JP2007162378A - 開口部装置 - Google Patents

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富広 山下
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Abstract

【課題】小窓枠に専用スペースを設けることなく網戸を容易に取付けることができると共に、網戸の脱落を簡単な操作で容易に防止することができる開口部装置を提供する。
【解決手段】建物の開口に設けられる四方枠2と、該四方枠2内に設けられた障子3,4と、該障子3,4に設けられた換気小窓5とを備え、該換気小窓5は、上桟8a、下桟8b及び左右の縦桟8c,8dからなる小窓枠8を有し、該小窓枠8内に半分の領域を遮蔽する固定ガラス16と、他の半分の領域をスライド開閉自在に遮蔽する可動ガラス17とを設けると共に室外側に網戸34を設け、該網戸34は上部と下部に突起部35a,35bを有し、上記上桟8a及び下桟8bにその突起部35a,35bを上下けんどん式に嵌合保持する保持溝36a,36bを設け、網戸34又は小窓枠8に網戸34の上下移動を規制する外れ止め部材37を設けている。
【選択図】図8

Description

本発明は、開口部装置に係り、特に換気小窓を備えた開口部装置に関する。
開口部装置としては、障子に換気小窓を設けたサッシが知られている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。この種の換気小窓は、例えば上桟、下桟及び左右の縦桟からなる小窓枠を有し、この小窓枠内にその半分の領域を遮蔽する固定ガラスと、他の半分の領域をスライド開閉自在に遮蔽する可動ガラスとを設けて構成されている。
このような換気小窓においては、開放部からの虫の侵入を防止するために網戸を取付けることが好ましい。網戸は、例えば小窓枠の室外側に嵌め込み式により取付けられることになる。
特許第2593058号公報 特開昭63−165071号公報
しかしながら、上記サッシにおける換気小窓においては、それ自体が障子と共に移動するため、固定側であるサッシ枠に取付けられる網戸に比して、小窓枠に取付けられる網戸の方が納まり上の制約を受け易いだけでなく、障子開閉時の衝撃により障子が小窓枠から脱落し易いという問題がある。因みに、網戸自体を上下けんどん式に小窓枠内に嵌め込む構造とする場合、小窓枠内に網戸の厚さ分の専用スペースを設ける必要がある。また、網戸の脱落を防止する対策として、例えば網戸をネジで固定しなければならず、手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、小窓枠に専用スペースを設けることなく網戸を容易に取付けることができると共に、網戸の脱落を簡単な操作で容易に防止することができる開口部装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、建物の開口に設けられる四方枠と、該四方枠内に設けられた障子と、該障子に設けられた換気小窓とを備え、該換気小窓は、上桟、下桟及び左右の縦桟からなる小窓枠を有し、該小窓枠内に半分の領域を遮蔽する固定ガラスと、他の半分の領域をスライド開閉自在に遮蔽する可動ガラスとを設けると共に室外側に網戸を設け、該網戸は上部と下部に突起部を有し、上記上桟及び下桟にその突起部を上下けんどん式に嵌合保持する保持溝を設け、網戸又は小窓枠に網戸の上下移動を規制する外れ止め部材を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、建物の開口に設けられる四方枠と、該四方枠内に設けられた障子と、該障子に設けられた換気小窓とを備え、該換気小窓は、上桟、下桟及び左右の縦桟からなる小窓枠を有し、該小窓枠内に半分の領域を遮蔽する固定ガラスと、他の半分の領域をスライド開閉自在に遮蔽する可動ガラスとを設けると共に室外側に網戸を設け、該網戸は上部と下部に突起部を有し、上記上桟及び下桟にその突起部を上下けんどん式に嵌合保持する保持溝を設け、網戸又は小窓枠に網戸の上下移動を規制する外れ止め部材を設けているため、小窓枠に専用スペースを設けることなく網戸を容易に取付けることができると共に、網戸の脱落を簡単な操作で容易に防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を基に詳述する。図1は本発明を引違いサッシに適用した第1の実施の形態を示す室内側正面図、図2の(a)は図1のA−A線断面図、(b)は図1のB−B線断面図、図3は換気小窓を示す図で、(a)は可動ガラス開放時の横断面図、(b)は可動ガラス閉鎖時の横断面図である。
