JP2007288349A - 画像出力システム、及び画像出力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】バリアブル印刷により大量に印刷される画像を、網点化処理や色変換などを切り替えて印刷することが可能な画像出力システム、及び画像出力方法を提供すること。
【解決手段】クライアント端末2は、バリアブルデータにレコード情報105を設定するレコード情報設定手段を備え、制御装置3は、レコード情報105に対応する画像処理条件を記憶する記憶手段307と、クライアント端末2から受け取ったバリアブル印刷用画像データ及び付帯するレコード情報105を解析して、解析して得たレコード情報105を基に、記憶手段307を参照して、該当する画像処理条件を求める解析手段303と、解析された画像処理条件に基づき前記バリアブルデータの加工を行う加工手段304とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】クライアント端末2は、バリアブルデータにレコード情報105を設定するレコード情報設定手段を備え、制御装置3は、レコード情報105に対応する画像処理条件を記憶する記憶手段307と、クライアント端末2から受け取ったバリアブル印刷用画像データ及び付帯するレコード情報105を解析して、解析して得たレコード情報105を基に、記憶手段307を参照して、該当する画像処理条件を求める解析手段303と、解析された画像処理条件に基づき前記バリアブルデータの加工を行う加工手段304とを備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像を出力するための画像出力システムに関し、特に、複数の可変データのそれぞれが可変データ領域に挿入されそれぞれ生成された複数の印刷用画像データに基づいて複数の画像を印刷する画像形成システム、及び方法に関する。
従来、電子写真方式のカラーレーザープリンタやスキャナ・コピア・ファクシミリ等の機能を有する複合機は、画像の仕上がりを理解するためのカンプ用途に使われてきたが、近年におけるカラーレーザープリンタの高画質化、更には安価にかつ高速に高品質のカラー画像が出力可能となってきたことを反映して、小ロット印刷等における最終印刷物の作成用途にも使用されるようになってきた。そして、カラーレーザープリンタを用いた印刷は、従来の印刷のように作業者が印刷版を扱うような作業を必要とせず、画像データから印刷物を作成することができる。
一方、DTP(Desk Top Publishing)等の普及により、画像をコンピュータのソフトウェア上で編集などして画像データを作成することができるようになった。このような画像データは、画像として示される各オブジェクトを点の座標とそれを結ぶ線や面の方程式のパラメータ、及び、塗りつぶしの色(濃度値)や特殊効果、文字の形状を示す文字フォント情報やそのサイズなどの描画情報の集合で示すベクターデータを含むデータ、例えば汎用のページ記述言語であるPostScriptやPDFで記述されている。
そして、カラーレーザープリンタで印刷するために、作成されたデータをRIP(Raster Image Processor)で解析加工、つまりベクターデータを各色の濃度値により示される画素を配列して示すラスターデータに変換していた(この変換処理を、以下「RIP処理」ということがある。)。例えば、汎用のページ記述言語であるPostScriptやPDFで記述されたデータを解析して、各色の濃度値により示される画素を配列して示すラスターデータ(ビットマップデータ)に変換することである。また、濃度値とは、例えば白を0%、ベタを100%とし、その間を段階的に示す網%、また、例えば白を0、ベタを255とし、その間を段階的に示す階調値である。
しかしこれでは、例えば、ダイレクトメール(DM)の印刷などを行う場合に、一枚一枚の画像データを作成して印刷を行わなければならず、その画像データを作成するために多大な時間を要するという問題があった。さらに、それぞれの画像データについてRIP処理を行うため、画像データの数量によってはRIP処理に膨大な時間を要することも問題となっていた。
そこで、バリアブル印刷という手法が用いられるようになった(例えば、特許文献1参照。)。バリアブル印刷は、可変データ領域を有するマスターデータとバリアブルデータ(可変データ)とで構成されたバリアブル印刷用画像データを用いて、マスターデータの可変データ領域にバリアブルデータをそれぞれ挿入し印刷を行うものである。これにより、画像データの作成が容易となった。また、例えばダイレクトメールを印刷する場合に、共通部分をマスターデータとし、挿入するべき住所氏名などをバリアブルデータとして構成されるバリアブル印刷用画像データを用い、まずマスターデータをRIP処理し、次にバリアブルデータを順次RIP処理し、RIP処理したマスターデータの可変データ領域に挿入した印刷用画像データを生成し、印刷用画像データに基づいて印刷を行う。つまり、例えばダイレクトメールでマスターデータとしての共通部分に容量の大きな画像データを含む場合であっても、このデータのRIP処理は1回でよい。一方、順次RIP処理するバリアブルデータとしての住所、氏名、又は画像は容量の小さなデータである場合が多く、RIP処理は容易であり、一枚一枚の画像データを作成して印刷を行う場合に比べてRIP処理の時間が短縮される。
ただし、従来のバリアブル印刷においては、オペレータにより入力されたそれぞれのバリアブルデータに対応するレコード情報に基づいて差し替えデータを変更することはあっても、単にデータを可変に定義できるということにとどまり、各々のデータに対して異なる処理を行うまでにはいたっていない。この点、各レコード情報に対応して、印刷を抑制するページを指定したり、特定のページの給紙段の切り替え等の制御を行ったりする方法は知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、特定の印刷領域に複数の印刷をしてそれらのうちのひとつだけを強調した印刷を順番に行う印刷方法もある(例えば、特許文献3参照。)。
