JP2007164539A - 画像出力制御装置、及び画像出力システム - Google Patents

画像出力制御装置、及び画像出力システム Download PDF

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Abstract

【課題】画像データの出力終了をユーザに報知する技術に関し、出力終了した画像の内容を容易に確認できるとともに、簡便に個人情報等の機密情報漏洩を防止できる技術を提供する。
【解決手段】所定の送信先端末の電子メールアドレスを設定しておき、画像出力装置によるバリアブルプリント用画像データの出力が終了すると、設定しておいた電子メールアドレスを宛先としてマスタデータに基づく画像データを添付したメールデータを作成し、所定の送信先端末に対して当該メールデータを送信する。
【選択図】図2

Description

この発明は、画像データの出力終了をユーザに報知する技術に関する。
例えば、複写機、レーザプリンタ、印刷機等の紙媒体に画像を出力して印刷物を作成する画像出力装置がある。画像出力装置には、複数のクライアント端末が接続され、それぞれから画像データが送信される。クライアント端末数が多いと、送信される画像データも多くなり、長時間の出力待ち状態が発生する。従って出力完了までに時間を要するため、クライアント端末を使用する者、すなわち画像データの出力依頼者には、自身が依頼した画像データの出力工程がどのような状態にあるのかを通知する必要がある。
そこで、電子メールなどの汎用的な通信サービスや印刷のための専用通信サービスを利用してジョブ状態を通知する技術が知られている(例えば、「特許文献1」参照。)。ジョブ状態として画像データの出力開始や完了等を通知する。画像データを送信したクライアント端末の電子メールアドレスや、指定された電子メール受信端末の電子メールアドレスを宛先として、ジョブ状態を本文に記述して送信する。
また、ジョブ状態を本文に記述したメールを送信しても、そのジョブ状態にある画像データがどのような内容であったかわからない場合がある。画像データを出力依頼してから出力完了まで時間を要する場合や、同一出力依頼者が複数種類の画像データの出力依頼をしている場合等において顕著である。通常、画像データ名もメール本文に記載するが、画像データ名から直感的に画像の内容が浮かび上がってこないからである。
そのため、ジョブ状態を通知する電子メールに、対象となっている画像データ、すなわち出力を依頼された画像データをサムネイル化して添付する技術が知られている(例えば、「特許文献2」参照。)。添付された画像データを画像ビューア等で確認することにより、どの画像データが出力終了したかを直接確認することができる。
特開2002−366316号公報 特開2003−150518号公報
ところで、出力依頼された画像データには、個人情報等の機密情報が含まれる場合も少なくない。例えば、画像データが、DM(ダイレクトメール)、年賀状、展示会の招待状等の画像に対するものである場合、顧客の住所や氏名等の個人情報が含まれる。メールに単純にこの画像データを添付して送信すると、画像データに含まれる個人情報がネットワークを通過することになり、盗聴によって個人情報が漏洩してしまう。
この発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、画像データの出力終了をユーザに報知する技術に関し、出力終了した画像の内容を容易に確認できるとともに、簡便に個人情報等の機密情報漏洩を防止できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、マスタデータとバリアブルデータとを含むバリアブルプリント用画像データを送信する外部端末とネットワークを介して接続され、前記バリアブルプリント用画像データに基づく画像を出力する画像出力装置に接続され、前記外部端末から受信した前記バリアブルプリント用画像データを解析加工して前記画像出力装置に転送する画像出力制御装置であって、所定の送信先端末の電子メールアドレスを設定する設定手段と、前記電子メールアドレスを宛先として前記マスタデータに基づく画像データを添付したメールデータを作成し、前記画像出力装置による前記バリアブルプリント用画像データの出力が終了すると、前記所定の送信先端末に対して当該メールデータを送信するメール送信手段と、を備えること、を特徴とする。
