置される発光素子LEDの位置は受光素子PDの下側に、また右側に配置される発光素子LEDの位置は受光素子PDの上側に夫々を配置してある。而して、左側に連接される基本機能モジュール4又は拡張機能モジュール5の右側側壁に近接配置された発光素子LED、受光素子PDに、当該モジュールの左側に配置した受光素子PD、発光素子LEDが夫々対向し、また右側に連接される基本機能モジュール4又は拡張機能モジュール5の左側側壁に近接配置された発光素子LED、受光素子PDに、当該モジュールの右側に配置した受光素子PD、発光素子LEDが夫々対向するようになっている。そして発光素子LED、受光素子PDが対向しているモジュール本体50の側壁は光信号が透過できるように基本機能モジュール4と同様に透明部Yとなっている。
そして両側の情報信号送受信部46,46間をモジュール本体50内において、双方向の信号ライン57で接続して、両側に隣接する基本機能モジュール4又は拡張機能モジュール5に対して情報信号を中継できるようになっている。なお、本制御システムにおいて、情報信号を伝送する方式としては、ベースバンド伝送又はブロードバンド伝送の何れを採用しても良く、またプロトコルも何れでも良いが、音声、映像などを用いるインターホンの親機、子機との間にはJT−H232パケットに基づいて音声・映像を相互に伝送することとし、また制御系にあっては操作側からの操作データにより1乃至複数の負荷を操作できるような1対1又は1対Nの対応が可能なユニキャスト或いはブロードキャストに対応する経路制御プロトコルを採用すれば良く、特に限定されるものではないので、説明は省略する。また、ゲート装置1間の使用プロトコルと、ゲート装置1に連なる機能モジュール4,5での使用プロトコルを異ならせ、例えばゲート装置1においてプロトコル変換を行うようにしても良い。
またモジュール本体50内には、信号ライン57上の情報信号を受信するとともに、信号ライン57上に情報信号を送出する送受信部45と、この送受信部45で受信される情報信号からデータを取り込んで処理を行うとともに、当該拡張機能モジュール5から他の拡張機能モジュール5宛にデータを送る場合のデータ生成処理を行う演算処理部47と、I/Oインターフェース48を介して演算処理部47との間でデータの授受を行って動作する機能部49とを設けてあり、この機能部49の構成が拡張機能モジュール5の種類によって異なるのである。
ここで拡張機能モジュール5のモジュール本体50の側面に磁気結合部X及び透明部Yが形成される位置は、図1及び図2で示す基本機能モジュール4の側面の磁気結合部X及び透明部Yの位置と合うように規格化され、拡張機能モジュール5同士を連結させたとき、或いは、基本機能モジュール4と拡張機能モジュール5とを連結させたときに面接する側面側の磁気結合部X、X同士、及び、透明部Y,Y同士が夫々対向するようになっている。ここに、各モジュール4,5のコア44aとコイル44bとで、基本機能モジュール4から拡張機能モジュール5へ、或いは、拡張機能モジュール5,5の間で電力を供給するための電力供給部が構成される。また、発光素子LEDおよび受光素子PDとE/O変換部46aとO/E変換部46bとで、基本機能モジュール4と拡張機能モジュール5との間、或いは、拡張機能モジュール5,5の間で情報信号を授受する情報信号伝達部が構成されている。そして、各モジュール4,5の側部に夫々設けた電力供給部および情報信号接続部からなる接続部が対向して電力供給と情報信号の伝達が行われるのである。
ところで、本実施形態では拡張機能モジュール5として、機能部49が無線通信機能を備えた無線通信モジュール5aを用いており、この無線通信モジュール5aを基本機能モジュール4とともに造営面に配設した状態を図7〜図9に示す。無線通信モジュール5aは基本機能モジュール4に並べて配置され、基本機能モジュール8を取着した取付枠70又は拡張機能モジュール5aートねじを用いてプレート枠80が螺着される。また、プレート枠80の前面側には化粧プレート82が取着されており、化粧プレート82の窓孔83から両モジュール4,5aの前面の機能面が露出するようになっている。
