JP2007163955A - 電子写真用転写紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】抄造時の填料歩留まりが高く、かつ電子写真印刷時にジャムトラブルや紙粉の発生が少なく、更に不透明度が高く裏抜けが少なく印刷品質に優れる電子写真用転写紙を提供する。
【解決手段】ジアリルジメチルアンモニウムクロライドのホモポリマーまたは、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドと(メタ)アクリルアミドとのコポリマーを成分とするカチオン性高分子化合物により表面処理した填料を紙中に含有し、紙中灰分が3〜40固形分重量%であることを特徴とする電子写真用転写紙。
【選択図】なし

Description

本発明は、抄造時の灰分歩留まりが高く、かつ複写機内のジャムトラブルや紙粉トラブルがなく印字走行性に優れ、更に裏抜けが少なく印面品質に優れる電子写真用転写紙に関するものである。
PPC用紙やレーザービームプリンタ用紙等の電子写真用転写紙は、高填料化、古紙パルプ高配合化に加え、抄紙機の高速化と両面脱水化などが重なり、抄造時の灰分歩留まりが低くなる状況にある。
一方、品質面では、電子写真用転写紙ではいうまでもなく、電子写真印刷方式で印字される複写機やレーザービームプリンタなどの使用に耐えうることが最重要品質であり、ジャムトラブルに関係するコピー後カールや曲げこわさに対する要求レベルが高くなってきている。また、最近では長時間印字を行うことが増えてきているため紙粉堆積による画像不良などの問題も重要視されている。最近は、これらの走行性に関係する品質に加えて、両面印字で使用することが増えていることから、画像が反対面から透けて見える現象、いわゆる裏抜けについては年々要求レベルが高くなっている。
電子写真用転写紙の印面を向上させ、裏抜けを少なくするためには、紙の不透明度を上げることが効果的であることが知られている。紙の不透明度を上げる方法としては、比散乱係数が高く不透明度の上昇効果が大きい填料を配合し、紙中灰分を上昇させることが有効である。紙中灰分の上昇は、それに加えて平滑性の向上やコピー後カールを小さくする効果をもたらすが、電子写真用転写紙では、紙中灰分を上昇させると、抄造時の灰分歩留まりが大きく低下し、安定操業が困難になることや、高灰分化によってコピー機内で発生する紙粉が多くなったり、曲げこわさの低下によりジャムトラブルが多くなる問題点がある。
灰分歩留まりを向上させるために、抄造時の歩留り向上剤として従来から使用されている重量平均分子量が最高でも約1,000万程度のカチオン性或いはアニオン性ポリアクリルアミド系歩留り向上剤を添加する1液歩留り処方や、カチオン性高分子電解質添加後、前記のカチオン性或いはアニオン性ポリアクリルアミド系歩留り向上剤を添加する2液歩留り処方を用いられることができるが、地合を良好に維持した場合には、繊維や填料などの微細成分の十分な歩留りが得られなかった。この歩留り低下のため、ワイヤーを通過した白水中に含まれる微細成分の濃度が高まり、ポリディスクフィルターや浮上分離装置などの白水処理設備の負荷が増大し、白水を処理できない事態に陥いることもあった。また、ワイヤーを通過した微細成分が紙料中に次第に蓄積する結果、抄紙機ストックインレットに供給する紙料の固形分濃度が次第に高くなり、抄造が不安定となり、抄紙自体が困難となる場合があった。これらの抄紙中断による経済的損失は非常に大きく極めて重大な問題となる場合がある。また、抄紙系外へ排水として排出される白水中には多量の有価物である微細粒子が含まれており、この経済的損失も大きく、更に排水処理設備の負荷が増大するという問題もあった。
前記1液歩留り処方や2液歩留り処方で、歩留り向上剤を高添加すれば、微細粒子の歩留りは多少改善されるが歩留り向上は頭打ちとなるため、満足できる歩留りは得られず、依然として抄造が不安定であり、かつ抄造して得られる用紙の地合が悪化するという問題があった。