しかし、バリアブル印刷においても、従来のように単にバリアブルデータを差し替えて印刷するだけではなく、ダイレクトメールを送る際の効果などを考え、印刷物に対応してバリアブルデータ毎に異なる処理を行うことが必要とされる場合も多い。この点、特許文献2のような方法では出力時における制御が行われるだけで、各バリアブルデータの処理方法を変えるものではない。また特許文献3の方法は、可変データ毎に画像処理条件を変更するものではなく、決められた処理だけを順番に各データに対して行うものであり、様々な条件に対応した画像処理は困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、バリアブルデータに対するRIP処理、特に画像を対象とするバリアブルデータに対する処理を行う際に、各々のレコード情報に基づき、異なる処理を行うことで、出力する内容や送る対象毎に適した高品質な画像出力を行い効果的な画像出力が可能な画像出力システム、及び画像出力方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像出力システムは、バリアブルデータを含むバリアブル印刷用画像データを作成し送信するクライアント端末と、画像出力装置と、ネットワークを介して前記クライアント端末から受信した前記バリアブル印刷用画像データを解析加工して前記画像出力装置に転送し、前記バリアブル印刷用画像データに基づく画像を出力させる制御装置とを備える画像出力システムであって、前記クライアント端末は、前記バリアブルデータに前記バリアブルデータの内容もしくはそれらに基づく画像に付帯するレコード情報を設定するレコード情報設定手段を備え、前記制御装置は、前記レコード情報に対応する画像処理条件を記憶する記憶手段と、前記クライアント端末から受け取った前記バリアブル印刷用画像データ及び付帯するレコード情報を解析して、解析して得た前記レコード情報を基に、前記記憶手段を参照して、該当する画像処理条件を求める解析手段と、解析された前記画像処理条件に基づき前記バリアブルデータの加工を行う加工手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の画像出力システムは、バリアブルデータを含むバリアブル印刷用画像データを作成し送信するクライアント端末と、画像出力装置と、ネットワークを介して前記クライアント端末から受信した前記バリアブル印刷用画像データを解析加工して前記画像出力装置に転送し、前記バリアブル印刷用画像データに基づく画像を出力させる制御装置とを備える画像出力システムであって、前記クライアント端末は、前記バリアブルデータに前記バリアブルデータの内容もしくはそれらに基づく画像に付帯するレコード情報を設定するレコード情報設定手段を備え、前記制御装置は、前記レコード情報と網点化処理条件の対応テーブルを記憶する記憶手段と、前記クライアント端末から受け取った前記バリアブル印刷用画像データ及び付帯するレコード情報を解析して、解析して得た前記レコード情報を基に、前記記憶手段の対応テーブルを参照して、該当する網点化処理条件を求める解析手段と、解析された前記網点化処理条件に基づき前記バリアブルデータの加工を行う加工手段とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の画像出力システムは、バリアブルデータを含むバリアブル印刷用画像データを作成し送信するクライアント端末と、画像出力装置と、ネットワークを介して前記クライアント端末から受信した前記バリアブル印刷用画像データを解析加工して前記画像出力装置に転送し、前記バリアブル印刷用画像データに基づく画像を出力させる制御装置とを備える画像出力システムであって、前記クライアント端末は、前記バリアブルデータに前記バリアブルデータの内容もしくはそれらに基づく画像に付帯するレコード情報を設定するレコード情報設定手段を備え、前記制御装置は、前記レコード情報と色変換処理条件の対応テーブルを記憶する記憶手段と、前記クライアント端末から受け取った前記バリアブル印刷用画像データ及び付帯するレコード情報を解析して、解析して得た前記レコード情報を基に、前記記憶手段の対応テーブルを参照して、該当する色変換処理条件を求める解析手段と、解析された前記色変換処理条件に基づき前記バリアブルデータの加工を行う加工手段とを備えることを特徴とする。
請求項4に記載の画像出力システムは、バリアブルデータを含むバリアブル印刷用画像データを作成し送信するクライアント端末と、画像出力装置と、ネットワークを介して前記クライアント端末から受信した前記バリアブル印刷用画像データを解析加工して前記画像出力装置に転送し、前記バリアブル印刷用画像データに基づく画像を出力させる制御装置とを備える画像出力システムであって、前記クライアント端末は、前記バリアブルデータに前記バリアブルデータの内容もしくはそれらに基づく画像に付帯するレコード情報を設定するレコード情報設定手段を備え、前記制御装置は、前記レコード情報と網点化処理条件の対応テーブルと前記レコード情報と色変換処理条件の対応テーブルとを記憶する記憶手段と、前記クライアント端末から受け取った前記バリアブル印刷用画像データ及び付帯するレコード情報を解析して、解析して得た前記レコード情報を基に、前記記憶手段の対応テーブルを参照して、該当する網点化処理条件及び色変換処理条件を求める解析手段と、解析された前記網点化処理条件と前記色変換処理条件に基づき前記バリアブルデータの加工を行う加工手段とを備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4に記載の画像出力システムにおいて、前記記憶手段が各前記画像処理条件の優先順位を記憶していることを特徴とする
