JP2007167454A - 伸縮ポール - Google Patents

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Abstract

【課題】伸縮ポ−ルの端部に設ける保持機構を、取り扱いおよび設置作業を行いやすい構成とすると共に、伸縮ポールに過度な荷重が負荷された場合であっても、伸縮ポールが壁面から脱落しないものを提供する。
【解決手段】外筒1へ内筒2を抜き差し自在に挿入して伸縮可能とした伸縮ポールPにおいて、この伸縮ポ−ルPの一端または両端には、外筒1と内筒2の撓み変位を解消する保持機構Kを設け、この保持機構Kは当接部材11と揺動部材12からなり、当接部材11と揺動部材12とは、伸縮ポールPが下方へたわむ場合に、その伸縮ポールPのたわむ力を揺動部材12が当接部材11に対して壁面への突っ張り力に変換するように、枢軸13で揺動自在に連結されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、釘やねじを使用できない押し入れや廊下等で、衣類用ハンガ−やカ−テンなどを吊り下げるためのものであり、左右の壁面間に横方向へ架け渡せるように長さ調節できる伸縮ポ−ルに係り、詳しくは、吊り下げた物の重量が重い等のために該伸縮ポールに過度の荷重が負荷された場合等において、伸縮ポールが壁面から簡単に脱落することのない伸縮ポ−ルに関するものである。
従来より、この種の伸縮ポールは、前述したように、例えば、押し入れ内に衣類を吊り下げたり、部屋の間にカ−テンを吊り下げるために、左右の壁面間に突っ張り力で横方向に架け渡すように使用されている。左右の壁面の間の距離は一定でないため、伸縮ポ−ルは長さ調節できる構成とされる。また、伸縮ポ−ルの両端は壁面に釘や木ネジによって直接固定する構造は採用しないばかりか、取付けまたは取外しを簡単に行うため、ゴムシ−トなどの摩擦抵抗部材を挟んで突っ張るように設ける構造が一般的に用いられている。
衣類用ハンガ−やカ−テン等の重量が重い物を吊り下げた場合等においては、伸縮ポ−ルには下向きの過度な荷重が負荷されると、該伸縮ポールがたわみ、同伸縮ポールの当接部材の両端部が浮いて壁面間への突っ張り力が弱くなって、伸縮ポ−ルが壁面から脱落したり、或いは下方向に位置ずれを引き起こすことが多くあった。
そこで、伸縮ポールの脱落などの不具合を解消する目的で、特開平8−131286号公報(特許文献1)や特開2003−169724号公報(特許文献2)に示された伸縮ポールが提案されている。
前記特許文献1のものは、一方側を壁面への当接面とすると共に、他方側をテーパー面とした当接部材を一対用意する一方、伸縮ポ−ル内に押圧バネを設けて伸縮ポ−ルの両端を壁面側へ押し付けると共に、伸縮ポ−ルの両端は、前記当接部材のテーパー面を接触面として同当接部材を上下方向に摺動自在に設け、下向き荷重を壁面へ押し付ける方向の力に変換しようと試みたものである。
特許文献2のものは、伸縮ポ−ルに外筒を内筒の嵌装による第1の長さ調節機構と、ネジ螺合による第2の長さ調節機構を採用し、壁面間に強固に伸縮ポ−ルを押し付け固定しようと工夫したものである。
ところが、特許文献1のものにおいては、伸縮ポ−ルの左右端の位置移動がアンバランスとなり、伸縮ポ−ル自体に傾きが生じて吊り下げたハンガ−などが一方端に片寄るという不都合が生じ易かった。
また特許文献2のものにおいては、荷重がかかって伸縮ポ−ルが変形すると、この変形によって伸縮ポ−ルの両端が壁面から離反しやすく、この伸縮ポ−ルの位置ずれや脱落を起こし易かった。
その改善策として、伸縮ポ−ルの両端部(一方端部だけでも良い)を、図13に示す保持機構K1を用いた構造が提案されている。この技術においては、伸縮ポ−ルの外筒01の端部には側部断面形状が略台形の揺動部材012を取付け、さらにこの揺動部材012とは別体の当接部材011の外面を壁面Wへ当接する。そして当接部材011の下端には張出し部011aを形成しておき、この張出し部011aに揺動部材012の底部を載置し、この載置部位011bを回動中心にして揺動部材012が揺動できるようにしてある。さらに当接部材011と揺動部材012の間には押圧バネ019を設け、外筒01が図13のように変位した場合、当接部材011の上部を押圧バネ019によって壁面側へ押し付けるように構成してある。
特開平8−131286号公報 特開2003−169724号公報
