JP2007160156A - 白米案内装置 - Google Patents

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昭男 松井
Nobuyuki Saito
信之 斉藤
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Abstract

【課題】開度調整部材などの、白米出口から排出された白米を案内する部材が設けられている箇所に糠が付着することを最小限に、かつ安定して抑えることができる精米装置を提供する。
【解決手段】精米室7の白米出口から排出される白米を白米排出シュート側に導く開度調整部材11bの内面に、排出された白米の衝撃力を吸収する軟質緩衝材11cを設けた。これにより、精米室の白米出口から排出された白米が、軟質緩衝材11cを介して開度調整部材11bに当接する際に、軟質緩衝材11cにより衝撃力が吸収され、この結果、白米に付着していた糠は白米から分離することなく、付着したままの状態で、開度調整部材11bに対して跳ね返り、開度調整部材11bの内面箇所で、糠が分離して飛散することを抑えることができ、これにより、開度調整部材11bの内面に糠が付着して成長することを防止できる。
【選択図】図4

Description

本発明は精米装置等に用いられる白米案内装置に関する。
特許文献1等には図10〜図12に示すような縦型の精米機1が開示されている。
縦方向に配置された本体ケーシング2内に、図外の駆動モータにより駆動プーリ3を介して回転される中空の駆動軸4が配設され、駆動軸4の上部に送りロール5が、また駆動軸4の下部に突条部を有する精米ロール6がそれぞれ取り付けられ、これらの送りロール5および精米ロール6が駆動軸4とともに一体的に回転する。送りロール5および精米ロール6の外周側には精米室7の外殻部分をなす金属製の網8が配置され、網8内の糠を糠排出部8a(図12参照)を介して空気とともに吸引して糠用送風機(図示せず)から排出する。また、本体ケーシング2の上部には、玄米を一時的に溜める玄米タンク25から供給された玄米を精米室7内に送り込む供給用スクリュ9および供給用ケーシング10を配設している。
本体ケーシング2の下端部に配設された下部ケーシング2aには、精米室7下端の白米出口12を開閉するように出退するとともに白米出口12から排出される白米を下方に導く開度調整部材11が昇降自在に嵌合されている。開度調整部材11は、精米室4内に臨む抵抗面部11aと白米出口12から排出される白米を所定箇所に導く案内筒部11bとが、ステンレス材などの金属材で一体形成されている。
開度調整部材11の開度を調整するために設けられた開度調整用モータ13の回転軸には開度調整用ねじ軸15が一体的に回転するように連結されており、この開度調整用ねじ軸15に開度調整用ブロック16が螺合している。また、開度調整部材11に連結された開度調整用駆動アーム14とともに開度調整用ねじ軸15に挿通された平ワッシャ17と開度調整用ブロック16との間に、開度調整用駆動アーム14の一端を下方に付勢して白米出口12の出口開度が小さくなる方向に付勢する開度調整用付勢ばね18が介装され、この開度調整用付勢ばね18は、外力が作用していない状態では、ほぼ図11に示す長さになるものが使用されている。
そして、開度調整用モータ13を駆動して、図10に示すように開度調整用ブロック16を下げた状態では、開度調整用駆動アーム14に対する開度調整用付勢ばね18の付勢力が強められて開度調整部材11の出口開度が小さくなる方向に強く付勢される。一方、開度調整用モータ13を駆動して、図11に示すように開度調整用ブロック16を上端位置まで上昇させた状態では、開度調整用駆動アーム14に対して開度調整用付勢ばね18の付勢力が作用せず、開度調整部材11の自重によりこれらが図11に示す位置まで下降して白米出口12が開けられた状態となるように構成されている。
なお、図10、図11における21は開度調整用駆動アーム14を揺動自在に支持するアーム支持ピン、22は開度調整用駆動アーム14の端部と開度調整部材11とを連結する連結ピンである。
精米室7に連続的に玄米が供給される通常精米時には、図10に示すように、開度調整部材11が上方に押し上げられている。送りロール5による押し込みによって精米室7の内圧が規定以上に高くなると、開度調整部材11が開度調整用付勢ばね18の付勢力に抗して降下して精米室7の内圧が規定値になるように制御され、規定の内圧に調整された精米室7の中の玄米が精米ロール6によって掻き回されて精米される。精米室7において精米動作により発生した糠は、精米室7から網8を通って流れる空気流に伴って糠排出部8aから放出され、精白された白米は、精米ロール6の下端部と開度調整部材11との間に開口された白米出口12から排出される。精米時の白度は、例えば、「上白」、「標準」、「7ぶ」、「5ぶ」などに選択可能とされており、たとえば「標準」を選択した際には、「上白」を選択した際より規定の内圧が低く、「7ぶ」を選択した際より規定の内圧が高くなるように開度調整用付勢ばね18による付勢力が調整される。