請求項6に記載の画像出力方法は、クライアント端末で、バリアブルデータを含むバリアブル印刷用画像データを作成又は編集し、前記バリアブルデータに前記バリアブルデータの内容もしくはそれらに基づく画像に付帯するレコード情報を設定するレコード情報設定段階と、前記クライアント端末が、前記レコード情報を含む前記バリアブル印刷用画像データを制御装置に送信する送信段階と、前記制御装置が、前記バリアブルデータに対応する前記レコード情報に基づき、記憶手段に事前に記憶している前記レコード情報と画像処理条件の対応を参照して、該当する画像処理条件を求める画像処理条件抽出段階と、前記制御装置が、求めた前記画像処理条件に基づいて前記バリアブルデータを画像出力装置が出力可能なデータ形式に変換する加工処理を行うバリアブルデータ加工段階と、前記制御装置が、前記加工処理の終わった前記バリアブルデータを合成し印刷用画像データを作成する画像データ作成段階と、前記画像処理条件抽出段階と、バリアブルデータ加工段階と、画像データ作成段階を、レコード情報の行数分だけ繰り返す繰返し段階と、前記制御装置が、作成した前記印刷用画像データを画像出力装置に送る転送段階と、前記画像出力装置が、前記制御装置から受け取った前記印刷用画像データに基づき画像を出力する画像出力段階とを有することを特徴とする。
本発明によれば、各レコード情報の内容に合わせてバリアブルデータの網点化処理条件や色変換処理条件を変更できる。したがって、順次バリアブルデータの画像を配置し複数種類の画像を出力する場合に、バリアブルデータの各レコード情報に基づくRIP処理において、異なる網点化処理や色変換処理を行うことで、それぞれ異なる画像を出力することが可能になる。これにより、出力する内容や送る対象毎に適した高品質な画像出力を行うことができ、不必要な画像出力を削減できコストを抑えることができるとともに、見る者に対してより効果的な画像出力が可能となる。
〔第1の実施形態〕
本発明の第1の実施形態に係る画像出力システムの構成を図1に示す。図1は、本実施形態に係る画像出力システムの構成図である。
本発明の第1の実施形態に係る画像出力システムの構成を図1に示す。図1は、本実施形態に係る画像出力システムの構成図である。
画像出力システム1は、クライアント端末2、制御装置3、及び画像出力装置4を接続して構成される。また、制御装置3と画像出力装置4が一体となっている場合もある。そして、クライアント端末2と制御装置3はネットワークを介して接続されている。このクライアント端末2は複数台がネットワークに接続されている場合もある。
この画像出力システム1は、クライアント端末2で作成又は編集された画像データ100(以下、「編集画像データ」という。)を、制御装置3でRIP処理し、画像出力装置4で出力する。
クライアント端末2は、演算制御部(CPU)、主記憶部(RAM)、外部記憶部(HDD)及び通信部(NIC)を備えたコンピュータと、モニタと、キーボードやマウスなどの入力装置を備える、画像出力制御装置3から見た外部端末である。そして、クライアント端末2では、外部記憶部に記憶されたプログラムが主記憶部に展開され、主記憶部をワークエリアとしながら、演算制御部がプログラムを順次読み出して解読及び実行する。
そして、クライアント端末2は、PPML(Personalized Print Markup Language)やPPML/VDX(Personalized Print Markup Language/Variable Data Exchange)などのバリアブルプリント用記述言語で記述された編集画像データ100を作成又は編集する。この編集画像データ100は、基本レイアウトが共通化された複数の画像を内容に有する。
図2は、バリアブルプリント用記述言語で記述された編集画像データ100のデータ構造を示し、図3は、バリアブルプリント用記述言語で記述された図2の編集画像データ100に対応する画像を示す。
図2及び図3に示すように、編集画像データ100は、マスターデータ101とバリアブルデータ102とで構成される。マスターデータ101及びバリアブルデータ102は、ポストスクリプトなどのページ記述言語と類似の構成を有し、文字を含む画像を直線と3次のベジエ曲線の制御点から数学的に記述するアウトラインフォントで表現したベクターデータである。
マスターデータ101とバリアブルデータ102のそれぞれは、数学的に記述されたオブジェクトと、当該オブジェクトの配置位置を規定するレイアウト情報を有する。
さらに、バリアブルデータ102は、レコード情報105a,105b,105c・・・(以下、特にレコードを指定しない場合は、単に「レコード情報105」という。)を含むデータベース104をオブジェクトとして有する。ここで、レコード情報105とは、バリアブルデータ102及び同時に出力されるマスターデータ101の内容もしくはそれらに基づく画像などの付帯する情報をいう。例えば、図2に示すように、図3の可変領域1に挿入されるデータ1としての氏名と、図3の可変領域2に挿入されるデータ2としての画像、さらに、それらの情報に付随する住所、性別、年齢、国籍、画像種別、購入率などの情報との組み合わせをn個(複数)含んで構成されている。そして、氏名や住所がバリアブルデータ102の中で出力されるデータであり、性別、年齢、国籍がその出力されるデータに付帯する情報であり、画像種別が画像に付帯する情報である。
これらは、クライアント端末2の操作者が、クライアント端末2の入力装置から各バリアブルデータ102に対応するレコード情報入力105を入力したものであったり、外部からのデータベースを参照し取得したものであったりする。