抄造時の微細成分の歩留りを改善する技術としては、例えば、炭酸カルシウムを主体とする填料を含有する製紙原料を用いて、中性〜弱アルカリ性で抄紙する場合において、新聞用紙では製紙原料に重合系カチオン性水溶性高分子および/または重縮合系カチオン性物質を添加した後、アニオン性水溶性高分子を添加して抄紙する方法が開示されている(特許文献1参照)。また、機械パルプおよび/または脱墨パルプを多量に含む中性〜アルカリ性領域の抄造における歩留りや濾水性を改善することを課題として、機械パルプおよび/または脱墨パルプを30〜100重量%含むパルプと填料とから成る、固形分濃度0.1〜1.5重量%、pH=6〜10の紙料に対して、カチオン性高分子電解質、アニオン性高分子物質およびベントナイトを、この順序で添加する技術が開示されている(特許文献2参照)。また、機械パルプおよび/または脱墨パルプを多量に含む紙料系を中性〜アルカリ性領域で抄造する際の歩留りと濾水性の改善を課題として、機械パルプおよび/または脱墨パルプを全パルプ成分に対して30〜100重量%含むパルプと填料を主成分とし、固形分濃度が0.1〜1.5重量%で、pH=6〜10の紙料に対して、カチオン性凝結剤、フェノール系化合物、ノニオン性凝集剤をこの順序で添加し、かつカチオン性凝結剤とフェノール系化合物の比率が25:75〜75:25の配意とする技術が開示されている(特許文献3参照)。これらの技術により、用紙抄造時の微細成分の歩留りは若干改善されるが、未だ十分なものではなかった。
以上のように、抄造時の灰分歩留まりが高く、かつ電子写真印字時にジャムトラブルや紙粉発生が少なく、更に不透明度が高く裏抜けが少なく、印字品質の良好な電子写真用転写紙を得ることは困難であった。
特開2002−227093号公報 特開平9−250095号公報 特開平11−247089号公報
本発明が解決しようとする課題は、抄造時の灰分歩留まりが高く、かつ電子写真印字時にジャムトラブルや紙粉発生が少なく、更に不透明度が高く裏抜けが少なく、かつ平滑度が高いため印字品質に優れる電子写真用転写紙を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討した結果、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドのホモポリマーまたは、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドと(メタ)アクリルアミドとのコポリマーを成分とするカチオン性高分子化合物により表面処理した填料を紙中に含有し、紙中灰分が3〜40固形分重量%である電子写真用転写紙を得ることにより本発明に到達した。前記填料は炭酸カルシウムであること好ましい。また、カチオン性高分子化合物の填料に対する添加率は、填料に対して、0.05〜2.0固形分重量%であることが好ましい。
抄造時の填料歩留まりが高く、かつコピー機あるいはレーザービームプリンタでの使用時にジャムや紙粉発生が少なく、更に不透明度が高く両面印字時の裏抜けが少なく、印字品質の良好な電子写真用転写紙を得ることができる。
本発明の電子写真用転写紙に使用するパルプ原料としては、特に限定されるものではなく、広葉樹クラフトパルプ(LKP)、針葉樹クラフトパルプ(NKP)、脱墨パルプ(DIP)、グランドパルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、など、電子写真用転写紙の抄紙原料として一般的に使用されているものであればよい。
本発明の電子写真用転写紙に使用する填料は公知のものを使用でき、例えば炭酸カルシウム、クレー、シリカ、カオリン、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化チタンなどの無機填料、尿素−ホルマリン樹脂、メラミン樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノール樹脂などの有機填料を単用または併用できるが、好ましい填料は炭酸カルシウムである。炭酸カルシウムは重質炭酸カルシウムも軽質炭酸カルシウムも使用可能であるが、抄紙機のワイヤー摩耗性と電子写真用転写紙の品質の面から、軽質炭酸カルシウムの使用が好ましい。軽質炭酸カルシウムの中では、一次粒子が凝集して二次粒子を形成しているものが更に好ましい。一次粒子が凝集して二次粒子を形成している軽質炭酸カルシウムの中でもロゼッタ型軽質炭酸カルシウムが最も好ましい。
前記の填料は紙料への添加に先立って、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド(以下、DADMACと記述する)のホモポリマーまたはDADMACと(メタ)アクリルアミドとのコポリマーと予め混合され処理される。以下にその詳細を説明する。
本発明で使用するDADMACのホモポリマーまたは、DADMACと(メタ)アクリルアミドとのコポリマーを成分とするカチオン性高分子化合物は、適宜選択して使用できる。