無線通信モジュール5aの機能部49は、図6に示すようにアンテナ49dを介して無線信号を送受信する無線通信部49cと、情報路から演算処理部47とI/Oインターフェース48とを介して入力された情報信号を無線通信部49cから無線信号により送信させるとともに、無線通信部49cが受信した情報信号をI/Oインターフェース48と演算処理部47とを介して情報路に出力させる通信制御部49bとを備えている。すなわち、無線通信モジュール5aでは通信制御部49bが、情報信号接続部を介して入力され、さらに演算処理部47とI/Oインターフェース48とを介して入力される情報信号を無線通信部49cにより無線送信させるとともに、無線通信部49cが受信した情報信号をI/Oインターフェース48、演算処理部47および情報信号接続部を介して情報路に出力しているので、情報線L2を介して有線で送受信される情報信号を無線で送受信することが可能になる。なお、拡張機能モジュール5としては、無線通信機能を備えた無線通信モジュール5a以外のものも用意されており、例えば電源コンセントや情報コンセントなどの機能を有するものや、インターホン通話の機能を有するものもある。
而して、本発明に係る配線システムを使用するに当たっては、ゲート装置1を取付枠70に取り付けるとともに、予め建物の適所(天井100、壁101又は床102)に埋設してあるスイッチボックス90内に導入されている電力線L1、情報線L2をゲート装置1に接続した後、このゲート装置1を取付枠70を介してスイッチボックス90に取り付ける。次に、ゲート装置1の前面部にそれぞれ設けられた電力路接続口22及び情報路接続口32に対して、基本機能モジュール4の対応するコネクタ42a,42bを接続することにより、ゲート装置1の前面部を覆うようにして基本機能モジュール4を取り付ける。無線通信モジュール5a(拡張機能モジュール5)は基本機能モジュール4の露出した両側側面の一方に片側の側面を面接させ、この状態で引掛片54,79を互いに係合させるとともに、挿通孔52,78に通したタッピングねじにより石膏ボードのような造営材に直接ねじ止めする。そして、各機能モジュール4,5aの前面側にプレートねじを用いてプレート枠80をねじ止めした後、プレート枠80の前面側に化粧プレート82を取着して、化粧プレート82の窓孔83から各機能モジュール4,5aの前面部の機能面を露出させるのである。なお、先に連結した拡張機能モジュール5に別の拡張機能モジュール5を連結する場合には、対向側面を面接させ、引掛片54同士を係合させた状態で、挿通孔52に通したタッピングねじにより拡張機能モジュール5を造営材に固定すれば良く、使用するモジュール4,5の個数に合わせてプレート枠80および化粧プレート82を交換すれば良い。
ここで、基本機能モジュール4に対して無線通信モジュール5aを取り付ける際には、基本機能モジュール4の側部に、無線通信モジュール5aの側部を対接させた状態で、連結手段により両モジュール4,5aを連結すると、電力供給部と情報信号接続部とにより電力の供給と情報信号の伝達とが行われるので、配線作業を行うことなく無線通信モジュール5aの接続が可能であり、電気工事の資格を持たないユーザでも有線のシステムを無線のシステムに容易に拡張することができる。尚、図7及び図8に示す使用形態では基本機能モジュール4の片側のみに無線通信モジュール5a(拡張機能モジュール5)を連結しているが、基本機能モジュール4の両側に拡張機能モジュール5を連結しても良い。但し、基本機能モジュール4に連結できる拡張機能モジュール5の数はAC/ACコンバータ43aの電力供給能力などによって制限される。
以上のようにして配設施工が終了し、配線システムの施工が完了した後は、ゲート装置1を介して各機能モジュール4,5に電力路および情報路を接続することができ、対応する機能モジュール4,5間で情報信号の授受が行われ、拡張機能モジュール5として用いる無線通信モジュール5aにより、有線の情報路を介して送受信される情報信号を無線信号として送受信することができる。またスイッチ機能やカメラ機能を有する拡張機能モジュール5により、照明器具や床暖房装置などの操作や、カメラで撮影した画像のモニタが行えるのである。
ここで、ゲート装置1に接続される情報線L2は複数種の機能モジュール4,5に用いられる情報信号の信号伝送を行うものであり、例えば電話、LANなどのネットワーク機器、TV、インターホン、各種センサなどに用いられる情報信号や、照明器具などの機器を制御するための制御信号の信号伝送に用いられる。したがって、ゲート装置1を介して機能モジュール4,5に複数種類の情報信号を伝達することができるから、機能モジュール4,5に多種多様な機能を持つ機能モジュールを使用でき、多種多様な機能をもつシステムを実現することができる。