図13に示すような伸縮ポ−ルの端部構造である場合、当接部材011と揺動部材012は押圧バネ019を介して連結されるだけであるため、当接部材011は伸縮ポール本体に対して不安定に接続されることになるので、取り扱いに不便であるばかりではなく、伸縮ポ−ルの設置に際しても所定位置への位置決めが行い難く、設置作業がやりにくいという問題があった。
また、外筒01が図13のように下向きに変位したとき、当接部材011の上部を押圧バネ019で押し付ける構造であるので、バネの弾性限度までしか伸びない。そのため、伸縮ポール端の変位寸法に合わせて押圧バネ019の伸長量を確保しなければならず、この押圧バネが長くなることになって上述の問題点をさらに悪化させる。
そこで、本発明は、伸縮ポ−ルの端部(一端または両端)に設ける保持機構を、取扱いおよび設置作業を行いやすい構成とすると共に、伸縮ポールに過度な荷重が負荷されて該伸縮ポールが下方へたわむ場合であっても、保持機構により、伸縮ポールのたわむ力を壁面への突っ張り力(圧着力)に変換して、伸縮ポールの壁面に対する位置ずれや脱落を生じないものを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の本発明は、外筒へ内筒を抜き差し自在に挿入することにより伸縮可能とした伸縮ポ−ルにおいて、前記伸縮ポ−ルの一端または両端には、前記外筒と内筒の撓み変位を解消する保持機構を設け、この保持機構は、取り付けるべき壁面に密接される当接部材と、該当接部材に枢軸で揺動自在に枢支された揺動部材とからなり、前記当接部材と揺動部材とは、伸縮ポールが下方へたわむ場合に、その伸縮ポールのたわむ力を、揺動部材が当接部材に対して壁面への突っ張り力に変換するように、前記枢軸で連結されていることを特徴とする。
保持機構は当接部材と揺動部材によって構成するので、揺動部材に連結される外筒または内筒の撓み変形を揺動部材によって解消し、壁面に当接される当接部材に撓み変形の影響が直接及ぼされるのを防止し、当接部材が壁面へ強固に密接される。
また、当接部材と揺動部材とは枢軸で枢着されるので、当接部材が本体側から外れてしまうことがなく、取り扱いおよび設置作業を行い易くなる。
請求項2の発明は、外筒と内筒の嵌入部分には両部材を固定するストッパー機構を設け、外筒または内筒の一端部には、雌ネジを形成した回転ハンドルを回転自在に嵌合するとともに、この回転ハンドルと、該回転ハンドルに螺合される雄ネジ軸とによって長さ調節機構を構成し、外筒または内筒の他端部に設けた押圧バネにより当接部材を壁面側へ押し付ける押圧機構を設けていることを特徴とする。
ストッパー機構により外筒とこれに嵌挿される内筒を長さ調節して確実に固定され、左右の壁面間の距離に合わせて大きな長さ調整ができる。また、ネジ嵌合による長さ調節機構を付加することで、ジャッキのように壁面側へ押し付けて伸縮ポ−ルの両端を突っ張らせることができ、強固な設置を可能とする。
さらに、押圧バネによる押圧機構を追加することで、この押圧バネの伸張力によって当接部材が壁面側へ押し付けられるので、さらに強い力で当接部材が壁面へ密接され得る。
請求項3の発明は、当接部材の内側の中央部には突片を形成し、この突片の一部に湾曲当接面を形成するとともに、前記突片の他部に長孔を形成する一方、揺動部材の外側には当接部材の湾曲当接面に係合する湾曲面と貫通孔とを形成してあり、前記突片の長孔と揺動部材の貫通孔とに枢軸を嵌挿して、当接部材と揺動部材とが揺動自在に構成されていることを特徴とする。
当接部材の湾曲当接面と揺動部材の湾曲面の係合によって揺動機構を形成することで、伸縮ポ−ル本体の撓み変形力を両湾曲面を介して当接部材へ作用させ、当接部材が壁面側へ押し付けられる方向の力に変換することができる。
また、当接部材の長孔と揺動部材の貫通孔とに嵌挿した枢軸により、当接部材と揺動部材の連結を確実なものとすると共に、この枢支構造によって揺動部材の揺動運動に支障をきたすこともない。また、この枢支機構にあっては上記揺動機構との組み合わせで、揺動部材は当接部材に対して揺動だけでなく、横方向への平行移動(長孔の配設方向による)も可能となり、伸縮ポ−ルにおける雑多な方向の振動や荷重にも対応できる。
請求項1に記載の発明によれば、伸縮ポ−ル本体に過度な荷重が負荷されて撓み状態となっても、揺動可能な保持機構によって、伸縮ポールの撓む力を、揺動部材が当接部材を介して壁面への突っ張り力に変換するので、当接部材は位置ずれすることなく壁面に強固に密接されるので、伸縮ポ−ル自体の脱落が防止される。