また、バリアブルデータ102のレイアウト情報103は、レコード情報105情報の内容が入力されるフィールドの配置位置を規定している。レコード情報105のデータベース104は、編集画像データ100と分離してもよい。
このように、バリアブルプリント用記述言語で記述された編集画像データ100は、基本となるレイアウトをベースに、フィールドに表わされるレコード情報105が異なる複数の画像データを内容に有する。例えば、この編集画像データ100は、年賀状やDMなどであり、レコード情報105毎に異なる処理を必要とすることが多い。
そして、前述のプログラムの実行により、クライアント端末2は、編集画像データ100の作成処理又は編集処理を行い、さらに制御装置3への編集画像データ100とその編集画像データ100に対応するレコード情報105の送信処理を行う。
制御装置3は、編集画像データ100をRIP処理などの画像出力装置4が出力可能なデータ形式に変換する処理と画像出力装置4の制御を行う画像出力制御装置である。そして、制御装置3は、演算制御部(CPU)、主記憶部(RAM)、外部記憶部(HDD)、及び通信部(NIC)を備えたコンピュータと、モニタと、キーボードやマウスなどの入力装置を備える。また、外部記憶部に記憶されたプログラムが主記憶部に展開され、主記憶部をワークエリアとしながら、演算制御部がプログラムを順次読み出して解読及び実行する。
このような制御装置3の有する機能について説明する。図4は制御装置3の構成を説明するための機能ブロック図である。図5は図4における加工手段304の詳細な機能ブロック図である。図6はレコード情報とそれに対応した画像処理条件のテーブルを示す図である。
受付手段301は、クライアント端末2から送信される編集画像データ100を受け付け印刷用画像データ生成手段302に送る。
印刷用画像データ生成手段302は、演算制御部及び主記憶部を含み構成され、バリアブルデータに基づいて印刷用画像データを生成するもので、解析手段303、加工手段304、一時保存手段305、合成手段306を含む。
解析手段303は、編集画像データ100を受けてそのデータを解析し、マスターデータ101を加工手段304に送る。加工手段304は、マスターデータ101のRIP処理を行う。一時保存手段305は、そのRIP処理されたマスターデータ101を保存する。例えば、図2に示すようなマスターデータ101をRIP処理して、図3に示すような画像を構成するラスターデータを作成する。
次に、解析手段303が、編集画像データ100を解析し、レイアウト情報103に従い、バリアブルデータ102をマスターデータ101の可変データ領域1または2(図3参照)に位置するように配置する。さらに、解析手段303は、編集画像データ100を解析し、バリアブルデータ102とともに送られてきたレコード情報105に基づいて、対応する網点化処理条件及び色変換処理条件を求める。
ここで、解析手段303における、バリアブルデータ102に対するレコード情報105に対応した網点化処理条件及び色変換処理条件の求め方について説明する。
記憶部307は、図6(A)に示すようなテーブルとして、外部記憶部(HDD)にレコード情報105の構成要素と対応する網点化処理条件のテーブルを記憶している。具体的には、モノクロ(グレー)画像や高精細画像、2色印刷画像のように画像種別ごとに最適の網点ファイルを対応させたり、肌色の画質を重視したい場合のように画像内容や用途に応じて最適の網点ファイルを対応させたりしたテーブルである。これは、クライアント2の操作者がどのような画像にするかのみを設定すれば、それに対応した細かい網点化処理の設定を自動的に判断するためのものである。
ここで、図6(A)の「モノクロ.dot」が示すモノクロ画像に適した網点化処理とは、例えば、ターゲットとする出力機のモノクロ画像の階調再現性が、ドット系(スクエアやチェーン)に比べラインの方が良好の場合は、網形状がラインの網や、エッジ部のジャギが軽減する網角度が0度又は90度の網などによる網点化処理を指す。
図6(A)の「高線数.dot」が示す高精細に適した網点化処理とは、例えば、高線数(300lpi程度)の網や、FMスクリーニング印刷等の網などによる網点化処理を指す。
図6(A)の「2色印刷用網.dot」が示す2色印刷用画像に適した網点化処理とは、例えば、網角度が15度と45度の組み合わせ等、使用する網でモアレやロゼッタなどによる画質劣化が最小となる網による網点化処理を指す。
図6(A)の「肌色.dot」が示す肌色の画質を重視する網点化処理とは、例えば、肌色はマゼンタとイエローによって印刷されるため、各々が干渉しない網角度(例えば、マゼンタ:45度、イエロー:0度)を用いた網や、更には、特色が印刷可能な画像出力装置においては、蛍光ピンクを補色として使用し、かつマゼンタとイエローが干渉しない網角度とする網による網点化処理を指す。
また、記憶部307は、図6(B)に示すようなテーブルとして、外部記憶部に各レコード情報105に対応させた色変換処理条件を記憶している。ここで、色変換処理とは、ICCプロファイルや階調カーブなどによって色の変換を行うものである。そして色変換処理条件のテーブルとは、予め色のコントラストを抑え目に設定したICCプロファイルや、コントラストを強調したICCプロファイルなどを作成しておき、年齢が50歳以上であれば前者を、年齢が20歳以下で、かつ性別が女性であれば後者を使用するなど、配布対象者の条件に応じて、最適な色変換処理を対応させたテーブルである。これは、経験に基づき、配布対象に対してどのような色が最も効果があるかというデータを基に作成されたテーブルである。
ここで、図6(B)の「落ち着いた色.icc」が示す年齢が50歳以上の者に適した色変換処理とは、例えば、コントラストを押さえ目に設定した色への色変換処理を指す。
図6(B)の「メリハリのある色.icc」が示す国籍が米国の者に適した色変換処理とは、例えば、コントラストを強調した色への色変換処理を指す。
