JP4779599B2 - 通話装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報と電力とを同時に送ることができる配線システムに用いる通話装置に関するものである。
従来、インターホンシステム等で屋内に設置される通話装置があり、他の場所に設置された通話装置からの音声を出力するスピーカや、他の通話装置へ伝達する音声を入力するマイクロホン等を備えている。
そして、スピーカから発生した音声がマイクロホンに回り込むとハウリングが生じることになるから、様々なハウリング防止対策が採られている。例えば、第1の従来例として、スピーカとマイクロホンを含むループ回路が通話装置内で形成され、このループゲインが1を越えるとハウリングが発生するから、ループ回路内に設けた可変損失回路での損失量を調節することにより、ループゲインが1以下となるようにしてハウリングを防止するものがある。ここで、送話信号と受話信号とのうち信号レベルが小さいほうは重要ではないとみなし、信号レベルが小さいほうの伝送路に挿入された可変損失回路の伝送損失を大きくするようにしている。
しかし、上記第1の従来例では、マイクロホンとスピーカとの距離が近いと、スピーカからマイクロホンに回り込む受話音声のレベルが大きくなり、受話信号よりも送話信号が大きくなり、スピーカから音声が出ている受話状態であるにもかかわらず制御回路は送話状態に切り換えてしまい、スピーカから出るべき音が出なくなるという状態が発生していた(受話ブロッキング)。
そこで、第2の従来例として、一対のマイクロホンと、両マイクロホンとスピーカとの距離の差に相当する音波の遅延時間だけスピーカに近いほうのマイクロホンの出力を遅延させる遅延回路と、両マイクロホンとスピーカとの距離の差に相当するレベル調整を行なってスピーカからの音声に対する両マイクロホンの出力レベルを一致させるレベル調整増幅回路と、遅延回路とレベル調整増幅回路とを通った両マイクロホンの出力を両入力とする差動増幅回路とを設け、差動増幅回路の出力を送話信号とする通話装置が提案された。
この通話装置では、一対のマイクロホンでスピーカからの音声を拾った後、遅延およびレベル調整を行なって両マイクロホンに入力されるスピーカからの音声成分を差動増幅回路で相殺するようにしているから、スピーカからの音声成分のみを除去して受話ブロッキングが生じない状態で送話音声を伝送することができる。(例えば、特許文献1参照)
特許第2607257号公報(2頁左欄第13行〜右欄第3行,4頁右欄第26行〜第49行、第1図,第5図)
しかしながら、上記第2の従来例においても、ハウリング防止のために、スピーカとマイクロホンとの距離をあまり小さくできず、装置のさらなる小型化が望まれていた。
特に、屋内の天井面、壁面、床面に設置されるスイッチやコンセント等の機能装置を電力線,情報線に接続して使用する配線システムに上記従来の通話装置を機能装置の一形態として用いた場合、他の機能装置より大きくなり、システムとしての統一感が得られない。さらに、上述の配線システムに用いる場合、施工性、及びシステムとしての拡張性も求められる。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウリングを防止するとともに小型化を図ることができ、配線システムに機能装置の一形態として用いても、システムとしての統一感を得ることができる通話装置を提供することにある。
請求項1の発明は、電力及び情報信号を伝送する少なくとも1系統の配線に電気的に接続された第1の接続部に電気的に直接接続して電力供給を受け、第1の接続部との間で情報信号を授受するための第2の接続部と、第2の接続部を介して伝達された音声情報を出力するスピーカと、第2の接続部を介して音声情報を伝達する複数のマイクロホンとを備え、前記各マイクロホンは、前記スピーカから出力される音声を拾わないように指向性を各々有するとともに前記スピーカからの距離が他のマイクロホンのうち少なくとも1つとは異なり、所定の機能を有して本装置の側面に機械的に連結する機能装置に電力を供給し、当該機能装置との間で情報信号を授受する第3の接続部を、少なくとも一方の側面に備えることを特徴とする。
この発明によれば、各マイクロホンの指向性を狭くすることで、スピーカとマイクロホンとの距離を縮めても、マイクロホンがスピーカから出力される音声を拾わないようできるので、ハウリングを防止するとともに装置の小型化を図ることができる。したがって、配線システムに機能装置の一形態として用いても、システムとしての統一感を得ることができる。さらにスピーカからの距離が互いに異なるように複数のマイクロホンを配置することでマイクロホンに入力されるスピーカからの音声成分を相殺することができ、一層のハウリング防止効果がある。
また、通話装置は、第2の接続部を第1の接続部に電気的に接続すれば電力路と情報路とを同時に確保でき、新たに配線工事を行う必要がなく、優れた施工性を得ることができる。
また、機能装置を通話装置の側部に連結させることで、配線システムの拡張性がさらに広がる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記複数のマイクロホンは、前記スピーカの出力方向と同方向に指向性を有することを特徴とする。
この発明によれば、スピーカとマイクロホンとの音響結合を低減して、ハウリングが起こり難くできる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記各マイクロホンは、コンデンサ型シリコンマイクロホンであることを特徴とする。
この発明によれば、狭い指向性を得ることができ、小型に構成できる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかにおいて、本装置の他方の側面に前記第2の接続部を備え、第2の接続部は、前記第1の接続部を具備するとともに所定の機能を有する機能装置から電力供給を受け、機能装置との間で情報信号を授受することを特徴とする
この発明によれば、機能装置と同一の情報路を用いることで、通話装置と機能装置との間の連動制御を容易に行なうことができ、優れた拡張性を得ることができる
請求項5の発明は、請求項4において、前記第1の接続部の配置及び形状の形態の定型化に対応して前記第2,第3の接続部の形態を定形としていることを特徴とする。
この発明によれば、通話装置と機能装置との汎用化を図ることができる。
請求項6の発明は、請求項1乃至3いずれかにおいて、前記第1の接続部を具備するゲート装置に機械的に連結され、前記第2の接続部は、ゲート装置から電力供給を受け、ゲート装置との間で情報信号を授受することを特徴とする。
この発明によれば、ゲート装置と同一の情報路を用いることで、ゲート装置を介した連動制御を容易に行なうことができ、優れた拡張性を得ることができる
請求項7の発明は、請求項6において、前記第1の接続部の配置及び形状の形態の定型化に対応して前記第2の接続部の形態を定形としていることを特徴とする。
この発明によれば、通話装置とゲート装置との汎用化を図ることができる。
