JP2007171629A - 情報提供方法および装置 - Google Patents

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    • G09F19/22Advertising or display means on roads, walls or similar surfaces, e.g. illuminated
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Abstract

【課題】床を利用した情報提供に関し、表示内容を容易に書き換えられる情報提供装置を提供する。
【解決手段】メモリ性表示素子で構成された表示装置を歩行者から視認できる状態で床(ブロック31)に設置し、この表示装置に所定の情報を表示させる。この床は、駅のプラットホーム、店舗の床、ビルディングの床、階段、道路および地下通路の少なくとも何れか一つである。表示装置に表示される情報は、乗車位置、運行情報、フロア案内、売り場案内、出口/入口案内、路線案内、商品、広告、ニュース、天気予報、意匠、または前記表示装置の故障に関する情報を図柄、文字、記号または写真画像を用いて表示された情報である。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供方法および装置に関し、特に駅のプラットホームの乗車待ち客に対して乗車位置、広告または運行情報等を知らせるための情報提供方法および装置に関する。
駅の構内等では、案内看板を設置する十分なスペースを確保することが難しく、昨今では、床面を利用することに注目が集まっている。具体的には、乗車位置や広告等を歩行者の踏み付けにも耐えられる丈夫な樹脂フィルムに印刷し、床面に貼付することが行われている。一般的には、塩化ビニルフィルムに所望の印刷を施してから、透明フィルムで覆ってラミネート加工されたものが用いられている。白黒の文字だけでなくカラー写真等も印刷され、またフィルムの柔軟性から下地の凹凸に追従して密着できる。このような床面を利用した情報提供は、各種の案内表示(乗車位置、売り場案内、出口案内等)、広告(新製品の写真広告等)に利用されている。
なお、特許文献1には、店内の床面にサインプレートを設置することで、店内の商品を探し易くすることが開示されている。
特開2003−122259号公報
しかしながら、上記のような樹脂フィルムを用いた場合、表示内容を変えるためには、樹脂フィルムの貼り替え作業を要するという問題がある。これらの樹脂フィルムは、接着剤を使って貼付されており、有機溶媒を使った剥離作業を要することもあり、貼り替えに要する手間は馬鹿にならない。また、剥がした後のフィルムは、通常再利用されることなくゴミとなるため環境問題も生じる。
本発明は、このような課題を解決するものであり、床を利用した情報提供に関し、表示内容を容易に書き換えられる情報提供方法および装置を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために本発明は、メモリ性表示素子で構成された表示装置を歩行者から視認できる状態で床に設置し、この表示装置に所定の情報を表示させることを特徴とする情報提供方法を提供する。
また、本発明の一態様において、前記床は、駅のプラットホーム、店舗の床、ビルディングの床、階段、道路および地下通路の少なくとも何れか一つであることが好ましい。また、本発明の一態様において、前記表示装置は、前記床の表面に略面一に設置された透明部材の下に設置され、前記表示装置に表示された情報は、この透明部材を介して前記歩行者に視認されることが好ましい。また、本発明の一態様において、前記表示装置に表示される情報は、乗車位置、運行情報、フロア案内、売り場案内、出口/入口案内、路線案内、商品、広告、ニュース、天気予報、意匠、または前記表示装置の故障に関する情報を図柄、文字、記号または写真画像を用いて表示さることが好ましい。
また、本発明は、複数のメモリ性表示素子で構成された複数の表示装置を駅のプラットホームに設置し、前記表示装置のうち到着する列車の乗降口に対応するものに所定の情報を表示させることにより、前記プラットホームで待機している乗車待ち客に前記列車の乗車位置を知らせることを特徴とする情報提供方法を提供する。また、本発明は、複数のメモリ性表示素子で構成された表示装置を階段の立ち上がり部および/または水平部に設置することを特徴とする情報提供方法を提供する。
また、本発明は、表示装置とこの表示装置を収容する筐体と前記筐体に固定保持されかつ前記表示装置を前記筐体内に封止するための透明部材との一体構造によりユニットを構成し、前記表示装置は、メモリ性の表示素子で構成されたパネルと、このパネルに表示される内容を書き換えるための制御手段と、この制御手段への駆動指示を前記筐体の外部から受信するための通信手段とを備え、前記ユニットは、所定の受け部に着脱自在な構造を有することを特徴とする情報提供装置を提供する。
本発明は、樹脂フィルムを使った従来の情報提供方法と比べ、フィルムの貼り替え作業等の手間を不要とし、また容易に所望のタイミングで表示内容を書き換えられるという効果を奏する。その結果、駅のプラットホームにおける乗車位置のように、頻繁に表示内容を書き換えるような用途に適用でき、従来の樹脂フィルムでは実現できなかった新たなサービスを提供できる。また、無通電で表示状態を保持できるメモリ性の表示素子を用いることにより、頻繁に電池交換をする必要が無くなる。
次に、本発明の一実施形態について説明する。
