JP2007174423A - 情報信号伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電力路と情報路とを同時に確保でき、施工性に優れた情報信号伝送装置を提供する。
【解決手段】 ゲート装置3,基本機能モジュール8bを介して電力線L1に電気的に接続された拡張機能モジュール10bの電源用コネクタ11A’から電力供給を受ける電源用コネクタ11Aと、情報線L2に電気的に接続された拡張機能モジュール10bの情報用コネクタ11B’との間で情報信号を授受する情報用コネクタ11Bと、集音した音響信号を電気信号に変換するマイクロホンM1とを備えたモジュール本体10A内に、マイクロホンM1の出力から音声を認識し、該認識結果に基づいて情報信号を出力する音声認識手段と、前記情報信号を情報用コネクタ11Bを介して伝送する情報伝送手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報と電力とを同時に送ることができる配線システムに用いる情報信号伝送装置に関するものである。
従来、ユーザが、様々な消費者向け電化製品や家庭の器具をホームネットワークに接続して、このような製品や器具がデータを共有し、相互に連動する配線システムに音声認識システムを設けて、製品や器具にネットワークを介して音声情報の伝達を行う構成が開示されている。(例えば、特許文献1参照)
特許第3711089号公報
しかしながら、従来の構成では、音声認識システムはネットワークを介して他の製品や器具と接続されるものの、音声認識システムの電源は設置場所で商用電源から供給しているため、電力線の引出口の場所によって音声認識システムの設置場所が限定されていた。また、新たに電力線の配線が必要となれば工事等の手間がかかり、施工性に問題があった。
さらに、音声認識システムを既存の配線システムに追加する場合、別途電源線や情報線を配線する必要があり、工事等の手間がかかり、拡張性に乏しいものであった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力路と情報路とを同時に確保でき、施工性に優れた情報信号伝送装置を提供することにある。
請求項1の発明は、屋内の天井面、壁面、床面に設置されて電力及び情報信号を伝送する少なくとも1系統の配線に電気的に接続された第1の接続部に電気的に直接接続して電力供給を受け、第1の接続部との間で情報信号を授受するための第2の接続部と、集音した音響信号を電気信号に変換する1乃至複数のマイクロホンと、前記マイクロホンの出力から音声を認識し、該認識結果に基づいて情報信号を出力する音声認識手段と、前記情報信号を第2の接続部を介して伝送する情報伝送手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、情報信号伝送装置は、第2の接続部を第1の接続部に電気的に接続すれば電力路と情報路とを同時に確保でき、新たに配線工事を行う必要がなく、優れた施工性を得ることができる。また、音声を発するだけで容易に情報伝達が可能となる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記音声認識手段は、前記マイクロホンが出力する電気信号から音声信号を抽出する音響信号分析部と、音声の言語モデルを記憶した言語モデル記憶部と、前記言語モデルを音声信号に変換した音響モデルを記憶した音響モデル記憶部と、音響信号分析部の出力と音響モデル記憶部に記憶している音響モデルとを照合して認識結果を出力する照合部と、前記認識結果に基づいて情報信号を出力する情報信号出力部とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、音声を発するだけで容易に情報伝達が可能となる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記音声認識手段が出力する情報信号は、前記配線に接続された機能装置の動作を制御するための制御コマンドであることを特徴とする。
この発明によれば、音声を発するだけで、照明器具等の装置を制御することができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかにおいて、前記音声認識手段が音声を認識したことを音で報知する報知手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、音声認識に成功したか、あるいは失敗したかを知ることができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかにおいて、前記第1の接続部の配置及び形状の形態の定型化に対応して前記第2の接続部の形態を定形としていることを特徴とする。
この発明によれば、情報信号伝送装置と第1の接続部を具備する装置との汎用化を図ることができる。
以上説明したように、本発明では、電力路と情報路とを同時に確保でき、優れた施工性を得ることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の情報信号伝送装置10aを用いるシステム構成は、図7に示すように建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス2を設け、各スイッチボックス2間に壁面内に先行配線した電力線L1と、情報線L2とを送り配線するとともに、始端のスイッチボックス2に対しては、配線盤1内の主幹ブレーカMBと分岐ブレーカBBとを介して屋内に引き込まれた電力線L1を導入し、また外部のインターネット網NTにゲートウェイGW(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続されている情報線L2を導入してある。ここでスイッチボックス2には室内の天井面のようなハイポジションHPに設けられるものと、壁スイッチ等で推奨される高さ位置(ミドルポジションMP)に設けられるものと、足元付近(ローポジションLP)に設けられるものとに区分される。