これらの図において、1は開口部装置の一例である引違いサッシで、このサッシ1は建物の開口に設けられる上枠2a、下枠2b及び左右の縦枠2c,2dからなる四方枠2と、この四方枠2内に設けられた内外の障子3,4と、該障子例えば一方の障子(図示例では内障子)3に設けられた換気小窓5とを備えている。一般的に障子は、例えば内障子3を用いて説明すると、上框6a、下框6b及び左右の縦框(例えば召合せ框と戸先框)6c,6dからなる四方框6内にガラス7を装着してなる。この障子3の上部に換気小窓5が設けられている。この内障子3の上部に換気小窓5を設けるために、両縦框6c,6d間の上方には中横桟8bが掛け渡されている。この中横桟8b、下框6b及び左右の縦框6c、6dで囲まれた領域にガラス7がビード9を介して装着されている。
換気小窓5は、上桟8a、下桟である中横桟8b及び左右の縦桟8c,8dからなる小窓枠8を有している。この小窓枠8内には半分(図1では左半分)の領域を遮蔽する固定ガラス16と、他の半分(同右半分)の領域をスライド開閉自在に遮蔽する可動ガラス17とが設けられている。
小窓枠8内の室内側の幅方向略中間部には、上桟8aと中横桟(下桟)8b間に召合せ部材10が上下(縦)に掛け渡されている。また、小窓枠8内の室外側の幅方向略中間部には、上記召合せ部材10と対応した位置に召合せ部材10と略同じ幅の外カバー部材11が上桟8aと中横桟8b間に上下に掛け渡されている。召合せ部材10と外カバー部材11は、上桟8aと中横桟8bの対向面に形成した切欠部(図示省略)に上下端部をそれぞれ差し込むことにより保持されている。上記四方枠2の枠材、障子3,4の框材、換気小窓5の桟材、召合せ部材10及び外カバー部材11は、例えばアルミ押出形材からなっている。上桟8aの上部には上框6aの下部に形成された断面逆U字状の凹部12に嵌合する凸状の上部嵌合部13が形成され、縦桟8c,8dの外側部には縦框6c,6dの内側部に形成された断面略U字状の凹部14に嵌合する凸状の側部嵌合部15が形成されている。
小窓枠8内の召合せ部材10で仕切られた一方の領域(図示例では左側)の室内側には嵌め殺しの固定ガラス16が嵌め込んで設けられ、小窓枠8内の室外側には可動ガラス17が横方向にスライド開閉自在に設けられている。小窓枠8内の召合せ部材10で仕切られた他方の領域(図示例では右側)の開口周縁部には閉鎖時の可動ガラス17の室内面に室内側から当接する気密材18が設けられている。気密材18は上記領域の開口の内周に形成された溝に装着されている。一方の領域の開口周縁部には固定ガラス16の室内側周縁部に室内側から当接するガラス押さえ用のビード19が設けられている。
上記中横桟8bには上記固定ガラス16と可動ガラス17を装着するガラス溝20a,20bがあり、該ガラス溝20a,20bの下端とガラス16,17の下端との間には空間21a,21bがあり、この空間21a,21bから室外に連通する排水孔22a,22bが設けられている。室内側及び室外側の下部のガラス溝20a,20bの深さは例えば15mm程度と深く形成され、雨水を溜める容量を大きくしてある。室内側の下部のガラス溝20aには固定ガラス16を所定高さ位置に保持するスぺーサ23が取付けられている。
室外側の上部と下部のガラス溝20bには可動ガラス17をがたつかないように所定高さ位置でスライド開閉可能に支持するガイド部材24a,24bが取付けられている。ガイド部材24a,24bは、例えば合成樹脂製であることが好ましい。ガイド部材24a,24bは、上桟8a又は中横桟(下桟)8bの後述する補助形材25に形成された取付溝部26a,26bに嵌合されると共に可動ガラス17の上端又は下端をスライド可能に支持する基部24xと、この基部24xから立ち上がり可動ガラス17の室外面をスライド可能に支持する立ち上がり片24yとを有している。
上記室内側の下部のガラス溝20aの室外側溝壁には当該ガラス溝20a内に入る雨水や結露水を外部に排水するための排水孔22aが室外側の下部のガラス溝20bと連通するように設けられている。室外側の下部のガラス溝20bの底部には当該ガラス溝20b内に入る雨水や結露水を外部に排水するための排水孔22bが外部と連通するように設けられている。なお、上記排水孔22a,22bの加工が困難であるため、室外側の下部のガラス溝20bは、断面略L字状の形材25を中横桟8bに係合とネジ(固着具)止めにより着脱可能に取付けることにより構成されている。
