JP2007163221A - 多層膜反射鏡の製造方法 - Google Patents

多層膜反射鏡の製造方法 Download PDF

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隆幸 三浦
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康治 寺西
Takako Imai
香子 今井
Kazue Takada
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【課題】多層膜反射鏡の膜応力による変形を抑え、反射率の低下を抑制することが可能となるX線領域の波長を有する光に対して用いられる多層膜反射鏡の製造方法を提供する。
【解決手段】X線領域における、真空の屈折率との差が相対的に大きい屈折率を有する低屈折率の物質による層と、相対的に小さい屈折率を有する高屈折率層とを、スパッタ法によって交互に積層した多層膜が形成される。
これらの多層膜をスパッタ法によって成膜する工程を、高屈折率層(Si)の形成に圧縮応力の生じる方向に膜成長するスパッタガス(Neガス)を用い、低屈折率層(Mo)の形成に引張応力の生じる方向に膜成長するスパッタガス(Xeガス)を用いる工程によって構成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、多層膜反射鏡の製造方法に関する。
特に、X線領域の波長を有する光に対して用いられる多層膜反射鏡の製造方法、例えば、X線レーザー、X線望遠鏡、X線リソグラフィー、X線顕微鏡等の光学系に用いられる多層膜反射鏡の製造方法に関するものである。
X線波長域の光に対しては、物質の屈折率は、n=1−δ−iβ(δ、β:正の実数)と表され、δ、βともに1に比べて非常に小さい(屈折率の虚部βはX線の吸収を表す)。
したがって、屈折率がほぼ1に近くなりX線はほとんど屈折せず、また、必ずX線を吸収する。
そのため、可視光領域の光のように屈折を利用したレンズはX線波長域の光には使用できない。
そこで、反射を利用した光学系が用いられるが、やはり屈折率が1に近いために反射率は非常に低く、大部分のX線は透過するか或いは吸収されてしまう。
このようなことから、つぎのような多層膜反射鏡が開発されている。
これは、使用するX線の波長域での屈折率と真空の屈折率(=1)との差が大きい物質と、差の小さい物質とを交互に何層も積層する。
これにより、それらの界面による反射面を多数設け、それぞれの界面からの反射波の位相が一致するように光学的干渉理論に基づいて各層の厚さを調整した多層膜からなる反射鏡が構成される。
このような多層膜反射鏡の代表的なものとして、W(タングステン)/C(炭素)、Mo(モリブデン)/Si(シリコン)等の組み合わせが知られている。
そして、これらの多層膜はスパッタリング、真空蒸着、CVD等の薄膜形成技術によって作製される。
最近においては、X線多層膜反射鏡の開発が進むに従い、多層膜の評価が行われるようになり、いくつかの材料の組み合わせについてその実用性が明らかにされつつある。
例えば、前記Mo/Siの組み合わせの多層膜は、123Åというシリコンの吸収端の長波長側で高い反射率を示すため、軟X線縮小投影露光装置の反射光学系に用いる多層膜反射鏡として優れている。
一方、X線レーザー、X線望遠鏡、X線リソグラフィー、X線顕微鏡等に光学素子として用いられる多層膜反射鏡においては、多層膜の膜応力による基板変形が光学系の光学的収差を悪化させる原因となる。
これらに対処する方法としては、つぎのような方法が提案されている。
例えば、特許文献1では、基板と多層膜の熱膨張係数差を鑑み、多層膜成膜後の基板変形量を低減又はキャンセルするような熱膨張係数を有する基板材料を利用する方法が提案されている。
また、例えば、特許文献2等では、多層膜ミラー中の重元素層の少なくとも一層をRu、又はRu/Mo/Ru構成にする方法や、多層膜中の界面に粒子線を照射し多層膜応力を低減する方法が提案されている。また、例えば、特許文献3では、基板上に正反対の応力を有する2つの異なる多層物質の組から構成される多層膜反射鏡を付着させ多層膜成膜後の基板変形量を低減又はキャンセルする方法が提案されている。