DADMACと共重合させる(メタ)アクリルアミドは、直鎖または分岐状のアルキル基を有しているものであり、具体的には、エチルヘキシル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−第3−ブチル−(メタ)アクリルアミド、C1〜C10N−アルキル(メタ)アクリルアミド、N−アリルアルキルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、C1〜C10N,N−ジアルキルメタクリルアミド、N,N−ジアリル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジアリルアルキル(メタ)アクリルアミドなどが挙げられる。
DADMACのホモポリマーまたは、DADMACと(メタ)アクリルアミドとのコポリマーの重量平均分子量は特に限定は無い。また、カチオン電荷密度は0.1〜50meq/gが好ましく、0.5〜10meq/gが更に好ましい。コポリマー中のDADMACと(メタ)アクリルアミドのモル比は、この電荷密度になるようにすることが好ましい。50meq/gを超えるものは製造コストが高くなり実用的ではなく、0.1meq/g未満では、本発明の填料歩留り向上効果が小さく、印字走行性、不透明度、裏移りなど劣る傾向になる。
填料に対するDADMACのホモポリマーまたは、DADMACと(メタ)アクリルアミドとのコポリマーの添加量は、填料に対して、0.05〜2.0固形分重量%であり、0.10〜1.0重量%が好ましく、0.10〜0.50重量%が更に好ましい。0.05重量%未満では填料歩留り向上効果が小さく、2.0重量%を超えて添加しても填料歩留り向上効果が頭打ちとなり、処理コストが高くなるという問題がある。
DADMACのホモポリマーまたは、DADMACと(メタ)アクリルアミドとのコポリマーを添加する填料の水分散液の固形分濃度は良く混合できる濃度であれば良く、特に限定は無いが、通常は1〜50重量%である。混合するときの温度は、特に限定は無いが10〜60℃が好ましい。填料と該ポリマーとの混合に用いる装置は、混合を充分に行える装置であれば良く、特に限定はないが、例えば、プロペラ羽根、タービン羽根、パドル翼などを有する一般的な撹拌機、ディスパーザーなどの高速回転遠心放射型撹拌機、ホモジナイザー、ホモミキサー、ウルトラミキサーなどの高速回転剪断型撹拌機、コロイドミル、プラネタリーミキサーなどの乳化機などが挙げられる。本発明においては、填料と該ポリマーを混合処理することによって、表面処理した填料であり、この填料は凝集しても良い。本発明の表面処理した填料の平均粒子径は、レーザー回折法で3.5〜25μmが好ましい。
前記の混合を行った分散液はタンクなどの設備に一時貯えた後、紙料へ添加しても良いが、混合後、直ちに紙料へ添加するほうが好ましい。填料を添加する紙料のカチオン要求量は、0μeq/l以上であることにより、本発明の効果が向上する。
本発明においては、表面処理した填料は、紙中含有率として3〜40固形分重量%であり、好ましくは10〜35固形分重量%、更に好ましくは15〜35固形分重量%である。3固形分重量%未満では、填料の歩留まりは良好で電子写真方式のコピー機、レーザービームプリンタでのジャム(紙詰まり)、紙粉も問題ないが、不透明度が十分ではないため裏抜けが大きく、平滑度が低いため印面は優れないという問題がある。40固形分重量%を超えると、パルプ繊維分が少ないため填料の歩留まりが低下してしまい、また紙粉量も多く問題となる。また、紙中灰分率としては、3〜40固形分重量%である。本発明においては、本発明の効果を損なわない範囲で上記のような混合処理しない填料を加えても良い。
また、本発明においては、パルプや填料以外の内添薬品としては、アルキルケテンダイマー系サイズ剤、アルケニル無水コハク酸系サイズ剤、中性ロジンサイズ剤等の中性サイズ剤、ポリアクリルアミド、カチオン化澱粉などの乾燥紙力剤、ポリアミドアミンエピクロロヒドリンなどの湿潤紙力剤を添加することができる。また、填料の歩留まりを更に高める目的で、公知の無機凝集剤(硫酸バンドなど)や有機高分子系凝集剤を添加することもでき、公知の高歩留まりシステム(例えば、ハイドロコールシステム、コンポジルシステムなど)を併用することもできる。
近年、紙用嵩高剤を内填して紙の嵩高化が図られている。この嵩高剤は紙の紙力や(剛度)を低下させるものが殆どであり、このような嵩高剤を含有し、紙力や(剛度)が低下してしまう電子写真用転写紙へ本発明を適用すると、紙力と(剛度)付与の効果が大きく、
嵩高でありながらジャムトラブルや紙粉発生を抑えることができる。
本発明の電子写真用転写紙では、前述の内添薬品の他に、紙用嵩高剤を内添し紙中に含有させることができる。