図6(B)の「派手な色.icc」が示す年齢20歳以下で性別が女の者に適した色変換処理とは、例えば、コントラストを強調し、さらに彩度を上げた色への色変換処理を指す。
図6(B)の「肌色の再現性を重視.icc」が示す画像Bを配布する者に適した色変換処理とは、例えば、色の彩度を上げてピンクの色を艶やかに出し、かつマゼンタとイエローが干渉しないような色変換処理を指す。
図6(B)の「モノクロ.icc」が示す購入率が20%以下の者に適した色変換処理とは、例えば、白と黒のみで表現する印刷コストの安い色変換処理を指す。これは、購入率の低い顧客に対する印刷コストを抑えることを目的としている。
解析手段303は、クライアント端末2から送られてきたバリアブルデータ102に対応するレコード情報105を参照する。次に、解析手段303は、記憶部307に記憶されているレコード情報105と網点化処理条件の対応テーブル、及びレコード情報105と色変換処理条件の対応テーブルに基づき、バリアブルデータ102に行う網点化処理条件、及び色変換処理条件を抽出する。
具体的には、解析手段303が図2のレコード105bに基づいてバリアブルデータ102の網点化処理を行う場合には、レコード情報105を参照すると、レコード105bの画像種別はモノクロである。そこで、記憶部307に保存されている図6(A)のテーブルを参照して、モノクロの画像種別に対応した網点化処理は「ライン網.dot」を抽出する。また、解析手段303が図2のレコード105bに対応したバリアブルデータ102の色変換処理を行う場合には、レコード105bを参照すると性別は女性であり、年齢は20歳以下である。そこで、記憶部307に保存されている図6(B)のテーブルを参照して、性別が女性であり年齢が20歳以下に対応した色変換処理条件である「派手な色.icc」を抽出する。
加工手段304は、解析手段303で抽出された網点化処理条件及び色変換処理条件を用いて、バリアブルデータ102のRIP処理などの加工処理を行う。
ここで、加工手段304における加工処理の詳細について図5を用いて説明する。加工手段304は、解析手段303から送られてきたベクターデータであるバリアブルデータ102を受け取る。次に、加工手段304の色変換処理手段314が、解析手段303で解析された色変換処理条件に基づいて、受け取ったバリアブルデータ102の色変換処理を行う。次に、加工手段304は色変換処理されたバリアブルデータ102をラスター化する。次に、加工手段304の網点化処理手段324が、解析手段303で解析された網点化処理条件に基づいて、ラスター化されたバリアブルデータ102の網点化処理を行う。
例えば、解析手段303が、レコード情報105bに対応した網点化処理条件を「ライン網.dot」として抽出し、対応した色変換処理を「派手な色.icc」として抽出した場合を考える。色変換処理手段314が、まず「派手な色.icc」を用いて、受け取ったバリアブルデータ102の色変換処理を行う。次に、加工手段304が、この色変換処理を行ったバリアブルデータ102をラスター化しラスターデータにする。次に、網点化処理手段324は、「ライン網.dot」を用いて、ラスター化されたバリアブルデータ102の網点化処理を行う。これにより、レコード情報105の情報に適した画像データが作成される。
このように、個々のバリアブルデータ102に対する色変換処理や網点化処理などの画像処理、特に図3における可変領域2のような画像を対象とするバリアブルデータ102に対する画像処理を変更していくことで、出力する内容や送る対象毎に適した画像データの作成が可能になる。
合成手段306は、送られてくるバリアブルデータ102を受けて、RIP処理されたマスターデータ101と合成し画像データを作成する(以下、「印刷用画像データ」という)。
解析手段303、加工手段304、合成手段306は、以上の処理をレコード情報105の行数であるn回、バリアブルデータ102に対して順次行う。
通信制御手段308は、NICなどの通信部を含み構成され、印刷用画像データ生成手段302で画像編集データ100から作成された印刷用画像データを画像出力装置4へ転送する。
以上のような制御装置3における処理は、前述のプログラムの実行により、制御及び管理されている。
画像出力装置4は、例えば、複写機、レーザプリンタ、印刷機などであって、画像を出力して印刷物を作成する画像出力装置である。そして、画像出力装置4は、制御装置3から送られてきた印刷用画像データの画像を出力する。
また、本実施例では一般的な編集画像データ100として、マスターデータ101及びバリアブルデータ102を含むもので説明しているが、この編集画像データ100が、マスターデータ101を持たずバリアブルデータ102だけで構成されたものであっても同様である。
次に、本システムにおけるバリアブル印刷の手順について図7を用いて説明する。図7は、本システムにおけるバリアブル印刷手順について示すフローチャートである。
ステップS01:クライアント端末2の操作者が、クライアント端末2で編集画像データ100の作成又は編集を行い、バリアブルデータ102に対応するレコード情報105を入力する。
ステップS02:クライアント端末2は、編集画像データ100を制御装置3へ送信する。
ステップS03:制御装置3が、受付手段301により、編集画像データ100を受信する。
ステップS04:印刷用画像データ生成手段302の解析手段303が、受け付けた編集画像データ100の中のマスターデータ101を加工手段304に送り、加工手段304が、受け取ったマスターデータ101をRIP処理し、一時保存手段305がRIP処理されたマスターデータ101を保存する。
ステップS05:解析手段303が、バリアブルデータ102のレコード情報105を順次参照して、その情報に基づいて、記憶部306を参照し前述のレコード情報105に対応した網点化処理条件や色変換処理条件などの画像処理条件を求める。