また、例えば、特許文献4では、つぎのような応力緩和層を基板と多層膜反射鏡の間に挿入し多層膜成膜後の基板変形量を低減又はキャンセルする方法が提案されている。
この応力緩和層は、多層膜反射鏡と正反対の応力を有するMo/Si多層フィルム、Mo/Be多層フィルム、Mo/Y多層フィルム、Mo2C/Si多層フィルム、Mo/C多層フィルム等の群から選ばれる多層フィルムにより構成されている。あるいは、Mo/Sr多層フィルム、Mo2C/Be多層フィルム、a−Si、及びa−Cフィルム等の群から選ばれる多層フィルムにより構成されている。
特開平9−033699号公報 特開2001−027700号公報 特表2002−525698号公報 特表2002−504715号公報
しかしながら、多層膜反射鏡における多層膜の膜応力による基板の変形を防止する上記従来例の方法は、つぎのような問題を有している。
例えば、上記特許文献1の基板の熱膨張係数を選別する方法では、基板材料の種類に制限があるため基板変形量を十分に低減することは困難である。
また、上記特許文献2等の多層膜反射鏡中にRu、もしくはRu/Mo/Ruを挿入する方法や、界面に粒子線を照射する方法等では、多層膜反射鏡の反射率低下が生じやすく、反射鏡面内の膜厚均一性を確保することが困難である。
同様に、上記特許文献3の基板上に正反対の応力を有する2つの異なる多層物質の組から構成される多層膜反射鏡を付着させる方法においても、多層膜反射鏡の反射率低下が生じやすいという問題を有している。
また、上記特許文献4の基板と多層膜反射鏡の間に多層膜反射鏡と正反対の応力を有する応力緩和層を挿入する方法においては、応力緩和層の応力が十分に強くないため応力緩和層の膜厚が多層膜反射鏡部分と同程度もしくはそれ以上必要となる。
そのため、膜表面の粗さが増大し、多層膜反射鏡の表面散乱を増加させ、これにより反射率を低下させるという問題を有している。
本発明は、上記課題に鑑み、多層膜反射鏡の膜応力による変形を抑え、反射率の低下を抑制することが可能となるX線領域の波長を有する光に対して用いられる多層膜反射鏡の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するため、つぎのように構成した多層膜反射鏡の製造方法を提供するものである。
本発明の多層膜反射鏡の製造方法は、つぎの工程を有することを特徴としている。
本発明の多層膜反射鏡の製造方法においては、X線領域における、真空の屈折率との差が相対的に大きい屈折率を有する低屈折率層と、相対的に小さい屈折率を有する高屈折率層とを、スパッタ法によって交互に積層した多層膜が形成される。
これらの多層膜をスパッタ法によって成膜する工程を、高屈折率層の形成に圧縮応力の生じる方向に膜成長するスパッタガスを用い、低屈折率層の形成に引張応力の生じる方向に膜成長するスパッタガスを用いる工程によって構成する。
また、本発明の多層膜反射鏡の製造方法は、前記高屈折率層がSiによって構成され、前記低屈折率層が、Moによって構成されていることを特徴としている。また、本発明の多層膜反射鏡の製造方法は、前記Si層の形成に前記スパッタガスとしてNeガスを用い、前記Mo層の形成に前記スパッタガスとしてXeガスを用いることを特徴としている。
また、本発明の多層膜反射鏡の製造方法は、つぎの工程を有することを特徴としている。
本発明の多層膜反射鏡の製造方法においては、X線領域における真空の屈折率との差が相対的に大きい屈折率を有する低屈折率層と、相対的に小さい屈折率を有する高屈折率層とを、スパッタ法によって交互に積層した多層膜と応力緩和層が形成される。
この応力緩和層を、Si層とMo層とを交互に積層した積層構造に成膜する工程を、前記Si層の形成に前記スパッタガスとしてNeガスを用い、前記Mo層の形成に前記スパッタガスとしてXeガスを用いる工程によって構成する。
また、本発明の多層膜反射鏡の製造方法は、前記スパッタ法が、イオンビームスパッタ法であることを特徴としている。