これらの紙用嵩高剤を特許文献で例示すると、次の通りである。特許第3128248号公報記載の紙用嵩高剤、特許第3453505号公報記載の紙用嵩高剤、特許第3482336号公報記載の紙用嵩高剤、特許第3537692号公報記載の紙用嵩高剤、特許第3482337号公報記載の紙用嵩高剤、特許第2971447号公報記載の紙用嵩高剤、特許第3283248号公報記載の抄紙用紙質向上剤、特許第3387033号公報記載の乾燥効率向上剤、特許第3387036号公報記載の平滑性及び透気性向上剤、特許第3517200号公報記載の抄紙用添加剤、特開2001-248100号公報記載の抄紙用紙質向上剤、特開2003-336196号公報記載の紙質向上剤、特開2000-273792号公報記載の紙用不透明化剤、特開2002-129497号公報記載の古紙再生用添加剤、特開2002-275786号公報記載の古紙再生用添加剤、特開2002-294586号公報記載の古紙再生用添加剤、特開2002-294594号公報記載の嵩高剤、特開2003-96692号公報記載の紙用嵩高剤、特開2003-96693号記載の嵩高剤、特開2003-96694号公報記載の古紙再生用添加剤、特開2003-96695号公報記載の古紙再生用添加剤、特開2003-171897号公報記載の紙厚向上剤、特開2003-247197号公報記載の紙用嵩高剤、特開2003-253588号公報記載の紙用嵩高剤、特開2003-253589号公報記載の紙用嵩高剤、特開2003-253590号公報の紙用嵩高剤、特開2003-328297号公報記載の紙用低密度化剤、特開2003-313799号公報記載の紙用低密度化剤、特開2004-11058号公報記載の抄紙用添加剤、特開2004-27401号公報記載の紙用低密度化剤、特開2004-115935号公報記載の紙用低密度化剤、特開2004-76244号公報記載の紙用嵩高剤、特開2004-176213号公報記載の紙用改質剤、特許第3521422号公報記載の紙用柔軟化剤、特開2002-275792号公報記載の嵩高柔軟化剤、特開2002-275792号公報記載の製紙用嵩高サイズ剤、特開2003-286692号公報記載の紙用嵩高剤、特開2004-270074号公報記載の製紙用嵩高剤組成物、特開2004-285490号公報記載の製紙用嵩高剤。特開2004−339629号公報記載の紙用嵩高剤、2005−54330号公報記載の嵩高剤、特開2005−68592号公報記載の嵩高剤。
この紙用嵩高剤を具体的に化合物で例示すると、油脂系非イオン界面活性剤、糖アルコール系非イオン活性剤、糖系非イオン界面活性剤、多価アルコール型非イオン界面活性剤、多価アルコールと脂肪酸のエステル化合物、高級アルコールあるいは高級脂肪酸のポリオキシアルキレン付加物、高級脂肪酸エステルのポリオキシアルキレン付加物、多価アルコールと脂肪酸のエステル化合物のポリオキシアルキレン付加物、脂肪酸ポリアミドアミン、直鎖状脂肪酸モノアミド、不飽和脂肪酸モノアミド、不飽和脂肪酸ジアミドアミンなどが挙げられる。好ましい嵩高剤としては、多価アルコールと脂肪酸のエステル化合物、脂肪酸ポリアミドアミン、脂肪酸ジアミドアミン、脂肪酸モノアミド、ポリアルキレンポリアミン・脂肪酸・エピクロロヒドリン縮合物である。
嵩高剤は通常、原料パルプに対して0.2〜20固形分重量%の範囲で添加されている。0.2
固形分重量%未満では低密度化の効果が小さく、20固形分重量%を超えて添加しても、嵩高効果が頭打ちとなるため、意味がなく、コスト的にも実用できないからである。
嵩高剤の添加場所は、原料ミキサー以降、本発明の無機粒子、カチオン性化合物、および澱粉糊液から成る混合スラリーや、他の填料を添加する以前が好ましい。
本発明の電子写真用転写紙を抄造するために用いられる抄紙機は、紙の2面性を抑制する意味で、両面脱水機構を有している、オントップフォーマー、ギャップフォーマなどが望ましいが、これに限定されるものではない。プレス、キャレンダーなどは通常の操業範囲内の条件で処理を行えば良い。
本発明の電子写真用転写紙の製造には、表面強度の強化を目的とした表面紙力剤の外添塗工がすることができる。塗工する薬剤は、生澱粉や、酸化澱粉、エステル化澱粉、カチオン化澱粉、熱変性澱粉、酵素変性澱粉、アルデヒド化澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉などの変性澱粉、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、カルボキシル変性ポリビニルアルコールなどの変性アルコール、スチレンブタジエン共重合体、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリルアミドなどを単独または併用する。