前記マスタデータに基づくサムネイル化した画像データを作成する画像作成手段をさらに備え、前記メール送信手段は、前記サムネイル化した画像データを前記マスタデータに基づく画像データとして添付するようにしてもよい(請求項2記載の発明に相当)。
前記所定の送信先端末は、バリアブルプリント用画像データを送信した外部端末であるようにしてもよい(請求項3記載の発明に相当)。
受信したバリアブルプリント用画像データを格納するとともに、前記電子メールアドレスが関連づけられた監視フォルダをさらに備え、前記メール送信手段は、前記監視フォルダに前記バリアブルプリント用画像データが格納され、かつ前記画像出力装置による前記バリアブルプリント用画像データに基づく出力が終了すると、当該監視フォルダに関連づけられた電子メールアドレスを宛先としてメールデータを送信するようにしてもよい(請求項4記載の発明に相当)。
上記課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、マスタデータとバリアブルデータとを含むバリアブルプリント用画像データを送信する外部端末とネットワークを介して接続される画像出力システムであって、前記外部端末から受信した前記バリアブルプリント用画像データを解析加工して前記画像出力装置に転送する画像出力制御手段と、前記画像出力制御手段から転送された画像データに基づき画像を出力する画像出力手段と、を備え、前記画像出力制御手段は、所定の送信先端末の電子メールアドレスを設定する設定手段と、前記電子メールアドレスを宛先として前記マスタデータに基づく画像データを添付したメールデータを作成し、前記画像出力手段による前記バリアブルプリント用画像データの出力が終了すると、前記所定の送信先端末に対して当該メールデータを送信するメール送信手段と、を含むこと、を特徴とする。
前記画像出力制御手段は、前記マスタデータに基づくサムネイル化した画像データを作成する画像作成手段をさらに備え、前記メール送信手段は、前記サムネイル化した画像データを前記マスタデータに基づく画像データとして添付するようにしてもよい(請求項6記載の発明に相当)。
前記所定の送信先端末は、バリアブルプリント用画像データを送信した外部端末であるようにしてもよい(請求項7記載の発明に相当)。
前記画像出力制御手段は、受信したバリアブルプリント用画像データを格納するとともに、前記電子メールアドレスが関連づけられた監視フォルダをさらに備え、前記メール送信手段は、前記監視フォルダに前記バリアブルプリント用画像データが格納され、かつ前記画像出力装置による前記バリアブルプリント用画像データに基づく出力が終了すると、当該監視フォルダに関連づけられた電子メールアドレスを宛先としてメールデータを送信するようにしてもよい(請求項8記載の発明に相当)。
本発明によれば、添付された報知画像データにより、どの編集画像データの出力が終了したかを特定することができる。この報知画像データは、マスタデータに由来するもので、バリアブルデータは反映されない。バリアブルデータを報知画像データから除くことで、容易に個人情報等の機密情報が漏洩することを防ぐことができ、プライバシー保護の質を向上させることができる。
以下、図1乃至図9に基づき、本発明の実施形態を説明する。
本発明の実施形態に係る画像出力システムの構成を図1に示す。図1は、本実施形態に係る画像出力システムの構成図である。
画像出力システム1は、制御装置3と画像出力装置4とを接続して構成される。制御装置3と画像出力装置4が一体となっている場合もある。この画像出力システム1は、クライアント端末2a,2b,2c・・・(以下、特に端末を特定しない場合は、単に「クライアント端末2」という)とネットワークを介して接続されている。ネットワークには、その他、メールサーバ5が接続されている。
この画像出力システム1では、クライアント端末2で作成又は編集された画像データ100(以下、「編集画像データ」という)を、制御装置3でRIP処理し、画像出力装置4で紙媒体に出力する。編集画像データ100の出力が終了すると、制御装置3は、編集画像データ100が出力終了したことを報知するための画像データ200(以下、「報知画像データ」という)をメールに添付して、クライアント端末2にメールサーバ5を介して送信し、画像データの出力が終了したことを報知する。