ステップS06:色変換処理手段314が、求めた色変換処理条件に従いバリアブルデータ102の色変換処理を行う。
ステップS07:加工手段304が、バリアブルデータ102をRIP処理する。
ステップS08:網点化処理手段324が、求めた網点化処理条件に従いバリアブルデータ102の網点化処理を行う。
ステップS09:印刷用画像データ生成手段302の合成手段306が、加工手段304からRIP処理されたバリアブルデータ102を、一時保存手段305からRIP処理されたマスターデータ101を受け取り、それらを順次合成して印刷用画像データを形成する。
ステップS10:S05〜S09の処理は、全てのレコード105のバリアブルデータ102がマスターデータ101と合成されるまで(S08、Yes)繰り返される。
ステップS11:制御装置3が、通信制御手段308により、作成された印刷用画像データを画像出力装置4に転送する。
ステップS12:画像出力装置4が、制御装置3から転送された当該印刷用画像データにしたがって、対応する画像を出力する。
ただし、これらのバリアブル印刷手順は、編集画像データ100がマスターデータ101を持たずバリアブルデータ102だけで構成されたものであってもよい。
以上のような画像処理システム、及び画像処理方法により、各レコード情報の内容に合わせてバリアブルデータの網点化処理条件や色変換処理条件の変更、特に画像を対象とするバリアブルデータに対する画像処理の変更が可能になる。これにより、出力する内容や送る対象毎に適した高品質な画像出力を行うことができ、不必要な画像出力を削減できコストを抑えることができるとともに、見る者に対してより効果的な画像出力が可能となる。
〔他の実施形態〕
まず、第1の実施形態におけるバリアブルデータ102に対するRIP処理において、1つのマスターデータ101における異なる複数の可変領域へバリアブルデータ102を印刷する場合に、それぞれの可変領域に対するバリアブルデータの網点化処理条件や色変換処理条件を異ならせる実施形態を含めることができる。例えば、図3において、可変領域1に氏名を配置し、可変領域2に画像を配置する場合、氏名の網点化処理をライン網.dotで、画像の網点化処理を2色印刷用網.dotで行うなど、それぞれの網点化処理を異ならせることが出来る。
まず、第1の実施形態におけるバリアブルデータ102に対するRIP処理において、1つのマスターデータ101における異なる複数の可変領域へバリアブルデータ102を印刷する場合に、それぞれの可変領域に対するバリアブルデータの網点化処理条件や色変換処理条件を異ならせる実施形態を含めることができる。例えば、図3において、可変領域1に氏名を配置し、可変領域2に画像を配置する場合、氏名の網点化処理をライン網.dotで、画像の網点化処理を2色印刷用網.dotで行うなど、それぞれの網点化処理を異ならせることが出来る。
また、条件により各処理が競合する場合が考えられる。そこで、第1の実施形態において、記憶手段307がそれぞれの対応に優先順位を付けて記憶し、処理が競合した場合には、解析手段303により、その優先順位の高い処理を選択させるという実施形態を含めることができる。例えば、前述のレコード情報105bの例で、年齢に対応する色変換処理よりも、使用する画像に対する色変換処理の優先順位を高く設定した場合には、レコード情報105bには年齢20以下で性別が女であり、かつ使用画像がBという情報が含まれているので、「派手な色.icc」と「肌色の再現性を重視.icc」との色変換処理が競合する。そして、この場合は、優先順位が高く設定された「肌色の再現性重視.icc」が選択されることになる。また、画像処理条件を複数使用した場合には、異なる処理間で処理の競合が起こりうるので、その場合、優先順位は異なる処理間でも設定可能である。
さらに、第1の実施形態は、色変換処理と網点化処理の双方に本発明を適用した場合であったが、以下に示すように、各処理を単独で行う実施形態も含めることが出来る。
〔網点化処理のみ適用した場合〕
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、マスターデータ101とバリアブルデータ102とを含む編集画像データ100を作成し送信するクライアント端末2と、画像出力装置4と、ネットワークを介してクライアント端末2から受信した編集画像データ100を解析加工して画像出力装置4に転送し、編集画像データ100に基づく画像を出力させる制御装置3とを備える画像出力システムである(図1参照)。ただし、色変換処理を特定の色変換処理に固定して、網点化処理のみを切り替えていく点で第1の実施形態とは異なる。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、マスターデータ101とバリアブルデータ102とを含む編集画像データ100を作成し送信するクライアント端末2と、画像出力装置4と、ネットワークを介してクライアント端末2から受信した編集画像データ100を解析加工して画像出力装置4に転送し、編集画像データ100に基づく画像を出力させる制御装置3とを備える画像出力システムである(図1参照)。ただし、色変換処理を特定の色変換処理に固定して、網点化処理のみを切り替えていく点で第1の実施形態とは異なる。
具体的な動作を図2、図4、図5、及び図6を参照して説明する。クライアント端末2は、バリアブルデータ102に、バリアブルデータ102及び同時に出力されるマスターデータ101の内容もしくはそれらに基づく画像に付帯するレコード情報105を設定し、その編集画像データ100とそれに付帯するレコード情報105を制御装置3に送る。制御装置3は、レコード情報105と網点化処理条件の対応テーブル(図6(A)参照)を記憶する記憶手段307を有し、クライアント端末2から受け取った編集画像データ100及び付帯するレコード情報105を解析手段303で解析して、解析して得たレコード情報105を基に、記憶手段307が記憶している対応テーブルを参照して、該当する網点化処理条件を求める。次に、加工手段304において、色変換処理手段314で固定の色変換処理を行い、ラスター化の後、網点化処理手段324で、解析された網点化処理条件に基づきバリアブルデータ102の網点化処理を行うという、加工処理を行う。
