JP2007164855A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007164855A
JP2007164855A JP2005357117A JP2005357117A JP2007164855A JP 2007164855 A JP2007164855 A JP 2007164855A JP 2005357117 A JP2005357117 A JP 2005357117A JP 2005357117 A JP2005357117 A JP 2005357117A JP 2007164855 A JP2007164855 A JP 2007164855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
light
laser
light receiving
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005357117A
Other languages
English (en)
Inventor
Misuzu Mochizuki
美鈴 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005357117A priority Critical patent/JP2007164855A/ja
Publication of JP2007164855A publication Critical patent/JP2007164855A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】
ピックアップからメイン基板、メイン基板からピックアップ間のデータ転送において、クロストークがなく、信号の劣化を少なくすることを目的とする。
【解決手段】
光ピックアップに光ディスクからの反射光を、受光する受光部とを備え、メイン基板に受光部で得られた光を検出し、電気信号に変換する光検出器を備え、受光部からの光を前記光検出器に伝えるフィルム状光導波路により、光ピックアップ上の受光部とメイン基板上の光検出器を接続した
【選択図】 図9

Description

本発明は、光ディスクを記録または再生する光ディスク装置に関し、特に光ピックアップ部からメイン基板部への信号の伝送方法に関する。
近年、光ディスク装置の記録再生速度の高速化が進んでおり、光ディスク装置内に固定されたメイン基板と移動可能な光ピックアップユニット(以下「ピックアップ」と表す)とを電気的に接続するフレキシブルプリント配線基板(以下「FPC」と記す)の帯域に起因し、FPC上を伝達される微弱な電気信号へノイズが混信しやすくなるという問題が大きくなっている。
また、記録速度の高速化に伴い高出力のレーザ光源が必要となり、レーザ駆動回路の発熱による周辺部品への熱影響の問題も大きくなってきている。
これらを解決するため、特許文献1の0011段落では、「メイン基板とピックアップとを有する光ディスク記録装置において、前記メイン基板から前記ピックアップに転送される変調データから記録クロックを生成するクロックリカバリ部と、前記変調データと前記記録クロックとから記録タイミングを生成するライトストラテジとを備えた」光ディスク装置が提案されている。
また、特許文献2の0017段落では、「光ディスクに対してレーザ光を照射するとともに光ディスクからの反射光を検出する光ピックアップユニットと、光ピックアップユニットで検出された反射光に基づき光ディスクに記録されていたデータを再生する信号処理を行なうメイン基板と、前記光ピックアップユニット及び前記メイン基板の間でやりとりされる電気信号を送信するケーブルとを備え、前記光ピックアップユニットが、レーザ光の照射に必要なレンズ、このレンズを駆動させるアクチュエータ、及びこのアクチュエータを駆動させるアクチュエータ駆動用ICを備えている」光ディスク装置が提案されている。
さらに、特許文献3の0015段落では、「発光素子近傍に発熱性を有する電子部品を内蔵した光ヘッド装置において、光学ベースと前記電子部品を密着して熱的に接続し、前記電子部品で発する熱を前記光学ベースに逃がす構造とした」光ディスク装置が提案されている。
さらに、特許文献4の0017段落では、「装置固定部に配設されて光記録媒体に対する照射光を発する光源と、前記光記録媒体上に照射光を集光させる対物レンズを含み装置可動部に搭載されたアクチュエータと、各々の端部の方向が前記光源と前記アクチュエータとに対して各々位置決めされて前記装置固定部内にこれらの両端が配設され、前記光源から出射された光が一端から入射されて他端から前記アクチュエータに向けて出射する光ファイバと、を備え」た光ディスク装置が提案されている。
特開2005−216356号公報 (0011段落参照) 特開2001− 84624号公報 (0017段落参照) 特開2002−304758号公報 (0015段落参照) 特開2002−342970号公報 (0017段落参照)