ネットワークは、電子データの伝送が可能な電子通信回線である。例えば電話回線網、ISDN、FDDI、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV、LAN等、又はこれらの複合が採用される。クライアント端末2、制御装置3、画像出力装置4は、及びメールサーバ5は、NIC(ネットワークインターフェースカード)等の通信手段を備えており、ネットワーク通信技術を利用して、相互にデータ通信が可能となっている。ネットワーク通信技術には、例えばWWW(ワールド・ワイド・ウェブ)やTCP/IPプロトコル等が採用される。
クライアント端末2は、演算制御部(CPU)、主記憶部(RAM)、外部記憶部(HDD)、及び通信部(NIC)を備えたコンピュータと、モニタと、キーボードやマウス等の入力装置を備え、制御装置3から見た外部端末である。外部記憶部に記憶されたプログラムが主記憶部に展開され、主記憶部をワークエリアとしながら、演算制御部がプログラムを順次読み出して解読及び実行する。このプログラムの実行により、クライアント端末2は、編集画像データ100の作成処理又は編集処理、制御装置3への編集画像データ100の送信処理、メールの受信処理を行う。
制御装置3は、編集画像データ100をRIP処理等の画像出力装置4が出力可能なデータ形式に変換する処理と画像出力装置4の制御を行う画像出力制御装置である。演算制御部(CPU)、主記憶部(RAM)、外部記憶部(HDD)、及び通信部(NIC)を備えたコンピュータと、モニタと、キーボードやマウス等の入力装置を備える。外部記憶部に記憶されたプログラムが主記憶部に展開され、主記憶部をワークエリアとしながら、演算制御部がプログラムを順次読み出して解読及び実行する。
このプログラムの実行により、制御装置3は、編集画像データ100を画像出力装置4が出力可能なデータ形式に変換する処理、報知画像データ200を添付したメールを作成する処理、メールをクライアント端末2に送信する処理を行う。
画像出力装置4は、複写機、レーザプリンタ、印刷機等の紙媒体に画像を出力して印刷物を作成する印刷装置であり、例えば電子写真方式を採用する。電子写真方式の出力では、画像データに従って半導体レーザが出力強度を可変しながら感光体ドラムにレーザ光を走査する。スコロトロン方式等の帯電方式により均一に帯電した感光体ドラムには、レーザ光の走査により表面に静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体ドラムには、トナーによる現像によってトナー像が形成され、普通紙、上質紙等の紙媒体にトナー像を転写する。トナー像が転写された紙媒体は、定着ローラにより加熱及び加圧される。
尚、この画像出力装置4には、排紙側後段にフィニッシャと呼ばれる製本装置が連結されている場合もある。フィニッシャでは、画像が出力された紙媒体の束にステープルを打ち込む等の製本処理を行う。
この画像出力システム1の概略動作を図2に示す。図2は、画像出力システム1の概略動作を示すフロー図である。図2に示すように、クライアント端末2では、編集画像データ100を作成又は編集する(S01)。編集画像データ100が作成又は編集されると、クライアント端末2は、編集画像データ100を制御装置3へ送信する(S02)。
制御装置3は、編集画像データ100を受信すると(S03)、編集画像データ100にRIP処理等の変換処理を施し(S04)、変換処理されて作成された画像データを画像出力装置4にネットワークを介して転送する(S05)。
画像出力装置4では、転送された画像データに従って、当該画像データに対応する画像を紙媒体等に出力し(S06)、全ての出力が終了すると(S07,Yes)、出力終了信号を制御装置3に送信する(S08)。
制御装置3は、出力終了信号を受信すると(S09)、画像出力終了を報知するメールを作成し(S10)、サムネイル化した編集画像データ100を添付して(S11)、クライアント端末2にネットワークとメールサーバを介して送信する(S12)。
クライアント端末2の操作者、すなわち編集画像データ100の出力依頼者は、クライアント端末2を操作してメールサーバ5からメールを受信(S13)することにより、画像出力の終了と、どの編集画像データ100の出力が終了したかを特定することができる。
本実施形態の画像出力システム1では、クライアント端末2は、PPML(Personalized Print Markup Language)やPPML/VDX(Personalized Print Markup Language/Variable Data Exchange)等のバリアブルプリント用記述言語で記述された編集画像データ100を作成又は編集する。この編集画像データ100は、基本レイアウトが共通化された複数の画像を内容に有する。