また、当接部材は枢軸で揺動部材に連結されているので、当接部材が伸縮ポール本体から外れることもなく、設置作業および取り扱いに支障をきすこともない。
請求項2に記載の発明によれば、ストッパー機構、長さ調節機構および押圧機構を付加することで、異なる距離の壁面間へ対応するように、伸縮ポ−ルの長さ変更および固定が簡単且つ確実に行え、また使用時においては当接部材は壁面へ強い力で押し付けられ、下向き荷重に対しての抵抗力を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、当接部材の湾曲当接面と揺動部材の湾曲面の係合により、伸縮ポール本体の撓み変形力を当接部材を壁面側へ押し付ける方向への力に変換でき、当接部材の位置ずれおよび脱落をより確実に防止できる。また、当接部材の突片に形成した長孔と揺動部材の貫通孔とに枢軸を嵌挿して揺動自在とする構成であるから、当接部材が伸縮ポ−ル本体から外れ落ちるといったことがなくなり、確実な接続状態を維持できる。
図1から図12によって本発明の実施形態を詳述する。図1は伸縮ポ−ルPの全体の正面図であり、伸縮ポールPの両端には保持機構K.Kを設け、他方の保持機構K(図1で左側)の内側には押圧機構Mが設けられ、一方の保持機構K(図1で右側)の内側には長さ調節機構Nが設けられ、ほぼ中央部にはストッパー機構Sが設けられている。
伸縮ポールPは、ストッパー機構Sの部分で外筒1内に内筒2が抜き差し自在に嵌め込まれ矢印方向に伸縮自在に構成されている。この部位において外筒1の端部にはストッパー管22が固定され、このストッパー管22にはストッパー雄ネジ(ボルト)21が螺合され、内筒2を所定位置で係止できるように構成されている。なお、外筒1と内筒2は合成樹脂コーテイングされた鋼管やステンレス管または合成樹脂管などが用いられる。
また、上記押圧機構Mにおいては、外筒1の端部にバネ受け4を内挿して固設すると共に、この外筒1の端部は、後述する保持機構Kの内側(後半部)に形成した筒状の嵌合部15で外嵌合し、前記バネ受け4と嵌合部15との間に押圧バネ3を設け、保持機構Kを壁面側へ押し付けるようにしている。
長さ調節機構Nにおいては、雌ネジ軸32aを形成した回転ハンドル32を内筒2の端部に回転自在に嵌合し(図示しない嵌合溝と突条の係合を利用する)、該雌ネジ軸32aに雄ネジ軸31の雄ネジを螺合する。この雄ネジ軸31の一端(図1の右端)にはスリーブ33を接続(固定または回転自在に係合のいずれでも良い)する。そして、回転ハンドル32をいずれかの方向へ回転させることによって、保持機構Kを図1の矢印方向に進退自在に構成され、保持機構Kを壁面Wへ正確に調整して押し付けるのに利用する。前記回転ハンドル32と雄ネジ軸31とスリーブ33とが長さ調節機構Nを構成する。
前記保持機構Kは、本実施形態では、伸縮ポールPの両端に同一構成のものを一対設けているが、片側だけに設けることもできる。この保持機構Kは、取り付けるべき壁面Wに密接される当接部材11と、該当接部材11にピンやリベットなどの枢軸13で揺動自在に枢支された揺動部材12とからなっている。前記当接部材11と揺動部材12とは、伸縮ポールPが下方へたわむ場合に、その伸縮ポールPのたわむ力を、揺動部材12が当接部材11に対して壁面Wへの突っ張り力に変換するように、前記枢軸13で連結されている。
この保持機構Kの具体的構成について、図1〜図12に基づいて以下に詳しく説明する。なお、説明の便宜上、図1の左側に示す保持機構Kについて説明するが、図1の右側に示す保持機構Kは図1では壁面Wに対称的に設けてあるだけで、前者の左側に示す保持機構Kと同一の構成であるので説明を省略する。
すなわち、当接部材11の外側(壁面側)にはゴム状弾性体からなるクッションシート14を取付けて、該当接部材11と壁面Wの摩擦抵抗力を増大させると共に、壁面Wの損傷を防止する。また、当接部材11の内側の中央部に略三角形の突片11bを形成し、その突片11bの両脇下部には、後述する揺動部材12に形成した湾曲面(カム面)12a,12aが摺動自在に係合する凹形状の湾曲当接面11a,11aが形成されている。