本発明によれば、多層膜反射鏡の膜応力による変形を抑え、反射率の低下を抑制することが可能となるX線領域の波長を有する光に対して用いられる多層膜反射鏡を製造することが可能となる。
本発明は、以下のようにMo、Si単層の応力挙動を明らかにしたことに基づいて、例えば、スパッタ装置を用いMo層とSi層を交互に積層して軟X線用多層膜ミラーを積層するに際し、つぎのように多層膜ミラーの応力の制御を可能としたものである。
例えば、Si層の形成に際しては、スパッタガスとして最も弱い圧縮応力を示すNeを用い、Mo層の形成に際しては、スパッタガスとしてXeガスを用いることで引張応力を発生させる。
これら正反対の応力を有する層を交互に積層することで、多層膜ミラーの応力の制御を可能としたものである。その際、上記構成によれば、反射率を低下させることはなく、上記したように応力の抑制が可能となる知見が得られた。
つぎに、これらについて、更に説明する。
まず、上記した本発明の多層膜反射鏡の製造方法に用いられる膜形成装置について説明する。
図1に、本実施の形態における多層膜反射鏡の製造方法に用いられる膜形成装置の一例であるイオンビームスパッタ装置の概略構成を示す。
図1において、11は真空チャンバー、12はスパッタイオン源、13aはスパッタターゲット、13bはスパッタターゲット、13cはスパッタターゲット、14はターゲットホルダーである。
15は基板、16は基板ホルダー、17aはNeガスボンベ、17bはArガスボンベ、17cはXeガスボンベ、18aはガス導入機構、18bはガス導入機構、18cはガス導入機構、19はイオンビーム、110は蒸着物質である。
この装置は、真空チャンバー11内に、スパッタイオン源12と、蒸着物質であるターゲット13a、13b、13cを真空チャンバー11内に固定するターゲットホルダー14と、成膜される基板15を固定する基板ホルダー16と、を備えている。
スパッタイオン源12には、スパッタガスとして使用する希ガス(Ne、Ar、Xe)のボンベ17a、17b、17cが、バルブ、マスフロー制御装置からなるガス導入機構18a、18b、18cを介して接続されている。
スパッタイオン源12に導入されたガスは、スパッタイオン源12内でイオン化され、電極に印加された電圧によって加速されてイオンビーム19となり、蒸着物質であるターゲット13a、13b、13cに衝突する。
イオンビーム19によってスパッタされた蒸着物質110は、基板15方向に飛散し、基板15上に薄膜として堆積する。基板ホルダー16には角度可変機構、自転機構が設けられており、蒸着物質110の入射角度を変えることができる。
なお、ターゲットホルダー14も回転可能となっており、ターゲットホルダー14のそれぞれの面に異なる物質のターゲットを配置することが可能になっている。
そして、このターゲットホルダー14を回転して所望のターゲットにスパッタイオン源12からのイオンが衝突できるようにして、所望の物質を基板15上に成膜することを可能としている。
また、物質の種類に合わせて、ガス導入機構18a、18b、18cによりスパッタガスの種類、流量を制御し、成膜を行う。
但し、スパッタ装置はこれらに限定をするものではなく、本発明の目的が達成される範囲において、各構成要素が置換されてもよい。
上記図1に示されるイオンビームスパッタ装置によって成膜を行う際、in−situにて膜応力の挙動を観察するために、光梃子装置を用いた。
図2に、本発明の実施の形態における膜応力の挙動を観察するために用いる光梃子装置の概略図を示す。
図2において、21は真空チャンバー、22は光導入窓、23はHe−Neレーザー発信機、24は偏光ビームスプリッター、25は成膜基板、26は折り返しミラー、27はスクリーンである。
28は反射光、29はスポット、210は反射光、211はスポットである。
図2に示されるように、真空チャンバー21には、光導入窓22が設置されており、He−Neレーザー発信機23より放出されたレーザー光が偏光ビームスプリッター24を経て成膜基板25に照射される。