図3は、バリアブルプリント用記述言語で記述された編集画像データ100のデータ構造を示し、図4は、バリアブルプリント用記述言語で記述された編集画像データ100の編集画像データ100に対応する画像を示す。
図3及び図4に示すように、編集画像データ100は、マスタデータ101とバリアブルデータ102とで構成される。マスタデータ101及びバリアブルデータ102は、ポストスクリプト等のページ記述言語と類似の構成を有し、文字を含む画像を直線と3次のベジエ曲線の制御点から数学的に記述するアウトラインフォントで表現したベクターデータである。
マスタデータ101とバリアブルデータ102のそれぞれは、数学的に記述されたオブジェクトと、当該オブジェクトの配置位置を規定するレイアウト情報を有する。バリアブルデータ102は、レコード105a,105b,105c・・・(以下、特に端末を特定しない場合は、単に「レコード105」という)を含むデータベース104をオブジェクトとして有する。バリアブルデータ102のレイアウト情報103は、レコード105の内容が入力されるフィールドの配置位置を規定している。レコード105のデータベース104は、編集画像データ100と分離してもよい。
このバリアブルプリント用記述言語で記述された編集画像データ100は、基本レイアウトをベースにフィールドに表されるレコードが異なる複数の画像データを内容に有する。例えばこの編集画像データ100は、年賀状やDM等であり、バリアブルデータ102には、宛名等の個人情報が含まれる場合が多い。
制御装置3は、クライアント端末2からバリアブルプリント用に記述された編集画像データ100を受信し、マスタデータ101をRIP処理し、バリアブルデータ102をレコード105毎にRIP処理し、マスタデータ101の画像に、フィールドに一のレコード105の内容を入力したバリアブルデータ102の画像を合成する。各レコード105に対応するバリアブルデータ102の画像をマスタデータ101と別個に合成することによって、編集画像データ100から、基本レイアウトが共通化された複数の画像データを作成する。
このような制御装置3をさらに詳細に説明する。図5は、制御装置3の論理的な構成を示すブロック図である。図5に示すように、制御装置3は、通信制御部10と、監視フォルダ20と、フォルダ監視部30と、解析加工部40と、報知画像作成部50と、メーラ60とを備える。
通信制御部10は、NIC等の通信部を含み構成され、ネットワークを介して他のデバイスと通信データの送受信を行う。クライアント端末2から送信された編集画像データ100を受信し、メールをメールサーバ5を介してクライアント端末2に送信する。また、編集画像データ100から作成された画像データを画像出力装置4へ転送する。
監視フォルダ20は、外部記憶部等の記憶媒体を含み構成され、クライアント端末2から送信された編集画像データ100が格納される。この監視フォルダ20は、クライアント端末2a,2b,2cそれぞれに対応付けられている。クライアント端末2a,2b,2cに対応して用意された監視フォルダ20には、FTP等のデータ転送プロトコルによって、編集画像データ100が格納される。
フォルダ監視部30は、演算制御部及び主記憶部を含み構成され、監視フォルダ20を監視している。監視フォルダ20に編集画像データ100が格納されると、格納を検知してバッチ処理を実行する。また、監視フォルダ20毎に設定されたメールアドレスを管理する。
フォルダ監視部30のバッチ処理では、編集画像データ100が格納されると、RIP処理を制御する。RIP処理が終了すると、マスタデータ101に対応する画像データと各バリアブルデータ102に対応する画像データとの合成処理を制御する。合成処理が終了すると、合成された画像データの画像出力装置4への転送処理を制御する。画像出力が終了すると、メール作成及び送信を制御する。制御の内容は、処理するデータの指示と処理開始の指示である。
