JP2007168909A - 自動倉庫及び自動倉庫における動作制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】クレーン装置を構成する移動装置内の侵入可能領域への障害物の侵入を検出して、クレーン装置の動作を適切に制御できるようにする。
【解決手段】マスト16に取り付けられた支持ブラケット23,24の先端部には投光器A11,B11が支持ブラケット25,26に対向するように設けられており、マスト17に取り付けられた支持ブラケット25の先端部には受光器A12,B12が投光器A11,B11に対向するように設けられている。投光器A11及び受光器A12は、支持ブラケット23,25間における障害物の有無を検出するクレーン側侵入検出手段を構成し、投光器B11及び受光器B12は、支持ブラケット24,26間における障害物の有無を検出するクレーン側侵入検出手段を構成する。
【選択図】図1
【解決手段】マスト16に取り付けられた支持ブラケット23,24の先端部には投光器A11,B11が支持ブラケット25,26に対向するように設けられており、マスト17に取り付けられた支持ブラケット25の先端部には受光器A12,B12が投光器A11,B11に対向するように設けられている。投光器A11及び受光器A12は、支持ブラケット23,25間における障害物の有無を検出するクレーン側侵入検出手段を構成し、投光器B11及び受光器B12は、支持ブラケット24,26間における障害物の有無を検出するクレーン側侵入検出手段を構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動倉庫及び自動倉庫における動作制御方法に関する。
特許文献1,2に開示の自動倉庫では、クレーンの走行路に障害物があるか否かを検出するセンサが設けられている。このセンサは、投光器と受光器との一方をクレーンに設置すると共に、他方をクレーンの走行路の延長線上に設置して構成されている。クレーンの走行路に障害物がなければ、投光器から投射された光は、受光器によって受光され、投光器から投射された光が受光器によって受光されない場合には、障害物が存在するとの判定が行われる。障害物が存在するとの判定が行われた場合には、クレーンの走行動作が禁止される。
実開平6−61815号公報
特開2002−362706号公報
しかし、特許文献1,2に開示のようなクレーンでは、クレーンの走行路における障害物は検出できるが、クレーンを構成する一対のマスト間に侵入する作業者、物品等の障害物を検出することができず、特にクレーンが走行をせずに昇降動作若しくは移載動作をしている場合には、一対のマスト間に障害物が侵入する可能性が大きくなる。
本発明は、棚の収納部に対して物品を出し入れするための移載装置と、この移載装置を上下方向に移動させて前記収納部の手前の移載位置へ配置するための移動装置とを有するクレーン装置を備えた自動倉庫において、移動装置内の侵入可能領域への障害物の侵入を検出して、クレーン装置の動作を適切に制御できるようにすることを目的とする。
請求項1乃至請求項7の本発明は、物品を格納するための複数の収納部を有する棚と、前記収納部に対して物品を出し入れするための移載装置と、水平方向へ移動可能であって、前記移載装置を上下方向に移動させて前記収納部の手前の移載位置へ配置するための移動装置とを備えた自動倉庫を対象とし、請求項1の発明は、前記移動装置内の侵入可能領域への障害物の侵入の有無を検出するためのクレーン側侵入検出手段が前記移動装置に設けられていることを特徴とする。
移動装置内の侵入可能領域への障害物の侵入の有無がクレーン側侵入検出手段によって検出された場合、この検出結果に基づいて移載装置の移載動作や移動装置の移動動作を禁止することができる。つまり、移動装置内の侵入可能領域への障害物の侵入によって生じると予想される不都合を回避するように、移動装置あるいは移載装置の動作を適切に制御することができる。
好適な例では、前記クレーン側侵入検出手段は、前記棚の最下段の収納部に対応する高さ位置にある侵入可能領域内に検出領域を有している。
このような高さ位置にある侵入可能領域へ作業者が入り込む可能性は、これより上方の侵入可能領域へ作業者が入り込む可能性に比べて、かなり高い。従って、最下段の収納部に対応する高さ位置にある侵入可能領域内にクレーン側侵入検出手段の検出領域を設定した構成は、安全性の上で好適である。
このような高さ位置にある侵入可能領域へ作業者が入り込む可能性は、これより上方の侵入可能領域へ作業者が入り込む可能性に比べて、かなり高い。従って、最下段の収納部に対応する高さ位置にある侵入可能領域内にクレーン側侵入検出手段の検出領域を設定した構成は、安全性の上で好適である。
好適な例では、前記クレーン側侵入検出手段の検出領域の高さ位置に対応する複数の前記収納部の移載口とは反対側の作業口における侵入の有無を検出する作業側侵入検出手段が前記複数の収納部に1対1に対応して前記棚に設けられている。
収納部の移載口とは反対側の作業口から障害物が侵入する(作業者がこの作業口側で手作業を行なうような場合)可能性があり、移載装置が移載を行なっている収納部へのこのような侵入がある場合には、移載装置の移載動作を停止させることが望ましい。作業側侵入検出手段は、このような侵入を検出する上で有効である。
好適な例では、前記移動装置の移動走路における侵入の有無を検出する走路側侵入検出手段が設けられている。
移動装置の移動走路上に障害物がある場合には、移動装置の移動動作を停止させることが望ましい。走路側侵入検出手段は、このような侵入を検出する上で有効である。
移動装置の移動走路上に障害物がある場合には、移動装置の移動動作を停止させることが望ましい。走路側侵入検出手段は、このような侵入を検出する上で有効である。
好適な例では、前記作業側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択すると共に、前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択する制御手段が設けられており、前記制御手段は、移載対象の収納部における作業側侵入検出手段の検出機能と前記クレーン側侵入検出手段の検出機能との一方を有効化したときには他方を無効化する。
