JP2007161680A - ジェル状化粧料 - Google Patents

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崇宏 西坂
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Abstract

【課題】高粘度でありながら、使用時にぬめり感、ぬるつき感が少なく、使用感に優れたジェル化粧料を提供する。
【解決手段】(A)カチオン性ビニル単量体と、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ジエチル(メタ)アクリルアミドから選ばれる親水性ノニオン性基含有ビニル単量体と、少なくとも2個のビニル基を分子中に有する架橋性ビニル単量体とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られるカチオン性基含有共重合体、
(B)無水ケイ酸
及び水を含有し、成分(A)及び(B)の質量比が、(A):(B)=10:1〜1:10であり、25℃における粘度が3000〜20000mPa・sであるジェル状化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、高粘度でありながら、使用時にぬめり感、ぬるつき感が少なく、使用感に優れたジェル状化粧料に関する。
化粧水は水を主体とした化粧品であり、一般に、洗顔後最初に使われ、その目的は、洗顔により失われた角質層の保水成分を補うことにある。化粧水には、保水成分として、糖、ポリオール、アミノ酸、アミノ酸誘導体など、多くの成分が含まれる。
このような目的の化粧料として、近年、水溶性高分子化合物を用いたジェル状の化粧料(化粧水)が数多く上市されている。これらジェル状化粧料(化粧水)は、化粧水特有のみずみずしい使い心地を残しながら、水の蒸散速度を遅延させ、保水効果の持続時間を向上させると考えられる。
水溶性高分子のうち、特許文献1に記載されているカチオン性高分子は、他の水溶性高分子に比べ、チクソトロピー性に優れ、手に取ったときにジェル状でありながら、塗布すると粘度が低下し、化粧水特有のみずみずしい使い心地が得られる。
しかしながら、ジェル状化粧料(化粧水)は、塗布し始めにぬめり感やぬるつき感が強いという問題がある。例えば、特許文献2に記載されている25℃における粘度が300〜5000mPa・sである化粧料の場合にも同様の問題を抱えている。このことは、特にさっぱりとした使用感を強く求める若年層に対する商品においては、大きな問題であった。
また、皮脂分泌量の高い若年層にとっては、皮脂の分泌によるべたつきなども問題になっていた。
特開平11-71435号公報 2002−20228号公報
本発明の目的は、使用時のぬめり感、ぬるつき感が少なく、使用感に優れ、安定なジェル状化粧料を提供することにある。
本発明者らは、特定のカチオン性ポリマーと無水ケイ酸を特定の割合で組み合わせて用いることにより、高粘度でありながら、使用時のぬめり感、ぬるつき感が少なく、使用感に優れたジェル状化粧料が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)及び(B):
(A)一般式(1)及び(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種のカチオン性ビニル単量体と、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ジエチル(メタ)アクリルアミドから選ばれる少なくとも1種の親水性ノニオン性基含有ビニル単量体と、少なくとも2個のビニル基を分子中に有する架橋性ビニル単量体の少なくとも1種とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られるカチオン性基含有共重合体、
Figure 2007161680
(式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2及びR3は同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基を示し、R4は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Yは -O-、-NH- 又は -O-CH2CH(OH)- 基を示し、Zは炭素数1〜4の直鎖状又は分岐状のアルキレン基を示し、Xは酸の共役塩基、ハロゲン原子又は炭素数1〜4のアルキルサルフェート基を示す)
Figure 2007161680
(式中、R5及びR6は同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、R7及びR8は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Xは前記と同じ意味を示す)
(B)無水ケイ酸、
及び水を含有し、成分(A)及び(B)の質量比が、(A):(B)=10:1〜1:10であり、25℃における粘度が3000〜20000mPa・sであるジェル状化粧料を提供するものである。
本発明のジェル状化粧料は、安定で、使用時のぬめり感、ぬるつき感が少なく、使用感に優れたものである。また、塗布後の皮脂のべたつきを抑えることができる。
本発明で用いる成分(A)のカチオン性基含有共重合体は、一般式(1)及び(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種のカチオン性ビニル単量体と、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ジエチル(メタ)アクリルアミドから選ばれる少なくとも1種の親水性ノニオン性基含有ビニル単量体と、少なくとも2個のビニル基を分子中に有する架橋性ビニル単量体の少なくとも1種とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られるものである。