このように、開度調整部材11に付勢力を与えて精米室7が適正な内圧となるように調整することにより、選択した白度に応じて精米される。特に、開度調整用付勢ばね18の付勢力を与えて開度調整部材11の位置を調整しているので、精米室7の内圧が急激に変動することがあった場合でも、内圧の変動に基づいて開度調整用モータ13が駆動制御されることに先立って、精米室7が適正な内圧となるように開度調整用付勢ばね18がすぐに伸縮し、この結果、開度調整部材11が高い感度で適正な位置へ移動するように追随することとなり、適切な白度の米が良好に得られる利点がある。
ところで、精米機1の精米室7内では処理米(玄米および白米)同士が擦れ合うとともに、精米室4の金属製の網8に処理米が擦れ、この際に精米室7内で糠が発生するが、この糠は大部分が糠用送風機により吸引されて外部に排出されるものの、一部の糠は白米の表面に付着した状態で白米出口12から排出される。
白米出口12から排出された白米は、金属製の開度調整部材11の案内筒部11bに当接した際に、案内筒部11bから反力を受けながら下方に導かれるが、白米が案内筒部11bに当接した際の衝撃で、白米の表面から糠が離反し、案内筒部11bの内面に糠N(図10、図11の仮想線部分参照)が付着する。
なお、外気温の低くなる冬季などには開度調整部材11の案内筒部11bが外気温度と同じ冷たい状態となっているため、白米が白米出口12から排出された際に、精米室7内の暖かい空気が開度調整部材11の案内筒部11bに触れて一気に冷やされ、空気中に含まれていた水分が開度調整部材11の案内筒部11bに付着して結露し、この結露した箇所に、排出された白米に付いていた糠Nが付着し易くなる傾向があった。このように糠Nが開度調整部材11の案内筒部11bの内面に付着することが度重なると、糠Nが成長して案内筒部11bの内側開口部分を閉塞してしまう恐れがある。
これに対処する手法として、本発明者らは、開度調整部材11の案内筒部11bに加熱ヒータを内蔵して、開度調整部材11の案内筒部11bに結露を生じない構造を開発した。これによれば、冬季などに開度調整部材11の案内筒部11bに糠Nが付着することを最小限に抑えることが可能となる。
しかし、この構造では、加熱ヒータ等が必要であり、製造コストの増加を招くとともに、多くの電気代がかって維持費が高くなる難点がある。
この難点を改良するものとして、本発明者らは、特許文献2に開示しているように、開度調整部材の案内筒部における内面に、断熱材を介して、熱伝導率の高い内面部材を配設するとともに、この内面部材を、精米室内に臨む抵抗面部と一体に形成した構造を考え出した。そして、精米時に、精米室に臨む内面部材の抵抗面部で受けた熱を内面部材に伝達させ、精米室で発生した熱で開度調整部材の内面部材を暖めることで、精米室内の暖かい空気が開度調整部材の案内筒部に触れた際でも、結露を生じ難くして、糠の付着を防止することを図った。この構成によれば、加熱ヒータ等が不要となるともに、電気代がかからないので、製造コストの低減化や、維持費の低減化を行える。
特開平11−138031号公報 特開2003−305374公報
しかしながら、特許文献2に開示された構造においては、精米室内で発生する熱を利用して案内筒部における内面部分を暖める構造であるため、外気温の影響などを受け易く、寒冷地方などでは、結露の発生を確実には抑えることができなかった。
また、特許文献2に開示された構造や加熱ヒータを設けた構造は、何れも結露を防止する構造であり、開度調整部材などの白米を案内部材が設けられている箇所における糠の飛散自体を防止することはできないので、根本的な解決策とはならなかった。
本発明は上記課題を解決するもので、製造コストの低減化や、維持費の低減化を行いながら、開度調整部材などの、白米出口から排出された白米を案内する部材が設けられている箇所に糠が付着することを最小限に、かつ安定して抑えることができる白米案内装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、白米を所定箇所に導く白米案内部が設けられ、この白米案内部の内面に、排出された白米の白米案内部に対する衝撃力を吸収する軟質緩衝材が設けられていることを特徴とする。白米案内部は、例えば、玄米を精米(搗精)する精米室の白米出口から排出される白米を所定箇所に導く箇所に設けられる。
