JP2007161380A - 自動給紙装置および記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 リタード分離機構において、給紙カセットからリタードローラまでの搬送路が湾曲している場合に、重送した紙をカセットまで戻しやすくし、かつリタードローラが離間した後の連れ重送を防止することを目的とする。
【解決手段】 用紙が搬送路から受ける抵抗力が、用紙給送方向の抵抗力がその逆方向の抵抗力より大きくなるように、搬送路中にワンウエイローラを突出させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 用紙が搬送路から受ける抵抗力が、用紙給送方向の抵抗力がその逆方向の抵抗力より大きくなるように、搬送路中にワンウエイローラを突出させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は記録装置あるいは複写機に記録用紙を給送したり、画像読み取り装置等に原稿を順次給送するための自動給紙装置に関するものである。
リタード分離機構を備えた自動給紙装置において、自動給紙装置を内蔵するプリンタあるいは複写機の内部スペースに制約があるため、用紙カセットに積載された用紙がピックアップローラによって送り出されて、リタード分離機構に至るまでの搬送路を湾曲させる場合がある。このとき、搬送される用紙は搬送路内で屈曲し、用紙のコシにより強く搬送路に押付られている。この状態で用紙を搬送すると、用紙は搬送路から大きな摩擦抵抗力を受けることになる。
従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2をあげることが出来る。
特開2004−182417号公報
実開昭63−65640号公報
リタード分離手段を備えた自動給紙装置においては、ピックアップローラで送り出された用紙が重送すると、下流にあるリタードローラが逆転して用紙を戻す働きがある。しかしながら、リタードローラはトルクリミッタを介して駆動を伝達するために、用紙が屈曲することにより用紙が搬送路から大きな抵抗力を受けると、用紙を戻すために必要な力がトルクリミッタの制限トルクを超えてトルクリミッタと駆動軸が空転し、重送した用紙を戻すことが出来なくなる問題がある。この現象は、剛性が大きくコシが強い厚紙を給紙する際に顕著に表れる。反対に腰の弱い薄紙では、屈曲によって搬送路に押付られる作用が小さいためこの問題が生じにくい。
また、インクジェットプリンタにおいては、印字動作中に用紙後端部をリタードローラでニップしたままであると負荷がかかって、用紙送りの精度が悪化し印字品位を損なってしまう。これを防止するために、印字動作中にはリタードローラとフィードローラを離間させておく。しかしながら、リタードローラが離間した状態においては、2枚目の用紙が連れ重送した際に分離する機能を持たないため、重送した用紙が搬送されるという問題が生じる。
本発明は、剛性が大きくコシが強い厚紙が重送した場合であってもリタードローラによって用紙を戻すことが出来なくなることを防止し、また、印字中にリタードローラが離間した状態において、重送した用紙が搬送されるのを防止することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の構成は、用紙を積載する用紙積載手段と、用紙積載手段に積載された用紙を送り出すピックアップローラと、用紙を給送する方向に回転するフィードローラ及び用紙を給送する方向とは反対方向に回転するリタードローラによるリタード分離手段と、を備えた自動給紙装置において、給送される用紙がピックアップローラからリタード分離手段の間にある搬送路から受ける抵抗力が、用紙搬送方向とその逆方向で異なることを特徴とする自動給紙装置である。
本発明によれば、剛性が大きくコシが強い厚紙が重送した場合であってもリタードローラによって用紙を戻すことが出来なくなることが防止できる。また、印字中にリタードローラが離間した状態において、重送した用紙が搬送されるのを防止することができる。
(実施例1)
図1は、本発明の実施に係る自動給紙装置を備えた記録装置の一例であるインクジェットプリンタの概略構成を示す断面図である。同図において、101Aは自動給紙装置である。自動給紙装置101Aは、用紙を積載する手段である用紙台2と、用紙台2に積載された用紙100を送り出す用紙給送手段である給紙ローラ1と、を備えている。
図1は、本発明の実施に係る自動給紙装置を備えた記録装置の一例であるインクジェットプリンタの概略構成を示す断面図である。同図において、101Aは自動給紙装置である。自動給紙装置101Aは、用紙を積載する手段である用紙台2と、用紙台2に積載された用紙100を送り出す用紙給送手段である給紙ローラ1と、を備えている。