ここで用いるカチオン性ビニル単量体のうち、一般式(1)で表される化合物としては、例えば、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジイソプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジイソブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジt−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジプロピルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジイソプロピルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジブチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジイソブチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジt−ブチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミド類の酸中和物又は4級アンモニウム塩などが挙げられる。
また、一般式(2)で表される化合物としては、例えば、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド、ジエチルジアリルアンモニウムクロライド等のジアリル型4級アンモニウム塩などが挙げられる。
上記の酸中和物を得るための好ましい酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、ギ酸、マレイン酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、アジピン酸、スルファミン酸、トルエンスルホン酸、乳酸、ピロリドン−2−カルボン酸、コハク酸等が挙げられ、上記4級アンモニウム塩を得るための好ましい4級化剤としては、塩化メチル、塩化エチル、臭化メチル、ヨウ化メチル等のハロゲン化アルキル、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジ−n−プロピル等の一般的なアルキル化剤が挙げられる。
カチオン性ビニル単量体としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドを前記の4級化剤で4級化した4級アンモニウム塩、あるいはジメチルジアリルアンモニウムクロライドが挙げられ、特に、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートが好ましい。特に、粘度の安定性の点から、4級アンモニウム塩型モノマーがより好ましい。
また、親水性ノニオン性基含有ビニル単量体としては、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ジエチル(メタ)アクリルアミドから選ばれる少なくとも1種が用いられ、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミドが好ましい。
成分(A)のカチオン性基含有共重合体を構成する単量体のうち、少なくとも2個のビニル基を分子中に有する架橋性ビニル単量体としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,2−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等の多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル類;N−メチルアリルアクリルアミド、N−ビニルアクリルアミド、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、ビスアクリルアミド酢酸等のアクリルアミド類;ジビニルベンゼン、ジビニルエーテル、ジビニルエチレン尿素等のジビニル化合物;ジアリルフタレート、ジアリルマレート、ジアリルアミン、トリアリルアミン、トリアリルアンモニウム塩、ペンタエリスリトールのアリルエーテル化体、分子中に少なくとも2個のアリルエーテル単位を有するスクローゼのアリルエーテル化体等のポリアリル化合物;ビニル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイルオキシプロピル(メタ)アクリレート等の不飽和アルコールの(メタ)アクリル酸エステルなどが挙げられる。
これらの架橋性ビニル単量体のうち、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、ペンタエリスリトールテトラアリルエーテルが好ましく、特に、エチレングリコールジ(メタ)アクリレートがより好ましい。
成分(A)のカチオン性基含有共重合体を得るために、好ましいカチオン性基含有ビニル単量体と親水性ノニオン性基含有ビニル単量体との重合比率は、カチオン性基含有ビニル単量体/親水性ノニオン性基含有ビニル単量体(モル比)で、98/2〜2/98であり、更に好ましくは60/40〜3/97である。
また、カチオン性基含有共重合体を構成する単量体中の少なくとも2個のビニル基を分子中に有する架橋性ビニル単量体の割合は、単量体全量に対して0.002〜5モル%が好ましく、特に0.002〜3モル%、更に0.002〜1モル%が好ましい。
成分(A)のカチオン性基含有共重合体は、前記の3種類のビニル単量体を必須構成成分とする共重合体であるが、これらビニル単量体と共重合可能な他のビニル単量体も構成成分とすることができる。