これらのスイッチボックス2は、例えばJISで規格化された大角形の1個モジュール寸法の埋め込み型の配線器具が3個取り付けることができる1連の取付枠4(図8参照)に対応して規格化されたスイッチボックスからなり、図1に示すように上部から配線盤1または他のスイッチボックス2から送り配線されてくる電力線L1及び情報線L2を導入するとともに、下部からは他のスイッチボックス2へ送り配線するための電力線L1及び情報線L2を導出している。そして各スイッチボックス2には基本機能モジュール8を接続するゲート装置3のボディを夫々取付枠4により取り付けてある。
この取付枠4は図8に示すように中央に器具取り付け用の窓孔4aを設けてあって、この窓孔4aに取り付け対象の器具本体の前部を背方から嵌め、左右両側の枠片に設けた係止手段に器具本体の両側に設けた被係止部を係止させて器具本体を固定するようになっている。そして上下枠片に設けた取付孔4bに挿通する取り付けねじ(図示せず)をスイッチボックス2のねじ孔(図示せず)に締結することで、器具本体ごとスイッチボックス2に取り付けられる。またスイッチボックス2を用いず、埋め込み孔を開口した壁パネルに取り付ける場合には所謂挟み金具で壁パネルを挟持させて取り付けたり、木ねじを用いて取り付けることもできるようになっている。
ゲート装置3は図9に示すようにボディ背面部に速結端子構造の接続端子部5a,5b及び送り配線用の接続端子部5a’、5b’を設け、夫々に対応する電力線L1、情報線L2を接続するようになっている。またボディ前面部には、送られてきた電力線L1と電気的に接続されている接触部を備えた電力路接続口6Aと、送られてきた情報線L2と電気的に接続されている情報路接続口6Bとを有しモジュール化した接続口6を図8に示すように備えている。
これら接続口6A,6Bは両者間の間隔及び内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化されており、このゲート装置3のボディ前面部を覆うようにスイッチボックス2の前面開口側に取り付ける図10に示す基本機能モジュール8の背面部に設けたコネクタ7の被接続部7A、7Bが各接続口6A,6Bに着脱自在に結合されるようになっている。
基本機能モジュール8は、後述する拡張機能モジュール10とで機能装置を構成するもので、図10,図11(a)に示す合成樹脂製(ABS等の非結晶性汎用プラスチック)で扁平なモジュール本体8A内に図13に示す回路を内蔵しているもので、背面部のコネクタ7の被接続部7A,7Bをゲート装置3の接続口6A,6Bに結合させることで、スイッチボックス2の前面開口を覆うとともに、周部のフランジをスイッチボックス2の前面開口周辺の壁面に重ねた状態となり、その状態で上、下部の中央に穿孔している取付孔80に取り付けねじ(図示せず)を前面部側から挿通させて取付枠4の上下枠に設けたねじ孔4cに螺入締結することでスイッチボックス2に取付枠4を介して取り付けられる。
またモジュール本体8Aの前面部には、上、下の取付孔80の開口位置より上または下側位置において、図11(a)に示すようにモジュール本体8Aの幅方向に幅広溝81aと幅狭溝81bとからなる連結用溝部81を中央の仕切壁82で左右に二分されるように形成している。
この仕切壁82の左側または右側の連結用溝部81には図11(b)に示す合成樹脂製の連結体100の片側半分を仕切壁82に当たる位置まで嵌め込み、この連結体100の残り半分を図12に示すように拡張機能モジュール10側に同様に設けてある連結用溝部81に嵌め込むことで、基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10とを機械的に結合できるようになっている。連結体100は背面に幅広溝81a,幅狭溝81bを仕切る仕切壁81cが嵌る溝100aを設け、両溝81a、81bに跨るように挿入される。そして基本機能モジュール8では前面部側から化粧カバー8Bを着脱自在に被着することで、また拡張機能モジュール10では蓋部83を閉じることで、両者の連結用溝部81に跨るように嵌め込んである連結体100が脱落しないように保持して連結状態を維持するようになっている。而して連結体100と連結用溝部81とが基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10との連結手段を構成する。
本実施形態の配線システムでは、機能によって複数の種類の基本機能モジュール8が準備されており、基本機能モジュール8は、図13に示すように、被接続部7Aを介して供給される商用電源ACを、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源+Vに変換するAC/DCコンバータ21と、被接続部7Bを介して接続される情報線L2を通じて双方向に伝送されるデジタル情報信号を送受信する通信伝送部22と、被接続部7Aを介して商用電源ACに接続される電源用コネクタ9A,9A’と、通信伝送部22、被接続部7Bを介して情報線L2に接続される情報用コネクタ9B,9B’と、通信伝送部22で受信されるデジタル情報信号からデータを取り込んで処理を行うとともに、当該基本機能モジュール8から他の基本機能モジュール8あるいは拡張機能モジュール10宛、、あるいは情報線L2を介してデジタル情報信号を送る場合のデジタル情報生成処理を行う演算処理部23と、I/Oインターフェース24を介して演算処理部23との間でデータの授受を行って動作する機能部25とから構成され、これら各部は動作電源+Vを前記のAC/DCコンバータ21から供給されるのである。この機能部25の構成が基本機能モジュール8によって異なるのである。