図1(a)は本発明に係る情報提供装置の適用例を示す斜視図、同図(b)は本発明に係る情報提供装置の一実施形態を示す平面図である。同図(a)に示す駅のプラットホーム30は、線路(図示せず)から例えば1.5m程度の高さにあり、停車した電車20の車両内の床面(ドア21の下辺)とほぼ一致する。プラットホームの床30には、線路(図示せず)に沿って配設された滑り止めゴム付きのブロック31と、それに隣接して黄色の点字ブロック32とが設置されることが多い。ブロック31には、その一部がはつりされて情報提供装置10が埋め込まれている。
情報提供装置10は、液晶(カイラルネマチック等のメモリ性液晶、TN液晶等)や電子ペーパ等の表示素子で構成された表示装置を内蔵し、乗車位置を示すための文字、記号、図形、図柄または写真を表示させることができる。また、無線LAN等と交信可能な通信手段も内蔵しており、遠隔操作で表示内容は制御される。詳細については後述する。なお、同図(b)は、情報提供装置10に「乗車位置」の文字を表示した例を示す。
図2(a)は取り付け前の情報提供装置および受け部を示す部分断面図、同図(b)は取り付け後の情報提供装置および受け部を示すA−A’線断面図である。情報提供装置10は、液晶パネルや通信手段等で構成された表示装置11と、この表示装置11を収容する略箱型の金属および樹脂等からなる筐体12と、筐体12の開口部に固定保持され狂態2内を密閉保持する保護ガラス13とを備える。保護ガラス13の周縁には樹脂モール、グレーチングチャネル等が配されてもよい。情報提供装置10は、ブロック31およびその下地のコンクリートに設けられた凹部31a内に設置された金属製の受け部31bと嵌合する構造を備えている。情報提供装置10を受け部31bに嵌めこんでから(同図(b))、図示しないボルト等の締結具により、筐体12と受け部31bとを固定保持できる。
また、表示装置11の表示面11aと対向して強化ガラス、複層ガラス、合わせガラスまたは強化合わせガラス(強化ガラスを使用した合わせガラス)等からなる保護ガラス13が筐体12に固定されている。保護ガラス13の主表面13aは、情報提供装置10が受け部31bに設置された状態において、ブロック31および32の表面と略面一となる。この保護ガラス13によって歩行者の踏み付け等で表示装置10が破損することを防いでいる。また、筐体12内には、表示装置11だけでなく、シリカゲル等の乾燥剤14が設置され、結露によって保護ガラス13の裏面13aが曇るのを防いでいる。
保護ガラス13の主表面13a側の全面には、反射防止の透明フィルムが設けられていてもよい。透明フィルムとして、アークトップ(登録商標)等の透明ふっ素樹脂フィルムを用いることが好ましい。透明フィルムは、防護フィルムとしての機能も備えている。
液晶表示素子としては、メモリ性を有するものが用いられることが好ましい。メモリ性とは、駆動電圧が実質的に0Vの状態で、表示情報を保持できる性質をいう。メモリ性を有する表示素子として、例えばコレステリックまたはカイラルネマチック液晶表示素子(以下、CL−LCDということがある)がある。
CL−LCDは相転移型の動作を有する。相転移型とは、入射光の一部を選択反射するプレナー状態(以下、PL状態という。)および入射光を散乱させるフォーカルコニック状態(以下、FC状態という。)の少なくとも2状態で安定であり、電極間に所定の電圧が印加されることによって、液晶をPL状態またはFC状態に転移させることができることをいう。
なお、メモリ性を有する表示素子として、CL−LCDの他に、反強誘電性液晶表示素子(以下、AF−LCDという。)等がある。また、カラー表示ではなくモノクロ4階調程度の表示を行えばよい場合には、マイクロカプセル型電気泳動方式の表示素子を用いてもよい。しかし、情報提供装置における液晶表示素子として、低消費電力化が可能で、マルチカラー表示をすることができるCL−LCDを使用することが好ましい。以下、情報提供装置における液晶表示素子としてCL−LCDを使用する場合を例にする。
図3は、情報提供装置のその他の実施形態を示す部分断面図である。図2(b)では、保護ガラス13と表示装置11との間に隙間の空いた例を示し、結露を防ぐために乾燥剤14を用いている。一方、図3に示すように、保護ガラス13と表示装置11との間にできた空間に、稠度の値の大きな(すなわち軟らかい)透明樹脂を隙間無く封入し、透明緩衝層15を形成することで乾燥剤14を用いることなく結露の問題を解消する。
保護ガラスの裏面13bと表示装置11の表示面11aとは、所定の間隙を持って対向配置されており、この間隙に形成される空間に外部からの衝撃を緩和する透明緩衝層15が充填されている。この透明緩衝層15の厚さは、用途に応じた構造上の強度、表示装置11への応力の低減の観点などから適切な値となるように設定される。また、透明緩衝層15は、保護ガラス13と表示装置11とを所定の強度で接着することが好ましい。
透明緩衝層15は、可視域において光透過性が高いものが好ましい。また、保護ガラス13と表示装置11の保護ガラス13とが一体となって一枚のガラス板であるかのように見えるように、透明緩衝層15の屈折率が調整されていることが好ましい。
また、透明緩衝層15は、液状樹脂材料を保護ガラス13と表示装置11との間隙に形成された空間に注入され、注入後に硬化することができるものが好ましい。これにより表示装置11への応力を効果的に抑制する透明緩衝層を効率的に形成することができる。また、硬化による収縮の小さい材質を選択することが好ましい。液状樹脂材料としては、重合性化合物と重合開始剤を少なくとも含むものであることが特に好ましい。硬化手段としては、熱によるもの、または光(紫外線等)によるものが好ましい。なお、透明緩衝層15にはゲル状のものも含まれる。