作業側侵入検出手段の検出機構の有効化は、移載対象である収納部の移載口とは反対側の作業口からの障害物の侵入に対して移載装置の移載動作を停止させると共に、前記作業口からの障害物の侵入がない場合に対して移載装置の移載動作を許容する上で、好適である。クレーン側侵入検出手段の検出機構の有効化は、移載装置の移載動作がない場合に対して、クレーン装置を停止させないように作業口からの障害物の侵入を許容する上で、好適である。
好適な例では、前記移動装置の移動走路における侵入の有無を検出する走路側侵入検出手段が設けられており、前記作業側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択し、且つ前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択し、且つ前記走路側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択する制御手段が設けられており、前記クレーン装置が走行しているとき、前記クレーン装置が走行を停止しているとき、及び前記移載装置が昇降しているときの少なくとも1つの状態において、前記制御手段は、前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を有効化し、且つ前記走路側侵入検出手段の検出機能を有効化し、且つ前記作業側侵入検出手段の検出機能を無効化する。
クレーン装置が走行しているとき、クレーン装置が走行を停止しているとき、あるいは移載装置が昇降しているときには、クレーン側侵入検出手段の検出機能が有効化され、且つ走路側侵入検出手段の検出機能が有効化され、且つ作業側侵入検出手段の検出機能が無効化される。このような検出機能の有効及び無効の組み合わせは、移動装置内の侵入可能領域への障害物の侵入の有無、及び移動装置の移動走路上への障害物の侵入の有無を検出しつつ、作業口からの障害物の侵入を許容する。
好適な例では、前記棚は、一対有り、前記一対の棚は、前記収納部の移載口を対向させるように、対向されており、前記クレーン装置は、対向する前記一対の棚の間を走行するようになっており、前記クレーン側侵入検出手段は、前記一対の棚の一方側と他方側とにそれぞれ設けられており、前記作業側侵入検出手段は、前記一対の棚の一方側と他方側とにそれぞれ設けられており、前記移動装置の移動走路における侵入の有無を検出する走路側侵入検出手段が設けられており、前記作業側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択し、且つ前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択し、且つ前記走路側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択する制御手段が設けられており、前記移載装置が移載動作状態にあるときにおいて、前記制御手段は、移載対象となっている収納部側の前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を無効化し、且つ他方の前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を有効化し、且つ移載対象となっている収納部の前記作業側侵入検出手段の検出機能を有効化し、且つ移載対象となっている収納部以外の収納部の前記作業側侵入検出手段の検出機能を無効化し、且つ前記走路側侵入検出手段の検出機能を有効化する。
移載装置が移載動作状態にあるとき、移載対象となっている収納部側のクレーン側侵入検出手段の検出機能が無効化され、他方の前記クレーン側侵入検出手段の検出機能が有効化され、移載対象となっている収納部の作業側侵入検出手段の検出機能が有効化され、他の収納部の作業側侵入検出手段の検出機能が無効化され、走路側侵入検出手段の検出機能が有効化される。このような検出機能の有効及び無効の組み合わせは、移載対象となっている収納部の作業口への障害物の侵入の有無、及び移載対象となっている収納部とは反対側から移動装置内の侵入可能領域への障害物の侵入の有無、及び移動装置の移動走路上への障害物の侵入の有無を検出しつつ、移載対象となっている収納部以外の作業口からの障害物の侵入を許容する。
請求項8の発明は、物品を格納するための複数の収納部を有する棚と、前記収納部に対して物品を出し入れするための移載装置と、水平方向へ移動可能であって、前記移載装置を上下方向に移動させて前記収納部の手前の移載位置へ配置するための移動装置とを備え、前記移動装置内の侵入可能領域における侵入の有無を検出するためのクレーン側侵入検出手段が前記移動装置に設けられており、前記クレーン側侵入検出手段の検出領域の高さ位置に対応する前記収納部の移載位置側とは反対側の作業口における侵入の有無を検出する作業側侵入検出手段が該収納部に1対1に対応して前記棚に設けられている自動倉庫における動作制御方法を対象とし、前記移載装置が移載動作を行なっているときには、前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を無効化すると共に、移載対象である収納部に前記作業側侵入検出手段が設けられている場合には該作業側侵入検出手段の検出機能を有効化し、検出機能を有効化されている該作業側侵入検出手段が侵入有りを検出した場合には、前記クレーン装置の稼動を禁止し、前記移載装置が移載動作を行なっていないときには、前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を有効化すると共に、移載対象である収納部に前記作業側侵入検出手段が設けられている場合には該作業側侵入検出手段を無効化し、検出機能を有効化されているクレーン側侵入検出手段が侵入有りを検出した場合には、前記クレーン装置の稼動を禁止することを特徴とする。