また、突片11bの上部には長孔11cが形成されている。この長孔11cの形状は、当接部材11と揺動部材12とを図2の如く連結した状態において、仮想回動中心Oを中心として円を描く方向へ長く延びるように形成される(この形状は三ケ月形、半月形、長方形、楕円形など任意に設定できる)。
揺動部材12は、図1〜図8に示されているように、外側(当接部材11対面側)に形成された二股アーム12b,12bと、内側に該二股アーム12b,12bと一体に形成されて、伸縮ポール本体である外筒1又は内筒2の端部や押圧バネ3等を嵌挿するための筒状の嵌合部15とからなっている。
前記二股アーム12b,12bの外面側下部には凸形状の湾曲面(カム面)12a,12aが形成され、前記当接部材11の湾曲当接面11a,11aと摺動自在に設けられる。また、二股アーム12b,12bの上部には貫通孔12c,12cが形成してある。
そこで、当接部材11の突片11bを揺動部材12の二股アーム12b,12bの間に回動ないし摺動自在に嵌合する。そして、前記二股アーム12b,12bの貫通孔12c,12cと、当接部材11の突片11bに形成した長孔11cとに架け渡すようにピンやリベット等の枢軸13を嵌挿して、当接部材11と揺動部材12とは、枢軸13が長孔11c内を移動する範囲内で該枢軸13を回動支点として揺動される。
次に、本発明の作用、特に保持機構Kの作用について以下に説明する。
図4は保持機構Kの作動説明図であり、実線は伸縮ポールに負荷のない状態を示す。伸縮ポールに過度な荷重が負荷されたとき、外筒と内筒は下向きに撓むことになり、外筒と内筒の端部においては一点鎖線に示すような変位を生じる。
すなわち、湾曲当接面11aと湾曲面(カム面)12aの部位においては、仮想回動中心Oを中心とするように湾曲面12aは湾曲当接面11aに沿って摺動する。したがって当接部材11は撓み変形による影響を受けずに固定されたままで、揺動部材12だけが鎖線位置へ揺動する。
このとき、伸縮ポールの撓み力は、湾曲面(カム面)12aにおいては白抜き矢印に示すように左上方向への力に変換され、結果的に湾曲当接面11aを介して当接部材11を壁面側へ押し付ける力として作用し、当接部材11の上方部分が壁面から浮き上がるのを防止して位置ずれや脱落を防止する。
一方、揺動部材12が鎖線位置に揺動すると、枢軸13も同様に13a位置ヘ移動するが、この移動は長孔11cの空間に沿ったものとなるので、揺動部材12の動きには影響を与えない。しかしながら、長孔11cの端部に枢軸13が当接したとき(13aの位置)にはこの限りではないので、長孔11cの長さは伸縮ポールの撓み限界(筒部材の材質に影響される)に合わせた長さにすることが好ましい。すなわち、長孔11cの長さは、例えば2から20mmの範囲とすることが好ましく、より好ましくは5から10mmの範囲に設定することが製作上推奨されるが、揺動部材12の大きさ、形状、湾曲面12aの形状などによって適宜設計変更されるものであり、上記数値に限定されるものではない。
また、仮想回動中心Oから長孔11cまでの長さLは、短かすぎると長孔11cの形成長さが小さく揺動作動がスムーズでなくなり易く、長く過ぎると無駄な空間を多く形成することになるので、この長さLは例えば10から40mmの範囲とすることが好ましく、さらには20から30mmの範囲とすることが望ましい。この数値に限定されないことは勿論である。
さらに、湾曲当接面11aと湾曲面(カム面)12aのカム面は円形だけに限らず、楕円形、サイクロイド曲線形など任意に設定できる。円曲面の場合のその曲率は、製造上半径5から40mmの範囲とすることが好ましく、さらには10から20mmの範囲とすることがさらに推奨されるが、これらの数値に限定されない。なお、長孔と枢軸の配設関係は、上述例だけでなく、当接部材11に枢軸を固設すると共に、揺動部材12に長孔を形成することもできる。
上記当接部材11と揺動部材12は長孔11cを介して枢軸13によって連結されているだけなので、上述した揺動移動だけでなく、長孔11cの形状に沿った平行移動も可能であるので、当接部材11を壁面へ当接させる取付け作業を簡単に行える。
当接部材11および揺動部材12はABS樹脂や塩化ビニル樹脂などの合成樹脂によって形成されるが、アルミ合金や鋼板などの金属材料によって形成することもできる。また揺動部材12と嵌合部15、揺動部材12とスリーブ33(図1参照)は一体成形することが好ましく、これによって十分な強度を発揮させることができる。
