JP2007171419A - 光ファイバテープ分岐工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価に製造でき、素早く外被を剥離できる光ファイバテープ分岐工具を提供することを目的とする。
【解決手段】 工具は連結部2A,3A,2B,3B,4で可動につながれて対をなす二つの腕状の把持部2,3を有し、各把持部は連結部から離れた位置で互いに接離自在に接面する当接部5,6と接離操作のための操作部が形成され、該当接部には接面部位に複数の突起9Aを有する外被剥離層9が設けられていて、当接部同士間で光ファイバテープを挟圧しつつ該当接部を光ファイバテープの長手方向に繰り返して往復動させることにより、上記外被の除去が可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の光ファイバ芯線を外被にて一つの帯状とした光ファイバテープを各光ファイバ芯線に分岐する光ファイバテープ分岐工具に関する。
FTTHの普及により各家庭に光ファイバを引き込むケースが増えている。その際に、光ケーブルの途中部分で光ファイバテープを各光ファイバ芯線に中間分岐することが必要となる。この光ファイバテープ外被の剥離には、長尺の光ファイバテープの途中部分において、その外被を剥離させて光ファイバ芯線の中間分岐を行なう光ファイバテープ分岐工具が用いられる。
このような光ファイバテープ分岐工具としては、例えば、特許文献1に開示されている工具が知られている。この特許文献1に開示されている工具は、支点をなす可撓部からV字状に二つの腕部が延び、それらの自由端から延長腕体が延出し、これらの延長腕体の対向内面に多数の線材が該内面にブラシ状に植設されている。これらの多数の線材は、可撓性を有し、線材の自由端が圧せられたとき、撓むようになっている。
かかる特許文献1の工具にあっては、帯状の光ファイバテープの外被剥離予定部位を上記工具の延長腕体同士間に配し、二つの腕体を握ることにより、二つの延長腕体の線材同士で挟圧した状態で、該工具を光ファイバテープの長手方向に繰り返し擦りながら移動させる。ブラシ状の線材の自由端は繰り返し擦するうちに光ファイバテープの外被に傷を与えてこれを剥離する。
特開2004−240014
光ファイバテープの光ファイバ芯線に分岐する際は、光ファイバ芯線を傷つけたり過度の圧力、曲げ等の応力を与えないことが重要ではあるが、分岐後の結線作業を考えると、外被剥離作業が簡便であって短時間で行なえることも重要である。
しかしながら、上記特許文献1の工具を用いるとき、線材の先端が光ファイバテープの外被に当たると、これらの線材が容易に撓んでしまい、外被の傷はなかなか深くならず、剥離作業の進行が遅い。外被の硬度が高いときには、これは顕著である。さりとて、傷が十分に深くなる前に、無理に外被を剥がすと、光ファイバ芯線に過度の応力がかかり望ましくない。
本発明は、構造が簡単で安価に製造でき、使用に際しては、素早く外被を剥離できる光ファイバテープ分岐工具を提供することを目的とする。
本発明に係る光ファイバテープ分岐工具は、複数の光ファイバ芯線を互いに平行に配置しこれを外被で一体化して帯状に形成された光ファイバテープの該外被を部分的に除去して該光ファイバテープを各光ファイバ芯線に分岐する。
かかる光ファイバテープ分岐工具において、本発明では、工具は連結部で可動につながれて対をなす二つの腕状の把持部を有し、各把持部は連結部から離れた位置で互いに接離自在に接面する当接部と接離操作のための操作部が形成され、該当接部には接面部位に剛性のある突起もしくは上記外被との間で高摩擦をもたらす表面を有する外被剥離層が設けられており、該外被剥離層の硬度が光ファイバテープの外被の硬度よりも高く、光ファイバ芯線の被覆の硬度よりも低く設定されていて、当接部同士間で光ファイバテープを挟圧しつつ該当接部を光ファイバテープの長手方向に外被に対し摩擦をもってあるいは掻くように移動(以下「擦動」という)させることにより、上記外被の除去が可能であることを特徴としている。