以上説明したように、本発明では、ハウリングを防止するとともに小型化を図ることができ、配線システムに機能装置の一形態として用いても、システムとしての統一感を得ることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の通話装置10aを用いるシステム構成は、図13に示すように建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス2を設け、各スイッチボックス2間に壁面内に先行配線した電力線L1と、情報線L2とを送り配線するとともに、始端のスイッチボックス2に対しては、配線盤1内の主幹ブレーカMBと分岐ブレーカBBとを介して屋内に引き込まれた電力線L1を導入し、また外部のインターネット網NTにゲートウェイGW(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続されている情報線L2を導入してある。ここでスイッチボックス2には室内の天井面のようなハイポジションHPに設けられるものと、壁スイッチ等で推奨される高さ位置(ミドルポジションMP)に設けられるものと、足元付近(ローポジションLP)に設けられるものとに区分される。
これらのスイッチボックス2は、例えばJISで規格化された大角形の1個モジュール寸法の埋め込み型の配線器具が3個取り付けることができる1連の取付枠4(図14参照)に対応して規格化されたスイッチボックスからなり、図1に示すように上部から配線盤1または他のスイッチボックス2から送り配線されてくる電力線L1及び情報線L2を導入するとともに、下部からは他のスイッチボックス2へ送り配線するための電力線L1及び情報線L2を導出している。そして各スイッチボックス2には基本機能モジュール8を接続するゲート装置3のボディを夫々取付枠4により取り付けてある。
この取付枠4は図14に示すように中央に器具取り付け用の窓孔4aを設けてあって、この窓孔4aに取り付け対象の器具本体の前部を背方から嵌め、左右両側の枠片に設けた係止手段に器具本体の両側に設けた被係止部を係止させて器具本体を固定するようになっている。そして上下枠片に設けた取付孔4bに挿通する取り付けねじ(図示せず)をスイッチボックス2のねじ孔(図示せず)に締結することで、器具本体ごとスイッチボックス2に取り付けられる。またスイッチボックス2を用いず、埋め込み孔を開口した壁パネルに取り付ける場合には所謂挟み金具で壁パネルを挟持させて取り付けたり、木ねじを用いて取り付けることもできるようになっている。
ゲート装置3は図15に示すようにボディ背面部に速結端子構造の接続端子部5a,5b及び送り配線用の接続端子部5a’、5b’を設け、夫々に対応する電力線L1、情報線L2を接続するようになっている。またボディ前面部には、送られてきた電力線L1と電気的に接続されている接触部を備えた電力路接続口6Aと、送られてきた情報線L2と電気的に接続されている情報路接続口6Bとを有しモジュール化した接続口6を図14に示すように備えている。
これら接続口6A,6Bは両者間の間隔及び内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化されており、このゲート装置3のボディ前面部を覆うようにスイッチボックス2の前面開口側に取り付ける図16に示す基本機能モジュール8の背面部に設けたコネクタ7の被接続部7A、7Bが各接続口6A,6Bに着脱自在に結合されるようになっている。
基本機能モジュール8は、後述する拡張機能モジュール10とで機能装置を構成するもので、図16,図17(a)に示す合成樹脂製で扁平なモジュール本体8A内に図19に示す回路を内蔵しているもので、背面部のコネクタ7の被接続部7A,7Bをゲート装置3の接続口6A,6Bに結合させることで、スイッチボックス2の前面開口を覆うとともに、周部のフランジをスイッチボックス2の前面開口周辺の壁面に重ねた状態となり、その状態で上、下部の中央に穿孔している取付孔80に取り付けねじ(図示せず)を前面部側から挿通させて取付枠4の上下枠に設けたねじ孔4cに螺入締結することでスイッチボックス2に取付枠4を介して取り付けられる。
またモジュール本体8Aの前面部には、上、下の取付孔80の開口位置より上または下側位置において、図17(a)に示すようにモジュール本体8Aの幅方向に幅広溝81aと幅狭溝81bとからなる連結用溝部81を中央の仕切壁82で左右に二分されるように形成している。
この仕切壁82の左側または右側の連結用溝部81には図17(b)に示す合成樹脂製の連結体100の片側半分を仕切壁82に当たる位置まで嵌め込み、この連結体100の残り半分を図18に示すように拡張機能モジュール10側に同様に設けてある連結用溝部81に嵌め込むことで、基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10とを機械的に結合できるようになっている。連結体100は背面に幅広溝81a,幅狭溝81bを仕切る仕切壁81cが嵌る溝100aを設け、両溝81a、81bに跨るように挿入される。そして基本機能モジュール8では前面部側から化粧カバー8Bを着脱自在に被着することで、また拡張機能モジュール10では蓋部83を閉じることで、両者の連結用溝部81に跨るように嵌め込んである連結体100が脱落しないように保持して連結状態を維持するようになっている。而して連結体100と連結用溝部81とが基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10との連結手段を構成する。
本実施形態の配線システムでは、機能によって複数の種類の基本機能モジュール8が準備されており、基本機能モジュール8は、図19に示すように、被接続部7Aを介して供給される商用電源ACを、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源+Vに変換するAC/DCコンバータ21と、被接続部7Bを介して接続される情報線L2を通じて双方向に伝送される情報信号を送受信する通信伝送部22と、被接続部7Aを介して商用電源ACに接続される電源用コネクタ9A,9A’と、通信伝送部22、被接続部7Bを介して情報線L2に接続される情報用コネクタ9B,9B’と、通信伝送部22で受信される情報信号からデータを取り込んで処理を行うとともに、当該基本機能モジュール8から他の基本機能モジュール8あるいは拡張機能モジュール10宛、、あるいは情報線L2を介してデータを送る場合のデータ生成処理を行う演算処理部23と、I/Oインターフェース24を介して演算処理部23との間でデータの授受を行って動作する機能部25とから構成され、これら各部は動作電源+Vを前記のAC/DCコンバータ21から供給されるのである。この機能部25の構成が基本機能モジュール8によって異なるのである。
基本機能モジュール8のモジュール本体8Aの両側側面の一方側は雄型の電源用コネクタ9A、情報用コネクタ9Bを、他方側には雌型の電源用コネクタ9A’、情報用コネクタ9B’を設けている。そして、これら電源用コネクタ9A,9A’の接触片に被接続部7Aの接触片を内部で接続することで、左右何れの方向に拡張機能モジュール10が連結されても商用電源ACを供給することができるようにしている。さらに、情報用コネクタ9B,9B’の接触片に通信伝送部22の入出力を接続することで、左右何れの方向に拡張機能モジュール10が連結されても情報信号の授受を行えるようにしている。なお、上記電源用コネクタ9A,9A’は、モジュール本体8Aの両側側面において一端側に偏倚して配置され、上記情報用コネクタ9B,9B’は、モジュール本体8Aの両側側面において他端側に偏倚して配置される。