また、湾曲当接面11aと湾曲面(カム面)12aとの凹凸形状は、上記例に限らず、湾曲当接面を凸形とし、湾曲面を凹形としたものであっても良い。
揺動部材12を揺動させる手段として、図2における仮想回動中心Oの位置に回転軸を設けて二股アーム12b,12bの間で突片11bが回転自在に揺動する構造でもよい。
二股アーム12bと突片11bの形成本数や形状は図例に限らず、形成数や形状は任意に設定できる。
また、長孔11cと枢軸13に替えて、湾曲面(カム面)12aの一部(例えば図2の湾曲面の右端)に突起を形成しておき、当接部材11の一部と干渉して揺動を制限する手段を採用することもできる。。
ストッパー機構S、長さ調節機構N、押圧機構Mは伸縮ポールの適用箇所に合わせて、1つまたは複数を任意に組み合わせて使用することができる。
上記保持機構Kは図例のように伸縮ポールの両端に設けるものに限らず、いずれか一方端にだけ設けたものであっても良い。
本発明は伸縮ポールに限らず、2本の伸縮ポールを平行に並べてこれらを架け渡すように1本または複数本の梁材を固定し、着脱自在な棚を構成するものにも採用できる。また、伸縮ポールを垂直方向に立設して家屋の梁材と家具の間へ配設して家具転倒防止器具として使用することもできる。
本発明の実施形態を示した全体の正面図である。 上記実施形態の伸縮ポ−ルの保持機構部分を詳細に示した正面図である。 図2のIII方向からの矢視説明図である。 図2に示す保持機構の作動説明図である。 揺動部材の正面図である。 揺動部材の左側面図である。 揺動部材の右側面図である。 図6のA−A線断面図である。 当接部材の左側面図である。 図9のB−B線断面図である。 図9のC−C線断面図である。 図9のD−D線断面図である。 従来の保持機構部分の正面図である。
符号の説明
1 外筒
2 内筒
3 押圧バネ
4 バネ受
11 当接部材
11a 湾曲当接面
11b 突片
11c 長孔
12 揺動部材
12a 湾曲面(カム面)
12b 二股アーム
12c 貫通孔
13 枢軸
15 嵌合部
21 ストッパー雄ネジ
22 ストッパー管
31 雄ネジ軸
32 回転ハンドル
32a 雌ネジ
33 スリ−ブ
K 保持機構
M 押圧機構
N 長さ調節機構
P 伸縮ポ−ル
S ストッパー機構
W 壁面

Claims (3)

  1. 外筒へ内筒を抜き差し自在に挿入することにより伸縮可能とした伸縮ポ−ルにおいて、
    前記伸縮ポ−ルの一端または両端には、前記外筒と内筒の撓み変位を解消する保持機構を設け、
    この保持機構は、取り付けるべき壁面に密接される当接部材と、該当接部材に枢軸で揺動自在に枢支された揺動部材とからなり、
    前記当接部材と揺動部材とは、伸縮ポールが下方へたわむ場合に、その伸縮ポールのたわむ力を、揺動部材が当接部材に対して壁面への突っ張り力に変換するように、前記枢軸で連結されていることを特徴とする伸縮ポ−ル。
  2. 外筒と内筒の嵌入部分には両部材を固定するストッパー機構を設け、外筒または内筒の一端部には、雌ネジを形成した回転ハンドルを回転自在に嵌合するとともに、この回転ハンドルと、該回転ハンドルに螺合される雄ネジ軸とによって長さ調節機構を構成し、外筒または内筒の他端部に設けた押圧バネにより当接部材を壁面側へ押し付ける押圧機構を設けている請求項1に記載の伸縮ポ−ル。
  3. 当接部材の内側の中央部には突片を形成し、この突片の一部に湾曲当接面を形成するとともに、前記突片の他部に長孔を形成する一方、揺動部材の外側には当接部材の湾曲当接面に係合する湾曲面と貫通孔とを形成してあり、前記突片の長孔と揺動部材の貫通孔とに枢軸を嵌挿して、当接部材と揺動部材とが揺動自在に構成されている請求項1または2に記載の伸縮ポ−ル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011143221A (ja) * 2010-01-16 2011-07-28 Masahiko Aihara 室内物干し捧
JP2015144705A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 新輝合成株式会社 圧着棒および圧着棚
CN108750920A (zh) * 2018-09-10 2018-11-06 扬州中远海运重工有限公司 一种船用移动式吊架

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