このようなクレーン装置の動作制御は、障害物の侵入に対して好適である。
本発明は、移載装置と移動装置とを備えた自動倉庫において、移動装置内の侵入可能領域への障害物の侵入を検出して、移動装置あるいは移載装置の動作を適切に制御できるという優れた効果を奏する。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1(a)に示すように、一対の棚11A,11Bが対向して配置されており、各棚11A,11Bには複数の収納部12,12A1,12A2,12A3,12A4,12A5,12A6,12B1,12B2,12B3,12B4,12B5,12B6が区画形成されている。棚11A側の収納部12,12A1〜12A6と棚11B側の収納部12,12B1〜12B6とは、1対1に対向している。各収納部12,12A1〜12A6,12B1〜12B6に対して物品Pを出し入れするためのクレーン装置13は、棚11A,11Bの間の床面に敷設されたレール14上を走行する走行台車15と、走行台車15上に立設された一対のマスト16,17と、マスト16,17間を昇降可能に配設された移載装置18とを備えている。走行台車15の移動方向に並べられて立設された一対のマスト16,17は、移載装置18を上下方向に移動可能に案内する。水平方向へ移動可能な走行台車15には走行用モータM1(図3に図示)及び昇降用モータM2(図3に図示)が設置されている。走行用モータM1が正逆転されると、走行台車15が移動走路としてのレール14上を走行し、昇降用モータM2が正逆転されると、移載装置18がマスト16,17に沿って昇降される。走行台車15、走行用モータM1、昇降用モータM2及びマスト16,17は、移載装置18を上下方向に移動させて収納部12の手前の移載位置へ配置するための移動装置22を構成する。
図1(a)に示すように、一対の棚11A,11Bが対向して配置されており、各棚11A,11Bには複数の収納部12,12A1,12A2,12A3,12A4,12A5,12A6,12B1,12B2,12B3,12B4,12B5,12B6が区画形成されている。棚11A側の収納部12,12A1〜12A6と棚11B側の収納部12,12B1〜12B6とは、1対1に対向している。各収納部12,12A1〜12A6,12B1〜12B6に対して物品Pを出し入れするためのクレーン装置13は、棚11A,11Bの間の床面に敷設されたレール14上を走行する走行台車15と、走行台車15上に立設された一対のマスト16,17と、マスト16,17間を昇降可能に配設された移載装置18とを備えている。走行台車15の移動方向に並べられて立設された一対のマスト16,17は、移載装置18を上下方向に移動可能に案内する。水平方向へ移動可能な走行台車15には走行用モータM1(図3に図示)及び昇降用モータM2(図3に図示)が設置されている。走行用モータM1が正逆転されると、走行台車15が移動走路としてのレール14上を走行し、昇降用モータM2が正逆転されると、移載装置18がマスト16,17に沿って昇降される。走行台車15、走行用モータM1、昇降用モータM2及びマスト16,17は、移載装置18を上下方向に移動させて収納部12の手前の移載位置へ配置するための移動装置22を構成する。
移載装置18は、支持枠19と、支持枠19の底壁191上で収納部12の奥行き方向(矢印Lで示す方向)に往復動可能な第1フォーク20と、第1フォーク20上で収納部12の奥行き方向Lに往復動可能な第2フォーク21とを備えている。第1フォーク20は、移載用モータM3(図3に図示)の往復回転によって往復動され、第2フォーク21は、第1フォーク20の往復動に連動する。図1(a)における第1フォーク20及び第2フォーク21の実線位置は、第1フォーク20及び第2フォーク21が待機位置にある状態を示す。収納部12に格納される物品Pは、第1フォーク20に載せられて棚11A,11Bのどちらの収納部12,12A1〜12A6,12B1〜12B6にも移載可能である。棚11A,11Bの収納部12,12A1〜12A6,12B1〜12B6に格納されている物品Pは、第1フォーク20に載せられて収納部12,12A1〜12A6,12B1〜12B6から取り出される。移載装置18の移載動作は、第1フォーク20及び第2フォーク21を収納部12,12A1〜12A6,12B1〜12B6に対して進退させる動作である。
図1(b)に示すように、マスト16の基端部には一対の支持ブラケット23,24が奥行き方向Lに延出するように止着されており、マスト17の基端部には一対の支持ブラケット25,26が奥行き方向Lに延出するように止着されている。支持ブラケット23と支持ブラケット25とは、走行台車15の走行方向(レール14の長さ方向)に対向しており、支持ブラケット24と支持ブラケット26とは、走行台車15の走行方向に対向している。つまり、支持ブラケット23,25は、走行台車15の移動方向と直交する水平方向かつ同一方向(マスト16,17側から棚11A側へ向かう方向)に延出するようにマスト16,17に取り付けられている。支持ブラケット24,26は、走行台車15の移動方向と直交する水平方向かつ同一方向(マスト16、17側から棚11B側へ向かう方向)に延出するようにマスト16,17に取り付けられている。
支持ブラケット23の先端部には投光器A11が支持ブラケット25に対向するように設けられており、支持ブラケット25の先端部には受光器A12が投光器A11に対向するように設けられている。支持ブラケット24の先端部には投光器B11が支持ブラケット26に対向するように設けられており、支持ブラケット26の先端部には受光器B12が投光器B11に対向するように設けられている。
投光器A11から投射される光の投射経路は、受光器A12を指向し、投光器B11から投射される光の投射経路は、受光器B12を指向する。投光器A11及び受光器A12は、支持ブラケット23,25間における障害物の有無を検出するクレーン側侵入検出手段A1(図3に図示)を構成し、クレーン側侵入検出手段A1は、支持ブラケット23,25間の領域に検出領域を有する。投光器B11及び受光器B12は、支持ブラケット24,26間における障害物の有無を検出するクレーン側侵入検出手段B1(図3に図示)を構成し、クレーン側侵入検出手段B1は、支持ブラケット24,26間の領域に検出領域を有する。クレーン側侵入検出手段A1,B1の検出領域は、待機位置にある移載装置18を検出不能な領域かつ第1,2フォーク20,21の移動経路(移載装置18の移載経路)上にある。