これら電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’は、内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化され、さらには同一面に配置された電源用コネクタと情報用コネクタとの間隔もシステムとして規格化されており、拡張機能モジュール10の後述する電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’が着脱自在に結合されるようになっている。
次に、本実施形態の配線システムでは、電力供給を受けて動作する機能によって複数の種類の拡張機能モジュール10が準備されており、拡張機能モジュール10は図20に示すように、電源用コネクタ11A,11A’と、情報用コネクタ11B,11B’と、電源用コネクタ11A,11A’いずれか一方を介して供給される商用電源ACを、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源+Vに変換するAC/DCコンバータ31と、情報用コネクタ11B,11B’を介して双方向に伝送される情報信号を送受信する通信伝送部32と、通信伝送部32で受信される情報信号からデータを取り込んで処理を行うとともに、当該拡張機能モジュール10から基本機能モジュール8あるいは他の拡張機能モジュール10宛、あるいは情報線L2を介してデータを送る場合のデータ生成処理を行う演算処理部33と、I/Oインターフェース34を介して演算処理部33との間でデータの授受を行って動作する機能部35とから構成され、これら各部は動作電源+Vを前記のAC/DCコンバータ31から供給されるのである。この機能部35の構成が拡張機能モジュール10によって異なるのである。
そして、拡張機能モジュール10は、基本的には図21(a)に示すようにモジュール本体10Aの高さ寸法を基本機能モジュール8と同じ高さ寸法に規格化され、また横幅寸法も規格化された単位モジュール寸法の整数倍に規格化されている。
また、拡張機能モジュール10のモジュール本体10Aの両側側面の一方側は雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bを、他方側には雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’を設けている。上記電源用コネクタ11A,11A’は、モジュール本体10Aの両側側面において一端側に偏倚して配置され、上記情報用コネクタ11B,11B’は、モジュール本体10Aの両側側面において他端側に偏倚して配置される。これら電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’は、基本機能モジュール8の電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’と同様に、内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化され、さらには同一面に配置された電源用コネクタと情報用コネクタとの間隔もシステムとして規格化されており、基本機能モジュール8の電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’、あるいは他の拡張機能モジュール10の電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’が着脱自在に結合されるようになっている。
具体的には、雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bは、基本機能モジュール8の雌型の電源用コネクタ9A’、情報用コネクタ9B’、あるいは他の拡張機能モジュール10の雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’に接続し、雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’は、基本機能モジュール8の雄型の電源用コネクタ9A、情報用コネクタ9B、あるいは他の拡張機能モジュール10の雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bに接続する。
そして、モジュール本体10A内ではこれら電源用コネクタ11A,11A’の接触片を互いに接続しており、片側の電源用コネクタが隣接する基本機能モジュール8または拡張機能モジュール10の電源用コネクタに嵌合して電力を受け取る側(受電口)となると、他方の電源用コネクタが電力供給側(給電口)となる。
さらに、情報用コネクタ(情報授受口)11B,11B’の接触片に通信伝送部32の入出力を接続することで、左右何れの方向に基本機能モジュール8や、他の拡張機能モジュール10が連結されても情報信号の授受を行えるようにしており、両側に隣接する基本機能モジュール8または拡張機能モジュール10との間で情報信号を授受できるようになっている。
また、拡張機能モジュール10のモジュール本体10Aの形状は、背面を図21(b)、(c)に示すように平坦な面に形成して壁面に沿わせることができるようにしている。そして上下位置には上述の連結体100を基本機能モジュール8と同様に挿入するための幅広溝81a、幅狭溝81bからなる連結用溝部81を設けるとともに、この連結用溝部81を開閉する蓋部83を設け、連結体100を装着する際や外す場合にはこの蓋部83を開き、連結体100の装着状態を保持する際には上述したように閉じるようになっている(図21(c)参照)。
次に、拡張機能モジュール10の1つの形態である本実施形態の通話装置10aについて、以下説明する。図2に示すように、通話装置10aは、モジュール本体10A内にエレメント部40aを収納して構成され、エレメント部40a内には拡張機能モジュール10と同様に、AC/DCコンバータ31、通信伝送部32、演算処理部33、I/Oインターフェース34、機能部35が収納されている。
エレメント部40aは、図3に示すように函形に形成され、その前面にスピーカSP、2つのマイクロホンM1,M2、通話スイッチSW1,警報解除スイッチSW2を配置し、さらに、両側側面の一方側は雄型の電源接続部45A、情報信号接続部45Bを、他方側には雌型の電源接続部45A’、情報接続部45B’を設けて、電源接続部45A、情報信号接続部45Bは、規格化された電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bに電気的に接続し、電源接続部45A’、情報信号接続部45B’は、規格化された電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’に接続される。
すなわち、エレメント部40a内から電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’に接続される配線は、電源接続部45A,45A’、情報信号接続部45B,45B’を各々介して接続されるのである。
そして、スピーカSP、マイクロホンM1,M2に対向するモジュール本体10Aの前面には複数の音孔10Bや、通話スイッチSW1,警報解除スイッチSW2を前面に露出させる挿通孔10C,10Cが穿設されている(図2参照)。