管理するメールアドレスは、例えば制御装置3の操作者によって入力される。図6は、メールアドレスの設定画面を示す図である。制御装置3は、メールアドレスの設定時にモニタに設定画面を表示する。操作者は、入力装置を用いて、メールを送信するクライアント端末2に対応する監視フォルダ30を指定し、設定画面の入力フィールドにメールアドレスを入力する。フォルダ監視部30は、指定された監視フォルダ20に、入力されたメールアドレスを関連づける。この関連づけは、メールアドレスの記憶に際し、指定された監視フォルダ20を特定する情報を対にして記憶することによってなされる。設定画面では、その他、画像出力の終了を報知するか否かの設定と、報知画像データ200の添付を行うか否かの設定がされる。
解析加工部40は、演算制御部及び主記憶部を含み構成され、編集画像データ100を画像出力装置4が出力可能なデータ形式に変換する。この変換に伴い、基本レイアウトをベースにしてフィールドに異なるバリアブルデータ102が差し込まれた各画像の画像データがそれぞれ作成される。
図7は、解析加工部40の論理構成をさらに詳細に示す図である。解析加工部40は、マスタデータ101をRIP処理し、レコード105毎にバリアブルデータ102をRIP処理し、RIP処理されたマスタデータ101と各バリアブルデータ102を個別に合成する。この解析加工部40は、RIP処理部41と、マスタデータキャッシュ42と、合成部43を備える。
RIP処理は、いわゆるラスタライズである。画像出力装置4は、画像をドットの集まりによって表現したラスターデータに従って画像出力を行うが、編集画像データ100はベクターデータである。そこで、RIP処理では、編集画像データ100を解読して、網点化処理や色補正処理を反映させつつ、ベクターデータを画像出力装置4の解像度に合わせたラスターデータに変換する。
このRIP処理では、マスタデータ101とレコード105毎のバリアブルデータ102とを別個にラスタライズする。RIP処理したマスタデータ101は、主記憶部等の記憶媒体で構成されたマスタデータキャッシュ42に格納する。
合成部43は、RIP処理されたマスタデータ101をマスタデータキャッシュ42から読み出し、RIP処理されたマスタデータ101とバリアブルデータ102とをレコード105毎に合成する。この合成によって、レコード105が基本レイアウト上に表示された画像データが、レコード105毎に作成される。
報知画像作成部50は、演算制御部及び主記憶部を含み構成され、報知画像データ200を作成する。報知画像データ200は、RIP処理したマスタデータ101をサムネイル化したものである。サムネイル化とは、画像の縮小である。マスタデータキャッシュ42からRIP処理されたマスタデータ101を読み出し、サムネイル化する。
尚、報知画像データ200は、必ずしもサムネイル化したマスタデータ101である必要はなく、RIP処理したマスタデータ101そのものであってもよい。その場合、報知画像作成部50の起動はスキップされ、マスタデータキャッシュ42に格納されているRIP処理されたマスタデータ101を報知画像データ200とする。
メーラ60は、演算制御部及び主記憶部を含み構成され、画像出力終了を内容とするメールを作成し、通信制御部10とメールサーバ5を介して、クライアント端末2に送信するメール送信手段である。編集画像データ100が格納されている監視フォルダ20に関連づけられているメールアドレスを取得して宛先アドレスとし、報知画像データ200を添付する。すなわち、本実施形態においては、マスタデータ101を、印刷以外に報知画像データ200としても利用する。
図8は、メーラ60が作成するメールの内容を示す模式図である。図8に示すように、メールには、編集画像データ100を送信したクライアント端末2の使用者名、クライアント端末2から編集画像データ100を受信した日時、及び編集画像データ100の出力処理が終了した旨を示す文字列が記述され、報知画像データ200が添付される。どの編集画像データ100の出力が終了したかを明確にするためである。
このような制御装置3の動作を図9に示す。図9は、制御装置3の動作を示すフローチャートである。尚、クライアント端末2では、FTPプロトコルを利用して、予め指定された監視フォルダ20に編集画像データ100を送信する。格納する監視フォルダ20については、クライアント端末2の操作者により選択される。
まず、編集画像データ100が格納されると(S21,Yes)、フォルダ監視部30により解析加工部40が起動され、RIP処理部41は、マスタデータ101をラスタライズし(S22)、マスタデータキャッシュ42に格納する(S23)。次に、順次各レコード105を読み出して、各レコード105のバリアブルデータ102をラスタライズする(S24)。