しかしながら、上記従来の光ディスク装置には、以下に述べるような課題がある。
まず、第一の課題として、光ディスクを高速再生する場合に、光ディスク装置内に固定されたメイン基板と移動可能なピックアップとを電気的に接続するFPCの帯域に起因し、ピックアップ内に設けられた光検出器で検出した微弱な電気信号がFPCを伝送されるときにノイズが混入する問題がある。
具体的には、16倍速DVD−RAM規格のチャネルクロック周波数は、1倍速チャネルクロック周波数29.18MHzの16倍の466.88MHzであり、Blu-rayディスク規格での10倍速のチャネルクロック周波数は、1倍速チャネルクロック周波数66MHzの10倍の660MHzとなる。光検出器出力波形はアナログ信号のため、高周波成分を減衰させることなく転送する必要があるが、FPC長さが30cmにも及ぶ場合があることを考慮すると、466.88MHzや660MHzの高周波信号を減衰させることなく伝送することは非常に困難となってきている。さらに、電磁妨害、配線遅延、発熱、クロストーク、インピーダンス不整合といった問題も顕著にでてくることが予想される。
次に、第二の課題として、特許文献3の構成では、レーザ駆動回路で発生した熱が光学ベースを介してレーザ光源に伝わり、レーザ光源が高温化する結果、レーザ光源の性能や寿命に影響を与えるという問題がある。
第三の課題は、参考文献4の構成では、0039段落に記載のように「2つに分離された固定光学系5,6は当該装置固定部1上において、光ファイバ10により連結されている」構成の開示はあるものの、「装置可動部3」と「装置固定部1」を光ファイバを使って連結する構成の開示はなされておらず、「装置可動部3」から「装置固定部1」への信号伝達時の高周波信号の減衰対策、ノイズ混入に対する対策は開示されていない。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ピックアップとメイン基板間のデータ転送時のクロストークがなく、FPCの帯域に制限されない回路構成のデジタルデータ記録再生装置を提供することを目的とする。
また、レーザ駆動回路によるピックアップの発熱を軽減し、部品の性能低下や寿命劣化、誤動作を防ぎ、光学部品の調整方向の自由度と信頼性の高いデジタルデータ記録再生装置を提供することを目的とする。
上記課題は、光ディスクにレーザ光を照射するレーザーと光ディスクからの反射光を受光する受光部を備えた光ピックアップと、前記光ピックアップを駆動させるアクチュエータと、前記受光部で受光した反射光を電気信号に変換する光検出器と前記光検出器の出力に基づき前記光ディスクに記録されたデータを再生処理する再生信号処理部とを備え、前記光ピックアップと別体に構成されたメイン基板と、前記受光部と前記光検出器とを接続するフィルム状光導波路と、を具備する光ディスク装置により解決される。
また、光ディスクに対し記録再生を行う光ピックアップと、前記光ピックアップを駆動させるアクチュエータと、レーザ光を照射するレーザと該レーザを駆動するレーザ制御部とを備え、前記光ピックアップとは別体に構成されたメイン基板と、前記光ピックアップと前記レーザとを接続するフィルム状光導波路と、を具備する光ディスク装置により解決される。
本発明によれば、再生時の高周波再生信号の減衰の防止、クロストークの軽減ができ、再生信号の品質を向上させることができる。また、記録時のレーザ光源の高温化を抑えることができ、記録信号の品質を向上させることができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
以下、図1を用いて、第1の実施例の光ディスク装置を説明する。
図1で、1はDVD、CDなどの光ディスク、2は図示しないアクチュエータにより光ディスクの半径方向に駆動する光ピックアップ部、3はDVDレーザ、4はCDレーザである。5は、レンズ5a,5b、ビームスプリッタ5c、ビームスプリッタ5d、ワイドバンド1/4波長板5e、コリメートレンズ5f、対物レンズ5g、回折格子5hで構成される光学系である。6は、主ビーム受光部6−1、副ビーム受光部6−2、6−3を備えた受光部である。7はフロントモニタ受光部、8はアクチュエータである。9は光ディスク装置内に固定されたメイン基板、10は光検出器、11はIV変換部、12は光ファイバを含んで構成されるフィルム状光導波路、13は光導波路、14は情報信号再生部、15はレーザ制御部、16はパーソナルコンピュータ、ワークステーション等のホストコンピュータ、17は光ディスク装置の制御部、18は記録信号処理部を表わす。
光ディスク1は図示しないスピンドルモータにより回転しており、光ピックアップ部2は、情報の記録または再生を行うレーザ光を発光する半導体レーザ3、4と、半導体レーザからの光をディスク面上に光スポットとして形成する光学系5と、光ディスク1からの反射光を用いて情報の再生および自動焦点およびトラック追跡などの光点制御を行うための反射レーザ光を検出するための受光部6と、レーザ光量をモニタするフロントモニタ受光部7、光スポット品質を高める為、対物レンズを微調整するアクチュエータ8から構成され、光ディスク1に対する情報の記録再生を行なう。このとき、記録再生の対象がCDかDVDかによってDVDレーザ3、CDレーザ4を選択的に切換え、記録再生処理を行う。