エレメント部40a内には図4に示すように、機能部35として、上述のスピーカSP、マイクロホンM1,M2、通話スイッチSW1、警報解除スイッチSW2以外に、増幅部35aと、信号処理部35hと、エコーキャンセル部35c,35dとを備える。他の部屋等から情報線L2を介して送信された音声信号は、エコーキャンセル部35dを介して増幅部35aで増幅された後、スピーカSPから出力される。また、通話スイッチSW1を操作することで通話可能状態となり、マイクロホンM1,M2から入力された各音声信号は信号処理部35hで後述する信号処理を施された後、エコーキャンセル部35cを通過し、情報線L2を介して他の部屋等へ送信される。すなわち、部屋間で双方向の通話が可能なインターホンとして機能するものである。
また、当該通話装置10aが配置された部屋内に設置されているセンサ機能を有する基本機能モジュール8あるいは拡張機能モジュール10、あるいは他の部屋から情報線L2を介して警報信号が送信された場合、スピーカSPから警報音を発するが、警報解除スイッチSW2を操作することで警報音出力を解除することができる。
ここで、本実施形態では、スピーカSPの音声出力をマイクロホンM1,M2が拾うことで発生するハウリングを防止するために、以下の構成を備えている。まず、マイクロホンM1はスピーカSPの近傍に配置され、マイクロホンM2はスピーカからスイッチSW1,SW2を挟んで離れた箇所に配置されている。
そして、スピーカSPは、その振動面がモジュール本体10Aの音孔10Bを介して前方に向かって設置されており、モジュール本体10Aの前方に向かって音声が出力される。さらに、マイクロホンM1,M2もモジュール本体10Aの音孔10Bを介して前方に向かって設置されており、図5に示すように、モジュール本体10Aの前方の狭い範囲を集音範囲とする単一指向性を各々有している。すなわち、マイクロホンM1,M2は、スピーカSPから出力される音声と同方向に狭角の指向性を有しているため、スピーカSPとマイクロホンM1,M2との音響結合を低減させており、スピーカとマイクロホンとの距離を縮めても、マイクロホンM1,M2はスピーカSPから出力される音声を拾い難くなる。
したがって、スピーカSPの音声出力をマイクロホンM1,M2が拾うことで発生するハウリングを防止することができる。また、スピーカSPとマイクロホンM1,M2との距離を大きく取る必要もないため、通話装置10aの小型化を図ることができ、他の基本機能モジュール8,拡張機能モジュール10と同様の大きさに形成でき、配線システムに機能装置の一形態として用いても、システムとしての統一感を得ることができる。
上記単一指向性を有するマイクロホンM1,M2の構成例を以下に示す。マイクロホンM1,M2はコンデンサ型のシリコンマイクロホンからなり、その音響信号−電気信号変換部は図6(a)(b)に示す構成を備える。基板57上に形成されたシリコン基板からなる下部電極51と、振動部分53cと、振動部分53cの外周の4箇所に延設された支持部分53bとからなり、ポリシリコン膜によって形成される上部電極53と、下部電極51と上部電極53との間に形成された空洞54aと、下部電極51と上部電極53との間に配置されたSiN膜からなる絶縁層52とから構成されている。なお、絶縁層52は、上部電極53の振動部分53cのほぼ直下と、下部電極51に端子を接続するための領域とに開口を有する以外は、下部電極51のほぼ全面を被覆している。また、振動部分53cにおいて複数個の小孔53aが形成されている。また、周辺部に下部電極51と接続されたAu/TiW膜からなる端子55と、支持部分53b上に上部電極53と接続されたAu/TiW膜からなる端子55が形成されている。
そして、外部から音響に対応する振動が加わると、振動膜である上部電極53が振動し、下部電極51との距離が変化する。これにより、両電極51、53の静電容量が変化し、電荷量が変化して、この電荷量の変化に伴って両電極51、53から電流が流れる。
両電極51、53から流れる電流は、図7に示す回路によって電圧に変換されて音声信号として信号処理部35hに出力される。なお、図7中ではマイクロホンM1,M2の上記音響信号−電気信号変換部を各々Cm1,Cm2で示す。マイクロホンM2は、AC/DCコンバータ31(図4参照)が出力する動作電源+V(例えば5V)を定電圧Vr(例えば12V)に変換するチップICからなる定電圧回路K1を備えており、マイクロホンM1内においては、抵抗R11と音響信号−電気信号変換部Cm1との直列回路に定電圧Vrが印加され、抵抗R11と音響信号−電気信号変換部Cm1との接続中点はコンデンサC11を介してジャンクション型のJ−FET素子S11のゲート端子に接続される。J−FET素子S11のドレイン端子は動作電源+Vに接続され、ソース端子は抵抗R12を介してグランドに接続される。ここで、J−FET素子S11は電気インピーダンスの変換用であり、このJ−FET素子S11のソース端子の電圧が音声信号として信号処理部35hに出力される。
マイクロホンM2内においても同様に、抵抗R21と音響信号−電気信号変換部Cm2との直列回路に定電圧Vrが印加され、抵抗R21と音響信号−電気信号変換部Cm2との接続中点はコンデンサC21を介してジャンクション型のJ−FET素子S21のゲート端子に接続される。J−FET素子S21のドレイン端子は動作電源+Vに接続され、ソース端子は抵抗R22を介してグランドに接続される。ここで、J−FET素子S21は電気インピーダンスの変換用であり、このJ−FET素子S21のソース端子の電圧が音声信号として信号処理部35hに出力される。
さらに、本実施形態では、図6に示すように、振動部分53cの略中央に対向する下部電極51、基板57に挿通孔56を設けて、空洞54aを外部に連通させており、後方(下部電極51側)から前方(上部電極53側)に回り込んで振動部分53cの前面に達する音響信号(間接音)は、後方から挿通孔56を介して振動部分53cの後面に達する音響信号(直接音)によって打ち消され、前方に限定した単一指向性を得ることができる。このとき、挿通孔56には障害物を形成して直接音の速度を遅らせて間接音と同時に到達するようにしておく。
あるいは、側面にスリットを刻んだ長めの筒をマイクロホンユニットの先端に取り付けて、音響的に指向性を狭くする干渉管型や、正相と逆相の2つの単一指向性マイクロホンユニットを持ち、電気的に指向性を狭くする二次音圧傾度型等を用いてもよい。
コンデンサ型のシリコンマイクロホンを上記のように構成することで、マイクロホンM1,M2は、狭い指向性を有し、且つ小型に構成できる。
また本実施形態では、ハウリングを防止するためにさらに以下の処理を行う。信号処理部35h(図4参照)は、図8に示すように、マイクロホンM1の出力を非反転で増幅する増幅部350と、増幅部350の出力から音声帯域(300〜4000Hz)以外の周波数のノイズを除去するバンドパスフィルター351と、バンドパスフィルター351の出力を遅延させる遅延回路352と、マイクロホンM2の出力を反転増幅させる増幅部353と、増幅部353の出力から音声帯域以外の周波数のノイズを除去するバンドパスフィルター354と、遅延回路352とバンドパスフィルター354の各出力を加算する加算回路355と、加算回路355の出力をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換回路356とを備える。