支持ブラケット23の先端部には投光器E11及び受光器E12が投光器A11と背中合わせに設けられており、支持ブラケット24の先端部には投光器E21及び受光器E22が投光器B11と背中合わせに設けられている。支持ブラケット25の先端部には投光器F11及び受光器F12が受光器A12と背中合わせになるように設けられており、支持ブラケット26の先端部には投光器F21及び受光器F22が受光器B12と背中合わせになるように設けられている。
図1(a)に示すように、レール14の一方の端部141の後方には一対の反射板27,28が設けられており、レール14の他方の端部142の前方には一対の反射板29,30が設けられている。投光器E11から投射される光の投射経路は、反射板27を指向し、反射板27で反射された光は、受光器E12に向かう。投光器E21から投射される光の投射経路は、反射板28を指向し、反射板28で反射された光は、受光器E22に向かう。投光器F11から投射される光の投射経路は、反射板29を指向し、反射板29で反射された光は、受光器F12に向かう。投光器F21から投射される光の投射経路は、反射板30を指向し、反射板30で反射された光は、受光器F22に向かう。
投光器E11及び受光器E12は、支持ブラケット23と反射板27との間(移載装置22の復動方向側の移動走路)における障害物の有無を検出する走路側侵入検出手段E1(図3に図示)を構成する。投光器E21及び受光器E22は、支持ブラケット24と反射板28との間(移載装置22の復動方向側の移動走路)における障害物の有無を検出する走路側侵入検出手段E2(図3に図示)を構成する。投光器F11及び受光器F12は、支持ブラケット25と反射板29との間(移載装置22の往動方向側の移動走路)における障害物の有無を検出する走路側侵入検出手段F1(図3に図示)を構成する。投光器F21及び受光器F22は、支持ブラケット26と反射板30との間(移載装置22の往動方向側の移動走路)における障害物の有無を検出する走路側侵入検出手段F2(図3に図示)を構成する。
図2に示すように、棚11Aには投光器Ca及び受光器Cbが最下段の収納部12A1〜12A6の高さ位置に対応して設けられている。投光器Caから投射される光の投射経路は、受光器Cbを指向している。投光器Caと受光器Cbとの間の光の投射経路は、収納部12A1〜12A6の移載口121とは反対側の作業口122を横切るように設定されている。棚11Bには投光器Da及び受光器Dbが最下段の収納部12B1〜12B6の高さ位置に対応して設けられている。投光器Daから投射される光の投射経路は、受光器Dbを指向している。投光器Daと受光器Dbとの間の光の投射経路は、収納部12B1〜12B6の移載口121とは反対側の作業口122を横切るように設定されている。
投光器Ca及び受光器Cbは、最下段の収納部12A1〜12A6の作業口122における障害物の有無を検出する作業側侵入検出手段C1,C2,C3,C4,C5,C6(図3に図示)を構成する。投光器Da及び受光器Dbは、最下段の収納部12B1〜12B6の作業口122における障害物の有無を検出する作業側侵入検出手段D1,D2,D3,D4,D5,D6(図3に図示)を構成する。つまり、作業側侵入検出手段C1〜C6は、クレーン側侵入検出手段A1の検出領域の高さ位置に対応する複数の収納部12A1〜12A6に1対1に対応して棚11Aに設けられている。同様に、作業側侵入検出手段D1〜D6は、クレーン側侵入検出手段B1の検出領域の高さ位置に対応する複数の収納部12B1〜12B6に1対1に対応して棚11Bに設けられている。
なお、最下段の収納部12A1〜12A6,12B1〜12B6以外の収納部12(2段目以上の収納部)の作業口は、図示しないフェンスによって覆われている。
図1(a)に示すように、クレーン装置13は、副制御コンピュータ31を備えている。クレーン側侵入検出手段A1,B1、走路側侵入検出手段E1,E2,F1,F2によって得られる検出情報は、副制御コンピュータ31へ送られる。副制御コンピュータ31は、主制御コンピュータ32と情報のやりとりを行なってクレーン装置13の動作を制御する。作業側侵入検出手段C1〜C6,D1〜D6によって得られる検出情報は、主制御コンピュータ32へ送られる。主制御コンピュータ32は、作業者による格納指令、出庫指令等の作業指令の入力に応答して、副制御コンピュータ31と情報のやりとりを行なう。又、主制御コンピュータ32は、作業側侵入検出手段C1〜C6,D1〜D6から得られた検出情報を副制御コンピュータ31へ転送する。
図1(a)に示すように、クレーン装置13は、副制御コンピュータ31を備えている。クレーン側侵入検出手段A1,B1、走路側侵入検出手段E1,E2,F1,F2によって得られる検出情報は、副制御コンピュータ31へ送られる。副制御コンピュータ31は、主制御コンピュータ32と情報のやりとりを行なってクレーン装置13の動作を制御する。作業側侵入検出手段C1〜C6,D1〜D6によって得られる検出情報は、主制御コンピュータ32へ送られる。主制御コンピュータ32は、作業者による格納指令、出庫指令等の作業指令の入力に応答して、副制御コンピュータ31と情報のやりとりを行なう。又、主制御コンピュータ32は、作業側侵入検出手段C1〜C6,D1〜D6から得られた検出情報を副制御コンピュータ31へ転送する。
図4〜図6は、副制御コンピュータ31によって遂行される動作制御プログラムを表すフローチャートである。以下、図4〜図6のフローチャートに基づいてクレーン装置13の動作制御を説明する。なお、クレーン装置13の動作制御を行なっている間では、走路側侵入検出手段E1,E2,F1,F2の検出機能は、常に有効化されている。