受光部6で得られた光は、光ディスクに記録されている情報信号の検出と、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号の検出に使用される。また、フロントモニタ受光部7で得られた光は、DVDレーザ3、または、CDレーザ4の光量を検出し、各レーザのレーザ光の強度を制御し最適な強度で光ディスクに記録するための制御に使用される。
受光部6、フロントモニタ受光部7の光は、フィルム状光導波路12を経由してメイン基板部9に伝送される。受光部6、フィルム状光導波路12の詳細については後述する。フィルム状光導波路12でメイン基板部9に導かれた光は、光導波路13を介して光検出器10に入射される。光検出器10は入射光を強度に対応した電流に変換し、IV変換部11は入力された電流を電圧に変換する。
情報信号再生部14はIV変換部の出力であるアナログ信号をデジタル信号に変換し再生信号を出力する。また、情報信号再生部14からは、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号が出力され、スピンドルモータ、アクチュエータ8を制御する。フロントモニタ受光部7からフィルム状光導波路を経由して得られる光強度情報も情報信号再生部14で処理され、レーザ制御部15の制御に用いられる。
制御部17は、ホストコンピュータ16からの命令や情報データに基づいて、情報の記録、再生およびシーク動作(目的のトラックにヘッドを移動する)を実施する。記録時には、記録信号処理部18からの記録データ、記録クロック等の信号が、レーザ制御部15に転送される。
次に、DVD光学系について図1を用いて説明する。DVDレーザ3からは波長約660nmのDVD光ビームが発散光として出射される。DVD光ビームは図示しない回折格子で3本に分岐され、1つの主ビーム(0次回折光)と2つの副ビーム(±1次回折光)が生成される。これらの光は、ディファレンシャルプッシュプル法(以下「DPP法」と記す)によるトラッキングエラー検出に用いられる。これらの光はビームスプリッタ5dで反射する。続いて、光ビームはワイドバンド1/4波長板5eを透過し、コリメートレンズ5fで平行な光ビームに変換され、図示しない立ち上げミラーで光ディスク方向に反射し、対物レンズ5gにより、光ディスク上に集光される。集光されたDVD光ビームは光ディスクで反射し、対物レンズ5g、立ち上げミラー、コリメートレンズ5f、ビームスプリッタ5c、検出レンズ5aを透過し、受光部6に到達する。光ビームは、ビームスプリッタ5cを透過するとき所定の非点収差が与えられ、非点収差法による光ディスクのフォーカシングエラー信号の検出に使用される。
受光部6は、主ビーム受光用の4分割受光部6−1と、これを挟んで配置される副ビーム受光部6−2,6−3とからなる。非点収差が付与された主ビームを4分割受光部6で受光し、4つの受光量をたすき掛け演算することでフォーカスエラー信号を得る。また、DPP法によって生成された2つの副ビームを副ビーム受光部6−2,6−3で受光し、2つの受光量の差分からトラッキングエラー信号を得る。さらに、受光部6−1の4分割の各領域からの信号を合算し、RF(Radio Frequency)信号を生成する。
なお、受光部6は、検出誤差信号の信頼性をあげるため、副ビーム受光部が4つ(上下2つづつ)あるもの、8つある(上下4つづつ)ものであってもよい。受光部の個数が多くなるほど、演算は複雑になるが、検出誤差信号の信頼性が上がる。なお、演算は、メイン基板9上にある光検出器10およびIV変換部11で、光を電気信号に変換した後に情報信号再生部14にて行う。
また、DVD光ビームのうちの一部は、ビームスプリッタ5dの上部にあるDVD用フロントモニタミラー(図示せず)にて反射し、フロントモニタ受光部7に導かれる。
次に、CD光学系について図9を用いて説明する。符号は図1と共通するので詳細な説明は省略する。CDレーザ4からは、波長約780nmのCD光ビームが発散光として出射され、補正レンズ5b、回折格子5hを経て、ビームスプリッタ5cで反射され、図示しないワイドバンド1/4波長板を透過し、コリメートレンズ5fに導かれて略平行なCD光ビームになる。
コリメートレンズ5fを出射したCD光ビームは、図示しない立ち上げミラーで光ディスク方向に反射し、対物レンズ5gにより、光ディスク上に集光される。集光されたCD光ビームは光ディスクで反射され、対物レンズ5g、立ち上げミラー、コリメートレンズ5f、ビームスプリッタ5c、検出レンズ5aを透過し、受光部6に到達する。光のうちの一部は、ビームスプリッタ5cの上部にある図示しないCD用フロントモニタミラーで反射し、フロントモニタ受光部7に導かれる。