図9〜図12は、信号処理部35hの各部の音声信号波形を示す。まず、両マイクロホンM1,M2は、図2に示すようにエレメント部40aの前面でスピーカSPと同一面に露出するように配設されており、スピーカSPの中心から各マイクロホンM1,M2の中心までの距離をそれぞれX1,X2とすると、X1<X2となる。したがって、スピーカSPからの音声をマイクロホンM1,M2で拾った場合、マイクロホンM2の出力Y21のほうがマイクロホンM1の出力Y11よりも振幅が小さく、両マイクロホンM1,M2とスピーカSPとの距離の差(X2−X1)に相当する音波の遅延時間[Td=(X2−X1)/Vs](Vsは音速)だけマイクロホンM2の出力Y21の位相が遅れている(図9(a)(b)参照)。
そして、増幅部350が出力Y11を非反転増幅した出力Y12を生成し、増幅部353が出力Y21を反転増幅して位相を180°反転させた出力Y22を生成する。このとき、両マイクロホンM1,M2とスピーカSPとの距離の差(X2−X1)に相当するレベル調整を行ない、スピーカSPからの音声に対する両マイクロホンM1,M2の出力レベルを一致させる(図10(a)(b)参照)。なお、本実施形態では、増幅部350の増幅率は略1としており、増幅部350は省略してもよい。
そして、バンドパスフィルター351,354は、出力Y12,Y22から音声帯域以外の周波数のノイズを除去した出力Y13,Y23を生成する(図11(a)(b)参照)。
次に、遅延回路352は、時間遅延素子またはCR位相遅延回路で構成されており、上記遅延時間TdだけスピーカSPに近いほうのマイクロホンM1の出力を遅延させることで、遅延回路352の出力Y14とバンドパスフィルター354の出力Y23との位相を一致させる。そして、加算回路355において出力Y14とY23とを加算することで、スピーカSPからの音声に対応する音声信号が打ち消された出力Yaが生成される(図12(a)〜(c)参照)。
一方、マイクロホンM1,M2の前方から発生する音声(通話音声)に対するマイクロホンM1,M2での音圧は略等しいとみなしてよく、マイクロホンM1,M2の各出力Y11,Y21のレベルは略等しくなる。ここで、増幅部353の増幅率は増幅部350の増幅率より大きいので、増幅部353の出力Y22は増幅部350の出力Y12より大きくなって、加算回路355の出力Yaには音声に応じた出力が得られる。
以上のようにして加算回路355の出力YaにはスピーカSPからの音声成分は含まれず、通話装置10aの前方からマイクロホンM1,M2に向って発した音声成分のみが抽出されるのである。マイクロホンM1,M2の前方からの音声と、スピーカSPからの音声とが同時に発生している場合でも、スピーカSPからの音声成分のみが除去されるのである。
そして、A/D変換回路356で、加算回路355の出力Yaをアナログ信号からデジタル信号に変換して、エコーキャンセル部35cに出力する。エコーキャンセル部35c,35dでは、A/D変換回路356からのデジタル信号をメモリにストアして、CPUまたはDSPでデジタル信号処理することで、以下の処理を行う。
まず、エコーキャンセル部35c(図4参照)は、エコーキャンセル部35dの出力を参照信号として取り込み、信号処理部35hの出力に対して演算を施すことにより、スピーカSPからマイクロホンM1,M2に回り込んだ音声信号をキャンセリングする。さらにエコーキャンセル部35dは、エコーキャンセル部35cの出力を参照信号として取り込み、I/Oインターフェース34の出力に対して演算を施すことにより、通話先の相手側でのスピーカからマイクロホンへの音声信号の回り込みをもキャンセリングするものである。
具体的には、エコーキャンセル部35c,35dは、スピーカSP−マイクロホンM1,M2−信号処理部35h−エコーキャンセル部35c−I/Oインターフェース34−エコーキャンセル部35d−増幅部35a−スピーカSPで構成されるループ回路内に設けた可変損失手段(図示無し)での損失量を調節することにより、ループゲインが1以下となるようにしてハウリングを防止するのである。
また、図8では、信号処理部35hの出力段にA/D変換回路356を備えて、アナログ信号をデジタル信号に変換して音声信号を出力しているが、バンドパスフィルター351,354の後段にA/D変換回路(図示無し)を各々設けて、以降の処理をデジタル信号で行えば、遅延回路352での遅延処理を容易に行なうことができる。
なお、マイクロホンの数は2つに限定されるものではなく、状況に応じた複数のマイクロホンを配置して上記同様の処理を行えばよい。
また、通話装置10a以外の拡張機能モジュール10においても、図1に示すように上記エレメント部40aと同様の外観構成を有するエレメント部40をモジュール本体10A内に収納して、各拡張機能モジュール10を構成している。したがって、内部の接触部の配列、開口部の形状、間隔等がシステムとして規格化されている電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’を設けたモジュール本体10Aを、様々な機能を有する拡張機能モジュール10に共通して用いることができ、機能によって収納するエレメント部40を選択すればよく、部品の共通化を図ることができる。また、基本機能モジュール8においても同様の構成とし、基本機能モジュール8の機能によってモジュール本体8A内に収納するエレメント部を選択すれば、上記同様に部品の共通化を図ることができる。
そして、例えば図1に示すように、照明器具のオン/オフする壁スイッチを構成する基本機能モジュール8bをゲート装置3に接続し、基本機能モジュール8bの右側部には時計機能を有する拡張機能モジュール10bを接続し、拡張機能モジュール10bの右側部には上記通話装置10aを接続することで、壁スイッチ機能、時計機能等の様々な機能装置にインターホン機能を追加することができる。あるいは、予め設置している通話装置10aに新たな拡張機能モジュール10bを接続することができる。
この場合、拡張機能モジュール10bの電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’が、屋内の天井面、壁面、床面に設置されて電力及び情報信号を伝送する少なくとも1系統の配線に電気的に接続された第1の接続部に相当し、通話装置10aの電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bが、第1の接続部から電力供給を受け、第1の接続部との間で情報信号を授受するための第2の接続部に相当する。さらに通話装置10aの右側部に所定機能を有する拡張機能モジュール(図示無し)を接続すれば、通話装置10aの電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’が、拡張機能モジュールに電力を供給し、拡張機能モジュールとの間で情報信号を授受するための第3の接続部に相当する。
したがって、通話装置10aは、予め同一に配線されている電力線L1、情報線L2にゲート装置3、基本機能モジュール8、他の拡張機能モジュール10を介して接続することで、電力路と情報路とを同時に確保でき、新たに配線工事を行う必要がなく、施工性に優れている。また、基本機能モジュール8、他の拡張機能モジュール10と同一の情報線L2を用いることで、通話装置10aと基本機能モジュール8、他の拡張機能モジュール10との間の連動制御を容易に行なうことができ、拡張性に優れたものとなる。