副制御コンピュータ31は、主制御コンピュータ32からの移載指令の入力に待機している(ステップS1)。作業者の操作による作業指令が主制御コンピュータ32に入力されると、主制御コンピュータ32は、副制御コンピュータ31へ移載指令を出力する。この移載指令には、移載対象(物品Pを出し入れする収納部)が棚11A,11Bのどの収納部であるかという情報が含まれている。主制御コンピュータ32から移載指令が入力されると(ステップS1においてYES)、副制御コンピュータ31は、移載対象の収納部が棚11A,11Bの最下段にあるのか否かを判断する(ステップS2)。移載対象の収納部が棚11A,11Bの最下段にある場合(ステップS2においてYES)、副制御コンピュータ31は、移載対象の収納部が棚11A,11Bのどちらにあるのかを判断する(ステップS3)。
移載対象の収納部が棚11Aにある場合(ステップS3においてYES)、副制御コンピュータ31は、クレーン側侵入検出手段A1の検出機能を無効化すると共に、クレーン側侵入検出手段B1の検出機能を有効化する(ステップS4)。又、副制御コンピュータ31は、移載対象の収納部12Ajに対応する作業側侵入検出手段Cjの検出機能を有効化すると共に、作業側侵入検出手段Ck,D1〜D6の検出機能を無効化する(ステップS4)。収納部12Ajは、収納部12A1〜A6のうちの1つを表し、作業側侵入検出手段Cjは、作業側侵入検出手段C1〜C6のうちの1つを表す。作業側侵入検出手段CkにおけるCkは、Ck≠Cj、且つ作業側侵入検出手段C1〜C6のうちの1つを表す。
侵入検出手段の検出機能の有効化とは、侵入検出手段の光投射経路が遮られた場合には該侵入検出手段によって障害物が検出されること(該侵入検出手段の検出領域への障害物の侵入有りが検出されること)を意味する。侵入検出手段の検出機能の無効化とは、侵入検出手段の光投射経路が遮られた場合にも該侵入検出手段によって障害物が検出されないこと(該侵入検出手段の検出領域への障害物の侵入有りが検出されないこと)を意味する。
クレーン側侵入検出手段A1の検出機能の無効化は、移載動作中の移載装置18を検出させないためであり、クレーン側侵入検出手段B1の検出機能の有効化は、支持ブラケット24,26間への障害物の侵入を検出できるようにするためである。作業側侵入検出手段Cjの検出機能の有効化は、収納部12Ajの作業口122への障害物の侵入を検出できるようにするためである。作業側侵入検出手段Ckの検出機能の無効化は、棚11A側における収納部12Aj以外の収納部12Ak(12Aj≠12Ak)の作業口122への作業者の侵入(収納部12Akの作業口122側での手作業)を許容するためである。作業側侵入検出手段D1〜D6の検出機能の無効化は、棚11B側における収納部12B1〜12B6の作業口122への作業者の侵入(収納部12B1〜12B6の作業口122側での手作業)を許容するためである。
ステップS4の処理後、副制御コンピュータ31は、クレーン側侵入検出手段B1、作業側侵入検出手段Cj、走路側侵入検出手段E1,E2,F1,F2のうちの少なくとも1つが侵入有りを検出したか否かを判断する(ステップS5)。クレーン側侵入検出手段B1、作業側侵入検出手段Cj、走路側侵入検出手段E1,E2,F1,F2のうちの少なくとも1つが侵入有りを検出した場合(ステップS5においてYES)、副制御コンピュータ31は、クレーン装置13の稼動を禁止する(ステップS6)。つまり、移動装置22の移動及び移載装置18の移載動作が禁止され、移動装置22が移動中であれば非常停止され、移載装置18が移載動作中であれば非常停止される。ステップS6の処理後、副制御コンピュータ31は、ステップS5へ移行する。
クレーン側侵入検出手段B1、作業側侵入検出手段Cj、走路側侵入検出手段E1,E2,F1,F2のうちのいずれもが侵入有りを検出しない場合(ステップS5においてNO)、副制御コンピュータ31は、クレーン装置13の稼動を許容する(ステップS7)。つまり、移動装置22の移動及び移載装置18の移載動作が許容される。移載装置18が収納部12Ajに対して移載を行なっている場合、副制御コンピュータ31は、この移載が完了したか否かを判断する(ステップS8)。この移載が完了しない場合(ステップS8においてNO)、副制御コンピュータ31は、ステップS5へ移行する。この移載が完了した場合(ステップS8においてYES)、副制御コンピュータ31は、ステップS1へ移行する。
ステップS3において移載対象の収納部が棚11Bにある場合(ステップS3においてNO)、副制御コンピュータ31は、クレーン側侵入検出手段A1の検出機能を有効化すると共に、クレーン側侵入検出手段B1の検出機能を無効化する(ステップS9)。又、副制御コンピュータ31は、移載対象の収納部12Bjに対応する作業側侵入検出手段Djの検出機能を有効化すると共に、作業側侵入検出手段Dk,C1〜C6の検出機能を無効化する(ステップS9)。収納部12Bjは、収納部12B1〜12B6のうちの1つを表し、作業側侵入検出手段Djは、作業側侵入検出手段D1〜D6のうちの1つを表す。作業側侵入検出手段DkにおけるDkは、Dk≠Dj、且つ作業側侵入検出手段D1〜D6のうちの1つを表す。
クレーン側侵入検出手段B1の検出機能の無効化は、移載動作中の移載装置18を検出させないためであり、クレーン側侵入検出手段A1の検出機能の有効化は、支持ブラケット23,25間という侵入可能領域への障害物の侵入を検出できるようにするためである。作業側侵入検出手段Djの検出機能の有効化は、収納部12Bjの作業口122への障害物の侵入を検出できるようにするためである。作業側侵入検出手段Dkの検出機能の無効化は、棚11B側における収納部12Bj以外の収納部12Bk(12Bj≠12Bk)の作業口122への作業者の侵入(収納部12Bkの作業口122側での手作業)を許容するためである。作業側侵入検出手段C1〜C6の検出機能の無効化は、棚11A側における収納部12A1〜12A6の作業口122への作業者の侵入(収納部12A1〜12A6の作業口122側での手作業)を許容するためである。