なお、上述の実施形態ではゲート装置1と基本機能モジュール4との間において電力路、情報路の接続はコネクタ42a,42b側の接触ピンが各接続口22,32の接触部に接触することで行われるようになっているが、非接触構成としても良い。つまり上述した基本機能モジュール4が拡張機能モジュール5に非接触で電力を供給するために用いたAC/ACコンバータ43aと、コア44a及びコイル44bからなる電磁結合部と、情報信号の授受を非接触で行うためのE/O変換部46aおよびO/E変換部46bとをゲート装置1に内蔵し、基本機能モジュール4側にこれに対応して磁気結合部、O/E変換部およびE/O変換部を設け、電力路接続口22を上述の磁気結合部Xにより構成し、情報路接続口32を上述の透明部Yにより構成する。また基本機能モジュール4側にも、ゲート装置1の磁気結合部Xおよび透明部Yにそれぞれ対応して、磁気結合部Xと透明部Yとを設ける。そしてゲート装置1では、両接続口22,32を構成する磁気結合部X、透明部Yの形状と両者の間隔を定形化(規格化)して接続口22,32のモジュール化を図り、他方基本機能モジュール4の磁気結合部X、透明部Yの形状と両者の間隔を接続口22,32のそれと合わせて定形化を図れば良い。
また上述の形態では情報路と、電力路を別にしているためゲート装置1には電力線L1と情報線L2とを夫々接続しているが、電力線搬送によって情報信号の伝送を行えば、電力路を情報路として兼用することもできるため、配線を電力線L1のみとすることができ、配線の数を減らして配線施工を簡略化できる。つまり各スイッチボックス90での先行配線は電力線L1のみとし、これに対応してゲート装置1の端子部31a,31bおよび情報路接続口32を無くし、端子部21a,21bおよび電力路接続口22のみとする。そして、基本機能モジュール4において、図13に示すようにコネクタ42aおよびゲート装置1を介して電力線L1に接続され、電力線搬送通信により情報信号を授受するPLCモデム部45aを設けており、送受信部45では、PLCモデム部45aを介して受信された情報信号をE/O変換部46aにより光信号で送信させるとともに、O/E変換部46bが受光した光信号よりなる情報信号を、PLCモデム部45aから電力線搬送によって送信させている。また送受信部45は、PLCモデム部45aを介して受信された情報信号を演算処理部26に出力して、演算処理部26によりデータ処理を行わせるとともに、演算処理部26から入力された情報信号をPLCモデム部45aからゲート装置1を介して電力線L1へ電力線搬送によって送信させている。
尚、PLCモデム部45aで採用する電力線搬送の変調方式としては広帯域スペクトラム拡散方式、マルチキャリア方式、OFDM方式等各種方式の何れでも良いので、ここでは特に説明はしない。また図13に示す例では、基本機能モジュール4のPLCモデム部45aにより電力線搬送通信で伝送された情報信号を分離し、各機能モジュール4,5間ではE/O変換部46aおよびO/E変換部46bを用いて情報信号の授受を行っているが、各々の機能モジュール5にPLCモデム部を設けて、各機能モジュール5において電力線搬送通信により情報信号の授受を行うようにしても良い。
また本実施形態では拡張機能モジュール5として無線通信モジュール5aを用い、無線通信モジュール5aが基本機能モジュール4を介して電力供給と情報信号の授受を行っており、無線通信モジュール5aにおいて電力路および情報路を共に確保しているが、拡張機能モジュール5の機能によっては、電力の供給と情報信号の授受の内何れか一方だけを行って、電力路又は情報路の何れかを確保するようにしても良く、様々な機能モジュール5を連結して使用することにより、機能の拡張にも容易に対応することができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図14および図15に基づいて説明する。上述の実施形態1では、基本機能モジュール4が取着されてスイッチボックス90に固定された取付枠70と無線通信モジュール5a(拡張機能モジュール5)のモジュール本体50とを並置した後、取付枠70およびモジュール本体50にプレート枠80をねじ固定することで、各モジュール4,5を配設しているため、基本機能モジュール4に連設する拡張機能モジュール5の数が変更されると、モジュールの数に合わせた大きさのプレート枠80に付け替える必要がある。
本発明の実施形態2を図14および図15に基づいて説明する。上述の実施形態1では、基本機能モジュール4が取着されてスイッチボックス90に固定された取付枠70と無線通信モジュール5a(拡張機能モジュール5)のモジュール本体50とを並置した後、取付枠70およびモジュール本体50にプレート枠80をねじ固定することで、各モジュール4,5を配設しているため、基本機能モジュール4に連設する拡張機能モジュール5の数が変更されると、モジュールの数に合わせた大きさのプレート枠80に付け替える必要がある。