受光部6は複数の受光面を持ち、各受光面には1つの曲げに強い光導波路が接続されている。この光導波路によりメイン基板9に設けられた光検出器10まで光ディスクの反射光が導かれる。なお、本実施例では、これら複数の光導波路によりフィルム状光導波路を形成している。
次に、図2を用いてフィルム状光導波路12について詳細に説明する。
ここでは、図1で説明した受光部6よりも副ビーム受光部の受光面が1つ多いタイプの受光部6Aを例に挙げ説明する。図2の受光部6Aは、4つの受光面(A,B,C,D)を持つ主ビーム受光部6−1と、2つの受光面(G,F)を持つ副ビーム受光部6−2と、2つの受光面(F,F)を持つ副ビーム受光部6−3と、で構成されている。受光部6Aは、光学系部品の光軸が合うように、精度よく光ピックアップユニットに固定される。
受光部6Aは、副ビーム受光面が上下2個づつあり、副ビーム受光面が上下1個の受光部6の場合よりもオフセット成分が除去する上で好適な構成であり、良好なトラッキングエラー信号を検出することができる。
フィルム状光導波路12は、曲げに強い光ファイバ等をフィルムの中に備えたものであり、フレキシブルプリント基板(FPC)のように扱うことができる。フィルム状光導波路12の各光ファイバ(12a〜12h、12fm)は受光部6Aの受光面A〜H、フロントモニタ受光部の受光面の各々に接続されている。ここで、曲げに強い性質を有する光ファイバとして「ホーリーファイバ」が知られている。この光ファイバは、光が伝わるコアと、コアを取り囲むように複数の空孔を設けたクラッドとで構成される。このように、コアに比べて屈折率の低い空孔をコアの周辺のクラッドに設けることで、コア周りのクラッドの屈折率をすることができ、クラッドの屈折率とコアの屈折率の差が大きくなる。そのため、光ファイバを屈折させたときでも全反射が起こり、安価で曲げに強い光ファイバーを実現することができる。なお、各光ファイバは、受光面に合わせた形状であることが好ましく、後から調整がいらないようにしてもよい。また、1本の光ケーブルのコア径は、10um〜50um程度が好ましい。
光検出器10Aは、フォトダイオードと電流電圧変換回路が一体化されており、制御部17からゲインを切り替えられるようになっている。光検出器10A内で光ファイバと光素子を接続させるため、光導波路13をシリコンチップ上に混載している。
フロントモニタ受光部7の受光面は1つであり、ここで受光した光はフィルム状光導波路12の光ファイバ12fmを経由し、光検出器10内のフォトダイオード12fm-PDで光を検出し電流に変換される。変換された電流は、アンプ12fm−AMP1で電圧に変換され、次段のアンプ12fm−AMP2で所望のゲインにして、端子Fmoに出力される。
同様に受光面A〜Hで受光した光もフィルム状光導波路12の光ファイバ12a〜hを経由し、12a−PD〜12h−PDで光を電流に変換され、次段で電圧変換されて、端子Ao〜Hoに出力される。端子Ao〜Hoに出力された信号は、情報信号再生部14で処理され、再生信号、トラッキングエラー信号等の制御信号、レーザドライバ制御信号として出力される。図9に示すように、これらの信号はメイン基板9上の信号処理回路14で処理され、光ピックアップにFPC12−1を介して送信される。なお、ここでは、FPC12−1は、フィルム状光導波路12と一体成型した形態としているが、これらが別体の構成であってもよい。
量産等を考慮した場合は、受光部とフィルム導波路を、「光はんだ」「光リード線」「光バンプ」等の技術で光素子同士を接続することもできる。電気部品と異なり、光部品は、光素子同士の精密な位置合わせ(コア系の1/10程度の精度)が必要となり、光の損失が少ないように接続する必要がある。また、図2のフィルム状光導波路12を光検出器10に接続する場合、フィルム状光導波路12の1本1本の光ファイバを受光素子それぞれに正確に入射させる位置合わせ(アラインメント)が必要となる。光ファイバを光部品に差し込むだけで位置決めできるパッシブアラインメント技術を用いてもよい。光ファイバを直接チップに差し込めるようにするには、機械部品をシリコン基板に形成する「MEMS(micro electro mechanical system)」と呼ばれる技術を用いてもよい。光ファイバをはめ込むための多数のV次型溝(V溝)を掘り込んだシリコン基板を作成する。光ファイバの中心部がチップのコアと合うように設計しておく。ガラス基板とシリコン基板を1回位置あわせするだけで、ウエハ上の全てのチップに対して、一括して光ファイバとコアを調芯できる。
図2では、光検出器10(フォトダイオードとIV変換部)を1つのICチップとしたが、光検出器10を信号処理回路が入っているLSIに集積してもよい。
上述した本実施例の構成のように、従来光ピックアップに搭載されていた光検出器をメイン基板に搭載し光検出器から情報信号再生部への電気配線が短くすることで、光検出器の出力に対するノイズ、電磁波の影響を抑えることができ信頼性の高い再生信号を生成できる。