〔色変換処理のみ適用した場合〕
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、マスターデータ101とバリアブルデータ102とを含む編集画像データ100を作成し送信するクライアント端末2と、画像出力装置4と、ネットワークを介してクライアント端末2から受信した編集画像データ100を解析加工して画像出力装置4に転送し、編集画像データ100に基づく画像を出力させる制御装置3とを備える画像出力システムである(図1参照)。ただし、網点化処理を特定の網を固定して使用するとして、色変換処理のみを切り替えていく点で第1の実施形態とは異なる。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、マスターデータ101とバリアブルデータ102とを含む編集画像データ100を作成し送信するクライアント端末2と、画像出力装置4と、ネットワークを介してクライアント端末2から受信した編集画像データ100を解析加工して画像出力装置4に転送し、編集画像データ100に基づく画像を出力させる制御装置3とを備える画像出力システムである(図1参照)。ただし、網点化処理を特定の網を固定して使用するとして、色変換処理のみを切り替えていく点で第1の実施形態とは異なる。
具体的な動作を図2、図4、図5、及び図6を参照して説明する。クライアント端末2は、バリアブルデータ102に、バリアブルデータ102及び同時に出力されるマスターデータ101の内容もしくはそれらに基づく画像に付帯するレコード情報105を設定し、その編集画像データ100とそれに付帯するレコード情報105を制御装置3に送る。制御装置3は、レコード情報105と色変換処理条件の対応テーブル(図6(B)参照)を記憶する記憶手段307を有し、クライアント端末2から受け取った編集画像データ100及び付帯するレコード情報105を解析手段303で解析して、解析して得たレコード情報105を基に、記憶手段307が記憶している対応テーブルを参照して、該当する色変換処理条件を求める。次に、加工手段304において、色変換処理手段314で、解析された色変換処理条件に基づきバリアブルデータ102の色変換処理を行い、ラスター化の後、網点化処理手段324で固定の網点化を行う、という加工処理を行う。
以上のような、他の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、編集画像データ100が、マスターデータ101を持たずバリアブルデータ102だけで構成されたものであってもよい。
1 画像出力システム
2 クライアント端末
3 制御装置
301 受付手段
302 印刷用画像データ生成手段
303 解析手段
304 加工手段
305 一時保存手段
306 合成手段
307 記憶手段
308 通信制御手段
314 色変換処理手段
324 網点化処理手段
4 画像出力装置
100 編集画像データ
101 マスターデータ
102 バリアブルデータ
103 レイアウト情報
104 データベース
105a,105b,105c,105d,105e レコード情報
2 クライアント端末
3 制御装置
301 受付手段
302 印刷用画像データ生成手段
303 解析手段
304 加工手段
305 一時保存手段
306 合成手段
307 記憶手段
308 通信制御手段
314 色変換処理手段
324 網点化処理手段
4 画像出力装置
100 編集画像データ
101 マスターデータ
102 バリアブルデータ
103 レイアウト情報
104 データベース
105a,105b,105c,105d,105e レコード情報
Claims (6)
- バリアブルデータを含むバリアブル印刷用画像データを作成し送信するクライアント端末と、画像出力装置と、ネットワークを介して前記クライアント端末から受信した前記バリアブル印刷用画像データを解析加工して前記画像出力装置に転送し、前記バリアブル印刷用画像データに基づく画像を出力させる制御装置とを備える画像出力システムであって、
前記クライアント端末は、
前記バリアブルデータに前記バリアブルデータの内容もしくはそれらに基づく画像に付帯するレコード情報を設定するレコード情報設定手段を備え、
前記制御装置は、
前記レコード情報に対応する画像処理条件を記憶する記憶手段と、
前記クライアント端末から受け取った前記バリアブル印刷用画像データ及び付帯するレコード情報を解析して、解析して得た前記レコード情報を基に、前記記憶手段を参照して、該当する画像処理条件を求める解析手段と、
解析された前記画像処理条件に基づき前記バリアブルデータの加工を行う加工手段と
を備えることを特徴とする画像出力システム。 - バリアブルデータを含むバリアブル印刷用画像データを作成し送信するクライアント端末と、画像出力装置と、ネットワークを介して前記クライアント端末から受信した前記バリアブル印刷用画像データを解析加工して前記画像出力装置に転送し、前記バリアブル印刷用画像データに基づく画像を出力させる制御装置とを備える画像出力システムであって、
前記クライアント端末は、
前記バリアブルデータに前記バリアブルデータの内容もしくはそれらに基づく画像に付帯するレコード情報を設定するレコード情報設定手段を備え、
前記制御装置は、
前記レコード情報と網点化処理条件の対応テーブルを記憶する記憶手段と、