ステップS9の処理後、副制御コンピュータ31は、クレーン側侵入検出手段A1、作業側侵入検出手段Dj、走路側侵入検出手段E1,E2,F1,F2のうちの少なくとも1つが侵入有りを検出したか否かを判断する(ステップS10)。クレーン側侵入検出手段A1、作業側侵入検出手段Dj、走路側侵入検出手段E1,E2,F1,F2のうちの少なくとも1つが侵入有りを検出した場合(ステップS10においてYES)、副制御コンピュータ31は、クレーン装置13の稼動を禁止する(ステップS11)。つまり、移動装置22の移動及び移載装置18の移載動作が禁止され、移動装置22が移動中であれば非常停止され、移載装置18が移載動作中であれば非常停止される。ステップS11の処理後、副制御コンピュータ31は、ステップS10へ移行する。
クレーン側侵入検出手段A1、作業側侵入検出手段Dj、走路側侵入検出手段E1,E2,F1,F2のうちのいずれもが侵入有りを検出しない場合(ステップS10においてNO)、副制御コンピュータ31は、クレーン装置13の稼動を許容する(ステップS12)。つまり、移動装置22の移動及び移載装置18の移載動作が許容される。移載装置18が収納部12Bjに対して移載を行なっている場合、副制御コンピュータ31は、この移載が完了したか否かを判断する(ステップS13)。この移載が完了しない場合(ステップS13においてNO)、副制御コンピュータ31は、ステップS10へ移行する。この移載が完了した場合(ステップS13においてYES)、副制御コンピュータ31は、ステップS1へ移行する。
ステップS2において移載場所が最下段でない場合(ステップS2においてNO)、副制御コンピュータ31は、クレーン側侵入検出手段A1,B1の検出機能を有効化するとともに、作業側侵入検出手段C1〜C6,D1〜D6の検出機能を無効化する(ステップS14)。クレーン側侵入検出手段A1,B1の検出機能の有効化は、支持ブラケット23,25間という侵入可能領域への障害物の侵入及び支持ブラケット24,26間への障害物の侵入を検出できるようにするためである。作業側侵入検出手段C1〜C6の検出機能の無効化は、棚11A側における収納部12A1〜12A6の作業口122への作業者の侵入(収納部12A1〜12A6の作業口122側での手作業)を許容するためである。作業側侵入検出手段D1〜D6の検出機能の無効化は、棚11B側における収納部12B1〜12B6の作業口122への作業者の侵入(収納部12B1〜12B6の作業口122側での手作業)を許容するためである。
ステップS14の処理後、副制御コンピュータ31は、クレーン側侵入検出手段A1,B1の少なくとも一方が侵入有りを検出したか否かを判断している(ステップS15)。クレーン側侵入検出手段A1,B1の少なくとも一方が侵入有りを検出した場合(ステップS15においてYES)、副制御コンピュータ31は、クレーン装置13の稼動を禁止する(ステップS16)。そして、副制御コンピュータ31は、ステップS15へ移行する。クレーン側侵入検出手段A1,B1のいずれもが侵入有りを検出しない場合(ステップS15においてNO)、副制御コンピュータ31は、クレーン装置13の稼動を許容する(ステップS17)。そして、副制御コンピュータ31は、ステップS1へ移行する。
副制御コンピュータ31は、クレーン側侵入検出手段A1,B1、作業側侵入検出手段C1〜C6,D1〜D6の検出機能を無効化状態と有効化状態とのいずれかに切り換え制御する制御手段である。最下段の収納部12A1〜12A6のうちの1つ(収納部12Aj)が移載対象である場合、副制御コンピュータ31は、クレーン側侵入検出手段A1の検出機能を無効化した場合には移載対象である収納部12Ajに対応する作業側侵入検出手段Cjの検出機能を有効化する制御手段である。又、最下段の収納部12B1〜12B6のうちの1つ(収納部12Bj)が移載対象である場合、副制御コンピュータ31は、クレーン側侵入検出手段B1の検出機能を無効化した場合には移載対象である収納部12Bjに対応する作業側侵入検出手段Djの検出機能を有効化する制御手段である。
第1の実施形態では以下の効果が得られる。
(1)移動装置22内の侵入可能領域(支持ブラケット23,25間の領域及び支持ブラケット24,26間の領域)への障害物の侵入の有無がクレーン側侵入検出手段A1,B1によって検出された場合、この検出結果に基づいてクレーン装置13の稼動が禁止される。従って、支持ブラケット23,25間の侵入可能領域及び支持ブラケット24,26間の侵入可能領域への障害物の侵入によって生じると予想される不都合を回避することができる。
(1)移動装置22内の侵入可能領域(支持ブラケット23,25間の領域及び支持ブラケット24,26間の領域)への障害物の侵入の有無がクレーン側侵入検出手段A1,B1によって検出された場合、この検出結果に基づいてクレーン装置13の稼動が禁止される。従って、支持ブラケット23,25間の侵入可能領域及び支持ブラケット24,26間の侵入可能領域への障害物の侵入によって生じると予想される不都合を回避することができる。
(2)支持ブラケット23,25間の領域及び支持ブラケット24,26間の領域は、棚11A,11Bの最下段の収納部12A1〜12A6,12B1〜12B6に対応する高さ位置にある侵入可能領域である。このような高さ位置にある侵入可能領域へ作業者が入り込む可能性は、これより上方の侵入可能領域への作業者の入り込み可能性に比べて、かなり高い。従って、最下段の収納部12A1〜12A6,12B1〜12B6に対応する高さ位置にある侵入可能領域(支持ブラケット23,25間の領域及び支持ブラケット24,26間の領域)内にクレーン側侵入検出手段A1,B1の検出領域を設定した構成は、安全性の上で好適である。
(3)移載装置18は、収納部12の手前で物品Pの出し入れをするのであるが、移載装置18上にある物品Pがクレーン側侵入検出手段A1,B1によって検出されてしまうと、クレーン装置13の稼動を禁止する必要がない場合にも、クレーン装置13の稼動が禁止されてしまう。待機位置にある移載装置18を検出不能な領域かつ移載装置18の移載経路上にクレーン側侵入検出手段A1,B1の検出領域を設けた構成は、移載される物品Pを障害物として検出しないようにする上で、好適である。