上記召合せ部材10には可動ガラス17を閉鎖位置で施錠する締り具26が設けられ、該締り具26は解錠状態で可動ガラス17よりも室内側に引っ込み、施錠状態で召合せ部材10側から可動ガラス17の可動領域まで突出するストッパー27を有している。ストッパー27には回動により可動ガラス17を閉鎖方向に押すカム部28が設けられている。ストッパー27は室内外方向に軸心を向けた回動軸27aの先端(室外側)に鉤部27bを直角に形成してなり、その回動軸27aには鉤部27bの向く方向に偏心した上記カム部28が設けられている。
可動ガラス17の左右の端部が開閉時に入り込めるように両縦桟8c,8dの対向面には溝が形成され、該溝内には可動ガラス17の端部を少なくとも閉鎖時(図示例では閉鎖時だけでなく開放時も)に室内側に引き寄せるための傾斜面を有する引き寄せ部材30が設けられている。可動ガラス17の室内面における戸先側には可動ガラスを開閉操作するための引手部31が凹溝状に形成されている。
上記締り具26は、召合せ部材10の室内面の上下方向略中間位置にネジ止め等により軸心を室内外方向に向けて取付けられた円筒状のケース32と、該ケース32内にその軸回りに回動可能及び軸心に沿って前後方向(室内外方向)に摺動可能に嵌合され室内側端部に操作摘み33aを有する円筒状の操作部33と、該操作部33を室内方向に付勢する図示しないバネとを備えている。
小窓枠8内の室外側、更に詳しくは、小窓枠8内の外カバー部材11で仕切られた一方の領域(図示例では右側)の室外側には網戸34が嵌め込んで設けられている。この網戸34は、上部と下部に突起部35a,35bを有し、上記上桟3a及び横中桟(下桟)8bにその突起部35a,35bを上下けんどん式に嵌合保持する保持溝36a,36bが設けられている。また、網戸34又は小窓枠8、本実施の形態では網戸34には、網戸34の上下移動を規制する外れ止め部材37が設けられている。
上記網戸34は、上框38a、下框38b及び左右の縦框38c,38dからなる四方框(框体)38と、この四方框38に張設された網体39とから主に構成されている。四方框38の外周部、すなわち上框38a、下框38b及び左右の縦框38c,38dの外縁部には、断面U字状の溝部40,41,42,43が各長手方向に形成されている。上框38a及び下框38bにおいては、溝部40,41の室内側側片部40a,41aにその立ち上がり高さが高くなるように突起部35a,35bが形成されている。左右の縦框38c,38dにおいては、溝部42,43の室外側側片部42b,43bの立ち上がり高さが室内側側片部42a,43aのそれよりも大きく形成されている。
上框38a、下框38b及び左右の縦框38c,38dを組み立てるために、四隅には框材の端部同士を接合するためのコーナーピース44が用いられている。上框38a等の框材は例えばアルミ押出形材からなり、コーナーピース44は例えば合成樹脂製であることが好ましい。コーナーピース44は、図5に示すように、上框38a又は下框38bの溝部40,41にその端部より挿入嵌合される水平突起部44aと、縦框38c,38dの溝部42,43にその端部より挿入嵌合される垂直突起部44bとを有している。なお、上部2隅に配置されるコーナーピースには外れ止め部材37が設けられるが、下部2隅に配置されるコーナーピース(図示省略)には外れ止め部材は設けられない。
小窓枠8の上桟8a、中横桟(下桟)8b、縦桟8c、8d及び外カバー部材11には、網戸34を収容するための収容空間45を区画形成すべく室内側に直角に折り曲げられた区画面46a,46b,46c,46dが形成されている。上部の保持溝36aは、上部の区画面46aとガイド部材24aの立ち上がり片24yとの間に形成され、下部の保持溝36bは、下部の区画面46bとガイド部材24bの立ち上がり片24yとの間に形成されている。網戸34の上下けんどんによる建て込みを可能とするために、網戸34の上部の突起部35aは、下部の突起部35bよりも突出長さ(立ち上がり高さ)が長く形成されている。また、上下の突起部35a,35b間の寸法が上下の区画面46a,46b間の寸法よりも長く形成されている。これにより、図7の(a)〜(c)及び図8の(a)に示すように網戸34を小窓枠8内の収容空間45内に上下けんどん式に建て込めるようになっている。
なお、図8の(a)に示す状態では、網戸34が上下に移動可能であるため、障子開閉時の衝撃等で網戸34が換気小窓5の小窓枠8から脱落するおそれがある。そこで、網戸34には、その上下移動を規制する外れ止め部材37が設けられている。この外れ止め部材37は、網戸34の上部、例えば図4〜図6に示すように網戸34の上部2隅に設けられるコーナーピース44に設けられている。