また、本実施例の構成のように光検出器ICをメイン基板に移すことにより、光ピックアップ上での光検出器ICによる発熱を排除することができる。さらに、受光部の電源ラインをピックアップに供給する必要がないため、FPCまたはピックアップの小型化を可能とし、光ピックアップ基板構成の自由度を上げることもできる。
なお、本実施例では、CD,DVDの2種類の光ディスクへの対応を前提に、一つの受光部6を備えた光ディスク装置を例に挙げ説明を行ったが、Blu−rayディスク、HD−DVDといったメディアをも対応とするときは、受光部6を複数にして、上述した本実施例の構成を採用してもよい。
次に、図3を用いて光ピックアップとメイン基板の接続の変形例を説明する。光ピックアップ部2とメイン基板部9は、光電気混在フィルム12−2によって接続される。
光信号は、受光部6からメイン基板9に、光電気混在のフィルム状光導波路12−2を通り、光―電気混在コネクタ9−2、光導波路13、光コネクタ9−3を介し、光検出器を内蔵したLSI9−1に入射される。電気信号は、FPC12−1を通って、光−電気混在コネクタ9−2を介し、メイン基板にプリントされた配線に接続される。
図4を用いて光ピックアップ部2と電気回路基板9の光信号と電気信号の別の変形例を示す。温度センサ2aは、光ピックアップ内の温度を検出し、検出信号をメイン基板に送付する。ホール素子2bは、磁界を検出するセンサで、スピンドルモータの回転駆動状態をモニタする。受光部6からの光信号が、メイン基板部に送られ、光検出器により電気信号に変換され、情報信号再生部でチルト、フォーカス、トラッキングに関する誤差信号が生成され、差動で、アクチュエータに送られる。フロントモニタ受光部7で検出された光信号が、電気回路基板部9に送られ、光検出器により電気信号に変換され、情報信号再生部でレーザ光の強弱を電気信号として検出する。レーザ光を制御するため、シリアルデータ、シリアルクロックがレーザ制御部に送付される。記録を行なうことを示すライトゲート、ディスクに記録するための記録データ、記録クロックも、レーザ制御部に送付される。記録データ、記録クロックは、高速であるため、LVDS(low voltage differential signaling)を使用している。
光ピックアップ部2と電気回路基板部9の電気信号のやりとりはFPCで行なう。光-電気混在コネクタの幅は狭いほうがよいため、フィルム状光導波路とFPCを張り合わせた形となり、光ピックアップとメイン基板の接続は、1本のケーブルでつながることになる。
ケーブルの取り扱いを容易にするため、図3に示すようにメイン基板上の光-電気混在コネクタ9−2と接続する。光の場合は光軸を一致させる必要があり高精度での実装が必要である。一方、通常の電気を通すコネクタは、コネクタの端子同士を接触されれば良いので、光ほどは実装の精度がいらない。そのため、本変形例では電気コネクタと光コネクタを別々に配線し後に張り合わせる構成としている。
図5に詳細に示すように、光-電気混在コネクタ9−2は、交互に光信号と電気信号がコネクタに入るようなことはなく、上下、または左右に光、電気と並ぶ構成とする。光信号と電気信号のコネクタが左右に並んだ場合の概略図を示す。
図6に、光信号と電気信号のコネクタが上下に並んだ場合のコネクタの詳細図を示す。コネクタ9−2bを電気回路基板部につけ、コネクタ9−2aをフィルム状導波路に固定する。光信号と電気信号のコネクタが上下に並んだ場合は、回路基板側に電気コネクタがくるようにする。光用のコネクタとして、9−2a,b、9−3を使っているが、コネクタ数を減らすため、LSI9−1と光導波路13を一つのユニットにしてもよい。
回路基板が、光導波路を基板に作成できる光導波路と電気回路の混在基板の場合は、光導波路をメイン基板9上に作れる為、光信号と電気信号のコネクタが上下よりも、左右にならんだコネクタを使うのが好ましい。これにより、図6の光導波路13を基板上に作る為、光コネクタ9−3を省略することができる。
図7に本発明の第二の実施例を示す。図1と同等のものは同じ符号を付し説明を省略する。
本実施例では、従来光ピックアップに取り付けられていたレーザ光源、及びレーザドライバをメイン基板側に移し、フィルム状光導波路12aを経由してレーザ光を光ピックアップ側に照射する。図7では、DVDレーザから出力されたレーザ光が受光部に到達するまでの経路を3Lで示している。
図7において、12a、12bはフィルム状導波路、3a,4aはフィルム状光導波路12a、12bを固定するための固定部でありレーザ光の熱を放熱しやすい部材を使うのが好ましい。また、図10では、CDレーザ光源をメイン基板側に設け、フィルム状光導波路でレーザ光を光ピックアップ側に通したものを示す。
図7、図10のような構成にすることで、特に記録時に高温となるレーザ制御部15を光ピックアップからメイン基板部9に移すことができ、精度が要求される光学部品が搭載されているピックアップの温度上昇を抑えることができ、光学系精密部品を固定する樹脂に対する熱による位置ズレなどの悪影響を抑えることができる。また、光ピックアップからレーザ光源、レーザ駆動回路を取り除くことで光ピックアップの更なる小型化が実現でき、調整の自由度が高くなる。