照明器具をオン/オフする壁スイッチを構成する基本機能モジュール8bの機能部25は、図22に示すように操作スイッチSW3と、操作スイッチSW3の操作データを生成して演算処理部23にI/Oインターフェース24を介して送るデータ生成機能を有するCPU部25aとで構成され、化粧カバー8Bの前面には図1に示すように操作スイッチSW3の操作部を露出させている。
また、時計機能を有する拡張機能モジュール10bの機能部35は、図23に示すようにタイマー部35fと、タイマー部35fの時刻データを生成して演算処理部33にI/Oインターフェース34を介して送るデータ生成機能を有するCPU部35eと、時刻データに基づいて時刻を表示する時刻表示部35gとで構成され、モジュール本体10Aの前面には図1に示すように時刻表示部35gを露出させている。
基本機能モジュール8としては上記以外に、コンセント機能を有するものや、モニタ機能を有するものや、スピーカ機能のみを有するもの等がある。
拡張機能モジュール10としては上記以外に、空調機器の運転操作器や、空調機器の温度設定器や、電力供給を利用した電気カミソリ、電動歯ブラシ、携帯オーディオプレーヤ等の充電器、照明器具や空調機器等のリモコン赤外線を有するもの等がある。また音声情報だけでなく、監視カメラ等で撮像した映像の伝送機能や、映像のモニタ機能を有するインターホンの親機,子機もある。
なお、本発明の機能装置を用いる配線システムの情報信号の伝送方式としては、ベースバンド伝送またはブロードバンド伝送の何れを採用しても良く、またプロトコルも何れでも良いが、音声、映像などを用いるインターホンの親機、子機との間にはJT−H232パケットを基づいて音声・映像を相互に送るようし、また制御系においては操作側からの操作データにより1乃至複数を操作できるような1対1または1対Nの対応が可能なユニキャスト、ブロードキャストに対応する経路制御プロトコルを採用すれば良く、特に限定されるものではないので、説明は省略する。またゲート装置3間の使用プロトコルと、ゲート装置3に連なる機能モジュール8,10での使用プロトコルを異ならせ、例えばゲート装置3でプロトコル変換を行うようにしても良い。
而して機能装置を構成する基本機能モジュール8を使用するに当たっては、まず、ゲート装置3を予め建物の適所の壁面に埋設してあるスイッチボックス2に取付枠4を介して取り付け、先行配線されている電力線L1,情報線L2の接続を行う。その後、ゲート装置3の前面部に設けられた電線路接続口6A,6Bに対して基本機能モジュール8のコネクタ7の対応する被接続部7A,7Bを接続するとともに、基本機能モジュール8をゲート装置3の前面部を覆うように取付枠4に取り付ける。この基本機能モジュール8はこの取り付けた状態において壁面よりも前面部が突出し、両側面が室内側に露出することになる。
そして、拡張機能モジュール10は基本機能モジュール8の露出した両側側面の一方に片側の側面を面接させてコネクタ接続し、この状態で連結体100を用いて拡張機能モジュール10と基本機能モジュール8とを機械的に連結する。これによって基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10とで機能装置が構成されることになる。このとき拡張機能モジュール10の背面はスイッチボックス2の側方の壁面に沿うことになり、例えば壁面にクロス貼り等が施されている場合、拡張機能モジュール10の背面の位置が多少のずれていてもそれを吸収して背面を壁部に密接させた状態に配設することができ、拡張機能モジュール10の前面部から操作力等が加わっても連結部位に加わる荷重を軽減することができる。
さらに先に連結した拡張機能モジュール10に別の拡張機能モジュール10を連結する場合には、対向側面を面接させてコネクタ接続した状態で連結体100により互いに機械的に連結する。このようにして図1に示すように順次拡張機能モジュール10(10a,10b...)を側方に連結することができる。
なお、基本機能モジュール8は両側に拡張機能モジュール10を連結することができるため、基本機能モジュール8の両側方向に拡張機能モジュール10を連結しても良い。このようにして拡張機能モジュール10を連結した後、両端に位置する拡張機能モジュール10または基本機能モジュール8の連結部位の側部に着脱自在にエンドカバー101を被着することで、拡張機能モジュール10の連結施工が完了することになる。なお、基本機能モジュール8に拡張機能モジュール9を連結しない状態、つまり未使用のまま置いておく場合にはエンドカバー101を基本機能モジュール8の両側部に被着する。
そして、基本機能モジュール8の化粧カバー8Bの上辺,下辺、拡張機能モジュール10(通話装置10a含む)の上辺,下辺に設けた蓋部83、エンドカバー101で構成される枠体は、JISで規格化されたワイドハンドル形スイッチプレート(JIS8316)と略同様の形状を有するもので、既に設置されているワイドハンドル形スイッチ等との見た目の統一感が得られる。なお、この枠体の形状は上記ワイドハンドル形スイッチプレートの形状に限定されるものではなく、JISで規格化された大角形連用配線器具に用いるプレートと略同様の形状であれば、既設のコンセント等の埋込形配線器具との見た目の統一感を得ることができる。
また、基本機能モジュール8,拡張機能モジュール10の横幅方向、高さ方向の寸法は、両側部にエンドカバー101を被着した状態で、JISで規格化された大角形連用配線器具に用いるプレートと同一寸法となるように形成されており、さらに基本機能モジュール8,拡張機能モジュール10の厚さ寸法は同一寸法で各々形成されているので、施工後に別の基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10に容易に交換できる。
また、基本機能モジュール8に連結できる拡張機能モジュール10の数は連結部位に加わる荷重の大きさにより制限があり、また基本機能モジュール8の電力供給能力によっても制限される。
ここで例えば図13に示すように建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス2の内、室内の天井面のようなハイポジションHPに設けられたスイッチボックス2のゲート装置3には引掛栓刃接続部60を備えた基本機能モジュール8が接続され、この基本機能モジュール8には人感センサ61等が設けられた拡張機能モジュール9などが連結され、あるいは、ゲート装置3にスピーカSPのみを備えてBGM用の機能等を有する基本機能モジュール8cが接続される。
壁スイッチ等で推奨される室内の壁面のような高さ位置(ミドルポジションMP)に設けられたスイッチボックス2のゲート装置3には照明器具をオン/オフする壁スイッチを構成する基本機能モジュール8bに、時計機能を有する拡張機能モジュール10bや、通話装置10aが連結される。あるいはミドルポジションMPのスイッチボックス2のゲート装置3にはモニタ装置64を備えた基本機能モジュール8を接続している。
さらに床面を含む足元付近(ローポジションLP)に設けられたスイッチボックス2のゲート装置3には電源コンセント部62を備えた基本機能モジュール8が接続され、更に足元灯63を構成する拡張機能モジュール10が連結され、あるいは、ゲート装置3にスピーカSPのみを備えてBGM用の機能等を有する基本機能モジュール8cが接続されている。