用紙台2の用紙給送方向の下流側端部には、搬送路3を設けている。搬送路3の下流には、順方向に駆動されるフィードローラ4aと、逆方向に駆動されるリタードローラ4bとから構成されているリタード分離手段4がある。用紙台2とリタード分離手段4の位置関係から、搬送路3は湾曲しており、搬送路3に沿って搬送される用紙は、約90度上方へ向きを変える。搬送路3の途中には一方向のみに回転可能なワンウエイローラ10が突出している。ワンウエイローラ10の表面は、ゴム等の高摩擦部材からなり、接触した用紙100との間で摩擦力が働くようになっている。ワンウエイローラ10は、用紙搬送方向に対して逆方向にのみ回転できるように取り付けられる。
リタード分離機構4において、フィードローラ4aとリタードローラ4bは接離可能な機構をもち、用紙100を分離するときだけニップしているが、それ以外のときはフィードローラ4aとリタードローラ4bが遠ざかり、ローラ間を搬送される用紙100に負荷を与えないようになっている。
リタード分離手段4の下流には、分離された用紙100を給送する搬送ローラ対5a、5bがある。搬送ローラ対5で用紙100をプリンタ内部に給送するために、ローラガイド120およびUターンローラ121で構成される用紙搬送通路Rが設けられている。
次に、本発明の自動給紙装置を構成する各部材の動作を図2から5を用いて説明する。
図2において、給紙ローラ1を回転させると、用紙台2に積載された最上位の用紙100aが搬送路3に沿って給送される。給紙ローラ1でさらに用紙100aを搬送すると、用紙100aはリタード分離手段4のフィードローラ4aおよびリタードローラ4bにニップされる。用紙100aが1枚だけニップに送られてきた場合は、トルクリミッタ8と図示しない駆動軸が空転することにより、リタードローラ4bはフィードローラ4aに連れ回って搬送方向に対して順方向に回転するので、用紙100aを搬送することができる。なお、用紙が送られてくるまでの間も、リタードローラ4bはフィードローラ4aと連れ回りして順方向に回転している。
給紙ローラ1で用紙100を給送するとき、図3に示すように、最上位の用紙100aが下位の用紙100と同時に複数枚が重なったでフィードローラ4aとリタードローラ4bのニップに送られてくることがある。このように、フィードローラ4aリタードローラ4bとの間に複数の用紙がニップされると、リタードローラ4bに加わる搬送方向の回転トルクがトルクリミッタ8の限界トルク以下になるために、フィードローラ4aは用紙搬送方向に対して順回転するが、リタードローラ4bは用紙搬送方向に対して逆回転する。これにより、フィードローラ4aは最上位の用紙100aを送ると共に、リタードローラ4bがそれより下位の用紙100を順次戻用紙台2に戻すことで重送を防いでいる。
しかしながら、本実施例で示すように、搬送路3が湾曲している場合、用紙100が厚紙のように剛性の高い用紙であれば、用紙のコシにより用紙100の表面が搬送路3に強く押付られた状態となる。リタードローラ4bが重送した用紙を戻す力はトルクリミッタにより制限されており、重送した用紙100と搬送路3との間に大きな摩擦力が発生していると、駆動軸とリタードローラ4bが空転して重送した用紙100を戻すことが出来なくなる。本発明の構成においては、搬送路3の途中にワンウエイローラ10があり、図中矢印の方向には回転することができるようになっている。搬送路3内で屈曲している用紙100の表面は、ワンウエイローラ10に当接し、搬送路3に直接接触することは無い。このため、重送した用紙100がリタードローラ4bによって戻されている時に、用紙100が受ける抵抗力が小さくなるため、用紙が戻る動きを妨げない。
次に、本発明によって得られる2つ目の効果について記述する。図4に示すように、用紙100の先端がリタード分離機構4a、4bを過ぎ、搬送ローラ対5a、5bに達すると、図示しないセンサで紙の先端位置を検知してフィードローラ4aとリタードローラ4bを離間させる。これは、リタードローラ4bが連れ回っている際には用紙の挙動が不安定になり斜行が起きやすくなるため、安定して搬送を行なうことが目的である。また、印字中に用紙後端にかかる負荷を低減して、高い紙送り精度を実現するためにも必要な動作である。しかしながら、フィードローラ4aとリタードローラ4bが離間した状態で用紙100aを搬送すると、用紙100aと下位の用紙100とを分離する機能が無いために、2枚以上の用紙が重送する可能性がある。本発明においては、搬送路3からワンウエイローラ10が突出しており、フィードローラ4aとリタードローラ4bが離間した後に重送が発生した場合、重送した下位の用紙100は紙のコシによってワンウエイローラ10に押付られている。ワンウエイローラ10は、用紙搬送方向には回転できないため、重送した用紙100とワンウエイローラ10の表面の高摩擦部材との間に作用する摩擦力が、重送した用紙100の搬送を妨げる抵抗力として働き、連れ重送を防止する。