基本機能モジュール8のモジュール本体8Aの両側側面の一方側は雄型の電源用コネクタ9A、情報用コネクタ9Bを、他方側には雌型の電源用コネクタ9A’、情報用コネクタ9B’を設けている。そして、これら電源用コネクタ9A,9A’の接触片に被接続部7Aの接触片を内部で接続することで、左右何れの方向に拡張機能モジュール10が連結されても商用電源ACを供給することができるようにしている。さらに、情報用コネクタ9B,9B’の接触片に通信伝送部22の入出力を接続することで、左右何れの方向に拡張機能モジュール10が連結されても情報信号の授受を行えるようにしている。なお、上記電源用コネクタ9A,9A’は、モジュール本体8Aの両側側面において一端側に偏倚して配置され、上記情報用コネクタ9B,9B’は、モジュール本体8Aの両側側面において他端側に偏倚して配置される。
これら電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’は、内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化され、さらには同一面に配置された電源用コネクタと情報用コネクタとの間隔もシステムとして規格化されており、拡張機能モジュール10の後述する電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’が着脱自在に結合されるようになっている。
次に、本実施形態の配線システムでは、電力供給を受けて動作する機能によって複数の種類の拡張機能モジュール10が準備されており、拡張機能モジュール10は図14に示すように、電源用コネクタ11A,11A’と、情報用コネクタ11B,11B’と、電源用コネクタ11A,11A’いずれか一方を介して供給される商用電源ACを、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源+Vに変換するAC/DCコンバータ31と、情報用コネクタ11B,11B’を介して双方向に伝送されるデジタル情報信号を送受信する通信伝送部32と、通信伝送部32で受信されるデジタル情報信号からデータを取り込んで処理を行うとともに、当該拡張機能モジュール10から基本機能モジュール8あるいは他の拡張機能モジュール10宛、あるいは情報線L2を介してデジタル情報信号を送る場合のデジタル情報生成処理を行う演算処理部33と、I/Oインターフェース34を介して演算処理部33との間でデータの授受を行って動作する機能部35とから構成され、これら各部は動作電源+Vを前記のAC/DCコンバータ31から供給されるのである。この機能部35の構成が拡張機能モジュール10によって異なるのである。
そして、拡張機能モジュール10は、基本的には図15(a)に示すようにモジュール本体10Aの高さ寸法を基本機能モジュール8と同じ高さ寸法に規格化され、また横幅寸法も規格化された単位モジュール寸法の整数倍に規格化されている。
また、合成樹脂製(ABS等の非結晶性汎用プラスチック)で扁平なモジュール本体10Aの両側側面の一方側は雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bを、他方側には雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’を設けている。上記電源用コネクタ11A,11A’は、モジュール本体10Aの両側側面において一端側に偏倚して配置され、上記情報用コネクタ11B,11B’は、モジュール本体10Aの両側側面において他端側に偏倚して配置される。これら電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’は、基本機能モジュール8の電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’と同様に、内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化され、さらには同一面に配置された電源用コネクタと情報用コネクタとの間隔もシステムとして規格化されており、基本機能モジュール8の電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’、あるいは他の拡張機能モジュール10の電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’が着脱自在に結合されるようになっている。
具体的には、雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bは、基本機能モジュール8の雌型の電源用コネクタ9A’、情報用コネクタ9B’、あるいは他の拡張機能モジュール10の雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’に接続し、雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’は、基本機能モジュール8の雄型の電源用コネクタ9A、情報用コネクタ9B、あるいは他の拡張機能モジュール10の雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bに接続する。
そして、モジュール本体10A内ではこれら電源用コネクタ11A,11A’の接触片を互いに接続しており、片側の電源用コネクタが隣接する基本機能モジュール8または拡張機能モジュール10の電源用コネクタに嵌合して電力を受け取る側(受電口)となると、他方の電源用コネクタが電力供給側(給電口)となる。