また、外添塗工の薬剤は前記の薬剤以外に、スチレンアクリル酸、スチレンマレイン酸、オレフィン系化合物など一般的な表面サイズ剤を併用塗工することができる。サイズ性が向上すれば、電子写真用転写紙に要求されることが多い、ペン書きサイズ度を高くできる。
また、本発明の電子写真用転写紙の製造では、電気抵抗性をコントロールするために、塩化ナトリウムや硫酸ナトリウム、塩化カリウムなどの無機導電剤やジメチルアミノエチルメタアクリレートなどの有機導電剤を外添で塗工することができるが、その場合の塗工剤や塗工量は適宜調製されるものであり、通常塗工量は0.5〜4.0g/m程度である。
表面紙力剤と表面サイズ剤から成る表面塗工剤を紙に塗工する場合、表面紙力剤と表面サイズ剤との混合比率は公知の範囲で行えば良く、特に限定はない。表面塗工剤を塗工する装置は公用のものであれば良く、特に限定はないが、シムサイザーやゲートロールサイズプレス等のフィルム転写型が、好ましい。
本発明において得られる電子写真用転写紙の坪量は40〜80g/mの範囲であれば良く、通常の電子写真用転写紙の摩擦係数などを有するレベルであれば良い。また、本発明の電子写真用転写紙は、インクジェット記録共用紙などとしても使用できる。
以下、本発明を実施例及び比較例をあげてより具体的に説明するが、当然のことながら、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例、比較例中の%は特に断りのない限り重量%を示す。
(1)処理填料調整方法
スタティックミキサーを用いて水に処理剤と填料を混合することで得た。
(2)平均粒子径測定方法
填料および表面処理した填料の平均粒子径はマルバーン(Malvern Instruments)社製マスターサイザー2000によって測定した。測定原理はレーザー回折法である。
各種填料と各種処理剤との組み合わせが、填料歩留まりに及ぼす影響について実験を行った。電子写真用転写紙用の原料パルプは実際のオントップフォーマー型抄紙機から採取した。そのパルプ配合はLKP/DIP=50/50であり、カチオン要求量は15μeq/lであった。この原料パルプスラリーに表面処理した填料をパルプ/表面処理填料=100/20となるように添加し、ダイナミックドレネージジャーテスターを用いて800 rpmで灰分歩留まりを測定した。処理填料1〜4の調製方法を以下に示す。
[処理填料1]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、処理剤をポリジアリルジメチルアンモウニウムクロライド(片山Nalco株式会社製、商品名:N5200、カチオン電荷密度:3.9meq/g)とし、軽質炭酸カルシウム/処理剤=100/0.2の混合比で表面処理させ、平均粒子径4μmの表面処理填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは77%であった。
[処理填料2]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3.5μm、奥多摩工業株式会社製)、処理剤をポリジアリルジメチルアンモウニウムクロライド(片山Nalco株式会社製、商品名:N5200、カチオン電荷密度:3.9meq/g)とし、軽質炭酸カルシウム/処理剤=100/0.2の混合比で表面処理させ、平均粒子径20μmの表面処理填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは74%であった。
[処理填料3]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、処理剤をポリジアリルジメチルアンモウニウムクロライド(片山Nalco株式会社製、商品名:N5200、カチオン電荷密度:3.9meq/g)とし、軽質炭酸カルシウム/処理剤=100/2の混合比で表面処理させ、平均粒子径5μmの表面処理填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは78%であった。
[処理填料4]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3.5μm、奥多摩工業株式会社製)、処理剤をポリジアリルジメチルアンモウニウムクロライド(片山Nalco株式会社製、商品名:N5200、カチオン電荷密度:3.9meq/g)とし、軽質炭酸カルシウム/処理剤=100/2の混合比で表面処理させ、平均粒子径20μmの表面処理填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは75%であった。