透明緩衝層15を構成する主成分の樹脂として、シリコーン、(メタ)アクリル、ウレタンなどを挙げることができる。製造工程の簡易性から、好ましい透明樹脂の一つは、(メタ)アクリル樹脂である。例えば、Tgが−10℃、ピークtanδ値1.2、可視透過率92%といった樹脂を用いることができる。
透明緩衝層15を形成する液状樹脂組成物として、重合性単量体を用いる場合には、重合開始剤を添加する。重合開始剤としては、公知のものから適宜選択できる。また、透明緩衝層15には、本発明の趣旨に反しない範囲において、オリゴマー成分を含有させることができる。これにより、透明緩衝層15の重合時の収縮を抑制することができ、応力の分散、吸収をより効果的に達成することができる。
透明緩衝層15を熱硬化により得る場合には、硬化温度が表示装置11を使用する温度範囲内にあるものであることがより好ましい。これにより異なる部材間での熱膨張係数差による残留応力の発生を低減させ、表示装置11にかかる応力を低減することができる。
この残留応力は、表示装置11を大型化するにつれて深刻となるが、硬化温度が表示装置11を使用する温度範囲内のものを用いることによりこの問題をより効果的に回避することができる。
表示装置11と保護ガラス13との間隙には、透明緩衝層15以外の光学部材を配置してもよい。ただし、これらの光学部材は空気層を介在しないように配設することが好ましい。これにより屈折率の変化による光の反射を抑制することができる。透明緩衝層15以外の光学部材としては、平面状のUVカットフィルムを保護ガラス13の裏面13aおよび/または表示装置11の表示面11aに貼り付けたりする例を挙げることができる。
本実施形態に係る透明緩衝層15は、表示装置11の表示面11aの実質全面にわたって形成されているので、表示面11aへの保護ガラス13を介した外力の印加を効果的に抑制できる。また、同一材料が表示面11aの全面にわたって形成されていることによって、表示ムラ等が生じることを防止できる。
図4は、情報提供装置のその他の実施形態を示す断面図であり、図1(b)のB−B’線断面を示す。表示装置11の表示面11aは、一般的に床面に対して平行であることが多い。しかし、用途によっては、傾斜を持たせることで視認性向上に役立つ。例えば、プラットフォームの乗車待ち客は、通常、点字ブロック32を境として線路よりも内側に位置することが多い。特に次の列車を待つ客は概ね先頭の者が点字ブロック32のあたりに立ち、次の者は線路の反対側に列を作る。そこで、表示装置11を点字ブロックから線路側の領域に配設することが好ましい。また、表示装置11の表示面11aを、図4に示すように線路側から内側に向かって徐々に斜め下向きに傾斜させることで、多くの乗客に対する視認性を向上させることができる。また、筐体内12内に、冷陰極管または発光ダイオードといった光源を備えた照明装置13aを設置し、表示面11aを照らすことにより、表示面11aにおける表示情報の視認性を向上させることができる。さらに、照明ムラをなくすために照明装置16に導光板を接続し、表示面11aを覆うようにしてもよい。
図5(a)、(b)および(c)は、情報提供装置の表示例を示す平面図である。図1に示したプラットホーム30の床には、線路(図示せず)に沿って一定間隔毎に表示装置が埋設されている。この例では、線路側のブロック31の位置に埋設している例を示し、まもなく通勤快速が到着し、その後に特急および普通の各電車が到着する場面を想定している。表示装置10−1および10−2は、停車した各種の電車の乗降口に対応させて配設されている。表示装置10−1と10−2とは、所定の距離だけ離れてホームに配設され、これらの間には別の表示装置が設置されていないものとする。
まず、同図(a)に示すように、表示装置10−1に「次発 通勤快速 乗車位置」が表示され、表示装置10−2に「次発 通勤快速 乗車位置」が表示される。これらの表示は、これから到着する通勤快速以前に到着した電車が発車した後、直ちに表示される。その後、到着した通勤快速が発車すると、上記同様に次の電車の車両の乗降口に合わせて表示装置10−1および10−2における表示が書き換えられる。ここでは、同図(b)に示すように、特急電車の乗降口に合わせて表示装置10−2の表示が「次発 特急 乗車位置」となり、特急電車の乗降口と対応しない表示装置10−1は背景色のみの表示となって文字は表示されない。これにより、次に到着する特急電車の乗降口が、先ほど到着した通勤快速とは異なることを、特急が来るのを待っている乗客に知らせることができる。その後、到着した特急が発車すると、再び表示装置の書き換えが行われ、次に到着する普通電車の乗降口の対応する表示装置10−1に「次発 普通 乗車位置」と表示され、表示装置10−2にも「次発 普通 乗車位置」と表示される。
図6は、ネットワークを示す模式図である。本実施の形態では、情報表示装置10−1〜10−5として、発車時刻表および広告情報等を表示可能な表示装置を例にする。情報提供装置10−1〜10−3は主に乗車位置を表示するために線路際のプラットホームの床に設置され、情報提供装置10−4は広告、運行情報、時刻表等を表示するために駅の内外に立て看板として設置され、情報提供装置10−5は広告、フロア案内、出口案内等を表示するために駅、駅ビル、地下通路等の床に設置されている。
乗車位置の表示を指示する者(鉄道会社の総合指令所)や広告主(広告配信会社または広告主本人)が有する端末装置44、45は、インターネット43を介して情報配信サーバ42に接続可能である。2つの端末装置44および45が例示されているが、端末装置の数は2つに限られない。なお、情報配信サーバ42は、例えば「情報表示サービス会社」またはそのサービスを代行する会社等に設置されている。また、端末装置44および45は、例えばパーソナル・コンピュータ等のインターネット接続可能な機器である。