このような構成の工具にあっては、二つの把持部の当接部同士間に光ファイバテープの外被剥離予定部位を配し、把持部を握ることにより上記当接部を光ファイバテープの両面を圧し、この状態で工具を光ファイバテープの長手方向で擦動せしめる。当接部に形成された突部は外被表面に喰い込んで、しかも上記長手方向に移動するので、この方向の傷を外被に与える。上記擦動を繰り返すに伴い、この傷は次第に深くなり、外被は容易に剥離できる。また、外被剥離層は上記のような硬度であるので、剥離作業能率を高めようとしてるために、当接部を外被に対して大きな当接圧をもって擦った際、外被を多少削り過ぎて突起が光ファイバ芯線の被覆に接してもこれを傷める心配がない。
本発明において、外被剥離層はシート材として形成されており、突起がシート材上に固着された粒子とすることができる。このようなシート材とすることにより長期使用の結果、突起が摩耗した際には、シート材だけを簡単に交換できる。
本発明は、以上説明したように、相対的に可動な二つの把持部の当接部に、突起が形成された外被剥離層を設け、光ファイバテープをこの当接部間で挟圧して光ファイバテープの長手方向に擦動することにより、外被を剥離することとしたので、工具がきわめて簡単で安価に作られ、剥離作業も、突起がしっかりと外被に喰い込んで傷を与えるので、高能率に行なわれる。本発明の工具は、光ファイバテープの両面を挟圧することにより外被の剥離ができるので、この剥離は、光ファイバテープの長手方向中間部のみならず、端部においても可能である。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施形態を説明する。
図1に示される本実施形態の光ファイバテープ分岐工具1は、比較的高剛性の二つの把持部2,3を有しており、該把持部2,3は金属板を加工して細長い腕状をなしている。両把持部2,3は、長手方向一端側に両側縁から起立するフランジ部2A,2B;3A,3Bを有し、フランジ2Aと3Aが、そしてフランジ2Bと3Bが一つのピン4により互いに回動自在に連結されており、工具1の連結部を形成している。このように二つの把持部2,3はピン4を支点として開閉回動が可能であり、好ましい形態として、図示しないばね部材等により開方向に付勢されていて、工具の不使用時には、図1のごとく、V字状に開いている。両把持部2,3の開閉操作は、連結部のある一端と下述の当接部が設けられている他端との中間部もしくは他端部を操作部として、この操作部にて行なう。
上記二つの把持部2,3のそれぞれの他端側には、当接部5,6が設けられている。図1に示された形態では、両把持部2,3に設けられた当接部5,6は平坦で互いに対向するパッド7,8の表面に外被剥離層9,10を有している。該外被剥離層9,10は、本実施形態では、図2に見られるように、シート状をなし、把持部2,3の対向面に設けられたパッド7,8の表面に接着されている。図2において、下側の把持部2には、外被剥離層9をなすシート材が上記パッド7の上面に接着され、両側縁部がパッド7の側面に巻きつけられるようにして接着される直前の様子を示している。上記外被剥離層となるシート材の取付けは、接着によらずとも、シート材の両側縁部をパッドと把持部との間で挟持することによっても可能である。
本実施形態において、外被剥離層9,10は、本実施形態では全く同一に形成されている。ここで外被剥離層9について説明すると、図3(A),(B)に見られるごとく、外被剥離層9は、例えばプラスチック材で作られていて、表面に突起9Aが多数分布して形成され、裏面側には接着層11が設けられ、その上に薄い剥離材12を有している。このようなシート材は、上記パッド7の表面の大きさに裁断され、剥離材12を剥がした後に、上記接着層11にて上記パッド7の表面に接着取付けされる。
本発明では、突起の硬度は光ファイバテープの外被の硬度よりも高く、光ファイバ芯線の硬度よりも低く設定される。そうすることにより、外被を容易に除去でき、光ファイバ芯線を傷めることがなくなる。
このような形態の光ファイバテープ分岐工具は、光ファイバテープの分岐のために、次の要領で用いられる。