反射光28は偏光ビームスプリッター24と折り返しミラー26を経てスクリーン27上にスポット29として投影される。
この際、成膜基板25は薄い短冊状のガラスからなり片方のみを固定されているために、成膜された薄膜の応力により反りを生じる。
わずかな反りではあるが反射光28は膜成長に伴い反射光210となり、スクリーン27上のスポット29はスポット211へと移動する。
この光梃子装置を用いることによって、基板25のヤング率、ポアソン比、形状、及び反射光の光路長、スポットの移動距離、等から薄膜の応力成長を算出、観測することができる。
図3に、図1に示したイオンビームスパッタ装置、図2に示した光梃子装置を用いて、Mo単層の膜成長に伴う応力挙動を観測した結果を示す。
図3において、横軸は膜厚を示し、縦軸は応力を示す。
また、31はNeガスを用いた際の膜成長に伴うMo応力挙動を示すデータである。
32、33はArガスを用いた際の膜成長に伴うMo応力挙動を示すデータである。
34、35はXeガスを用いた際の膜成長に伴うMo応力挙動を示すデータである。
また、グラフ縦軸の上方向は引張応力、下方向は圧縮応力を示している。
成膜条件を変えて複数回実験を行ったところ、グラフから見て取れるように、膜成長の初期は成膜条件によらず、略同一な応力成長を示すことがわかる。
その後は、成膜条件によって応力挙動が大きく異なる。
すなわち、スパッタガスとしてNeを用いると、データ31に示されるように圧縮応力側に急激に成長してゆく。
ここで、スパッタガスをArに変えても、データ32、33に示されるように、成長方向は圧縮応力側であるが、成長速度がNe時に比較し緩やかになることが見出された。
更に、スパッタガスをXeに変更すると、データ34、35に示されるように、応力成長は引張応力側に転ずることが判明した。
次に図4に、図1に示したイオンビームスパッタ装置、図2に示した光梃子装置を用いて、Si単層の膜成長に伴う応力挙動を観測した結果を示す。
横軸は膜厚を示し、縦軸は応力を示す。
また、41はXeガスを用いた際の膜成長に伴うSi応力挙動を示すデータである。
42、43はArガスを用いた際の膜成長に伴うSi応力挙動を示すデータである。
44、45はNeガスを用いた際の膜成長に伴うSi応力挙動を示すデータである。また、グラフ縦軸の下方向は圧縮応力を示している。
成膜条件を変えて複数回実験を行ったところ、グラフから見て取れるように、成膜条件によらず圧縮応力側に応力成長してゆくことがわかった。
但し、成長速度は成膜条件によって異なり、スパッタガスとしてXeを用いた場合には、データ41に示されるように、最も強い圧縮応力を示した。
次に、スパッタガスとしてArを用いた場合(データ42、43参照)、Neを用いた場合(データ44、45参照)という順で、応力は弱くなってゆくことがわかった。
本発明は、このようにMo、Si単層の応力挙動を明らかにしたことに基づいて、反射率を低下させることなく、応力の抑制が可能となる多層膜を実現したものである。
つぎに、上記のように明らかとされたMo、Si単層の応力挙動に基づいて、図1のイオンビームスパッタ装置を用いMo層とSi層を交互に積層して構成した実施例における軟X線用多層膜ミラーについて説明する。
まず、本実施例に対する比較例として、Mo層とSi層の各層共にArガスを用い、軟X線用多層膜ミラーを作成した。
この比較例について応力評価を行ったところ、多層膜の応力は−196[N/m]と、非常に強い圧縮応力を示した。
つぎに、本発明の実施例1においては、Mo層にはXeガス、Si層にはArガスを用い、軟X線用多層膜ミラーを作成した。
この実施例1について応力評価を行ったところ、多層膜の応力は略−150[N/m]程度と、上記比較例よりも弱い圧縮応力を示した。
つぎに、本発明の実施例2においては、Mo層にはXeガス、Si層にはNeガスを用い、軟X線用多層膜ミラーを作成した。
この実施例2について応力評価を行ったところ、多層膜の応力は−124[N/m]まで低下した。
図5に、これら実施例と比較例における軟X線用多層膜ミラーの応力評価の結果のグラフを示す。
