JP2007163630A - 導波路型光伝送モジュールの製造方法 - Google Patents

導波路型光伝送モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】精度よく溝上部の縁を基板表面の垂直方向に対してテーパ状に形成できる導波路型光伝送モジュールの製造方法を提供する。
【解決手段】基板2上に導波路3を形成した光導波路素子5に、光学部材6を組み込んだ導波路型光伝送モジュール1の製造方法において、光導波路素子5に、導波路3と交わるように光学部材6を挿入するための溝7を形成した後、光導波路素子5をプラズマ中でスパッタエッチングし、溝7上部の縁8を基板2表面の垂直方向に対してテーパ状にエッチングして導波路型光伝送モジュールを形成する方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信で使用され、基板上に導波路を形成した光導波路素子に、光学部材を組み込んだ導波路型光伝送モジュールの製造方法に関する。
近年、光ファイバ通信では、1本の光ファイバに2つの波長の光を用いた双方向通信の開発が進められている。この場合、2つの波長を分離するために、光導波路と波長多重フィルタを組み合わせた構造が一般的である。
一般的な構造は、図3(a)および図3(b)に示すような光伝送モジュール31である。モジュール31は、基板32上に形成した光導波路33をオーバークラッド34で覆い、光導波路33の一部に溝35を形成し、その溝35に波長多重フィルタ36を挿入することで、ある特定の波長の光を透過、別の特定の波長の光を反射させて、2つの波長の光の分離を行う構成である。
このモジュール31は、導波路基板32を形成した後に、溝35を形成し、その溝35に波長多重フィルタ36を差し込み、樹脂などで固定することにより、実現している。その際、溝幅とフィルタ36の厚さが大きく異なると、フィルタ36が傾いて挿入された状態となりやすく所望の特徴を実現することができなくなる。そのため、溝35の幅はフィルタ36の幅よりも5〜10μm程度広いことが望まれる。溝幅とフィルタ36の厚さが近い大きさの場合、逆に溝35へのフィルタ36の挿入作業が困難になり、作業時間の拡大、歩留まりの低下などの問題が発生する。
そのため、図4(a)および図4(b)に示すように、特許文献1の光伝送モジュール41には、基板42上に光導波路43を形成した後、溝45上部(モジュール表面側)の部分をダイシングによりテーパ状に形成し、溝45にフィルタ46の挿入をしやすくする構造が記載されている。
特開2005−195615号公報
しかしながら、モジュール41では、ダイシングで溝45上部を斜めに加工する際には、加工精度が必要であり、例えば45°の角度を選択した場合、溝45上部10μmだけを斜めに加工することは非常に困難であり、コア(光導波路43)の部分まで加工されると、使用できなくなるおそれがある。
したがって、従来の方法では、精度よく溝45上部を垂直方向にテーパ状に形成することは困難である。
そこで、本発明の目的は、精度よく溝上部の縁を基板表面の垂直方向に対してテーパ状に形成できる導波路型光伝送モジュールの製造方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、請求項1の発明は、基板上に導波路を形成した光導波路素子に、光学部材を組み込んだ導波路型光伝送モジュールの製造方法において、上記光導波路素子に、上記導波路と交わるように上記光学部材を挿入するための溝を形成した後、上記光導波路素子をプラズマ中でスパッタエッチングし、上記溝上部の縁を上記基板表面の垂直方向に対してテーパ状にエッチングして上記溝の開放幅が上記溝の下面よりも大きい導波路型光伝送モジュールを形成する導波路型光伝送モジュールの製造方法である。
請求項2の発明は、上記プラズマが、アルゴン、窒素、酸素、CHF3 、C38のうち少なくとも1種類のガスあるいは混合ガスを導入したプラズマである請求項1記載の導波路型光伝送モジュールの製造方法である。
請求項3の発明は、上記溝上部の縁を上記基板表面の垂直方向に対して45°±15°にテーパ状にエッチングする請求項1または2記載の導波路型光伝送モジュールの製造方法である。