さらに、情報用コネクタ(情報授受口)11B,11B’の接触片に通信伝送部32の入出力を接続することで、左右何れの方向に基本機能モジュール8や、他の拡張機能モジュール10が連結されても情報信号の授受を行えるようにしており、両側に隣接する基本機能モジュール8または拡張機能モジュール10との間で情報信号を授受できるようになっている。
また、拡張機能モジュール10のモジュール本体10Aの形状は、背面を図15(b)、(c)に示すように平坦な面に形成して壁面に沿わせることができるようにしている。そして上下位置には上述の連結体100を基本機能モジュール8と同様に挿入するための幅広溝81a、幅狭溝81bからなる連結用溝部81を設けるとともに、この連結用溝部81を開閉する蓋部83を設け、連結体100を装着する際や外す場合にはこの蓋部83を開き、連結体100の装着状態を保持する際には上述したように閉じるようになっている(図15(c)参照)。
次に、拡張機能モジュール10の1つの形態である本実施形態の情報信号伝送装置10aについて、以下説明する。図2に示すように、情報信号伝送装置10aは、拡張機能モジュール10と同様に、AC/DCコンバータ31、通信伝送部32、演算処理部33、I/Oインターフェース34、機能部35がモジュール本体10A内に収納され、モジュール本体10Aの両側側面の一方側は雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bを、他方側には雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’を設けている。
モジュール本体10A内には図3に示すように、機能部35として、スピーカSP、マイクロホンM1、通話スイッチSW1、警報解除スイッチSW2、増幅部35a,35b、エコーキャンセル部35c,35d、音声認識部35hを備える。
また、スピーカSP、マイクロホンM1に対向するモジュール本体10Aの前面には複数の音孔10Bや、通話スイッチSW1,警報解除スイッチSW2を前面に露出させる挿通孔10C,10Cが穿設されている(図2参照)。
そして、他の部屋等から情報線L2を介して送信された音声信号は、エコーキャンセル部35dを介して増幅部35aで増幅された後、スピーカSPから出力される。また、通話スイッチSW1を操作することで通話可能状態となり、マイクロホンM1から出力された音声信号は増幅部35bで増幅された後、エコーキャンセル部35cを通過し、情報線L2を介して他の部屋等へ送信される。すなわち、部屋間で双方向の通話が可能なインターホンとして機能するものである。
また、本実施形態では、スピーカSPの近傍にマイクロホンM1が配置されており、スピーカSPの音声出力をマイクロホンM1が拾うことで発生するハウリングを防止するために、以下の処理を行う。まず、エコーキャンセル部35cは、エコーキャンセル部35dの出力を参照信号として取り込み、増幅部35bの出力に対して演算を施すことにより、スピーカSPからマイクロホンM1に回り込んだ音声情報信号をキャンセリングするものである。さらにエコーキャンセル部35dは、エコーキャンセル部35cの出力を参照信号として取り込み、I/Oインターフェース34の出力に対して演算を施すことにより、通話先の相手側でのスピーカからマイクロホンへの音声情報信号の回り込みをもキャンセリングするものである。
さらに、マイクロホンM1は通話スイッチSW1の操作状態にかかわらず常に集音した音響信号を電気信号に変換しており、通話スイッチSW1を操作していない状態でのマイクロホンM1の出力は音声認識部35hに入力されている。
以下、音声認識部35hの動作について説明する。音声認識部35hは、図4に示すように、マイクロホンM1が出力する電気信号から音声信号を抽出する音響信号分析部350と、音声の言語モデルを記憶した言語モデル記憶部351と、言語モデルを音声信号に変換した音響モデルを記憶した音響モデル記憶部352と、音響信号分析部350の出力と音響モデル記憶部352に記憶している音響モデルとを照合して認識結果を出力する照合部353と、照合部353の認識結果に基づいて情報信号を出力する情報信号出力部354とを備える。ここで、音響モデルとは、平均的な発音データを基に作られた音声の単語辞書のことである。
照合部353での照合(マッチング)には、HMM(Hidden Markov Model 隠れマルコフモデル)と呼ばれる理論を用いて、音響信号分析部350からの音声信号の波形と、音響モデル記憶部352に記憶されている音響モデルとを照合する。
例えば、「電気をつけてください」という言葉を認識する場合、最初の「で」という言葉を認識した時点での照合の候補は、言語モデル記憶部351に記憶している「で」から始まる言葉に絞られる。次に、「でん」という言葉を認識した時点での照合の候補は、「電気」,「電線」,...に絞られ、さらに「でんきをつけて」を認識した時点では、対象が「電気」に絞り込まれ、以後、徐々に照合の候補が絞り込まれて、最終的に最も一致する言葉「電気をつけてください」が認識結果となる。上記照合動作は、10〜20ミリ秒のサイクルで行われる。
言語モデル記憶部351にない単語は未知語として扱われ、認識されない。そのため、予め用途やCPU処理能力、使用可能なメモリ容量等を考慮して、言語モデル記憶部351をチューニングしておく必要がある。また、認識結果をフィードバックすることで、言語モデル記憶部351の言語モデルが最適に補正される。
そして、情報信号出力部354は、照合部353の認識結果に基づいて情報信号を出力するのであるが、本実施形態では、他の機能装置の動作を制御する制御コマンドを情報信号として出力する。
例えば、図5に概略を示す配線システムを一例として説明する。まず、電力線L1,情報線L2は建物200内の壁面内に先行配線されており、室内の天井面のようなハイポジションHPに設けられたスイッチボックス2のゲート装置3には(図7参照)、引掛栓刃接続部60を備えた基本機能モジュール8dが接続され、該基本機能モジュール8dには照明器具120を接続する。すなわち、上記情報信号伝送装置10aは、電力線L1,情報線L2を介して基本機能モジュール8dに接続している。