[未処理填料]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)とし、これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは51%であった。
以上の結果を表1に示す。
処理填料1〜4は、灰分歩留が良好であることがわかる。
。う8ににょう測定した。これを以下の 次に、LKP/DIP=70/30、カチオン要求量18μeq/lの原料パルプスラリーに表面処理した填料を添加し、オントップフォーマー型抄紙機にて抄速1,000m/分で坪量64.0g/mの紙を抄造し、オンマシンのシムサイザーで表面紙力剤または表面塗工剤(表面紙力剤、または表面紙力剤+表面サイズ剤)を1.5g/m2、及び塩化ナトリウム(導電剤)を0.05g/m両面で塗工し、電子写真用転写紙を得た。実施例1〜7、比較例1〜7。この電子写真用転写紙について、コピー機による印字試験で、ジャム回数、紙粉量の測定、裏抜けの評価を行った。ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価方法は、富士ゼロックス製複写機(Vivace555)を用い、A4横目通紙で55枚/分の速度で、モノクロ印字を行い、1000枚印字した時のジャム発生回数をカウントし、紙粉量を測定した。裏抜けは、1000部印字時の墨ベタ面を裏面から目視して評価した。
[実施例1]
原料パルプスラリーに前記の処理填料1をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、表面紙力剤として熱変性澱粉を塗工し、紙中灰分が15%の電子写真用転写紙を得た。密度、ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[実施例2]
原料パルプスラリーに前記の処理填料2をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、表面紙力剤として熱変性澱粉を塗工し、紙中灰分が15%の電子写真用転写紙を得た。密度、ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[実施例3]
原料パルプスラリーに前記の処理填料1をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、表面紙力剤として熱変性澱粉を塗工し、紙中灰分が30%の電子写真用転写紙を得た。密度、ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[実施例4]
原料パルプスラリーに前記の処理填料2をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、表面紙力剤として熱変性澱粉を塗工し、紙中灰分が30%の電子写真用転写紙を得た。密度、ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[実施例5]
原料パルプスラリーに前記の処理填料3をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、表面紙力剤として熱変性澱粉を塗工し、紙中灰分が15%の電子写真用転写紙を得た。密度、ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[実施例6]
原料パルプスラリーに前記の処理填料4をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、表面紙力剤として熱変性澱粉を塗工し、紙中灰分が15%の電子写真用転写紙を得た。密度、ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[実施例7]
嵩高剤(KB115:花王株式会社製)を1.0%添加した原料パルプスラリーに、前記の処理填料1をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、表面紙力剤として熱変性澱粉を塗工し、紙中灰分が15%の電子写真用転写紙を得た。密度、ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[比較例1]