請求項4の発明は、上記溝の開放幅が、上記光学部材の幅に対して1.5倍以上である請求項1〜3いずれかに記載の導波路型光伝送モジュールである。
請求項5の発明は、上記光学部材は、上記溝に挿入固定される光学フィルタである請求項1〜4いずれかに記載の導波路型光伝送モジュールの製造方法である。
本発明によれば、精度よく溝上部の縁を基板表面の垂直方向に対してテーパ状に形成することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面にしたがって説明する。
図1(a)は、本発明の好適な実施形態を示す導波路型光伝送モジュールの製造方法を用いて作製した導波路型光伝送モジュールの上面図、図1(b)はその側面図である。
図1(a)および図1(b)に示すように、本実施の形態に係る導波路型光伝送モジュール1は、基板2上にコアとなる光導波路(導波路)3を形成し、基板2と光導波路3を覆うようにオーバークラッド4で覆って構成される光導波路素子5に、光学部材として光学フィルタ(波長分割多重フィルタ)6を組み込んで主に構成される。
基板2としては石英ガラス基板あるいはSi基板を用いる。光導波路3は、Y分岐を構成する2本の光導波路3a,3bと、これら光導波路3a,3bに接続される1本の光導波路と3cからなる。光学フィルタ6は、所定の波長帯域の光を透過し、それ以外の波長帯域の光は反射するものである。光学フィルタ6としては、例えば、屈折率の異なる誘電体を多層に積み上げた誘電体多層膜フィルタを用いる。
光導波路3cの途中となる光導波路素子の表面には、光導波路3cと交わる(図1(a)では直交する)ように、光導波路素子5の片側面から反対側面へ貫通する略凹状の溝(挿入溝)7が形成される。この溝7は、光学フィルタ6を挿入して固定するためのものである。溝7の溝幅W1は、光学フィルタ6の幅fより約5μmだけ広くなるように形成する。
溝7の上部の縁8は、基板2の表面の垂直方向に対してテーパ状に加工したテーパ加工部7tとなっている。テーパ加工部7tは、基板2の垂直方向に対して45°±15°でテーパ状に加工して形成するとよい。このテーパ加工部7tの下端は、光導波路3の位置よりも上側となるようにする。好ましくは、テーパ加工部7tの下端から光導波路3までの高さhを10μm以上とする。
モジュール1は、例えば、光導波路3aに半導体レーザ(LD)を接続し、光導波路3bに伝送路となる光ファイバを接続し、光導波路3cにフォトダイオード(PD)を接続した状態で光通信に使用される。
ここで、光学フィルタ6で反射する光の波長はLDが出射する光の波長であり、光学フィルタ6を透過する光の波長はPDが受光する光の波長であるものとする。この場合、LDから出射した光は、光導波路3aを伝送し、光学フィルタ6で反射し、光導波路3bを伝送して光ファイバに入射する。また、光ファイバから出射した光は、光導波路3bを伝送し、光学フィルタ6を透過し、光導波路3cを伝送してPDで受光される。
次に、モジュール1の製造方法を説明する。
まず、図2(a)に示すように、CVD装置などにより、基板2上に光導波路3を形成し、基板2と光導波路3をオーバークラッド4で覆って光導波路素子5を作製する。この光導波路素子5に、機械加工などにより、光導波路3と交わる(図2(a)では直交する)ように溝7を形成する。
その後、図2(b)に示すように、光導波路素子5をプラズマ中でスパッタエッチングし、溝7上部の縁8を基板2表面の垂直(図2(b)では上下)方向に対して45°±15°にテーパ状にエッチングし、テーパ加工部7tを形成する。
プラズマとしては、アルゴン(Ar)、窒素、酸素、CHF3 、C38のうち少なくとも1種類のガスあるいは混合ガスを導入したプラズマを用いるとよい。
最後に、図2(c)に示すように、溝7の上方から光学フィルタ6を挿入し、樹脂で固定することでモジュール1が完成する。
本実施の形態の作用を説明する。
モジュール1は、溝7上部の縁8を基板2の垂直方向に対して45°±15°にテーパ状に加工した形状である。このように溝7の形状を実現することにより、テーパ加工部7tでは溝7の開放幅W2が広くなるので、より簡単に光学フィルタ6を挿入できるようになる。