なお、DVD用レーザ3、CD用レーザ4は、光検出器10、情報信号再生部14とともに、LSIに内蔵してもよい。また、光ケーブルの機能を組み込んだ光導波路基板を使ってレーザをシリコン基板の上に混載してもよい。シリコン上に内蔵する技術として、半導体に多数のレーザ光源を集積できるVCSEL(Vertical-Cavity Surface-Emitting Laser)を使って、チップに集積しても良い。メイン基板9側のレーザ制御部15、レーザ3,4には、他の電気部品に影響を与えないように放熱対策を施すのが好ましい。
本実施例の構成によれば、レーザ光源やレーザ駆動回路の発熱による性能低下、寿命劣化、誤動作を防ぎ、信頼性の高い光ピックアップを実現できる。
図8に、フィルム状光導波路についての実施例を示す。本実施例は、実施例1または実施例2の構成の変形例であり、光ピックアップ部2とメイン基板部9との間の信号の送受信を全て光信号を用いて行う実施例である。
従来、高速処理が必要な変調データの転送は、LVDS(low voltage differential signaling)方式を用い、差動でデータ、クロックの伝送を行なうことが多いが、さらなる高速化が要求される場合に本実施例が有効である。
出力側LSIである信号処理再生部14、入力側LSIであるレーザ駆動回路15の何れも内部でLVDSを使用するときを例に挙げ説明する。ここに示すモジュールでは、差動信号−シングル信号変換回路120aでシングル信号に電気信号を変換し、電気信号を光信号に変換し(120b)、フィルム状光導波路12で光信号を送信し、光信号を電気信号に変換する過程(120c)で、シングル信号−差動信号変換回路120dでシングル信号から差動信号に変換する。
本実施例のモジュールに、シングル信号から差動信号にする/しないを選択するスイッチ(120f、120g)をつけておけば、LVDSを使わない回路に対しても本モジュールを使用できる。
このような構成をとることにより、第1の実施例で説明した図4における電気信号を光信号に置き換えることができ、全ての信号を光信号として、光ピックアップ部2とメイン基板部9間の送受信を行なうことができる。全ての信号を光信号とすることで、光ピックアップ部2とメイン基板部9との間の伝送路で電磁妨害を受けず、配線遅延もなく、クロストークの影響も排除することができる。
なお、以上の実施例では、DVD,CDディスクを例に挙げ説明したが、光ディスクとして、HD−DVD、または、Blu-rayディスク等の光ディスクを用いる光ディスク装置においても、同様の構成/方法を採用することができるのはいうまでもない。
本発明の光ディスク装置の第一の実施例を示す図。 光ピックアップとメイン基板の接続の一具体例を示す図。 光ピックアップとメイン基板の接続の一具体例を示す図。 光ピックアップ部とメイン基板を接続する信号を示す図。 光、電気信号コネクタの具体例を示す図。 光、電気信号コネクタの具体例を示す図。 本発明の光ディスク装置の第二の実施例を示す図。 LVDSに対応した光-電気変換モジュールを示す図。 本発明の光ディスク装置の第一の実施例を示す図。 本発明の光ディスク装置の第二の実施例を示す図。
符号の説明
1…光ディスク、2…光ピックアップ部、3…DVD用レーザ、4…CD用レーザ、5…光学系、6…受光部、7…フロントモニタ受光部、8…アクチュエータ、9…メイン基板、10…光検出器、11…IV変換部、12…フィルム状光導波路、13…光導波路、14…情報信号再生部、15…レーザ制御部、16…ホストコンピュータ、17…制御部、18…記録信号処理部。

Claims (9)

  1. 光ディスクにレーザ光を照射するレーザーと光ディスクからの反射光を受光する受光部を備えた光ピックアップと、
    前記光ピックアップを駆動させるアクチュエータと、
    前記受光部で受光した反射光を電気信号に変換する光検出器と前記光検出器の出力に基づき前記光ディスクに記録されたデータを再生処理する再生信号処理部とを備え、前記光ピックアップと別体に構成されたメイン基板と、
    前記受光部と前記光検出器とを接続するフィルム状光導波路と、
    を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1において、
    前記レーザ光源から照射した光ビームを0次回折光ビーム(主ビーム)と2本の1次回折ビーム(副ビーム)の少なくとも3本の回折光ビームに分割する回折格子と、
    前記3本の光ビームを前記光ディスク上に独立に集光させる対物レンズと、
    前記光ディスクからの反射光を独立に受光する少なくとも3個(主受光領域1つ、副受光領域2つ)の受光領域を備えた受光部を有し、