(4)クレーン側侵入検出手段A1における光の経路は、マスト16,17から棚11A側へ延出する一対の支持ブラケット23,25の先端部間にあり、クレーン側侵入検出手段B1における光の経路は、マスト16,17から棚11B側へ延出する一対の支持ブラケット24,26の先端部間にある。クレーン側侵入検出手段A1,B1におけるこのような光の経路の設定は、待機位置にある移載装置18を検出不能な領域かつ移載装置18の移載経路上にクレーン側侵入検出手段A1,B1の検出領域を設ける上で、好適である。
(5)最下段の収納部12A1〜12A6,12B1〜12B6の移載口121とは反対側の作業口122から障害物が侵入する可能性があり、移載装置18が移載を行なっている収納部へのこのような侵入がある場合には、移載装置の移載動作を停止させることが望ましい。作業側侵入検出手段C1〜C6,D1〜D6は、このような侵入を検出する上で有効である。
(6)クレーン装置13(移動装置22)の移動走路上に障害物がある場合には、クレーン装置13の移動動作を停止させることが望ましい。走路側侵入検出手段E1,E2,F1,F2は、このような侵入を検出する上で有効である。
(7)クレーン装置13が走行しているとき、クレーン装置13が走行を停止しているとき、又は移載装置18が昇降しているときには、収納部12A1〜12A6,12B1〜12B6の作業口122からの障害物の侵入(例えば、収納部12A1〜12A6,12B1〜12B6の作業口122側での作業者の手作業)は、許容されてもよい。移載装置18が移載動作を行なっているときには、移載対象(例えば収納部12Aj又は収納部12Bj)の作業口122からの障害物の侵入(例えば、作業口122側での作業者の手作業)は、許容すべきではない。
副制御コンピュータ31は、移載対象の収納部12Aj又は12Bjにおける作業側侵入検出手段Cj又はDjの検出機能と、クレーン側侵入検出手段A1又はB1の検出機能との一方を有効化したときには他方を無効化する。このような構成は、移載対象である収納部の作業口122からの障害物の侵入がない場合には移載装置18の移載動作を許容する上で、好適であり、且つ移載装置18の移載動作がない場合には、収納部12A1〜12A6,12B1〜12B6の作業口122からの障害物の侵入を許容する上で、好適である。
本発明では以下のような実施形態も可能である。
○第1の実施形態において、移載対象が最下段の収納部12Ajである場合、クレーン側侵入検出手段Ajの検出機能が無効化された場合には、作業側侵入検出手段Cj,Djの両方の検出機能を有効化するようにしてもよい。
○第1の実施形態において、移載対象が最下段の収納部12Ajである場合、クレーン側侵入検出手段Ajの検出機能が無効化された場合には、作業側侵入検出手段Cj,Djの両方の検出機能を有効化するようにしてもよい。
○棚11A,11Bの最下段の収納部以外にも作業側侵入検出手段を設けてもよい。この場合、例えば、下から2段目の収納部にも作業側侵入検出手段を設けた場合には、2段目の収納部の高さ位置に対応するマスト16,17の高さ位置にも支持ブラケットを用いてクレーン側侵入検出手段を設けるのが望ましい。
○作業側侵入検出手段から出力される検出情報を直接副制御コンピュータ31へ送るようにしてもよい。
○クレーン側侵入検出手段の検出機能の有効化と無効化、作業側侵入検出手段の検出機能の有効化と無効化、及び走路側侵入検出手段の検出機能の有効化と無効化を主制御コンピュータ32において行なうようにしてもよい。この場合、これらの侵入検出手段から出力される検出情報を副制御コンピュータ31を経由して主制御コンピュータ32へ送るようにしてもよいし、直接主制御コンピュータ32へ送るようにしてもよい。
○クレーン側侵入検出手段の検出機能の有効化と無効化、作業側侵入検出手段の検出機能の有効化と無効化、及び走路側侵入検出手段の検出機能の有効化と無効化を主制御コンピュータ32において行なうようにしてもよい。この場合、これらの侵入検出手段から出力される検出情報を副制御コンピュータ31を経由して主制御コンピュータ32へ送るようにしてもよいし、直接主制御コンピュータ32へ送るようにしてもよい。
○単一の棚(図1,2の実施形態では棚11A,11Bのうちの一方)に対してのみ移載を行なうクレーン装置に本発明を適用してもよい。
11A,11B…棚。12,12A1〜12A6,12Aj,12Ak,12B1〜12B6,12Bj,12Bk…収納部。121…移載口。122…作業口。13…クレーン装置。14…移動走路としてのレール。16,17…マスト。18…移載装置。22…移動装置。23,24,25,26…支持ブラケット。31…制御手段としての副制御コンピュータ。P…物品。A1,B1…クレーン側侵入検出手段。A11,B11…投光器。A12,B12…受光器。C1〜C6,Cj,Ck,D1〜D6,Dj,Dk…作業側侵入検出手段。E1,E2,F1,F2…走路側侵入検出手段。
Claims (8)
- 物品を格納するための複数の収納部を有する棚と、昇降可能であって、前記収納部の手前の移載位置で前記収納部に対して物品を出し入れするための移載装置と、水平方向へ移動可能であって、水平方向へ移動して前記移載装置を前記移載位置へ配置するための移動装置とを有するクレーン装置とを備えた自動倉庫において、
前記移動装置内の侵入可能領域における侵入の有無を検出するためのクレーン側侵入検出手段が前記移動装置に設けられている自動倉庫。 - 前記クレーン側侵入検出手段は、前記棚の最下段の収納部に対応する高さ位置にある侵入可能領域内に検出領域を有している請求項1に記載の自動倉庫。
- 前記クレーン側侵入検出手段の検出領域の高さ位置に対応する複数の前記収納部の移載口とは反対側の作業口における侵入の有無を検出する作業側侵入検出手段が前記複数の収納部に1対1に対応して前記棚に設けられている請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の自動倉庫。