そして、図6の動作フローチャートに示すように、「電気を消してください」という言葉をマイクロホンM1に対して発声し(ステップS1)、音声認識部35hの照合部353で「電気を消してください」という音声を認識すると(ステップS2)、情報信号出力部354は、この認識結果に基づいて、照明器具120を消灯させる制御コマンドを出力して、情報線L2に伝送させる。このとき、音声認識部35hはマイクロホンM1の出力から音声信号を有効に認識したことを報知するために、スピーカSPから「照明を消します」という音声を出力する(ステップS3)。
ここで、電力線L1,情報線L2には伝送処理装置110が接続されており、伝送処理装置110は各機能装置からの情報信号を中継し、該情報信号に含まれるID等を参照して対応する機能装置へ情報信号を送信する動作を行う。具体的には、伝送処理装置110において、複数の機能装置からの情報信号を複数チャネル制御(時分割多重制御等)することで、通信効率の向上を図っている。
情報信号伝送装置10aから情報線L2に出力された制御コマンドも、伝送処理装置110で中継され(ステップS4)、基本機能モジュール8dへ伝送される(ステップS5)。基本機能モジュール8dは、受信した制御コマンドに基づいて照明器具120への電力供給を遮断し、照明器具120を消灯させる(ステップS6)。
また、「電気をつけてください」という言葉をマイクロホンM1に対して発した場合は、情報信号伝送装置10aから照明器具120を点灯させる制御コマンドを出力して、基本機能モジュール8dは、受信した制御コマンドに基づいて照明器具120への電力供給を開始し、照明器具120を点灯させる。さらには、照明器具120の調光制御も行うことができる。
なお、上記制御対象は照明器具に限定されるものではなく、機能装置を介して照明器具以外の電化製品の動作を制御したり、機能装置自体の動作を制御してもよい。例えば、制御対象をテレビとした場合、言語モデル記憶部351に、「テレビをつけてください」、「テレビを消してください」を予め言語モデルとして登録しておく。
ここで、通信伝送部32、演算処理部33、I/Oインターフェース34は、マイクロホンM1の出力をデジタル信号に変換して情報線L2を介して機能装置へ伝送し、且つ情報線L2を介して伝送されたデジタル信号をアナログ信号に変換してスピーカSPへ出力する情報伝送手段を構成する。
また、当該通話装置10aが配置された部屋内に設置されているセンサ機能を有する基本機能モジュール8あるいは拡張機能モジュール10、あるいは他の部屋から情報線L2を介して警報信号が送信された場合、スピーカSPから警報音を発するが、警報解除スイッチSW2を操作することで警報音出力を解除することができる。
なお、マイクロホンの数は1つに限定されるものではなく、状況に応じた複数のマイクロホンを配置して上記同様の処理を行えばよい。
そして、例えば図1に示すように、照明器具のオン/オフする壁スイッチを構成する基本機能モジュール8bをゲート装置3に接続し、基本機能モジュール8bの右側部には時計機能を有する拡張機能モジュール10bを接続し、拡張機能モジュール10bの右側部には上記情報信号伝送装置10aを接続することで、壁スイッチ機能、時計機能等の様々な機能装置に情報信号伝送機能を追加することができる。あるいは、予め設置している情報信号伝送装置10aに新たな拡張機能モジュール10bを接続することができる。
この場合、拡張機能モジュール10bの電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’が、屋内の天井面、壁面、床面に設置されて電力及び情報信号を伝送する少なくとも1系統の配線に電気的に接続された第1の接続部に相当し、情報信号伝送装置10aの電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bが、第1の接続部から電力供給を受け、第1の接続部との間で情報信号を授受するための第2の接続部に相当する。さらに情報信号伝送装置10aの右側部に所定機能を有する拡張機能モジュール(図示無し)を接続すれば、情報信号伝送装置10aの電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’が、拡張機能モジュールに電力を供給し、拡張機能モジュールとの間で情報信号を授受するための第3の接続部に相当する。
したがって、情報信号伝送装置10aは、予め同一に配線されている電力線L1、情報線L2にゲート装置3、基本機能モジュール8、他の拡張機能モジュール10を介して接続することで、電力路と情報路とを同時に確保でき、新たに配線工事を行う必要がなく、施工性に優れている。また、基本機能モジュール8、他の拡張機能モジュール10と同一の情報線L2を用いることで、情報信号伝送装置10aと基本機能モジュール8、他の拡張機能モジュール10との間の連動制御を容易に行なうことができ、拡張性に優れたものとなる。
また、照明器具をオン/オフする壁スイッチを構成する基本機能モジュール8bの機能部25は、図16に示すように操作スイッチSW3と、操作スイッチSW3の操作データを生成して演算処理部23にI/Oインターフェース24を介して送るデータ生成機能を有するCPU部25aとで構成され、化粧カバー8Bの前面には図1に示すように操作スイッチSW3の操作部を露出させている。
また、時計機能を有する拡張機能モジュール10bの機能部35は、図17に示すようにタイマー部35fと、タイマー部35fの時刻データを生成して演算処理部33にI/Oインターフェース34を介して送るデータ生成機能を有するCPU部35eと、時刻データに基づいて時刻を表示する時刻表示部35gとで構成され、モジュール本体10Aの前面には図1に示すように時刻表示部35gを露出させている。