    前記フィルム状光導波路中の光導波路の本数は前記受光領域分の個数を有することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項2において、
    前記レーザ光の光量を検出するための、少なくとも1つの受光部を持つフロントモニタ受光部を有することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 請求項1において、前記フィルム状光導波路は、
    前記ピックアップと前記メイン基板を接続する複数の電気信号を有するフレキシブルケーブルと一体となった1本の光-電気混在フィルムケーブルであり、
    前記メイン基板上にある光検出器を接続するための光コネクタと
    前記メイン基板上にある前記信号処理部を接続するための電気コネクタとを有することを特徴とする光ディスク装置。
  5. 請求項4において、
    前記メイン基板は、光導波路基板と電気回路基板混在であり、
    前記メイン基板上に、前記光検出器と前記フィルム状光導波路を接続するための光導波路を有し、
    光-電気混在フィルムケーブルとメイン基板を接続する光―電気コネクタは、左右のいずれかに電気コネクタがあり、他方に光コネクタがあり、
    前記光コネクタは、前記メイン基板上の光導波路に接続されることを特徴とする光ディスク装置。
  6. 請求項4において、
    前記メイン基板は、電気回路基板であって、
    光-電気混在フィルムケーブルとメイン基板を接続する前記光―電気コネクタは、
    下側のメイン基板側に電気コネクタ、
    上側に光コネクタがあることを特徴とする光ディスク装置。
  7. 電気信号を光に変換して転送するフィルム状光導波路であって、
    入出力がLVDS(low voltage differential signaling)の場合に対応し、
    入力電気信号である差動信号からシングル信号に変換する差動信号-シングル信号変換部と、
    前記差動信号-シングル信号変換回路出力の電気信号を光に変換する電気―光変換部と、
    光を伝えるフィルム状光導波路と、
    光を電気に変換する光―電気変換部と、
    前記光―電気変換部出力の電気信号をLVDSに対応した差動信号に変換するシングル信号−差動信号変換部を備え、
    前記シングル信号−差動信号変換部で電気信号を差動出力することを特徴とするフィルム状光導波路ケーブル。
  8. 光ディスクに対し記録再生を行う光ピックアップと、
    前記光ピックアップを駆動させるアクチュエータと、
    レーザ光を照射するレーザと該レーザを駆動するレーザ制御部とを備え、前記光ピックアップとは別体に構成されたメイン基板と、
    前記光ピックアップと前記レーザとを接続するフィルム状光導波路と、
    を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  9. 光ディスクに情報を記録または再生する光ディスク装置であって、
    前記光ディスクにレーザ光を照射する光ピックアップと、
    前記光ピックアップで検出された光ディスクからの反射光に基づき、
    前記光ディスクに記録されていたデータを再生する信号処理を行なうメイン基板とを有し、
    前記メイン基板に、前記光ディスクにレーザ光を照射するレーザ光源、
    及びレーザ光源のレーザ強度を制御するレーザ駆動部を備え、
    フィルム状光導波路により、
    前記レーザ光源からの光を漏れなく前記光ピックアップに伝え、
    前記光ピックアップに、フィルム状光導波路で伝えられたレーザ光を光ディスクの所定の位置に照射するためのレーザ光固定部を備え、
    前記レーザ光固定部は、放熱材であることを特徴とする光ディスク装置。
JP2005357117A 2005-12-12 2005-12-12 光ディスク装置 Pending JP2007164855A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005357117A JP2007164855A (ja) 2005-12-12 2005-12-12 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005357117A JP2007164855A (ja) 2005-12-12 2005-12-12 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007164855A true JP2007164855A (ja) 2007-06-28

Family