- 前記移動装置の移動走路における侵入の有無を検出する走路側侵入検出手段が設けられている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動倉庫。
- 前記作業側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択すると共に、前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択する制御手段が設けられており、前記制御手段は、移載対象の収納部における作業側侵入検出手段の検出機能と前記クレーン側侵入検出手段の検出機能との一方を有効化したときには他方を無効化する請求項3に記載の自動倉庫。
- 前記移動装置の移動走路における侵入の有無を検出する走路側侵入検出手段が設けられており、前記作業側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択し、且つ前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択し、且つ前記走路側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択する制御手段が設けられており、前記クレーン装置が走行しているとき、前記クレーン装置が走行を停止しているとき、及び前記移載装置が昇降しているときの少なくとも1つの状態において、前記制御手段は、前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を有効化し、且つ前記走路側侵入検出手段の検出機能を有効化し、且つ前記作業側侵入検出手段の検出機能を無効化する請求項3に記載の自動倉庫。
- 前記棚は、一対有り、前記一対の棚は、前記収納部の移載口を対向させるように、対向されており、前記クレーン装置は、対向する前記一対の棚の間を走行するようになっており、前記クレーン側侵入検出手段は、前記一対の棚の一方側と他方側とにそれぞれ設けられており、前記作業側侵入検出手段は、前記一対の棚の一方側と他方側とにそれぞれ設けられており、前記移動装置の移動走路における侵入の有無を検出する走路側侵入検出手段が設けられており、前記作業側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択し、且つ前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択し、且つ前記走路側侵入検出手段の検出機能を有効化する状態と無効化する状態とのいずれかを選択する制御手段が設けられており、前記移載装置が移載動作状態にあるときにおいて、前記制御手段は、移載対象となっている収納部側の前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を無効化し、且つ他方の前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を有効化し、且つ移載対象となっている収納部の前記作業側侵入検出手段の検出機能を有効化し、且つ移載対象となっている収納部以外の収納部の前記作業側侵入検出手段の検出機能を無効化し、且つ前記走路側侵入検出手段の検出機能を有効化する請求項3に記載の自動倉庫。
- 物品を格納するための複数の収納部を有する棚と、昇降可能であって、前記収納部の手前の移載位置で前記収納部に対して物品を出し入れするための移載装置と、水平方向へ移動可能であって、水平方向へ移動して前記移載装置を前記移載位置へ配置するための移動装置とを有するクレーン装置を備え、前記移動装置内の侵入可能領域における侵入の有無を検出するためのクレーン側侵入検出手段が前記移動装置に設けられており、前記クレーン側侵入検出手段の検出領域の高さ位置に対応する前記収納部の移載位置側とは反対側の作業口における侵入の有無を検出する作業側侵入検出手段が該収納部に1対1に対応して前記棚に設けられている自動倉庫における動作制御方法において、
前記移載装置が移載動作を行なっているときには、前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を無効化すると共に、移載対象である収納部に前記作業側侵入検出手段が設けられている場合には該作業側侵入検出手段の検出機能を有効化し、検出機能を有効化されている該作業側侵入検出手段が侵入有りを検出した場合には、前記クレーン装置の稼動を禁止し、前記移載装置が移載動作を行なっていないときには、前記クレーン側侵入検出手段の検出機能を有効化すると共に、移載対象である収納部に前記作業側侵入検出手段が設けられている場合には該作業側侵入検出手段を無効化し、検出機能を有効化されているクレーン側侵入検出手段が侵入有りを検出した場合には、前記クレーン装置の稼動を禁止する自動倉庫における動作制御方法。
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Cited By (3)
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JP2013147887A (ja) * | 2012-01-20 | 2013-08-01 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 周辺監視機能を備える産業機械 |
JP2019077544A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 株式会社ダイフク | 物品収納設備 |
WO2023062960A1 (ja) * | 2021-10-12 | 2023-04-20 | 村田機械株式会社 | 搬送システム |
-
2005
- 2005-12-19 JP JP2005364270A patent/JP2007168909A/ja active Pending
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