これらのコーナーピース44は、上部の溝部40の室外側側片部40bと室内側側片部40a及び上部突起部35aに対応する室外側側片部44cと室内側側片部44d及び上部突起部44eを有し、その室外側側片部44cと小窓枠8の上部区画面46aとの間に介在されるように外れ止め部材37が設けられている。すなわち、網戸34をその上下の突起部35a,35bを介して小窓枠8内に上下けんどん式に取付けた場合、図8に示すように、網戸34の上部の室外側側片部34bと上部区画面46aとの間に隙間sが発生するため、この隙間sに外れ止め部材37を介在させることにより網戸34の上方への移動を防止し、もって網戸34の外れないし脱落を防止するようになっている。
上記外れ止め部材37は、コーナーピース44に着脱可能又は起倒可能(回動可能)に設けられていることが好ましい。図示例の場合、外れ止め部材37には、突軸部47aを外側面に有する左右一対のアーム部47が形成され、コーナーピース44には、突軸部47aが回動可能に嵌合する軸受部48及びアーム部47の揺動を許容する溝部49が形成されている。外れ止め部材37は、網戸34の取付け取外し作業時には前方(室外側)に倒されており、左右の外れ止め部材37を左右の手の指で摘んで網戸34の取付け作業や取外し作業を容易に行うことができ、網戸34を取付けたなら、外れ止め部材37を起こして室外側側片部44cと小窓枠8の上部区画面46aとの間に介在させれば良い。なお、コーナーピース44には、外れ止め部材37の両アーム部47間の下部に弾発係止されて外れ止め部材37を起立状態に保持するための係止片(ストッパー)50が設けられている。
網戸34には、室外から室内に侵入する花粉や塵を除去するための換気フィルタ51が網体39の室内側に四方框38によって形成された空間を利用して着脱可能に取付けられている。網戸34の上框38aと下框38bには室内側側片部40a,41aと同じ面上で相対向する突条部52a,52bが設けられ、これらの突条部52a,52bと網体39との間に換気フィルタ51が挟み込まれて保持されている。換気フィルタ51は、繊維を織り込んだフェルト状ないしスポンジ状のフィルタ部材からなり、その上下端部を上記網体39と突条部52a,52bとの間の隙間に挿入することにより容易に脱着可能に取付けられている。
以上の構成からなるサッシ1において、換気小窓5に網戸34を取付ける場合、左右の外れ止め部材37を前方に倒した状態にし、これら外れ止め部材37を両手で摘んで網戸34を持ち上げ、先ず上部の突起部35aを小窓枠8の上部の保持溝36aに挿入して網戸34を収容空間45内に入れ、次に網戸34を押し下げて下部の突起部35bを下部の保持溝36bに挿入する。このように網戸34を小窓枠8内の収容空間45に上下けんどん式に取付けたなら、外れ止め部材37を上方に回動起立させてコーナーピース44の室外側側片部44cと上部区画面46aとの間の隙間sに嵌入すれば良い。このようにして網戸34を容易に取付けることができると共に網戸34の上部の室外側側片部44cと上部区画面46aとの間の隙間sに外れ止め部材37を介在させることにより網戸34の脱落を防止することができる。
このように上記サッシ1によれば、建物の開口に設けられる四方枠6と、該四方枠6内に設けられた障子3,4と、該障子3,4に設けられた換気小窓5とを備え、該換気小窓5は、上桟8a、下桟(中横桟)8b及び左右の縦桟8c,8dからなる小窓枠8を有し、該小窓枠8内に半分の領域を遮蔽する固定ガラス16と、他の半分の領域をスライド開閉自在に遮蔽する可動ガラス17とを設けると共に室外側に網戸34を設け、該網戸34は上部と下部に突起部35a,35bを有し、上記上桟8a及び下桟8bにその突起部35a,35bを上下けんどん式に嵌合保持する保持溝36a,36bを設け、網戸34又は小窓枠8には網戸34の上下移動を規制する外れ止め部材37を設けているため、小窓枠8に専用スペースを設けることなく網戸34を容易に取付けることができると共に、網戸34の脱落を簡単な操作ないし構造で容易に防止することができる。
すなわち、内障子3の換気小窓5の室外側に網戸34を設ける場合、障子3,4の開閉時に網戸34が外障子4と干渉しないように網戸34を内障子3の室外面よりも室内側に収める必要があり、この制約の下で網戸34を例えば上下けんどん式に建て込むようにする場合、網戸34の上部及び下部を飲み込む(嵌合する)ための厚さ方向(室内外方向)の専用スペースを確保する必要がある。これに対して、本実施の形態のサッシ1においては、網戸34の上部と下部に突起部35a,35bを有し、上記上桟8a及び下桟(中横桟)8bにその突起部35a,35bを上下けんどん式に嵌合保持する保持溝36a,36bを設けているため、網戸34の上部及び下部を飲み込むための専用スペースを設けることなく網戸34を所定スペース(収容空間45)内に容易に納めて取付けることができる。