ID=38247605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005357117A Pending JP2007164855A (ja) 2005-12-12 2005-12-12 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007164855A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09212885A (ja) * 1996-01-31 1997-08-15 Minebea Co Ltd 焦点検出装置
JP2002182041A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Fujikura Ltd 光・電気複合ハーネス
JP2002342972A (ja) * 2001-05-15 2002-11-29 Ricoh Co Ltd 光ディスク装置
JP2005183872A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Ricoh Co Ltd 半導体集積回路及びその半導体集積回路を使用した光ディスク記録装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09212885A (ja) * 1996-01-31 1997-08-15 Minebea Co Ltd 焦点検出装置
JP2002182041A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Fujikura Ltd 光・電気複合ハーネス
JP2002342972A (ja) * 2001-05-15 2002-11-29 Ricoh Co Ltd 光ディスク装置
JP2005183872A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Ricoh Co Ltd 半導体集積回路及びその半導体集積回路を使用した光ディスク記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20030088427A (ko) 광학 헤드를 위한 빔세이퍼
US6937554B2 (en) Optical pickup apparatus having an improved holographic unit, and optical disk drive including the same
KR20000047946A (ko) 수차 검출 장치 및 광 픽업 장치
KR20080030930A (ko) 광 픽업
US7558161B2 (en) Integrated optical system and method of manufacturing the same and information recording and/or reproducing apparatus using the integrated optical system
US6084841A (en) Optical pickup device having heat radiating mechanism
JPH11232688A (ja) 光ピックアップ装置
KR20040022010A (ko) 2파장 광원 모듈을 채용한 광픽업
EP1592000A2 (en) Laser/detector device for optical recording with adjustable detector position
JP2007164855A (ja) 光ディスク装置
US20080080334A1 (en) Optical pickup actuator capable of preventing adhesive agent in supporting portions of a damper base from deteriorating in strength
KR100699809B1 (ko) 광픽업장치
KR100529313B1 (ko) 광모듈 및 이를 채용한 광픽업
JP2008084452A (ja) 光ピックアップ
JP2002288870A (ja) 光ピックアップ
JP2572828B2 (ja) 光ヘッド
KR20040111709A (ko) 소형 광 디스크 드라이브
KR100464427B1 (ko) 광픽업 및 이를 채용한 광 기록 및/또는 재생기기
JP4586242B2 (ja) 光ヘッドおよび光ディスク装置
JP4537628B2 (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2002100069A (ja) 光ピックアップ及び、光ディスク駆動装置
KR20000066585A (ko) 광출력모듈 및 이를 채용한 호환형 광픽업장치
JP2002342972A (ja) 光ディスク装置
KR20120033720A (ko) 광 픽업 장치
JP2006196054A (ja) 光ピックアップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100427