情報配信サーバ42は、端末装置44、45からインターネット43を介して送信された情報にもとづいて、データベース41に表示データを格納したり、データベース41に格納されている表示データを変更したりする。なお、端末装置44、45には、Webページを閲覧するためのWebブラウザが搭載されている。端末装置44、45としては、PDAや携帯電話機を使用することもできる。PDAや携帯電話機を使用する場合、利用者は、インターネット43を介さずに電話回線網(図示せず)を経由して情報配信サーバ42をアクセスすることもできる。
また、情報配信サーバ42は、例えば無線LAN40を介して、表示装置10−1〜10−5に情報を送信する。5つの表示装置10−1〜10−5が例示されているが、システム内の表示装置の数は「5」に限られず任意である。無線LAN40には、多数のアクセスポイントが存在する。
情報配信サーバ42は、表示すべき情報と情報送信先の表示装置を指定する情報とを受信すると、情報送信先の表示装置の最寄りのアクセスポイントを介して、情報送信先の表示装置に、表示すべき情報を送信する。このような動作を、以下、情報配信サーバ40が無線LAN40を介して表示装置に情報を送信するというように簡略化して表現することがある。また、アクセスポイントを介した情報提供装置10−1〜10−5からの情報は、情報配信サーバ42に送信される。このような動作を、以下、表示装置が情報を情報配信サーバ42に送信するというように簡略化して表現することがある。
データベース41には、それぞれの表示装置10−1〜10−5が現在表示している情報の内容に対応したデータ(表示データ)が、それぞれの表示装置10−1〜10−5に対応づけられて格納されている。なお、全ての表示装置10−1〜10−5が同じ情報を表示する場合には、データベース41には一種類の表示データが格納される。また、全ての表示装置10−1〜10−5のうちの5未満の複数が同じ情報を表示する場合には、同じ情報を表示する表示装置について、データベース41に一種類の表示データが格納される。
データベース41において、表示データの形式は、ビットマップ形式でもよいが、JPEGやGIFなどのデータ圧縮された形式でもよい。また、特定の画像作成アプリケーションソフトウェアが用いるファイル形式でもよい。また、データベース41にはテキスト部分のデータのみが格納され、情報配信サーバ42が所定の表示フォーマット(表題や罫線など)のデータを記憶するようにしてもよい。その場合には、情報配信サーバ42は、データベース41に記憶されているテキストデータと自身が記憶している表示フォーマットのデータとを用いて、表示データを作成する。また、表示データは、端末装置44、45からの変更要求に応じて、Webページに含められて情報配信サーバ42に送信される。そこで、HTML形式またはXML形式の表示データが、上記のデータ形式の表示データと併せ、または上記のデータ形式の表示データに代えてデータベース41に記憶されていることが好ましい。
情報配信サーバ42は、端末装置44、45から受信した表示内容の変更指示に応じて変更後の表示データを作成し、変更後の表示データを無線LA40を介して表示装置10−1〜10−5に送信する表示管理システムを構成する。また、表示装置10−1〜10−5は、無線LANモジュールを内蔵し、無線LAN40を介して情報配信サーバ42と通信可能である。無線LANモジュールとは、無線を使った通信のための通信制御を実行するものであり、例えばIEEE802.11b方式準拠の無線LAN機器と通信を行うことができる。
また、表示装置10−1〜10−5は、ローカル通信手段を有する。表示装置10−1〜10−5は、ローカル通信手段を介して相互に通信可能である。ローカル通信手段は、例えば、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))による通信を行うブルートゥースモジュールである。また、表示装置10−1〜10−5と無線通信可能な場所に無線LAN基地局を設置してもよい。その場合には、ローカル通信手段は、無線LAN基地局を介して他の表示装置と通信を行う無線LANモジュールである。
図7は、表示素子の一実施形態を示す断面図である。同図には、表示装置11に好適なメモリ性液晶素子の一例として、CL−LCDを2層積層して形成した液晶表示素子100が例示される。CL−LCDを駆動するために、一般に、単純マトリクス駆動法が用いられる。第1層110において、行電極115が設けられたガラス基板112と列電極114が設けられたガラス基板111とが、電極面が互いに直交するように対向して設置される。ガラス基板112とガラス基板111とは、周辺シール材113を介して圧着されている。そして、ガラス基板112とガラス基板111との間にはセル空間が形成され、その内部にカイラルネマチック液晶層116が形成される。
ガラス基板111には引出電極群が形成されている。ガラス基板111における列電極114は、引出電極群内の所定の電極に直接接続されている。ガラス基板112における行電極115は、周辺シール材113に含まれている導電ビーズなどのトランスファ材を介して引出電極群内の所定の電極と導通がとられている。トランスファ材を使用せずに、引出電極群をガラス基板112とガラス基板111とのそれぞれに形成してもよい。ガラス基板112の裏面側には、透明エポキシ等の接着層130が設けられている。すなわち、個別に作られた第1層110と第2層120とが接着層130により貼りあわせられている。