基本機能モジュール8としては上記以外に、コンセント機能を有するものや、モニタ機能を有するもの等がある。
拡張機能モジュール10としては上記以外に、空調機器の運転操作器や、空調機器の温度設定器や、電力供給を利用した電気カミソリ、電動歯ブラシ、携帯オーディオプレーヤ等の充電器、照明器具や空調機器等のリモコン赤外線を有するもの等がある。また音声情報だけでなく、監視カメラ等で撮像した映像の伝送機能や、映像のモニタ機能を有するインターホンの親機,子機もある。
なお、本発明の機能装置を用いる配線システムの情報信号の伝送方式としては、ベースバンド伝送またはブロードバンド伝送の何れを採用しても良く、またプロトコルも何れでも良いが、音声、映像などを用いるインターホンの親機、子機との間にはJT−H232パケットを基づいて音声・映像を相互に送るようし、また制御系においては操作側からの操作データにより1乃至複数を操作できるような1対1または1対Nの対応が可能なユニキャスト、ブロードキャストに対応する経路制御プロトコルを採用すれば良く、特に限定されるものではないので、説明は省略する。またゲート装置3間の使用プロトコルと、ゲート装置3に連なる機能モジュール8,10での使用プロトコルを異ならせ、例えばゲート装置3でプロトコル変換を行うようにしても良い。
而して機能装置を構成する基本機能モジュール8を使用するに当たっては、まず、ゲート装置3を予め建物の適所の壁面に埋設してあるスイッチボックス2に取付枠4を介して取り付け、先行配線されている電力線L1,情報線L2の接続を行う。その後、ゲート装置3の前面部に設けられた電線路接続口6A,6Bに対して基本機能モジュール8のコネクタ7の対応する被接続部7A,7Bを接続するとともに、基本機能モジュール8をゲート装置3の前面部を覆うように取付枠4に取り付ける。この基本機能モジュール8はこの取り付けた状態において壁面よりも前面部が突出し、両側面が室内側に露出することになる。
そして、拡張機能モジュール10は基本機能モジュール8の露出した両側側面の一方に片側の側面を面接させてコネクタ接続し、この状態で連結体100を用いて拡張機能モジュール10と基本機能モジュール8とを機械的に連結する。これによって基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10とで機能装置が構成されることになる。このとき拡張機能モジュール10の背面はスイッチボックス2の側方の壁面に沿うことになり、例えば壁面にクロス貼り等が施されている場合、拡張機能モジュール10の背面の位置が多少のずれていてもそれを吸収して背面を壁部に密接させた状態に配設することができ、拡張機能モジュール10の前面部から操作力等が加わっても連結部位に加わる荷重を軽減することができる。
さらに先に連結した拡張機能モジュール10に別の拡張機能モジュール10を連結する場合には、対向側面を面接させてコネクタ接続した状態で連結体100により互いに機械的に連結する。このようにして図1に示すように順次拡張機能モジュール10(10a,10b...)を側方に連結することができる。
なお、基本機能モジュール8は両側に拡張機能モジュール10を連結することができるため、基本機能モジュール8の両側方向に拡張機能モジュール10を連結しても良い。このようにして拡張機能モジュール10を連結した後、両端に位置する拡張機能モジュール10または基本機能モジュール8の連結部位の側部に着脱自在にエンドカバー101を被着することで、拡張機能モジュール10の連結施工が完了することになる。なお、基本機能モジュール8に拡張機能モジュール9を連結しない状態、つまり未使用のまま置いておく場合にはエンドカバー101を基本機能モジュール8の両側部に被着する。
そして、基本機能モジュール8の化粧カバー8Bの上辺,下辺、拡張機能モジュール10(情報信号伝送装置10a含む)の上辺,下辺に設けた蓋部83、エンドカバー101で構成される枠体は、JISで規格化されたワイドハンドル形スイッチプレート(JIS8316)と略同様の形状を有するもので、既に設置されているワイドハンドル形スイッチ等との見た目の統一感が得られる。なお、この枠体の形状は上記ワイドハンドル形スイッチプレートの形状に限定されるものではなく、JISで規格化された大角形連用配線器具に用いるプレートと略同様の形状であれば、既設のコンセント等の埋込形配線器具との見た目の統一感を得ることができる。
また、基本機能モジュール8,拡張機能モジュール10の横幅方向、高さ方向の寸法は、両側部にエンドカバー101を被着した状態で、JISで規格化された大角形連用配線器具に用いるプレートと同一寸法となるように形成されており、さらに基本機能モジュール8,拡張機能モジュール10の厚さ寸法は同一寸法で各々形成されているので、施工後に別の基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10に容易に交換できる。
また、基本機能モジュール8に連結できる拡張機能モジュール10の数は連結部位に加わる荷重の大きさにより制限があり、また基本機能モジュール8の電力供給能力によっても制限される。
ここで例えば図7に示すように建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス2の内、室内の天井面のようなハイポジションHPに設けられたスイッチボックス2のゲート装置3には引掛栓刃接続部60を備えた基本機能モジュール8dが接続され、基本機能モジュール8dには例えば人感センサ61等が設けられた拡張機能モジュール10などが連結される。あるいは、ゲート装置3にスピーカSPのみを備えた基本機能モジュール8cが接続される。