これにより、精米されて、糠が周りに付着している白米が、軟質緩衝材を介して白米案内部に当接する際に、軟質緩衝材により衝撃力が吸収され、この結果、白米に付着していた糠は、白米案内部に当接して跳ね返った際に、白米から分離することなく、付着したままとなり、この結果、白米案内部の内面箇所で、糠が分離して飛散すること自体を抑えることができ、これにより、白米案内部の内面に糠が付着することを良好に防止することができる。
なお、軟質緩衝材として、軟質緩衝材の硬度が、JISK2207に規格化された針入度が50以上100以下であるものを用いたり、ゲル状材料で形成されているものを用いたりすることで、白米の衝突時の衝撃力を極めて良好に吸収することができて、糠の分離および飛散を良好に防止することができる。
以上のように本発明によれば、白米を所定箇所に導く白米案内部の内面に、排出された白米の白米案内部に対する衝撃力を吸収する軟質緩衝材を設けたことにより、白米案内部の内面箇所で、糠が分離して飛散すること自体を抑えることができ、この結果、白米案内部の内面に糠が付着して成長することを良好に防止することができる。そして、当然ながら、外気温の影響などを受けることがないとともに、極めて簡単な構造で、製造コストの増加を最小限に抑えることができるとともに、電気代などの維持費も不要である。
また特に、軟質緩衝材として、軟質緩衝材の硬度が、JISK2207に規格化された針入度が50以上100以下であるものを用いたり、ゲル状材料で形成されているものを用いたりすることで、白米の衝突時の衝撃力を極めて良好に吸収することができて、糠の分離および飛散を良好に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る白米案内装置を図面に基づき説明する。
この実施の形態では、白米案内装置が、コインや紙幣などの各種貨幣を投入することにより自動的に精米作業を行う自動精米設備(いわゆるコイン式精米設備)の精米装置に設けられている。
この自動精米設備においては、図1〜図3に示すように、仕切壁31により建屋32の内部が、利用客が自由に出入りできる客室33と、係員などが出入り可能な機械室34とに仕切られており、機械室34に、精米機1や石抜機36、糠排出用の送風機37、昇降装置38、39などが配設されており、これらの構成要素などで精米装置が構成されている。また、機械室34には、上述のような精米装置の各種構成要素の装置や糠回収袋41も配置されており、これらの各種装置のメンテナンスや糠回収の回収を行う際に保守係員が機械室34に出入りできるように、機械室34に面した建屋32の後部に係員用扉48が設けられている。また、図4、図5に示すように、精米機1として、図10〜図12に示す従来構造とほぼ同様の縦型のものを採用し、図1、図6に示すように、精米機1の下端部(白米の排出口)を白米排出シュート42を介して、客室内における白米排出シュート42の下方に配設された白米ホッパ43に向く姿勢で配置し、機械室34における仕切壁31に沿う位置に精米機1を配置している。
なお、この実施の形態に係る自動精米設備においては、図6に示すように、精米機1から排出された白米を客室33側に案内する白米排出シュート42が、精米機1の下方位置で略水平に延びる仕切壁31の水平仕切部31aに対して開閉自在のシュート用扉体44に取付けられている。そして、シュート用扉体44は、図6、図8に示すように、シュート用扉体44の後端辺に設けられたヒンジ部45を支点として、略水平となる閉姿勢から前側が斜め下方に向けて開く開姿勢に回動するように水平仕切部31aに取付けられている。また、シュート用扉体44の他端側の前後にはねじ軸46がそれぞれ上方に突設され、これらのねじ軸46は、水平仕切部31aに続く傾斜面部31bに設けられた挿通孔31cを下方から通した状態で、ノブナット47をねじ付けることでシュート用扉体44が開くことを防止するよう構成されている。
また、図7に示すように、白米排出シュート42は、下方ほど細くすぼまる形状とされ、精米機から排出された白米を、良好に白米ホッパ43内側に案内するよう図られている。ここで、特に本発明の白米排出シュート42は、シュート用扉体44に取付けられた金属製のシュート本体42aと、このシュート本体42aの内面に貼り付けられた軟質緩衝材42bとから構成されている。
また、本発明の精米機1は、上述したように、従来と同様の縦型の構造のものが採用されているが、精米室7の白米出口12から排出される白米を白米排出シュート42内に導く開度調整部材11の案内筒部11bが、特にこの内面に、軟質緩衝材11cが貼り付けられている。