先ず、光ファイバテープ分岐工具1を、図1に示される開状態とし、次に光ファイバテープの外被の剥離予定部位を工具1の当接部5の外被剥離層9の面上に配する。しかる後、作業者は、該工具1の操作部で二つの把持部2,3を閉じるようにように握り、該二つの把持部2,3の当接部5,6間で上記光ファイバテープを挟圧する。すると、両当接部5,6の外被剥離層9,10の複数の突起9A,10Aが光ファイバテープの外被に喰い込む。かかる状態で工具1を光ファイバテープの長手方向に、該光ファイバテープに対して相対的に繰り返し擦動させる。その結果、上記外被は、次第に傷の数が増えると共に傷の深さが大きくなり、表面から徐々に除去される。或る程度、外被が除去されると、残った外被は指で摘んで剥離できる。かくして、所定部位にて、外被は完全に除去され、各光ファイバ芯線は分岐された状態で露出する。
本発明は、図示された形態に限定されず、種々変形可能である。例えば、外被剥離層は突起をシート材と一体的にしたものとせずに、シート材に粒子を固着してサンドペーパ状とすることも、あるいはシート材とせずにパッドそのものの表面に突起を形成したものとし、該パッドをワンタッチで把持部材に変換自在に取り付けられるようにしてもよい。
又、二つの把持部は、図1のようなピン結合でなくとも、図6のごとく、二つの把持部2,3をプラスチックで一体に成形し両部の連結部を薄く形成して可撓部4Aとして、両把持部2,3を繰り返し開閉を可能としてもよい。
さらには、外被剥離層の形態を変更することもできる。例えば、図4のごとく、把持部2の上に設けられたパッド7の表面に、ゴム等の弾性材シート9を外被剥離層として設ける。勿論、対をなす相手方の把持部3のパッド8の上にも同様の弾性材シートを設ける。こうすることにより、上下の把持部2,3で光ファイバテープを挟圧してこの把持部を移動すると、弾性材シートと光ファイバテープの間には高い摩擦力が生じ、それにより外被が剥離される。
さらには、刃状部が突起として形成された外被剥離層を有するようにすることもできる。例えば、図5のように金属シート9で外被剥離層を形成し、この金属シート9に把持部2の長手方向に、すなわち、工具による擦動方向に対して直角方向に延びる刃状部9Aを形成する。この刃状部9Aは、例えば、図5の場合のように、金属シート9にスリット9Bを形成しその縁部を切り起こすことによって作ることができる。その場合、擦動が行われるとき、刃状部9Aが光ファイバケーブルの外被に喰い込んでこの外被を剥離できるように、擦動方向を、例えば矢印A等で示しておくことが好ましい。
さらには、図示の例では、開閉する二つの把持部2,3はそれらの一端が連結されていて、該一端と当接部のある他端との間で、開閉操作を行なうこととしたが、操作部を連結部に対して当接部とは反対側に設けて、いわゆる西洋鋏のような形としてもよい。
本発明の一実施形態としての光ファイバテープ分岐工具の全体を示す斜視図である。 図1の工具を当接部位置で断面した断面図である。 外被剥離層を形成するシート材を拡大して示す図で、(A)は平面図、(B)は断面図である。 他の実施形態を示す断面図である。 さらに他の実施形態を示す斜視図である。 さらに他の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 光ファイバ分岐工具
2,3 把持部
2A,3A,2B,3B,4 連結部
4 可撓部
5,6 当接部
9 外被剥離層
9A 突起
11 接着層
12 剥離材

Claims (2)

  1. 複数の光ファイバ芯線を互いに平行に配置しこれを外被で一体化して帯状に形成された光ファイバテープの該外被を部分的に除去して該光ファイバテープを各光ファイバ芯線に分岐する光ファイバテープ分岐工具において、工具は連結部で可動につながれて対をなす二つの腕状の把持部を有し、各把持部は連結部から離れた位置で互いに接離自在に接面する当接部と接離操作のための操作部が形成され、該当接部には接面部位に剛性のある突起もしくは上記外被との間で高摩擦をもたらす表面を有する外被剥離層が設けられており、該外被剥離層の硬度が光ファイバテープの外被の硬度よりも高く、光ファイバ芯線の被覆の硬度よりも低く設定されていて、当接部同士間で光ファイバテープを挟圧しつつ該当接部を光ファイバテープの長手方向に外被に対して摩擦をもってあるいは掻くように移動させることにより、上記外被の除去が可能であることを特徴とする光ファイバテープ分岐工具。
  2. 外被剥離層はシート材として形成されており、突起がシート材上に固着された粒子であることとする請求項1に記載の光ファイバテープ分岐工具。
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