壁スイッチ等で推奨される室内の壁面のような高さ位置(ミドルポジションMP)に設けられたスイッチボックス2のゲート装置3には照明器具をオン/オフする壁スイッチを構成する基本機能モジュール8bに、時計機能を有する拡張機能モジュール10bや、情報信号伝送装置10aが連結される。あるいはミドルポジションMPのスイッチボックス2のゲート装置3にはモニタ装置64を備えた基本機能モジュール8を接続している。
さらに床面を含む足元付近(ローポジションLP)に設けられたスイッチボックス2のゲート装置3には電源コンセント部62を備えた基本機能モジュール8が接続され、更に足元灯63を構成する拡張機能モジュール10が連結され、あるいは、ゲート装置3にスピーカSPのみを備えた基本機能モジュール8cが接続されている。
以上のようにして配設施工が終了し、システムが完成した後は、対応する基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10間で情報信号の授受を行う。
また、本実施形態では拡張機能モジュール10や基本機能モジュール8の追加や削除に特別な施工が不要となり、そのため一般ユーザーの好みに合わせて拡張機能モジュール10を基本機能モジュール8に連結するだけで、拡張性が確保される。
なお、本実施形態に用いるゲート装置3は取付枠4でスイッチボックス2に取り付けているが、スイッチボックス2の奥壁に直接取り付け、基本機能モジュール8をスイッチボックス2に取り付ける構成としても勿論良い。
(実施形態2)
本実施形態は、基本機能モジュール8の機能部25として、図18に示すように、スピーカSP、マイクロホンM1、通話スイッチSW1、警報解除スイッチSW2、増幅部35a,35b、エコーキャンセル部35c,35d、音声認識部35hを備え、実施形態1の情報信号伝送装置10aと同様の機能を有する情報信号伝送装置8aを構成する。なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
情報信号伝送装置8aは、モジュール本体8A内には基本機能モジュール8と同様に、AC/DCコンバータ21、通信伝送部22、演算処理部23、I/Oインターフェース24、機能部25が収納されており、その外観を図19に示す。
また、スピーカSP、マイクロホンM1に対向するモジュール本体8Aの前面には複数の音孔8Cや、通話スイッチSW1,警報解除スイッチSW2を前面に露出させる挿通孔8Dが穿設され、化粧カバー8Bの前面に露出させている。
そして、実施形態1と同様に、情報信号伝送装置8aは、マイクロホンM1の出力から音声信号を認識した場合、認識結果に基づいた制御コマンドを情報線L2を介して伝送し、情報線L2に接続された機能装置や、機能装置に接続された制御対象機器の動作を制御する。
また、基本機能モジュールとして情報信号伝送装置8a単体で用いることができ、さらには必要に応じて、電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’を介して側部に拡張機能モジュール10を連結すればよい。この場合、ゲート装置3の電力路接続口6A、情報路接続口6Bからなる接続口6が、屋内の天井面、壁面、床面に設置されて電力及び情報信号を伝送する少なくとも1系統の配線に電気的に接続された第1の接続部に相当し、情報信号伝送装置8aの被接続部7A、被接続部7Bからなるコネクタ7が、第1の接続部から電力供給を受け、第1の接続部との間で情報信号を授受するための第2の接続部に相当する。さらに情報信号伝送装置8aの右側部あるいは左側部に所定機能を有する拡張機能モジュール(図示無し)を接続すれば、情報信号伝送装置8aの電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’が、拡張機能モジュールに電力を供給し、拡張機能モジュールとの間で情報信号を授受するための第3の接続部に相当する。
したがって、情報信号伝送装置8aは、予め同一に配線されている電力線L1、情報線L2にゲート装置3を介して接続することで、電力路と情報路とを同時に確保でき、新たに配線工事を行う必要がなく、施工性に優れている。また、他の基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10と同一の情報線L2を用いることで、情報信号伝送装置8aと他の基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10との間の連動制御を容易に行なうことができ、拡張性に優れたものとなる。
(実施形態3)
上記実施形態1,2では、ゲート装置3、基本機能モジュール8(情報信号伝送装置8aを含む)、拡張機能モジュール10(情報信号伝送装置10aを含む)の間では、コネクタ接続による電力路、情報路が構築されている。
しかし、本実施形態では、コネクタ接続の代わりに磁気結合による非接触で電力を供給して電力路を構成する。具体的には、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10がコネクタの代わりにコアにコイルを巻回した構成を各々備え、互いのコアが磁気結合することで相手側のコイルに低圧交流電源電圧を誘起させて電源供給を行う。ここで商用周波数よりも周波数が高い交流電源をコイルに印加することで、電磁結合部によるトランス構成の小型化を図ることができる。
さらに、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10において、情報信号をE/O変換を経て送り出し、情報信号をO/E変換を経て取り込むことで、光信号からなる情報信号を発光素子、受光素子を用いて非接触で双方向に伝送することができる情報路が構築されることになる。
(実施形態4)