これらのシュート本体42aの内面に貼り付けられた軟質緩衝材42bと、開度調整部材11の案内筒部11bの内面に貼り付けられた11cとは、同じ材料のものが用いられ、これらの軟質緩衝材11c、42bは、その硬度が石油合成系ゴムのゴム硬度で規定されている最も低い値である40度よりもさらに小さい(軟らかい)ゲル状材料である、厚さ1〜2mmのシリコンを用いている。
例えば、軟質緩衝材11c、42bとして、JISK2207に規格化された、規定重量の針を試料中に垂直に進入させ、進入した長さにより試料の硬さを、針入度の値を、1/10mmが針入度1とした場合に、針入度が100以下のもの(値が大きいほど軟らかい)となるものを用いており、針入度が50以上100以下のもの、より具体的には55のもの、および80のものが好適であった。
但し、軟質緩衝材11c、42bのゲル状表面が露出している場合には、白米や浮遊物が付着することがあるので、新規に用いる場合等には、予め糠のパウダーを薄く塗布しておくと、好適である。
なお、この軟質緩衝材11c、42bを金属製の案内筒部11bやシュート本体42aの内面に貼り付ける手法としては、接着剤、または、基材のない両面テープを用いて接着するとよいが、これに限るものではない。
この構成によれば、精米室7の白米出口12から排出された白米が、軟質緩衝材11cを介して開度調整部材11の案内筒部11bに当接した際に、案内筒部11bの内面に設けられた軟質緩衝材11cにより衝撃力が効果的に吸収される。
すなわち、緩衝材11cが設けられていないと、案内筒部11bの内面に白米が当接した際に、そのまま跳ね返り、大きな衝撃力が白米に与えられ、この衝撃力により白米から糠が分離し、この分離した糠が案内筒部11bの内面に付着して、積層(成長)を促すこととなり、糠の成長が続くと、案内筒部11bの内側開口部分を閉塞してしまう恐れがある。
これに対して、本発明においては、案内筒部11bの内面に設けられた軟質緩衝材11cにより白米の案内筒部11bの内面に当接する際の衝撃力が良好に吸収されて、極めて小さな衝撃力しか作用しないこととなり、その結果、白米に付着していた糠が、案内筒部11bの内面の軟質緩衝材11cに当接した後も、白米から分離することなく、付着したままの状態で跳ね返って、案内筒部11bにより白米排出シュート42に導かれる。
これにより、案内筒部11bの箇所において糠が白米から分離して飛散すること自体を抑えることができ、この結果、案内筒部11bの内面に糠が付着することを良好に防止することができる。
また、白米排出シュート42においても、シュート本体42aの内面に軟質緩衝材42bが貼り付けられているので、白米が軟質緩衝材42bを介してシュート本体42aに当接した際に、軟質緩衝材42bにより白米の当接時の衝撃力が良好に吸収されて、極めて小さな衝撃力しか作用せず、その結果、白米に付着していた糠が、シュート本体42aの内面の軟質緩衝材42bに当接した後も、白米から分離することなく、付着したままの状態で跳ね返って、白米ホッパ43側に案内される。
これにより、白米排出シュート42の箇所においても、糠が白米から分離して飛散すること自体を抑えることができ、この結果、白米排出シュート42の内面に糠が付着することを良好に防止することができる。
このように、白米を案内する白米案内部材としての案内筒部11bや白米排出シュート42の内面に軟質緩衝材11c、42bを設けただけの簡単な構成でありながら、案内筒部11bや白米排出シュート42の内面に糠が付着することを極めて良好に防止することができ、しかも、極めて簡単な構造であるので、製造コストの増加を最小限に抑えることができるとともに、電気代などの維持費も不要であり、さらに、従来のような案内筒部11bや白米排出シュート42を加熱する構成ではないので、当然ながら、外気温により糠の除去効果が影響を受けたりすることもない。
また特に、軟質緩衝材11c、42bとして、その硬度が、JISK2207に規格化された針入度が50以上100以下であるものを用いたり、ゲル状材料で形成されているものを用いたりすることで、白米の衝突時の衝撃力を効果的に吸収することができて、糠の分離および飛散を良好に防止することができる。
なお、上述したように、軟質緩衝材11c、42bとしては、針入度が50以上100以下のものが好適であるが、これに対して、針入度が50よりも小さいものでは、糠Nが付着するとともに成長し、これは、白米が当接した際の衝撃を十分に吸収できないためであると考えられる。また、針入度が100より大きいものでは、極めて軟らかいために、長期間使用していると、形状保持が不良となって垂れ下がり、厚みが薄くなる傾向があり、この場合も、白米が当接した際の衝撃を十分に吸収できなくなるおそれがあり、適していない。