そこで、本実施形態では図15(a)(b)に示すように各モジュール4,5のモジュール本体40,50の一側面(例えば右側面)に、矩形状に凹没した嵌合凹部55を形成するとともに、各モジュール本体40,50の内側であって嵌合凹部55の底壁に近接する位置に電磁結合部を1組配置し、さらにモジュール本体40,50の他側面(例えば左側面)に、他のモジュールの嵌合凹部55に凹凸嵌合する嵌合凸部56を設け、この嵌合凸部56の内部位置に電磁結合部を1組配置してある。ここに、各電磁結合部のコア23aの先端が近接配置される嵌合凹部55の底壁および嵌合凸部56の先端面が、他のモジュールに対する磁気結合部Xとなっている。なお嵌合凹部50と嵌合凸部56とは略同じ高さ位置に形成されており、嵌合凹部55および嵌合凸部56の形状はシステムとして定形化(規格化)してある。また各モジュール本体40,50の両側面には、実施形態1と同様に、嵌合凹部55又は嵌合凸部56の形成部位の下側に透明部Yを形成してある。
而して、両モジュール4,5を連設するに当たっては、造営面に埋込配設されたゲート装置1に対して基本機能モジュール4を取着した後、モジュール本体40に設けた嵌合凹部55に、無線通信モジュール5aのモジュール本体50に設けた嵌合凸部56を凹凸嵌合させることによって、各モジュール本体40,50を互いに連結することができる。そして、連結方向の一端側に位置するモジュール本体40の非連結側の側面に設けた嵌合凸部56に、サイドカバー7aの嵌合凹部(図示せず)を凹凸嵌合させるとともに、連結方向の他端側に位置するモジュール本体50の非連結側の側面に設けた嵌合凹部55に、サイドカバー7bの嵌合凸部(図示せず)を凹凸嵌合させることで、両端に位置するモジュール本体40,50の非連結側の側面にサイドカバー7a,7bを取り付けることができ、嵌合凹部55および嵌合凸部56を覆って外観の見栄えを良くすることができる。
このように本実施形態では各機能モジュール4,5のモジュール本体40,50に設けた嵌合凹部55に、他のモジュール本体に設けた嵌合凸部56を嵌合させることで、各モジュール本体40,50が互いに連結されるから、各機能モジュール4,5の取り付け、取り外しを容易に行うことができ、また各機能モジュール4,5を連設するための部材が不要なので、使用する機能モジュールの数の増減にも容易に対応することができる。
1 ゲート装置
4 基本機能モジュール
5a 無線通信モジュール
70 取付枠
X 磁気結合部
Y 透明部
4 基本機能モジュール
5a 無線通信モジュール
70 取付枠
X 磁気結合部
Y 透明部
Claims (3)
- 造営面に配設され、造営面の裏側に先行配線された電線を介して電力の供給と情報信号の授受とを行う機能モジュールと、当該機能モジュールに接続され、機能モジュールを介して電力の供給と情報信号の伝達とを行う無線通信モジュールとを備え、機能モジュールの側部に無線通信モジュールの側部を対接させた状態で両モジュール間を連結する連結手段を設けるとともに、両モジュールが互いに対接する側部に、電力の供給と情報信号の授受とを行うための接続部を設け、前記無線通信モジュールに、無線通信を行う無線通信手段と、前記接続部を介して入力される情報信号を無線通信手段により無線送信させるとともに、無線通信手段が受信した情報信号を前記接続部を介して前記電線を含む情報路に出力させる通信制御手段とを設けたことを特徴とする配線システム。
- 前記電線が、電源供給のための電力線と、情報信号を伝送するための情報線とで構成されることを特徴とする請求項1記載の配線システム。
- 前記電線が電源供給のための電力線からなり、前記電力線を介して電力線搬送通信により情報信号を授受することを特徴とする請求項1記載の配線システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005379789A JP2007181109A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 配線システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010541482A (ja) * | 2007-10-01 | 2010-12-24 | テクノバス, インコーポレイテッド | 壁埋め込み式光ネットワークユニット |
JP2015185906A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | 三菱電機株式会社 | 無線制御システム、スイッチ装置、無線通信装置及び無線通信装置の配置状態判定方法 |
-
2005
- 2005-12-28 JP JP2005379789A patent/JP2007181109A/ja not_active Withdrawn
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