また、第2層120において、行電極125が設けられたガラス基板122と列電極124が設けられたガラス基板121とが、電極面が互いに直交するように対向して設置される。ガラス基板122とガラス基板121とは、周辺シール材123を介して圧着されている。そして、ガラス基板122とガラス基板121との間にセル空間が形成され、その内部にカイラルネマチック液晶層126が形成される。
ガラス基板121には引出電極群が形成されている。ガラス基板121における列電極124は、引出電極群内の所定の電極に直接接続されている。ガラス基板122における行電極125は、周辺シール材123に含まれている導電ビーズなどのトランスファ材を介して引出電極群内の所定の電極と導通がとられている。トランスファ材を使用せずに、引出電極群をガラス基板122とガラス基板121とのそれぞれに形成してもよい。ガラス基板122の裏面側には、黒色の艶消し塗料が塗布された着色層140が形成されている。
第1層110を例にすると、対向して配置された行電極115と列電極114との間に印加される電圧によってカイラルネマチック液晶層116が駆動され、その相状態の転移が制御されることによって表示が行われる。CL−LCDでは、偏光板を用いずに表示を行うことができる。そして、CL−LCDはガラス基板111の引出電極群に、一旦電圧を印加して所定の表示状態に置いた後に、電源を遮断しても、その表示状態を保持できる。なお、AF−LCDでは、表示状態を保持するために保持電圧を印加する必要がある。また、上記のように、メモリ性の表示素子として、電気泳動素子を用いることもできる(特表2001−500172号参照)。
さらに、CL−LCDにおいて、保持された表示状態を他の表示状態に転移させるには、再度所定の電圧を印加すればよい。その際に、一旦全ての表示を消去してから、次の表示に必要な電圧を印加することが好ましい。すなわち、使用上の観点から直前の表示を完全に消去した後に、新しい表示に書き換えることが好ましい。通常、カイラルネマチック液晶層全体をPL状態にすることによって、選択反射の色を描画する。また、FC状態にすることによって微散乱状態にして、裏面側の艶消し色(黒色塗料)を表示させ、表示を行うことができる(例えば、特開2001−337314号公報参照)。
本実施の形態では、CL−LCDは2層構造であり、それぞれの層において、相互に補色関係の選択反射波長を備えるカイラルネマチック液晶表示素子が用いられる。そして、本実施の形態では、2層型液晶セルの各選択反射波長を設定することにより、表側から白色、黒色、青色、橙色の4色を呈するように構成する。さらに、上記の4色に加えて、例えば、茶色、紺色、灰色、水色の4色を表示することも可能である。パネルのドットマトリックスに対応する画素は自由に表示を変更することができる。また、あらかじめソフトウェア処理によって、あるカラー表示画面の、それぞれの画素の色データを変換して、カイラルネマチック液晶表示素子における所定のマルチカラー表示に適した画像データを生成することができる。さらに、第2層の下にさらに第3層の液晶パネルを設け、フルカラー表示可能な構成をとってもよい。この場合、第1、2および3層がそれぞれB、G、Rの各色の光を選択反射する。
図8は、表示装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。情報提供装置10−1〜10−5は何れも同図の構成を備えている。液晶表示素子100は、カイラルネマチック液晶表示素子(LCD)であり、1つの駆動回路408が例示されている。各駆動回路はメインCPU301に接続される。メインCPU301は、各駆動回路に対して、対応するカイラルネマチック液晶表示素子が表示すべき表示内容の表示データを出力する。
広域無線通信モジュール(例えば、携帯電話モジュール)405は、アンテナ405aを介して携帯電話網(図示せず)における基地局と通信を行い、その通信可能距離は数キロメートル以上である。メインCPU301は、例えばマイクロコンピュータ(MPU)で実現される。メインCPU301は、広域無線通信モジュール405が表示データを受信すると、必要ならばデータ形式の変換を行って、表示データをメモリ回路303に記憶させる。メモリ回路303としては、例えば不揮発性メモリ(フラッシュメモリ、EEPROM等)が用いられる。従って、メモリ回路303は、記憶すべき表示データが更新されるとき以外の期間では給電を受ける必要はない。給電時におけるメインCPU301の動作には、不図示のDRAM、SRAM等が使用される。
また、メインCPU301は、所定の時期に、駆動回路408に表示データを与えて、カイラルネマチック液晶表示素子の表示内容を、表示データに基づいて書き換えさせる。書き換えの方法は、既に説明したとおりである。なお、複数のカイラルネマチック液晶表示素子の表示を更新させる場合、メインCPU301は、何れかのカイラルネマチック液晶表示素子に対応した駆動回路がそのカイラルネマチック液晶表示素子の書き換えを行っているときには、他のカイラルネマチック液晶表示素子に対応した駆動回路に駆動動作を行わないように制御する。すなわち、メモリ性を有する複数の表示素子を備えている場合に、そのうちの一の表示素子の表示を更新させるときには、他のすべての表示素子の表示電極に印加される電圧をオフにし、複数のメモリ性を有する表示素子を順に書き換える。ある表示素子の表示を書き換える際に、他の表示素子の表示はそのメモリ性表示機能によって維持され、電力消費を伴う事実上の書き換え駆動を行わないように設定することができる。