以上2つの効果を同時に得ることは、両方向に回転可能なローラや、用紙が搬送方向とその逆方向の両方向から同様に高い抵抗力を与える摩擦部材を搬送路に配するのでは実現できず、本発明で示した構成が必要となる。
また、副次的な効果として、図5に示すように、用紙台2から搬送される用紙100の先端はワンウエイローラ10から抵抗を受ける。用紙100が重送して搬送された場合、最上位の用紙100aはピックアップローラ1から大きな搬送力を受けるために、ワンウエイローラ10から抵抗力を受けても搬送される。一方、2枚目以下の用紙100には1枚目の用紙100aとの摩擦力のみが搬送力として働く。この搬送力は最上位の用紙100aが受ける搬送力に比べ十分小さいためにワンウエイローラ10から受ける抵抗力によってそれ以上の搬送が妨げられて、重送を防止することができる。
(実施例2)
図6には、本発明のもう一つの実施例を示す。搬送路3の表面に植毛素材のシート11が、毛の生えている向きが用紙搬送方向対して起きている向きに貼り付けられている。
図6には、本発明のもう一つの実施例を示す。搬送路3の表面に植毛素材のシート11が、毛の生えている向きが用紙搬送方向対して起きている向きに貼り付けられている。
これにより、用紙が搬送路から受ける抵抗は、搬送方向の抵抗力が逆方向の抵抗力よりも大きくなり上で示した実施例と同様の効果を得ることができる。
1 給紙ローラ
2 用紙台
3 搬送路
4a フィードローラ
4b リタードローラ
4 リタード分離手段
5 搬送ローラ対
10 ワンウエイローラ
100 用紙
101A 自動給紙装置
120 ローラガイド
121 Uターンローラ
2 用紙台
3 搬送路
4a フィードローラ
4b リタードローラ
4 リタード分離手段
5 搬送ローラ対
10 ワンウエイローラ
100 用紙
101A 自動給紙装置
120 ローラガイド
121 Uターンローラ
Claims (5)
- 用紙を積載する用紙積載手段と、用紙積載手段に積載された用紙を送り出すピックアップローラと、用紙を給送する方向に回転するフィードローラ及び用紙を給送する方向とは反対方向に回転するリタードローラによるリタード分離手段と、を備えた自動給紙装置において、給送される用紙がピックアップローラからリタード分離手段の間にある搬送路から受ける抵抗力が、用紙搬送方向とその逆方向で異なることを特徴とする自動給紙装置。
- 用紙が前記搬送路から受ける抵抗力について、用紙搬送方向の抵抗力がその逆方向の抵抗力よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の自動給紙装置。
- 前記搬送路として、搬送路に一方向のみに回転可能なローラが突出していることを特徴とする請求項1に記載の自動給紙装置。
- 前記搬送路として、搬送路に植毛素材を貼り付けたことを特徴とする請求項1に記載の自動給紙装置。
- 請求項1ないし4に記載の自動給紙装置と、該自動給紙装置によって給送された前記用紙に画像を形成する記録手段と、を備えたことを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005357827A JP2007161380A (ja) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | 自動給紙装置および記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005357827A JP2007161380A (ja) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | 自動給紙装置および記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007161380A true JP2007161380A (ja) | 2007-06-28 |
Family
ID=38244720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005357827A Withdrawn JP2007161380A (ja) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | 自動給紙装置および記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007161380A (ja) |
-
2005
- 2005-12-12 JP JP2005357827A patent/JP2007161380A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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