以上のようにして配設施工が終了し、システムが完成した後は、対応する基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10間で情報信号の授受を行い、通話装置10aであれば他の部屋の通話装置10aとの間でインターホンシステムを構成し、両者間での通話を可能とするとともに、警報報知等を行う。
また、本実施形態では拡張機能モジュール10や基本機能モジュール8の追加や削除に特別な施工が不要となり、そのため一般ユーザーの好みに合わせて拡張機能モジュール10を基本機能モジュール8に連結するだけで、拡張性が確保される。
また、本実施形態では、モジュール本体10A内にエレメント部40aを収納して音声情報伝達装置10aを構成しているが、エレメント部40aを省略してモジュール本体10A内に、AC/DCコンバータ31、通信伝送部32、演算処理部33、I/Oインターフェース34、機能部35等を収納して一体に構成してもよい。また、音声情報伝達装置10a以外の拡張機能モジュール10、基本機能モジュール8についても同様にエレメント部を省略して一体に構成できる。
なお、本実施形態に用いるゲート装置3は取付枠4でスイッチボックス2に取り付けているが、スイッチボックス2の奥壁に直接取り付け、基本機能モジュール8をスイッチボックス2に取り付ける構成としても勿論良い。
(実施形態2)
本実施形態は、基本機能モジュール8の機能部25として、図24に示すように、スピーカSP、マイクロホンM1,M2、通話スイッチSW1、警報解除スイッチSW2、増幅部35a,信号処理部35h、エコーキャンセル部35c,35dを備え、実施形態1の通話装置10aと同様の機能を有する通話装置8aを構成する。なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
通話装置8aは、図25に示すように、モジュール本体8A内にエレメント部40a(図3参照)を収納し、エレメント部40a内には基本機能モジュール8と同様に、AC/DCコンバータ21、通信伝送部22、演算処理部23、I/Oインターフェース24、機能部25が収納されている。
そして、スピーカSP、マイクロホンM1,M2に対向するモジュール本体8Aの前面には複数の音孔8Cや、通話スイッチSW1,警報解除スイッチSW2を前面に露出させる挿通孔8Dが穿設され、化粧カバー8Bの前面に露出させている。
エレメント部40aの電源接続部45A、情報信号接続部45Bは、図19内に破線で示すように、モジュール本体8Aの規格化された電源用コネクタ(給電口)9A、情報用コネクタ(情報授受口)9Bに電気的に接続し、電源接続部45A’、情報信号接続部45B’は、規格化された電源用コネクタ(給電口)9A’、情報用コネクタ(情報授受口)9B’に電気的に接続して構成される。すなわち、エレメント部40a内から電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’に接続される配線は、電源接続部45A,45A’、情報信号接続部45B,45B’を各々介して接続されるのである。
また、図26に示すように、エレメント部40aの背面部には電源接続部45A,45A’に内部で接続した電源接続部46Aと、通信伝送部22に内部で接続した情報信号接続部46Bとを設け、電源接続部46A、情報信号接続部46Bをモジュール本体8Aの背面部に設けたコネクタ7の被接続部(受電口)7A、被接続部(情報授受口)7Bに電気的に接続させている。すなわち、エレメント部40a内から被接続部7A、被接続部7Bに接続される配線は、電源接続部46A、情報信号接続部46Bを各々介して接続されるのである。
このように、基本機能モジュールとして通話装置8a単体で用いることができ、さらには必要に応じて、電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’を介して側部に拡張機能モジュール10を連結すればよい。この場合、ゲート装置3の電力路接続口6A、情報路接続口6Bからなる接続口6が、屋内の天井面、壁面、床面に設置されて電力及び情報信号を伝送する少なくとも1系統の配線に電気的に接続された第1の接続部に相当し、通話装置8aの被接続部7A、被接続部7Bからなるコネクタ7が、第1の接続部から電力供給を受け、第1の接続部との間で情報信号を授受するための第2の接続部に相当する。さらに通話装置8aの右側部あるいは左側部に所定機能を有する拡張機能モジュール(図示無し)を接続すれば、通話装置8aの電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’が、拡張機能モジュールに電力を供給し、拡張機能モジュールとの間で情報信号を授受するための第3の接続部に相当する。
したがって、通話装置8aは、予め同一に配線されている電力線L1、情報線L2にゲート装置3を介して接続することで、電力路と情報路とを同時に確保でき、新たに配線工事を行う必要がなく、施工性に優れている。また、他の基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10と同一の情報線L2を用いることで、通話装置8aと他の基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10との間の連動制御を容易に行なうことができ、拡張性に優れたものとなる。
また、本実施形態の通話装置8aにおいても、実施形態1と同様にマイクロホンM1,M2はスピーカSPからの距離が互いに異なる位置に配置されるとともに、スピーカSPから出力される音声と同方向に狭角の指向性を有している。したがって、スピーカSPの音声出力をマイクロホンM1,M2が拾うことで発生するハウリングを防止することができる。また、スピーカSPとマイクロホンM1,M2との距離を大きく取る必要もないため、通話装置10aの小型化を図ることができ、他の基本機能モジュール8,拡張機能モジュール10と同様の大きさに形成でき、配線システムに機能装置の一形態として用いても、システムとしての統一感を得ることができる。
また、本実施形態では、モジュール本体8A内にエレメント部40aを収納して音声情報伝達装置8aを構成しているが、エレメント部40aを省略してモジュール本体10A内に、AC/DCコンバータ21、通信伝送部22、演算処理部23、I/Oインターフェース24、機能部25等を収納して一体に構成してもよい。また、音声情報伝達装置8a以外の基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10についても同様にエレメント部を省略して一体に構成できる。
(実施形態3)
上記実施形態1,2では、ゲート装置3、基本機能モジュール8(通話装置8aを含む)、拡張機能モジュール10(通話装置10aを含む)の間では、コネクタ接続による電力路、情報路が構築されている。
しかし、本実施形態では、コネクタ接続の代わりに磁気結合による非接触で電力を供給して電力路を構成する。具体的には、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10がコネクタの代わりにコアにコイルを巻回した構成を各々備え、互いのコアが磁気結合することで相手側のコイルに低圧交流電源電圧を誘起させて電源供給を行う。ここで商用周波数よりも周波数が高い交流電源をコイルに印加することで、電磁結合部によるトランス構成の小型化を図ることができる。