また、表示装置11には、各種のセンサが組み込まれていることが好ましい。温度センサ307および湿度センサ308は、カイラルネマチック液晶表示素子の近傍に設置され、カイラルネマチック液晶表示素子の周囲の温度および湿度を検出する。電圧センサ403は、二次電池401の出力電圧を検出する。本実施の形態では、温度センサ307および湿度センサ308の出力は、データ収集回路306を介してメインCPU301に入力される。電圧センサ403の出力は、サブCPU201に入力される。
また、表示装置11において、メインCPU301には、1つ以上の外部機器インタフェース(ローカルインタフェース)が接続される。また、CF(CompactFlash)カードを装着するためのソケットを含むCFカードインタフェース305と、USBコネクタを含むUSBインタフェース304とが接続されている。なお、これらは外部機器インタフェースの一例であって、表示装置11には、他のインタフェース回路が搭載されてもよい。
CFカードインタフェース305およびUSBインタフェース304が表示装置11に搭載されているので、表示装置11にCFカードやUSBメモリを接続することができる。したがって、情報配信サーバ42からメインCPU301に対して各種指令(コマンド)や表示データを与えることができるとともに、CFカードやUSBメモリからも、メインCPU301に対してコマンドや表示データを与えることができる。メインCPU301に与えられたコマンドや表示データは、メモリ回路303におけるフラッシュROMに格納される。
さらに、狭域無線通信モジュール(例えば、ブルートゥース・モジュール)406がメインCPU301に接続されている。狭域無線通信モジュール406は、アンテナ407を介して他の表示装置12〜15の狭域無線通信モジュール406と通信を行うモジュールである。なお、狭域無線通信モジュール406は、ハードウェア回路であるが、CPUを含んでいてもよい。また、後述するように、狭域無線通信モジュール406には、主電源スイッチ402が操作されてオン状態に設定されているときには、常時電力が供給されている。また、狭域無線通信モジュール406を介する通信を狭域通信またはローカル通信という。狭域通信モジュール406は、広域無線通信モジュール405よりも消費電力量が小さく、同じバッテリを使用した場合に長期間に亘って駆動できるものであればよい。具体的には、ブルートゥース(登録商標)、無線LAN、赤外線通信、音響通信または近接磁界を用いた通信等であり、これらよる通信可能距離は概ね数cm〜数10mである。
なお、本実施の形態では、メイン電源制御回路300には、メインCPU301およびメモリ回路303と、メインCPU301に接続されている回路部分(ただし、駆動回路408を除く。)、温度センサ307および湿度センサ308が含まれる。メイン電源制御回路に給電されているときには、広域無線通信モジュール405にも給電される。また、駆動回路408は、液晶表示素子駆動系に含まれる。メイン電源制御回路300とは、給電回路202の制御によって電力供給(給電)が開始されるまでは、給電がなされていない回路である。なお、給電回路202は、カイラルネマチック液晶表示素子の表示を更新するとき、および携帯電話網を介して通信を行うときに、メイン電源制御回路への給電を開始する。
電源としては、化学的反応によって起電力を生じさせ、かつ、充電可能な電池(二次電池)401が用いられている。さらに、受光によって発電し、二次電池を逐次充電する太陽電池パネル400が備えられている。
表示装置11には、電源制御系としての機能するサブ電源制御回路(電源制御系:電源管理回路)200が備えられている。サブ電源制御回路200は、サブCPU201を含む。サブCPU201には、情報提供装置11に設けられているメイン制御部用電源スイッチ404の出力信号、時計回路(RTC:Real Time Clockまたは電波時計回路)203の出力信号、赤外線受信回路204の出力信号、および電圧センサ403からの信号が入力される。
また、表示装置11には、メイン電源スイッチ402が設けられている。メイン電源スイッチ402が操作されてオン状態に設定されると、二次電池401からの電力が、サブ電源制御回路200に供給される状態になる。サブ電源制御回路200に電力が供給されている状態では、給電回路202は、狭域無線通信モジュール406に二次電池401からの電力が供給される状態にする。また、サブCPU201が給電回路202を給電可能状態(導通状態)に設定すると、二次電池401からの電力が、メイン電源制御回路300および広域無線通信モジュール405にも供給される状態になる。
サブCPU201に二次電池401から給電されている状態で、メイン制御部用電源スイッチ404が人手によって操作されると、操作にもとづく出力信号がサブCPU201に入力される。サブCPU201は、メイン制御部用電源スイッチ404からの出力信号が入力された場合には、給電回路202を導通状態(二次電池401からの電流がメイン電源制御回路側および広域無線通信モジュール405にも供給される状態)に設定する。このような制御を行うことによって、メイン制御部用電源スイッチ404を操作することによって、メイン電源制御回路300および広域無線通信モジュール405を動作状態にさせることができる。
また、時計回路203は、現在時刻を計時するとともに、現在時刻が、あらかじめ設定されているタイムアップ時刻に一致したときに、出力信号として、サブCPU201に対してタイムアップ信号を出す。サブCPU201は、時計回路203からのタイムアップ信号が入力された場合にも、給電回路202を導通状態に設定する。このような制御を行うことによって、1日のうちであらかじめ決められている時刻にメイン電源制御回路300および広域無線通信モジュール405を動作状態にさせることができる。