上記実施形態1乃至3では電力(電源)の送りと、情報信号の受け渡しは別系統で行っているが、本実施形態では、システム全体の情報信号の伝送方式を電力線搬送に行うことで、電力路と情報路との共通化を図ったものである。
つまり各スイッチボックス2での先行配線は電力線L1のみとし、これに対応してゲート装置3の接続口は図8に示す接続口の電力路接続口6Aのみとなり、これに対応する基本機能モジュール8(情報信号伝送装置8aを含む)のコネクタ7も電力路接続口6Aに対応する被接続口7Aのみとなり、情報用コネクタ9B,9B’も省略される。さらに、拡張機能モジュール10(情報信号伝送装置10aを含む)も、情報用コネクタ11B,11B’が省略される。
そして、図20に示すように情報信号伝送装置10a内では、電力線搬送による情報信号を受信し、また情報信号を送信するためのPLCモデム部36と、このPLCモデム部36を介して受信された情報信号のデータ処理を行うとともにPLCモデム部36を介して電力線搬送によって送信する情報信号のデータ生成を行う演算処理部33と、機能部35と、機能部35と演算処理部33との間に設けられるI/Oインターフェース34とを設けている。この演算処理部33、I/Oインターフェース34、機能部35は実施形態1乃至3におけるものと同じ機能を持つものである。
さらに、上記PLCモデム部36と同様の構成をゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10にも設けておく。
なお、本実施形態で採用する電力線搬送の変調方式としては広帯域スペクトラム拡散方式、マルチキャリア方式、OFDM方式等各種方式の何れでも良いので、ここでは特に説明はしない。
而して本実施形態では、電力路と情報路とが共通であるため、ゲート装置3での接続口が電力路接続口6Aのみとなり、基本機能モジュール8のコネクタ7も一つの被接続部7Aのみとなり、拡張機能モジュール10のコネクタ11も一つの被接続部11Aのみとなるため接続周りの構成のスペースが小さくなる。また基本機能モジュール8や拡張機能モジュール10の内部回路に通信伝送部や、情報用コネクタの構成が不要となり、そのため薄型のモジュール本体8A,10A内の配置スペースにゆとりができる。
実施形態1の情報信号伝送装置を用いた配線システムの配設状態を示す斜視図である。 同上の情報信号伝送装置を示す斜視図である。 同上の情報信号伝送装置の回路構成図である。 同上の音声認識部の回路構成図である。 同上の情報信号伝送装置を用いた制御例を示す図である。 同上の動作を示すフローチャートである。 同上の情報信号伝送装置を用いた配線システムの構成図である。 同上のゲート装置を取付枠に取り付けた状態の正面図である。 同上のゲート装置への配線形態を示す斜視図である。 同上の基本機能モジュールをスイッチボックスから外した状態の斜視図である。 (a)は同上の基本機能モジュールの化粧カバーを外した状態の斜視図、(b)は連結体の斜視図である。 同上の基本機能モジュールと拡張モジュールとの連結構成の説明図である。 同上の基本機能モジュールの回路構成図である。 同上の拡張機能モジュールの回路構成図である。 同上の拡張機能モジュールを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は蓋部を開き、連結体を外した状態の側面図である。 同上の壁スイッチを構成する基本機能モジュールの機能部の回路構成図である。 同上の時計機能を有する拡張機能モジュールの機能部の回路構成図である。 実施形態2の情報信号伝送装置の機能部の回路構成図である。 同上の情報信号伝送装置を用いた配線システムの配設状態を示す斜視図である。 実施形態4の情報信号伝送装置の回路構成図である。
符号の説明
L1 電力線
L2 情報線
10a 情報信号伝送装置
10A モジュール本体
11A,11A’ 電源用コネクタ
11B,11B’ 情報用コネクタ
M1 マイクロホン
8b 基本機能モジュール
10b 拡張機能モジュール

Claims (5)

  1. 屋内の天井面、壁面、床面に設置されて電力及び情報信号を伝送する少なくとも1系統の配線に電気的に接続された第1の接続部に電気的に直接接続して電力供給を受け、第1の接続部との間で情報信号を授受するための第2の接続部と、集音した音響信号を電気信号に変換する1乃至複数のマイクロホンと、前記マイクロホンの出力から音声を認識し、該認識結果に基づいて情報信号を出力する音声認識手段と、前記情報信号を第2の接続部を介して伝送する情報伝送手段とを備えることを特徴とする情報信号伝送装置。
  2. 前記音声認識手段は、前記マイクロホンが出力する電気信号から音声信号を抽出する音響信号分析部と、音声の言語モデルを記憶した言語モデル記憶部と、前記言語モデルを音声信号に変換した音響モデルを記憶した音響モデル記憶部と、音響信号分析部の出力と音響モデル記憶部に記憶している音響モデルとを照合して認識結果を出力する照合部と、前記認識結果に基づいて情報信号を出力する情報信号出力部とを備えることを特徴とする請求項1記載の情報信号伝送装置。
  3. 前記音声認識手段が出力する情報信号は、前記配線に接続された機能装置の動作を制御するための制御コマンドであることを特徴とする請求項1または2記載の情報信号伝送装置。
  4. 前記音声認識手段が音声を認識したことを音で報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の情報信号伝送装置。
  5. 前記第1の接続部の配置及び形状の形態の定型化に対応して前記第2の接続部の形態を定形としていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の情報信号伝送装置。
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