さらに、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10において、情報信号をE/O変換を経て送り出し、情報信号をO/E変換を経て取り込むことで、光信号からなる情報信号を発光素子、受光素子を用いて非接触で双方向に伝送することができる情報路が構築されることになる。
(実施形態4)
上記実施形態1乃至3では電力(電源)の送りと、情報信号の受け渡しは別系統で行っているが、本実施形態では、システム全体の情報信号の伝送方式を電力線搬送に行うことで、電力路と情報路との共通化を図ったものである。
つまり各スイッチボックス2での先行配線は電力線L1のみとし、これに対応してゲート装置3の接続口は図14に示す接続口の電力路接続口6Aのみとなり、これに対応する基本機能モジュール8(通話装置8aを含む)のコネクタ7も電力路接続口6Aに対応する被接続口7Aのみとなり、情報用コネクタ9B,9B’も省略される。さらに、拡張機能モジュール10(通話装置10aを含む)も、情報用コネクタ11B,11B’が省略される。
そして、図27に示すように通話装置10a内では、電力線搬送による情報信号を受信し、また情報信号を送信するためのPLCモデム部36と、このPLCモデム部36を介して受信された情報信号のデータ処理を行うとともにPLCモデム部36を介して電力線搬送によって送信する情報信号のデータ生成を行う演算処理部33と、機能部35と、機能部35と演算処理部33との間に設けられるI/Oインターフェース34とを設けている。この演算処理部33、I/Oインターフェース34、機能部35は実施形態1乃至3におけるものと同じ機能を持つものである。
さらに、上記PLCモデム部36と同様の構成をゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10にも設けておく。
なお、本実施形態で採用する電力線搬送の変調方式としては広帯域スペクトラム拡散方式、マルチキャリア方式、OFDM方式等各種方式の何れでも良いので、ここでは特に説明はしない。
而して本実施形態では、電力路と情報路とが共通であるため、ゲート装置3での接続口が電力路接続口6Aのみとなり、基本機能モジュール8のコネクタ7も一つの被接続部7Aのみとなり、拡張機能モジュール10のコネクタ11も一つの被接続部11Aのみとなるため接続周りの構成のスペースが小さくなる。また基本機能モジュール8や拡張機能モジュール10の内部回路に通信伝送部や、情報用コネクタの構成が不要となり、そのため薄型のモジュール本体8A,10A内の配置スペースにゆとりができる。
また照明器具や空調機器にPLCモデム部を内蔵することで、直接情報信号を照明器具、空調機器に送ることができるため、遠隔制御のための赤外線リモコン信号発信機能を備えた機能モジュールを設ける必要がなくなる。
実施形態1の通話装置を用いた配線システムの配設状態を示す一部破断せる斜視図である。 同上の通話装置を示す斜視図である。 同上のエレメント部を示す斜視図である。 同上の通話装置の回路構成図である。 同上のマイクロホンの指向性を示す図である。 (a)(b)同上のマイクロホンの音響信号−電気信号変換部の構成図である。 同上のマイクロホンの回路構成図である。 同上の信号処理部の回路構成図である。 (a)(b)同上の信号処理部の信号波形図である。 (a)(b)同上の信号処理部の信号波形図である。 (a)(b)同上の信号処理部の信号波形図である。 (a)〜(c)同上の信号処理部の信号波形図である。 同上の通話装置を用いた配線システムの構成図である。 同上のゲート装置を取付枠に取り付けた状態の正面図である。 同上のゲート装置への配線形態を示す斜視図である。 同上の基本機能モジュールをスイッチボックスから外した状態の斜視図である。 (a)は同上の基本機能モジュールの化粧カバーを外した状態の斜視図、(b)は連結体の斜視図である。 同上の基本機能モジュールと拡張モジュールとの連結構成の説明図である。 同上の基本機能モジュールの回路構成図である。 同上の拡張機能モジュールの回路構成図である。 同上の拡張機能モジュールを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は蓋部を開き、連結体を外した状態の側面図である。 同上の壁スイッチを構成する基本機能モジュールの機能部の回路構成図である。 同上の時計機能を有する拡張機能モジュールの機能部の回路構成図である。 実施形態2の通話装置の機能部の回路構成図である。 同上の通話装置を用いた配線システムの配設状態を示す斜視図である。 同上のエレメント部を示す背面図である。 実施形態4の通話装置の回路構成図である。
L1 電力線
L2 情報線
3 ゲート装置
8b 基本機能モジュール
10a 通話装置
11A 電源用コネクタ
11B 情報用コネクタ
SP スピーカ
M1,M2 マイクロホン

Claims (7)

  1. 力及び情報信号を伝送する少なくとも1系統の配線に電気的に接続された第1の接続部に電気的に直接接続して電力供給を受け、第1の接続部との間で情報信号を授受するための第2の接続部と、第2の接続部を介して伝達された音声情報を出力するスピーカと、第2の接続部を介して音声情報を伝達する複数のマイクロホンとを備え、
    前記各マイクロホンは、前記スピーカから出力される音声を拾わないように指向性を各々有するとともに前記スピーカからの距離が他のマイクロホンのうち少なくとも1つとは異なり、
    所定の機能を有して本装置の側面に機械的に連結する機能装置に電力を供給し、当該機能装置との間で情報信号を授受する第3の接続部を、少なくとも一方の側面に備える
    ことを特徴とする通話装置。
  2. 前記複数のマイクロホンは、前記スピーカの出力方向と同方向に指向性を有することを特徴とする請求項1記載の通話装置。
  3. 前記各マイクロホンは、コンデンサ型シリコンマイクロホンであることを特徴とする請求項1または2記載の通話装置。
  4. 本装置の他方の側面に前記第2の接続部を備え、第2の接続部は、前記第1の接続部を具備するとともに所定の機能を有する機能装置から電力供給を受け、機能装置との間で情報信号を授受することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の通話装置。
  5. 前記第1の接続部の配置及び形状の形態の定型化に対応して前記第2,第3の接続部の形態を定形としていることを特徴とする請求項4記載の通話装置。
  6. 前記第1の接続部を具備するゲート装置に機械的に連結され、前記第2の接続部は、ゲート装置から電力供給を受け、ゲート装置との間で情報信号を授受することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の通話装置。
  7. 前記第1の接続部の配置及び形状の形態の定型化に対応して前記第2の接続部の形態を定形としていることを特徴とする請求項6記載の通話装置。
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