原料パルプスラリーに前記の処理填料1をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、表面塗工剤(熱変性澱粉/表面サイズ剤)を塗工し、紙中灰分が2%の電子写真用転写紙を得た。ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[比較例2]
原料パルプスラリーに前記の処理填料2をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、表面塗工剤(熱変性澱粉/表面サイズ剤)を塗工し、紙中灰分が2%の電子写真用転写紙を得た。ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[比較例3]
原料パルプスラリーに前記の処理填料1をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、表面塗工剤(熱変性澱粉/表面サイズ剤)を塗工し、紙中灰分が50%の電子印刷用転写紙を得た。ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[比較例4]
原料パルプスラリーに前記の処理填料2をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、表面塗工剤(熱変性澱粉/表面サイズ剤)を塗工し、紙中灰分が50%の電子印刷用転写紙を得た。ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[比較例5]
原料パルプスラリーに前記未処理填料をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、表面塗工剤(熱変性澱粉/表面サイズ剤)を塗工し、紙中灰分が15%の電子印刷用転写紙を得た。ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[比較例6]
原料パルプスラリーに前記の処理填料1用の軽質炭酸カルシウムと凝集剤とをヘッドボックスで別々に添加した紙料を抄紙し、表面塗工剤(熱変性澱粉/表面サイズ剤)を塗工し、紙中灰分が15%の電子写真用転写紙を得た。なお、軽質炭酸カルシウムとカチオン化澱粉の比率は処理填料1の比率と同じとした。ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
[比較例7]
原料パルプスラリーに前記の処理填料2用の軽質炭酸カルシウムと凝集剤とをヘッドボックスで別々に添加した紙料を抄紙し、表面塗工剤(熱変性澱粉/表面サイズ剤)を塗工し、紙中灰分が15%の電子写真用転写紙を得た。なお、軽質炭酸カルシウムとカチオン化澱粉の比率は処理填料1の比率と同じとした。ジャム回数、紙粉量、裏抜けの評価結果を表2に示す。
実施例1〜7に示すように、填料歩留まり、ジャム回数、紙粉量、裏抜けがいずれも良好であり、特に実施例7では、嵩高剤を併用することで低密度の用紙を得た場合でも、填料歩留まり、ジャム回数、紙粉量、裏抜けがいずれも良好である。また、比較例1〜4では、電子写真用転写紙の紙中灰分が3%未満では裏抜けが大きく、紙中灰分40%を超えるとジャム回数が多く、しかも紙粉量も多く、いずれも実用的できない。未処理の填料を使用する比較例5、及び填料と処理剤を紙料に添加した比較例6、7は、填料の灰分歩留まりに劣り、紙粉量も多い。






Claims (4)

  1. ジアリルジメチルアンモニウムクロライドのホモポリマーまたは、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドと(メタ)アクリルアミドとのコポリマーを成分とするカチオン性高分子化合物により表面処理した填料を紙中に含有し、紙中灰分が3〜40固形分重量%であることを特徴とする電子写真用転写紙。
  2. 前記填料が炭酸カルシウムであることを特徴とする請求項1に記載の電子写真用転写紙。
  3. カチオン性高分子化合物の填料に対する添加率が、填料に対して、0.05〜2.0固形分重量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真用転写紙。
  4. ジアリルジメチルアンモニウムクロライドのホモポリマーまたは、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドと(メタ)アクリルアミドとのコポリマーを成分とするカチオン性高分子化合物を用いて処理した填料を紙料に添加し、紙中灰分が3〜40固形分重量%になるように抄紙することを特徴とする電子写真用転写紙の製造方法。
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