カチオン性基含有共重合体は、前記単量体をラジカル重合させることにより得られるものである。重合方法は、特に制限されないが、通常は水溶液重合法、逆相懸濁重合法、沈澱重合法などの方法によることが好ましく、例えば、特開平11-71435号公報に記載の方法により、製造することができる。
成分(A)のカチオン性基含有共重合体は、全組成中に0.05〜0.25質量%、特に0.06〜0.15質量%含有するのが、本発明の特徴の一つである“ぬめり感のない使い心地”の観点から好ましい。
本発明で用いる成分(B)の無水ケイ酸は、成分(A)のカチオン性基含有共重合体と相互作用して、系の粘度を著しく上げることができる。
無水ケイ酸としては、例えば、通常の四塩化ケイ素を水素・酸素炎中で加水分解して得られる親水性の不定形微粒子無水ケイ酸、親水性の不定形微粒子無水ケイ酸の表面を疎水化処理した不定形微粒子無水珪酸が挙げられる。微粒子無水ケイ珪酸は、親水性であっても疎水性であってもよいが、親水性であるのが好ましい。
成分(B)の無水ケイ酸としては、平均粒子径0.001〜20μm、特に0.015〜12μm、更に0.015〜5μmのものが好ましい。
また、無水ケイ酸は多孔質であることが好ましく、100gあたりの平均吸油量が100〜1000mL、特に150〜700mLであるものが好ましい。無水ケイ酸が多孔質であることにより、塗布乾燥後、皮膚から分泌された皮脂、汗を吸収することができ、皮脂によるべたつき感を長時間抑制することができる。
無水水ケイ酸は、ジェル状化粧料中1種、又は粒径の異なる2種以上含有するのが好ましい。また、少なくとも1種は、多孔質であることが好ましい。
なお、本発明において、吸油量とは、JIS K6221−1982に準拠して測定する。具体的には、測定装置として、FRONTEX社製のS410D吸油量測定器を使用し、粉体にシリコーン油(KF−96A(6cs),信越化学工業社製)を4mL/minで滴下し、トルクの最大値に対して70%トルク時の油の添加量を粉体100gに対して算出した値である。
無水ケイ酸としては、例えば、アエロジル200、アエロジル300、アエロジルR972、アエロジルR974、アエロジルR202、アエロジルRY200(以上、日本アエロジル社製)、サンスフェアH−121、サンスフェアH−32、サンスフェアH−52(洞海化学工業)、タラノックス500(タルコ社製)等の市販品を用いることができる。
成分(B)の無水ケイ酸は、全組成中に0.01〜3質量%、特に0.05〜2質量%含有するのが、塗布時のよれの無さや、塗布後のしっとりした感じといった化粧料らしい使い心地の観点から好ましい。
また、成分(A)と成分(B)の質量割合は、(A):(B)=10:1〜1:10、好ましくは10:3〜1:9である。この範囲では、本発明の特徴の一つである使用感の優れた“ジェル状感”が得られ、配合した無水ケイ酸の経時的な分散安定性が得られ好ましい。
また、本発明のジェル状化粧料は、水溶性多価アルコールを含有することができる。水溶性多価アルコールとしては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等が挙げられ、1種以上含有することが好ましい。水溶性多価アルコールは、保水性を高めるとともに、ぬめり、ぬるつきを抑えるのに有効である。水溶性多価アルコールは、全組成中に1〜30質量%、特に2〜10質量%含有するのが好ましい。
更に、本発明のジェル状化粧料は、炭素数2〜5のアルコール類を含有することができる。例えば、エタノール、プロパノール等が挙げられ、全組成中に0.5〜10質量%含有することができる。アルコール類を加えることにより、塗布後の冷涼感を付与することができる。
また、水は、全組成中に50〜95質量%含有することができる。
本発明のジェル状化粧料は、pH3〜7、好ましくはpH4〜6の酸性に保つことが、安定性の点から好ましい。pH調整は、酸、塩基を用いて行うことができる。酸類としては、コハク酸、乳酸、リン酸1水素2ナトリウム、リン酸2水素1ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等が挙げられ、全組成中に0.0001〜1質量%含有することができる。
本発明のジェル状化粧料は、界面活性剤を含有することができる。界面活性剤としては、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されず、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤のいずれでも良いが、非イオン界面活性剤が好ましい。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、アルキルグリセリンエーテル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル類、アルキルポリグルコシド類、ショ糖脂肪酸エステル類、アミンオキシド類等が挙げられる。
界面活性剤は、油剤の乳化、可溶化、系の安定性の観点から、全組成中に0.01〜10質量%含有することができる。
本発明のジェル状化粧料には、油性成分を含むことができる。油性成分としては、例えば、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油;セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール類;パルミチン酸、ステアリン酸等の脂肪酸;オリーブ油、ホホバ油、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等のエステル油;メチルポリシロキサン等のシリコーン油などが挙げられる。これらの油性成分は、保湿効果や、使用感の調整の点から、全組成中に0.0001〜10質量%含有することができる。