また、これら実施例1および実施例2において、反射率を低下させることはなく応力の抑制が可能なことが確認された。
以上の応力の制御方法は、スパッタ装置としてイオンビームスパッタ装置を用いることによって、特に効果が顕著に現れる。
また、このような応力の制御方法は、上記のような多層膜ミラーだけでなく、この多層膜ミラーの応力を緩和する応力緩和層等、応力の制御を必要とする他の積層膜に対しても有効である。
本発明の実施の形態における多層膜反射鏡の製造方法に用いられる膜形成装置の一例であるイオンビームスパッタ装置の概略構成を示す図。 本発明の実施の形態における膜応力の挙動を観察するために用いる光梃子装置の概略図。 本発明の実施の形態を説明するためのNeガス、Arガス、Xeガスの各ガスを用いた際のMo単層膜における膜成長に伴う応力挙動の様子を示すグラフ。 本発明の実施の形態を説明するためのNeガス、Arガス、Xeガスの各ガスを用いた際のSi単層膜における膜成長に伴う応力挙動の様子を示すグラフ。 本発明の実施例と比較例における軟X線用多層膜ミラーの応力評価の結果を示すグラフ。
符号の説明
11:真空チャンバー
12:スパッタイオン源
13a:スパッタターゲット
13b:スパッタターゲット
13c:スパッタターゲット
14:ターゲットホルダー
15:基板
16:基板ホルダー
17a:Neガスボンベ
17b:Arガスボンベ
17c:Xeガスボンベ
18a:ガス導入機構
18b:ガス導入機構
18c:ガス導入機構
19:イオンビーム
110:蒸着物質
21:真空チャンバー
22:光導入窓
23:He−Neレーザー発信機
24:偏光ビームスプリッター
25:基板
26:折り返しミラー
27:スクリーン
28:反射光
29:スポット
210:反射光
211:スポット
31:Neガスを用いた際の膜成長に伴うMo応力挙動を示すデータ
32、33:Arガスを用いた際の膜成長に伴うMo応力挙動を示すデータ
34、35:Xeガスを用いた際の膜成長に伴うMo応力挙動を示すデータ
41:Xeガスを用いた際の膜成長に伴うSi応力挙動を示すデータ
42、43:Arガスを用いた際の膜成長に伴うSi応力挙動を示すデータ
44、45:Neガスを用いた際の膜成長に伴うSi応力挙動を示すデータ

Claims (5)

  1. X線領域における、真空の屈折率との差が相対的に大きい屈折率を有する低屈折率層と、相対的に小さい屈折率を有する高屈折率層とを、スパッタ法によって交互に積層した多層膜を有する多層膜反射鏡の製造方法において、
    前記多層膜をスパッタ法によって成膜するに際し、高屈折率層の形成に圧縮応力の生じる方向に膜成長するスパッタガスを用い、低屈折率層の形成に引張応力の生じる方向に膜成長するスパッタガスを用いる工程を有すること
    を特徴とする多層膜反射鏡の製造方法。
  2. 前記高屈折率層がSiによって構成され、前記低屈折率層が、Moによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の多層膜反射鏡の製造方法。
  3. 前記Si層の形成に前記スパッタガスとしてNeガスを用い、前記Mo層の形成に前記スパッタガスとしてXeガスを用いることを特徴とする請求項2に記載の多層膜反射鏡の製造方法。
  4. X線領域における、真空の屈折率との差が相対的に大きい屈折率を有する低屈折率層と、相対的に小さい屈折率を有する高屈折率層とを、スパッタ法によって交互に積層した多層膜と、該多層膜の応力を緩和する応力緩和層を有する多層膜反射鏡において、
    前記応力緩和層を、Si層とMo層とを交互に積層した積層構造に成膜するに際し、前記Si層の形成に前記スパッタガスとしてNeガスを用い、前記Mo層の形成に前記スパッタガスとしてXeガスを用いる工程を有すること
    を特徴とする多層膜反射鏡の製造方法。
  5. 前記スパッタ法が、イオンビームスパッタ法であることを特徴とする多層膜反射鏡の製造方法。
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