赤外線受信回路204は、例えばIrDA(Infrared Data Association)規格にもとづく赤外線信号を受信する機能を有する回路である。赤外線受信回路204は、担当者等の操作によって動作する赤外線送信回路(図示せず)から、直接通信(広域無線通信モジュール405および狭域無線通信モジュール406を介さない通信)によってあらかじめ決められている起動コードを受信すると、サブCPU201に対して出力信号を出す。サブCPU201は、赤外線受信回路204からの出力信号が入力された場合にも、給電回路202を導通状態に設定する。このような制御を行うことによって、保守員等が赤外線送信回路を組み込んだユニットを操作することによって、メイン電源制御回路300および広域無線通信モジュール405を動作状態にさせることができる。なお、赤外線受信回路204を単に光−電気変換回路として、サブCPU201が、赤外線受信回路204の出力信号から起動コードを認識するように構成してもよい。
電圧センサ403は、二次電池401の出力電圧を検出する。また、二次電池401の出力電圧があらかじめ決められている電圧にまで低下すると、アラーム信号を出力する。
サブCPU201は、電圧センサ403からアラーム信号が出力されたときに、給電回路202を導通状態に設定する。さらに、サブCPU201は、電圧センサ403を介して二次電池401の出力電圧値を把握して、二次電池401の出力電圧値があらかじめ決められている電圧にまで低下すると、給電回路202を導通状態に設定するようにしてもよい。このような制御を行うことによって、二次電池401の出力電圧が低下したときに、例えば、メインCPU301が、カイラルネマチック液晶表示素子に警報情報を表示させることができる。
さらに、狭域無線通信モジュール406が他の表示装置12〜15から所定の信号を受信すると、狭域無線通信モジュール406は、サブCPU201に対して給電回路202を導通状態に設定するように指令する指令信号を出力する。サブCPU201は、指令信号に応じて給電回路202を導通状態に設定する。ただし、この場合には、広域無線通信モジュール405を電力が供給される状態にしない。以下、狭域無線通信モジュール406からの指令信号に応じて給電回路202を導通状態に設定した状態を、狭域通信状態(狭域通信モード)ということがある。また、狭域通信モードにおいて、メインCPU301は、サブCPU201に対して広域無線通信モジュール405への電力供給開始を要求する要求信号を送信することがある。サブCPU201は、要求信号を受信すると、給電回路202に対して、広域無線通信モジュール405への電力供給を開始させる。
また、メインCPU301は、カイラルネマチック液晶表示素子の表示を更新するときにのみ液晶用給電回路302を導通状態にする。液晶用給電回路302が導通状態になると、駆動回路408が給電される状態になる。
本実施の形態では、表示素子としてメモリ性を有するカイラルネマチック液晶表示素子が用いられているので、給電を受けなくても表示装置100は表示内容を維持することができる。換言すれば、メモリ性を有する表示素子を用いた場合には、電力供給に関するメンテナンスをほぼフリーにすることができ、情報提供装置11を実用的なものにすることができる。
なお、カイラルネマチック液晶表示素子は、長期間にわたって表示データの再書き込みがなされなくても表示内容を維持できるのであるが、長期間にわたって書き換え動作がなかった場合には、例えば1日に1回、または1週間に1回など、所定期間毎に表示データの再書き込み(リフレッシュ)を行うことが好ましい。例えば、メインCPU301は、給電されている期間において、広域無線通信モジュール405が変更後の表示データを受信しなかった場合でも、メモリ回路303に記憶されている表示データを駆動回路408に出力して、カイラルネマチック液晶表示素子の表示内容を、表示データにもとづいて書き換えさせる。変更後の表示データを受信しなかった場合には書き換えの前後で表示内容は変わらないはずであるが、このような制御を行えば、何らかの原因によってカイラルネマチック液晶表示素子の表示内容が変わっている場合に、正常な表示内容に戻すことができる。
また、アンテナ405aは、情報提供装置11に内蔵されていることが好ましいが、筐体が金属製である場合には、情報提供装置11の外部に露出させたり、保護ガラス13にガラスアンテナとして設けられることが好ましい。アンテナ405aを樹脂等のカバーで保護してもよい。
また、メインCPU301は、USBメモリやCFカードが装着され、給電が開始されると、USBメモリまたはCFカードから表示データまたはコマンドを取得した直後に、データ収集回路306から温度センサ307および湿度センサ308の検出信号を入力する。そして、検出信号が示す値をUSBメモリまたはCFカードに書き込むようにしてもよい。また、サブCPU201から送信された電圧センサ403の検出値に応じた状態情報(ステータス情報)を、USBメモリまたはCFカードに書き込むようにしてもよい。
図9は、情報提供装置のその他の適用例を示す模式図である。同図は、地下鉄の駅500のプラットホーム531を、線路532に直交する断面を模式的に描いたものである。上記で説明した乗車位置を表示するための情報提供装置は、床に埋設する形態だけなく、天井からつるしたり、壁に設置したりしてもよい。乗車位置を表示する情報提供装置510−1は、プラットホーム531の床に埋設されている。同様に、広告等の情報を表示するための情報提供装置510−4もプラットホーム531の床に埋設されている。また、乗車位置を表示する別の情報提供装置510−2は金属製のフレーム534により天井533に固定されている。情報提供装置510−3は、プラットホーム531の対岸の壁535に設置されている。