水溶性増粘剤としては、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、カラギーナン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、ヒアルロン酸、チューベロース多糖、ヒドロキシエチルセルロースとその誘導体等が挙げられ、成分(A)との関係から非イオン性水溶性増粘剤が好ましい。
水溶性増粘剤は、全組成中に0.001〜3質量%含有することができる。
これらのほか、例えばベタイン等の保湿剤、パラベン等の防腐剤、紫外線吸収剤、色素、香料、被膜形成性の高分子化合物、粉体類等の感触向上剤、キレート剤、抗酸化剤、植物エキス類・ビタミン類等の生理活性物質、薬効剤などを適宜含有することができる。
本発明の化粧料は、通常の方法により製造することができ、また、一般の皮膚化粧料に限定されず、薬用化粧料等をも包含するものである。
本発明の化粧料は、上記成分以外に、一般的な化粧料用成分を配合することにより、化粧水、乳液、クリーム、美容液、水性ジェル、パック等の化粧料として用いることができる。その剤型としては、乳化物、可溶化物、分散物、ジェル等が含まれる。
本発明のジェル状化粧料は、25℃における粘度が3000〜20000mPa・s、好ましくは3000〜10000mPa・sである。粘度は、25℃において、B8L粘度計(TOKIMEC INC.)ローターNo.3、6 r/minで、1分間測定して求める。
実施例1〜10、比較例1〜4
表1に示す組成のジェル状化粧料を製造し、外観、ぬめり感・ぬるつき感、べたつき感を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
無水ケイ酸を除く全ての成分を混合し、80℃に加温して、攪拌溶解する。溶解を確認後、無水ケイ酸を加え、ホモミキサー(TOKUSHU−KIKA ROBOMIX)、7000 r/minで充分攪拌し、室温に冷却して、ジェル状化粧料を得た。
(評価方法)
(1)外観(ジェル状の有無):
25歳〜40歳までの専門パネラー10名が、0.2g程度の化粧料を手の甲にとり、以下の5段階でジェル状感を評価した。結果を、10名の評価の平均値として示した。平均値が3.5以上であることが望ましい。
〈評価基準〉
1:ジェル状感を感じない。
2:ジェル状感をあまり感じない。
3:どちらともいえない。
4:ジェル状感をやや感じる。
5:ジェル状感を強く感じる。
(2)ぬめり感・ぬるつき感:
25歳〜40歳までの専門パネラー10名が、0.2g程度の化粧料を、手の甲又は前腕部に伸ばし広げ、以下の5段階でぬめり感・ぬるつき感を評価した。結果を、10名の評価の平均値として示した。平均値が3.5以上であることが望ましい。
〈評価基準〉
1:強くぬめる・強くぬるつく。
2:ややぬめる・ややぬるつく。
3:どちらともいえない。
4:ややぬめらない・ややぬるつかない。
5:ぬめらない・ぬるつかない。
(3)べたつき感:
25歳〜40歳までの専門パネラー10名が、洗顔後、0.5〜0.6g程度の化粧料を手のひらにとり、顔に塗布した。6時間後、皮脂が出やすく、べたつき感の評価がしやすい額部を手で触り、その際のべたつき感を、以下の5段階で評価した。結果を、10名の評価の平均値として示した。平均値が3.5以上であることが望ましい。
〈評価基準〉
1:べたつく。
2:ややべたつく。
3:どちらともいえない。
4:あまりべたつかない。
5:べたつかない。
Figure 2007161680

Claims (3)

  1. 次の成分(A)及び(B):
    (A)一般式(1)及び(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種のカチオン性ビニル単量体と、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ジエチル(メタ)アクリルアミドから選ばれる少なくとも1種の親水性ノニオン性基含有ビニル単量体と、少なくとも2個のビニル基を分子中に有する架橋性ビニル単量体の少なくとも1種とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られるカチオン性基含有共重合体、
    Figure 2007161680
    (式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2及びR3は同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基を示し、R4は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Yは -O-、-NH- 又は -O-CH2CH(OH)- 基を示し、Zは炭素数1〜4の直鎖状又は分岐状のアルキレン基を示し、Xは酸の共役塩基、ハロゲン原子又は炭素数1〜4のアルキルサルフェート基を示す)
    Figure 2007161680
    (式中、R5及びR6は同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、R7及びR8は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Xは前記と同じ意味を示す)
    (B)無水ケイ酸、
    及び水を含有し、成分(A)及び(B)の質量比が、(A):(B)=10:1〜1:10であり、25℃における粘度が3000〜20000mPa・sであるジェル状化粧料。
  2. (B)無水ケイ酸の平均粒子径が0.001〜20μmである請求項1記載のジェル状化粧料。
  3. (B)無水ケイ酸が多孔質である請求項1又は2記載のジェル状化粧料。
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