なお、この実施の形態においては、白米排出シュート42の内面に糠が付着していないかどうかを、容易に確認できるように、白米排出シュート42が取付けられているシュート用扉体22を客室3側に向けて開けることができるようになっている。つまり、図8に示すように、機械室4側からノブナット24を外して、白米排出シュート21が取付けられているシュート用扉体22を客室3側に向けて開けることで、白米排出シュート21の内面部分や精米機5の白米排出箇所を客室側に露出させることができるので、これらの箇所を容易に確認したり、掃除したりすることができる。しかしながら、これに限るものではなく、図9に示すように、このシュート用扉体22の箇所を単なる仕切壁31を続けて設けた構成としてもよいことはもちろんである。
また、上記実施の形態においては、軟質緩衝材11c、42bの材料として、シリコンを用いることで、万一、この軟質緩衝材11c、42bの一部が剥がれ落ちて、混入した場合でも、安全である利点があるが、これに限るものではなく、安全性を確保できるものであれば、差し支えない。
また、上記実施の形態においては、精米室7の白米出口12から排出される白米を所定箇所に導く白米案内部として、開度調整部材11の案内筒部11bと、白米排出シュート42との2つの部品が設けられている場合を述べたが、何れか一方だけに軟質緩衝材を設けても、全く軟質緩衝材を設けない場合と比較すれば、効果を有することはいうまでもない。また、他の、白米を導く白米案内部を設けた場合に、この内面に軟質緩衝材を設けてもよい。
さらに、上記実施の形態では、精米機1で精米(搗精)された白米を白米ホッパ43側に導く箇所に白米案内装置を設けた場合を述べたが、これに限るものではなく、精米機1で精米された白米を、着色粒などの不良米や石、ガラスなどの異物を取り除く色彩選別機へ導く白米案内装置や、色彩選別機内に設けられる白米案内装置、また、その他の白米を所定箇所に導く各種の白米案内装置に適用可能であり、同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る精米装置を備えた自動精米設備の側面図である。 同自動精米設備の正面図である。 同自動精米設備の平面図である。 同自動精米設備の精米機の部分切欠正面図で、精米時における白米出口開度が小さい状態を示す。 同精米機の部分切欠正面図で、精米時における白米出口開度が大きい状態を示す。 同自動精米設備の白米を排出する箇所の側面断面図で、シュート用扉体を閉じた状態を示す。 同自動精米設備の白米排出シュートの断面図である。 同自動精米設備の白米を排出する箇所の側面断面図で、シュート用扉体を開けた状態を示す。 他の実施の形態に係る自動精米設備の側面図である。 従来の精米機の切欠正面図で、精米時における白米出口開度が小さい状態を示す。 同従来の精米機の切欠正面図で、精米時における白米出口開度が大きい状態を示す。 同従来の精米機およびその近傍箇所を簡略的に示す部分切欠側面図である。
符号の説明
1 精米機
7 精米室
8 網
11 開度調整部材
11a 抵抗面部
11b 案内筒部(白米案内部)
11c 軟質緩衝材
42 白米排出シュート(白米案内部)
42a シュート本体
42b 軟質緩衝材

Claims (6)

  1. 白米を所定箇所に導く白米案内部が設けられ、
    この白米案内部の内面に、排出された白米の白米案内部に対する衝撃力を吸収する軟質緩衝材が設けられていることを特徴とする白米案内装置。
  2. 白米案内部が、玄米を精米する精米室の白米出口から排出される白米を所定箇所に導く箇所に設けられていることを特徴とする請求項1記載の白米案内装置。
  3. 軟質緩衝材の硬度が、JISK2207に規格化された針入度が50以上100以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の白米案内装置。
  4. 軟質緩衝材がゲル状材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の白米案内装置。
  5. 白米案内部が、精米室の白米出口を開閉するように出退するとともに白米出口から排出される白米を所定箇所に導く出口開度調整用の開度調整部材であることを特徴とする請求項2に記載の白米案内装置。
  6. 建屋内が仕切壁により客室と機械室とに仕切られ、
    白米案内部が、機械室に配設された精米機より排出された白米を客室側に案内する白米排出シュートであることを特徴とする請求項2に記載の白米案内装置。
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