図10(a)、(b)は情報提供装置のその他の適用例を示す模式図、および(c)、(d)はこれらの斜視図である。図1等で説明した情報提供装置を階段に埋設し、または階段と一体となるように設置することで、フロア案内や宣伝広告媒体として使用することができる。すなわち、同図(a)に示すように情報提供装置610aを階段の立ち上がり部611に設置したり、同図(b)に示すように情報提供装置610bを階段600の水平部612に設置したりすることができる。これらは店舗の階段の例を示したが、学校、オフィスビルディング、病院、駅、その他の建築物に適用可能であることは明らかである。
以上説明したとおり、本発明は、駅のプラットホーム等において電車等の鉄道車両の乗車位置を表示させるのに好適である。また、駅のプラットホームだけでなく、店舗の床、ビルディングの床、階段、道路および地下通路の何れにも適用できる。表示装置に表示される情報としては、乗車位置、運行情報(事故情報等も含む)、フロア案内、売り場案内、出口/入口案内、路線案内、商品、広告、ニュース、天気予報、意匠、または前記表示装置の故障に関する情報を、図柄、文字、記号または写真画像を用いて表示されるものが例示される。
なお、本件出願人は、図7等で示したメモリ性表示素子を用いた各種の応用製品を開発・検討している。例えば、鉄道・バス・航空機・船舶等の利発着情報を表示する時刻表、駅の案内板、冠婚葬祭場の案内表示(祝電や炉前等)、会議室の利用状況、公共施設・美術館等でのイベント案内・催し物、宝くじ売り場での当選番号表示、電子棚札、不動産仲介店での物件案内表示、大学等のシラバスや休講案内の掲示、レストランのメニュー、病院の病室における名札、薬局の待合室での整理番号表示、集合住宅における掲示板(ゴミ回収等の情報表示)、銀行等での為替レートの表示、広告・POP・ポスター、フリーペーパー・パンフレットを載せるための棚、郵便ポストの回収時刻や年賀状広告の表示、工場の看板方式の表示、テレビ局のハードディスクの棚カード、警察・消防署の事故件数の表示、駅の野球スコアの表示、競馬や競輪のオッズの表示、映画館での上映スケジュールの表示、スポーツセンターや文化スクールの講座内容等の表示等の各種の応用例がある。
(a)本発明に係る情報提供装置の適用例を示す斜視図、(b)本発明に係る情報提供装置の一実施形態を示す平面図である。 (a)取り付け前の情報提供装置および受け部を示す部分断面図、(b)取り付け後の情報提供装置および受け部を示すA−A’線断面図である。 情報提供装置のその他の実施形態を示す部分断面図である。 情報提供装置のその他の実施形態を示す断面図である。 (a)、(b)、(c)情報提供装置の表示例を示す平面図である。 ネットワークの一実施形態を示す模式図である。 表示素子の一実施形態を示す断面図である。 表示装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。 情報提供装置のその他の適用例を示す模式図である。 (a)、(b)情報提供装置のその他の適用例を示す模式図、および(c)、(d)これらの斜視図である。
符号の説明
10、10−1〜10−5:情報提供装置
11:表示装置
11a:表示面
12:筐体
13:保護ガラス
13a:裏面
14:乾燥剤
15:透明緩衝層
16:照明装置
20:電車
21:扉
30:プラットホームの床
31:滑り止め付きブロック
31a:凹部
31b:受け部
32:点字ブロック
40:無線LAN
41:データベース装置
42:情報配信サーバ
43:インターネット
44:総合指令所の端末
45:広告会社の端末

Claims (7)

  1. メモリ性表示素子で構成された表示装置を歩行者から視認できる状態で床に設置し、この表示装置に所定の情報を表示させることを特徴とする情報提供方法。
  2. 前記床は、駅のプラットホーム、店舗の床、ビルディングの床、階段、道路および地下通路の少なくとも何れか一つである請求項1に記載の情報提供方法。
  3. 前記表示装置は、前記床の表面に略面一に設置された透明部材の下に設置され、
    前記表示装置に表示された情報は、この透明部材を介して前記歩行者に視認される請求項1または2に記載の情報提供方法。
  4. 前記表示装置に表示される情報は、乗車位置、運行情報、フロア案内、売り場案内、出口/入口案内、路線案内、商品、広告、ニュース、天気予報、意匠、または前記表示装置の故障に関する情報を図柄、文字、記号または写真画像を用いて表示される請求項1〜3に記載の情報提供方法。
  5. 複数のメモリ性表示素子で構成された複数の表示装置を駅のプラットホームに設置し、前記表示装置のうち到着する列車の乗降口に対応するものに所定の情報を表示させることにより、前記プラットホームで待機している乗車待ち客に前記列車の乗車位置を知らせることを特徴とする情報提供方法。
  6. 複数のメモリ性表示素子で構成された表示装置を階段の立ち上がり部および/または水平部に設置することを特徴とする情報提供方法。
  7. 表示装置とこの表示装置を収容する筐体と前記筐体に固定保持されかつ前記表示装置を前記筐体内に封止するための透明部材との一体構造によりユニットを構成し、
    前記表示装置は、メモリ性の表示素子で構成されたパネルと、このパネルに表示される内容を書き換えるための制御手段と、この制御手段への駆動指示を前記筐体の外部から受信するための通信手段とを備え、
    前記ユニットは、所定の受け部に着脱自在な構造を有することを特徴とする情報提供装置。
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