前記クライアント端末から受け取った前記バリアブル印刷用画像データ及び付帯するレコード情報を解析して、解析して得た前記レコード情報を基に、前記記憶手段の対応テーブルを参照して、該当する網点化処理条件を求める解析手段と、
解析された前記網点化処理条件に基づき前記バリアブルデータの加工を行う加工手段と
を備えることを特徴とする画像出力システム。 - バリアブルデータを含むバリアブル印刷用画像データを作成し送信するクライアント端末と、画像出力装置と、ネットワークを介して前記クライアント端末から受信した前記バリアブル印刷用画像データを解析加工して前記画像出力装置に転送し、前記バリアブル印刷用画像データに基づく画像を出力させる制御装置とを備える画像出力システムであって、
前記クライアント端末は、
前記バリアブルデータに前記バリアブルデータの内容もしくはそれらに基づく画像に付帯するレコード情報を設定するレコード情報設定手段を備え、
前記制御装置は、
前記レコード情報と色変換処理条件の対応テーブルを記憶する記憶手段と、
前記クライアント端末から受け取った前記バリアブル印刷用画像データ及び付帯するレコード情報を解析して、解析して得た前記レコード情報を基に、前記記憶手段の対応テーブルを参照して、該当する色変換処理条件を求める解析手段と、
解析された前記色変換処理条件に基づき前記バリアブルデータの加工を行う加工手段と
を備えることを特徴とする画像出力システム。 - バリアブルデータを含むバリアブル印刷用画像データを作成し送信するクライアント端末と、画像出力装置と、ネットワークを介して前記クライアント端末から受信した前記バリアブル印刷用画像データを解析加工して前記画像出力装置に転送し、前記バリアブル印刷用画像データに基づく画像を出力させる制御装置とを備える画像出力システムであって、
前記クライアント端末は、
前記バリアブルデータに前記バリアブルデータの内容もしくはそれらに基づく画像に付帯するレコード情報を設定するレコード情報設定手段を備え、
前記制御装置は、
前記レコード情報と網点化処理条件の対応テーブルと前記レコード情報と色変換処理条件の対応テーブルとを記憶する記憶手段と、
前記クライアント端末から受け取った前記バリアブル印刷用画像データ及び付帯するレコード情報を解析して、解析して得た前記レコード情報を基に、前記記憶手段の対応テーブルを参照して、該当する網点化処理条件及び色変換処理条件を求める解析手段と、
解析された前記網点化処理条件と前記色変換処理条件に基づき前記バリアブルデータの加工を行う加工手段と
を備えることを特徴とする画像出力システム。 - 前記記憶手段は、各前記画像処理条件の優先順位を記憶していることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4に記載の画像出力システム。
- クライアント端末で、バリアブルデータを含むバリアブル印刷用画像データを作成又は編集し、前記バリアブルデータに前記バリアブルデータの内容もしくはそれらに基づく画像に付帯するレコード情報を設定するレコード情報設定段階と、
前記クライアント端末が、前記レコード情報を含む前記バリアブル印刷用画像データを制御装置に送信する送信段階と、
前記制御装置が、前記バリアブルデータに対応する前記レコード情報に基づき、記憶手段に事前に記憶している前記レコード情報と画像処理条件の対応を参照して、該当する画像処理条件を求める画像処理条件抽出段階と、
前記制御装置が、求めた前記画像処理条件に基づいて前記バリアブルデータを画像出力装置が出力可能なデータ形式に変換する加工処理を行うバリアブルデータ加工段階と、
前記制御装置が、前記加工処理の終わった前記バリアブルデータを合成し印刷用画像データを作成する画像データ作成段階と、
前記画像処理条件抽出段階と、バリアブルデータ加工段階と、画像データ作成段階を、レコード情報の行数分だけ繰り返す繰返し段階と
前記制御装置が、作成した前記印刷用画像データを画像出力装置に送る転送段階と、
前記画像出力装置が、前記制御装置から受け取った前記印刷用画像データに基づき画像を出力する画像出力段階と
を有することを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006111123A JP2007288349A (ja) | 2006-04-13 | 2006-04-13 | 画像出力システム、及び画像出力方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006111123A JP2007288349A (ja) | 2006-04-13 | 2006-04-13 | 画像出力システム、及び画像出力方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007288349A true JP2007288349A (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=38759735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006111123A Pending JP2007288349A (ja) | 2006-04-13 | 2006-04-13 | 画像出力システム、及び画像出力方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007288349A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2006
- 2006-04-13 JP JP2006111123A patent/JP2007288349A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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