また、網戸34にその上下移動を規制する外れ止め部材37を設け、本実施の形態では網戸34の上部に外れ止め部材37を上部から室外側に向けて起倒可能(回動可能ないし揺動可能)に設けているため、外れ止め部材37を倒伏させた状態ではこれを摘んで網戸34の取付け取外しを容易に行うことができ、網戸34の取付け後に外れ止め部材37を起立させて網戸34の上部の室外側側片部44cと上部区画面46aとの間の隙間sに外れ止め部材37を介在させることにより網戸34の脱落を容易に且つ確実に防止することができる。この場合、外れ止め部材37が上部のコーナーピース44の室外側側片部44cと上部区画面46aとの間の隙間sに収納されるため、見栄えが良く、外れ止め部材37が外障子4と干渉することもない。網戸34を取外す場合には、外れ止め部材37を室外側に倒し、これを摘んで網戸34を上記上下けんどん式の動作とは逆の動作で容易に取外すことができる。
以上、本発明の実施の形態ないし実施例を図面により詳述してきたが、本発明は上記実施の形態ないし実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、本発明は引違いサッシだけでなく、一方が固定障子(フィックス)で他方が可動障子の片引きサッシにも適用可能である。また、小窓枠の上桟と障子の上框とは、別体で形成されているが、一体に形成されていても良い。気密材を設ける開口周縁部には、開口の一番端だけではなく、例えば召合せ部材の若干中に入った所や、或いは、下枠の上端よりも若干下がった所も含まれる。
上記実施の形態では、換気小窓5の下桟である中横桟8bには固定ガラス16及び可動ガラス17を装着するガラス溝20a,20bがあり、ガラス溝20a,20bの下端とガラスの下端との間には空間21a,21bがあり、空間21a,21bから室外に連通する排水孔22a,22bが設けられている場合が記載されているが、下桟である中横桟8bには可動ガラス17を装着するガラス溝20bがあり、該ガラス溝20bの下端と可動ガラス17の下端との間には空間21bがあり、この空間21bから室外に連通する排水孔22bが設けられていても良い。
本発明が適用される換気小窓としては、室外側に固定障子を配置し、室内側に可動障子を配置したものであっても良い。また、上記実施の形態では、外れ止め部材を網戸の上部に起倒可能に設けているが、外れ止め部材は着脱可能に設けられていても良い。更に、上記実施の形態では、外れ止め部材が網戸に設けられているが、外れ止め部材は小窓枠に設けられていても良い。
本発明を引違いサッシに適用した第1の実施の形態を示す室内側正面図である。 (a)は図1のA−A線断面図、(b)は図1のB−B線断面図である。 換気小窓を示す図で、(a)は可動ガラス開放時の横断面図、(b)は可動ガラス閉鎖時の横断面図である。 換気小窓に取付けられる網戸の要部を示す図で、(a)は摘み部収納状態の斜視図、(b)は摘み部突出状態の斜視図である。 網戸の要部の構造を示す分解斜視図である。 (a)は図5におけるコーナーピースの分解斜視図、(b)はコーナーピースの斜視図である。 網戸の取付け方法を説明する説明図である。 網戸の取付け方法を説明する説明図である。
符号の説明
1 サッシ(開口部装置)
2 四方枠
3,4 障子
5 換気小窓
8 小窓枠
8a 上桟
8b 下桟(中横桟)
8c、8d 縦桟
34 網戸
35a,35b 突起部
36a,36b 保持溝
37 外れ止め部材

Claims (1)

  1. 建物の開口に設けられる四方枠と、該四方枠内に設けられた障子と、該障子に設けられた換気小窓とを備え、該換気小窓は、上桟、下桟及び左右の縦桟からなる小窓枠を有し、該小窓枠内に半分の領域を遮蔽する固定ガラスと、他の半分の領域をスライド開閉自在に遮蔽する可動ガラスとを設けると共に室外側に網戸を設け、該網戸は上部と下部に突起部を有し、上記上桟及び下桟にその突起部を上下けんどん式に嵌合保持する保持溝を設け、網戸又は小窓枠に網戸の上下移動を規制する外れ止め部材を設けたことを特徴とする開口部装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111895607A (zh) * 2020-08-06 2020-11-06 江苏易诺威建筑科技有限公司 一种用于地铁的气候管理系统

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