合成部43は、RIP処理したマスタデータ101をマスタデータキャッシュ42から読み出しておき(S25)、RIP処理した各レコード105のバリアブルデータ102と、RIP処理したマスタデータ101とを順次合成する(S26)。このS025〜S26の処理は、全てのレコード105のバリアブルデータ102がマスタデータ101とそれぞれ合成されるまで(S27,Yes)、繰り返される。
全ての画像合成が終了すると、合成した画像データを画像出力装置4に転送する(S28)。転送が終了すると、報知画像作成部50は、画像出力終了待ちの間に、マスタデータキャッシュ42からRIP処理されたマスタデータ101を読み出してサムネイル化し、予め定められた記憶領域に報知画像データ200として格納しておく(S29)。
フォルダ監視部30が出力終了信号を受信すると(S30,Yes)、フォルダ監視部30によりメーラ60が起動され、メーラ60は、監視フォルダ20に関連づけられているメールアドレスと予め有するメールテンプレートと報知画像データ200を読み出す(S31)。メーラ60は、メールテンプレートをベースに、読み出したメールアドレスを宛先とし、監視フォルダ20に関連づけられて記憶されている当該監視フォルダ20の使用者名と編集画像データ100の受信日時をメール本文に記述し、報知画像データ200を添付したメールを作成する(S32)。
作成したメールを、通信制御部10によりネットワークとメールサーバ5を介してメールアドレスの宛先に該当するクライアント端末2に送信する(S33)。
これにより、編集画像データ100を送信したクライアント端末2には、画像出力が終了した旨を示すメールが送られ、画像出力終了を確認できる。さらに、添付された報知画像データ200を画像ビューア等で確認することにより、どの編集画像データ100の出力が終了したかを特定することができる。
また、通常、バリアブルプリントは、年賀状やDM等の基本レイアウトが同一だが宛名や住所等が異なる個人向け郵送物の印刷物に用いられることが多く、宛名や住所等の個人情報が含まれることが多い。この個人情報は、バリアブルデータ102部分に分布する。本実施形態では、メールに添付した報知画像データ200は、マスタデータ101に由来するもので、バリアブルデータ102は反映されない。従って、バリアブルプリントにおいてマスタデータ101を反映した画像データを送信することで、ネットワーク中で個人情報等の機密情報漏洩を簡便に防ぐことができ、プライバシー保護の質を向上させることができる。
設定画面で、画像出力終了の報知をしない設定の場合は、フォルダ監視部30は、メール作成及び送信制御をスキップする。設定画面で、報知画像データ200の添付を行わない場合には、メール作成時の報知画像データ200の添付をスキップさせる。
画像出力システム1は、メール受信用端末を設けるようにしてもよい。メールの宛先となるデバイスがメール受信端末等一つに絞られている場合は、フォルダ監視部30は、メールアドレスを監視フォルダ20に関連づけて記憶しておく必要はない。
報知画像データ200のサムネイル化は必ずしも必要ではない。尚、サムネイル化は、メールの送信容量を削減するためである。サムネイル化しない場合、フォルダ監視部30は、報知画像作成の制御をスキップしてもよい。
本実施形態に係る画像出力システムの構成図である。 画像出力システムの概略動作を示すフローチャートである。 バリアブルプリント用記述言語で記述された編集画像データのデータ構造を示す図である。 バリアブルプリント用記述言語で記述された編集画像データの編集画像データに対応する画像を示す図である。 制御装置の論理的な構成を示すブロック図である。 メールアドレスの設定画面を示す図である。 解析加工部の論理構成を示すブロック図である。 メーラが作成するメールの内容を示す模式図である。 制御装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像出力システム
2,2a,2b,2c クライアント端末
3 制御装置
4 画像出力装置
5 メールサーバ
10 通信制御部
20 監視フォルダ
30 フォルダ監視部
40 解析加工部
41 RIP処理部
42 マスタデータキャッシュ
43 合成部
50 報知画像作成部
60 メーラ
100 編集画像データ
101 マスタデータ
102 バリアブルデータ
103 レイアウト情報