例えば、通常の作業では、溝幅W1が35μm程度、光学フィルタ6の幅fが30μmであり、フィルタ挿入作業に許される許容幅は5μmしかない。また、溝7の角度と光学フィルタ6の角度もきちんと合わせこんだ状態で挿入しなければならない。そのため、溝7に光学フィルタ6を挿入する作業は、わずか5μmの許容幅しかなかった。
本実施の形態に係る製造方法を利用し、溝7の上部の縁8を45°で5μm加工することにより、溝7の開放幅W2は45μmとなり、フィルタ6の幅fとの差が15μmとなるため、許容幅は従来と比べ3倍となり、モジュール1の組み立て作業性が格段に向上する。
さらに、溝7の上部がテーパ状になっているので、テーパ加工部7tの広い上端から光学フィルタ6を挿入した後は、光学フィルタ6が溝7(テーパでない部分)に自然に案内される。この点からも、モジュール1の組み立て作業性が格段に向上する。従って、溝7に光学フィルタ6を挿入しやすくするために、溝7の開放幅W2はフィルタ6の幅fの1.5倍以上あると良い。ただし、テーパ角度が45°±15°かつ高さh≧10μmを満たさなければならない。
また、溝7を形成した後に、酸素、窒素、Ar、CH3 、C38 などのうち少なくとも1種類のガスあるいは混合ガスのプラズマ中で、スパッタエッチングを行うことにより、溝7上部の2箇所の縁8が選択的にエッチングされ、その場所にある一定の角度の面が精度よく形成される。この際のガスあるいは混合ガスの流量や圧力をコントロールすることにより、形成される面の角度、エッチングレートを制御することができる。
したがって、溝7の上部を機械加工ではなく、スパッタエッチングで再加工することで、精度よく溝7の上部を基板2の表面の垂直方向に対してテーパ状に広げる(形成する)ことができる。
上記実施の形態では、溝7の上部の縁8を基板2の表面の垂直方向に対してテーパ状に形成する例で説明したが、溝の側部の縁8を基板2の側面の垂直方向に対してテーパ状に形成してもよい。この場合、テーパ加工部の末端は、光導波路に達しないようにテーパ加工部の末端から光導波路までの長さを10μm以上にする。これによっても、上述したのと同じ作用効果が得られる。
また、光導波路素子としては、図1(a)の光導波路3に限られず、光導波路3を複数本並列に並べたものを用いてもよい。この場合、溝7は1つでもよいが、各光導波路3に対応した枚数の光学フィルタを用いる。
図1(a)は本発明の好適な実施形態を示す導波路型光伝送モジュールの製造方法を用いて作製した導波路型光伝送モジュールの上面図、図1(b)はその側面図である。 本発明の導波路型光伝送モジュールのプロセスフローを示す図である。 図3(a)は従来の光伝送モジュールの一例を示す上面図、図3(b)はその側面図である。 図4(a)は従来の光伝送モジュールの一例を示す上面図、図4(b)はその側面図である。
符号の説明
1 導波路型光伝送モジュール
2 基板
3 導波路
5 光導波路素子
6 光学フィルタ(光学部材)
7 溝
8 縁

Claims (5)

  1. 基板上に導波路を形成した光導波路素子に、光学部材を組み込んだ導波路型光伝送モジュールの製造方法において、上記光導波路素子に、上記導波路と交わるように上記光学部材を挿入するための溝を形成した後、上記光導波路素子をプラズマ中でスパッタエッチングし、上記溝上部の縁を上記基板表面の垂直方向に対してテーパ状にエッチングして上記溝の開放幅が上記溝の下面よりも大きい導波路型光伝送モジュールを形成することを特徴とする導波路型光伝送モジュールの製造方法。
  2. 上記プラズマが、アルゴン、窒素、酸素、CHF3 、C38のうち少なくとも1種類のガスあるいは混合ガスを導入したプラズマである請求項1記載の導波路型光伝送モジュールの製造方法。
  3. 上記溝上部の縁を上記基板表面の垂直方向に対して45°±15°にテーパ状にエッチングする請求項1または2記載の導波路型光伝送モジュールの製造方法。
  4. 上記溝の開放幅が、上記光学部材の幅に対して1.5倍以上である請求項1〜3いずれかに記載の導波路型光伝送モジュール。
  5. 上記光学部材は、上記溝に挿入固定される光学フィルタである請求項1〜4いずれかに記載の導波路型光伝送モジュールの製造方法。
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