104 データベース
105a,105b,105c レコード
200 報知画像データ

Claims (8)

  1. マスタデータとバリアブルデータとを含むバリアブルプリント用画像データを送信する外部端末とネットワークを介して接続され、前記バリアブルプリント用画像データに基づく画像を出力する画像出力装置に接続され、前記外部端末から受信した前記バリアブルプリント用画像データを解析加工して前記画像出力装置に転送する画像出力制御装置であって、
    所定の送信先端末の電子メールアドレスを設定する設定手段と、
    前記電子メールアドレスを宛先として前記マスタデータに基づく画像データを添付したメールデータを作成し、前記画像出力装置による前記バリアブルプリント用画像データの出力が終了すると、前記所定の送信先端末に対して当該メールデータを送信するメール送信手段と、
    を備えること、
    を特徴とする画像出力制御装置。
  2. 前記マスタデータに基づくサムネイル化した画像データを作成する画像作成手段をさらに備え、前記メール送信手段は、前記サムネイル化した画像データを前記マスタデータに基づく画像データとして添付すること、
    を特徴とする請求項1記載の画像出力制御装置。
  3. 前記所定の送信先端末は、バリアブルプリント用画像データを送信した外部端末であること、
    を特徴とする請求項1記載の画像出力制御装置。
  4. 受信したバリアブルプリント用画像データを格納するとともに、前記電子メールアドレスが関連づけられた監視フォルダをさらに備え、
    前記メール送信手段は、前記監視フォルダに前記バリアブルプリント用画像データが格納され、かつ前記画像出力装置による前記バリアブルプリント用画像データに基づく出力が終了すると、当該監視フォルダに関連づけられた電子メールアドレスを宛先としてメールデータを送信すること、
    を特徴とする請求項1記載の画像出力制御装置。
  5. マスタデータとバリアブルデータとを含むバリアブルプリント用画像データを送信する外部端末とネットワークを介して接続される画像出力システムであって、
    前記外部端末から受信した前記バリアブルプリント用画像データを解析加工して前記画像出力装置に転送する画像出力制御手段と、
    前記画像出力制御手段から転送された画像データに基づき画像を出力する画像出力手段と、
    を備え、
    前記画像出力制御手段は、
    所定の送信先端末の電子メールアドレスを設定する設定手段と、
    前記電子メールアドレスを宛先として前記マスタデータに基づく画像データを添付したメールデータを作成し、前記画像出力手段による前記バリアブルプリント用画像データの出力が終了すると、前記所定の送信先端末に対して当該メールデータを送信するメール送信手段と、
    を含むこと、
    を特徴とする画像出力システム。
  6. 前記画像出力制御手段は、
    前記マスタデータに基づくサムネイル化した画像データを作成する画像作成手段をさらに備え、前記メール送信手段は、前記サムネイル化した画像データを前記マスタデータに基づく画像データとして添付すること、
    を特徴とする請求項5記載の画像出力システム。
  7. 前記所定の送信先端末は、バリアブルプリント用画像データを送信した外部端末であること、
    を特徴とする請求項5記載の画像出力システム。
  8. 前記画像出力制御手段は、
    受信したバリアブルプリント用画像データを格納するとともに、前記電子メールアドレスが関連づけられた監視フォルダをさらに備え、
    前記メール送信手段は、前記監視フォルダに前記バリアブルプリント用画像データが格納され、かつ前記画像出力装置による前記バリアブルプリント用画像データに基づく出力が終了すると、当該監視フォルダに関連づけられた電子メールアドレスを宛先としてメールデータを送信すること、
    を特徴とする請求項5記載の画像出力システム。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010044665A (ja) * 2008-08-15 2010-02-25 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、プログラム及び画像処理システム

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